IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ シャープ株式会社の特許一覧

特開2022-188308端末装置、基地局装置、および、通信方法
<>
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図1
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図2
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図3
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図4
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図5
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図6
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図7
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図8
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図9
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図10
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図11
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図12
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図13
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図14
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図15
  • 特開-端末装置、基地局装置、および、通信方法 図16
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022188308
(43)【公開日】2022-12-21
(54)【発明の名称】端末装置、基地局装置、および、通信方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20221214BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20221214BHJP
【FI】
H04L27/26 114
H04W72/04 136
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2019182822
(22)【出願日】2019-10-03
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100160783
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 裕之
(72)【発明者】
【氏名】吉村 友樹
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 翔一
(72)【発明者】
【氏名】野上 智造
(72)【発明者】
【氏名】林 会発
(72)【発明者】
【氏名】大内 渉
(72)【発明者】
【氏名】中嶋 大一郎
(72)【発明者】
【氏名】李 泰雨
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067CC02
5K067CC04
5K067DD25
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE71
(57)【要約】      (修正有)
【課題】効率的に通信を行うことができる端末装置、基地局装置及び通信方法を提供する。
【解決手段】無線通信システムにおいて、スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHの時間領域信号を生成するチャネル生成部と、PUCCHを送信する送信部と、を備える。X番目のOFDMシンボルの時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、PUCCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットは、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる。
【選択図】図13
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHの時間領域信号を生成するチャネル生成部と、
前記PUCCHを送信する送信部と、を備え、
前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、
前記PUCCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる
端末装置。
【請求項2】
スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHを受信する受信部と、
前記PUCCHの時間領域信号を復調するチャネル復調部と、を備え、
前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、
前記PUCCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる
基地局装置。
【請求項3】
端末装置に用いられる通信方法であって、
スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHの時間領域信号を生成するステップと、
前記PUCCHを送信するステップと、を備え、
前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、
前記PUCCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる
通信方法。
【請求項4】
基地局装置に用いられる通信方法であって、
スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHを受信するステップと、
前記PUCCHの時間領域信号を復調するステップと、を備え、
前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、
前記PUCCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる
通信方法。





【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置、基地局装置、および、通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution (LTE)」、または、「EUTRA:Evolved Universal T
errestrial Radio Access」と称する。)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3rd Generation Partnership Project)において検討され
ている。LTEにおいて、基地局装置はeNodeB(evolved NodeB)、端末装置はU
E(User Equipment)とも呼称される。LTEは、基地局装置がカバーするエリアをセル状に複数配置するセルラー通信システムである。単一の基地局装置は複数のサービングセルを管理してもよい。
【0003】
3GPPでは、国際電気通信連合(ITU:International Telecommunication Union)が
策定する次世代移動通信システムの規格であるIMT(International Mobile Telecommunication)―2020に提案するため、次世代規格(NR: New Radio)の検討が行われて
いる(非特許文献1)。NRは、単一の技術の枠組みにおいて、eMBB(enhanced Mobile BroadBand)、mMTC(massive Machine Type Communication)、URLLC(Ultra Reliable and Low Latency Communication)の3つのシナリオを想定した要求を満た
すことが求められている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】"New SID proposal: Study on New Radio Access Technology", RP-160671, NTT docomo, 3GPP TSG RAN Meeting #71,Goteborg, Sweden, 7th ― 10th March, 2016.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、効率的に通信を行う端末装置、該端末装置に用いられる通信方法、効率的に通信を行う基地局装置、該基地局装置に用いられる通信方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の第1の態様は、端末装置であって、スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHの時間領域信号を生成するチャネル生成部と、前記PUCCHを送信する送信部と、を備え、前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、前記PUCCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる。
【0007】
(2)本発明の第2の態様は、端末装置であって、スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHの時間領域信号を生成するチャネル生成部と、CSIパート1とCSIパート2を前記PUCCHで送信する送信部と、を備え、前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、前記CSIパート1と前記CSIパート2の多重において用いられるUCIシン
ボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる。
【0008】
(3)本発明の第3の態様は、基地局装置であって、スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHを受信する受信部と、前記PUCCHの時間領域信号を復調するチャネル復調部と、を備え、前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、前記PUCCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる。
【0009】
(4)本発明の第4の態様は、基地局装置であって、スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHを受信する受信部と、CSIパート1とCSIパート2を前記PUCCHから取得する復調部と、を備え、前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、前記CSIパート1と前記CSIパート2の多重において用いられるUCIシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる。
【0010】
(5)本発明の第5の態様は、端末装置に用いられる通信方法であって、スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHの時間領域信号を生成するステップと、前記PUCCHを送信するステップと、を備え、前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、前記PUCCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる。
【0011】
(6)本発明の第6の態様は、端末装置に用いられる通信方法であって、スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHの時間領域信号を生成するステップと、CSIパート1とCSIパート2を前記PUCCHで送信するステップと、を備え、前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、前記CSIパート1と前記CSIパート2の多重において用いられるUCIシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる。
【0012】
(7)本発明の第7の態様は、基地局装置に用いられる通信方法であって、スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHを受信するステップと、前記PUCCHの時間領域信号を復調するステップと、を備え、前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、前記PUCCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる。
【0013】
(8)本発明の第8の態様は、基地局装置に用いられる通信方法であって、スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHを受信するステップと、CSIパート1とCSIパート2を前記PUCCHから取得するステップと、を備え、前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生
成される場合、前記CSIパート1と前記CSIパート2の多重において用いられるUCIシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる。
【発明の効果】
【0014】
この発明によれば、端末装置は効率的に通信を行うことができる。また、基地局装置は効率的に通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本実施形態の一態様に係る無線通信システムの概念図である。
図2】本実施形態の一態様に係るサブキャリア間隔の設定μ、スロットあたりのOFDMシンボル数Nslot symb、および、CP(cyclic Prefix)設定の関係を示す一例である。
図3】本実施形態の一態様に係るリソースグリッドの構成方法の一例を示す図である。
図4】本実施形態の一態様に係るリソースグリッド3001の構成例を示す図である。
図5】本実施形態の一態様に係る基地局装置3の構成例を示す概略ブロック図である。
図6】本実施形態の一態様に係る端末装置1の構成例を示す概略ブロック図である。
図7】本実施形態の一態様に係るSS/PBCHブロックの構成例を示す図である。
図8】本実施形態の一態様に係るPRACHリソースの設定例を示す図である。
図9】本実施形態の一態様に係る、1)PRACH機会ごとにランダムアクセスのために割り当てられるランダムアクセスプリアンブルの数NRO preambleが64であり、2)競合ベースランダムアクセスのためにSS/PBCHブロック候補のインデックスごとに割り当てられるプリアンブルの数NSSB preamble,CBRAが64であり、3)競合ベースランダムアクセスのためにSS/PBCHブロック候補のインデックスごとに割り当てられるPRACH機会の数NSSB ROが1であり、かつ、4)第1のビットマップ情報が{1,1,0,1,0,1,1,0}にセットされている場合のSS/PBCHブロック候補のインデックスとPRACH機会の関係(SS-RO association)の一例を示す図である。
図10】本実施形態の一態様に係る、1)PRACH機会ごとにランダムアクセスのために割り当てられるランダムアクセスプリアンブルの数NRO preambleが64であり、2)競合ベースランダムアクセスのためにSS/PBCHブロック候補のインデックスごとに割り当てられるプリアンブルの数NSSB preamble,CBRAが64であり、3)競合ベースランダムアクセスのためにSS/PBCHブロック候補のインデックスごとに割り当てられるPRACH機会の数NSSB ROが1であり、かつ、4)第1のビットマップ情報が{1,1,0,1,0,1,0,0}にセットされている場合のSS/PBCHブロック候補のインデックスとPRACH機会の関係の一例を示す図である。
図11】本実施形態の一態様に係る探索領域セットの監視機会の一例を示す図である。
図12】本実施形態の一態様に係るカウント手順の例を示す図である。
図13】本実施形態の一態様に係るPUSCHの構成に関する一例を示した図である。
図14】本実施形態の一態様に係る第1のPUCCHフォーマットの構成例を示す図である。
図15】本実施形態の一態様に係る第2のPUCCHフォーマットの構成例を示す図である。
図16】本実施形態の一態様に係るUCIシンボルのセットの決定方法に関する一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0017】
floor(C)は、実数Cに対する床関数であってもよい。例えば、floor(C)は、実数Cを超えない範囲で最大の整数を出力する関数であってもよい。ceil(D)は、実数Dに対する天井関数であってもよい。例えば、ceil(D)は、実数Dを下回らない範囲で最小の整数を出力する関数であってもよい。mod(E,F)は、EをFで除算した余りを出力する関数であってもよい。mod(E,F)は、EをFで除算した余りに対応する値を出力する関数であってもよい。exp(G)=e^Gである。ここで、eはネイピア数である。H^IはHのI乗を示す。
【0018】
本実施形態の一態様に係る無線通信システムにおいて、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)が少なくとも用いられる。OFDMシンボルは、OFDMの時
間領域の単位である。OFDMシンボルは、少なくとも1または複数のサブキャリア(subcarrier)を含む。OFDMシンボルは、ベースバンド信号生成において時間連続信号(time―continuous signal)に変換される。下りリンクにおいて、CP-OFDM(Cyclic Prefix ― Orthogonal Frequency Division Multiplex)が少なくとも用いられる。上
りリンクにおいて、CP-OFDM、または、DFT-s-OFDM(Discrete Fourier
Transform ― spread ― Orthogonal Frequency Division Multiplex)のいずれかが用
いられる。DFT-s-OFDMは、CP-OFDMに対して変形プレコーディング(Transform precoding)が適用されることで与えられてもよい。
【0019】
OFDMシンボルは、OFDMシンボルに付加されるCPを含んだ呼称であってもよい。つまり、あるOFDMシンボルは、該あるOFDMシンボルと、該あるOFDMシンボルに付加されるCPを含んで構成されてもよい。
【0020】
図1は、本実施形態の一態様に係る無線通信システムの概念図である。図1において、無線通信システムは、端末装置1A~1C、および基地局装置3(BS#3: Base station#3)を少なくとも含んで構成される。以下、端末装置1A~1Cを端末装置1(UE#1: User
Equipment#1)とも呼称する。
【0021】
基地局装置3は、1または複数の送信装置(または、送信点、送受信装置、送受信点)を含んで構成されてもよい。基地局装置3が複数の送信装置によって構成される場合、該複数の送信装置のそれぞれは、異なる位置に配置されてもよい。
【0022】
基地局装置3は、1または複数のサービングセル(serving cell)を提供してもよい。サービングセルは、無線通信に用いられるリソースのセットとして定義されてもよい。また、サービングセルは、セル(cell)とも呼称される。
【0023】
サービングセルは、1つの下りリンクコンポーネントキャリア(下りリンクキャリア)、および/または、1つの上りリンクコンポーネントキャリア(上りリンクキャリア)を少なくとも含んで構成されてもよい。サービングセルは、2つ以上の下りリンクコンポーネントキャリア、および/または、2つ以上の上りリンクコンポーネントキャリアを少なくとも含んで構成されてもよい。下りリンクコンポーネントキャリア、および、上りリンクコンポーネントキャリアは、コンポーネントキャリア(キャリア)とも呼称される。
【0024】
例えば、1つのコンポーネントキャリアのために、1つのリソースグリッドが与えられてもよい。また、1つのコンポーネントキャリアとあるサブキャリア間隔の設定(subcarrier spacing configuration)μのために、1つのリソースグリッドが与えられてもよい。ここで、サブキャリア間隔の設定μは、ヌメロロジ(numerology)とも呼称される。リソースグリッドは、Nsize,μ grid,xRB sc個のサブキャリアを含む。リソースグリッドは、共通リソースブロックNstart,μ grid,xから開始される。共通リソースブロックNstart,μ grid,xは、リソースグリッドの基準点とも呼称される。リソースグリッドは、Nsubframe,μ symb個のOFDMシンボルを含む。xは、送信方向を示すサブスクリプトであり、下りリンク、または、上りリンクのいずれかを示す。あるアンテナポートp、あるサブキャリア間隔の設定μ、および、ある送信方向xのセットに対して1つのリソースグリッドが与えられる。
【0025】
size,μ grid,xとNstart,μ grid,xは、上位層パラメータ(CarrierBandwidth)に少なくとも基づき与えられる。該上位層パラメータは、SCS固有キャリア(SCS specific carrier)とも呼称される。1つのリソースグリッドは、1つのSCS固有キャリアに対応する。1つのコンポーネントキャリアは、1または複数のSCS固有キャリアを備えてもよい。SCS固有キャリアは、システム情報に含まれてもよい。それぞれのSCS固有キャリアに対して、1つのサブキャリア間隔の設定μが与えられてもよい。
【0026】
サブキャリア間隔(SCS: SubCarrier Spacing)Δfは、Δf=2μ・15kHzであ
ってもよい。例えば、サブキャリア間隔の設定μは0、1、2、3、または、4のいずれかを示してもよい。
【0027】
図2は、本実施形態の一態様に係るサブキャリア間隔の設定μ、スロットあたりのOFDMシンボル数Nslot symb、および、CP(cyclic Prefix)設定の関係を示す
一例である。図2Aにおいて、例えば、サブキャリア間隔の設定μが2であり、CP設定がノーマルCP(normal cyclic prefix)である場合、Nslot symb=14、Nframe,μ slot=40、Nsubframe,μ slot=4である。また、図2Bにおいて、例えば、サブキャリア間隔の設定μが2であり、CP設定が拡張CP(extended cyclic prefix)である場合、Nslot symb=12、Nframe,μ slot=40、Nsubframe,μ slot=4である。
【0028】
本実施形態の一態様に係る無線通信システムにおいて、時間領域の長さの表現のために時間単位(タイムユニット)Tが用いられてもよい。時間単位Tは、T=1/(Δfmax・N)である。Δfmax=480kHzである。N=4096である。定数κは、κ=Δfmax・N/(Δfreff,ref)=64である。Δfrefは、15kHzである。Nf,refは、2048である。
【0029】
下りリンクにおける信号の送信、および/または、上りリンクにおける信号の送信は、長さTの無線フレーム(システムフレーム、フレーム)により編成されてもよい(organized into)。T=(Δfmax/100)・T=10msである。“・”は乗算を示す。無線フレームは、10個のサブフレームを含んで構成される。サブフレームの長さTsf=(Δfmax/1000)・T=1msである。サブフレームあたりのOFDMシンボル数はNsubframe,μ symb=Nslot symbsubframe,μ slotである。
【0030】
あるサブキャリア間隔の設定μのために、サブフレームに含まれるスロットの数とインデックスが与えられてもよい。例えば、スロットインデックスnμ は、サブフレームにおいて0からNsubframe,μ slot-1の範囲の整数値で昇順に与えられても
よい。サブキャリア間隔の設定μのために、無線フレームに含まれるスロットの数とインデックスが与えられてもよい。また、スロットインデックスnμ s,fは、無線フレームにおいて0からNframe,μ slot-1の範囲の整数値で昇順に与えられてもよい。連続するNslot symb個のOFDMシンボルが1つのスロットに含まれてもよい。Nslot symb=14である。
【0031】
図3は、本実施形態の一態様に係るリソースグリッドの構成方法の一例を示す図である。図3の横軸は、周波数領域を示す。図3において、コンポーネントキャリア300におけるサブキャリア間隔μのリソースグリッドの構成例と、該あるコンポーネントキャリアにおけるサブキャリア間隔μのリソースグリッドの構成例を示す。このように、あるコンポーネントキャリアに対して、1つまたは複数のサブキャリア間隔が設定されてもよい。図3において、μ=μ-1であることを仮定するが、本実施形態の種々の態様はμ=μ-1の条件に限定されない。
【0032】
コンポーネントキャリア300は、周波数領域において所定の幅を備える帯域である。
【0033】
ポイント(Point)3000は、あるサブキャリアを特定するための識別子である。ポ
イント3000は、ポイントAとも呼称される。共通リソースブロック(CRB: Common resource block)セット3100は、サブキャリア間隔の設定μに対する共通リソースブロックのセットである。
【0034】
共通リソースブロックセット3100のうち、ポイント3000を含む共通リソースブロック(図3中の右上がり斜線で示されるブロック)は、共通リソースブロックセット3100の基準点(reference point)とも呼称される。共通リソースブロックセット31
00の基準点は、共通リソースブロックセット3100におけるインデックス0の共通リソースブロックであってもよい。
【0035】
オフセット3011は、共通リソースブロックセット3100の基準点から、リソースグリッド3001の基準点までのオフセットである。オフセット3011は、サブキャリア間隔の設定μに対する共通リソースブロックの数によって示される。リソースグリッド3001は、リソースグリッド3001の基準点から始まるNsize,μ grid1,x個の共通リソースブロックを含む。
【0036】
オフセット3013は、リソースグリッド3001の基準点から、インデックスi1のBWP(BandWidth Part)3003の基準点(Nstart,μ BWP,i1)までのオフセットである。
【0037】
共通リソースブロックセット3200は、サブキャリア間隔の設定μに対する共通リソースブロックのセットである。
【0038】
共通リソースブロックセット3200のうち、ポイント3000を含む共通リソースブロック(図3中の左上がり斜線で示されるブロック)は、共通リソースブロックセット3200の基準点とも呼称される。共通リソースブロックセット3200の基準点は、共通リソースブロックセット3200におけるインデックス0の共通リソースブロックであってもよい。
【0039】
オフセット3012は、共通リソースブロックセット3200の基準点から、リソースグリッド3002の基準点までのオフセットである。オフセット3012は、サブキャリア間隔μに対する共通リソースブロックの数によって示される。リソースグリッド3002は、リソースグリッド3002の基準点から始まるNsize,μ grid2,x
の共通リソースブロックを含む。
【0040】
オフセット3014は、リソースグリッド3002の基準点から、インデックスi2のBWP3004の基準点(Nstart,μ BWP,i2)までのオフセットである。
【0041】
図4は、本実施形態の一態様に係るリソースグリッド3001の構成例を示す図である。図4のリソースグリッドにおいて、横軸はOFDMシンボルインデックスlsymであり、縦軸はサブキャリアインデックスkscである。リソースグリッド3001は、Nsize,μ grid1,xRB sc個のサブキャリアを含み、Nsubframe,μ symb個のOFDMシンボルを含む。リソースグリッド内において、サブキャリアインデックスkscとOFDMシンボルインデックスlsymによって特定されるリソースは、リソースエレメント(RE: Resource Element)とも呼称される。
【0042】
リソースブロック(RB: Resource Block)は、NRB sc個の連続するサブキャリアを含む。リソースブロックは、共通リソースブロック、物理リソースブロック(PRB: Physical Resource Block)、および、仮想リソースブロック(VRB: Virtual Resource Block
)の総称である。ここで、NRB sc=12である。
【0043】
リソースブロックユニットは、1つのリソースブロックにおける1OFDMシンボルに対応するリソースのセットである。つまり、1つのリソースブロックユニットは、1つのリソースブロックにおける1OFDMシンボルに対応する12個のリソースエレメントを含む。
【0044】
あるサブキャリア間隔の設定μに対する共通リソースブロックは、ある共通リソースブロックセットにおいて、周波数領域において0から昇順にインデックスが付される(indexing)。あるサブキャリア間隔の設定μに対する、インデックス0の共通リソースブロックは、ポイント3000を含む(または、衝突する、一致する)。あるサブキャリア間隔の設定μに対する共通リソースブロックのインデックスnμ CRBは、nμ CRB=ceil(ksc/NRB sc)の関係を満たす。ここで、ksc=0のサブキャリアは、ポイント3000に対応するサブキャリアの中心周波数と同一の中心周波数を備えるサブキャリアである。
【0045】
あるサブキャリア間隔の設定μに対する物理リソースブロックは、あるBWPにおいて、周波数領域において0から昇順にインデックスが付される。あるサブキャリア間隔の設定μに対する物理リソースブロックのインデックスnμ PRBは、nμ CRB=nμ PRB+Nstart,μ BWP,iの関係を満たす。ここで、Nstart,μ BWP,iは、インデックスiのBWPの基準点を示す。
【0046】
BWPは、リソースグリッドに含まれる共通リソースブロックのサブセットとして定義される。BWPは、該BWPの基準点Nstart,μ BWP,iから始まるNsize,μ BWP,i個の共通リソースブロックを含む。下りリンクキャリアに対して設定されるBWPは、下りリンクBWPとも呼称される。上りリンクコンポーネントキャリアに対して設定されるBWPは、上りリンクBWPとも呼称される。
【0047】
アンテナポートは、あるアンテナポートにおけるシンボルが伝達されるチャネルが、該あるアンテナポートにおけるその他のシンボルが伝達されるチャネルから推定できることによって定義されてもよい(An antenna port is defined such that the channel over which a symbol on the antenna port is conveyed can be inferred from the channel over which another symbol on the same antenna port is conveyed)。例えば、チャネルは、物理チャネルに対応してもよい。また、シンボルは、OFDMシンボルに対応して
もよい。また、シンボルは、リソースブロックユニットに対応してもよい。また、シンボルは、リソースエレメントに対応してもよい。
【0048】
1つのアンテナポートにおいてシンボルが伝達されるチャネルの大規模特性(large scale property)が、もう一つのアンテナポートにおいてシンボルが伝達されるチャネルから推定できることは、2つのアンテナポートはQCL(Quasi Co-Located)であると呼称される。大規模特性は、チャネルの長区間特性を少なくとも含んでもよい。大規模特性は、遅延拡がり(delay spread)、ドップラー拡がり(Doppler spread)、ドップラーシフト(Doppler shift)、平均利得(average gain)、平均遅延(average delay)、および、ビームパラメータ(spatial Rx parameters)の一部または全部を少なくとも含んでも
よい。第1のアンテナポートと第2のアンテナポートがビームパラメータに関してQCLであるとは、第1のアンテナポートに対して受信側が想定する受信ビームと第2のアンテナポートに対して受信側が想定する受信ビームとが同一であることであってもよい。第1のアンテナポートと第2のアンテナポートがビームパラメータに関してQCLであるとは、第1のアンテナポートに対して受信側が想定する送信ビームと第2のアンテナポートに対して受信側が想定する送信ビームとが同一であることであってもよい。端末装置1は、1つのアンテナポートにおいてシンボルが伝達されるチャネルの大規模特性が、もう一つのアンテナポートにおいてシンボルが伝達されるチャネルから推定できる場合、2つのアンテナポートはQCLであることが想定されてもよい。2つのアンテナポートがQCLであることは、2つのアンテナポートがQCLであることが想定されることであってもよい。
【0049】
キャリアアグリゲーション(carrier aggregation)は、集約された複数のサービング
セルを用いて通信を行うことであってもよい。また、キャリアアグリゲーションは、集約された複数のコンポーネントキャリアを用いて通信を行うことであってもよい。また、キャリアアグリゲーションは、集約された複数の下りリンクコンポーネントキャリアを用いて通信を行うことであってもよい。また、キャリアアグリゲーションは、集約された複数の上りリンクコンポーネントキャリアを用いて通信を行うことであってもよい。
【0050】
図5は、本実施形態の一態様に係る基地局装置3の構成例を示す概略ブロック図である。図5に示されるように、基地局装置3は、無線送受信部(物理層処理部)30、および/または、上位層処理部34の一部または全部を少なくとも含む。無線送受信部30は、アンテナ部31、RF(Radio Frequency)部32、および、ベースバンド部33の一部
または全部を少なくとも含む。上位層処理部34は、媒体アクセス制御層処理部35、および、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)層処理部36の一部または全部を少なくとも含む。
【0051】
無線送受信部30は、無線送信部30a、および、無線受信部30bの一部または全部を少なくとも含む。ここで、無線送信部30aに含まれるベースバンド部と無線受信部30bに含まれるベースバンド部の装置構成は同一であってもよいし、異なってもよい。また、無線送信部30aに含まれるRF部と無線受信部30bに含まれるRF部の装置構成は同一であってもよいし、異なってもよい。また、無線送信部30aに含まれるアンテナ部と無線受信部30bに含まれるアンテナ部の装置構成は同一であってもよいし、異なってもよい。
【0052】
例えば、無線送信部30aは、PDSCHのベースバンド信号を生成し、送信してもよい。例えば、無線送信部30aは、PDCCHのベースバンド信号を生成し、送信してもよい。例えば、無線送信部30aは、PBCHのベースバンド信号を生成し、送信してもよい。例えば、無線送信部30aは、同期信号のベースバンド信号を生成し、送信してもよい。例えば、無線送信部30aは、PDSCH DMRSのベースバンド信号を生成し
、送信してもよい。例えば、無線送信部30aは、PDCCH DMRSのベースバンド信号を生成し、送信してもよい。例えば、無線送信部30aは、CSI-RSのベースバンド信号を生成し、送信してもよい。例えば、無線送信部30aは、DL PTRSのベースバンド信号を生成し、送信してもよい。
【0053】
例えば、無線送信部30bは、PRACHを受信してもよい。例えば、無線送信部30bは、PUCCHを受信し、復調してもよい。無線送信部30bは、PUSCHを受信し、復調してもよい。例えば、無線送信部30bは、PUCCH DMRSを受信してもよい。例えば、無線送信部30bは、PUSCH DMRSを受信してもよい。例えば、無線送信部30bは、UL PTRSを受信してもよい。例えば、無線送信部30bは、SRSを受信してもよい。
【0054】
上位層処理部34は、下りリンクデータ(トランスポートブロック)を、無線送受信部30(または、無線送信部30a)に出力する。上位層処理部34は、MAC(Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)層、無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)層、RRC層の処理を行なう。
【0055】
上位層処理部34が備える媒体アクセス制御層処理部35は、MAC層の処理を行う。
【0056】
上位層処理部34が備える無線リソース制御層処理部36は、RRC層の処理を行う。無線リソース制御層処理部36は、端末装置1の各種設定情報/パラメータ(RRCパラメータ)の管理をする。無線リソース制御層処理部36は、端末装置1から受信したRRCメッセージに基づいてRRCパラメータをセットする。
【0057】
無線送受信部30(または、無線送信部30a)は、変調、符号化などの処理を行う。無線送受信部30(または、無線送信部30a)は、下りリンクデータを変調、符号化、ベースバンド信号生成(時間連続信号への変換)することによって物理信号を生成し、端末装置1に送信する。無線送受信部30(または、無線送信部30a)は、物理信号をあるコンポーネントキャリアに配置し、端末装置1に送信してもよい。
【0058】
無線送受信部30(または、無線受信部30b)は、復調、復号化などの処理を行う。無線送受信部30(または、無線受信部30b)は、受信した物理信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部34に出力する。無線送受信部30(または、無線受信部30b)は、物理信号の送信に先立ってチャネルアクセス手順を実施してもよい。
【0059】
RF部32は、アンテナ部31を介して受信した信号を、直交復調によりベースバンド信号(baseband signal)に変換し(ダウンコンバート:down convert)、不要な周波数
成分を除去する。RF部32は、処理をしたアナログ信号をベースバンド部に出力する。
【0060】
ベースバンド部33は、RF部32から入力されたアナログ信号(analog signal)
をディジタル信号(digital signal)に変換する。ベースバンド部33は、変換したディジタル信号からCP(Cyclic Prefix)に相当する部分を除去し、CPを除去した信号に
対して高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を行い、周波数領域の信号を抽出する。
【0061】
ベースバンド部33は、データを逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)して、OFDMシンボルを生成し、生成されたOFDMシンボルにCPを付加
し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換する。ベースバンド部33は、変換したアナログ信号をRF部32に出力する。
【0062】
RF部32は、ローパスフィルタを用いてベースバンド部33から入力されたアナログ信号から余分な周波数成分を除去し、アナログ信号を搬送波周波数にアップコンバート(up convert)し、アンテナ部31を介して送信する。また、RF部32は送信電力を制御する機能を備えてもよい。RF部32を送信電力制御部とも称する。
【0063】
端末装置1に対して、1または複数のサービングセル(または、コンポーネントキャリア、下りリンクコンポーネントキャリア、上りリンクコンポーネントキャリア)が設定されてもよい。
【0064】
端末装置1に対して設定されるサービングセルのそれぞれは、PCell(Primary cell、プライマリセル)、PSCell(Primary SCG cell、プライマリSCGセル)、および、SCell(Secondary Cell、セカンダリセル)のいずれかであってもよい。
【0065】
PCellは、MCG(Master Cell Group)に含まれるサービングセルである。PC
ellは、端末装置1によって初期接続確立手順(initial connection establishment procedure)、または、接続再確立手順(connection re-establishment procedure)を実
施するセル(実施されたセル)である。
【0066】
PSCellは、SCG(Secondary Cell Group)に含まれるサービングセルである。PSCellは、同期を伴う再設定手順(Reconfiration with synchronization)において、端末装置1によってランダムアクセスが実施されるサービングセルである。
【0067】
SCellは、MCG、または、SCGのいずれに含まれてもよい。
【0068】
サービングセルグループ(セルグループ)は、MCG、および、SCGを少なくとも含む呼称である。サービングセルグループは、1または複数のサービングセル(または、コンポーネントキャリア)を含んでもよい。サービングセルグループに含まれる1または複数のサービングセル(または、コンポーネントキャリア)は、キャリアアグリゲーションにより運用されてもよい。
【0069】
サービングセル(または、下りリンクコンポーネントキャリア)のそれぞれに対して1または複数の下りリンクBWPが設定されてもよい。サービングセル(または、上りリンクコンポーネントキャリア)のそれぞれに対して1または複数の上りリンクBWPが設定されてもよい。
【0070】
サービングセル(または、下りリンクコンポーネントキャリア)に対して設定される1または複数の下りリンクBWPのうち、1つの下りリンクBWPがアクティブ下りリンクBWPに設定されてもよい(または、1つの下りリンクBWPがアクティベートされてもよい)。サービングセル(または、上りリンクコンポーネントキャリア)に対して設定される1または複数の上りリンクBWPのうち、1つの上りリンクBWPがアクティブ上りリンクBWPに設定されてもよい(または、1つの上りリンクBWPがアクティベートされてもよい)。
【0071】
PDSCH、PDCCH、および、CSI-RSは、アクティブ下りリンクBWPにおいて受信されてもよい。端末装置1は、アクティブ下りリンクBWPにおいてPDSCH、PDCCH、および、CSI-RSを受信してもよい。PUCCH、および、PUSCHは、アクティブ上りリンクBWPにおいて送信されてもよい。端末装置1は、アクティブ上りリンクBWPにおいてPUCCH、および、PUSCHを送信してもよい。アクティブ下りリンクBWP、および、アクティブ上りリンクBWPは、アクティブBWPとも
呼称される。
【0072】
PDSCH、PDCCH、および、CSI-RSは、アクティブ下りリンクBWP以外の下りリンクBWP(インアクティブ下りリンクBWP)において受信されなくてもよい。端末装置1は、アクティブ下りリンクBWP以外の下りリンクBWPにおいてPDSCH、PDCCH、および、CSI-RSを受信しなくてもよい。PUCCH、および、PUSCHは、アクティブ上りリンクBWP以外の上りリンクBWP(インアクティブ上りリンクBWP)において送信されなくてもよい。端末装置1は、アクティブ上りリンクBWP以外の上りリンクBWPにおいてPUCCH、および、PUSCHを送信しなくてもよい。インアクティブ下りリンクBWP、および、インアクティブ上りリンクBWPは、インアクティブBWPとも呼称される。
【0073】
下りリンクのBWP切り替え(BWP switch)は、1つのアクティブ下りリンクBWPをディアクティベート(deactivate)し、該1つのアクティブ下りリンクBWP以外のインアクティブ下りリンクBWPのいずれかをアクティベート(activate)するために用いられる。下りリンクのBWP切り替えは、下りリンク制御情報に含まれるBWPフィールドにより制御されてもよい。下りリンクのBWP切り替えは、上位層のパラメータに基づき制御されてもよい。
【0074】
上りリンクのBWP切り替えは、1つのアクティブ上りリンクBWPをディアクティベート(deactivate)し、該1つのアクティブ上りリンクBWP以外のインアクティブ上りリンクBWPのいずれかをアクティベート(activate)するために用いられる。上りリンクのBWP切り替えは、下りリンク制御情報に含まれるBWPフィールドにより制御されてもよい。上りリンクのBWP切り替えは、上位層のパラメータに基づき制御されてもよい。
【0075】
サービングセルに対して設定される1または複数の下りリンクBWPのうち、2つ以上の下りリンクBWPがアクティブ下りリンクBWPに設定されなくてもよい。サービングセルに対して、ある時間において、1つの下りリンクBWPがアクティブであってもよい。
【0076】
サービングセルに対して設定される1または複数の上りリンクBWPのうち、2つ以上の上りリンクBWPがアクティブ上りリンクBWPに設定されなくてもよい。サービングセルに対して、ある時間において、1つの上りリンクBWPがアクティブであってもよい。
【0077】
図6は、本実施形態の一態様に係る端末装置1の構成例を示す概略ブロック図である。図6に示されるように、端末装置1は、無線送受信部(物理層処理部)10、および、上位層処理部14の一または全部を少なくとも含む。無線送受信部10は、アンテナ部11、RF部12、および、ベースバンド部13の一部または全部を少なくとも含む。上位層処理部14は、媒体アクセス制御層処理部15、および、無線リソース制御層処理部16の一部または全部を少なくとも含む。
【0078】
無線送受信部10は、無線送信部10a、および、無線受信部10bの一部または全部を少なくとも含む。ここで、無線送信部10aに含まれるベースバンド部13と無線受信部10bに含まれるベースバンド部13の装置構成は同一であってもよいし、異なってもよい。また、無線送信部10aに含まれるRF部12と無線受信部10bに含まれるRF部12の装置構成は同一であってもよいし、異なってもよい。また、無線送信部10aに含まれるアンテナ部11と無線受信部10bに含まれるアンテナ部11の装置構成は同一であってもよいし、異なってもよい。
【0079】
例えば、無線送信部10aは、PRACHのベースバンド信号を生成し、送信してもよい。例えば、無線送信部10aは、PUCCHのベースバンド信号を生成し、送信してもよい。無線送信部10aは、PUSCHのベースバンド信号を生成し、送信してもよい。例えば、無線送信部10aは、PUCCH DMRSのベースバンド信号を生成し、送信してもよい。例えば、無線送信部10aは、PUSCH DMRSのベースバンド信号を生成し、送信してもよい。例えば、無線送信部10aは、UL PTRSのベースバンド信号を生成し、送信してもよい。例えば、無線送信部10aは、SRSのベースバンド信号を生成し、送信してもよい。
【0080】
例えば、無線受信部10bは、PDSCHを受信し、復調してもよい。例えば、無線受信部10bは、PDCCHを受信し、復調してもよい。例えば、無線受信部10bは、PBCHを受信し、復調してもよい。例えば、無線受信部10bは、同期信号を受信してもよい。例えば、無線受信部10bは、PDSCH DMRSを受信してもよい。例えば、無線受信部10bは、PDCCH DMRSを受信してもよい。例えば、無線受信部10bは、CSI-RSを受信してもよい。例えば、無線受信部10bは、DL PTRSを受信してもよい。
【0081】
上位層処理部14は、上りリンクデータ(トランスポートブロック)を、無線送受信部10(または、無線送信部10a)に出力する。上位層処理部14は、MAC層、パケットデータ統合プロトコル層、無線リンク制御層、RRC層の処理を行なう。
【0082】
上位層処理部14が備える媒体アクセス制御層処理部15は、MAC層の処理を行う。
【0083】
上位層処理部14が備える無線リソース制御層処理部16は、RRC層の処理を行う。無線リソース制御層処理部16は、端末装置1の各種設定情報/パラメータ(RRCパラメータ)の管理をする。無線リソース制御層処理部16は、基地局装置3から受信したRRCメッセージに基づいてRRCパラメータをセットする。
【0084】
無線送受信部10(または、無線送信部10a)は、変調、符号化などの処理を行う。無線送受信部10(または、無線送信部10a)は、上りリンクデータを変調、符号化、ベースバンド信号生成(時間連続信号への変換)することによって物理信号を生成し、基地局装置3に送信する。無線送受信部10(または、無線送信部10a)は、物理信号をあるBWP(アクティブ上りリンクBWP)に配置し、基地局装置3に送信してもよい。
【0085】
無線送受信部10(または、無線受信部10b)は、復調、復号化などの処理を行う。無線送受信部10(または、無線受信部30b)は、あるサービングセルのあるBWP(アクティブ下りリンクBWP)において、物理信号を受信してもよい。無線送受信部10(または、無線受信部10b)は、受信した物理信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部14に出力する。無線送受信部10(無線受信部10b)は物理信号の送信に先立ってチャネルアクセス手順を実施してもよい。
【0086】
RF部12は、アンテナ部11を介して受信した信号を、直交復調によりベースバンド信号に変換し(ダウンコンバート:down convert)、不要な周波数成分を除去する。RF部12は、処理をしたアナログ信号をベースバンド部13に出力する。
【0087】
ベースバンド部13は、RF部12から入力されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。ベースバンド部13は、変換したディジタル信号からCP(Cyclic Prefix)に
相当する部分を除去し、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を行い、周波数領域の信号を抽出する。
【0088】
ベースバンド部13は、上りリンクデータを逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)して、OFDMシンボルを生成し、生成されたOFDMシンボルに
CPを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換する。ベースバンド部13は、変換したアナログ信号をRF部12に出力する。
【0089】
RF部12は、ローパスフィルタを用いてベースバンド部13から入力されたアナログ信号から余分な周波数成分を除去し、アナログ信号を搬送波周波数にアップコンバート(up convert)し、アンテナ部11を介して送信する。また、RF部12は送信電力を制御する機能を備えてもよい。RF部12を送信電力制御部とも称する。
【0090】
以下、物理信号(信号)について説明を行う。
【0091】
物理信号は、下りリンク物理チャネル、下りリンク物理シグナル、上りリンク物理チャネル、および、上りリンク物理チャネルの総称である。物理チャネルは、下りリンク物理チャネル、および、上りリンク物理チャネルの総称である。物理シグナルは、下りリンク物理シグナル、および、上りリンク物理シグナルの総称である。
【0092】
上りリンク物理チャネルは、上位層において発生する情報を運ぶリソースエレメントのセットに対応してもよい。上りリンク物理チャネルは、上りリンクコンポーネントキャリアにおいて用いられる物理チャネルであってもよい。上りリンク物理チャネルは、端末装置1によって送信されてもよい。上りリンク物理チャネルは、基地局装置3によって受信されてもよい。本実施形態の一態様に係る無線通信システムにおいて、少なくとも下記の一部または全部の上りリンク物理チャネルが用いられてもよい。
・PUCCH(Physical Uplink Control CHannel)
・PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)
・PRACH(Physical Random Access CHannel)
【0093】
PUCCHは、上りリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)を送信するために用いられてもよい。PUCCHは、上りリンク制御情報を伝達(deliver, transmission, convey)するために送信されてもよい。上りリンク制御情報は、PUCCHに配置
(map)されてもよい。端末装置1は、上りリンク制御情報が配置されたPUCCHを送
信してもよい。基地局装置3は、上りリンク制御情報が配置されたPUCCHを受信してもよい。
【0094】
上りリンク制御情報(上りリンク制御情報ビット、上りリンク制御情報系列、上りリンク制御情報タイプ)は、チャネル状態情報(CSI:Channel State Information)、スケジ
ューリングリクエスト(SR:Scheduling Request)、HARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat request ACKnowledgement)情報の一部または全部を少なくとも含む。
【0095】
チャネル状態情報は、チャネル状態情報ビット、または、チャネル状態情報系列とも呼称される。スケジューリングリクエストは、スケジューリングリクエストビット、または、スケジューリングリクエスト系列とも呼称される。HARQ-ACK情報は、HARQ-ACK情報ビット、または、HARQ-ACK情報系列とも呼称される。
【0096】
HARQ-ACK情報は、トランスポートブロック(または、TB:Transport block, MAC PDU:Medium Access Control Protocol Data Unit, DL-SCH:Downlink-Shared Channel, UL-SCH:Uplink-Shared Channel, PDSCH:Physical Downlink Shared Channel, PUSCH:Physical Uplink Shared CHannel)に対応するHARQ-ACKを少なくとも含んでもよ
い。HARQ-ACKは、トランスポートブロックに対応するACK(acknowledgement
)またはNACK(negative-acknowledgement)を示してもよい。ACKは、トランスポートブロックの復号が成功裏に完了していること(has been decoded)を示してもよい。NACKは、トランスポートブロックの復号が成功裏に完了していないこと(has not been decoded)を示してもよい。HARQ-ACK情報は、1または複数のHARQ-ACKビットを含むHARQ-ACKコードブックを含んでもよい。
【0097】
HARQ-ACK情報と、トランスポートブロックが対応することは、該HARQ-ACK情報と、該トランスポートブロックの伝達に用いられるPDSCHが対応することを意味してもよい。
【0098】
HARQ-ACKは、トランスポートブロックに含まれる1つのCBG(Code Block Group)に対応するACKまたはNACKを示してもよい。
【0099】
スケジューリングリクエストは、初期送信(new transmission)のためのPUSCH(または、UL-SCH)のリソースを要求するために少なくとも用いられてもよい。スケジューリングリクエストビットは、正のSR(positive SR)または、負のSR(negative SR)のいずれかを示すために用いられてもよい。スケジューリングリクエストビットが正のSRを示すことは、“正のSRが送信される”とも呼称される。正のSRは、端末装置1によって初期送信のためのPUSCH(または、UL-SCH)のリソースが要求されることを示してもよい。正のSRは、上位層によりスケジューリングリクエストがトリガされることを示してもよい。正のSRは、上位層によりスケジューリングリクエストを送信することが指示された場合に、送信されてもよい。スケジューリングリクエストビットが負のSRを示すことは、“負のSRが送信される”とも呼称される。負のSRは、端末装置1によって初期送信のためのPUSCH(または、UL-SCH)のリソースが要求されないことを示してもよい。負のSRは、上位層によりスケジューリングリクエストがトリガされないことを示してもよい。負のSRは、上位層によりスケジューリングリクエストを送信することが指示されない場合に、送信されてもよい。
【0100】
チャネル状態情報は、チャネル品質指標(CQI: Channel Quality Indicator)、プレコーダ行列指標(PMI:Precoder Matrix Indicator)、および、ランク指標(RI: Rank Indicator)の一部または全部を少なくとも含んでもよい。CQIは、伝搬路の品質(例えば
、伝搬強度)、または、物理チャネルの品質に関連する指標であり、PMIは、プレコーダに関連する指標である。RIは、送信ランク(または、送信レイヤ数)に関連する指標である。
【0101】
チャネル状態情報は、チャネル測定のために少なくとも用いられる物理信号(例えば、CSI-RS)を受信することに少なくとも基づき与えられてもよい。チャネル状態情報は、チャネル測定のために少なくとも用いられる物理信号を受信することに少なくとも基づき、端末装置1によって選択されてもよい。チャネル測定は、干渉測定を含んでもよい。
【0102】
PUCCHは、PUCCHフォーマットに対応してもよい。PUCCHは、PUCCHフォーマットを伝達するために用いられるリソースエレメントのセットであってもよい。PUCCHは、PUCCHフォーマットを含んでもよい。
【0103】
PUSCHは、トランスポートブロック、および/または、上りリンク制御情報を送信するために用いられてもよい。PUSCHは、UL-SCHに対応するトランスポートブロック、および/または、上りリンク制御情報を送信するために用いられてもよい。PUSCHは、トランスポートブロック、および/または、上りリンク制御情報を伝達するた
めに用いられてもよい。PUSCHは、UL-SCHに対応するトランスポートブロック、および/または、上りリンク制御情報を伝達するために用いられてもよい。トランスポートブロックは、PUSCHに配置されてもよい。UL-SCHに対応するトランスポートブロックは、PUSCHに配置されてもよい。上りリンク制御情報は、PUSCHに配置されてもよい。端末装置1は、トランスポートブロック、および/または、上りリンク制御情報が配置されたPUSCHを送信してもよい。基地局装置3は、トランスポートブロック、および/または、上りリンク制御情報が配置されたPUSCHを受信してもよい。
【0104】
PRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために用いられてもよい。PRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを伝達するために用いられてもよい。PRACHの系列xu,v(n)は、xu,v(n)=x(mod(n+C,LRA))によって定義される。xはZC(Zadoff Chu)系列であってもよい。xはx=exp(-jπui(i+1)/LRA)によって定義される。jは虚数単位である。また、πは円周率である。Cは、PRACH系列のサイクリックシフト(cyclic shift)に対応する。LRAは、PRACH系列の長さに対応する。LRAは、839、または、139である。iは、0からLRA-1の範囲の整数である。uはPRACH系列のための系列インデックスである。端末装置1は、PRACHを送信してもよい。基地局装置3は、PRACHを受信してもよい。
【0105】
あるPRACH機会に対して、64個のランダムアクセスプリアンブルが定義される。ランダムアクセスプリアンブルは、PRACH系列のサイクリックシフトC、および、PRACH系列のための系列インデックスuに少なくとも基づき特定される(決定される、与えられる)。
【0106】
上りリンク物理シグナルは、リソースエレメントのセットに対応してもよい。上りリンク物理シグナルは、上位層において発生する情報を運ばなくてもよい。上りリンク物理シグナルは、上りリンクコンポーネントキャリアにおいて用いられる物理シグナルであってもよい。端末装置1は、上りリンク物理シグナルを送信してもよい。基地局装置3は、上りリンク物理シグナルを受信してもよい。本実施形態の一態様に係る無線通信システムにおいて、少なくとも下記の一部または全部の上りリンク物理シグナルが用いられてもよい。
・UL DMRS(UpLink Demodulation Reference Signal)
・SRS(Sounding Reference Signal)
・UL PTRS(UpLink Phase Tracking Reference Signal)
【0107】
UL DMRSは、PUSCHのためのDMRS、および、PUCCHのためのDMRSの総称である。
【0108】
PUSCHのためのDMRS(PUSCHに関連するDMRS、PUSCHに含まれるDMRS、PUSCHに対応するDMRS)のアンテナポートのセットは、該PUSCHのためのアンテナポートのセットに基づき与えられてもよい。つまり、PUSCHのためのDMRSのアンテナポートのセットは、該PUSCHのアンテナポートのセットと同じであってもよい。
【0109】
PUSCHの送信と、該PUSCHのためのDMRSの送信は、1つのDCIフォーマットにより示されてもよい(または、スケジューリングされてもよい)。PUSCHと、該PUSCHのためのDMRSは、まとめてPUSCHと呼称されてもよい。PUSCHを送信することは、PUSCHと、該PUSCHのためのDMRSを送信することであってもよい。
【0110】
PUSCHは、該PUSCHのためのDMRSから推定されてもよい。つまり、PUSCHの伝搬路(propagation path)は、該PUSCHのためのDMRSから推定されてもよい。
【0111】
PUCCHのためのDMRS(PUCCHに関連するDMRS、PUCCHに含まれるDMRS、PUCCHに対応するDMRS)のアンテナポートのセットは、PUCCHのアンテナポートのセットと同一であってもよい。
【0112】
PUCCHの送信と、該PUCCHのためのDMRSの送信は、1つのDCIフォーマットにより示されてもよい(または、トリガされてもよい)。PUCCHのリソースエレメントへのマッピング(resource element mapping)、および/または、該PUCCHのためのDMRSのリソースエレメントへのマッピングは、1つのPUCCHフォーマットにより与えられてもよい。PUCCHと、該PUCCHのためのDMRSは、まとめてPUCCHと呼称されてもよい。PUCCHを送信することは、PUCCHと、該PUCCHのためのDMRSを送信することであってもよい。
【0113】
PUCCHは、該PUCCHのためのDMRSから推定されてもよい。つまり、PUCCHの伝搬路は、該PUCCHのためのDMRSから推定されてもよい。
【0114】
下りリンク物理チャネルは、上位層において発生する情報を運ぶリソースエレメントのセットに対応してもよい。下りリンク物理チャネルは、下りリンクコンポーネントキャリアにおいて用いられる物理チャネルであってもよい。基地局装置3は、下りリンク物理チャネルを送信してもよい。端末装置1は、下りリンク物理チャネルを受信してもよい。本実施形態の一態様に係る無線通信システムにおいて、少なくとも下記の一部または全部の下りリンク物理チャネルが用いられてもよい。
・PBCH(Physical Broadcast Channel)
・PDCCH(Physical Downlink Control Channel)
・PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)
【0115】
PBCHは、MIB(MIB: Master Information Block)、および/または、物理層制
御情報を送信するために用いられてもよい。PBCHは、MIB、および/または、物理層制御情報を伝達(deliver, transmission, convey)するために送信されてもよい。B
CHは、PBCHに配置(map)されてもよい。端末装置1は、MIB、および/または
、物理層制御情報が配置されたPBCHを受信してもよい。基地局装置3は、MIB、および/または、物理層制御情報が配置されたPBCHを送信してもよい。物理層制御情報は、PBCHペイロード、タイミングに関係するPBCHペイロードとも呼称される。MIBは、1または複数の上位層パラメータを含んでもよい。
【0116】
物理層制御情報は、8ビットを含む。物理層制御情報は、下記の0Aから0Dの一部または全部を少なくとも含んでもよい。
0A)無線フレームビット
0B)ハーフ無線フレーム(ハーフシステムフレーム、ハーフフレーム)ビット
0C)SS/PBCHブロックインデックスビット
0D)サブキャリアオフセットビット
【0117】
無線フレームビットは、PBCHが送信される無線フレーム(PBCHが送信されるスロットを含む無線フレーム)を示すために用いられる。無線フレームビットは、4ビットを含む。無線フレームビットは、10ビットの無線フレーム指示子のうちの4ビットにより構成されてもよい。例えば、無線フレーム指示子は、インデックス0からインデックス
1023までの無線フレームを特定するために少なくとも用いられてもよい。
【0118】
ハーフ無線フレームビットは、PBCHが送信される無線フレームのうち、該PBCHが前半の5つのサブフレーム、または、後半の5つのサブフレームのどちらで送信されるかを示すために用いられる。ここで、ハーフ無線フレームは、5つのサブフレームを含んで構成されてもよい。また、ハーフ無線フレームは、無線フレームに含まれる10つのサブフレームのうち、前半の5つのサブフレームにより構成されてもよい。また、ハーフ無線フレームは、無線フレームに含まれる10つのサブフレームのうち、後半の5つのサブフレームにより構成されてもよい。
【0119】
SS/PBCHブロックインデックスビットは、SS/PBCHブロックインデックスを示すために用いられる。SS/PBCHブロックインデックスビットは、3ビットを含む。SS/PBCHブロックインデックスビットは、6ビットのSS/PBCHブロックインデックス指示子のうちの3ビットにより構成されてもよい。SS/PBCHブロックインデックス指示子は、インデックス0からインデックス63までのSS/PBCHブロックを特定するために少なくとも用いられてもよい。
【0120】
サブキャリアオフセットビットは、サブキャリアオフセットを示すために用いられる。サブキャリアオフセットは、PBCHがマッピングされる先頭のサブキャリアと、インデックス0の制御リソースセットがマッピングされる先頭のサブキャリアの間の差を示すために用いられてもよい。
【0121】
PDCCHは、下りリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)を送信するために用いられてもよい。PDCCHは、下りリンク制御情報を伝達(deliver, transmission, convey)するために送信されてもよい。下りリンク制御情報は、PDCCHに配
置(map)されてもよい。端末装置1は、下りリンク制御情報が配置されたPDCCHを
受信してもよい。基地局装置3は、下りリンク制御情報が配置されたPDCCHを送信してもよい。
【0122】
下りリンク制御情報は、DCIフォーマットに対応してもよい。下りリンク制御情報は、DCIフォーマットに含まれてもよい。下りリンク制御情報は、DCIフォーマットの各フィールドに配置されてもよい。
【0123】
DCIフォーマット0_0、DCIフォーマット0_1、DCIフォーマット1_0、および、DCIフォーマット1_1は、それぞれ異なるフィールドのセットを含むDCIフォーマットである。上りリンクDCIフォーマットは、DCIフォーマット0_0、および、DCIフォーマット0_1の総称である。下りリンクDCIフォーマットは、DCIフォーマット1_0、および、DCIフォーマット1_1の総称である。
【0124】
DCIフォーマット0_0は、あるセルの(または、あるセルに配置される)PUSCHのスケジューリングのために少なくとも用いられる。DCIフォーマット0_0は、1Aから1Eのフィールドの一部または全部を少なくとも含んで構成される。
1A)DCIフォーマット特定フィールド(Identifier field for DCI formats)
1B)周波数領域リソース割り当てフィールド(Frequency domain resource assignment
field)
1C)時間領域リソース割り当てフィールド(Time domain resource assignment field

1D)周波数ホッピングフラグフィールド(Frequency hopping flag field)
1E)MCSフィールド(MCS field: Modulation and Coding Scheme field)
【0125】
DCIフォーマット特定フィールドは、該DCIフォーマット特定フィールドを含むDCIフォーマットが上りリンクDCIフォーマットであるか下りリンクDCIフォーマットであるかを示してもよい。DCIフォーマット0_0に含まれるDCIフォーマット特定フィールドは、0を示してもよい(または、DCIフォーマット0_0が上りリンクDCIフォーマットであることを示してもよい)。
【0126】
DCIフォーマット0_0に含まれる周波数領域リソース割り当てフィールドは、PUSCHのための周波数リソースの割り当てを示すために少なくとも用いられてもよい。
【0127】
DCIフォーマット0_0に含まれる時間領域リソース割り当てフィールドは、PUSCHのための時間リソースの割り当てを示すために少なくとも用いられてもよい。
【0128】
周波数ホッピングフラグフィールドは、PUSCHに対して周波数ホッピングが適用されるか否かを示すために少なくとも用いられてもよい。
【0129】
DCIフォーマット0_0に含まれるMCSフィールドは、PUSCHのための変調方式、および/または、ターゲット符号化率の一部または全部を示すために少なくとも用いられてもよい。該ターゲット符号化率は、PUSCHのトランスポートブロックのためのターゲット符号化率であってもよい。PUSCHのトランスポートブロックのサイズ(TBS: Transport Block Size)は、該ターゲット符号化率、および、該PUSCHのための
変調方式の一部または全部に少なくとも基づき与えられてもよい。
【0130】
DCIフォーマット0_0は、CSI要求(CSIリクエスト)に用いられるフィールドを含まなくてもよい。つまり、DCIフォーマット0_0によってCSIが要求されなくてもよい。
【0131】
DCIフォーマット0_0は、キャリアインディケータフィールドを含まなくてもよい。つまり、DCIフォーマット0_0によってスケジューリングされるPUSCHが配置される上りリンクコンポーネントキャリアは、該DCIフォーマット0_0を含むPDCCHが配置される上りリンクコンポーネントキャリアと同一であってもよい。
【0132】
DCIフォーマット0_0は、BWPフィールドを含まなくてもよい。つまり、DCIフォーマット0_0によってスケジューリングされるPUSCHが配置される上りリンクBWPは、該DCIフォーマット0_0を含むPDCCHが配置される上りリンクBWPと同一であってもよい。
【0133】
DCIフォーマット0_1は、あるセルの(あるセルに配置される)PUSCHのスケジューリングのために少なくとも用いられる。DCIフォーマット0_1は、2Aから2Hのフィールドの一部または全部を少なくとも含んで構成される。
2A)DCIフォーマット特定フィールド
2B)周波数領域リソース割り当てフィールド
2C)上りリンクの時間領域リソース割り当てフィールド
2D)周波数ホッピングフラグフィールド
2E)MCSフィールド
2F)CSIリクエストフィールド(CSI request field)
2G)BWPフィールド(BWP field)
2H)キャリアインディケータフィールド(Carrier indicator field)
【0134】
DCIフォーマット0_1に含まれるDCIフォーマット特定フィールドは、0を示してもよい(または、DCIフォーマット0_1が上りリンクDCIフォーマットであるこ
とを示してもよい)。
【0135】
DCIフォーマット0_1に含まれる周波数領域リソース割り当てフィールドは、PUSCHのための周波数リソースの割り当てを示すために少なくとも用いられてもよい。
【0136】
DCIフォーマット0_1に含まれる時間領域リソース割り当てフィールドは、PUSCHのための時間リソースの割り当てを示すために少なくとも用いられてもよい。
【0137】
DCIフォーマット0_1に含まれるMCSフィールドは、PUSCHのための変調方式、および/または、ターゲット符号化率の一部または全部を示すために少なくとも用いられてもよい。
【0138】
DCIフォーマット0_1にBWPフィールドが含まれる場合、該BWPフィールドは、PUSCHが配置される上りリンクBWPを示すために用いられてもよい。DCIフォーマット0_1にBWPフィールドが含まれない場合、PUSCHが配置される上りリンクBWPは、該PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット0_1を含むPDCCHが配置される上りリンクBWPと同一であってもよい。ある上りリンクコンポーネントキャリアにおいて端末装置1に設定される上りリンクBWPの数が2以上である場合、該ある上りリンクコンポーネントキャリアに配置されるPUSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット0_1に含まれるBWPフィールドのビット数は、1ビット以上であってもよい。ある上りリンクコンポーネントキャリアにおいて端末装置1に設定される上りリンクBWPの数が1である場合、該ある上りリンクコンポーネントキャリアに配置されるPUSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット0_1に含まれるBWPフィールドのビット数は、0ビットであってもよい(または、該ある上りリンクコンポーネントキャリアに配置されるPUSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット0_1にBWPフィールドが含まれなくてもよい)。
【0139】
CSIリクエストフィールドは、CSIの報告を指示するために少なくとも用いられる。
【0140】
DCIフォーマット0_1にキャリアインディケータフィールドが含まれる場合、該キャリアインディケータフィールドは、PUSCHが配置される上りリンクコンポーネントキャリアを示すために用いられてもよい。DCIフォーマット0_1にキャリアインディケータフィールドが含まれない場合、PUSCHが配置される上りリンクコンポーネントキャリアは、該PUSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット0_1を含むPDCCHが配置される上りリンクコンポーネントキャリアと同一であってもよい。あるサービングセルグループにおいて端末装置1に設定される上りリンクコンポーネントキャリアの数が2以上である場合(あるサービングセルグループにおいて上りリンクのキャリアアグリゲーションが運用される場合)、該あるサービングセルグループに配置されるPUSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット0_1に含まれるキャリアインディケータフィールドのビット数は、1ビット以上(例えば、3ビット)であってもよい。あるサービングセルグループにおいて端末装置1に設定される上りリンクコンポーネントキャリアの数が1である場合(あるサービングセルグループにおいて上りリンクのキャリアアグリゲーションが運用されない場合)、該あるサービングセルグループに配置されるPUSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット0_1に含まれるキャリアインディケータフィールドのビット数は、0ビットであってもよい(または、該あるサービングセルグループに配置されるPUSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット0_1にキャリアインディケータフィールドが含まれなくてもよい)。
【0141】
DCIフォーマット1_0は、あるセルの(あるセルに配置される)PDSCHのスケジューリングのために少なくとも用いられる。DCIフォーマット1_0は、3Aから3Fの一部または全部を少なくとも含んで構成される。
3A)DCIフォーマット特定フィールド
3B)周波数領域リソース割り当てフィールド
3C)時間領域リソース割り当てフィールド
3D)MCSフィールド
3E)PDSCH_HARQフィードバックタイミング指示フィールド(PDSCH to HARQ feedback timing indicator field)
3F)PUCCHリソース指示フィールド(PUCCH resource indicator field)
【0142】
DCIフォーマット1_0に含まれるDCIフォーマット特定フィールドは、1を示してもよい(または、DCIフォーマット1_0が下りリンクDCIフォーマットであることを示してもよい)。
【0143】
DCIフォーマット1_0に含まれる周波数領域リソース割り当てフィールドは、PDSCHのための周波数リソースの割り当てを示すために少なくとも用いられてもよい。
【0144】
DCIフォーマット1_0に含まれる時間領域リソース割り当てフィールドは、PDSCHのための時間リソースの割り当てを示すために少なくとも用いられてもよい。
【0145】
DCIフォーマット1_0に含まれるMCSフィールドは、PDSCHのための変調方式、および/または、ターゲット符号化率の一部または全部を示すために少なくとも用いられてもよい。該ターゲット符号化率は、PDSCHのトランスポートブロックのためのターゲット符号化率であってもよい。PDSCHのトランスポートブロックのサイズ(TBS: Transport Block Size)は、該ターゲット符号化率、および、該PDSCHのための
変調方式の一部または全部に少なくとも基づき与えられてもよい。
【0146】
PDSCH_HARQフィードバックタイミング指示フィールドは、PDSCHの最後のOFDMシンボルが含まれるスロットから、PUCCHの先頭のOFDMシンボルが含まれるスロットまでのオフセットを示すために少なくとも用いられてもよい。
【0147】
PUCCHリソース指示フィールドは、PUCCHリソースセットに含まれる1または複数のPUCCHリソースのうちのいずれかのインデックスを示すフィールドであってもよい。PUCCHリソースセットは、1または複数のPUCCHリソースを含んでもよい。
【0148】
DCIフォーマット1_0は、キャリアインディケータフィールドを含まなくてもよい。つまり、DCIフォーマット1_0によってスケジューリングされるPDSCHが配置される下りリンクコンポーネントキャリアは、該DCIフォーマット1_0を含むPDCCHが配置される下りリンクコンポーネントキャリアと同一であってもよい。
【0149】
DCIフォーマット1_0は、BWPフィールドを含まなくてもよい。つまり、DCIフォーマット1_0によってスケジューリングされるPDSCHが配置される下りリンクBWPは、該DCIフォーマット1_0を含むPDCCHが配置される下りリンクBWPと同一であってもよい。
【0150】
DCIフォーマット1_1は、あるセルの(または、あるセルに配置される)PDSCHのスケジューリングのために少なくとも用いられる。DCIフォーマット1_1は、4Aから4Iの一部または全部を少なくとも含んで構成される。
4A)DCIフォーマット特定フィールド
4B)周波数領域リソース割り当てフィールド
4C)時間領域リソース割り当てフィールド
4E)MCSフィールド
4F)PDSCH_HARQフィードバックタイミング指示フィールド
4G)PUCCHリソース指示フィールド
4H)BWPフィールド
4I)キャリアインディケータフィールド
【0151】
DCIフォーマット1_1に含まれるDCIフォーマット特定フィールドは、1を示してもよい(または、DCIフォーマット1_1が下りリンクDCIフォーマットであることを示してもよい)。
【0152】
DCIフォーマット1_1に含まれる周波数領域リソース割り当てフィールドは、PDSCHのための周波数リソースの割り当てを示すために少なくとも用いられてもよい。
【0153】
DCIフォーマット1_1に含まれる時間領域リソース割り当てフィールドは、PDSCHのための時間リソースの割り当てを示すために少なくとも用いられてもよい。
【0154】
DCIフォーマット1_1に含まれるMCSフィールドは、PDSCHのための変調方式、および/または、ターゲット符号化率の一部または全部を示すために少なくとも用いられてもよい。
【0155】
DCIフォーマット1_1にPDSCH_HARQフィードバックタイミング指示フィールドが含まれる場合、該PDSCH_HARQフィードバックタイミング指示フィールドは、PDSCHの最後のOFDMシンボルが含まれるスロットから、PUCCHの先頭のOFDMシンボルが含まれるスロットまでのオフセットを示すために少なくとも用いられてもよい。DCIフォーマット1_1にPDSCH_HARQフィードバックタイミング指示フィールドが含まれない場合、PDSCHの最後のOFDMシンボルが含まれるスロットから、PUCCHの先頭のOFDMシンボルが含まれるスロットまでのオフセットは上位層のパラメータによって特定されてもよい。
【0156】
PUCCHリソース指示フィールドは、PUCCHリソースセットに含まれる1または複数のPUCCHリソースのうちのいずれかのインデックスを示すフィールドであってもよい。
【0157】
DCIフォーマット1_1にBWPフィールドが含まれる場合、該BWPフィールドは、PDSCHが配置される下りリンクBWPを示すために用いられてもよい。DCIフォーマット1_1にBWPフィールドが含まれない場合、PDSCHが配置される下りリンクBWPは、該PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット1_1を含むPDCCHが配置される下りリンクBWPと同一であってもよい。ある下りリンクコンポーネントキャリアにおいて端末装置1に設定される下りリンクBWPの数が2以上である場合、該ある下りリンクコンポーネントキャリアに配置されるPDSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット1_1に含まれるBWPフィールドのビット数は、1ビット以上であってもよい。ある下りリンクコンポーネントキャリアにおいて端末装置1に設定される下りリンクBWPの数が1である場合、該ある下りリンクコンポーネントキャリアに配置されるPDSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット1_1に含まれるBWPフィールドのビット数は、0ビットであってもよい(または、該ある下りリンクコンポーネントキャリアに配置されるPDSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット1_1にBWPフィールドが含まれなくてもよい)。
【0158】
DCIフォーマット1_1にキャリアインディケータフィールドが含まれる場合、該キャリアインディケータフィールドは、PDSCHが配置される下りリンクコンポーネントキャリアを示すために用いられてもよい。DCIフォーマット1_1にキャリアインディケータフィールドが含まれない場合、PDSCHが配置される下りリンクコンポーネントキャリアは、該PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット1_1を含むPDCCHが配置される下りリンクコンポーネントキャリアと同一であってもよい。あるサービングセルグループにおいて端末装置1に設定される下りリンクコンポーネントキャリアの数が2以上である場合(あるサービングセルグループにおいて下りリンクのキャリアアグリゲーションが運用される場合)、該あるサービングセルグループに配置されるPDSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット1_1に含まれるキャリアインディケータフィールドのビット数は、1ビット以上(例えば、3ビット)であってもよい。あるサービングセルグループにおいて端末装置1に設定される下りリンクコンポーネントキャリアの数が1である場合(あるサービングセルグループにおいて下りリンクのキャリアアグリゲーションが運用されない場合)、該あるサービングセルグループに配置されるPDSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット1_1に含まれるキャリアインディケータフィールドのビット数は、0ビットであってもよい(または、該あるサービングセルグループに配置されるPDSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマット1_1にキャリアインディケータフィールドが含まれなくてもよい)。
【0159】
PDSCHは、トランスポートブロックを送信するために用いられてもよい。PDSCHは、DL-SCHに対応するトランスポートブロックを送信するために用いられてもよい。PDSCHは、トランスポートブロックを伝達するために用いられてもよい。PDSCHは、DL-SCHに対応するトランスポートブロックを伝達するために用いられてもよい。トランスポートブロックは、PDSCHに配置されてもよい。DL-SCHに対応するトランスポートブロックは、PDSCHに配置されてもよい。基地局装置3は、PDSCHを送信してもよい。端末装置1は、PDSCHを受信してもよい。
【0160】
下りリンク物理シグナルは、リソースエレメントのセットに対応してもよい。下りリンク物理シグナルは、上位層において発生する情報を運ばなくてもよい。下りリンク物理シグナルは、下りリンクコンポーネントキャリアにおいて用いられる物理シグナルであってもよい。下りリンク物理シグナルは、基地局装置3により送信されてもよい。下りリンク物理シグナルは、端末装置1により送信されてもよい。本実施形態の一態様に係る無線通信システムにおいて、少なくとも下記の一部または全部の下りリンク物理シグナルが用いられてもよい。
・同期信号(SS:Synchronization signal)
・DL DMRS(DownLink DeModulation Reference Signal)
・CSI-RS(Channel State Information-Reference Signal)
・DL PTRS(DownLink Phase Tracking Reference Signal)
【0161】
同期信号は、端末装置1が下りリンクの周波数領域、および/または、時間領域の同期をとるために少なくとも用いられてもよい。同期信号は、PSS(Primary Synchronization Signal)、および、SSS(Secondary Synchronization Signal)の総称である。
【0162】
図7は、本実施形態の一態様に係るSS/PBCHブロックの構成例を示す図である。図7において、横軸は時間軸(OFDMシンボルインデックスlsym)であり、縦軸は周波数領域を示す。また、斜線のブロックは、PSSのためのリソースエレメントのセットを示す。また、格子線のブロックはSSSのためのリソースエレメントのセットを示す。また、横線のブロックは、PBCH、および、該PBCHのためのDMRS(PBCH
に関連するDMRS、PBCHに含まれるDMRS、PBCHに対応するDMRS)のためのリソースエレメントのセットを示す。
【0163】
図7に示されるように、SS/PBCHブロックは、PSS、SSS、および、PBCHを含む。また、SS/PBCHブロックは、連続する4つのOFDMシンボルを含む。SS/PBCHブロックは、240サブキャリアを含む。PSSは、1番目のOFDMシンボルにおける57番目から183番目のサブキャリアに配置される。SSSは、3番目のOFDMシンボルにおける57番目から183番目のサブキャリアに配置される。1番目のOFDMシンボルの1番目から56番目のサブキャリアはゼロがセットされてもよい。1番目のOFDMシンボルの184番目から240番目のサブキャリアはゼロがセットされてもよい。3番目のOFDMシンボルの49番目から56番目のサブキャリアはゼロがセットされてもよい。3番目のOFDMシンボルの184番目から192番目のサブキャリアはゼロがセットされてもよい。2番目のOFDMシンボルの1番目から240番目のサブキャリアであって、かつ、PBCHのためのDMRSが配置されないサブキャリアにPBCHが配置される。3番目のOFDMシンボルの1番目から48番目のサブキャリアであって、かつ、PBCHのためのDMRSが配置されないサブキャリアにPBCHが配置される。3番目のOFDMシンボルの193番目から240番目のサブキャリアであって、かつ、PBCHのためのDMRSが配置されないサブキャリアにPBCHが配置される。4番目のOFDMシンボルの1番目から240番目のサブキャリアであって、かつ、PBCHのためのDMRSが配置されないサブキャリアにPBCHが配置される。
【0164】
PSS、SSS、PBCH、および、PBCHのためのDMRSのアンテナポートは、同一であってもよい。
【0165】
あるアンテナポートにおけるPBCHのシンボルが伝達されるPBCHは、該PBCHがマップされるスロットに配置されるPBCHのためのDMRSであって、該PBCHが含まれるSS/PBCHブロックに含まれる該PBCHのためのDMRSによって推定されてもよい。
【0166】
DL DMRSは、PBCHのためのDMRS、PDSCHのためのDMRS、および、PDCCHのためのDMRSの総称である。
【0167】
PDSCHのためのDMRS(PDSCHに関連するDMRS、PDSCHに含まれるDMRS、PDSCHに対応するDMRS)のアンテナポートのセットは、該PDSCHのためのアンテナポートのセットに基づき与えられてもよい。つまり、PDSCHのためのDMRSのアンテナポートのセットは、該PDSCHのためのアンテナポートのセットと同じであってもよい。
【0168】
PDSCHの送信と、該PDSCHのためのDMRSの送信は、1つのDCIフォーマットにより示されてもよい(または、スケジューリングされてもよい)。PDSCHと、該PDSCHのためのDMRSは、まとめてPDSCHと呼称されてもよい。PDSCHを送信することは、PDSCHと、該PDSCHのためのDMRSを送信することであってもよい。
【0169】
PDSCHは、該PDSCHのためのDMRSから推定されてもよい。つまり、PDSCHの伝搬路は、該PDSCHのためのDMRSから推定されてもよい。もし、あるPDSCHのシンボルが伝達されるリソースエレメントのセットと、該あるPDSCHのためのDMRSのシンボルが伝達されるリソースエレメントのセットが同一のプレコーディングリソースグループ(PRG: Precoding Resource Group)に含まれる場合、あるアンテナ
ポートにおける該PDSCHのシンボルが伝達されるPDSCHは、該PDSCHのため
のDMRSによって推定されてもよい。
【0170】
PDCCHのためのDMRS(PDCCHに関連するDMRS、PDCCHに含まれるDMRS、PDCCHに対応するDMRS)のアンテナポートは、PDCCHのためのアンテナポートと同一であってもよい。
【0171】
PDCCHは、該PDCCHのためのDMRSから推定されてもよい。つまり、PDCCHの伝搬路は、該PDCCHのためのDMRSから推定されてもよい。もし、あるPDCCHのシンボルが伝達されるリソースエレメントのセットと、該あるPDCCHのためのDMRSのシンボルが伝達されるリソースエレメントのセットにおいて同一のプレコーダが適用される(適用されると想定される、適用されると想定する)場合、あるアンテナポートにおける該PDCCHのシンボルが伝達されるPDCCHは、該PDCCHのためのDMRSによって推定されてもよい。
【0172】
BCH(Broadcast CHannel)、UL-SCH(Uplink-Shared CHannel)およびDL-SCH(Downlink-Shared CHannel)は、トランスポートチャネルである。MAC層で用
いられるチャネルはトランスポートチャネルと呼称される。MAC層で用いられるトランスポートチャネルの単位は、トランスポートブロック(TB)またはMAC PDU(Protocol Data Unit)とも呼称される。MAC層においてトランスポートブロック毎にHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の制御が行なわれる。トランスポートブロック
は、MAC層が物理層に渡す(deliver)データの単位である。物理層において、トラン
スポートブロックはコードワードにマップされ、コードワード毎に変調処理が行なわれる。
【0173】
サービングセルごとに、1つのUL-SCH、および、1つのDL-SCHが与えられてもよい。BCHは、PCellに与えられてもよい。BCHは、PSCell、SCellに与えられなくてもよい。
【0174】
BCCH(Broadcast Control CHannel)、CCCH(Common Control CHannel)、お
よび、DCCH(Dedicated Control CHannel)は、ロジカルチャネルである。例えば、
BCCHは、MIB、または、システム情報を送信するために用いられるRRC層のチャネルである。また、CCCH(Common Control CHannel)は、複数の端末装置1において共通なRRCメッセージを送信するために用いられてもよい。ここで、CCCHは、例えば、RRC接続されていない端末装置1のために用いられてもよい。また、DCCH(Dedicated Control CHannel)は、端末装置1に専用のRRCメッセージを送信するために
少なくとも用いられてもよい。ここで、DCCHは、例えば、RRC接続されている端末装置1のために用いられてもよい。
【0175】
RRCメッセージは、1または複数のRRCパラメータ(情報要素)を含む。例えば、RRCメッセージは、MIBを含んでもよい。また、RRCメッセージは、システム情報を含んでもよい。また、RRCメッセージは、CCCHに対応するメッセージを含んでもよい。また、RRCメッセージは、DCCHに対応するメッセージを含んでもよい。DCCHに対応するメッセージを含むRRCメッセージは、個別RRCメッセージとも呼称される。
【0176】
ロジカルチャネルにおけるBCCHは、トランスポートチャネルにおいてBCH、または、DL-SCHにマップされてもよい。ロジカルチャネルにおけるCCCHは、トランスポートチャネルにおいてDL-SCHまたはUL-SCHにマップされてもよい。ロジカルチャネルにおけるDCCHは、トランスポートチャネルにおいてDL-SCHまたはUL-SCHにマップされてもよい。
【0177】
トランスポートチャネルにおけるUL-SCHは、物理チャネルにおいてPUSCHにマップされてもよい。トランスポートチャネルにおけるDL-SCHは、物理チャネルにおいてPDSCHにマップされてもよい。トランスポートチャネルにおけるBCHは、物理チャネルにおいてPBCHにマップされてもよい。
【0178】
上位層パラメータ(上位層のパラメータ)は、RRCメッセージ、または、MAC CE(Medium Access Control Control Element)に含まれるパラメータである。つまり、
上位層パラメータは、MIB、システム情報、CCCHに対応するメッセージ、DCCHに対応するメッセージ、および、MAC CEに含まれる情報の総称である。
【0179】
端末装置1が行う手順は、以下の5Aから5Cの一部または全部を少なくとも含む。
5A)セルサーチ(cell search)
5B)ランダムアクセス(random access)
5C)データ通信(data communication)
【0180】
セルサーチは、端末装置1によって時間領域と周波数領域に関する、あるセルとの同期を行い、物理セルID(physical cell identity)を検出するために用いられる手順である。つまり、端末装置1は、セルサーチによって、あるセルとの時間領域、および、周波数領域の同期を行い、物理セルIDを検出してもよい。
【0181】
PSSの系列は、物理セルIDに少なくとも基づき与えられる。SSSの系列は、物理セルIDに少なくとも基づき与えられる。
【0182】
SS/PBCHブロック候補は、SS/PBCHブロックの送信が許可される(可能である、予約される、設定される、規定される、可能性がある)リソースを示す。
【0183】
あるハーフ無線フレームにおけるSS/PBCHブロック候補のセットは、SSバーストセット(SS burst set)とも呼称される。SSバーストセットは、送信ウィンドウ(transmission window)、SS送信ウィンドウ(SS transmission window)、または、DR
S送信ウィンドウ(Discovery Refeence Signal transmission window)とも呼称される
。SSバーストセットは、第1のSSバーストセット、および、第2のSSバーストセットを少なくとも含んだ総称である。
【0184】
基地局装置3は、1個または複数個のインデックスのSS/PBCHブロックを所定の周期で送信する。端末装置1は、該1個または複数個のインデックスのSS/PBCHブロックの少なくともいずれかのSS/PBCHブロックを検出し、該SS/PBCHブロックに含まれるPBCHの復号を試みてもよい。
【0185】
ランダムアクセスは、メッセージ1、メッセージ2、メッセージ3、および、メッセージ4の一部または全部を少なくとも含む手順である。
【0186】
メッセージ1は、端末装置1によってPRACHが送信される手順である。端末装置1は、セルサーチに基づき検出したSS/PBCHブロック候補のインデックスに少なくとも基づき、1または複数のPRACH機会の中から選択される1つのPRACH機会において、PRACHを送信する。
【0187】
PRACH機会の設定は、PRACH設定期間(PCF: PRACH configuration period)
PCF、あるPRACH設定期間の時間領域において含まれるPRACH機会の数NPCF RO,t、周波数領域において含まれるPRACH機会の数NRO,f、PRACH
機会ごとにランダムアクセスのために割り当てられるランダムアクセスプリアンブルの数NRO preamble、競合ベースランダムアクセス(CBRA: Contention Based Random Access)のためにSS/PBCHブロック候補のインデックスごとに割り当てられるプリアンブルの数NSSB preamble,CBRA、および、競合ベースランダムアクセスのためにSS/PBCHブロック候補のインデックスごとに割り当てられるPRACH機会の数NSSB RO、の一部または全部を少なくとも含んでもよい。
【0188】
PRACH機会の設定に少なくとも基づき、あるPRACH機会の時間リソース、および、周波数リソースの一部または全部が与えられてもよい。
【0189】
端末装置1によって検出されたSS/PBCHブロックに対応するSS/PBCHブロック候補のインデックスとPRACH機会の関係(association)は、実際にSS/PB
CHブロックの送信に用いられるSS/PBCHブロック候補のインデックスを示す第1のビットマップ情報(第1のビットマップ)に少なくとも基づき与えられてもよい。端末装置1は、実際にSS/PBCHブロックの送信に用いられるSS/PBCHブロック候補のインデックスを示す第1のビットマップ情報に少なくとも基づき、該端末装置1によって検出されたSS/PBCHブロックに対応するSS/PBCHブロック候補のインデックスとPRACH機会の関係(association)を決定してもよい。第1のビットマップ
情報の各要素は、あるSS/PBCHブロック候補のインデックスに対応してもよい。例えば、第1のビットマップ情報の1番目の要素は、SS/PBCHブロック候補のインデックスが0であるSS/PBCHブロック候補に対応してもよい。例えば、第1のビットマップ情報の2である番目の要素は、SS/PBCHブロック候補のインデックスが1であるSS/PBCHブロック候補に対応してもよい。例えば、第1のビットマップ情報のLSSB番目の要素は、SS/PBCHブロック候補のインデックスがLSSB-1であるSS/PBCHブロック候補に対応してもよい。LSSBは、1つのSSバーストセット(例えば、第1のSSバーストセット)に含まれるSS/PBCHブロックの数である。
【0190】
図8は、本実施形態の一態様に係るPRACHリソースの設定例を示す図である。図8において、PRACH設定期間TPCFは40msであり、あるPRACH設定期間の時間領域において含まれるPRACH機会の数NPCF RO,tは1であり、周波数領域において含まれるPRACH機会の数NRO,fは2に設定されている。
【0191】
例えば、実際にSS/PBCHブロックの送信に用いられるSS/PBCHブロック候補のインデックスを示す第1のビットマップ情報(ssb-PositionInBurst)は、{1,1
,0,1,0,1,0,0}にセットされている。
【0192】
図9は、本実施形態の一態様に係る、1)PRACH機会ごとにランダムアクセスのために割り当てられるランダムアクセスプリアンブルの数NRO preambleが64であり、2)競合ベースランダムアクセスのためにSS/PBCHブロック候補のインデックスごとに割り当てられるプリアンブルの数NSSB preamble,CBRAが64であり、3)競合ベースランダムアクセスのためにSS/PBCHブロック候補のインデックスごとに割り当てられるPRACH機会の数NSSB ROが1であり、かつ、4)第1のビットマップ情報が{1,1,0,1,0,1,1,0}にセットされている場合のSS/PBCHブロック候補のインデックスとPRACH機会の関係(SS-RO association)の一例を示す図である。図9において、PRACH機会の設定は図8と同じであるこ
とが想定される。図9において、インデックス0のSS/PBCHブロック候補は、インデックス0のPRACH機会(RO#0)に対応し、インデックス1のSS/PBCHブロック候補は、インデックス1のPRACH機会(RO#1)に対応し、インデックス3のSS/PBCHブロック候補はインデックス2のPRACH機会(RO#2)に対応し
、インデックス5のSS/PBCHブロック候補はインデックス3のPRACH機会(RO#3)に対応し、インデックス6のSS/PBCHブロック候補はインデックス4のPRACH機会(RO#4))に対応してもよい。図9において、PRACH関係周期(PRACH AP: PRACH association period)TAPは、インデックス0からインデックス4までのPRACH機会(RO#0~RO#5)を含む120msである。図9において、PRACH関係パターン周期(PRACH APP: PRACH Association Pattern Period)TAPP
、160msである。図9において、PRACH関係パターン周期は、1つのPRACH関係周期を含む。
【0193】
図10は、本実施形態の一態様に係る、1)PRACH機会ごとにランダムアクセスのために割り当てられるランダムアクセスプリアンブルの数NRO preambleが64であり、2)競合ベースランダムアクセスのためにSS/PBCHブロック候補のインデックスごとに割り当てられるプリアンブルの数NSSB preamble,CBRAが64であり、3)競合ベースランダムアクセスのためにSS/PBCHブロック候補のインデックスごとに割り当てられるPRACH機会の数NSSB ROが1であり、かつ、4)第1のビットマップ情報が{1,1,0,1,0,1,0,0}にセットされている場合のSS/PBCHブロック候補のインデックスとPRACH機会の関係の一例を示す図である。図10において、PRACH機会の設定は図8と同じであることが想定される。図10において、インデックス0のSS/PBCHブロック候補は、インデックス0のPRACH機会(RO#0)およびインデックス4のPRACH機会(RO#4)に対応し、インデックス1のSS/PBCHブロック候補は、インデックス1のPRACH機会(RO#1)およびインデックス5のPRACH機会(RO#5)に対応し、インデックス3のSS/PBCHブロック候補はインデックス2のPRACH機会(RO#2)およびインデックス6のPRACH機会(RO#6)に対応し、インデックス5のSS/PBCHブロック候補はインデックス3のPRACH機会(RO#3)およびインデックス7のPRACH機会(RO#7)に対応してもよい。図10において、PRACH関係周期TAPは、インデックス0からインデックス3までのPRACH機会(RO#0~RO#3)を含む80msである。図10において、PRACH関係パターン周期(PRACH APP: PRACH Association Pattern Period)TAPPは、160msである。図10において、P
RACH関係パターン周期は、2つのPRACH関係周期を含む。
【0194】
第1のビットマップ情報で示される、N個の“実際にSS/PBCHブロックの送信に用いられるSS/PBCHブロック候補”のうち最も小さいインデックスの“実際にSS/PBCHブロックの送信に用いられるSS/PBCHブロック候補”は、先頭のPRACH機会(インデックス0のPRACH機会)に対応してもよい。第1のビットマップ情報で示される、N個の“実際にSS/PBCHブロックの送信に用いられるSS/PBCHブロック候補”のうちのn番目のインデックスは、n番目のPRACH機会(インデックスn-1のPRACH機会)に対応してもよい。
【0195】
PRACH機会のインデックスは、PRACH関係パターン周期に含まれるPRACH機会に対して、周波数軸を優先して付される(Frequency-first time-second)。
【0196】
第1のビットマップ情報で示される、N個の“実際にSS/PBCHブロックの送信に用いられるSS/PBCHブロック候補”のすべてが少なくとも1つのPRACH機会に対応するように割り当てたとき、少なくとも1つの“実際にSS/PBCHブロックの送信に用いられるSS/PBCHブロック候補”に対応するPRACH機会の少なくとも1つに対応するPRACH設定期間を含んで構成される。図9において、少なくとも1つの“実際にSS/PBCHブロックの送信に用いられるSS/PBCHブロック候補”に対応するPRACH機会は、RO#0からRO#4であり、少なくとも1つの“実際にSS/PBCHブロックの送信に用いられるSS/PBCHブロック候補”に対応するPRA
CH機会の少なくとも1つに対応するPRACH設定期間は、先頭から3つのPRACH設定期間である。図10において、少なくとも1つの“実際にSS/PBCHブロックの送信に用いられるSS/PBCHブロック候補”に対応するPRACH機会は、RO#0からRO#3であり、少なくとも1つの“実際にSS/PBCHブロックの送信に用いられるSS/PBCHブロック候補”に対応するPRACH機会の少なくとも1つに対応するPRACH設定期間は、先頭から2つのPRACH設定期間である。
【0197】
APP>k*TAPを満たす最大の整数kが2以上である場合、1つのPRACH関係パターン周期はk個のPRACH関係周期を含んで構成される。図10において、TAPP>k*TAPを満たす最大の整数kは2であり、1つ目のPRACH関係周期は先頭から2つのPRACH設定期間を含み、2つ目のPRACH関係周期は3つ目のPRACH設定期間から2つのPRACH設定期間を含む。
【0198】
端末装置1は、SS/PBCHブロックが検出されるSS/PBCHブロック候補のインデックスに対応するPRACH機会の中から選択される1つのランダムアクセスプリアンブルを送信する。
【0199】
メッセージ2は、端末装置1によってRA-RNTI(Random Access - Radio Network Temporary Identifier)でスクランブルされたCRC(Cyclic Redundancy Check)を
伴うDCIフォーマット1_0の検出を試みる手順である。端末装置1は、セルサーチに基づき検出したSS/PBCHブロックに含まれるPBCHに含まれるMIBに基づき与えられる制御リソースセット、および、探索領域セットの設定に基づき示されるリソースにおいて、該DCIフォーマットを含むPDCCHの検出を試みる。
【0200】
メッセージ3は、メッセージ2手順によって検出されたDCIフォーマット1_0に含まれるランダムアクセスレスポンスグラントによりスケジューリングされるPUSCHを送信する手順である。ここで、ランダムアクセスレスポンスグラント(random access response grant)は、該DCIフォーマット1_0によりスケジューリングされるPDSCHに含まれるMAC CEにより示される。
【0201】
ランダムアクセスレスポンスグラントに基づきスケジューリングされるPUSCHは、メッセージ3 PUSCH、または、PUSCHのいずれかである。メッセージ3 PUSCHは、衝突解決ID(contention resolution identifier) MAC CEを含む。衝突解決ID MAC CEは、衝突解決IDを含む。
【0202】
メッセージ3 PUSCHの再送は、TC-RNTI(Temporary Cell - Radio Network Temporary Identifier)に基づきスクランブルされたCRCを伴うDCIフォーマッ
ト0_0によってスケジューリングされる。
【0203】
メッセージ4は、C-RNTI(Cell - Radio Network Temporary Identifier)、ま
たは、TC-RNTIのいずれかに基づきスクランブルされたCRCを伴うDCIフォーマット1_0の検出を試みる手順である。端末装置1は、該DCIフォーマット1_0に基づきスケジューリングされるPDSCHを受信する。該PDSCHは、衝突解決IDを含んでもよい。
【0204】
データ通信は、下りリンク通信、および、上りリンク通信の総称である。
【0205】
データ通信において、端末装置1は、制御リソースセット、および、探索領域セットに基づき特定されるリソースにおいてPDCCHの検出を試みる(PDCCHをモニタする、PDCCHを監視する)。
【0206】
制御リソースセットは、所定数のリソースブロックと、所定数のOFDMシンボルにより構成されるリソースのセットである。周波数領域において、制御リソースセットは連続的なリソースにより構成されてもよい(non-interleaved mapping)し、分散的なリソー
スにより構成されてもよい(interleaver mapping)。
【0207】
制御リソースセットを構成するリソースブロックのセットは、上位層パラメータにより示されてもよい。制御リソースセットを構成するOFDMシンボルの数は、上位層パラメータにより示されてもよい。
【0208】
端末装置1は、探索領域セットにおいてPDCCHの検出を試みる。ここで、探索領域セットにおいてPDCCHの検出を試みることは、探索領域セットにおいてPDCCHの候補の検出を試みることであってもよいし、探索領域セットにおいてDCIフォーマットの検出を試みることであってもよいし、制御リソースセットにおいてPDCCHの検出を試みることであってもよいし、制御リソースセットにおいてPDCCHの候補の検出を試みることであってもよいし、制御リソースセットにおいてDCIフォーマットの検出を試みることであってもよい。
【0209】
探索領域セットは、PDCCHの候補のセットとして定義される。探索領域セットは、CSS(Common Search Space)セットであってもよいし、USS(UE-specific Search Space)セットであってもよい。端末装置1は、タイプ0PDCCH共通探索領域セット
(Type0 PDCCH common search space set)、タイプ0aPDCCH共通探索領域セット
(Type0a PDCCH common search space set)、タイプ1PDCCH共通探索領域セット(Type1 PDCCH common search space set)、タイプ2PDCCH共通探索領域セット(Type2 PDCCH common search space set)、タイプ3PDCCH共通探索領域セット(Type3 PDCCH common search space set)、および/または、UE個別PDCCH探索領域セッ
ト(UE-specific search space set)の一部または全部においてPDCCHの候補の検出を試みる。
【0210】
タイプ0PDCCH共通探索領域セットは、インデックス0の共通探索領域セットとして用いられてもよい。タイプ0PDCCH共通探索領域セットは、インデックス0の共通探索領域セットであってもよい。
【0211】
CSSセットは、タイプ0PDCCH共通探索領域セット、タイプ0aPDCCH共通探索領域セット、タイプ1PDCCH共通探索領域セット、タイプ2PDCCH共通探索領域セット、および、タイプ3PDCCH共通探索領域セットの総称である。USSセットは、UE個別PDCCH探索領域セットとも呼称される。
【0212】
ある探索領域セットは、ある制御リソースセットに関連する(含まれる、対応する)。探索領域セットに関連する制御リソースセットのインデックスは、上位層パラメータにより示されてもよい。
【0213】
ある探索領域セットに対して、6Aから6Cの一部または全部が少なくとも上位層パラメータにより示されてもよい。
6A)PDCCHの監視間隔(PDCCH monitoring periodicity)
6B)スロット内のPDCCHの監視パターン(PDCCH monitoring pattern within a slot)
6C)PDCCHの監視オフセット(PDCCH monitoring offset)
【0214】
ある探索領域セットの監視機会(monitoring occasion)は、該ある探索領域セットに
関連する制御リソースセットの先頭のOFDMシンボルが配置されるOFDMシンボルに対応してもよい。ある探索領域セットの監視機会は、ある探索領域セットに関連する制御リソースセットの先頭のOFDMシンボルから始まる該制御リソースセットのリソースに対応してもよい。該探索領域セットの監視機会は、PDCCHの監視間隔、スロット内のPDCCHの監視パターン、および、PDCCHの監視オフセットの一部または全部に少なくとも基づき与えられる。
【0215】
図11は、本実施形態の一態様に係る探索領域セットの監視機会の一例を示す図である。図11において、プライマリセル301に探索領域セット91、および、探索領域セット92が設定され、セカンダリセル302に探索領域セット93が設定され、セカンダリセル303に探索領域セット94が設定されている。
【0216】
図11において、格子線で示されるブロックは探索領域セット91を示し、右上がり対角線で示されるブロックは探索領域セット92を示し、左上がり対角線で示されるブロックは探索領域セット93を示し、横線で示されるブロックは探索領域セット94を示している。
【0217】
探索領域セット91の監視間隔は1スロットにセットされ、探索領域セット91の監視
オフセットは0スロットにセットされ、探索領域セット91の監視パターンは、[1,0
,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0]にセットされている。つまり、探
索領域セット91の監視機会はスロットのそれぞれにおける先頭のOFDMシンボル(OFDMシンボル#0)および8番目のOFDMシンボル(OFDMシンボル#7)に対応する。
【0218】
探索領域セット92の監視間隔は2スロットにセットされ、探索領域セット92の監視オフセットは0スロットにセットされ、探索領域セット92の監視パターンは、[1,0
,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0]にセットされている。つまり、探
索領域セット92の監視機会は偶数スロットのそれぞれにおける先頭のOFDMシンボル(OFDMシンボル#0)に対応する。
【0219】
探索領域セット93の監視間隔は2スロットにセットされ、探索領域セット93の監視オフセットは0スロットにセットされ、探索領域セット93の監視パターンは、[0,0
,0,0,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0]にセットされている。つまり、探
索領域セット93の監視機会は偶数スロットのそれぞれにおける8番目のOFDMシンボル(OFDMシンボル#7)に対応する。
【0220】
探索領域セット94の監視間隔は2スロットにセットされ、探索領域セット94の監視オフセットは1スロットにセットされ、探索領域セット94の監視パターンは、[1,0
,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0]にセットされている。つまり、探
索領域セット94の監視機会は奇数スロットのそれぞれにおける先頭のOFDMシンボル(OFDMシンボル#0)に対応する。
【0221】
タイプ0PDCCH共通探索領域セットは、SI-RNTI(System Information-Radio Network Temporary Identifier)によってスクランブルされたCRC(Cyclic Redundancy Check)系列を伴うDCIフォーマットのために少なくとも用いられてもよい。
【0222】
タイプ0aPDCCH共通探索領域セットは、SI-RNTI(System Information-Radio Network Temporary Identifier)によってスクランブルされたCRC(Cyclic Redundancy Check)系列を伴うDCIフォーマットのために少なくとも用いられてもよい。
【0223】
タイプ1PDCCH共通探索領域セットは、RA-RNTI(Random Access-Radio Network Temporary Identifier)によってスクランブルされたCRC系列、および/または、TC-RNTI(Temporary Cell-Radio Network Temporary Identifier)によってス
クランブルされたCRC系列を伴うDCIフォーマットのために少なくとも用いられてもよい。
【0224】
タイプ2PDCCH共通探索領域セットは、P-RNTI(Paging- Radio Network Temporary Identifier)によってスクランブルされたCRC系列を伴うDCIフォーマットのために用いられてもよい。
【0225】
タイプ3PDCCH共通探索領域セットは、C-RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)によってスクランブルされたCRC系列を伴うDCIフォーマットの
ために用いられてもよい。
【0226】
UE個別PDCCH探索領域セットは、C-RNTIによってスクランブルされたCRC系列を伴うDCIフォーマットのために少なくとも用いられてもよい。
【0227】
下りリンク通信において、端末装置1は、下りリンクDCIフォーマットを検出する。検出された下りリンクDCIフォーマットは、PDSCHのリソース割り当てに少なくとも用いられる。該検出された下りリンクDCIフォーマットは、下りリンク割り当て(downlink assignment)とも呼称される。端末装置1は、該PDSCHの受信を試みる。該
検出された下りリンクDCIフォーマットに基づき示されるPUCCHリソースに基づき、該PDSCHに対応するHARQ-ACK(該PDSCHに含まれるトランスポートブロックに対応するHARQ-ACK)を基地局装置3に報告する。
【0228】
上りリンク通信において、端末装置1は、上りリンクDCIフォーマットを検出する。検出されたDCIフォーマットは、PUSCHのリソース割り当てに少なくとも用いられる。該検出された上りリンクDCIフォーマットは、上りリンクグラント(uplink grant)とも呼称される。端末装置1は、該PUSCHの送信を行う。
【0229】
基地局装置3、および、端末装置1は、サービングセルcにおいてチャネルアクセス手順(Channel access procedure)を実施し、サービングセルcにおいて送信波(Transmission)の送信を実施してもよい。例えば、サービングセルcは免許不要帯域(Unlicensed
band)において設定されるサービングセルであってもよい。送信波は、基地局装置3、
または、端末装置1から媒体に送信される信号である。
【0230】
基地局装置3、および、端末装置1は、サービングセルcのキャリアfにおいてチャネルアクセス手順を実施し、サービングセルcのキャリアfにおいて送信波の送信を実施してもよい。キャリアfは、サービングセルcに含まれるキャリアである。キャリアfは、上位層のパラメータに基づき与えられるリソースブロックのセットによって構成されてもよい。
【0231】
基地局装置3、および、端末装置1は、サービングセルcのキャリアfにおいてチャネルアクセス手順を実施し、サービングセルcのキャリアfのバンドパートbにおいて送信波の送信を実施してもよい。バンドパートbは、キャリアfに含まれる帯域のサブセットである。
【0232】
基地局装置3、および、端末装置1は、サービングセルcのキャリアfのバンドパートbにおいてチャネルアクセス手順を実施し、サービングセルcのキャリアfにおいて送信波の送信を実施してもよい。サービングセルcのキャリアfにおいて送信波の送信を実施
することは、サービングセルcのキャリアfに含まれるバンドパートのいずれかにおいて送信波が送信されることであってもよい。
【0233】
基地局装置3、および、端末装置1は、サービングセルcのキャリアfのバンドパートbにおいてチャネルアクセス手順を実施し、サービングセルcのキャリアfのバンドパートbにおいて送信波の送信を実施してもよい。
【0234】
チャネルアクセス手順は、第1の計測(first sensing)とカウント手順の一方または
両方を少なくとも含んで構成されてもよい。第1のチャネルアクセス手順は、第1の計測を含んでもよい。第1のチャネルアクセス手順は、カウント手順を含まなくてもよい。第2のチャネルアクセス手順は、第1の計測とカウント手順の両方を少なくとも含んでもよい。チャネルアクセス手順は、第1のチャネルアクセス手順と第2のチャネルアクセス手順の一部または全部を含んだ呼称である。
【0235】
第1のチャネルアクセス手順が実施された後、SS/PBCHブロックを少なくとも含む送信波が送信されてもよい。第1のチャネルアクセス手順が実施された後、SS/PBCHブロック、報知情報を含むPDSCH、該PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマットを含むPDCCH、および、CSI-RSの一部または全部を少なくとも含む送信波が送信されてもよい。第2のチャネルアクセス手順が実施された後、報知情報以外の情報を含むPDSCHを少なくとも含む送信波が送信されてもよい。報知情報を含むPDSCHは、システム情報を含むPDSCH、ページング情報を含むPDSCH、および、ランダムアクセスに用いられるPDSCH(メッセージ2、および/または、メッセージ4)の一部または全部を少なくとも含んでもよい。
【0236】
SS/PBCHブロック、報知情報を含むPDSCH、該PDSCHのスケジューリングに用いられるDCIフォーマットを含むPDCCH、および、CSI-RSの一部または全部を少なくとも含む送信波は、DRS(Discovery Reference Signal)とも呼称される。DRSは、第1のチャネルアクセス手順の後に送信される信号であってもよい。
【0237】
DRSの期間が所定の長さ以下であり、DRSのデューティ比(duty cycle)が所定値以下である場合に、第1のチャネルアクセス手順が実施された後、該DRSを含む送信波が送信されてもよい。該DRSの期間が該所定の長さを超えている場合に、第2のチャネルアクセス手順が実施された後、該DRSを含む送信波が送信されてもよい。該DRSのデューティ比が該所定値を超えている場合に、第2のチャネルアクセス手順が実施された後、該DRSを含む送信波が送信されてもよい。例えば、該所定の長さは1msであってもよい。また、該所定値は、1/20であってもよい。
【0238】
チャネルアクセス手順が実施された後に送信波が送信されることは、チャネルアクセス手順に基づき送信波が送信されることであってもよい。チャネルアクセス手順が実施された後に送信波が送信されることは、チャネルアクセス手順に基づきチャネルが送信可能であることが与えられた場合に、送信波が送信されることであってもよい。
【0239】
第1の計測は、延期期間(defer duration)のうちの1または複数のLBTスロット期間(LBT slot duration)において、媒体(Medium)がアイドル(Idle)であることが検
知されることであってもよい。ここで、LBT(Listen Before Talk)は、キャリアセンスに基づき媒体がアイドルであるかビジー(Busy)であるかが与えられる手順であってもよい。キャリアセンスは、媒体においてエネルギー検出(Energy detection)を実施することであってもよい。例えば、ビジーは、キャリアセンスによって検出されるエネルギー量が所定のしきい値よりも大きい状態であってもよい。また、アイドルは、キャリアセンスによって検出されるエネルギー量が所定のしきい値よりも小さい状態であってもよい。
また、キャリアセンスによって検出されるエネルギー量が所定のしきい値と等しいことは、アイドルであってもよい。また、キャリアセンスによって検出されるエネルギー量が所定のしきい値と等しいことは、ビジーであってもよい。
【0240】
アイドルであることは、ビジーでないことであってもよい。ビジーであることは、アイドルでないことであってもよい。
【0241】
LBTスロット期間は、LBTの単位である。LBTスロット期間ごとに、媒体がアイドルであるかビジーであるかが与えられてもよい。例えば、LBTスロット期間は9マイクロ秒であってもよい。
【0242】
延期期間は、期間Tと1または複数のLBTスロット期間を少なくとも含んでもよい。延期期間の長さはTと称される。例えば、期間Tは、16マイクロ秒であってもよい。
【0243】
図12は、本実施形態の一態様に係るカウント手順の例を示す図である。カウント手順は、ステップA1からステップA6の一部または全部を少なくとも含む。ステップA1(Step A1)は、カウンターNの値をNinitにセットする動作を含む。ここで、Nin
itは、0からCWpの範囲に含まれる整数値の中からランダムに(または、疑似ランダムに)選択される値である。CWpは、チャネルアクセス優先度クラスpに対するコンテンションウィンドウサイズ(CWS: Contention Window Size)である。
【0244】
ステップA2(Step A2)において、カウンターNの値が0であるか否かが判定される
。ステップA2は、カウンターNが0である場合にチャネルアクセス手順を完了(または、終了)する動作を含む。ステップA2は、カウンターNが0とは異なる場合にステップA3に進む動作を含む。ここで、図12中のTrueは、評価式を判定する動作を含むステップにおいて、該評価式が真であることに対応する。また、Falseは、評価式を判定する動作を含むステップにおいて、該評価式が偽であることに対応する。ステップA2において、評価式はカウンターN=0に対応する。
【0245】
例えば、ステップA3(Step A3)は、カウンターNの値をディクリメント(Decrement)するステップを含んでもよい。カウンターNの値をディクリメントすることは、カウンターNの値を1減らすことであってもよい。つまり、カウンターNの値をディクリメントすることは、カウンターNの値をN-1にセットすることであってもよい。
【0246】
例えば、ステップA3は、N>0の場合に該カウンターNの値をディクリメントするステップを含んでもよい。また、ステップA3は、基地局装置3、または、端末装置1がカウンターNをディクリメントすることを選択した場合に該カウンターNの値をディクリメントするステップを含んでもよい。また、ステップA3は、N>0であり、かつ、基地局装置3、および、端末装置1がカウンターNをディクリメントすることを選択した場合に該カウンターNの値をディクリメントするステップを含んでもよい。
【0247】
例えば、ステップA4(Step A4)は、LBTスロット期間dにおいて媒体のキャリア
センスを実施し、LBTスロット期間dがアイドルである場合にステップA2に進む動作を含んでもよい。また、ステップA4は、キャリアセンスによってLBTスロット期間dがアイドルと判定された場合にステップA2に進む動作を含んでもよい。また、ステップA4は、LBTスロット期間dにおいてキャリアセンスを実施し、LBTスロット期間dがビジーである場合に、ステップA5に進む動作を含んでもよい。また、ステップA4は、キャリアセンスによってLBTスロット期間dがビジーと判定された場合にステップA5に進む動作を含んでもよい。ここで、LBTスロット期間dは、LBTスロット期間で
あって、該カウント手順においてすでにキャリアセンスされたLBTスロット期間の次のLBTスロット期間であってもよい。ステップA4において、評価式はLBTスロット期間dがアイドルであることに対応してもよい。
【0248】
ステップA5(Step A5)は、延期期間に含まれるあるLBTスロット期間において媒
体がビジーであることが検出されるまで、または、延期期間に含まれる全てのLBTスロット期間において媒体がアイドルであることが検出されるまでキャリアセンスを実施する動作を含む。
【0249】
ステップA6(Step A6)は、延期期間に含まれるあるLBTスロット期間において媒
体がビジーであると検出された場合にステップA5に進む動作を含む。ステップA6は、延期期間に含まれる全てのLBTスロット期間において媒体がアイドルであることが検出された場合に、ステップA2に進む動作を含む。ステップA6において、評価式は、該あるLBTスロット期間において媒体がアイドルであることに対応してもよい。
【0250】
CWmin,pは、チャネルアクセス優先度クラスpに対するコンテンションウィンドウサイズCWpの取りうる値の範囲の最小値を示す。CWmax,pは、チャネルアクセス優先度クラスpに対するコンテンションウィンドウサイズCWpの取りうる値の範囲の最大値を示す。チャネルアクセス優先度クラスpに対するコンテンションウィンドウサイズCWpは、CWpとも呼称される。
【0251】
チャネルアクセス優先度クラスpに関連する物理チャネル(例えば、PDSCH)を少なくとも含む送信波が送信される場合、CWpが基地局装置3、または、端末装置1によって管理され、カウント手順のステップA1の前に該CWpが調整される(CWpの調整手順が実施される)。
【0252】
あるコンポーネントキャリアにおいて、NR-U(New Radio - Unlicensed)が適用されてもよい。あるサービングセルにおいて、NR-Uが適用されてもよい。あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)においてNR-Uが適用されることは、以下の要素A1から要素A6の一部または全部を含む技術(フレームワーク、構成)を少なくとも含んでもよい。
要素A1:該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)において、第2のSSバーストセットが構成される
要素A2:基地局装置3は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)において、第2のSS/PBCHブロックを送信する
要素A3:端末装置1は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)において、第2のSS/PBCHブロックを受信する
要素A4:基地局装置3は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)における第2のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて、PDCCHを送信する
要素A5:端末装置1は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)における第2のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて、PDCCHを受信する
要素A6:NR-Uに関連する上位層パラメータ(例えば、MIBに含まれるフィールド)が第1の値(例えば、1)を示す
【0253】
あるコンポーネントキャリアにおいて、NR-U(New Radio - Unlicensed)が適用されなくてもよい。あるサービングセルにおいて、NR-Uが適用されなくてもよい。あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)においてNR-Uが適用されないことは、以下の要素B1から要素B6の一部または全部を含む技術(フレームワーク、
構成)を少なくとも含んでもよい。
要素B1:該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)において、第1のSSバーストセットが構成される
要素B2:基地局装置3は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)において、第1のSS/PBCHブロックを送信する
要素B3:端末装置1は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)において、第1のSS/PBCHブロックを受信する
要素B4:基地局装置3は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)における第1のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて、PDCCHを送信する
要素B5:端末装置1は、該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)における第1のタイプ0PDCCH共通探索領域セットにおいて、PDCCHを受信する
要素B6:NR-Uに関連する上位層パラメータ(例えば、MIBに含まれるフィールド)が該第1の値とは異なる値(例えば、0)を示す
【0254】
あるコンポーネントキャリアは、免許帯域(licensed band)に設定されてもよい。あ
るサービングセルは、免許帯域に設定されてもよい。ここで、あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が免許帯域に設定されることは、以下の設定1から設定3の一部または全部を少なくとも含んでもよい。
設定1:あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)に対して免許帯域で動作することを示す上位層パラメータが与えられる、または、あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)に対して免許不要帯域(unlicensed band)で動作
することを示す上位層パラメータが与えられない
設定2:免許帯域で動作するように、あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が設定される、または、免許不要帯域で動作するように、あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が設定されない
設定3:あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が免許帯域に含まれる、または、あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が免許不要帯域に含まれない
【0255】
免許帯域は、該免許帯域において動作する(ことが期待される)端末装置に対して、無線局免許が要求されるような帯域であってもよい。免許帯域は、無線局免許を保有する事業者(事業体、事業、団体、企業)によって製造される端末装置のみが動作を許可されるような帯域であってもよい。免許不要帯域は、物理信号の送信に先立つチャネルアクセス手順が要求されないような帯域であってもよい。
【0256】
免許不要帯域は、該免許不要帯域において動作する(ことが期待される)端末装置に対して、無線局免許が要求されないような帯域であってもよい。免許不要帯域は、無線局免許を保有する事業者、および/または、無線局免許を保有しない事業者の一部または全部によって製造される端末装置が動作を許可されるような帯域であってもよい。免許不要帯域は、物理信号の送信に先立つチャネルアクセス手順が要求されるような帯域であってもよい。
【0257】
あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)にNR-Uが適用されるか否かは、少なくとも該あるコンポーネントキャリア(または、該あるサービングセル)が、免許不要帯域で運用可能なバンド(例えば、免許不要帯域でのみ運用可能なバンド)に設定されているか否かに基づいて決められてもよい。例えば、NRあるいはNRのキャリアアグリゲーションのためにデザインされたバンドのリストが規定されてもよい。例えば、あるバンドが、リスト内の1つまたは複数のバンドが免許不要帯域で運用可能なバン
ド(例えば、免許不要帯域でのみ運用可能なバンド)に含まれる場合、該あるバンドにNR-Uが適用されてもよい。また、あるバンドが、リスト内の1つまたは複数のバンドが免許不要帯域で運用可能なバンド(例えば、免許不要帯域でのみ運用可能なバンド)に含まれない場合、該あるバンドにNR-Uが適用されず、通常のNR(例えば、リリース15のNR、あるいはリリース16のNR-U以外のNR)が適用されてもよい。
【0258】
あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)にNR-Uが適用されるか否かは、少なくともそのコンポーネントキャリア(または、そのサービングセル)が、NR-Uが運用可能なバンド(例えば、NR-Uでのみ運用可能なバンド)に設定されているか否かに基づいて決められてもよい。例えば、NRあるいはNRのキャリアアグリゲーションがその運用のためにデザインされたバンドのリストが規定され、リスト内の1つあるいは複数のバンドがNR-Uが運用可能なバンド(例えば、NR-Uのみ運用可能なバンド)として規定されている場合、そのコンポーネントキャリア(または、そのサービングセル)に対して設定されるバンドが、当該1つあるいは複数のバンドのいずれかであればNR-Uが適用され、当該1つあるいは複数のバンド以外のバンドであればNR-Uが適用されず、通常のNR(例えば、リリース15のNR、あるいはリリース16のNR-U以外のNR)が適用されてもよい。
【0259】
あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)にNR-Uが適用されるか否かは、システムインフォメーション(例えば、Master Informatio
n Block(MIB、あるいはPhysical Broadcast Channel(PBCH)))に含まれる情報に基づいて決められてもよい。例えば、MIBにNR-Uを適用するか否かを示す情報が含まれており、その情報がNR-Uを適用することを示している場合、そのMIBが対応するサービングセルに対して、NR-Uが適用されてもよい。一方、その情報がNR-Uを適用することを示していない場合、そのMIBが対応するサービングセルに対して、NR-Uが適用されず、通常のNRが適用されてもよい。あるいは、その情報が免許不要帯域で運用可能か否かを示してもよい。
【0260】
あるコンポーネントキャリアは、免許不要帯域に設定されてもよい。あるサービングセルは、免許不要帯域に設定されてもよい。ここで、あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が免許不要帯域に設定されることは、以下の設定4から設定6の一部または全部を少なくとも含んでもよい。
設定4:あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)に対して免許不要帯域で動作することを示す上位層パラメータが与えられる
設定5:免許不要帯域で動作するように、あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が設定される
設定6:あるコンポーネントキャリア(または、あるサービングセル)が免許不要帯域に含まれる
【0261】
以下、コンポーネントキャリアにNR-Uが適用される、またはNR-Uが適用されないことを想定の下、説明を行う。なお、“コンポーネントキャリアにNR-Uが適用される”ことは、“サービングセルにNR-Uが適用される”ことであってもよいし、“コンポーネントキャリアにNR-Uが適用されない”ことは、“サービングセルにNR-Uが適用されない”ことであってもよい。
【0262】
図13は、本実施形態の一態様に係るPUSCHの構成に関する一例を示した図である。図13において、横軸は時間軸であり、OFDMシンボルインデックスを示す。また、図13において、1301は物理信号であり、1302は下りリンクと上りリンクの切り替えに係るギャップであり、1303a、および、1303bは、上りリンク物理チャネルを構成する信号である。ある上りリンク物理チャネル1303は、1303a、および
、1303bの一方または両方を少なくとも含んでもよい。1303aと1303bは同一のスロットに配置されてもよい。1303aと1303bは異なるスロットに配置されなくてもよい。端末装置1は、1303aと1303bが同一のスロットに配置されることを期待してもよい。端末装置1は、1303aと1303bが異なるスロットに配置されることを期待しなくてもよい。基地局装置3は、1303aと1303bを同一のスロットに配置してもよい。基地局装置3は、1303aと1303bを異なるスロットに配置しなくてもよい。
【0263】
端末装置1は、1302においてチャネルアクセス手順を実施してもよい。端末装置1は、1302において実施されるチャネルアクセス手順に基づき、上りリンク物理チャネル1303を送信してもよい。例えば、端末装置1は、1302において実施されるチャネルアクセス手順の結果、媒体がアイドルであると判断した場合に、上りリンク物理チャネル1303を送信してもよい。また、端末装置1は、1303において実施されるチャネルアクセス手順の結果、媒体がビジーであると判断した場合に、上りリンク物理チャネル1303を送信しなくてもよい。
【0264】
例えば、1303aは、OFDMシンボルの一部により構成されてもよい。例えば、1303aは、OFDMシンボルの少なくとも一部において送信されず、それ以外の一部において送信されるような信号により構成されてもよい。例えば、1303aは、OFDMシンボルの一部のみに時間領域信号が生成されるようなOFDMシンボルを含んで構成されてもよい。
【0265】
1303aの時間領域信号は、OFDMシンボル#4以外のOFDMシンボル(例えば、OFDMシンボル#5など)に含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成されてもよい。例えば、1303aの時間領域信号は、OFDMシンボル#4の次のOFDMシンボル(つまり、OFDMシンボル#5)に含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成されてもよい。
【0266】
以下、サブキャリアインデックスkscは、サブキャリアインデックスkとも呼称される。また、OFDMシンボルインデックスlsymは、OFDMシンボルインデックスlとも呼称される。つまり、kはサブキャリアインデックスを示すために用いられてもよく、lは、OFDMシンボルインデックスとして用いられてもよい。
【0267】
上りリンク物理チャネルの時間領域信号s(t)は、数式(1)により生成されてもよい。
【数1】
【0268】
数式(1)において、tは、時間を示す。また、ak,lは、サブキャリアインデックスk、および、OFDMシンボルインデックスlにより特定されるリソースエレメントのコンテンツを示す。ここで、該コンテンツは、例えば、1または複数の変調シンボルであってもよい。また、該コンテンツは、1または複数の変調シンボルに基づき与えられる複素数値であってもよい。また、数式(1)において、jは虚数単位を示す。また、πは円周率を示す。また、Nμ CP,lは、CP設定が拡張CPである場合に、512κ・2-μであってもよい。また、Nμ CP,lは、CP設定がノーマルCPであり、かつ、l=0である場合に、144κ・2-μ+16κであってもよい。また、Nμ CP,lは、CP設定がノーマルCPであり、かつ、l=7・2μである場合に、144κ・2-μ+16κであってもよい。また、Nμ CP,lは、CP設定がノーマルCPであり、かつ、l=0でない、かつ、l≠7・2μである場合に、144κ・2-μであってもよい。
【0269】
また、数式(1)において、kμ は、数式(2)により与えられてもよい。
【数2】
【0270】
数式(2)において、μは、端末装置1に対して設定されるサブキャリア間隔の設定μの中での最大値であってもよい。
【0271】
数式(1)において、tの定義域(または、範囲)は、数式(3)により与えられてもよい。
【数3】
【0272】
数式(3)において、tμ start,lは、l=0の場合に0であってもよい。また、tμ start,lは、l≠0の場合にtμ start,l-1+(Nμ +Nμ CP,l-1)Tであってもよい。また、Nμ は、2048κ・2-μであってもよい。
【0273】
1303bの時間領域信号は、数式(1)に基づき生成されてもよい。つまり、1303bに含まれるあるOFDMシンボルの時間領域信号は、該あるOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0274】
1303aの時間領域信号は、1303bの時間領域信号の生成方法とは異なる方法に基づき時間領域信号が生成されてもよい。例えば、1303aに含まれるあるOFDMシンボルの時間領域信号は、該あるOFDMシンボルとは異なるOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき与えられてもよい。例えば、1303aに含まれるあるOFDMシンボルの時間領域信号は、該あるOFDMシンボルの次のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき与えられてもよい。また、1303aに含まれるあるOFDMシンボルの時間領域信号は、1303bに含まれるあるOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき与えられてもよい。また、1303aに含まれるあるOFDMシンボルの時間領域信号は、1303bに含まれる先頭のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0275】
1303aに含まれるOFDMシンボルの時間領域信号を、フローティングCP(floating CP)とも呼称する。例えば、あるOFDMシンボルの時間領域信号にフローティン
グCPが適用されることは、該あるOFDMシンボルの時間領域信号が、該あるOFDMシンボルとは異なるOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき与えられることであってもよい。また、あるOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されることは、該あるOFDMシンボルの時間領域信号が、該あるOFDMシンボルの次のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき与えられることであってもよい。また、1303aに含まれるあるOFDMシンボルにフローティングCPが適用されることは、該あるOFDMシンボルの時間領域信号が、1303bに含まれるあるOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき与えられることであってもよい。
【0276】
例えば、あるOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用されることは、該あるOFDMシンボルの時間領域信号の該一部にフローティングCPが適用され、該一部以外の時間領域信号が生成されない(または、電力、または、振幅が0の時
間領域信号が生成される)ことであってもよい。
【0277】
例えば、あるOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用されることは、該あるOFDMシンボルの時間領域信号の該全部にフローティングCPが適用されることであってもよい。
【0278】
例えば、あるOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されないことは、該あるOFDMシンボルの時間領域信号が、該あるOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき与えられることであってもよい。
【0279】
例えば、あるOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されないことは、該あるOFDMシンボルの時間領域信号が生成されない(または、電力、または、振幅が0の時間領域信号が生成される)ことであってもよい。
【0280】
例えば、あるOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されることは、該あるOFDMシンボルの時間領域信号が、該あるOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき与えられることであってもよい。
【0281】
例えば、1303aのOFDMシンボルインデックスlのOFDMシンボルの時間領域信号のうち、数式(4)によって示されるtの定義域における時間領域信号は、数式(5)に少なくとも基づき生成されてもよい。
【数4】
【数5】
【0282】
数式(4)において、Ttx startは、0とは異なる値であってもよい。また、Ttx startは、0より大きい値であってもよい。例えば、Ttx startは、Ntx start・Tであってもよい。また、Ntx startは、0とは異なる値であってもよい。また、Ntx startは、0より大きい値であってもよい。フローティングCPは、数式(4)に少なくとも基づき生成されてもよい。
【0283】
例えば、Ttx startは、上りリンク物理チャネルの送信に先立って実施されるチャネルアクセス手順のために用いられるギャップ(例えば、図13における1302)を設定するために用いられてもよい。
【0284】
数式(5)において、hは0とは異なる整数である。例えば、hは1であってもよい。また、hは2であってもよい。例えば、サブキャリア間隔の設定μが0または1である場合に、hは1であってもよい。また、サブキャリア間隔の設定μが2である場合に、hは2であってもよい。また、サブキャリア間隔の設定μに関わらず、hは1であってもよい。
【0285】
以下、上りリンク物理チャネル1303がPUCCHとして構成される場合を例にとり、説明を行う。
【0286】
PUCCHは、第1のPUCCHフォーマット、または、第2のPUCCHフォーマットを含んでもよい。例えば、第1のPUCCHフォーマットは、2ビット以下のHARQ-ACKおよびスケジューリングリクエストビットの一方または両方を送信するために用
いられてもよい。例えば、第2のPUCCHフォーマットは、3ビット以上の3ビット以上のUCIを送信するために少なくとも用いられてもよい。ここで、第2のPUCCHフォーマットは、2ビットのHARQ-ACKおよびスケジューリングリクエストビットを送信するためには用いられなくてもよい。
【0287】
図14は、本実施形態の一態様に係る第1のPUCCHフォーマットの構成例を示す図である。第1のPUCCHフォーマットは、PUCCHフォーマット1とも呼称される。図14において、横軸はOFDMシンボルインデックスである。ここで、PUCCH(上りリンク物理チャネル1303)の開始OFDMシンボル(starting OFDM symbol)はOFDMシンボル#2であり、該PUCCHの終端OFDMシンボルはOFDMシンボル#13であり、該PUCCHのOFDMシンボルの数(または、長さ、期間)は12である。該PUCCHのDMRSは、該PUCCHの開始OFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、偶数番目のOFDMシンボルインデックスに配置される。また、該PUCCHにおいて該DMRSが配置されないOFDMシンボルインデックスにUCIの変調シンボルが配置される。図14に示されるように、PUCCHは、開始OFDMシンボルから終端OFDMシンボルまで連続的に配置されてもよい。
【0288】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUCCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHのDMRSは、該X+1番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、偶数番目のOFDMシンボルインデックスのOFDMシンボルに配置されてもよい。
【0289】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUCCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されない場合、該PUCCHのDMRSは、該X番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、偶数番目のOFDMシンボルインデックスのOFDMシンボルに配置されてもよい。
【0290】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHのDMRSは、X+1番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、偶数番目のOFDMシンボルインデックスのOFDMシンボルに配置されてもよい。
【0291】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHのDMRSは、X+1番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、偶数番目のOFDMシンボルインデックスのOFDMシンボルに配置されてもよい。
【0292】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番
目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUCCHのDMRSは、該X+1番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、偶数番目のOFDMシンボルインデックスのOFDMシンボルに配置されてもよい。
【0293】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUCCHのDMRSは、該X番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、偶数番目のOFDMシンボルインデックスのOFDMシンボルに配置されてもよい。
【0294】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられる場合、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されるか否かに関わらず、該PUCCHのDMRSは、X番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、偶数番目のOFDMシンボルインデックスのOFDMシンボルに配置されてもよい。ここで、該X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0295】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHのDMRSは、X番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、偶数番目のOFDMシンボルインデックスのOFDMシンボルに配置されてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0296】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHのDMRSは、X番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、偶数番目のOFDMシンボルインデックスのOFDMシンボルに配置されてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0297】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUCCHのDMRSは、X番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、偶数番目のOFDMシンボルインデックスのOFDMシンボルに配置されてもよい。
【0298】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシ
ンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUCCHのDMRSは、X-1番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、偶数番目のOFDMシンボルインデックスのOFDMシンボルに配置されてもよい。
【0299】
図15は、本実施形態の一態様に係る第2のPUCCHフォーマットの構成例を示す図である。第2のPUCCHフォーマットは、PUCCHフォーマット3とも呼称される。図15において、横軸はOFDMシンボルインデックスである。ここで、PUCCH(上りリンク物理チャネル1303)の開始OFDMシンボル(starting OFDM symbol)はOFDMシンボル#2であり、該PUCCHの終端OFDMシンボルはOFDMシンボル#13であり、該PUCCHのOFDMシンボルの数(または、長さ、期間)は12である。該PUCCHのDMRSは、該PUCCHの開始OFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、2番目と8番目のOFDMシンボルインデックスに配置される。また、該PUCCHにおいて該DMRSが配置されないOFDMシンボルインデックスにUCIの変調シンボルが配置される。図15に示されるように、PUCCHは、開始OFDMシンボルから終端OFDMシンボルまで連続的に配置されてもよい。
【0300】
第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHのDMRSは、所定のOFDMシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルに配置されてもよい。所定のOFDMシンボルのセットは、PUCCHのOFDMシンボル数に少なくとも基づき与えられてもよい。例えば、PUCCHのOFDMシンボルの数が5である場合に、所定のOFDMシンボルのセットは、0番目と3番目のOFDMシンボルを含んでもよい。また、PUCCHのOFDMシンボルの数が8である場合に、所定のOFDMシンボルのセットは、1番目と5番目のOFDMシンボルを含んでもよい。また、PUCCHのOFDMシンボルの数が10である場合に、所定のOFDMシンボルのセットは、2番目と7番目のOFDMシンボルを含んでもよい。また、PUCCHのOFDMシンボルの数が14である場合に、所定のOFDMシンボルのセットは、3番目と10番目のOFDMシンボルを含んでもよい。
【0301】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUCCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHのDMRSは、該X+1番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、所定のOFDMシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルに配置されてもよい。該所定のOFDMシンボルのセットは、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0302】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUCCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されない場合、該PUCCHのDMRSは、該X番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、所定のOFDMシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルに配置されてもよい。該所定のOFDMシンボルのセットは、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0303】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシ
ンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHのDMRSは、X+1番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、所定のOFDMシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルに配置されてもよい。該所定のOFDMシンボルのセットは、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0304】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHのDMRSは、X+1番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、所定のOFDMシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルに配置されてもよい。該所定のOFDMシンボルのセットは、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0305】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUCCHのDMRSは、該X+1番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、所定のOFDMシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルに配置されてもよい。該所定のOFDMシンボルのセットは、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0306】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUCCHのDMRSは、該X番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、所定のOFDMシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルに配置されてもよい。該所定のOFDMシンボルのセットは、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0307】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられる場合、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されるか否かに関わらず、該PUCCHのDMRSは、X番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、所定のOFDMシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルに配置されてもよい。ここで、該X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。該所定のOFDMシンボルのセットは、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0308】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-
1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHのDMRSは、X番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、所定のOFDMシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルに配置されてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。該所定のOFDMシンボルのセットは、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0309】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHのDMRSは、X番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、所定のOFDMシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルに配置されてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。該所定のOFDMシンボルのセットは、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0310】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUCCHのDMRSは、X番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、所定のOFDMシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルに配置されてもよい。該所定のOFDMシンボルのセットは、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0311】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUCCHのDMRSは、X-1番目のOFDMシンボルを0番目のOFDMシンボルインデックスとして、所定のOFDMシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルに配置されてもよい。該所定のOFDMシンボルのセットは、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0312】
第1のPUCCHフォーマットにおいて、ビットのブロックb(0),...,b(Mbit-1)のBPSK(Binary Phase Shift Keying)、または、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調により、複素数値変調シンボルd(0)が生成されてもよい。該変調シンボルと数式(6)に少なくとも基づき、複素数値変調シンボルの系列y(n)が生成されてもよい。
【数6】
【0313】
数式(6)において、r(n)は、ある系列のn番目の要素を示す。ここで、該ある系列は、低PAPR系列(low-PAPR sequence)であってもよい。ここで、PAPR(Peak-to-Average Power Ratio)は、ある信号のピーク電力(または、最大電力)と、平均電力の比を示す用語である。例えば、低PAPR系列は、自己相関が0の系列であってもよい。また、低PAPR系列は、自己相関が0であり、かつ、低振幅な信号を与える系列であ
ってもよい。また、低PAPR系列は、ZC(Zadoff-Chu)系列により与えられてもよい。また、数式(6)において、nの定義域は、0からNRB sc-1の間の整数であってもよい。
【0314】
y(n)は、拡散系列w(m)に基づきブロック的に拡散され(block-wise spread)
てもよい。拡散された後の系列zは、数式(7)に少なくとも基づき生成されてもよい。
【数7】
【0315】
数式(7)において、m´は、周波数ホッピングに関連するインデックスである。また、NPUCCH SF,0は、周波数ホップ#0のための拡散系列w(m)の拡散率に関連するインデックスを示す。拡散系列w(m)の拡散率は、拡散系列w(m)の系列の長さに対応してもよい。w(m)は、数式(8)に少なくとも基づき生成されてもよい。PUCCHにスロット内周波数ホッピングが適用されない場合、該PUCCHは周波数ホップ#0で構成されてもよい。スロット内周波数ホッピングは、ある上りリンク物理チャネルがあるスロットにおける周波数ホッピングであってもよい。
【数8】
【0316】
数式(8)において、jは虚数単位を示す。また、πは円周率を示す。φ(m)は、系列である。NPUCCH SF,m´は、周波数ホップ#m´のための拡散系列w(m)の拡散率に関するインデックスを示す。φ(m)の系列長は、UCIの変調シンボルに適用されるOCC(Orthogonal Cover Code)の拡散率(Spreading factor)に対応してもよ
い。φ(m)の系列長は、NPUCCH SF,m´の値に少なくとも基づき与えられてもよい。つまり、φ(m)の系列長は、周波数ホップごとに与えられてもよい。NPUCCH SF,m´の値は、PUCCHのOFDMシンボルの数に少なくとも基づき与えられてもよい。
【0317】
例えば、PUCCHのOFDMシンボルの数が14であり、周波数ホッピングが適用されない場合、NPUCCH SF,0の値は7であってもよい。また、PUCCHのOFDMシンボルの数が12であり、周波数ホッピングが適用されない場合、NPUCCH SF,0の値は6であってもよい。また、PUCCHのOFDMシンボルの数が14であり、周波数ホッピングが適用される場合、NPUCCH SF,0の値は3であってもよく、NPUCCH SF,1の値は4であってもよい。
【0318】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUCCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHに含まれるUCIの変調シンボルに適用されるOCCの拡散率に関連するインデックスNPUCCH SF,m´は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0319】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUCCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されない場合、該PUCCHに含まれるUCIの変調シンボルに適用されるOCCの拡散率に関連するインデックスNPUCCH SF,m´は、PUC
CHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0320】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHに含まれるUCIの変調シンボルに適用されるOCCの拡散率に関連するインデックスNPUCCH SF,m´は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0321】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHに含まれるUCIの変調シンボルに適用されるOCCの拡散率に関連するインデックスNPUCCH SF,m´は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0322】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUCCHに含まれるUCIの変調シンボルに適用されるOCCの拡散率に関連するインデックスNPUCCH SF,m´は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0323】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUCCHに含まれるUCIの変調シンボルに適用されるOCCの拡散率に関連するインデックスNPUCCH SF,m´は、PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0324】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられる場合、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されるか否かに関わらず、該PUCCHに含まれるUCIの変調シンボルに適用されるOCCの拡散率に関連するインデックスNPUCCH SF,m´は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0325】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHに含まれるUCIの変調シンボルに適用されるOCCの拡散率に関連する
インデックスNPUCCH SF,m´は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0326】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHに含まれるUCIの変調シンボルに適用されるOCCの拡散率に関連するインデックスNPUCCH SF,m´は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0327】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUCCHに含まれるUCIの変調シンボルに適用されるOCCの拡散率に関連するインデックスNPUCCH SF,m´は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0328】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUCCHに含まれるUCIの変調シンボルに適用されるOCCの拡散率に関連するインデックスNPUCCH SF,m´は、PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0329】
端末装置1は、数式(9)に少なくとも基づきPUCCHの送信電力PPUCCH,b,f,c(i,q,q,l)を決定してもよい。また、端末装置1は、数式(9)に示される右辺の各種パラメータの一部または全部に少なくとも基づき、PUCCHの送信電力PPUCCH,b,f,c(i,q,q,l)を決定してもよい。端末装置1によって決定されるPUCCHの送信電力PPUCCH,b,f,c(i,q,q,l)は、プライマリセル#cにおけるキャリア#fにおける上りリンクBWP#bにおいて送信されるPUCCHの送信電力値を示す。
【数9】
【0330】
数式(9)において、iは、PUCCHの送信機会を示すインデックスである。ここで、PUCCHの送信機会は、該PUCCHが配置される開始OFDMシンボルのインデックスと、該PUCCHのOFDMシンボルの数に少なくとも基づき定義されてもよい。つまり、PUCCHの送信機会を示すインデックスiは、PUCCHの時間領域の位置に関連する。また、数式(9)において、lはPUCCHの送信電力の調整に関連するインデックスである。
【0331】
数式(9)において、PCMAX,f,c(i)は、サービングセルcのキャリア#fにおいて端末装置1に設定される最大出力電力(UE configured maximum output power)を示す。
【0332】
数式(9)において、PO_PUCCH,b,f,c(q)は、インデックスqに対応する送信電力パラメータであってもよい。PO_PUCCH,b,f,c(q)は、ターゲット送信電力などとも呼称される。PO_PUCCH,b,f,c(q)RRCパラメータにより与えられてもよい。
【0333】
数式(9)において、MPUCCH RB,b,f,c(i)は、サービングセル#cのキャリア#fの上りリンクBWP#bにおいて送信されるPUCCHのリソースブロックの数を示す。
【0334】
数式(9)において、PLb,f,c(q)は、インデックスqの下りリンク物理シグナルにより測定される伝搬路減衰(Path loss)に基づき与えられる値を示す。
【0335】
数式(9)において、ΔF_PUCCH(F)は、PUCCHフォーマットごとに設定される値である。
【0336】
数式(9)において、第1のPUCCHフォーマットのためのΔTF,b,f,c(i)は、数式(10)に少なくとも基づき与えられるパラメータである。つまり、端末装置1は、数式(10)に少なくとも基づき、第1のPUCCHフォーマットのためのΔTF,b,f,c(i)の値を決定してもよい。
【数10】
【0337】
数式(10)において、第1のPUCCHフォーマットに対して、NPUCCH refはNslot symbである。また、NPUCCH symb(i)は、RRCパラメータにより設定されるPUCCHのOFDMシンボルの数であってもよい。
【0338】
数式(10)において、ΔUCI(i)は、10・log10(OUCI(i))で与えられる。OUCI(i)は、インデックスiの送信機会に対応するPUCCHに含まれるUCIのビット数を示す。
【0339】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUCCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0340】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUCCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されない場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0341】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該
PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0342】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0343】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0344】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0345】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられる場合、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されるか否かに関わらず、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0346】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0347】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-
1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0348】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0349】
例えば、第1のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0350】
インデックスiの送信機会に対応するUCIのビット数が11以下の場合、数式(9)において、第2のPUCCHフォーマットのためのΔTF,b,f,c(i)は、数式(11)に少なくとも基づき与えられるパラメータである。つまり、端末装置1は、数式(11)に少なくとも基づき、第2のPUCCHフォーマットのためのΔTF,b,f,c(i)の値を決定してもよい。
【数11】
【0351】
数式(11)において、Kは6である。また、nHARQ-ACK(i)は、インデックスiの送信機会に対応するPUCCHで送信されるHARQ-ACKコードブックに関連する値である。ここで、インデックスiの送信機会に対応するPUCCHで送信されるHARQ-ACKコードブックに関連する値は、該HARQ-ACKコードブックに含まれるビット数であってもよい。また、OSR(i)は、インデックスiの送信機会に対応するPUCCHで送信されるSRのビット数である。また、OCSI(i)は、インデックスiの送信機会に対応するPUCCHで送信されるCSIのビット数である。
【0352】
数式(11)において、NRE(i)は、MPUCCH RB,b,f,c(i)・NRB sc,ctrl(i)・NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)によって与えられる。ここで、NRB sc,ctrl(i)は、12である。また、NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)は、UCIの送信に用いられるPUCCHのOFDMシンボルの数である。ここで、UCIの送信に用いられるPUCCHのOFDMシンボルの数は、PUCCHのOFDMシンボルの数から、該PUCCHのDMRSのために用いられるOFDMシンボルの数を引いた値であってもよい。
【0353】
インデックスiの送信機会に対応するUCIのビット数が12以上の場合、数式(9)において、第2のPUCCHフォーマットのためのΔTF,b,f,c(i)は、数式(12)に少なくとも基づき与えられるパラメータである。つまり、端末装置1は、数式(12)に少なくとも基づき、第2のPUCCHフォーマットのためのΔTF,b,f,c
(i)の値を決定してもよい。
【数12】
【0354】
数式(11)において、Kは2.4である。また、BPRE(i)は、(OACK(i)+OSR(i)+OCSI(i)+OCRC(i))/NRE(i)により与えられる。BRPE(i)は、インデックスiの送信機会に対応するPUCCHのBPRE(Bit Per Resource Element)を示す。ここで、OACK(i)は、インデックスiの送信機会に対応するPUCCHで送信されるHARQ-ACKのビット数である。また、OSR(i)は、インデックスiの送信機会に対応するPUCCHで送信されるSRのビット数である。また、OCSI(i)は、インデックスiの送信機会に対応するPUCCHで送信されるCSIのビット数である。また、OCRC(i)は、インデックスiの送信機会に対応するPUCCHで送信される、または、想定されるCRCのビット数である。想定されるCRCのビット数は、送信されるCRCのビット数と同じであってもよいし、異なってもよい。
【0355】
数式(12)において、NRE(i)は、MPUCCH RB,b,f,c(i)・NRB sc,ctrl(i)・NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)によって与えられる。ここで、NRB sc,ctrl(i)は、12である。また、NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)は、UCIの送信に用いられるPUCCHのOFDMシンボルの数である。ここで、UCIの送信に用いられるPUCCHのOFDMシンボルの数は、PUCCHのOFDMシンボルの数から、該PUCCHのDMRSのために用いられるOFDMシンボルの数を引いた値であってもよい。
【0356】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUCCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0357】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUCCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されない場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0358】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0359】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該
PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0360】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0361】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0362】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられる場合、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されるか否かに関わらず、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0363】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0364】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0365】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCH
のOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0366】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUCCHの送信電力の決定に用いられる値NPUCCH symb-UCI,b,f,c(i)は、PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0367】
数式(9)において、gb,f,c(i,l)は、DCIフォーマットにより示される送信電力補正値(TPCコマンド)を示す。
【0368】
第2のPUCCHフォーマットにおいて、UCIの符号化ビット数Etotは、24・NPUCCH,3 symb,UCI・NPUCCH,3 PRBにより与えられてもよい。ここで、NPUCCH,3 symb,UCIは、該UCIを運ぶ(carry)ために少なく
とも用いられるOFDMシンボルの数である。ここで、NPUCCH,3 symb,UCIは、PUCCHのOFDMシンボルの数から、該PUCCHのDMRSのために用いられるOFDMシンボルの数の差によって与えられてもよい。また、NPUCCH,3 PRBは、PUCCHのリソースブロックの数である。UCIの符号化ビット数は、レートマッチ出力系列長(rate matching output sequence length)とも呼称される。
【0369】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUCCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHに含まれるUCIの符号化ビット数Etotは、該UCIを運ぶために少なくとも用いられるOFDMシンボルの数NPUCCH,3 symb,UCIの決定において、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0370】
UCIを運ぶために少なくとも用いられるOFDMシンボルの数NPUCCH,3 symb,UCIの決定において、PUCCHのDMRSの配置は、想定されるPUCCHのOFDMシンボルの数に少なくとも基づき与えられてもよい。
【0371】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUCCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されない場合、該UCIを運ぶために少なくとも用いられるOFDMシンボルの数NPUCCH,3 symb,UCIの決定において、PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0372】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該
UCIを運ぶために少なくとも用いられるOFDMシンボルの数NPUCCH,3 symb,UCIの決定において、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0373】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該UCIを運ぶために少なくとも用いられるOFDMシンボルの数NPUCCH,3 symb,UCIの決定において、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0374】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該UCIを運ぶために少なくとも用いられるOFDMシンボルの数NPUCCH,3 symb,UCIの決定において、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0375】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該UCIを運ぶために少なくとも用いられるOFDMシンボルの数NPUCCH,3 symb,UCIの決定において、PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0376】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられる場合、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されるか否かに関わらず、該UCIを運ぶために少なくとも用いられるOFDMシンボルの数NPUCCH,3 symb,UCIの決定において、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0377】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該UCIを運ぶために少なくとも用いられるOFDMシンボルの数NPUCCH,3 symb,UCIの決定において、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0378】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-
1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該UCIを運ぶために少なくとも用いられるOFDMシンボルの数NPUCCH,3 symb,UCIの決定において、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0379】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該UCIを運ぶために少なくとも用いられるOFDMシンボルの数NPUCCH,3 symb,UCIの決定において、PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0380】
例えば、第2のPUCCHフォーマットにより構成されるPUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該UCIを運ぶために少なくとも用いられるOFDMシンボルの数NPUCCH,3 symb,UCIの決定において、PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0381】
PUCCHで送信されるCSIは、2つのパート(ブロック、かたまり、ユニット)に分割されてもよい。ここで、2つのパートは、それぞれ、CSIパート1、CSIパート2とも呼称される。また、2つのパートのそれぞれに対して、誤り訂正符号化が適用されてもよい。また、2つのパートのそれぞれに対して、CRC系列が付加されてもよい。
【0382】
PUCCHでCSIパート1とCSIパート2が送信される場合、第1の符号化ビット系列と第2の符号化ビット系列が生成されてもよい。ここで、第1の符号化ビット系列は、CSIパート1を含むUCIの符号化後の系列であってもよい。また、第2の符号化ビット系列は、CSIパート2を含むUCIの符号化後の系列であってもよい。
【0383】
PUCCHでCSIパート1とCSIパート2が送信される場合、端末装置1は、第1のUCIシンボルのセット、第2のUCIシンボルのセット、および、第3のUCIシンボルのセットの一部または全部を決定してもよい。端末装置1は、決定されたUCIシンボルのセットに少なくとも基づき、第1の符号化ビット系列と第2の符号化ビット系列を多重してもよい。UCIシンボルのセットは、第1のUCIシンボルのセット、第2のUCIシンボルのセット、および、第3のUCIシンボルのセットの総称である。
【0384】
図16は、本実施形態の一態様に係るUCIシンボルのセットの決定方法に関する一例を示す図である。図16において、PUCCH期間(PUCCH duration)は、PUCCHのOFDMシンボルの数を示す。また、PUCCHのDMRSシンボルインデックス(PUCCH DMRS symbol indices)は、PUCCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのイ
ンデックスを示す。また、Nset UCIは、UCIシンボルのセットの数を示す。第1のUCIシンボルインデックスセット(1st UCI symbol indices set)S(1) UCIは、第1のUCIシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルのインデックスのセットを示す。第2のUCIシンボルインデックスセット(2nd UCI symbol indices set)S(2) UCIは、第2のUCIシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルのインデックスのセットを示す。第3のUCIシンボルインデックスセット(3rd UCI symbol indices set)S(3) UCIは、第3のUCIシンボルのセットに含まれるOFDMシンボルのイ
ンデックスのセットを示す。
【0385】
例えば、PUCCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUCCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、第1の符号化ビット系列と第2の符号化ビット系列の多重に用いられるUCIシンボルのセットは、PUCCH期間がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0386】
例えば、PUCCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUCCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されない場合、第1の符号化ビット系列と第2の符号化ビット系列の多重に用いられるUCIシンボルのセットは、PUCCH期間がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0387】
例えば、PUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、第1の符号化ビット系列と第2の符号化ビット系列の多重に用いられるUCIシンボルのセットは、PUCCH期間がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0388】
例えば、PUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、第1の符号化ビット系列と第2の符号化ビット系列の多重に用いられるUCIシンボルのセットは、PUCCH期間がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0389】
例えば、PUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、第1の符号化ビット系列と第2の符号化ビット系列の多重に用いられるUCIシンボルのセットは、PUCCH期間がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0390】
例えば、PUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることがRRCパラメータにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、第1の符号化ビット系列と第2の符号化ビット系列の多重に用いられるUCIシンボルのセットは、PUCCH期間がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0391】
例えば、PUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられる場合、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されるか否かに関わらず、第1の符号化ビット系列と第2の符号化ビット系列の多重に用いられるUCIシンボルのセットは、PUCCH期間がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUCCHの実際の
開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0392】
例えば、PUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、第1の符号化ビット系列と第2の符号化ビット系列の多重に用いられるUCIシンボルのセットは、PUCCH期間がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0393】
例えば、PUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、第1の符号化ビット系列と第2の符号化ビット系列の多重に用いられるUCIシンボルのセットは、PUCCH期間がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0394】
例えば、PUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、第1の符号化ビット系列と第2の符号化ビット系列の多重に用いられるUCIシンボルのセットは、PUCCH期間がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0395】
例えば、PUCCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)がRRCパラメータにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がLであることがRRCパラメータにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、第1の符号化ビット系列と第2の符号化ビット系列の多重に用いられるUCIシンボルのセットは、PUCCH期間がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0396】
以下、上りリンク物理チャネル1303がPUSCHとして構成される場合を例にとり、説明を行う。
【0397】
PUSCHのDMRSの配置において、参照地点lrefが用いられる。参照地点lrefは、OFDMシンボルインデックスl=0となるOFDMシンボルのインデックスを示す。例えば、PUSCH配置タイプA(PUSCH mapping type A)に対して、参照地点lrefはスロットの先頭のOFDMシンボルのインデックスであってもよい。また、PUSCH配置タイプB(PUSCH mapping type B)に対して、参照地点lrefはスケジューリングされるPUSCHの先頭のOFDMシンボルのインデックスであってもよい。
【0398】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUSCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのDMRSは、参照地点lrefがX+1番目のOFDMシンボルのインデックスであると想定されることに少なくとも基づき配置されてもよい。
【0399】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUSCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番
目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されない場合、該PUSCHのDMRSは、参照地点lrefがX番目のOFDMシンボルのインデックスであると想定されることに少なくとも基づき配置されてもよい。
【0400】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がL+1であることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのDMRSは、参照地点lrefがX+1番目のOFDMシンボルのインデックスであると想定されることに少なくとも基づき配置されてもよい。
【0401】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのDMRSは、参照地点lrefがX+1番目のOFDMシンボルのインデックスであると想定されることに少なくとも基づき配置されてもよい。
【0402】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がL+1であることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUSCHのDMRSは、参照地点lrefがX+1番目のOFDMシンボルのインデックスであると想定されることに少なくとも基づき配置されてもよい。
【0403】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がL+1であることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUSCHのDMRSは、参照地点lrefがX番目のOFDMシンボルのインデックスであると想定されることに少なくとも基づき配置されてもよい。
【0404】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられる場合、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されるか否かに関わらず、該PUSCHのDMRSは、参照地点lrefがX番目のOFDMシンボルのインデックスであると想定されることに少なくとも基づき配置されてもよい。ここで、該X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0405】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのDMRSは、参照地点lrefがX番目のOFDMシンボルのインデックスであると想定されることに少なくとも基づき配置されてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0406】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリン
クDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのDMRSは、参照地点lrefがX番目のOFDMシンボルのインデックスであると想定されることに少なくとも基づき配置されてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0407】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUCCHのDMRSは、参照地点lrefがX番目のOFDMシンボルのインデックスであると想定されることに少なくとも基づき配置されてもよい。
【0408】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUSCHのDMRSは、参照地点lrefがX-1番目のOFDMシンボルのインデックスであると想定されることに少なくとも基づき配置されてもよい。
【0409】
例えば、PUSCH配置タイプAに対してフローティングCPが適用され、かつ、PUSCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであることが上りリンクDCIフォーマットにより与えられる場合、インデックスXのOFDMシンボルの一部または全部にフローティングCPが適用されてもよい。また、PUSCH配置タイプBに対してフローティングCPが適用され、かつ、PUSCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであることが上りリンクDCIフォーマットにより与えられる場合、インデックスX-1のOFDMシンボルの一部または全部にフローティングCPが適用されてもよい。
【0410】
PUSCHのDMRSは、OFDMシンボルのセットlに含まれるOFDMシンボルに配置されてもよい。例えば、OFDMシンボルのセットlsetがOFDMシンボルインデックスlを少なくとも含む場合、PUSCHのDMRSはインデックスlref+lのOFDMシンボルに少なくとも配置されてもよい。
【0411】
OFDMシンボルのセットlsetは、PUSCHのOFDMシンボルの数に少なくとも基づき与えられてもよい。
【0412】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUSCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットlは、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0413】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUSCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されない場合、該PUSCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットlは、該PUSCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0414】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がL+1であることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットlは、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0415】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットlは、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0416】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がL+1であることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUSCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットlは、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0417】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がL+1であることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUSCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットlは、該PUSCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0418】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられる場合、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されるか否かに関わらず、該PUSCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットlは、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0419】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットlは、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0420】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシ
ンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットlは、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0421】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUSCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットlは、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0422】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUSCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットlは、該PUSCHのOFDMシンボルの数がL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0423】
PUSCHのTBSは、パラメータN´REに少なくとも基づき与えられてもよい。パラメータN´REは、PRBあたりにトランスポートブロックの送信に用いられるリソースエレメントの数に関連する値である。パラメータN´REは、NRB sc・Nsh symb-NPRB DMRS-NPRB ohにより与えられてもよい。ここで、Nsh symbは、あるスロットにおいてPUSCHのために割り当てられるOFDMシンボルの数である。また、NPRB DMRSは、PRB当たりのDMRSに用いられるリソースエレメントの数に関連する値を示してもよい。NPRB ohは、RRCパラメータにより示される整数値である。
【0424】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUSCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのTBSは、PUSCHのために割り当てられるOFDMシンボルの数Nsh symbがLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0425】
PUSCHのTBSの決定において、PUCCHのDMRSの配置は、想定されるPUCCHのOFDMシンボルの数に少なくとも基づき与えられてもよい。PUSCHのTBSの決定において、NPRB DMRSは、想定されるPUCCHのOFDMシンボルの数に少なくとも基づき与えられる、PRB当たりのDMRSに用いられるリソースエレメントの数に関連する値を示してもよい。
【0426】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボルがX番目のOFDMシンボルであり、該PUSCHの終端OFDMシンボルがX+L番目のOFDMシンボルであり、かつ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されない場合、該PUSCHのTBSは、PUSCHのために割り当てられるOFDMシンボルの数Nsh symbがL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0427】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がL+1であることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該X番目のOFDMシンボ
ルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのTBSは、PUSCHのために割り当てられるOFDMシンボルの数Nsh symbがLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0428】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUCCHのOFDMシンボルの数がL+1であることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのTBSは、PUSCHのために割り当てられるOFDMシンボルの数Nsh symbがLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0429】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がL+1であることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUSCHのTBSは、PUSCHのために割り当てられるOFDMシンボルの数Nsh symbがLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0430】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がL+1であることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該X番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUSCHのTBSは、PUSCHのために割り当てられるOFDMシンボルの数Nsh symbがL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0431】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられる場合、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されるか否かに関わらず、該PUSCHのTBSは、PUSCHのために割り当てられるOFDMシンボルの数Nsh symbがLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0432】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の一部にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのTBSは、PUSCHのために割り当てられるOFDMシンボルの数Nsh symbがLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0433】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号の全部にフローティングCPが適用される場合、該PUSCHのTBSは、PUSCHのために割り当てられるOFDMシンボルの数Nsh symbがLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。ここで、該PUCCHの実際の開始OFDMシンボルは、該X-1番目のOFDMシンボルであってもよい。
【0434】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信されない場合、該PUSCHのTBSは、PUSCHのために割り当てられるOFDMシンボルの数Nsh symbがLであると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0435】
例えば、PUSCHの開始OFDMシンボル(X番目のOFDMシンボル)が上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、該PUSCHのOFDMシンボルの数がLであることが該上りリンクDCIフォーマットにより与えられ、かつ、X-1番目のOFDMシンボルの時間領域信号にフローティングCPが適用されずに送信される場合、該PUSCHのTBSは、PUSCHのために割り当てられるOFDMシンボルの数Nsh symbがL+1であると想定されることに少なくとも基づき与えられてもよい。
【0436】
以下、本実施形態の一態様に係る種々の装置の態様を説明する。
【0437】
(1)上記の目的を達成するために、本発明の態様は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の第1の態様は、端末装置であって、スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHの時間領域信号を生成するチャネル生成部と、前記PUCCHを送信する送信部と、を備え、前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、前記PUCCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる。
【0438】
(2)また、本発明の第2の態様は、端末装置であって、スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHの時間領域信号を生成するチャネル生成部と、CSIパート1とCSIパート2を前記PUCCHで送信する送信部と、を備え、前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、前記CSIパート1と前記CSIパート2の多重において用いられるUCIシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる。
【0439】
(3)また、本発明の第3の態様は、基地局装置であって、スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHを受信する受信部と、前記PUCCHの時間領域信号を復調するチャネル復調部と、を備え、前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、前記PUCCHのDMRSが配置されるOFDMシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基づき与えられる。
【0440】
(4)また、本発明の第4の態様は、基地局装置であって、スロットにおけるX番目のOFDMシンボルからX+L番目のOFDMシンボルに配置されるPUCCHを受信する受信部と、CSIパート1とCSIパート2を前記PUCCHから取得する復調部と、を備え、前記X番目のOFDMシンボルの前記時間領域信号がX+1番目のOFDMシンボルに含まれるリソースエレメントのコンテンツに少なくとも基づき生成される場合、前記CSIパート1と前記CSIパート2の多重において用いられるUCIシンボルのセットは、前記PUCCHのOFDMシンボルの数がLであると想定されることに少なくとも基
づき与えられる。
【0441】
本発明に関わる基地局装置3、および端末装置1で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制
御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であっても良い。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHD
D(Hard Disk Drive)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き
込みが行われる。
【0442】
尚、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。
【0443】
尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、端末装置1、又は基地局装置3に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0444】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0445】
また、上述した実施形態における基地局装置3は、複数の装置から構成される集合体(装置グループ)として実現することもできる。装置グループを構成する装置の各々は、上述した実施形態に関わる基地局装置3の各機能または各機能ブロックの一部、または、全部を備えてもよい。装置グループとして、基地局装置3の一通りの各機能または各機能ブロックを有していればよい。また、上述した実施形態に関わる端末装置1は、集合体としての基地局装置と通信することも可能である。
【0446】
また、上述した実施形態における基地局装置3は、EUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)および/またはNG-RAN(NextGen RAN,NR RAN)であってもよい。また、上述した実施形態における基地局装置3は、eNodeBお
よび/またはgNBに対する上位ノードの機能の一部または全部を有してもよい。
【0447】
また、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよいし、チップセットとして実現してもよい。端末装置1、基地局装置3の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
【0448】
また、上述した実施形態では、通信装置の一例として端末装置を記載したが、本願発明
は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置にも適用出来る。
【0449】
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
【符号の説明】
【0450】
1(1A、1B、1C) 端末装置
3 基地局装置
10、30 無線送受信部
11、31 アンテナ部
12、32 RF部
13、33 ベースバンド部
14、34 上位層処理部
15、35 媒体アクセス制御層処理部
16、36 無線リソース制御層処理部
91、92、93、94 探索領域セット
300 コンポーネントキャリア
301 プライマリセル
302、303 セカンダリセル
1303、1303a、1303b 上りリンク物理チャネル
1301 物理信号
1302 下りリンクと上りリンクの切り替えに係るギャップ
3000 ポイント
3001、3002 リソースグリッド
3003、3004 BWP
3011、3012、3013、3014 オフセット
3100、3200 共通リソースブロックセット

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16