(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022188360
(43)【公開日】2022-12-21
(54)【発明の名称】画像形成システム
(51)【国際特許分類】
B41J 29/38 20060101AFI20221214BHJP
G03G 21/00 20060101ALI20221214BHJP
B41J 21/00 20060101ALI20221214BHJP
G03G 15/00 20060101ALI20221214BHJP
【FI】
B41J29/38 206
G03G21/00 370
G03G21/00 384
B41J21/00 Z
G03G15/00 413
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021096329
(22)【出願日】2021-06-09
(71)【出願人】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山下 さき子
【テーマコード(参考)】
2C061
2C187
2H072
2H270
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AQ06
2C061HK11
2C061HN15
2C187AC06
2C187AD14
2C187AG01
2C187BF41
2C187CD07
2C187CD08
2C187DB22
2H072AA22
2H072GA05
2H072HA02
2H270KA57
2H270LC06
2H270MC61
2H270MC67
2H270PA34
2H270PA45
2H270PA83
2H270QA23
2H270QA31
2H270QA32
2H270QA35
2H270QA37
2H270QA38
2H270QA48
2H270ZC03
2H270ZC04
(57)【要約】
【課題】断裁処理後の出力物の仕分け作業に要する手間を抑制することが可能な画像形成システムを提供する。
【解決手段】画像形成装置は、複数の第1用紙に印刷ジョブに応じたジョブ画像を形成するとともに、複数の第1用紙の間に第2用紙を挿入する。断裁処理機は、画像形成装置から搬送される複数の第1用紙および第2用紙に対して断裁処理を順次実施する。メイントレイには、複数の第1用紙の各々に対する断裁処理によって得られた出力物と第2用紙に対する断裁処理によって得られた合紙とが積み重ねられる。断裁処理機は、複数の第1用紙の各々に対して第1断裁条件に従って断裁処理を実施し、第2用紙に対して第1断裁条件とは異なる第2断裁条件に従って断裁処理を実施する。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成システムであって、
複数の第1用紙にジョブに応じた第1画像を形成するとともに、前記複数の第1用紙の間に第2用紙を挿入する画像形成装置と、
前記画像形成装置から搬送される前記複数の第1用紙および前記第2用紙に対して断裁処理を順次実施する断裁処理機と、
前記複数の第1用紙の各々に対する前記断裁処理によって得られた出力物と前記第2用紙に対する前記断裁処理によって得られた合紙とが積み重ねられる排紙トレイと、を備え、
前記断裁処理機は、前記複数の第1用紙の各々に対して第1断裁条件に従って前記断裁処理を実施し、前記第2用紙に対して前記第1断裁条件とは異なる第2断裁条件に従って前記断裁処理を実施する、画像形成システム。
【請求項2】
前記出力物および前記合紙は、矩形状であり、
前記第1断裁条件および前記第2断裁条件は、前記出力物および前記合紙の辺の長さをそれぞれ含み、
前記第1断裁条件に含まれる前記長さと、前記第2断裁条件に含まれる前記長さとが異なる、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記辺は、通紙方向に平行であり、
前記第2断裁条件に含まれる前記長さは、前記第1断裁条件に含まれる前記長さよりも大きい、請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記第1断裁条件は、前記複数の第1用紙の各々から得られる前記出力物の枚数を含み、
前記第2断裁条件は、前記第2用紙から得られる前記合紙の枚数を含み、
前記第1断裁条件に含まれる前記枚数と、前記第2断裁条件に含まれる前記枚数とが異なる、請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記画像形成装置は、前記第2用紙に第2画像を形成する、請求項3に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記画像形成装置は、前記第2用紙の対象領域に前記第2画像を形成し、
前記対象領域は、前記合紙が前記排紙トレイに排出されたときに前記合紙において前記出力物からはみ出す領域である、請求項5に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記第2画像は、前記複数の第1用紙の色と異なる色を有する、請求項5または6に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記第1画像は、前記複数の第1用紙に共通な共通画像と、前記複数の第1用紙で異なり得る個別画像と、を含み、
前記画像形成装置は、前記個別画像が変化するときに前記第2用紙を挿入する、請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成システム。
【請求項9】
前記第1画像は、前記複数の第1用紙に共通な共通画像と、前記複数の第1用紙で異なり得る個別画像と、を含み、
前記画像形成装置は、前記個別画像が変化するときに前記第2用紙を挿入し、
前記第2画像は、前記複数の第1用紙のうち前記第2用紙が挿入される前または後の第1用紙に形成される前記個別画像または当該個別画像に関連する画像である、請求項5から7のいずれか1項に記載の画像形成システム。
【請求項10】
前記第1画像は、前記複数の第1用紙に共通な共通画像と、前記複数の第1用紙で異なり得る個別画像と、を含み、
前記画像形成装置は、
前記個別画像が変化するときに前記第2用紙を挿入し、
前記第2用紙の第1面および第2面に前記第2画像を形成し、
前記第1面に形成される前記第2画像は、前記排紙トレイにおいて前記第1面と接触する前記出力物に形成された前記個別画像または当該個別画像に関連する画像であり、
前記第2面に形成される前記第2画像は、前記排紙トレイにおいて前記第2面と接触する前記出力物に形成された前記個別画像または当該個別画像に関連する画像である、請求項5から7のいずれか1項に記載の画像形成システム。
【請求項11】
前記画像形成装置は、
前記複数の第1用紙を供給するための第1給紙トレイと、
前記第2用紙を供給するための第2給紙トレイと、を含む、請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成システム。
【請求項12】
前記画像形成装置は、前記複数の第1用紙の前に前記第2用紙を挿入する、請求項1から11のいずれか1項に記載の画像形成システム。
【請求項13】
前記断裁処理機は、前記第2用紙に対する前記断裁処理により、前記第2用紙から前記合紙と前記合紙よりも通紙方向の下流側の不要紙とを切り出し、
前記画像形成システムは、
前記不要紙が排出されるパージトレイをさらに備える、請求項1から12のいずれか1項に記載の画像形成システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特開2019-112157号公報(特許文献1)には、用紙に画像を形成する画像形成装置と、画像が形成された用紙を例えば名刺サイズの複数の出力物に断裁する後処理装置と、を含む画像形成システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
用紙を断裁して、名刺サイズのような小サイズの複数の出力物を排出する場合、排紙トレイから取り出した後の複数の出力物の仕分けに人的工数を要する。仕分け作業に時間がかかるため、出力物の生産性が低下する。
【0005】
本開示は上述のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、断裁処理後の出力物の仕分け作業に要する手間を抑制することが可能な画像形成システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ある局面に従うと、画像形成システムは、画像形成装置と、断裁処理機と、排紙トレイと、を備える。画像形成装置は、複数の第1用紙にジョブに応じた第1画像を形成するとともに、複数の第1用紙の間に第2用紙を挿入する。断裁処理機は、画像形成装置から搬送される複数の第1用紙および第2用紙に対して断裁処理を順次実施する。排紙トレイには、複数の第1用紙の各々に対する断裁処理によって得られた出力物と第2用紙に対する断裁処理によって得られた合紙とが積み重ねられる。断裁処理機は、複数の第1用紙の各々に対して第1断裁条件に従って断裁処理を実施し、第2用紙に対して第1断裁条件とは異なる第2断裁条件に従って断裁処理を実施する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、画像形成システムは、断裁処理後の出力物の仕分け作業に要する手間を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施の形態1に係る画像形成システムの概略断面図である。
【
図2】
図1に示す画像形成システムの概略ブロック図である。
【
図3】
図1に示す断裁処理機の構成を例示する概略断面図である。
【
図4】第1用紙に対する断裁処理の一例を示す図である。
【
図5】第2用紙に対する断裁処理の一例を示す図である。
【
図6】実施の形態1における断裁条件を設定するための設定画面の一例を示す図である。
【
図7】実施の形態1に係る画像形成システムの処理の流れを示すフローチャートである。
【
図8】実施の形態1においてメイントレイに積み重ねられた用紙束を示す図である。
【
図10】実施の形態2に係る画像形成システムの処理の流れを示すフローチャートである。
【
図11】実施の形態2においてメイントレイに積み重ねられた用紙束を示す図である。
【
図12】実施の形態4に係る画像形成システムの処理の流れを示すフローチャートである。
【
図13】実施の形態4においてメイントレイに積み重ねられた用紙束を示す図である。
【
図14】実施の形態5に係る画像形成システムの処理の流れを示すフローチャートである。
【
図15】実施の形態5においてメイントレイに積み重ねられた用紙束の一例を示す図である。
【
図16】実施の形態5においてメイントレイに積み重ねられた用紙束の別の例を示す図である。
【
図17】実施の形態6における断裁条件を設定するための設定画面の一例を示す図である。
【
図18】実施の形態6に係る画像形成システムの処理の流れを示すフローチャートである。
【
図19】実施の形態6においてメイントレイに積み重ねられた用紙束を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本開示に従う実施の形態に係る画像形成システムについて説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される実施の形態および変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
【0010】
〔実施の形態1〕
<画像形成システム>
図1は、実施の形態1に係る画像形成システムの概略断面図である。
図2は、
図1に示す画像形成システムの概略ブロック図である。
【0011】
図1に示されるように、実施の形態1に係る画像形成システム100は、通紙方向(用紙搬送方向ともいう)に沿って直列に接続された画像形成装置200、断裁処理機300および排紙装置400を備える。なお、
図1に示す画像形成システム100の構成は一例であり、画像形成システム100に含まれる装置の種類および台数は、
図1に示す例に限定されない。
【0012】
<画像形成装置>
画像形成装置200は、ネットワークを通じて外部のクライアント端末から、印刷データおよび設定データを含む印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブに基づいて用紙に画像を形成する。設定データは、印刷条件、後処理条件などを定義するデータである。クライアント端末は、たとえばパーソナルコンピューター、タブレット端末、スマートフォンなどでありうる。
【0013】
図1および
図2に示されるように、画像形成装置200は、画像処理部220、画像形成部230、給紙部240、用紙搬送部250、定着部260、通信部270、操作表示部280、および制御部290を含む。これらの構成要素は、内部バス201により相互に通信可能に接続されている。なお、画像形成装置200は、さらに、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取部を含んでもよい。
【0014】
画像処理部220は、通信部270により受信された印刷ジョブに含まれる印刷データおよび設定データに基づいて、印刷画像データを生成する。生成された印刷画像データは、画像形成部230に送信される。
【0015】
画像形成部230は、帯電、露光、現像、および転写の各工程を含む電子写真方式などの周知の作像プロセスを用いて、印刷画像データに基づいて画像を用紙上に形成する。
【0016】
画像形成部230は、像担持体としての感光体ドラムと、感光体ドラムの周囲に配置された帯電部、光書込部、現像装置、および転写部と、を有する。
【0017】
感光体ドラムは、不図示のドラムモーターにより所定の速度で回転する。帯電部は、感光体ドラムの周囲に配置されるコロナ放電極を備え、生成されるイオンによって感光体ドラムの表面を帯電させる。光書込部は、走査光学装置が組み込まれており、入力される印刷画像データに基づいて、帯電された感光体ドラムを露光することにより、露光された部分の電位を低下させ、印刷画像データに対応する電荷パターン(静電潜像)を形成する。現像装置は、形成された静電潜像を現像し、トナーによって可視化し、トナー画像を形成する。転写部は、感光体ドラム上のトナー画像を用紙に転写する。
【0018】
給紙部240は、記録材としての用紙を画像形成部230に供給する。給紙部240は、第1給紙トレイ241および第2給紙トレイ242を有する。第1給紙トレイ241および第2給紙トレイ242には、互いに異なる用紙(例えば、サイズ、色、厚さなどが異なる用紙)が収納され得る。
【0019】
用紙搬送部250は、画像形成装置200内において用紙を搬送する。用紙搬送部250は、搬送路および複数の搬送ローラー対を有する。また、用紙搬送部250は、用紙反転部および循環搬送部を備えており、定着がなされた用紙の表裏を反転して排出したり、あるいは用紙の両面に画像を形成したりすることができる。
【0020】
給紙部240から供給された用紙は、搬送路を画像形成部230へ向けて搬送される。用紙は、レジストローラー対251において、感光体ドラムに形成されたトナー画像と同期がとられ、転写部に搬送されるタイミングが制御される。転写部によってトナー画像が転写された用紙は、定着部260に搬送される。
【0021】
定着部260は、用紙に形成されたトナー画像を定着する。定着部260は、内部にヒーターが配置された中空の加熱ローラーと、加熱ローラーに対向する加圧ローラーとを備える。加熱ローラーおよび加圧ローラーは、ヒーターにより所定温度(たとえば100℃以上)に制御され、用紙に加熱・加圧処理を施し、トナー画像を定着する。定着部260を通過した用紙は、断裁処理機300に供給される。
【0022】
通信部270は、ネットワークI/F(Interface)271および後処理装置I/F272を有する。ネットワークI/F271は、ネットワークを経由して、たとえばパーソナルコンピューターなどのクライアント端末に接続し、印刷ジョブなどのデータを送受信する。後処理装置I/F272は、断裁処理機300および排紙装置400と通信回線202を通じて通信可能に接続され、データを送受信する。
【0023】
操作表示部280は、入力部および出力部を有する。入力部は、たとえば、キーボードおよびタッチパネルを備え、文字入力、各種設定、スタート指示などの各種指示(入力)をユーザーが行うために利用される。また、出力部は、ディスプレイを備え、機器構成、印刷ジョブの実施状況、後処理(断裁処理および排紙処理)の条件、出力イメージ画像、用紙搬送における異常(ジャム)の発生状況などを、ユーザーに提示するために使用される。
【0024】
制御部290は、画像処理部220、画像形成部230、給紙部240、用紙搬送部250、定着部260、通信部270、および操作表示部280を制御する。制御部290は、CPU(Central Processing Unit)291、補助記憶部292、RAM(Random Access Memory)293、およびROM(Read Only Memory)294を有する。
【0025】
CPU291は、画像形成装置用の制御プログラムを実行する。制御プログラムは、補助記憶部292に記憶されており、CPU291によって実行される際に、RAM293にロードされる。補助記憶部292は、たとえば、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリーなどの大容量の記憶装置を備える。RAM293には、CPU291の実行に伴う演算結果、断裁処理機300に装填されている機能ユニットの位置、種類などが格納される。ROM294には、各種のパラメーター、各種プログラムなどが記憶されている。CPU291は、上記制御プログラムを実行し、様々な機能を実現する。
【0026】
<断裁処理機>
図1~
図3を参照して、断裁処理機300の構成について説明する。
図3は、
図1に示す断裁処理機の構成を例示する概略断面図である。
【0027】
断裁処理機300は、画像形成装置200の指示に従って、画像形成装置200から供給される用紙に対して断裁処理を順次実施する。
【0028】
断裁処理機300は、画像形成システム100において画像形成装置200と排紙装置400との間に配置され、用紙搬送部310、断裁部320、通信I/F部350、および制御部360を有する。これらの構成要素は、内部バス301により相互に通信可能に接続されている。さらに、断裁処理機300は、屑箱330およびパージトレイ340を有する。
【0029】
図3に示されるように、用紙搬送部310は、搬送路311,312および複数の搬送ローラー対314を備え、画像形成装置200から供給された用紙を搬送路311または搬送路312に沿って搬送する。
【0030】
また、用紙搬送部310は、パージ搬送部316を有する。パージ搬送部316は、断裁部320からの用紙をパージトレイ340へ搬送する。
【0031】
断裁部320は、1つ以上の機能ユニットを有し、当該1つ以上の機能ユニットを用いて用紙を断裁する。断裁部320は、機能ユニットを装填するための複数のスロット321~324を有する。スロット321~324は、搬送路に沿ったそれぞれの装填位置に配置される。
図1には、スロット321~324のいずれにも機能ユニットは装填されていない場合について示されている。一方、
図3には、スロット321~324に、それぞれ機能ユニット501~504が装填されている場合について示されている。機能ユニット501~504の各々は、スロット321~324のいずれにも装填可能であり、相互に入れ替え可能である。また、全てのスロット321~324に機能ユニット501~504を装填しなくてもよく、いずれかのスロット321~324にのみ装填してもよい。またスロット321~324が空の場合には、用紙搬送に支障がないような態様でダミーのユニットが装填される。
【0032】
また、スロット321~324には、それぞれ検出センサー325~328が設置されている。検出センサー325~328は、制御部360と協働して、それぞれ機能ユニット501~504の装填の有無を判定するとともに、スロット321~324に機能ユニットが装填されている場合、機能ユニットの種類および装填の有無、すなわち装填位置に関する情報を取得する。
【0033】
検出センサー325~328は、機能ユニットの装填の有無および機能ユニットの種類を検出できるセンサーであれば、いかなる形態のものでよく、たとえば、光センサー、アクチュエーターなどを使用できる。また、断裁処理機300本体側にあるコネクターと、機能ユニットのコネクターが嵌合し、電気的に接続することで、制御部290が、装填の有無を検出し、また接続後に機能ユニットの制御基板に記憶している識別番号を読み取ることで、機能ユニットの種類を検出(判定)するようにしてもよい。
【0034】
機能ユニット501~504は、たとえばCD(Cross Direction)断裁ユニット、天地スリット(FD(Feed Direction)断裁)ユニット、ドブ断ちスリットユニット、クリースユニット、CDミシンユニット、FDミシンユニット、名刺スリットユニットのうちのいずれかでありうる。
【0035】
CD断裁ユニットは、通紙方向に直交するCD方向に沿って用紙を断裁するユニットである。また、天地スリットは、通紙方向に沿って用紙を断裁するユニットである。以下、通紙方向を「FD方向」ともいう。
【0036】
ドブ断ちスリットユニットは、FD方向にスリットを形成するユニットである。たとえば、ドブ断ちスリット処理では2つ平行な断裁線で断裁を行い2つの断裁線の間にスリット(溝)が形成される。クリースユニットは、所定方向、例えばCD方向に筋を形成するユニットである。
【0037】
CDミシンユニットはCD方向にミシン目を形成するユニットであり、FDミシンユニットはFD方向にミシン目を形成するユニットである。名刺スリットユニットは、名刺サイズに用紙を断裁するため、FD方向に複数のスリットを形成するユニットである。
【0038】
実施の形態1において、機能ユニット501~504は、少なくともCD断裁ユニット、天地ユニット、名刺スリットユニットを含む。
【0039】
なお、機能ユニット501~504の断裁により生じる断裁屑は、屑箱330へ自重により落下し、蓄積される。ユーザーは、屑箱の断裁屑を定期的に廃棄する。
【0040】
通信I/F部350は、画像形成装置200の後処理装置I/F272と通信回線202を通じて通信可能に接続され、データを送受信する。
【0041】
制御部360は、用紙搬送部310、断裁部320、および通信I/F部350を制御する。制御部360は、CPU361、RAM362、およびROM363を備える。
【0042】
CPU361は、断裁処理機300用の制御プログラムを実行し、様々な機能を実現する。RAM362は、CPU361の演算結果や処理結果、断裁部320に装填されている機能ユニットの位置、種類などを格納する。ROM363は、上記制御プログラム、スロットに応じた装填位置(搬送路上の位置)を含む各種パラメーターなどを記憶する。
【0043】
制御部360は、検出センサー325~328の検出結果に基づいて、機能ユニットの種類および装填位置を取得する。たとえば、スロット321~324に装填が可能なすべての機能ユニットの種類ごとに固有のユニット番号があらかじめ割り振られ、装填されている機能ユニットの種類に関する情報としてユニット番号を取得するように構成できる。ユニット番号と機能ユニットの種類との対応関係は、RAM362にテーブルとして記憶され得る。
【0044】
また、制御部360は、検出センサー325~328によって検出された機能ユニットの装填位置に応じて、断裁部320が断裁処理可能な条件を導出する。
【0045】
<排紙装置>
図1および
図2を参照して、排紙装置400の構成について説明する。排紙装置400は、画像形成装置200からの指示に従って、断裁処理機300から供給された用紙を搬送し、画像形成システム100の外部に排出する。排紙装置400は、画像形成システム100において最下流に配置され、用紙搬送部420、通信I/F部460、および制御部470を有する。これらの構成要素は、内部バス401により相互に通信可能に接続されている。さらに、排紙装置400は、メイントレイ440およびパージトレイ450を有する。
【0046】
用紙搬送部420は、搬送路421および複数の搬送ローラー対422を備え、断裁処理機300から供給された用紙を搬送路421に沿って搬送する。
【0047】
メイントレイ440は、用紙搬送部420によって搬送された用紙のうち、有効紙を排出する。パージトレイ450は、用紙搬送部420によって搬送された用紙のうち、無効紙を排出する。
【0048】
通信I/F部460は、画像形成装置200の後処理装置I/F272と通信回線202を通じて通信可能に接続され、データを送受信する。
【0049】
制御部470は、用紙搬送部420および通信I/F部460を制御する。制御部470は、CPU471、RAM472、およびROM473を備える。
【0050】
CPU471は、排紙装置400用の制御プログラムを実行し、様々な機能を実現する。RAM472は、CPU471の演算結果や処理結果などを記憶する。ROM473は、上記制御プログラム、各種パラメーターなどを記憶する。
【0051】
<画像処理システムの制御の概要>
画像形成装置200は、印刷ジョブを受けると、給紙部240から給紙された用紙に印刷ジョブに含まれる印刷データに応じた画像(以下、「ジョブ画像」と称する。)を形成する。印刷ジョブに含まれる設定データが断裁条件を示す場合、断裁処理機300は、当該断裁条件に従って、ジョブ画像が形成された用紙に対して断裁処理を実施する。排紙装置400は、断裁処理によって得られた出力物をメイントレイ440に排出する。
【0052】
複数の用紙の各々を名刺サイズのような小サイズの出力物に断裁する場合、メイントレイ440には多数の出力物が積み重ねられる。実施の形態1に係る画像形成システム100は、メイントレイ440に積み重ねられる多数の出力物の仕分け作業に要する時間を短縮するために、出力物と異なるサイズを有する合紙を出力物間に挿入する。
【0053】
合紙と出力物とのサイズが異なることにより、出力物の仕分けが容易となる。ただし、合紙と出力物とのサイズの差が大きすぎると、合紙と出力物とをまとめて取り扱うことが難しくなる。そのため、画像形成システム100は、ジョブ画像が形成される用紙とは別の用紙に対して断裁処理を実施することにより、合紙を作成する。以下、ジョブ画像が形成される用紙を「第1用紙」と称し、合紙を作成するための当該別の用紙を「第2用紙」と称する。これにより、メイントレイ440には、複数の第1用紙の各々に対する断裁処理によって得られた出力物と第2用紙に対する断裁処理によって得られた合紙とが積み重ねられる。
【0054】
断裁処理機300は、複数の第1用紙の各々に対して第1断裁条件に従って断裁処理を実施し、第2用紙に対して第1断裁条件とは異なる第2断裁条件に従って断裁処理を実施する。出力物のサイズは、例えば名刺サイズ、カードサイズなどの小サイズである。
【0055】
<断裁処理の例>
図4は、第1用紙に対する断裁処理の一例を示す図である。
図4には、第1用紙10を名刺サイズの出力物11に断裁する例が示される。通紙方向に直交するCD方向に沿った線12は、CD断裁ユニットによって断裁される箇所を示す。なお、
図4において、CD方向に沿った複数の線のうち1つにのみ符号「12」を付しているが、当該複数の線の全てがCD断裁ユニットによって断裁される箇所を示している。
【0056】
通紙方向(FD方向)に沿い、かつ、第1用紙10の端部に位置する線13は、天地ユニットによって断裁される箇所を示す。通紙方向に沿う残りの線14は、名刺スリットユニット(またはドブ断ちスリットユニット)によって断裁される箇所を示す。
【0057】
図4に示す例では、CD方向に沿って3枚の出力物11が切り出され、通紙方向に沿って7枚の出力物11が切り出される。そのため、1枚の第1用紙10から21枚の出力物11が作成される。
【0058】
図5は、第2用紙に対する断裁処理の一例を示す図である。
図5には、第2用紙20を3枚の合紙21と3枚の不要紙22とに断裁する例が示される。出力物11の仕分けのためには、通紙方向に沿って1枚の合紙21が排出されればよい。そのため、断裁処理機300は、第2用紙20に対する断裁処理により、第2用紙20から合紙21と合紙21よりも通紙方向の下流側の不要紙22とを切り出す。
図5に示す例では、断裁処理機300は、第2用紙20からCD方向に沿って3枚の合紙21を切り出し、第2用紙20の残りの部分からCD方向に沿って3枚の不要紙22を切り出す。
【0059】
通紙方向に直交するCD方向に沿った線23は、CD断裁ユニットによって断裁される箇所を示す。通紙方向(FD方向)に沿い、かつ、第2用紙20の端部に位置する線24は、天地ユニットによって断裁される箇所を示す。通紙方向(FD方向)に沿う残りの線25は、名刺スリットユニット(またはドブ断ちスリットユニット)によって断裁される箇所を示す。
【0060】
合紙21(
図5参照)は、出力物11(
図4参照)と異なるサイズを有する。
図4および
図5に示す例では、出力物11および合紙21が矩形状である。そして、合紙21の通紙方向に平行な辺の長さL2が出力物11の通紙方向に平行な辺の長さL1よりも長い。
【0061】
<設定データの作成例>
上述したように、印刷ジョブには、印刷データと設定データとが含まれる。設定データは、ジョブ画像の印刷条件だけでなく、第1断裁条件および第2断裁条件を示す。さらに、設定データは、合紙を挿入する条件(以下、「挿入条件」と称する。)を示す。設定データは、クライアント端末または画像形成装置200によって生成される。
【0062】
出力物11のサイズと合紙21のサイズとが異なるように、第1用紙10に対する第1断裁条件と第2用紙20に対する第2断裁条件とが設定される。
【0063】
図6は、実施の形態1における断裁条件を設定するための設定画面の一例を示す図である。
図6に示す設定画面30は、印刷ジョブを作成する際にクライアント端末に表示される。あるいは、設定画面30は、画像形成装置200の操作表示部280に表示されてもよい。設定画面30に入力された情報に従って、第1断裁条件および第2断裁条件が設定される。
【0064】
図6に示される設定画面30は、第1断裁条件の入力を促す領域31と、第1用紙10を断裁したときのイメージ図が表示される領域32と、ボタン33と、を含む。
【0065】
領域31には、以下の項目(a)~(f)を設定するための入力欄が表示される。
(a)通紙方向に直交する方向の出力物11の長さ(縦幅);
(b)通紙方向の出力物11の長さ(横幅);
(c)第1用紙10の先端から出力物11までの長さ;
(d)第1用紙10の通紙方向に平行な1つの辺から出力物11までの長さ;
(e)通紙方向に沿って隣り合う出力物11間の長さ;
(f)通紙方向に直交する方向に沿って隣り合う出力物11間の長さ。
【0066】
クライアント端末または画像形成装置200は、領域31へ入力された情報に応じて、当該情報によって示される断裁条件に従って第1用紙10を断裁したときのイメージ図を作成し、作成したイメージ図を領域32に表示する。
【0067】
クライアント端末または画像形成装置200は、ボタン33が操作されると、領域31に入力された情報に従って第1断裁条件を設定する。さらに、クライアント端末または画像形成装置200は、決定した第1断裁条件に基づいて、第2断裁条件を設定する。
【0068】
例えば、クライアント端末または画像形成装置200は、第1断裁条件に含まれる横幅よりも予め定められたマージン分だけ長い横幅を含む第2断裁条件を設定する。これにより、第1断裁条件に含まれる横幅と第2断裁条件に含まれる横幅とが互いに異なる。クライアント端末または画像形成装置200は、第1断裁条件と第2断裁条件との横幅以外の項目を同じ値に設定してもよい。
【0069】
図5を用いて説明したように、出力物11の仕分けのためには、通紙方向に沿って1枚の合紙21が排出されればよい。そのため、クライアント端末または画像形成装置200は、第1用紙10から作成される出力物11の枚数と、第2用紙20から作成される合紙21の枚数とが異なるように、第1断裁条件および第2断裁条件を設定してもよい。すなわち、第1断裁条件は、各第1用紙10から得られる出力物11の枚数を含む。第2断裁条件は、第2用紙20から得られる合紙21の枚数を含む。クライアント端末または画像形成装置200は、設定画面30への入力に応じて、第1断裁条件に含まれる出力物11の枚数と、第2断裁条件に含まれる合紙21の枚数とを異ならせる。
【0070】
具体的には、クライアント端末または画像形成装置200は、設定画面30への入力と第1用紙10のサイズとから、第1用紙10から作成される出力物11の枚数を算出し、当該枚数を含む第1断裁条件を設定する。さらに、クライアント端末または画像形成装置200は、第1用紙10において、通紙方向に直交する方向に並ぶ出力物11の個数を合紙21の枚数として決定し、決定した合紙21の枚数を含む第2断裁条件を設定する。
【0071】
なお、クライアント端末または画像形成装置200は、第2断裁条件を設定するための設定画面に入力された情報に従って第2断裁条件を設定してもよい。
【0072】
さらに、クライアント端末または画像形成装置200は、挿入条件を設定するための設定画面を表示し、当該設定画面に入力された情報に従って挿入条件を設定する。挿入条件は、例えば、合紙21が挿入される前にメイントレイ440に積み重ねられる出力物11の枚数(以下、「規定枚数」と称する。)を規定する。
【0073】
クライアント端末または画像形成装置200は、このようにして設定した第1断裁条件、第2断裁条件および挿入条件を示す設定データを作成する。
【0074】
<画像形成システムの処理の流れ>
図7は、実施の形態1に係る画像形成システムの処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示す処理は、印刷データと設定データとを含む印刷ジョブを画像形成装置200が受け付けることにより実施される。
【0075】
まずステップS1において、画像形成装置200の給紙部240は、ジョブ画像が形成される第1用紙10を供給する。次にステップS2において、画像形成装置200の画像形成部230は、供給された第1用紙10にジョブ画像を形成する。
【0076】
次にステップS3において、画像形成装置200の用紙搬送部250は、ジョブ画像が形成された第1用紙10を断裁処理機300に搬送する。このとき、画像形成装置200の通信部270は、印刷ジョブの設定データによって示される第1断裁条件に従った断裁指示を断裁処理機300に出力する。さらに、通信部270は、設定データによって示される挿入条件を排紙装置400に出力する。
【0077】
次にステップS4において、断裁処理機300は、第1断裁条件に従って、画像形成装置200から搬送された第1用紙10に対して断裁処理を実施する。第1用紙10に対する断裁処理の実施により、複数の出力物11が得られる。断裁処理機300は、当該複数の出力物11を排紙装置400に順次搬送する。
【0078】
次にステップS5において、排紙装置400は、断裁処理機300から搬送された複数の出力物11の排紙処理を実施する。排紙装置400の制御部470は、メイントレイ440に排出した出力物11の枚数をカウントするカウンターを有する。制御部470は、画像形成装置200から受けた挿入条件によって規定される規定枚数とカウンターのカウント値とを比較する。制御部470は、カウンターのカウント値が規定枚数に到達するまで、出力物11をメイントレイ440に排出する。制御部470は、カウンターのカウント値が規定枚数に到達すると、出力物11をパージトレイ450に排出する。なお、排紙装置400の通信I/F部460は、カウンターのカウント値を画像形成装置200に送信する。
【0079】
次のステップS6において、画像形成装置200の制御部290は、合紙を挿入すべきか否かを判断する。具体的には、制御部290は、排紙装置400から受けたカウント値と挿入条件によって規定される規定枚数とを比較する。制御部290は、カウント値が規定枚数に到達したことに応じて、合紙を挿入すべきと判断する。
【0080】
ステップS6においてYESの場合、ステップS7において、画像形成装置200の給紙部240は、合紙を作成するための第2用紙20を供給する。
【0081】
次にステップS8において、画像形成装置200の用紙搬送部250は、第2用紙20を断裁処理機300に搬送する。このとき、画像形成装置200の通信部270は、印刷ジョブの設定データによって示される第2断裁条件に従った断裁指示を断裁処理機300に出力する。さらに、通信部270は、合紙挿入指示を排紙装置400に出力する。
【0082】
次にステップS9において、断裁処理機300は、第2断裁条件に従って、画像形成装置200から搬送された第2用紙20に対して断裁処理を実施する。第2用紙20に対する断裁処理の実施により、合紙21と不要紙22とが得られる。断裁処理機300は、合紙21を排紙装置400に搬送し、不要紙22をパージトレイ340に排出する。
【0083】
次にステップS10において、排紙装置400は、画像形成装置200からの合紙挿入指示に応じて、断裁処理機300から搬送された合紙21をメイントレイ440に排出するとともに、カウンターの値をゼロにリセットする。
【0084】
ステップS10の後、または、ステップS6でNOの場合、ステップS11において、画像形成装置200の制御部290は、印刷ジョブが完了したか否かを判断する。具体的には、制御部290は、印刷ジョブの設定データによって示される頁数および部数から算出される印刷枚数と、ジョブ画像を形成した第1用紙10の枚数とを比較する。制御部290は、ジョブ画像を形成した第1用紙10の枚数が印刷枚数に到達したことに応じて、印刷ジョブが完了したと判断すればよい。
【0085】
ステップS11においてNOの場合、処理はステップS1に戻る。ステップS11においてYESの場合、処理は終了する。
【0086】
図8は、実施の形態1においてメイントレイに積み重ねられた用紙束を示す図である。
図8には、メイントレイに積み重ねられる複数の出力物11と合紙21とからなる1つの用紙束50が示される。
図8に示されるように、出力物11aの枚数が規定枚数に到達したときに合紙21aが挿入され、合紙21aの上に出力物11bが積み重ねられる。出力物11bの枚数が規定枚数に到達したときに合紙21bが挿入され、合紙21bの上に出力物11cが積み重ねられる。出力物11cの枚数が規定枚数に到達したときに合紙21cが挿入される。
【0087】
合紙21の横幅(通紙方向に沿った長さ)が出力物11の横幅よりも長くなるように第1断裁条件および第2断裁条件が設定されることにより、
図8に示されるように、合紙21が出力物11からはみ出る。これにより、ユーザーは、合紙21を用いて、複数の出力物11の仕分けを容易に行なうことができる。典型的には、ユーザーは、用紙束50を規定枚数の出力物11a,11b,11cに容易に仕分けることができる。
【0088】
図4および
図5に示されるように、CD方向に沿って3枚の出力物11および合紙21が切り出される場合、メイントレイ440において、3つの用紙束50がCD方向に沿って存在する。
【0089】
〔実施の形態2〕
実施の形態2に係る画像形成システムは、実施の形態1に係る画像形成システム100と同様の構成を有する。ただし、画像形成装置200は、バリアブル印刷を実行可能である。
【0090】
図9は、バリアブル印刷の一例を示す図である。
図9に示されるように、複数の第1用紙10に形成されるジョブ画像15は、複数の第1用紙10に共通な共通画像16と、複数の第1用紙10で異なり得る個別画像17と、を含む。実施の形態2に係る画像形成システムは、個別画像17が変化するタイミングを合紙の挿入タイミングの候補として設定する。例えば、ユーザーは、合紙の挿入タイミングとして、個別画像17が変化するタイミングの全てを設定してもよい。あるいは、ユーザーは、合紙の挿入タイミングとして、個別画像17が変化するタイミングのうちの一部を設定してもよい。
【0091】
図10は、実施の形態2に係る画像形成システムの処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示すフローチャートは、
図7に示すフローチャートと比較して、ステップS5の後にステップS21,S22を含む点で相違する。そのため、ステップS21,S22について説明する。
【0092】
ステップS21において、画像形成装置200の制御部290は、印刷ジョブがバリアブル印刷のジョブであるか否かを判断する。印刷ジョブがバリアブル印刷のジョブでない場合(ステップS21でNO)、処理はステップS6に移る。
【0093】
印刷ジョブがバリアブル印刷のジョブである場合(ステップS21でYES)、ステップS22において、制御部290は、個別画像17が変化するタイミングか否かを判断する。個別画像17が変化しない場合(ステップS22でNO)、処理はステップS11に移る。
【0094】
個別画像17が変化する場合(ステップS22でYES)、処理はステップS6に移る。すなわち、制御部290は、合紙を挿入すべきか否かを判断する。
【0095】
ステップS21でNOの場合には、ステップS6において、制御部290は、実施の形態1と同様の方法に従って、合紙を挿入すべきか否かを判断する。ステップS22でYESの場合には、ステップS6において、制御部290は、個別画像17が変化する現タイミングが合紙の挿入タイミングとして設定されているか否かを判断すればよい。
【0096】
図11は、実施の形態2においてメイントレイに積み重ねられた用紙束を示す図である。
図11に示されるように、出力物11a,11bには、共通画像16と個別画像17とを含むジョブ画像15が形成されている。出力物11aに形成された個別画像17と出力物11bに形成された個別画像17とが異なる。合紙21aは、個別画像17が変化する出力物11aと出力物11bとの間に挿入される。これにより、ユーザーは、出力物11aと出力物11bとの仕分けを容易に行なうことができる。
【0097】
〔実施の形態3〕
実施の形態3に係る画像形成システムは、実施の形態1に係る画像形成システム100と同様の構成を有する。ただし、実施の形態3において、画像形成装置200は、第1給紙トレイ241および第2給紙トレイ242の一方から第1用紙10を供給し、他方から第2用紙20を供給する。例えば、第1給紙トレイ241が第1用紙10を供給するために使用され、第2給紙トレイ242が第2用紙20を供給するために使用される。これにより、ユーザーは、第1給紙トレイ241に収納する第1用紙10の種類と、第2給紙トレイ242に収納する第2用紙20の種類と、を容易に異ならせることができる。例えば、ユーザーは、第1用紙10として白紙を使用し、第2用紙20として色紙を使用できる。その結果、メイントレイ440に積み重ねられた用紙束の中から合紙21を見つけやすくなる。
【0098】
〔実施の形態4〕
実施の形態4に係る画像形成システムは、実施の形態1に係る画像形成システム100と同様の構成を有する。ただし、画像形成装置200は、第2用紙20にも画像(以下、「インデックス画像」と称する。)を形成する。第2用紙20にインデックス画像が形成されることにより、メイントレイ440に積み重ねられた用紙束の中から合紙21を見つけやすくなる。
【0099】
図12は、実施の形態4に係る画像形成システムの処理の流れを示すフローチャートである。
図12に示すフローチャートは、
図7に示すフローチャートと比較して、ステップS7の後にステップS31を含む点で相違する。そのため、ステップS31について説明する。
【0100】
ステップS31において、画像形成装置200の画像形成部230は、供給された第2用紙20にインデックス画像を形成する。インデックス画像は、予め定められた画像であってもよいし、ユーザーによって指定された画像であってもよい。画像形成部230は、第2用紙20の対象領域にインデックス画像を形成する。対象領域は、合紙21がメイントレイ440に排出されたときに合紙21において出力物11からはみ出す領域であることが好ましい。
【0101】
図13は、実施の形態4においてメイントレイに積み重ねられた用紙束を示す図である。
図13に示されるように、合紙21において、出力物11からはみ出す対象領域26にインデックス画像27が形成される。
【0102】
インデックス画像27は、例えば、色付きのベタ画像、数字、記号、文字、バーコード、2次元コードなどを含む。
【0103】
〔実施の形態5〕
実施の形態5は、実施の形態2と実施の形態4とを組み合わせた形態である。実施の形態5に係る画像形成システムは、実施の形態1に係る画像形成システム100と同様の構成を有する。ただし、画像形成装置200は、バリアブル印刷を実行可能であり、かつ、第2用紙20にインデックス画像を形成する。
【0104】
図14は、実施の形態5に係る画像形成システムの処理の流れを示すフローチャートである。
図14に示すフローチャートは、
図7に示すフローチャートと比較して、ステップS5の後にステップS21,S22を含み、かつ、ステップS7の後にステップS31を含む点で相違する。ステップS21,S22については実施の形態2において、ステップS31については実施の形態4において説明したとおりである。
【0105】
図15は、実施の形態5においてメイントレイに積み重ねられた用紙束の一例を示す図である。
図15に示されるように、出力物11aに形成された個別画像17と出力物11bに形成された個別画像17とが異なる。
【0106】
画像形成装置200は、第2用紙20が挿入される前の第1用紙10に形成される個別画像17をインデックス画像27として決定し、当該インデックス画像27を第2用紙20の対象領域26に形成することが好ましい。これにより、
図15に示されるように、第2用紙20を断裁することにより作成された合紙21に、当該合紙21の直下に存在する出力物11に形成された個別画像17と同じインデックス画像27が形成される。具体的には、合紙21aには、合紙21aの直下に積み重ねられている出力物11aに形成された個別画像17と同じインデックス画像27が形成される。合紙21bには、合紙21bの直下に積み重ねられている出力物11bに形成された個別画像17と同じインデックス画像27が形成される。その結果、ユーザーは、合紙21のインデックス画像27を見ることにより、当該合紙21の直下の出力物11に形成されたジョブ画像を認識でき、複数の出力物11の仕分けを容易に実施できる。
【0107】
なお、インデックス画像27は、個別画像17と同じ画像である必要はなく、個別画像17に関連する画像であってもよい。例えば、インデックス画像27は、個別画像17をコード化することにより得られるバーコードまたは2次元コードであってもよい。
【0108】
画像形成装置200は、個別画像17が変化するときに第2用紙20を挿入し、第2用紙20の両面(第1面および第2面)にインデックス画像27を形成してもよい。この場合、第1面に形成されるインデックス画像27は、メイントレイ440において第1面と接触する出力物11に形成された個別画像17または当該個別画像17に関連する画像であることが好ましい。同様に、第2面に形成されるインデックス画像27は、メイントレイ440において第2面と接触する出力物11に形成された個別画像17または当該個別画像17に関連する画像であることが好ましい。
【0109】
図16は、実施の形態5においてメイントレイに積み重ねられた用紙束の別の例を示す図である。
図16に示されるように、合紙21aの第1面28には、第1面28と接触する出力物11bに形成された個別画像17と同じインデックス画像27が形成されている。合紙21aの第2面29には、第2面29と接触する出力物11aに形成された個別画像17と同じインデックス画像27が形成されている。
【0110】
〔実施の形態6〕
実施の形態6に係る画像形成システムは、実施の形態1に係る画像形成システム100と同様の構成を有する。ただし、画像形成装置200は、第1用紙10の後に第2用紙20を供給する第1モードと、第2用紙20の後に第1用紙10を供給する第2モードと、を有する。
【0111】
図17は、実施の形態6における断裁条件を設定するための設定画面の一例を示す図である。
図17に示す設定画面30Aは、
図6に示す設定画面30と比較して、ラジオボタン34a,34bと、チェックボックス35と、を含む点で相違する。
【0112】
ラジオボタン34aは、第1モードを選択するためのボタンである。ラジオボタン34bは、第2モードを選択するためのボタンである。ボタン33が操作されたときのラジオボタン34a,34bの選択状態に応じて、第1モードおよび第2モードのいずれが選択されているかを示すフラグを含む設定データが作成される。
【0113】
チェックボックス35は、画像が形成された面を下向きにするときにチェックされる。チェックボックス35がチェックされた状態でボタン33が操作されたことにより、フェイスダウンを示す設定データが作成される。設定データがフェイスダウンを示す場合、画像形成装置200の用紙搬送部250は、用紙の表裏を反転する。これにより、画像が形成された面が下向きの状態で出力物11がメイントレイ440に排出される。
【0114】
図18は、実施の形態6に係る画像形成システムの処理の流れを示すフローチャートである。
【0115】
ステップS41において、画像形成装置200の制御部290は、印刷ジョブの設定データに含まれるフラグを確認して、第1モードが選択されているか否かを判断する。第1モードが選択されている場合(ステップS41でYES)、処理は、
図7に示すフローに移る。
【0116】
第2モードが選択されている場合(ステップS41でNO)、ステップS42において、画像形成装置200の制御部290は、合紙を挿入すべきか否かを判断する。具体的には、制御部290は、1回目のステップS42において合紙を挿入すべきと判断する。2回目以降のステップS42では、制御部290は、実施の形態1のステップS6と同様の方法に従って、合紙を挿入すべきか否かを判断すればよい。
【0117】
ステップS42でYESの場合、ステップS43~S46が実施される。ステップS43~S46の内容は、
図7に示すステップS7~S10の内容とそれぞれ同じである。そのため、ステップS43~S46の説明を省略する。
【0118】
ステップS42でNOの場合、ステップS47~S51が実施される。また、ステップS46の後にもステップS47~S51が実施される。ステップS47~S51の内容は、
図7に示すステップS1~S5の内容とそれぞれ同じである。そのため、ステップS47~S51の説明を省略する。
【0119】
ステップS51の後のステップS52において、画像形成装置200の制御部290は、印刷ジョブが完了したか否かを判断する。ステップS52の内容は、
図7に示すステップS11の内容と同じである。ステップS52においてNOの場合、処理はステップS41に戻る。ステップS52においてYESの場合、処理は終了する。
【0120】
図19は、実施の形態6においてメイントレイに積み重ねられた用紙束を示す図である。
図19に示されるように、メイントレイ440上の用紙束50において、一番下に合紙21aが挿入され、合紙21aの上に出力物11aが積み重ねられる。規定枚数の出力物11aが排出されると、出力物11aの上に合紙21bが挿入され、合紙21bの上に出力物11bが積み重ねられる。規定枚数の出力物11bが排出されると、出力物11bの上に合紙21cが挿入され、合紙21cの上に出力物11cが積み重ねられる。実施の形態6によっても、ユーザーは、合紙21を用いて、複数の出力物11の仕分けを容易に行なうことができる。
【0121】
〔変形例〕
上記の説明では、合紙21の通紙方向に平行な辺の長さL2が出力物11の通紙方向に平行な辺の長さL1よりも長くなるように、第1断裁条件および第2断裁条件が設定されるものとした。第1断裁条件および第2断裁条件はこれに限定されない。例えば、CD方向に沿って1枚の出力物11が第1用紙10から切り出される場合、合紙21のCD方向に平行な辺の長さが出力物11のCD方向に平行な辺の長さよりも長くなるように、第1断裁条件および第2断裁条件が設定されてもよい。
【0122】
第2用紙20から作成される不要紙22は、断裁処理機300のパージトレイ340ではなく、排紙装置400のパージトレイ450に排出されてもよい。
【0123】
実施の形態6に実施の形態5を組み合わせ、かつ、第2モードが選択された場合、画像形成装置200は、挿入する第2用紙20の後の第1用紙10に形成される個別画像17をインデックス画像27として決定し、当該インデックス画像27を当該第2用紙20の対象領域26に形成すればよい。
【0124】
〔利点〕
以上のように、実施の形態1~6に従う画像形成システムは、画像形成装置200と、断裁処理機300と、メイントレイ440と、を備える。画像形成装置200は、複数の第1用紙10に印刷ジョブに応じたジョブ画像15を形成するとともに、複数の第1用紙10の間に第2用紙20を挿入する。断裁処理機300は、画像形成装置200から搬送される複数の第1用紙10および第2用紙20に対して断裁処理を順次実施する。メイントレイ440には、複数の第1用紙10の各々に対する断裁処理によって得られた出力物11と第2用紙20に対する断裁処理によって得られた合紙21とが積み重ねられる。断裁処理機300は、複数の第1用紙10の各々に対して第1断裁条件に従って断裁処理を実施し、第2用紙20に対して第1断裁条件とは異なる第2断裁条件に従って断裁処理を実施する。
【0125】
上記の構成によれば、ユーザーは、メイントレイ440に排出される用紙束50の中から合紙21を容易に特定できる。その結果、ユーザーは、合紙21を用いて、複数の出力物11の仕分けを容易に行なうことができる。すなわち、断裁処理後の出力物11の仕分け作業に要する手間が抑制される。
【0126】
出力物11および合紙21は、矩形状である。第1断裁条件および第2断裁条件は、出力物11および合紙21の辺の長さをそれぞれ含んでもよい。第1断裁条件に含まれる長さと、第2断裁条件に含まれる長さとが異なってもよい。
【0127】
上記の構成によれば、ユーザーは、出力物11の辺の長さと異なる長さを有する用紙を合紙21として容易に特定できる。
【0128】
辺は、通紙方向に平行である。第2断裁条件に含まれる長さは、第1断裁条件に含まれる長さよりも大きいことが好ましい。
【0129】
上記の構成によれば、合紙21が出力物11からはみ出る。これにより、ユーザーは、合紙21を容易に特定できる。
【0130】
第1断裁条件は、複数の第1用紙10の各々から得られる出力物11の枚数を含んでもよい。第2断裁条件は、第2用紙20から得られる合紙21の枚数を含んでもよい。第1断裁条件に含まれる枚数と、第2断裁条件に含まれる枚数とが異なってもよい。
【0131】
第2用紙20から通紙方向に沿って1枚の合紙21が切り出されればよい。上記の構成によれば、第1断裁条件に含まれる枚数と第2断裁条件に含まれる枚数とを異ならせることができるため、第2用紙20に対して不要な断裁処理を削減できる。
【0132】
画像形成装置200は、第2用紙20にインデックス画像27を形成してもよい。これにより、ユーザーは、インデックス画像27を確認することにより、合紙21を容易に特定できる。
【0133】
画像形成装置200は、第2用紙20の対象領域26にインデックス画像27を形成すればよい。対象領域26は、合紙21がメイントレイ440に排出されたときに合紙21において出力物11からはみ出す領域であることが好ましい。
【0134】
上記の構成によれば、ユーザーは、インデックス画像27を確認しやすくなる。その結果、ユーザーは、インデックス画像27が形成された合紙21を特定しやすくなる。
【0135】
インデックス画像は、複数の第1用紙10の色と異なる色を有することが好ましい。これにより、ユーザーは、インデックス画像27が形成された合紙21を特定しやすくなる。
【0136】
ジョブ画像15は、複数の第1用紙10に共通な共通画像16と、複数の第1用紙10で異なり得る個別画像17と、を含んでもよい。画像形成装置200は、個別画像17が変化するときに第2用紙20を挿入することが好ましい。
【0137】
上記の構成によれば、出力物11に形成された個別画像17が変化するときに合紙21が挿入される。そのため、ユーザーは、合紙21を用いて、複数の出力物11を、互いに異なる個別画像17を有する複数のグループに容易に仕分けることができる。
【0138】
インデックス画像27は、複数の第1用紙10のうち第2用紙20が挿入される前または後の第1用紙10に形成される個別画像17または当該個別画像17に関連する画像であることが好ましい。
【0139】
上記の構成によれば、ユーザーは、インデックス画像27を確認することにより、当該インデックス画像27が形成された合紙21の前または後に積み重ねられている出力物11に形成された個別画像17を容易に特定できる。
【0140】
画像形成装置200は、第2用紙20の第1面および第2面にインデックス画像27を形成してもよい。第1面に形成されるインデックス画像27は、メイントレイ440において第1面と接触する出力物11に形成された個別画像17または当該個別画像17に関連する画像であることが好ましい。第2面に形成されるインデックス画像27は、メイントレイ440において第2面と接触する出力物11に形成された個別画像17または当該個別画像17に関連する画像であることが好ましい。
【0141】
上記の構成によれば、ユーザーは、インデックス画像27を確認することにより、当該インデックス画像27が形成された合紙21の前および後に積み重ねられている出力物11に形成された個別画像17を容易に特定できる。
【0142】
画像形成装置200は、複数の第1用紙10を供給するための第1給紙トレイ241と、第2用紙20を供給するための第2給紙トレイ242と、を含むことが好ましい。
【0143】
上記の構成によれば、ユーザーは、第1給紙トレイ241と第2給紙トレイ242とに互いに異なる種類(例えば色)の用紙を収納することにより、合紙21と出力物11とを区別しやすくなる。
【0144】
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0145】
10 第1用紙、11,11a~11c 出力物、15 ジョブ画像、16 共通画像、17 個別画像、20 第2用紙、21,21a~21c 合紙、22 不要紙、26 対象領域、27 インデックス画像、28 第1面、29 第2面、30,30A 設定画面、31,32 領域、33 ボタン、34a,34b ラジオボタン、35 チェックボックス、50 用紙束、100 画像形成システム、200 画像形成装置、201,301,401 内部バス、202 通信回線、220 画像処理部、230 画像形成部、240 給紙部、241 第1給紙トレイ、242 第2給紙トレイ、250,310,420 用紙搬送部、251 レジストローラー対、260 定着部、270 通信部、271 ネットワークI/F、272 後処理装置I/F、280 操作表示部、290,360,470 制御部、291,361,471 CPU、292 補助記憶部、293,362,472 RAM、294,363,473 ROM、300 断裁処理機、311,312,421 搬送路、314,422 搬送ローラー対、316 パージ搬送部、320 断裁部、321~324 スロット、325~328 検出センサー、330 屑箱、340,450 パージトレイ、350,460 通信I/F部、400 排紙装置、440 メイントレイ、501,504 機能ユニット。