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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022188404
(43)【公開日】2022-12-21
(54)【発明の名称】操作装置
(51)【国際特許分類】
   H01H 9/18 20060101AFI20221214BHJP
【FI】
H01H9/18 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021096406
(22)【出願日】2021-06-09
(71)【出願人】
【識別番号】000237592
【氏名又は名称】株式会社デンソーテン
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小田 剛輝
【テーマコード(参考)】
5G052
【Fターム(参考)】
5G052AA22
5G052BB01
5G052BB02
5G052JA02
5G052JA08
5G052JB05
5G052JC04
5G052JC10
(57)【要約】
【課題】操作部の視認性を向上させることができる操作装置を提供する。
【解決手段】実施形態の一態様に係る操作装置においては、操作部と、凹凸部とを備える。操作部は、発光部と、第1反射面および第1反射面と対向する位置に形成され第1反射面より光の透過率が低い第2反射面を含み発光部の光を第1反射面と第2反射面との間で反射して第1反射面から出射する反射部材とを備える。凹凸部は、第1反射面に部分的に形成され、凹凸形状を有する。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光部と、第1反射面および前記第1反射面と対向する位置に形成され前記第1反射面より光の透過率が低い第2反射面を含み前記発光部の光を前記第1反射面と前記第2反射面との間で反射して前記第1反射面から出射する反射部材とを備えた操作部と、
前記第1反射面に部分的に形成され、凹凸形状を有する凹凸部と
を備えることを特徴とする操作装置。
【請求項2】
前記凹凸部は、
前記第1反射面において光が出射する位置に形成されること
を特徴とする請求項1に記載の操作装置。
【請求項3】
前記凹凸部は、
前記第2反射面において前記発光部からの光が入射する位置と対向する位置に形成されること
を特徴とする請求項1または2に記載の操作装置。
【請求項4】
前記凹凸部は、
前記第1反射面に複数箇所形成されること
を特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の操作装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば車内における各種のスイッチやノブ等の操作部を光らせることで、乗員が夜間等でも操作部を容易に視認できる操作装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011-124190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術には、操作部の視認性を向上させるという点で、さらなる改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、操作部の視認性を向上させることができる操作装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、操作装置において、操作部と、凹凸部とを備える。操作部は、発光部と、第1反射面および前記第1反射面と対向する位置に形成され前記第1反射面より光の透過率が低い第2反射面を含み前記発光部の光を前記第1反射面と前記第2反射面との間で反射して前記第1反射面から出射する反射部材とを備える。凹凸部は、前記第1反射面に部分的に形成され、凹凸形状を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、操作装置において、操作部の視認性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る操作装置の一例を示す図である。
図2図2は、操作部の外観を示す斜視図である。
図3図3は、操作部の分解斜視図である。
図4図4は、図1のIV-IV線断面図である。
図5図5は、反射部材による光の状態を説明する図である。
図6図6は、反射部材の反射原理を示す図である。
図7図7は、反射部材付近の拡大断面図である。
図8図8は、反射部材を表側の面から見たときの正面図である。
図9図9は、反射部材を裏面側から見たときの背面図である。
図10図10は、変形例に係る反射部材を示す図である。
図11図11は、変形例に係る反射部材による光の状態を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本願の開示する操作装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
先ず、図1を用いて、実施形態に係る操作装置の一例について説明する。図1は、実施形態に係る操作装置の一例を示す図である。また、図1は、操作装置の正面図である。なお、図1および後述する図2図11は、いずれも模式図である。
【0011】
また、図1においては、理解の便宜のために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向で規定される3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、後述の説明に用いる他の図面でも示す場合がある。また、直交座標系は、操作装置1が図示された状態にあるときのX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向であり、操作装置1の取り付け方向や配置方向等を限定するものではない。
【0012】
図1に示すように、操作装置1は、例えば、車両に搭載される車載装置を操作する装置である。車載装置は、例えばオーディオ装置であるが、これに限られず、ナビゲーション装置やエアコン装置などその他の装置であってもよい。
【0013】
実施形態に係る操作装置1は、操作部10と、フレーム部100と、表示部200とを備える。操作部10は、車両の乗員を含むユーザによる操作を受け付け、車載装置における種々の機能を動作させるための部材である。一例として、操作部10は、ダイヤル式(ロータリー式)のスイッチであり、ユーザによる回転操作を受け付けて、オーディオ装置におけるボリューム等を調節することができる。
【0014】
なお、操作部10は、後述する発光部20(図3参照)の光によって光ることで、ユーザによる視認性を向上させることができるが、これについては後に詳説する。また、操作部10は、奥行き感のある発光態様となるように構成されるが、これについても後述する。
【0015】
フレーム部100は、操作装置1のフレームおよび表示部200のカバーとして機能する。また、フレーム部100には、操作部10が設けられる。詳しくは、フレーム部100には、操作部10の一部が露出するように設けられる。表示部200は、例えば液晶ディスプレイであり、各種情報を表示することができる。
【0016】
次に、図2図4を用いて、操作部10について詳細に説明する。図2は、操作部10の外観を示す斜視図である。図3は、操作部10の分解斜視図である。図4は、図1のIV-IV線断面図であり、操作部10等の断面図である。
【0017】
図2図4に示すように、操作部10は、フレーム部100の適宜位置に形成された円形の開口部100aに設けられる。また、操作部10は、発光部20(図2で見えず)と、反射部材40と、保持部材50(図2で見えず)と、ノブ部60とを備える。
【0018】
発光部20は、例えばLED(Light Emitting Diode)などの光源である。発光部20は、フレーム部100の内部に配置された基板110に設けられ、反射部材40や保持部材50へ向けて光を出射する。言い換えると、操作部10を正面視したときに(Y軸正側から負方向へ向けて見たときに)ユーザが視認できる部位を表側とした場合、発光部20は、反射部材40や保持部材50の裏側に配置され、反射部材40や保持部材50へ向けて光を発する。なお、図3および図4では、発光部20が複数(ここでは2個)である例を示したが、これに限られず、1個あるいは3個以上であってもよい。
【0019】
反射部材40は、操作部10において表側となるように設けられる部材である。言い換えると、反射部材40は、ユーザによって視認可能な位置に設けられる部材であり、例えば円盤状に形成される。
【0020】
反射部材40は、合わせ鏡となる2つの反射面の内部で、発光部20からの光を反射させることにより、奥行き感のある光を演出することができる。これについて、図5および図6を参照して説明する。
【0021】
図5は、反射部材40による光の状態(発光態様)を説明する図である。図6は、反射部材40の反射原理を示す図である。なお、図5の上段は簡略化した反射部材40の斜視図であり、下段は反射部材40の正面図である。
【0022】
図5に示すように、反射部材40は、発光部20(図4等参照)の光が入射すると、反射部材40の裏面(図6に示す第2反射面42側の主面)から、円状の複数の光Lが奥行き方向に向かって同心円状に並んで見える。具体的には、複数の光Lは、半径が小さいほど、反射部材40の正面視で中央に寄りつつ、反射部材40の裏面からさらに奥側に位置しているように見える。換言すれば、複数の光Lにより、反射部材40の正面視で中央に向かって階段状に空間が狭くなるような奥行き感が演出される。
【0023】
そして、この複数の光Lは、反射部材40の厚みに依存することなく配列されている。つまり、ユーザは、複数の光L(光Lの虚像)により、反射部材40の厚み以上に奥側に空間が存在しているように錯覚して見える。このように、反射部材40は、奥行き感のある光Lを演出することができる。ここで、この複数の光Lが見える原理について、図6を用いて説明する。
【0024】
図6に示すように、反射部材40は、第1反射面41と、第2反射面42とが導光部材43を介して合わせ鏡のように向かい合って配置され、発光部20からの光を第1反射面41と第2反射面42との間で反射する。なお、ユーザは、第1反射面41側から反射部材40を見ることになる。
【0025】
具体的には、第1反射面41は、第2反射面42側へ湾曲する湾曲形状に形成される。言い換えると、第1反射面41は、第2反射面42側である一方に向かって凹んだ形状に形成される。
【0026】
第2反射面42は、平坦状(平面形状)に形成される。第2反射面42には、発光部20からの光が入射する入射部42aが形成される。また、第2反射面42は、第1反射面41より光の透過率が低くなるように構成される。換言すれば、第2反射面42は、第1反射面41より反射率が高くなるように構成される。これにより、第2反射面42では、光が主として反射する。一方で、第1反射面41は、第2反射面42より透過率が高いため、光が反射するとともに、一部が透過して外部へ光Lとして出射される。
【0027】
さらに、第1反射面41が湾曲形状であるため、入射部42aから入射して第1反射面41で反射した光は、反射部材40の中央に向かいながら第1反射面41および第2反射面42の間を繰り返し反射することになる。このため、図5で示したように、外部に出射される複数の光Lは、徐々に反射部材40の中央に寄ることとなる。また、中央に位置する光Lほど、第1反射面41および第2反射面42での反射回数が多くなるため、すなわち、合わせ鏡の原理により、中央に位置する光Lほど、奥側に位置するように錯覚して見える。言い換えると、光Lは、奥行き感のある発光態様となる。
【0028】
なお、図6に示すように、光は、第2反射面42の端部に形成された入射部42aから入射するため、実際には、入射直後の光は、第1反射面41で反射すると、一度反射部材40の側面方向へ進む。反射部材40の側面には、後述する側面反射面44が形成されるため、反射部材40の側面方向へ進んだ光は、側面反射面44で反射して、第2反射面42へ進み、以降、第1反射面41および第2反射面42の間の繰り返し反射しつつ、反射部材40の中央へ向かうこととなる。なお、反射部材40の側面には、ノブ部60(図4参照)が設けられるため、光が反射部材40の側面から外部へ漏れることはない。
【0029】
ところで、例えば、操作部10がダイヤル式のスイッチである場合、操作部10の現在の向きをユーザに対して視覚的に認識させることで、操作部10の視認性の向上を図ることができる。すなわち、例えば操作部10がオーディオ装置におけるボリュームを調節する機能を有し、ボリューム(例えば音量)がゼロとなる位置を基準位置とした場合、操作部10が現在、基準位置に対してどの程度回転しているかなど、操作部10の向きを視覚的に示すことで、操作部10の視認性を向上させることができる。これにより、ユーザは、操作部10を介してボリュームの調節を容易に行うことができる。
【0030】
しかしながら、上記したような奥行き感のある発光態様を有する操作部10において、例えば光Lが円状である場合、操作部10の現在の向きがユーザにとって分かりにくく、操作部10の視認性の低下を招くおそれがあった。
【0031】
なお、図示は省略するが、光L自体のデザインとして、操作部10の現在の向きを示すように設定し、視認性を向上させることが考えられる。具体的には、光Lの全体的なデザインを決める入射部42aの形状(ここでは円状)に、操作部10の向きの目印となるような目印部位(例えば円状である入射部42aの形状の一部を突出させたり切り欠いたりする部位)を設けることが考えられる。しかしながら、この場合、かかる目印部位の形状を含む光Lの像が、合わせ鏡の原理により、重なって見えてしまう。すなわち、反射部材40における複数の光Lの全てに目印部位の形状が含まれるため、光Lのデザインが制約されてしまうおそれがあった。
【0032】
そこで、本実施形態にあっては、操作部10の向きなどについての視認性を向上させることができるような構成とした。
【0033】
具体的には、図6に示すように、反射部材40の第1反射面41に、凹凸部41aが形成されるようにした。より具体的には、凹凸形状を有する凹凸部41aが、反射部材40において光が出射する第1反射面41に部分的に形成されるようにした。なお、図6では、理解の便宜のため、凹凸部41aが形成される部位を二点鎖線で囲んで示している。
【0034】
このように、凹凸部41aが形成されると、第1反射面41から出射する光(正確には光の一部)は、凹凸部41aを透過することで散乱(拡散)することとなる。以下、この凹凸部41aによって散乱した光を「散乱光Lx」と記載する場合がある。
【0035】
本実施形態にあっては、図5に示すように、上記した散乱光Lxにより、反射部材40(操作部10)の第1反射面41において、所定箇所を部分的に目立たせることが可能になる。かかる所定箇所は、第1反射面41において凹凸部41a(図6参照)が形成された部位である。なお、図5の例では、複数の円状の光Lのうち、反射部材40の正面視で最も外周側に位置する光L1に、散乱光Lxが含まれるような発光態様を示している。
【0036】
このように、上記した凹凸部41aによる散乱光Lxによって、操作部10の一部を目立たせることができるため、例えば操作部10の現在の向きなどをユーザに対して視覚的に認識させることが可能になり、操作部10の視認性を向上させることができる。
【0037】
一例として、操作部10がダイヤル式のスイッチでボリュームを調節する機能を有する場合、ユーザは、ボリュームがゼロとなる基準位置に対する散乱光Lxの位置を確認することができる。これにより、ユーザは、操作部10が現在、基準位置に対してどの程度回転しているかなど、操作部10の向きを視覚的に把握することができ、よってボリュームの調節を容易に行うことができる。
【0038】
また、本実施形態においては、凹凸部41aによる散乱光Lxによって操作部10の向きを示すようにしているため、光L自体のデザイン(言い換えると入射部42aの形状)は、操作部10の向きを示すように設定されることを要しない。そのため、上記したような光Lのデザインについての制約が生じることもない。
【0039】
次に、図7等を用いて、反射部材40の構成についてさらに詳しく説明する。図7は、反射部材40付近の拡大断面図である。なお、図7等においては、理解の便宜のため、第1、第2反射面41,42、側面反射面44の厚さ、凹凸部41aの形状などを誇張して示している。
【0040】
図7に示すように、反射部材40は、上記した第1反射面41、第2反射面42、導光部材43および側面反射面44を備える。
【0041】
先ず、導光部材43について説明する。導光部材43は、例えば透明(もしくは半透明)の円盤状の部材であり、別言するとレンズである。導光部材43の材質としては、例えば、ガラス、有機ガラス、またはポリカーボネートのような透光性を有する材料を用いることができるが、これらに限定されるものではない。
【0042】
導光部材43は、発光部20(図4参照)からの光の一部を外部に導光したり、第1反射面41と第2反射面42との間で反射を繰り返しながら光を中央へ導光したりする。具体的には、導光部材43は、2つの主面43a,43bと、側面43cと、鍔部43dとを有する。
【0043】
主面43aは、操作部10において表側となる面である。また、主面43aは、光が第1反射面41を介して外部へ出射することから、出射面であるともいえる。主面43aは、主面43aとは反対側の面である主面43b側へ湾曲する湾曲形状に形成される。言い換えると、主面43aは凹状に形成される。
【0044】
主面43bは、操作部10において裏側となる面である。以下では、主面43bを「裏面43b」と記載する場合がある。裏面43bは、発光部20(図4参照)からの光が入射部42aを介して入射することから、入射面であるともいえる。また、裏面43bは、後述する保持部材50の保持面51aと対向する面であり、平坦状(平面形状)に形成される。
【0045】
側面43cは、主面43aおよび裏面43bの端部(周縁部)から連続する面である。鍔部43dは、側面43cにおいて裏面43b側付近から側方(径方向における外方)へ向けて突出する部位である。なお、導光部材43を含む反射部材40は、かかる鍔部43dが保持部材50とノブ部60とによって挟まれることで固定されるが、これについては後述する。
【0046】
第1反射面41は、導光部材43の表側の主面43aに形成される。上記したように、導光部材43の主面43aは裏面43b側へ湾曲する形状であることから、第1反射面41も、裏面43b側へ湾曲する湾曲形状に形成される、詳しくは、裏面43bに形成された第2反射面42側へ湾曲する湾曲形状に形成される。
【0047】
具体的には、第1反射面41は、所定の曲率を有する湾曲面である。より具体的には、第1反射面41は、中央部が第2反射面42との距離が最も近くなるように構成される。換言すれば、第1反射面41は、中央から周端に向かうほど、第2反射面42との距離が遠くなる湾曲面である。これにより、反射部材40の正面視で中央に向かうような奥行き感を演出することができる。
【0048】
また、第1反射面41は、いわゆるハーフミラーである。例えば、第1反射面41は、光の透過率が所定透過率以上の反射面であり、また、光の反射率が所定反射率未満となるように構成される。なお、第1反射面41は、例えば第1反射面41の素材の蒸着処理により、導光部材43の主面43aに形成される。なお、図7等では、第1反射面41は、面全体が湾曲する例を示しているが、一部が湾曲する面であってもよいし、面全体が平坦状に形成されてもよい。
【0049】
また、第1反射面41には、上記した凹凸部41aが形成される。ここで、凹凸部41aについて図8も参照しつつ説明する。図8は、反射部材40を表側の面(第1反射面41側)から見たときの正面図である。
【0050】
図7および図8に示すように、第1反射面41には、凹凸部41aが部分的に形成される。言い換えると、反射部材40の導光部材43に形成された第1反射面41のうちの一部分に、凹凸部41aが形成される。具体的には、凹凸部41aは、第1反射面41に1箇所形成される。
【0051】
凹凸部41aは、凹凸形状を有する部位(領域)である。凹凸部41aの凹凸形状は、例えば連続的な凹凸形状であり、詳しくは複数の凹凸が連続する形状である。また、凹凸形状は、例えば透過する光を散乱(拡散)可能な形状とされる。また、凹凸部41aは、反射部材40の正面視において例えば円形状に形成される。
【0052】
なお、図8等の例では、凹凸部41aは1箇所形成されるが、これに限定されるものではない。すなわち、凹凸部41aは複数箇所形成されてもよく、これについては図10および図11を参照して後述する。また、図8に示した、反射部材40の正面視における凹凸部41aの形状や面積(大きさ)は、あくまでも例示であって限定されるものではない。
【0053】
このように、第1反射面41に凹凸部41aが形成されると、第1反射面41から出射する光のうち、凹凸部41aを透過する光は、散乱(拡散)することとなる、言い換えると、散乱光Lx(図5参照)となる。
【0054】
本実施形態にあっては、上記した凹凸部41aによる散乱光Lx(図5参照)によって、操作部10の一部を目立たせることができるため、例えば回転操作される操作部10の現在の向きなどをユーザに対して視覚的に認識させることが可能になり、操作部10の視認性を向上させることができる。
【0055】
凹凸部41aが形成される位置について詳説すると、凹凸部41aは、第1反射面41において光が出射する位置に形成される。具体的には、本実施形態に係る反射部材40においては、図5および図6などに示すように、第1反射面41から光が出射して、奥行き感を有する複数の光Lが見える。
【0056】
本実施形態では、この光Lが見える位置、すなわち、光Lが出射する位置に凹凸部41aが形成される。なお、図8では、反射部材40の正面視で最も外周側にある光L1に対応する位置、言い換えると、光L1が出射する位置に、凹凸部41aが形成される例を示している。
【0057】
このように、凹凸部41aは光が出射する位置に形成されるため、凹凸部41aを透過する光が確実に散乱することとなる。そのため、凹凸部41aによる散乱光Lx(図5,7参照)によって、操作部10の一部を目立たせることができ、操作部10の視認性をより向上させることができる。
【0058】
なお、図8では、光L1が出射する位置に凹凸部41aが形成される例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば光L1より内側にある他の光L2,L3,L4が出射する位置に凹凸部41aが形成されてもよい。
【0059】
また、凹凸部41aは、図7および図8に示すように、第2反射面42において発光部20(図4参照)からの光が入射する位置と対向する位置に形成される。具体的には、凹凸部41aは、第1反射面41のうち、第2反射面42において光が入射する位置である入射部42aと対向する位置に形成される。なお、図8では、理解の便宜のため、第2反射面42に形成される入射部42aを想像線で示している。
【0060】
これにより、操作部10の視認性をより一層向上させることができる。すなわち、例えば第1反射面41から出射する複数の光Lのうち、入射部42aから入射した光が反射部材40内で反射せずに直接出射する光L1が最も明るくなる。なお、複数の光Lは、反射部材40内で反射する合わせ鏡の原理により、中央に位置する光Lほど暗くなっていく、詳しくは光L2,L3,L4の順で暗くなっていく。
【0061】
本実施形態においては、凹凸部41aが入射部42aと対向する位置に形成されるため、比較的明るい光L1の一部が散乱して散乱光Lx(図5,7等参照)となるため、操作部10において比較的明るい光L1の一部を目立たせることができ、操作部10の視認性をより一層向上させることができる。
【0062】
なお、上記では、凹凸部41aが形成される位置などを具体的に示したが、これはあくまでも例示であって限定されるものではなく、凹凸部41aが形成される位置などは、任意に設定可能である。
【0063】
上記した凹凸部41aは、例えば、サンドブラスト処理のような物理的処理によって形成されてもよいし、ケミカルエッチング処理のような化学的処理によって形成されてもよい。
【0064】
また、凹凸部41aを形成するその他の手法としては、例えば導光部材43が成型加工等によって製作される際、主面43aの一部に凹凸形状が形成されるようにする。そして、かかる凹凸形状を含む主面43aに対し、上記した蒸着処理がなされて第1反射面41が形成される。従って、第1反射面41のうち、主面43aの凹凸形状に対応する位置も凹凸形状となり、これによって凹凸部41aが形成されてもよい。また、別の手法としては、第1反射面41の表面に、凹凸形状を有する層(凹凸層)が印刷処理や塗装処理等によって付加されることで、凹凸部41aが形成されてもよい。このように、本実施形態に係る凹凸部41aは、任意の手法によって形成することができる。
【0065】
図7の説明を続ける。第2反射面42は、導光部材43の裏面43b(裏側の主面43b)に形成される。上記したように、導光部材43の裏面43bは平坦状であることから、第2反射面42も平坦状に形成される。
【0066】
また、第2反射面42は、いわゆる全反射ミラー(フルミラー)である。例えば、第2反射面42は、光の透過率が所定透過率未満の反射面であり、また、光の反射率が所定反射率以上となるように構成される。なお、上記した所定透過率および所定反射率は、例えば発光態様など各種の条件に応じて任意の値に設定可能である。また、第2反射面42は、例えば第2反射面42の素材の蒸着処理により、導光部材43の裏面43bに形成される。
【0067】
このように、第2反射面42は、第1反射面41より透過率が低く、また、第1反射面41より反射率が高くなるように構成される。逆に言えば、第1反射面41は、第2反射面42より透過率が高く、また、第2反射面42より反射率が低くなるように構成される。
【0068】
第2反射面42には、上記したように、入射部42aが形成される。ここで、入射部42aについて図9も参照しつつ説明する。図9は、反射部材40を裏面側(第2反射面42側)から見たときの背面図である。
【0069】
図7および図9に示すように、入射部42aは、発光部20からの光(図7の矢印A参照)が入射する部位である。例えば、入射部42aは、円盤状である導光部材43の周縁に沿った円形状となるように形成される。なお、上記した入射部42aの形状は、あくまでも例示であって限定されるものではなく、ドット状や円弧状などその他の形状であってもよい。
【0070】
入射部42aは、例えばレーザーカット処理などを用いて、全反射ミラーである第2反射面42を部分的にカットすることで形成される。従って、入射部42aは、導光部材43の裏面43bのうち、第2反射面42が存在しない部位であるともいえる。
【0071】
なお、上記では、第2反射面42をカットすることで、入射部42aが形成されるようにしたが、これに限定されるものではない。すなわち、マスキングや、第2反射面42において光を入射させる部分の透過率が他の部分に比べて高くなるように構成するなどその他の手法によって入射部42aが形成されてもよい。また、入射部42aには、入射する光のムラを抑制するような処理(例えば白ベタ印刷処理)などが施されてもよい。
【0072】
なお、上記では、第2反射面42が導光部材43の裏面43bに形成されるようにしたが、これに限られず、例えば、後述する保持部51の保持面51a側に形成されるようにしてもよい。
【0073】
側面反射面44は、図7に示すように、導光部材43の側面43cに形成される。側面反射面44は、第1反射面41と同様なハーフミラーである。例えば、側面反射面44は、光の透過率が所定透過率以上の反射面であり、また、光の反射率が所定反射率未満となるように構成される。
【0074】
なお、側面反射面44は、第1反射面41と同様なハーフミラーであることから、側面反射面44は、第1反射面41を形成する蒸着処理と同じ処理で形成されるが、これに限定されるものではない。また、側面反射面44と第1反射面41とは、光の透過率や反射率が互いに異なる値となるように構成されてもよい。
【0075】
なお、上記では、側面反射面44がハーフミラーであるとしたが、これに限定されるものではなく、例えば全反射ミラー(フルミラー)であってもよい。すなわち、側面反射面44は、例えば光の透過率が所定透過率未満の反射面であり、また、光の反射率が所定反射率以上となるような全反射ミラーであってもよい。
【0076】
上記した第1反射面41、第2反射面42および側面反射面44が形成される導光部材43にあっては、入射部42aから発光部20の光が入射されると、第1反射面41と第2反射面42との間で反射を繰り返しながら光を中央へ導光する(図6参照)。換言すれば、導光部材43は、第1反射面41および第2反射面42の間の距離が近い位置に向かって光を導光する。これにより、第1反射面41および第2反射面42の間で光を高精度に導光することができる。なお、図6でも前述した通り、入射部42aから入射した直後の光は、第1反射面41、側面反射面44の順に反射してから第2反射面42へ向かい、以降、第1反射面41と第2反射面42との間で繰り返し反射する。
【0077】
そして、導光部材43は、第1反射面41および第2反射面42の間で反射を繰り返す過程で、ハーフミラーである第1反射面41から一部の光を外部へ導光して出射する。これにより、反射部材40の正面視において、奥行き感を演出するような発光態様とすることができる。
【0078】
また、第1反射面41から外部へ出射する光Lのうち、凹凸部41aを透過する光は、上記したように散乱する(すなわち散乱光Lxとなる)。一方、第1反射面41から外部へ出射する光Lのうち、凹凸部41aを透過しない光は、散乱せずにそのまま出射する。
【0079】
保持部材50は、図4に示すように、反射部材40を保持する部材である。詳しくは、保持部材50は、発光部20と反射部材40との間に配置されて反射部材40を保持する。
【0080】
具体的には、保持部材50は、例えば透明(もしくは半透明)の略円盤状の部材である。保持部材50の材質としては、例えばポリカーボネートのような透光性を有する材料を用いることができるが、これに限定されるものではない。すなわち、保持部材50の材質は、例えば透明なゴム成分を有するアクリル、ガラスや有機ガラスなど透光性を有する材料であれば、その他の種類の材料であってもよい。
【0081】
このように、保持部材50は、透光性を有するように構成される。従って、保持部材50は、発光部20からの光を導光しつつ透過して、導光部材43を含む反射部材40へ出射する(図7の矢印A参照)。
【0082】
より具体的には、保持部材50は、保持部51と、側壁部52と、係止部53とを備える。保持部51は、保持面51aを有し、略円盤状に形成される。保持面51aは、反射部材40を保持する面である。保持面51aは、導光部材43の裏面43b(詳しくは反射部材40の第2反射面42(図7参照))と対向する面であり、平坦状に形成される(図3参照)。
【0083】
側壁部52は、保持部51の端部(周縁部)から連続して形成され、操作部10において裏側となる方向(Y軸負方向)へ延在するように形成される。側壁部52の外周面52aには、係止部53が形成される。
【0084】
例えば、係止部53は、側壁部52の外周面52aに複数個(例えば2個)形成される。係止部53は、側壁部52の外周面52aから側方(径方向における外方)へ向けて突出する突起であり、後述するノブ部60の係止穴62bに係止可能に構成される。
【0085】
なお、上記では、係止部53の個数などを具体的に示したが、これはあくまでも例示であって限定されるものではなく、係止部53の個数や形成される位置は、任意に設定可能である。
【0086】
また、図示は省略するが、保持部材50には、操作部10に対するユーザの操作を検出する検出センサが接続される。検出センサとしては、操作部10(例えばノブ部60)に対するユーザの回転操作(詳しくはノブ部60の回転量や回転位置等)を検出するロータリーエンコーダを用いることができるが、これに限定されるものではない。
【0087】
ノブ部60は、ユーザによって操作される部位である、詳しくは回転操作される部位であり、環状に形成される。具体的には、ノブ部60は、図3および図4等に示すように、環状部61と、側壁部62とを備える。
【0088】
環状部61は、円形の開口部61aを有し、かかる開口部61aには、反射部材40が位置される。正確には、図7に示すように、環状部61の開口部61aには、反射部材40の導光部材43が位置される。このとき、反射部材40は、導光部材43の側面43cおよび側面反射面44が、環状部61の内周面と対応するように(対向するように)位置される。このように、反射部材40の側面にノブ部60が配置されることで、光が反射部材40の側面から外部へ漏れることはない。
【0089】
側壁部62は、図4に示すように、環状部61の外端部(外周縁部)から連続して形成され、操作部10において裏側となる方向(Y軸負方向)へ延在するように形成される。
【0090】
側壁部62の内周面62aであって、上記した保持部材50の係止部53と対応する位置には、係止穴62bが形成される。そして、保持部材50の係止部53がノブ部60の係止穴62bに係止することで、ノブ部60と保持部材50とが接続される。これにより、例えばノブ部60がユーザによって回転操作されると、ノブ部60と保持部材50とがともに回転することとなる。
【0091】
また、ノブ部60と保持部材50とが接続された状態において、ノブ部60および保持部材50は、反射部材40を固定する。詳しくは、図7に示すように、ノブ部60と保持部材50とが接続された状態において、ノブ部60の環状部61と保持部材50の保持面51aとの間で、導光部材43(反射部材40)の鍔部43dが挟まれ、これにより反射部材40が固定される。
【0092】
なお、接続された状態の保持部材50およびノブ部60においては、図4に示すように、各側壁部52,62の先端部分が、フレーム部100の開口部100aの周囲に形成された溝部101(図3参照)の中に位置するように配置される。
【0093】
これにより、フレーム部100の開口部100aは、保持部材50等によって覆われることとなるため、例えばフレーム部100の内部に配置された基板110や発光部20などが外部から見えないようにすることができる。
【0094】
上述してきたように、実施形態に係る操作装置1は、操作部10と、凹凸部41aとを備える。操作部10は、発光部20と、第1反射面41および第1反射面41と対向する位置に形成され第1反射面41より光の透過率が低い第2反射面42を含み発光部20の光を第1反射面41と第2反射面42との間で反射して第1反射面41から出射する反射部材40とを備える。凹凸部41aは、第1反射面41に部分的に形成され、凹凸形状を有する。これにより、操作装置1において、操作部10の視認性を向上させることができる。
【0095】
なお、上記した実施形態においては、操作部10が、車載装置であるオーディオ装置におけるボリューム等を調節する回転操作を受け付ける例を示したが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、操作部10は、エアコン装置の風量や温度を調節する回転操作など、車載装置におけるその他の種類の機能を動作させる回転操作を受け付けるようにしてもよい。
【0096】
また、操作部10が受け付ける操作は、上記した回転操作に限定されるものではない。すなわち、操作部10は、例えば押下操作(プッシュ操作)を検出する検出センサを備えることで、押下式のスイッチとなる。これにより、操作部10は、ユーザの押下操作を受け付けるなど、その他の種類の操作を受け付ける構成としてもよい。
【0097】
<変形例>
次いで、変形例について図10および図11を参照しつつ説明する。図10は、変形例に係る反射部材40を示す図である。なお、図10は、変形例に係る反射部材40を表側の面(第1反射面41側)から見たときの正面図である。図11は、変形例に係る反射部材40による光の状態(発光態様)を説明する図である。また、以下においては、実施形態と共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0098】
図10に示すように、変形例にあっては、凹凸部41aが第1反射面41に複数箇所形成される。これにより、例えば、操作部10の視認性を向上させることができるとともに、反射部材40から出射される光Lについてのデザイン性も向上させることが可能になる。
【0099】
具体的に説明すると、凹凸部41aは、第1反射面41に例えば6箇所形成される。一例としては、第1反射面41において、光L1が出射する位置に2箇所、光L2が出射する位置に2箇所、および、光L3が出射する位置に2箇所、凹凸部41aが形成される。また、第1反射面41において、光L4が出射する位置には、凹凸部41aが形成されない。
【0100】
なお、以下、光L1が出射する位置の凹凸部41aを「第1凹凸部41a1」、光L2が出射する位置の凹凸部41aを「第2凹凸部41a2」、光L3が出射する位置の凹凸部41aを「第3凹凸部41a3」と記載する場合があるが、これらを特に区別せずに説明する場合には「凹凸部41a」と記載する。
【0101】
第1凹凸部41a1は、円状である複数の光Lの中心点Bを中心に所定間隔(ここでは180度間隔)で形成される。第2凹凸部41a2は、中心点Bを中心に所定間隔(ここでは180度間隔)で形成され、外側にある第1凹凸部41a1とは周方向にずれた位置に形成される。第3凹凸部41a3は、中心点Bを中心に所定間隔(ここでは180度間隔)で形成される。第3凹凸部41a3は、外側にある第2凹凸部41a2とは周方向にずれた位置に形成され、第1凹凸部41a1とは周方向において対応する位置に形成される。
【0102】
変形例に係る反射部材40においては、第1、第2、第3凹凸部41a1,41a2,41a3が上記した位置に形成されることで、図11に示すように、奥行き感のある複数の光Lにおいて、それぞれ複数の散乱光Lxが含まれることとなる。なお、図11において、散乱光Lx1は第1凹凸部41a1に対応する散乱光、すなわち、第1凹凸部41a1を透過して散乱した光である。同様に、散乱光Lx2は第2凹凸部41a2に対応する散乱光であり、散乱光Lx3は第3凹凸部41a3に対応する散乱光である。
【0103】
詳しくは、変形例に係る反射部材40は、光L1に2つの散乱光Lx1が含まれる発光態様となる。また、変形例に係る反射部材40は、光L2に2つの散乱光Lx2が含まれ、光L3に2つの散乱光Lx3が含まれる発光態様となる。
【0104】
このように、変形例にあっては、上記した第1、第2、第3凹凸部41a1,41a2,41a3による散乱光Lx1,Lx2,Lx3によって、操作部10の一部を目立たせることができるため、例えば操作部10の現在の向きなどをユーザに対して視覚的に認識させることが可能になり、操作部10の視認性を向上させることができる。
【0105】
さらに、変形例にあっては、複数箇所に形成される凹凸部41aにより、複数の光Lの発光態様を、光Lの全体的なデザインを決める入射部42aの形状(ここでは円状)を変更するだけでは実現できないようなデザインにすることが可能となる。
【0106】
すなわち、例えば仮に、入射部42aの形状を変更すると、光L1~L4の全てが、変更された入射部42aに応じた発光態様となってしまう。これに対し、変形例では、上記した凹凸部41aが複数箇所形成されることで、複数の散乱光Lxにより光L1~L4のデザインを個別に設定することができる。そのため、反射部材40から出射される光(光L1~L4)についてのデザインの自由度が上がり、光Lのデザイン性を向上させることが可能になる。
【0107】
なお、図10および図11において、変形例に係る凹凸部41aの数や形成される位置を具体的に示したが、これはあくまでも例示であって限定されるものではなく、凹凸部41aの数や形成位置などは、任意に設定可能である。
【0108】
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
【符号の説明】
【0109】
1 操作装置
10 操作部
20 発光部
40 反射部材
41 第1反射面
41a 凹凸部
42 第2反射面
43 導光部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11