(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022188677
(43)【公開日】2022-12-21
(54)【発明の名称】ねじ式蓋の容器を固定するための器具
(51)【国際特許分類】
B67B 7/18 20060101AFI20221214BHJP
【FI】
B67B7/18
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021096902
(22)【出願日】2021-06-09
(71)【出願人】
【識別番号】517159910
【氏名又は名称】生田 敬二
(72)【発明者】
【氏名】生田 敬二
【テーマコード(参考)】
3E081
【Fターム(参考)】
3E081AA14
3E081AB02
3E081AC01
3E081AC04
3E081AC11
3E081BB16
3E081BB29
3E081EE21
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ねじ式蓋を有する容器を開封する際に、健常者及び片手の不自由な人が、容器本体の空転を防ぎながら安定して支持可能な器具を提供する。
【解決手段】帯状の本体1の外側2に逆等辺台形型の条3を等間隔に設けて畝を形成し、内側4の片端に条3と同じ寸法の等辺台形型の溝、又はその隙間が条3と同じ寸法の等辺台形型となるように成形された一組の条5を設けた。それにより容器に合わせた径で器具を固定し、手指以外の部位での容器の支持を可能にした。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体の外側に、幅に対して垂直方向に施した、断面が逆等脚台形型の条によって形成される畝と、内側の片端に、断面が外側面の条と同寸法の等脚台形型の溝、又はそれを形成する2本の条を設けることで、任意の径での器具の固定を可能とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ねじ式蓋を有する容器を開封する際に、本体の空転を防ぎながら安定して支持することを目的とし、また、手指以外の部位での容器の支持を可能にするものである。
【背景技術】
【0002】
ねじ式蓋を持つ容器を開封する際、本体部分を支持する器具には、従来、特許文献1に記載された支持具が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、器具を容器に巻いた状態で固定する機能が設定されていないため、使用者が作業中に容器を持ち替えたり、持ち直したりすることが困難である。また、この器具でねじ式蓋の容器を開封するには、蓋と本体を同時に支持する必要があり、片方の手が不自由な人の使用には適さない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ねじ式蓋の容器本体に、本器具を巻き付け、特殊な形状の条と溝を組み合わせて、任意の径で固定できるようにすることにより、容器の安定した支持を可能にする。
【発明の効果】
【0006】
本発明品は、部品や付属品を必要とせず、かつ一体成型で作成可能なため、安価に製造、供給することができ、購入者の経済的負担を軽減する。
【0007】
また、老人や子供、片手の不自由な人などが、ねじ式蓋の容器の開閉を行う際に、容器が滑らないように保持する工夫や、他者への作業の委託が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ).ゴム、シリコン樹脂等の高摩擦素材で帯状の本体1を成形する。その外側2には、1の幅と垂直に、断面が逆等辺台形型の条3を等間隔に設け、2の全面に畝を形成する。
(ロ). 1の内側4の片端に3と同じ寸法の等辺台形型の溝、又はその隙間が3と同じ寸法の等辺台形型となるように成形された一組の条5を設ける。
(ハ).支持しようとする容器に、4の面を5の設置されていない端から巻き付け、2の中の任意の3を5で挟む。この際、3の断面と、5の隙間の断面が、同一の等辺台形型に成形されているため、意識的な脱着が必要である。すなわち、使用者が5から3を意識的に離脱させるまで、器具は容器に固定されている。このため、片手の不自由な人でも、建造物等の入隅に、器具を適用した容器を押し付けて支持することが可能となる。
【符号の説明】
【0010】
1 本体
2 外側
3 条
4 内側
5 3と同形状の溝、又はそれを形成する一組の条
【手続補正書】
【提出日】2021-11-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
本体の外側に、幅に対して垂直方向に施した、断面が逆等脚台形型の条によって形成される畝と、内側の片端に、断面が外側面の条と同寸法の等脚台形型の溝、又はそれを形成する2本の条を設けることにより、任意の径の対象物への固定を可能とする器具