(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022188856
(43)【公開日】2022-12-22
(54)【発明の名称】消毒装置
(51)【国際特許分類】
A61L 2/18 20060101AFI20221215BHJP
【FI】
A61L2/18
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021097105
(22)【出願日】2021-06-10
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-03-15
(71)【出願人】
【識別番号】506291313
【氏名又は名称】株式会社エーワン
(74)【代理人】
【識別番号】100108006
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 昌弘
(72)【発明者】
【氏名】福間 二郎
【テーマコード(参考)】
4C058
【Fターム(参考)】
4C058AA29
4C058BB07
4C058DD01
4C058DD03
4C058DD12
4C058JJ06
4C058JJ24
(57)【要約】
【課題】意図しないときに消毒液が噴射されるてしまうことを回避できる消毒装置を提供する。
【解決手段】 電源スイッチ13が操作されると、給電を開始し、スリープモードに切り換わる。制御部23は、センサ17からの検出信号を基に、手が17から第1の距離内に入ったことを検知するとスリープモードからスタンバイモードに切り換える。スタンバイモードにおいて、前記手が第1の距離より長い第2の距離以上離れたことを検知すると噴射モードに切り換える。制御部23は、噴射モードにおいて、消毒液収容部11に収容された消毒液を吸引して噴射口15から霧状に噴射する動作を消毒液噴射部21に行わせる。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
消毒液収容部と、
前記消毒液収容部に収容された消毒液を噴射モードで噴射口から噴射する噴射部と、
前記噴射口に対向して位置する領域内において手との距離を検知するセンサと、
前記手がセンサから第1の距離内に入ったことを検知するとスリープモードからスタンバイモードに切り換え、前記スタンバイモードにおいて前記手が前記第1の距離より長い第2の距離以上離れたことを検知すると前記噴射モードに切り換える制御部と
を有する消毒装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記噴射モードにおいて、前記センサが前記手を検知しなくなると、前記スリープモードに切り換える
請求項1に記載の消毒装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記噴射モードにおいて、前記手が前記センサから、前記第2の距離より長い第3の距離以上になると、前記スリープモードに切り換わる
請求項1又は請求項2に記載の消毒装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記スタンバイモードにおいて、前記センサが前記手を検知しなくなると、前記スリープモードに切り換える
請求項1~3のずれかに記載の消毒装置。
【請求項5】
前記消毒装置の傾きを検知する傾き検知部
をさらに有し、
前記噴射制御部は、前記スタンバイモード又は前記噴射モードにおいて、前記傾き検知部が所定値以上の傾きを検知すると、前記スリープモードに切り換わる
請求項1~4のいずれかに記載の消毒装置。
【請求項6】
前記制御部は、電源スイッチがオンになると、前記スリープモードに設定する
請求項1~5のいずれかに記載の消毒装置。
【請求項7】
第3の距離は、例えば、前記噴射モードにおいて、前記噴射口15から噴射された消毒液が達する距離よりも長い距離である
請求項3に記載の消毒装置。
【請求項8】
前記消毒液収容部の上面に前記噴射口と、前記センサが設けられている
請求項~7のいずれかに記載の消毒装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手の消毒を行うことができる消毒装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
防疫や衛生上の観点から、施設・店舗などの建物の入口や入室前には、手の消毒とともに検温を行うことが多い。特許文献1には、手を挿入できる広さを有する収納部に、手を一度挿入する動作により、手を挿入したことを感知するセンサーが手を感知して手に送風して乾燥させるブロワーの作動と、消毒液を噴霧して消毒することをあわせて行えるような手消毒乾燥装置が開示される。
【0003】
また、特許文献2には、箱様筐体が、ユーザの手が消毒のために差し入れられる2つの開口部を持ち、手で接触することなく作動する噴霧ノズルによる消毒液自動噴霧機能を備える自動手洗装置が開示される。この自動手洗装置では、噴霧ノズルからの消毒液の噴射が正しい場所、すなわち、指先、指および手のひら部分に正確に向けられ、開口部が卵型で縦長の楕円形であり、手を消毒中に正しい位置に促すよう実質的に均等に成形された凹部を含む構成になっている。
【0004】
特許文献3には、歩行者の手指に消毒液を供給する手指消毒器であって、上面と前面および後面とがそれぞれ開口して延在し、歩行者の手の通過を許容する雨樋状の本体部と、本体部の開口の近傍に設けられ、開口から本体部の消毒空間に侵入した手指を検出するセンサと、センサより歩行者の進行方向の前方側の本体部の側板部の内面に設けられ、センサの検出に応じて消毒液を噴射する噴射ノズルと、消毒液を噴射ノズルから噴射させるポンプと、を備える手指消毒器が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011-031011号公報
【特許文献2】特表2012-501686号公報
【特許文献3】特開2020-025771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の手指消毒器では、センサが反応すると、即座に消毒液が噴射され、それが意図せずに目に入る可能性がある。
【0007】
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされ、意図しないときに消毒液が噴射されるてしまうことを回避できる消毒装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した従来技術の問題を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の消毒装置は、消毒液収容部と、前記消毒液収容部に収容された消毒液を噴射モードで噴射口から噴射する噴射部と、前記噴射口に対向して位置する領域内において手との距離を検知するセンサと、前記手がセンサから第1の距離内に入ったことを検知するとスリープモードからスタンバイモードに切り換え、前記スタンバイモードにおいて前記手が前記第1の距離より長い第2の距離以上離れたことを検知すると前記噴射モードに切り換える制御部とを有する。
【0009】
好適には、前記制御部は、前記噴射モードにおいて、前記センサが前記手を検知しなくなると、前記スリープモードに切り換える。
【0010】
好適には、前記制御部は、前記噴射モードにおいて、前記手が前記センサから、前記第2の距離より長い第3の距離以上になると、前記スリープモードに切り換わる。
【0011】
好適には、前記制御部は、前記スタンバイモードにおいて、前記センサが前記手を検知しなくなると、前記スリープモードに切り換える。
【0012】
好適には、前記消毒装置の傾きを検知する傾き検知部をさらに有し、前記噴射制御部は、前記スタンバイモード又は前記噴射モードにおいて、前記傾き検知部が所定値以上の傾きを検知すると、前記スリープモードに切り換わる。
【0013】
好適には、前記制御部は、電源スイッチがオンになると、前記スリープモードに設定する。
【0014】
好適には、第3の距離は、例えば、前記噴射モードにおいて、前記噴射口15から噴射された消毒液が達する距離よりも長い距離である。
【0015】
好適には、前記消毒液収容部の上面に前記噴射口と、前記センサが設けられている。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、意図しないときに消毒液が噴射されるてしまうことを回避できる消毒装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は、実施形態に係る消毒装置の外観を例示する斜視図である。
【
図3】
図3は、消毒装置の動作モードを説明するための図である。
【
図4】
図4は、本発明の実施形態に係る消毒装置の電源オン時の動作を説明するためのフロチャートである。
【
図5】
図5は、本発明の実施形態の消毒装置1の通常の動作例について説明する。
【
図6】
図6は、本発明の実施形態の消毒装置の傾き検出時の動作例について説明する。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
【0019】
図1は、実施形態に係る消毒装置1の外観を例示する斜視図である。
図1に示すように、消毒装置1は、円柱状の形状をしており、円筒状の消毒液収容部11と、その上部)に設けられている電源スイッチ13と、上面に設けられた噴射口15と及びセンサ17とを有する。
噴射口15は、消毒装置1の上面は、中央に向けて窪んでおり、当該中央付近に噴射口15が位置し、周縁部付近にセンサ17が設けられている。
【0020】
図2は、
図1に示す消毒装置1の機能ブロック図である。
図2に示すように、消毒装置1は、電源スイッチ13、センサ17、消毒液噴射部21,傾き検知部22、制御部23を有する。
電源スイッチ13は、押し型又は接触式のスイッチであり、ユーザが指で押したり、触れることで操作する。消毒装置1が電源オフモードで電源スイッチ13が操作されると、制御部23はスリープモードに切り換わり、給電状態にする。また、消毒装置1が電源状態で電源スイッチ13が操作されると、制御部23は電源オフモードに切り換わり、給電を停止する。給電は、消毒装置1に内蔵されたバッテリーから行われる。
【0021】
センサ17は、噴射口15に対向する領域(消毒装置1の上方領域)において、センサ17から手の距離に応じた検出信号を生成する。
センサ17の検出領域は、消毒装置1の真上から所定の角度範囲(例えば、5~20度)の領域である。センサ17は、単数又は複数である。
【0022】
消毒液噴射部21は、制御部23からの制御に応じて、消毒液収容部11に収容された消毒液を吸引して噴射口15から霧状に噴射する。
【0023】
傾き検知部22は、ジャイロセンサ等であり、消毒装置1の傾きを検知する。
【0024】
制御部23は、電源スイッチ13の操作に応じた給電のオンオフ、センサ17から検出信号を基に、動作モードを切り換える。
【0025】
図3は、消毒装置1の動作モードを説明するための図である。
図3に示すように、消毒装置1は、動作モードとして、電源オフモード、スリープモード、スタンバイモード及び噴射モードを有する。これらの動作モードは、制御部23によって管理される。
【0026】
制御部23は、電源オフモードで電源スイッチ13が操作されると、給電を開始し、スリープモードに切り換わる。
制御部23は、センサ17からの検出信号を基に、手が17から第1の距離内に入ったことを検知するとスリープモードからスタンバイモードに切り換える。当該第1の距離は、例えば、1~5cmであり、好ましくは2.5cmである。制御部23は、スタンバイモードにおいて、LEDランプ19をオレンジに点灯する。LEDランプ19は、例えば、消毒装置1の上面に設けられている。
【0027】
制御部23は、スタンバイモードにおいて、センサ17からの検出信号を基に、前記手が第1の距離より長い第2の距離以上離れたことを検知すると噴射モードに切り換える。制御部23は、噴射モードにおいて、消毒液収容部11に収容された消毒液を吸引して噴射口15から霧状に噴射する動作を消毒液噴射部21に行わせる。第2の距離は、例えば、例えば3cm~10cmであり、好ましくは5cmである。
【0028】
制御部23は、噴射モードにおいて、センサ17からの検出信号を基に、手を検知しなくなると、スリープモードに切り換える。
【0029】
制御部23は、噴射モードにおいて、センサ17からの検出信号を基に、手がセンサ17から、第2の距離より長い第3の距離以上になると、スリープモードに切り換わる。第3の距離は、例えば、8~20cmであり、好ましくは13cmである。制御部23は、噴射モードにおいて、LEDランプ19を緑に点灯する。
第3の距離は、例えば、噴射モードにおいて、噴射口15から噴射された消毒液が達する距離よりも長い距離である。
【0030】
制御部23は、スタンバイモードにおいて、センサ17が手を検知しなくなると、スリープモードに切り換える。
【0031】
制御部23は、スタンバイモード又は前記噴射モードにおいて、傾き検知部22からの検出信号を基に、消毒装置1の傾きが所定値(例えば5~15度)以上の傾きになったことを検知すると、スリープモードに切り換わる。
【0032】
以下、本実施形態の消毒装置1の動作例について説明する。
<電源オン時動作>
【0033】
図4は、本発明の実施形態に係る消毒装置1の電源オン時の動作を説明するためのフロチャートである。
ステップST11:
制御部23は、電源オフモードである場合に、ステップST2に進む。
【0034】
ステップST12:
制御部23は、
図1に示す電源スイッチ13が操作されると、ステップST13に進む。
【0035】
ステップST13:
制御部23は、スリープモードに切り換わる。
【0036】
<通常動作>
図5は、本発明の実施形態の消毒装置1の通常の動作例について説明する。
ステップST21:
制御部23は、スリープモードである場合に、ステップST22に進む。
【0037】
ステップST22:
制御部23は、センサ17からの検出信号を基に、手が17から第1の距離内に入ったことを検知するとステップST23に進む。
【0038】
ステップST23:
制御部23は、スリープモードからスタンバイモードに切り換える。
【0039】
ステップST24:
制御部23は、センサ17からの検出信号を基に、手を検知しなくなると、ステップST29に進む。
【0040】
ステップST25:
制御部23は、センサ17からの検出信号を基に、手が第1の距離より長い第2の距離以上離れたことを検知すると、ステップST26に進む。
【0041】
ステップST26:
制御部23は、スタンバイモードから噴射モードに切り換える。
制御部23は、噴射モードにおいて、消毒液収容部11に収容された消毒液を吸引して噴射口15から霧状に噴射する動作を消毒液噴射部21に行わせる。
【0042】
ステップST27:
制御部23は、センサ17からの検出信号を基に、手を検知しなくなると、ステップST29に進む。
【0043】
ステップST28:
制御部23は、噴射モードにおいて、センサ17からの検出信号を基に、手がセンサ17から、第2の距離より長い第3の距離以上になると、ステップST29に進む。
【0044】
ステップST29:
制御部23は、スリープモードに切り換える。
【0045】
<傾き検出時動作>
図6は、本発明の実施形態の消毒装置1の傾き検出時の動作例について説明する。
ステップST41:
制御部23は、スタンバイモード又は噴射モードで場合に、ステップST42に進む。
【0046】
ステップST42:
制御部23は、傾き検知部22からの検出信号を基に、消毒装置1の傾きが所定値(例えば5~15度)以上の傾きになったことを検知すると、ステップST43に進む。
【0047】
ステップST43:
制御部23は、スリープモードに切り換わる。
【0048】
このような消毒装置1よれば、上述したように、センサ17からの検出信号を基に、手が17から第1の距離内に入ったことを検知するとスリープモードからスタンバイモードに切り換える。これにより、従来のように、スリープモードからいきなり噴射モードに切り換わることはなく、噴射口15を覗き込んで目に消毒液が噴射されることを回避できす。
【0049】
また、消毒装置1によれば、スリープモードにおいて、手が第1の距離より長い第2の距離以上離れたことを検知すると噴射モードに切り換わり、噴射口15から消毒液が噴射される。逆に、これ以外の状態では、消毒液は噴射されない。そのため、この動作を知っているユーザに対しての手に消毒液が噴射され、安全である。
【0050】
また、消毒装置1によれば、センサ17から手が離れると、スリープモードに切り換われるため、さらに安全性を高めることができる。
【0051】
また、消毒装置1によれば、消毒装置1の傾きが所定値(例えば5~15度)以上の傾きになったことを検知すると、スリープモードに切り換わる。そのため、持ち運び等しているときに、消毒液が噴射されることを回避できる。
【0052】
なお、上記に本実施形態およびその適用例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、前述の各実施形態またはその適用例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
【符号の説明】
【0053】
1…消毒装置
11…消毒液収容部
13…電源スイッチ
17…センサ
19…LEDランプ
21…消毒液噴射部
22…傾き検知部
23…制御部
【手続補正書】
【提出日】2021-10-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
消毒液収容部と、
前記消毒液収容部に収容された消毒液を噴射モードで噴射口から噴射する噴射部と、
前記噴射口に対向して位置する領域内において手との距離を検知するセンサと、
前記手がセンサから第1の距離内に入ったことを検知するとスリープモードからスタンバイモードに切り換え、前記スタンバイモードにおいて前記手が前記第1の距離より長い第2の距離以上離れたことを検知すると前記噴射モードに切り換える制御部と
を有し、
前記第1の距離、1~5cmであり、
前記第2の距離は、3~10cmである
消毒装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記噴射モードにおいて、前記センサが前記手を検知しなくなると、前記スリープモードに切り換える
請求項1に記載の消毒装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記噴射モードにおいて、前記手が前記センサから、前記第2の距離より長い第3の距離以上になると、前記スリープモードに切り換わり、
前記第3の距離は8~20cmである
請求項1又は請求項2に記載の消毒装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記スタンバイモードにおいて、前記センサが前記手を検知しなくなると、前記スリープモードに切り換える
請求項1~3のずれかに記載の消毒装置。
【請求項5】
前記消毒装置の傾きを検知する傾き検知部
をさらに有し、
前記制御部は、前記スタンバイモード又は前記噴射モードにおいて、前記傾き検知部が所定値以上の傾きを検知すると、前記スリープモードに切り換わる
請求項1~4のいずれかに記載の消毒装置。
【請求項6】
前記制御部は、電源スイッチがオンになると、前記スリープモードに設定する
請求項1~5のいずれかに記載の消毒装置。
【請求項7】
第3の距離は、前記噴射モードにおいて、前記噴射口から噴射された消毒液が達する距離よりも長い距離である
請求項3に記載の消毒装置。
【請求項8】
前記消毒液収容部の上面に前記噴射口と、前記センサが設けられている
請求項1~7のいずれかに記載の消毒装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明は、消毒液収容部と、前記消毒液収容部に収容された消毒液を噴射モードで噴射口から噴射する噴射部と、前記噴射口に対向して位置する領域内において手との距離を検知するセンサと、前記手がセンサから第1の距離内に入ったことを検知するとスリープモードからスタンバイモードに切り換え、前記スタンバイモードにおいて前記手が前記第1の距離より長い第2の距離以上離れたことを検知すると前記噴射モードに切り換える制御部とを有し、前記第1の距離、1~5cmであり、前記第2の距離は、3~10cmである消毒装置。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
好適には、前記制御部は、前記噴射モードにおいて、前記手が前記センサから、前記第2の距離より長い第3の距離以上になると、前記スリープモードに切り換わり、前記第3の距離は8~20cmである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
好適には、前記第3の距離は、前記噴射モードにおいて、前記噴射口から噴射された消毒液が達する距離よりも長い距離である
【手続補正書】
【提出日】2022-01-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
手に噴射液を噴射する消毒装置であって、
消毒液収容部と、
前記消毒液収容部に収容された消毒液を噴射モードで噴射口から噴射し、前記消毒装置の上面に設けられている噴射部と、
前記上面かつ前記噴射口に近接して設けられており、前記噴射口に対向して位置する領域内において手との距離を検知するセンサと、
前記手がセンサから第1の距離内に入ったことを検知するとスリープモードからスタンバイモードに切り換え、前記スタンバイモードにおいて前記手が前記第1の距離より長い第2の距離以上離れたことを検知すると前記噴射モードに切り換える制御部と
を有し、
前記第1の距離、1~5cmであり、
前記第2の距離は、3~10cmである
消毒装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記噴射モードにおいて、前記センサが前記手を検知しなくなると、前記スリープモードに切り換える
請求項1に記載の消毒装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記噴射モードにおいて、前記手が前記センサから、前記第2の距離より長い第3の距離以上になると、前記スリープモードに切り換わり、
前記第3の距離は8~20cmである
請求項1又は請求項2に記載の消毒装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記スタンバイモードにおいて、前記センサが前記手を検知しなくなると、前記スリープモードに切り換える
請求項1~3のずれかに記載の消毒装置。
【請求項5】
前記消毒装置の傾きを検知する傾き検知部
をさらに有し、
前記制御部は、前記スタンバイモード又は前記噴射モードにおいて、前記傾き検知部が所定値以上の傾きを検知すると、前記スリープモードに切り換わる
請求項1~4のいずれかに記載の消毒装置。
【請求項6】
前記制御部は、電源スイッチがオンになると、前記スリープモードに設定する
請求項1~5のいずれかに記載の消毒装置。
【請求項7】
第3の距離は、前記噴射モードにおいて、前記噴射口から噴射された消毒液が達する距離よりも長い距離である
請求項3に記載の消毒装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明は、手に噴射液を噴射する消毒装置であって、消毒液収容部と、前記消毒液収容部に収容された消毒液を噴射モードで噴射口から噴射し、前記消毒装置の上面に設けられている噴射部と、前記上面かつ前記噴射口に近接して設けられており、前記噴射口に対向して位置する領域内において手との距離を検知するセンサと、前記手がセンサから第1の距離内に入ったことを検知するとスリープモードからスタンバイモードに切り換え、前記スタンバイモードにおいて前記手が前記第1の距離より長い第2の距離以上離れたことを検知すると前記噴射モードに切り換える制御部とを有し、前記第1の距離、1~5cmであり、前記第2の距離は、3~10cmである。