(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022189123
(43)【公開日】2022-12-22
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/30 20120101AFI20221215BHJP
G06Q 10/02 20120101ALI20221215BHJP
【FI】
G06Q50/30
G06Q10/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021097512
(22)【出願日】2021-06-10
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】520123032
【氏名又は名称】株式会社KINTO
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】岡 尚哉
(72)【発明者】
【氏名】北村 聡
(72)【発明者】
【氏名】祖父江 雄介
(72)【発明者】
【氏名】中田 聖良
(72)【発明者】
【氏名】森 麻美
(72)【発明者】
【氏名】森嶋 聖人
(72)【発明者】
【氏名】布川 康之
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA03
5L049CC42
(57)【要約】 (修正有)
【課題】移動に関するサービスを利用するユーザに対して利便性を与える情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】移動に関連する第一のサービスをオンラインで提供する情報処理装置において、ユーザが移動先で受けるサービスの予約に関する処理を行う第一のフェーズと、ユーザが利用する移動手段の予約に関する処理を行う第二のフェーズと、を実行し、かつ、車両の貸与サービスである第二のサービスを利用しているユーザが、第一のサービスを利用する際に、第二のフェーズの実行を省略する。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動に関連する第一のサービスをオンラインで提供する情報処理装置であって、
ユーザが移動先で受けるサービスの予約に関する処理を行う第一のフェーズと、
前記ユーザが利用する移動手段の予約に関する処理を行う第二のフェーズと、
を実行する制御部を有し、
前記制御部は、車両の貸与サービスである第二のサービスを利用している前記ユーザが、前記第一のサービスを利用する際に、前記第二のフェーズの実行を省略する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、
複数のユーザインタフェース画面を前記ユーザに提供可能に構成され、
前記第二のサービスを利用している前記ユーザに対しては、前記移動手段の予約に関する前記ユーザインタフェース画面の少なくとも一部を提供しない、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第二のサービスを利用している前記ユーザに対して、前記移動手段の予約に関する処理をスキップする旨の提案を行う、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第一のフェーズにおいて、前記ユーザが移動中に立ち寄る一つ以上のスポットの予約を代行する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第二のフェーズにおいて、公共交通機関の予約を代行する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第一のサービスの運営者は、前記第二のサービスの運営者と同一、または、関連のある事業者である、
請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記ユーザの、前記第二のサービスの利用状況に関するデータをさらに取得する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記データは、前記ユーザに貸与されている第一の車両の定員に関する情報を含む、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記移動に係る人数が、前記第一の車両の定員を下回る場合に、前記第二のフェーズの実行を省略する、
請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記移動に係る人数が、前記第一の車両の定員を上回る場合に、前記第一の車両よりも定員の多い第二の車両の予約を提案する、
請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
移動に関連する第一のサービスをオンラインで提供する第一の装置と、
車両の貸与サービスである第二のサービスに関連付いた第二の装置と、を含む情報処理システムであって、
前記第二の装置は、ユーザの、前記第二のサービスの利用状況に関するデータを前記第
一の装置に提供し、
前記第一の装置は、
ユーザが移動先で受けるサービスの予約に関する処理を行う第一のフェーズと、
前記ユーザが利用する移動手段の予約に関する処理を行う第二のフェーズと、
を実行する制御部を有し、
前記制御部は、車両の貸与サービスである第二のサービスを利用している前記ユーザが、前記第一のサービスを利用する際に、前記第二のフェーズの実行を省略する、
情報処理システム。
【請求項12】
前記制御部は、
複数のユーザインタフェース画面を前記ユーザに提供可能に構成され、
前記第二のサービスを利用している前記ユーザに対しては、前記移動手段の予約に関する前記ユーザインタフェース画面の少なくとも一部を提供しない、
請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記制御部は、前記第二のサービスを利用している前記ユーザに対して、前記移動手段の予約に関する処理をスキップする旨の提案を行う、
請求項12に記載の情報処理システム。
【請求項14】
前記制御部は、前記第一のフェーズにおいて、前記ユーザが移動中に立ち寄る一つ以上のスポットの予約を代行する、
請求項11から13のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項15】
前記制御部は、前記第二のフェーズにおいて、公共交通機関の予約を代行する、
請求項14に記載の情報処理システム。
【請求項16】
前記第一のサービスの運営者は、前記第二のサービスの運営者と同一、または、関連のある事業者である、
請求項11から15のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項17】
前記データは、前記ユーザに貸与されている第一の車両の定員に関する情報を含む、
請求項11から16のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項18】
前記制御部は、前記移動に係る人数が、前記第一の車両の定員を下回る場合に、前記第二のフェーズの実行を省略する、
請求項17に記載の情報処理システム。
【請求項19】
前記制御部は、前記移動に係る人数が、前記第一の車両の定員を上回る場合に、前記第一の車両よりも定員の多い第二の車両の予約を提案する、
請求項18に記載の情報処理システム。
【請求項20】
移動に関連する第一のサービスをオンラインで提供する情報処理方法であって、
コンピュータが、
ユーザが移動先で受けるサービスの予約に関する処理を行う第一のステップと、
前記ユーザが利用する移動手段の予約に関する処理を行う第二のステップと、を実行し、
車両の貸与サービスである第二のサービスを利用している前記ユーザが、前記第一のサービスを利用する際に、前記第二のステップの実行を省略する、
情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の貸与サービスに関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザに車両を一定期間貸与する契約形態が知られている。このような契約形態は、リース契約、サブスクリプション契約などとも呼ばれる。これに関する発明として、例えば、特許文献1には、リース契約の有無に応じて、ユーザに対して洗車サービスを無料で提供するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、移動に関するサービスを利用するユーザに対して利便性を与えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第一の態様に係る情報処理装置は、移動に関連する第一のサービスをオンラインで提供する情報処理装置であって、ユーザが移動先で受けるサービスの予約に関する処理を行う第一のフェーズと、前記ユーザが利用する移動手段の予約に関する処理を行う第二のフェーズと、を実行する制御部を有し、前記制御部は、車両の貸与サービスである第二のサービスを利用している前記ユーザが、前記第一のサービスを利用する際に、前記第二のフェーズの実行を省略することを特徴とする。
【0006】
また、本開示の第二の態様に係る情報処理システムは、移動に関連する第一のサービスをオンラインで提供する第一の装置と、車両の貸与サービスである第二のサービスに関連付いた第二の装置と、を含む情報処理システムであって、前記第二の装置は、ユーザの、前記第二のサービスの利用状況に関するデータを前記第一の装置に提供し、前記第一の装置は、ユーザが移動先で受けるサービスの予約に関する処理を行う第一のフェーズと、前記ユーザが利用する移動手段の予約に関する処理を行う第二のフェーズと、を実行する制御部を有し、前記制御部は、車両の貸与サービスである第二のサービスを利用している前記ユーザが、前記第一のサービスを利用する際に、前記第二のフェーズの実行を省略することを特徴とする。
【0007】
また、本開示の第三の態様に係る情報処理方法は、移動に関連する第一のサービスをオンラインで提供する情報処理方法であって、コンピュータが、ユーザが移動先で受けるサービスの予約に関する処理を行う第一のステップと、前記ユーザが利用する移動手段の予約に関する処理を行う第二のステップと、を実行し、車両の貸与サービスである第二のサービスを利用している前記ユーザが、前記第一のサービスを利用する際に、前記第二のステップの実行を省略することを特徴とする。
【0008】
また、本開示の他の態様は、上記の情報処理装置が実行する方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、または、該プログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体である。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、移動に関するサービスを利用するユーザに対して利便性を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図2】予約サーバおよびユーザ端末の構成を説明する図。
【
図7】予約サーバによって生成される予約データの例。
【
図8】第一の実施形態において制御部が行う処理のフローチャート。
【
図11】第一の実施形態において制御部が行う処理のフローチャート。
【
図14】第二の実施形態において制御部が行う処理のフローチャート。
【
図15】第二の実施形態に係る旅行商品データの一例。
【
図16】第二の実施形態においてユーザに提供される画面の一例。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の一態様に係る情報処理装置は、移動に関連する第一のサービスをオンラインで提供する情報処理装置であって、ユーザが移動先で受けるサービスの予約に関する処理を行う第一のフェーズと、前記ユーザが利用する移動手段の予約に関する処理を行う第二のフェーズと、を実行する制御部を有し、前記制御部は、車両の貸与サービスである第二のサービスを利用している前記ユーザが、前記第一のサービスを利用する際に、前記第二のフェーズの実行を省略する。
【0012】
契約期間中において、定期的に料金を支払うことでユーザに車両を貸与する契約形態(リース、サブスクリプションとも呼ばれる)が知られている。
また、貸与中の車両を活用してもらうため、車両の貸与を行っているのと同一の事業者が、移動に関するサービス(第一のサービス)を提供する形態が考えられる。第一のサービスとして、例えば、旅行プランを生成するサービスや、旅行中に立ち寄る複数のスポットの予約を一括して行うサービス等が挙げられる。本開示に係る情報処理装置は、このようなサービスを提供する。なお、本明細書における旅行とは、娯楽目的の移動のみならず、単純な移動を含む概念である。
【0013】
一方で、車両の貸与を受けているユーザについては、交通手段の提供が必要ない場合がある。そこで、本開示に係る情報処理装置は、第二のサービスを利用している(車両の貸与を受けている)ユーザについては、移動手段の予約に関する処理をスキップさせる。
移動手段の予約に関する処理とは、例えば、移動手段の予約に必要な情報をユーザから収集する処理であってもよいし、当該収集した情報に基づいて移動手段を予約する処理であってもよい。
これにより、第一のサービスを利用するユーザに対して利便性を提供することができる。
【0014】
また、前記制御部は、複数のユーザインタフェース画面を前記ユーザに提供可能に構成され、前記第二のサービスを利用している前記ユーザに対しては、前記移動手段の予約に
関する前記ユーザインタフェース画面の少なくとも一部を提供しないことを特徴としてもよい。
また、前記制御部は、前記第二のサービスを利用している前記ユーザに対して、前記移動手段の予約に関する処理をスキップする旨の提案を行うことを特徴としてもよい。
必要のない画面の提供を省略することで、迅速にサービスを提供することができる。
【0015】
また、前記制御部は、前記第一のフェーズにおいて、前記ユーザが移動中に立ち寄る一つ以上のスポットの予約を代行することを特徴としてもよい。
このようなスポットとして、例えば、宿泊施設、飲食店、駐車場等が例示できる。
【0016】
また、前記制御部は、前記第二のフェーズにおいて、公共交通機関の予約を代行することを特徴としてもよい。
公共交通機関は、例えば、鉄道、タクシー、バス、航空機などを含む。
【0017】
また、前記第一のサービスの運営者は、前記第二のサービスの運営者と同一、または、関連のある事業者であってもよい。
関連のある事業者として、例えば、グループ企業同士、資本関係のある企業同士、親会社と子会社、契約を締結した事業者同士などが挙げられる。
【0018】
また、前記制御部は、前記ユーザの、前記第二のサービスの利用状況に関するデータをさらに取得することを特徴としてもよい。
第二のサービスの利用状況に関するデータは、例えば、車両の貸与契約を管理する外部装置から取得するようにしてもよい。
【0019】
また、前記データは、前記ユーザに貸与されている第一の車両の定員に関する情報を含むことを特徴としてもよい。
また、前記制御部は、前記移動に係る人数が、前記第一の車両の定員を下回る場合に、前記第二のフェーズの実行を省略することを特徴としてもよい。
また、前記制御部は、前記移動に係る人数が、前記第一の車両の定員を上回る場合に、前記第一の車両よりも定員の多い第二の車両の予約を提案することを特徴としてもよい。
かかる構成によると、第一の車両での移動ができない場合に限って、第二のフェーズをスキップさせることができる。また、代替交通手段を提案することができる。
【0020】
以下、本開示の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。各実施形態に記載されているハードウェア構成、モジュール構成、機能構成等は、特に記載がない限りは開示の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0021】
(第一の実施形態)
第一の実施形態に係る予約システムの概要について、
図1を参照しながら説明する。本実施形態に係る予約システムは、複数のスポット(例えば、宿泊施設や飲食店)と、当該スポットを巡るための交通手段の予約を一括して行う予約サーバ100と、ユーザ端末200と、車両のリース契約を管理する契約管理サーバ300と、を含んで構成される。
なお、以下の説明においては、車両の貸与契約をリース契約と称する。
【0022】
予約サーバ100は、ユーザ端末200から送信されたリクエストに基づいて、予め登録された複数のスポットを予約するための予約データを生成する装置である。予約サーバ100は、複数のスポットや、これらのスポットにおいて提供されるプランを管理しており、ユーザからのリクエストに基づいて、これらのスポットやプランを予約することができる。さらに、予約サーバ100は、ユーザが利用する交通手段の予約を行うことができる。
予約サーバ100が提供する予約サービスは、第一の事業者によって運営される。
【0023】
ユーザ端末200は、予約サービスを利用するユーザが所持するコンピュータである。ユーザは、ユーザ端末200を介して予約サーバ100にアクセスし、複数のスポットの予約や、交通手段の予約をリクエストすることができる。なお、ユーザは、希望条件(例えば、希望する地域、希望するスポットの属性、出発時刻など)を予約サーバ100に送信してもよい。
【0024】
契約管理サーバ300は、ユーザが第一の事業者と結んでいる、車両のリース契約を管理するサーバ装置である。本実施形態では、車両のリース契約とは、ユーザが毎月の利用料金を支払うことで、第一の事業者が所有している車両の使用者として当該ユーザを公的機関に登録する契約である。契約の期間は、事前に定められ、例えば、一ヶ月程度から数年とすることができる。
契約管理サーバ300は、予約サーバ100に対して、車両のリース契約に関する情報を提供する。
【0025】
なお、本実施形態では、予約サービスを提供する事業者と、車両のリースサービスを提供する事業者は同一の事業者であるものとするが、両者は実質的に同一であってもよい。このような関係として、例えば、グループ企業同士、資本関係のある企業同士、親会社と子会社などが挙げられる。本開示における「同一の事業者」には、このような関係も含まれる。なお、予約サービスを提供する事業者と、車両のリースサービスを提供する事業者は、互いに関連の無い事業者同士であってもよい。
なお、予約サーバ100が提供する予約サービスは、車両のリース契約の有無にかかわらず利用することができる。
【0026】
図2は、本実施形態に係る情報処理システムに含まれる、予約サーバ100およびユーザ端末200の構成要素をより詳細に示した図である。ここではまず、ユーザ端末200について説明する。
ユーザ端末200は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話、タブレットコンピュータ、個人情報端末といった、個人が利用するコンピュータである。ユーザ端末200は、制御部201、記憶部202、通信部203、および入出力部204を含んで構成される。
【0027】
制御部201は、ユーザ端末200が行う制御を司る演算装置である。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置によって実現することができ
る。
制御部201は、予約サーバ100にアクセスしてインタラクションを行う機能を実行する。当該機能は、ユーザ端末200で動作するウェブブラウザや、専用のアプリケーションソフトウェアによって実現されてもよい。
【0028】
記憶部202は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部201によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部201において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。補助記憶装置には、制御部201で実行されるプログラムをアプリケーションとしてパッケージ化したものを記憶してもよい。また、これらのアプリケーションを実行するためのオペレーティングシステムを記憶してもよい。補助記憶装置に記憶されたプログラムが主記憶装置にロードされ、制御部201によって実行されることで、以降に説明する処理が行われる。
【0029】
主記憶装置は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含ん
でもよい。また、補助記憶装置は、EPROM(Erasable Programmable ROM)やハード
ディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)を含んでもよい。さらに、補助記憶装置
は、リムーバブルメディア、すなわち可搬記録媒体を含んでもよい。
【0030】
通信部203は、ユーザ端末200をネットワークに接続するための無線通信インタフェースである。通信部203は、例えば、無線LANや3G、LTE、5G等の移動体通信サービスを介して、予約サーバ100と通信可能に構成される。
入出力部204は、ユーザが行った入力操作を受け付け、ユーザに対して情報を提示するユニットである。本実施形態では一つのタッチパネルディスプレイからなる。すなわち、液晶ディスプレイとその制御手段、タッチパネルとその制御手段から構成される。
【0031】
次に、予約サーバ100について説明する。
予約サーバ100は、複数のスポットおよびプランの内容をユーザに提示し、ユーザ端末200から送信されたリクエストに基づいて、これらのスポットの予約を行うサーバ装置である。また、予約サーバ100は、交通手段の予約を行う機能も有している。
【0032】
本実施形態では、予約サーバ100は、ユーザ端末200とのインタラクションを行うためのWebサーバを実行可能に構成されてもよい。この場合、例えば、ユーザ端末200が、ブラウザを用いてWebサーバにアクセスすることで、ユーザが、スポットの予約等を行うことができる。なお、予約サーバ100は、Webサーバ以外の手段によってサービスを提供してもよい。例えば、ユーザ端末200にインストールされた専用のアプリケーションソフトウェアと所定のプロトコルによって対話するサービスを予約サーバ100において実行してもよい。
【0033】
予約サーバ100は、汎用のコンピュータにより構成することができる。すなわち、予約サーバ100は、CPUやGPU等のプロセッサ、RAMやROM等の主記憶装置、EPROM、ハードディスクドライブ、リムーバブルメディア等の補助記憶装置を有するコンピュータとして構成することができる。補助記憶装置には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを主記憶装置の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、後述するような、所定の目的に合致した各機能を実現することができる。ただし、一部または全部の機能はASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。
【0034】
制御部101は、予約サーバ100が行う制御を司る演算装置である。制御部101は、CPUなどの演算処理装置によって実現することができる。
制御部101は、契約データ取得部1011、プラン決定部1012、および、予約実行部1013の3つの機能モジュールを有して構成される。各機能モジュールは、記憶されたプログラムをCPUによって実行することで実現してもよい。
【0035】
契約データ取得部1011は、契約管理サーバ300から、ユーザが結んでいる、リース車両の契約に関するデータ(以下、契約データ)を取得する。具体的には、予約サーバ100にログインしているユーザが、第一の事業者と車両のリース契約を結んでいるか否かを契約管理サーバ300に問い合わせ、これに応答して契約管理サーバ300から送信された契約データを受信する。
図3は、契約データの例である。契約データは、例えば、ユーザの識別子、契約された車両の識別子、契約期間、契約開始日および契約終了日、利用料金、契約の種別や利用条件などに関する情報などを含んでいてもよい。
【0036】
プラン決定部1012は、ユーザ端末200とインタラクションを行った結果に基づい
て、旅行中においてユーザが利用するスポットおよびプランを決定し、予約データを生成する。
本実施形態において、スポットとは、ユーザが利用する施設である。スポットの例として、例えば、宿泊施設、飲食店、娯楽施設などが挙げられる。さらに、スポットは、駐車場、洗車場、ガソリンスタンドなど、自動車に関するサービスを提供する施設であってもよい。さらに、スポットは、アクティビティや体験を提供する施設(体験型施設)であってもよい。このような施設として、例えば、農業をはじめとする特定の職業、スポーツ、クルージング、遊覧飛行などを体験できる施設が挙げられる。
【0037】
また、本実施形態において、プランとは、複数のスポットのそれぞれが提供するサービスを識別するものである。スポットが宿泊施設である場合、プランの例として、例えば、「シングルルーム1泊」、「シングルルーム1泊(朝食つき)」、「ダブルルーム1泊」などが挙げられる。また、スポットが飲食店である場合、プランの例として、例えば、「コース料理(ランチ)」、「コース料理(ディナー)」などが挙げられる。この他にも、個々のスポットにおいて提供されるサービスを識別できるものであれば、プランはどのように設定されてもよい。
【0038】
プラン決定部1012は、ユーザが、旅行中において利用するスポット、および、各スポットにおいて利用するプランの組み合わせを決定する。決定したプランには、当該スポットを利用する日時が関連付いている。
さらに、プラン決定部1012は、ユーザが旅行中に利用する交通手段を決定する。
これらの情報の組み合わせを「旅程」と称する。
図4は、旅程の一例を図示したものである。図示した例は、ユーザが、鉄道およびタクシーを利用して移動し、目的地においてレストランで夕食をとり、ホテルで一泊し、翌日の昼に別のレストランで昼食をとり、出発地へ戻る旅程を示したものである。
【0039】
予約実行部1013は、プラン決定部1012が生成した旅程に従って、スポット、および、交通手段の予約を行うためのデータ(予約データ)を生成し、対応する外部装置に送信する。
図4の例では、3つのスポットに対して予約データをそれぞれ送信する。また、予約実行部1013は、必要に応じて、交通手段の予約を行うための予約データを、各交通手段に対応する外部装置(例えば、列車の指定席を発売する装置や、タクシーの配車予約を受け付ける装置)に送信する。
これによりユーザは、旅行中において利用する施設等と、交通手段の予約を一括して行うことができる。
【0040】
記憶部102は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部101によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部101において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。
【0041】
また、記憶部102は、スポットデータ102A、プランデータ102B、および、予約データ102Cを記憶する。
【0042】
スポットデータ102Aは、ユーザが利用する複数のスポットを定義したデータである。
図5は、スポットデータ102Aの例である。スポットデータ102Aには、例えば、スポットの識別子、スポットの名称、スポットに対応する位置情報、ジャンルに関する情報などが含まれる。
【0043】
プランデータ102Bは、複数のスポットのそれぞれにおいて提供されるサービス(プラン)を定義したデータである。
図6は、プランデータ102Bの例である。プランデー
タ102Bには、例えば、スポットの識別子、プランの識別子、サービスの内容や料金に関するデータなどが含まれる。
【0044】
なお、各スポットにおいて提供可能なサービスのリソース(例えば、客室数や客席数)に限りがある場合、予約を受け付ける前に、空き状況の確認が必要な場合がある。これに対応するため、プランデータ102Bに、予約の可否を判定するためのデータを含ませてもよい。このようなデータとして、例えば、予約台帳へのリファレンスが例示できる。当該データを介して予約台帳にアクセスすることで、プラン決定部1012は、ユーザに対して予約の可否を提示することができる。予約台帳は、予約サーバ100が有していてもよいし、各スポットに対応する外部装置が有していてもよい。
【0045】
予約データ102Cは、プラン決定部1012が生成した予約データである。生成された予約データは、外部装置に送信されるまでの間において記憶部102に一時的に記憶される。
図7は、予約データ102Cの例である。予約データ102Cには、スポットおよびプランの識別子(スポットを予約する場合)、交通機関の識別子(交通機関を予約する場合)、ユーザの識別子のほか、付帯情報が含まれる。付帯情報とは、予約を申し込む際に必要な付帯的な情報である。付帯情報の例として、例えば、到着時刻やチェックイン時刻(スポットを予約する場合)、利用便名(交通機関を予約する場合)、利用人数、利用者の年齢や性別、または、ユーザの連絡先などが挙げられる。
【0046】
前述した各データは、プロセッサによって実行されるデータベース管理システム(DBMS)のプログラムが、記憶装置に記憶されるデータを管理することで構築されてもよい。この場合、各データは、例えばリレーショナルデータベースとすることができる。
【0047】
通信部103は、予約サーバ100をネットワークに接続するための通信インタフェースである。通信部103は、例えば、ネットワークインタフェースボードや、無線通信のための無線通信インタフェースを含んで構成される。
【0048】
なお、
図2に示した構成は一例であり、図示した機能の全部または一部は、専用に設計された回路を用いて実行されてもよい。また、図示した以外の、主記憶装置および補助記憶装置の組み合わせによってプログラムの記憶ないし実行を行ってもよい。
【0049】
図8は、予約サーバ100が実行する処理を示したフローチャートである。
図8に示したフローチャートは、例えば、ユーザが予約サービスにログインしたタイミングで実行される。処理を開始するタイミングにおいて、予約サーバ100は、ユーザの識別が完了しているものとする。
【0050】
まず、ステップS11で、契約データ取得部1011が、ユーザに対応する契約データを、契約管理サーバ300から取得する。本ステップでは、契約データ取得部1011が、予約サーバ100にログインしているユーザの契約に関するデータを契約管理サーバ300に要求し、これに応答して送信された契約データを取得する。
【0051】
ステップS12~S15は、プラン決定部1012が旅程の作成を行うステップである。旅程の作成は、一つ以上のスポットを追加し、次いで、交通手段を決定することで行う。
ステップS12では、スポットを追加するか否かを決定する。本ステップでは、例えば、宿泊施設、飲食店、娯楽施設、体験型施設、駐車場などの予約に関するリクエストをユーザから取得する。本ステップで肯定判定となった場合、処理はステップS13へ遷移する。本ステップで否定判定となった場合、処理はステップS14へ遷移する。
【0052】
ステップS13では、ユーザが利用するスポットおよびプランを決定する。ステップS13においてプラン決定部1012が実行する処理について、
図11を参照して、より詳しく説明する。
【0053】
まず、ステップS131にて、利用するスポット(例えば、宿泊施設)を決定する。
追加されるスポットが宿泊施設である場合、ステップS13では、ユーザの選択に基づいて、宿泊施設を決定する。プラン決定部1012は、例えば、
図9に示したような、宿泊施設の検索画面を提供し、利用可能な宿泊施設をユーザに検索させる。
【0054】
ステップS132では、プランを決定する。
プランの検索は、既存の技術を用いて行うことができる。例えば、
図9に例示した画面を介して入力された検索条件に応じて、
図10に示したようなプランの一覧を提供し、ユーザに選択させてもよい。予約が可能なプランは、例えば、プランデータ102B、および、予約台帳を参照することで決定することができる。
【0055】
次に、ステップS133にて、利用に関する付帯的な情報(付帯情報)を取得する。スポットが宿泊施設である場合、付帯情報として、例えば、日時情報(本例では、チェックイン日およびチェックイン時刻)、宿泊者の人数、年齢、性別などを取得する。
【0056】
なお、本例では、スポットが宿泊施設である例を挙げたが、スポットが、飲食店、娯楽施設、体験型施設、駐車場など、宿泊以外に係る施設であった場合、ステップS13において、当該スポットに適合した付帯情報を取得してもよい。例えば、スポットが駐車場である場合、車両に関する情報が付帯情報となりうる。また、スポットが体験型施設である場合、参加者の年齢などに関する情報が付帯情報となりうる。
【0057】
ステップS134では、ユーザの入力に基づいて、予約内容を確定する。例えば、
図12に示したような画面を経て、プランが決定される。
【0058】
なお、
図8のフローチャートでは、複数のスポットを順次追加する例を挙げたが、旅程の作成を開始する前に、条件をユーザに指定させ、指定された条件に合致するスポットおよびプランの組み合わせを自動的に抽出し、提示するようにしてもよい。このような条件として、例えば、旅行対象のエリア、出発地、出発日時、訪問を希望するスポット、訪問を希望するスポットのジャンル、帰着日時などが挙げられる。これにより、おすすめの旅程を自動的に生成することもできる。生成された旅程は、ユーザによって編集可能であってもよい。例えば、スポットの追加、削除、差し替え、プランの差し替えなどをユーザに行わせてもよい。
【0059】
図8に戻り、説明を続ける。
ステップS14では、交通手段の手配を行うか否かを決定する。
本実施形態では、リース車両の契約有無に基づいて、交通手段の手配要否を判定する。例えば、ステップS11で取得した契約データが、ユーザがリース車両を契約している旨を示している場合、当該リース車両が交通手段として利用されうる。よって、かかる場合、交通手段の手配は不要であると判定することができる。
交通手段の手配が不要と判定された場合、処理はステップS16へ遷移する。
なお、かかる場合であっても、ユーザに対して交通手段の手配要否を確認し、回答に基づいて、交通手段の手配要否を判定してもよい。例えば、リース車両を契約しているため、交通手段の手配をスキップしてよいかについて、ユーザに確認してもよい。
【0060】
交通手段の手配を行う場合、ステップS15において、
図13に示したような画面を提
示し、利用する交通手段およびその詳細を決定する。本ステップでは、例えば、出発地、目的地、経路、利用する交通手段などを決定する。なお、予約が必要な交通手段を利用する場合、本ステップにおいて、当該交通手段を管轄する外部装置と通信を行って、空き状況の確認などを行ってもよい。外部装置は、例えば、鉄道、飛行機、タクシー、レンタカー等の予約サービスを提供する装置とすることができる。
ステップS14で、交通手段の手配を行わないと決定した場合、交通手段の手配に関連する画面の提示、および、交通手段の予約を行う処理はスキップされる。この場合、利用するスポットおよびプランを確定したタイミングで、予約の実行に移ってもよい。
【0061】
なお、旅行中において利用する交通手段は、二つ以上であってもよい。例えば、鉄道によって、目的とするエリアまで移動したのちに、エリア内においてレンタカーによる移動を行ってもよい。この場合、交通手段を提供する施設(例えば、タクシーやレンタカーの営業所など)をスポットとして扱ってもよい。この場合、ステップS13と同様の処理によって、スポットおよびプランを決定してもよい。
【0062】
ステップS16では、予約実行部1013が、ユーザが利用するスポット(および交通手段)を予約するためのデータ(予約データ)を生成する。本ステップでは、
図7に例示したような予約データが生成され、ユーザが利用する一つ以上のスポット(または交通手段)にそれぞれ対応する外部装置に送信される。
【0063】
以上説明したように、第一の実施形態に係る予約システムでは、ユーザが、第一の事業者と車両のリース契約を結んでいる場合に、交通手段を予約するためのステップを省略してサービスの提供を行う。これにより、サービスを利用するユーザに対して利便性を与えることができる。
【0064】
(第一の実施形態の変形例)
第一の実施形態では、ユーザがリース車両を契約している場合に、交通手段の手配が不要であると判定したが、他の情報を併用して、交通手段の手配要否を判定してもよい。
例えば、リース契約中である車両の定員が、移動に係る人数(例えば、宿泊予約がなされた人数など)を下回っている場合、当該車両によって全員が移動することができない。よって、このような場合、交通手段の手配が必要であると判定してもよい。また、このような場合、レンタカーなど、定員を充足する他の車両の予約を推奨してもよい。
なお、移動に係る人数は、ユーザによって入力された情報に基づいて判定してもよい。また、リース契約中である車両の定員に関する情報は、契約データ等に含ませてもよい。
【0065】
(第二の実施形態)
第一の実施形態では、宿泊施設や飲食店といった複数のスポットをユーザが個別に予約する例を挙げたが、予約システムは、宿泊や食事、複数のアクティビティ等がセットになった旅行商品を提供してもよい。
【0066】
図14は、本実施形態において予約サーバ100が実行する処理のフローチャートである。第一の実施形態と同様の処理については点線で図示し、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、ステップS17において、プラン決定部1012が、旅行商品を決定する。記憶部102は、スポットデータ102Aおよびプランデータ102Bの代わりに、旅行商品の内容を定義したデータを記憶してもよい。
図15は、旅行商品の内容を定義したデータの例である。
【0067】
図16は、旅行商品を決定する際にユーザに提供される画面の一例である。例えば、ユーザが、希望するエリアを指定すると、プラン決定部1012が、指定されたエリアに対応する複数の旅行商品を取得し、その内容をユーザに提示する。ユーザは、それぞれの旅
行商品に含まれる内容を検討し、購入する商品を決定することができる。
ステップS14以降の処理は、第一の実施形態と同様である。
【0068】
第一の実施形態にかかる予約システムは、このように、パッケージ商品を提供するシステムに適用することも可能である。
【0069】
(他の変形例)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
例えば、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
【0070】
また、実施形態の説明では、第一のサービスとして、複数のスポットの予約を行うサービスを例示したが、第一のサービスは、予約を伴わないサービス(例えば、情報提供のみを行うサービス)であってもよい。例えば、第一のサービスは、クーポンを提供している複数のスポットを検索するサービスであってもよい。
【0071】
また、第一のサービスは、旅程を組む上でユーザがアクセスを必要とする複数のサイトへユーザを誘導するサービス等であってもよい。複数のサイトとして、例えば、航空会社、鉄道会社、旅行会社、宿泊施設などがそれぞれ運営する予約サイトなどが例示できる。
この場合において、ユーザが、第一の事業者と車両のリース契約を結んでいる場合、交通手段を予約するためのサイトへの誘導を省略してもよい。
【0072】
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
【0073】
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク・ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
【符号の説明】
【0074】
100・・・予約サーバ
101,201・・・制御部
102,202・・・記憶部
103,203・・・通信部
200・・・ユーザ端末
204・・・入出力部
300・・・契約管理サーバ