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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022189159
(43)【公開日】2022-12-22
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/38 20190101AFI20221215BHJP
   G06F 3/04842 20220101ALI20221215BHJP
   G06Q 10/10 20120101ALI20221215BHJP
【FI】
G06F16/38
G06F3/0484 120
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021097568
(22)【出願日】2021-06-10
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104880
【弁理士】
【氏名又は名称】古部 次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100118108
【弁理士】
【氏名又は名称】久保 洋之
(72)【発明者】
【氏名】袖浦 稔
【テーマコード(参考)】
5B175
5E555
5L049
【Fターム(参考)】
5B175DA01
5B175FA03
5B175HB03
5E555AA67
5E555AA76
5E555BA02
5E555BA10
5E555BA27
5E555BA71
5E555BB02
5E555BC17
5E555BC18
5E555BC19
5E555CA24
5E555CA48
5E555CB02
5E555CB38
5E555CC18
5E555DB41
5E555DB52
5E555DB53
5E555DC84
5E555DD06
5E555DD07
5E555DD11
5E555EA07
5E555EA09
5E555EA22
5E555EA25
5E555FA00
5L049AA20
(57)【要約】
【課題】表示されたデータの種別を訂正するユーザ操作が行われてから、訂正後の種別に対するデータの属性を表示するまでの時間を短縮する。
【解決手段】プロセッサを備え、プロセッサは、データの種別の候補である複数の種別を特定し、特定された複数の種別の少なくとも1つの種別について、データから少なくとも1つの種別に対する属性を取得した後に、複数の種別を表示するように制御し、表示された複数の種別から第1の種別を選択するユーザの操作に応じて、第1の種別についてデータから取得された属性を表示するように制御することを特徴とする情報処理装置。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
データの種別の候補である複数の種別を特定し、
特定された前記複数の種別の少なくとも1つの種別について、前記データから当該少なくとも1つの種別に対する属性を取得した後に、当該複数の種別を表示するように制御し、
表示された前記複数の種別から第1の種別を選択するユーザの操作に応じて、当該第1の種別について前記データから取得された前記属性を表示するように制御する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、
特定された前記複数の種別として、第2の種別と、当該第2の種別以外の1以上の種別とを、区別して表示するように制御し、
表示された前記第2の種別を、表示された前記1以上の種別のうちの前記第1の種別に変更するユーザの操作に応じて、当該第1の種別について前記データから取得された前記属性を表示するように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第2の種別は、前記データの種別である確度が最も高いと判定された種別であり、
前記1以上の種別は、前記第2の種別に対する類似度が基準以上と判定された種別であることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記データが前記複数の種別の各種別の特徴に関する予め定められた条件を満たすかどうかに基づいて、当該複数の種別を特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記特徴は、前記データの内容に関する特徴を含むことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記データは、帳票データであり、
前記データの内容に関する前記特徴は、前記帳票データに含まれる項目に関する特徴、及び、前記帳票データのレイアウトに関する特徴の少なくとも何れか一方を含むことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記特徴は、前記データに対して行われた操作に関する特徴を含むことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、前記データから、前記少なくとも1つの種別に対する属性として、当該データを処理するサービスで定義された属性を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
コンピュータに、
データの種別の候補である複数の種別を特定する機能と、
特定された前記複数の種別の少なくとも1つの種別について、前記データから当該少なくとも1つの種別に対する属性を取得した後に、当該複数の種別を表示するように制御する機能と、
表示された前記複数の種別から第1の種別を選択するユーザの操作に応じて、当該第1の種別について前記データから取得された前記属性を表示するように制御する機能と
を実現させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の画像を受信し複数の画像を保存し画像処理する画像処理装置において、ユーザによる手書き入力位置を規定する位置に記載される罫線に埋め込まれたコードを識別することで帳票種類情報を読み取り、帳票種類情報に基づき複数の画像を第1の画像、又は第2の画像の何れかに振り分ける識別部と、第1の画像から第2の画像に関する情報を認識する画像認識部と、画像認識部の認識に基づき第2の画像の処理を設定する処理設定部と、処理設定部による設定に基づき第2の画像の処理を行う画像処理部とを有する画像処理装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4630350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
データの種別を特定して表示し、表示されたデータの種別を訂正するユーザ操作が行われると、訂正後の種別についてデータからその種別に対する属性を取得して表示するシステムがある。このようなシステムでは、表示されたデータの種別を訂正するユーザ操作が行われて初めてデータから訂正後の種別に対する属性を取得するので、訂正後の種別に対するデータの属性を表示するまでに時間がかかってしまう。
【0005】
本発明の目的は、表示されたデータの種別を訂正するユーザ操作が行われてから、訂正後の種別に対するデータの属性を表示するまでの時間を短縮することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、データの種別の候補である複数の種別を特定し、特定された前記複数の種別の少なくとも1つの種別について、前記データから当該少なくとも1つの種別に対する属性を取得した後に、当該複数の種別を表示するように制御し、表示された前記複数の種別から第1の種別を選択するユーザの操作に応じて、当該第1の種別について前記データから取得された前記属性を表示するように制御することを特徴とする情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記プロセッサは、特定された前記複数の種別として、第2の種別と、当該第2の種別以外の1以上の種別とを、区別して表示するように制御し、表示された前記第2の種別を、表示された前記1以上の種別のうちの前記第1の種別に変更するユーザの操作に応じて、当該第1の種別について前記データから取得された前記属性を表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記第2の種別は、前記データの種別である確度が最も高いと判定された種別であり、前記1以上の種別は、前記第2の種別に対する類似度が基準以上と判定された種別であることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記プロセッサは、前記データが前記複数の種別の各種別の特徴に関する予め定められた条件を満たすかどうかに基づいて、当該複数の種別を特定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記特徴は、前記データの内容に関する特徴を含むことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記データは、帳票データであり、前記データの内容に関する前記特徴は、前記帳票データに含まれる項目に関する特徴、及び、前記帳票データのレイアウトに関する特徴の少なくとも何れか一方を含むことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記特徴は、前記データに対して行われた操作に関する特徴を含むことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記プロセッサは、前記データから、前記少なくとも1つの種別に対する属性として、当該データを処理するサービスで定義された属性を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、コンピュータに、データの種別の候補である複数の種別を特定する機能と、特定された前記複数の種別の少なくとも1つの種別について、前記データから当該少なくとも1つの種別に対する属性を取得した後に、当該複数の種別を表示するように制御する機能と、表示された前記複数の種別から第1の種別を選択するユーザの操作に応じて、当該第1の種別について前記データから取得された前記属性を表示するように制御する機能とを実現させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0007】
請求項1の発明によれば、表示されたデータの種別を訂正するユーザ操作が行われてから、訂正後の種別に対するデータの属性を表示するまでの時間を短縮することができる。
請求項2の発明によれば、表示されたデータの種別を、訂正する必要がなければ、他の種別に変更する操作を行わなくてよくなる。
請求項3の発明によれば、表示されたデータの種別を変更した後の他の種別が、データの種別の候補に含まれている可能性が高まる。
請求項4の発明によれば、データの種別の候補を特定するための手続きを効率化することができる。
請求項5の発明によれば、データの内容を考慮した上で、データの種別の候補を特定するための手続きを効率化することができる。
請求項6の発明によれば、帳票データの種別の候補を特定するための手続きを効率化することができる。
請求項7の発明によれば、データに対して行われた操作を考慮した上で、データの種別の候補を特定するための手続きを効率化することができる。
請求項8の発明によれば、データを処理するサービスで定義された属性を表示する場合において、表示されたデータの種別を訂正するユーザ操作が行われてから、訂正後の種別に対するデータの属性を表示するまでの時間を短縮することができる。
請求項9の発明によれば、表示されたデータの種別を訂正するユーザ操作が行われてから、訂正後の種別に対するデータの属性を表示するまでの時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施の形態における帳票処理システムの全体構成例を示した図である。
図2】本発明の実施の形態における帳票処理装置のハードウェア構成例を示した図である。
図3】本発明の実施の形態における帳票処理装置の機能構成例を示したブロック図である。
図4】(a),(b)は、属性情報記憶部に記憶される属性情報について説明するための図である。
図5】本発明の実施の形態における帳票処理装置が最初に帳票種別及び属性を表示する際の動作例を示したフローチャートである。
図6】本発明の実施の形態における帳票処理装置が最初に帳票種別及び属性を表示した後の動作例を示したフローチャートである。
図7】帳票処理装置が表示デバイスに表示する帳票の属性を業務管理装置に登録するための属性登録画面の一例である。
図8】帳票処理装置が表示デバイスに表示する帳票の属性を業務管理装置に登録するための属性登録画面の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0010】
[本実施の形態の概要]
本実施の形態は、データの種別の候補である複数の種別を特定し、特定された複数の種別の少なくとも1つの種別について、データから少なくとも1つの種別に対する属性を取得した後に、複数の種別を表示するように制御し、表示された複数の種別から第1の種別を選択するユーザの操作に応じて、第1の種別についてデータから取得された属性を表示するように制御する情報処理装置を提供する。
【0011】
ここで、データは、種別が定義され、かつ、属性を取得可能なものであれば、如何なるデータであってもよいが、以下では、データとして、画像読取装置で帳票を読み取って得られた帳票画像を例にとって説明する。データの種別とは、データを何らかの基準で区別可能な場合のその基準のことであり、データの属性とは、データが持つ性質又はデータに設定された情報のことである。
【0012】
また、データの種別の候補である複数の種別は、次の何れの方法で特定してもよい。第1の方法は、複数の種別として、データの種別である確度が高い第2の種別と、この第2の種別に対する類似度が基準以上である1以上の種別とを、区別して特定する方法である。第2の方法は、複数の種別を、データが各種別の特徴に関する予め定められた条件を満たすかどうかに基づいて、区別せずに特定する方法である。以下では、複数の種別を特定する方法として第1の方法を採用した場合を例にとって説明する。
【0013】
更に、情報処理装置は、帳票を読み取った画像読取装置であってもよいが、以下では、情報処理装置として、画像読取装置に接続されて帳票画像を処理する帳票処理装置を例にとって説明する。
【0014】
[帳票処理システムの全体構成]
図1は、本実施の形態における帳票処理システム1の全体構成例を示した図である。図示するように、この帳票処理システム1は、画像読取装置10と、帳票処理装置20と、業務管理装置40とが通信回線80に接続されることにより構成されている。尚、図では、画像読取装置10、帳票処理装置20、業務管理装置40を1つずつしか示していないが、各装置は2つ以上設けられていてもよい。
【0015】
画像読取装置10は、紙等の記録媒体からの画像読取りを行う装置である。画像読取装置10は、画像読取り方式として、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式を用いるとよい。或いは、画像読取装置10は、画像読取り方式として、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式を用いてもよい。尚、画像読取装置10は、これに加えて、紙への画像形成、公衆回線を介した画像送信及び画像受信等を行ってもよい。
【0016】
帳票処理装置20は、画像読取装置10が帳票の画像読取りを行うことにより得られた帳票画像を処理する装置である。具体的には、帳票処理装置20は、帳票画像に基づいて帳票の種別である帳票種別を判別し、帳票種別の判別結果に応じて帳票画像から属性を抽出する。そして、帳票処理装置20は、抽出された属性を、間違っていれば正しい属性に修正した後、例えば業務管理装置40にアップロードする。帳票処理装置20は、例えば、汎用のパーソナルコンピュータであってよい。
【0017】
業務管理装置40は、帳票処理装置20がアップロードした帳票の属性を用いて、顧客管理、販売等の各種業務を管理する装置である。業務管理装置40は、例えば、クラウドサーバであってよい。尚、帳票処理装置20が抽出した属性を自装置内でのみ用いる場合は、業務管理装置40は設けられなくてもよい。
【0018】
通信回線80は、画像読取装置10と帳票処理装置20との間、帳票処理装置20と業務管理装置40との間の情報通信に用いられる回線である。通信回線80としては、例えば、LAN(Local Area Network)やインターネットを用いるとよい。
【0019】
[帳票処理装置のハードウェア構成]
図2は、本実施の形態における帳票処理装置20のハードウェア構成例を示した図である。図示するように、帳票処理装置20は、プロセッサ21と、メインメモリ22と、HDD(Hard Disk Drive)23とを備える。ここで、プロセッサ21は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、後述する各機能を実現する。また、メインメモリ22は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、HDD23は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。更に、帳票処理装置20は、外部との通信を行うための通信インターフェース(以下、「I/F」と表記する)24と、ディスプレイ等の表示デバイス25と、キーボードやマウス等の入力デバイス26とを備える。
【0020】
[帳票処理装置の機能構成]
図3は、本実施の形態における帳票処理装置20の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、帳票処理装置20は、帳票画像取得部31と、帳票画像記憶部32と、帳票種別判別部33と、属性抽出部34と、属性情報記憶部35と、表示制御部36と、操作受付部37とを備えている。
【0021】
帳票画像取得部31は、画像読取装置10が読み取った帳票画像を取得する。本実施の形態では、データの一例として、また、帳票データの一例として、帳票画像を用いている。
【0022】
帳票画像記憶部32は、帳票画像取得部31が取得した帳票画像を記憶する。
【0023】
帳票種別判別部33は、帳票画像取得部31が帳票画像を帳票画像記憶部32に記憶すると、帳票画像記憶部32から帳票画像を読み出し、その帳票画像の元となる帳票の帳票種別を判別する。帳票種別判別部33は、その帳票の種別である確度が最も高い帳票種別を判別帳票種別として判別するとよい。以下、この判別される帳票種別を「判別帳票種別」と称する。また、帳票種別判別部33は、判別帳票種別に類似する帳票種別も特定する。ここで、「判別帳票種別に類似する」とは、判別帳票種別に対する類似度が予め定められた閾値以上であることをいうものとする。以下、この判別帳票種別に類似する帳票種別を「類似帳票種別」と称する。本実施の形態では、データの種別の候補である複数の種別の一例として、判別帳票種別及び類似帳票種別を用いており、複数の種別を特定することの一例として、帳票種別判別部33の処理を行っている。また、本実施の形態では、複数の種別のうちの第2の種別の一例として、また、データの種別である確度が最も高いと判定された種別の一例として、判別帳票種別を用いている。更に、本実施の形態では、複数の種別のうちの第2の種別以外の1以上の種別の一例として、また、第2の種別に対する類似度が基準以上と判定された種別の一例として、類似帳票種別を用いている。
【0024】
帳票種別判別部33は、例えば、帳票種別の特徴量が近似する帳票、つまり、帳票種別の特徴量の近似度が予め定められた範囲内にある帳票種別を類似帳票種別とすればよい。ここで、特徴量としては、帳票の内容に関する特徴量が考えられる。帳票の内容に関する特徴は、例えば、帳票に含まれる項目に関する特徴量である。例えば、納品書の項目は請求書の項目に類似しているため、帳票種別「納品書」は帳票種別「請求書」に類似すると判断される。また、帳票の内容に関する特徴は、例えば、帳票のレイアウトに関する特徴量である。更に、帳票の内容に関する情報は、これらの少なくとも何れか一方であってよい。或いは、特徴量としては、帳票に対して行われた操作に関する特徴も考えられる。帳票に対して行われた操作に関する特徴量とは、例えば、帳票が送信された日付である。帳票が送信された日付によってその帳票の帳票種別が推測可能である場合に、このような特徴量が使用される。本実施の形態では、複数の種別の各種別の特徴に関する予め定められた条件の一例として、帳票種別の特徴量が近似するという条件を用いており、データがこの予め定められた条件を満たすかどうかに基づいて、複数の種別を特定することの一例として、帳票種別判別部33の処理を行っている。
【0025】
属性抽出部34は、帳票種別判別部33から判別帳票種別のみを受け取った場合、まず、帳票画像記憶部32から対象の帳票画像を読み出す。次に、属性抽出部34は、帳票種別を判別帳票種別とみなして帳票画像から属性を抽出する。以下、このように帳票種別を判別帳票種別とみなして帳票画像から抽出される属性を「判別帳票種別に対する属性」と称する。次に、属性抽出部34は、判別帳票種別及び判別帳票種別に対する属性を対応付けた属性情報を、属性情報記憶部35に記憶する。そして、属性抽出部34は、判別帳票種別及び判別帳票種別に対する属性を表示制御部36に出力する。
【0026】
また、属性抽出部34は、帳票種別判別部33から判別帳票種別及び類似帳票種別を受け取った場合、まず、帳票画像記憶部32から対象の帳票画像を読み出す。次に、属性抽出部34は、帳票種別を判別帳票種別とみなして帳票画像から判別帳票種別に対する属性を抽出すると共に、帳票種別を類似帳票種別とみなして帳票画像から属性を抽出する。以下、このように帳票種別を類似帳票種別とみなして帳票画像から抽出される属性を「類似帳票種別に対する属性」と称する。次に、属性抽出部34は、判別帳票種別及び判別帳票種別に対する属性を対応付けた属性情報と、類似帳票種別及び類似帳票種別に対する属性を対応付けた属性情報とを、属性情報記憶部35に区別して記憶する。そして、属性抽出部34は、判別帳票種別、類似帳票種別、及び判別帳票種別に対する属性を表示制御部36に出力する。尚、属性抽出部34は、帳票種別判別部33から受け取った全ての類似帳票種別に対する属性を帳票画像から抽出していなくても、判別帳票種別、類似帳票種別、及び判別帳票種別に対する属性を表示制御部36に出力してよい。この場合、判別帳票種別、類似帳票種別、及び判別帳票種別に対する属性を表示制御部36に出力する前に帳票画像から抽出された類似帳票種別に対する属性は、特定された複数の種別の少なくとも1つの種別の一例である。
【0027】
更に、属性抽出部34は、ユーザが選択した帳票種別である選択帳票種別を操作受付部37から受け取った場合、属性情報記憶部35を参照して、選択帳票種別が類似帳票種別に含まれているかどうかを判定する。
【0028】
選択帳票種別が類似帳票種別に含まれていないと判定すれば、属性抽出部34は、帳票画像記憶部32から対象の帳票画像を読み出し、帳票種別を選択帳票種別とみなして帳票画像から属性を抽出する。以下、このように帳票種別を選択帳票種別とみなして帳票画像から抽出される属性を「選択帳票種別に対する属性」と称する。そして、属性抽出部34は、この抽出した選択帳票種別に対する属性を表示制御部36に出力する。
【0029】
選択帳票種別が類似帳票種別に含まれていると判定すれば、属性抽出部34は、属性情報記憶部35から選択帳票種別に対する属性を取得する。以下、このように取得された属性も、帳票種別を選択帳票種別とみなして帳票画像から抽出される属性なので、「選択帳票種別に対する属性」と称する。そして、属性抽出部34は、この取得した選択帳票種別に対する属性を表示制御部36に出力する。
【0030】
ここで、属性とは、例えば、帳票に含まれる項目であってよい。或いは、属性は、業務管理装置40に帳票を登録する際の項目であってもよい。これは、例えば、業務管理装置40に帳票を登録するためのアプリケーションで定義された項目である。このアプリケーションで定義された項目は、データを処理するサービスで定義された属性の一例である。また、本実施の形態では、特定された種別について、データから種別に対する属性を取得することの一例として、属性抽出部34の処理を行っている。
【0031】
属性情報記憶部35は、帳票種別判別部33が判別した帳票種別と、属性抽出部34が帳票画像から抽出したその帳票種別に対する属性とを対応付けた属性情報を記憶する。その場合、属性情報記憶部35は、判別帳票種別に対する属性と、類似帳票種別に対する属性とを、区別して記憶する。属性情報記憶部35に記憶される属性情報の詳細については後述する。
【0032】
表示制御部36は、属性抽出部34から判別帳票種別及び判別帳票種別に対する属性を受け取った場合、判別帳票種別及び判別帳票種別に対する属性を表示デバイス25に表示するように制御する。
【0033】
また、表示制御部36は、属性抽出部34から判別帳票種別、類似帳票種別、及び判別帳票種別に対する属性を受け取った場合、判別帳票種別、類似帳票種別、及び判別帳票種別に対する属性を表示デバイス25に表示するように制御する。但し、表示制御部36は、類似帳票種別については、最初から表示デバイス25に表示するのではなく、表示デバイス25上で選択可能な類似帳票種別の表示を要求するユーザ操作があった場合に表示デバイス25に表示するように制御するとよい。尚、表示制御部36は、帳票種別判別部33が特定した全ての類似帳票種別に対する属性が帳票画像から抽出されていなくても、判別帳票種別、類似帳票種別、及び判別帳票種別に対する属性を表示デバイス25に表示するように制御してよい。本実施の形態では、データから少なくとも1つの種別に対する属性を取得した後に、複数の種別を表示するように制御することの一例として、表示制御部36のこの処理を行っている。また、本実施の形態では、第2の種別と、第2の種別以外の1以上の種別とを、区別して表示するように制御することの一例として、表示制御部36のこの処理を行っている。
【0034】
更に、表示制御部36は、属性抽出部34から選択帳票種別に対する属性を受け取った場合、判別帳票種別に対する属性に代えて選択帳票種別に対する属性を表示デバイス25に表示するように制御する。本実施の形態では、第1の種別の一例として、選択帳票種別を用いており、第1の種別を選択するユーザの操作に応じて、第1の種別についてデータから取得された属性を表示するように制御することの一例として、表示制御部36のこの処理を行っている。また、本実施の形態では、第2の種別を第1の種別に変更するユーザの操作に応じて、第1の種別についてデータから取得された属性を表示するように制御することの一例として、表示制御部36のこの処理を行っている。
【0035】
操作受付部37は、ユーザが表示デバイス25に表示された複数の類似帳票種別の中から1つの類似帳票種別を選択する操作を行った場合は、その操作を受け付け、選択された類似帳票種別である選択帳票種別を属性抽出部34に出力する。また、操作受付部37は、ユーザが表示デバイス25に表示された複数の類似帳票種別以外の帳票種別を選択する操作を行った場合は、その操作を受け付け、選択された帳票種別である選択帳票種別を属性抽出部34に出力する。例えば、ユーザは、表示デバイス25に表示された複数の類似帳票種別の中に正しい帳票種別が存在しないと判断した場合に、このような操作を行う。このような操作は、帳票処理装置20で定義されている帳票種別のうち判別帳票種別及び類似帳票種別以外の帳票種別が表示デバイス25に表示されるようにし、ユーザがそれらの帳票種別の中から1つの帳票種別を選択することにより行えばよい。本実施の形態では、表示された複数の種別から第1の種別を選択するユーザの操作の一例として、類似帳票種別を選択するユーザ操作を用いている。また、本実施の形態では、表示された第2の種別を、表示された1以上の種別のうちの第1の種別に変更するユーザの操作の一例として、類似帳票種別を選択するユーザ操作を用いている。
【0036】
図4(a),(b)は、属性情報記憶部35に記憶される属性情報について説明するための図である。
【0037】
図4(a)に、ここで想定する帳票500の一例を示す。図示するように、帳票500は、見積IDの記述501と、見積期限の記述502と、発行元の記述503と、見積総額の記述504とを含む。
【0038】
図4(b)に、属性情報記憶部35の記憶領域及び属性情報記憶部35の各記憶領域に記憶される属性情報を示す。図示するように、属性情報記憶部35は、判別帳票種別領域351と、類似帳票種別領域352とに区分されている。
【0039】
ここでは、帳票種別判別部33が、帳票500の帳票種別を判別し、判別帳票種別を見積書に決定したとする。
【0040】
すると、属性抽出部34は、帳票種別を見積書とみなして帳票500から属性を抽出し、属性情報510として属性情報記憶部35の判別帳票種別領域351に記憶する。属性情報510は、帳票種別の情報511と、見積番号の属性512と、見積期限の属性513と、発行元の属性514と、見積総額の属性515とを含む。
【0041】
また、帳票種別判別部33が、帳票500の帳票種別を判別し、類似帳票種別を請求書及び注文書に決定したとする。
【0042】
すると、属性抽出部34は、帳票種別を請求書とみなして帳票500から属性を抽出し、属性情報520として属性情報記憶部35の類似帳票種別領域352に記憶する。属性情報520は、帳票種別の情報521と、請求書IDの属性522と、請求金額の属性523とを含む。
【0043】
また、属性抽出部34は、帳票種別を注文書とみなして帳票500から属性を抽出し、属性情報530として属性情報記憶部35の類似帳票種別領域352に記憶する。属性情報530は、帳票種別の情報531と、注文番号の属性532と、注文日の属性533と、注文額の属性534とを含む。
【0044】
[帳票処理装置の動作]
図5は、本実施の形態における帳票処理装置20が最初に帳票種別及び属性を表示する際の動作例を示したフローチャートである。
【0045】
図示するように、帳票処理装置20では、まず、帳票画像取得部31が、画像読取装置10により読み取られた帳票画像を取得する(ステップ201)。その際、帳票画像は、帳票画像記憶部32に記憶される。
【0046】
次に、帳票種別判別部33が、ステップ201で取得された帳票画像から、帳票種別を判別する(ステップ202)。その際、帳票画像は、帳票画像記憶部32から読み出される。
【0047】
次いで、属性抽出部34が、ステップ202で判別された帳票種別の中に類似帳票種別があるかどうかを判定する(ステップ203)。具体的には、属性抽出部34は、帳票種別判別部33から受け取った帳票種別が、判別帳票種別のみであるか、判別帳票種別及び類似帳票種別であるかに基づいて、類似帳票種別があるかどうかを判定するとよい。
【0048】
その結果、類似帳票種別がないと判定すれば、属性抽出部34は、ステップ201で取得された帳票画像から、判別帳票種別に対する属性を抽出する(ステップ204)。その後、表示制御部36が、ステップ202で判別された判別帳票種別と、ステップ204で抽出された判別帳票種別に対する属性とを、表示デバイス25に表示するように制御する(ステップ205)。これにより、表示デバイス25には、判別帳票種別及び判別帳票種別に対する属性が表示される。
【0049】
一方、類似帳票種別があると判定すれば、属性抽出部34は、ステップ201で取得された帳票画像から、判別帳票種別に対する属性と類似帳票種別に対する属性とを抽出する(ステップ206)。その後、表示制御部36が、ステップ202で判別された判別帳票種別及び類似帳票種別と、ステップ206で抽出された判別帳票種別に対する属性とを、表示デバイス25に表示するように制御する(ステップ207)。これにより、表示デバイス25には、判別帳票種別及び判別帳票種別に対する属性が表示される。類似帳票種別は、最初は表示デバイス25に表示されないが、ユーザ操作により表示可能なように設定される。尚、この場合、表示制御部36は、ステップ202で判別された全ての類似帳票種別に対する属性が、ステップ206で帳票画像から抽出されていなくても、判別帳票種別と、類似帳票種別と、判別帳票種別に対する属性とを表示デバイス25に表示するように制御してよい。
【0050】
図6は、本実施の形態における帳票処理装置20が最初に帳票種別及び属性を表示した後の動作例を示したフローチャートである。尚、以下では、帳票処理装置20で定義された帳票種別のうち類似帳票種別として特定されていない帳票種別も、表示デバイス25上で選択可能になっているものとする。
【0051】
図示するように、帳票処理装置20では、まず、操作受付部37が、表示デバイス25上で、判別帳票種別を、正しい帳票種別として選択する帳票種別である選択帳票種別に変更するユーザ操作を受け付けたかどうかを判定する(ステップ251)。その結果、操作受付部37が判別帳票種別を選択帳票種別に変更するユーザ操作を受け付けなかったと判定した場合は、図5のステップ205又はステップ207で表示された判別帳票種別が正しい場合である。従って、帳票処理装置20は、ステップ205又はステップ207で表示された判別帳票種別に対する属性も正しい場合はそのまま、間違っている場合はユーザ操作に応じて訂正した後、処理を終了する。
【0052】
また、操作受付部37は、ステップ251で判別帳票種別を選択帳票種別に変更するユーザ操作を受け付けたと判定した場合、その選択帳票種別を取得する(ステップ252)。そして、属性抽出部34は、属性情報記憶部35の類似帳票種別領域352を参照し、ステップ252で取得した選択帳票種別が類似帳票種別の中にあるかどうかを判定する(ステップ253)。
【0053】
その結果、選択帳票種別が類似帳票種別の中にあると判定されたとする。図5のステップ207でユーザ操作により表示可能なように設定された類似帳票種別が選択帳票種別として選択された場合に、このように判定される。この場合、属性抽出部34は、属性情報記憶部35の類似帳票種別領域352から選択帳票種別に対する属性を取得する(ステップ254)。その後、表示制御部36が、判別帳票種別に対する属性に代えて、ステップ254で取得された選択帳票種別に対する属性を、表示デバイス25に表示するように制御する(ステップ255)。これにより、表示デバイス25には、判別帳票種別に対する属性に代えて、取得された選択帳票種別に対する属性が表示される。
【0054】
一方、選択帳票種別が類似帳票種別の中にないと判定されたとする。帳票処理装置20で定義されているものの類似帳票種別として特定されなかった帳票種別が選択帳票種別として選択された場合に、このように判定される。この場合、属性抽出部34は、帳票画像記憶部32に記憶された帳票画像から、選択帳票種別に対する属性を抽出する(ステップ256)。その後、表示制御部36が、判別帳票種別に対する属性に代えて、ステップ256で帳票画像から抽出された選択帳票種別に対する属性を、表示デバイス25に表示するように制御する(ステップ257)。これにより、表示デバイス25には、判別帳票種別に対する属性に代えて、帳票画像から抽出された選択帳票種別に対する属性が表示される。
【0055】
尚、図5及び図6の動作例において、帳票処理装置20は、帳票の帳票種別を、判別帳票種別、又は、判別帳票種別及び類似帳票種別の両方に絞り込んで、絞り込んだ帳票種別に対する属性を抽出するようにしたが、この限りではない。
【0056】
例えば、帳票処理装置20は、ユーザにリアルタイム処理かバッチ処理かを選択させ、ユーザがバッチ処理を選択した場合には、帳票の帳票種別を絞り込まずに全ての帳票種別に対する属性を抽出してもよい。そして、ユーザがリアルタイム処理を選択した場合には、図5及び図6の動作を行うようにしてもよい。
【0057】
また、帳票処理装置20は、定義している帳票の種類が閾値未満である場合には、帳票の帳票種別を絞り込まずに全ての帳票種別に対する属性を抽出してもよい。そして、定義している帳票の種類が閾値以上である場合には、図5及び図6の動作を行うようにしてもよい。
【0058】
[画面例]
図7及び図8は、帳票処理装置20が表示デバイス25に表示する帳票の属性を業務管理装置40に登録するための属性登録画面600の一例を示した図である。
【0059】
図7及び図8に示すように、属性登録画面600は、縮小画像表示領域610と、拡大画像表示領域620と、詳細情報表示領域630とを含む。縮小画像表示領域610は、図5のステップ201で取得された帳票画像を縮小した画像、つまり、サムネイル画像を表示する領域である。拡大画像表示領域620は、縮小画像表示領域610で選択された縮小画像に対応する拡大画像を表示する領域である。詳細情報表示領域630は、帳票に関する詳細情報を表示する領域である。ここで、詳細情報表示領域630は、帳票の属性を業務管理装置40に登録するためのアプリケーションを選択するアプリケーション選択欄631と、帳票の帳票種別を選択するための帳票種別選択欄632とを含む。また、詳細情報表示領域630は、帳票の属性を業務管理装置40に登録する際の登録情報を表示する登録情報表示欄633a~633dを含む。更に、詳細情報表示領域630は、帳票の属性名を選択するための属性名選択欄634a~634dと、属性名選択欄634a~634dで選択された属性名に対応する属性値を表示する属性値表示領域635a~635dとを含む。
【0060】
図7に、図5のステップ207で表示デバイス25に表示される属性登録画面600の例を示す。このとき、帳票画像としては、見積書の画像が入力されているが、帳票種別選択欄632には、帳票種別として請求書が表示されている。これに応じて、登録情報表示欄633a~633dには、それぞれ、請求書に対する登録情報である「請求書No」、「宛先」、「有効期限」、「発行元」が表示されている。また、属性名選択欄634a~634dには、それぞれ、請求書に対する属性名である「請求番号」、「宛先」、「発行日」、「発行元」が表示されている。
【0061】
図8に、図6のステップ255で表示デバイス25に表示される属性登録画面600の例を示す。このとき、帳票種別選択欄632には、ユーザが帳票種別を変更する操作を行ったことにより、帳票種別として、請求書ではなく、見積書が表示されている。これに応じて、登録情報表示欄633a~633dには、それぞれ、見積書に対する登録情報である「見積No」、「宛先」、「有効期限」、「発行元」が表示されている。また。属性名選択欄634a~634dには、それぞれ、見積書に対する属性名である「見積番号」、「宛先」、「見積期限」、「発行元」が表示されている。
【0062】
[プロセッサ]
本実施の形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス等)を含むものである。
【0063】
また、本実施の形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は、本実施の形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、変更してもよい。
【0064】
[プログラム]
本実施の形態における帳票処理装置20が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。
【0065】
即ち、本実施の形態を実現するプログラムは、コンピュータに、データの種別の候補である複数の種別を特定する機能と、特定された複数の種別の少なくとも1つの種別について、データから少なくとも1つの種別に対する属性を取得した後に、複数の種別を表示するように制御する機能と、表示された複数の種別から第1の種別を選択するユーザの操作に応じて、第1の種別についてデータから取得された属性を表示するように制御する機能とを実現させるためのプログラムとして捉えられる。
【0066】
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD-ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
【符号の説明】
【0067】
10…画像読取装置、20…帳票処理装置、31…帳票画像取得部、32…帳票画像記憶部、33…帳票種別判別部、34…属性抽出部、35…属性情報記憶部、36…表示制御部、37…操作受付部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8