(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022189201
(43)【公開日】2022-12-22
(54)【発明の名称】皮膚外用剤及び育毛剤
(51)【国際特許分類】
A61K 8/9789 20170101AFI20221215BHJP
A61K 36/185 20060101ALI20221215BHJP
A61K 36/53 20060101ALI20221215BHJP
A61K 36/899 20060101ALI20221215BHJP
A61P 17/00 20060101ALI20221215BHJP
A61P 17/14 20060101ALI20221215BHJP
A61K 8/9794 20170101ALI20221215BHJP
A61Q 7/00 20060101ALI20221215BHJP
A61Q 19/00 20060101ALI20221215BHJP
A61Q 19/10 20060101ALI20221215BHJP
A61Q 5/02 20060101ALI20221215BHJP
A61Q 5/12 20060101ALI20221215BHJP
【FI】
A61K8/9789
A61K36/185
A61K36/53
A61K36/899
A61P17/00
A61P17/14
A61K8/9794
A61Q7/00
A61Q19/00
A61Q19/10
A61Q5/02
A61Q5/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021097658
(22)【出願日】2021-06-10
(71)【出願人】
【識別番号】000162021
【氏名又は名称】共栄化学工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】岩野 英生
(72)【発明者】
【氏名】澤木 茂豊
【テーマコード(参考)】
4C083
4C088
【Fターム(参考)】
4C083AA072
4C083AA111
4C083AA112
4C083AA122
4C083AB032
4C083AB112
4C083AB212
4C083AB352
4C083AC012
4C083AC022
4C083AC072
4C083AC102
4C083AC122
4C083AC182
4C083AC302
4C083AC312
4C083AC352
4C083AC422
4C083AC432
4C083AC472
4C083AC482
4C083AC622
4C083AC642
4C083AC662
4C083AC682
4C083AC692
4C083AC712
4C083AC782
4C083AC852
4C083AC862
4C083AD042
4C083AD132
4C083AD152
4C083AD172
4C083AD212
4C083AD272
4C083AD332
4C083AD352
4C083AD392
4C083AD432
4C083AD492
4C083AD532
4C083AD572
4C083AD632
4C083AD642
4C083AD662
4C083CC04
4C083CC05
4C083CC07
4C083CC18
4C083CC23
4C083CC33
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4C083DD23
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4C088AB12
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4C088BA08
4C088CA03
4C088MA63
4C088NA14
4C088ZA89
4C088ZA92
(57)【要約】 (修正有)
【課題】抗糖化効果及びSOD様活性を発揮して、皮膚(頭皮を含む)を若々しく健全な状態に保持し、又は改善するとともに、皮膚に対する刺激が少なく使用感にもすぐれた新規な有用成分を配合した皮膚外用剤及び育毛剤を提供する。
【解決手段】本発明は、キウイ抽出物、シソ抽出物及びタケノコ抽出物を含有する皮膚外用剤及び育毛剤である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キウイ抽出物、シソ抽出物及びタケノコ抽出物を含有する皮膚外用剤。
【請求項2】
キウイ抽出物、シソ抽出物及びタケノコ抽出物を含有する育毛剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の植物由来成分を含有する皮膚外用剤に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、皮膚外用剤の有効成分として、安全性を考慮して、様々な天然物由来成分が提案され、それら天然物由来成分を配合した皮膚外用剤が提案されている。しかし、天然物由来成分は有効性の点で皮膚外用剤の有効成分として不十分なものが多かった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明者らは、上記従来技術の問題点に鑑みて、皮膚外用剤の有効成分として有効性の高い植物由来成分の組み合わせについて鋭意研究を行った。その結果、シソ抽出物、タケノコ抽出物及びキウイ抽出物の組み合わせが、皮膚外用剤の有効成分として有効性の高い成分であることを見出した。従来、各植物由来成分を皮膚外用剤の成分として使用することは、特許文献1~7により公知であるものの、これらの組み合わせが皮膚外用剤の含有成分として有用であることについては、知られていなかった。
【特許文献1】特開2014-169253号
【特許文献2】特開2015-143205号
【特許文献3】特開2019-019090号
【特許文献4】特開2013-180999号
【特許文献5】特開2014-172896号
【特許文献6】特開2015-113291号
【特許文献7】特開2015-160821号
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、キウイ抽出物、シソ抽出物及びタケノコ抽出物を含有する皮膚外用剤である。
また、本発明は、キウイ抽出物、シソ抽出物及びタケノコ抽出物を含有する育毛剤である。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、キウイ抽出物、シソ抽出物及びタケノコ抽出物を含有する皮膚外用剤であって、これら植物由来成分の組み合わせが発揮する効果により、有効性の高い皮膚外用剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、本発明に係る植物抽出物の組み合わせの抗糖化効果を示す図である。
【
図2】
図2は、本発明に係る植物抽出物の組み合わせのSOD様活性効果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明において「キウイ」とは、マタタビ科マタタビ属のキウイであって、その種は特に限定されるものではないが、黄色種(学名:Actinidia chinensis)でも、緑色種(学名:Actinidia deliciosa)でもよい。品種としては、例えば、ゴールデンキング、紅妃、紅姫、アップルキウイ(センセーションアップル、魁蜜)、ホート16A(ゼスプリゴールド)、紅心、小林39(フジゴールド)、ピュアカントリー、ファーストエンペラー、ティアドロップ、紅鮮、グレープキウイ、さぬきゴールド、豊蜜、さぬきエンジェルスイート、東京ゴールド、ヘイワード、ブルーノ、アボット、エルムウッド、香緑、讃緑、グリーンシル、モンティ、グレーシー等が挙げられるが、本発明はこれに限るものではない。また、本発明で用いるキウイの果実は、幼果期から成熟期のいずれのものを用いても良いが、幼果期の未成熟果実が好ましい。また、未成熟の果実(円形又はほぼ円形)を使用する場合、その直径が0.5~5cm、好ましくは2~4cmのものを指す。
【0008】
本発明において「シソ」とは、シソ科シソ属のシソであって、一般的に、学名として、Perilla frutescensvar. Crispa、又はPerilla frutescensvar. Brittonで表記されるものを含み、例えば、アオジソ、チリメンジソ、アカジソ、マダラジソ、カタメンジソ、チリメンアオジソ又はこれらの変種もしくは亜種、或いは交配種が挙げられるが、本発明はこれに限るものではない。使用部位としては、全草、葉、花部、茎、種子、実、根等、いずれを用いても良いが、全草、或いは葉の使用が好ましい。また、シソの使用部位の採取時期及び大きさ等は特に限定されるものではなく、いずれの大きさ、採取時期のものを使用しても良い。
【0009】
本発明において「タケノコ」とは、イネ科タケ亜科の竹(タケ)の若芽であるタケノコ(筍)である。本発明に用いるタケノコの部位としては、可食部分でも、非食部分の皮の部分、又は竹水でも良い。
【0010】
本発明に用いるイネ科タケ亜科の竹(タケ)としては、マダケ(Phyllostachys bambusoides) 、モウソウチク(Phyllostachys pubescens)、ハチク(Phyllostachys nigra)、ホテイチク(Phyllostachys aurea)、キッコウチク(Phyllostachys heterocycla)、ホウライチク(Bambusa multiplex)、ナリヒラダケ(Semiarundinaria fastuosa)、チシマザサ(ネマガリダケ)(Sasa kurilensis)、トウチク(Sinobambusa tootsik)、シホウチク (Chimonobambusa quadrangularis)、カンチク(Chimonobambusa marmorea)、ヤダケ (Pseudosasa japonica)、メダケ(Pleioblastus simonii)が挙げられるが、本願発明はこれに限るものではない。
【0011】
本発明で用いるタケノコとして好ましいのは、竹の種によって異なるが、例えば、マダケの場合は、6月~9月に収穫される、地上部が10~500cmのものが好ましく、さらに、地上部から30cm~200cmのものがより好ましい。また、モウソウチクの場合は、3月上旬から~6月下旬に収穫される地上に若芽が出るまでのものが好ましい。上記範囲以上に成長すると、若芽の可食部及び皮が硬くなり、化粧料の成分として好ましくないチロシン量が増えることから、本発明には適さないものとなる。
【0012】
以上の植物から抽出物を調製する場合は、例えば、以下のようにして行うことができる。すなわち、まず、各植物の抽出部位を、必要ならば予め水洗して異物を除いた後、そのまま又は乾燥した上、必要に応じて細切又は粉砕し、抽出溶媒と接触させて抽出を行う。抽出は、浸漬法等の常法に従って抽出溶媒と接触させることで行うことが可能であるが、超臨界抽出法や水蒸気蒸留法を用いることも可能である。
【0013】
抽出溶媒としては、水;メタノール、エタノール、プロパノール等の低級アルコール類、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール類;エチレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、トリオクタン酸グリセリル等のエステル類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;エチルエーテル、イソプロピル、エーテル等のエーテル類;n-ヘキサン、トルエン、クロロホルム等の炭化水素系溶媒等が挙げられ、それらは単独で若しくは二種以上混合して用いることができる。
【0014】
混合溶媒を用いる場合の混合比は、例えば水とエチルアルコールとの混合溶媒であれば、容量比(以下同じ)で1:1~25:1、水とグリセリンとの混合溶媒であれば1:1~15:1、又水と1,3-プロパンジオール若しくは1,3-ブチレングリコールとの混合溶媒であれば、1:1~15:1の範囲とすることが好ましい。
【0015】
抽出物の調製に際して、そのpHに特に限定はないが、一般には3~9の範囲とすることが好ましい。かかる意味で、必要であれば、前記抽出溶媒に、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ性調整剤、又はクエン酸、塩酸、リン酸、硫酸等の酸性調整剤を配合し、所望のpHとなるように調整してもよい。
【0016】
抽出温度、抽出時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類やpHによっても異なるが、例えば、水、エタノール、1,3-プロパンジオール若しくは1,3-ブチレングリコール、又は水とエタノール、1,3-プロパンジオール若しくは1,3-ブチレングリコールとの混液を溶媒とする場合であれば、抽出温度は好ましくは0℃~90℃の範囲であり、又抽出時間は好ましくは0.5時間~7日間である。
【0017】
各抽出物には、安定性を向上する目的や、皮膚外用剤の含有成分として好ましくない不純物を除去する目的で、活性炭処理や、非イオン交換樹脂等の合成吸着剤による吸着処理を行っても良い。さらに、抽出物に含まれる成分を濃縮する目的で、イオン交換樹脂等の合成吸着剤による濃縮処理を行っても良い。
【0018】
活性炭としては、松等の木、竹、椰子殻、胡桃殻等の植物質のほか、石炭質、石油質等を原材料として、それらの原材料に水蒸気や二酸化炭素、空気等のガスを使う高温炭化法等の物理的な方法や塩化亜鉛等の化学薬品を使って処理した上で加熱し、多孔質にする化学的な方法による活性化処理を施して得られる活性炭等何れを用いても良い。
【0019】
イオン交換樹脂としては、陽イオン交換樹脂又は陰イオン交換樹脂が挙げられ、例えば、強酸性陽イオン交換樹脂、弱酸性陽イオン交換樹脂等が、強塩基性陰イオン交換樹脂、弱塩基性陰イオン交換樹脂等が挙げられる。処理方法としては、イオン交換樹脂に抽出物溶液が接液すれば良く、例えば、抽出物溶液にイオン交換樹脂を投入して撹拌し、得られた非吸着画分を使用する方法や、イオン交換樹脂を充填したカラムに抽出液又は抽出物の水溶液を通液し、得られた非吸着画分を使用する方法が挙げられる。
【0020】
本発明に係る抽出物を皮膚外用剤又は育毛剤に配合する場合、必須成分の上記組成物のほかに、通常化粧料に用いられる成分、例えば油性成分、界面活性剤(合成系、天然物系)、保湿剤、消炎剤、増粘剤、防腐・殺菌剤、抗アクネ剤、細胞賦活剤、粉体成分、紫外線吸収剤、抗酸化剤、美白剤、色素、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0021】
ここで、油性成分としては、例えば、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、大豆油、米油、米胚芽油、ヤシ油、パーム油、カカオ油、メドウフォーム油、シアーバター、ティーツリー油、アボガド油、マカデミアナッツ油、ベルガモット油、ラベンダー油、バラ油、ベルガモット油、カミツレ油等の植物由来スクワラン等の植物由来の油脂類;ビタミンA油;ミンク油、タートル油等の動物由来の油脂類;ミツロウ、カルナウバロウ、ライスワックス、ラノリン等のロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン等の炭化水素類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、cis-11-エイコセン酸等の脂肪酸類;ラウリルアルコール、セタノール、パントテニルアルコール、ステアリルアルコール等の高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、2-エチルヘキシルグリセライド、高級脂肪酸オクチルドデシル(ステアリン酸オクチルドデシル等)等の合成エステル類及び合成トリグリセライド類等が挙げられる。
【0022】
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、α-スルホン化脂肪酸アルキルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩等のアニオン界面活性剤;第四級アンモニウム塩、第一級~第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、2-アルキル-1-アルキル-1-ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N、N-ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩等のカチオン界面活性剤;N、N-ジメチル-N-アルキル-N-カルボキシメチルアンモニオベタイン、N、N、N-トリアルキル-N-アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N-アシルアミドプロピル-N′、N′-ジメチル-N′-β-ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタイン等の両性界面活性剤等を使用することができる。
【0023】
乳化剤及び/又は乳化助剤としては、酵素処理ステビア等のステビア誘導体、サポニン又はその誘導体、カゼイン又はその塩(ナトリウム等)、糖と蛋白質の複合体、ショ糖又はそのエステル、ラクトース、大豆由来の水溶性多糖、大豆由来蛋白質と多糖の複合体、ラノリン又はその誘導体、コレステロール、ステビア誘導体(ステビア酵素処理物等)、ケイ酸塩(アルミニウム、マグネシウム等)、炭酸塩(カルシウム、ナトリウム等)サポニン及びその誘導体、レシチン及びその誘導体(水素添加レシチン等)、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀等)等を配合することもできる。
【0024】
保湿剤としては、保湿剤としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1、3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等があり、さらにトレハロース、ラフィノース等の糖類、ムコ多糖類(例えば、ヒアルロン酸及びその誘導体、ヒアルロン酸発酵液、コンドロイチン及びその誘導体、ヘパリン及びその誘導体等)、エラスチン及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、コラーゲンペプチド、NMF関連物質、乳酸、尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、海藻抽出物、エストラジオール、各種アミノ酸及びそれらの誘導体が挙げられる。
【0025】
増粘剤としては、例えばアルギン酸、寒天、カラギーナン、フコイダン等の褐藻、緑藻又は紅藻由来成分;ペクチン、アロエ多糖体等の多糖類;トラガントガム、ローカストビーンガム、キサンタンガム、グアーガム等のガム類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース誘導体;カルボシキビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アクリル酸・メタクリル酸共重合体等の合成高分子類;ヒアルロン酸及びその誘導体;ポリグルタミン酸及びその誘導体、ポリアクリル酸等が挙げられる。
【0026】
消炎剤としては、アラントイン、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β-グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、ε-アミノカプロン酸、d-カンフル、dl-カンフル、酸化亜鉛、パンテノール、ピリドキシン塩酸塩、及びリボフラビン又はその誘導体等がある。
【0027】
防腐・殺菌剤としては、例えば、尿素;安息香酸又はその塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル等のパラオキシ安息香酸エステル類;フェノキシエタノール、ジクロロフェン、ヘキサクロロフェン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、ピリチオン亜鉛、塩化ベンザルコニウム、エタノール、ウンデシレン酸、フェノール類、臭化アルキルイソキノリニウム、レゾルシン、ジャマール(イミダゾデイニールウレア)、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、トリクロロカルバニド、トリクロロヒドロキシジフェノールエーテル、ヒノキチオール、1、2-ペンタンジオール、プロパンジオール、濃ベンザルコニウム塩化物液50、ハッカ油、ユーカリ油等の精油類、樹皮乾留物、大根発酵液、サトウキビ、トウモロコシ等の植物由来のエタノール又は1、3-ブチレングリコール等がある。
【0028】
細胞賦活剤としては、パントテニルアルコール、メントール、dl-メントール、及びγ-オリザノール等がある。
【0029】
抗アクネ剤としては、イオウ、サリチル酸又はその塩、感光素201号、ジカプリル酸ピリドキシン等がある。
【0030】
粉体成分しては、例えばセリサイト、酸化チタン、タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、無水ケイ酸、雲母、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、シルクパウダー、セルロース系パウダー、穀類(米、麦、トウモロコシ、キビ等)のパウダー、豆類(大豆、アズキ等)のパウダー等がある。
【0031】
紫外線吸収剤としては、例えばパラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、サリチル酸アミル及びその誘導体、パラメトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル、桂皮酸オクチル、オキシベンゾン、2、4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-ターシャリーブチル-4-メトキシベンゾイルメタン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、アロエ抽出物等がある。
【0032】
抗酸化剤としては、例えばブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、アスタキサンチン等のカロテノイド、ビタミンE及びその誘導体(例えば、トコフェロール酢酸エステル、トコフェロールニコチン酸エステル)、ビタミンA又はその誘導体(パルミチン酸レチノール等)等がある。
【0033】
また、美白剤として、コウジ酸又はその誘導体、アスコルビン酸又はその誘導体、ハイドロキノン又はその誘導体、エラグ酸及びその誘導体、レゾルシノール誘導体、4-メトキシサリチル酸カリウム塩、ビタミンE又はその誘導体、ニコチン酸又はその誘導体、マグノリグナン(5、5'-ジプロピル-ビフェニル-2、2’-ジオール)、ヒドロキシ安息香酸及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、α-ヒドロキシ酸、AMP(アデノシンモノホスフェイト、アデノシン1リン酸)から選択される1以上のものが挙げられる。
【0034】
上記のコウジ酸誘導体としては、例えばコウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸ジブチレートなどのコウジ酸エステル類、コウジ酸エーテル類、コウジ酸グルコシドなどのコウジ酸糖誘導体等が、アスコルビン酸誘導体としては、例えばL-アスコルビン酸-2-リン酸エステルナトリウム、L-アスコルビン酸-2-リン酸エステルマグネシウム、L-アスコルビン酸-2-硫酸エステルナトリウム、L-アスコルビン酸-2-硫酸エステルマグネシウムなどのアスコルビン酸エステル塩類、L-アスコルビン酸-2-グルコシド(2-O-α-D-グルコピラノシル-L-アスコルビン酸)、L-アスコルビン酸-5-グルコシド(5-O-α-D-グルコピラノシル-L-アスコルビン酸)などのアスコルビン酸糖誘導体、それらアスコルビン酸糖誘導体の6位アシル化物(アシル基は、ヘキサノイル基、オクタノイル基、デカノイル基など)、L-アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル、L-アスコルビン酸テトララウリン酸エステルなどのL-アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル類、3-O-エチルアスコルビン酸、L-アスコルビン酸-2-リン酸-6-O-パルミテートナトリウム等が、ハイドロキノン誘導体としては、アルブチン(ハイドロキノン-β-D-グルコピラノシド)、α-アルブチン(ハイドロキノン-α-D-グルコピラノシド)等が、レゾルシノール誘導体としては、例えば4-n-ブチルレゾルシノール、4-イソアミルレゾルシノール等が、2,5-ジヒドロキシ安息香酸誘導体としては、例えば2,5-ジアセトキシ安息香酸、2-アセトキシ-5-ヒドロキシ安息香酸、2-ヒドロキシ-5-プロピオニルオキシ安息香酸等が、ニコチン酸誘導体としては、例えば、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等が、ビタミンE誘導体としては、例えばビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレート等が、α-ヒドロキシ酸としては、例えば乳酸、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、α-ヒドロキシオクタン酸等がある。
【0035】
本発明においては、本発明に係る抽出物の組み合わせと皮膚外用剤の有効成分であるナイアシンアミド、グリチルリチン酸ジカリウム、アスコルビン酸又はその誘導体、トラネキサム酸、ビタミンE又はその誘導体(酢酸トコフェロール等)、アルブチン又はD-パントテニルアルコールを組み合わせることで、さらに、シワ改善や美白効果等の相乗効果を発揮することも示唆される。
【0036】
また、他の育毛用成分を併用することで、育毛の相乗効果を得ることが示唆される。例えば、育毛・養毛効果の相乗効果が期待できる成分としては、ミノキシジル、シプロテロンアセテート、ペンタデカン酸グリセリド、6-アミノベンジルプリン(サイトプリン)、アデノシン、トランス-3,4'-ジメチル3-ヒドロキシフラバノン(t-フラバノン)、センブリエキス、クジンエキス、ヒノキチオール、感光素、パントテン酸及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、ニコチン酸誘導体(ニコチン酸アミド等)、塩化カルプロニウム、女性ホルモン類(エチニルエストラジオール、エストロン等)、サリチル酸、グリチルリチン酸ジカリウム、ヒノキチオール、塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノール、l-メントール、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、チオキソロン、カンファー、レゾルシン、タマサキツヅラフジ根の抽出物、タマサキツヅラフジから得られるビス型アルカロイド、甘草エキス、マイマイ花エキス、カミツレエキス、ローヤルゼリー発酵物、ハスの種子発酵物、イチョウエキス、パルダルコ樹皮エキス、ゲンチアナエキス、オタネニンジンエキス、豆乳発酵液、アッケシソウエキス、タケノコエキス、葛根エキス、ゴボウエキス、ミツイシコンブエキス、チョウジエキス、コラーゲン、アミノ酸類、及びビタミン類等が挙げられ、それらのいずれか1種又は2種以上を配合してもよい。
【0037】
本発明に係る発酵物の組み合わせを含む皮膚外用剤(化粧品、医薬部外品、外用医薬品を含む)適用部位としては、頭皮を含む皮膚全般が挙げられ、特に制限はない。従って、剤形としては、例えば、乳液、クリーム、ローション、エッセンス、パック、口紅、ファンデーション、リクイドファンデーション、メイクアッププレスパウダー、ほほ紅、白粉、洗顔料、ボディシャンプー、石けん、マスク用製剤、浴剤、シャンプー、リンス、頭皮・頭髪用の美容液及びクリーム等が挙げられるが、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0038】
次に、製造例、試験例及び試験例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、以下において、部はすべて重量部を、また%はすべて重量%を意味する。
【0039】
製造例1.キウイ抽出物の調製(1)
キウイ(Actinidia chinensis)の未成熟果実300gをミンチ状にし、これに精製水50gを添加する。この精製水により冷蔵で一晩抽出を行う。抽出液を濾過し、淡褐色透明のキウイの未成熟果実抽出物300g(固形分濃度 2.0%)を得た。
【0040】
製造例2.キウイ抽出物の調製(2)
キウイ(学名:Actinidia chinensis)に代えて、キウイ(学名:Actinidia deliciosa)の未成熟果実を用いる他は、製造例5と同様の方法により、淡褐色透明のキウイの未成熟果実抽出物295g(固形分濃度 1.93%)を得た。
【0041】
製造例3.シソの葉の抽出物の調製(1)
乾燥したシソの葉40gに精製水400gを加えて、10℃で18時間抽出した。これをろ過して、褐色の抽出物(固形分2.35%)336gを得た。
【0042】
製造例4.シソの全草(地上部)の抽出物の調製(2)
乾燥したシソの全草40gに精製水400gを加えて、冷蔵(2~10℃)で一晩(18時間)抽出した。これをろ過して、褐色の抽出物(固形分2.29%)310gを得た。
【0043】
製造例5.タケノコ抽出物の調製(1)
タケノコとしてモウソウチクの皮の乾燥粉砕物100gに精製水を用いる他は、1000gを加え、50℃で3時間抽出を行い、その抽出液を濾過し、淡褐色のタケノコの皮の抽出物溶液522gを得た(固形分濃度0.51%)。
【0044】
製造例6.タケノコ抽出物の調製(2)
マダケ(Phyllostachys bambusoides)のタケノコの皮の乾燥粉砕物100gに精製水1000gを加え、50℃で3時間抽出を行い、その抽出液を濾過し、淡褐色透明のマダケ抽出物655g(固形分濃度 0.79%)を得た。
【0045】
以下の試験例1~2に示す本発明試料1、比較試料1~3を表1に示す。
[表1]
【0046】
試験例1.最終糖化産物(AGE)発生抑制効果の評価試験
本試験では、BSA(牛血清アルブミン)とグリセルアルデヒドとの反応による呈色反応により、AGEの発生抑制効果、すなわち、タンパク質糖化抑制効果を評価した。まず、本発明試料1、比較試料1~3のそれぞれ50μLと、50mg/mLのBSA水溶液50μLと、8mMのグリセルアルデヒド水溶液50μLと、PBS(-)溶液50μLを混合して試料溶液を調製した。ここで、各試料溶液は最終濃度がそれぞれ0.9%となるよう調製した。次に、その溶液の405nmにおける吸光度をマイクロプレートリーダー(バイオラッドMODEL680)を用いて測定した。その後、試料溶液を37℃で24時間静置し、再び各試料溶液について、405nmにおける吸光度を測定し、初期値を差し引いて405nmにおける吸光度の変化量を算出した。また、試料溶液に代えてPBS(-)を用いた試料無添加(Control)の場合について同様の操作を行い、ここで得られた吸光度の変化量に対する各試料溶液の吸光度変化量の相対値(%)を求め、蛋白質糖化率(%)とした。
【0047】
試験例1の結果を
図1に示す。
図1に示す通り、本発明に係る抽出物の組み合わせである本発明試料1は、それぞれの単独の抽出物(比較試料1~3)と比較して、すぐれた抗糖化効果を示すことを確認した。これにより、本発明に係る抽出物の組み合わせは、タンパク質の糖化を抑制し、皮膚の健全化や育毛環境の健全化の効果が示唆される。
【0048】
試験例2.SOD様活性評価試験
1Mトリス-塩酸緩衝液0.15mL、1mMエチレンジアミン四酢酸・二ナトリウム塩溶液0.30mL、1mMキサンチン溶液0.30mL、0.75mMニトロブル-テトラゾリウム溶液0.20mL、本発明試料1(0.10mL)及び精製水1.90mLを混合して試験溶液を調製した。ここで、また、試験溶液において、本発明試料1(0.10mL)に代えて30%1,3-ブチレングリコール0.10mLを用いる他は上記試験溶液と同様の組成からなる混合液(Control)を調製した。ここで、試料溶液としては、その全量に対する各抽出物溶液の終濃度(溶液としての濃度)が0.6%、0.9%となるように調製したものを使用した。又試験溶液において各抽出液0.10mLに代えて、0.875Unit/mLのスーパーオキシドジスムターゼ溶液0.10mLを用いる他は上記試験溶液と同様の組成からなる混合液(陽性対照)を調製した。上記試験溶液、又は試料無添加の混合液をそれぞれ37℃でインキュベートした後、これに1Unit/mLキサンチンオキシダーゼ溶液0.05mLを添加し、一定時間経過後(5分)、各被験液の570nmにおける吸光度(被験液中のスーパーオキシドアニオン量の指標)を測定した。結果は、コントロールの混合液の吸光度を100%とした時の本発明試料1の吸光度をSOD残存率(%)で示した。
【0049】
図2に示す通り、本発明に係る抽出物の組み合わせである本発明試料1は、濃度依存的にすぐれたSOD様活性を有することを確認した。これにより、本発明に係る抽出物の組み合わせである本発明試料1は、皮膚や毛包の酸化ストレスを抑制し、肌環境や育毛環境の健全化効果が示唆される。
【0050】
処方例1.化粧水
[成分] 部
ユーカリ油 0.2
ポリオキシエチレン(5.5)セチルアルコール 5.0
製造物1の抽出物 0.3
製造物3の抽出物 0.3
製造物5の抽出物 0.3
トコフェロール酢酸エステル 0.02
グリチルリチン酸ジカリウム 0.5
グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.5
グリチルリチン酸ステアリル 0.05
イソプロピルメチルフェノール 0.1
アライントイン 0.1
D-パントテニルアルコール 0.1
サリチル酸 0.5
尿素 5.0
l-メントール 0.9
dl-メントール 0.2
1,3-ブチレングリコール 5.0
クエン酸ナトリウム 0.2
メチルパラベン 0.1
ヒノキチオール 0.003
感光素201号 0.002
精製水 全量が100部となる量
【0051】
処方例2.化粧水
[成分] 部
カプリル酸グリセリル 3.0
ラウリン酸ポリグリセリル-10 3.0
セタノール 2.0
ベヘニルアルコール 2.0
メチルパラベン 0.1
製造物2の抽出物 0.3
製造物4の抽出物 0.3
製造物6の抽出物 0.3
アスコルビン酸 3.0
グリチルリチン酸 0.5
β-グリチルレチン酸 0.05
トコフェロールニコチン酸エステル 0.1
レゾルシン 0.1
酸化亜鉛 2.0
dl-カンフル 0.5
グリセリン 2.0
1,3-ブチレングリコール 5.0
水酸化カリウム 0.5
精製水 全量が100部となる量
【0052】
処方例3.化粧水
[成分] 部
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(5.5)セチルアルコール 5.0
メチルパラベン 0.1
製造物1の抽出物 0.3
製造物3の抽出物 0.3
製造物5の抽出物 0.3
アスコルビン酸グルコシド 2.0
トラネキサム酸 2.0
ε-アミノカプロン酸 0.1
イオウ 0.2
エストラジオール 0.1
グリセリン 5.0
1,3-ブチレングリコール 5.0
クエン酸ナトリウム 0.2
メタ重亜硫酸ナトリウム 0.2
d-カンフル 0.1
精製水 全量が100部となる量
【0053】
処方例4.乳液
[成分] 部
スクワラン 5.0
シクロペンタンシロキサン 1.0
ヘキサラン 3.0
イソステアリン酸ヘキシルデシル 1.0
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 1.0
ラウリン酸ポリグリセリル-10 5.0
イソステアリン酸ポリグリセリル-10 5.0
ジパルミチン酸アスコルビル 15.0
水添大豆レシチン 1.5
製造物1の抽出物 0.3
製造物3の抽出物 0.3
製造物5の抽出物 0.3
アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 3.0
水酸化カリウム 0.5
グリセリン 3.0
1,3-ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
キサンタンガム 0.2
シロキクラゲ多糖体 0.2
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
トコフェロール酢酸エステル 0.3
トコフェロールニコチン酸エステル 0.1
グリチルリチン酸 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
イソプロピルメチルフェノール 0.1
水溶性コラーゲン 1.0
加水分解コラーゲン 1.0
ヒアルロン酸ナトリウム 1.0
精製水 全量が100部となる量
【0054】
処方例5.乳液
処方例4の成分中、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩2.0部に代えてL-アスコルビン酸-2-グルコシド2.0部を用いるほかは処方例4を同様にして乳液を得た。
【0055】
処方例6.乳液
処方例4の成分中、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩2.0部に代えて及び水酸化カリウム0.5部に代えてトラネキサム酸2.0部を用いるほかは処方例4と同様にして乳液を得た。
【0056】
処方例7.乳液
処方例4の成分中、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩2.0部に代えてニコチン酸アミド5.0部を用いるほかは処方例4と同様にして乳液を得た。
【0057】
処方例8.乳液
処方例4の成分中、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩2.0部に代えてD-パンテノール3.0部を用いるほかは処方例4と同様にして乳液を得た。
【0058】
処方例9.クリーム
[成分] 部
オリーブ油 5.0
ホホバ油 5.0
スクワラン 5.0
イソステアリン酸ヘキシルデシル 5.0
ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル) 5.0
カプリル酸グリセリル 1.0
ステアリン酸グリセリル 1.0
イソステアリルグリセリル 3.0
γ-オリザノール 0.1
ベヘニルアルコール 2.0
パルミチン酸 2.5
D-パントテニルアルコール 3.0
アラントイン 0.1
リボフラビン 0.01
レゾルシン 0.1
塩化ベンザルコニウム 0.05
尿素 3.0
β-グリチルレチン酸 0.1
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
グリチルリチン酸アンモニウム 0.1
製造物1の抽出物 0.3
製造物3の抽出物 0.3
製造物5の抽出物 0.3
乳酸菌発酵米 2.0
水添レシチン 0.5
水添リゾレシチン 0.5
油溶性オタネニンジンエキス 2.0
キサンタンガム 1.0
酸化亜鉛 0.5
dl-カンフル 0.3
l-メントール 0.5
精製水 全量が100部となる量
【0059】
処方例10.パック
[成分] 部
ジプロピレングリコール 5.0
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 5.0
セタノール 3.0
ベヘニルアルコール 3.0
アラントイン 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
グリチルリチン酸アンモニウム 0.1
β-グリチルレチン酸 0.1
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
サリチル酸 0.1
トコフェロール酢酸エステル 0.5
トコフェロールニコチン酸エステル 0.1
D-パントテニルアルコール 0.3
レゾルシン 0.1
イオウ 2.0
エストラジオール 0.002
製造物1の抽出物 0.3
製造物3の抽出物 0.3
製造物5の抽出物 0.3
キサンタンガム 2.0
ミリスチン酸ポリグリセリル-6 1.0
ココイルグルタミン酸カリウム 1.0
水添レシチン 3.0
水酸化レシチン 3.0
精製水 全量が100部となる量
【0060】
処方例11.ヘアシャンプー
[成分] 部
ラウレス硫酸ナトリウム 10.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0
ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.5
塩化ベンザルコニウム 1.0
ステアリルアルコール 2.0
ベヘニルアルコール 2.0
ジメチコン 3.0
製造物1の抽出物 0.3
製造物3の抽出物 0.3
製造物5の抽出物 0.3
アラントイン 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
サリチル酸 0.1
サリチル酸ナトリウム 0.1
トコフェロール酢酸エステル 0.1
ピリチオン亜鉛 0.3
安息香酸 0.2
トリクロサン 0.2
クエン酸 0.1
プロピレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量
【0061】
実施例12.ヘアコンディショナー
[成分] 部
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 1.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 1.5
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0
2-エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
塩化ベンザルコニウム 1.0
セタノール 3.0
ステアリルアルコール 1.0
製造物1の抽出物 0.3
製造物3の抽出物 0.3
製造物5の抽出物 0.3
アラントイン 0.1
イソプロピルメチルフェノール 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
サリチル酸 0.1
イオウ 0.5
臭化アルキルイソキノリニウム液(75%) 0.06
ピリチオン亜鉛 0.3
メチルパラベン 0.1
トリクロサン 0.2
レゾルシン 0.1
精製水 全量が100部となる量
【0062】
処方例13.洗浄用化粧料
[成分] 部
ココイルグリシンカリウム 5.0
グリセリン 10.0
カプリル酸グリセリル 1.0
ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム 10.0
製造物1の抽出物 0.3
製造物3の抽出物 0.3
製造物5の抽出物 0.3
セタノール 3.0
ミリスチルアルコール 3.0
イソプロピルメチルアルコール 0.1
アラントイン 0.1
イオウ 0.5
グリチルリチン酸 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.1
β-グリチルレチン酸 0.05
グリチルレチン酸ステアリル 0.1
サリチル酸 0.2
トコフェロール酢酸エステル 0.2
トリクロサン 0.1
トリクロロカルバニド 0.5
トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル 0.2
濃ベンザルコニウム塩化物液50 0.2
ベンザルコニウム塩化物 0.1
精製水 全量が100部となる量
【0063】
処方例14.シートマスク
不織布に下記の成分を含浸させてシートマスクを得る。
[成分] 部
グリセリン 3.0
1、3-ブチレングリコール 2.0
L-アスコルビン酸 2-グルコシド 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
キサンタンガム 1.0
水溶性コラーゲン 1.0
ヒアルロン酸ナトリウム 1.0
製造物1の抽出物 0.3
製造物3の抽出物 0.3
製造物5の抽出物 0.3
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
【0064】
処方例15.美容液
[成分] 部
エタノール 2.0
グリセリン 5.0
1、3-ブチレングリコール 5.0
メチルパラベン 0.1
ヒアルロン酸加水分解物 1.0
乳酸菌培養物 1.0
製造物1の抽出物 0.3
製造物3の抽出物 0.3
製造物5の抽出物 0.3
クエン酸 0.3
クエン酸ナトリウム 0.6
精製水 全量が100部となる量
【0065】
処方例16.育毛料
[成分] 部
アデノシン 1.0
製造物1の抽出物 0.3
製造物3の抽出物 0.3
製造物5の抽出物 0.3
1,3-ブチレングリコール 10.0
フェノキシエタノール 0.2
エタノール 20.0
精製水 全量が100部となる量
【0066】
処方例17.育毛料
[成分] 部
アデノシン 1.0
製造物2の抽出物 0.3
製造物4の抽出物 0.3
製造物6の抽出物 0.3
1,3-ブチレングリコール 10.0
フェノキシエタノール 0.2
エタノール 20.0
精製水 全量が100部となる量
【0067】
処方例18.育毛料
処方例17の成分中、アデノシンに代えて、ミノキシジルを用いるほかは処方例17と同様にして育毛料を得た。
【0068】
処方例19.育毛料
処方例17の成分中、アデノシンに代えて6-ベンジルアミノプリンを用いるほかは処方例17と同様にして育毛料を得た。
【0069】
処方例20.育毛料
[成分] 部
l-メントール 0.8
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
イソプロピルメチルフェノール 0.1
製造物1の抽出物 0.3
製造物3の抽出物 0.3
製造物5の抽出物 0.3
大豆レシチン 0.2
1,3-ブチレングリコール 10.0
エタノール 10.0
タマサキツヅラフジ抽出物 0.01
ニンジン抽出物 0.1
タケノコ皮エキス 3.0
褐藻エキス 3.0
ローヤルゼリー発酵エキス 3.0
ゴボウエキス 3.0
葛根エキス 3.0
精製水 全量が100部となる量
【0070】
処方例21.育毛用クリーム
[成分] 部
流動パラフィン 15.0
ワセリン 15.0
サラシミツロウ 2.0
製造物1の抽出物 0.3
製造物3の抽出物 0.3
製造物5の抽出物 0.3
褐藻エキス 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
キサンタンガム 0.1
グリセリン 5.0
1、3-ブチレングリコール 2.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.0
キレート剤 0.1
防腐剤 0.1
香料 0.1
色素 0.01
精製水 全量が100部となる量
【0071】
処方例22.育毛用シャンプー
[成分] 部
N-ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 10.0
ポリオキシエチレン(3)アルキルエーテル硫酸ナトリウム 20.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 10.0
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0
メチルパラベン 0.1
クエン酸 0.1
製造物1の抽出物 0.3
製造物3の抽出物 0.3
製造物5の抽出物 0.3
コラーゲン 5.0
アマモエキス 5.0
アッケシソウエキス 5.0
葛根エキス 5.0
ゴボウエキス 5.0
1,3-ブチレングリコール 2.0
精製水 全量が100部となる量