(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022018979
(43)【公開日】2022-01-27
(54)【発明の名称】壁材取付構造及び壁材取付工法
(51)【国際特許分類】
E04F 13/08 20060101AFI20220120BHJP
【FI】
E04F13/08 101T
E04F13/08 101D
E04F13/08 101F
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020122463
(22)【出願日】2020-07-16
(71)【出願人】
【識別番号】520390195
【氏名又は名称】株式会社ROILE
(74)【代理人】
【識別番号】100140866
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 武史
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 和哉
【テーマコード(参考)】
2E110
【Fターム(参考)】
2E110AA27
2E110AA48
2E110AB04
2E110AB22
2E110BA12
2E110BD23
2E110CA08
2E110CA14
2E110CA17
2E110CC02
2E110CC17
2E110DA09
2E110DB17
2E110DC02
2E110DD03
2E110GA14Z
2E110GA33W
2E110GB02Y
2E110GB13W
2E110GB23W
2E110GB23Y
2E110GB26W
2E110GB28W
2E110GB42Z
2E110GB62Y
(57)【要約】
【課題】乾式工法において、施工精度の維持が容易であり、経年によって、壁材に不具合が生ずる可能性を低減する。
【解決手段】壁材取付構造1は、壁の構造体2に取り付けられ、仕上げ面側から見た外形が略四角形形状に形成されている壁材100を、構造体2に取り付けるためのものであり、構造体2に固定される固定面11aを有し、上下方向に延びる複数の縦部材10と、複数の縦部材10と係合する横部材係合部21と、横部材係合部21に連なり、壁材100を支持する外装体支持部22と、を有し、縦部材10と交差する方向に延びる複数の横部材20と、を備え、縦部材10は、固定面11aと反対側に、横部材係合部21と係合する縦部材係合部12を有し、縦部材係合部12には、上方から下方に向かって傾斜する溝121が形成され、横部材20は、横部材係合部21が、溝121に挿入されることで、縦部材10に固定される。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁の構造体に取り付けられ、仕上げ面側から見た外形が略四角形形状に形成されている壁材を、前記構造体に取り付けるための壁材取付構造であって、
前記構造体に固定される固定面を有し、上下方向に延びる複数の縦部材と、
複数の前記縦部材と係合する横部材係合部と、前記横部材係合部に連なり、前記壁材を支持する外装体支持部と、を有し、前記縦部材と交差する方向に延びる複数の横部材と、を備え、
前記縦部材は、前記固定面と反対側に、前記横部材係合部と係合する縦部材係合部を有し、
前記縦部材係合部には、上方から下方に向かって傾斜する溝が形成され、
前記横部材は、前記横部材係合部が、前記溝に挿入されることで、前記縦部材に固定されることを特徴とする壁材取付構造。
【請求項2】
前記縦部材係合部は、前記溝の延長線上の上方に、前記横部材係合部の上端を係止可能な係止部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の壁材取付構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の壁材取付構造を用いた壁材取付工法であって、
前記壁材取付構造によって取り付けられ、前記構造体の表面から離れた位置に配置された複数の前記壁材間の目地において、
少なくとも一部の前記目地は、当該目地から目地材を、前記構造体と前記壁材との間に注入し、前記構造体から前記壁材の裏面まで盛り上げてから、前記目地材で埋められることを特徴とする壁材取付工法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁材取付構造及び壁材取付工法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、レンガ、タイル、石等の壁の構造体に取り付けられ、仕上げ面側から見た外が略四角形形状に形成されている壁材は、建物の構造体(例えば、壁等)に取り付けられる。
【0003】
このような壁材を構造体に取り付ける工法として、乾式工法が知られている。
乾式工法によるタイルの取付構造として、上下方向に延びる複数の縦レールに、水平方向に延び、縦レールにボルトで複数の横レールを固定し、この横レールに複数のタイルを取り付ける壁材取付構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の壁材取付構造は、縦レールにボルトで複数の横レールを固定するため、経年でボルトが緩んだり、施工ミスによりボルトが確実に締め付けられていなかった場合、タイルを取り付けられた横レールがずれ、タイルが落下したり、タイル間の目地に不具合が生ずるおそれがある。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、乾式工法において、施工精度の維持が容易であり、経年によって、壁材に不具合が生ずる可能性を低減可能な壁材取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 壁の構造体に取り付けられ、仕上げ面側から見た外形が略四角形形状に形成されている壁材を、前記構造体に取り付けるための壁材取付構造であって、
前記構造体に固定される固定面を有し、上下方向に延びる複数の縦部材と、
複数の前記縦部材と係合する横部材係合部と、前記横部材係合部に連なり、前記壁材の上端側及び下端側を支持する外装体支持部と、を有し、前記縦部材と交差する方向に延びる複数の横部材と、を備え、
前記縦部材は、前記固定面と反対側に、前記横部材係合部と係合する縦部材係合部を有し、
前記縦部材係合部には、上方から下方に向かって傾斜する溝が形成され、
前記横部材は、前記横部材係合部が、前記溝に挿入されることで、前記縦部材に固定されることを特徴とする壁材取付構造。
【0008】
(1)の発明では、壁材取付構造は、壁の構造体(例えば、RC造やSRC造の躯体や、鉄骨造における壁パネル(例えば、ALC等)や、木造における壁パネル等)に取り付けられ、仕上げ面側から見た外形が略四角形形状に形成されている壁材(例えば、レンガ、タイル、石等)を、構造体に取り付けるためのものであり、複数の縦部材と、複数の横部材と、を備える。
縦部材は、構造体に固定される固定面を有し、上下方向に延びる。
横部材は、横部材係合部と、外装体支持部と、を有し、前記縦部材と交差する方向に延びる。
横部材係合部は、複数の縦部材と係合する。
外装体支持部は、横部材係合部に連なり、壁材を支持する。
そして、縦部材は、固定面と反対側に、横部材係合部と係合する縦部材係合部を有する。
縦部材係合部には、上方から下方に向かって傾斜する溝が形成されている。
横部材は、横部材係合部が、溝に挿入されることで、縦部材に固定される。
【0009】
(1)の発明によれば、壁材を支持する外装体支持部を有する横部材は、横部材係合部が、構造体に固定された縦部材の縦部材係合部に形成され、上方から下方に向かって傾斜する溝に挿入されることで、縦部材に固定される。
これにより、横部材の横部材係合部を、上方から下方に向かって傾斜する溝に挿入するだけで、壁材を支持する横部材を、構造体に固定された縦部材に固定できる。すなわち、壁材を支持する部材を、固定するために、ビスやボルト等の固定部材を使用しないので、施工精度の低下により固定部材の締め付けが足りなかったり、経年により固定部材が緩み、壁材を支持する部材が、適正位置からズレ、壁材に不具合が生ずることがない。
したがって、乾式工法において、施工精度の維持が容易であり、経年によって、壁材に不具合が生ずる可能性を低減することが可能となる。
【0010】
(2) 前記縦部材係合部は、前記溝の延長線上の上方に、前記横部材係合部の上端を係止可能な係止部が形成されていることを特徴とする(1)に記載の壁材取付構造。
【0011】
(2)の発明によれば、縦部材係合部において、溝の延長線上の上方に、横部材係合部の上端を係止可能な係止部を形成したので、壁材を支持する横部材が、上方にズレるのを防止することが可能となり、壁材に不具合が生ずる可能性をより低減することが可能となる。
【0012】
(3) (1)又は(2)に記載の壁材取付構造を用いた壁材取付工法であって、
前記壁材取付構造によって取り付けられ、前記構造体の表面から離れた位置に配置された複数の前記壁材間の目地において、
少なくとも一部の前記目地は、当該目地から目地材を、前記構造体と前記壁材との間に注入し、前記構造体から前記壁材の裏面まで盛り上げてから、前記目地材で埋めることを特徴とする壁材取付工法。
【0013】
(3)の発明によれば、壁材取付構造によって取り付けられ、構造体の表面から離れた位置に配置された複数の壁材間の目地の少なくとも一部は、当該目地から目地材が、構造体と壁材との間から注入され、構造体から壁材の裏面まで盛り上げられてから、この目地材で埋められる。
【0014】
ここで、壁材を、乾式工法で施工した場合、構造体と壁材との間には、壁材取付構造分の隙間が形成され、構造体に直接的に壁材を貼った場合に比べ、強度が低下する虞がある。
しかしながら、(3)の発明によれば、目地材を、構造体から壁材の裏面まで盛り上げてから、目地を目地材で埋めるので、壁材を、目地部分において、目地材を介して構造体で支持することが可能となり、乾式工法で施工された壁材の強度を向上することが可能となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、乾式工法において、施工精度の維持が容易であり、経年によって、壁材に不具合が生ずる可能性を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の一実施形態に係る壁材取付構造の概要を説明する図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る壁材取付構造の構成を説明する図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る縦部材の構成を説明する図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係る縦部材の構成を説明する図である。
【
図5】本発明の一実施形態に係る壁材取付構造を構造体に取り付ける手順を説明する図である。
【
図6】本発明の一実施形態に係る壁材取付構造に壁材を取り付ける手順を説明する図である。
【
図7】本発明の一実施形態に係る壁材取付構造を用いた壁材取付工法における縦目地の状態を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明において、同一又は類似の構成には同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係る壁材取付構造の概要を説明する図である。
図1は、壁材取付構造1を壁の構造体2に取り付け、この取り付けた壁材取付構造1に複数枚の壁材100を取り付けた状態の斜視図である。
図2は、本発明の一実施形態に係る壁材取付構造の構成を説明する図である。
図2は、壁の構造体2に取り付けられ、壁材100を取り付けた状態の壁材取付構造1を側面から視た図である。
【0019】
壁材取付構造1は、壁の構造体2に取り付けられ、仕上げ面側から見た外形が略四角形形状に形成されている壁材100を、構造体2に取り付けるためのものであり、複数の縦部材10と、複数の横部材20と、を備える。
【0020】
本実施形態において、壁の構造体2は、例えば、RC造やSRC造の躯体や、鉄骨造における壁パネル(例えば、ALC等)や、木造における壁パネル等であり、壁面を形成するための構造体であれば、壁に限らず、柱、間柱、梁、筋交い等であってもよい。
【0021】
また、本実施形態において、壁材100は、仕上げ面側から見た外形が略四角形形状に形成されている壁材であれば、レンガ、タイル、石、ALC、PCパネル等の任意の壁材を用いることができる。
【0022】
縦部材10は、上下方向に延び、構造体2に、ビス等の固定部材3で固定される固定面11aを有する固定部11と、固定部11から固定面11aと反対側に立設し、横部材20と係合する縦部材係合部12と、を有する。本実施形態において、縦部材10は、上方から視て、固定部11の両端から、それぞれ縦部材係合部12が立設する略コの字形状に形成されているが、これに限らず、固定部11の一方の端部からのみ縦部材係合部12が立設する略L字形状に形成してもよい。
【0023】
図3は、本発明の一実施形態に係る縦部材の構成を説明する図である。
図3は、壁の構造体2に取り付けられ、横部材20や壁材100が取り付けられていない状態の縦部材10を側面から視た図である。
【0024】
縦部材係合部12には、上方から下方に向かって、先端側(固定部11と反対側の端部)から、基端側(固定部11側・構造体2側)に近接する方向に下り傾斜する溝121が形成されている。縦部材係合部12には、縦部材係合部12が延びる方向に沿って、所定間隔(例えば、壁材100の高さ寸法に、隣接する複数の壁材100の間隔である目地の寸法を加えた寸法等)で、溝121が複数形成されている。
【0025】
溝121の先端側は、基端側の幅より広い幅で形成され、先端側が開放された挿入部121aが形成されている。このような挿入部121aを設けることで、溝121に、後述する横部材20の横部材係合部21を挿入し易くなり、施工性が向上する。
【0026】
縦部材係合部12は、溝121の延長線上の上方に、挿入部121aの上縁を形成し、後述する横部材20の横部材係合部21の上端を係止可能な係止部122が形成されている。
図3に示す例において、係止部122は、水平に形成されているが、横部材係合部21の上端を係止可能な形状であれば、任意の形状とすることが可能であり、例えば、溝121の上端から、縦部材係合部12の先端側に向かって下り傾斜する形状であってもよい。
【0027】
また、縦部材係合部12は、溝121と先端側側縁との間に、引っ掛け部123が形成されている。
【0028】
図4は、本発明の一実施形態に係る縦部材の構成を説明する図である。
図4は、壁の構造体2に取り付けられ、横部材20や壁材100が取り付けられていない状態の縦部材10を正面(横部材20や壁材100が取り付けられる方向)から視た図である。
【0029】
固定部11の両端から、それぞれ立設する縦部材係合部12における、それぞれの引っ掛け部123は、溝121の下端近傍を基端とし、上端が互いに近接する方向に折り込まれている。
このように構成することで、例えば、溝121に、後述する横部材20の横部材係合部21を挿入し、ハンマー等で叩くことで、引っ掛け部123を固定部11側に押圧することで、引っ掛け部123が固定部11側に倒れるように変形する。これにより、横部材20の横部材係合部21を、溝121の固定部11側側縁と、引っ掛け部123の固定部11側側縁とで挟み込んだ状態となり、横部材20を、より強固に固定部11に固定することが可能となる。
【0030】
図2に戻って、横部材20は、縦部材10と交差する方向(
図1等に示す例では、水平方向)に延び、複数の縦部材10に取り付けられ、壁材100を支持する。
横部材20は、縦部材10側(裏面側)に配置される横部材係合部21と、横部材係合部21に連なり、正面側に配置され、壁材100を支持する外装体支持部22と、を有する。
【0031】
横部材係合部21は、縦部材10の溝121に挿入され、溝121と係合する。横部材係合部21は、横部材20が縦部材10に取り付けられた状態で、正面側端部(横部材20の上端)から、裏面側端部(横部材係合部21の下端)に向かって、構造体2に近接する方向に下り傾斜する。横部材係合部21は、垂直線に対して、溝121と略同じ角度で傾斜する。
【0032】
外装体支持部22は、裏面側端部が横部材係合部21に連なる下がり部221と、裏面側端部が下がり部221に連なる壁材下端支持部222と、上端が壁材下端支持部222に連なる壁材上端支持部223と、を有する。
【0033】
下がり部221は、横部材20が縦部材10に取り付けられた状態で、横部材係合部21に連なる裏面側端部(横部材20の上端)から、正面側端部(横部材係合部21の下端)に向かって、構造体2から離間する方向に下り傾斜する。
このような構成により、下がり部221は、横部材係合部21とで、縦部材10の引っ掛け部123を挟持する。これにより、横部材20を、より強固に固定部11に固定することが可能となる。
【0034】
壁材下端支持部222は、横部材20が縦部材10に取り付けられた状態で、基端(下がり部221に連なる部分)から正面側向かって水平に延び、上面側に壁材100が載置され、この壁材100の下端を支持する。
【0035】
壁材上端支持部223は、横部材20が縦部材10に取り付けられた状態で、基端(壁材下端支持部222に連なる部分)から下方に延び、壁材下端支持部222に載置された壁材100の直下に配置された壁材100の上端を支持する。
【0036】
ここで、本実施形態における壁材100には、上縁に、正面と平行する方向に延びる欠き込み101が形成されている。
壁材100は、下端が、ある横部材20の壁材下端支持部222により支持され、ある横部材20の直上に配置された別の横部材20の壁材上端支持部223が、欠き込み101に挿入されることで、上端が、別の横部材20に支持される。
【0037】
次に、壁材取付構造を用いた壁材取付工法について説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る壁材取付構造を構造体に取り付ける手順を説明する図である。
施工者は、まず、複数の縦部材10を、長手方向を垂直方向に向けて、所定間隔(例えば、500mm間隔)で、構造体2に固定する。このとき、複数の縦部材10の各溝121の高さを揃えて、構造体2に固定する。
【0038】
次に、施工者は、
図5に示すように、縦部材10の溝121に、横部材20の横部材係合部21を挿入する。そして、施工者は、この横部材係合部21の上端を、
図2に示すように、縦部材10の係止部122に係止させ、ハンマー等で叩き、縦部材10の引っ掛け部123を固定部11側に押圧する。これにより、横部材係合部21は、溝121の固定部11側側縁と、引っ掛け部123の固定部11側側縁とに挟持される。
【0039】
図6は、本発明の一実施形態に係る壁材取付構造に壁材を取り付ける手順を説明する図である。
その後、施工者は、壁材100の欠き込み101に、ある横部材20の壁材上端支持部223を挿入し、
図2に示すように、当該壁材100の下端を、ある横部材20の直下に配置された別の横部材20の壁材下端支持部222に配置する。このような手順で、施工者は、横部材20が延びる方向に、所定寸法の目地を空けて、複数の壁材100を配置していく。その後、施工者は、目地を、目地材(例えば、セメント系の目地材や、コーキング(防水シール)等)で埋める。
【0040】
このように、壁材取付構造1に取り付けた壁材100の横目地において、施工者は、目地材を、欠き込み101内部に注入し、目地材で、壁材上端支持部223を、欠き込み101の固定面側側面に押さえ付ける。
【0041】
図7は、本発明の一実施形態に係る壁材取付構造を用いた壁材取付工法における縦目地の状態を説明する図である。
目地を埋める場合、施工者は、少なくとも一部の目地(例えば、縦目地)は、
図7に示すように、当該目地から目地材(
図7に示すドット部分)を、構造体2と壁材100との間に注入し、構造体2から壁材100の裏面まで盛り上げてから、目地材で埋める。
【0042】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0043】
1 壁材取付構造
2 構造体
3 固定部材
10 縦部材
11 固定部
11a 固定面
12 縦部材係合部
20 横部材
21 横部材係合部
22 外装体支持部
100 壁材
101 欠き込み
121 溝
121a 挿入部
122 係止部
123 引っ掛け部
221 下がり部
222 壁材下端支持部
223 壁材上端支持部