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特開2022-189830通信方法、MCS受信方法、MCS通知方法、およびデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022189830
(43)【公開日】2022-12-22
(54)【発明の名称】通信方法、MCS受信方法、MCS通知方法、およびデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/00 20060101AFI20221215BHJP
   H04W 28/18 20090101ALI20221215BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20221215BHJP
   H04W 72/08 20090101ALI20221215BHJP
【FI】
H04L27/00 Z
H04W28/18 110
H04W72/04 110
H04W72/08
【審査請求】有
【請求項の数】26
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022153816
(22)【出願日】2022-09-27
(62)【分割の表示】P 2020539706の分割
【原出願日】2019-01-18
(31)【優先権主張番号】201810055745.6
(32)【優先日】2018-01-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810302135.1
(32)【優先日】2018-04-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810467480.0
(32)【優先日】2018-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】邵 家▲楓▼
(72)【発明者】
【氏名】官 磊
(72)【発明者】
【氏名】▲呂▼ 永霞
(72)【発明者】
【氏名】胡 丹
(72)【発明者】
【氏名】宋 ▲興▼▲華▼
(57)【要約】
【課題】URLLCサービスの要件によりよく適応するためにより低い符号化率に対応するMCSを提供するための通信方法、MCS受信方法、MCS通知方法、およびデバイスを提供する。
【解決手段】通信方法は、MCSテーブルにおいてN個のMCS指標を決定するステップであって、符号化率に1024を乗じることにより取得され、N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上である、ステップと、N個のMCS指標のうちの少なくとも1つを送信するステップとを含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のMCSテーブルにおいてN個の変調符号化方式MCS指標を決定するステップであって、符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上である、ステップと、
前記N個のMCS指標のうちの少なくとも1つを送信するステップと
を含む、通信方法。
【請求項2】
ダウンリンク制御情報を受信するステップと、
前記ダウンリンク制御情報に基づいて、第1のMCSテーブルにおける少なくとも1つの変調符号化方式MCS指標を取得するステップであって、
前記第1のMCSテーブルがN個のMCS指標を含み、符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上である、ステップと
を含む、通信方法。
【請求項3】
前記第1の閾値が119であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記MCS指標Xに対応する前記値が、30、40、50、64、78、および99の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式がQPSKであり、変調次数が2である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の閾値が119であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記MCS指標Xに対応する前記値が、60、80、および100の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式がBPSKであり、変調次数が1である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のMCSテーブルが、第2のMCSテーブルにおける6つのMCS指標に対応するエントリが除去された後に取得される残りのエントリを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のMCSテーブルに含まれるMCS指標が0であるエントリ、MCS指標が1であるエントリ、MCS指標が2であるエントリ、MCS指標が3であるエントリ、MCS指標が4であるエントリ、およびMCS指標が5であるエントリが、前記第2のMCSテーブルで除外されたエントリである、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のMCSテーブルが、第2のMCSテーブルにおけるMCS指標25、MCS指標26、MCS指標27、およびMCS指標28に対応するエントリを含まない、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のMCSテーブルにおける前記6つのMCS指標に対応する前記除去されたエントリが、MCS指標25、MCS指標26、MCS指標27、およびMCS指標28に対応するエントリを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のMCSテーブルにおける各エントリが1つのMCS指標に対応し、前記第1のMCSテーブルにおけるいくつかのMCS指標のそれぞれが1つの変調次数、符号化率に1024を乗じることにより取得される1つの値、および1つのスペクトル効率に対応し、
MCS指標が6であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が120であり、スペクトル効率が0.2344であり、
MCS指標が7であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が157であり、スペクトル効率が0.3066であり、
MCS指標が8であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が193であり、スペクトル効率が0.3770であり、
MCS指標が9であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が251であり、スペクトル効率が0.4902であり、
MCS指標が10であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が308であり、スペクトル効率が0.6016であり、
MCS指標が11であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が379であり、スペクトル効率が0.7402であり、
MCS指標が12であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が449であり、スペクトル効率が0.8770であり、
MCS指標が13であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が526であり、スペクトル効率が1.0273であり、
MCS指標が14であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が602であり、スペクトル効率が1.1758である、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のMCSテーブルが、
MCS指標が4であるエントリであって、符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値が78であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値78の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が0.1523である、エントリと、
MCS指標が5であるエントリであって、符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値が99であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値99の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が0.1934である、エントリと
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のMCSテーブルが、MCS指標が4であるエントリをさらに含み、
符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCS指標が4である前記エントリに対応する値が78であり、変調次数が2であり、スペクトル効率が01523である、または
符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCS指標が4である前記エントリに対応する値が156であり、変調次数が1であり、スペクトル効率が01523である、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のMCSテーブルが、MCS指標が0であるエントリをさらに含み、前記MCS指標が0である前記エントリに対応するスペクトル効率が0.0586であり、
変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が30である、または
変調次数が1であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が60である、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のMCSテーブルが、MCS指標が1であるエントリをさらに含み、前記MCS指標が1である前記エントリに対応するスペクトル効率が0.0781であり、
変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が40である、または
変調次数が1であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が80である、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のMCSテーブルが、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が50であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値50の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が0.0977である、エントリと、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が64であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値64の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が0.125である、エントリと
をさらに含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のMCSテーブルが、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が100であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値100の前記エントリに対応する変調次数が1であり、スペクトル効率が0.0977である、エントリと、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が128であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値128の前記エントリに対応する変調次数が1であり、スペクトル効率が0.125である、エントリと
をさらに含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のMCSテーブルにおけるMCS指標が1であるエントリに対応するスペクトル効率が、(第1のCQIテーブルにおけるCQI番号が1であるエントリに対応するスペクトル効率+前記第1のCQIテーブルにおけるCQI番号が2であるエントリに対応するスペクトル効率)/2に等しい、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のMCSテーブルにおけるMCS番号が3であるエントリに対応するスペクトル効率が、(第1のCQIテーブルにおけるCQI番号が2であるエントリに対応するスペクトル効率+前記第1のCQIテーブルにおけるCQI番号が3であるエントリに対応するスペクトル効率)/2に等しい、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のCQIテーブルにおける変調方式が64直角位相振幅変調QAMであるすべてのエントリが第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリであり、前記第2のCQIテーブルにおける64QAMの前記いくつかのエントリが、
前記第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、およびCQI番号13に対応するエントリ
である、請求項16または17に記載の方法。
【請求項19】
前記第2のMCSテーブルが次のテーブルである、請求項5、7、または8に記載の方法。

【表1】
【請求項20】
前記第2のCQIテーブルが次のテーブルである、請求項18に記載の方法。

【表2】
【請求項21】
通信装置によって、第1のチャネル品質指標CQI番号を送信するステップであって、前記第1のCQI番号が第1のCQIテーブルに基づいて決定される、ステップと、
前記通信装置によって、第1のMCSテーブルにおけるMCS番号を受信するステップであって、前記第1のMCSテーブルが、前記第1のCQIテーブルに含まれないエントリと、前記第1のCQIテーブルにおける変調方式が64直角位相振幅変調QAMである少なくとも1つのエントリとを含む、ステップと
を含む、変調符号化方式MCS受信方法。
【請求項22】
通信装置によって、第1のCQIテーブルにおける第1のチャネル品質指標CQI番号を受信するステップと、
前記通信装置によって、第1のMCS番号を送信するステップであって、前記第1のMCS番号が第1のMCSテーブルに基づいて決定され、前記第1のMCSテーブルが、前記第1のCQIテーブルに含まれないエントリと、前記第1のCQIテーブルにおける変調方式が64直角位相振幅変調QAMである少なくとも1つのエントリとを含む、ステップと
を含む、変調符号化方式MCS通知方法。
【請求項23】
前記第1のMCSテーブルが、前記第1のCQIテーブルにおける最小のCQI番号に対応するエントリ以外のすべてのエントリを含む、請求項21または22に記載の方法。
【請求項24】
前記第1のCQIテーブルに含まれていないエントリのものであり、前記第1のMCSテーブルにあるエントリのMCS番号が、
MCS番号0、MCS番号1および、MCS番号3
のうちの1つである、請求項21から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記第1のMCSテーブルにおける前記MCS番号0のエントリのスペクトル効率が、前記第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1のエントリのスペクトル効率より低い、請求項21から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記第1のCQIテーブルにおける変調方式が64直角位相振幅変調QAMであるすべてのエントリが、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリであり、前記第2のCQIテーブルにおける64QAMの前記いくつかのエントリが次のとおりである、すなわち、
前記いくつかのエントリが、連続するCQI番号に対応し、前記第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリ以外の少なくとも1つのエントリである、または
前記いくつかのエントリが、前記第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであり、連続するCQI番号に対応するN個のエントリを含み、前記N個の連続するエントリにおける最初のエントリが、前記第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであり、最小のCQI番号に対応するエントリであり、Nが1以上5以下の正の整数である、請求項21から25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべての前記エントリが前記第2のCQIテーブルにおける64QAMの前記いくつかのエントリであり、前記第2のCQIテーブルにおける64QAMの前記いくつかのエントリが、前記第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、およびCQI番号13に対応するエントリである、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記第1のCQIテーブルにおける各エントリが1つのCQI番号に対応し、前記第1のCQIテーブルにおけるいくつかのCQI番号のそれぞれが1つの変調方式、1つの符号化率、および1つのスペクトル効率に対応し、
CQI番号が3であるエントリに対応する変調方式がQPSKであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が78であり、スペクトル効率が0.1523であり、
CQI番号が4であるエントリに対応する変調方式がQPSKであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が120であり、スペクトル効率が0.2344であり、
CQI番号が5であるエントリに対応する変調方式がQPSKであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が193であり、スペクトル効率が0.3770であり、
CQI番号が6であるエントリに対応する変調方式がQPSKであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が308であり、スペクトル効率が0.6016であり、
CQI番号が7であるエントリに対応する変調方式がQPSKであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が449であり、スペクトル効率が0.8770であり、
CQI番号が8であるエントリに対応する変調方式がQPSKであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が602であり、スペクトル効率が1.1758であり、
CQI番号が9であるエントリに対応する変調方式が16QAMであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が378であり、スペクトル効率が1.4766であり、
CQI番号が10であるエントリに対応する変調方式が16QAMであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が490であり、スペクトル効率が1.9141であり、
CQI番号が11であるエントリに対応する変調方式が16QAMであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が616であり、スペクトル効率が2.4063である、請求項21から27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記第1のCQIテーブルにおける符号化率に1024を乗じることにより取得される値が、30および50の値を含む、請求項21から28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記第1のCQIテーブルにおける前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値が、78、120、193、308、449、602、378、490、616、466、567、666、および772の値をさらに含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値が、前記第1のCQIテーブルにおけるエントリにおける前記符号化率およびスペクトル効率に対応することが、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値30に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が0.0586であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値50に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が0.0977であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値78に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が0.1523であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値120に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が0.2344であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値193に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が0.3770であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値308に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が0.6016であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値449に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が0.8770であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値602に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が1.1758であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値378に対応する変調方式が16QAMであり、スペクトル効率が1.4766であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値490に対応する変調方式が16QAMであり、スペクトル効率が1.9141であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値616に対応する変調方式が16QAMであり、スペクトル効率が2.4063であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値466に対応する変調方式が64QAMであり、スペクトル効率が2.7305であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値567に対応する変調方式が64QAMであり、スペクトル効率が3.3223であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値666に対応する変調方式が64QAMであり、スペクトル効率が3.9023であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値772に対応する変調方式が64QAMであり、スペクトル効率が4.5234である
ことを含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記第1のMCSテーブルにおけるN個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上である、請求項21から31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
前記第1の閾値が119であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記MCS指標Xに対応する前記値が、30、40、50、64、78、および99の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式がQPSKであり、変調次数が2である、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記第1の閾値が119であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記MCS指標Xに対応する前記値が、60、80、および100の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式がBPSKであり、変調次数が1である、請求項32に記載の方法。
【請求項35】
前記第1のMCSテーブルにおける各エントリが、1つの変調方式、1つの符号化率、および1つのスペクトル効率に対応する、または
前記第1のMCSテーブルにおける最大のMCS番号を持つエントリの変調方式がQPSKであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedである、または
前記第1のMCSテーブルにおける最大のMCS番号を持つエントリの変調方式が16QAMであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedであり、前記第1のMCSテーブルにおける2番目に大きいMCS番号を持つエントリの変調方式がQPSKであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedである、または
前記第1のMCSテーブルにおける最大のMCS番号を持つエントリの変調方式が64QAMであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedであり、前記第1のMCSテーブルにおける2番目に大きいMCS番号を持つエントリの変調方式がQPSKであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedである、または
前記第1のMCSテーブルにおける少なくとも1つのエントリの変調方式、符号化率、およびスペクトル効率がreservedである、請求項21から25、および27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
前記第1のCQIテーブルにおけるCQI番号の値の範囲が、前記第2のCQIテーブルにおけるCQI番号の値の範囲と同じである、請求項26または27に記載の方法。
【請求項37】
前記第1のMCSテーブルが32のエントリを含み、前記32のエントリが前記第1のCQIテーブルにおけるすべてのエントリを含み、前記第1のCQIテーブルがスペクトル効率が78/1024×2より低い少なくとも1つのエントリを含み、前記32のエントリが、前記第1のCQIテーブルで除外され、スペクトル効率が772/1024×6より高い少なくとも1つのエントリをさらに含み、
前記MCS番号Xの場合、MCS番号X-1および前記MCS番号Xに対応する変調方式がQPSKであり、MCS番号X+1に対応する変調方式が16QAMであり、前記MCS番号Xの符号化率が、切り上げ{(前記MCS番号X-1の符号化率×2+前記MCS番号X+1の符号化率×4)/4}、切り捨て{(前記MCS番号X-1の符号化率×2+前記MCS番号X+1の符号化率×4)/4}、四捨五入{(前記MCS番号X-1の符号化率×2+前記MCS番号X+1の符号化率×4)/4}、および(前記MCS番号X-1の符号化率×2+前記MCS番号X+1の符号化率×4)/4のうちの1つに等しく、
MCS番号Yの場合、MCS番号Y-1および前記MCS番号Yに対応する変調方式が16QAMであり、MCS番号Y+1に対応する変調方式が64QAMであり、前記MCS番号Yの符号化率が、切り上げ{(前記MCS番号Y-1の符号化率×4+前記MCS番号Y+1の符号化率×6)/8}、切り捨て{(前記MCS番号Y-1の符号化率×4+前記MCS番号Y+1の符号化率×6)/8}、四捨五入{(前記MCS番号Y-1の符号化率×4+前記MCS番号Y+1の符号化率×6)/8}、および(前記MCS番号Y-1の符号化率×4+前記MCS番号Y+1の符号化率×6)/8のうちの1つに等しく、YがX+2より大きい、請求項21から36のいずれか一項に記載の方法。
【請求項38】
変換プリコーディングが有効にされ、
pi/2 BPSK変調がサポートされていると端末デバイスが報告した場合、q=1であり、
pi/2 BPSK変調がサポートされていないと端末デバイスが報告した場合、q=2であり、
MCS番号29、30、および31のうちの少なくとも1つに対応する予約済みであるエントリの変調次数が、qの値に基づいて決定される、請求項21から37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項39】
前記変換プリコーディングが有効にされ、
前記pi/2 BPSK変調がサポートされていると前記端末デバイスが報告した場合、q=1であり、
前記pi/2 BPSK変調がサポートされていないと前記端末デバイスが報告した場合、q=2であり、qが前記端末デバイスによって報告されたサポートされる最低変調次数であり、
少なくとも1つのMCS番号に対応するスペクトル効率が、前記qの値に基づいて決定される、請求項21から38のいずれか一項に記載の方法。
【請求項40】
少なくとも1つのMCS番号に対応する前記スペクトル効率が前記qの値に基づいて決定されることが、
MCS番号28に対応するエントリのスペクトル効率が、予約済みである値もしくは772/1024×6より高い値であり、前記qの値に基づいて決定される、または
MCS番号28に対応するエントリのスペクトル効率が、772/1024×6より高い2つの値のうちの1つであり、前記qの値に基づいて決定される
ことを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記MCS番号28に対応するエントリのスペクトル効率が、予約済みである値もしくは772/1024×6より大きい値であり、前記qの値に基づいて決定されることは、
q=1である場合に、前記MCS番号28に対応する前記エントリの前記スペクトル効率が予約済みである、ならびに/または
q=2である場合に、前記MCS番号28に対応する前記エントリの前記スペクトル効率が、822/1024×6、873/1024×6、910/1024×6、および948/1024×6のうちの1つのスペクトル効率である
ことを含む、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
処理ユニットと送信ユニットとを備える通信装置であって、
前記処理ユニットが、第1のMCSテーブルにおいてN個の変調符号化方式MCS指標を決定し、符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上である、ように構成され、
前記送信ユニットが、前記N個のMCS指標のうちの少なくとも1つを送信するように構成される、通信装置。
【請求項43】
受信ユニットと処理ユニットとを備える通信装置であって、
前記受信ユニットが、ダウンリンク制御情報を受信するように構成され、
前記処理ユニットが、前記ダウンリンク制御情報に基づいて、第1のMCSテーブルにおける少なくとも1つの変調符号化方式MCS指標を取得するように構成され、
前記第1のMCSテーブルがN個のMCS指標を含み、符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上である、通信装置。
【請求項44】
前記第1の閾値が119であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記MCS指標Xに対応する前記値が、30、40、50、64、78、および99の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式がQPSKであり、変調次数が2である、請求項42または43に記載の通信装置。
【請求項45】
前記第1の閾値が119であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記MCS指標Xに対応する前記値が、60、80、および100の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式がBPSKであり、変調次数が1である、請求項42または43に記載の通信装置。
【請求項46】
前記第1のMCSテーブルが、第2のMCSテーブルにおける6つのMCS指標に対応するエントリが除去された後に取得される残りのエントリを含む、請求項42から45のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項47】
前記第1のMCSテーブルに含まれるMCS指標が0であるエントリ、MCS指標が1であるエントリ、MCS指標が2であるエントリ、MCS指標が3であるエントリ、MCS指標が4であるエントリ、およびMCS指標が5であるエントリが、前記第2のMCSテーブルで除外されたエントリである、請求項42から46のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項48】
前記第1のMCSテーブルが、第2のMCSテーブルにおけるMCS指標25、MCS指標26、MCS指標27、およびMCS指標28に対応するエントリを含まない、請求項42から45のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項49】
前記第2のMCSテーブルにおける前記6つのMCS指標に対応する前記除去されたエントリが、MCS指標25、MCS指標26、MCS指標27、およびMCS指標28に対応するエントリを含む、請求項46に記載の通信装置。
【請求項50】
前記第1のMCSテーブルにおける各エントリが1つのMCS指標に対応し、前記第1のMCSテーブルにおけるいくつかのMCS指標のそれぞれが1つの変調次数、符号化率に1024を乗じることにより取得される1つの値、および1つのスペクトル効率に対応し、
MCS指標が6であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が120であり、スペクトル効率が0.2344であり、
MCS指標が7であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が157であり、スペクトル効率が0.3066であり、
MCS指標が8であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が193であり、スペクトル効率が0.3770であり、
MCS指標が9であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が251であり、スペクトル効率が0.4902であり、
MCS指標が10であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が308であり、スペクトル効率が0.6016であり、
MCS指標が11であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が379であり、スペクトル効率が0.7402であり、
MCS指標が12であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が449であり、スペクトル効率が0.8770であり、
MCS指標が13であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が526であり、スペクトル効率が1.0273であり、
MCS指標が14であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が602であり、スペクトル効率が1.1758である、請求項42から49のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項51】
前記第1のMCSテーブルが、
MCS指標が4であるエントリであって、符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値が78であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値78の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が01523である、エントリと、
MCS指標が5であるエントリであって、符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値が99であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値99の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が01934である、エントリと
をさらに含む、請求項50に記載の通信装置。
【請求項52】
前記第1のMCSテーブルが、MCS指標が4であるエントリをさらに含み、
符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCS指標が4である前記エントリに対応する値が78であり、変調次数が2であり、スペクトル効率が01523である、または
符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCS指標が4である前記エントリに対応する値が156であり、変調次数が1であり、スペクトル効率が01523である、請求項50に記載の通信装置。
【請求項53】
前記第1のMCSテーブルが、MCS指標が0であるエントリをさらに含み、前記MCS指標が0である前記エントリに対応するスペクトル効率が0.0586であり、
変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が30である、または
変調次数が1であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が60である、請求項42から52のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項54】
前記第1のMCSテーブルが、MCS指標が1であるエントリをさらに含み、前記MCS指標が1である前記エントリに対応するスペクトル効率が0.0781であり、
変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が40である、または
変調次数が1であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が80である、請求項42から49のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項55】
前記第1のMCSテーブルが、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が50であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値50の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が0.0977である、エントリと、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が64であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値64の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が0.125である、エントリと
をさらに含む、請求項42から49のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項56】
前記第1のMCSテーブルが、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が100であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値100の前記エントリに対応する変調次数が1であり、スペクトル効率が0.0977である、エントリと、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が128であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値128の前記エントリに対応する変調次数が1であり、スペクトル効率が0.125である、エントリと
をさらに含む、請求項42から49のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項57】
前記第1のMCSテーブルにおけるMCS指標が1であるエントリに対応するスペクトル効率が、(第1のCQIテーブルにおけるCQI番号が1であるエントリに対応するスペクトル効率+前記第1のCQIテーブルにおけるCQI番号が2であるエントリに対応するスペクトル効率)/2に等しい、請求項42から52のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項58】
前記第1のMCSテーブルにおけるMCS番号が3であるエントリに対応するスペクトル効率が、(第1のCQIテーブルにおけるCQI番号が2であるエントリに対応するスペクトル効率+前記第1のCQIテーブルにおけるCQI番号が3であるエントリに対応するスペクトル効率)/2に等しい、請求項42から52のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項59】
前記第1のCQIテーブルにおける変調方式が64直角位相振幅変調QAMであるすべてのエントリが第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリであり、前記第2のCQIテーブルにおける64QAMの前記いくつかのエントリが、前記第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、およびCQI番号13に対応するエントリ
である、請求項57または58に記載の通信装置。
【請求項60】
前記第2のMCSテーブルが次のテーブルである、請求項46、48、または49に記載の通信装置。

【表3】
【請求項61】
前記第2のCQIテーブルが次のテーブルである、請求項56に記載の通信装置。

【表4】
【請求項62】
送信ユニットと受信ユニットとを備える通信装置であって、
前記送信ユニットが、第1のチャネル品質指標CQI番号を送信し、前記第1のCQI番号が第1のCQIテーブルに基づいて決定される、ように構成され、
前記受信ユニットが、第1のMCSテーブルにおけるMCS番号を受信し、前記第1のMCSテーブルが、前記第1のCQIテーブルに含まれないエントリと、前記第1のCQIテーブルにおける変調方式が64直角位相振幅変調QAMである少なくとも1つのエントリとを含む、ように構成される、通信装置。
【請求項63】
受信ユニットと送信ユニットとを備える通信装置であって、
前記受信ユニットが、第1のCQIテーブルにおける第1のチャネル品質指標CQI番号を受信するように構成され、
前記送信ユニットが、第1のMCS番号を送信し、前記第1のMCS番号が第1のMCSテーブルに基づいて決定され、前記第1のMCSテーブルが、前記第1のCQIテーブルに含まれないエントリと、前記第1のCQIテーブルにおける変調方式が64直角位相振幅変調QAMである少なくとも1つのエントリとを含む、ように構成される、通信装置。
【請求項64】
前記第1のMCSテーブルが、前記第1のCQIテーブルにおける最小のCQI番号に対応するエントリ以外のすべてのエントリを含む、請求項62または63に記載の通信装置。
【請求項65】
前記第1のCQIテーブルに含まれていないエントリのものであり、前記第1のMCSテーブルにあるエントリのMCS番号が、
MCS番号0、MCS番号1および、MCS番号3
のうちの1つである、請求項62から64のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項66】
前記第1のMCSテーブルにおける前記MCS番号0のエントリのスペクトル効率が、前記第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1のエントリのスペクトル効率より低い、請求項62から65のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項67】
前記第1のCQIテーブルにおける変調方式が64直角位相振幅変調QAMであるすべてのエントリが、前記第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリであり、前記第2のCQIテーブルにおける64QAMの前記いくつかのエントリが次のとおりである、すなわち、
前記いくつかのエントリが、連続するCQI番号に対応し、前記第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリ以外の少なくとも1つのエントリである、または
前記いくつかのエントリが、前記第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであり、連続するCQI番号に対応するN個のエントリを含み、前記N個の連続するエントリにおける最初のエントリが、前記第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであり、最小のCQI番号に対応するエントリであり、Nが1以上5以下の正の整数である、請求項62から66のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項68】
前記第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべての前記エントリが前記第2のCQIテーブルにおける64QAMの前記いくつかのエントリであり、前記第2のCQIテーブルにおける64QAMの前記いくつかのエントリが、前記第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、およびCQI番号13に対応するエントリである、請求項67に記載の通信装置。
【請求項69】
前記第1のCQIテーブルにおける各エントリが1つのCQI番号に対応し、前記第1のCQIテーブルにおけるいくつかのCQI番号のそれぞれが1つの変調方式、1つの符号化率、および1つのスペクトル効率に対応し、
CQI番号が3であるエントリに対応する変調方式がQPSKであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が78であり、スペクトル効率が0.1523であり、
CQI番号が4であるエントリに対応する変調方式がQPSKであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が120であり、スペクトル効率が0.2344であり、
CQI番号が5であるエントリに対応する変調方式がQPSKであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が193であり、スペクトル効率が0.3770であり、
CQI番号が6であるエントリに対応する変調方式がQPSKであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が308であり、スペクトル効率が0.6016であり、
CQI番号が7であるエントリに対応する変調方式がQPSKであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が449であり、スペクトル効率が0.8770であり、
CQI番号が8であるエントリに対応する変調方式がQPSKであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が602であり、スペクトル効率が1.1758であり、
CQI番号が9であるエントリに対応する変調方式が16QAMであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が378であり、スペクトル効率が1.4766であり、
CQI番号が10であるエントリに対応する変調方式が16QAMであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が490であり、スペクトル効率が1.9141であり、
CQI番号が11であるエントリに対応する変調方式が16QAMであり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が616であり、スペクトル効率が2.4063である、請求項62から68のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項70】
前記第1のCQIテーブルにおける符号化率に1024を乗じることにより取得される値が、30および50の値を含む、請求項62から69のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項71】
前記第1のCQIテーブルにおける前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値が、78、120、193、308、449、602、378、490、616、466、567、666、および772の値をさらに含む、請求項70に記載の通信装置。
【請求項72】
前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値が、前記第1のCQIテーブルにおけるエントリにおける前記符号化率およびスペクトル効率に対応することが、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値30に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が0.0586であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値50に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が0.0977であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値78に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が0.1523であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値120に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が0.2344であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値193に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が0.3770であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値308に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が0.6016であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値449に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が0.8770であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値602に対応する変調方式がQPSKであり、スペクトル効率が1.1758であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値378に対応する変調方式が16QAMであり、スペクトル効率が1.4766であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値490に対応する変調方式が16QAMであり、スペクトル効率が1.9141であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値616に対応する変調方式が16QAMであり、スペクトル効率が2.4063であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値466に対応する変調方式が64QAMであり、スペクトル効率が2.7305であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値567に対応する変調方式が64QAMであり、スペクトル効率が3.3223であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値666に対応する変調方式が64QAMであり、スペクトル効率が3.9023であり、
符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値772に対応する変調方式が64QAMであり、スペクトル効率が4.5234である
ことを含む、請求項71に記載の通信装置。
【請求項73】
符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記第1のMCSテーブルにおけるN個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上である、請求項62から72のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項74】
前記第1の閾値が119であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記MCS指標Xに対応する前記値が、30、40、50、64、78、および99の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式がQPSKであり、変調次数が2である、請求項73に記載の通信装置。
【請求項75】
前記第1の閾値が119であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記MCS指標Xに対応する前記値が、60、80、および100の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式がBPSKであり、変調次数が1である、請求項73に記載の通信装置。
【請求項76】
前記第1のMCSテーブルにおける各エントリが、1つの変調方式、1つの符号化率、および1つのスペクトル効率に対応する、または前記第1のMCSテーブルにおける最大のMCS番号を持つエントリの変調方式がQPSKであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedである、または
前記第1のMCSテーブルにおける最大のMCS番号を持つエントリの変調方式が16QAMであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedであり、前記第1のMCSテーブルにおける2番目に大きいMCS番号を持つエントリの変調方式がQPSKであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedである、または
前記第1のMCSテーブルにおける最大のMCS番号を持つエントリの変調方式が64QAMであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedであり、前記第1のMCSテーブルにおける2番目に大きいMCS番号を持つエントリの変調方式がQPSKであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedである、または
前記第1のMCSテーブルにおける少なくとも1つのエントリの変調方式、符号化率、およびスペクトル効率がreservedである、請求項62から66、および68のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項77】
前記第1のCQIテーブルにおけるCQI番号の値の範囲が、前記第2のCQIテーブルにおけるCQI番号の値の範囲と同じである、請求項67または68に記載の通信装置。
【請求項78】
前記第1のMCSテーブルが32のエントリを含み、前記32のエントリが前記第1のCQIテーブルにおけるすべてのエントリを含み、前記第1のCQIテーブルがスペクトル効率が78/1024×2より低い少なくとも1つのエントリを含み、前記32のエントリが、前記第1のCQIテーブルで除外され、スペクトル効率が772/1024×6より高い少なくとも1つのエントリをさらに含み、
前記MCS番号Xの場合、MCS番号X-1および前記MCS番号Xに対応する変調方式がQPSKであり、MCS番号X+1に対応する変調方式が16QAMであり、前記MCS番号Xの符号化率が、切り上げ{(前記MCS番号X-1の符号化率×2+前記MCS番号X+1の符号化率×4)/4}、切り捨て{(前記MCS番号X-1の符号化率×2+前記MCS番号X+1の符号化率×4)/4}、四捨五入{(前記MCS番号X-1の符号化率×2+前記MCS番号X+1の符号化率×4)/4}、および(前記MCS番号X-1の符号化率×2+前記MCS番号X+1の符号化率×4)/4のうちの1つに等しく、
MCS番号Yの場合、MCS番号Y-1および前記MCS番号Yに対応する変調方式が16QAMであり、MCS番号Y+1に対応する変調方式が64QAMであり、前記MCS番号Yの符号化率が、切り上げ{(前記MCS番号Y-1の符号化率×4+前記MCS番号Y+1の符号化率×6)/8}、切り捨て{(前記MCS番号Y-1の符号化率×4+前記MCS番号Y+1の符号化率×6)/8}、四捨五入{(前記MCS番号Y-1の符号化率×4+前記MCS番号Y+1の符号化率×6)/8}、および(前記MCS番号Y-1の符号化率×4+前記MCS番号Y+1の符号化率×6)/8のうちの1つに等しく、YがX+2より大きい、請求項62から77のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項79】
変換プリコーディングが有効にされ、
pi/2 BPSK変調がサポートされていると端末デバイスが報告した場合、q=1であり、
pi/2 BPSK変調がサポートされていないと端末デバイスが報告した場合、q=2であり、
前記MCS番号29、30、および31のうちの少なくとも1つに対応する予約済みであるエントリの変調次数が、qの値に基づいて決定される、請求項62から78のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項80】
前記変換プリコーディングが有効にされ、
前記pi/2 BPSK変調がサポートされていると前記端末デバイスが報告した場合、q=1であり、
前記pi/2 BPSK変調がサポートされていないと前記端末デバイスが報告した場合、q=2であり、qが前記端末デバイスによって報告されたサポートされる最低変調次数であり、
少なくとも1つのMCS番号に対応するスペクトル効率が、前記qの値に基づいて決定される、請求項62から79のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項81】
少なくとも1つのMCS番号に対応するスペクトル効率が前記qの値に基づいて決定されることが、
MCS番号28に対応するエントリのスペクトル効率が、予約済みである値もしくは772/1024×6より高い値であり、前記qの値に基づいて決定される、または
MCS番号28に対応するエントリのスペクトル効率が、772/1024×6より高い2つの値のうちの1つであり、前記qの値に基づいて決定される
ことを含む、請求項80に記載の通信装置。
【請求項82】
MCS番号28に対応するエントリのスペクトル効率が、予約済みである値もしくは772/1024×6より高い値であり、前記qの値に基づいて決定されることが、
q=1である場合に、MCS番号28に対応する前記エントリの前記スペクトル効率が予約済みである、ならびに/または
q=2である場合に、MCS番号28に対応する前記エントリの前記スペクトル効率が、822/1024×6、873/1024×6、910/1024×6、および948/1024×6のうちの1つのスペクトル効率である
ことを含む、請求項81に記載の通信装置。
【請求項83】
コンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータ記憶媒体がコンピュータ命令を格納し、通信装置によって実行されると、前記命令は、前記通信装置が請求項1から20のいずれか一項に記載の方法を実行できるようにする、コンピュータ記憶媒体。
【請求項84】
コンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータ記憶媒体がコンピュータ命令を格納し、通信装置によって実行されると、前記命令は、前記通信装置が請求項21から41のいずれか一項に記載の方法を実行できるようにする、コンピュータ記憶媒体。
【請求項85】
プロセッサを備える通信装置であって、前記プロセッサがメモリに接続され、前記プロセッサが前記メモリに格納された命令を実行し、それにより前記通信装置が、請求項1から20のいずれか一項に記載の方法を実行する、通信装置。
【請求項86】
プロセッサを備える通信装置であって、前記プロセッサがメモリに接続され、前記プロセッサが前記メモリに格納された命令を実行し、それにより前記通信装置が、請求項21から41のいずれか一項に記載の方法を実行する、通信装置。
【請求項87】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータプログラムを格納し、通信デバイスによって実行されると、前記コンピュータプログラムは、前記通信装置が請求項1から20のいずれか一項に記載の方法を実行できるようにする、コンピュータプログラム製品。
【請求項88】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータプログラムを格納し、通信デバイスによって実行されると、前記コンピュータプログラムは、前記通信装置が請求項21から41のいずれか一項に記載の方法を実行できるようにする、コンピュータプログラム製品。
【請求項89】
請求項42または請求項44から61のいずれか一項に記載の通信装置と、請求項43から61のいずれか一項に記載の通信装置とを備える通信システム。
【請求項90】
請求項62または請求項64から82のいずれか一項に記載の通信装置と、請求項63から82のいずれか一項に記載の通信装置とを備える通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2018年1月19日に中国国家知識産権局に出願された「COMMUNICATION METHOD,MCS RECEIVING METHOD,MCS NOTIFICATION METHOD,AND DEVICE」と題する中国特許出願第201810055745.6号の優先権を主張し、2018年4月4日に中国国家知識産権局に出願された「COMMUNICATION METHOD,MCS RECEIVING METHOD,MCS NOTIFICATION METHOD,AND DEVICE」と題する中国特許出願第201810302135.1号の優先権を主張し、2018年5月10日に中国国家知識産権局に出願された「COMMUNICATION METHOD,MCS RECEIVING METHOD,MCS NOTIFICATION METHOD,AND DEVICE」と題する中国特許出願第201810467480.0号の優先権を主張するものであり、これらはその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術の分野に関し、詳細には、通信方法、MCS受信方法、MCS通知方法、およびデバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
第5世代(the fifth generation、5G)移動通信システムおよび将来の移動通信システムのために、国際電気通信連合(international telecommunication union、ITU)は、3つのタイプの適用シナリオ、すなわち、拡張モバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband、eMBB)、超高信頼・低遅延通信(ultra reliable and low latency communication、URLLC)、および大規模マシンタイプ通信(massive machine type communications、mMTC)を定義している。
【0004】
URLLCサービスは極めて高度な遅延要件を有する。送信側から受信側への単方向送信の遅延は0.5ミリ秒(millisecond、ms)以内である必要があり、1ms以内の送信の信頼性は99.999%に達する必要がある。
【0005】
現在のeMBBサービスに適用される変調符号化方式(modulation coding scheme、MCS)に対応するブロック誤り率(block error rate、BLER)は、10e-1である。短い遅延内のURLLCサービスの場合、より高い信頼性を実現するには、システムはより小さい値のBLERをサポートする必要がある。同じ信号雑音比を考えると、符号化率が低いほど、BLERは低くなる。
【0006】
しかしながら、MCSのものであり、現在適用されているMCSテーブルに含まれる符号化率は比較的高く、URLLCサービスの要件に適応できない。
【発明の概要】
【0007】
本出願の実施形態は、URLLCサービスの要件によりよく適応するためにより低い符号化率に対応するMCSを提供するための通信方法、MCS受信方法、MCS通知方法、およびデバイスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様によれば、通信方法が提供され、本方法は、通信装置によって実行され得る。通信装置は、例えばネットワークデバイスであり、ネットワークデバイスは、例えば基地局である。本方法は、MCSテーブルにおいてN個のMCS指標を決定するステップであって、符号化率に1024を乗じることにより取得され、N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上である、ステップと、N個のMCS指標のうちの少なくとも1つを送信するステップとを含む。
【0009】
対応して、第2の態様によれば、通信方法が提供され、本方法は、通信装置によって実行され得る。通信装置は、例えば端末デバイスである。本方法は、ダウンリンク制御情報を受信するステップと、ダウンリンク制御情報に基づいて、MCSテーブルにおける少なくとも1つのMCS指標を取得するステップであって、MCSテーブルが、N個のMCS指標を含み、符号化率に1024を乗じることにより取得され、N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上である、ステップとを含む。
【0010】
本出願の本実施形態では、符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCSテーブルに含まれるN個の指標における指標Xに対応する値が、第1の閾値以下である。具体的には、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルは、比較的低い符号化率のMCSを含み、そのため、MCSテーブルは、より低いBLERに対応し得る。この場合、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルは、URLLCサービスの要件に効果的に適応し得る。第1の閾値はプロトコルで指定され得る。例えば、第1の閾値は119または120である。このことは、具体的に限定されない。
【0011】
可能な設計では、符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCS指標Xに対応する値は、第2の閾値以上である。
【0012】
符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCS指標Xに対応する値は、無限小になり得ない。したがって、符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCS指標Xに対応する値は、第2の閾値以上でさらにあり得る。第2の閾値はプロトコルで指定され得る。例えば、第2の閾値は5または8である。このことは、具体的に限定されない。
【0013】
可能な設計では、MCS指標Xに対応する変調方式が、MCS指標X+1に対応する変調方式と同じであり、MCS指標Xに対応する符号化率とMCS指標X+1に対応する符号化率との間の差に1024を乗じることにより取得された値が、第3の閾値以下である、および/またはMCS指標Xに対応する変調方式が、MCS指標X+1に対応する変調方式と同じであり、MCS指標Xに対応する符号化率とMCS指標X+1に対応する符号化率との間の差に1024を乗じることにより取得される値が、第4の閾値以上である。
【0014】
既存のプロトコルでの計算によれば、符号化率の変動は、深刻なリソース割り当ての変更を引き起こす。この場合、端末デバイスがSNRに対応する符号化率またはスペクトル効率の値を正確に報告できれば、システムは多くのリソースを節約することができ、それによりシステムの使用率を改善し得る。評価によれば、具体的には、データ伝送の時間領域リソースが2シンボルの長さである場合、1024を乗じた符号化率が30のときに必要な周波数領域リソースは少なくとも212リソースブロック(Resource Block、RB)であり、1024を乗じた符号化率が34のときに必要な周波数領域リソースは192RBであり、1024を乗じた符号化率が37のときに必要な周波数領域リソースは172RBであり、1024を乗じた符号化率が42のときに必要な周波数領域リソースは152RBである。したがって、元のテーブルとは異なり、URLLCのCQIテーブルまたはMCSテーブルでは、2つの隣接するエントリの符号化率の差が第3の閾値以下になり得る場合、システムリソースの使用率が改善され得る。したがって、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルでは、MCS指標XおよびMCS指標X+1に対応する変調方式は同じであり、MCS指標Xに対応する符号化率とMCS指標X+1に対応する符号化率との差に1024を乗ずることにより取得される値が、第3の閾値以下になり得る。
【0015】
第3の閾値に関連する条件に加えて、本出願の本実施形態では、MCS指標Xに対応する変調方式が、MCS指標X+1に対応する変調方式と同じであり、MCS指標Xに対応する符号化率とMCS指標X+1に対応する符号化率との間の差に1024を乗じることにより取得される値が、第4の閾値以上でさらにあり得る。第4の閾値の値は、端末デバイスのチャネル推定精度に関連する。10に対応するSNRが0.5dBの場合、端末デバイスの最小チャネル推定精度も0.5dBである。具体的には、この値より小さい符号化率差は、端末デバイスに認識され得ない。したがって、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルでは、2つの隣接するエントリの符号化率間の差に1024を乗じることにより取得される値は、第4の閾値以上である。
【0016】
可能な設計では、MCS指標Xの符号化率は、MCS指標X-1の符号化率およびMCS指標X+2の符号化率に基づいて決定される、ならびに/またはMCS指標X+1の符号化率は、MCS指標X-1の符号化率およびMCS指標X+2の符号化率に基づいて決定される。
【0017】
本出願の本実施形態では、新しいMCSテーブルを取得するために、新しいエントリが元のCQIテーブルまたはMCSテーブルに追加され得る。新しいエントリを追加する方式は、2つの新しいエントリを取得するために、元のCQIテーブルまたはMCSテーブルの2つのエントリ間の一部を3つの等しい部分に分割することである。この方式で、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルが取得され得る。このようにして、低い符号化率のエントリが新しいMCSテーブルに追加され得る。URLLCは高信頼性のサービスであるため、低い符号化率の値がより必要とされる。したがって、このようにMCSテーブルを設計することにより、URLLC伝送の信頼性が改善され得る。
【0018】
可能な設計では、MCS指標Xの符号化率は次のうちの1つに等しい。
【0019】

【数1】
【数2】
【数3】
および

【数4】
【0020】
可能な設計では、MCS指標X+1の符号化率は次のうちの1つに等しい。
【0021】

【数5】
【数6】
および

【数7】
【0022】
MCS指標XおよびMCS指標X+1の上記の計算方法は一例であり、本出願の本実施形態はこれに限定されない。
【0023】
可能な設計では、第1の閾値は119であり、符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCS指標Xに対応する値は、
5、8、10、13、14、15、16、17、18、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、および119
のうちの少なくとも1つの値を含む。
【0024】
いくつかの可能な値が列挙されている。必要に応じて、特定のMCSテーブルで選択が行われ得る。これは比較的柔軟である。
【0025】
可能な設計では、MCS指標Xに対応する符号化方式はBPSKまたはQPSKである。
【0026】
一般に、MCS指標の値が大きいほど、対応する符号化率が高くなる。この場合、MCS指標Xに対応する符号化率は比較的低いため、MCS指標Xの値は比較的小さい。例えば、MCS指標Xは、MCS指標1またはMCS指標0を含む。MCS指標の値が比較的小さい場合は、比較的良好な符号化パフォーマンスを実現するために、対応する符号化方式としてBPSKまたはQPSKが選択され得る。
【0027】
可能な設計では、MCSテーブルにおいて、符号化率がFより低いMCS指標に対応する符号化方式はPolarまたはLDPC BG2であり、Fは0.25以上である。
【0028】
比較的低い符号化率のMCS指標は、PolarまたはLDPC BG2などの符号化方式に対応し得る。当然のことながら、このことは、本出願の本実施形態では特に限定されない。
【0029】
可能な設計では、MCSテーブルにおけるMCS指標は、LDPC BG1、LDPC BG2、およびPolarのうちの少なくとも2つの符号化方式に対応する。
【0030】
上述の3つの列挙された方式に加えて、MCSテーブルにおけるMCS指標は、別の符号化方式にさらに対応し得る。このことは、本出願の本実施形態において限定されない。
【0031】
可能な設計では、N個のMCS指標において、MCS指標XXおよびMCS指標XX+1に対応する符号化が異なり、MCS指標XXおよびMCS指標XX+1に対応するスペクトル効率が同じであり、MCS指標XXに対応する符号化方式がBG2であり、MCS指標XX+1に対応する符号化方式がBG1である、またはMCS指標XXに対応する符号化方式がBG1であり、MCS指標XX+1に対応する符号化方式がBG2であり、XXが0以上の整数であり、XX+1がN以下である。
【0032】
本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルに新たに導入されたMCSは、CQIテーブルに最初に導入された新しいエントリと見なされ、CQIテーブルに導入された新しいエントリは、MCSテーブルに直接追加され得る。この場合、MCSテーブルに新たに追加されたエントリにおいて、隣接する2つのエントリの算術平均値などの平均値が計算され得る。このようにして、新しいエントリが取得され得る。ここで隣接する2つのエントリは、MCS指標が隣接する2つのエントリである。この場合、隣接する2つのエントリの平均値が計算される際に、1つのエントリのみが取得されてもよいし、2つのエントリが取得されてもよい。例えば、2つのエントリは、隣接する2つのエントリの平均値を計算することにより取得され、2つのエントリのMCS指標が、それぞれMCS指標XXおよびMCS指標XX+1である。この場合、MCS指標XXおよびMCS指標XX+1に対応する変調方式は異なる。例えば、MCS指標XXはQPSKに対応し、MCS指標XX+1は16QAMに対応する。しかしながら、MCS指標XXおよびMCS指標XX+1に対応するスペクトル効率は同じであり得る。この場合、MCS指標XXおよびMCS指標XX+1に対応する符号化方式は異なり得る。例えば、MCS指標XXはBG2に対応し、MCS指標XX+1はPolarに対応する、またはMCS指標XX+1はBG2に対応し、MCS指標XXはPolarに対応する。
【0033】
可能な設計では、N個のMCS指標において、対応する符号化方式がBG2であるMCS指標の数は、対応する符号化方式がPolarであるMCS指標の数以上である。
【0034】
具体的には、MCSテーブルでは、より多数のMCS指標が比較的高い符号化率に対応し、それにより本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルは、既存のMCSテーブルとの互換性がより良くなり得る。
【0035】
可能な設計では、MCSテーブルは、対応する変調方式がQPSKであるエントリを含み、対応する変調方式がBPSKおよび16QAMであるエントリを含み、対応する変調方式が64QAMおよび256QAMであるエントリを含まない。
【0036】
換言すれば、本出願の本実施形態では、変調方式は制限され得るが、符号化率およびスペクトル効率は制限されない。
【0037】
第3の態様によれば、MCS受信方法が提供され、本方法は、通信装置によって実行され得る。通信装置は、例えば端末デバイスである。本方法は、通信装置によって、第1のCQI番号を送信するステップであって、第1のCQI番号が第1のCQIテーブルに基づいて決定される、ステップと、通信装置によって、第1のMCSテーブルにおけるMCS番号を受信するステップであって、第1のMCSテーブルが、第1のCQIテーブルで除外されたエントリと、第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMである少なくとも1つのエントリとを含む、ステップとを含む。
【0038】
対応して、第4の態様によれば、MCS通知方法が提供され、本方法は、通信装置によって実行され得る。通信装置は、例えばネットワークデバイスであり、ネットワークデバイスは、例えば基地局である。本方法は、通信装置によって、第1のCQIテーブルにおける第1のチャネル品質指標CQI番号を受信するステップと、通信装置によって、第1のMCS番号を送信するステップであって、第1のMCS番号が、第1のMCSテーブルに基づいて決定され、第1のMCSテーブルが、第1のCQIテーブルで除外されたエントリと、第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMである少なくとも1つのエントリとを含む、ステップとを含む。
【0039】
第1のCQIテーブルで除外されたエントリは、例えば、比較的低い符号化率に対応するエントリである。具体的には、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルは、比較的低い符号化率のMCSを含み、そのため、MCSテーブルは、より低いBLERに対応し得る。この場合、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルは、URLLCサービスの要件に効果的に適応し得る。
【0040】
可能な設計では、第1のMCSテーブルは、第1のCQIテーブルにおける最小のCQI番号に対応するエントリ以外のすべてのエントリを含む。
【0041】
第1のMCSテーブルは、第1のCQIテーブルにおける最小のCQI番号に対応するエントリ以外のすべてのエントリを含む。第1のMCSテーブルは、第1のCQIテーブルにおけるCQI番号0に対応するエントリ以外のすべてのエントリを含む。換言すれば、第1のMCSテーブルは、第1のCQIテーブルにおける「範囲外」エントリ以外のすべてのエントリを含む。
【0042】
可能な設計では、第1のMCSテーブルは、合計で16のエントリを含み、1つのエントリだけが第1のCQIテーブルで除外される。
【0043】
例えば、第1のCQIテーブルで除外された1つのエントリの符号化率は、第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1の符号化率より低い。別の例では、第1のCQIテーブルで除外された1つのエントリのスペクトル効率は、第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1のスペクトル効率より低い。このようにして、ネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信されたCQI番号1またはCQI番号0を受信すると、ネットワークデバイスは、より低い符号化率で端末デバイスをさらにスケジューリングし得、その結果、端末デバイスは、依然としてURLLCサービス要件を満たし得る。したがって、URLLCサービス伝送の信頼性が確保される。
【0044】
可能な設計では、第1のCQIテーブルに含まれていないエントリのものであり、第1のMCSテーブルにあるMCS番号は、MCS番号0、MCS番号1、およびMCS番号3のうちの1つである。
【0045】
ネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信されたCQI番号1またはCQI番号0を受信すると、ネットワークデバイスは、より低い符号化率で端末デバイスをさらにスケジューリングし得、その結果、端末デバイスは、依然としてURLLCサービス要件を満たし得る。したがって、URLLCサービス伝送の信頼性が確保される。あるいは、ネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信されたCQI番号1またはCQI番号2を受信すると、ネットワークデバイスは、中間スペクトル効率に対応するMCS番号1に基づいて端末デバイスをスケジューリングし得、その結果、端末デバイスは、依然としてURLLCサービス要件を満たし得る。したがって、URLLCサービス伝送のシステム効率および信頼性が確保される。あるいは、ネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信されたCQI番号2またはCQI番号3を受信すると、ネットワークデバイスは、中間スペクトル効率に対応するMCS番号3に基づいて端末デバイスをスケジューリングし得、その結果、端末デバイスは、依然としてURLLCサービス要件を満たし得る。したがって、URLLCサービス伝送のシステム効率および信頼性が確保される。
【0046】
可能な設計では、第1のMCSテーブルに含まれるエントリの数は、第1のCQIテーブルに含まれるエントリの数と同じである、または第1のMCSテーブルに含まれるエントリの数は、16以下であり、第1のCQIテーブルに含まれるエントリの数より多い。
【0047】
可能な設計では、第1のCQIテーブルおよび/または第1のMCSテーブルに含まれるエントリにおいて、符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値は、30の値を含む、または35、37、40、46、49、68、70、90、および95のうちの少なくとも1つの値を含む。
【0048】
上記は、第1のMCSテーブルと第1のCQIテーブルとの間の関係を説明している。これは単なる例である。本出願の本実施形態はこれに限定されない。
【0049】
可能な設計では、第1のMCSテーブルにおけるMCS番号0のエントリのスペクトル効率は、第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1のエントリのスペクトル効率より低い。
【0050】
このようにして、ネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信されたCQI番号1またはCQI番号0を受信すると、ネットワークデバイスは、より低い符号化率で端末デバイスをさらにスケジューリングし得、その結果、端末デバイスは、依然としてURLLCサービス要件を満たし得る。したがって、URLLCサービス伝送の信頼性が確保される。
【0051】
可能な設計では、第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリは、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリであり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは次のとおりである、すなわち、
いくつかのエントリが等間隔のCQI番号に対応する、または
いくつかのエントリが、連続しないCQI番号に対応し、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリ以外の少なくとも1つのエントリである、または
いくつかのエントリが、連続するCQI番号に対応し、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリ以外の少なくとも1つのエントリである、または
いくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリを含む、または
いくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであり、連続するCQI番号に対応するN個のエントリを含み、N個の連続するエントリにおける最初のエントリが、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであり、最小のCQI番号に対応するエントリであり、Nが1以上5以下の正の整数である。
【0052】
第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリについて、いくつかの可能性が説明される。
【0053】
可能な設計では、
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号12、およびCQI番号14、もしくはCQI番号11、CQI番号13、およびCQI番号15である、または
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、およびCQI番号15、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号14、およびCQI番号15、もしくはCQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、CQI番号14、およびCQI番号15、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号14、およびCQI番号15である、または
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、およびCQI番号14、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、およびCQI番号13、もしくはCQI番号10、CQI番号11、およびCQI番号12、もしくはCQI番号10およびCQI番号11である。
【0054】
第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリについて、いくつかの可能性が説明される。
【0055】
可能な設計では、第1のMCSテーブルにおける各エントリが、1つの変調方式、1つの符号化率、および1つのスペクトル効率に対応する、または第1のMCSテーブルにおける最大のMCS番号を持つエントリの変調方式がQPSKであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedである、または第1のMCSテーブルにおける最大のMCS番号を持つエントリの変調方式が16QAMであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedであり、第1のMCSテーブルにおける2番目に大きいMCS番号を持つエントリの変調方式がQPSKであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedである、または第1のMCSテーブルにおける最大のMCS番号を持つエントリの変調方式が64QAMであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedであり、第1のMCSテーブルにおける2番目に大きいMCS番号を持つエントリの変調方式がQPSKであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedである、または第1のMCSテーブルにおける少なくとも1つのエントリの変調方式、符号化率、およびスペクトル効率がreservedである。
【0056】
可能な設計では、第1のCQIテーブルにおけるCQI番号の値の範囲が、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号の値の範囲と同じである。
【0057】
例えば、第1のCQIテーブルがCQI番号0から15を含む場合、第2のCQIテーブルもCQI番号0から15を含む。
【0058】
可能な設計では、第1のMCSテーブルは、第1のMCSオフセットおよび第2のMCSテーブルに基づいて決定される、または第1のMCSテーブルにおける少なくとも1つのMCS番号に対応する符号化率は、第1のMCSオフセットおよび第2のMCSテーブルに基づいて決定される。第1のMCSオフセットは、ネットワークデバイスによって、上位層シグナリングまたはダウンリンク制御情報DCIを使用することにより送信され得る。
【0059】
可能な設計では、第1のMCSテーブルが32のエントリを含み、32のエントリが第1のCQIテーブルにおけるすべてのエントリを含み、第1のCQIテーブルが、スペクトル効率が78/1024×2より低い少なくとも1つのエントリを含み、32のエントリが、第1のCQIテーブルで除外され、スペクトル効率が772/1024×6より高い少なくとも1つのエントリをさらに含み、
MCS番号Xの場合、MCS番号X-1およびMCS番号Xに対応する変調方式がQPSKであり、MCS番号X+1に対応する変調方式が16QAMであり、MCS番号Xの符号化率が、切り上げ{(MCS番号X-1の符号化率×2+MCS番号X+1の符号化率×4)/4}、切り捨て{(MCS番号X-1の符号化率×2+MCS番号X+1の符号化率×4)/4}、四捨五入{(MCS番号X-1の符号化率×2+MCS番号X+1の符号化率×4)/4}、および(MCS番号X-1の符号化率×2+MCS番号X+1の符号化率×4)/4のうちの1つに等しく、
MCS番号Yの場合、MCS番号Y-1およびMCS番号Yに対応する変調方式が16QAMであり、MCS番号Y+1に対応する変調方式が64QAMであり、MCS番号Yの符号化率が、切り上げ{(MCS番号Y-1の符号化率×4+MCS番号Y+1の符号化率×6)/8}、切り捨て{(MCS番号Y-1の符号化率×4+MCS番号Y+1の符号化率×6)/8}、四捨五入{(MCS番号Y-1の符号化率×4+MCS番号Y+1の符号化率×6)/8}、および(MCS番号Y-1の符号化率×4+MCS番号Y+1の符号化率×6)/8のうちの1つに等しく、YがX+2より大きい。
【0060】
現在、URLLCは2つのCQIテーブルをサポートしており、2つのCQIテーブルは異なるBLERにそれぞれ対応している。例えば、2つのCQIテーブルは、第1のCQIテーブルおよび第2のCQIテーブルとそれぞれ呼ばれる。2つのCQIテーブルのすべてまたはいくつかのエントリが異なる。例えば、第1のCQIテーブルに対応するBLERは10e-5であり、より低いスペクトル効率エントリが第1のCQIテーブルに導入される。例えば、第2のCQIテーブルに対応するBLERは10e-1であり、第2のCQIテーブルはeMBB CQIテーブルを再利用することができ、第2のCQIテーブルはより高いスペクトル効率のエントリを含む。現在、MCSテーブルは決定されていない。2つのMCSテーブルがCQIテーブルと1対1で対応するように設計される場合、使用すべき特定のMCSテーブルを端末デバイスおよびネットワークデバイスがどのように決定するかについて問題がある。現在、主な解決策は2つある、すなわち、1.動的MCSテーブルが使用される、換言すれば、ネットワークデバイスは、シグナリングを使用することにより、使用される特定のMCSテーブルを端末デバイスに通知する。2.RRCシグナリングを使用することにより、MCSテーブルが準静的に構成される。解決策1では、比較的大量の追加のシグナリングオーバーヘッドが発生する。解決策2は実行されるのが遅すぎ、比較的高度な遅延要件のURLLCサービスでのスケジューリングには適していない。このため、本出願の本実施形態は、新しいMCSテーブルを提供する。MCSテーブルは、例えば、第1のMCSテーブルと呼ばれ、第1のMCSテーブルは、異なるBLERを有する少なくとも2つのCQIテーブルに対応し得る。
【0061】
本出願の本実施形態では、第1のMCSテーブルは32のエントリを含み得る。32のエントリは第1のCQIテーブルにおけるすべてのエントリを含む。第1のCQIテーブルは、スペクトル効率が78/1024×2より低い少なくとも1つのエントリを含む。現在、第1のCQIテーブルで最も高いスペクトル効率は772/1024×6であることが分かっている。この場合、第1のCQIテーブルに含まれるすべてのエントリは第1のMCSテーブルに含まれるべきであり、32のエントリは、第1のCQIテーブルで除外された少なくとも1つのエントリをさらに含む。第1のCQIテーブルで除外された少なくとも1つのエントリのスペクトル効率は772/1024×6より高い。換言すれば、第1のCQIテーブルに含まれておらず、スペクトル効率が772/1024×6より高いエントリのすべてまたはいくつかが、第1のMCSテーブルに含まれる。
【0062】
可能な設計では、X、Y、第1のCQIテーブルで除外されたエントリ、および第1のCQIテーブルのすべてのエントリがMCS番号の値に対応し、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号14のスペクトル効率が873/1024×6であり、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号15のスペクトル効率が948/1024×6であり、次の組み合わせのうちの1つがある、すなわち、
Xが15であり、Yが21であり、MCS番号30のスペクトル効率が873/1024×6であり、MCS番号31のスペクトル効率が948/1024×6であり、MCS番号0のスペクトル効率が第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1のスペクトル効率であり、MCS番号2のスペクトル効率が第1のCQIテーブルにおけるCQI番号2のスペクトル効率であり、
Xが15であり、Yが21であり、MCS番号30のスペクトル効率が873/1024×6であり、MCS番号31のスペクトル効率が910/1024×6であり、MCS番号0のスペクトル効率が第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1のスペクトル効率であり、MCS番号2のスペクトル効率が第1のCQIテーブルにおけるCQI番号2のスペクトル効率であり、
Xが13であり、Yが19であり、MCS番号28のスペクトル効率が873/1024×6であり、MCS番号27のスペクトル効率が822/1024×6であり、MCS番号29から31が予約済みであるエントリであり、MCS番号0のスペクトル効率が第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1のスペクトル効率であり、MCS番号1のスペクトル効率が第1のCQIテーブルにおけるCQI番号2のスペクトル効率であり、
Xが14であり、Yが20であり、MCS番号28のスペクトル効率が822/1024×6であり、MCS番号29から31が予約済みであるエントリであり、MCS番号0のスペクトル効率が(第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1のスペクトル効率+第1のCQIテーブルにおけるCQI番号2のスペクトル効率)/2であり、MCS番号1のスペクトル効率が第1のCQIテーブルにおけるCQI番号2のスペクトル効率であり、MCS番号2のスペクトル効率が(第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1のスペクトル効率+第1のCQIテーブルにおけるCQI番号3のスペクトル効率)/2であり、
Xが14であり、Yが20であり、MCS番号28のスペクトル効率が822/1024×6であり、MCS番号29のスペクトル効率が873/1024×6であり、MCS番号30のスペクトル効率が910/1024×6であり、MCS番号31のスペクトル効率が948/1024×6であり、MCS番号0のスペクトル効率が(第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1のスペクトル効率+第1のCQIテーブルにおけるCQI番号2のスペクトル効率)/2であり、MCS番号1のスペクトル効率が第1のCQIテーブルにおけるCQI番号2のスペクトル効率であり、MCS番号2のスペクトル効率が(第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1のスペクトル効率+第1のCQIテーブルにおけるCQI番号3のスペクトル効率)/2である。
【0063】
上記は、第1のMCSテーブルに含まれるエントリのいくつかの特定の例を示している。このことは、本出願において限定されない。
【0064】
可能な設計では、変換プリコーディングが有効にされ、pi/2 BPSK変調がサポートされていると端末デバイスが報告した場合、q=1であり、pi/2 BPSK変調がサポートされていないと端末デバイスが報告した場合、q=2であり、qが端末デバイスによって報告されたサポートされる最低変調次数であり、MCS番号29、30、および31のうちの少なくとも1つに対応する予約済みであるエントリの変調次数が、qの値に基づいて決定される。
【0065】
MCSテーブルは、変換プリコーディングにさらに対応する。変換プリコーディングが有効である場合、パラメータqが存在し、qが端末デバイスによってサポートされ得る最低変調次数を表し得る。q=2である場合、予約済みであるエントリq(例えば、従来技術のMCS番号28に対応するエントリ)は、MCSテーブルに常に存在する。これは、状態エントリの浪費を引き起こす。例えば、従来技術では、q=2である場合、MCS番号28とMCS番号29とは同じエントリである。これは冗長状態に属する。このため、本出願の本実施形態では、状態エントリの節約を考慮して、より有効なMCS指示状態エントリが導入される。例えば、本出願の本実施形態では、第1のMCSテーブルにおけるすべてまたはいくつかのエントリが、qの値に基づいて決定され得る。
【0066】
可能な設計では、MCS番号29、30、および31のうちの少なくとも1つに対応する予約済みであるエントリの変調次数がqの値に基づいて決定されることは、q=1である場合に、MCS番号29が変調次数1に対応し、MCS番号30が変調次数2に対応し、MCS番号31が変調次数4に対応する、および/またはq=2である場合に、MCS番号29が変調次数2に対応し、MCS番号30が変調次数4に対応し、MCS番号31が変調次数6に対応することを含む。
【0067】
可能な設計では、変換プリコーディングが有効にされ、pi/2 BPSK変調がサポートされていると端末デバイスが報告した場合、q=1であり、pi/2 BPSK変調がサポートされていないと端末デバイスが報告した場合、q=2であり、qが端末デバイスによって報告されたサポートされる最低変調次数であり、少なくとも1つのMCS番号に対応するスペクトル効率が、qの値に基づいて決定される。
【0068】
可能な設計では、MCS番号28に対応するエントリのスペクトル効率が、予約済みである値もしくは772/1024×6より高い値であり、qの値に基づいて決定される、または、MCS番号28に対応するエントリのスペクトル効率が、772/1024×6より高い2つの値のうちの1つであり、qの値に基づいて決定される。
【0069】
可能な設計では、MCS番号28に対応するエントリのスペクトル効率が、予約済みである値もしくは772/1024×6より高い値であり、qの値に基づいて決定されることは、q=1である場合に、MCS番号28に対応するエントリのスペクトル効率が予約済みである、ならびに/またはq=2である場合に、MCS番号28に対応するエントリのスペクトル効率が、822/1024×6、873/1024×6、910/1024×6、および948/1024×6のうちの1つのスペクトル効率であることを含む。
【0070】
本出願の本実施形態では、状態エントリの浪費を最小化するために、MCS番号29、30、および31のうちの少なくとも1つに対応する予約済みであるエントリの変調次数が、qの値に基づいて決定され得ることが理解されよう。当然のことながら、上述の説明はいくつかの例にすぎない。このことは、具体的に限定されない。
【0071】
第5の態様によれば、CQI通知方法が提供され、本方法は、通信装置によって実行され得る。通信装置は、例えば端末デバイスである。本方法は、通信装置によって、第1のCQIテーブルに基づいて第1のCQI番号を把握するステップと、通信装置によって、第1のCQI番号を送信するステップであって、第1のCQIテーブルが、第2のCQIテーブルで除外されたエントリと、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリとを含む、ステップとを含む。
【0072】
対応して、第6の態様によれば、CQI受信方法が提供され、本方法は、通信装置によって実行され得る。通信装置は、例えばネットワークデバイスであり、ネットワークデバイスは、例えば基地局である。本方法は、通信装置によって、第1のCQIテーブルにおける第1のCQI番号を受信するステップと、通信装置によって、第1のCQI番号に対応する変調方式、符号化率、およびスペクトル効率を決定するステップであって、第1のCQIテーブルが、第2のCQIテーブルで除外されたエントリと、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリとを含む、ステップとを含む。
【0073】
第2のCQIテーブルで除外されたエントリは、例えば、比較的低い符号化率に対応するエントリである。具体的には、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルは、比較的低い符号化率のMCSを含み、それにより、MCSテーブルはより低いBLERに対応し得る。この場合、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルは、URLLCサービスの要件に効果的に適応し得る。
【0074】
可能な設計では、第1のCQIテーブルにおける変調方式が64直角位相振幅変調QAMであるすべてのエントリは、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリであり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは次のとおりである、すなわち、
いくつかのエントリが等間隔のCQI番号に対応する、または
いくつかのエントリが、連続しないCQI番号に対応し、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリ以外の少なくとも1つのエントリである、または
いくつかのエントリが、連続するCQI番号に対応し、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリ以外の少なくとも1つのエントリである、または
いくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリを含む、または
いくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであり、連続するCQI番号に対応するN個のエントリを含み、N個の連続するエントリにおける最初のエントリが、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであり、最小のCQI番号に対応するエントリであり、Nが1以上5以下の正の整数である。
【0075】
可能な設計では、第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリが、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリであり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは次のとおりである、すなわち、
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号12、およびCQI番号14、もしくはCQI番号11、CQI番号13、およびCQI番号15である、または
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、およびCQI番号15、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号14、およびCQI番号15、もしくはCQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、CQI番号14、およびCQI番号15、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号14、およびCQI番号15である、または
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、およびCQI番号14、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、およびCQI番号13、もしくはCQI番号10、CQI番号11、およびCQI番号12、もしくはCQI番号10およびCQI番号11である。
【0076】
第7の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、例えばネットワークデバイスである。通信装置は、方法設計におけるネットワークデバイスを実施する機能を有する。これらの機能は、ハードウェアによって実装されてもよいし、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のユニットを含む。
【0077】
可能な設計では、通信装置の特定の構造は、プロセッサと送受信機とを備え得る。プロセッサおよび送受信機は、第1の態様、第4の態様、または第6の態様の任意の可能な設計で提供される方法における対応する機能を実行し得る。
【0078】
可能な設計では、通信装置の特定の構造は、処理モジュールと送受信機モジュールとを備え得る。処理モジュールおよび送受信機モジュールは、第1の態様、第4の態様、または第6の態様の任意の可能な設計で提供される方法における対応する機能を実行し得る。
【0079】
第8の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、例えば端末デバイスである。通信装置は、方法設計における端末デバイスを実施する機能を有する。これらの機能は、ハードウェアによって実装されてもよいし、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のユニットを含む。
【0080】
可能な設計では、通信装置の特定の構造は、プロセッサと送受信機とを備え得る。プロセッサおよび送受信機は、第2の態様、第3の態様、または第5の態様の任意の可能な設計で提供される方法における対応する機能を実行し得る。
【0081】
可能な設計では、通信装置の特定の構造は、処理モジュールと送受信機モジュールとを備え得る。処理モジュールおよび送受信機モジュールは、第2の態様、第3の態様、または第5の態様の任意の可能な設計で提供される方法における対応する機能を実行し得る。
【0082】
第9の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、上述の方法設計におけるネットワークデバイスであってもよいし、ネットワークデバイスに配置されたチップであってもよい。通信装置は、コンピュータ実行可能プログラムコードを格納するように構成されたメモリと、メモリに接続されるプロセッサとを備える。メモリに格納されたプログラムコードは命令を含み、プロセッサが命令を実行すると、通信装置は、第1の態様、第4の態様、または第6の態様の任意の可能な設計でネットワークデバイスによって実行される方法を実行できる。
【0083】
第10の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、上述の方法設計における端末デバイスであってもよいし、端末デバイスに配置されたチップであってもよい。通信装置は、コンピュータ実行可能プログラムコードを格納するように構成されたメモリと、メモリに接続されるプロセッサとを備える。メモリに格納されたプログラムコードは命令を含み、プロセッサが命令を実行すると、通信装置は、第2の態様、第3の態様、または第5の態様の任意の可能な設計で端末デバイスによって実行される方法を実行できる。
【0084】
第11の態様によれば、通信システムが提供され、通信システムは、ネットワークデバイスと端末デバイスとを備える。ネットワークデバイスは、MCSテーブルにおいてN個のMCS指標を決定し、符号化率に1024を乗じることにより取得され、N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上であり、N個のMCS指標のうちの少なくとも1つを送信する、ように構成される。端末デバイスは、ダウンリンク制御情報を受信し、ダウンリンク制御情報に基づいて、MCSテーブルにおける少なくとも1つのMCS指標を取得し、MCSテーブルがN個のMCS指標を含み、符号化率に1024を乗じることにより取得され、N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上である、ように構成される。
【0085】
第12の態様によれば、通信システムが提供され、通信システムは、ネットワークデバイスと端末デバイスとを備える。端末デバイスは、第1のCQI番号を送信し、第1のCQI番号が第1のCQIテーブルに基づいて決定され、第1のMCSテーブルにおけるMCS番号を受信し、第1のMCSテーブルが、第1のCQIテーブルで除外されたエントリと、第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMである少なくとも1つのエントリとを含む、ように構成される。ネットワークデバイスは、第1のCQIテーブルにおける第1のチャネル品質指標CQI番号を受信し、第1のMCS番号を送信し、第1のMCS番号が第1のMCSテーブルに基づいて決定され、第1のMCSテーブルが、第1のCQIテーブルで除外されたエントリと、第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMである少なくとも1つのエントリとを含む、ように構成される。
【0086】
第13の態様によれば、通信システムが提供され、通信システムは、ネットワークデバイスと端末デバイスとを備える。端末デバイスは、第1のCQIテーブルに基づいて第1のCQI番号を把握し、第1のCQI番号を送信し、第1のCQIテーブルが、第2のCQIテーブルで除外されたエントリと、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリとを含む、ように構成される。ネットワークデバイスは、第1のCQIテーブルにおける第1のCQI番号を受信し、第1のCQI番号に対応する変調方式、符号化率、およびスペクトル効率を決定し、第1のCQIテーブルが、第2のCQIテーブルで除外されたエントリと、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリとを含む、ように構成される。
【0087】
第14の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納する。命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、上述の態様の任意の可能な設計で方法を実行できる。
【0088】
第15の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は命令を格納する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、上述の態様の任意の可能な設計で方法を実行できる。
【0089】
本出願の実施形態で提供されるMCSテーブルは、比較的低い符号化率のMCSを含み、それにより、MCSテーブルはより低いBLERに対応し得る。この場合、本出願の実施形態で提供されるMCSテーブルは、URLLCサービスの要件に効果的に適応し得る。
【図面の簡単な説明】
【0090】
図1】eMBBサービスにおけるLDPC BG1およびBG2の使用シナリオ分割の概略図である。
図2】本出願の一実施形態による適用シナリオの概略図である。
図3】本出願の一実施形態による通信方法の流れ図である。
図4】本出願の一実施形態による通信方法の流れ図である。
図4-1】本出願の一実施形態によるMCSテーブルの適用方式の概略図である。
図4-2】本出願の一実施形態によるMCSテーブルの適用方式の概略図である。
図5】本出願の一実施形態による通信方法の流れ図である。
図6】本出願の一実施形態による通信装置の概略図である。
図7】本出願の一実施形態による通信装置の概略図である。
図8A】本出願の一実施形態による通信装置の概略図である。
図8B】本出願の一実施形態による通信装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0091】
本出願の実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下、添付の図面を参照しながら、本出願の実施形態をさらに詳細に説明する。
【0092】
以下では、当業者がよりよく理解できるように、本出願の実施形態のいくつかの用語が説明される。
【0093】
(1)端末デバイスは、ユーザに音声および/またはデータ接続を提供するデバイスを含み、例えば、無線接続機能を有する携帯機器、あるいは無線モデムに接続された処理装置を含み得る。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)を介してコアネットワークと通信し、RANと音声および/またはデータを交換することができる。端末デバイスは、ユーザ機器(user equipment、UE)、無線端末デバイス、モバイル端末デバイス、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、モバイルコンソール(mobile)、リモートステーション(remote station)、アクセスポイント(access point、AP)、リモートターミナルデバイス(remote terminal)、アクセスターミナルデバイス(access terminal)、ユーザターミナルデバイス(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)などを含み得る。例えば、端末デバイスは、携帯電話(または「セルラ」電話と呼ばれる)、携帯端末デバイスを備えたコンピュータ、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、または車載モバイル装置、インテリジェントウェアラブルデバイスなどを含むことができる。例えば、端末デバイスは、パーソナル通信サービス(personal communication service、PCS)電話、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、または携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)などの装置であってよい。あるいは、端末デバイスは、限られたデバイス、例えば、比較的低電力消費のデバイス、限られた記憶能力を備えたデバイス、または限られたコンピューティング能力を備えたデバイスを含む。例えば、端末デバイスは、バーコードデバイス、無線周波数識別(radio frequency identification、RFID)デバイス、センサ、全地球測位システム(global positioning system、GPS)、またはレーザスキャナなどの情報感知装置を含む。
【0094】
限定ではなく例として、本出願の実施形態では、端末デバイスは代替的にウェアラブルデバイスであってもよい。ウェアラブルデバイスはまた、ウェアラブルインテリジェントデバイスとも呼ばれ、デイリーウェアのインテリジェントデザインにウェアラブルテクノロジを適用することにより開発されたメガネ、手袋、時計、衣服、および靴などのウェアラブルデバイスの総称である。ウェアラブルデバイスは、身体に直接装着し得る、または衣服もしくはユーザのアクセサリに組み込むことができるポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスはハードウェアデバイスであるだけでなく、ソフトウェアサポート、データインタラクション、クラウドインタラクションを通じて強力な機能を実装するように構成される。一般的なウェアラブルインテリジェントデバイスは、スマートフォンに依存せずに完全なまたは部分的な機能を実装できるフル機能の大型デバイス、例えばスマートウォッチまたはスマートグラスと、1つのタイプのアプリケーション機能のみに焦点を当て、スマートフォンなどの他のデバイスと連携する必要があるデバイス、例えば、身体の兆候を監視するための様々なスマートバンド、スマートヘルメット、またはスマートジュエリーを含む。
【0095】
(2)ネットワークデバイスは、例えば、基地局(例えば、アクセスポイント)を含み、アクセスネットワーク内にあり、無線インターフェース上で1つまたは複数のセルを使用することにより無線端末デバイスと通信するデバイスであり得る。ネットワークデバイスは、受信された無線フレームおよびインターネットプロトコル(IP)パケットを相互に変換し、端末デバイスとアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして機能し、アクセスネットワークの残りの部分が、IPネットワークを含み得る、ように構成され得る。ネットワークデバイスは、無線インターフェースの属性管理をさらに調整し得る。例えば、ネットワークデバイスは、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムまたはLTEアドバンスト(LTE-Advanced、LTE-A)システムにおける発展型NodeB(NodeBまたはeNBまたはe-NodeB、evolutional Node B)を含んでもよいし、5G NRシステムにおける次世代NodeB(next generation nodeB、gNB)を含めることができる。このことは、本出願の実施形態において限定されない。
【0096】
加えて、本出願の実施形態では、ネットワークデバイスはセルにサービスを提供し、端末デバイスは、セルで使用される送信リソース(例えば、周波数領域リソースまたはスペクトルリソース)を使用することによりネットワークデバイスと通信する。セルは、ネットワークデバイス(例えば、基地局)に対応するセルであり得る。セルは、マクロ基地局に属していてもよいし、スモールセル(small cell)に対応する基地局に属していてもよい。ここでのスモールセルは、メトロセル(metro cell)、マイクロセル(Micro cell)、ピコセル(pico cell)、フェムトセル(femto cell)などを含み得る。これらのスモールセルは、カバレッジエリアが小さく送信電力が低いという特徴があり、高速データ伝送サービスを提供するのに適している。
【0097】
加えて、LTEシステムまたはNRシステムでは、複数の周波数内セルがキャリア上で同時に動作し得る。いくつかの特別なシナリオでは、キャリアの概念がセルの概念と同等であると見なされ得る。例えば、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation、CA)シナリオでは、セカンダリコンポーネントキャリアのキャリア指標と、セカンダリコンポーネントキャリアで動作するセカンダリサービングセルのセルID(cell indentity、セルID)との両方が、セカンダリコンポーネントキャリアがUEのために構成されると運ばれる。この場合、キャリアの概念はセルの概念と同等であると考え得る。例えば、UEがキャリアにアクセスすることは、UEがセルにアクセスすることと同等である。
【0098】
(3)サブキャリア間隔は、直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)システムにおける周波数領域における2つの隣接するサブキャリアの中心位置またはピーク位置の間の間隔値である。例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムのサブキャリア間隔は15(キロヘルツ、kHz)であり、5G NRシステムのサブキャリア間隔は15kHz、30kHz、60kHz、120kHzなどであり得る。
【0099】
(4)URLLCサービスは以下のとおりである、すなわちURLLCサービスが極めて高度な遅延要件がある。送信側から受信側への単方向送信の遅延は0.5ms以内である必要があり、1ms以内の送信の信頼性は99.999%に達する必要がある。
【0100】
URLLCサービスの送信遅延要件を満たすために、より小さな時間スケジューリングユニットがワイヤレス無線インターフェースでのデータ伝送のために使用され得る。例えば、ミニスロット(mini-slot)またはより大きなサブキャリア間隔に対応するスロットは、最小の時間スケジューリング単位として使用される。1つのmini-slotは、1つまたは複数の時間領域シンボルを含む。本明細書における時間領域シンボルは、直交周波数分割多重(OFDM)シンボルであり得る。15kHzのサブキャリア間隔に対応するスロットは、6つまたは7つの時間領域シンボルを含み、0.5msの時間長に対応する。60kHzのサブキャリア間隔に対応するスロットは、0.125msに短縮された時間長に対応する。
【0101】
URLLCサービスのデータパケットが突然ランダムに生成される場合がある。長期間にわたってデータパケットが生成されない場合や、複数のデータパケットが短時間で生成される場合がある。ほとんどの場合、URLLCサービスのデータパケットは小さなパケットであり、例えば50バイトである。URLLCサービスのデータパケットの特性は、通信システムのリソース割り当て方式に影響を与える。本明細書でのリソースは、時間領域シンボル、周波数領域リソース、時間-周波数リソース、コードワードリソース、ビームリソースなどを含むが、これらに限定されない。システムリソースの割り当ては、アクセスネットワークデバイスによって通常完了される。以下では、説明のための例としてアクセスネットワークデバイスを用いる。アクセスネットワークデバイスがURLLCサービスにリソースをリソース予約方式で割り当てる場合、URLLCサービスがないときにシステムリソースが浪費される。加えて、URLLCサービスの遅延が短いという特性により、データパケットが非常に短い時間で送信される必要がある。したがって、アクセスネットワークデバイスは、URLLCサービスのために十分に大きい帯域幅を予約する必要があり、それによりシステムリソースの使用率が大幅に低下する。
【0102】
超低遅延の要件を満たすために、URLLCサービスのデータには比較的小さな時間スケジューリングユニットが通常使用される。例えば、15kHzのサブキャリア間隔に対応する2つの時間領域シンボルが使用される、または60kHzのサブキャリア間隔に対応するスロットが使用され、60kHzのサブキャリア間隔に対応するスロットが、7つの時間領域シンボルに対応し、時間長は0.125msである。
【0103】
(5)変調符号化方式テーブルは以下のとおりである、すなわち、本明細書では、変調符号化方式は、MCSと簡単に呼ばれ得る。したがって、本明細書では、変調符号化方式テーブルがMCSテーブルと簡単に呼ばれ得る。しかしながら、変調符号化方式は本明細書に限定されず、別の方式で変換されてもよい。MCSテーブルは、変調(modulation)方式、符号化率(code rate)、スペクトル効率(Spectral efficiency)などのうちの少なくとも1つの内容を含む。1つのMCSテーブルは、少なくとも1つのタイプの変調符号化方式情報を含むことができ、各タイプの変調符号化方式情報は、対応する番号(すなわち、変調符号化方式番号(index))を有し、変調方式、符号化率、およびスペクトル効率のうちの少なくとも1つの内容に対応する。同様に、本明細書では変調符号化方式がMCSと簡単に呼ばれるため、変調符号化方式情報もまたMCS情報と簡単に呼ばれる場合があり、変調符号化方式指標がMCS番号と簡単に呼ばれる場合がある。
【0104】
URLLCサービスの場合、複数のMCSテーブルがサポートされ得、各MCSテーブルは、1つのBLERまたは複数のBLERに対応し得る。
【0105】
MCSテーブルにおける値の関係については、次の式を参照されたい。
スペクトル効率=符号化率/1024×変調次数Qm(式1)
符号化率=有効送信情報量/使用されたデータリソース(式2)
【0106】
(6)チャネル品質指標(channel quality indicator、CQI)テーブルは次のとおりである、すなわち、CQIテーブルが、変調方式、符号化率、スペクトル効率、およびBLERのうちの少なくとも1つを含む。1つのCQIテーブルは、少なくとも1つのタイプのCQI(または少なくとも1つのCQIと呼ばれる)を含むことができ、各タイプのCQIは対応する指標(すなわち、CQI指標)を有し、変調方式、符号化率、スペクトル効率、およびBLERのうちの少なくとも1つの内容に対応する。
【0107】
MCSテーブルは、CQIテーブルに基づいて取得されると考えられ得る。例えば、現在のCQIテーブルは16のエントリを含む、つまり、0から15までの16のCQI指標を含む。16のエントリは、MCSテーブルに含まれる16のエントリとしてMCSテーブルに直接配置され得る。この場合、16のエントリはMCSテーブルにおける16のMCSになる。MCSテーブルが5ビット(bit)を使用することにより示される場合、MCSテーブルでは、他の16のエントリを取得するために、16のエントリにおける隣接する2つのエントリをさらに平均し得る。この場合、MCSテーブルは合計32のエントリを含み得る。
【0108】
例えば、テーブル1は現在のCQIテーブルである。
【0109】

【表1】
【0110】
テーブル1は合計で16のエントリを含むことが分かる。
【0111】
テーブル2は、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)に適用可能な現在のMCSテーブルである。
【0112】

【表2】
【0113】
テーブル2に示されるMCSテーブルは、テーブル1に示されるCQIテーブルの16のエントリを含み、16のエントリの隣接する2つのエントリを平均することにより取得される他の16のエントリをさらに含むことが理解されよう。
【0114】
変調次数1はpi/2二位相偏移変調(binary phase shift keying、BPSK)に対応し、変調次数2はQPSKに対応し、変調次数4は16QAMに対応し、変調次数6は64QAMに対応し、変調次数8は256QAMに対応する。
【0115】
(7)本明細書では、ブロック誤り率がBLERと簡単に呼ばれるが、他の変換方式または別の名称は排除されない。BLERは、送信されたすべてのブロックに対する誤りブロックのパーセンテージである。例えば、BLERは{x×10e-1、x×10e-2、x×10e-3、x×10e-4、x×10e-5、x×10e-6、x×10e-7、x×10e-8、x×10e-9}のうちの1つに等しくてもよいし、別の値と等しくてもよい。10e-1=10-1=0.1、およびBLERの他の値も同様である。xは正の数であり、例えばx=1または5である、または別の値に等しくてもよい。具体的には、BLERは、{1-x×10e-1、1-x×10e-2、1-x×10e-3、1-x×10e-4、1-x×10e-5、1-x×10e-6、1-x×10e-7、1-x×10e-8、または1-x×10e-9}のうちの1つに等しくなり得る正確率に置き換えることができることが理解されよう。
【0116】
(8)チャネル符号化技術は、通信システムにおけるデータ伝送の信頼性を向上させる一般的な方法である。現在、5G eMBBシナリオのチャネル符号化技術はほぼ標準化されている、つまり、データチャネルには低密度パリティ検査符号(low density parity check code、LDPC)符号化が使用され、制御チャネルにはPolar符号化が使用される。
【0117】
5G eMBBシナリオでは、LDPC符号化は、データチャネルのための一意のチャネル符号化方式として使用される。現在の規格は、BG1およびBG2の2つの基底行列を提供する。BG2は、符号化率が1/4より低い場合にすべてのpayloadサイズに使用され、payloadが308より小さい場合にすべての符号化率に使用され、payloadが308~3840である場合に符号化率が2/3より低いシナリオに使用される。別のケースでは、BG1が通常使用される。図1は、eMBB LDPC BG1(BG1とも簡単に呼ばれる)およびLDPC BG2(BG2とも簡単に呼ばれる)の使用シナリオ分割を示す。横軸はペイロード(payload)サイズ(size)、縦軸は符号化率、「/」で示され部分はBG2を表し、「\」示された部分はBG1を表す。
【0118】
eMBBシナリオと比較して、URLLCシナリオでは、データパケットサイズは通常比較的小さく、高い信頼性を追求するには、通常、比較的低い符号化率を使用する必要がある。したがって、BG2は、URLLCシナリオにおけるデータチャネルに使用され得る。しかしながら、本出願の実施形態はこれに限定されない。
【0119】
(9)チャネル状態情報(channel state information、CSI)は以下のとおりである、すなわち、一般に、CSIは、周期的CSI(P-CSI)、非周期的CSI(A-CSI)、および半永続的CSI(SPS-CSI)に分類される。周期的CSIは、端末デバイスがCSIをネットワークデバイスに周期的に送信することを意味する。非周期的CSIの送信は、ネットワークデバイスがダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)を使用することにより毎回CSIの送信をトリガすることを意味する。半永続的CSIの送信は、ネットワークデバイスがダウンリンク制御情報を使用することにより、CSIを連続的に送信するように端末デバイスをトリガすることを意味する。非周期的CSIの場合、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスの要件に基づいて、現在のCSIを送信するように端末デバイスに命令し得ることが送信メカニズムから分かる。したがって、これはより柔軟である。ただし、各トリガはDCI送信に依存する。DCIの量を制御し、DCIが占有する制御チャネルリソースを削減するために、半永続的CSIが導入される。周期的CSIは上位層のシグナリングを使用することにより構成されるため、DCI送信のために占有されるリソースは最大限に削減される。したがって、3つのメカニズムはすべて予約済みである。周期的CSIおよび非周期的CSIのみが第4世代(the fourth generation、4G)のモバイル通信システムでサポートされ、非周期的CSIは物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)で必然的に送信され、周期的CSIは、物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)で必然的に送信されることに注意されたい。現在の5G NRシステムの議論では、半永続的CSIが導入され、非周期的CSIがPUCCHで送信され得ることも合意されている。CSIは、CQI、プリコーディング行列指標(precoding matrix indicator、PMI)、ランク指標(rank indicator、RI)、参照信号受信電力(reference signal received power、RSRP)、チャネル状態情報-参照信号リソース指標(channel state-information reference signal resource indicator、CRI)、および非ゼロ広帯域振幅係数の番号の表示(indicator of the number of non-zero wideband amplitude coefficients)などのうちの1つまたは複数の情報を含む。
【0120】
(10)上位層シグナリングは、上位層プロトコル層により送信されるシグナリングであり得る。上位層プロトコル層は、物理層の上の少なくとも1つのプロトコル層である。上位層プロトコル層は、次のプロトコル層、すなわち、媒体アクセス制御(medium access control、MAC)層、無線リンク制御(radio link control、RLC)層、パケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)層、無線リソース制御(radio resource control、RRC)層、および非アクセス層(non access stratum、NAS)のうちの少なくとも1つを特に含み得る。
【0121】
動的シグナリングは、物理層によって送信されるシグナリング、例えば、DCIを使用することにより送信されるシグナリングまたは情報であり得る。
【0122】
(11)「システム」および「ネットワーク」という用語は、本出願の実施形態では交換可能に使用され得る。「複数」は2つ以上を指し、したがって、「複数」は、本出願の実施形態では「少なくとも2つ」としても理解され得る。「および/または」という用語は、関連する対象間を説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、次の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する場合、AとBとの両方が存在する場合、およびBのみが存在する場合を表すことができる。加えて、文字「/」は、別段の指定のない限り、関連する対象間の「論理和」関係を一般に示す。
【0123】
本出願で説明される実施形態では、テーブルが説明される場合、「番号」および「指標」は、同じ概念であり、いずれも英語の「index」であると理解され得る。例えば、MCSテーブルの場合、MCS番号およびMCS指標という2つの概念は交換可能である。別の例として、CQIテーブルの場合、CQI番号およびCQI指標という2つの概念は交換可能である。例えば、MCSテーブルにおけるエントリは、MCSテーブルにおけるMCS番号に対応する変調方式、符号化率、およびスペクトル効率に対応する。CQIテーブルにおけるエントリは、CQIテーブルにおけるCQI番号に対応する変調方式、符号化率、およびスペクトル効率に対応する。
【0124】
加えて、特に明記しない限り、本出願の実施形態では、「第1」および「第2」などの序数は、複数の対象を区別することが意図されており複数の対象の、順序、時系列、優先順位、または重要性を限定することを意図されていない。
【0125】
本出願の実施形態は、LTEシステムまたは5G NRシステムに適用可能である、または次世代移動通信システムまたは別の同様の通信システムに適用可能である。
【0126】
加えて、以下の説明プロセスでは、本出願の実施形態で提供される技術的解決策がURLLCサービスに適用される例が主に使用される。このことは、本出願において限定されない。例えば、本出願の実施形態で提供される技術的解決策は、代替的に、URLLCサービスの要件と同様の要件を有する別のサービスに適用されてもよいし、eMBBなどのサービスに適用されてもよい。
【0127】
以下は、本出願の実施形態の技術的背景を説明する。
【0128】
5Gシステムでは、URLLCサービスは極めて高度な遅延要件を有する。送信側から受信側への単方向送信の遅延は0.5ミリ秒(millisecond、ms)以内である必要があり、1ms以内の送信の信頼性は99.999%に達する必要がある。
【0129】
eMBBサービスに現在適用されているMCSに対応するBLERは10e-1である。遅延の短いURLLCサービスの場合、より高い信頼性を実現するには、システムはより小さい値のBLERをサポートすることが求められる。BLERと符号化率との関係を考慮すると、より低いBLERに対応するためには、より低い符号化率が、より低い符号化率は符号化率に対応するより低いBLERにつながるため、より低い符号化率が必要とされる。
【0130】
以下、より低いBLERをサポートするためにシステムがより低い符号化率をサポートする必要がある理由を説明する。現在の通信状況では、端末デバイスのデータ送信に使用され得る最小のMCSは、既存のMCSテーブルにおけるMCS指標0に対応するMCSのみであり、対応するブロック誤り率は10e-1である。本明細書では、アップリンクまたはダウンリンクは区別されない。他の外部条件が変化しない場合、より低いブロック誤り率の伝送は、変調次数または符号化率を下げることによってのみサポートされ得る。
【0131】
符号化率が低下されると、同じシステムリソースで送信される必要とされる情報がより少なくなり、情報冗長性が高まって、信頼性を向上させる。例えば、AビットがZ個のデータリソースで最初に送信され、符号化率がA/Zであると仮定する。3×Z個のデータリソースでは、送信のための3Aビットを形成するために、Aビットが3回繰り返される。この場合、符号化率はA/3Zである。明らかに、後者の符号化率は低いため、より高い精度が実現され得る。
【0132】
変調次数が低くされる場合、より多くのデータリソースを使用することにより少量の必要とされる情報を送信するという目的も達成され得る。しかしながら、既存のMCSテーブルでは、変調次数が2-QPSKに達しており、パフォーマンスの点でpi/2 BPSKはQPSKに非常に近いため、低い変調次数は信頼性を向上させるために使用できない。
【0133】
結論として、符号化率を下げることによる信頼性の向上は比較的適切である。このため、本出願の実施形態は、より低い符号化率に対応するMCSを提供し、それにより、MCSは、URLLCサービスの要件に適応することができる。
【0134】
図2は、本出願の一実施形態による適用シナリオを示す。図2は、ネットワークデバイスおよび少なくとも1つの端末デバイスを含む。ネットワークデバイスおよび端末デバイスは5G NRシステムで動作し、ネットワークデバイスは例えば基地局である。端末デバイスおよびネットワークデバイスは、5G NRシステムを使用することにより互いに通信することができる。
【0135】
図3を参照すると、本出願の一実施形態は、通信方法を提供する。以下の説明プロセスでは、図2に示される適用シナリオに方法が適用される例が使用される。本方法の手順は次のとおりである。
【0136】
S31.ネットワークデバイスが、MCSテーブルにおいてN個のMCS指標を決定するステップであって、符号化率に1024を乗じることにより取得され、N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、N≧Xである。
【0137】
S32.ネットワークデバイスがN個のMCS指標のうちの少なくとも1つを端末デバイスに送信する場合、端末デバイスは、N個のMCS指標のうちの少なくとも1つを受信する。ネットワークデバイスがダウンリンク制御情報を使用することにより少なくとも1つのMCS指標を端末デバイスに送信する例が、図3で使用される。この場合、端末デバイスは、ダウンリンク制御情報を受信する。
【0138】
S33.端末デバイスは、ダウンリンク制御情報から、MCSテーブルにおける少なくとも1つのMCS指標を取得し、MCSテーブルが、N個のMCS指標を含み、符号化率に1024を乗じることにより取得され、N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、N≧Xである。
【0139】
S34.端末デバイスは、少なくとも1つのMCS指標に基づいてMCSを決定する。
【0140】
S35.端末デバイスは、決定されたMCSに基づいて第1の情報を送信する。
【0141】
本出願の本実施形態では、ステップの前の数字は単なる例であり、ステップの実際の実行シーケンスを限定するものではない。アプリケーションプロセスでは、様々なシナリオまたは要件に基づいて、各ステップの実行シーケンスが変更され得る。
【0142】
端末デバイスは、CSI参照リソースのチャネルを測定することにより、CSIレポート(report)を取得する。端末デバイスは、CSIレポートを符号化することにより取得されたCSIをネットワークデバイスに送信し、ネットワークデバイスは、端末デバイスからCSIを受信し得る。
【0143】
ネットワークデバイスは、端末デバイスからCSIを受信しない場合、MCS指標を端末デバイスに代替的に送信し得るため、S31は任意のステップである。
【0144】
加えて、S35も任意のステップである。
【0145】
ダウンリンク制御情報は、例えば、DCIである、または他のダウンリンク制御情報であり得る。本明細書では、DCIが例として使用される。例えば、DCIはMCSフィールド(field)を含み、MCSフィールドは少なくとも1つのMCS指標を示し得る。
【0146】
第1の情報は、DCIを使用することによりスケジューリングされ得る、または別の方式でスケジューリングされ得る。
【0147】
本出願の本実施形態は、MCSテーブルを提供し、MCSテーブルはN個のMCS指標を含み、各MCS指標は1つのMCSに対応し、1つのMCSは、変調方式、符号化率、およびスペクトル効率のうちの少なくとも1つの内容に対応する。N個のMCS指標では、符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCS指標Xに対応する値は、YY以下である。具体的には、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルは、比較的低い符号化率のMCSを含み、そのため、MCSテーブルは、より低いBLERに対応し得る。この場合、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルは、URLLCサービスの要件に効果的に適応し得る。場合により、MCS指標XにおけるXの値は、0、1、2、3、4、5、6、7、および8のうちの1つであり得る、または0以上の正の整数であり得る。
【0148】
加えて、MCS指標Xに対応する符号化率は、無限小になり得ない。したがって、第1の閾値以下であることに加えて、符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCS指標Xに対応する値は、第2の閾値以上でさらにあり得る。換言すれば、第2の閾値≦MCS指標に対応する符号化率X×1024≦第1の閾値である。第2の閾値は、例えば、5または8である、または別の値であり得、第1の閾値は、例えば、119、120、または40であり、または別の値であり得る。このことは、本出願の本実施形態において限定されない。以下の明細書では、第1の閾値が代替的にYYで表され得、第2の閾値が代替的にYYYで表され得る。
【0149】
例えば、MCS指標Xは、MCSテーブルにおける指標値が比較的小さい指標である。一般に、MCS指標が小さい場合、対応する符号化方式はBPSKまたはQPSKになり得る。したがって、場合により、MCS指標Xに対応する符号化方式は、BPSKまたはQPSKであり得る。
【0150】
本出願の本実施形態では、第1の閾値が119であることが例として使用され、符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCSテーブルにおけるMCS指標Xに対応する値が、
5、8、10、13、14、15、16、17、18、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、および119
のうちの少なくとも1つの値を含み得る。
【0151】
現在のMCSテーブルでは、最低符号化率に1024を乗じることにより取得される値は120である。本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルでサポートされる符号化率に1024を乗じることにより取得される値は、現在のMCSテーブルの最低符号化率に1024を乗じることにより取得される値より小さくなり得ることが分かる。換言すれば、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルでサポートされる符号化率は、現在のMCSテーブルの最低の符号化率より低い。このようにして、MCSテーブルはより低いBLERに対応し、それによりURLLCサービスの要件に効果的に適応する。加えて、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルでは、最小値を有するMCS指標に対応する符号化率は、CQIテーブルにおける最小値を有するMCS指標に対応する符号化率より低い。本明細書では、CQIテーブルは、現在存在するCQIテーブルである。例えば、テーブル1を参照すると、現在のCQIテーブルでは、最小値を有するMCS指標に対応する符号化率は78である。この場合、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルでは、最小値を有するMCS指標に対応する符号化率は78より低い。換言すれば、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルは、より低い符号化率をサポートし得る。
【0152】
本出願の本実施形態では、提供されるMCSテーブルは、次の符号化方式、すなわちLDPC BG1、LDPC BG2、およびPolarのうちの少なくとも2つに対応し得、当然のことながら、別の符号化方式にさらに対応し得る。例えば、MCSテーブルはLDPC BG2およびPolarに対応する。この場合、MCSテーブルでは、Polarに対応するMCS指標の数は、LDPC BG2に対応するMCS指標の数より少ない。具体的には、MCSテーブルでは、より多数のMCS指標が比較的高い符号化率に対応し、それにより本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルは、既存のMCSテーブルとの互換性がより良くなり得る。
【0153】
MCS指標に対応する符号化率がFより低い場合、MCS指標に対応する符号化方式は、PolarまたはBG2であり得る。Fは、例えば0.25以上である、またはFは第1のセットに属し、第1のセットに含まれる最小値は0.25であることが理解される。
【0154】
本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルに新たに導入されたMCSは、CQIテーブルに最初に導入された新しいエントリと見なされ、CQIテーブルに導入された新しいエントリは、MCSテーブルに直接追加され得る。この場合、MCSテーブルに新たに追加されたエントリにおいて、隣接する2つのエントリの算術平均値などの平均値が計算され得る。このようにして、新しいエントリが取得され得る。ここで隣接する2つのエントリは、MCS指標が隣接する2つのエントリである。この場合、隣接する2つのエントリの平均値が計算される際に、1つのエントリのみが取得されてもよいし、2つのエントリが取得されてもよい。例えば、2つのエントリは、隣接する2つのエントリの平均値を計算することにより取得され、2つのエントリのMCS指標が、それぞれMCS指標XXおよびMCS指標XX+1である。この場合、MCS指標XXおよびMCS指標XX+1に対応する変調方式は異なる。例えば、MCS指標XXはQPSKに対応し、MCS指標XX+1は16QAMに対応する。しかしながら、MCS指標XXおよびMCS指標XX+1に対応するスペクトル効率は同じであり得る。この場合、MCS指標XXおよびMCS指標XX+1に対応する符号化方式は異なり得る。例えば、MCS指標XXはBG2に対応し、MCS指標XX+1はPolarに対応する、またはMCS指標XX+1はBG2に対応し、MCS指標XXはPolarに対応する。
【0155】
加えて、既存のプロトコルでの計算によれば、符号化率の変動は、深刻なリソース割り当ての変更を引き起こす。この場合、端末デバイスが信号雑音比(signal-to-noise ratio、SNR)に対応する符号化率またはスペクトル効率の値を正確に報告できれば、システムは多くのリソースを節約することができ、それによりシステムの使用率を改善し得る。評価によれば、具体的には、データ伝送の時間領域リソースが2シンボルの長さである場合、1024を乗じた符号化率が30のときに必要な周波数領域リソースは少なくとも212リソースブロック(Resource Block、RB)であり、1024を乗じた符号化率が34のときに必要な周波数領域リソースは192RBであり、1024を乗じた符号化率が37のときに必要な周波数領域リソースは172RBであり、1024を乗じた符号化率が42のときに必要な周波数領域リソースは152RBである。したがって、元のテーブルとは異なり、URLLCのCQIテーブルまたはMCSテーブルでは、2つの隣接するエントリの符号化率の差が第3の閾値以下になり得る場合、システムリソースの使用率が改善され得る。したがって、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルでは、MCS指標XおよびMCS指標X+1に対応する変調方式は同じであり、MCS指標Xに対応する符号化率とMCS指標X+1に対応する符号化率との差に1024を乗ずることにより取得される値が、第3の閾値以下になり得る。
【0156】
第3の閾値に関連する条件に加えて、本出願の本実施形態では、MCS指標Xに対応する変調方式が、MCS指標X+1に対応する変調方式と同じであり、MCS指標Xに対応する符号化率とMCS指標X+1に対応する符号化率との間の差に1024を乗じることにより取得される値が、第4の閾値以上でさらにあり得る。第4の閾値の値は、端末デバイスのチャネル推定精度に関連する。10に対応するSNRが0.5dBの場合、端末デバイスの最小チャネル推定精度も0.5dBである。具体的には、最小チャネル推定精度0.5dBに対応する符号化率差より小さい符号化率差は、端末デバイスによって認識され得ない。したがって、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルでは、2つの隣接するエントリの符号化率間の差に1024を乗じることにより取得される値は、第4の閾値以上である。第3の閾値および第4の閾値に関連する2つの条件について、条件のうちの少なくとも1つは、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルに存在し得る。例えば、隣接する2つのエントリの符号化率間の差に1024を乗じることにより取得される値が第4の閾値以上であるときに、大きな差がリソース割り当てに役立たないと考えられる場合、隣接する2つのエントリの符号化率間の差に1024を乗じることにより取得される値が第3の閾値以下になり得る。
【0157】
第3の閾値は、例えば、1、2、3、4、5、11、12、または13である、または別の値であり得る。第4の閾値は、例えば、1、2、3、4、8、9、10、または11である、または別の値であり得る。第3の閾値および第4の閾値の値は、本出願の本実施形態では限定されない。
【0158】
以下は、いくつかの例を使用することにより、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルを説明する。
【0159】
1.例A.
例Aでは、既存のMCSテーブルまたはCQIテーブルを変更することにより、新しいMCSテーブルが取得される。例Aでは、MCSテーブルに含まれるすべてのMCS指標に対応する符号化方式が、BG2であり得るが、それに限定されず、例えば代替的にPolarに対応することもできる。あるいは、MCSテーブルに含まれる異なるMCS指標に対応する符号化方式は異なる場合がある。
【0160】
例Aでは、MCSテーブルは既存の10e-1より低いBLERをサポートする。以下に、異なるBLERを使用することにより説明を提供する。
【0161】
a.例えば、MCSテーブルは10e-5のBLERをサポートする。
【0162】
一般に、MCSテーブルは5ビットを有し得、MCSテーブルは32のエントリを含み得る、またはMCSテーブルは4ビットを有し得、MCSテーブルは16のエントリを含み得る。以下の説明プロセスでは、例として5ビットのCQIテーブルおよび4ビットのCQIテーブルが別々に使用される。
【0163】
1.5ビットCQIテーブル
MCSテーブルが5ビットに対応する場合、Gのエントリが元のMCSテーブルから除去され(テーブル2に示すように)、Gのエントリが新たに追加される。新たに追加されたGのエントリは、比較的低い符号化率に対応し、Gは正の整数である。本出願の本実施形態は、より低い符号化率をサポートできるMCSを提供することを目的としていることを考慮すると、テーブル2から、MCS指標が大きいほど対応する符号化率が高くなり、元のMCSテーブルから除去されるGエントリは、最大のMCS指標を持つGのエントリであり得ることが分かる。例えば、G=4である。この場合、MCS指標28に対応するエントリ、MCS指標29に対応するエントリ、MCS指標30に対応するエントリ、およびMCS指標31に対応するエントリは、テーブル2から除去され得る。あるいは、MCS指標29、30、および31に対応するすべてのエントリが予約済みであるエントリであるため、Gの有効なエントリは除去されたと見なされ得る。例えば、MCS指標25に対応するエントリ、MCS指標26に対応するエントリ、MCS指標27に対応するエントリ、およびMCS指標28に対応するエントリは、除去され得る。これは、符号化率が比較的高いエントリを元のMCSテーブルから除去することと同じであり、これにより新しいMCSテーブルが低い符号化率をより効果的にサポートする。あるいは、元のMCSテーブルから除去されたGのエントリは、ランダムに選択されたGのエントリであり、Gの除去されたエントリに対応するMCS指標は連続的または非連続的であり得る。あるいは、元のMCSテーブルにおける64QAMに対応する最後のエントリが除去するために選択され得る。このことは、具体的に限定されない。
【0164】
第1の例において、G=4の場合、MCSテーブルについてはテーブルA1を参照されたい。
【0165】

【表3】
【0166】
テーブルA1の1つの行は、1つのMCSとして理解され得る。1つのMCSが1つのMCS指標および一連のパラメータに対応していることが分かる。加えて、MCSテーブルでは、1つのMCSに対応するパラメータは、テーブルA1に示されるいくつかのパラメータに加えて、他のパラメータを含み得る。ただし、他のパラメータは、本出願の解決策とあまり関係がないため、1つずつ列挙されていない。
【0167】
変調方式番号と特定の変調方式との間の対応については、上述の説明を参照されたい。後続のテーブルは類似しており、詳細については繰り返し説明しない。
【0168】
テーブルA1では、Old MCS Indexは元のMCSテーブルにおける対応するエントリの指標を表し、New MCS Indexは新しいMCSテーブルにおける対応するエントリの指標を表す。テーブルA1では、Old MCS Index 28以降、対応するNew MCS Indexがないことが分かる。これは、テーブルA1が、MCS指標28に対応するエントリ、MCS指標29に対応するエントリ、MCS指標30に対応するエントリ、およびMCS指標31に対応するエントリが、元のMCSテーブルから除去された例を用いることを示す。4つのエントリ、すなわち、New MCS Index 0からNew MCS Index 3が新たに追加される。これは次のように理解できる、すなわち、New MCS Index 0およびNew MCS Index 2が新たに追加され、New MCS Index 1に対応するエントリは、New MCS Index 0に対応するエントリおよびNew MCS Index 2に対応するエントリを平均することにより取得され、New MCS Index 3に対応するエントリは、New MCS Index 2に対応するエントリおよびNew MCS Index 4に対応するエントリを平均することにより取得される。例えば、符号化率に1024を乗じることにより取得され、New MCS Index 1に対応する値は66に等しく、これは、符号化率に1024を乗じることにより取得され、New MCS Index 0に対する値54と、符号化率に1024を乗じることにより取得され、NewMCS Index 2に対応する値78を平均して取得され、換言すれば、66=(54+78)/2である。New MCS Index 1に対応するスペクトル効率は0.1289であり、これは、New MCS Index 0に対応するスペクトル効率0.1055と、New MCS Index 2に対応するスペクトル効率0.1523とを平均することで取得され、換言すれば、0.1289=(0.1055+0.1523)/2である。New MCS Index 3に対応するエントリを取得するための方法は、New MCS Index 1に対応するエントリを取得するため方法と同様であり、詳細は繰り返し説明されない。
【0169】
テーブルA1に新たに追加されたエントリでは、MCS指標と各パラメータとの間の対応は単なる例である。例えば、New MCS Index 0に対応する変調次数は2ではない場合がある、または符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値は54ではない場合がある。新たに追加されたエントリのうちの少なくとも1つに対応する符号化率が元のMCSテーブルの最低符号化率より低いという条件で、これは特に制限されない。
【0170】
例えば、YYが120である場合、MCS指標Xは、テーブルA1における新しいMCS指標0から新しいMCS指標3までのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0171】
第2の例において、G=6の場合、MCSテーブルについてはテーブルA2を参照されたい。
【0172】

【表4A】
【表4B】
【0173】
テーブルA1と同様の問題については、これ以上説明しない。詳細についてはテーブルA1の説明を参照されたい。
【0174】
テーブルA2では、Old MCS Index 26以降、対応するNew MCS Indexがないことが分かる。これは、テーブルA2が、MCS指標26に対応するエントリ、MCS指標27に対応するエントリ、MCS指標28に対応するエントリ、MCS指標29に対応するエントリ、MCS指標30に対応するエントリ、およびMCS指標31に対応するエントリが、元のMCSテーブルから除去された例を用いることを示す。6つのエントリ、すなわち、New MCS Index 0からNew MCS Index 5が新たに追加される。これは次のように理解できる、すなわち、New MCS Index 0、New MCS Index 2、およびNew MCS Index 4が新たに追加され、New MCS Index 1に対応するエントリは、New MCS Index 0に対応するエントリおよびNew MCS Index 2に対応するエントリを平均することにより取得され、New MCS Index 3に対応するエントリは、New MCS Index 2に対応するエントリおよびNew MCS Index 4に対応するエントリを平均することにより取得され、New MCS Index 5に対応するエントリは、New MCS Index 4に対応するエントリおよびNew MCS Index 6に対応するエントリを平均することにより取得される。平均を通じて新しいエントリを取得する具体的な方式については、テーブルA1の説明を参照されたい。
【0175】
例えば、YYが120である場合、MCS指標Xは、テーブルA2における新しいMCS指標0から新しいMCS指標5までのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0176】
テーブルA2に新たに追加されたエントリでは、MCS指標と各パラメータとの間の対応は単なる例である。例えば、New MCS Index 0に対応する変調次数は2ではない場合がある、または符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値は16ではない場合がある。新たに追加されたエントリのうちの少なくとも1つに対応する符号化率が元のMCSテーブルの最低符号化率より低いという条件で、これは特に制限されない。
【0177】
第8の例において、MCSテーブルについては、テーブルA8を参照されたい。
【0178】

【表5A】
【表5B】
【0179】
テーブルA1と同様の問題については、これ以上説明しない。詳細についてはテーブルA1の説明を参照されたい。
【0180】
テーブルA8では、各可能性に対応する値がMCS指標である。テーブルA4と同様に、テーブルA8は複数のMCSテーブルを実際には含み得、各可能性は独立したMCSテーブルに属し得る。テーブルA8では、Old MCS Indexとの対応がないMCS指標に対応するすべてのエントリが新たに追加される。
【0181】
例として、可能性1に対応するMCSテーブルを使用すると、テーブルA8では、可能性1について、Old MCS Index 26以降、対応するNew MCS Indexがないことが分かる。これは、テーブルA8が、MCS指標26に対応するエントリ、MCS指標27に対応するエントリ、MCS指標28に対応するエントリ、MCS指標29に対応するエントリ、MCS指標30に対応するエントリ、およびMCS指標31に対応するエントリが、元のMCSテーブルから除去された例を用いることを示す。6つのエントリ、すなわち、New MCS Index 0からNew MCS Index 5が新たに追加される。
【0182】
例えば、YYが120である場合、可能性1について、MCS指標Xは、テーブルA8における新しいMCS指標0から新しいMCS指標5までのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0183】
テーブルA8に新たに追加されたエントリでは、MCS指標と各パラメータとの間の対応は単なる例である。例えば、可能性1の場合、New MCS Index 0に対応する変調次数は2ではない場合がある、または符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値は8ではない場合がある。新たに追加されたエントリのうちの少なくとも1つに対応する符号化率が元のMCSテーブルの最低符号化率より低いという条件で、これは特に制限されない。
【0184】
第9の例において、MCSテーブルについては、テーブルA9を参照されたい。
【0185】

【表6A】
【表6B】
【0186】
テーブルA1と同様の問題については、これ以上説明しない。詳細についてはテーブルA1の説明を参照されたい。
【0187】
テーブルA9では、各可能性に対応する値がMCS指標である。テーブルA4と同様に、テーブルA9は複数のMCSテーブルを実際には含み得、各可能性は独立したMCSテーブルに属し得る。テーブルA9では、Old MCS Indexとの対応がないMCS指標に対応するすべてのエントリが新たに追加される。
【0188】
例として、可能性1に対応するMCSテーブルを使用すると、テーブルA9では、可能性1について、Old MCS Index 28以降、対応するNew MCS Indexがないことが分かる。これは、テーブルA9が、MCS指標28に対応するエントリ、MCS指標29に対応するエントリ、MCS指標30に対応するエントリ、およびMCS指標31に対応するエントリが、元のMCSテーブルから除去された例を用いることを示す。4つのエントリ、すなわち、New MCS Index 0からNew MCS Index 3が新たに追加される。
【0189】
例えば、YYが120である場合、可能性1について、MCS指標Xは、テーブルA9における新しいMCS指標0から新しいMCS指標4までのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0190】
テーブルA9に新たに追加されたエントリでは、MCS指標と各パラメータとの間の対応は単なる例である。例えば、可能性1の場合、新しいMCS指標0に対応する変調次数は2ではない場合がある、または符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値は22ではない場合がある。新たに追加されたエントリのうちの少なくとも1つに対応する符号化率が元のMCSテーブルの最低符号化率より低いという条件で、これは特に制限されない。
【0191】
別の例では、MCSテーブルについては、テーブルA9-1を参照されたい。
【0192】

【表7A】
【表7B】
【0193】
2.MCSテーブルは4ビットに対応する。
【0194】
MCSテーブルが4ビットに対応する場合、元のCQIテーブル(テーブル1を参照)が、新しいMCSテーブルを形成するために直接抽出され得る。新しいMCSテーブルは、元のCQIテーブルにおける複数のエントリを含むことができ、元のCQIテーブルに含まれていないHのエントリをさらに含み得る。換言すれば、新しいMCSテーブルが形成されると、元のCQIテーブルにおけるエントリが直接抽出されることに加えて、Hのエントリが新しいMCSテーブルに新たに追加される。例えば、新しいMCSテーブルにおけるMCS指標1に対応するエントリが、元のCQIテーブルに含まれていない場合がある。第13の例において、MCSテーブルについては、テーブルA13を参照されたい。
【0195】

【表8】
【0196】
テーブルA13では、各可能性に対応する値がMCS指標である。テーブルA13は複数のMCSテーブルを実際には含み得ることが理解され得る。例えば、「Old CQI Index」、「可能性1」、「modulation」、「code rate」、および「Spectral Efficiency」の5つの列がMCSテーブルを形成し得る。別の例として、「Old CQI Index」、「可能性2」、「modulation」、「code rate」、および「Spectral Efficiency」の5つの列がMCSテーブルを形成し得る。換言すれば、各可能性は独立したMCSテーブルに属し得る。テーブルA13では、Old CQI Indexとの対応がないMCS指標に対応するすべてのエントリが新たに追加される。
【0197】
例えば、テーブルA13において、可能性1の場合に、New MCS Index 0からNew MCS Index 4までの5つのエントリが新たに追加される。
【0198】
例えば、YYが120である場合、可能性1について、MCS指標Xは、テーブルA13における新しいMCS指標0から新しいMCS指標4までのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0199】
テーブルA13に新たに追加されたエントリでは、MCS指標と各パラメータとの間の対応は単なる例である。例えば、可能性1の場合、New MCS Index 0に対応する変調次数は2ではない場合がある、または符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値は8ではない場合がある。新たに追加されたエントリのうちの少なくとも1つに対応する符号化率が元のMCSテーブルの最低符号化率より低いという条件で、これは特に制限されない。
c.例えば、MCSテーブルは10e-3のBLERをサポートする。
【0200】
以下の説明プロセスでは、例として5ビットのCQIテーブルおよび4ビットのCQIテーブルも別々に使用される。
【0201】
5.5ビットのMCSテーブル。
【0202】
別の例では、MCSテーブルについては、テーブルA32-1を参照されたい。
【0203】

【表9A】
【表9B】
【0204】
6.MCSテーブルは4ビットに対応する。
【0205】
第36の例において、MCSテーブルについては、テーブルA36を参照されたい。
【0206】

【表10】
【0207】
d.例えば、MCSテーブルは10e-4のBLERをサポートする。
【0208】
以下の説明プロセスでは、MCSテーブルが5ビットに対応すること、およびMCSテーブルが4ビットに対応することも、例として別々に使用される。
【0209】
7.MCSテーブルは5ビットに対応する。
【0210】
第42の例において、MCSテーブルについてはテーブルA42を参照されたい。
【0211】

【表11A】
【表11B】
【0212】
8.MCSテーブルは4ビットに対応する。
【0213】
第46の例において、MCSテーブルについては、テーブルA46を参照されたい。
【0214】

【表12】
【0215】
第49の例において、MCSテーブルについては、テーブルA49を参照されたい。
【0216】

【表13】
【0217】
第50の例において、MCSテーブルについては、テーブルA50を参照されたい。
【0218】

【表14】
【0219】
別の例では、MCSテーブルについては、テーブルA50-1を参照されたい。
【0220】

【表15】
【0221】
上記の例Aでは、本出願の本実施形態で提供される新しいMCSテーブルは、既存のMCSテーブルまたはCQIテーブルを修正することにより得られる。
【0222】
加えて、現在のURLLCがより低いBLERをサポートするという機能により、端末デバイスとネットワークデバイスとが2つのCQIテーブルをサポートする。2つのCQIテーブルは、それぞれ異なるBLERに対応する。例えば、2つのCQIテーブルは、第1のCQIテーブルおよび第2のCQIテーブルとそれぞれ呼ばれる。2つのCQIテーブルのすべてまたはいくつかのエントリが異なる。例えば、第1のCQIテーブルに対応するBLERは10e-5であり、より低いスペクトル効率エントリが第2のCQIテーブルではなく第1のCQIテーブルに導入される。例えば、第2のCQIテーブルに対応するBLERは10e-1であり、eMBB CQIテーブルは第2のCQIテーブルとして再利用され得、第2のCQIテーブルは、第1のCQIテーブルより高いスペクトル効率のエントリを含む。例えば、第2のCQIテーブルについては上述のテーブル1を参照されたく、第1のCQIテーブルについては次のテーブル2.1Aを参照されたく、Z1およびZ2は30以上78未満である正の整数である。Z1はZ2より小さい。場合により、Z1およびZ2は、31、33、34、35、36、37、38、41、43、44、45、46、47、48、49、51、53、55、57、58、59、60、61、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、および77のうちの2つである。Z2の78に対する比率は10以下であり、Z2のZ1に対する比率は10以下である。テーブル2.1Aは次のとおりである。
【0223】

【表16】
【0224】
URLLCが2つのBLERのCQIテーブルをサポートしているため、URLLCがCQIテーブルと1対1で対応する2つのMCSテーブルもサポートしている場合、端末デバイスおよびネットワークデバイスが、データ送信に使用される対応するMCSテーブルを決定する仕方は解決すべき問題である。現在、2つの解決策がある、すなわち、1.ネットワークデバイスは、動的シグナリングDCIを使用することにより、データ受信またはデータ送信に使用される特定のMCSテーブルを端末デバイスに通知する。2.ネットワークデバイスは、RRCシグナリングを使用することにより端末デバイスのMCSテーブルを半静的に構成し、端末デバイスが新しいRRC構成シグナリングを受信する前に、端末デバイスおよびネットワークデバイスの両方が、この以前に構成されたMCSテーブルをデータ送信に使用する。上述の解決策1の欠点は、比較的大量の追加のシグナリングオーバーヘッドが発生することである。上述の解決策2では、RRCシグナリングまたは他の上位層シグナリングが使用され、シグナリングの再構成に比較的長い待機時間が必要であるため、解決策2は、比較的高度な遅延要件を持つURLLCサービスでの動的スケジューリングには最適なMCSテーブルを選択するためには適していない。
【0225】
このため、一実装形態では、本出願の本実施形態は、新しいMCSテーブルを提供する。MCSテーブルは、例えば、第1のMCSテーブルと呼ばれる。第1のMCSテーブルは、2つのBLERのCQIテーブルに対応するすべてまたはいくつかのエントリを含む。したがって、1つのMCSテーブルが異なるBLERを持つ少なくとも2つのCQIテーブルに対応し、それにより余分なシグナリングオーバーヘッドが回避され、スケジューリングの柔軟性が維持され、システム効率が改善され得る。
【0226】
本出願の本実施形態では、第1のMCSテーブルは32のエントリを含み得る。32のエントリは第1のCQIテーブルにおけるすべてのエントリを含む。第1のCQIテーブルは、スペクトル効率が78/1024×2より低い少なくとも1つのエントリを含む。現在、第1のCQIテーブルで最も高いスペクトル効率は772/1024×6であることが分かっている。この場合、第1のCQIテーブルに含まれるすべてのエントリは第1のMCSテーブルに含まれるべきであり、32のエントリは、第1のCQIテーブルで除外された少なくとも1つのエントリをさらに含む。第1のCQIテーブルで除外された少なくとも1つのエントリのスペクトル効率は772/1024×6より高い。換言すれば、第1のCQIテーブルに含まれておらず、スペクトル効率が772/1024×6より高いエントリのすべてまたはいくつかが、第1のMCSテーブルに含まれる。
【0227】
第1のMCSテーブルでは、MCS番号Xについて、MCS番号X-1およびMCS番号Xに対応する変調方式がQPSKであり、MCS番号X+1に対応する変調方式が16QAMである。MCS番号Xの符号化率は、
切り上げ{(MCS番号X-1の符号化率×2+MCS番号X+1の符号化率×4)/4}}、
切り捨て{(MCS番号X-1の符号化率×2+MCS番号X+1の符号化率×4)/4}、
四捨五入{(MCS番号X-1の符号化率×2+MCS番号X+1の符号化率×4)/4}、
(MCS番号X-1の符号化率×2+MCS番号X+1の符号化率×4)/4
のうちの1つに等しい。
【0228】
第1のMCSテーブルでは、MCS番号Yについて、MCS番号Y-1およびMCS番号Yに対応する変調方式が16QAMであり、MCS番号Y+1に対応する変調方式が64QAMである。MCS番号Yの符号化率は、
切り上げ{(MCS番号Y-1の符号化率×4+MCS番号Y+1の符号化率×6)/8}}、
切り捨て{(MCS番号Y-1の符号化率×4+MCS番号Y+1の符号化率×6)/8}、
四捨五入{(MCS番号Y-1の符号化率×4+MCS番号Y+1の符号化率×6)/8}、
(MCS番号Y-1の符号化率×4+MCS番号Y+1の符号化率×6)/8
のうちの1つに等しい。
【0229】
YがX+2より大きい。
【0230】
上記の場合は、変換プリコーディングが有効になっていない場合、またはサイクリックプレフィックス(cyclic prefix、CP)-直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)の場合である。
【0231】
第1のMCSテーブルにおいて、変調次数シフト部には、より低い変調次数に対応するエントリのみが予約済みであることが分かる。従来技術では、同じスペクトル効率に対応する2つのエントリがシフト部に予約済みであるが、2つのエントリに対応する変調次数は異なる。本明細書では、MCSテーブルの状態エントリの数を減らすために、本出願の本実施形態では、1つのエントリだけが予約される。低い変調次数でエントリを予約するのは、より高い信頼性を確保するためである。一般に、同じスペクトル効率の場合、変調次数が低いほど信頼性が高くなる。加えて、MCSテーブルは変換プリコーディング(transform precoding)にさらに対応する。変換プリコーディングが有効である場合、パラメータqが存在し、qが端末デバイスによってサポートされる最低変調次数を表し得る。q=2である場合、予約済みであるエントリq(例えば、従来技術のMCS番号28に対応するエントリ)は、MCSテーブルに常に存在する。これは、状態エントリの浪費を引き起こす。例えば、従来技術では、q=2である場合、MCS番号28とMCS番号29とは同じエントリである。これは冗長状態に属する。
【0232】
このため、本出願の本実施形態では、状態エントリの節約を考慮して、より有効なMCS指示状態エントリが導入される。例えば、本出願の本実施形態では、第1のMCSテーブルにおけるすべてまたはいくつかのエントリが、qの値に基づいて決定され得る。
【0233】
場合により、変換プリコーディングが有効にされ、pi/2 BPSK変調がサポートされていると端末デバイスが報告した場合、q=1であり、pi/2 BPSK変調がサポートされていないと端末デバイスが報告した場合、q=2であり、qが端末デバイスによって報告されたサポートされる最低変調次数であり、少なくとも1つのMCS番号に対応するスペクトル効率が、qの値に基づいて決定される。
【0234】
場合により、変換プリコーディングが有効にされ、pi/2 BPSK変調がサポートされていると端末デバイスが報告した場合、q=1であり、pi/2 BPSK変調がサポートされていないと端末デバイスが報告した場合、q=2であり、qが端末デバイスによって報告されたサポートされる最低変調次数であり、少なくとも1つのMCS番号に対応する変調次数およびスペクトル効率が、qの値に基づいて決定される。
【0235】
場合により、変換プリコーディングが有効にされ、pi/2 BPSK変調がサポートされていると端末デバイスが報告した場合、q=1であり、pi/2 BPSK変調がサポートされていないと端末デバイスが報告した場合、q=2であり、qが端末デバイスによって報告されたサポートされる最低変調次数であり、少なくとも1つのMCS番号に対応するreservedエントリおよび第1の値が、qの値に基づいて決定され、第1の値は772/1024×6より大きい値である。
【0236】
場合により、変換プリコーディングが有効にされ、pi/2 BPSK変調がサポートされていると端末デバイスが報告した場合、q=1であり、pi/2 BPSK変調がサポートされていないと端末デバイスが報告した場合、q=2であり、qが端末デバイスによって報告されたサポートされる最低変調次数であり、少なくとも1つのMCS番号に対応する第1の値または第2の値が、qの値に基づいて決定され、第1の値および第2の値は772/1024×6より大きい値である。
【0237】
本出願の本実施形態では、端末デバイスがpi/2 BPSK変調をサポートする場合、端末デバイスはネットワークデバイスに報告する。ネットワークデバイスが端末デバイスの報告を受信する場合、換言すれば、pi/2 BPSK変調がサポートされていることを端末デバイスが報告することをネットワークデバイスが決定する場合、qは1に等しく、pi/2 BPSK変調がサポートされていないことを端末デバイスが報告するとネットワークデバイスが決定する場合、qは2に等しい。第1のMCSテーブルにおけるMCS番号29、30、および31のうちの少なくとも1つに対応する予約済みであるエントリの変調次数が、qの値に基づいて決定される。これは次のように理解できる、すなわち、第1のMCSテーブルにおけるすべてまたはいくつかのエントリの変調次数が、qの値に基づいて決定され得る。実際には、qの値に基づいて変調次数が決定される特定のエントリは限定されない。本明細書におけるMCS番号29、30、および31のうちの少なくとも1つは、単なる例である。
【0238】
例えば、MCS番号29、30、および31のうちの少なくとも1つに対応する予約済みであるエントリの変調次数がqの値に基づいて決定されることは、次の2つのケース、すなわち、
q=1である場合に、MCS番号29が変調次数1に対応し、MCS番号30が変調次数2に対応し、MCS番号31が変調次数4に対応することと、
q=2である場合に、MCS番号29が変調次数2に対応し、MCS番号30が変調次数4に対応し、MCS番号31が変調次数6に対応することと
のうちの少なくとも1つを含むが、これに限定されない。
【0239】
例えば、MCS番号28、29、30、および31のうちの少なくとも1つに対応する予約済みであるエントリの変調次数がqの値に基づいて決定されることは、次の2つのケース、すなわち、
q=1である場合に、MCS番号28が変調次数1に対応し、スペクトル効率が予約済みである値であり、MCS番号29が変調次数2に対応し、スペクトル効率が予約済みである値であり、MCS番号30が変調次数4に対応し、スペクトル効率が予約済みである値であり、MCS番号31が変調次数6に対応し、スペクトル効率が予約済みである値であることと、
q=2である場合に、MCS番号28が変調次数6に対応し、スペクトル効率が772/1024×6より高い値であり、MCS番号29が変調次数2に対応し、スペクトル効率が予約済みである値であり、MCS番号30が変調次数4に対応し、スペクトル効率が予約済みである値であり、MCS番号31が変調次数6に対応し、スペクトル効率が予約済みである値であることと
のうちの少なくとも1つを含むが、これに限定されない。
【0240】
図4を参照すると、本出願の一実施形態は、第2の通信方法を提供する。本方法は、MCS受信および通知方法とも呼ばれる。以下の説明プロセスでは、図2に示される適用シナリオに方法が適用される例が使用される。本方法の手順は次のとおりである。
【0241】
S41.端末デバイスは、第1のCQI番号をネットワークデバイスに送信し、それに応じて、ネットワークデバイスは、端末デバイスから第1のCQI番号を受信し、第1のCQI番号は、第1のCQIテーブルに基づいて決定される。
【0242】
S42.ネットワークデバイスは第1のMCS番号を送信し、それに対応して端末デバイスは第1のMCS番号を受信し、第1のMCS番号が第1のMCSテーブルに基づいて決定され、第1のMCSテーブルが第1のCQIテーブルで除外されたエントリと、第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMである少なくとも1つのエントリとを含む。
【0243】
本出願の本実施形態では、「番号」および「指標」は同じ意味として理解され得る。例えば、CQI指標とCQI番号とは置き換え可能な概念であり、MCS指標とMCS番号とは置き換え可能な概念である。
【0244】
第1のCQIテーブルは、プロトコルで事前定義されてもよいし、プロトコル規則に従って端末デバイスによって事前設定されるか、端末デバイスによって事前に格納されてもよいし、ダウンリンクチャネル状態に基づいて少なくとも2つの事前定義されたテーブルから端末デバイスによって選択されてもよいし、ネットワークデバイスによって端末デバイスに通知されてもよい。具体的には、ネットワークデバイスによって端末デバイスに通知する方法は、ネットワークデバイスが、アップリンクチャネル状態またはダウンリンクチャネル状態に基づいて少なくとも2つの事前定義されたテーブルのうちの1つを選択し、端末デバイスに通知することであり得る。CQIテーブルは、CQI番号とエントリとの間のマッピング関係を記述するために使用される。本出願の本実施形態では、CQIテーブルのマッピング関係は、本出願の理解を容易にするために記載される例にすぎない。本出願におけるCQIテーブルの表現形式は、マッピング関係を含むが、これに限定されない。換言すれば、CQIテーブルは複数の組み合わせを含み、CQI番号とエントリとの間のマッピング関係がCQIテーブルに反映され得るという条件で、すべての組み合わせが本出願の保護範囲に含まれる。
【0245】
第1のMCSテーブルは、プロトコルで事前定義されてもよいし、プロトコル規則に従って端末デバイスによって事前設定されるか、端末デバイスによって事前に格納されてもよいし、ダウンリンクチャネル状態に基づいて少なくとも2つの事前定義されたMCSテーブルから端末デバイスによって選択されてもよいし、ネットワークデバイスによって端末デバイスに通知されてもよい。具体的には、ネットワークデバイスによって端末デバイスに通知する方法は、ネットワークデバイスが、アップリンクチャネル状態またはダウンリンクチャネル状態に基づいて少なくとも2つの事前定義されたテーブルのうちの1つを選択し、端末デバイスに通知することであり得る。MCSテーブルは、MCS番号とエントリとの間のマッピング関係を記述するために使用される。本出願の本実施形態では、MCSテーブルのマッピング関係は、本出願の理解を容易にするために記載される例にすぎない。本出願におけるMCSテーブルの表現形式は、マッピング関係を含むが、これに限定されない。換言すれば、MCSテーブルは複数の組み合わせを含み、MCS番号とエントリとの間のマッピング関係がCQIテーブルに反映され得るという条件で、すべての組み合わせが本出願の保護範囲に含まれる。
【0246】
具体的には、端末デバイスは、測定された第1のSINRに基づいて第1のスペクトル効率を決定し、次に、第1のスペクトル効率および第1のCQIテーブルに基づいて、第1のスペクトル効率に対応する第1のCQI番号を取得する。第1のCQIテーブルは、端末デバイスに事前に格納される。
【0247】
具体的には、CQI番号に対応するエントリは、CQI番号がCQIテーブルにある行を表してもよく、CQIテーブルにおけるCQI番号に対応する変調方式、スペクトル効率、および符号化率を表してもよいし、CQI番号がCQIテーブルにおける「範囲外」に対応することを表してもよいし、CQIテーブルにおけるCQI番号に対応する値がnullであること、換言すれば、使用されないことを表してもよい。一般に、CQI番号0が「範囲外」に対応することは、この場合、端末デバイスの受信信号雑音比が事前設定された閾値より小さいことを意味することを理解されたい。
【0248】
具体的には、MCS番号に対応するエントリは、MCS番号がMCSテーブルに配置されている行を表してもよいし、MCSテーブルにおけるMCS番号に対応する変調方式、スペクトル効率、および符号化率を表してもよいし、MCSテーブルにおけるMCS番号に対応する変調方式およびreserved情報を表してもよいし、MCSテーブルにおけるMCS番号に対応する値がnullである、換言すれば、使用されないことを表してもよい。reserved情報は、現在のMCS通知に符号化率およびスペクトル効率が含まれていないことを意味することを理解されたい。したがって、現在の送信に必要な符号化率またはスペクトル効率は、事前定義されたMCS、ネットワークデバイスによって事前に通知されたMCS、または上位層シグナリングを使用することにより通知されたMCSを使用することにより決定される。
【0249】
具体的には、第1のMCSテーブルは、第1のCQIテーブルで除外されたエントリと、第1のCQIテーブルにおける変調方式が64直角位相振幅変調QAMである少なくとも1つのエントリとを含む。具体的には、第1のMCSテーブルは、第1のCQIテーブルで除外されたエントリを含み、XXX1~XXX5のうちの少なくとも1つをさらに含む。第1のMCSテーブルは、変調方式が64QAMである1つまたは複数のエントリを含むことができ、変調方式が64QAMである各エントリは、変調方式、符号化率、およびスペクトル効率を含み、対応するMCS番号を有する。
【0250】
XXX1~XXX5およびYYY1の位置および数は単なる例であることを理解されたい。具体的には、64QAMに対応する部分は、XXX1~XXX4のみを代替的に含んでもよいし、YYYは、YYY1およびYYY2を代替的に含んでもよい。
【0251】

【表17】
【0252】
具体的には、ネットワークデバイスは第1のCQIテーブルを事前定義するか、少なくとも2つのCQIテーブルから第1のCQIテーブルを決定する。次に、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信された最初のCQI番号を受信する。ネットワークデバイスは、第1のCQI番号を受信したときに第1のCQIテーブルを決定または把握したことが理解されよう。
【0253】
ネットワークデバイスは、受信された第1のCQI番号に基づいて、対応する変調方式、対応する符号化率、および対応するスペクトル効率を決定し得る。ネットワークデバイスは、受信された第1のCQI番号および第1のMCSテーブルに基づいて、第1のMCSテーブルにおける第1のMCS番号を決定する。第1のMCS番号に対応する変調方式、符号化率、およびスペクトル効率は、第1のCQI番号に対応する変調方式、符号化率、およびスペクトル効率と同じであっても異なっていてもよい。このことは、本出願において限定されない。ネットワークデバイスが第1のMCSテーブルをさらに決定することは、ネットワークデバイスが第1のCQI番号に基づいて第1のMCSテーブルを決定することを特に含むことが理解されよう。
【0254】
ネットワークデバイスは第1のMCS番号を送信する。具体的には、ネットワークデバイスは、上位層シグナリングまたはダウンリンク制御情報を使用することにより第1のMCS番号を送信し得る。
【0255】
具体的には、第1のMCSテーブルは、第1のCQIテーブルにおける最小のCQI番号に対応するエントリ以外のすべてのエントリを含む。第1のMCSテーブルは、第1のCQIテーブルにおけるCQI番号0に対応するエントリ以外のすべてのエントリを含む。換言すれば、第1のMCSテーブルは、第1のCQIテーブルにおける「範囲外」エントリ以外のすべてのエントリを含まない。
【0256】
場合により、第1のMCSテーブルは、第1のCQIテーブルにおけるすべての有効なエントリを含むことがさらに理解されよう。有効なエントリは、「範囲外」に対応するエントリおよび/または値がnullのエントリ以外のエントリである。
【0257】
例えば、第1のMCSテーブルが16のエントリまたは32のエントリを含むと仮定する。一般に、CQIテーブルがテーブル1およびテーブル2に示され、「範囲外」に対応するエントリおよび/または値がnullのエントリ以外に15のエントリがある。換言すれば、第1のMCSテーブルは、CQIテーブルにおける15の有効なエントリを含む。CQIテーブルが、値がnullである7つのエントリおよび「範囲外」に対応する1つのエントリを含む場合、第1のMCSテーブルは、CQIテーブルにおける8つの有効なエントリを含むことが理解されよう。
【0258】
本出願の本実施形態では、第1のMCSテーブルは、合計で16のエントリを含み、1つのエントリだけが第1のCQIテーブルで除外される。
【0259】
場合により、MCSテーブルに対応するダウンリンク制御情報におけるMCSビットフィールドのサイズは4bitsである。
【0260】
具体的には、第1のMCSテーブルに含まれ、第1のCQIテーブルに含まれないエントリの数は1である。換言すれば、第1のMCSテーブルは、第1のCQIテーブルで除外された1つのエントリを含む。
【0261】
例えば、一般に、CQIテーブルがテーブルC1およびテーブルC2に示され、「範囲外」に対応するエントリおよび/または値がnullのエントリ以外に15のエントリがある。第1のMCSテーブルは、第1のCQIテーブルに15のエントリを含み、第1のCQIテーブルで1つのエントリが除外されている。
【0262】
例えば、第1のCQIテーブルで除外された1つのエントリの符号化率は、第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1の符号化率より低い。別の例では、第1のCQIテーブルで除外された1つのエントリのスペクトル効率は、第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1のスペクトル効率より低い。このようにして、ネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信されたCQI番号1またはCQI番号0を受信すると、ネットワークデバイスは、より低い符号化率で端末デバイスをさらにスケジューリングし得、その結果、端末デバイスは、依然としてURLLCサービス要件を満たし得る。したがって、URLLCサービス伝送の信頼性が確保される。
【0263】
場合により、MCS番号0は、第1のCQIテーブルで除外されるエントリである。スペクトル効率の昇順にMCSテーブルを設計する原理によれば、MCS番号0に対応するスペクトル効率は、CQIテーブルの番号1に対応するスペクトル効率より低いことが分かる。このようにして、ネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信されたCQI番号1またはCQI番号0を受信すると、ネットワークデバイスは、より低い符号化率で端末デバイスをさらにスケジューリングし得、その結果、端末デバイスは、依然としてURLLCサービス要件を満たし得る。したがって、URLLCサービス伝送の信頼性が確保される。
【0264】
場合により、MCS番号1は、第1のCQIテーブルで除外されるエントリである。スペクトル効率の昇順での設計によれば、MCS番号1に対応する可能なスペクトル効率は、(第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1に対応するスペクトル効率+第1のCQIテーブルにおけるCQI番号2に対応するスペクトル効率)/2に等しい。MCS番号1に対応する可能なスペクトル効率は、第1のCQIテーブルにおけるCQI番号2に対応するスペクトル効率より低く、第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1に対応するスペクトル効率より高い。上述の説明から、このようにして、ネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信されたCQI番号1またはCQI番号2を受信すると、ネットワークデバイスは、中間スペクトル効率に対応するMCS番号1に基づいて端末デバイスをさらにスケジューリングし得、その結果、端末デバイスは、依然としてURLLCサービス要件を満たし得ることが分かる。したがって、URLLCサービス伝送のシステム効率および信頼性が確保される。
【0265】
本出願の本実施形態では、第1のCQIテーブルに含まれていないエントリのものであり、第1のMCSテーブルにあるMCS番号は、MCS番号0、MCS番号1、およびMCS番号3のうちの1つである。
【0266】
場合により、MCS番号3は、第1のCQIテーブルで除外されるエントリである。スペクトル効率の昇順での設計によれば、MCS番号3に対応する可能なスペクトル効率は、(第1のCQIテーブルにおけるCQI番号2に対応するスペクトル効率+第1のCQIテーブルにおけるCQI番号3に対応するスペクトル効率)/2に等しい。MCS番号3に対応する可能なスペクトル効率は、第1のCQIテーブルにおけるCQI番号3に対応するスペクトル効率より低く、第1のCQIテーブルにおけるCQI番号2に対応するスペクトル効率より高い。上述の説明から、このようにして、ネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信されたCQI番号2またはCQI番号3を受信すると、ネットワークデバイスは、中間スペクトル効率に対応するMCS番号3に基づいて端末デバイスをさらにスケジューリングし得、その結果、端末デバイスは、依然としてURLLCサービス要件を満たし得ることが分かる。したがって、URLLCサービス伝送のシステム効率および信頼性が確保される。(第1のCQIテーブルにおけるCQI番号2に対応するスペクトル効率+第1のCQIテーブルにおけるCQI番号3に対応するスペクトル効率)/2の値が小数点以下5桁以上の桁を含む場合、スペクトル効率は小数点以下4桁しか保持しないため、小数点以下4桁でスペクトル効率が取得されるように値が四捨五入されることが理解でき、MCS番号3に対応するスペクトル効率が(第1のCQIテーブルにおけるCQI番号2に対応するスペクトル効率+第1のCQIテーブルにおけるCQI番号3に対応するスペクトル効率)/2に依然として等しいと見なすことができる。
【0267】
本明細書では、新たに追加されたエントリに対応する符号化率またはスペクトル効率は、第1のCQIテーブルに含まれていないことが理解されよう。ただし、具体的な追加位置は、MCS番号0、1、または3であってもよいし、別の位置であってもよい。エントリが別の位置に追加された場合、別の位置は本出願の保護範囲内である。
【0268】
第1のMCSテーブルにおけるMCS番号0のエントリのスペクトル効率は、第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1のエントリのスペクトル効率より低い。
【0269】
例えば、第1のCQIテーブルにおけるCQI番号1のエントリのスペクトル効率は0.0781であり、QPSK変調に対応する符号化率に1024を乗じたもの40であり、pi/2 BPSK変調対応する符号化率に1024を乗じたものは80である。
【0270】
第1のMCSテーブルにおけるMCS番号0のエントリのスペクトル効率は0.0195であり、QPSK変調に対応する符号化率に1024を乗じたもの10であり、pi/2 BPSK変調対応する符号化率に1024を乗じたものは20である。あるいは、第1のMCSテーブルにおけるMCS番号0のエントリのスペクトル効率は0.0391であり、QPSK変調に対応する符号化率に1024を乗じたもの20であり、pi/2 BPSK変調対応する符号化率に1024を乗じたものは40である。あるいは、第1のMCSテーブルにおけるMCS番号0のエントリのスペクトル効率は0.0586であり、QPSK変調に対応する符号化率に1024を乗じたもの30であり、pi/2 BPSK変調対応する符号化率に1024を乗じたものは60である。あるいは、第1のMCSテーブルにおけるMCS番号0のエントリのスペクトル効率は0.0625であり、QPSK変調に対応する符号化率に1024を乗じたもの32であり、pi/2 BPSK変調対応する符号化率に1024を乗じたものは64である。あるいは、第1のMCSテーブルにおけるMCS番号0のエントリのスペクトル効率は0.0313であり、QPSK変調に対応する符号化率に1024を乗じたもの16であり、pi/2 BPSK変調対応する符号化率に1024を乗じたものは32である。あるいは、第1のMCSテーブルにおけるMCS番号0のエントリのスペクトル効率は0.0156であり、QPSK変調に対応する符号化率に1024を乗じたもの8であり、pi/2 BPSK変調対応する符号化率に1024を乗じたものは16である。上述の値は、別のMCS番号に代替的に対応し得ることを理解されたい。このことは、本出願において限定されない。具体的には、上述のスペクトル効率に対応し得るMCS番号は、0以上31以下であり得る。
【0271】
このようにして、ネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信されたCQI番号1またはCQI番号0を受信すると、ネットワークデバイスは、より低い符号化率で端末デバイスをさらにスケジューリングし得、その結果、端末デバイスは、依然としてURLLCサービス要件を満たし得る。したがって、URLLCサービス伝送の信頼性が確保される。
【0272】
本出願の本実施形態では、第1のMCSテーブルに含まれるエントリの数は、第1のCQIテーブルに含まれるエントリの数と同じである、または第1のMCSテーブルに含まれるエントリの数は、16以下であり、第1のCQIテーブルに含まれるエントリの数より多い。
【0273】
場合により、第1のCQIテーブルに16のエントリがある場合、第1のMCSテーブルに16のエントリがある。第1のCQIテーブルに8つのエントリがある場合、第1のMCSテーブルに8つのエントリがある。
【0274】
この場合、第1のCQIテーブルにおける16のエントリは、1つの「範囲外」のエントリであるindex 0と、15の有効なエントリであるindex 1~index 15とを含むことが分かる。第1のMCSテーブルの16のエントリはすべて、16の有効なエントリである。あるいは、この場合、第1のCQIテーブルにおける8つのエントリは、1つの「範囲外」エントリであるindex 0と、7つの有効なエントリであるindex 1~index 7を含む。第1のMCSテーブルの8つのエントリはすべて、8つの有効なエントリである。次に、第1のMCSテーブルにおけるエントリの数は、第1のCQIテーブルにおけるエントリの数と同じである。ただし、第1のMCSテーブルは、CQIテーブルで除外された有効なエントリを含む。第1のMCSテーブルに含まれるが第1のCQIテーブルには含まれない有効なエントリは、reservedエントリであり得る、すなわち、変調次数、符号化率、およびスペクトル効率を含まない。この場合、有効なエントリの意味は、最後の送信で使用された変調次数、符号化率、およびスペクトル効率を使用することである。あるいは、第1のMCSテーブルに含まれるが、第1のCQIテーブルには含まれない有効なエントリは、MCS index 0であり得、MCS index 0の符号化率および/またはスペクトル効率は、CQI index 1の符号化率および/またはスペクトル効率より低い。別の例では、第1のMCSテーブルには含まれるが第1のCQIテーブルには含まれない有効なエントリが1つだけあり、有効なエントリの値は、有効なエントリに対応するMCS index Aを使用することにより取得され得る。MCS index Aの符号化率が、

【数8】
に等しくなり得る、および/またはMCS index Aのスペクトル効率が、(MCS index A-1のスペクトル効率+MCS index A+1のスペクトル効率)/2に等しい。あるいは、MCS index Aの符号化率が、

【数9】
に等しい、および/またはMCS index Aのスペクトル効率が、(CQI index Aのスペクトル効率+CQI index A+1のスペクトル効率)/2に等しい。第1のMCSテーブルにおける他のすべてのエントリは、CQIテーブルにおける有効なエントリであることに留意されたい。場合により、Aが1である場合、追加する必要があるMCS index 1は、符号化率が低く、スペクトル効率が低いエントリである。対応して、URLLCサービスのリソース使用率および信頼性を向上させることができる。
【0275】
スペクトル効率は小数点i以下4桁までしか保持しないため、MCS指標1のスペクトル効率が取得された場合、小数点以下4桁を保持するために、計算結果が四捨五入される必要があることに注意されたい。例えば、MCS index 1のスペクトル効率が1.56444の場合、1.5644が最終的に取得される。例えば、MCS index 1のスペクトル効率が1.56445の場合、最終的に1.5645が取得される。
【0276】
場合により、第1のCQIテーブルに8のエントリがある場合、第1のMCSテーブルに16のエントリがある。場合により、第1のCQIテーブルに4のエントリがある場合、第1のMCSテーブルに8のエントリがある。
【0277】
この場合、第1のCQIテーブルにおける8のエントリは、1つの「範囲外」のエントリであるindex 0と、7の有効なエントリであるindex 1~index 7とを含むことが分かる。第1のMCSテーブルの16のエントリはすべて16の有効なエントリであり、7つのエントリはCQI index 1~CQI index 7に対応する。
【0278】
MCS index Bの符号化率は、

【数10】
に等しい、および/または
MCS index Bのスペクトル効率が、
(MCS index B-1のスペクトル効率+MCS index B+1のスペクトル効率)/2に等しい。
【0279】
MCS index Cの符号化率は、

【数11】
または

【数12】
に等しい。
【0280】
最後の有効なエントリは、予約されたエントリであってもよいし、index Bまたはindex Cを取得する方式で取得されたエントリであってもよいし、図3に示される通信方法におけるMCS指標XまたはMCS指標X+1を取得する方式で取得されたエントリであってもよい。このことは、本出願の本実施形態において限定されない。
【0281】
本出願の本実施形態では、第1のCQIテーブルおよび/または第1のMCSテーブルに含まれるエントリにおいて、符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値は、30の値を含む、または35、37、40、46、49、68、70、90、および95のうちの少なくとも1つの値を含む。
【0282】
場合により、第1のCQIテーブルに含まれるエントリにおいて、符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値は、30~39のうちの2つの値、40~49のうちの2つの値以下、60~70のうちの2つの値以下、89~96のうちの2つの値以下を含む。別の範囲の符号化率は制限されない。
【0283】
場合により、第1のMCSテーブルに含まれるエントリにおいて、符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値は、30~39のうちの3つの値、40~49のうちの3つの値以下、60~70のうちの2つの値以下、89~96のうちの2つの値以下を含む。別の範囲の符号化率は制限されない。
【0284】
場合により、第1のCQIテーブルに含まれるエントリにおいて、符号化率に1024を乗じることにより取得される値は、35、37、および40のうちの少なくとも1つ、ならびに/または46および49のうちの少なくとも1つ、ならびに/または68および70のうちの少なくとも1つ、ならびに/または90および95のうちの少なくとも1つを含む。
【0285】
場合により、第1のCQIテーブルに含まれるエントリにおいて、符号化率に1024を乗じることにより取得される値は、30、35、および40のうちの少なくとも1つ、ならびに/または45および50のうちの少なくとも1つ、ならびに/または65および70のうちの少なくとも1つ、ならびに/または78および80のうちの少なくとも1つ、ならびに/または90および95のうちの少なくとも1つを含む。
【0286】
本解決策を適用することにより、低信号雑音比でのリソース使用率および伝送の信頼性が改善され得る。
【0287】
以下は、いくつかの例を使用することにより、本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルを説明する。
【0288】
テーブルC5-1は、本出願の一実施形態によるMCSテーブルである。MCSテーブルは5ビットに対応する。具体的には、MCSテーブルは32のエントリを含む。
【0289】

【表18A】
【表18B】
【表18C】
【0290】
テーブルC5-1の1行は、1つのMCSとして理解され得る。1つのMCSが1つのMCS指標および一連のパラメータに対応していることが分かる。加えて、MCSテーブルでは、1つのMCSに対応するパラメータは、テーブルC5-1に示されるいくつかのパラメータに加えて、他のパラメータを含み得る。ただし、他のパラメータは、本出願の解決策とあまり関係がないため、1つずつ列挙されていない。
【0291】
テーブルC5-1では、各可能性の対応する値は新しいMCSテーブルにおけるMCS指標であり、Old MCS Indexは元のMCSテーブルにおける対応するエントリの指標を表す。テーブルC5-1は、複数のMCSテーブルを実際には含み得ることが理解され得る。例えば、「可能性1」、「変調次数」、「符号化率」、および「スペクトル効率」の4つの列がMCSテーブルを形成し得る。別の例として、「可能性2」、「変調次数」、「符号化率」、および「スペクトル効率」の4つの列もMCSテーブルを形成し得る。換言すれば、各可能性は独立したMCSテーブルに属し得る。テーブルC5-1では、Old MCS Indexとの対応がないMCS指標に対応するすべてのエントリが新たに追加される。
【0292】
テーブルC5-1に新たに追加されたエントリでは、MCS指標と各パラメータとの間の対応は単なる例である。例えば、可能性2の場合、MCS指標6に対応する変調次数は2ではない場合がある、または符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値は90ではない場合がある。このことは、具体的に限定されない。
【0293】
テーブルC5-3は、本出願の一実施形態によるMCSテーブルである。MCSテーブルは4ビットに対応する。具体的には、MCSテーブルは16のエントリを含む。
【0294】

【表19A】
【表19B】
【0295】
テーブルC5-1と同様の問題については、これ以上説明しない。詳細についてはテーブルC5-1の説明を参照されたい。
【0296】
テーブルC5-3に新たに追加されたエントリでは、MCS指標と各パラメータとの間の対応は単なる例である。例えば、可能性1の場合、MCS指標0に対応する変調次数は2ではない場合がある、または符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する符号化率値は45ではない場合がある。このことは、具体的に限定されない。
【0297】
本出願の本実施形態では、第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリは、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリであり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは次のとおりである、すなわち、
いくつかのエントリが等間隔のCQI番号に対応する、または
いくつかのエントリが、連続しないCQI番号に対応し、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリ以外の少なくとも1つのエントリである、または
いくつかのエントリが、連続するCQI番号に対応し、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリ以外の少なくとも1つのエントリである、または
いくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリを含む、または
いくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであり、連続するCQI番号に対応するN個のエントリを含み、N個の連続するエントリにおける最初のエントリが、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであり、最小のCQI番号に対応するエントリであり、Nが1以上5以下の正の整数である。
【0298】
場合により、端末デバイスは第1のCQIテーブルを決定する。さらに、端末デバイスは、CQIテーブルセットから第1のCQIテーブルを決定し、CQIテーブルセットは、第1のCQIテーブルおよび第2のCQIテーブルを含む。あるいは、端末デバイスは、第1のメッセージに基づいて第1のCQIテーブルを決定し、第1のメッセージ内にあり、端末デバイスのために構成され得るテーブルは、少なくとも第1のCQIテーブルおよび第2のCQIテーブルを含む。
【0299】
場合により、ネットワークデバイスは第1のCQIテーブルを決定する。さらに、ネットワークデバイスは、CQIテーブルセットから第1のCQIテーブルを決定し、CQIテーブルセットは、第1のCQIテーブルおよび第2のCQIテーブルを含む。あるいは、ネットワークデバイスは、第1のメッセージに基づいて第1のCQIテーブルを決定し、第1のメッセージは、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成された第1のCQIテーブルまたは第2のCQIテーブルである。
【0300】
第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおける64QAMのすべてのエントリのうちのいくつかであることが理解されよう。
【0301】
場合により、第2のCQIテーブルはテーブルC6である、または別の事前設定されたテーブルであり得る。
【0302】
第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリが、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリであることは、第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリが、第2のCQIテーブルにおける64QAMのエントリに由来することを意味することが理解されよう。加えて、第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるエントリは、第2のCQIテーブルにおける64QAMのエントリのサブセットである。
【0303】
G1:いくつかのエントリは、等間隔のCQI番号に対応する。
【0304】
64QAMに対応するいくつかのエントリは、少なくとも3つのエントリを含むことが理解されよう。第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、12、および14である。
【0305】
あるいは、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号11、13、および15である。
【0306】
さらに、第1のCQIテーブルにおける64QAMのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、12、および14、または第2のCQIテーブルにおけるCQI番号11、13、および15である。第1のCQIテーブルにおけるこれらのエントリのCQI番号は、本出願では限定されない。具体的には、第1のCQIテーブルにおける64QAMのエントリに対応する符号化率(符号化率×1024)およびスペクトル効率は、上述の第2のCQIテーブルにおけるCQI番号に対応する値を含む。例えば、第1のCQIテーブルにおける64QAMのエントリのCQI番号はXXX3である。XXX3が第2のCQIテーブルにおけるCQI番号15に対応する場合、XXX3に対応する符号化率は948であり、スペクトル効率は5.5547である。
【0307】
G2:いくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであり、連続するCQI番号に対応するN個のエントリを含み、N個の連続するエントリにおける1番目のエントリが、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであり、最小のCQI番号に対応するエントリであり、Nが1以上5以下の正の整数であり、
N=1であり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10および11である、または
N=2であり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10および11である、または
N=3であり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、11、および12である、または
N=4であり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、11、12、および13である、または
N=5であり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、11、12、13、および14である。
【0308】
さらに、第1のCQIテーブルにおける64QAMのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10および11、または第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、11、および12、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、11、12、および13、または第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、11、12、13、および14である。第1のCQIテーブルにおけるこれらのエントリのCQI番号は、本出願では限定されない。具体的には、第1のCQIテーブルにおける64QAMのエントリに対応する符号化率(符号化率×1024)およびスペクトル効率は、上述の第2のCQIテーブルにおけるCQI番号に対応する値を含む。例えば、第1のCQIテーブルにおける64QAMのエントリのCQI番号はXXX1からXXX3である。XXX1からXXX3が第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10から12に対応する場合、XXX3に対応する符号化率は666であり、スペクトル効率は3.9023である。別の値については、テーブル10を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。
【0309】
G3:いくつかのエントリは、連続しないCQI番号に対応し、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリ以外の少なくとも1つのエントリである。
【0310】
第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10および12、もしくは第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10および13、もしくは第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10および14である、または
第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号11および13、もしくは第2のCQIテーブルにおけるCQI番号11および14である、または
第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号12および14である、または
第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、11、および13である、もしくは第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、11、および14である、または
第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、12、および13である、もしくは第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、12、および14である、または
第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、13、および14である、または
第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号11、12、および14である、または
第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、11、12、および14である、もしくは第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、12、13、および14である、もしくは第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、11、13、および14である。
【0311】
さらに、第1のCQIテーブルにおける64QAMのエントリは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、12、13、および14、または上記の他のものである。第1のCQIテーブルにおけるこれらのエントリのCQI番号は、本出願では限定されない。具体的には、第1のCQIテーブルにおける64QAMのエントリに対応する符号化率(符号化率×1024)およびスペクトル効率は、上述の第2のCQIテーブルにおけるCQI番号に対応する値を含む。例えば、第1のCQIテーブルにおける64QAMのエントリのCQI番号はXXX1~XXX4である。XXX1からXXX4が第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、12、13、および14に対応する場合、XXX4に対応する符号化率は873であり、スペクトル効率は5.1152である。別の値については、テーブル10を参照されたい。詳細は繰り返し説明されない。
【0312】
G4:いくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリを含む。
【0313】
第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリを少なくとも含むことが理解されよう。具体的には、いくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号15のエントリを少なくとも含む。
【0314】
換言すれば、第1のCQIテーブルは、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号15のエントリを少なくとも含む。第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは、番号10から14の2、3、または4つのエントリを代替的に含み得るが、10から14のすべてのエントリを含まないことが理解されよう。
【0315】
G5:いくつかのエントリは、連続するCQI番号に対応し、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリ以外の少なくとも1つのエントリであり、
N=1であり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10および11である、または
N=2であり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10と11である、または
N=3であり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、11、および12である、または
N=4であり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、11、12、および13である、または
N=5であり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、11、12、13、および14である。
【0316】
理解を容易にするために、第1のCQIテーブルに含まれ、変調方式が64QAMであるエントリが、テーブル2(すなわち、第2のCQIテーブル)に基づいて説明される。例えば、変調方式が64QAMである1つまたは複数のエントリがあり得る。
【0317】
第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリが、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリであり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは次のとおりである、すなわち、
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリの番号は、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号12、およびCQI番号14、もしくはCQI番号11、CQI番号13、およびCQI番号15である、または
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリの番号は、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、およびCQI番号15、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号14、およびCQI番号15、もしくはCQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、CQI番号14、およびCQI番号15、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号14、およびCQI番号15である、または
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリの番号は、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、およびCQI番号14、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、およびCQI番号13、もしくはCQI番号10、CQI番号11、およびCQI番号12、もしくはCQI番号10およびCQI番号11である。
【0318】
本出願の本実施形態では、第1のMCSテーブルにおける各エントリが、1つの変調方式、1つの符号化率、および1つのスペクトル効率に対応する、または
第1のMCSテーブルにおける最大のMCS番号を持つエントリの変調方式がQPSKであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedである、または
第1のMCSテーブルにおける最大のMCS番号を持つエントリの変調方式が16QAMであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedであり、第1のMCSテーブルにおける2番目に大きいMCS番号を持つエントリの変調方式がQPSKであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedである、または
第1のMCSテーブルにおける最大のMCS番号を持つエントリの変調方式が64QAMであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedであり、第1のMCSテーブルにおける2番目に大きいMCS番号を持つエントリの変調方式がQPSKであり、符号化率およびスペクトル効率がreservedである、または
第1のMCSテーブルにおける少なくとも1つのエントリの変調方式、符号化率、およびスペクトル効率がreservedである。
【0319】
具体的には、第1のCQIテーブルがCQI番号0から15を含む場合、第2のCQIテーブルもCQI番号0から15を含む。
【0320】
場合により、第1のMCSテーブルにおける少なくとも1つのエントリの変調方式、符号化率、およびスペクトル効率が予約される。例えば、第1のMCSテーブルにおける「予約済み」に対応するエントリの番号は、MCS番号0または最後のMCS番号であり得る。
【0321】
MCSテーブルにおける通知されたMCS番号に対応する変調方式、符号化率、スペクトル効率が予約済みであることが理解されよう。この場合、HARQプロセス番号の現在の送信における変調方式、符号化率、およびスペクトル効率は、同じHARQプロセス番号の送信に対応する有効なMCSにおいて最後に受信された変調方式、符号化率、およびスペクトル効率であることが理解されよう。これは、異なるHARQプロセス番号に対応する送信が異なる送信と見なされるためである。場合により、HARQプロセス番号の現在の送信における変調方式、符号化率、およびスペクトル効率は、HARQプロセス番号に対応しない送信に対応する有効なMCSにおいて最後に受信された変調方式、符号化率、およびスペクトル効率である。この場合、ネットワークデバイスは、MCSに通知するときにHARQプロセス番号を指定しない場合がある。この場合、通知されたMCSは、任意のHARQプロセス番号のMCSに対応する。
【0322】
場合により、再送に使用されるMCS番号に対応する変調方式、符号化率、およびスペクトル効率が予約される。再送に使用される変調方式、符号化率、スペクトル効率は、初期送信に使用されるMCS番号に対応する変調方式、符号化率、スペクトル効率である。これには次の利点がある、すなわち、再送のトランスポートブロックは、初期送信のトランスポートブロックと同じである。このようにして、トランスポートブロックのサイズは、再送のために割り当てられた時間-周波数領域リソースに基づいて決定されず、ネットワークデバイスは、再送でトランスポートブロックを送信するためにより多くの時間-周波数領域リソースを割り当てることができる。対照的に、再送に使用されるMCS番号に対応する変調方式、符号化率、およびスペクトル効率が予約されていない場合、示された時間-周波数領域リソースは、トランスポートブロックのサイズを決定する際に端末デバイスに影響する。この場合、初期送信におけるトランスポートブロックと同じトランスポートブロックを示すために、ネットワークデバイスによって示される時間-周波数領域リソースが制限される。これは、URLLCの高信頼性に対する要件には役立たない。
【0323】
例えば、図4-1を参照すると、ネットワークデバイスによってスケジューリングされた第0の送信が初期送信であり、対応するMCSがreservedではない値であり、スケジューリングされた第1の送信が再送信であり、対応するMCSがreserved値である場合、第0の送信に対応するMCSの値は、第1の送信に使用され得、具体的には、第0の送信に対応する変調方式、符号化率、スペクトル効率などである。あるいは、図4-2を参照すると、ネットワークデバイスによってスケジューリングされた第0の送信が初期送信であり、対応するMCSがreservedではない値であり、スケジューリングされた第1の送信およびスケジューリングされた第2の送信の両方が再送信であり、対応するMCSがreserved値である場合、例えば、第0の送信に対応するMCSの値は、第2の送信に使用され、具体的には、第0の送信に対応する変調方式、符号化率、スペクトル効率などである。
【0324】
本出願の本実施形態では、第1のMCSテーブルは、第1のMCSオフセットおよび第2のMCSテーブルに基づいて決定される、または第1のMCSテーブルにおける少なくとも1つのMCS番号に対応する符号化率は、第1のMCSオフセットおよび第2のMCSテーブルに基づいて決定される。第1のMCSオフセットは、ネットワークデバイスによって送信される。
【0325】
場合により、第2のMCSテーブルにおけるエントリの数は、第1のMCSテーブルにおけるエントリの数以上である。第1のMCSテーブルに含まれるエントリは、第2のMCSテーブルに含まれるエントリのサブセットである。
【0326】
場合により、第1のMCSオフセットは、時間-周波数領域リソースのために構成され得る。周波数領域リソースは、キャリア(CC)、帯域幅部分(BWP)、サービングセル、または1つまたは複数のリソースブロック(RB)であり得る。時間領域リソースは、1つもしくは複数のシンボル、または1つもしくは複数のスロットであり得る。
【0327】
場合により、第1のMCSオフセットがBLERのために構成され得る。例えば、10e-5のために構成された第1のMCSオフセットはAA1であり、10e-4のために構成された第1のMCSオフセットはAA2であり、10e-3のために構成された第1のMCSオフセットはAA3であり、10e-2のために構成された第1のMCSオフセットはAA4である。
【0328】
場合により、第1のMCSオフセットが第1のMCSテーブルのために構成され得る。例えば、第1のMCSテーブルのために構成された第1のMCSオフセットはAA5であり、第3のMCSテーブルのために構成された第1のMCSオフセットはAA6である。
【0329】
第1のMCSオフセットは、上位層シグナリングを使用することによりネットワークデバイスによって送信されることが理解されよう。端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された上位層シグナリングを使用することにより、第1のMCSオフセットを受信する。
【0330】
場合により、第1のMCSオフセットは、1つまたは複数のMCS番号BB1に対応する1つまたは複数の変調方式、符号化率、およびスペクトル効率を決定するために使用され得る。BB1は0以上の正の整数である。例えば、第1のMCSオフセットに基づいて、MCS番号0からMCS番号4に対応する変調方式、符号化率、およびスペクトル効率が決定される。
【0331】
場合により、第1のCQIテーブルは、第1のCQIオフセットおよび第2のCQIテーブルに基づいて決定される、または第1のCQIテーブルにおける少なくとも1つのCQI番号に対応する符号化率は、第1のCQIオフセットおよび第2のCQIテーブルに基づいて決定される。
【0332】
場合により、第2のCQIテーブルにおけるエントリの数は、第1のCQIテーブルにおけるエントリの数以上である。第1のCQIテーブルに含まれるエントリは、第2のCQIテーブルに含まれるエントリのサブセットである。
【0333】
場合により、第1のCQIオフセットは、時間-周波数領域リソースのために構成され得る。周波数領域リソースは、キャリア(CC)、帯域幅部分(BWP)、サービングセル、または1つまたは複数のリソースブロック(RB)であり得る。時間領域リソースは、1つもしくは複数のシンボル、または1つもしくは複数のスロットであり得る。
【0334】
場合により、第1のCQIオフセットがBLERのために構成され得る。例えば、10e-5のために構成された第1のCQIオフセットはAA7であり、10e-4のために構成された第1のCQIオフセットはAA8であり、10e-3のために構成された第1のCQIオフセットはAA9であり、10e-2のために構成された第1のCQIオフセットはAA10である。
【0335】
場合により、第1のCQIオフセットが第1のCQIテーブルのために構成され得る。例えば、第1のCQIテーブルのために構成された第1のCQIオフセットはAA11であり、第3のCQIテーブルのために構成された第1のCQIオフセットはAA12である。
【0336】
第1のCQIオフセットは、上位層シグナリングを使用することによりネットワークデバイスによって送信されることが理解されよう。端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された上位層シグナリングを使用することにより、第1のCQIオフセットを受信する。上位層シグナリングは、上位層プロトコル層によって送信されるシグナリングであり得る。上位層プロトコル層は、物理層より上のすべてのプロトコル層のうちの少なくとも1つである。上位層プロトコル層は、次のプロトコル層、すなわち、媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)層、無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)層、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)層、および非アクセス層(Non-Access Stratum、NAS)のうちの少なくとも1つで特にあり得る。
【0337】
場合により、第1のCQIオフセットは、第1のCQIテーブルにおける1つまたは複数のCQI番号BB2に対応する1つまたは複数の変調方式、符号化率、およびスペクトル効率を決定するために使用され得る。BB2は、1以上の正の整数である。例えば、第1のCQIオフセットに基づいて、CQI番号1からCQI番号15に対応する変調方式、符号化率、およびスペクトル効率が決定される。
【0338】
場合により、第1のCQIテーブルにおける変調方式が16QAM、および/またはQPSK、および/またはBPSKであるCQI番号に対応する変調方式、符号化率、およびスペクトル効率が、第1のCQIオフセットに基づいて決定される。例えば、変調方式がBPSKであるCQI番号1およびCQI番号2に対応する変調方式、符号化率、およびスペクトル効率が、第1のCQIオフセットに基づいて決定される。例えば、変調方式がQPSKであるCQI番号0およびCQI番号9に対応する変調方式、符号化率、およびスペクトル効率が、第1のCQIオフセットに基づいて決定される。テーブルC13は、第2のCQIテーブルおよび第1のCQIオフセットに基づいて第1のCQIテーブルを決定する例を示す。
【0339】

【表20】
【0340】
テーブルC13では、第1のCQI番号は第1のCQIテーブルにおけるCQI指標を表し、第2のCQI番号は第2のCQIテーブルにおけるCQI指標を表す。
【0341】
テーブルC13では、CQI指標と各パラメータとの間の対応は単なる例である。例えば、第1のCQI番号15および第2のCQI番号17に対応する変調方式が64QAMでない場合や、符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値が666でない場合がある。このことは、具体的に限定されない。
【0342】
本出願の本実施形態で提供される第1のCQIテーブルおよび/または第2のCQIテーブルは、テーブルC13に示される少なくとも1つの対応するエントリを含み得、テーブルC13に示されない別の可能なエントリをさらに含み得ることに留意されたい。別のエントリが、本出願の本実施形態における第2のCQIテーブルに基づいて第1のCQIテーブルを決定する規則を満たすという条件で、別のエントリは、本出願の本実施形態の保護範囲内に含まれる。テーブルC13は、代替的に調整され得る。例えば、テーブルC13における1つまたは複数のエントリはまた、1つまたは複数の新しいテーブルC13を形成することもでき、これらも本出願の本実施形態の保護範囲に含まれる。
【0343】
本出願の本実施形態で提供されるMCSテーブルは、テーブルA1、A2、A8、A9、A9-1、A13、A32-1、A36、A42、A46、A49、A50、A50-1、C2、C5-1、またはC5-3に示されている少なくとも1つのエントリを含み得、テーブルA1、A2、A8、A9、A9-1、A13、A32-1、A36、A42、A46、A49、A50、A50-1、C2、C5-1、またはC5-3に示されていない別の可能なエントリをさらに含み得ることに留意されたい。別のエントリが、本出願の本実施形態におけるMCSテーブルの規則を満たすという条件で、別のエントリは、本出願の本実施形態の保護範囲内に含まれる。テーブルA1、A2、A8、A9、A9-1、A13、A32-1、A36、A42、A46、A49、A50、A50-1、C2、C5-1、またはC5-3は、新しいテーブルを形成するように代替的に調整され得る。例えば、テーブルA1における1つまたは複数のエントリが1つまたは複数の新しいテーブルA1を個別に形成し、テーブルA2における1つまたは複数のエントリが1つまたは複数の新しいテーブルA2を個別に形成する場合もある。他のテーブルは同様であり、詳細は説明されない。調整後に形成された新しいテーブルも、本出願の本実施形態の保護範囲に含まれる。
【0344】
図5を参照すると、本出願の一実施形態は、第3の通信方法を提供する。本方法は、CQI受信および通知方法とも呼ばれる。以下の説明プロセスでは、図2に示される適用シナリオに方法が適用される例が使用される。本方法の手順は次のとおりである。
【0345】
S51.端末デバイスは、第1のCQIテーブルに基づいて第1のCQI番号を把握する。
【0346】
S52.端末デバイスが第1のCQI番号を送信する場合、ネットワークデバイスは第1のCQI番号を受信する。
【0347】
S53.ネットワークデバイスは、第1のCQI番号に対応する変調方式、符号化率、およびスペクトル効率を決定し、第1のCQIテーブルが、第2のCQIテーブルで除外されたエントリ、および/または第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリを含む。
【0348】
第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリは、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリであり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは次のとおりである、すなわち、
いくつかのエントリが等間隔のCQI番号に対応する、または
いくつかのエントリが、連続しないCQI番号に対応し、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリ以外の少なくとも1つのエントリである、または
いくつかのエントリが、連続するCQI番号に対応し、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリ以外の少なくとも1つのエントリである、または
いくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリのうちの最大のCQI番号に対応するエントリを含む、または
いくつかのエントリが、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであり、連続するCQI番号に対応するN個のエントリを含み、N個の連続するエントリにおける最初のエントリが、第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであり、最小のCQI番号に対応するエントリであり、Nが1以上5以下の正の整数である。
【0349】
第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリが、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリであり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは次のとおりである、すなわち、
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリの番号は、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号12、およびCQI番号14、もしくはCQI番号11、CQI番号13、およびCQI番号15である、または
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリの番号は、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、およびCQI番号15、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号14、およびCQI番号15、もしくはCQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、CQI番号14、およびCQI番号15、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号14、およびCQI番号15である、または
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリの番号は、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、およびCQI番号14、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、およびCQI番号13、もしくはCQI番号10、CQI番号11、およびCQI番号12、もしくはCQI番号10およびCQI番号11である。
【0350】
あるいは、第1のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるすべてのエントリが、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリであり、第2のCQIテーブルにおける64QAMのいくつかのエントリは次のとおりである、すなわち、
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリの番号は、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号12、およびCQI番号14、もしくはCQI番号11、CQI番号13、およびCQI番号15である、または
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリの番号は、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、およびCQI番号15、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号14、およびCQI番号15、もしくはCQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、CQI番号14、およびCQI番号15、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号14、およびCQI番号15である、または
第2のCQIテーブルにおける変調方式が64QAMであるいくつかのエントリの番号は、第2のCQIテーブルにおけるCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、CQI番号13、およびCQI番号14、もしくはCQI番号10、CQI番号11、CQI番号12、およびCQI番号13、もしくはCQI番号10、CQI番号11、およびCQI番号12、もしくはCQI番号10およびCQI番号11である。
【0351】
第1のCQIテーブルおよび第2のCQIテーブルについて、違いは、テーブルC6と、テーブルC1およびテーブルC2のそれぞれとの違いと同様である。したがって、図5に示される実施形態の関連説明については、図4に示される実施形態を参照されたい。
【0352】
本出願の実施形態において提供されるデバイスは、添付の図面を参照しながら以下に説明される。
【0353】
図6は、通信装置600の概略構成図である。通信装置600は、上述の明細書におけるネットワークデバイスの機能を実現することができる。通信装置600は、上述の明細書に記載されたネットワークデバイスであってもよいし、上述の明細書に記載されたネットワークデバイスに設けられたチップであってもよい。通信装置600は、プロセッサ601と送受信機602とを備え得る。プロセッサ601は、図3に示される実施形態におけるS31、ならびに/または図5に示される実施形態におけるS53、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。送受信機602は、図3に示される実施形態ではS32およびS35、ならびに/または図4に示される実施形態ではS41およびS42、ならびに/または図5に示される実施形態ではS52、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。
【0354】
例えば、プロセッサ601は、MCSテーブルにおいてN個のMCS指標を決定し、符号化率に1024を乗じることにより取得され、N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、N≧Xであり、
送受信機602は、N個のMCS指標のうちの少なくとも1つを送信するように構成される。
【0355】
上述の方法実施形態におけるステップに関連するすべての内容が、対応する機能モジュールの機能の説明において記載され得る。ここでは細部を繰り返し説明しない。
【0356】
図7は、通信装置700の概略構成図である。通信装置700は、上述の明細書における端末デバイスの機能を実現することができる。通信装置700は、上述の明細書に記載された端末デバイスであってもよいし、上述の明細書に記載された端末デバイスに設けられたチップであってもよい。通信装置700は、プロセッサ701と送受信機702とを備え得る。プロセッサ701は、図3に示される実施形態におけるS33およびS34、ならびに/または図5に示される実施形態におけるS51、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。送受信機702は、図3に示される実施形態ではS32およびS35、ならびに/または図4に示される実施形態ではS41およびS42、ならびに/または図5に示される実施形態ではS52、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。
【0357】
例えば、送受信機702は、ダウンリンク制御情報を受信するように構成され、
プロセッサ701は、ダウンリンク制御情報から、MCSテーブルにおける少なくとも1つのMCS指標を取得し、MCSテーブルが、N個のMCS指標を含み、符号化率に1024を乗じることにより取得され、N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、N≧Xである、ように構成される。
【0358】
上述の方法実施形態におけるステップに関連するすべての内容が、対応する機能モジュールの機能の説明において記載され得る。ここでは細部を繰り返し説明しない。
【0359】
単純な実施形態では、当業者は、通信装置600または通信装置700が、図8Aに示される通信装置800の構造を使用することにより代替的に実装され得ることを理解することができる。通信装置800は、上述の明細書におけるネットワークデバイスまたは端末デバイスの機能を実現することができる。通信装置800は、プロセッサ801を備え得る。通信装置800が、図3に示される実施形態における端末デバイスの機能を実装するように構成される場合、プロセッサ801は、図3に示される実施形態においてS33およびS34、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。通信装置800が、図3に示される実施形態におけるネットワークデバイスの機能を実装するように構成される場合、プロセッサ801は、図3に示される実施形態においてS31、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。通信装置800が、図5に示される実施形態における端末デバイスの機能を実装するように構成される場合、プロセッサ801は、図5に示される実施形態においてS51、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。通信装置800が、図5に示される実施形態におけるネットワークデバイスの機能を実装するように構成される場合、プロセッサ801は、図5に示される実施形態においてS53、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。
【0360】
通信装置800は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、システムオンチップ(system on chip、SoC)、中央処理装置(central processor unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、デジタル信号処理回路(digital signal processor、DSP)、またはマイクロコントローラ(micro controller unit、MCU)とすることもできるし、プログラマブルコントローラ(programmable logic device、PLD)もしくは別の集積チップを使用することにより実装され得る。通信装置800は、本出願の実施形態においてネットワークデバイスまたは端末デバイスに配置されてもよく、それにより、ネットワークデバイスまたは端末デバイスは、本出願の実施形態において提供される方法を実施する。
【0361】
任意の実装では、通信装置800は、ネットワークデバイスと通信するように構成された送受信機コンポーネントを備え得る。例えば、通信装置800が、図3に示される実施形態においてネットワークデバイスまたは端末デバイスの機能を実装するように構成される場合、送受信機コンポーネントは、図3に示される実施形態においてS32およびS35、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。通信装置800が、図4に示される実施形態においてネットワークデバイスまたは端末デバイスの機能を実装するように構成される場合、送受信機コンポーネントは、図4に示される実施形態においてS41およびS42、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。通信装置800が、図5に示される実施形態におけるネットワークデバイスまたは端末デバイスの機能を実装するように構成される場合、送受信機コンポーネントは、図5に示される実施形態においてS52、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。
【0362】
任意の実装では、図8Bを参照すると、通信装置800は、メモリ802をさらに備え得る。メモリ802は、コンピュータプログラムまたは命令を格納するように構成され、プロセッサ801は、これらのコンピュータプログラムまたは命令を復号して実行するように構成される。これらのコンピュータプログラムまたは命令は、上述のネットワークデバイスまたは端末デバイスの機能プログラムを含み得ることを理解されたい。ネットワークデバイスの機能プログラムがプロセッサ801によって復号されて実行されると、ネットワークデバイスは、図3に示される実施形態、図4に示される実施形態、または図5に示される実施形態で提供される方法でネットワークデバイスの機能を実施することができる。端末デバイスの機能プログラムがプロセッサ801によって復号されて実行されると、端末デバイスは、図3に示される実施形態、図4に示される実施形態、または図5に示される実施形態で提供される方法で端末デバイスの機能を実施することができる。
【0363】
別の任意の実装形態では、ネットワークデバイスまたは端末デバイスの機能プログラムは、通信装置800の外部メモリに格納される。ネットワークデバイスの機能プログラムがプロセッサ801によって復号されて実行されると、メモリ802は、ネットワークデバイスの機能プログラムの一部またはすべての内容を一時的に格納する。端末デバイスの機能プログラムがプロセッサ801によって復号されて実行されると、メモリ802は、端末デバイスの機能プログラムの一部またはすべての内容を一時的に格納する。
【0364】
別の任意の実装形態では、ネットワークデバイスまたは端末デバイスの機能プログラムは、通信装置800の内部メモリ802に格納されるように設定される。ネットワークデバイスの機能プログラムが通信装置800の内部メモリ802に格納される場合、本出願の実施形態において、通信装置800は、ネットワークデバイスに配置され得る。端末デバイスの機能プログラムが通信装置800の内部メモリ802に格納される場合、本出願の実施形態において、通信装置800は、端末デバイスに配置され得る。
【0365】
さらに別の任意の実装形態では、ネットワークデバイスの機能プログラムの一部の内容は、通信装置800の外部メモリに格納され、ネットワークデバイスの機能プログラムの他の内容は、通信装置800の内部メモリ802に格納される。あるいは、端末デバイスの機能プログラムの一部の内容は、通信装置800の外部メモリに格納され、端末デバイスの機能プログラムの他の内容は、通信装置800の内部メモリ802に格納される。
【0366】
本出願の実施形態では、通信装置600、通信装置700、および通信装置800は、各機能モジュールが機能ごとに分割された形態で提示されてもよいし、各機能モジュールが統合された方式で分割された形態で提示されてもよい。本明細書では、「モジュール」は、ASIC、1つまたは複数のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行するプロセッサおよびメモリ、集積論理回路、ならびに/または上記の機能を提供し得る別の構成要素とすることができる。
【0367】
加えて、図6に示される実施形態で提供される通信装置600は、別の形態で代替的に実施されてもよい。例えば、通信装置600は、処理モジュールを備え、場合により、送受信機モジュールをさらに備え得る。例えば、処理モジュールは、プロセッサ601を使用することにより実施され得、送受信機モジュールは、送受信機602を使用することにより実施され得る。処理モジュールは、図3に示される実施形態におけるS31、ならびに/または図5に示される実施形態におけるS53、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。送受信機モジュールは、図3に示される実施形態ではS32およびS35、ならびに/または図4に示される実施形態ではS41およびS42、ならびに/または図5に示される実施形態ではS52、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。
【0368】
例えば、処理モジュールは、MCSテーブルにおいてN個のMCS指標を決定し、符号化率に1024を乗じることにより取得され、N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、N≧Xであり、
送受信機モジュールは、N個のMCS指標のうちの少なくとも1つを送信するように構成される。
【0369】
上述の方法実施形態におけるステップに関連するすべての内容が、対応する機能モジュールの機能の説明において記載され得る。ここでは細部を説明しない。
【0370】
図7に示される実施形態で提供される通信装置700は、別の形態で代替的に実施されてもよい。例えば、通信装置700は、処理モジュールを備え、場合により、送受信機モジュールをさらに備え得る。例えば、処理モジュールは、プロセッサ701を使用することにより実施され得、送受信機モジュールは、送受信機702を使用することにより実施され得る。処理モジュールは、図3に示される実施形態におけるS33およびS34、ならびに/または図5に示される実施形態におけるS51、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。送受信機モジュールは、図3に示される実施形態ではS32およびS35、ならびに/または図4に示される実施形態ではS41およびS42、ならびに/または図5に示される実施形態ではS52、ならびに/または本明細書で説明される技術をサポートするために使用される別のプロセスを実行するように構成され得る。
【0371】
例えば、送受信機モジュールは、ダウンリンク制御情報を受信するように構成され、
処理モジュールは、ダウンリンク制御情報から、MCSテーブルにおける少なくとも1つのMCS指標を取得し、MCSテーブルが、N個のMCS指標を含み、符号化率に1024を乗じることにより取得され、N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、N≧Xである、ように構成される。
【0372】
上述の方法実施形態におけるステップに関連するすべての内容が、対応する機能モジュールの機能の説明において記載され得る。ここでは細部を説明しない。
【0373】
本出願の実施形態において提供される通信装置600、通信装置700、および通信装置800は、図3に示される実施形態、図4に示される実施形態、または図5に示される実施形態において提供される方法を実行するように構成され得る。したがって、通信装置600、通信装置700、および通信装置800によって実現され得る技術的効果については、上述の方法実施形態を参照されたい。ここでは細部を繰り返し説明しない。
【0374】
本出願の実施形態による方法、デバイス(システム)、およびコンピュータプログラム製品の流れ図および/またはブロック図を参照して、本出願の実施形態を説明した。コンピュータプログラム命令が、流れ図および/またはブロック図における各プロセスおよび/または各ブロック、ならびに流れ図および/またはブロック図におけるプロセスおよび/またはブロックの組み合わせを実施するために使用され得ることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、機械を生み出すために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または別のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサのために提供され、その結果、コンピュータまたは任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令が、流れ図における1つまたは複数のプロセスおよび/またはブロック図における1つまたは複数のブロックにおける特定の機能を実施するための装置を生み出すのであってもよい。
【0375】
上記の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用することにより実施されてもよい。ソフトウェアが実施形態を実施するために使用される場合、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で完全にまたは部分的に実施されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行されると、本出願の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブル装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよいし、コンピュータ可読記憶媒体から別の可読記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者線(digital subscriber line、DSL))または無線(例えば、赤外線、電波、またはマイクロ波)方式で送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体であってもよく、または1つまたは複数の使用可能な媒体を一体化するサーバまたはデータセンタなどのデータ記憶装置であってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスクまたは磁気テープ)、光学媒体(例えば、デジタル多用途ディスク(digital versatile disc、DVD))、半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(solid state disk、SSD))などであってもよい。
【0376】
当然のことながら、当業者であれば、本出願の趣旨および範囲から逸脱することなしに、本出願の実施形態に対して様々な修正および変形をなし得る。このようにして、本出願は、本出願の以下の特許請求の範囲およびそれらの均等技術によって定義される保護範囲内に含まれる場合に限り、これらの修正および変形を包含するように意図されている。
【符号の説明】
【0377】
600 通信装置
601 プロセッサ
602 送受信機
700 通信装置
701 プロセッサ
702 送受信機
800 通信装置
801 プロセッサ
802 メモリ
図1
図2
図3
図4
図4-1】
図4-2】
図5
図6
図7
図8A
図8B
【手続補正書】
【提出日】2022-10-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のMCSテーブルにおいて変調符号化方式MCS指標を決定するステップであって、前記第1のMCSテーブルがN個のMCS指標を含み、符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、前記第1の閾値が119であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上である、ステップと、
記MCS指標を端末デバイスに送信するステップと
を含
前記第1のテーブルにおいて前記符号化率に1024を乗じることにより取得される値が、30、40、50、64、78、および99の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式が四位相偏移変調(QPSK)であり、変調次数が2である、または
前記第1のテーブルにおいて前記符号化率に1024を乗じることにより取得される値が、60、80、および100の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式が二位相偏移変調(BPSK)であり、変調次数が1である、通信方法。
【請求項2】
ダウンリンク制御情報をネットワークデバイスから受信するステップと、
前記ダウンリンク制御情報に基づいて、第1のMCSテーブルにおける変調符号化方式MCS指標を取得するステップであって、
前記第1のMCSテーブルがN個のMCS指標を含み、符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、前記第1の閾値が119であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上である、ステップと
を含
前記第1のテーブルにおいて前記符号化率に1024を乗じることにより取得される値が、30、40、50、64、78、および99の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式が四位相偏移変調(QPSK)であり、変調次数が2である、または
前記第1のテーブルにおいて前記符号化率に1024を乗じることにより取得される値が、60、80、および100の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式が二位相偏移変調(BPSK)であり、変調次数が1である、通信方法。
【請求項3】
前記第1のMCSテーブルが、第2のMCSテーブルにおける6つのMCS指標に対応するエントリが除去された後に取得される残りのエントリを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のMCSテーブルに含まれるMCS指標が0であるエントリ、MCS指標が1であるエントリ、MCS指標が2であるエントリ、MCS指標が3であるエントリ、MCS指標が4であるエントリ、およびMCS指標が5であるエントリが、前記第2のMCSテーブルで除外されたエントリである、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のMCSテーブルが、第2のMCSテーブルにおけるMCS指標25、MCS指標26、MCS指標27、およびMCS指標28に対応するエントリを含まない、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のMCSテーブルにおける各エントリが1つのMCS指標に対応し、前記第1のMCSテーブルにおけるいくつかのMCS指標のそれぞれが1つの変調次数、符号化率に1024を乗じることにより取得される1つの値、および1つのスペクトル効率に対応し、
MCS指標が6であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が120であり、スペクトル効率が0.2344であり、
MCS指標が7であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が157であり、スペクトル効率が0.3066であり、
MCS指標が8であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が193であり、スペクトル効率が0.3770であり、
MCS指標が9であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が251であり、スペクトル効率が0.4902であり、
MCS指標が10であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が308であり、スペクトル効率が0.6016であり、
MCS指標が11であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が379であり、スペクトル効率が0.7402であり、
MCS指標が12であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が449であり、スペクトル効率が0.8770であり、
MCS指標が13であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が526であり、スペクトル効率が1.0273であり、
MCS指標が14であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が602であり、スペクトル効率が1.1758である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のMCSテーブルが、
MCS指標が4であるエントリであって、符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値が78であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値78の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が0.1523である、エントリと、
MCS指標が5であるエントリであって、符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値が99であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値99の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が0.1934である、エントリと
をさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のMCSテーブルが、MCS指標が4であるエントリをさらに含み、
符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCS指標が4である前記エントリに対応する値が78であり、変調次数が2であり、スペクトル効率が01523である、または
符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCS指標が4である前記エントリに対応する値が156であり、変調次数が1であり、スペクトル効率が01523である、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のMCSテーブルが、MCS指標が0であるエントリをさらに含み、前記MCS指標が0である前記エントリに対応するスペクトル効率が0.0586であり、
変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が30である、または
変調次数が1であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が60である、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のMCSテーブルが、MCS指標が1であるエントリをさらに含み、前記MCS指標が1である前記エントリに対応するスペクトル効率が0.0781であり、
変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が40である、または
変調次数が1であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が80である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のMCSテーブルが、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が50であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値50の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が0.0977である、エントリと、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が64であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値64の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が0.125である、エントリと
をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のMCSテーブルが、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が100であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値100の前記エントリに対応する変調次数が1であり、スペクトル効率が0.0977である、エントリと、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が128であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値128の前記エントリに対応する変調次数が1であり、スペクトル効率が0.125である、エントリと
をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
処理ユニットと送信ユニットとを備える通信装置であって、
前記処理ユニットが、第1のMCSテーブルにおいて変調符号化方式MCS指標を決定し、前記第1のMCSテーブルがN個のMCS指標を含み、符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、前記第1の閾値が119であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上である、ように構成され、
前記送信ユニットが、前記MCS指標を端末デバイスに送信するように構成され、
前記第1のテーブルにおいて前記符号化率に1024を乗じることにより取得される値が、30、40、50、64、78、および99の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式が四位相偏移変調(QPSK)であり、変調次数が2である、または
前記第1のテーブルにおいて前記符号化率に1024を乗じることにより取得される値が、60、80、および100の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式が二位相偏移変調(BPSK)であり、変調次数が1である、通信装置。
【請求項14】
受信ユニットと処理ユニットとを備える通信装置であって、
前記受信ユニットが、ダウンリンク制御情報をネットワークデバイスから受信するように構成され、
前記処理ユニットが、前記ダウンリンク制御情報に基づいて、第1のMCSテーブルにおける変調符号化方式MCS指標を取得するように構成され、
前記第1のMCSテーブルがN個のMCS指標を含み、符号化率に1024を乗じることにより取得され、前記N個のMCS指標におけるMCS指標Xに対応する値が、第1の閾値以下であり、前記第1の閾値が119であり、Xが0以上の整数であり、Nが正の整数であり、NがX以上であ
前記第1のテーブルにおいて前記符号化率に1024を乗じることにより取得される値が、30、40、50、64、78、および99の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式が四位相偏移変調(QPSK)であり、変調次数が2である、または
前記第1のテーブルにおいて前記符号化率に1024を乗じることにより取得される値が、60、80、および100の値を含み、前記MCS指標Xに対応する変調方式が二位相偏移変調(BPSK)であり、変調次数が1である、通信装置。
【請求項15】
前記第1のMCSテーブルが、第2のMCSテーブルにおける6つのMCS指標に対応するエントリが除去された後に取得される残りのエントリを含む、請求項13または14に記載の通信装置。
【請求項16】
前記第1のMCSテーブルに含まれるMCS指標が0であるエントリ、MCS指標が1であるエントリ、MCS指標が2であるエントリ、MCS指標が3であるエントリ、MCS指標が4であるエントリ、およびMCS指標が5であるエントリが、前記第2のMCSテーブルで除外されたエントリである、請求項13から15のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項17】
前記第1のMCSテーブルが、第2のMCSテーブルにおけるMCS指標25、MCS指標26、MCS指標27、およびMCS指標28に対応するエントリを含まない、請求項13から16のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項18】
前記第1のMCSテーブルにおける各エントリが1つのMCS指標に対応し、前記第1のMCSテーブルにおけるいくつかのMCS指標のそれぞれが1つの変調次数、符号化率に1024を乗じることにより取得される1つの値、および1つのスペクトル効率に対応し、
MCS指標が6であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が120であり、スペクトル効率が0.2344であり、
MCS指標が7であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が157であり、スペクトル効率が0.3066であり、
MCS指標が8であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が193であり、スペクトル効率が0.3770であり、
MCS指標が9であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が251であり、スペクトル効率が0.4902であり、
MCS指標が10であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が308であり、スペクトル効率が0.6016であり、
MCS指標が11であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が379であり、スペクトル効率が0.7402であり、
MCS指標が12であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が449であり、スペクトル効率が0.8770であり、
MCS指標が13であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が526であり、スペクトル効率が1.0273であり、
MCS指標が14であるエントリに対応する変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が602であり、スペクトル効率が1.1758である、請求項13から17のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項19】
前記第1のMCSテーブルが、
MCS指標が4であるエントリであって、符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値が78であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値78の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が01523である、エントリと、
MCS指標が5であるエントリであって、符号化率に1024を乗じることにより取得される対応する値が99であり、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値99の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が01934である、エントリと
をさらに含む、請求項18に記載の通信装置。
【請求項20】
前記第1のMCSテーブルが、MCS指標が4であるエントリをさらに含み、
符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCS指標が4である前記エントリに対応する値が78であり、変調次数が2であり、スペクトル効率が01523である、または
符号化率に1024を乗じることにより取得され、MCS指標が4である前記エントリに対応する値が156であり、変調次数が1であり、スペクトル効率が01523である、請求項18に記載の通信装置。
【請求項21】
前記第1のMCSテーブルが、MCS指標が0であるエントリをさらに含み、前記MCS指標が0である前記エントリに対応するスペクトル効率が0.0586であり、
変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が30である、または
変調次数が1であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が60である、請求項13から20のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項22】
前記第1のMCSテーブルが、MCS指標が1であるエントリをさらに含み、前記MCS指標が1である前記エントリに対応するスペクトル効率が0.0781であり、
変調次数が2であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が40である、または
変調次数が1であり、符号化率に1024を乗じることにより取得される値が80である、請求項13から17のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項23】
前記第1のMCSテーブルが、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が50であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値50の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が0.0977である、エントリと、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が64であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値64の前記エントリに対応する変調次数が2であり、スペクトル効率が0.125である、エントリと
をさらに含む、請求項13から17のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項24】
前記第1のMCSテーブルが、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が100であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値100の前記エントリに対応する変調次数が1であり、スペクトル効率が0.0977である、エントリと、
符号化率に1024を乗じることにより取得される値が128であるエントリであって、前記符号化率に1024を乗じることにより取得される前記値128の前記エントリに対応する変調次数が1であり、スペクトル効率が0.125である、エントリと
をさらに含む、請求項13から17のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項25】
プロセッサを備える通信装置であって、前記プロセッサがメモリに接続され、前記プロセッサが前記メモリに格納された命令を実行し、前記通信装置が、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法を実行出来るようにする、通信装置。
【請求項26】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は命令を含み、前記命令が通信装置によって実行されると、前記通信装置が請求項1から11のいずれか一項に記載の方法を実行出来るようにする、コンピュータ可読記憶媒体。
【外国語明細書】