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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022189844
(43)【公開日】2022-12-22
(54)【発明の名称】クラウドベース文書の許可管理
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/134 20200101AFI20221215BHJP
   G06F 16/176 20190101ALI20221215BHJP
【FI】
G06F40/134
G06F16/176
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022161168
(22)【出願日】2022-10-05
(62)【分割の表示】P 2018122799の分割
【原出願日】2018-06-28
(31)【優先権主張番号】15/637,762
(32)【優先日】2017-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】506332063
【氏名又は名称】セールスフォース ドット コム インコーポレイティッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ドリュー ハムリン
(72)【発明者】
【氏名】アンドリュー チャン
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアム ジョーゼフ フリン ザ サード
(57)【要約】
【課題】 クラウドベース文書の許可管理を提供する。
【解決手段】 メモリと、メモリに結合された1つ以上のプロセッサとを含むシステムが提供される。1つ以上のプロセッサは、クライアント装置から、リンクを通して文書にアクセスする要求を受信し、クライアント装置が文書にアクセスするための許可がリンクに埋め込まれているように構成される。1つ以上のプロセッサはさらに、リンクを通して文書にアクセスする要求を受信したことに応じて、許可が第1のアクセス許可又は第2のアクセス許可を含むかどうかを決定し、リンクが第1のアクセス許可を有することに応じて、クライアント装置上で、文書に関連づけられたチャットパネルと同時に文書の表示をさせ、リンクが第1のアクセス許可と異なる第2のアクセス許可を有することに応じて、クライアント装置上で、チャットパネルを秘密にする間に文書の表示をさせるように構成される。
【選択図】 図3A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリと、
前記メモリに結合され、
クライアント装置から、リンクを通して文書にアクセスする要求を受信し、前記クライアント装置が前記文書にアクセスするための許可が前記リンクに埋め込まれており、
前記リンクを通して前記文書にアクセスする前記要求を受信したことに応じて、前記許可が第1のアクセス許可又は第2のアクセス許可を含むかどうかを決定し、前記第1のアクセス許可はチャットパネルを表示することを含み、前記第2のアクセス許可は前記チャットパネルを秘密にすることを含み、
前記リンクが前記第1のアクセス許可を有することに応じて、前記クライアント装置上で、前記文書に関連づけられた前記チャットパネルと同時に前記文書の表示をさせ、前記チャットパネルは、前記文書に関連づけられたユーザからのメッセージ又は前記文書に対して行われた編集のうちの少なくとも1つを含み、
前記リンクが前記第1のアクセス許可と異なる前記第2のアクセス許可を有することに応じて、前記クライアント装置上で、前記チャットパネルを秘密にする間に前記文書の表示をさせる
ように構成された1つ以上のプロセッサと、
を含むシステム。
【請求項2】
前記チャットパネルは第1のチャットパネルであり、前記プロセッサはさらに、前記リンクが前記第1の及び第2のアクセス許可と異なる第3の許可を有することに応じて、前記クライアント装置上で、前記文書と前記文書に関連づけられた複数のチャットパネルとの同時の表示をさせるように構成され、前記複数のチャットパネルは前記第1のチャットパネルを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記プロセッサはさらに、
前記チャットパネルを介して前記文書へのコメントをユーザから受信し、
前記コメントをデータベースに記憶する
ように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記プロセッサはさらに、前記コメントを受信したことに応答して通知を生成するように構成される、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記プロセッサはさらに、前記リンクが前記第1のアクセス許可を有することに応じて、前記文書を編集する権利を付与するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記プロセッサはさらに、
前記文書に対する編集を前記ユーザから受信し、
前記編集をデータベースに記憶する
ように構成される、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
命令を記憶させた非一時的コンピュータ読取可能装置であって、前記命令は、少なくとも1つのコンピューティング装置により実行されたときに、前記少なくとも1つのコンピューティング装置に、
クライアント装置から、リンクを通して文書にアクセスする要求を受信することであり、前記クライアント装置が前記文書にアクセスするための許可が前記リンクに埋め込まれている、ことと、
前記リンクを通して前記文書にアクセスする前記要求を受信したことに応じて、前記許可が第1のアクセス許可又は第2のアクセス許可を含むかどうかを決定することであり、前記第1のアクセス許可はチャットパネルを表示することを含み、前記第2のアクセス許可は前記チャットパネルを秘密にすることを含む、ことと、
前記リンクが前記第1のアクセス許可を有することに応じて、前記クライアント装置上で、前記文書に関連づけられた前記チャットパネルと同時に前記文書の表示をさせることであり、前記チャットパネルは、前記文書に関連づけられたユーザからのメッセージ又は前記文書に対して行われた編集のうちの少なくとも1つを含む、ことと、
前記リンクが前記第1のアクセス許可と異なる前記第2のアクセス許可を有することに応じて、前記クライアント装置上で、前記チャットパネルを秘密にする間に前記文書の表示をさせることと、
を含む動作を実行させる、非一時的コンピュータ読取可能装置。
【請求項8】
前記チャットパネルは第1のチャットパネルであり、前記動作は、前記リンクが前記第1の及び第2のアクセス許可と異なる第3の許可を有することに応じて、前記クライアント装置上で、前記文書と前記文書に関連づけられた複数のチャットパネルとの同時の表示をさせることをさらに含み、前記複数のチャットパネルは前記第1のチャットパネルを含む、請求項7に記載の非一時的コンピュータ読取可能装置。
【請求項9】
前記動作は、
前記チャットパネルを介して前記文書へのコメントを前記クライアント装置から受信することと、
前記コメントをデータベースに記憶することと、
をさらに含む、請求項7に記載の非一時的コンピュータ読取可能装置。
【請求項10】
前記動作は、前記コメントを受信したことに応答して通知を生成することをさらに含む、請求項9に記載の非一時的コンピュータ読取可能装置。
【請求項11】
前記動作は、前記リンクが前記第1のアクセス許可を有することに応じて、前記文書を編集する権利を付与することをさらに含む、請求項7に記載の非一時的コンピュータ読取可能装置。
【請求項12】
前記動作は、
前記文書に対する編集を前記クライアント装置から受信することと、
関連づけられた編集をデータベースに記憶することと、
をさらに含む、請求項11に記載の非一時的コンピュータ読取可能装置。
【請求項13】
前記動作は、前記リンクの前記許可を前記第1のアクセス許可から前記第2のアクセス許可に、又は前記第2のアクセス許可から前記第1のアクセス許可にコンバートする要求を受信することをさらに含む、請求項7に記載の非一時的コンピュータ読取可能装置。
【請求項14】
クライアント装置から、リンクを通して文書にアクセスする要求を受信するステップであり、前記クライアント装置が前記文書にアクセスするための許可が前記リンクに埋め込まれている、ステップと、
前記リンクを通して前記文書にアクセスする前記要求を受信したことに応じて、前記許可が第1のアクセス許可又は第2のアクセス許可を含むかどうかを決定するステップであり、前記第1のアクセス許可はチャットパネルを表示することを含み、前記第2のアクセス許可は前記チャットパネルを秘密にすることを含む、ステップと、
前記リンクが前記第1のアクセス許可を有することに応じて、前記クライアント装置上で、前記文書に関連づけられた前記チャットパネルと同時に前記文書の表示をさせるステップであり、前記チャットパネルは、前記文書に関連づけられたユーザからのメッセージ又は前記文書に対して行われた編集のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
前記リンクが前記第1のアクセス許可と異なる前記第2のアクセス許可を有することに応じて、前記クライアント装置上で、前記チャットパネルを秘密にする間に前記文書の表示をさせるステップと、
を含む、コンピュータにより実現される方法。
【請求項15】
前記チャットパネルは第1のチャットパネルであり、当該方法は、前記リンクが前記第1の及び第2のアクセス許可と異なる第3の許可を有することに応じて、前記クライアント装置上で、前記文書と前記文書に関連づけられた複数のチャットパネルとの同時の表示をさせるステップをさらに含み、前記複数のチャットパネルは前記第1のチャットパネルを含む、請求項14に記載のコンピュータにより実現される方法。
【請求項16】
前記チャットパネルを介して前記文書へのコメントを前記クライアント装置から受信するステップと、
前記コメントをデータベースに記憶するステップと、
をさらに含む請求項14に記載のコンピュータにより実現される方法。
【請求項17】
前記コメントを受信したことに応答して通知を生成するステップ、をさらに含む請求項16に記載のコンピュータにより実現される方法。
【請求項18】
前記リンクが前記第1のアクセス許可を有することに応じて、前記文書を編集する権利を付与するステップ、をさらに含む請求項14に記載のコンピュータにより実現される方法。
【請求項19】
前記文書に対する編集を前記クライアント装置から受信するステップと、
前記編集をデータベースに記憶するステップと、
をさらに含む請求項18に記載のコンピュータにより実現される方法。
【請求項20】
前記リンクの前記許可を前記第1のアクセス許可から前記第2のアクセス許可に、又は前記第2のアクセス許可から前記第1のアクセス許可にコンバートする要求を受信するステップ、をさらに含む請求項14に記載のコンピュータにより実現される方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
文書作成が進展するとき、著者、編集者、及びプログラマは他の寄稿者と時に協働する。文書の作成に対する多くの寄稿者間の協働を容易にするために、クラウドベース文書生成が一般的な構造になってきており、多くのユーザが文書にアクセスし、かつ/あるいは編集することを可能にしている。いくつかの例において、クラウドベース文書はリポジトリ内に存在し、1ユーザが一時に文書にアクセスし、かつ/あるいは編集することを可能にすることがある。例えば、クラウドベース文書は「チェックアウト」機能を実現し、1編集者のみが一時に変更を行うことを可能にすることがある。他の例において、いくつかのクラウドベース文書はリアルタイム文書編集を可能にすることがある。
【0002】
しかしながら、協働が進展するとき、文書所有者は、ユーザを分離し、異なるタイプのアクセスを異なる個人に付与したい場合がある。しかしながら、この分離に向かうチャレンジは、異なる許可が、文書所有者が付与するのに直感的であり、かつユーザが利用するのに直感的でなければならないことである。
【0003】
関連出願の相互参照
本出願は、2017年6月29日に申請され「Presentation Collaboration With Various Electronic Devices」と題された同時係属の米国特許出願第15/637,729号(Atty Dkt No. 3462.0660000)、2017年6月29日に申請され「Color Theme Maintenance For Presentations」と題された同時係属の米国特許出願第15/637,096号(Atty Dkt No. 3462.0630000)、2017年6月29日に申請され「Automatic Layout Engine」と題された同時係属の米国特許出願第15/637,717号(Atty Dkt No. 3462.0620000)、及び2017年6月29日に申請され「Smart Defaults Based on Previous Settings For Presentation Slides」と題された同時係属の米国特許出願第15/637,077号(Atty Dkt No. 3462.0650000)に関連し、上記のすべてがその全体を参照により援用される。
【図面の簡単な説明】
【0004】
添付図面がここで組み込まれ、本明細書の一部を形成する。
図1】いくつかの実施例に従う文書許可管理システムのブロック図である。
図2】いくつかの実施例に従う、違った許可を強調する文書許可管理システムのブロック図である。
図3A】いくつかの実施例に従う、文書インタラクショングラフィカルユーザインターフェースの画面表示である。
図3B】いくつかの実施例に従う、チャットパネルの画面表示である。
図4A】いくつかの実施例に従う、編集者有効グラフィカルユーザインターフェースの画面表示である。
図4B】いくつかの実施例に従う、閲覧者有効グラフィカルユーザインターフェースの画面表示である。
図5】様々な実施例を実現するために使用できる例示的なコンピュータシステムである。
【発明を実施するための形態】
【0005】
図面において、同様の参照番号は同一又は類似の要素を一般に示す。さらに、一般に、参照番号の最左桁は、該参照番号が最初に現れた図面を示す。
【0006】
クラウドベース文書に関連づけられた許可(permissions)を管理するシステム、装置、デバイス、方法、及び/又はコンピュータプログラム製品実施例、及び/又はその組み合わせ及びサブ組み合わせが本明細書において提供される。
【0007】
本明細書で説明されるシステム及び方法は、クラウドベース文書に関連づけられた許可リンクを管理し、割り当て、かつ/あるいは送信することができる。一実施例において、文書生成システムが、文書を生成し、かつ/あるいは維持することができる。文書は、コンピュータ画面及び/又はモニタに表示されることが可能なコンピュータ読取可能文書であり得る。例えば、文書は、テキスト、画像、スプレッドシート及び/又はテーブル、プレゼンテーション、スライドショー、コンピュータプログラムコード、及び/又はインターネットブラウザコードを含んでよい。一実施例において、文書は、一時的情報、例えば、オーディオ及び/又はビデオファイルなどを含んでよい。文書生成システムは、ユーザ及び/又はクライアント装置の要求で文書を生成することができる。文書生成システムはさらに、文書生成システムに対して内部のリポジトリに文書を記憶することができる。
【0008】
一実施例において、文書生成システムは、生成された文書に関連づけられた許可を維持することができる。文書生成システムは、文書に関連づけられた異なるリンクに基づいて許可を維持することができる。リンクは、例えば、ユニフォームリソースロケータ(URL)、ユニフォームリソースインジケータ(URI)、及び/又は文書を維持するサーバ及び/又はデータベースに対するアクセスをクライアント装置に付与する埋め込まれたウェブオブジェクトであり得る。文書生成システムは、文書に対する一意(unique)リンクを生成することができ、一意リンクをクライアント装置に送信することができる。各リンクは、1つ以上の一意識別及び一意許可に関連づけられてよい。クライアント装置が、リンクを利用して関連づけられた文書にアクセスした場合、クライアント装置は、利用されたリンクに関連づけられた許可を受けることができる。このリンク構造は、文書生成システムが異なる文書許可を異なるクライアント装置に付与することを可能にすることができる。
【0009】
一実施例において、リンクは、一意識別を含むことができる。文書生成システムは、例えば一意テキストURLを生成することにより、一意識別を含むようにリンクを書式設定する(format)ことができる。文書生成システムは、このリンクをクライアント装置に送信することができる。一実施例において、文書生成システムは、一意識別と一意リンク識別に関連づけられた許可とのインデックスを維持することができる。許可には、クラウドベース文書に関連づけられた権利を含むことができる。例えば、許可には、リンクにアクセスするクライアント装置が、関連づけられたクラウドベース文書を編集することを可能にすることを含んでよい。一実施例において、リンクは、文書の編集を可能にしなくてよく、しかし代わりに、クライアント装置が文書を閲覧する(view)ことを可能にしてよい。一実施例において、リンクは、文書に関連づけられたチャット機能でコメント及び/又は対話すること(interacting)を可能にすることができる。一実施例において、コメントすること及び/又はチャットインタラクション(interaction)は、編集者(editor)及び/又は閲覧者(viewer)許可に結びつけられてよい。
【0010】
一実施例において、クライアント装置は、リンクを共有することができる。文書生成システムが許可をリンクに関連づけることができるため、リンクは、異なるクライアント装置間で共有され、他のクライアント装置に同じ関連づけられた許可を付与することができる。例えば、リンクは、ウェブページに埋め込まれ、あるいは電子メッセージを介して送信され、複数のクライアント装置がリンクにアクセスすることを可能にすることができる。一実施例において、共有されたリンクが、該リンクに関連づけられた一意識別を依然として維持することができる。複数のクライアント装置が同じリンクを使用して文書にアクセスする場合、文書生成システムは、一意識別子、例えば、クライアント装置に関連づけられたインターネットプロトコル(IP)アドレスなどを使用して、各クライアント装置を依然として区別することができる。一実施例において、文書生成システムが各クライアント装置を区別することができるが、文書生成システムは、同じリンクで文書にアクセスするクライアント装置に対して同じ許可を依然として付与することができる。
【0011】
一実施例において、文書生成システムは、リンクに関連付けられた許可を変えることができる。文書生成システムは、許可を取り消し、かつ/あるいは他の許可を付与し、文書とのさらなるインタラクションを有効にすることができる。この実施例は、危険にさらされている可能性があるリンク及び/又はセキュアでなくなったリンクに対する許可の取り消しを可能にすることができる。この実施例はさらに、リンクをすでに受信したクライアント装置の機能を有効にすることを可能にすることができる。
【0012】
一実施例において、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)表示が、リンクに関連づけられた許可であり得る。例えば、クライアント装置がリンクにアクセスしたとき、文書生成システムはGUIを生成し、クライアント装置がリンクに関連づけられた文書と対話することを可能にすることができる。クライアント装置は、GUIを表示し、かつ/あるいはGUIを使用してコマンドを文書生成システムに送信することができる。一実施例において、GUIは、文書にアクセスするために使用されたリンク、文書とのインタラクションのための文書インターフェース、及び/又はチャット機能を有効にするチャットパネルを表示することができる。
【0013】
一実施例において、GUIは、リンクに関連づけられた許可に依存して異なる要素を表示することができる。例えば、編集者許可を有するリンクにアクセスするクライアント装置は、閲覧者許可を有するリンクにアクセスするクライアント装置と異なるGUIを閲覧することがある。一実施例において、編集者許可に関連づけられたGUIは、文書編集インターフェース、編集者チャットパネル、及び/又は閲覧者チャットパネルを含むことができる。一実施例において、閲覧者許可に関連づけられたGUIは、文書閲覧インターフェース及び/又は閲覧者チャットパネルを含むことができる。
【0014】
チャットパネルは、GUIの1つ以上のセクションであり得、かつ/あるいはGUIの文書との関連づけを共有することができる。文書生成システムは、チャットパネルをインスタンス化し、チャットパネルを介してクライアント装置からコメント及び/又はチャットメッセージを受信し、かつ/あるいはコメント及び/又はチャットメッセージをリポジトリに維持することができる。クライアント装置は、GUIを利用して、コメント及び/又はチャットメッセージを文書生成システムに送信することができる。一実施例において、文書生成システムは、文書にアクセスするために使用されたリンクを、チャットパネルで受信されたコメント及び/又はチャットメッセージに関連づけることができる。
【0015】
一実施例において、文書生成システムは、コメント及び/又はチャットメッセージに関連づけられた文書参照を生成することができる。文書生成システムは、文書に関連したパラメータを識別し、パラメータをコメント及び/又はチャットメッセージに関連づけることができる。例えば、文書生成システムは、いくつかのプレゼンテーションスライドを含むプレゼンテーションと、プレゼンテーションに関連づけられたリンクとを生成することができる。文書生成システムは、リンクをクライアント装置に送信し、クライアント装置がGUIにアクセスし、プレゼンテーションのスライドと対話することを可能にすることができる。文書生成システムが、スライドがGUIに表示される間、クライアント装置からコメントを受信した場合、文書生成システムは、表示されたスライドのスライド番号を、受信したコメントに関連づけることができる。文書が1つ以上のページを含むテキスト文書である一実施例において、文書生成システムは、表示されたページのページ番号を、受信したコメントに関連づけることができる。
【0016】
一実施例において、文書生成システムは、第1のクライアント装置から文書に関連づけられたコメントを受信することができる。第1のクライアント装置は、第1のクライアント装置に表示された第1のGUIを介して文書と対話することができる。文書生成システムは、受信したコメントを記憶し、かつ/あるいはコメントに文書参照を関連づけることができる。文書生成システムは、次いで、第2のクライアント装置から、文書にアクセスするための要求を受信することができる。第2のクライアント装置は、第1のクライアント装置と同じリンクを使用して文書にアクセスすることができ、あるいは文書生成システムにより生成された異なるリンクを使用することができる。文書生成システムは、第2のGUIを第2のクライアント装置に送信することができる。第2のGUIは、第1のGUIと同じGUIコンポーネントを表示してよく、あるいはそうでなくてもよい。第2のGUIを使用して、第2のクライアント装置は、文書と対話し、第1のクライアント装置から受信されたコメントを閲覧することができる。
【0017】
一実施例において、文書がプレゼンテーションである場合、コメントはスライド番号参照を含むことができる。第2のクライアント装置がリンクを介してプレゼンテーションにアクセスしたとき、第2のクライアント装置は、第2のGUIを介してプレゼンテーションのスライドと対話することができる。第2のクライアント装置がコメントに関連づけられたスライドを閲覧したとき、文書生成システムは、コメントを第2のクライアント装置に送信することができる。第2のGUIは、第2のクライアント装置がコメントに関連づけられたスライドにアクセスしたとき、コメントを表示することができる。一実施例において、第2のGUIは、コメントをチャットパネルに表示することができる。一実施例において、第2のGUIは、コメントに関連づけられたスライドが第2のGUIに表示されないとき、コメントを表示しなくてよい。
【0018】
一実施例において、第2のGUIに関連づけられたチャットパネルは、通知機能を利用して、ユーザに新しいコメント及び/又はチャットメッセージを警告することができる。例えば、第2のクライアント装置が、コメント及び/又はチャットメッセージを有する文書にアクセスした後、文書生成システムは、第2のクライアント装置が前に表示していないコメント及び/又はチャットメッセージが文書に関連づけられていると示す通知を、第2のGUIに送信することができる。この通知には、コメント、チャットメッセージ、第1のクライアント装置の識別、及び/又は、コメント及び/又はチャットメッセージが当てはまる文書のうちの部分を示す文書参照を含むことができる。
【0019】
次に、これら機能が対応する図に関して論じられる。
【0020】
図1は、いくつかの実施例に従う、文書許可管理システム100のブロック図である。一実施例において、文書許可管理システム100は、クラウドベース文書を生成し、かつ/あるいはクラウドベース文書に関連づけられたリンク及び許可を管理することができる。文書許可管理システム100は、文書生成システム110、ネットワーク120、及び1つ以上のクライアント装置130A、130B、・・・、130nを含むことができる。
【0021】
一実施例において、文書生成システム110は、クラウドベース文書を生成し、記憶し、かつ/あるいは維持することができる。文書生成システム110はさらに、クラウドベース文書に関連づけられたリンクを生成することができる。文書生成システム110はさらに、許可をリンクに割り当て、かつ/あるいはリンク及び関連づけられた許可のレコードを維持することができる。文書生成システム110は、サーバ111及び文書データベース112を含むことができる。
【0022】
一実施例において、サーバ111は、文書データベース112、ネットワーク120、及び/又はクライアント装置130とインターフェースをとるように構成された1つ以上のプロセッサ、メモリ、ルータ、モデム、アンテナ、及び/又は回路を含むことができる。サーバ111は、ネットワーク120及び/又はネットワークプロトコルを使用してクライアント装置130と通信することができる。ネットワーク120は、有線又は無線方式で情報を送信することが可能なネットワークを含んでよく、例えば、インターネット、ローカルエリアネットワーク、及び/又はワイドエリアネットワークであり得る。ネットワークプロトコルは、例えば、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)、TCP/IPプロトコル、イーサネット(登録商標)、又は非同期転送モードであり得る。サーバ111は、クライアント装置130に対する情報を送信し、かつ/あるいは受信することができる。サーバ111は、クライアント装置130から送信及び/又は受信された情報を処理することができる。サーバ111は、文書データベース112から例えば文書プロパティなどの情報を取り出し、かつ/あるいはこの情報をクライアント装置130に送信することができる。サーバ111は、クライアント装置130から文書インタラクション及び/又はコマンドを受信することができる。
【0023】
一実施例において、サーバ111は、クラウドベース文書を生成するように構成されてよい。クラウドベース文書は、テキスト、画像、スプレッドシート及び/又はテーブル、プレゼンテーション、スライドショー、コンピュータプログラムコード、及び/又はインターネットブラウザコードを含むことができる。一実施例において、クラウドベース文書は、一時的情報、例えばオーディオ及び/又はビデオファイルなどを含んでよい。サーバ111は、データベース管理システムを使用して文書データベース112と対話し、かつ/あるいは生成されたクラウドベース文書を文書データベース112に記憶することができる。文書データベース112は、クラウドベース文書及び/又はクラウドベース文書に関連づけられた許可に関するレコードを記憶するように構成されたテーブル、レコード、インデックス、及び/又は他のメモリを含むことができる。
【0024】
一実施例において、サーバ111は、クライアント装置130から受信されたコマンドに基づいてクラウドベース文書をインスタンス化することができる。クライアント装置130は、コンピューティングプラットフォーム、例えば、これらに限られないが、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ウェブブラウザ、及び/又はネットワーク120に接続して文書生成システム110と通信するように構成された他のコンピューティング装置などであり得る。一実施例において、サーバ111は、クライアント装置130で生成された文書を受信し、かつ/あるいは記憶することができる。サーバ111は、文書の生成を要求したクライアント装置130のプロパティに基づいて文書のクライアント装置所有権を関連づけることができる。例えば、クライアント装置130Aが、文書の生成を要求することがある。クライアント装置130Aは、アカウント情報及び/又はログイン情報を文書生成システム110に提供することができる。アカウント情報及び/又はログイン情報を受信したことに応答して、文書生成システム110は、クライアント装置130Aが文書を生成することを可能にすることができる。一実施例において、サーバ111は、文書の所有権をクライアント装置130A及び/又はクライアント装置130Aに関連づけられたアカウントに関連づけることができる。一実施例において、ユーザが、異なるクライアント装置130を利用して文書生成システム110にアクセスすることができ、別のクライアント装置130を使用して同じアカウント情報を提供することに基づいて所有文書に依然としてアクセスすることができる。一実施例において、サーバ111は、生成された文書を文書データベース112に記憶し、かつ/あるいは生成された文書の所有権のレコードを維持することができる。
【0025】
一実施例において、文書の所有者とみなされるクライアント装置130及び/又はアカウントは、文書に関連づけられた許可を規定することができる。所有者は、クライアント装置130を利用して文書生成システム110と対話して、所有文書に関連づけられた許可を管理することができる。一実施例において、文書生成システム110は、コマンドを受信して文書に対する1つ以上のリンクを生成し、かつ/あるいはリンクをクライアント装置130に送信することができる。リンクは、例えば、ユニフォームリソースロケータ(URL)、ユニフォームリソースインジケータ(URI)、及び/又は文書生成システム110に記憶された文書に対するアクセスをクライアント装置130に付与する埋め込まれたウェブオブジェクトであり得る。
【0026】
文書生成システムは110、文書に対する一意リンクを生成することができ、一意リンクを1つ以上のクライアント装置130A、130B、・・・、130nに送信することができる。各リンクは、1つ以上の一意識別及び/又は一意許可に関連づけられてよい。クライアント装置130が、リンクを利用して関連づけられた文書にアクセスした場合、クライアント装置130は、文書生成システム110から、利用されたリンクに関連づけられた許可を受けることができる。このリンク構造は、文書生成システム110が異なる文書許可を異なるクライアント装置130に付与することを可能にすることができる。
【0027】
一実施例において、リンクは、一意識別を含むことができる。文書生成システム110は、例えば一意テキストURLを生成することにより、一意識別を含むようにリンクを書式設定することができる。文書生成システム110は、このリンクをクライアント装置130に送信することができる。一実施例において、クライアント装置130Aは、コマンドを文書生成システム110に送信し、文書生成システム110にリンクをクライアント130Bに対して送信させることができる。
【0028】
一実施例において、文書生成システム110は、一意リンク識別及び/又は一意識別に関連づけられた許可の、インデックスを維持することができる。文書生成システム110は、このインデックスを文書データベース112に、及び/又は別個のメモリ記憶装置に記憶することができる。
【0029】
関連づけられた許可は、クラウドベース文書に関連づけられた権利を含むことができる。例えば、許可には、リンクにアクセスするクライアント装置130が、関連づけられたクラウドベース文書を編集することを可能にすることを含んでよい。一実施例において、リンクは、文書の編集を可能にしなくてよく、しかし代わりに、クライアント装置130が文書を閲覧することを可能にしてよい。一実施例において、リンクは、文書に関連づけられたチャット機能でコメント及び/又は対話することを可能にすることができる。一実施例において、コメントすること及び/又はチャットインタラクションは、編集者及び/又は閲覧者許可に結びつけられてよい。文書許可及びチャット機能は、図3A図3B及び図4A図4Bを参照してさらに論じられる。
【0030】
一実施例において、リンクに対するアクセスを有するクライアント装置130は、リンクを共有することができる。文書生成システム110が許可をリンクに関連づけることができるため、リンクは、異なるクライアント装置130間で共有され、他のクライアント装置130に同じ関連づけられた許可を付与することができる。一実施例において、クライアント装置130Aは、文書生成システム110からリンクを受信することができる。クライアント装置130Aは、次いで、リンクを1つ以上の他のクライアント装置130に送信することができる。例えば、リンクは、ウェブページに埋め込まれ、あるいは電子メッセージを介して送信され、複数のクライアント装置130がリンクにアクセスすることを可能にすることができる。
【0031】
一実施例において、共有されたリンクが、該リンクに関連づけられた一意識別を依然として維持することができる。複数のクライアント装置130が同じリンクを使用して文書にアクセスする場合、文書生成システム110は、一意識別子、例えば、クライアント装置130に関連づけられたインターネットプロトコル(IP)アドレス、電話番号、全地球測位システム(GPS)情報、アカウント情報、及び/又はクライアント装置130を区別することができる他の情報などを使用して、各クライアント装置130を依然として区別することができる。一実施例において、文書生成システム110が各クライアント装置130を区別することができるが、文書生成システム110は、同じリンクで文書にアクセスするクライアント装置130に対して同じ許可を依然として付与することができる。
【0032】
一実施例において、文書生成システム110は、リンクに関連付けられた許可を変えることができる。文書生成システム110は、許可を取り消し、かつ/あるいは他の許可を付与し、文書とのさらなるインタラクションを有効にすることができる。この実施例は、危険にさらされている可能性があるリンク及び/又はセキュアでなくなったリンクに対する許可の取り消しを可能にすることができる。この実施例はさらに、リンクをすでに受信したクライアント装置130の機能を有効にすることを可能にすることができる。
【0033】
一実施例において、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)表示が、リンクに関連づけられた許可であり得る。例えば、クライアント装置130がリンクにアクセスしたとき、文書生成システム110は、GUIを生成し、クライアント装置がリンクに関連づけられた文書と対話することを可能にすることができる。クライアント装置130は、GUIを表示し、かつ/あるいはGUIを使用してコマンドを文書生成システムに送信することができる。一実施例において、GUIは、文書にアクセスするために使用されたリンク、文書とのインタラクションのための文書インターフェース、及び/又はチャット機能を有効にするチャットパネルを表示することができる。GUI表示機能は、図3A図3B及び図4A図4Bを参照してさらに詳細に論じられる。
【0034】
図2は、いくつかの実施例に従う、違った許可を強調する文書許可管理システム200のブロック図である。一実施例において、文書許可管理システム200は、文書生成システム210と、ネットワーク220と、2つのカテゴリに分類されたクライアント装置、すなわち編集者クライアント装置232A、232B、・・・、232n及び閲覧者クライアント装置234A、234B、・・・、234nとを含むことができる。文書生成システム210は、図1を参照して説明された文書生成システム110と同様のコンポーネントを含むことができる。これらコンポーネントには、サーバ211及び文書データベース212を含むことができ、これらは、図1を参照して説明されたサーバ111及び文書データベース112と同様の仕方で動作するように構成されてよい。ネットワーク220は、同様に図1を参照して説明されたネットワーク120と同様のコンポーネントを含むことができる。
【0035】
編集者クライアント装置232A、232B、・・・、232n及び/又は閲覧者クライアント装置234A、234B、・・・、234nは、コンピューティングプラットフォーム、例えば、これらに限られないが、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ウェブブラウザ、及び/又はネットワーク220に接続して文書生成システム210と通信するように構成された他のコンピューティング装置などであり得る。一実施例において、編集者クライアント装置232Aは、編集者クライアント装置232Bと異なるハードウェアを含むことができる。一実施例において、編集者クライアント装置232Aは、編集者クライアント装置232Bと同じハードウェアを含むことができる。一実施例において、閲覧者クライアント装置234Aは、閲覧者クライアント装置234Bと異なるハードウェアを含むことができる。一実施例において、閲覧者クライアント装置234Aは、閲覧者クライアント装置234Bと同じハードウェアを含むことができる。一実施例において、編集者クライアント装置232Aは、閲覧者クライアント装置234Aと異なるハードウェアを含むことができる。一実施例において、編集者クライアント装置232Aは、閲覧者クライアント装置234Aと同じハードウェアを含むことができる。
【0036】
一実施例において、編集者クライアント装置232Aは、文書生成システム210から受信したリンクに基づき編集者クライアント装置232Bと異なり得る。文書生成システム210は、第1のリンクを編集者クライアント装置232Aに、第2のリンクを編集者クライアント装置232Bに送信することができる。文書生成システム210は、第1及び第2のリンクに異なる許可を関連づけることができる。文書生成システム210は、文書の所有者から受信した許可を割り当てることができる。一実施例において、第1及び第2のリンクは編集者許可に関連づけられ、第1又は第2のリンクと対話する編集者クライアント装置232が、関連づけられた文書を編集することを可能にすることができる。一実施例において、第1のリンク及び第2のリンクに関連づけられた許可は、同じでよい。
【0037】
一実施例において、第1のリンクに関連づけられた許可は、第2のリンクに関連づけられた許可と異なり得る。例えば、編集者クライアント装置232Aが第1のリンクを利用して文書と対話するとき、文書生成システム210は、編集者クライアント装置232Aが文書の一部及び/又はサブセットを編集することを可能にすることができる。対照的に、編集者クライアント装置232Bが第2のリンクを利用して文書と対話するとき、文書生成システム210は、編集者クライアント装置232Bが文書の全体を編集することを可能にすることができる。編集者クライアント装置232Bは、完全な文書(full document)を編集するための編集者権を獲得することができ、編集者クライアント装置232Aは、文書の一部を編集するための編集者権を獲得することができる。例えば、文書生成システム210は、テキスト文書の特定ページ、プレゼンテーションの特定スライド、ソフトウェアコードの特定セグメント、オーディオファイルの特定部分、及び/又はビデオファイルの特定部分に対して編集者クライアント装置232Aを制限することができる。
【0038】
一実施例において、編集者クライアント装置232Aは、(図4Aを参照して説明されるように)GUI表示上で閲覧者チャットパネルを閲覧することができてよく、編集者クライアント装置232Bは、閲覧者チャットパネルを閲覧することができない。一実施例において、編集者クライアント装置232Aは、GUI表示上で編集者チャットパネルを閲覧することができてよく、編集者クライアント装置232Bは、編集者チャットパネルを閲覧することができない。文書生成システム210が、編集者クライアント装置232に送信されたリンクに関連した許可を管理するため、文書生成システム210は、各リンクに関連づけられた許可をカスタマイズすることができる。このカスタマイズは、編集者クライアント装置232間の共有された編集者特権を可能にすることができ、しかし特定の編集制限を特定の編集者クライアント装置232に適用することができる。カスタマイズ可能なリンク許可が、クラウドベース文書アクセスを管理することにおけるより大きい柔軟性を可能にすることができる。
【0039】
閲覧者クライアント装置234に送信されたリンクもまた、カスタマイズ可能な許可を含むことができる。一実施例において、文書生成システム210は、第1のリンクを閲覧者クライアント装置234Aに、第2のリンクを閲覧者クライアント装置234Bに送信することができる。第1及び第2のリンクは閲覧者許可に関連づけられ、第1又は第2のリンクと対話する閲覧者クライアント装置234が、関連づけられた文書を閲覧することを可能にすることができる。一実施例において、第1のリンク及び第2のリンクに関連づけられた許可は、同じでよい。
【0040】
一実施例において、第1のリンクに関連づけられた許可は、第2のリンクに関連づけられた許可と異なり得る。例えば、閲覧者クライアント装置234Aが第1のリンクを利用して文書と対話するとき、文書生成システム210は、閲覧者クライアント装置234Aが文書の一部及び/又はサブセットを閲覧することを可能にすることができる。対照的に、閲覧者クライアント装置234Bが第2のリンクを利用して文書と対話するとき、文書生成システム210は、閲覧者クライアント装置234Bが文書の全体を閲覧することを可能にすることができる。閲覧者クライアント装置234Bは、完全な文書を閲覧するための閲覧者権を獲得することができ、閲覧者クライアント装置234Aは、文書の一部を閲覧するための閲覧者権を獲得することができる。例えば、文書生成システム210は、テキスト文書の特定ページ、プレゼンテーションの特定スライド、ソフトウェアコードの特定セグメント、オーディオファイルの特定部分、及び/又はビデオファイルの特定部分に対して閲覧者クライアント装置234Aを制限することができる。
【0041】
一実施例において、閲覧者クライアント装置234Aは、(図4Bを参照して説明されるように)GUI表示上で閲覧者チャットパネルを閲覧することができてよく、閲覧者クライアント装置234Bは、閲覧者チャットパネルを閲覧することができない。文書生成システム210が、閲覧者クライアント装置234に送信されたリンクに関連した許可を管理するため、文書生成システム210は、各リンクに関連づけられた許可をカスタマイズすることができる。このカスタマイズは、閲覧者クライアント装置234間の共有された閲覧者特権を可能にすることができ、しかし特定の閲覧制限を特定の閲覧者クライアント装置234に適用することができる。
【0042】
一実施例において、文書生成システム210は、閲覧者クライアント装置234が文書を閲覧することができる時間を制限することができる。例えば、文書生成システム210は、文書に対するアクセスを可能にし、かつ/あるいは拒否するための時間のウィンドウを規定することができる。例えば、閲覧者クライアント装置234Aに送信されたリンクが、閲覧者クライアント装置234Aが3:00PMと4:00PMとの間に文書にアクセスすることを可能にしてよい。一実施例において、この時間のウィンドウは、文書のプレゼンテーション、例えば、スライドショープレゼンテーションなどに対応してよい。一実施例において、文書生成システム210は、文書に対するリンクアクセスにタイムリミット制限を課すことができる。例えば、閲覧者クライアント装置234Aは、閲覧者クライアント装置234Aがリンクを最初に利用したときから始まって1時間、文書を閲覧することを可能にされてよい。
【0043】
一実施例において、文書生成システム210は、閲覧者クライアント装置234に送信されたリンクに、位置制限をかけることができる。例えば、閲覧者クライアント装置234Aがリンクに対するアクセスを有し得るが、文書生成システム210は、文書に対するアクセスを提供する前、閲覧者クライアント装置234Aが特定の地理的位置に位置することを必要とすることができる。一実施例において、文書生成システム210は、文書に対するアクセスを付与する前、閲覧者クライアント装置234Aが全地球測位システム(GPS)座標を提供することを必要とすることができる。一実施例において、文書生成システム210は、閲覧者クライアント装置234AのIPアドレスに基づいて閲覧者クライアント装置234Aの位置を決定することができる。
【0044】
閲覧者クライアント装置234を参照して説明された許可は、編集者クライアント装置232にさらに適用されてよい。
【0045】
一実施例において、編集者クライアント装置232は、文書生成システム210から受信したリンクに基づき閲覧者クライアント装置234と異なり得る。例えば、編集者クライアント装置232Aは、編集者許可が第1のリンクに関連づけられた状態で、文書生成システム210から第1のリンクを受信することができる。閲覧者クライアント装置234Aは、閲覧者許可が第2のリンクに関連づけられた状態で、文書生成システム210から第2のリンクを受信することができる。第1及び第2のリンクは、同じ文書に関連づけられてよい。一実施例において、文書生成システム210は、第1のリンクに関連づけられた許可を編集者許可から閲覧者許可に、又は閲覧者許可から編集者許可にコンバートすることができる。編集者クライアント装置232がリンクの占有をすでに維持している可能性があるが、編集者許可の取り消しに基づき、編集者クライアント装置232は閲覧者クライアント装置234にコンバートされることができる。文書生成システム210は、セキュリティの潜在的な侵害の結果として、リンクに関連づけられた許可を変えることができる。一実施例において、文書生成システム210は、第2のリンクに関連づけられた許可を閲覧者許可から編集者許可にコンバートして、閲覧者クライアント装置234に編集者アクセスを容易に及び迅速に付与し、閲覧者クライアント装置234を編集者クライアント装置232にコンバートすることができる。
【0046】
一実施例において、編集者リンクが編集者クライアント装置232で受信された後でさえ、文書生成システム210は、リンクに関連づけられた許可を変え、許可を付与し、かつ/あるいは取り消すことができる。文書生成システム210は、このカスタマイズを、閲覧者クライアント装置234で受信された閲覧者リンクでさらに実行することができる。
【0047】
一実施例において、文書生成システム210は、第1のリンクを編集者クライアント装置232Aに、第2のリンクを閲覧者クライアント装置234Aに送信することができる。第1及び第2のリンクは、文書生成システム210に記憶された同じクラウドベース文書に対応することができる。閲覧者クライアント装置234Aが文書を閲覧することができる間、編集者クライアント装置232Aは、文書に対する編集を行うことを継続することができる。一実施例において、文書生成システム210は、編集者クライアント装置232Aからの編集を受信し、記憶されたクラウドベース文書を更新し、かつ/あるいは編集を閲覧者クライアント装置234Aに送信することができる。一実施例において、これら編集は、リアルタイムで又はほぼリアルタイムで閲覧者クライアント装置234Aに送信されてよい。一実施例において、閲覧者クライアント装置234Aは、更新を閲覧するために文書をリフレッシュ又は文書を再要求する必要がない。同様に、別の編集者クライアント装置232Bがさらに、リアルタイムで文書にアクセスし、編集を閲覧することができる。別の実施例において、文書生成システム210は、更新を送信する前、更新を要求するように閲覧者クライアント装置234A及び/又は編集者クライアント装置232Bに求めることができる。
【0048】
一実施例において、文書はプレゼンテーションであり得る。編集者リンクを使用して、編集者クライアント装置232Aは、様々な完成段階までプレゼンテーションを編集することができる。一実施例において、編集者クライアント装置232Aはプレゼンテーションをさらに所有し、編集者クライアント装置232Aがプレゼンテーションに関連した許可を指示することを可能にすることができる。編集者クライアント装置232Aは、編集者クライアント装置232Bのための別の編集者リンクを生成するためにコマンドを文書生成システム210に送信することができる。文書生成システム210は、リンクを生成し、リンクを編集者クライアント装置232Bに送信することができる。一実施例において、文書生成システム210は、編集者クライアント装置232Aのためのリンクを生成することができる。次いで、編集者クライアント装置232Aは、リンクを編集者クライアント装置232Bに送信することができる。編集者リンクを受信した後、編集者クライアント装置232Bは、プレゼンテーションを編集することができる。一実施例において、編集者クライアント装置232Bは、編集者クライアント装置232Aもまたプレゼンテーションにアクセスしている間、プレゼンテーションにアクセスすることができる。この実施例は、編集者クライアント装置232A及び232Bが同時に及びリアルタイムでプレゼンテーションを編集することを可能にすることができる。
【0049】
一実施例において、編集者クライアント装置232Aは、閲覧者クライアント装置234Aのための閲覧者リンクを生成するためにコマンドを文書生成システム210に送信することができる。文書生成システム210は、リンクを生成し、リンクを閲覧者クライアント装置234Aに送信することができる。一実施例において、文書生成システム210は、編集者クライアント装置232Aのためのリンクを生成することができる。次いで、編集者クライアント装置232Aは、リンクを閲覧者クライアント装置234Aに送信することができる。閲覧者リンクを受信した後、閲覧者クライアント装置234Aは、編集者クライアント装置232A及び/又は232Bがプレゼンテーションを依然として編集している間でさえ、プレゼンテーションを閲覧することができる。プレゼンテーションの文脈において、プレゼンテーションが配信されている間、変更が必要とされる場合、編集者クライアント装置232A及び/又は232Bは、所与のプレゼンテーションのフローを中断する必要なく、及び/又は更新されたプレゼンテーションファイルを再配信する必要なく、プレゼンテーションを迅速に編集することができる。一実施例において、編集者クライアント装置232A、及び/又はプレゼンテーションの所有者は、閲覧者クライアント装置234Aにより見られるプレゼンテーションの部分を指示することができる。閲覧者クライアント装置234により閲覧される文書の部分を制御する能力は、他の文書タイプにさらに適用してよく、文書所有者によりリアルタイムでさらに変更可能でよい。
【0050】
一実施例において、この構成は、編集者クライアント装置232A及び/又は文書所有者がプレゼンテーションの閲覧者リンクを迅速に生成することを可能にする。文書所有者は、このリンクを送信してプレゼンテーションスライドを1つ以上の閲覧者クライアント装置234に効率的に配信することができる。一実施例において、文書所有者及び/又は編集者クライアント装置232Aが、閲覧者クライアント装置234により見られるプレゼンテーションの部分をさらに操作することができるため、文書所有者及び/又は編集者クライアント装置232Aは、カスタマイズ可能な視覚化ツールとしてプレゼンテーションスライドを利用することができる。この構成は、閲覧者リンクを使用してクロスプラットフォームプレゼンテーションを可能にすることができる。一実施例において、この構成は、文書所有者がプレゼンテーションファイルをエクスポート及び/又は送信する必要を除去することができる。一実施例において、この構成は、文書所有者がプレゼンテーション以外の内密の情報を表示し得る文書所有者のコンピュータ画面を共有する必要をさらに除去することができる。文書リンク構成は、例えばプレゼンテーションなどの文書のより速い展開を可能にすることができる。閲覧者文書インタラクションを通じてのこれら許可及び制御は、他の前述の文書タイプにさらに適用可能であり得る。
【0051】
図3Aは、いくつかの実施例に従う、文書インタラクショングラフィカルユーザインターフェース(GUI)300の画面表示である。文書生成システムが、文書インタラクションGUI300をインスタンス化し、かつ/あるいは文書インタラクションGUI300に対するアクセスをクライアント装置に提供することができる。文書インタラクションGUI300は、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を使用して開発されてよい。一実施例において、文書生成システムは、許可関連づけリンク310をクライアント装置に送信し、クライアント装置が文書にアクセスすることを可能にすることができる。文書インタラクションGUI300は、クライアント装置に表示され、クライアント装置が文書と対話することを可能にすることができる。
【0052】
一実施例において、文書インタラクションGUI300は、許可関連づけリンク310、文書インターフェース320、及び/又はチャットパネル330を含むことができる。許可関連づけリンク310を利用するクライアント装置は、例えばウェブブラウザを使用して、文書にアクセスすることができる。一実施例において、クライアント装置が許可関連づけリンク310を取得した後、クライアント装置は、リンクをウェブブラウザで利用して、許可関連づけリンク310に関連づけられたページ及び/又は文書を要求することができる。一実施例において、許可関連づけリンク310は、ページアドレスを含んでよく、かつ/あるいはHTTPリクエストでよい。許可関連づけリンク310を利用することで、許可関連づけリンク310を文書インタラクションGUI300内に現れさせることができる。
【0053】
文書生成システムがアクセス要求を受信した場合、文書生成システムは、1つ以上のファイル、例えば、HTMLファイル、画像、フラッシュファイル、JavaScript(登録商標)ファイル、CSSファイル、オーディオファイル、ビデオファイル、及び/又は文書インタラクションGUI300を生成するために使用される他のファイルなどを
要求クライアント装置に返すことができる。
【0054】
文書生成システムによりインスタンス化されたファイルに基づいて、文書インタラクションGUI300は、文書インターフェース320及び/又はチャットパネル330を含むことができる。一実施例において、文書インターフェース320は、文書生成システムに記憶された文書を表示することができる。文書インターフェース320は、文書インタラクションGUI300を表示するクライアント装置が文書と対話することを可能にすることができる。利用可能な文書インタラクションは、文書にアクセスするために利用される許可関連づけリンク310に依存してよい。例えば、許可関連づけリンク310が編集者許可に関連づけられ、クライアント装置が文書を編集することを可能にする場合、クライアント装置は、文書インターフェース320を使用して文書を編集することができる。例えば、クライアント装置は、コンピュータ周辺装置、例えば、マウス、キーボード、及び/又はタッチスクリーンディスプレイなどを利用して、文書インターフェース320に表示された文書を操作することができる。一実施例において、クライアント装置は、これら編集を、文書をインスタンス化した文書生成システムに送信することができる。
【0055】
一実施例において、許可関連づけリンク310が閲覧者許可に関連づけられ、クライアント装置が文書を閲覧することを可能にする場合、クライアント装置は、文書インターフェース320を使用して文書を閲覧することができる。一実施例において、許可関連づけリンク310に関連づけられた閲覧者許可に依存して、文書インターフェース320は、文書のうち部分を表示することができる。一実施例において、閲覧者許可は、クライアント装置が文書インターフェース320を使用して完全な文書を見進む(navigate)ことを可能にすることができる。一実施例において、閲覧者許可は、クライアント装置が見進むことができる文書の部分を限定することができる。文書インターフェース320を利用して、クライアント装置は文書と対話することができる。
【0056】
チャットパネル330は図3Bを参照して説明される。図3Bは、いくつかの実施例に従う、チャットパネル330の画面表示である。チャットパネル330は、文書インタラクションGUI300の一部であり得る。一実施例において、許可関連づけリンク310は、文書に関連づけられたチャット機能でコメント及び/又は対話することを可能にすることができる。一実施例において、コメントすること及び/又はチャットインタラクションは、編集者及び/又は閲覧者許可に結びつけられてよい。
【0057】
チャットパネル330は、文書インタラクションGUI300の1つ以上のセクションであり得、かつ/あるいは文書インターフェース320に表示される文書に関連づけられてよい。文書生成システムは、チャットパネル330をインスタンス化し、チャットパネル330を介してクライアント装置からコメント及び/又はチャットメッセージを受信し、かつ/あるいはコメント及び/又はチャットメッセージをリポジトリに維持することができる。クライアント装置は、チャットパネル330を利用して、コメント及び/又はチャットメッセージを文書生成システムに送信することができる。一実施例において、文書生成システムは、許可関連づけリンク310を、チャットパネル330で受信したコメント及び/又はチャットメッセージに関連づけることができる。
【0058】
一実施例において、クライアント装置は、入力メッセージ333をチャットパネル330に投稿することができる。一実施例において、入力メッセージ333は、テキストメッセージ、画像メッセージ、オーディオメッセージ、及び/又はビデオメッセージを含んでよい。一実施例において、クライアント装置が、入力テキスト周辺装置、例えばキーボード及び/又はタッチスクリーンディスプレイなどを備える場合、クライアント装置は、テキスト入力メッセージ333を受け取ることができる。一実施例において、クライアント装置がカメラを備える場合、クライアント装置は、入力メッセージ333として画像及び/又はビデオを捕捉することができる。一実施例において、クライアント装置がマイクロフォンを備える場合、クライアント装置は、入力メッセージ333としてオーディオメッセージを捕捉することができる。一実施例において、チャットパネル330は、所定の入力メッセージ333を表示し、クライアント装置が入力メッセージ333として選択コマンドを送信することを可能にすることができる。
【0059】
一実施例において、入力メッセージ333がチャットパネル330で受信されたとき、文書インタラクションGUI300を表示するクライアント装置は、入力メッセージ333を文書生成システムに送信することができる。一実施例において、文書生成システムは、入力メッセージ333を記憶し、かつ/あるいはユーザメッセージ331を生成し、入力メッセージ333をユーザ識別332及び/又は文書参照334に関連づけることができる。一実施例において、クライアント装置は、入力メッセージ333、ユーザ識別332、及び/又は文書参照334を含むユーザメッセージ331を生成することができる。クライアント装置がユーザメッセージ331を生成した場合、クライアント装置は、メッセージを文書生成システムに送信することができる。
【0060】
一実施例において、ユーザメッセージ331を構築するために、クライアント装置、及び/又は入力メッセージ333を受信する文書生成システムは、入力メッセージ333に対してユーザ識別332及び/又は文書参照334を関連づけることができる。ユーザ識別332は、入力メッセージ333を投稿したユーザの識別であり得る。例えば、ユーザ識別332は、許可関連づけリンク310、許可関連づけリンク310の一部、及び/又はクライアント装置により定義された識別、例えば、入力メッセージ333と共に投稿された選択された表示名などであり得る。一実施例において、ユーザ識別332は、位置に基づく識別及び/又は時間に基づく識別、例えば、入力メッセージ333の投稿に関連づけられたタイムスタンプなどを含んでよい。
【0061】
文書参照334は、許可関連づけリンク310に関連づけられた文書に関連したパラメータであり得る。文書参照334は、入力メッセージ333に関連した文書の一部を参照することができる。例えば、文書生成システムは、いつくかのプレゼンテーションスライドを含むプレゼンテーションと、プレゼンテーションに関連づけられた許可関連づけリンク310とを生成することができる。文書生成システムは、リンクをクライアント装置に送信し、クライアント装置が文書インタラクションGUI300にアクセスし、プレゼンテーションのスライドと対話することを可能にすることができる。文書生成システムが、スライドが文書インタラクションGUI300に表示される間、クライアント装置から入力メッセージ333を受信した場合、文書生成システムは、表示されたスライドのスライド番号を入力メッセージ333に関連づけることができる。文書参照334は、表示スライド番号を含んでよい。文書が1つ以上のページを含むテキスト文書である一実施例において、文書生成システムが、ページが文書インタラクションGUI300に表示される間、クライアント装置から入力メッセージ333を受信した場合、文書生成システムは、表示されたページのページ番号を入力メッセージ333に関連づけることができる。文書参照334は、表示ページ番号を含んでよい。
【0062】
一実施例において、文書生成システムは、ユーザメッセージ331を、許可関連づけリンク310に関連づけられた文書に関連づけることができる。別のクライアント装置が文書にアクセスしたとき、クライアント装置は別個のインスタンスのチャットパネル330を表示することができ、該チャットパネル330は記憶されたユーザメッセージ331を表示することができる。例えば、第1のクライアント装置が、ユーザメッセージ331Aに関連づけられ得る。第2のクライアント装置が、ユーザメッセージ331Aを閲覧することができ、かつ/あるいは入力メッセージ333Bを投稿してユーザメッセージ331Bを生成することができる。
【0063】
一実施例において、チャットパネル330は、通知機能を含み、ユーザに新しいユーザメッセージ331を警告することができる。例えば、クライアント装置が、関連づけられたユーザメッセージ331を有する文書にアクセスした後、文書生成システムは、クライアント装置が前に表示していない新しいユーザメッセージ331が文書に関連づけられたと示す通知を、クライアント装置に送信することができる。この通知は、ユーザメッセージ331でよく、入力メッセージ333、ユーザ識別332、及び/又は文書参照334を含むことができる。一実施例において、通知は、異なるユーザメッセージ331間における異なる色付け、オーディオトーン、及び/又は文書インタラクションGUI300に表示される別個の表示要素の存在を含むことができる。
【0064】
図4Aは、いくつかの実施例に従う、編集者有効(editor enabled)グラフィカルユーザインターフェース(GUI)400の画面表示である。一実施例において、編集者有効GUI400は、編集者許可関連づけリンク410、文書編集インターフェース420、編集者チャットパネル430、及び閲覧者チャットパネル435を表示することができる。図4Bは、いくつかの実施例に従う、閲覧者有効(viewer enabled)グラフィカルユーザインターフェース(GUI)405の画面表示である。一実施例において、閲覧者有効GUI405は、閲覧者許可関連づけリンク415、文書閲覧インターフェース425、及び閲覧者チャットパネル435を表示することができる。編集者有効GUI400及び閲覧者有効GUI405は、対照的な実施例を明示するように関連して論じられる。
【0065】
文書生成システムは、編集者有効GUI400をインスタンス化し、かつ/あるいは編集者有効GUI400に対するアクセスをクライアント装置に提供することができる。文書生成システムはまた、閲覧者有効GUI405をインスタンス化し、かつ/あるいは閲覧者有効GUI405に対するアクセスをクライアント装置に提供することができる。編集者有効GUI400及び/又は閲覧者有効GUI405は、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を使用して開発されてよい。
【0066】
一実施例において、文書生成システムは、編集者許可関連づけリンク410を第1のクライアント装置に送信し、第1のクライアント装置が文書にアクセスし、かつ/あるいは編集することを可能にすることができる。文書生成システムは、編集者関連づけリンク410を編集者許可に関連づけることができる。第1のクライアント装置が編集者許可関連づけリンク410にアクセスしたとき、編集者有効GUI400が第1のクライアント装置に表示され、第1のクライアント装置が文書を閲覧し、及び/又は編集することを可能にすることができる。
【0067】
一実施例において、文書生成システムは、閲覧者許可関連づけリンク415を第2のクライアント装置に送信し、第2のクライアント装置が文書を閲覧し、あるいは文書の一部を閲覧することを可能にすることができる。文書生成システムは、閲覧者許可関連づけリンク415を閲覧者許可に関連づけることができる。第2のクライアント装置が閲覧者許可関連づけリンク415にアクセスしたとき、閲覧者有効GUI405が第2のクライアント装置に表示され、第2のクライアント装置が文書を閲覧することを可能にすることができる。
【0068】
文書編集インターフェース420は、編集者有効GUI400の一部であり得る。一実施例において、文書編集インターフェース420は、文書を表示し、かつ/あるいは文書の編集を可能にすることができる。このインタラクションは、図3Aの文書インターフェース320を参照して説明された編集機能と同様の仕方で生じ得る。
【0069】
文書閲覧インターフェース425は、閲覧者有効GUI405の一部であり得る。一実施例において、文書閲覧インターフェース425は、文書を表示し、かつ/あるいは文書のうち部分を表示することができる。文書を閲覧することは、図3Aの文書インターフェース320を参照して説明された閲覧許可機能と同様の仕方で生じ得る。
【0070】
一実施例において、クライアント装置が、編集者有効GUI400を閲覧するために編集者許可関連づけリンク410にアクセスした場合、クライアント装置は、編集者チャットパネル430及び閲覧者チャットパネル435をさらに表示することができる。一実施例において、編集者チャットパネル430は、編集者許可関連づけリンク410にアクセスした他のクライアント装置から送信されたユーザメッセージを受信し、かつ/あるいは表示することができる。例えば、第1のクライアント装置が、第1の編集者許可関連づけリンク410にアクセスし、根底にある文書に関連した入力メッセージを生成した場合、第2の編集者許可関連づけリンク410にアクセスした第2のクライアント装置が、第1のクライアント装置により生成された入力メッセージを閲覧することができる。この実施例において、編集者許可関連づけリンク410に対するアクセスを有するクライアント装置は、通信し、編集者チャットパネル430内で文書に関するコメント及び注釈を追加することができる。
【0071】
対照的に、一実施例において、閲覧者チャットパネル435は、編集者チャットパネル430と異なり得る。閲覧者チャットパネル435は、図4Bに表示されるように、閲覧者許可関連づけリンク415にアクセスしたクライアント装置からの、文書に関連したユーザメッセージ及び/又は入力メッセージを表示することができる。一実施例において、閲覧者有効GUI405は、閲覧者チャットパネル435を表示することができ、しかし編集者チャットパネル430を表示することができない。一実施例において、閲覧者許可関連づけリンク415を利用するクライアント装置は、編集者チャットパネル430を利用することができない。一実施例において、この構成は、編集者許可関連づけリンク410に対するアクセスを有するクライアント装置が、閲覧者許可関連づけリンク415に対するアクセスを有するクライアント装置からのユーザメッセージ及び/又は入力メッセージを閲覧することを可能にする。一実施例において、文書編集者は、閲覧者が編集者コメントを閲覧できない間、文書に関する閲覧者コメントを閲覧することができる。一実施例において、この構成は、編集者が、閲覧者許可を有する閲覧者に対して通信を明らかにすることなく編集者チャットパネル430を使用して内密に通信することを可能にする。この構成は、編集者が閲覧者チャットパネル435を使用して閲覧者コメントを閲覧することを可能にすることができる。一実施例において、編集者許可関連づけリンク410は、編集者及び/又はクライアント装置が入力メッセージ及び/又はユーザメッセージを編集者チャットパネル430及び閲覧者チャットパネル435の双方に投稿することを可能にすることができる。この構成において、編集者許可関連づけリンク410を利用するクライアント装置は、閲覧者許可関連づけリンク415を使用して通信をクライアント装置に送信することができる。
【0072】
一実施例において、図4Aが編集者チャットパネル430及び閲覧者チャットパネル435を表示するが、編集者有効GUI400は、編集者チャットパネル430及び閲覧者チャットパネル435の2つ以上のコピーを表示することができる。例えば、文書生成システムは、複数の編集者チャットパネルをインスタンス化することができ、かつ/あるいは編集者許可関連づけリンク410のユーザを異なるチャットパネルカテゴリに分離することができる。一実施例において、チャットパネルに登録された(subscribed to)ユーザは、同じチャットパネルにさらに登録された他のユーザと通信することができる。一実施例において、閲覧者チャットパネル435は、複数の閲覧者チャットパネル435にさらに分離されてよい。閲覧者許可関連づけリンク415に対するアクセスを有するユーザは、閲覧者許可関連づけリンク415の他のユーザと共にグループ化されてよい。一実施例において、編集者許可関連づけリンク410にアクセスするユーザは、1つ以上の閲覧者チャットパネル435をさらに閲覧することができる。
【0073】
図5は、様々な実施例を実現するために使用できる例示的なコンピュータシステム500である。開示の様々な実施例が、例えば、図5に示されるコンピュータシステム500などの1つ以上のコンピュータシステムを使用して実現できる。1つ以上のコンピュータシステム500(又はそのうちの部分)が、例えば、図1及び図2の文書生成システム110及び/又は210を実現するために使用できる。
【0074】
コンピュータシステム500は、本明細書に説明される機能を実行することができる任意の周知のコンピュータでよい。
【0075】
コンピュータシステム500は、1つ以上のプロセッサ(中央処理ユニット又はCPUとも呼ばれる)、例えばプロセッサ504などを含む。プロセッサ504は、通信インフラストラクチャ又はバス506に接続される。
【0076】
1つ以上のプロセッサ504は各々、グラフィックス処理ユニット(GPU)であり得る。一実施例において、GPUは、数学的に集中的なアプリケーションを処理するように設計された、特化された電子回路であるプロセッサである。GPUは、例えばコンピュータグラフィックスアプリケーション、画像、ビデオ等に共通の数学的に集中的なデータなどの、データの大きいブロックの並列処理に対して効率的な並列構造を有し得る。
【0077】
コンピュータシステム500は、ユーザ入力/出力インターフェース502を通して通信インフラストラクチャ506と通信するユーザ入力/出力装置503、例えば、モニタ、キーボード、ポインティング装置等をさらに含む。
【0078】
コンピュータシステム500は、メイン又はプライマリメモリ508、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)などをさらに含む。メインメモリ508には、1つ以上のレベルのキャッシュを含むことができる。メインメモリ508は、その中に制御論理(すなわち、コンピュータソフトウェア)及び/又はデータを記憶している。
【0079】
コンピュータシステム500は、1つ以上のセカンダリ記憶装置又はメモリ510をさらに含むことができる。セカンダリメモリ510には、例えば、ハードディスクドライブ512及び/又は取外し可能記憶装置若しくはドライブ514を含むことができる。取外し可能記憶ドライブ514は、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、コンパクトディスクドライブ、光学記憶装置、テープバックアップ装置、及び/又は他の記憶装置/ドライブであり得る。
【0080】
取外し可能記憶ドライブ514は、取外し可能記憶ユニット518と対話することができる。取外し可能記憶ユニット518は、コンピュータソフトウェア(制御論理)及び/又はデータを記憶させたコンピュータ使用可能又は読取可能記憶装置を含む。取外し可能記憶ユニット518は、フロッピーディスク、磁気テープ、コンパクトディスク、DVD、光学記憶ディスク、及び/任意の他のコンピュータデータ記憶装置であり得る。取外し可能記憶ドライブ514は、周知の仕方で取外し可能記憶ユニット518から読み出し、かつ/あるいは取外し可能記憶ユニット518に書き込む。
【0081】
例示的な実施例によれば、セカンダリメモリ510は、コンピュータプログラム及び/又は他の命令及び/又はデータがコンピュータシステム500によりアクセスされることを可能にする他の手段、媒介、又は他のアプローチを含んでよい。こうした手段、媒介、又は他のアプローチには、例えば、取外し可能記憶ユニット522及びインターフェース520を含むことができる。取外し可能記憶ユニット522及びインターフェース520の例には、プログラムカートリッジ及びカートリッジインターフェース(例えば、ビデオゲーム装置で見られるものなど)、取外し可能メモリチップ(例えば、EPROM又はPROMなど)及び関連づけられたソケット、メモリスティック及びUSBポート、メモリカード及び関連づけられたメモリカードスロット、及び/又は任意の他の取外し可能記憶ユニット及び関連づけられたインターフェースを含んでよい。
【0082】
コンピュータシステム500は、通信又はネットワークインターフェース524をさらに含むことができる。通信インターフェース524は、コンピュータシステム500が(参照番号528により個々に及び集合的に参照される)リモート装置、リモートネットワーク、リモートエンティティ等の任意の組み合わせと通信し、対話することを可能にする。例えば、通信インターフェース524は、コンピュータシステム500が通信経路526を通じてリモート装置528と通信することを可能にすることができ、通信経路526は、有線及び/又は無線であり得、通信経路526は、LAN、WAN、インターネット等の任意の組み合わせを含んでよい。制御論理及び/又はデータが、通信経路526を介してコンピュータシステム500に、及びコンピュータシステム500から送信されてよい。
【0083】
一実施例において、制御論理(ソフトウェア)を記憶させた有形コンピュータ使用可能又は読取可能媒体を含む有形装置又は製造品が、本明細書でコンピュータプログラム製品又はプログラム記憶装置としてさらに参照される。これには、これらに限られないが、コンピュータシステム500、メインメモリ508、セカンダリメモリ510、及び取外し可能記憶ユニット518及び522、並びに前述の任意の組み合わせを具現化した有形製造品が含まれる。こうした制御論理は、1つ以上のデータ処理装置(例えば、コンピュータシステム500など)により実行されたとき、上記データ処理装置に本明細書で説明されたように動作させる。
【0084】
本開示に含まれる教示に基づき、図5に示されるもの以外のデータ処理装置、コンピュータシステム、及び/又はコンピュータアーキテクチャを使用して実施例をなし、使用する方法が当業者に明らかになるであろう。詳細に、実施例は、本明細書に説明されるもの以外のソフトウェア、ハードウェア、及び/又はオペレーティングシステム実装で動作することができる。
【0085】
要約セクションでなく詳細な説明セクションが、特許請求の範囲を解釈するために使用されるよう意図されることが十分理解されるべきである。要約セクションは、発明者により企図されるすべてではないが1つ以上の例示的な実施例を説明することがあり、ゆえに、いかなる方法でも本開示又は別記の特許請求の範囲を限定するようには意図されない。
【0086】
本開示は、例示的な分野及び適用に対して例示的な実施例を参照して本明細書で説明されたが、開示の範囲はそれに限定されないことが理解されるべきである。それに対する他の実施例及び修正が可能であり、本開示の範囲及び主旨の範囲内である。例えば、この段落の一般性を限定することなく、実施例は、図面に例示され、及び/又は本明細書に説明されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、及び/又はエンティティに限定されない。さらに、実施例は(本明細書で明示的に説明されるか否かにかかわらず)、本明細書に説明される例を越えた分野及び適用に対して有意な有用性を有する。
【0087】
実施例が、規定された機能及びその関係の実現を例示する機能構築ブロックを用いて本明細書で説明された。これら機能構築ブロックの境界は、説明の簡便さのために本明細書で任意的に定義されている。規定された機能及び関係(又は、その均等物)が適切に実行される限り、代替的な境界が定義されてよい。さらに、代替的な実施例が、本明細書に説明されるものと異なる順序づけを使用して機能ブロック、ステップ、動作、方法等を実行することができる。
【0088】
本明細書において、「1つの実施例」、「一実施例」、「一例示的な実施例」、又は同様のフレーズに対する参照は、説明される実施例が特定の特徴、構造、又は特性を含むことがあるが、あらゆる実施例が必ずしも上記特定の特徴、構造、又は特性を含むわけではないことを示す。さらに、こうしたフレーズは、必ずしも同じ実施例を参照するわけではない。さらに、特定の特徴、構造、又は特性が一実施例に関連して説明されたとき、こうした特徴、構造、又は特性を本明細書で明示的に言及又は説明されているか否かにかかわらず他の実施例に組み込むことは、当業者の知識の範囲内である。
【0089】
本開示の幅及び範囲は、上記で説明された例示的な実施例のいずれによっても限定されるべきでなく、別記の特許請求の範囲及びその均等物に従ってのみ定義されるべきである。
上記の実施形態につき以下の付記を残しておく。
[付記1]
第1のリンクを第1の許可に関連づけるステップであり、前記第1のリンクは文書に対応し、前記第1の許可は、クライアント装置が前記文書と対話することを可能にするように構成される、ステップと、
第2のリンクを第2の許可に関連づけるステップであり、前記第2のリンクは前記文書に対応し、前記第2の許可は、クライアント装置が前記第1の許可とは異なる仕方で前記文書と対話することを可能にするように構成される、ステップと、
を含む、コンピュータにより実現される方法。
[付記2]
前記第1の許可は、クライアント装置が前記文書を閲覧することを可能にし、前記第2の許可は、クライアント装置が前記文書を編集することを可能にする、付記1に記載のコンピュータにより実現される方法。
[付記3]
前記第1のリンクを、前記第1の許可及び前記第2の許可と異なる第3の許可に関連づけるステップであり、前記第3の許可は、クライアント装置が前記第1の許可及び前記第2の許可と異なる仕方で前記文書と対話することを可能にするように構成される、ステップ
をさらに含む付記1に記載のコンピュータにより実現される方法。
[付記4]
第1のクライアント装置から、前記第1のリンクを介して文書アクセス要求を受信するステップと、
前記第1のクライアント装置から文書コメントを受信するステップと、
第2のクライアント装置から、前記第1のリンクを介して文書アクセス要求を受信するステップと、
前記第2のクライアント装置から前記文書アクセス要求を受信したことに応答して、前記文書コメントを前記第2のクライアント装置に送信するステップと、
をさらに含む付記1に記載のコンピュータにより実現される方法。
[付記5]
第3のクライアント装置から、前記第2のリンクを介して文書アクセス要求を受信するステップと、
前記第2のリンクを介して前記第3のクライアント装置から前記文書アクセス要求を受信したことに応答して、前記文書コメントを前記第3のクライアント装置に秘密にするステップと、
をさらに含む付記4に記載のコンピュータにより実現される方法。
[付記6]
前記第1の許可又は前記第2の許可は、クライアント装置が所定の時間ウィンドウの間に前記文書と対話することを可能にする、付記1に記載のコンピュータにより実現される方法。
[付記7]
第1のクライアント装置から、前記第1のリンクを介して文書アクセス要求を受信するステップと、
前記第1のクライアント装置から、文書コメントを受信するステップと、
前記第1のクライアント装置に表示された前記文書の部分を識別するステップと、
前記文書コメントを、前記第1のクライアント装置に表示された前記文書の前記部分に関連づけるステップと、
をさらに含む付記1に記載のコンピュータにより実現される方法。
[付記8]
前記文書は1つ以上のスライドを含むプレゼンテーションであり、前記文書の前記部分はスライドである、付記7に記載のコンピュータにより実現される方法。
[付記9]
メモリと、
前記メモリに結合され、
第1のリンクを第1の許可に関連づけることであって、前記第1のリンクは文書に対応し、前記第1の許可は、クライアント装置が前記文書と対話することを可能にするように構成され、
第2のリンクを第2の許可に関連づけることであって、前記第2のリンクは前記文書に対応し、前記第2の許可は、クライアント装置が前記第1の許可と異なる仕方で前記文書と対話することを可能にするように構成される、
ように構成された1つ以上のプロセッサと、
を含むシステム。
[付記10]
前記第1の許可は、クライアント装置が前記文書を閲覧することを可能にし、前記第2の許可は、クライアント装置が前記文書を編集することを可能にする、付記9に記載のシステム。
[付記11]
前記1つ以上のプロセッサは、
前記第1のリンクを、前記第1の許可及び前記第2の許可と異なる第3の許可に関連づけることであって、前記第3の許可は、クライアント装置が前記第1の許可及び前記第2の許可と異なる仕方で前記文書と対話することを可能にするように構成される
ようにさらに構成される、付記9に記載のシステム。
[付記12]
前記1つ以上のプロセッサは、
第1のクライアント装置から、前記第1のリンクを介して文書アクセス要求を受信し、
前記第1のクライアント装置から文書コメントを受信し、
第2のクライアント装置から、前記第1のリンクを介して文書アクセス要求を受信し、
前記第2のクライアント装置から前記文書アクセス要求を受信したことに応答して、前記文書コメントを前記第2のクライアント装置に送信する
ようにさらに構成される、付記9に記載のシステム。
[付記13]
前記1つ以上のプロセッサは、
第3のクライアント装置から、前記第2のリンクを介して文書アクセス要求を受信し、
前記第2のリンクを介して前記第3のクライアント装置から前記文書アクセス要求を受信したことに応答して、前記文書コメントを前記第3のクライアント装置に秘密にする
ようにさらに構成される、付記12に記載のシステム。
[付記14]
前記第1の許可又は前記第2の許可は、クライアント装置が所定の時間ウィンドウの間に前記文書と対話することを可能にする、付記9に記載のシステム。
[付記15]
前記1つ以上のプロセッサは、
第1のクライアント装置から、前記第1のリンクを介して文書アクセス要求を受信し、
前記第1のクライアント装置から、文書コメントを受信し、
前記第1のクライアント装置に表示された前記文書の部分を識別し、
前記文書コメントを、前記第1のクライアント装置に表示された前記文書の前記部分に関連づける
ようにさらに構成される、付記9に記載のシステム。
[付記16]
前記文書は1つ以上のスライドを含むプレゼンテーションであり、前記文書の前記部分はスライドである、付記15に記載のシステム。
[付記17]
命令を記憶させたコンピュータ読取可能装置であって、前記命令は、少なくとも1つのコンピューティング装置により実行されたときに、前記少なくとも1つのコンピューティング装置に、
第1のリンクを第1の許可に関連づけるステップであり、前記第1のリンクは文書に対応し、前記第1の許可は、クライアント装置が前記文書と対話することを可能にするように構成される、ステップと、
第2のリンクを第2の許可に関連づけるステップであり、前記第2のリンクは前記文書に対応し、前記第2の許可は、クライアント装置が前記第1の許可とは異なる仕方で前記文書と対話することを可能にするように構成される、ステップと、
を含む動作を実行させる、コンピュータ読取可能装置。
[付記18]
前記動作は、
第1のクライアント装置から、前記第1のリンクを介して文書アクセス要求を受信するステップと、
前記第1のクライアント装置から文書コメントを受信するステップと、
第2のクライアント装置から、前記第1のリンクを介して文書アクセス要求を受信するステップと、
前記第2のクライアント装置から前記文書アクセス要求を受信したことに応答して、前記文書コメントを前記第2のクライアント装置に送信するステップと、
をさらに含む、付記17に記載のコンピュータ読取可能装置。
[付記19]
前記動作は、
第1のクライアント装置から、前記第1のリンクを介して文書アクセス要求を受信するステップと、
前記第1のクライアント装置から、文書コメントを受信するステップと、
前記第1のクライアント装置に表示された前記文書の部分を識別するステップと、
前記文書コメントを、前記第1のクライアント装置に表示された前記文書の前記部分に関連づけるステップと、
をさらに含む、付記17に記載のコンピュータ読取可能装置。
[付記20]
前記文書は1つ以上のスライドを含むプレゼンテーションであり、前記文書の前記部分はスライドである、付記19に記載のコンピュータ読取可能装置。
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5
【外国語明細書】