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特開2022-190299情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022190299
(43)【公開日】2022-12-26
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/34 20120101AFI20221219BHJP
【FI】
G06Q50/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021098563
(22)【出願日】2021-06-14
(71)【出願人】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(74)【代理人】
【識別番号】100152984
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 秀明
(74)【代理人】
【識別番号】100149401
【弁理士】
【氏名又は名称】上西 浩史
(72)【発明者】
【氏名】内田 仁
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC55
(57)【要約】      (修正有)
【課題】第1ユーザの投票が第2ユーザの投票に及ぼす影響を第1ユーザに的確に気付かせることが可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】サーバコンピュータ10は、ユーザ端末12及びレース結果配信装置14と通信可能に接続されている。サーバコンピュータ10は、所定競技の結果を予想した投票をユーザから受け付け、第1投票を第1ユーザから受け付けた後に、第1投票に基づく第2投票を第2ユーザから受け付けた場合に、第2投票の受け付けに関するプッシュ通知を第1ユーザに対して行う。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定競技の結果を予想した投票をユーザから受け付ける受付部と、
前記受付部が第1投票を第1ユーザから受け付けた後に前記第1投票に基づく第2投票を第2ユーザから受け付けた場合に、前記第2投票の受け付けに関するプッシュ通知を前記第1ユーザに対して行う通知部と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記第1ユーザが前記第1投票に対する設定操作を行った後に、前記受付部が前記第2投票を受け付けた場合に、前記通知部は、前記プッシュ通知を前記第1ユーザに対して行い、
前記第1ユーザが前記設定操作を行わない場合には、前記通知部は、前記プッシュ通知を前記第1ユーザに対して行わない、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記受付部は、ユーザが利用可能な複数の価値のうち、いずれかの価値を利用して行われる前記投票を受け付け、
前記設定操作は、前記複数の価値のうち、所定価値を利用した前記投票を行った場合に受け付け可能となる、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記通知部は、前記受付部による前記第2投票の受け付け回数が2回以上の所定回数に達した時点で、前記プッシュ通知を前記第1ユーザに対して行う、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記通知部は、基準時点からの経過時間が所定時間に達した時点で、前記プッシュ通知を前記第1ユーザに対して行う、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記受付部は、前記投票の受付期間内に行われた前記投票を受け付け、
前記通知部は、前記受付期間の終了時に応じた時点で、前記プッシュ通知を前記第1ユーザに対して行う、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記通知部は、前記終了時の後に、前記受付部による前記第2投票の受け付け回数、及び前記第2投票を行った前記第2ユーザに関する情報を含む前記プッシュ通知を前記第1ユーザに対して行う、請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第2投票の受け付け回数に応じた特典を前記第1ユーザに対して付与する特典付与部をさらに有し、
前記通知部は、前記終了時の後に、前記第1ユーザに対して付与される前記特典に関する情報をさらに含む前記プッシュ通知を前記第1ユーザに対して行う、請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記通知部は、通知条件が成立した時点で前記プッシュ通知を前記第1ユーザに対して行い、
前記第1ユーザが前記第2ユーザと所定関係にある場合の前記通知条件と、前記第1ユーザが前記第2ユーザとは前記所定関係にない場合の前記通知条件とが異なる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記第1ユーザと前記所定関係にある前記第2ユーザから前記受付部が前記第2投票を受け付けた回数が第1値に達した時点で、前記通知部は、前記プッシュ通知を前記第1ユーザに対して行い、
前記第1ユーザとは前記所定関係にない前記第2ユーザから前記受付部が前記第2投票を受け付けた回数が、前記第1値より大きい第2値に達した時点で、前記通知部は、前記プッシュ通知を前記第1ユーザに対して行う、請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記第1ユーザが前記第2ユーザと所定関係にある場合、前記通知部は、前記第2ユーザに関する情報を含む前記プッシュ通知を前記第1ユーザに対して行う、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記受付部が、互いに異なる複数の予想を含む前記第1投票を前記第1ユーザから受け付け、前記複数の予想のうち、前記第2ユーザによって指定された指定予想に基づく前記第2投票を前記第2ユーザから受け付け、
前記通知部は、前記指定予想に関する情報を含む前記プッシュ通知を前記第1ユーザに対して行う、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記通知部は、前記指定予想に基づく前記第2投票の受け付け回数に関する情報をさらに含む前記プッシュ通知を前記第1ユーザに対して行う、請求項12に記載の情報処理装置。
【請求項14】
コンピュータが、所定競技の結果を予想した投票をユーザから受け付け、
第1投票を第1ユーザから受け付けた後に前記第1投票に基づく第2投票を第2ユーザから受け付けた場合に、コンピュータが、前記第2投票の受け付けに関するプッシュ通知を前記第1ユーザに対して行う、情報処理方法。
【請求項15】
コンピュータに、
所定競技の結果を予想した投票をユーザから受け付けさせ、
第1投票を第1ユーザから受け付けた後に前記第1投票に基づく第2投票を第2ユーザから受け付けた場合に、前記第2投票の受け付けに関するプッシュ通知を前記第1ユーザに対して行わせる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、通信ネットワークを通じて公営競技等の投票を行うことが可能なサービスが提供されている。このサービスを利用するユーザは、競技結果を予想し、予想に対して金銭等の価値を賭けて投票を行う。投票は、サービス提供会社のサーバコンピュータによって受け付けられ、競技結果が確定すると、投票の的中結果に応じた配当(払戻金)がユーザに対して付与される。
【0003】
また、上記のサービスにおいて、ユーザは、他人の投票に基づく投票を行うことができる。例えば、特許文献1に記載のサービスでは、各ユーザが、対象レースについて他人が行った投票の予想内容を参考にし、同じ予想内容の投票を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-056680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、あるユーザ(以下、第1ユーザという)の投票を別のユーザ(以下、第2ユーザという)が参考にして投票を行うことができれば、第2ユーザにとって投票を行い易くなる。このように第1ユーザの投票は、第2ユーザに影響を与え、例えば、投票に対する第2ユーザの意欲を喚起することができる。また、第1ユーザの投票の影響を第1ユーザに気付かせることができれば、第1ユーザの投票に対する意識(モチベーション)をも刺激し、それ以後に第1ユーザが積極的に投票を行うようになることが期待される。
【0006】
そこで、本発明は、第1ユーザの投票が第2ユーザの投票に及ぼす影響を第1ユーザに的確に気付かせることが可能な情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、所定競技の結果を予想した投票をユーザから受け付ける受付部と、受付部が第1投票を第1ユーザから受け付けた後に第1投票に基づく第2投票を第2ユーザから受け付けた場合に、第2投票の受け付けに関するプッシュ通知を第1ユーザに対して行う通知部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、第1ユーザの投票が第2ユーザの投票に及ぼす影響を第1ユーザに的確に気付かせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】投票確認画面の一例を示す図である。
図2】投票公開画面の一例を示す図である。
図3】プッシュ通知の表示例を示す図である(その1)。
図4】本発明の一実施形態に係る情報処理装置及び周辺機器を示す図である。
図5】本発明の一実施形態に係る情報処理装置の機能を示す図である。
図6】通知モード選択画面の一例を示す図である。
図7】ユーザ情報の一例を示す図である。
図8】レース情報の一例を示す図である。
図9】投票情報の一例を示す図である。
図10】投票利用情報の一例を示す図である。
図11】レース結果情報の一例を示す図である。
図12】プッシュ通知の表示例を示す図である(その2)。
図13】プッシュ通知の表示例を示す図である(その3)。
図14】投票用の情報処理フローを示す図である。
図15】プッシュ通知の表示例を示す図である(その4)。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の情報処理装置、情報処理方法及びプログラムについて、具体的な一つの実施形態(以下、本実施形態という)を例に挙げて説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするために挙げた一例にすぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、以下に説明する実施形態から変更又は改良され得る。また、当然ながら、本発明には、その等価物が含まれる。
【0011】
また、以下の説明の中で参照される図面に示される画面例も一例に過ぎず、画面の構成例、表示される情報の内容、及びGUI(Graphical User Interface)等は、システム設計の仕様及びユーザの好み等に応じて自由に設計することができ、また適宜変更し得る。
【0012】
また、本明細書において、「装置」とは、単独で所定の機能を発揮する一つの装置のみ、互いに分離されているものの所定の機能を発揮するために協働する複数の装置をも含むものとする。
【0013】
また、本明細書において、「ユーザ」とは、本発明の情報処理装置のユーザであり、具体的には、本発明の情報処理装置によって提供されるサービスの利用者であり、サービス利用アカウントが割り当てられる単位である。なお、ユーザは、特に断る場合を除き、個人であるが、複数人のグループをユーザとしてもよい。
【0014】
[本実施形態の情報処理装置を用いたサービスについて]
先ず、本実施形態の情報処理装置を用いて提供されるサービスとしての投票サービスについて説明する。
【0015】
投票サービスは、オンラインサービスであり、所定のエリアで行われる所定競技について、通信回線が利用可能な場所であれば、任意の場所で投票を行うことができるサービスである。投票は、所定競技の結果を予想し、予想に対して投票用の価値、すなわち賭け金を投じることで行われる。各レースに対する投票は、各レースについて設定された受付期間内に行うことができ、受付期間の終了時以降には、そのレースに対する投票が締め切られる。
【0016】
所定競技は、現実空間又はゲーム空間等の仮想空間にて開催され、例えば公営競技であり、以下では、競馬、競輪、競艇及びオートレース等のレースであることとする。ただし、所定競技は公営競技に限定されず、投票対象となり得る競技であればよく、例えば、賭けの対象となるスポーツの試合、所謂eスポーツ等のようなゲーム大会、若しくは、これら以外の勝敗を競う他の競技でもよい。
【0017】
ユーザは、投票サービスにおいて投票を行う場合には通信用端末を操作する。投票サービスは、所定のWebサイトにアクセスすることで利用可能としてもよく、あるいは、ユーザの端末に所定のアプリケーションプログラムをインストールすることで利用可能としてもよい。
【0018】
投票の手順について説明すると、ユーザは、端末に表示された操作画面を見ながら、投票対象のレースを選択し、レースの結果を予想し、予想に対して投票用の価値(賭け金)を投じる。投票対象のレースの選択は、レースの開催日及び場所を選択し、また、同じ開催日で同じ開催場所にて複数回のレースが行われる場合には、何番目の回のレースであるかを選択する。レース結果の予想は、二連単、三連単及び三連複等のような投票方式(賭け式)を指定し、指定された投票方式に応じて着順を予想することである。また、1回の投票では、複数の着順予想を行うことができ、例えば、着順の組み合わせを変えて複数の予想を行ってもよく、あるいは、複数の投票方式にて着順の予想を投票方式毎に行ってもよい。
【0019】
投票用の価値は、ユーザがサービスにおいて利用可能な価値であり、本実施形態では、サービス専用の価値であり、互いに性質が異なる第1価値及び第2価値を含む。第1価値は、所定価値に該当し、金銭的価値を有し、例えば、有償で購入したり所定の条件を満たしたりすることで入手可能であり、換金性を有する。第2価値は、金銭的価値がないポイントであり、例えば、ユーザがサービスにログインする等、所定の条件を満たすことで入手可能であり、換金性を有しない。ただし、上記のケースに限定されるものではなく、第1価値及び第2価値の両方が換金性を有してもよいし、いずれの価値も換金性を有してなくてもよい。
【0020】
なお、投票用の価値は、電子マネーでもよいし、ユーザのサービスアカウントに紐付けられたキャッシュカード又は銀行口座から引き落とし可能な金銭でもよい。また、バーコード、スタック型二次元コード、又はマトリクス型二次元コード等を用いて決済や支払いが可能な第三者アプリによって使用することができる仮想通貨を投票用の価値として用いてもよい。さらに、投票用の価値は、第1価値及び第2価値とは異なる価値(例えば、後述の第3価値)を含んでもよい。
【0021】
ユーザは、予想に対して投じる価値として第1価値及び第2価値の一方又は両方を指定するとともに、指定された価値について投入額を設定する。また、1回の投票で、互いに内容(着順の組み合わせ)が異なる複数の予想を行った場合には、賭け金として投じる価値の種類と投入額を予想毎に設定する。
【0022】
以上までの手順が終了すると、ユーザの端末に、図1に示す投票確認画面が表示される。同画面には、投票対象のレース、予想の内容、予想に対して設定された配当倍率(オッズ)、並びに、予想に対する第1価値及び第2価値のそれぞれの投入額が表示される。ユーザが、これらの表示内容を確認し、最終的に画面上の投票実行ボタンを押すことにより、投票が完了する。
【0023】
そして、投票が行われたレースが終了し、レースの結果、すなわち着順が確定すると、各投票に対して的中の有無が判定される。投票の予想が的中したユーザは、その予想に対して設定されたオッズに応じた配当(払戻金)を獲得することができる。配当は、投票に利用した価値と同じ価値が付与され、例えば、第1価値を利用した投票の予想が的中した場合には、配当に相当する額(量)の第1価値が付与される。ただし、これに限定されず、投票に用いた価値とは異なる価値で配当が付与されてもよく、例えば、換金性のない第2価値で投票し、配当として第3価値が付与されてもよい。この場合、第3価値は、投票サービスにて抽選等のイベントに参加するために用いる価値である。また、第3価値を用いて参加したイベントにおいて所定条件を満たした場合、例えば、抽選イベントにおいて当選した場合に、第1価値、あるいは換金性のある他の報酬が付与されてもよい。
【0024】
また、各ユーザは、投票に対する設定操作として、公開設定操作を行うことができる。公開設定操作は、自分の投票に関する情報を他のユーザに対して公開するための操作であり、具体的には、不図示の選択画面を通じて、投票公開の許否を選択する操作である。また、本実施形態では、第1価値を利用して投票を行った場合に限り、公開設定操作を行うことができる。なお、投票が複数の予想を含む場合には、第1価値の投入額が設定された予想のみに対して公開設定操作を行うことができてもよい。あるいは、第1価値の投入額が設定された予想が少なくとも1つ以上含まれる場合には、複数の予想に対して一括して公開設定操作を行うことができてもよい。
【0025】
また、公開設定操作において公開範囲を指定できてもよく、例えば、公開された投票を閲覧することができるユーザ、公開時期、及び公開内容のうちの少なくとも一つを制限することができてもよい。また、公開された投票の閲覧は、無償であっても有償であってもよい。また、第1価値以外の価値を投票が用いて行われた場合に、その投票に対する公開設定操作が実施できてもよく、すなわち、第2価値を用いた投票が公開されてもよい。
【0026】
公開設定操作が行われた投票は、他のユーザに公開され、他のユーザは、端末に表示された図2の投票公開画面を通じて、公開された投票に関する情報を閲覧することができる公開された投票に関する情報としては、その投票を行ったユーザの名前及び画像(アイコン画像)、投票回数等に応じて変動するユーザランク、投票対象のレース、予想の内容、予想に対して設定された配当倍率(オッズ)、並びに、予想に対する第1価値及び第2価値のそれぞれの投入額等が挙げられる。
【0027】
なお、投票公開画面には、上記の情報以外の情報、例えば、公開された投票を行ったユーザについて、当日の的中数、勝率及び回収率等がさらに表示されてもよい。当日の的中数とは、レースの開催日においてユーザが行った投票のうち、予想が的中した投票の総数である。当日の勝率とは、レースの開催日においてユーザが行った投票数に対する、当該開催日に予想が的中した投票の数の比率である。当日の回収率とは、レースの開催日においてユーザが投票に投入した価値の合計額に対する、当該開催日に獲得した配当金の合計額の比率であり、回収率が100%を超えることは、その日に勝ち越していることを意味する。
【0028】
そして、投票公開画面を見たユーザは、同画面に表示された投票利用ボタンを押す等して、公開された投票を利用することができる。すなわち、ユーザは、公開された他人の投票を見て、その投票の予想を利用することで、その予想と同じ予想の投票を行うことができる。これにより、投票経験が少ないユーザであっても、簡単に投票を行うことができ、結果として、投票に対するユーザの意欲を喚起することができる。
【0029】
以下では、公開された投票を第1投票と呼び、第1投票を行ったユーザを第1ユーザと呼び、第1投票を利用した投票を第2投票と呼び、第2投票を行ったユーザを第2ユーザと呼ぶこととする。第2投票は、上記のように、第1投票の予想に基づいてなされた投票であり、第1投票に基づく投票に該当する。第1投票に基づくとは、第1投票の予想を参考にして行われた、具体的には、第1投票の予想に便乗し、その予想と同じ予想をすることである。
【0030】
なお、第2ユーザが第2投票を行う際、第1投票の内容を編集してもよく、具体的には、第1投票に利用された価値の種類及び/又は価値の投入額を変更してもよく、また、第1投票に含まれない第2ユーザ独自の予想を追加してもよい。
【0031】
また、第1投票が複数の予想、具体的には、組み合わせが互いに異なる複数の予想着順を含む場合、第2ユーザは、複数の予想着順の中から1以上の予想着順を指定し、指定された予想着順(以下、指定予想ともいう)を利用した第2投票を行ってもよい。ただし、これに限定されるものではなく、第1投票が含む複数の予想すべてを一括して利用すること、換言すると、投票単位で第1投票を利用して第2投票を行ってもよい。
【0032】
本実施形態では、第2投票が行われた場合に、その旨を示すプッシュ通知が第1ユーザに対してなされる。具体的には、第1ユーザの端末に、図3に示す通知メッセージが表示される。これにより、第1ユーザは、自分の投票である第1投票が他のユーザによって利用されたことを認識することができる。
【0033】
また、第1投票及び第2投票のそれぞれの予想が的中した場合、第1ユーザ及び第2ユーザの各々には、的中した予想の配当倍率(オッズ)に応じた配当が付与される。これに加えて、第1ユーザには、第2ユーザが獲得した配当に応じた特典が付与される。特典は、第2投票に利用された価値と同じ価値を用いて付与される。また、第2ユーザが複数人いる場合、すなわち、第1投票が複数の第2ユーザによって利用された場合、上記の特典は、予想が的中した第2ユーザの人数、厳密には、それぞれの第2ユーザが獲得した配当の合計値に応じて決められる。
【0034】
ところで、投票サービスにおいて、ユーザは、上記の投票を行うこと以外に、フレンド(友達)関係にあるユーザとのコミュニケーションを取ることができる。具体的には、フレンド関係にあるユーザ同士は、不図示のチャット画面を通じてメッセージ交換等を行ったり、グループを形成してグループ単位で投票を行ったりすることができる。また、同じグループに属するユーザ同士は、各ユーザの投票の予想をお互いに参照し合い、予想内容をグループ内で共有することができる。
【0035】
なお、フレンド関係は、所定関係に相当し、一方のユーザがフレンド申請を行い、他方のユーザが申請に対して承諾することによって、双方の合意で形成される関係である。ちなみに、所定関係があるユーザは、フレンド関係にあるユーザに限定されるものではない。例えば、あるユーザXが他のユーザYの投票を所定回数以上利用した場合に、ユーザYを、ユーザXと所定関係があるユーザとしてもよい。
【0036】
[本実施形態に係る情報処理装置及び周辺機器の構成について]
本実施形態に係る情報処理装置は、コンピュータ、詳しくはサーバコンピュータ10によって構成される。情報処理装置としてのサーバコンピュータ10は、図4に示すように、ユーザがサービス利用のために使用する端末(以下、ユーザ端末12という)、及び、レース結果配信装置14と通信可能に接続されている。装置同士を接続する通信回線網16は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イントラネット及びイーサネット(登録商標)等を含むものであってもよい。
【0037】
サーバコンピュータ10は、投票サービスの提供に係る一連の情報処理を実行する。具体的には、サーバコンピュータ10は、ユーザ端末12と通信してユーザの投票を受け付け、レース終了後には各投票の予想が的中したか否かを判定し、的中した投票を行ったユーザに対して配当金を付与する。サーバコンピュータ10は、1台のコンピュータでもよく、あるいは、並列分散された複数台のコンピュータでもよい。また、サーバコンピュータ10は、ASP(Application Service Provider)、SaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)又はIaaS(Infrastructure as a Service)用のサーバコンピュータであってもよい。
【0038】
サーバコンピュータ10は、図4に示すように、ハードウェア機器として、プロセッサ21、メモリ22、通信用インタフェース23及びストレージ24を有し、これらの機器がバス25を介して電気的に接続されている。また、サーバコンピュータ10には、ソフトウェアとして、オペレーティングシステム(OS)用のプログラム、及び、投票サービス提供用のプログラムがインストールされている。これらのプログラムは、本発明の「プログラム」に相当する。
【0039】
プロセッサ21が上記のプログラムに従って動作することで、サーバコンピュータが本発明の情報処理装置として機能し、本発明に関する一連の処理を実行する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体から読み込むことで取得してもよいし、あるいは、インターネット又はイントラネット等のネットワークを介して受信(ダウンロード)することで取得してもよい。
【0040】
プロセッサ21は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、TPU(Tensor Processing Unit)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって構成されるとよい。
メモリ22は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の半導体メモリによって構成されるとよい。
【0041】
通信用インタフェース23は、例えばネットワークインターフェースカード、又は通信インタフェースボード等によって構成されるとよい。通信用インタフェース23によるデータ通信の規格については、特に限定されるものではなく、Wi-fi(登録商標)に基づく無線LANによる通信、3G~5G若しくはそれ以降の世代の移動通信システムによる通信、又はLTE(Long Term Evolution)に基づく通信等が挙げられる。
【0042】
ストレージ24は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、FD(Flexible Disc)、MOディスク(Magneto-Optical disc)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、SDカード(Secure Digital card)、又はUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)等によって構成されるとよい。また、ストレージ24は、情報処理装置をなすサーバコンピュータの筐体内に内蔵されてもよく、外付け形式でサーバコンピュータ10に取り付けてもよい。さらに、ストレージ24は、サーバコンピュータ10と通信可能に接続された別のコンピュータ等によって構成されてもよい。なお、各種データを記録する技術としては、不正なデータ改竄等を回避する目的からブロックチェーンのような分散型台帳技術を用いてもよい。
【0043】
ユーザ端末12は、パソコン、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、又は通信機能を有するその他の端末等によって構成される。ユーザ端末12は、ユーザが投票サービス利用時に行う各種の操作を受け付け、受け付けた操作に応じたデータを、通信回線網16を介してサーバコンピュータ10に向けて送信する。ユーザがユーザ端末12にて行う操作には、各種の選択、指定、指示、要求、命令、許可又は拒否、登録及びその他の入力操作等が含まれる。
【0044】
レース結果配信装置14は、レース運営者が利用するコンピュータ等によって構成され、各レースが終了してレース結果が確定した時点で、レース結果、すなわち着順を示す情報をサーバコンピュータ10及びユーザ端末12に向けて配信する。なお、レース結果配信装置14は、レース会場に設置されたIPカメラを有し、IPカメラにてレースの映像を撮影し、その映像データを配信するものであってもよい。また、レース結果配信装置14からレース結果を入手する代わりに、例えば、投票サービスの提供会社がレース終了後にレース結果を入力し、その入力情報をサーバコンピュータ10に伝送してもよい。
【0045】
[本実施形態に係る情報処理装置の機能について]
本実施形態に係る情報処理装置、すなわちサーバコンピュータ10が有する機能について、図5を参照しながら説明する。
【0046】
サーバコンピュータ10は、図5に示すように、受付部31、記憶部32、表示制御部33、通知部34、的中判定部35、配当付与部36、及び特典付与部37を有する。これらの機能部のうち、記憶部32は、メモリ22又はストレージ24によって実現される。記憶部32以外の機能部は、サーバコンピュータ10が有する各種のハードウェア機器と、サーバコンピュータ10にインストールされたプログラムとが協働することで実現される。以下、各機能部について、それぞれ詳しく説明する。
【0047】
(受付部)
受付部31は、投票サービスを利用するユーザがユーザ端末12を通じて行う操作を、ユーザ端末12と通信することによって受け付け、詳しくは、操作内容を示すデータを取得する。受付部31が受け付ける操作には、例えば、レースに対する投票が含まれる。
より詳しく説明すると、例えば、対象レースRについて、ユーザXが第1ユーザとして第1投票を行い、ユーザYが第2ユーザとして第1投票を利用した第2投票を行うものとする。この場合、受付部31は、レースRに対する第1投票をユーザXから受け付け、第2投票をユーザYから受け付ける。なお、レースRを含む各レースには投票の受付期間が設定されており、受付部31は、レースRについての受付期間内に行われた投票を受け付ける。
【0048】
受付部31が受け付けた第1投票には、予想の内容、予想に投じる価値の種類及び価値の投入額等が含まれる。
また、第1投票が第1価値を利用して行われた場合、ユーザXは、第1投票について公開設定操作を行うことができる。この場合、受付部31は、公開設定操作をユーザXから受け付ける。換言すると、第1投票が第1価値を利用して行われた場合、受付部31は、第1投票に対する公開設定操作を受け付け可能となる。そして、公開設定操作の受け付けを契機として、ユーザXによる第1投票が他のユーザに対して公開される。
【0049】
受付部31が受け付ける第2投票には、第2投票において利用された第1投票を行ったユーザXの名前や識別情報、第2投票に含まれる予想の内容、並びに、予想に投じる価値の種類及び価値の投入額等が含まれる。
【0050】
なお、受付部31が、互いに異なる複数の予想(具体的には、予想着順)を含む第1投票をユーザXから受け付けた場合、ユーザYは、その第1投票が含む複数の予想の中から1以上の予想を指定し、指定された予想(指定予想)を利用した第2投票を行うことができる。この場合には、受付部31は、1以上の指定予想に基づく第2投票をユーザYから受け付けることになる。ただし、これに限定されず、第1投票を利用する際には投票単位で利用してもよい。つまり、ユーザYは、第1投票に含まれる複数の予想のすべてを一括して利用し、受付部31は、当該複数の予想のすべてを利用した第2投票をユーザYから受け付けてもよい。
【0051】
さらに、受付部31は、第2投票の受け付けを知らせるプッシュ通知のモード選択操作(以下、通知モード選択操作)を、第1ユーザであるユーザXから受け付ける。通知モード選択操作は、図6に示す通知モード選択画面を通じて行われる。通知モードについては、後述する。
【0052】
(記憶部)
記憶部32は、投票サービスの提供に必要な各種の情報を記憶する。記憶部32が記憶する情報には、図5に示すように、ユーザ情報、レース情報、投票情報、投票利用情報、及びレース結果情報等が含まれる。
【0053】
ユーザ情報は、投票サービスの利用アカウントを有するユーザに関する情報であり、ユーザ毎に記憶される。ユーザ情報は、図7に示すように、ユーザの氏名及びID等のような識別情報、プロフィール、投票用価値の所持数、フレンド関係にあるユーザの識別情報、投票履歴、及び的中実績等を含む。投票履歴は、ユーザがこれまでに行った投票について、対象レース及び予想の内容等を示す。的中実績は、ユーザがこれまでに行った投票の予想の的中実績であり、具体的には、的中した予想の内容及びその配当(払い戻し金)等が含まれる。なお、的中実績には、当日における的中率、的中数、配当の合計額、及び回収率等が含まれてもよい。
【0054】
レース情報は、投票対象となるレースに関する情報であり、レース毎に記憶される。レース情報は、図8に示すように、レースの名前、レースの開催会場、開催日時、レース出場者、レース場の条件、着順の候補、各候補に対して設定された配当倍率(オッズ)、及び、現時点の投票数等を含む。
【0055】
投票情報は、受付部31が受け付けた各ユーザの投票に関する情報であり、投票毎に記憶される。投票情報は、図9に示すように、投票者、投票対象のレース、投票の識別ID、予想の内容、予想に対する第1価値及び第2価値の各々の投入額、他のユーザの投票を利用した投票であるかどうか、並びに、投票を公開するか否か等を含む。他のユーザの投票を利用している投票に関する投票情報には、利用元のユーザ(すなわち、第1ユーザ)と、利用された投票(すなわち、第1投票)のIDが含まれる。
【0056】
投票利用情報は、利用された第1投票に関する情報であり、投票毎に記憶される。投票利用情報は、図10に示すように、第1投票のIDと、第1投票を行った第1ユーザの識別情報、第1投票の予想の内容(予想着順)、第1情報が利用された回数、利用者である第2ユーザの識別情報、及びプッシュ通知のモード等が含まれる。また、第1投票が互いに内容(着順)が異なる複数の予想を含む場合、第2ユーザは、前述したように1つ以上の予想を指定し、指定予想を利用した第2投票を行うことができる。この場合、投票利用情報のうち、第1情報の利用回数、及び第2ユーザの識別情報が指定予想毎に記憶される(図10参照)。
【0057】
レース結果情報は、レース結果配信装置14によって配信されるレースの確定結果の情報であり、レース毎に記憶される。レース結果情報は、図11に示すように、レースの名前、レースの開催会場、開催日時、及び、投票方式毎のレース結果(確定した着順)等を含む。
【0058】
(表示制御部)
表示制御部33は、投票サービスをユーザが利用する間において、ユーザ端末12を制御し、ユーザ端末12に所定の操作画面を表示させる。具体的には、表示制御部33は、受付部31が受け付けたユーザ操作に応じて画面表示用のデータを生成し、生成した表示データをユーザ端末12に向けて送信する。表示制御部33によってユーザ端末12に表示される操作画面には、投票操作用の画面、図1に示す投票確認画面、投票公開操作用の画面、図2に示す投票公開画面、及び、図6に示す通知モード選択画面等が含まれる。
【0059】
(通知部)
通知部34は、受付部31が第1ユーザから第1投票を受け付けた後に第2投票を第2ユーザから受け付けた場合に、第2投票の受け付けに関するプッシュ通知を第1ユーザに対して行う。具体的には、通知部34は、第1ユーザのユーザ端末12に向けて通知データを送信し、ユーザ端末12のディスプレイに図3に示す通知メッセージを表示させる。なお、プッシュ通知は、メッセージ等の文字情報による通知に限定されず、音声、発光又は振動(バイブレーション)による通知であってもよい。
【0060】
プッシュ通知として表示されるメッセージには、第2投票の受け付けに関する情報、例えば、第2投票を行った第2ユーザの氏名等のユーザ情報、第2投票の受付回数、第2投票に用いられた価値の投入額及びその合計値(総額)、並びに、第2ユーザと第1ユーザとの間におけるフレンド関係の有無等が含まれてもよい。
【0061】
本実施形態において、第2投票は、第1投票が公開された場合に行うことができ、換言すると、第1ユーザが第1投票に対して公開設定操作を行った場合に限り、受付部31は、第2投票を受け付け可能となる。したがって、第1ユーザが第1投票に対する公開設定操作を行った後に、受付部31が第2投票を受け付けた場合に、通知部34は、プッシュ通知を第1ユーザに対して行う。反対に、第1ユーザが公開設定操作を行わない場合には、第1投票を利用する第2投票が行われないので、通知部34は、プッシュ通知を第1ユーザに対して行わないことになる。
【0062】
また、通知部34は、通知条件が成立した時点でプッシュ通知を第1ユーザに対して行い、詳しくは、第1ユーザによって選択された通知モードに従い、モードと対応する条件が成立した時点でプッシュ通知を行う。通知モードは、プッシュ通知の有無、通知条件及び通知タイミングに応じて設定されており、本実施形態では6種類のモードが選択可能である。第1ユーザは、図6の通知モード選択画面にて、いずれか一つのモードを選択する。なお、通知モードは、第1ユーザによって選択された後に再度見直して変更できるようにしてもよい。
【0063】
第1の通知モードは、受付部31が第2投票を受け付けると、その都度、プッシュ通知を第1ユーザに対して行うモードである。第2の通知モードは、受付部31による第2投票の受け付け回数が2回以上の所定回数に達した時点で、プッシュ通知を第1ユーザに対して行うモードである。第2投票の受け付け回数について設定される所定回数は、通知モード設定画面にて2以上の任意の値に設定可能である。
【0064】
第3の通知モードは、第2投票を行った第2ユーザと第1ユーザとがフレンド関係にある場合の通知条件と、第2ユーザと第1ユーザとがフレンド関係にない場合の通知条件とが異なるモードである。詳しくは、第3の通知モードでは、第1ユーザとフレンド関係にある第2ユーザから受付部31が第2投票を受け付けた回数が第1値に達した時点で、通知部34がプッシュ通知を第1ユーザに対して行う。ここで、第1値は、1以上の任意の値であるが、以下では、第1値が1であるケースを例に挙げて説明することとする。
他方、第1ユーザとはフレンド関係にない第2ユーザから受付部31が第2投票を受け付けた回数が第2値に達した時点で、通知部34がプッシュ通知を第1ユーザに対して行う。第2値は、第1値より大きい値であり、通知モード設定画面にて設定可能である。
【0065】
第4の通知モードは、一定時間が経過する度にプッシュ通知を行うモードである。第4の通知モードでは、例えば、第1ユーザの投票(第1投票)を利用した第2投票を受け付けると、その時刻からの経過時間が所定時間に達した時点で、通知部34が第1ユーザに対してプッシュ通知を行う。この場合における第2投票の受付時点は、第1ユーザの投票を利用した第2投票についての初回受付の時点であり、基準時点に相当する。
また、前回のプッシュ通知が行われた時点から所定時間が経過するまでの間に、受付部31が第2投票を新たに受け付けた場合、前回の通知時点からの経過時間が所定時間に達した時点で、通知部34が第1ユーザに対してプッシュ通知を再度行う。ここで、前回の通知時点は、基準時点に相当する。
なお、基準時点からの経過時間に対して設定される所定時間は、予め決められた任意の時間でもよく、また、第1ユーザによって自由に変更することができてもよい。
【0066】
第5の通知モードは、対象レースに対する投票の受付期間が終了した後、その終了時に応じた時点、例えば、終了時点の直後、あるいは終了時点から所定時間が経過した時点でプッシュ通知を第1ユーザに対して行うモードである。第5の通知モードでは、受付期間の終了後に、通知部34が受付部31による第2投票の受け付け回数、及び、第2投票を行った第2ユーザに関する情報を含むプッシュ通知を第1ユーザに対して行う。具体的には、通知部34は、受付期間の終了後に通知データを生成して第1ユーザのユーザ端末12に向けて送信する。第1ユーザのユーザ端末12側では、図12に示すように、第2投票の受け付け回数と、第2投票を行った第2ユーザの名前等を含む通知メッセージが表示される。
【0067】
なお、第2投票の受け付け回数が所定回数を超える場合、すべての第2ユーザに関する情報をプッシュ通知に含めてもよいが、表示される情報量が過多にならないように、プッシュ通知において情報が表示されるユーザを制限してもよい。例えば、表示の優先順位が第2ユーザに割り当てられ、上位N番目(Nは自然数)までの第2ユーザに限って情報を表示してもよい。この場合、表示の優先順位は、フレンド関係の有無、これまでに第1ユーザの投票(第1投票)を利用した回数、及び、投票用の価値の投入額等に基づいて決めればよい。
【0068】
さらに、第5の通知モードでは、第1投票及び第2投票の各々の予想が的中した場合に第1ユーザに対して付与される特典に関する情報、具体的には、特典として付与される価値の量や額等がプッシュ通知に含められる(図12参照)。
【0069】
第6の通知モードは、受付部31が第2投票を受け付けた場合であってもプッシュ通知を行わないモードである。つまり、第1ユーザは、プッシュ通知を不要とする場合に、第6のモードを選択し、これにより、第2投票が受け付けられたとしてもプッシュ通知を省略することができる。
【0070】
また、受付部31によって第2投票が受け付けられた第2ユーザと、第1ユーザとがフレンド関係にある場合、上述の第1~第5の通知モードにおいて通知部34が行うプッシュ通知には、ユーザ名等の第2ユーザに関する情報が含まれてもよい(図13参照)。
【0071】
(的中判定部)
的中判定部35は、対象レースの終了後、対象レースの確定結果をレース結果配信装置14から取得し、取得したレース結果に基づき、対象レースに対して行われた投票の予想(予想着順)が的中したか否かを判定する。また、複数の予想を含む投票に関しては、的中判定部35が予想毎に的中の有無を判定する。
【0072】
(配当付与部)
配当付与部36は、予想が的中した投票を行ったユーザに対して、レース結果(詳しくは、確定した着順)及び配当倍率に応じた配当(払い戻し金)を付与する。本実施形態において、配当は、投票に用いた価値と同じ種類の価値によって付与される。ただし、これに限定されず、投票に用いた価値とは異なる価値によって配当が付与されてもよい。
【0073】
(特典付与部)
特典付与部37は、第1投票及び当該第1投票を利用した第2投票のそれぞれの予想が的中した場合に、第1ユーザに対して特典を付与する。特典は、第1投票を利用した第2ユーザが獲得した配当金、及び、第2ユーザの数(つまり、第2投票の受け付け回数)に応じて決められる。
【0074】
[本実施形態に係る情報処理方法について]
次に、本実施形態に係る情報処理方法の一例として、上記のサーバコンピュータ10を用いた情報処理フローについて、図14を参照しながら説明する。ただし、以下に説明する情報処理フローは、あくまでも一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、ステップの実施順序を入れ替えてもよい。
【0075】
図14に示すフロー(以下、投票用フロー)は、ユーザからの投票の受け付け、及びそれに付随するプッシュ通知に関する情報処理の流れであり、投票用フローの各ステップは、サーバコンピュータ10によって実施される。
【0076】
投票用フローでは、先ず、対象レースについての投票をユーザから受け付ける。投票は、対象レースについて設定された受付期間内に行われ、当該期間の終了時点まで、つまり投票が締め切られるまで受け付け可能である。ここで、サーバコンピュータ10は、第1投票を第1ユーザから受け付け、第1投票に基づく第2投票を第2ユーザから受け付けるとする(S001,002)。つまり、第1ユーザが第1価値を利用して第1投票を行い、その第1投票に対して公開設定操作を行い、第2ユーザが公開された第1投票の予想を利用して第2投票を行うこととする。
【0077】
サーバコンピュータ10は、第2投票を第2ユーザから受け付けると、これをトリガーとしてプッシュ通知に関する処理を開始する。具体的には、サーバコンピュータ10は、第1ユーザにより選択された通知モードを特定する。そして、通知モードが第1のモードである場合(S003でYes)、サーバコンピュータ10は、第2投票を受け付けた際に、第2投票の受け付けに関するプッシュ通知、詳しくは通知メッセージの送信を第1ユーザに対して行う(S004)。
【0078】
通知モードが第2のモードである場合(S006でYes)、サーバコンピュータ10は、第2投票の受け付け回数が2回以上の所定回数に達するまで待機する(S007)。そして、受け付け回数が所定回数に達した時点で、サーバコンピュータ10は、プッシュ通知を第1ユーザに対して行う(S004)。
【0079】
通知モードが第3のモードである場合(S008でYes)、サーバコンピュータ10は、第2投票が受け付けられた第2ユーザが第1ユーザとフレンド関係にあるかどうかを判定する(S009)。そして、第2ユーザが第1ユーザとフレンド関係にあると判定した場合、サーバコンピュータ10は、その第2ユーザから第2投票を受け付けると、プッシュ通知を第1ユーザに対して行う。
他方、第2ユーザが第1ユーザとはフレンド関係にないと判定した場合、サーバコンピュータ10は、第1ユーザとはフレンド関係にない第2ユーザ(以下、非フレンドユーザ)からの第2投票の受け付け回数が所定回数に達するまで待機する(S010)。そして、非フレンドユーザからの第2投票の受け付け回数が所定回数に達した時点で、サーバコンピュータ10は、プッシュ通知を第1ユーザに対して行う(S004)。
以上のように、第3のモードでは、第2投票を行った第2ユーザと第1ユーザとの間におけるフレンド関係の有無に応じて通知条件が変化する。
【0080】
通知モードが第4のモードである場合(S011でYes)、サーバコンピュータ10は、初回の第2投票を受け付けた時点、又は、直前のプッシュ通知が行われた時点からの経過時間を判定し(S012)、経過時間が所定時間に達した時点でプッシュ通知を第1ユーザに対して行う(S004)。
【0081】
通知モードが第5のモードである場合(S013でYes)、サーバコンピュータ10は、対象レースについての投票が締め切られるまで、すなわち、投票の受付期間の終了時まで待機する(S014)。そして、サーバコンピュータ10は、投票の受付期間の終了後、当該終了時に応じた時点でプッシュ通知を第1ユーザに対して行う(S015)。
【0082】
通知モードが第1~第5のモードのいずれにも該当しない場合、すなわち、第6のモードである場合、サーバコンピュータ10は、第2投票を第2ユーザから受け付けても、第1ユーザへのプッシュ通知を省略する。
【0083】
そして、各通知モードにてプッシュ通知が行われた後、あるいは第6のモードにてプッシュ通知が省略された後、対象レースについての投票が締め切られる前であれば(S005でYes)、サーバコンピュータ10は、ステップS002に戻って上述した一連のステップを繰り返す。そして、対象レースについての投票が締め切られた時点で、その対象レースについての投票用フローが終了する。
【0084】
[その他の実施形態]
以上までに、本発明の情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムについて具体例を挙げて説明してきたが、上述した実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、他の実施形態も考えられ得る。
【0085】
上述の実施形態では、投票用の情報処理を実行するサーバコンピュータ10が本発明の情報処理装置として機能しているが、これに限定されるものではない。サーバコンピュータ10が有する機能の一部が、第1ユーザ及びは第2ユーザの各々のユーザ端末12によって実現されてもよい。例えば、第1ユーザ及び第2ユーザの各々のユーザ端末12がP2P(ピア・ツー・ピア)方式で通信する場合、第2投票を受け付ける受付部としての機能、又は、第2投票の受け付けに関するプッシュ通知を第1ユーザに対して行う通知部としての機能が、一方又は両方のユーザのユーザ端末12によって構成されてもよい。
【0086】
また、上述の実施形態では、第1ユーザが第1投票を公開し、第2ユーザが公開された第1投票を利用して第2投票を行うこととしたが、このようなケースには限定されない。例えば、互いにフレンド関係にある第1ユーザと第2ユーザがグループを形成し、各ユーザの投票の予想がグループ内で共有される場合に、第1ユーザが行った第1投票の予想が共有され、共有された予想を利用した第2投票を、第1ユーザと同じグループに属する第2ユーザから受け付けてもよい。
あるいは、第1ユーザがレースの結果を予想して第1投票を行うとともに、自分の予想内容を動画又はSNS(Social Networking Service)の投稿情報として公衆に向けて配信する場合に、第2ユーザは、配信された動画又は投稿情報を参照することで、第1投票の予想を利用した第2投票を行うことができてもよい。
【0087】
また、上述の実施形態では、第2投票の受け付けに関するプッシュ通知が図3、12及び13等に示す方式にて行われるが、プッシュ通知の実施方式に関しては他の例(以下、変形例)も考えられ得る。
以下、変形例について説明する。なお、以下では、変形例に関して、上述の実施形態とは異なる点を主に説明し、上述の実施形態と共通する点については、説明を省略することとする。
【0088】
変形例では、本発明の情報処理装置を構成するサーバコンピュータ10、詳しくは受付部31が、互いに異なる複数の予想を含む第1投票を第1ユーザから受け付けることができる。他方、第2ユーザは、第1投票に含まれる複数の予想のうち、1以上の予想を指定し、その指定予想を利用した第2投票を行うことができる。この場合、受付部31は、指定予想を利用した第2投票を第2ユーザから受け付ける。このような第2投票が受付部31によって受け付けられると、サーバコンピュータ10、詳しくは通知部34が、指定予想に関する情報を含むプッシュ通知を第1ユーザに対して行う。
【0089】
具体的には、図15に示すように、第2投票において利用された指定予想の内容(予想着順)を含む通知メッセージが、第1ユーザのユーザ端末12に表示される。この際、通知部34は、指定予想に基づく第2投票の受け付け回数、換言すると指定予想の利用回数に関する情報をさらに含むプッシュ通知を第1ユーザに対して行ってもよい(図15参照)。
【0090】
[まとめ]
本発明は、以下の[1]~[15]に示す構成により達成され、それぞれの構成により、種々の効果を奏することができる。
【0091】
[1] 本発明の情報処理装置は、所定競技の結果を予想した投票をユーザから受け付ける受付部と、受付部が第1投票を第1ユーザから受け付けた後に第1投票に基づく第2投票を第2ユーザから受け付けた場合に、第2投票の受け付けに関するプッシュ通知を第1ユーザに対して行う通知部と、を有することを特徴とする。
上記の構成によれば、第1ユーザによる第1投票に基づく第2投票を第2ユーザが行った場合に、そのことを第1ユーザに能動的に知らせることができる。これにより、第1投票の影響を第1ユーザに気付かせ易くなり、結果として、投票を積極的に行うように第1ユーザを扇動することができる。
【0092】
[2] 本発明の情報処理装置において、第1ユーザが第1投票に対する設定操作を行った後に、受付部が第2投票を受け付けた場合に、通知部は、プッシュ通知を第1ユーザに対して行ってもよい。その一方で、第1ユーザが設定操作を行わない場合には、通知部は、プッシュ通知を第1ユーザに対して行わなくてもよい。
上記の構成によれば、第1ユーザが第1投票に対して設定操作を行う場合に限り、その投票に基づく第2投票の受け付けに関するプッシュ通知が第1ユーザに対して行われる。これにより、第1投票に対して設定操作を行うように第1ユーザを扇動することができる。
【0093】
[3] 本発明の情報処理装置において、受付部は、ユーザが利用可能な複数の価値のうち、いずれかの価値を利用して行われる投票を受け付け、設定操作は、複数の価値のうち、所定価値を利用した投票を行った場合に受け付け可能になってもよい。
上記の構成によれば、複数の価値のうち、所定価値を利用した第1投票について設定操作を行うことができる。つまり、所定価値を利用した第1投票を行った場合に、その第1投票に基づく第2投票が受け付けられる。これにより、所定価値を利用して投票を行うように第1ユーザを扇動することができる。
【0094】
[4] 本発明の情報処理装置において、通知部は、受付部による第2投票の受け付け回数が2回以上の所定回数に達した時点で、プッシュ通知を第1ユーザに対して行ってもよい。
上記の構成によれば、所定回数分の第2投票の受け付けを、まとめて第1ユーザに知らせることができる。これにより、第2投票を受け付ける度にプッシュ通知を行う場合に比べて、通知に要するデータ通信負荷を下げることができ、第1ユーザが通知内容を確認する手間を軽減することができる。
【0095】
[5] 本発明の情報処理装置において、通知部は、基準時点からの経過時間が所定時間に達した時点で、プッシュ通知を第1ユーザに対して行ってもよい。
上記の構成によれば、例えば、第2投票の受け付けを所定の時間間隔で第1ユーザに知らせることができる。これにより、第2投票を受け付ける度にプッシュ通知を行う場合に比べて、通知に要するデータ通信負荷を下げることができ、第1ユーザが通知内容を確認する手間を軽減することができる。
【0096】
[6] 本発明の情報処理装置において、受付部は、投票の受付期間内に行われた投票を受け付け、通知部は、受付期間の終了時に応じた時点で、プッシュ通知を第1ユーザに対して行ってもよい。
上記の構成によれば、投票の受付期間内に行われた第2投票の受け付けを、受付期間の終了後に、まとめて第1ユーザに知らせることができる。これにより、第2投票を受け付ける度にプッシュ通知を行う場合に比べて、通知に要するデータ通信負荷を下げることができ、第1ユーザが通知内容を確認する手間を軽減することができる。
【0097】
[7] 本発明の情報処理装置において、通知部は、受付期間の終了時の後に、受付部による第2投票の受け付け回数、及び第2投票を行った第2ユーザに関する情報を含むプッシュ通知を第1ユーザに対して行うと、より好適である。
上記の構成によれば、第1ユーザは、プッシュ通知により、第2投票の受け付け回数、及び第2投票を行った第2ユーザに関する情報を知ることができる。つまり、第1ユーザは、自分が行った第1投票が他のユーザに及ぼす影響について、より詳細に把握することができる。
【0098】
[8] 本発明の情報処理装置は、第2投票の受け付け回数に応じた特典を第1ユーザに対して付与する特典付与部をさらに有してもよい。この場合、通知部は、受付期間の終了時の後に、第1ユーザに対して付与される特典に関する情報をさらに含むプッシュ通知を第1ユーザに対して行うとよい。
上記の構成によれば、受付期間の終了後に、第2投票の受け付けを第1ユーザに知らせるという本発明の効果がより有意義なものとなる。詳しく説明すると、第1投票に基づく第2投票が受け付けられた場合に、第1ユーザには、第2投票の受け付け回数に応じた特典が付与される。したがって、投票の受付期間の終了後に、第2投票の受け付けに関する情報、特に第2投票の受け付け回数を第1ユーザに知らせることができれば、投票を行うように第1ユーザを効果的に扇動することができる。
【0099】
[9] 本発明の情報処理装置において、通知部は、通知条件が成立した時点でプッシュ通知を第1ユーザに対して行い、第1ユーザが第2ユーザと所定関係にある場合の通知条件と、第1ユーザが第2ユーザとは所定関係にない場合の通知条件とが異なってもよい。
上記の構成によれば、第1ユーザと第2ユーザとの間における所定関係の有無に応じて通知条件を変えることができる。これにより、例えば、第1ユーザとの交流度合いが大きい第2ユーザの第2投票を、交流度合いが小さい第2ユーザの第2投票よりも優先して第1ユーザに知らせることができる。
【0100】
[10] 本発明の情報処理装置において、第1ユーザと所定関係にある第2ユーザから受付部が第2投票を受け付けた回数が第1値に達した時点で、通知部は、プッシュ通知を第1ユーザに対して行ってもよい。また、第1ユーザとは所定関係にない第2ユーザから受付部が第2投票を受け付けた回数が、第1値より大きい第2値に達した時点で、通知部は、プッシュ通知を第1ユーザに対して行ってもよい。
上記の構成によれば、第1ユーザと所定関係にある第2ユーザの第2投票を、第1ユーザとは所定関係にない第2ユーザによる第2投票よりも優先して、詳しくは、より頻繁に第1ユーザに知らせることができる。
【0101】
[11] 本発明の情報処理装置において、第1ユーザが第2ユーザと所定関係にある場合、通知部は、第2ユーザに関する情報を含むプッシュ通知を第1ユーザに対して行ってもよい。
上記の構成によれば、第2投票を行った第2ユーザが第1ユーザと所定関係にある場合に、第2投票の受け付けとともに、その第2ユーザに関する情報を第1ユーザに知らせることができる。この結果、第1ユーザが第2ユーザとの親交を深めるきっかけを得ることができる。
【0102】
[12] 本発明の情報処理装置において、受付部が、互いに異なる複数の予想を含む第1投票を第1ユーザから受け付け、複数の予想のうち、第2ユーザによって指定された指定予想に基づく第2投票を第2ユーザから受け付けてもよい。この場合、通知部は、指定予想に関する情報を含むプッシュ通知を第1ユーザに対して行うと、より好適である。
上記の構成によれば、第1投票に含まれる複数の予想のうち、どの予想(指定予想)に基づいて第2投票が行われたのかを第1ユーザに知らせることができる。これにより、第1ユーザは、第1投票に含まれる複数の予想のそれぞれについて、他のユーザ(第2ユーザ)に与えた影響を把握することができる。
【0103】
[13] 本発明の情報処理装置において、通知部は、指定予想に基づく第2投票の受け付け回数に関する情報をさらに含むプッシュ通知を第1ユーザに対して行うと、より好適である。
上記の構成によれば、指定予想に基づく第2投票の受け付け回数を第1ユーザに知らせることができるため、第1ユーザは、第1投票に含まれる複数の予想のそれぞれについて、他のユーザ(第2ユーザ)に与えた影響をより定量的に把握することができる。
【0104】
[14] 本発明の情報処理方法は、コンピュータが、所定競技の結果を予想した投票をユーザから受け付け、第1投票を第1ユーザから受け付けた後に第1投票に基づく第2投票を第2ユーザから受け付けた場合に、コンピュータが、第2投票の受け付けに関するプッシュ通知を第1ユーザに対して行うことを特徴とする。
上記の方法によれば、第1ユーザによる第1投票に基づく第2投票を第2ユーザが行った場合に、そのことを第1ユーザに能動的に知らせることで、第1投票の影響を第1ユーザに気付かせ易くなる。
【0105】
[15] 本発明のプログラムは、コンピュータに、所定競技の結果を予想した投票をユーザから受け付けさせ、第1投票を第1ユーザから受け付けた後に第1投票に基づく第2投票を第2ユーザから受け付けた場合に、第2投票の受け付けに関するプッシュ通知を第1ユーザに対して行わせることを特徴とする。
上記のプログラムをコンピュータに実行させれば、1ユーザによる第1投票に基づく第2投票を第2ユーザが行った場合に、そのことを第1ユーザに能動的に知らせることで、第1投票の影響を第1ユーザに気付かせ易くなる。
【符号の説明】
【0106】
10 サーバコンピュータ
12 ユーザ端末
14 レース結果配信装置
16 通信回線網
21 プロセッサ
22 メモリ
23 通信用インタフェース
24 ストレージ
25 バス
31 受付部
32 記憶部
33 表示制御部
34 通知部
35 的中判定部
36 配当付与部
37 特典付与部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15