特開2022-190571IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

二相ステンレス鋼が溶接された耐食性が高い溶接構造体、および、これを得るための溶接構造体の仕上方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】二相ステンレス鋼の溶接部の耐食性が向上し、溶接部を備えた製品の信頼性が高められる溶接構造体、および、これを得るための溶接構造体の仕上方法を提供する。
【解決手段】溶接構造体は、二相ステンレス鋼が溶接された溶接構造体であって、二相ステンレス鋼で形成された母材が溶接金属を介して接合された溶接部を有し、酸素および炭素を除いた質量%で、溶接金属の表面におけるCr量が、母材の1.5倍以上である。溶接構造体の仕上方法は、二相ステンレス鋼が溶接された溶接構造体の仕上方法であって、二相ステンレス鋼で形成された母材が溶接金属を介して接合された溶接部の酸化スケールを除去する工程を含み、酸化スケールを除去する工程は、酸素および炭素を除いた質量%で、溶接金属の表面におけるCr量が、母材の1.5倍以上となるように、溶接金属の表面の酸化スケールを除去する工程である。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

二相ステンレス鋼の溶接部の耐食性を高くするためには、溶接部に形成された酸化スケールを除去することや、溶接部を耐食性が高い化学組成にすることが重要である。しかし、酸化スケールを除去する処理を行った場合であっても、酸化スケールが十分に除去されず、局部腐食に対する感受性が十分に下がらない場合がある。また、酸化スケールを除去する処理自体が要因となり、下地に局部腐食の起点が形成される場合もある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

前記課題を解決するために本発明に係る溶接構造体は、二相ステンレス鋼が溶接された溶接構造体であって、前記溶接構造体は、二相ステンレス鋼で形成された母材が溶接金属を介して接合された溶接部を有し、酸素および炭素を除いた質量%で、前記溶接金属の表面におけるCr量が、前記母材の1.5倍以上である。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によると、二相ステンレス鋼の溶接部の耐食性が向上し、溶接部が形成された製品の信頼性が高められる溶接構造体、および、これを得るための溶接構造体の仕上方法を提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 直接通電法で電解処理を行う装置の構成を示す図である。
【図2】 間接通電法で電解処理を行う装置の構成を示す図である。
【図3】 二相ステンレス鋼を互いに溶接した溶接材の脱スケール前の外観を示す画像である。
【図4】 二相ステンレス鋼を互いに溶接した溶接材の脱スケール後の外観を示す画像である。
【図5A】 溶接材にすき間を付与する方法を示す図である。
【図5B】 溶接材にすき間を付与する方法を示す図である。
【図5C】 溶接材にすき間を付与する方法を示す図である。
【図5D】 溶接材にすき間を付与する方法を示す図である。
1 電解槽 2 電解液 3 電極 4 被処理材(溶接構造体、溶接材) 5 直流電源 6 溶接金属 7 印象材 8 ケーブルタイ 9 調整液

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