(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022190648
(43)【公開日】2022-12-26
(54)【発明の名称】お米収納容器
(51)【国際特許分類】
A47J 47/04 20060101AFI20221219BHJP
【FI】
A47J47/04 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021178290
(22)【出願日】2021-10-05
(31)【優先権主張番号】P 2021121023
(32)【優先日】2021-06-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】518196479
【氏名又は名称】株式会社KAWACHIYA
(71)【出願人】
【識別番号】521324517
【氏名又は名称】株式会社コグマヤ
(72)【発明者】
【氏名】横田 純一
【テーマコード(参考)】
4B066
【Fターム(参考)】
4B066DD04
4B066DD12
4B066DD90
(57)【要約】
【課題】上記したように、これまではお米をその都度計量し、計量したお米の量に合わせた水の量を計測するのが煩わしいため、これらの計量を簡素にするものである。
【解決手段】本発明は上気した課題を解決するために、上方が開口したプラスチック製の容器と、該容器内に収容した所定量の米と、前記開口を覆う蓋とから構成され、前記容器の容量は前記収容された米を炊飯するに必要な水量と同様の容量とされていることを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上方が開口したプラスチック製の容器と、該容器内に収容した所定量の米と、前記開口を覆う蓋とから構成され、前記容器の容量は前記収容された米を炊飯するに必要な水量と同様の容量とされていることを特徴とするお米収納容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、お米が入ったプラスチック製容器を用意することでキャンプや家庭などで飯盒あるいは炊飯器で炊飯を可能とするものである。
【背景技術】
【0002】
キャンプなどでお米を炊くときにお米の量や水の量を計量して炊飯を開始するようになる。しかし、この軽量を行なうには計量カップなどが必要になるため、キャンプなどでは荷物になり、煩わしい状態となってしまっていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記したように、これまではお米をその都度計量し、計量したお米の量に合わせた水の量を計測するのが煩わしいため、これらの計量を簡素にするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は上気した課題を解決するために、上方が開口したプラスチック製の容器と、該容器内に収容した所定量の米と、前記開口を覆う蓋とから構成され、前記容器の容量は前記収容された米を炊飯するに必要な水量と同様の容量とされていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
プラスチック製の容器の中に所定量のお米、例えば1合を入れておき、この容器の容量をこの容器に収納しているお米を炊飯するのに必要な水の量としているため計量に要する時間を大幅に削減でき、また計量カップなども不要となり、キャンプなどでの携帯荷物を削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図2】本発明に係るお米収納容器の蓋を取外した状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。お米1を収容する容器2は上方が開口3した円錐形状とされておりプラスチックで成形されている。なお、この容器2は、本実施例では円錐形状の筒状としているが、円柱状としても良く、また角柱形状や角錐形状としても良いものである。なお、この容器2の容量は、収容されているお米1を炊くときに必要な水の量に合わせた容量とされている。
【0008】
そして、この容器2の中には精米されたお米1が所定量、例えば1合が収容されている。このお米1は精米したものでも良く、好みに応じて玄米でも良いものである。このお米1を収容した状態で開口3は蓋4で塞がれている。この蓋4はナイロン製で構成されており、少しの力を加えることで剥がれるようにシール材(図示せず)で接着されている。さらにこの蓋4には、この蓋を剥がしやすくするために取手部5が形成されている。
【0009】
次に使用方法について説明する。例えば、キャンプなどでお米を炊くときは、容器2の蓋4の取手部5をつまんで蓋4を剥がし、飯盒などにお米1を入れる。そして、お米1が入っていた容器2に水を開口すれすれまで入れ、この水をお米1が入っている飯盒の中に入れる。そしてこの状態で飯盒を火にかける。こうすることでお米1が炊き上がる。
【0010】
本実施例ではお米を飯盒で炊くことを説明したが、家庭の炊飯器でも同様のことができる。また、容器に入っているお米は1合で説明したが、2合、3合などいくつかの種類を用意しておくとバリエーションが広がるようになる。この場合は、お米の量に応じて容器の容量を大きくしていくようになることは言うまでもないことである。
【符号の説明】
【0011】
1 お米
2 容器
3 開口
4 蓋
5取手部