(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022019072
(43)【公開日】2022-01-27
(54)【発明の名称】隔離用プルフード
(51)【国際特許分類】
F24F 7/06 20060101AFI20220120BHJP
【FI】
F24F7/06 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020122641
(22)【出願日】2020-07-17
(71)【出願人】
【識別番号】000162940
【氏名又は名称】興研株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(72)【発明者】
【氏名】新田 恒造
【テーマコード(参考)】
3L058
【Fターム(参考)】
3L058BF03
(57)【要約】
【課題】被験者から放出される浮遊物質を速やかに吸引することが可能な隔離用プルフードを提供する。
【解決手段】隔離用プルフード1は、天面3aに開口面6aを有するフード3と、当該フード3内の空気を吸引する吸引ユニット2と、を備え、フード3内において、開口面6aの鉛直方向の位置に配置され、開口面6aから吸引された空気と衝突することにより、開口面6aから吸引された空気の風向を変更する風向変更部を備える。風向変更部は、開口面6aから吸引された空気と衝突する高さを変更可能である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
天面に開口面を有するフードと、当該フード内の空気を吸引する吸引ユニットと、を備える隔離用プルフードであって、
前記フード内において、前記開口面の鉛直方向の位置に配置され、前記開口面から吸引された空気と衝突することにより、前記開口面から吸引された空気の風向を変更する風向変更部を備える
ことを特徴とする隔離用プルフード。
【請求項2】
前記風向変更部は、前記開口面から吸引された空気と衝突する高さを変更可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の隔離用プルフード。
【請求項3】
前記風向変更部は、帯状体であり、
前記帯状体は、当該帯状体を前記フードの天面から垂れ下げることにより、前記開口面から吸引された空気が衝突する位置に配置され、
垂れ下げる前記帯状体の長さを変更することにより、前記帯状体と前記開口面から吸引された空気とが衝突する高さを変更可能である、
ことを特徴とする請求項2に記載の隔離用プルフード。
【請求項4】
前記帯状体と前記開口面から吸引された空気とが衝突する高さを示す目印を備える
ことを特徴とする請求項3に記載の隔離用プルフード。
【請求項5】
前記吸引ユニットの吸引面の法線と平行な前記フードの側面には、前記フードの天面の開口面とは異なる他の開口面が設けられ、
前記他の開口面を開閉可能に覆う被覆体を備える
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の隔離用プルフード。
【請求項6】
前記フードの天面の開口面に取り付けられ、前記開口面から吸引される空気の向きを制御可能な風向制御部を備える
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の隔離用プルフード。
【請求項7】
前記フードの天面の開口面の辺のうち、前記吸引ユニットの吸引面と平行な一辺であって、前記吸引ユニット側の一辺から鉛直方向に延びる幕状体を備える
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の隔離用プルフード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、隔離用プルフードに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、吸引排気機構を有するプルフードが知られている(例えば、特許文献1)。プルフードのように吸引排気機構を有する装置は、感染症患者又は感染症が疑われる者を隔離するためのクリーンブースに用いられる。例えば、特許文献2には、感染症患者から放出されるウィルスなどの浮遊物質による院内感染の防止を目的として、感染症患者を収容する陰圧式のクリーンブースの技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許4551986号公報
【特許文献2】特開2010-255902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなクリーンブースでは、感染症患者や感染症が疑われる者(以下、「被験者」という)を、クリーンブース内に配置した椅子等に座らせ、検査を行うのが一般的である。検査中、クリーンブース内の空気は吸引されるが、被験者から放出された浮遊物質を完全に吸引することができず、クリーンブース内で浮遊物質が拡散するという問題があった。そして、このように浮遊物質が拡散されたクリーンブースに、被験者及び医療従事者が出入り等することにより、さらにクリーンブース外に浮遊物質が拡散する恐れがあるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、被験者から放出される浮遊物質を速やかに吸引することが可能な隔離用プルフードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の隔離用プルフードは、
天面に開口面を有するフードと、当該フード内の空気を吸引する吸引ユニットと、を備える隔離用プルフードであって、
前記フード内において、前記開口面の鉛直方向の位置に配置され、前記開口面から吸引された空気と衝突することにより、前記開口面から吸引された空気の風向を変更する風向変更部を備える
ことを特徴とする。
【0007】
また、上記隔離用プルフードにおいて、
前記風向変更部は、前記開口面から吸引された空気と衝突する高さを変更可能である
ことを特徴とする。
【0008】
また、上記隔離用プルフードにおいて、
前記風向変更部は、帯状体であり、
前記帯状体は、当該帯状体を前記フードの天面から垂れ下げることにより、前記開口面から吸引された空気が衝突する位置に配置され、
垂れ下げる前記帯状体の長さを変更することにより、前記帯状体と前記開口面から吸引された空気とが衝突する高さを変更可能である、
ことを特徴とする。
【0009】
また、上記隔離用プルフードにおいて、
前記帯状体と前記開口面から吸引された空気とが衝突する高さを示す目印を備える
ことを特徴とする。
【0010】
また、上記隔離用プルフードにおいて、
前記吸引ユニットの吸引面の法線と平行な前記フードの側面には、前記フードの天面の開口面とは異なる他の開口面が設けられ、
前記他の開口面を開閉可能に覆う被覆体を備える
ことを特徴とする。
【0011】
また、上記隔離用プルフードにおいて、
前記フードの天面の開口面に取り付けられ、前記開口面から吸引される空気の向きを制御可能な風向制御部を備える
ことを特徴とする。
【0012】
また、上記隔離用プルフードにおいて、
前記フードの天面の開口面の辺のうち、前記吸引ユニットの吸引面と平行な一辺であって、前記吸引ユニット側の一辺から鉛直方向に延びる幕状体を備える
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、被験者から放出される浮遊物質を速やかに吸引することが可能な隔離用プルフードを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】実施形態に係る隔離用プルフードを示す図である。
【
図2】実施形態に係る隔離用プルフードの側面図である。
【
図3】実施形態に係る隔離用プルフードの側面図である。
【
図4】変形例1に係る隔離用プルフードを示す図である。
【
図5】変形例2に係る隔離用プルフードを示す図である。
【
図6】変形例3に係る隔離用プルフードを示す図である。
【
図7】変形例4に係る隔離用プルフードを示す図である。
【
図8】変形例5に係る隔離用プルフードを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(実施形態)
本実施形態に係る隔離用プルフード1は、
図1に示すように、吸引ユニット2と、フード3と、を備える。
図1は、フード3内に椅子4が配置され、この椅子4に被験者5が腰をかけている様子を示している。また、
図2は、隔離用プルフード1の側面図を示すものである。以下、
図1,2を用いて、隔離用プルフード1について説明する。
【0016】
吸引ユニット2は、吸引面2aから空気を吸引し、排気面2bから清浄化された空気流を吹き出す機構を有するものである。吸引ユニット2は、従来のプッシュプル型換気装置に用いられているプルフードを基本的構造とし清浄用フィルタを内設した構造を採用することができる。
【0017】
フード3は、その一端が、吸引ユニット2の吸引面2a側に設けられ、被験者5を収容可能な包囲体である。フード3は、非通気性のものであれば良く、任意の材料により形成することが可能である。ただし、フード3の材料は、透明材料であることが好ましく、透明材料により形成されない場合は、フード3に窓部を設けることが好ましい。
【0018】
フード3の天面3aには、開口面6aが設けられており、開口面6aからフード3外の空気がフード3内に吸引される。
【0019】
開口面6aの形状は、矩形状であることが好ましい。開口面6aの辺のうち、吸引面2aと平行な辺(以下、「長辺」という)の長さは、被験者5の顔の幅よりも大きいことが好ましい。開口面6aの辺のうち、吸引面2aの法線と平行な辺(以下、「短辺」という)の長さは、吸引ユニット2が吸引する空気流の風速に応じて設定される。例えば、開口面6aの長辺は350mm、開口面6aの短辺は100mmである。
【0020】
また、吸引ユニット2の吸引面2aの法線と平行なフード3の側面3b,3cには、フード3の天面3aの開口面6aとは異なる他の開口面7a,7bが設けられる。開口面7a,7bは、被験者5から採取したサンプルを取り出すためのものである。フード3の外側には、開口面7a,7bを覆う被覆体(カバー)が取り付けられている。
【0021】
また、吸引ユニット2の吸引面2aと対向するフード3の側面3dには、開口面8a,8bが設けられる。開口面8a,8bは、医療従事者等が被験者5からサンプルを採取する作業を行うためのものである。フード3には、開口面8a,8bからフード3内部へ手を挿入するためのハンドグローブが取り付けられている。フード3に取り付けられるハンドグローブは、適宜交換可能である。
【0022】
隔離用プルフード1は、風向変更部を備える。風向変更部は、フード3内において、開口面6aの鉛直方向の位置に配置され、開口面6aから吸引された空気と衝突することにより、開口面6aから吸引された空気の風向を変更する。風向変更部は、開口面6aから吸引された空気と衝突する高さを変更可能である。
【0023】
風向変更部は、例えば、帯状体9aである。帯状体9aは、非通気性のものが好ましいが、完全に非通気性な材料でなくてもよく、任意の材料より形成することが可能である。帯状体9aは、例えば、ビニールシート、紙、通気性の低い布等により形成される。帯状体9aは、当該帯状体9aをフード3の天面3aから垂れ下げることにより、開口面6aから吸引された空気が衝突する位置に配置される。
【0024】
また、帯状体9aは、垂れ下げる帯状体9aの長さを変更することにより、帯状体9aと開口面6aから吸引された空気とが衝突する高さを変更可能である。ここで、帯状体9aには、帯状体9aと開口面6aから吸引された空気とが衝突する高さを示す目印10a,10b,10cが付される。例えば、帯状体9aと開口面6aから吸引された空気とが衝突する高さを、椅子4の座面から被験者5の首部までの高さH(
図2)で表す。目印10a,10b,10cは、例えば、高さH=50cm、高さH=60cm、高さH=70cmに対応付けられた目印である。
図1は、開口面6aの短辺に、目印10aを合わせた場合の様子を示している。開口面6aの短辺に、目印10a,10b,10cを合わせて帯状体9aを垂れ下げることにより、椅子4の座面から被験者5の首部での高さに合わせて、帯状体9aと開口面6aから吸引された空気とが衝突する高さを簡易に調節することができる。
【0025】
図1,2の矢印11a,11b,11cは、空気の流れを示す。フード3外の空気が、矢印11aが示すように、開口面6aから吸引されると、吸引された空気は、矢印11bが示すように、帯状体9aに沿って流れ、帯状体9aの下端部で衝突する。そして、衝突した空気は、矢印11cが示すように向きを変え、吸引ユニット2の吸引面2aから吸引される。
【0026】
従来の陰圧式のクリーンブースにおいて、被験者からサンプルを採取する際に放出された浮遊物質は完全に吸引されず、クリーンブース内の床や隅に残ってしまうことがあった。しかし、本実施形態によれば、被験者が収容されるフード3には、開口面6aの鉛直方向に帯状体9aが取り付けられ、開口面6aから吸い込まれる空気を、帯状体9aに衝突させて、被験者5の顔方向及び吸引面2aの方向に、向きを変更することができる。これにより、吸い込まれた空気を、浮遊物質が放出される被験者の顔に集中的に当てることができ、被験者から放出される浮遊物質を速やかに吸引し、フード内での浮遊物質の拡散を防止することができる。よって、本実施形態によれば、フード外への浮遊物質の拡散を防止することができる。
【0027】
さらに、本実施形態によれば、帯状体9aの長さを調節することにより、開口面6aから吸い込まれた空気と帯状体9aとが衝突する高さを調節することができる。これにより、座面から被験者の首部までの高さや身長が異なっていても、開口面6aから吸い込まれた空気を、被験者の顔に集中的に当て、浮遊物質を速やかに吸引することができる。
【0028】
なお、
図3に示すように、隔離用プルフード1は、フード3の天面3aの開口面6aの辺のうち、吸引ユニット2の吸引面2aと平行な一辺(長辺)であって、吸引ユニット2側の一辺から鉛直方向に延びる幕状体12を備えても良い。幕状体12は、非通気性のものであれば良く、任意の材料により形成することが可能である。なお、幕状体12の材料は、完全に非通気性な材料でなくてもよい。
【0029】
図2のように、幕状体12が無い隔離用プルフード1の場合、開口面6aから吸引された空気の一部は、矢印11dが示すように、被験者5の頭頂方向に流れてしまう。しかし、
図3に示すように、幕状体12を備えることにより、被験者5の頭頂方向に空気が流れることを防ぐことができる。これにより、開口面から吸引された空気を、より集中的に被験者の顔に当てることができる。
【0030】
また、隔離用プルフード1は、吸引される空気の向きを制御可能な風向制御部(図示せず)を備えてもよい。風向制御部は、フード3の天面3aの開口面6aに取り付けられる。風向制御部は、例えば、ルーバーである。ルーバーの板の向きを、吸引される空気の向きが鉛直方向になるように調節して、吸引された空気を帯状体9aに衝突しやすくする。これにより、開口面から吸引された空気を、より集中的に被験者の顔に当てることができる。
【0031】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明を実施するにあたっては、種々の形態による変形及び応用が可能である。変形例を、
図4~
図8に示す。なお、
図4~
図8においては、開口面7a,7b,8a,8bを省略する。
【0032】
(変形例1)
図4に示すように、風向変更部を、コの字状のガイド9bとしてもよい。ガイド9bは、開口面6aに対向する板状体9b1と、フード3の側面3b,3cと平行な2つの板状体9b2,9b3と、から構成される。ガイド9bを、開口面6aから空気が吸引される方向(矢印11a)にスライドさせることにより、板状体9b1と、開口面6aから吸引された空気とが衝突する高さを変更することができる。
【0033】
フード3外の空気が、矢印11aが示すように、開口面6aから吸引されると、吸引された空気は、矢印11bが示すように、ガイド9bの板状体9b2,9b3に沿って流れ、ガイド9bの板状体9b1に衝突する。そして、衝突した空気は、矢印11cが示すように向きを変え、吸引ユニット2の吸引面2aから吸引される。
【0034】
(変形例2)
図5に示すように、風向変更部を、板状体9cとしてもよい。板状体9cは、開口面6aに対向する位置に配置される。また、フード3の側面3dには、板状体9cを差し込み可能なスロット13a,13b,13cが鉛直方向に複数設けられる。板状体9cを差し込むスロットを変更することにより、板状体9cと、開口面6aから吸引された空気とが衝突する位置を変更することができる。
【0035】
フード3外の空気が、矢印11aに示すように、開口面6aから吸引されると、吸引された空気は、矢印11eに示すように、板状体9cに衝突する。そして、衝突した空気は、矢印11cに示すように向きを変え、吸引ユニット2の吸引面2aから吸引される。
【0036】
(変形例3)
図6に示すように、風向変更部を、台9dとしてもよい。台9dは、開口面6aに対向する板状体9d1と、当該板状体を所定の高さで支持する板状体9d2,9d3とから構成される。板状体9d2,9d3の長さを変更することにより、板状体9d1と、開口面6aから吸引された空気とが衝突する位置を変更することができる。
【0037】
フード3外の空気が、矢印11aに示すように、開口面6aから吸引されると、吸引された空気は、矢印11eに示すように、板状体9d1に衝突する。そして、衝突した空気は、矢印11cに示すように向きを変え、吸引ユニット2の吸引面2aから吸引される。
【0038】
(変形例4)
図7に示すように、フード3外の空気を吸引するための開口面6bを、フード3の側面に設けてもよい。この場合、風向変更部を、台9eのように配置する。台9eは、開口面6bに対向する板状体9e1と、板状体9e1を開口面6bと対向させるように支持するための板状体9e2,9e3とから構成される。板状体9e1と開口面6bとの距離を変更することにより、板状体9e1と、開口面6bから吸引された空気とが衝突する位置を変更することができる。
【0039】
フード3外の空気が、矢印11fが示すように、開口面6bから吸引されると、吸引された空気は、矢印11gが示すように、板状体9e1に衝突する。そして、衝突した空気は、矢印11cが示すように向きを変え、吸引ユニット2の吸引面2aから吸引される。
【0040】
(変形例5)
また、帯状体9aと開口面6aから吸引された空気とが衝突する高さを示す目印が、帯状体9aに付されるとしたが、当該目印は、フード3側に設けられてもよい。例えば、
図8に示すように、帯状体9aの端部には棒14が取り付けられており、フード3には、棒14を固定可能な窪み15a,15b,15cを備える固定部材15が設けられる。窪み15a,15b,15cは、帯状体9aと開口面6aから吸引された空気とが衝突する高さを示す目印の役割を果たすものである。窪み15a,15b,15cは、例えば、高さH=50cm、高さH=60cm、高さH=70cmに対応付けられる。棒14を固定する窪み15a,15b,15cの位置を変更することにより、垂れ下げる帯状体9aの長さを変更することができる。よって、椅子4の座面から被験者5の首部での高さに合わせて、帯状体9aと開口面6aから吸引された空気とが衝突する高さを簡易に調節することができる。
【0041】
上記変形例の他、隔離用プルフード1は、フード3の側面3b,3c,3dのいずれか一面を扉のように開閉可能に構成されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明によれば、被験者から放出される浮遊物質を速やかに吸引することが可能な隔離用プルフードを提供することができる。
【符号の説明】
【0043】
1 隔離用プルフード
2 吸引ユニット
2a 吸引面
2b 排気面
3 フード
3a 天面
3b,3c,3d 側面
4 椅子
5 被験者
6a,6b,7a,7b,8a,8b 開口面
9a 帯状体
9b ガイド
9b1,9b2,9b3,9c,9d1,9d2,9d3,9e1,9e2,9e3 板状体
9d,9e 台
10a,10b,10c 目印
11a,11b,11c,11d,11e,11f,11g 矢印
12 幕状体
13a,13b,13c スロット
14 棒
15 固定部材
15a,15b,15c 窪み