(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022190742
(43)【公開日】2022-12-27
(54)【発明の名称】表示装置及びエレベータ装置
(51)【国際特許分類】
B66B 13/28 20060101AFI20221220BHJP
【FI】
B66B13/28 B
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021099140
(22)【出願日】2021-06-15
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-10-18
(71)【出願人】
【識別番号】390025265
【氏名又は名称】東芝エレベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000235
【氏名又は名称】弁理士法人 天城国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】石塚 智也
【テーマコード(参考)】
3F307
【Fターム(参考)】
3F307AA02
3F307CD33
(57)【要約】
【課題】エレベータ装置の乗りかごと目的階との間の隙間を塞ぐとともに、乗客に情報を提供する。
【解決手段】本実施形態に係る表示装置は、展開手段と処理装置を備える。展開手段は、エレベータ装置の乗りかごが備えるドアの閉位置から開位置への移動に連動して、乗りかごの床と、乗りかごの停止階の床と、の隙間を塞ぐように、表示手段を展開する。処理装置は、表示手段に画像を表示する。これによれば、エレベータ装置の乗りかごと目的階との間の隙間を塞ぐとともに、乗客に情報を提供することができる。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示手段と、
エレベータ装置の乗りかごが備えるドアの閉位置から開位置への移動に連動して、前記乗りかごの床と、前記乗りかごの停止階の床と、の隙間を塞ぐように、前記表示手段を展開する展開手段と、
前記表示手段に、画像を表示する処理装置と、
を備える表示装置。
【請求項2】
前記表示手段は、液晶ディスプレイである請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記液晶ディスプレイは、可撓性を有し、前記隙間と同等の幅で、一端から他端までの長さが、前記ドアが閉位置から開位置へ移動するときの距離と同等になるように整形されている請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記展開手段は、
前記ドアに設けられ前記隙間の上方に位置し、前記液晶ディスプレイを巻き取るリールと、
上面が前記乗りかごの床と平行になるように前記隙間に位置し、前記リールに巻き回された前記液晶ディスプレイの一端が前記上面に固定される固定部材と、
を備える請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記乗りかごが昇降するときに、前記リールを前記隙間の上方から前記乗りかごの床上へ移動する第1のアクチュエータを備える請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記乗りかごが昇降するときに、前記固定部材を前記隙間の上方から前記乗りかごの床側へ移動する第2のアクチュエータを備える請求項4又は5に記載の表示装置。
【請求項7】
昇降路を昇降する乗りかごと、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の表示装置と、
を備えるエレベータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置及びエレベータ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エレベータ装置では、乗りかごが目的階に停止したときに、乗りかごの床と、目的階の床と、の間に隙間が発生する。この隙間は、乗りかごと停止階の床との干渉を回避するため、ある程度の大きさが必要になる。そこで、この隙間を塞ぐシステムが提案されている。しかしながら、従来のシステムは、隙間を塞いで鍵や硬貨などの落下を防止するためだけに用いられるものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、エレベータ装置の乗りかごと目的階との間の隙間を塞ぐとともに、乗客に情報を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本実施形態に係る表示装置は、表示手段、展開手段、及び、処理装置を備える。展開手段は、エレベータ装置の乗りかごが備えるドアの閉位置から開位置への移動に連動して、乗りかごの床と、乗りかごの停止階の床と、の隙間を塞ぐように、表示手段を展開する。処理装置は、表示手段に画像を表示する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】本実施形態に係るエレベータ装置の斜視図である。
【
図2】本実施形態に係るドアの-Y側の側面を、乗りかごの壁面のXZ断面とともに示す図である。
【
図3】本実施形態に係るドアの下端部を、乗りかごの床の一部とともに示す図である。
【
図4】本実施形態に係るドアの下端部を、乗りかごの床の一部とともに示す図である。
【
図5】本実施形態に係る処理装置のブロック図である。
【
図6】閉位置に位置するドアを模式的に示す図である。
【
図7】全開位置に位置するドアを模式的に示す図である。
【
図8】展開された液晶ディスプレイを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本実施形態を、図面を用いて説明する。説明には、適宜、相互に直交するX軸、Y軸、Z軸からなるXYZ座標系を用いる。
【0008】
図1は、本実施形態に係るエレベータ装置10の斜視図である。エレベータ装置10は、商業施設やオフィスビルなどの建築物に設けられた昇降路90の内部に配置されている。
図1に示されるように、エレベータ装置10は、乗りかご30、カウンタウエイト50、昇降モータ40、ガイドレール21~24、制御盤70を有している。
【0009】
ガイドレール21~24それぞれは、長手方向をZ軸方向とする部材である。ガイドレール21,22は、乗りかご30を昇降自在にガイドするための一対の部材である。また、ガイドレール23,24は、カウンタウエイト50を昇降自在にガイドするための一対の部材である。ガイドレール21,22は、Y軸方向に離間して配置されている。また、ガイドレール23,24も、同様にY軸方向に離間して配置されている。
図1では、カウンタウエイト50のガイドレール23,24が、乗りかご30のガイドレール21,22に対してX軸方向に離間して配置されている。なお、ガイドレール21~24の配置は、
図1に示される配置に限定されるものではない。
【0010】
乗りかご30は、乗客を収容して昇降路90を昇降するユニットである。乗りかご30は、ガイドレール21,22の間に配置され、ガイドレール21,22に対して、上下方向に移動可能に取り付けられている。
【0011】
乗りかご30の+X側の側面には、内部に出入りするための開口部が形成されている。開口部は、乗りかご30の側面に沿って移動する一対のドア35R,35Lによって、閉塞或いは開放される。
【0012】
カウンタウエイト50は、ガイドレール23,24に対して、上下方向に移動可能に取り付けられている。カウンタウエイト50の重量は、乗りかご30の重量に対して所定の割合になるように調整されている。
【0013】
昇降モータ40は、乗りかご30を昇降させるためのモータである。昇降モータ40は、昇降路90の上部に、回転軸がY軸に平行になるように配置されている。昇降モータ40の回転軸にはプーリー42が固定されている。
【0014】
昇降モータ40のプーリー42には、ワイヤ60が巻き回されている。ワイヤ60は、一端が、乗りかご30に固定され、他端が、カウンタウエイト50に固定されている。
【0015】
制御盤70は、昇降路90に配置されている。制御盤70には、昇降モータ40や、乗りかご30に設けられた機器を制御するための制御装置が収容されている。
【0016】
図2は、ドア35Rの-Y側側面を、乗りかご30の壁面31のXZ断面とともに示す図である。ドア35Rは、例えばプレス加工された鉄板を素材とする。壁面31は、プレス加工された鉄板を素材とする外壁面311と内壁面312の二重構造になっている。また、内壁面312には、外壁面311に向かって突出する突出部312aが形成されている。突出部312aには、長手方向をY軸方向とするレール313が固定されている。
【0017】
ドア35Rの上面には、XZ断面がL字状のブラケット351が固定されている。
図2では図示されていないが、ドア35Rの上面には、例えば2つのブラケット351が設けられている。
【0018】
ブラケット351は、X軸に平行な軸回りに回転するローラ352を有している。ローラ352は、レール313の上端部に嵌合し、レール313に沿って移動する。ドア35Rは、ローラ352がレール313を移動することで、ドアが全開になる全開位置とドアが閉になる閉位置の間を往復移動する。
【0019】
図3は、ドア35Rの下端部を乗りかご30の床32の一部とともに示す図である。
図3では、ドア35Rは閉位置にある。
【0020】
ドア35Rには、ガイド353が固定されている。ガイド353は、床32の+X側外縁に沿って移動可能に設けられている。ガイド353によって、ドア35Rの下端部のX軸方向の位置が規定されるとともに、ドア35RのY軸方向の移動がガイドされる。
【0021】
ドア35Rは、上端のブラケット351と下端のガイド353によって、床32の+X側外縁の上面に沿って移動可能に支持される。ドア35Lも、ドア35Rと同様に構成され、ドア35Rと同様に機能する。
【0022】
図3に示されるように、ドア35Rには、リール101、アクチュエータ102、表示手段としての液晶ディスプレイ105、ソレノイド部材103を備えている。液晶ディスプレイ105は、可撓性を有する液晶パネルである。液晶ディスプレイ105は、長手方向をY軸方向とするテープ状の部材である。液晶ディスプレイ105の長さは、ドア35Rが閉位置から全開位置までの移動距離とほぼ等しい。
【0023】
リール101は、液晶ディスプレイ105を巻き取るリールである。リール101は、ばねにより付勢されX軸に平行な軸回りに回転するドラムを備え、ばねの弾性力により液晶ディスプレイ105を巻き取る。また、ばねの弾性力に抗して液晶ディスプレイ105を引くことで、リール101から液晶ディスプレイ105を引き出すことができる。
【0024】
アクチュエータ102は、リール101をX軸方向へ移動可能に支持する部材である。アクチュエータ102は、リール101をX軸方向へ移動することで、リール101を、
図3に示される床32の上方の収容位置と、
図4に示される床32の上方から停止階側に突出する突出位置と、へ位置決めする。
【0025】
図3に示されるように、ソレノイド部材103は、床32に固定されるアクチュエータ103aと、アクチュエータ103aに対してY軸に平行な軸回りに起伏回動する固定部103bと、の2部分を有する部材である。ソレノイド部材103を構成する固定部103bは、
図3に示さるように、固定部103bがYZ平面に平行になるように起立した状態と、
図4に示されるように、固定部103bが、床32に平行になるように伏せた状態と、に固定部103bの姿勢を変化させる。
図4に示されるように、固定部103bの上面には、液晶ディスプレイ105の一端部が固定されている。
【0026】
ドア35Lも、ドア35Rと同様に、リール101、アクチュエータ102、液晶ディスプレイ105、ソレノイド部材103を備えている。
【0027】
図5は、上述した液晶ディスプレイ105,アクチュエータ102,及びアクチュエータ103aを駆動する処理装置80のブロック図である。処理装置80は、例えば、CPU(Central Processing Unit)81、CPUの作業領域として機能する主記憶部82、パラメータやプログラムなどを記憶する補助記憶部83、液晶ディスプレイ105,アクチュエータ102,及びアクチュエータ103aや、制御盤70が接続されるインタフェース部84などを備えるマイクロコンピュータである。処理装置80は、制御盤70からの信号に基づいて、液晶ディスプレイ105,アクチュエータ102,及びアクチュエータ103aを駆動する。処理装置80は、例えば、乗りかご30に配置することができる。
【0028】
次に、処理装置80の動作について説明する。前提として、
図3に示されるように、ドア35Rは閉位置に位置し、リール101は収容位置に位置し、固定部103bはYZ平面に平行になるように起立した状態になっているものとする。
【0029】
乗りかご30が停止階に停止すると、
図4に示されるように、処理装置80は、アクチュエータ102を駆動して、リール101を突出位置へ移動する。そして、この動作と並行して、処理装置80は、アクチュエータ103aを駆動して、固定部103bを、床32に平行になった状態に姿勢を変更する。
【0030】
この状態で、ドア35Rが閉位置から全開位置へ移動すると、液晶ディスプレイ105が、乗りかご30の床32と停止階の床Fの隙間に展開される。
図6は、閉位置に位置するドア35Rを模式的に示す図である。また、
図7は、全開位置に位置するドア35Rを模式的に示す図である。ドア35Rが、
図6に示される閉位置から、
図7に示される全開位置へ移動すると、一端がソレノイド部材103に固定された液晶ディスプレイ105が、ドア35Rとともに移動するリール101から引き出され、
図7及び
図8に示されるように、乗りかご30の床32と停止階の床Fとの隙間GPを塞ぐように展開される。
【0031】
処理装置80は、液晶ディスプレイ105が展開したら、液晶ディスプレイ105に所望の映像や画像を表示する。映像や画像は、例えば、エレベータ装置10が設置される施設における宣伝広告などが考えられる。
【0032】
また、ドア35Rが、
図7に示される全開位置から、
図6に示される閉位置へ移動すると、ドア35Rの移動にともなって、液晶ディスプレイ105はリール101に巻き取られる。ドア35Rが閉位置に到達すると、処理装置80は、
図3に示されるように、アクチュエータ102を駆動して、リール101を収容位置へ移動する。そして、この動作と並行して、処理装置80は、アクチュエータ103aを駆動して、固定部103bを起立させる。
【0033】
以上、ドア35Rの動作に伴う処理装置80の動作について説明したが、処理装置80は、ドア35Lが閉位置と全開位置との間を移動するときも、同様に、ドア35Lに設けられるアクチュエータ102,103a、及び液晶ディスプレイ105を駆動する。
【0034】
本実施形態では、リール101、アクチュエータ102、及び、ソレノイド部材103によって、液晶ディスプレイ105を乗りかご30の床32と停止階の床Fの間の隙間GPに展開する展開手段が構成される。
【0035】
上述のように構成されるエレベータ装置10では、昇降モータ40を正転すると、乗りかご30が上昇するとともに、カウンタウエイト50が下降する。昇降モータ40が逆転すると、乗りかご30が下降するとともに、カウンタウエイト50が上昇する。乗りかご30が、指定された階床に停止すると、ドア35R,35Lの開閉が行われる。このとき、処理装置80は、上述したように、アクチュエータ102、ソレノイド部材103、及び、液晶ディスプレイ105を駆動する。
【0036】
以上説明したように、本実施形態に係るエレベータ装置10では、ドア35R,35Lが開くと、
図7及び
図8に示されるように、液晶ディスプレイ105が、乗りかご30の床32と停止階の床Fとの間の隙間GPに展開される。このため、隙間GPへの鍵や硬貨などの小物の落下が抑制される。また、液晶ディスプレイ105には、映像や画像を表示することができる。したがって、エレベータ装置10の乗客に情報を提供することが可能になる。
【0037】
本実施形態に係るエレベータ装置10では、ドア35R,35Lが閉位置にあるときには、
図3に示されるように、リール101と、ソレノイド部材103の固定部103bが、隙間GPの上方から退避する。これにより、液晶ディスプレイ105が、隙間GPから、乗りかご30の床32の上方へ引き込まれる。したがって、乗りかご30が昇降するときに、停止階の床Fなどとの接触による液晶ディスプレイ105の損傷を抑制することができる。
【0038】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態によって限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、映像や画像を表示させる表示手段として、液晶ディスプレイ105を用いたが、これに代えて、例えば有機ELなどを用いることとしてもよい。
【0039】
また、上記実施形態において、リール101が液晶ディスプレイ105を巻き取るとき、或いは、リール101から液晶ディスプレイ105が引き出されるときに、液晶ディスプレイ105の表面をクリーニングするためのブラシなどを設けてもよい。
【0040】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施しうるものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0041】
10 エレベータ装置
21~24 ガイドレール
30 乗りかご
31 壁面
32 床
35R,35L ドア
40 昇降モータ
42 プーリー
50 カウンタウエイト
60 ワイヤ
70 制御盤
80 処理装置
81 CPU
82 主記憶部
83 補助記憶部
84 インタフェース部
90 昇降路
101 リール
102 アクチュエータ
103 ソレノイド部材
103a アクチュエータ
103b 固定部
105 液晶ディスプレイ
311 外壁面
312 内壁面
312a 突出部
313 レール
351 ブラケット
352 ローラ
353 ガイド
F 床
【手続補正書】
【提出日】2022-08-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
上記課題を解決するため、本実施形態に係る表示装置は、表示手段、展開手段、及び、処理装置を備える。展開手段は、エレベータ装置の乗りかごが備えるドアの閉位置から開位置への移動に連動して、乗りかごの床と、乗りかごの停止階の床と、の隙間を塞ぐように、表示手段を展開する。処理装置は、表示手段に画像を表示する。表示手段は可撓性を有し、展開手段は、ドアの開閉に応じて表示手段を巻き取る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
可撓性を有する表示手段と、
エレベータ装置の乗りかごが備えるドアの閉位置から開位置への移動に連動して、前記乗りかごの床と、前記乗りかごの停止階の床と、の隙間を塞ぐように、前記表示手段を展開する展開手段と、
前記表示手段に、画像を表示する処理装置と、
を備え、
前記展開手段は、前記ドアの開閉に応じて前記表示手段を巻き取る表示装置。
【請求項2】
前記表示手段は、液晶ディスプレイである請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記液晶ディスプレイは、前記隙間と同等の幅で、一端から他端までの長さが、前記ドアが閉位置から開位置へ移動するときの距離と同等になるように整形されている請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記展開手段は、
前記ドアに設けられ前記隙間の上方に位置し、前記液晶ディスプレイを巻き取るリールと、
上面が前記乗りかごの床と平行になるように前記隙間に位置し、前記リールに巻き回された前記液晶ディスプレイの一端が前記上面に固定される固定部材と、
を備える請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記乗りかごが昇降するときに、前記リールを前記隙間の上方から前記乗りかごの床上へ移動する第1のアクチュエータを備える請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記乗りかごが昇降するときに、前記固定部材を前記隙間の上方から前記乗りかごの床側へ移動する第2のアクチュエータを備える請求項4又は5に記載の表示装置。
【請求項7】
昇降路を昇降する乗りかごと、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の表示装置と、
を備えるエレベータ装置。