技術分野
入力回転部に入力された回転を、同軸に配された出力回転部に所定の変速比で伝達する動力伝達装置
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】動力伝達装置内部のバックラッシを低コストに低減させる。
【解決手段】減速装置1は、軸方向両側の側面に第1の転動体係合溝13を有する入力部材10と、第2の転動体係合溝16を有する一対の固定部材5と、第1の転動体係合溝13と第2の転動体係合溝16に係合する複数のボール4と、複数のボール4を周方向に保持する複数のポケット17を有する一対の出力部材31,32とを備える。第1の転動体係合溝13は、回転中心Xから偏心した曲率中心を有する円に沿って形成される。第2の転動体係合溝16は、回転中心X上に曲率中心を有するピッチ円に対して交互に交差する波状曲線に沿って形成される。一対の出力部材31,32の間に、両出力部材31,32に円周方向の弾性力を付与する弾性部材35を介在させる。
【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
減速装置201では、良好な応答性が求められており、良好な応答性を実現するためには、減速装置内部のバックラッシを極力少なくする必要がある。減速装置内部のバックラッシを生じる部分として、ボールとボールを円周方向に保持するポケットとの間の隙間がある。バックラッシを小さくしようとすると、ボールとポケットとの間の隙間を小さくする必要があるが、隙間を小さくするためにはボールとポケットの加工精度を高める必要があり、加工コストが高騰する。また、量産時に部品の加工精度を常に高精度に保つことは一般に困難である。その一方で、ボールとポケットの間の隙間を過度に小さくすると、加工精度のばらつきによりボールとポケットの間が負隙間となる可能性がある。ボールとポケットが負隙間で接触すると、ボールの運動が制限されるため、伝達効率の低下、振動や騒音の発生、あるいは減速装置の寿命低下等の不具合を招く。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
前記課題を解決するために、本発明に係る動力伝達装置は、入力回転部に入力された回転を、同軸に配された出力回転部に所定の変速比で伝達する動力伝達装置であって、 軸方向両側の側面に第1の転動体係合溝を有する第1部材と、前記第1部材の軸方向両側に設けられ、それぞれ第2の転動体係合溝を有する一対の第2部材と、前記第1部材と前記一対の第2部材との軸方向間にそれぞれ設けられ、軸方向に対向する前記第1の転動・・・ 続きを
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発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
以上のように、本発明によれば、第3部材の各ポケットに収容されたボールがポケットの内面に押し付けられる。そのため、その後、入力回転部を正逆方向に回転させる際のバックラッシを低減することができ、その回転開始直後からタイムラグなく第3部材を同方向に回転させることが可能となる。従って、動力伝達装置の応答性を高めることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
本発明の一減速装置の断面図である。
【図2】
入力部材(第1部材)の正面図である。
【図3】
固定部材(第2部材)の正面図である。
【図4】
出力部材(第3部材)の正面図である。
【図5】
図4のV部の拡大図である。
【図6】
入力部材、出力部材、固定部材、及びボールを模式的に示す分解斜視図である。
【図7】
ボールに加わる接触力を示す正面図である。
【図8】
図1の減速装置の拡大図である。
【図9】
図1のA-A線で矢視した断面図である。
【図10】
(a)図は図1のB-B線で矢視した断面図であり、(b)図は(a)図中の領域Sを拡大して示す断面図である。
【図11】
(a)図は図1のC-C線で矢視した断面図であり、(b)図は(a)図中の領域Tを拡大して示す断面図である。
【図12】
従来の減速装置の断面図である。
1 減速装置(動力伝達装置)
2 入力回転部
3 出力回転部
4 ボール
5 固定部材(第2部材)
6 ハウジング
7 入力軸
8 偏心カム部
10 入力部材(第1部材)
13 第1の転動体係合溝
16 第2の転動体係合溝
17 ポケット
31,32 出力部材(第3部材)
35 弾性部材
F1,F1’ ボールと第1の転動体係合溝との接触力
F2,F2’ ボールと第2の転動体係合溝との接触力
F3,F3’ ボールとポケットとの接触力
L1 第1の転動体係合溝の軌道中心線
L2 第2の転動体係合溝の軌道中心線
O1 第1の転動体係合溝の軌道中心線の曲率中心(入力部材の中心線)
X 入力回転部及び出力回転部の回転中心
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