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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022191387
(43)【公開日】2022-12-27
(54)【発明の名称】ページング機会の開始決定
(51)【国際特許分類】
   H04W 68/00 20090101AFI20221220BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20221220BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20221220BHJP
   H04J 3/00 20060101ALI20221220BHJP
【FI】
H04W68/00
H04W72/04 131
H04W72/04 136
H04L27/26 113
H04J3/00 K
【審査請求】有
【請求項の数】24
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022164479
(22)【出願日】2022-10-13
(62)【分割の表示】P 2020563550の分割
【原出願日】2019-05-10
(31)【優先権主張番号】62/670,354
(32)【優先日】2018-05-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.ZIGBEE
3.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100176418
【弁理士】
【氏名又は名称】工藤 嘉晃
(72)【発明者】
【氏名】カイッコネン ヨルマ ヨハンネス
(72)【発明者】
【氏名】コスケラ ヤルッコ トゥオモ
(72)【発明者】
【氏名】ハコラ サミ-ユッカ
(57)【要約】
【課題】ダウンリンクにおけるページング機会などのモニタリング機会のための、コンピュータプログラム製品を含む方法及び装置を提供する。
【解決手段】いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを含む装置であって、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサと協働して、装置に少なくとも、フレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を受け取り、受け取った情報に従って1又は2以上のページング機会をモニタすることを行わせるように構成された装置を提供することができる。関連するシステム、方法及び製造の物品についても説明する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備えた装置であって、前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサと協働して、前記装置に少なくとも、
フレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を受け取り、
前記受け取った情報に従って前記1又は2以上のページング機会をモニタする、
ことを行わせるように構成される、
ことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記情報は、サブフレームの少なくとも一部における前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示すビットマップを含む、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ビットマップは、前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示す、
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記ビットマップのビット長は、使用されるサブキャリア間隔に依存する、
請求項2又は3に記載の装置。
【請求項5】
前記ビットマップは、前記1又は2以上のページング機会の開始スロットを示す、
請求項2から4のいずれかに記載の装置。
【請求項6】
前記ビットマップは、ページングフレーム内の各スロットを示す、
請求項2から5のいずれかに記載の装置。
【請求項7】
前記ビットマップは、アップリンク-ダウンリンクパターン及び/又はアップリンク-ダウンリンク連結パターンのサブフレーム、フレーム内の各スロットを示す、
請求項2から5のいずれかに記載の装置。
【請求項8】
前記1又は2以上のページング機会は、1又は2以上のPDCCHモニタリング機会を含む、
請求項1から7のいずれかに記載の装置。
【請求項9】
前記装置は、ユーザ装置を含み、又は該ユーザ装置に含まれる、
請求項1から8のいずれかに記載の装置。
【請求項10】
ユーザ装置が、フレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を受け取るステップと、
前記ユーザ装置が、前記受け取った情報に従って前記1又は2以上のページング機会をモニタするステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項11】
前記情報は、サブフレームの少なくとも一部における前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示すビットマップを含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ビットマップは、前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示す、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記ビットマップのビット長は、使用されるサブキャリア間隔に依存する、
請求項11又は12に記載の方法。
【請求項14】
前記ビットマップは、前記1又は2以上のページング機会の開始スロットを示す、
請求項11から13のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
前記ビットマップは、ページングフレーム内の各スロットを示す、
請求項11から14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記ビットマップは、アップリンク-ダウンリンクパターン及び/又はアップリンク-ダウンリンク連結パターンのサブフレーム、フレーム内の各スロットを示す、
請求項11から15のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
物理ダウンリンク制御チャネル構成が、前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示す前記情報を含む、
請求項10から16のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
プログラムコードを含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記プログラムコードは、実行時に、
ユーザ装置が、フレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を受け取るステップと、
前記ユーザ装置が、前記受け取った情報に従って前記1又は2以上のページング機会をモニタするステップと、
を含む動作を引き起こす、
ことを特徴とする非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項19】
フレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を受け取る手段と、
前記受け取った情報に従って前記1又は2以上のページング機会をモニタする手段と、
を備えることを特徴とする装置。
【請求項20】
請求項11から17に記載の機能のうちのいずれかのための手段を提供するようにさらに構成される、
請求項19に記載の装置。
【請求項21】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備えた装置であって、前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサと協働して、前記装置に少なくとも、
フレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報をユーザ装置に送信し、
前記送信した情報に従って1又は2以上のページング機会をトリガする、
ことを行わせるように構成される、
ことを特徴とする装置。
【請求項22】
前記情報は、サブフレームの少なくとも一部における前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示すビットマップを含む、
請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記ビットマップは、前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示す、
請求項21に記載の装置。
【請求項24】
前記ビットマップのビット長は、使用されるサブキャリア間隔に依存する、
請求項22又は23に記載の装置。
【請求項25】
前記ビットマップは、前記1又は2以上のページング機会の開始スロットを示す、
請求項22から24のいずれかに記載の装置。
【請求項26】
前記ビットマップは、ページングフレーム内の各スロットを示す、
請求項22から25のいずれかに記載の装置。
【請求項27】
前記ビットマップは、アップリンク-ダウンリンクパターン及び/又はアップリンク-ダウンリンク連結パターンのサブフレーム、フレーム内の各スロットを示す、
請求項22から25のいずれかに記載の装置。
【請求項28】
物理ダウンリンク制御チャネル構成が、前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示す前記情報を含む、
請求項21から27のいずれかに記載の装置。
【請求項29】
前記トリガされた1又は2以上のページング機会は、前記装置に少なくとも、1又は2以上のページング機会の前記開始を示す前記情報を介して前記ユーザ装置に前記1又は2以上のページング機会を提供することさらに行わせる、
請求項21から28のいずれかに記載の装置。
【請求項30】
前記装置は、ネットワークノードを含み、又は該ネットワークノードに含まれる、
請求項21から28のいずれかに記載の装置。
【請求項31】
フレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報をユーザ装置に送信するステップと、
前記送信した情報に従ってネットワークノードが1又は2以上のページング機会をトリガするステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項32】
前記情報は、サブフレームの少なくとも一部における前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示すビットマップを含む、
請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記ビットマップは、前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示す、
請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記ビットマップのビット長は、使用されるサブキャリア間隔に依存する、
請求項32又は33に記載の方法。
【請求項35】
前記ビットマップは、前記1又は2以上のページング機会の開始スロットを示す、
請求項32から34のいずれかに記載の方法。
【請求項36】
前記ビットマップは、ページングフレーム内の各スロットを示す、
請求項32から35のいずれかに記載の方法。
【請求項37】
前記ビットマップは、アップリンク-ダウンリンクパターン及び/又はアップリンク-ダウンリンク連結パターンのサブフレーム、フレーム内の各スロットを示す、
請求項32から35のいずれかに記載の方法。
【請求項38】
物理ダウンリンク制御チャネル構成が、前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示す前記情報を含む、
請求項31から37のいずれかに記載の方法。
【請求項39】
前記トリガするステップは、1又は2以上のページング機会の前記開始を示す前記情報を介して前記ユーザ装置に前記1又は2以上のページング機会を提供するステップを含む、
請求項31から38のいずれかに記載の方法。
【請求項40】
プログラムコードを含む非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記プログラムコードは、実行時に、
フレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報をユーザ装置に送信するステップと、
前記送信した情報に従ってネットワークノードが1又は2以上のページング機会をトリガするステップと、
を含む動作を引き起こす、
ことを特徴とする非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項41】
フレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報をユーザ装置に送信する手段と、
前記送信した情報に従って1又は2以上のページング機会をトリガする手段と、
を備えることを特徴とする装置。
【請求項42】
請求項32から39に記載の機能のうちのいずれかのための手段を提供するようにさらに構成される、
請求項41に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔相互参照〕
本出願は、2018年5月11日に出願された「ページング機会の開始決定(Paging Occasion Start Determination)」という名称の米国仮特許出願第62/670,354号の利益を主張するものであり、この文献の内容はその全体が引用により本明細書に組み入れられる。
【0002】
本明細書で説明する主題は、無線システムにおけるページングに関する。
【背景技術】
【0003】
第5世代(5G)システムを含むセルラーシステムは、使用事例が幅広く、帯域幅、待ち時間及び信頼性要件に関するニーズが多岐にわたる用途を含むますます多くの装置及びサービスをサポートすることができる。例えば、スループット/データレートを高めるために、多重入出力技術を使用することができる。機械間通信(machine-to-machine communications)及び超高信頼かつ低遅延なサービスをサポートするようにシステムを構成することもできる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ダウンリンクにおけるページング機会などの機会をモニタするための、コンピュータプログラム製品を含む方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを含む装置であって、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサと協働して、装置に少なくとも、フレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を受け取り、受け取った情報に従って1又は2以上のページング機会をモニタすることを行わせるように構成された装置を提供することができる。
【0006】
いくつかの変形形態では、本明細書に開示する以下の特徴を含む特徴のうちの1つ又は2つ以上をいずれかの実行可能な組み合わせで任意に含めることができる。情報は、サブフレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示すビットマップを含むことができる。ビットマップは、1又は2以上のページング機会の開始を示すことができる。ビットマップのビット長は、使用されるサブキャリア間隔に依存することができる。ビットマップは、1又は2以上のページング機会の開始スロットを示すことができる。ビットマップは、ページングフレーム内の各スロットを示すことができる。ビットマップは、アップリンク-ダウンリンクパターン及び/又はアップリンク-ダウンリンク連結パターンのサブフレーム、フレーム内の各スロットを示すことができる。物理ダウンリンク制御チャネル構成が、1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を含むことができる。装置は、ユーザ装置を含むことができ、又はユーザ装置に含めることができる。
【0007】
いくつかのさらなる実施形態では、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを含む装置であって、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサと協働して、装置に少なくとも、フレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報をユーザ装置に送信し、送信した情報に従って1又は2以上のページング機会をトリガすることを行わせるように構成された装置を提供することができる。
【0008】
いくつかの変形形態では、本明細書に開示する以下の特徴を含む特徴のうちの1つ又は2つ以上をいずれかの実行可能な組み合わせで任意に含めることができる。情報は、サブフレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示すビットマップを含むことができる。ビットマップは、1又は2以上のページング機会の開始を示すことができる。ビットマップのビット長は、使用されるサブキャリア間隔に依存することができる。ビットマップは、1又は2以上のページング機会の開始スロットを示すことができる。ビットマップは、ページングフレーム内の各スロットを示すことができる。ビットマップは、アップリンク-ダウンリンクパターン及び/又はアップリンク-ダウンリンク連結パターンのサブフレーム、フレーム内の各スロットを示すことができる。物理ダウンリンク制御チャネル構成が、1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を含むことができる。トリガされた1又は2以上のページング機会は、装置に少なくとも、1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を介してユーザ装置に1又は2以上のページング機会を提供することさらに行わせることができる。装置は、ネットワークノードを含むことができ、又はネットワークノードに含めることができる。
【0009】
上述した態様及び特徴は、所望の構成に応じてシステム、装置、方法及び/又は物品に実装することができる。以下の添付図面及び説明に、本明細書で説明する主題の1又は2以上の変形形態の詳細を示す。これらの説明及び図面、並びに特許請求の範囲から、本明細書で説明する主題の特徴及び利点が明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】いくつかの実施形態例によるビットマップの例を示す図である。
図2】いくつかの実施形態例によるビットマップの例を示す図である。
図3】いくつかの実施形態例によるビットマップの例を示す図である。
図4】いくつかの実施形態例による、サブフレーム内のページング機会を明確に示す情報を受け取るユーザ装置を含むシステムの例を示す図である。
図5】いくつかの実施形態例による、サブフレーム内のページング機会を明確に示す情報を決定して提供するプロセス例を示す図である。
図6】いくつかの実施形態例による装置の例を示す図である。
図7】いくつかの実施形態例によるブロック候補位置パターンを示す図である。
図8】いくつかの実施形態例による物理ダウンリンク制御チャネル上の探索空間例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図面では、同じラベルを使用して同一又は同様の項目を示す。
【0012】
第5世代(5G)セルラーシステムを含むセルラーシステムでは、従前のセルラーシステムと比べた時に、例えば多重入出力技術(MIMO)などの5Gの特徴の多くに起因してページングがより複雑になる。従って、ページング機会がいつ存在するかを特定してページをモニタするユーザ装置(UE)のタスクがより複雑である。
【0013】
ページングでは、セルラーネットワークが、パラメータを含む情報をUEに提供することができる。これらのパラメータは、シグナリング、ブロードキャスト及び/又は同様のものを介して受け取ることができ、これらのパラメータは、フレーム内タイムオフセット、持続時間、周期性及び/又は同様のものなどのページング機会構成を含むことができる。さらに、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)構成は、ページング機会内のモニタリング機会(monitoring occasions)を含む探索空間構成(search space configuration)をUEに提供することができる。ページングでは、コアリソースセット(CORESET:core resource set)構成が、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)において示される通りに残存最小システム情報(RMSI:remaining minimum system information)CORESETに同じ構成を再使用することができる。また、UEは、同期信号(SS)ブロックと、ページングダウンリンク制御情報/インジケータ(DCI)と、ページングメッセージとの間の疑似コロケーション(QCL:quasi-colocation)を取ることができる。さらに、UEは、1つのページング機会内で複数のページングDCIをソフト結合(soft combine)することが不要となり得る。さらに、UE及び基地局によるエアインターフェイスサポートは、systemInfoModification、cmas-Indication及び/又はetws-Indicationなどのいわゆる「ショートページングメッセージ(short paging messages)」をページングDCIの一部として送信することもサポートすることができる。
【0014】
上述したようなMIMOをサポートすることもでき、従ってマルチビーム動作がページングの複雑性を高めることがある。この目的のために、ページング機会の時間の長さ(例えば、持続時間)を1回のビーム掃引期間に設定し、掃引パターンの全てのビームにおいて同じページングメッセージを繰り返すことができる。従って、1回のページング機会がビーム掃引全体をカバーすることができ、従ってUEのモニタリングパターンも同様にこれを考慮することができる。
【0015】
UEは、ネットワークからSIBタイプ1などのシステム情報ブロック(SIB)を受け取ることができる。この場合、SIB1は、アップリンク(UL)及びダウンリンク(DL)スロット構成を可能にするための情報をUEに提供することができる。例えば、UL/DLスロット構成は、PDCCHが搬送するフレームのサブフレームを形成するように時間的に繰り返す1つ又は2つの連結スロットパターン(concatenated slot patterns)を介して決定することができる。各パターンの構成は、DLシンボルのみを含むダウンリンクスロット(「D」)、ダウンリンクシンボル及びアップリンクシンボルの両方を可能にする双方向(例えば、フレキシブル、「X」)スロット、又はULシンボルのみを含むアップリンク専用スロット(「U」)として定められるサブフレームのスロットを示す。スロットは、1又は2以上のシンボルを含むことができる。
【0016】
パターンは、サブキャリア間隔に部分的に基づいてフレームのサブフレーム内のスロットの決定を可能にするように構成された期間を有することができる。各パターンの構成は、(期間の最初からの)DL専用スロットの量(例えば、数)、フレキシブルスロットの最初からのDLシンボルの量、(期間の最後からの)UL専用スロットの量、及びフレキシブルスロットの最後からのULシンボルの量を提供することができる。DL専用スロットでもUL専用スロットでもないものとして示されるスロットはフレキシブルスロットである。
【0017】
さらに説明すると、UEは、ダウンリンクでは、DLシンボル(「D」)部分又はフレキシブルシンボル(「X」)部分でのみ受信を行うようにスケジュールすることができる。同様に、UEは、ULシンボル(「U」)部分又はフレキシブルシンボル(「X」)部分でのみ送信を行うようにスケジュールすることができる。(DL専用(「D」)スロット及びUL専用(「U」)スロットの間の残りのスロットである)フレキシブルスロットでは、フレキシブルスロット内のシンボル分割(symbol partition)を決定することができる。このシンボル分割は、(スロットの最初からの)DL専用シンボルの数及び(スロットの最後からの)UL専用シンボルの数を求めることによって決定できる一方で、これらの間の残りのシンボルはフレキシブルシンボルとみなすことができる。
【0018】
3GPP 38.213には、ランダムアクセスチャネル(RACH)機会マッピングでは、UEに第1の上位層パラメータ(例えば、tdd-UL-DL-configurationcommon)が提供される場合、或いは第2の上位層パラメータ(例えば、tdd-UL-DL-configurationcommon2)も提供される場合、有効な物理RACH(PRACH)機会は、最後のダウンリンクシンボル又は最後のSS/PBCHブロック送信シンボルの少なくともNgapシンボル後に開始するアップリンクシンボル又はフレキシブルシンボルを含む機会であると説明されており、ここでのNgapを、以下の表1などの表にプリアンブルサブキャリア間隔値(preamble subcarrier spacing value)の関数として示す。例えば、プリアンブルフォーマットB4では、Ngap=0である。
【表1】
【0019】
物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の時間領域リソース割り当て(RA)は、DCIの4ビットリソース割り当てフィールドを介して実行することができる。リソース割り当てフィールドのデフォルト解釈は、3GPP TS38.214などの標準に従って決定することができるが、時間領域リソース割り当ては、新無線(NR)ノードB(gNB)を含む基地局などのネットワークからブロードキャスト又は専用シグナリングを介してUEに提供し、UEにおいて構成することができる。サポートされるPDSCH割り当てサイズは、タイプA一次同期チャネル(PSCH)マッピング(3、…、14)、及びPDSCHタイプB(サブスロットベースのスケジューリング)マッピング(2、4、又は7)のために構成することができる。このPDSCHマッピングタイプは、3GPP TS38.214などの標準に従うことができるPDSCH時間領域リソース割り当てによって提供することができる。
【0020】
ロングタームエボリューション(LTE)では、ページングフレーム(PF)計算が、無線フレーム内のどこでUEがページングをリスンする必要があるかを示す。ページング機会計算は、UEが(ページングメッセージのためのリソースを割り当てるインジケータ/情報である)ページングDCIをリスンすることを可能にするサブフレーム精度を有することができる。
【0021】
5G新無線(NR)システムでは、フレーム構造に関する一定の時分割二重(TDD)パターン及び一定の数秘術(numerology)を実装する前世代の無線システムほどページング機会計算が容易でない場合がある。5G NRの数秘術では、データのためのサブキャリア間隔に15kHz、30kHz、60kHz及び120kHzの変動が存在することができ、これらの変動がスロット割り当てにも影響を与える。さらに、5G NRの(サブフレームのいずれかのスロットをダウンリンクスロット、アップリンクスロット又はフレキシブルスロットとして構成できる)フレキシブルTDDパターンが、これまでのセルラーシステムと比べてページング機会の決定を複雑にする変動をもたらすこともある。実際に、ページング機会の決定は、正しく実行されなければ、不具合並びに電力及びリソースの無駄を引き起こす恐れがある。
【0022】
いくつかの実施形態では、基地局、NR gNB基地局及び/又は同様のものなどのネットワークが、無線フレームのサブフレームのどのスロットがページング機会計算に利用されているかを明確に定める又は示す情報をUEに提供することができる。例えば、UEが可能なページング機会の知識を得た後に、同じページングフレーム(PF)の異なるPOに異なるUEを分散させる計算が(ネットワークによって)行われる。この計算は、全てのUEが同じページング機会をリスンしないことを確実にするために行われる(例えば、そうでなければページングメッセージ内に非常に多くのUEアイデンティティが存在する必要があるため、ページングメッセージサイズが大きすぎて送信できなくなってしまう)。
【0023】
いくつかの実施形態では、基地局、gNB及び/又は同様のものなどのネットワークが、どのスロットがPO計算に利用されているかを示すビットマップをUEに提供することができる。例えば、120kHzのサブキャリア間隔及び20ミリ秒(ms)の集約周期性(aggregate periodicity)の準静的UL/DL構成を仮定すると、UL/DL TDDスロットパターンの反復を含むパターン全体をカバーするには、ビットマップを160ビットの長さ(例えば、20msの期間内に120kHzのサブキャリア間隔で160個のスロット)にすることができる。
【0024】
これとは別に、又はこれに加えて、いくつかの実施形態例によれば、ビットマップは、使用されるサブキャリア間隔に依存することもできる(例えば、15kHzのサブキャリア間隔では、ビットマップはたったの20ビットである)。例えば、異なるサブキャリア間隔(SCS)では、期間全体をカバーするために異なるサイズのビットマップが必要になり、従って120kHzのSCSビットマップは長さが160ビットになり得るのに対し、(1msのスロット長での)15kHzのサブキャリア間隔は、期間全体をカバーするための長さがたったの20ビットになる。従って、UEには、UEが使用しているSCSに基づいて異なるビットマップが提供される。
【0025】
これとは別に、又はこれに加えて、いくつかの実施形態例によれば、ネットワークは、反復的TDD UL/DL構成をカバーするビットマップのみを必要とするために、完全なTDD構成を取得するように構成されたTDD構成(TDD-UL-DL-ConfigCommon1及び2の連結)を使用することができる。例えば、TDD構成の反復は、掃引期間全体をカバーするために0.5msスロットで最大20ms(10ms+10ms)とすることができ、この場合、ビットマップは40ビットのビットマップに対応する。このビットマップ長は、サブキャリア間隔及びTDD構成の長さに基づいて最適化することができる(例えば、1msのスロット及び10msのTDD構成の場合には10ビットのビットマップを使用することができる)。さらに説明すると、ネットワークは、SCS及び既知のTDDパターン長に基づいてUEにビットマップを提供する(例えば、15kHz、1msのスロット及び10msの期間のTDDパターンでは、UEに10ビットのビットマップが提供されるのに対し、120kHz、0.125ms及び10msの期間のTDDパターンの場合には、UEに80ビットのビットマップが提供される)。
【0026】
これとは別に、又はこれに加えて、ネットワークは、ページングフレームの持続時間(例えば、10ms)がUL-DL構成の長さ(又は期間)に対応するブロックに分割されるように構成されたTDD構成(完全なTDD構成を取得するためのTDD-UL-DL-ConfigCommon1及び2の連結)を使用することもできる。一方で、ビットマップは、ページングフレーム内のページング機会の開始位置を(UL/DLパターンの最初に整列するように)示すために使用される。例えば、以下の方程式によって、(ページングフレーム内の)可能なページング機会開始位置の量(又は数)を求めることができ、
【数1】
方程式1
ここでの
は、ページングフレームの長さ(例えば、10ms)であり、
は、単一のUL-DLスロットパターンの長さ(例えば、0.5ms)、又はビーム掃引の期間全体にわたって繰り返すことができる連結パターンの長さである。
は、必要なビット量を決定することができる(例えば、10msのページングフレーム及び0.5msの最小UL-DLスロット構成長さを仮定すると、結果として得られるビットマップは20ビットである)。
【0027】
これとは別に、又はこれに加えて、ネットワークは、UL/DL構成期間内に複数のページング機会開始位置を含むことができるビットマップを決定することもでき、この場合、ビットマップ内の各「1」が、ページングフレーム内のページング機会の開始位置に対応することができる。
【0028】
これとは別に、又はこれに加えて、ネットワークは、ページングフレーム内のページング機会に使用されるn番目の可能な(単複の)スロットをUEに伝えることもできる。説明すると、基地局などのネットワークは、ページングに使用される1番目及び3番目の可能なスロットをUEに伝えることができる。この場合、UEは、TDD UL/DLパターンを把握しており、対応するページングフレームでは(DLスロット又は双方向スロットXとすることができる)3番目のスロットをページングスロットとして取り扱い、後続する10番目のスロットなどをページング機会として取り扱うべきであることが分かる。この例では、TDDパターンが10msによって分割可能であり、異なるページングフレームでは異なるスロットがDL/ULであると想定する。
【0029】
これとは別に、又はこれに加えて、ページング機会の持続時間は、UL-DLスロットパターン期間又は連結UL-DLスロットパターン期間の一方又は両方となるように決定することもでき、期間の数を決定する要因は、仕様を通じて決定し、又は上位層信号によって提供し、及び/又は使用されるサブキャリア間隔、ページングフレームの長さ及び/又はUL-DLスロットパターンの期間及び/又は同様のものなどの他のパラメータに依存することができる。
【0030】
これとは別に、又はこれに加えて、ページングフレームの持続時間は、複数のUL-DLスロットパターン期間又は連結UL-DLスロットパターン期間の複数の1つとなるように決定することもでき、期間の数を決定する要因は、仕様を通じて決定し、又は上位層信号によって提供し、及び/又は使用されるサブキャリア間隔、ページングフレーム内のページング機会の数及び/又は同様のものなどの他のパラメータに依存することができる。
【0031】
いくつかの実施形態例によれば、上述したビットマップ実装のうちの1つ又は2つ以上を組み合わせてビットマップを提供することもできる。
【0032】
図1に、いくつかの実施形態例によるページング機会ビットマップ105の例を示す。ビットマップ105は、「1」で表すページング機会開始位置を示す。この例では、ページング機会の開始位置が、連結UL-DLパターン110の開始点である。この例では、ページングフレーム(PF)の開始が10ミリ秒(ms)の長さであり、連結UL-DLパターン110が2.5msの長さであり、従ってページング機会は、ページングフレーム内で連結UL-DLパターン110開始時及び第3の連結UL-DLパターン110の開始時の2回発生する。このように、このビットマップは、ユーザ装置がページング機会を計算することを可能にする。
【0033】
図2に、いくつかの実施形態例による別のページング機会ビットマップ205の例を示す。ビットマップ205は、「1」で表すページング機会開始位置を示す。この例では、ページング機会の開始位置が、連結UL-DLパターン210の開始点である。この例では、ページングフレーム(PF)が10ミリ秒(ms)の長さである。連結UL-DLパターン210は2.5msの長さである。図1とは違ってスロットは0.125msであり、従ってUL-DLパターン1は1.25msの期間を有し、UL-DLパターン2も1.25msの期間を有する。一方で、図1と同様に、図2のビットマップ205は、ページフレーム内の連結UL-DLパターン210の開始時及びページングフレーム内の第3の連結UL-DLパターン210の開始時にページング機会を定める。
【0034】
図3に、いくつかの実施形態例による別のページング機会ビットマップ305の例を示す。ビットマップ305は、「1」で表す(単複の)ページング機会開始位置を示す。この例では、「1」が連結パターンにおける各パターンの開始位置を示す。例えば、ビットマップ内の値「1」は、UL-DLパターン2の開始がページング機会であることを示す。この例では、ページングフレーム(PF)が10ミリ秒(ms)の長さであり、連結UL-DLパターン210が10msの長さであり、スロットが0.5msである。
【0035】
図4に、いくつかの実施形態例による、少なくとも1つのユーザ装置410と少なくとも1つの基地局450とを含む無線システム400の一部の例を示す。
【0036】
UE410は、5G gNB基地局と呼ぶことができる基地局450などの無線アクセスポイントによってサービスを提供される無線アクセスネットワークに無線で結合するように構成することができる。基地局450は、フレーム内のページング機会の開始を明確に示す情報460をUE410に提供することができる。例えば、情報460は、フレーム内のサブフレームにおけるページング機会の開始をUE410に明確に示すビットマップを含むことができる。上記の図1図3は、ページング機会の開始をUE410に伝えるビットマップ105~305の例を説明したものである。UE410は、情報460を受け取ると、ページング機会をモニタすることをいつ基地局450から選択できるかを知ることができる。
【0037】
基地局450は、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF:access and mobility management function)、訪問セッション管理機能(V-SMF:visiting session management function)、訪問ポリシー制御機能(V-PCF:visiting policy control function)、訪問ネットワークスライス選択機能(V-NSSF:visiting network slice selection function)、訪問ユーザプレーン機能(V-UPF:visiting user plane function)、及び/又はその他のノードも同様に含むことができるコアネットワークに結合することができる。
【0038】
図5に、いくつかの実施形態例による、新無線フレーム内のページング機会の開始に関する明確な情報をユーザ装置に提供するプロセス500の例を示す。
【0039】
いくつかの実施形態例によれば、510において、基地局450などのネットワークノードが、フレーム内の明確なページング機会を示す情報を決定することができる。例えば、ネットワークノードは、この情報をビットマップ105~305などのビットマップとして決定することができる。このビットマップは、UE410がフレーム内のどこでページング機会をリスン/モニタし始めるべきであるかを示す。
【0040】
いくつかの実施形態例によれば、515において、基地局450などのネットワークノードは、フレーム内の明確なページング機会を示すビットマップなどの情報を提供することができる。例えば、ネットワークノードは、SIB2などのシステム情報ブロックを介してビットマップ105~305などのビットマップをUE410に提供することができる。
【0041】
いくつかの実施形態例によれば、520において、ユーザ装置410は、フレーム内の明確なページング機会を示すビットマップなどの情報を受け取ることができる。例えば、ユーザ装置は、SIB2などのシステム情報ブロックを介してビットマップなどの情報を受け取ることができる。
【0042】
いくつかの実施形態例によれば、540において、UE410は、520において受け取った情報に従ってページング機会をモニタすることができる。再び図2を参照すると、UEは、520において受け取ったビットマップ205に基づいて、ページングフレーム内の連結UL-DLパターン210の開始時、及びページングフレーム内の連結UL-DLパターン210の第3の発生の開始時にページング機会をモニタすることができる。
【0043】
いくつかの実施形態では、ユーザ装置を、フレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を少なくとも受け取り、受け取った情報に従って1又は2以上のページング機会をモニタするように構成することができる。この情報は、サブフレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示すビットマップを含むことができる。ビットマップは、1又は2以上のページング機会の開始を示すことができる。ビットマップのビット長は、使用されるサブキャリア間隔に依存することができる。ビットマップは、1又は2以上のページング機会の開始スロットを示すことができる。ビットマップは、ページングフレーム内の各スロットを示すことができる。ビットマップは、アップリンク-ダウンリンクパターン及び/又はアップリンク-ダウンリンク連結パターンのサブフレーム、フレーム内の各スロットを示すことができる。物理ダウンリンク制御チャネル構成は、1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を含むことができる。
【0044】
いくつかのさらなる実施形態では、ネットワークノード(例えば、基地局、5G gNBなど)を、フレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報をユーザ装置に少なくとも送信し、送信した情報に従って1又は2以上のページング機会をトリガするように構成することができる。この情報は、サブフレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示すビットマップを含むことができる。ビットマップは、1又は2以上のページング機会の開始を示すことができる。ビットマップのビット長は、使用されるサブキャリア間隔に依存することができる。ビットマップは、1又は2以上のページング機会の開始スロットを示すことができる。ビットマップは、ページングフレーム内の各スロットを示すことができる。ビットマップは、アップリンク-ダウンリンクパターン及び/又はアップリンク-ダウンリンク連結パターンのサブフレーム、フレーム内の各スロットを示すことができる。物理ダウンリンク制御チャネル構成は、1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を含むことができる。トリガされた1又は2以上のページング機会は、1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を介してユーザ装置に1又は2以上のページング機会を少なくとも提供することを装置にさらに行わせることができる。装置は、ネットワークノードを含むことができ、又はネットワークノードに含めることができる。
【0045】
図6に、いくつかの実施形態例による装置10のブロック図を示す。
【0046】
装置10は、ユーザ装置410などのユーザ装置を表すことができる。装置10又はその中の一部は、基地局(例えば、装置450)を含む他のネットワークノードに実装することができる。
【0047】
装置10は、送信機14及び受信機16と通信する少なくとも1つのアンテナ12を含むことができる。或いは、送信アンテナと受信アンテナとを分離することもできる。装置10は、送信機及び受信機との間でそれぞれ信号の送受信を行って装置の機能を制御するように構成されたプロセッサ20を含むこともできる。プロセッサ20は、導線を介して送信機及び受信機に制御信号をもたらすことによって送信機及び受信機の機能を制御するように構成することができる。同様に、プロセッサ20は、ディスプレイ又はメモリなどの他の要素にプロセッサ20を接続する導線を介して制御信号をもたらすことによって装置10の他の要素を制御するように構成することもできる。例えば、プロセッサ20は、回路、少なくとも1つのプロセッシングコア、(単複の)デジタルシグナルプロセッサを伴う1又は2以上のマイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサを伴わない1又は2以上のプロセッサ、1又は2以上のコプロセッサ、1又は2以上のマルチコアプロセッサ、1又は2以上のコントローラ、処理回路、1又は2以上のコンピュータ、集積回路(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及び/又は同様のもの)を含む他の様々な処理要素、又はこれらの何らかの組み合わせを含む様々な方法で具体化することができる。従って、図6には単一のプロセッサとして示しているが、いくつかの実施形態例では、プロセッサ20が複数のプロセッサ又はプロセッシングコアを含むこともできる。
【0048】
装置10は、1又は2以上のエアインターフェイス標準、通信プロトコル、変調タイプ、アクセスタイプ、及び/又は同様のものと共に動作することができる。プロセッサ20が送受信する信号は、適用可能なセルラーシステムのエアインターフェイス標準、及び/又は以下に限定するわけではないが、Wi-Fi、電気電子技術者協会(IEEE)802.11、802.16、802.3、ADSL、DOCSIS及び/又は同様のものなど無線ローカルアクセスネットワーク(WLAN)技術を含むあらゆる数の異なる有線又は無線ネットワーク技術に従うシグナリング情報を含むことができる。また、これらの信号は、音声データ、ユーザ生成データ、ユーザ要求データ、及び/又は同様のものを含むこともできる。
【0049】
例えば、装置10及び/又はその内部セルラーモデムは、様々な第1世代(1G)通信プロトコル、第2世代(2G又は2.5G)通信プロトコル、第3世代(3G)通信プロトコル、第4世代(4G)通信プロトコル、第5世代(5G)通信プロトコル、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)通信プロトコル(例えば、セッションイニシエーションプロトコル(SIP))及び/又は同様のものに従って動作することができる。例えば、装置10は、2G無線通信プロトコル(IS-136)、時分割多元接続(TDMA)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM)、IS-95、符号分割多元接続(CDMA)及び/又は同様のものに従って動作することができる。また、例えば装置10は、2.5G無線通信プロトコル汎用パケット無線サービス(GPRS)、拡張データGSM環境(EDGE)及び/又は同様のものに従って動作することもできる。さらに、例えば装置10は、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)、符号分割多元接続2000(CDMA2000)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)及び/又は同様のものなどの3G無線通信プロトコルに従って動作することもできる。さらに、装置10は、ロングタームエボリューション(LTE)、進化型ユニバーサル地上無線接続ネットワーク(E-UTRAN)及び/又は同様のものなどの3.9G無線通信プロトコルに従って動作することもできる。また、例えば装置10は、LTE-Advancedなどの4G無線通信プロトコル、5G及び/又は同様のもの、及びその後に開発され得る同様の無線通信プロトコルに従って動作することもできる。
【0050】
プロセッサ20は、装置10のオーディオ/ビデオ機能及び論理機能を実装するための回路を含むことができると理解される。例えば、プロセッサ20は、デジタルシグナルプロセッサ装置、マイクロプロセッサ装置、アナログ-デジタル変換器、デジタル-アナログ変換器、及び/又は同様のものを含むことができる。装置10の制御機能及び信号処理機能は、これらの装置のそれぞれの能力に従ってこれらの装置間で配分することができる。プロセッサ20は、内部音声符号器(VC)20a、内部データモデム(DM)20b及び/又は同様のものをさらに含むことができる。さらに、プロセッサ20は、メモリに記憶できる1又は2以上のソフトウェアプログラムを動作させる機能を含むこともできる。一般に、プロセッサ20及び記憶されたソフトウェア命令は、装置10に動作を実行させるように構成することができる。例えば、プロセッサ20は、ウェブブラウザなどの接続プログラムを動作させることができる。接続プログラムは、装置10が無線アプリケーションプロトコル、WAP、ハイパーテキスト転送プロトコル、HTTP及び/又は同様のものなどのプロトコルに従ってロケーションベースのコンテンツなどのウェブコンテンツを送受信することを可能にすることができる。
【0051】
装置10は、例えばプロセッサ20に動作可能に結合できるイヤホン又はスピーカ24、リンガー22、マイク26、ディスプレイ28、ユーザ入力インターフェイス及び/又は同様のものを含むユーザインターフェイスを含むこともできる。上述したように、ディスプレイ28は、ユーザのタッチ及び/又はジェスチャによって選択、値の入力及び/又は同様のことを行うことができるタッチ感知式ディスプレイを含むことができる。プロセッサ20は、スピーカ24、リンガー22、マイク26、ディスプレイ28及び/又は同様のものなどのユーザインターフェイスの1又は2以上の要素の少なくともいくつかの機能を制御するように構成されたユーザインターフェイス回路を含むこともできる。プロセッサ20、及び/又はプロセッサ20を含むユーザインターフェイス回路は、例えば揮発性メモリ40、不揮発性メモリ42及び/又は同様のものなどのプロセッサ20がアクセスできるメモリに記憶された例えばソフトウェア及び/又はファームウェアなどのコンピュータプログラム命令を通じてユーザインターフェイスの1又は2以上の要素の1又は2以上の機能を制御するように構成することができる。装置10は、例えば検出可能な出力としての機械的振動を提供する回路などの、モバイル端末に関する様々な回路に給電するためのバッテリを含むことができる。ユーザ入力インターフェイスは、(ディスプレイ28上に提示される仮想キーボード又は外部的に結合されたキーボードとすることができる)キーパッド30及び/又はその他の入力装置などの、装置20によるデータの受信を可能にする装置を含むことができる。
【0052】
図6に示すように、装置10は、データを共有及び/又は取得するための1又は2以上の機構を含むこともできる。例えば、装置10は、短距離無線周波数(RF)トランシーバ及び/又は質問機64を含むことができ、従ってRF技術に従う電子装置とデータを共有し、及び/又はこのような装置からデータを取得することができる。装置10は、赤外線(IR)トランシーバ66、Bluetooth(商標)無線技術を使用して動作するBluetooth(商標)(BT)トランシーバ68、無線ユニバーサルシリアルバス(USB)トランシーバ70、Bluetooth(商標)低いエネルギートランシーバ、Zigbeeトランシーバ、ANTトランシーバ、セルラー装置間トランシーバ、無線ローカルエリアリンクトランシーバなどの他の短距離トランシーバ、及び/又はその他のいずれかの短距離無線技術を含むことができる。装置10、とりわけ短距離トランシーバは、例えば10メートル以内などの装置の近傍内の電子装置との間でデータを送信及び/又は受信することができる。Wi-Fi又は無線ローカルエリアネットワークモデムを含む装置10は、6LoWpan、Wi-Fi、Wi-Fi低電力、IEEE802.11技術、IEEE802.15技術、IEEE802.16技術などのWLAN技術及び/又は同様のものを含む様々な無線ネットワーク技術に従って、電子装置との間でデータを送信及び/又は受信することができる。
【0053】
装置10は、モバイル加入者に関連する情報要素を記憶できる加入者識別モジュール(SIM)38、リムーバブルユーザアイデンティティモジュール(R-UIM)、eUICC、UICC及び/又は同様のものなどのメモリを含むことができる。装置10は、SIMに加えて他の取り外し可能な及び/又は固定メモリを含むこともできる。装置10は、揮発性メモリ40及び/又は不揮発性メモリ42を含むことができる。例えば、揮発性メモリ40は、ダイナミック及び/又はスタティックRAM、オンチップ又はオフチップキャッシュメモリ及び/又は同様のものを含むランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。埋め込み型及び/又は取り外し可能とすることができる不揮発性メモリ42は、例えばリードオンリメモリ、フラッシュメモリ、例えばハードディスク、フロッピーディスクドライブ、磁気テープなどの磁気記憶装置、光ディスクドライブ及び/又は媒体、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、及び/又は同様のものを含むことができる。不揮発性メモリ42は、揮発性メモリ40と同様に、データを一時的に記憶するためのキャッシュエリアを含むことができる。揮発性及び/又は不揮発性メモリの少なくとも一部は、プロセッサ20に埋め込むことができる。メモリは、プロセス500の1又は2以上の態様を含む本明細書に開示する動作を装置が実行するために使用できる1又は2以上のソフトウェアプログラム、命令、複数の情報、データ及び/又は同様のものを記憶することができる。これとは別に、又はこれに加えて、装置は、基地局/WLANアクセスポイント及びUEを含むネットワークノードに関して本明細書に開示する動作を引き起こすように構成することもできる。
【0054】
メモリは、装置10を一意的に識別できる国際移動体装置識別番号(IMEI)コードなどの識別子を含むことができる。メモリは、装置10を一意的に識別できる国際移動体装置識別番号(IMEI)コードなどの識別子を含むことができる。この実施形態例では、プロセッサ20を、メモリ40及び/又は42に記憶されたコンピュータコードを使用して、基地局及びUEに関して本明細書に開示する動作(例えば、プロセス500及び/又は他の動作)をもたらすように構成することができる。
【0055】
本明細書に開示する実施形態の一部は、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーションロジック、又はこれらの組み合わせで実装することができる。ソフトウェア、アプリケーションロジック及び/又はハードウェアは、例えばメモリ40、制御装置20又は電子部品上に存在することができる。いくつかの実施形態例では、アプリケーションロジック、ソフトウェア又は命令セットが、様々な従来のコンピュータ可読媒体のうちのいずれか1つに維持される。本文書の文脈における「コンピュータ可読媒体」は、図6に一例を示すコンピュータ又はデータプロセッサ回路などの命令実行システム、装置又はデバイスによって、又はこれらに関連して使用される命令を含み、記憶し、伝達し、伝播し、又は伝送することができるいずれかの非一時的媒体とすることができ、コンピュータ可読媒体は、コンピュータなどの命令実行システム、装置又はデバイスによって、又はこれらに関連して使用される命令を含み又は記憶することができるいずれかの媒体とすることができる非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。
【0056】
以下では、5G新無線におけるビーム掃引に関連するいくつかのさらなる説明を行う。UEは、SS/PBCHブロック(SSB)を検出することを通じて、セルに対する時間及び周波数同期を取得することができる(そしてセルID(Cell-ID)を取得する)。SSBは、一次同期信号(PSS:Primary Synchronisation Signal)、2次同期信号(SSS:Secondary Synchronization Signal)及び一次ブロードキャストチャネル(PBCH:Primary Broadcast Channel)、並びにPBCHに関連する復調基準信号(DMRS:Demodulation Reference Signals)を含むことができる(例えば、TS38.213、セクション4.1を参照)。PSS及びSSSは、シーケンス初期化(sequence initialization)を通じてセルIDを保持することができ、PBCHは、DMRS、SSBインデックス及び/又は同様のものを含むマスター情報ブロック(MIB:Master Information Block)を保持することができる。ビームフォーミングをサポートするために、SSBを異なる空間方向に時分割方式で送信することができる。図7に、30kHzにおける特定の使用例のための半フレーム(5ms)内の候補位置を示す(TS38.213のCase Bを参照)。
【0057】
半フレームパターンで送信されるSSBのパターンは、一定期間(例えば、5、10、20、40、80又は160ms)で繰り返される。これに対応して、システム情報ブロック1(SIB1)では、UEが、MIB(「pdcch-configSIB1」)を介して、SIB1をスケジュールするType0-PDCCHのモニタリングパターンで構成される。この構成は、シンボル単位での制御リソースセット(CORESET:Control Resource Set)の長さ(例えば、1、2又は3)、隣接リソースブロックの数(例えば、24、48又は96)、(SSB位置に対する)CORESETの周波数位置、並びにモニタリングパターンの使用パターン及びパラメータ化をUEに与える。例えば、モニタリング機会が20ms毎に発生するSS/PBCH及びCORESETモニタリングパターン1では、(機会が発生する)無線フレームの開始からのオフセットがUEに与えられ、シフト(M)は、各SSBに時間的に対応するモニタリング機会、及びスロット当たりの可能なモニタリング機会の数を加える。UEは、検出されたSSBインデックス、MIBによって提供された情報に基づいて、各SSBインデックスに対応するモニタリング機会(探索空間)を決定することができる。図8に、探索空間位置(例えば、ページング機会)の1つの実現を示す。
【0058】
以下に示す特許請求の範囲、その解釈又は応用を決して限定するわけではなく、本明細書に開示する1又は2以上の実施形態例の技術的効果は、ページの高度モニタリングとすることができる。
【0059】
本明細書で説明した主題は、所望の構成に応じてシステム、装置、方法及び/又は物品に具体化することができる。例えば、基地局及びユーザ装置(或いはその1又は2以上の内部コンポーネント)及び/又は本明細書で説明したプロセスは、プロセッサ実行型プログラムコード、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、埋め込みプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及び/又はこれらの組み合わせのうちの1つ又は2つ以上を使用して実装することができる。これらの様々な実装は、記憶システム、少なくとも1つの入力装置及び少なくとも1つの出力装置との間でデータ及び命令を送受信するように結合された、専用又は汎用とすることができる少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステム上での実行及び/又は解釈が可能な1又は2以上のコンピュータプログラムでの実装を含むことができる。これらの(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、アプリケーション、コンポーネント、プログラムコード又はコードとしても知られている)コンピュータプログラムは、プログラマブルプロセッサのための機械命令を含み、高水準手続き型及び/又はオブジェクト指向型プログラム言語、及び/又はアセンブリ/機械語で実装することができる。本明細書で使用する「コンピュータ可読媒体」という用語は、機械命令を受け取る機械可読媒体を含むプログラマブルプロセッサに機械命令及び/又はデータを提供するために使用されるいずれかのコンピュータプログラム製品、機械可読媒体、コンピュータ可読記憶媒体、装置及び/又はデバイス(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス(PLD))を意味する。同様に、本明細書では、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを含むことができるシステムについても説明する。メモリは、本明細書で説明した1又は2以上の動作をプロセッサに実行させる1又は2以上のプログラムを含むことができる。
【0060】
上記では、わずかな変形形態について詳細に説明したが、他の修正又は追加も可能である。具体的には、本明細書に示した特徴及び/又は変形形態に加えて、さらなる特徴及び/又は変形形態を提供することもできる。さらに、上述した実装は、開示した特徴の様々な組み合わせ及び部分的組み合わせ、及び/又は上記で開示した複数のさらなる特徴の組み合わせ及び部分的組み合わせに関することもできる。以下の特許請求の範囲には他の実施形態を含めることもできる。
【0061】
望ましい場合には、本明細書で説明した異なる機能を異なる順序で及び/又は互いに同時に実行することもできる。さらに、望ましい場合には、上述した機能のうちの1つ又は2つ以上を任意とし、又は組み合わせることもできる。独立請求項には、実施形態の一部の様々な態様を示すが、実施形態の一部の他の態様は、特許請求の範囲に明示する組み合わせだけでなく、説明した実施形態の特徴及び/又は独立請求項の特徴を含む従属請求項の他の組み合わせも含む。また、上記では実施形態例について説明したが、これらの説明を限定的な意味で捉えるべきではない。むしろ、添付の特許請求の範囲に定める実施形態の一部の範囲から逸脱することなく形成できる複数の変形形態及び修正形態が存在する。以下の特許請求の範囲には他の実施形態を含めることもできる。「~に基づく(based on)」という用語は、「少なくとも~に基づく(based on at least)」を含む。「~などの(such as)」という表現の使用は、別途指示していない限り「例えば~などの(such as for example)」を意味する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2022-10-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備えた装置であって、前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサと協働して、前記装置に少なくとも、
基地局から、サブフレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を受け取ることであって、
前記情報は、前記サブフレームの少なくとも一部における前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示すビットマップを含み、
前記ビットマップのビット長は、使用されるサブキャリア間隔に基づき、前記1又は2以上のページング機会の前記開始は、前記ビット長及び前記使用されるサブキャリア間隔に基づく、受け取ることと、
前記ビットマップを含む前記受け取った情報に従って、前記1又は2以上のページング機会をモニタすることと、
を行わせるように構成されたことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記ビットマップは、前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示す、
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ビットマップは、ページングフレーム内の各スロットを示す、
請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記ビットマップは、アップリンク-ダウンリンクパターン及び/又はアップリンク-ダウンリンク連結パターンのサブフレーム、フレーム内の各スロットを示す、
請求項1又は2に記載の装置。
【請求項5】
前記1又は2以上のページング機会は、1又は2以上のPDCCHモニタリング機会を含む、
請求項1から4のいずれかに記載の装置。
【請求項6】
前記装置は、ユーザ装置を含み、又は該ユーザ装置に含まれる、
請求項1から5のいずれかに記載の装置。
【請求項7】
ユーザ装置が、基地局から、サブフレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報を受け取るステップであって、
前記情報は、前記サブフレームの少なくとも一部における前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示すビットマップを含み、
前記ビットマップのビット長は、使用されるサブキャリア間隔に基づき、前記1又は2以上のページング機会の前記開始は、前記ビット長及び前記使用されるサブキャリア間隔に基づく、受け取るステップと、
前記ビットマップを含む前記受け取った情報に従って、前記1又は2以上のページング機会をモニタするステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項8】
前記ビットマップは、前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示す、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記ビットマップは、ページングフレーム内の各スロットを示す、
請求項7又は8に記載の方法。
【請求項10】
前記ビットマップは、アップリンク-ダウンリンクパターン及び/又はアップリンク-ダウンリンク連結パターンのサブフレーム、フレーム内の各スロットを示す、
請求項7から9のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
物理ダウンリンク制御チャネル構成が、前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示す前記情報を含む、
請求項7から10のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備えた装置であって、前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサと協働して、前記装置に少なくとも、
サブフレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報をユーザ装置に送信することであって、
前記情報は、前記サブフレームの少なくとも一部における前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示すビットマップを含み、
前記ビットマップのビット長は、使用されるサブキャリア間隔に基づき、前記1又は2以上のページング機会の前記開始は、前記ビット長及び前記使用されるサブキャリア間隔に基づく、送信することと、
前記ビットマップを含む前記送信した情報に従って、前記1又は2以上のページング機会をトリガすることと、
を行わせるように構成されたことを特徴とする装置。
【請求項13】
前記ビットマップは、前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示す、
請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記ビットマップは、ページングフレーム内の各スロットを示す、
請求項12又は13に記載の装置。
【請求項15】
前記ビットマップは、アップリンク-ダウンリンクパターン及び/又はアップリンク-ダウンリンク連結パターンのサブフレーム、フレーム内の各スロットを示す、
請求項12又は13に記載の装置。
【請求項16】
物理ダウンリンク制御チャネル構成が、前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示す前記情報を含む、
請求項12から15のいずれかに記載の装置。
【請求項17】
前記トリガされた1又は2以上のページング機会は、前記装置に少なくとも、1又は2以上のページング機会の前記開始を示す前記情報を介して前記ユーザ装置に前記1又は2以上のページング機会を提供することさらに行わせる、
請求項12から16のいずれかに記載の装置。
【請求項18】
前記装置は、ネットワークノードを含み、又は該ネットワークノードに含まれる、
請求項12から16のいずれかに記載の装置。
【請求項19】
サブフレームの少なくとも一部における1又は2以上のページング機会の開始を示す情報をユーザ装置に送信するステップであって、
前記情報は、前記サブフレームの少なくとも一部における前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示すビットマップを含み、
前記ビットマップのビット長は、使用されるサブキャリア間隔に基づき、前記1又は2以上のページング機会の前記開始は、前記ビット長及び前記使用されるサブキャリア間隔に基づく、送信するステップと、
前記ビットマップを含む前記送信した情報に従って、前記1又は2以上のページング機会をトリガするステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項20】
前記ビットマップは、前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示す、
請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記ビットマップは、ページングフレーム内の各スロットを示す、
請求項19又は20に記載の方法。
【請求項22】
前記ビットマップは、アップリンク-ダウンリンクパターン及び/又はアップリンク-ダウンリンク連結パターンのサブフレーム、フレーム内の各スロットを示す、
請求項19又は20に記載の方法。
【請求項23】
物理ダウンリンク制御チャネル構成が、前記1又は2以上のページング機会の前記開始を示す前記情報を含む、
請求項19から22のいずれかに記載の方法。
【請求項24】
前記トリガするステップは、1又は2以上のページング機会の前記開始を示す前記情報を介して前記ユーザ装置に前記1又は2以上のページング機会を提供するステップを含む、
請求項19から23のいずれかに記載の方法。