(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022191989
(43)【公開日】2022-12-28
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G16H 20/60 20180101AFI20221221BHJP
【FI】
G16H20/60
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021163150
(22)【出願日】2021-10-01
(31)【優先権主張番号】P 2021100502
(32)【優先日】2021-06-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.THUNDERBOLT
(71)【出願人】
【識別番号】520460339
【氏名又は名称】株式会社BELLOWL
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】福澤 龍人
(72)【発明者】
【氏名】田中 美帆
(72)【発明者】
【氏名】分部 広遥
(72)【発明者】
【氏名】高橋 清美
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA15
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ユーザの食事内容に応じた漏れのない的確な評価観点に基づいて、食事の質に関して適正な評価が得られるように支援することができる情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理システム1は、ユーザ端末21と、栄養士端末22と、情報処理装置3と、を備える、情報処理装置3は制御部を有する。制御部は、受付ステップと、選択ステップと、を実行する。受付ステップでは、ユーザから食事の記録を受け付ける。選択ステップでは、食事の記録と、予め設定された参照情報とに基づいて、食事の質に関する評価項目を選択する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理システムであって、
制御部を有し、
前記制御部は、次の各ステップを実行するように構成され、
第1の受付ステップでは、ユーザから食事の記録を受け付け、
選択ステップでは、前記食事の前記記録と、予め設定された参照情報とに基づいて、前記食事の質に関する評価項目を選択する、
もの。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記制御部は、表示制御ステップをさらに実行するように構成され、
前記表示制御ステップでは、入力端末に表示情報を表示させ、
前記入力端末は、管理栄養士又は栄養士により操作される端末であり、
前記表示情報は、前記入力端末への操作により前記評価項目に対する入力を行うための情報である、
もの。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記制御部は、第2の受付ステップと、第1の出力ステップとをさらに実行するように構成され、
前記第2の受付ステップでは、前記管理栄養士又は前記栄養士から前記評価項目に対する前記入力を受け付け、
前記第1の出力ステップでは、前記評価項目に対する前記入力に基づいて、前記食事の前記質の評価結果を出力する、
もの。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理システムにおいて、
前記制御部は、第3の受付ステップと、第2の出力ステップとをさらに実行するように構成され、
前記第3の受付ステップでは、前記ユーザから排泄情報を受け付け、
前記第2の出力ステップでは、前記食事の前記質の前記評価結果と、前記排泄情報とに基づいて、前記ユーザが吸収した栄養の推定結果を出力する、
もの。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
前記排泄情報は、排泄頻度及び排泄物の質に関する情報を含む、
もの。
【請求項6】
請求項1~請求項5の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、
前記食事の前記記録は、前記食事の画像を含む、
もの。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理システムにおいて、
前記制御部は、分析ステップをさらに実行するように構成され、
前記分析ステップでは、前記食事の前記画像に基づいて、前記食事の内容の分析を実行し、
前記選択ステップでは、前記分析の結果にさらに基づいて、前記評価項目を選択する、
もの。
【請求項8】
請求項1~請求項7の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、
前記食事の前記質は、前記食事に含まれる栄養素のバランスと、前記栄養素各々の質及び量と、食品添加物の有無とのうちの少なくとも一つを含む、
もの。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理システムにおいて、
前記食事の前記質は、アルコールの有無をさらに含む、
もの。
【請求項10】
請求項1~請求項9の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、
前記食事の前記記録は、前記ユーザが同日に摂った全ての食事に関する記録である、
もの。
【請求項11】
情報処理方法であって、
請求項1~請求項10の何れか1つに記載の情報処理システムの各ステップを備える、
方法。
【請求項12】
プログラムであって、
コンピュータに、請求項1~請求項10の何れか1つに記載の情報処理システムの各ステップを実行させる、
もの。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、食事を管理する技術が開発されている。特許文献1には、ユーザから食事の画像を受け付け、ユーザの食生活を推定する食事管理システム等が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術は、栄養摂取量等の管理といった、栄養を量的に管理する技術にすぎず、食事管理による健康状態の改善効果が得られにくいという問題があった。
【0005】
本発明では上記事情を鑑み、ユーザの食事内容に応じた漏れのない的確な評価観点に基づいて、食事の質に関して適正な評価が得られるように支援することができる技術を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、制御部を有する。制御部は、次の各ステップを実行するように構成される。第1の受付ステップでは、ユーザから食事の記録を受け付ける。選択ステップでは、食事の記録と、予め設定された参照情報とに基づいて、食事の質に関する評価項目を選択する。
【0007】
本開示によれば、ユーザの食事内容に応じた漏れのない的確な評価観点に基づいて、食事の質に関して適正な評価が得られるように支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本実施形態に係る情報処理システム1を表す構成図である。
【
図2】ユーザ端末21のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図3】情報処理装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図4】実施形態の一例である情報処理装置3における制御部33等によって実現される機能を示すブロック図である。
【
図5】食事の質に関する評価を出力する情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。
【
図6】ユーザ端末21の表示部214に表示される態様の一例を示した画面例である。
【
図7】栄養士端末22の表示部に表示される態様の一例を示した画面例である。
【
図8】パラメータ情報PRを管理するユーザ評価テーブルT1及び栄養士評価テーブルT2の概要図である。
【
図9】ユーザ端末21の表示部214に表示される態様の一例を示した画面例である。
【
図10】栄養の吸収量の推定結果RS2を出力する情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。
【
図11】ユーザ端末21の表示部214に表示される態様の一例を示した画面例である。
【
図12】ユーザ端末21の表示部214に表示される態様の一例を示した画面例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0011】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現され得るソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含み得る。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行され得る。
【0012】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0013】
1.ハードウェア構成
本節では、第1の実施形態(以下、本実施形態と称する)のハードウェア構成について説明する。
【0014】
1.1 情報処理システム1
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1を表す構成図である。情報処理システム1は、ユーザ端末21と、栄養士端末22と、情報処理装置3とを備え、これらがネットワークを通じて通信可能に接続されている。ここで、情報処理システム1に例示されるシステムとは、1つ又はそれ以上の装置又は構成要素からなるものである。したがって、情報処理装置3単体であっても、情報処理システム1の一例となる。以下、これらの構成要素について説明する。
【0015】
1.2 ユーザ端末21
図2は、ユーザ端末21のハードウェア構成を示すブロック図である。ユーザ端末21は、ユーザが使用する端末である。ユーザ端末21は、通信部211と、記憶部212と、制御部213と、表示部214と、入力部215と、撮像部216とを有し、これらの構成要素がユーザ端末21の内部において通信バス210を介して電気的に接続されている。通信部211、記憶部212及び制御部213の説明は、情報処理装置3における通信部31、記憶部32及び制御部33と略同様のため、省略する。
【0016】
表示部214は、例えば、ユーザ端末21の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。表示部214は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。このような表示部214は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、ユーザ端末21の種類に応じて使い分けて実施されることが好ましい。
【0017】
入力部215は、ユーザ端末21の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部215は、表示部214と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等を採用してもよい。すなわち、表示部214が、ユーザによってなされた操作入力を受け付ける。当該入力が、命令信号として、通信バスを介して制御部に転送され、制御部213が、必要に応じて、所定の制御や演算を実行し得る。
【0018】
撮像部216は、外界の情報を撮像可能に構成される、いわゆるビジョンセンサ(カメラ)である。撮像部216は、撮影対象を撮影することで画像データを生成するように構成される。撮像部216は、後述の情報処理装置3における通信部31とネットワークを介して接続され、撮像した画像データを情報処理装置3に転送可能に構成される。
【0019】
1.3 栄養士端末22
入力端末の一例である栄養士端末22は、管理栄養士又は栄養士(以下、栄養士等と記載する)により操作される端末である。栄養士端末22の構成は、上記のユーザ端末21と略同様のため、説明を省略する。
【0020】
1.4 情報処理装置3
図3は、情報処理装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33とを備え、これらの構成要素が、情報処理装置3の内部において、通信バス30を介して電気的に接続されている。各構成要素について、さらに説明する。
【0021】
通信部31は、USB、IEEE1394、Thunderbolt、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、3G/LTE/5G等のモバイル通信、Bluetooth(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、通信部31は、これら複数の通信手段の集合として実施されることがより好ましい。すなわち、情報処理装置3は、通信部31を介して、ユーザ端末21及び栄養士端末22とネットワークを介して、種々の情報を通信する。
【0022】
記憶部32は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。記憶部32は、例えば、制御部33によって実行される情報処理装置3に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施され得る。また、記憶部32は、これらの組み合わせであってもよい。特に、記憶部32は、参照情報IF、パラメータ情報PR、これらを生成するためのプログラム、制御部33によって実行される情報処理装置3に係る種々のプログラム等を記憶している。
【0023】
制御部33は、情報処理装置3に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部33は、例えば、不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部33は、記憶部32に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置3に係る種々の機能を実現する。すなわち、情報処理装置3に係る種々の機能は、記憶部32に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部33によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部として実行され得る。各機能部については、次節において、さらに詳述する。なお、制御部33は、単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部33を有するように実施されてもよい。また、制御部33は、複数の制御部の組み合わせであってもよい。
【0024】
2.機能構成
本節では、本実施形態の機能構成について説明する。前述の通り、情報処理装置3に係る種々の機能は、記憶部32に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェアの一例である制御部33によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部として実行され得る。
【0025】
図4は、実施形態の一例である情報処理装置3における制御部33等によって実現される機能を示すブロック図である。具体的には、情報処理システム1の一例である情報処理装置3における制御部33は、受付部331と、分析部332と、選択部333と、表示制御部334と、出力部335とを備える。ここで、分析部332、表示制御部334、及び出力部335は、必須の構成ではない。以下、各機能部について説明する。
【0026】
受付部331は、種々の情報を受け付けるように構成される。例えば、受付部331は、予め記憶部32に記憶された種々の情報を読み出してもよいし、ネットワーク及び通信部31を介して外部の機器から種々の情報を取得してもよい。具体的には、受付部331は、第1の受付ステップとして、ユーザから食事の記録RDを受け付けるように構成される。また、受付部331は、第2の受付ステップとして、栄養士等から評価項目ITに対する入力を受け付けるように構成される。さらに、受付部331は、第3の受付ステップとして、ユーザから排泄情報EXを受け付けるように構成される。
【0027】
分析部332は、分析ステップとして、受付部331が受け付けた種々の情報を分析するように構成される。例えば、分析部332は、受付部331が受け付けた画像データを分析する。
【0028】
選択部333は、選択ステップとして、受付部331で受け付けた種々の情報に基づいて、食事の質に関する評価項目ITを選択するように構成される。
【0029】
表示制御部334は、表示制御ステップとして、入力端末に表示情報DIを表示させるように構成される。なお、表示情報DIとは、画面、画像、アイコン、メッセージ等といった、ユーザが視認可能な態様で生成された情報そのものでもよいし、例えば、ユーザ端末21の表示部に画面、画像、アイコン、メッセージ等を表示させるためのレンダリング情報であってもよい。
【0030】
出力部335は、種々の情報を出力するように構成される。具体的には、出力部335は、第1の出力ステップとして、受付部331が受け付けた情報に基づいて、食事の質の評価結果RS1を出力するように構成される。また、出力部335は、第2の出力ステップとして、受付部331が受け付けた情報に基づいて、ユーザが吸収した栄養の推定結果RS2を出力するように構成される。
【0031】
3.情報処理方法
本節では、アクティビティ図を参照しながら、前述した情報処理システム1において実行される情報処理について説明する。
3.1.食事の質の評価
【0032】
図5は、食事の質に関する評価を出力する情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。概要としては、制御部33が、食事管理による健康状態の改善を望むユーザから食事の記録を受け付け、続いて栄養士等から食事の評価を受け付け、その評価結果を出力する。以下、
図5における各処理について詳述する。
【0033】
まず、ユーザは、ユーザ端末21の入力部215、例えばスマートフォンのディスプレイを介して、食事の記録RDを入力する(アクティビティA001)。食事の記録RDは、具体的には例えば、食事の分類、調達方法、又は時間、メニューの内容、完食率、ユーザによるセルフチェック項目の選択等であってよい。好ましくは、ユーザは、ユーザ端末21の撮像部216、例えばスマートフォンのカメラで撮像した食事の画像IMをアップロードする(アクティビティA002)。つまり、好ましくは、食事の記録RDは、食事の画像IMを含む。食事の画像IMとは、具体的には、ユーザが食べた一食分の料理が撮像された写真であり、ユーザによって食事前に撮像されたものであってよい。このような態様により、ユーザが何をどの程度の量食べたのかといった、食事に関する詳細な情報を栄養士等に提供することができる。また、ユーザにとって、食事のメニューを写真に撮ってアップロードする方が、テキストで入力するよりも手間が少なく、食事の記録RDを入力する際にユーザが感じる煩わしさを低減することができる。
【0034】
図6は、ユーザ端末21の表示部214に表示される態様の一例を示した画面例である。ユーザによる食事の記録RDの入力は、例えば
図6に示すような食事記録入力画面400において行われてよい。
図6の例では、ユーザは、9月1日(水)の夕食の記録を入力している。食事の分類は、例えば、朝食、昼食、夕食、間食、朝食兼昼食、昼食兼夕食、夜食等の中から選択されてよい。食事の調達方法は、例えば、コンビニで購入、惣菜を購入、自炊、時短キットを使用、出前サービスを利用、飲食店のテイクアウト、飲食店における外食等の中から選択されてよい。
図6の例では、食事の分類、及び食事の調達方法は、ドロップダウン401から選択される。
【0035】
食事のメニューは、食事の画像IMの送信によって行われてよい。
図6の例では、メニュー入力エリア410における画像受付エリア411が、ユーザによってタップ操作等で選択されることで、画像データのアップロード画面が表示される。好ましくは、テキストによる食事のメニューについての補足情報が、ユーザによってさらに入力されてもよい。このような態様により、食事の画像IMからでは判別しにくい料理や食材を補足する情報を、栄養士等に提供することができる。
図6の例では、補足情報のテキスト入力画面が、ユーザによる補足ボタン412のタップ操作等によって表示される。
【0036】
ユーザによるセルフチェック項目は、例えば、食事の品数、食材の種類、食事の量、飲み物の種類、飲み物の量、料理を食べた順番等の情報を入力するための項目であってよい。
図6の例では、ユーザチェックエリア420が複数のセルフチェック項目を含み、各チェック項目に対応するチェック欄421がユーザのタップ操作等によって選択される。
【0037】
食事の時間は、日付、時刻等であってよい。
図6の例では、日付選択欄402及び時刻選択欄403において、食事の時間が選択される。完食率は、ユーザが実際に食べた食事の量を示す情報であり、例えば、食事の画像IMに含まれる料理を完食した場合を100%とする割合であってよい。
図6の例では、完食率スライダー404によって完食率の数値が入力される。
【0038】
次に、情報処理装置3における受付部331が、ユーザによって入力された食事の記録RDを、通信部31を介して受け付ける(アクティビティA003)。好ましくは、食事の記録RDは、ユーザが同日に摂った全ての食事に関する記録である。このような態様によれば、ユーザが摂った1日あたりの食事の情報を栄養士等に提供することができ、長期的な食事指導がより容易な態様を実現することができる。
【0039】
続いて、選択部333が、受付部331によって受け付けられた食事の記録RDと、記憶部32から読み出された参照情報IFとを突合する(アクティビティA004)。具体的には、参照情報IFは、食事の記録RDに含まれる情報と、食事の質に関する評価項目ITとを関連付けたデータベースやルックアップテーブル等であってよい。
【0040】
好ましくは、受付部331が、ユーザによってアップロードされた食事の画像IMを、通信部31を介して受け付ける(アクティビティA005)。ここで、アクティビティ005は、アクティビティ003と並行して行われてよい。続いて、分析部332が、受付部331が受け付けた食事の画像IMに基づいて、食事の内容の分析を実行する(アクティビティA006)。具体的には、分析部332は、食事の画像IMに対して画像処理と物体認識とを行うことで、食事の内容を分析する。物体認識は、AIや画像パターン識別等の公知技術を用いた処理であってよい。ここで、食事の内容とは、食事の品数、品目、食事の量、飲み物の種類、飲み物の量、使用された食材の種類、食材の量、食材の調理方法、食事に含まれる栄養素の推定量等であってよい。
【0041】
次に、選択部333は、アクティビティ004で突合された結果に基づいて、食事の質に関する評価項目ITを選択する。すなわち、選択部333は、食事の記録RDと、予め設定された参照情報IFとに基づいて、食事の質に関する評価項目ITを選択する(アクティビティA007)。好ましくは、選択部333は、分析部332による分析の結果にさらに基づいて、評価項目ITを選択する。このような態様によれば、ユーザの食事内容に関する情報をより詳細に取得することができ、より的確な評価項目ITを選択することができる。すなわち、食事の質に関してのより適正な評価が可能となるように、栄養士等の支援をすることができる。評価項目ITの選択についての詳細な説明は、後に
図6及び
図7を用いて詳述する。
【0042】
食事の質とは、食事に含まれる栄養素のバランス、食事に含まれる食材の質、栄養素各々の質及び量、食品添加物の有無、摂取が望まれる食品の有無、摂取を避けた方がよい食品の有無等であってよい。好ましくは、食事の質は、食事に含まれる栄養素のバランスと、栄養素各々の質及び量と、食品添加物の有無とのうちの少なくとも一つを含む。より好ましくは、食事の質は、アルコールの有無をさらに含む。このような態様によれば、より網羅的な観点から、食事の質に関する評価が可能となるように、栄養士等の支援をすることができる。また、食事の質の改善によって健康状態が良好になることをユーザ自身に認識させやすくなる。これにより、より良い質の食事を取るための、ユーザのモチベーション向上させることができる。
【0043】
次に、表示制御部334は、入力端末の一例である栄養士端末22の表示部、例えばコンピュータのディスプレイに、表示情報DIを表示させる(アクティビティA008)。表示情報DIとは、入力端末の一例である栄養士端末22に対する操作により、評価項目ITに対する入力を行うための情報である。
図7は、栄養士端末22の表示部に表示される態様の一例を示した画面例である。表示情報DIは、例えば、
図7に示されるような栄養士入力画面500であってよい。続いて、栄養士等は、選択部333によって選択された評価項目ITに対する入力、すなわち評価情報ESの入力を、栄養士端末22の入力部、例えばキーボード及びマウスを介して行う(アクティビティA009)。
【0044】
図7の例では、栄養士入力画面500は、メニュー表示エリア510と、ユーザチェック表示エリア520と、栄養士チェックエリア530とを含む。一例として、メニュー表示エリア510及びユーザチェック表示エリア520には、受付部331が受け付けた食事の記録RDが表示されてよく、栄養士チェックエリア530には、選択部333によって選択された食事の質に関する評価項目ITが表示されてよい。
【0045】
メニュー表示エリア510には、食事選択タブ501がクリック等の入力によって選択されることで、食事選択タブ501に示された食事が表示される。
図7の例では、メニュー表示エリア510は、メニュー写真511と、メニュー補足エリア512とを含み、ユーザが9月1日(水)19時30分に食べた夕食が表示されている。ここでメニュー写真511は、受付部331が受け付けた食事の画像IMの一例を示している。メニュー補足エリア512には、受付部331が受け付けた食事の記録RDの内容、例えば、テキストによる食事のメニューについての補足情報、完食率、分析部332によって分析された食事の内容等が表示されてよい。
【0046】
ユーザチェック表示エリア520には、食事記録入力画面400においてユーザに選択されたセルフチェック項目が表示されてよい。
図7の例では、
図6においてユーザに選択された「一汁三菜が揃った」、「野菜を食べた」、「肉・魚・大豆製品・卵を食べた」、「ごはんを1杯(並盛)以下にした」、「先に野菜を食べて、血糖値の上昇を抑えた」に対応するチェック項目521が表示されている。
【0047】
栄養士チェックエリア530には、評価情報ES、具体的には、栄養士等による食事の質に関する評価が入力されてよい。
図7の例では、栄養士チェックエリア530には、タンパク質と、脂質と、糖質・炭水化物の質及び量に関する評価項目IT、アルコールの有無の評価項目ITが含まれている。また、摂取が望まれる食品の例として、食物繊維・発酵食品の品目数の評価項目IT、摂取を避けた方がよい食品の例として、甘い物の有無の評価項目ITが含まれている。これらに対する評価情報ESの入力は、例えば、ドロップダウン531、チェック欄532等による選択入力であってよい。
【0048】
ここで、選択部333による評価項目ITの選択の一例を、
図6及び
図7を用いて説明する。受付部331が受け付けた食事の記録RDには、
図6に示すように、セルフチェック項目「肉・魚・大豆製品・卵を食べた」の選択が含まれている。この場合、選択部333は、選択されたセルフチェック項目に対応する参照情報IFに基づいて、タンパク質及び脂質に関する評価項目ITを選択する。そして、選択された評価項目ITが、表示制御部334によって、栄養士チェックエリア530に表示される。
【0049】
別の例として、選択部333が、分析部332による分析結果にさらに基づいて評価項目ITを選択する場合を説明する。
図7に示すように、受付部331が受け付けた食事の画像IMには、鮭のムニエル及びマヨネーズが含まれている。分析部332は、食事の画像IMから食材として「魚」及び「マヨネーズ」を認識し、これらの食材に含まれる栄養素の種類と量を分析する。そして、選択部333は、受付部331が受け付けた食事の記録RDと、分析部332による分析結果とに基づいて、タンパク質及び脂質に関する評価項目ITを選択する。そして、選択された評価項目ITが、表示制御部334によって、栄養士チェックエリア530に表示される。
【0050】
好ましくは、分析部332による分析結果に基づいた評価情報ESの入力補助が、出力部335によって行われてもよい。すなわち、栄養士入力画面500を開いた初期状態において、分析結果に基づいた評価内容が予め入力されていてもよい。
図7の例の場合、食事の画像IMに含まれる、鮭、納豆、味噌、及び豆腐が、タンパク質を含む食材として、分析部332によって分析されてよい。その分析結果に基づき、タンパク質の質の評価として「魚介類」及び「大豆製品」、タンパク質の量に関する評価として「適正量」が、出力部335によって出力されてもよい。このような態様により、栄養士等によるより適正な評価を促すことができる。
【0051】
次に、情報処理装置3における受付部331が、通信部31を介し、栄養士から評価情報ESを受け付ける(アクティビティA010)。好ましくは、評価情報ESは、ユーザが同日に摂った全ての食事の評価項目ITに対する評価である。このような態様によれば、1日単位での食事の評価を行うことで、栄養素の摂取量と排出量の差分、すなわちユーザが摂取した栄養素の吸収量を評価することが容易となる。
【0052】
次に、出力部335は、第1の出力ステップとして、評価項目ITに対する入力に基づいて、食事の質の評価結果RS1を出力する(アクティビティA011)。具体的には、出力部335は、受付部331が受け付けた評価項目ITに対する入力と、記憶部32から読み出されたパラメータ情報PRとに基づいて、食事の質の評価結果RS1を出力する。好ましくは、出力部335は、受付部331が受け付けた食事の記録RDにさらに基づいて、食事の質の評価結果RS1を出力する。このような態様により、ユーザ及び栄養士等の入力に基づいた評価結果RS1が出力でき、より多様な観点による評価をユーザに提供することができる。なお、パラメータ情報PRは、
図5に示す情報処理の開始前に、予め記憶部32等に記憶されていてよい。
【0053】
図8は、パラメータ情報PRを管理するユーザ評価テーブルT1及び栄養士評価テーブルT2の概要図である。ユーザ評価テーブルT1は、ユーザの入力項目に対応するパラメータを管理するテーブルであり、栄養士評価テーブルT2は、栄養士等の入力項目に対応するパラメータを管理するテーブルである。ユーザ評価テーブルT1は、以下で説明する栄養士評価テーブルT2と略同様のため、説明を省略する。
【0054】
栄養士評価テーブルT2は、項目大分類T20、項目名T21、及びパラメータT22を有する。項目名T21は、評価項目ITの名称に関する情報である。項目大分類T20は、項目名T21の各項目を分類する大項目に関する情報である。
図8の例では、「タンパク質の質」という大項目に「脂の多いお肉」、「脂の少ないお肉」、「魚介類」等の評価項目ITが含まれている。パラメータT22は、各評価項目ITに対応するパラメータの値に関する情報である。
【0055】
栄養士評価テーブルT2に含まれる評価項目ITは、表示情報DI、具体的には栄養士入力画面500に含まれる評価項目ITと対応している。一例として、出力部335は、選択された評価項目ITに対応するパラメータの値を合計し、計算結果に基づいて評価結果RS1を出力してよい。
図8の例では、タンパク質の質に関する評価項目ITにおいて「魚介類」及び「大豆製品」が選択されているため、対応するパラメータとして「5」及び「3」が加算される。
【0056】
次に、表示制御部334は、ユーザ端末21の表示部214に、出力部335によって出力された評価結果RS1を表示する(アクティビティA012)。
図9は、ユーザ端末21の表示部214に表示される態様の一例を示した画面例である。評価結果RS1の表示は、例えば
図9に示す評価結果画面600のような態様であってよい。評価結果RS1は、後述する推定結果RS2と同様の態様で表示されてもよい。
【0057】
評価結果画面600は、結果表示エリア610を含む。結果表示エリア610には、過去の評価結果RS1が一覧性をもって視認可能に表示されてよく、例えば、1日単位の評価結果RS1がカレンダー上に表示されていてもよい。評価結果ボタン611は、食事の質の評価結果RS1の概要を示す文字、記号、画像等であってよい。評価結果ボタン611がタップ操作等で選択されることで、評価結果RS1の詳細を示す画面に遷移してもよい。食事の質の評価結果RS1は、良い、普通、悪い等の判定結果を文字やアイコンで示したもの、評価の採点結果、摂取した栄養素量の過不足、栄養士等からのコメント、食事の質を向上させるための食材や料理の提案等を含むものであってよい。
【0058】
3.2.栄養の吸収量の推定
図10は、栄養の吸収量の推定結果RS2を出力する情報処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。以下、
図10における各処理について詳述する。
【0059】
まず、ユーザは、ユーザ端末21の入力部215を介して、排泄情報EXを入力する(アクティビティA101)。排泄情報EXは、好ましくは、排泄頻度及び排泄物の質に関する情報を含み、より好ましくは、排便に関する情報を含む。このような態様により、ユーザの吸収した栄養量の推定を、より適正に行うことができる。
【0060】
図11は、ユーザ端末21の表示部214に表示される態様の一例を示した画面例である。排泄情報EXの入力は、
図11に示すような排便記録入力画面700において行われてよい。排泄情報EXは、具体的には例えば、排便の日時、便の観察結果、又はユーザによるセルフチェック項目の選択等であってよい。例えば、便の観察結果とは、便の色、形、量、臭い等であってよい。これらの入力は、日付選択欄701、時刻選択欄702、ドロップダウン703、チェック欄711によって行われてよい。
【0061】
次に、情報処理装置3における受付部331が、ユーザによって入力された排泄情報EXを、通信部31を介して受け付ける(アクティビティA102)。好ましくは、排泄情報EXは、ユーザが同日に行った排便に関する記録である。このような態様によれば、ユーザが吸収した1日あたりの栄養量を推定することができ、長期的な食生活の指導がより容易な態様を実現することができる。
【0062】
次に、情報処理装置3における受付部331が、記憶部32から食事の質の評価結果RS1を読み出して受け付ける(アクティビティA103)。続いて、出力部335は、第2の出力ステップとして、受付部331が受け付けた食事の質の評価結果RS1と、排泄情報EXとに基づいて、ユーザが吸収した栄養の推定結果RS2を出力する(アクティビティA104)。具体的には、出力部335は、排泄の頻度及び質の情報に基づいて、栄養素の摂取量と排泄量の差分の概算を推定し、その結果を出力する。
【0063】
次に、表示制御部334は、栄養士端末22の表示部に、出力部335が出力した推定結果RS2を表示させる(アクティビティA105)。続いて、栄養士等は、栄養士端末22の入力部を介して、コメントを入力し(アクティビティA106)、入力されたコメントを受付部331が受け付ける(アクティビティA107)。ここで、受付部331は、食事の質の評価と同様に、栄養士等からの評価情報の入力を受け付けてもよい。
【0064】
次に、表示制御部334は、ユーザ端末21の表示部214に、出力部335によって出力された推定結果RS2を表示する(アクティビティA108)。
図12は、ユーザ端末21の表示部214に表示される態様の一例を示した画面例である。推定結果RS2の表示は、例えば
図12に示す評価結果画面800のような態様であってよい。推定結果RS2は、評価結果RS1と同様の態様で表示されてもよい。
【0065】
図12の例では、評価結果画面800には、推定量表示エリア810及びコメント表示エリア820が含まれる。推定量表示エリア810には、ユーザが吸収した栄養素の推定量の概算結果が表示される。例えば、栄養素名811に示される各栄養素の吸収推定量が、結果表示グラフ813で可視化されてよい。ドロップダウン812がタップ操作等で選択されることで、各栄養素の詳細な推定吸収量が表示されてもよい。コメント表示エリア820には、受付部331が受け付けた栄養士等のコメント、評価等が表示されてよい。
【0066】
4.その他
前述の実施形態に係る情報処理システム1に関して、以下のような態様を採用してもよい。
【0067】
実施形態の一態様は、情報処理方法であってよい。情報処理方法は、情報処理システム1の各ステップを備える。具体的には、情報処理方法は、第1の受付ステップと、選択ステップとを備える。受付部331は、第1の受付ステップとして、ユーザから食事の記録RDを受け付ける。選択部333は、選択ステップとして、食事の記録RDと、予め設定された参照情報IFとに基づいて、食事の質に関する評価項目ITを選択する。
【0068】
実施形態の一態様は、プログラムであってよい。プログラムは、コンピュータに、情報処理システム1の各ステップを実行させる。具体的には、プログラムは、コンピュータに、第1の受付ステップと、選択ステップとを実行させる。
【0069】
情報処理装置3は、オンプレミス形態であってもよく、クラウド形態であってもよい。クラウド形態の情報処理装置3としては、例えば、SaaS(Software as a Service)、クラウドコンピューティングという形態で、上述の機能や処理を提供してもよい。
【0070】
以上の実施形態では、情報処理装置3が種々の記憶・制御を行ったが、情報処理装置3に代えて、複数の外部装置が用いられてもよい。すなわち、ブロックチェーン技術等を用いて、種々の情報を分散して複数の外部装置に記憶させてもよい。
【0071】
参照情報IFは、データベースやルックアップテーブル等に限らず、複数の情報を数学的に関係づけた数理モデルでもよく、複数の情報の相関性を予め機械学習させた学習済みモデルであってもよい。
【0072】
次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記情報処理システムにおいて、前記制御部は、表示制御ステップをさらに実行するように構成され、前記表示制御ステップでは、入力端末に表示情報を表示させ、前記入力端末は、管理栄養士又は栄養士により操作される端末であり、前記表示情報は、前記入力端末への操作により前記評価項目に対する入力を行うための情報である、もの。
前記情報処理システムにおいて、前記制御部は、第2の受付ステップと、第1の出力ステップとをさらに実行するように構成され、前記第2の受付ステップでは、前記管理栄養士又は前記栄養士から前記評価項目に対する前記入力を受け付け、前記第1の出力ステップでは、前記評価項目に対する前記入力に基づいて、前記食事の前記質の評価結果を出力する、もの。
前記情報処理システムにおいて、前記制御部は、第3の受付ステップと、第2の出力ステップとをさらに実行するように構成され、前記第3の受付ステップでは、前記ユーザから排泄情報を受け付け、前記第2の出力ステップでは、前記食事の前記質の前記評価結果と、前記排泄情報とに基づいて、前記ユーザが吸収した栄養の推定結果を出力する、もの。
前記情報処理システムにおいて、前記排泄情報は、排泄頻度及び排泄物の質に関する情報を含む、もの。
前記情報処理システムにおいて、前記食事の前記記録は、前記食事の画像を含む、もの。
前記情報処理システムにおいて、前記制御部は、分析ステップをさらに実行するように構成され、前記分析ステップでは、前記食事の前記画像に基づいて、前記食事の内容の分析を実行し、前記選択ステップでは、前記分析の結果にさらに基づいて、前記評価項目を選択する、もの。
前記情報処理システムにおいて、前記食事の前記質は、前記食事に含まれる栄養素のバランスと、前記栄養素各々の質及び量と、食品添加物の有無とのうちの少なくとも一つを含む、もの。
前記情報処理システムにおいて、前記食事の前記質は、アルコールの有無をさらに含む、もの。
前記情報処理システムにおいて、前記食事の前記記録は、前記ユーザが同日に摂った全ての食事に関する記録である、もの。
情報処理方法であって、前記情報処理システムの各ステップを備える、方法。
プログラムであって、コンピュータに、前記情報処理システムの各ステップを実行させる、もの。
もちろん、この限りではない。
【0073】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0074】
1 :情報処理システム
21 :ユーザ端末
210 :通信バス
211 :通信部
212 :記憶部
213 :制御部
214 :表示部
215 :入力部
216 :撮像部
22 :栄養士端末
3 :情報処理装置
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
331 :受付部
332 :分析部
333 :選択部
334 :表示制御部
335 :出力部
400 :食事記録入力画面
401 :ドロップダウン
402 :日付選択欄
403 :時刻選択欄
404 :完食率スライダー
410 :メニュー入力エリア
411 :画像受付エリア
412 :補足ボタン
420 :ユーザチェックエリア
421 :チェック欄
500 :栄養士入力画面
501 :食事選択タブ
510 :メニュー表示エリア
511 :メニュー写真
512 :メニュー補足エリア
520 :ユーザチェック表示エリア
521 :チェック項目
530 :栄養士チェックエリア
531 :ドロップダウン
532 :チェック欄
600 :評価結果画面
610 :結果表示エリア
611 :評価結果ボタン
700 :排便記録入力画面
701 :日付選択欄
702 :時刻選択欄
703 :ドロップダウン
711 :チェック欄
800 :評価結果画面
810 :推定量表示エリア
811 :栄養素名
812 :ドロップダウン
813 :結果表示グラフ
820 :コメント表示エリア
DI :表示情報
ES :評価情報
EX :排泄情報
IF :参照情報
IM :食事の画像
IT :評価項目
PR :パラメータ情報
RD :食事の記録
RS1 :評価結果
RS2 :推定結果
T1 :ユーザ評価テーブル
T2 :栄養士評価テーブル
T10(T20) :項目大分類
T11(T21) :項目名
T12(T22) :パラメータ