IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ウォッチゲームズの特許一覧

特開2022-19464コンテンツ販売システム、その方法及びプログラム
<>
  • 特開-コンテンツ販売システム、その方法及びプログラム 図1
  • 特開-コンテンツ販売システム、その方法及びプログラム 図2
  • 特開-コンテンツ販売システム、その方法及びプログラム 図3
  • 特開-コンテンツ販売システム、その方法及びプログラム 図4
  • 特開-コンテンツ販売システム、その方法及びプログラム 図5
  • 特開-コンテンツ販売システム、その方法及びプログラム 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022019464
(43)【公開日】2022-01-27
(54)【発明の名称】コンテンツ販売システム、その方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20220120BHJP
【FI】
G06Q30/06 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020123324
(22)【出願日】2020-07-17
(71)【出願人】
【識別番号】515008689
【氏名又は名称】株式会社ミリオンダウト
(74)【代理人】
【識別番号】100140866
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 武史
(72)【発明者】
【氏名】赤星 亘
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB26
(57)【要約】
【課題】コンテンツに新たな情報を付加した新たなコンテンツを販売可能とし、この新たなコンテンツの商品価値を向上可能とする。
【解決手段】ユーザに操作される端末から受け付けたコンテンツを販売するコンテンツ販売システム1は、端末からコンテンツを受け付ける受付手段110と、コンテンツを販売する販売手段140と、を備え、受付手段110は、販売手段140が販売したコンテンツを購入したユーザに操作される端末20から、販売手段140が販売したコンテンツに付加される付加情報を受け付け、販売手段140は、コンテンツに付加情報を加えた付加コンテンツを販売することを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに操作される端末から受け付けたコンテンツを販売するコンテンツ販売システムであって、
前記端末からコンテンツを受け付ける受付手段と、
前記コンテンツを販売する販売手段と、を備え、
前記受付手段は、前記販売手段が販売した前記コンテンツを購入したユーザに操作される前記端末から、前記販売手段が販売した前記コンテンツに付加される付加情報を受け付け、
前記販売手段は、前記コンテンツに前記付加情報を加えた付加コンテンツを販売することを特徴とするコンテンツ販売システム。
【請求項2】
前記販売手段は、前記コンテンツに、それぞれ異なる複数の前記付加情報を累積的に加えた第N次付加コンテンツを販売することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ販売システム。
【請求項3】
前記販売手段は、前記コンテンツの販売終了後に、前記付加コンテンツを販売することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ販売システム。
【請求項4】
前記販売手段は、第N次付加コンテンツの販売終了後に、更に別の前記付加情報を加えた第N+1次付加コンテンツを販売することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ販売システム。
【請求項5】
ユーザに操作される端末から受け付けたコンテンツを販売するコンテンツ販売システムが実行する方法であって、
前記端末からコンテンツを受け付けるステップと、
前記コンテンツを販売するステップと、を含み、
販売した前記コンテンツを購入したユーザに操作される前記端末から、販売した前記コンテンツに付加される付加情報を受け付け、
前記コンテンツに前記付加情報を加えた付加コンテンツを販売することを特徴とするコンテンツ販売方法。
【請求項6】
ユーザに操作される端末から受け付けたコンテンツを販売するコンテンツ販売システムを、
前記端末からコンテンツを受け付ける受付手段、
前記コンテンツを販売する販売手段、として機能させ、
前記受付手段は、前記販売手段が販売した前記コンテンツを購入したユーザに操作される前記端末から、前記販売手段が販売した前記コンテンツに付加される付加情報を受け付け、
前記販売手段は、前記コンテンツに前記付加情報を加えた付加コンテンツを販売することを特徴とするコンテンツ販売プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ販売システム、その方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、購入したデジタルコンテンツを転売可能とする技術として、コンテンツ作成者が作成したコンテンツを、アクセス権を有するユーザにインターネット等のネットワークを介して提供し、管理用サーバがコンテンツのアクセス権を管理し、ユーザコンピュータからアクセス権の転売依頼を受け、ユーザコンピュータの利用者にそれを転売する権利転売システムが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001-325461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、あるコンテンツを購入したユーザが、このコンテンツに新たな情報を付加することで、新たなコンテンツとなり、新たな商品価値が生ずる。
しかしながら、特許文献1の技術では、あるコンテンツをそのまま転売できたとしても、このコンテンツに新たな情報を付加した新たなコンテンツを販売することはできず、この新たなコンテンツに商品価値を持たせることができなかった。
【0005】
そこで本発明では、上記のような課題に鑑み、コンテンツに新たな情報を付加した新たなコンテンツを販売可能とし、この新たなコンテンツの商品価値を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明のコンテンツ販売システムは、以下のような解決手段を提供する。
【0007】
(1) ユーザに操作される端末から受け付けたコンテンツを販売するコンテンツ販売システムであって、
前記端末からコンテンツを受け付ける受付手段と、
前記コンテンツを販売する販売手段と、を備え、
前記受付手段は、前記販売手段が販売した前記コンテンツを購入したユーザに操作される前記端末から、前記販売手段が販売した前記コンテンツに付加される付加情報を受け付け、
前記販売手段は、前記コンテンツに前記付加情報を加えた付加コンテンツを販売することを特徴とするコンテンツ販売システム。
【0008】
(1)の構成によれば、ユーザに操作される端末から受け付けたコンテンツを販売するコンテンツ販売システムは、受付手段と、販売手段と、を備える。
受付手段は、端末からコンテンツを受け付ける。
販売手段は、コンテンツを販売する。
そして、受付手段は、販売手段が販売したコンテンツを購入したユーザに操作される端末から、販売手段が販売したコンテンツに付加される付加情報を受け付ける。
また、販売手段は、コンテンツに付加情報を加えた付加コンテンツを販売する。
【0009】
これにより、コンテンツを購入したユーザが、このコンテンツに自分が創作等した付加情報を、更に付加した付加コンテンツを販売することが可能となる。すなわち、ある人が創作したコンテンツに、他の人が、更に付加情報を付することが可能となり、複数の人が連携した新たな創作物を構築することが可能となる。そして、複数の人が連携した新たな創作物を販売可能とすることで、この新たな創作物の商品価値が向上するとともに、あるコンテンツに、付加情報を付加するインセンティブを向上することも可能となる。
したがって、コンテンツに新たな情報を付加した新たなコンテンツを販売可能とし、この新たなコンテンツの商品価値を向上することが可能となる。
【0010】
(2) 前記販売手段は、前記コンテンツに、それぞれ異なる複数の前記付加情報を累積的に加えた第N次付加コンテンツを販売することを特徴とする(1)に記載のコンテンツ販売システム。
【0011】
これにより、あるコンテンツに対して、累積的に付加情報を加えていくことが可能となり、これにともない、コンテンツに累積的に付加情報が加えられた付加コンテンツの商品価値を、更に向上することが可能となる。
【0012】
(3) 前記販売手段は、前記コンテンツの販売終了後に、前記付加コンテンツを販売することを特徴とする(1)又は(2)に記載のコンテンツ販売システム。
【0013】
これにより、コンテンツの販売中に、このコンテンツの内容を含む付加コンテンツが販売され、コンテンツが売れなくなるような事態を防止できる。
【0014】
(4) 前記販売手段は、第N次付加コンテンツの販売終了後に、更に別の前記付加情報を加えた第N+1次付加コンテンツを販売することを特徴とする(2)に記載のコンテンツ販売システム。
【0015】
これにより、第N次付加コンテンツの販売中に、この第N次付加コンテンツの内容を含む第N+1付加コンテンツが販売され、第N次付加コンテンツが売れなくなるような事態を防止できる。
【0016】
(5) ユーザに操作される端末から受け付けたコンテンツを販売するコンテンツ販売システムが実行する方法であって、
前記端末からコンテンツを受け付けるステップと、
前記コンテンツを販売するステップと、を含み、
販売した前記コンテンツを購入したユーザに操作される前記端末から、販売した前記コンテンツに付加される付加情報を受け付け、
前記コンテンツに前記付加情報を加えた付加コンテンツを販売することを特徴とするコンテンツ販売方法。
【0017】
(6) ユーザに操作される端末から受け付けたコンテンツを販売するコンテンツ販売システムを、
前記端末からコンテンツを受け付ける受付手段、
前記コンテンツを販売する販売手段、として機能させ、
前記受付手段は、前記販売手段が販売した前記コンテンツを購入したユーザに操作される前記端末から、前記販売手段が販売した前記コンテンツに付加される付加情報を受け付け、
前記販売手段は、前記コンテンツに前記付加情報を加えた付加コンテンツを販売することを特徴とするコンテンツ販売プログラム。
【0018】
(5)及び(6)の構成によれば、(1)の構成と同様の作用効果を奏する。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、コンテンツに新たな情報を付加した新たなコンテンツを販売可能とし、この新たなコンテンツの商品価値を向上するコンテンツ販売システム、その方法及びプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の実施形態に係るコンテンツ販売システムの概要を説明する図である。
図2】本発明の実施形態に係るコンテンツ販売システムの機能構成を示す図である。
図3】本発明の実施形態に係るコンテンツ販売システムの販売手段が販売する第N次付加コンテンツの概要を説明する図である。
図4】本発明の実施形態に係るコンテンツ販売システムが実行するコンテンツ販売処理フローを示す図である。
図5】本発明の実施形態に係るコンテンツ販売システムにおける販売(オークション)画面を模式的に示す図である。
図6】本発明の実施形態に係るコンテンツ販売システムにおける販売(オークション)画面を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
【0022】
(基本概念/基本構成)
図1は、本発明の実施形態に係るコンテンツ販売システムの概要を説明する図である。
コンテンツ販売システム1は、少なくともコンテンツ販売装置10と、コンテンツ販売装置10にネットワークを介して接続され、複数のユーザにそれぞれ操作される複数の端末20と、を備え、コンテンツ販売装置10において、端末20から受け付けたコンテンツを販売する。
【0023】
コンテンツ販売システム1は、まず、コンテンツ販売装置10において、ユーザから提供されたコンテンツを販売する。
ここで、本実施形態のコンテンツは、ネットワークを介して送受信可能なデジタルコンテンツであり、例えば、テキストデータ(記事、小説等)、画像データ(写真、イラスト等)、音データ(環境音、音楽等)が含まれる。
【0024】
コンテンツを購入したコンテンツ購入者は、購入したコンテンツに付加される付加情報を、コンテンツ販売装置10に提供する。
ここで、本実施形態の付加情報は、例えば、テキストデータ(記事、小説等)、画像データ(写真、イラスト等)、音データ(環境音、音楽等)が含まれ、主には、購入したコンテンツに関連する情報であり、例えば、当該コンテンツに対する感想を示す情報であり、当該コンテンツが小説であれば、その続編や番外編を示す情報や、小説の内容に即した音楽を示す情報等であり、当該コンテンツが音楽であれば、その組曲や変曲を示す情報や、音楽の歌詞を示す情報等であり、購入したコンテンツと組み合わせることで、当該コンテンツの価値を向上可能な情報であることが望ましい。なお、付加情報は、購入したコンテンツに関連しない情報であってもよく、この場合、例えば、購入したコンテンツとは別のコンテンツであってもよい。
【0025】
そして、コンテンツ販売システム1は、まず、コンテンツ販売装置10において、販売したコンテンツに、ユーザから提供された付加情報を加えた付加コンテンツを販売する。
【0026】
詳細は、後述するが、付加コンテンツを購入した付加コンテンツ購入者は、購入した付加コンテンツに付加される付加情報を、コンテンツ販売装置10に提供する。
この場合、付加情報は、購入した付加コンテンツのコンテンツと付加情報の両方に関連する情報であってもよいし、コンテンツと付加情報のいずれかのみに関連する情報であってもよいし、いずれにも関連しない情報であってもよい。
【0027】
このようなコンテンツ販売システム1によれば、コンテンツを購入したユーザが、このコンテンツに自分が創作等した付加情報を、更に付加した付加コンテンツを販売することが可能となる。すなわち、ある人が創作したコンテンツに、他の人が、更に付加情報を付することが可能となり、複数の人が連携した新たな創作物を構築することが可能となる。そして、複数の人が連携した新たな創作物を販売可能とすることで、この新たな創作物の商品価値が向上するとともに、あるコンテンツに、付加情報を付加するインセンティブを向上することも可能となる。
したがって、コンテンツに新たな情報を付加した新たなコンテンツを販売可能とし、この新たなコンテンツの商品価値を向上することが可能となる。
【0028】
(機能構成)
図2は、本発明の実施形態に係るコンテンツ販売システムの機能構成を示す図である。
コンテンツ販売システム1は、コンテンツ販売装置10と、コンテンツ販売装置10にネットワークを介して接続され、複数のユーザにそれぞれ操作される複数の端末20と、を備える。
【0029】
(コンテンツ販売装置の機能構成)
コンテンツ販売装置10は、受付手段110と、付加コンテンツ設定手段120と、価格設定手段130と、販売手段140と、を備える。
【0030】
受付手段110は、端末20から、コンテンツ及び付加情報を受け付ける。詳細には、受付手段110は、コンテンツを作成したユーザの端末20からコンテンツを受け付け、当該コンテンツを購入したユーザに操作される端末20から、販売手段140が販売したコンテンツに付加される付加情報を受け付ける。
【0031】
また、受付手段110は、端末20から、コンテンツや付加情報の価格に関する価格情報を受け付ける。また、受付手段110は、端末20から、コンテンツを作成したユーザが所望するコンテンツを販売する総数である販売数を示す販売数情報を受け付ける。また、受付手段110は、端末20から、ユーザが所望する価値での入札等により購入することを示す購入情報を受け付ける。
【0032】
コンテンツ販売装置10は、記憶手段において、各コンテンツや付加コンテンツに、それぞれ、コンテンツを作成したユーザを識別するユーザ識別情報(例えば、ユーザのIDや、名前、メールアドレス等)や、付加情報を作成したユーザのユーザ識別情報や、コンテンツや付加コンテンツにアクセス可能なユーザのユーザ識別情報や、コンテンツや付加コンテンツの価格情報、販売数情報、後述するオークション中の現在の最高価格を示す現在価値情報等を、対応付けた販売データベースを記憶している。
受付手段110は、端末20から受け付けた各コンテンツ、付加情報、これらの識別情報や、価格情報や、販売数情報や、購入情報を販売データベースに記憶する。
【0033】
本実施形態において、受け付けとは、コンテンツ販売装置10が、端末20から、インターネット等のネットワークを介して行われたデータのアップロードや、データの受信等のデータの提供により得たデータを、記憶手段に記憶することや、記憶手段に記憶されているデータに対してアクセスを可能とするアクセス権を更新・変更することである。
【0034】
付加コンテンツ設定手段120は、受付手段110が受け付けた付加情報を、販売されたコンテンツに付加した付加コンテンツを設定する。また、付加コンテンツ設定手段120は、付加コンテンツが販売され、当該付加コンテンツに対する付加情報を、受付手段110が受け付けた場合、当該付加情報を、当該付加コンテンツに付加した、新たな付加コンテンツを設定する。
付加コンテンツ設定手段120は、設定した付加コンテンツ、この付加コンテンツの識別情報を販売データベースに記憶する。
【0035】
価格設定手段130は、販売手段140が販売する場合のコンテンツや付加コンテンツの価格を設定する。価格設定手段130における価格設定については、後述する。
【0036】
販売手段140は、コンテンツ及び当該コンテンツに付加情報を加えた付加コンテンツを販売する。
販売手段140は、コンテンツ及び付加コンテンツを、例えば、本実施形態では、複数のユーザが、入札し、最も高い価値を入札したユーザが落札するオークション形式を含めて販売するが、これに限らず、オークション形式を含めず、コンテンツ及び付加コンテンツを、予め設定された価格でユーザが購入可能としてもよい。本実施形態におけるオークション形式については、後述する。
【0037】
販売手段140は、コンテンツに、それぞれ異なる複数の付加情報を累積的に加えた第N次付加コンテンツを販売する。
図3は、本発明の実施形態に係るコンテンツ販売システムの販売手段が販売する第N次付加コンテンツの概要を説明する図である。
販売手段140は、まず、プライマリーオークションにおいて、コンテンツを販売する。
【0038】
次に、販売手段140は、コンテンツの販売終了後(プライマリーオークション終了後)に、付加コンテンツ設定手段120の設定により、当該コンテンツに対する付加情報である第1次付加情報が付加された第1次付加コンテンツを販売する(第1次付加コンテンツオークション)。
【0039】
次に、販売手段140は、第1次付加コンテンツの販売終了後(第1次付加コンテンツオークション終了後)に、付加コンテンツ設定手段120の設定により、第1次付加コンテンツに対する付加情報である第2次付加情報が付加された第2次付加コンテンツを販売する(第2次付加コンテンツオークション)。すなわち、第2次付加コンテンツには、コンテンツ、第1次付加情報及び第2次付加情報が含まれる。
【0040】
販売手段140は、上記の処理を繰り返す。一般化すれば、販売手段140は、第N-1次付加コンテンツの販売終了後(第N-1次付加コンテンツオークション終了後)に、付加コンテンツ設定手段120の設定により、第N-1次付加コンテンツに対する付加情報である第N次付加情報が付加された第N次付加コンテンツを販売する(第N次付加コンテンツオークション)。すなわち、第N次付加コンテンツには、コンテンツ、第1~第N-1次付加情報及び第N次付加情報が含まれる。
【0041】
次に、販売手段140は、第N次付加コンテンツの販売終了後(第N次付加コンテンツオークション終了後)に、付加コンテンツ設定手段120の設定により、第N次付加コンテンツに対する付加情報である第N+1次付加情報が付加された第N+1次付加コンテンツを販売する(第N+1次付加コンテンツオークション)。すなわち、第N+1次付加コンテンツには、コンテンツ、第1~第N次付加情報及び第N+1次付加情報が含まれる。
【0042】
(端末の機能構成)
図2に戻って、複数の端末20は、それぞれのユーザに操作される、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等で構成され、それぞれコンテンツ販売装置10とネットワークを介して情報を送受信可能に接続され、端末制御手段210と、入出力手段220と、送受信手段230と、を備える。
【0043】
端末制御手段210は、ユーザによる入出力手段220の操作に応じて、コンテンツや付加情報を生成し、コンテンツや付加情報の価格に関する価格情報やコンテンツを販売する総数である販売数を示す販売数情報を受け付け、送受信手段230を介して、コンテンツや付加情報や価格情報や販売数情報をコンテンツ販売装置10に送信する。
【0044】
また、端末制御手段210は、ユーザによる入出力手段220の操作に応じて、コンテンツ販売装置10の販売手段140によるコンテンツや付加コンテンツの販売(オークション)画面を表示するための画面情報を、コンテンツ販売装置10から受信し、画面情報に基づき、販売(オークション)画面を入出力手段220に表示する。
【0045】
また、端末制御手段210は、販売(オークション)画面において、ユーザが所望する価値を示す入札等の購入するための操作を受け付け、送受信手段230を介して、ユーザが所望する価値での入札等により購入することを示す購入情報を、コンテンツ販売装置10に送信する。
【0046】
入出力手段220は、例えば、タッチパネルで構成され、ユーザの操作を受け付けるとともに、端末制御手段210の制御により、例えば、コンテンツ販売装置10にアクセスすることで表示される販売(オークション)画面を表示する。
【0047】
なお、販売(オークション)画面の表示及び当該画面における各処理は、端末20にインストールされたアプリケーションにより実行してもよいし、コンテンツ販売装置10が制御するWebサイトに端末20でアクセスすることで、実行してもよい。
【0048】
上記の本システムの機能構成は、あくまで一例であり、1つの機能ブロック(データベース及び機能処理部)を分割したり、複数の機能ブロックをまとめて1つの機能ブロックとして構成したりしてもよい。各機能処理部は、装置や端末に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、ハードディスク等の記憶装置(記憶手段)に格納されたコンピュータ・プログラム(例えば、基幹ソフトや上述の各種処理をCPUに実行させるアプリ等)を読み出し、CPUにより実行されたコンピュータ・プログラムによって実現される。すなわち、各機能処理部は、このコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB;Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インターフェース装置)を制御することによって実現される。また、本発明の実施形態におけるデータベース(DB)は、商用データベースであってよいが、単なるテーブルやファイルの集合体をも意味し、データベースの内部構造自体は問わないものとする。
【0049】
(処理フロー)
図4は、本発明の実施形態に係るコンテンツ販売システムが実行するコンテンツ販売処理フローを示す図である。図4の処理フロー図(フローチャート)は、コンテンツ販売装置10及び複数の端末(図4に示す例では、3台(端末20(A)、端末20(B)、端末20(C))における処理の順番を示している。
【0050】
ステップS1において、オリジナルのコンテンツを作成したユーザに操作される端末20(A)は、当該ユーザの操作に基づき、コンテンツ及び当該コンテンツの価格情報や販売数情報を、コンテンツ販売装置10に提供(送信)する。
【0051】
ステップS2において、コンテンツ販売装置10は、受付手段110において、ステップS1で端末20(A)から提供されたコンテンツ及び当該コンテンツの価格情報や販売数情報を、受信し記憶手段の販売データベースに記憶する(受け付ける)。
【0052】
ステップS3において、コンテンツ販売装置10は、価格設定手段130において、ステップS2で受け付けた価格情報に基づき、ステップS2で受け付けたコンテンツの価格を設定する。そして、販売手段140は、価格設定手段130が設定した価格に基づき、ステップS2で受け付けたコンテンツを、オークション形式で販売する。
【0053】
ステップS4において、ステップS3で販売されたコンテンツの購入を所望するユーザに操作される端末20(B)は、当該ユーザの操作に基づき、当該コンテンツを入札等により購入することを示す購入情報を、コンテンツ販売装置10に提供(送信)する。
【0054】
図5は、本発明の実施形態に係るコンテンツ販売システムにおける販売(オークション)画面を模式的に示す図である。
【0055】
詳細には、ステップS3において、コンテンツ販売装置10の販売手段140は、コンテンツの販売(オークション)画面を表示するために、記憶手段に記憶された販売データベースに基づき、販売するコンテンツ、コンテンツを販売する総数である販売数、現時点における残り個数、コンテンツを落札するための最低価格、オークションにおける現在の価格、即決価格を設定し、これらを表示するための画面情報を端末20に送信する。なお、図5及び後述する図6に示す例では、価格を現実の通貨の価値で示しているが、これに限らす、仮想通貨の価値でもよいし、また、価格を、例えば、価値とし、ユーザが貯めることが可能なポイント等でも購入可能としてもよい。
【0056】
販売手段140は、販売データベースに記憶された販売数情報に基づき、コンテンツの販売数を設定する。なお、販売手段140は、コンテンツの販売数を、予め設定された任意の数量としてもよい。
【0057】
また、販売手段140は、販売数から即決価格で購入された個数を減算して、残り個数を算出する。販売手段140は、受付手段110が、端末20から、即決価格で購入することを示す即決情報を含む購入情報を受け付ける(受信する)毎に、販売数から1減算する。
【0058】
なお、図5に示すように、コンテンツの販売(オークション)画面において、コンテンツ販売装置10又は端末20の制御により、販売数と残り個数との関係を示すグラフを表示してもよい。図5に示す例では、販売数を示す白い棒グラフの内部に、販売された個数を示す黒い棒グラフが配置され、白い棒グラフの内部の白い部分により、残り個数を示している。このグラフも、コンテンツ販売装置10の受付手段110が、端末20から、即決価格で購入することを示す即決情報を含む購入情報を受け付ける(受信する)毎に、更新される。
【0059】
端末20は、端末制御手段210の制御により、送受信手段230を介して、画面情報を受信すると、入出力手段220に、例えば、図5に示すように、販売されているコンテンツの販売(オークション)画面を表示する。
【0060】
また、販売手段140は、販売データベースに記憶された価格情報に基づき、コンテンツの最低価格を設定する。すなわち、コンテンツを作成したユーザが所望するコンテンツの販売価格を、オークションの最低価格(オークション開始時の価格)として、販売を開始する。なお、最低価格は、0円でもよいし、コンテンツ販売装置10で予め設定されている所定の価格(例えば、100円等)でもよい。
【0061】
また、販売手段140は、受付手段110が、端末20から、入札価値(現在の価格より高い価値)を示す入札価値情報を含む購入情報を受け付ける(受信する)毎に、現在の価格を更新する。
【0062】
また、販売手段140は、現在の価格に基づき、即決価格を設定する。例えば、販売手段140は、現在の価格のN倍(例えば、2倍)を即決価格に設定する。このため、即決価格も、コンテンツ販売装置10の受付手段110が、端末20から、入札価値を示す入札価値情報を含む購入情報を受け付ける(受信する)毎に、更新される。なお、即決価格は、コンテンツ販売装置10で予め設定されている所定の価格(例えば、1000円等)でもよいし、現在の価格に所定の価格(例えば、500円等)を上乗せした価格でもよいし、最低価格をN倍(例えば、2倍)にしたものでもよいし、ユーザにより設定された価格でもよい。
【0063】
図5に示すように、コンテンツの販売(オークション)画面には、「入札」ボタン、「即決価格で購入」ボタンが表示されている。
【0064】
端末20は、入出力手段220において、ユーザが「入札」ボタン又は「即決価格で購入」ボタンが操作された場合、ステップS4の処理を実行する。
例えば、端末20は、「入札」ボタンが操作された場合、図示は省略するが、入札価値(金額)を指定するユーザの操作に基づき、入札価値(現在の価格より高い価値)を示す入札価値情報を含む購入情報を、コンテンツ販売装置10に提供(送信)する。
【0065】
コンテンツ販売装置10の販売手段140は、入札価値情報を含む購入情報を受け付けた場合、記憶手段に記憶された販売データベースにおいて、当該コンテンツに対応付けられた現在価値情報を更新することで、オークションにおける現在の価格を、入札価値情報が示す入札価値に更新する。これにより、コンテンツの販売(オークション)画面における現在の価格も、更新された入札価値の値に更新される。
【0066】
また、端末20は、「即決価格で購入」ボタンが操作された場合、即決価格で購入することを示す即決情報を含む購入情報を、コンテンツ販売装置10に提供(送信)する。
【0067】
コンテンツ販売装置10の販売手段140は、即決情報を含む購入情報を受け付けた場合、即決価格に表示されている価値の授受を行う処理の後に、記憶手段に記憶された販売データベースにおいて、当該購入情報を提供(送信)した端末20を操作するユーザのユーザ識別情報を、当該コンテンツにアクセス可能なユーザのユーザ識別情報として追加する。これにより、当該ユーザは、当該コンテンツを、例えば、全体的に閲覧できたり、ダウンロードしたり、当該コンテンツの付加情報を作成し、コンテンツ販売装置10に送信することが可能となる。
【0068】
そして、販売手段140は、販売数が0となった場合(販売数から即決価格で購入された個数を減算した値が0となった場合)、コンテンツの販売を終了する。
【0069】
また、販売手段140は、予め設定されたオークションの開催期間が終了し、かつ、販売数が0でない場合(販売数から即決価格で購入された個数を減算した値が0でない場合)、最も高い入札価値を示す入札価値情報を含む購入情報を提供(送信)した端末20のユーザが、入札した入札価値で落札(購入)されたと判定する。販売手段140は、落札(購入)されたと判定した場合、入札価値の授受を行う処理の後に、記憶手段に記憶された販売データベースにおいて、最も高い入札価値を示す入札価値情報を含む購入情報を提供(送信)した端末20を操作するユーザのユーザ識別情報を、当該コンテンツにアクセス可能なユーザのユーザ識別情報として追加する。これにより、当該ユーザは、当該コンテンツを、例えば、全体的に閲覧できたり、ダウンロードしたり、当該コンテンツの付加情報を作成し、コンテンツ販売装置10に送信することが可能となる。
【0070】
また、販売手段140は、予め設定されたオークションの開催期間が終了し、販売数が残っている場合(販売数から即決価格で購入された個数及び落札された個数を減算した残数が0でない場合)、販売数を残数とし、最低価格及び即決価格を初期値として、ステップS2で受け付けたコンテンツを、オークション形式で、再度販売する。
【0071】
図4に戻って、ステップS5において、ステップS4でコンテンツを購入したユーザに操作される端末20(B)は、当該ユーザが作成した付加情報及び当該付加情報を含む付加コンテンツの価格情報を、コンテンツ販売装置10に提供(送信)する。
【0072】
ステップS6において、コンテンツ販売装置10は、受付手段110において、ステップS5で端末20(B)から提供された付加情報及び当該付加情報を含む付加コンテンツの価格情報を、受け付け(受信)、記憶手段の販売データベースに記憶する。また、本ステップにおいて、コンテンツ販売装置10の付加コンテンツ設定手段120は、受付手段110が受け付けた付加情報を、販売されたコンテンツに付加した付加コンテンツを設定し、販売データベースに記憶する。
【0073】
ステップS7において、コンテンツ販売装置10は、価格設定手段130において、ステップS6で受け付けた価格情報に基づき、ステップS6で付加コンテンツ設定手段120が設定した付加コンテンツの価格を設定する。そして、販売手段140は、価格設定手段130が設定した価格に基づき、ステップS6で付加コンテンツ設定手段120が設定した付加コンテンツを、オークション形式で販売する。
【0074】
ステップS8において、ステップS7で販売された付加コンテンツの購入を所望するユーザに操作される端末20(C)は、当該ユーザの操作に基づき、当該付加コンテンツを入札等により購入することを示す購入情報を、コンテンツ販売装置10に提供(送信)する。
【0075】
図6は、本発明の実施形態に係るコンテンツ販売システムにおける販売(オークション)画面を模式的に示す図である。
【0076】
詳細には、ステップS7において、コンテンツ販売装置10の販売手段140は、付加コンテンツ(図6に示す例では、コンテンツ、第1次付加情報を含む第1次付加コンテンツ)の販売(オークション)画面を表示するために、記憶手段に記憶された販売データベースに基づき、販売する付加コンテンツ(コンテンツ、全ての付加情報)、付加コンテンツを落札するための最低価格、オークションにおける現在の価格、即決価格を設定し、これらを表示するための画面情報を端末20に送信する。
【0077】
ここで、図5に示すコンテンツの販売(オークション)画面では、販売数及び残り個数が表示されているが、図6に示す付加コンテンツの販売(オークション)画面では、販売数及び残り個数が表示されていない。すなわち、本実施形態で説明する例では、コンテンツの販売(オークション)は、複数個のコンテンツを同時に販売(オークション)することが可能であるが、付加コンテンツは、少なくとも1回の販売(オークション)で、1つの付加コンテンツしか販売(オークション)することができない。なお、付加コンテンツも、複数個の付加コンテンツを同時に販売(オークション)することを可能としてもよいし、コンテンツを、少なくとも1回の販売(オークション)で、1つのコンテンツしか販売(オークション)することができなくしてもよい。
【0078】
端末20は、端末制御手段210の制御により、送受信手段230を介して、画面情報を受信すると、入出力手段220に、例えば、図6に示すように、販売されている付加コンテンツ(図6に示す例では、コンテンツ、第1次付加情報を含む第1次付加コンテンツ)の販売(オークション)画面を表示する。
【0079】
販売手段140は、付加コンテンツを販売(オークション)する場合、コンテンツを販売(オークション)する場合と同様に、販売データベースに記憶された価格情報に基づき、付加コンテンツの最低価格を設定する。すなわち、付加情報(図6に示す例では、第1次付加情報)を作成したユーザが所望する付加コンテンツ(図6に示す例では、第1次付加コンテンツ)の販売価格を、オークションの最低価格(オークション開始時の価格)として、販売を開始する。なお、最低価格は、0円でもよいし、コンテンツ販売装置10で予め設定されている所定の価格(例えば、100円等)でもよい。
【0080】
また、販売手段140は、付加コンテンツを販売(オークション)する場合、コンテンツを販売(オークション)する場合と同様に、受付手段110が、端末20から、入札価値(現在の価格より高い価値)を示す入札価値情報を含む購入情報を受け付ける(受信する)毎に、現在の価格を更新する。
【0081】
また、販売手段140は、付加コンテンツを販売(オークション)する場合、コンテンツを販売(オークション)する場合と同様に、現在の価格に基づき、即決価格を設定する。
【0082】
また、付加コンテンツの販売(オークション)画面には、「入札」ボタン、「即決価格で購入」ボタンが表示されている。
【0083】
端末20は、付加コンテンツを販売(オークション)する場合、コンテンツを購入(入札)する場合と同様に、入出力手段220において、ユーザが「入札」ボタン又は「即決価格で購入」ボタンが操作された場合、ステップS8の処理を実行する。
【0084】
コンテンツ販売装置10の販売手段140は、付加コンテンツを販売(オークション)する場合、コンテンツを販売(オークション)する場合と同様に、入札価値情報を含む購入情報を受け付けた場合、記憶手段に記憶された販売データベースにおいて、当該付加コンテンツに対応付けられた現在価値情報を更新することで、オークションにおける現在の価格を、入札価値情報が示す入札価値に更新する。これにより、付加コンテンツの販売(オークション)画面における現在の価格も、更新された入札価値の値に更新される。
【0085】
また、端末20は、付加コンテンツを販売(オークション)する場合、コンテンツを購入(入札)する場合と同様に、「即決価格で購入」ボタンが操作された場合、即決価格で購入することを示す即決情報を含む購入情報を、コンテンツ販売装置10に提供(送信)する。
【0086】
コンテンツ販売装置10の販売手段140は、付加コンテンツを販売(オークション)する場合、コンテンツを販売(オークション)する場合と同様に、即決情報を含む購入情報を受け付けた場合、即決価格に表示されている価値の授受を行う処理の後に、記憶手段に記憶された販売データベースにおいて、当該購入情報を提供(送信)した端末20を操作するユーザのユーザ識別情報を、当該付加コンテンツにアクセス可能なユーザのユーザ識別情報として追加する。これにより、当該ユーザは、当該付加コンテンツを、例えば、全体的に閲覧できたり、ダウンロードしたり、当該付加コンテンツの更なる付加情報を作成し、コンテンツ販売装置10に送信することが可能となる。
【0087】
また、販売手段140は、付加コンテンツの販売(オークション)において、即決情報を含む購入情報を受け付けた場合、付加コンテンツの販売を終了する。
【0088】
一方、販売手段140は、付加コンテンツを販売(オークション)する場合、予め設定されたオークションの開催期間が終了し、かつ、即決情報を含む購入情報を受け付けていない場合、最も高い入札価値を示す入札価値情報を含む購入情報を提供(送信)した端末20のユーザが、入札した入札価値で落札(購入)されたと判定する。販売手段140は、落札(購入)されたと判定した場合、入札価値の授受を行う処理の後に、記憶手段に記憶された販売データベースにおいて、最も高い入札価値を示す入札価値情報を含む購入情報を提供(送信)した端末20を操作するユーザのユーザ識別情報を、当該付加コンテンツにアクセス可能なユーザのユーザ識別情報として追加する。これにより、当該ユーザは、当該付加コンテンツを、例えば、全体的に閲覧できたり、ダウンロードしたり、当該付加コンテンツの更なる付加情報を作成し、コンテンツ販売装置10に送信することが可能となる。
【0089】
また、販売手段140は、付加コンテンツを販売(オークション)する場合、予め設定されたオークションの開催期間が終了した時点において、即決情報を含む購入情報又は入札価値情報を含む購入情報のいずれも受け付けていない場合、最低価格及び即決価格を初期値として、ステップS6で受け付けた付加情報を含む付加コンテンツを、オークション形式で、再度販売する。
【0090】
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。なお、上記の実施形態では、本発明を物の発明として、コンテンツ販売システムについて説明したが、本発明においてコンテンツ販売システムが実行する方法や、コンテンツ販売システムを各種手段として機能させるプログラムの発明と捉えることもできる。
【符号の説明】
【0091】
1 コンテンツ販売システム
10 コンテンツ販売装置
20 端末
110 受付手段
120 付加コンテンツ設定手段
130 価格設定手段
140 販売手段
210 端末制御手段
220 入出力手段
230 送受信手段
図1
図2
図3
図4
図5
図6