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▶ カパヴェンチュア-エクイパメントス パラ ラザール エ テンポス リヴレス,エルディーエー.の特許一覧

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  • 特開-ルーフテントの閉鎖機構 図1
  • 特開-ルーフテントの閉鎖機構 図2
  • 特開-ルーフテントの閉鎖機構 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022019699
(43)【公開日】2022-01-27
(54)【発明の名称】ルーフテントの閉鎖機構
(51)【国際特許分類】
   E04H 15/06 20060101AFI20220120BHJP
   F16B 5/10 20060101ALI20220120BHJP
   B60R 13/01 20060101ALI20220120BHJP
【FI】
E04H15/06
F16B5/10 C
B60R13/01
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021118189
(22)【出願日】2021-07-16
(31)【優先権主張番号】11978
(32)【優先日】2020-07-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】PT
(71)【出願人】
【識別番号】521317483
【氏名又は名称】カパヴェンチュア-エクイパメントス パラ ラザール エ テンポス リヴレス,エルディーエー.
【氏名又は名称原語表記】CAPAVENTURE-EQIUIPAMENTOS PARA LAZER E TEMPOS LIVRES,LDA.
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】パルテニオ,トニー レネ
(72)【発明者】
【氏名】マルティンス,マリオ ホセ オリヴェイラ
【テーマコード(参考)】
2E141
3J001
【Fターム(参考)】
2E141AA08
2E141GG18
3J001FA05
3J001JD15
3J001KA19
3J001KB04
(57)【要約】      (修正有)
【課題】開閉を容易にするよう設計された、新しいルーフテント閉鎖システムを提供する。
【解決手段】ルーフボックスの両方の半体(前及び後)には、周縁部に沿って、前外形部2及び後外形部3の、2つの外形部が装備される。前外形部2は、係止溝2-aと適合される。同時に後外形部3は、内側に面した斜めスカート3-aと適合される。この斜めスカート3-aは、圧力下で、係止溝2-aに嵌り込む。押しボタン4は、後外形部3に位置される。押しボタン4を押圧することで、斜めスカート3-aを係止溝から解放して、ルーフテント1を開ける。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
縁部に沿った前外形部(2)及び後外形部(3)を有する、2つの半体で作られたルーフテント(1)を備える、ルーフテントの閉鎖機構であって、前記前外形部(2)は係止溝(2-a)を有し、前記後外形部(3)は、前記後外形部(3)のいくつかの箇所における押しボタン(4)に加えて、斜めスカート(3-a)を有し、前記斜めスカート(3-a)は前記溝に嵌り込む、ルーフテントの閉鎖機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の出願者は、ルーフテント部門という特定市場に高度に特化したリーディング会社である。
【背景技術】
【0002】
この範囲内で、会社は、(一般にキャンプ及びオートキャンプを楽しむオフロード車両の運転者である)ユーザに、さらに楽しく革新的な体験を提供するために設計されたソリューションを開発してきた。
【0003】
設定されかつ搬送されるこれらのテント(閉鎖モード)の形状は、関連の空気力学的要求のために重要な要因であるが、製造者/出願者は、装備の使用における簡易さに焦点を当ててきた。
【0004】
そのため本発明者は、美的利点を提供することに加えて、より簡単、より容易、かつより実用的にルーフテントを開閉するための、革新的プロセスを開発した。
【0005】
本発明が言及するテントのタイプは、非常に特有なものであり、(摩擦のいかなる増加も防止するための)全体的形状、または(それらが自動車の輪郭に取り付けられ、かつ補完する)特有の設計のいずれかは、考慮に入れるべき基本的な側面である。これは、これらのデバイスを実用化させるための要件に加え、容易な組立、便利な使用、及び迅速な分解、ならびに保管を保証する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、前述のルーフテントの開閉について、快適性及び簡易性のレベルを上げる必要が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実際、本発明は、一般的なジッパの閉鎖システムの代わり、またはヒンジ式、クリップ、バネ、及び類似のソリューションに取って代わるソリューションから構成され、そこではルーフテントの各半体の縁部に沿って、2つの半外形部が存在する。外形部の構成は、圧力を加えてそれらが嵌り込み、テントを閉鎖するよう設計される。テントを開けるため、すなわち外形部を解放するためには、装備の外側に隠されたボタンを押圧することのみを必要とし、それが同時に外形部の一方を押圧する。
【0008】
ルーフテントの開閉に関する現在の技術分野は、バックル、スナップバネなど旧式のスリューションを特徴とする。
【0009】
ジッパによる閉鎖は、設定可能なソリューションであるが、それらは、ルーフテントのような剛質で比較的重くかさばる構造には、あまり適切ではない。
【0010】
ルーフテントは大きいサイズであり、一般的にオフロード車両上に取り付けられ、かなりの高さに達する。したがって、ユーザがこのタイプのテントを開け、組み立て、分解し、及び閉鎖するのを可能にするために、梯子を必要とする。この手順は時間を浪費し、快適ではない。
【0011】
問題の本発明は、ルーフテントの組立及び分解プロセスのための、より簡単、より容易、より便利、かつ効果的なソリューションを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】前外形部(2)、後外形部(3)、及び押しボタン(4)を伴う、ルーフテント(1)の2つの部品の断面図である。後外形部(3)において内側に面した斜めのスカート(3-a)、及び前外形部(2)における外縁部の係止溝(2-a)の両方が視認できる。
図2】前外形部(2)及び後外形部(3)を接続しているときの、ルーフテント(1)の2つの部品の断面図である。押しボタン(4)が視認でき、後外形部(3)の斜めスカート(3-a)が前外形部(2)の係止溝(2-a)に嵌り込んでいるところを示す。
図3】内側に面した斜めのスカート(3-a)を設けられた後外形部(3)が、前外形部(2)の係止溝(2-a)に嵌り込んだところ、及び押しボタン(4)を示す、閉鎖されたルーフテント(1)の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明は、基本的に以下から成る。
-外形部を、ルーフテントの2つの半体の外縁部に設置すること(図1図3)。
-外形部のうち一方の縁部において示されたスカート、及び他方の外形部の下縁部における溝。
-押しボタン(理想的には、隅部に近い装置の前に設置された、2つのユニット)。
-単純にボタンを押圧し、後外形部を前外形部から解放して、ルーフテントを開けること。
【0014】
本発明を最良に引き出すために、外形部は、ルーフテントの3つの側部に設置するのが望ましく、それによって、側部のうちの1つは(例えばヒンジを利用して)構造に固定され、装備は外形部領域を介してのみ開けることができる。代替として、外形部をルーフテントの全周に沿って設置することができ、一方の半体は、周囲に沿って位置されたボタンを押圧するだけで、他方から完全に分離される。
【0015】
前外形部(2)は、ルーフテント(1)の上半部の縁部に取り付けられる。この外形部は、2つの外形部が共に適合するのを可能にするよう設計された、係止溝(2-a)と適合される。
【0016】
実際、ルーフテント(1)の下半部の縁部に取り付けられた後外形部(3)は、テントの内側に面した、示された斜めスカート(3-a)を特徴とする。
【0017】
この斜めスカート(3-a)の形状及び位置は、僅かな圧力下で、前外形部(2)における係止溝(2-a)に嵌り込むのを可能にする。
【0018】
一旦、図1に示されるようなルーフテント(1)が閉鎖されると、2つの半体は密閉して接合される。テントを開けるためには、単純に押しボタン(4)を押圧し、それが次に斜めスカート(3-a)を係止溝(2-a)から解放する。
【0019】
技術的ベースを制限することなく、本発明を最良に引き出すために、外形部が幾分柔軟になるよう、ポリマー材料で作られるのが望ましい。
【0020】
斜めスカート(3-a)は、他方の外形部の係止溝(2-a)に嵌り込み、かつしっかりと適合するのであれば、異なる構成とすることができる。
【0021】
周囲の外形部を使用して、ルーフテントの2つの半体に圧力を加えることで、ルーフテントを閉鎖することになる。僅かな圧力を押しボタン(4)に加えることで、テントを開けて組立プロセスを迅速化する。
【0022】
このように、ルーフテントのユーザのための明確な利益を伴う、実用的、便利、かつ簡単なソリューションを有する。
図1
図2
図3
【外国語明細書】