(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022020027
(43)【公開日】2022-01-28
(54)【発明の名称】面係止装飾案内表示物及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
G09F 13/04 20060101AFI20220121BHJP
【FI】
G09F13/04
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020123347
(22)【出願日】2020-07-18
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-09-08
(71)【出願人】
【識別番号】300089817
【氏名又は名称】那須 正和
(72)【発明者】
【氏名】那須正和
【テーマコード(参考)】
5C096
【Fターム(参考)】
5C096BA01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】より手軽で、コストメリットのある看板装飾であるシート状の素材を用いた看板において、その広告、案内効果を高める為に、その特定の文字や内容を強調してアピールする為に、任意の部分を明るくして照らし強調し、また、より容易に設置したり外したりすることも容易な案内表示物を提供する。
【解決手段】表側の面の全部又は一部を表示可能領域として、裏側の面の略面全体で面係着保持材10に係着可能なシート部材である、面係着表示材であり、面係着表示材は装飾物を備え、面係着表示材は、表側の面には表示可能領域11を備えるか、または表示可能領域を備えたシート部材である表示シート93を備えた面係着材94であり、装飾物は、表示可能領域を備えた面係着表示材、または表示シートの背面側またはスリットまたは複数の面係着表示材の端部の任意の位置に設けられ、装飾物である照明装置による光で表示可能領域を装飾可能である構成とした。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装飾物(S)を保持する保持手段を有する案内表示物を製造する方法であって、
全部又は一部を表示可能領域(11)として、裏面の略面全体で係着可能なシート部材である面係着表示材(10)を準備し、
前記面係着表示材(10)に、1以上のスリット(20)を任意の位置に設け、
装飾物(S)を準備し、
前記装飾物(S)を前記スリット(20)に設けてから
面係着面保持材(23)に、前記表示可能領域(11)を視認可能に、前記面係着表示材(10)を前記装飾物(S)と合わせて係着させるか、または、
前記面係着面保持材(23)に前記表示可能領域(11)を視認可能に、前記面係着表示材(10)に全部または一部を係着させてから、前記装飾物(S)を前記面係着表示材(10)の前記スリット(20)部に、前記面係着面保持材(23)及び前記面係着表示材(10)にて係着または挟持させて設け、
前記面係着面保持材(23)は、面係着表示材(10)あるいは装飾物(S)の位置を保持する機能を有し、
前記面係着表示材(10)は、表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)とし、裏側の面が面係着材であり、略裏側の面全体で、磁着、あるいは吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは融着、あるいは静電気による吸着によって、前記面係着面保持材(23)に係着可能であり、
前記装飾物(S)は、飾りまたは追加的な案内表示または照明装置(S)であり、
前記スリット(20)で保持させた装飾物(S)で案内表示を装飾可能であることを特徴とする装飾機能付き面係着案内表示物(2)の製造方法(1)。
【請求項2】
装飾物(S)を保持する保持手段を有する案内表示物を製造する方法であって、
全部又は一部を表示可能領域(11)として、裏面の略面全体で係着可能なシート部材である面係着表示材(10)を準備し、
装飾物(S)である照明装置(S)を準備し、
面係着面保持材(23)に、前記表示可能領域(11)を視認可能に、前記面係着表示材(10)を前記装飾物(S)である照明装置(S)を前記面係着表示材(10)の任意の裏側の面に配置させて
前記面係着面保持材(23)及び前記面係着表示材(10)にて係着または挟持させながら、面係着表示材(10)を前記面係着面保持材(23)に前記表示可能領域(11)を視認可能に、前記面係着表示材(10)に全部または一部を係着させ
前記面係着面保持材(23)は、面係着表示材(10)あるいは装飾物(S)の位置を保持する機能を有し、
前記面係着表示材(10)は、表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)とし、裏側の面が面係着材である、自己吸着シートまたは粘着シートであり、略裏側の面全体で、吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは静電気による吸着によって、前記面係着面保持材(23)に係着可能であり、
前記照明装置(S)から発光した光が、前記面係着表示材(10)を透過して前記表示可能領域(11)の任意の位置を明るくして、光によって装飾可能であることを特徴とする装飾機能付き面係着案内表示物(2)の製造方法(1)。
【請求項3】
装飾物(S)を保持する保持手段を有する案内表示物を製造する方法であって、
全部又は一部を表示可能領域(11)として、裏面の略面全体で係着可能なシート部材である面係着表示材(10)を複数準備し、
装飾物(S)を準備し、
面係着面保持材(23)に、前記表示可能領域(11)を視認可能に、前記面係着表示材(10)を、前記装飾物(S)を前記面係着面保持材(23)と挟持させるようにして係着して設けるか、または、
前記表示可能領域(11)を視認可能に、前記面係着表示材(10)を、前記面係着面保持材(23)に係着して設けてから、他の面係着表示材(10)を、前記装飾物(S)を既に面係着面保持材(23)に設けた前記面係着面保持材(23)あるいは面係着面保持材(23)と挟持させるようにして係着して設け
2枚目以降に設けた前記他の面係着表示材(10)を後付け係着表示材(18)とし、
前記面係着面保持材(23)は、面係着表示材(10)あるいは装飾物(S)の位置を保持する機能を有し、
前記面係着表示材(10)は、表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)とし、裏側の面が面係着材であり、略裏側の面全体で、磁着、あるいは吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは融着、あるいは静電気による吸着によって、前記面係着面保持材(23)に係着可能であり、
前記装飾物(S)は、飾りまたは追加的な案内表示または照明であり、
前記面係着表示材(10)の裏側の面で係着して保持させた装飾物(S)で案内表示を装飾可能であることを特徴とする装飾機能付き面係着案内表示物(2)の製造方法(1)。
【請求項4】
二枚目以降に設けた前記後付け係着表示材(18)を、前記後付け係着表示材(18)より以前に設けた面係着表示材(10)に重複させて設けるか、または、略接して設けることを特徴とする請求項3に記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)の製造方法(1)。
【請求項5】
前記面係着表示材(10)が、着脱可能に係着可能である、面係着着脱表示材(96)であるマグネットシートまたは面ファスナーまたは自己吸着シートであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)の製造方法(1)。
【請求項6】
前記面係着表示材(10)が、表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)を備えた粘着シートであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)の製造方法(1)。
【請求項7】
前記装飾物(S)が、照明装置(S)であり、前記照明装置(S)を、前記面係着表示材(10)の裏側の面に設けて、前記照明装置(S)によって前記スリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部を前記面係着表示材(10)の面直方向に開口させた面直開口部(40)を保持し、前記照明装置(S)からの光で、表示可能領域(11)を照らすことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)の製造方法(1)。
【請求項8】
前記装飾物(S)が、飾りまたは追加的な案内表示であり、
前記飾りまたは追加的な案内表示を、前記面係着表示材(10)の裏側の面にて挟持して保持して、前記スリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部から突き出す様にして設けられた前記飾りまたは追加的な案内表示で、前記表示可能領域(11)を装飾することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)の製造方法(1)。
【請求項9】
装飾物(S)を保持する保持手段を有する装飾機能付き面係着案内表示物(2)であって、
表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)として、裏側の面の略面全体で面係着面保持材(23)に係着可能なシート部材である、面係着表示材(10)であり、
前記面係着表示材(10)は装飾物(S)として照明装置(S)を備え、
前記面係着表示材(10)は、表側の面には表示可能領域(11)を備えるか、または表示可能領域(11)を備えたシート部材である表示シート(93)を備えた面係着材(94)であり、
前記表示シート(93)を備えた面係着材(94)は、表示シート(93)でもあり、面係着材(94)に粘着または接着または融着によって係着された面係着表示材(10)でもあり、
前記照明装置(S)は、前記表示可能領域(11)を備えた面係着表示材(10)、または表示シート(93)の背面側の任意の位置に設けられ、前記面係着表示材(10)または表示シート(93)を透過して前記表示可能領域(11)の任意の位置を光で装飾可能であり、
前記面係着表示材(10)は、裏側の面が面係着材であり、略裏側の面全体で、前記面係着面保持材(23)に係着可能であり、
前記面係着表示材(10)の背面側に保持された装飾物(S)である照明装置(S)による光で前記表示可能領域(11)を装飾可能であることを特徴とする装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項10】
前記面係着表示材(10)が、表示シート(93)を備えた面係着材(94)であることを特徴とする請求項9に記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項11】
前記面係着表示材(10)の背面の略全面が、粘着材または接着剤であることを特徴とする請求項10に記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項12】
前記面係着表示材(10)の背面の略全面が、粘着材または接着剤であり、面係着面保持材(23)に係着されたことを特徴とする請求項10に記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項13】
前記面係着表示材(10)が、面係着着脱表示材(96)であり、前記面係着着脱表示材96の背面の略全面に、着脱可能な面係着材(94)である、面係着着脱基材(95)を備えていることを特徴とする請求項10に記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項14】
装飾物(S)を保持する保持手段を有する装飾機能付き面係着案内表示物(2)であって、
表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)として裏側の面の略面全体で係着可能なシート部材である面係着表示材(10)が1以上のスリット(20)を任意の位置に備えるか、
または複数の面係着表示材(10)が接するか一部を重複して設けられるか、
または面係着材(94)に設けられて面係着表示材(10)を構成するシート状部材である表示シート(93)が1以上のスリット(20)を任意の位置に備えた面係着表示材(10)、あるいは表示シート(93)が接するか一部を重複して面係着材(94)に設けられた面係着表示材(10)が、面係着面保持材(23)に設けられ、
前記表示シート(93)を備えた面係着材(94)は、表示シート(93)でもあり、面係着材(94)に粘着または接着または融着によって係着された面係着表示材(10)でもあり、
前記スリット(20)、または前記複数の面係着表示材(10)が接するか一部を重複して設けられた辺に、前記装飾物(S)を備え、
前記面係着表示材(10)は、表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)とし、裏側の面が面係着材であり、裏側の略面全体で、粘着、あるいは貼着、あるいは接着によって、前記面係着面保持材(23)に係着され、
前記装飾物(S)は、飾りまたは追加的な案内表示または照明装置(S)であり、
前記スリット(20)部に保持された装飾物(S)で案内表示を装飾可能であることを特徴とする装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項15】
装飾物(S)を保持する保持手段を有する装飾機能付き面係着案内表示物(2)であって、
表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)として、裏側の面の略面全体で係着可能なシート部材である面係着表示材(10)が、
1以上のスリット(20)を任意の位置に備えるか、
または複数の表示シート(93)が接するか一部を重複して面係着材(94)に設けられるか、
または表示シート(93)がスリット(20)を備えて面係着材(94)に設けられ、
前記表示シート(93)を備えた面係着材(94)は、表示シート(93)でもあり、面係着材(94)に粘着または接着または融着によって係着された面係着表示材(10)でもあり、
前記スリット(20)、または前記複数の面係着表示材(10)が接するか一部を重複して設けられた辺に、前記装飾物(S)を備え、
前記面係着表示材(10)は、表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)とし、裏側の面に面係着材を備え、前記面係着材が、
略裏側の面全体で、磁着、あるいは吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは融着、あるいは静電気による吸着によって、前記面係着面保持材(23)に係着可能であり、
前記装飾物(S)は、飾りまたは追加的な案内表示または照明装置(S)であり、
前記スリット(20)部に保持された装飾物(S)で案内表示を装飾可能であることを特徴とする装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項16】
前記面係着材が、着脱可能に係着可能な面係着着脱基材(95)であるマグネットシートまたは面ファスナーまたは自己吸着シートであり、
前記装飾物(S)は、飾りまたは追加的な案内表示または照明装置(S)であり、
前記スリット(20)部に保持された装飾物(S)で案内表示を装飾可能であることを特徴とする請求項9から請求項15のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項17】
前記装飾機能付き面係着案内表示物(2)が、前記面係着面保持材(23)に面係着表示材(10)に設けられた前記スリット(20)に前記装飾物(S)を備えて、
前記面係着表示材(10)の裏側の面の面係着材によって、略裏側の面全体で、磁着、あるいは吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは融着、あるいは静電気による吸着によって、前記面係着面保持材(23)に係着されたことを特徴とする請求項14に記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項18】
前記装飾物(S)である照明装置(S)が、前記面係着表示材(10)の背面側に設けられたシートである背面シート状部材(98)と背面シート状部材(98)の間に設けられた隙間である背面隙間に備えられることによって、前記照明装置(S)による前記面係着表示材(10)への段差を無くすかまたは減らすことが可能であることを特徴とする請求項9から請求項16のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項19】
前記背面シート状部材(98)に切れ込みあるいは穴あるいは隙間である背面隙間(99)を備えて設けて、係る隙間の間に、係る照明装置(S)あるいはコードを設けたことを特徴とする請求項18に記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項20】
前記照明装置(S)を、前記面係着表示材(10)の裏側の面に設けて、前記照明装置(S)によって前記面係着表示材(10)のスリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部を前記面係着表示材(10)の面直方向に開口させた面直開口部(40)を保持し、前記照明装置(S)からの光で、表示可能領域(11)を照らすことを特徴とする請求項14から請求項18のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項21】
前記スリット(20)、あるいは前記複数の面係着表示材(10)が接するか一部を重複して設けられた辺、または前記面直開口部(40)の内側の、前記面係着表示材(10)の粘着面あるいは接着面の任意の部分に、接着効果除去材を設け、前記接着面あるいは粘着面の接着機能を無くして装飾物(S)を収容可能としたことを特徴とする請求項14から請求項20のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項22】
前記前記面係着表示材(10)が略台形または弧状の辺を備えた形状から成り、前記略台形の対向した略平行な辺の内の長い方の辺、または弧状の辺によって、前記面直開口部(40)が形成されることを特徴とする請求項20から請求項21のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項23】
前記照明装置(S)の上に被さる様にして設けられた面係着表示材(10)が、前記照明装置(S)から前記面直開口部(40)まで、つば状に設けられていることを特徴とする請求項20から請求項22のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項24】
前記面係着表示材(10)が、着脱可能に係着可能である、面係着着脱表示材(96)であるマグネットシートまたは面ファスナーまたは自己吸着シートであることを特徴とする請求項9から請求項23のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項25】
前記面係着表示材(10)が、表側の面の全部又は一部に表示可能領域(11)を備えた粘着シートであることを特徴とする請求項14から請求項24のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項26】
前記装飾物(S)が、照明装置(S)であり、前記照明装置(S)を、前記面係着表示材(10)の裏側の面に設けて、前記照明装置(S)によって前記スリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部を前記面係着表示材(10)の面直方向に開口させた面直開口部(40)を保持し、前記照明装置(S)からの光で、表示可能領域(11)を照らすことを特徴とする請求項14から請求項25のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項27】
前記装飾物(S)が、飾りまたは追加的な案内表示であり、
前記飾りまたは追加的な案内表示を、前記面係着表示材(10)の裏側の面にて、前記面係着面保持材(23)または他の前記面係着表示材(10)との間で挟持して保持して、前記スリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部から突き出す様にして設けられた前記飾りまたは追加的な案内表示が、前記表示可能領域(11)を装飾することを特徴とする請求項14から請求項26のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項28】
前記面直開口部(40)から、前記照明装置(S)が突き出して設けられて、表示可能領域(11)を照らすこと可能であることを特徴とする請求項26から請求項27のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物。
【請求項29】
前記面直開口部(40)から、突き出して設けられた前記照明装置(S)に、追加的な案内表示を、備えたことを特徴とする請求項28に記載の装飾機能付き面係着案内表示物。
【請求項30】
前記スリット(20)または前記面直開口部(40)に、筒状部材を備え、該筒状部材に装飾物を抜き差し可能に装飾可能であることを特徴とする請求項14から請求項29のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項31】
前記スリット(20)または前記面直開口部(40)に、発泡部材を備え、該発泡部材に装飾物を抜き差し可能に装飾可能であることを特徴とする請求項14から請求項30のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項32】
前記スリット(20)または前記面直開口部(40)に、水を保持可能に筒状部材または発泡部材を備え、生け花を生けることが可能であることを特徴とする請求項14から請求項31のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項33】
前記スリット(20)または前記面直開口部(40)に、発泡部材を備え、該発泡部材に装飾物を抜き差し可能に装飾可能であることを特徴とする請求項14から請求項32のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項34】
前記装飾機能付き面係着案内表示物(2)が、人または荷物を運搬可能な移動体に設けられたことを特徴とする請求項9から請求項33のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項35】
前記移動体の進行方向に対して、面直開口部を風下側に設けるか、または照明装置Sの長手方向と進行方向を略同一な方向に設けたことを特徴とした請求項34に記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、係着して設ける表示物の装飾と照明方法に関し、詳しくは、係着可能なシート状案内表示物を用い、その表面に宣伝や案内などの表示を可能とし、係る宣伝や案内などの表示をピンポイントで装飾、強調可能な案内表示物及びその製造方法の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から看板には、木製や金属製といった平坦な表面に社名や広告等を表示するものがあり、近年においては電子技術の発達に伴い、大型液晶やLEDモニター等へ広告情報がデジタル表示されたものも登場している。係る電子的な表示技術では、表示内容を自由に変更できるという特徴があり、書き直すことが難しい看板等の表示物と比較すると優れた広告媒体といえる。また、簡易的な看板の表示部材として、イーゼルスタンド型のボードに広告やメニューを記載する方法や、伝統的な宣伝方法として、布状物に染色によって表示する暖簾やのぼりを用いた方法も存在する。
【0003】
このような現状下においても、看板としての表示物に、外から照明で表示部を照らすという従来の方法があるが、例えば、看板としては照明器具が邪魔であるという課題も存在する。
【0004】
また、最近では、光の透過性の比較的高い生地や塗料を使用して看板や案内板を背面に設けた照明装置で明るくしたり、電子表示器にて表示部を明るくするという手法が存在する。従って、当初から照明効果を発揮できる機能を備えた新たなシート状表示物の技術の提案が求められているとともに、既に使用されている看板においても、宣伝効果を後発的に発揮できる表示物へ変更可能な技術が求められている。
【0005】
また、有機ELに代表されるような可撓性のある電子的な表示技術を持った電子画像も出てきており、その軽量化及び薄さと合わせて、EL看板に代表されるような可撓性のある看板の普及への需要が高まりつつある。
【0006】
このように看板としての表示物は多種多様なものが存在している。しかしながら、表示物自体に当初から装飾物や照明機能を備えて、自由に扉や窓等の自由な位置に着脱可能に設置することが可能な案内表示物が求められている。
【0007】
また、扉や窓等、その他の場所に設けられた案内表示や看板、あるいは車等の移動体に貼付して設けられた、案内表示等の装飾や照明についても、目立たせたい部分をピンポイントで、照明、装飾可能な案内表示物が求められている。
【0008】
このような現状に鑑み、本発明者以外にも従来から種々の技術が提案されている。
【0009】
例えば、特許文献1には、発明の名称を「切り文字電飾看板」とする技術が開示され、公知技術となっている(特許文献1参照)。
具体的には、板に設けられた切り文字を、照らし出す技術に関するものである。しかしながら、特許文献1に記載の発明は、本願に関する課題の解決、方法については至っていないものである。
【0010】
また、特許文献2には、発明の名称を「後部照明による看板装置」とする技術が開示され、公知技術となっている(特許文献2参照)。
具体的には、インクによる印刷あるいはフィルムを貼り付けて立体的な印象を有する看板を製造する、である。しかしながら、係る発明は、背面からの光による透過や、その形状に加工された文字等の輪郭を光で表すものであり、光伝導性の材料を使用する等、特許文献1に記載の発明は、本願発明に関する課題の解決とは別のものである。
【0011】
また、特許文献3には、出願者により出願された、発明の名称を「照明装置付きシート状案内表示物及びその製造方法」とする技術が開示され、特許を受けている(特許文献3参照)。具体的には、「シート部材(10)は、スリット(20)を設ける構成から成り、該シート部材(10)の裏側に、照明装置(S)が設けられ、前記シート部材(10)は、全部又は一部を表示可能領域(11)とする可撓性を有するシート状であり、前記スリット(20)は、前記シート部材(10)の表示可能領域(11)側に照明装置(S)からの光が裏側から通過する光通過穴(21)となり、前記シート部材(10)に設けられたスリット(20)の穴であり、前記照明装置の照明光が該スリット(20)を通過する」というものである。
しかしながら、より広い応用性と使い易さにおける課題あるいは、改善、発展の余地もあり、より広い応用、活用範囲、よりシンプルあるいは多彩な部材、構造、及び、より発展的な部材、構造とその製造方法を開発するといった課題も追及すべきといえる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2000-320851号
【特許文献2】特願2002‐130979
【特許文献3】特許6349491
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
より手軽で、コストメリットのある看板装飾であるシート状の素材を用いた看板において、その広告、案内効果を高める為に、その特定の文字や内容を強調してアピールする為に、自由に、任意の部分を明るくして照らし強調し、また、より容易に設置したり外したりすることも容易な案内表示物と、その製造方法に関する技術提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、装飾物(S)を保持する保持手段を有する案内表示物を製造する方法であって、
全部又は一部を表示可能領域(11)として、裏面の略面全体で係着可能なシート部材である面係着表示材(10)を準備し、
前記面係着表示材(10)に、1以上のスリット(20)を任意の位置に設け、
装飾物(S)を準備し、
前記装飾物(S)を前記スリット(20)に設けてから
面係着面保持材(23)に、前記表示可能領域(11)を視認可能に、前記面係着表示材(10)を前記装飾物(S)と合わせて係着させるか、または、
前記面係着面保持材(23)に前記表示可能領域(11)を視認可能に、前記面係着表示材(10)に全部または一部を係着させてから、前記装飾物(S)を前記面係着表示材(10)の前記スリット(20)部に、前記面係着面保持材(23)及び前記面係着表示材(10)にて係着または挟持させて設け、
前記面係着面保持材(23)は、面係着表示材(10)あるいは装飾物(S)の位置を保持する機能を有し、
前記面係着表示材(10)は、表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)とし、裏側の面が面係着材であり、略裏側の面全体で、磁着、あるいは吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは融着、あるいは静電気による吸着によって、前記面係着面保持材(23)に係着可能であり、
前記装飾物(S)は、飾りまたは追加的な案内表示または照明装置(S)であり、
前記スリット(20)で保持させた装飾物(S)で案内表示を装飾可能である手段を採用する。
【0015】
本発明は、装飾物(S)を保持する保持手段を有する案内表示物を製造する方法であって、
全部又は一部を表示可能領域(11)として、裏面の略面全体で係着可能なシート部材である面係着表示材(10)を準備し、
装飾物(S)である照明装置(S)を準備し、
面係着面保持材(23)に、前記表示可能領域(11)を視認可能に、前記面係着表示材(10)を前記装飾物(S)である照明装置(S)を前記面係着表示材(10)の任意の裏側の面に配置させて
前記面係着面保持材(23)及び前記面係着表示材(10)にて係着または挟持させながら、面係着表示材(10)を前記面係着面保持材(23)に前記表示可能領域(11)を視認可能に、前記面係着表示材(10)に全部または一部を係着させ
前記面係着面保持材(23)は、面係着表示材(10)あるいは装飾物(S)の位置を保持する機能を有し、
前記面係着表示材(10)は、表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)とし、裏側の面が面係着材である、自己吸着シートまたは粘着シートであり、略裏側の面全体で、吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは静電気による吸着によって、前記面係着面保持材(23)に係着可能であり、
前記照明装置(S)から発光した光が、前記面係着表示材(10)を透過して前記表示可能領域(11)の任意の位置を明るくして、光によって装飾可能である手段を採用する。
【0016】
本発明は、装飾物(S)を保持する保持手段を有する案内表示物を製造する方法であって、
全部又は一部を表示可能領域(11)として、裏面の略面全体で係着可能なシート部材である面係着表示材(10)を複数準備し、
装飾物(S)を準備し、
面係着面保持材(23)に、前記表示可能領域(11)を視認可能に、前記面係着表示材(10)を、前記装飾物(S)を前記面係着面保持材(23)と挟持させるようにして係着して設けるか、または、
前記表示可能領域(11)を視認可能に、前記面係着表示材(10)を、前記面係着面保持材(23)に係着して設けてから、他の面係着表示材(10)を、前記装飾物(S)を既に面係着面保持材(23)に設けた前記面係着面保持材(23)あるいは面係着面保持材(23)と挟持させるようにして係着して設け
2枚目以降に設けた前記他の面係着表示材(10)を後付け係着表示材(18)とし、
前記面係着面保持材(23)は、面係着表示材(10)あるいは装飾物(S)の位置を保持する機能を有し、
前記面係着表示材(10)は、表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)とし、裏側の面が面係着材であり、略裏側の面全体で、磁着、あるいは吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは融着、あるいは静電気による吸着によって、前記面係着面保持材(23)に係着可能であり、
前記装飾物(S)は、飾りまたは追加的な案内表示または照明であり、
前記面係着表示材(10)の裏側の面で係着して保持させた装飾物(S)で案内表示を装飾可能である手段を採用する。
【0017】
また、本発明は、二枚目以降に設けた前記後付け係着表示材(18)を、前記後付け係着表示材(18)より以前に設けた面係着表示材(10)に重複させて設けるか、または、略接して設ける手段を採用することもできる。
【0018】
また、本発明は、前記面係着表示材(10)が、着脱可能に係着可能である、面係着着脱表示材(96)であるマグネットシートまたは面ファスナーまたは自己吸着シートである手段を採用することもできる。
【0019】
また、本発明は、前記装飾物(S)が、飾りまたは追加的な案内表示であり、
前記飾りまたは追加的な案内表示を、前記面係着表示材(10)の裏側の面にて挟持して保持して、前記スリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部から突き出す様にして設けられた前記飾りまたは追加的な案内表示で、前記表示可能領域(11)を装飾する手段を採用することもできる。
【0020】
また、本発明は、前記面係着表示材(10)が、表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)を備えた粘着シートである手段を採用することもできる。
【0021】
また、本発明は、前記装飾物(S)が、照明装置(S)であり、前記照明装置(S)を、前記面係着表示材(10)の裏側の面に設けて、前記照明装置(S)によって前記スリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部を前記面係着表示材(10)の面直方向に開口させた面直開口部(40)を保持し、前記照明装置(S)からの光で、表示可能領域(11)を照らす手段を採用することもできる。
【0022】
本発明に係る植栽容器は、装飾物(S)を保持する保持手段を有する装飾機能付き面係着案内表示物(2)であって、
表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)として、裏側の面の略面全体で面係着面保持材(23)に係着可能なシート部材である、面係着表示材(10)であり、
前記面係着表示材(10)は装飾物(S)として照明装置(S)を備え、
前記面係着表示材(10)は、表側の面には表示可能領域(11)を備えるか、または表示可能領域(11)を備えたシート部材である表示シート(93)を備えた面係着材(94)であり、
前記表示シート(93)を備えた面係着材(94)は、表示シート(93)でもあり、面係着材(94)に粘着または接着または融着によって係着された面係着表示材(10)でもあり、
前記照明装置(S)は、前記表示可能領域(11)を備えた面係着表示材(10)、または表示シート(93)の背面側の任意の位置に設けられ、前記面係着表示材(10)または表示シート(93)を透過して前記表示可能領域(11)の任意の位置を光で装飾可能であり、
前記面係着表示材(10)は、裏側の面が面係着材であり、略裏側の面全体で、前記面係着面保持材(23)に係着可能であり、
前記面係着表示材(10)の背面側に保持された装飾物(S)である照明装置(S)による光で前記表示可能領域(11)を装飾可能である構成を採用する。
【0023】
また、本発明は、前記面係着表示材(10)が、表示シート(93)を備えた面係着材(94)である構成を採用することもできる。
【0024】
また、本発明は、前記面係着表示材(10)の背面の略全面が、粘着材または接着剤である構成を採用することもできる。
【0025】
また、本発明は、前記面係着表示材(10)の背面の略全面が、粘着材または接着剤であり、面係着面保持材(23)に係着された構成を採用することもできる。
【0026】
また、本発明は、前記面係着表示材(10)が、面係着着脱表示材(96)であり、前記面係着着脱表示材96の背面の略全面に、着脱可能な面係着材(94)である、面係着着脱基材(95)を備えている構成を採用することもできる。
【0027】
本発明に係る植栽容器は、装飾物(S)を保持する保持手段を有する装飾機能付き面係着案内表示物(2)であって、
表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)として裏側の面の略面全体で係着可能なシート部材である面係着表示材(10)が1以上のスリット(20)を任意の位置に備えるか、
または複数の面係着表示材(10)が接するか一部を重複して設けられるか、
または面係着材(94)に設けられて面係着表示材(10)を構成するシート状部材である表示シート(93)が1以上のスリット(20)を任意の位置に備えた面係着表示材(10)、あるいは表示シート(93)が接するか一部を重複して面係着材(94)に設けられた面係着表示材(10)が、面係着面保持材(23)に設けられ、
前記表示シート(93)を備えた面係着材(94)は、表示シート(93)でもあり、面係着材(94)に粘着または接着または融着によって係着された面係着表示材(10)でもあり、
前記スリット(20)、または前記複数の面係着表示材(10)が接するか一部を重複して設けられた辺に、前記装飾物(S)を備え、
前記面係着表示材(10)は、表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)とし、裏側の面が面係着材であり、裏側の略面全体で、粘着、あるいは貼着、あるいは接着によって、前記面係着面保持材(23)に係着され、
前記装飾物(S)は、飾りまたは追加的な案内表示または照明装置(S)であり、
前記スリット(20)部に保持された装飾物(S)で案内表示を装飾可能である構成を採用する。
【0028】
本発明に係る植栽容器は、装飾物(S)を保持する保持手段を有する装飾機能付き面係着案内表示物(2)であって、
表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)として、裏側の面の略面全体で係着可能なシート部材である面係着表示材(10)が、
1以上のスリット(20)を任意の位置に備えるか、
または複数の表示シート(93)が接するか一部を重複して面係着材(94)に設けられるか、
または表示シート(93)がスリット(20)を備えて面係着材(94)に設けられ、
前記表示シート(93)を備えた面係着材(94)は、表示シート(93)でもあり、面係着材(94)に粘着または接着または融着によって係着された面係着表示材(10)でもあり、
前記スリット(20)、または前記複数の面係着表示材(10)が接するか一部を重複して設けられた辺に、前記装飾物(S)を備え、
前記面係着表示材(10)は、表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)とし、裏側の面に面係着材を備え、前記面係着材が、
略裏側の面全体で、磁着、あるいは吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは融着、あるいは静電気による吸着によって、前記面係着面保持材(23)に係着可能であり、
前記装飾物(S)は、飾りまたは追加的な案内表示または照明装置(S)であり、
前記スリット(20)部に保持された装飾物(S)で案内表示を装飾可能である構成を採用する。
【0029】
また、本発明は、前記面係着材が、着脱可能に係着可能な面係着着脱基材(95)であるマグネットシートまたは面ファスナーまたは自己吸着シートであり、
前記装飾物(S)は、飾りまたは追加的な案内表示または照明装置(S)であり、
前記スリット(20)部に保持された装飾物(S)で案内表示を装飾可能である構成を採用することもできる。
【0030】
また、本発明は、前記装飾機能付き面係着案内表示物(2)が、前記面係着面保持材(23)に
面係着表示材(10)に設けられた前記スリット(20)に前記装飾物(S)を備えて、
前記面係着表示材(10)の裏側の面の面係着材によって、略裏側の面全体で、磁着、あるいは吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは融着、あるいは静電気による吸着によって、前記面係着面保持材(23)に係着された構成を採用することもできる。
【0031】
また、本発明は、前記装飾物(S)である照明装置(S)が、前記面係着表示材(10)の背面側に設けられたシートである背面シート状部材(98)と背面シート状部材(98)の間に設けられた隙間である背面隙間に備えられることによって、前記照明装置(S)による前記面係着表示材(10)への段差を無くすかまたは減らすことが可能である構成を採用することもできる。
また、本発明は、前記背面シート状部材(98)に切れ込みあるいは穴あるいは隙間である背面隙間(99)を備えて設けて、係る隙間の間に、係る照明装置(S)あるいはコードを設けた構成を採用することもできる。
【0032】
また、本発明は、前記照明装置(S)を、前記面係着表示材(10)の裏側の面に設けて、前記照明装置(S)によって前記面係着表示材(10)のスリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部を前記面係着表示材(10)の面直方向に開口させた面直開口部(40)を保持し、前記照明装置(S)からの光で、表示可能領域(11)を照らす構成を採用することもできる。
【0033】
また、本発明は、前記スリット(20)、あるいは前記複数の面係着表示材(10)が接するか一部を重複して設けられた辺、または前記面直開口部(40)の内側の、前記面係着表示材(10)の粘着面あるいは接着面の任意の部分に、接着効果除去材を設け、前記接着面あるいは粘着面の接着機能を無くして装飾物(S)を収容可能とした構成を採用することもできる。
【0034】
また、本発明は、前記前記面係着表示材(10)が略台形または弧状の辺を備えた形状から成り、前記略台形の対向した略平行な辺の内の長い方の辺、または弧状の辺によって、前記面直開口部(40)が形成される構成を採用することもできる。
【0035】
また、本発明は、前記照明装置(S)の上に被さる様にして設けられた面係着表示材(10)が、前記照明装置(S)から前記面直開口部(40)まで、つば状に設けられている構成を採用することもできる。
【0036】
また、本発明は、前記面係着表示材(10)が、着脱可能に係着可能である、面係着着脱表示材(96)であるマグネットシートまたは面ファスナーまたは自己吸着シートである構成を採用することもできる。
【0037】
また、本発明は、前記面係着表示材(10)が、表側の面の全部又は一部に表示可能領域(11)を備えた粘着シートである構成を採用することもできる。
【0038】
また、本発明は、前記装飾物(S)が、照明装置(S)であり、前記照明装置(S)を、前記面係着表示材(10)の裏側の面に設けて、前記照明装置(S)によって前記スリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部を前記面係着表示材(10)の面直方向に開口させた面直開口部(40)を保持し、前記照明装置(S)からの光で、表示可能領域(11)を照らす構成を採用することもできる。
【0039】
また、本発明は、前記装飾物(S)が、飾りまたは追加的な案内表示であり、
前記飾りまたは追加的な案内表示を、前記面係着表示材(10)の裏側の面にて、前記面係着面保持材(23)または他の前記面係着表示材(10)との間で挟持して保持して、前記スリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部から突き出す様にして設けられた前記飾りまたは追加的な案内表示が、前記表示可能領域(11)を装飾する構成を採用することもできる。
【0040】
また、本発明は、前記面直開口部(40)から、前記照明装置(S)が突き出して設けられて、表示可能領域(11)を照らす構成を採用することもできる。
【0041】
また、本発明は、前記面直開口部(40)から、突き出して設けられた前記照明装置(S)に、追加的な案内表示を、備えた構成を採用することもできる。
【0042】
また、本発明は、前記スリット(20)または前記面直開口部(40)に、筒状部材を備え、該筒状部材に装飾物を抜き差し可能に装飾可能である構成を採用することもできる。
【0043】
また、本発明は、前記スリット(20)または前記面直開口部(40)に、発泡部材を備え、該発泡部材に装飾物を抜き差し可能に装飾可能である構成を採用することもできる。
【0044】
また、本発明は、前記スリット(20)または前記面直開口部(40)に、水を保持可能に筒状部材または発泡部材を備え、生け花を生けることが可能である構成を採用することもできる。
【0045】
また、本発明は、前記スリット(20)または前記面直開口部(40)に、発泡部材を備え、該発泡部材に装飾物を抜き差し可能に装飾可能である構成を採用することもできる。
【0046】
また、本発明は、前記装飾機能付き面係着案内表示物(2)が、人または荷物を運搬可能な移動体に設けられた構成を採用することもできる。
【0047】
また、本発明は、前記移動体の進行方向に対して、面直開口部を風下側に設けるか、または照明装置Sの長手方向と進行方向を略同一な方向に設けた構成を採用することもできる。
【発明の効果】
【0048】
本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物及びその製造方法によれば、より、幅広い案内表示の装飾あるいは照明の幅を広げることが可能な案内表示物として、広告宣伝効果を高め、あるいは案内をより分かり易く表示可能であるという優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【
図1】本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物とその製造方法の説明図
【
図2】本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物において、照明装置Sが略逆U字状の様に曲折している構成の例の説明図
【
図3】本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物において、面係着表示材にスリット20が設けられた構成の説明図
【
図4】本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物において、複数の面係着表示材が、互いに略接して面係着面保持材に設けられた説明図
【
図5】本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物において、複数の面係着表示材10が、互いに一部を重複する説明図
【
図6】本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物において、スリットに、装飾物としての照明装置と合わせて、飾りを備えた例の説明図
【
図7】本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物において、面直開口部の内側に、より大きな容部を形成する例の説明図
【
図8】本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物において、面係着着脱表示材による構成の例の説明図
【
図9】本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物において、係る照明装置が備えられる位置に合わせて、表示シートにスリットが設けられた構成の例の説明図
【
図10】本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物において、係る略接した面係着表示材の端部を、係る面係着表示材の面直方向に開口した構成の例の説明図
【
図11】本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物において、複数の表示シート93が、互いに一部を重複する構成の例の説明図
【
図12】本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物において、装飾物としての照明装置と合わせて、飾りを設けた構成の例の説明図
【発明を実施するための形態】
【0050】
本発明に係る 装飾機能付き面係着案内表示物2は、粘着や磁着等が可能な面係着表示材10に、スリット20等を設けて装飾物S(S)で案内表示を装飾可能にすることによって、案内表時を分かり易く、目立たせることを可能とすることができる有用性を発揮するものである。
【0051】
以下、図面に基づいて本発明に係る 装飾機能付き面係着案内表示物2について説明する。
但し、図面に示した形状や配置構成等についてはあくまでも代表的な例示であり、その他、限定せず、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、また、それぞれの図の例示の構成は、それぞれ他のお互いの図面の構成の例において、応用可能であるものである。
【0052】
図1は、本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物2とその製造方法1の基本構成を説明する構成説明図である。
図1(a)は、本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物2の正面図であり、
図1(b)、
図1(c)、
図1(d)は、断面図による説明図である。
【0053】
図1(a)に係る装飾機能付き面係着案内表示物2は、面係着面保持材23である、例えば扉や、壁、柱、ガラス等の仕切りや、自動車などの面に、装飾物Sである照明を面係着表示材10の背面に、係る面係着面保持材23と挟み込む様にして一緒に係着させて設ける構成の例である。
係る構成の例は、粘着等によって面係着面保持材23と面係着表示材10の間に、照明装置Sを挟み込んで合わせて係る面係着面保持材23に係着することによって、係る照明装置Sの明かりが係る面係着表示材10の表示可能領域11を背面から明るく照らすことによって、また、特に、係る面係着表示材10の表示可能領域11の強調したい部分、例えば、
図1(a)の構成の例の表示可能領域11に表示されている「A○店」等の任意の場所を、例えば暗くなった店舗の前や、自動車に貼った店の名前等を、容易に、目立つように浮き上がらせて、認知され易くすることが可能であり、有用である。
【0054】
図1(a)の構成の例においては、二本の係る照明装置Sが、係る「A○店」の背面側に設けられており、係る「A○店」を背面からの光によって装飾可能とする構成の例である。
係る面係着案内表示物は、表示可能領域11を備え、
図1(a)の構成の例においては、係る表示可能領域11は、「A○店」が表示されている側の面であり、係る面係着表示材10の表面に広告等の情報を表示する部分であり、基本的な構成としては面係着表示材10の表示側全面をその領域とすることとなる。
尚、
図1の構成の例の係る面係着案内表示物における面係着表示材10は、係る表示可能領域11を備えたビニール素材等の素材の裏面に、粘着材等を備え、つまり、面係着材94に備えられた表示可能領域11に直接案内表示が直接印刷され、略全面的に面係着面保持材23に係着して設けることが可能な例であり、係る面係着案内表示物は、略全面的に密着して面係着面保持材23に係着して設けることが可能な構成であるので、風等が強くても、また、自動車等に設ける構成としても、係る面係着面保持材23から脱落等をし難く、有用な構成の例である。
【0055】
特に、係る装飾機能付き面係着案内表示物2が、自動車に設けられた構成の例においては、係る照明装置Sが面係着表示材10の裏面に配置されるので、係る照明装置Sに、係る自動車の進行による風の抵抗が直接当たることが無く、有用である。
尚、係る面係着案内表示物は、面係着材94に直接案内表示等を直接、印刷、あるいは手書き等で記載して面係着表示材10を構成しても良いし、案内表示等を印刷して表示した表示シート93を、別体の面係着材94に係着する構成としても良い。
【0056】
また、係る製造方法としては、係る面係着表示材10の、背面の任意の自由な位置に、係る装飾物Sである照明装置Sを係着させ、係る照明装置Sを備えた面係着表示材10を、係る面係着面保持材23に、係る面係着表示材10の裏面の略全体で係着する製造方法としても良いし、また、係る照明装置Sを、係る面係着面保持材23に先に、予め両面テープなどで設けた後に、その上から係る面係着表示材10を設ける製造方法としても良い。
【0057】
また、係る照明装置Sの電気配線は、図面には示されていないが、係る面係着表示材10と面係着面保持材23との間に配線する構成としても良いし、係る面係着面保持材23に、係る配線の穴を予め設けて、係る面係着面保持材23の中を、係る配線を通す構成としても良い。
【0058】
但し、係る配線を係る面係着表示材10と面係着面保持材23との間に配線する構成においては、係る配線の凹凸が係る面係着表示材10の表面に現れるので、意匠的に好ましくない場合は、
図1(d)の構成の例の様に、係る面係着表示材10と面係着面保持材23との間に背面シート状部材98を備え、係る背面シート状部材98に切れ込みあるいは穴あるいは隙間である背面隙間99を備えて設けて、係る隙間の間に、係る照明装置Sあるいはコードを設ける構成として、係る照明装置Sあるいはコードの表示可能領域11に対する凹凸を少なくする構成としても良い。
また、例えば、扉あるいは壁あるいは柱あるいは自動車の扉等に係る装飾機能付き面係着案内表示物2を設ける際には、係る照明装置Sの配線が外から見えない様に、また邪魔にならない様に、係る扉や壁の端まで、係る面係着表示材10を備える構成として、係る面係着表示材10の下に係る配線を備える構成とすることによって、係る配線が露出せず、意匠的にも有用であり、また、特に自動車に係る装飾機能付き面係着案内表示物2を備えた構成とした場合においても、係る配線が露出していると、係る配線が、風の影響を受け易くなるので、有用である。
【0059】
また、図面には示されていないが、係る面係着表示材10にスリットを設けて、係る目立たせたい案内表示の部分を目立たせる構成としても良い。
図1(b)は、係る照明装置Sを設けた部分の断面図であり、係る照明装置Sを、上側に面係着表示材10、係る照明装置Sの下側に面係着面保持材23で挟み込んだ構成の例を示している。
【0060】
図1(c)の構成の例は、係る照明装置Sに、係る面係着表示材10が係る照明装置Sの上側の略全面的に密着する様にして係る面係着表示材10が設けられた構成の例である。
係る構成とすることによって、シンプルに係る照明装置Sを係る面係着表示材10に合わせて設けることが可能であり、有用である。
【0061】
特に、
図1(c)の様に、面係着表示材10を係る照明装置Sに設ける構成の例においては、
図1(a)の構成の例の照明装置Sの短手方向の略両端付近で、係る面係着表示材10に切れ目を設ける構成とすることによって、係る照明装置Sの端部で、係る面係着表示材10が皺になるのを抑制することが可能な構成であり、有用である。
但し、
図1(c)の様に、凸状に設けられた係る照明装置Sに、係る面係着表示材10を設ける場合、
図1(a)の照明装置Sの例の様に、略直線的な構成の例の場合は、比較的施工し易い構成ではあるが、
図2の構成の例の様に、係る照明装置Sが例えば、略逆U字状の様に曲折している構成の例においては、略面係着表示材10を
図1(c)の構成の例の様に、係る照明に密着する様にして設ける構成とすると、係る面係着表示材10に歪が発生して皺が発生したり、その歪を除く為に、係る面係着表示材10に切り込みを設ける等する必要があり、施工的にも難しい面があり、
図1(d)の構成の例の様に、背面シート状部材98を備えた構成とすることによって、係る照明の凹凸を減らす構成とすることが可能であり、また、
図2の構成の例の様に、略U字状や、略コの字状、ジグザグ状などの、直線ではない異形あるいは不規則な配置の照明装置Sを設ける構成においては、意匠的にも凹凸を少なく、施工もし易く、有用な構成である。
【0062】
尚、係る背面シート状部材98の素材については、係る面係着面保持材23に、係る背面シート状部材98の略全面で係着可能なゴムでも良いし、発泡性の樹脂やゴムである構成としても良いし、自己吸着性シートでも良いし、マグネットシートでも良いし、面ファスナーでも良いし、また、木や、アクリルやポリアミド等のプラスチック、ガラス等の板材としても良いし、色も、黒でも、赤でも、蛍光色でも、透明でも、半透明でも良く、その他、限定せず、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
【0063】
また、特に、係る背面シート状部材98は、透明な素材とすることによって、係る面係着表示材10の表示可能領域11をより広く明るくすることが可能な構成であり、有用である。
また、係る照明装置Sは、LED(発光ダイオード)でもEL(エレクトロルミネセンス)でも白熱灯でも蛍光灯でも、ネオン管でも良く、その他、限定せず、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
特に、係る装飾機能付き面係着案内表示物2が、自動車である構成の例においては、係る照明装置Sが面係着表示材10の下に配置され、背面シートによって、係る照明装置Sによる凹凸もなだらかになるので、係る照明装置Sの凹凸によって、係る自動車の進行による風の抵抗が軽減可能で、つまり、係る照明装置Sの配置の自由度も増し、有用である。
【0064】
図2の構成の例は、
図1の説明の中にも触れたように、係る照明装置Sが略逆U字状の様に曲折している構成の例であり、この様に、表示可能領域11の文字やデザインの配置に合わせて、係る照明装置Sの形状を変えることも可能であり、有用である。
【0065】
係る構成においては、先の
図1(c)の説明にもある様に、面係着表示材10を
図1(c)の構成の例の様に設ける構成とすると、係る面係着表示材10を綺麗に係る照明装置Sと面係着面保持材23に密着して係着させて製造するのは難しい面もあり、
図1(d)の構成の例の様に、背面シート状部材98を備えた構成とすることによって、意匠的にも凹凸を少なく、施工もし易く、望ましく、有用な構成である。
また、係る背面隙間99、を略逆Uの字型であるが、例えば、係る背面隙間99を、係る表示可能領域11の文字の形状に合わせて設けて、係る背面隙間99の形状に合わせて、照明装置Sを設ける構成としても良い。
【0066】
図3の構成の例は、
図1に示される装飾機能付き面係着案内表示物2の構成の例において、係る照明装置Sが備えられる位置に合わせて、面係着表示材10にスリット20が設けられた構成の例であり、
図3(a)の構成の例が、係る構成の例の正面図であり、
図3(b)が、係るスリット20に設けられた照明装置Sを長手方向から見た縦断面図であり、
図3(c)が、係る照明装置Sの短手方向の端部を横から見た縦断面図の構成の例である。
【0067】
係る装飾機能付き面係着案内表示物2の構成の例は、「A○店」等と記載された係る表示可能領域11を備えて、且つ、例えば粘着剤等を裏面に備えて、係る略裏面全体で係着可能な面係着表示材10が、任意の位置にスリット20を備えて、係るスリット20に設けられた二本の照明装置Sによって、係る面係着表示材10が係る面係着表示材10の略面直方向に開口したスリット20である面直開口部40を備えて、係る面係着面保持材23に、係る面係着表示材10が係る面係着表示材10の裏面の略全面にて係着し、係る照明装置Sが、係る「A○店」を上下から照らした構成の例である。
【0068】
係る構成とすることによって、係る面係着表示材10は、背面の粘着材等によって、面係着表示材10に係着され、係るスリット20からの照明の光で、係る表示可能領域11の文字やデザインの強調したい部分を照らし、強調可能な構成の例であり、有用である。
係る構成によって、例えば、店舗等の窓や扉や自動車に貼付された案内表示や看板、あるいは立て看板等を、照明の光で、特に強調したい店名等の部分をピンポイントで強調可能であり、有用である。
【0069】
また、表示可能領域11を邪魔せず照らすことができる為、任意の表示部を際立たせることが可能な構成であり、有用である。また、例えば、各スリット20に設けられた照明の色を変えることも可能であるので、文字毎に照明の色を変えることも可能である。例えば、左を赤、右を黄色とすれば、左右からの各色の光が混ざり、左から右に、赤から、オレンジ、黄色と係る文字列において、色の変化を作り出すこともできるし、そこに、上からと下からを、他の色の照明とすることによって、更に多彩なこの文字列内における色の変化のある照明を作り出すことが可能となり、有用であり、係る面係着面保持材23である、扉や、窓、自動車や壁や柱等に設けた案内表示を、係る照明装置Sを目立たせることなく、際立たせることが可能な構成であり、広告、宣伝効果等も高めることが可能な構成であり、有用である。
【0070】
また、自動車の扉等に設ける際にも、走行時の風の抵抗を避ける構成とすることも可能で、例えば、自動車の進行方向に対して、係る面直開口部40を風下側にして係る照明を設けるか、あるいは、係る照明装置Sの長手方向と進行方向を略同一な構成として、自動車の進行による風の抵抗を少なくする構成としても有用である。
【0071】
また、係る自動車は、移動体であり、人や荷物を運搬する為の移動体であり、その他の移動体として、電車でも良いし、二輪車でも良いし、バスでも、トラックでも、他の4輪車でも、3輪車でも、その他多輪車でも良く、ヘリコプターでも、飛行機でも、船でも良く、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、係る面係着面保持材23を、板として、任意の場所に設置する構成としても良い。
【0072】
また、係る製造方法としては、係る面係着表示材10の、任意の自由な位置に、スリット20を設け、係るスリット20に係る装飾物Sである照明装置Sを係着させ、係る照明装置Sを備えた面係着表示材10を、係る面係着面保持材23に、係る面係着表示材10の裏面の略全体で係着する製造方法としても良いし、また、係る照明装置Sは、係る面係着面保持材23に先に、予め両面テープなどで設けた後に、その上から係る面係着表示材10を、係るスリット20の位置を合わせながら設ける製造方法としても良い。
また、係る照明装置Sの電気配線は、図面には示されていないが、係る面係着表示材10と面係着面保持材23との間に配線する構成としても良いし、係る面係着面保持材23に、係る配線の穴を予め設けて、係る面係着面保持材23の中を、係る配線を通す構成としても良い。
【0073】
図4の構成の例は、複数の面係着表示材10が、互いに略接して面係着面保持材23に設けられ、係る略接した面係着表示材10の端部を、係る面係着表示材10の面直方向に開口し、係る開口部である面直開口部40から覗くようにして設けられた照明装置Sの、係る照明の光によって、係る表示可能領域11を照らす構成の例である。
【0074】
図4(a)が、係る構成の例の正面図、
図4(b)が係る構成の例の面直開口部40の正面から見た縦断面図、
図4(c)が、係る構成の例の照明装置Sの短手方向から見た縦断面図である。
係る構成の例においては、
図4(a)に示される様に、3枚の面係着表示材10から構成され、縦三枚並んで面係着面保持材23に設けられた面係着表示材10の内、真ん中に設けられた面係着表示材10には、「A○店」と書かれた面係着表示材10が設けられ、その面係着表示材10の上下両側の辺に略平行に照明装置Sを配置して、また、係る辺に略接する様にして、係る照明装置Sの上側から、他の面係着表示材10が設けられている構成の例である。
【0075】
係る構成の有用性としては、主には
図3の構成の有用性と略同様の効果があり、
図3の構成の有用性との相違について、
図3の構成の例の面係着表示材10が、スリット20を備えることによって係る照明装置Sを設けることによって、係る照明装置Sがより目立ち難い、という有用性があるのに対し、
図4の構成においては、加工あるいは施工性の点で比較的容易であるという有用性があり、また、係る照明装置S側に設けている面係着表示材10のデザインを変える等も可能であり、また、係る複数の面係着表示材10を係る面係着面保持材23に係着させる順番も、自由であり、つまり、扉等の上側の辺に合わせて、まず一番上側の面係着表示材10を設けて、順番に上から係る面係着表示材10を面係着面保持材23に係着させていくことが可能であり、デザインや、製造方法、手順の自由度の高さにおいても、有用性を発揮するものである。
【0076】
係る照明装置Sの短手方向の端部に、例えば、
図6(a)の上側のスリット20にある様に、切り込みを入れて係る照明装置Sの凹凸による面係着表示材10の皺を軽減する構成としても良い。
また、係る製造方法としては、複数の面係着表示材10を準備し、照明装置Sによって照らされる側の面係着表示材10、つまり、本構成の例においては、「A○店」と書かれた面係着表示材10を面係着面保持材23に係着させ、照明装置Sを、「A○店」と書かれた面係着表示材10を照らしたい位置に光が当たるよう、係る照明装置Sを係る面係着表示材10の外側に設け、係る面係着表示材10の辺に略接する様に、係る照明装置Sの上から、他の面係着表示材10を、面係着面保持材23に設ける方法としても良いし、あるいは、他の面係着表示材10に、係る照明装置Sを係着させてから、係る照明装置Sを設けられた面係着表示材10を、係る先に面係着面保持材23に設けられた面係着表示材10に略接する様にして設ける方法としても良いし、また、あるいは、まず、係る照明装置Sを裏側に設けた面係着表示材10を面係着面保持材23に設けて、係る本構成の例においては、「A○店」と書かれた面係着表示材10を面係着面保持材23に係着させ、更にその下側の辺に略接する様にして、係る照明装置Sと面係着表示材10を設ける方法としても良い。
【0077】
図5の構成の例は、複数の面係着表示材10が、互いに一部を重複する様にして面係着面保持材23に設けられ、係る重複し、重複方向に下側の面係着表示材10の上に、照明装置Sの一部または全部が載り、係る重複したもう一枚の上側の面係着表示材10である後付け係着表示材18が、係る照明装置Sの上から係る2枚の面係着表示材10で照明装置Sを挟むようにして設けられた構成の例であり、
図5(a)が、係る構成の例の正面図、
図5(b)が係る構成の例の面直開口部40の正面から見た縦断面図、
図5(c)が、係る構成の例の照明装置Sの短手方向から見た縦断面図であり、
図5(d)が、係る照明装置Sの上側に設けられた面係着表示材10が、係る照明装置Sの発光部19の前に突き出す様に、つば状に係る面係着表示材10に設けられた構成の例であり、また、係る照明装置Sは、係る重複する様にして面係着面保持材23に設けられて、重複方向に下側の面係着表示材10の上に、照明装置Sが載った構成の例であるが、係る照明装置Sは、係る重複方向に下側の面係着面保持材23の辺の外に設けられ、係る面係着面保持材23のみが、重複する構成としても良い。
【0078】
係る重複した後付け係着表示材18の端部を、係る面係着表示材10の面直方向に開口し、係る開口部である面直開口部40から覗くようにして設けられた照明装置Sの、係る照明の光によって、係る表示可能領域11を照らす構成の例である。
係る構成の有用性としては、主には
図3あるいは
図4の構成の有用性と略同様の効果があり、
図4の構成と比較すると、
図5の構成においては、係る面係着表示材10を重複する様にして設ける構成であるので、係る後付け係着表示材18が多少ずれても、係る面係着面保持材23が見えることが無いので、施工性の容易さにおいても、有用性があるものである。
【0079】
図5(d)は、係る照明装置Sの上側に設けられた面係着表示材10が、係る照明装置Sの発光部19の前に突き出す様に、つば状に係る面係着表示材10に設けられた構成の例であり、係るつば状の部分で、係る発光部19からの光が係る面係着表示材10の面直方向に逃げ難く、係る発光部19からの光が、係るつば状の部分で反射して、係る表示可能領域11を照らすことが可能な構成であり、有用である。
【0080】
また、係る製造方法としては、複数の面係着表示材10を準備し、照明装置Sによって照らされる側の面係着表示材10、つまり、本構成の例においては、「A○店」と書かれた面係着表示材10を面係着面保持材23に係着させ、照明装置Sを、「A○店」と書かれた面係着表示材10を照らしたい位置に光が当たるよう、係る照明装置Sを係る面係着表示材10の任意の位置に、係る照明装置Sの一部または全部を載せるようにして設け、係る照明装置Sの上から、他の面係着表示材10を、面係着面保持材23に設ける方法としても良いし、あるいは、他の面係着表示材10に、係る照明装置Sを係着させてから、係る照明装置Sを設けられた面係着表示材10を、係る先に面係着面保持材23に設けられた面係着表示材10に重複する様にして設ける方法としても良い。
【0081】
図6の構成の例は、
図3の構成の例のスリット20に、装飾物Sとしての照明装置Sと合わせて、飾りSを設けた構成の例である。
図6(a)が、係る正面図、
図6(b)が係る構成の例の面直開口部40の正面から見た縦断面図、
図6(c)が、係る構成の例の照明装置Sの短手方向から見た縦断面図である。
係る下側のスリット20による面直開口部40には、
図3の構成と同様、照明装置Sが設けられており、係る照明装置Sの両端の外側の係るスリット20に、照明装置Sとは別の装飾物Sが2つ設けられている構成の例である。
係る、左側の装飾物Sは、花の飾りSが係るスリット20に挿入して面係着表示材10の裏面に係着されて設けられている構成の例であり、右側の装飾物Sは、追加的な案内表示Sとして、「3割引」という追加的な案内表示Sが、係るスリット20に設けられている構成の例である。
【0082】
係る「3割引」という案内表示は、係るスリット20の右端に、棒を挿入して、係る面係着表示材10の裏面に係着されて設けられ、係る棒に札状に「3割引」と設けられている構成の例である。
係る札状に設けられた「3割引」という表示は、係る
図6(a)の構成の例においては、可撓性のシートに記入された「3割引」という可撓性のシートを、二つ折りにして、略筒状に形成して、係るスリット20の右端に設けられた棒に着脱可能に挿入して、係る表示を変更可能とした構成の例であり、係る構成とすることによって、日によって、「2割引」としたり、他の特典内容を記入して付け替えることも可能であり、有用である。
【0083】
係る札状の追加的な案内表示Sは、この様に、係るスリット20に自立的に設けられた札でも良いし、係るスリット20から、吊設的に設けられた札としても良く、その他、限定せず、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
この様に、装飾物Sとして飾りSや追加的な案内表示Sを係るスリット20あるいは面直開口部40に設ける構成とすることによって、係る面係着表示材10の表示可能領域11に記載された文字等を際立たせ、例えば、店舗の窓や、扉に貼付された案内表示の特定の文字等をピンポイントで狙って装飾可能で、係る案内表示等への目を引く構成とすることが可能であり、集客効果を高め、有用である。
【0084】
また、係るスリット20による面直開口部40に設けられた棒状の部材を、略棒状の照明装置Sとして、係る照明装置Sから、係る表示可能領域11を照らす構成としても良いし、係る照明装置Sに例えば、係る札状の「3割引」を記載した札を設ける構成としても良く、係る構成とすることによって係る追加的な案内表示Sを、明るく目立たせることが可能な構成となり、例えば、
図6の構成の例と同様に、係る棒状の部材を照明装置Sとして、係る照明装置に被せるようにして係る追加的な案内表示を設けることによって、係る追加的な案内表示を内側から明るくして、目を引くことによる宣伝あるいは集客効果を向上させることが可能な構成となり、有用であり、また、係る追加的な案内表示を、その他飾り等の装飾物とする構成としても良い。
【0085】
また、係る面直開口部40に設ける照明装置Sは、図面には示されていないが、係る面係着表示材10に沿う様にして設ける構成としても良いし、あるいは略くの字、あるいは略L字状の照明器具を、係る面直開口部40に挿入された部分から立ち上がる様にして、設けられて、係る表示可能領域11を照らす構成としても良く、係る構成とすることによって、係る案内表示をより立体的に、装飾可能で目立つ案内表示である構成となり、有用である。
【0086】
尚、係る上側のスリット20に設けられた照明装置Sの両端部にあたる面係着表示材10にスリット20が設けられていることによって、係るスリット20をコの字型である構成として、係る照明装置Sの凸形状による皺を減少させることが可能な構成となり、しっかりと係る面係着表示材10を面係着面保持材23に密着させて係着可能となる構成であり、有用である。
係るスリット20に設けた装飾物Sの凸形状による係る面係着表示材10の皺を防止する為のスリット20は、
図6(a)の構成の例の上側のスリット20の様に、コの字形に設けても良いし、係る照明装置Sや装飾物Sの形状に合わせて、略V字型でも、略W型でも、略U字型でも、その他、適宜、設定すればよく、係る形状は限定せず、また、
図4や
図5の構成の例の様な複数の面係着表示材10から成る構成においても同様に有用である。
【0087】
また、係る下側の面直開口部40より下側に設けられた面係着表示材10の背面には、背面シート状部材98が備えられ、係る背面シート状部材98が、装飾物Sである照明装置Sあるいは飾りSあるいは追加的な案内表示Sによって形成される、係る表示可能領域11に現れる凸形状をなだらかにすることが可能であり、係る装飾物Sによる表示可能領域11の意匠性を乱すことが無く、有用である。
【0088】
図7は、本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物2の面直開口部40において、係る面直開口部40が弛みを備え、係る面直開口部40の内側に、より大きな容部を形成する構成の例である。
図7(a)の構成の例が、係る構成の例の正面図であり、
図7(b)が上面図、
図7(c)が、係る面直開口部40を横から見た断面図である。
【0089】
図7(a)の構成の例は、
図5の構成の例と同様に、3枚の面係着表示材10が、互いに一部を重複する様にして設けられて、例えば、店舗等の窓を面係着面保持材23として設けられている構成の装飾機能付き面係着案内表示物2である。
図6あるいは
図7の構成の例においては、装飾物Sとして係る飾りSは、花の飾りSが設けられている構成の例であるが、係る面直開口部40に、例えば、細い試験管の様な筒状の容器を備え、係る筒状の容器に係る花の飾りSを付け替えて、係る看板を装飾するような構成としても良いし、設けた筒状部材に追加的な案内表示Sを、例えば日によって付け替えることが可能な構成としても良いし、あるいは、係る筒状の容器に水を入れて、例えば生花を切り花として挿して装飾する構成としても良いし、係る面直開口部40に、吸水スポンジ等の発泡部材を備えて、係る発泡部材に、生け花や装飾物Sを抜き差し自由に設ける構成としても、生花で案内表示を装飾可能で有用である。
【0090】
また、係る筒状部材または発泡部材を挿入する係る面直開口部40を、粘着しない構成として、係る筒状体または発泡部材を取り替え可能な構成としても、使い易く有用であり、係る面直開口部40において、開口する側の面係着表示材10を弛みを持たせて設けることによって、係る面直開口部40による面直開口容部をより広く備える構成としても、有用である。
【0091】
図7(a)の構成の例においては、係る3枚の面係着表示材10の内、一番下の面係着表示材10が、面直開口部40を形成しており、係る面直開口部40において、弛みを備えて面直開口部40以外の部分で面係着面保持材23と係着し、係る面直開口部40の内側は、係る面直開口部40内に収容される他の物との係着機能を備えない構成とすることによって、収容物を出し入れ可能な構成とすることが可能となり、有用である。
【0092】
図7における、ドット模様部が、係る面直開口部40内に収容される他の物との係着機能を備えない構成の部分を示しており、
図7(a)の構成の例においては、吸水性の発泡部材に、生け花を挿して装飾した構成の例である。
係る構成の例においては、発泡部材に生け花を設けた構成の例であるが、係る発泡部材の代わりに、筒状体を備えて装飾物Sを備えた構成としても良いし、係る面直開口部40内に装飾物Sを直接設ける構成としても良く、また、係る面直開口容部も、装飾したい装飾物Sの形状と場所に合わせて、自由に形状を調整可能であるので、有用である。
【0093】
例えば、係る裏面の略全体が接着面である面係着表示材10の係る接着面の任意の部分に、例えば紙やビニールなどの接着効果除去材を貼付し、係る接着面あるいは粘着面の接着機能を無くした、自由な形状の面直開口容部を形成することが可能な構成であり、有用である。
接着効果除去材は、係る接着面あるいは粘着面の接着機能を無くす構成の部材あるいは素材であり、係る接着面あるいは粘着面に設ける、紙でも良いし、ビニールでも、プラスチックでも、布でも、その他可撓性のシート状の部材でも良く、限定せず、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
【0094】
係る接着効果除去材は、面直開口部40あるいはスリット20、あるいは複数の面係着表示材10が接するか一部を重複して設けられた辺の内側の、前記面係着表示材の粘着面あるいは接着面の任意の部分に設け、前記接着面あるいは粘着面の接着機能を無くして装飾物(S)を収容可能とする構成としても、自由な形状サイズの収容部を、係る面係着表示材10に備えて、係る表示可能領域11を自由に装飾可能であり、有用である。
【0095】
尚、係る接着機能の無い、接着面あるいは粘着面による面直開口容部は、係る接着あるいは粘着加工をされていない面係着表示材10に、係る接着機能の無い部分を残して接着あるいは粘着加工をする構成としても良い。
係る面直開口容部を備える構成の例は、他の図面の例における面直開口部においても、同様に応用可能である。
【0096】
また、特に、係る面直開口部40に装飾物Sを備えたり、あるいは弛みを備える構成においては、係る弛みを備えたり、開いて開口部を形成する側の面係着表示材10の係る面直開口部40を形成する辺を長くすることが望ましく、例えば、係る面係着表示材10を略台形形状として、係る略台形形状の長い側の辺で、係る面直開口部40を形成することによって、係る装飾機能付き面係着案内表示物2の全体の形状を整えて、いびつにすることなく、係る装飾機能付き面係着案内表示物2を構成することが可能となり、有用である。
また、特に、係る面直開口部40の弛みを大きく設ける構成の場合等は、係る略台形の辺を、弧状である構成とすると、係る面直開口部40の開口部が、係る面係着表示材10に対して、略垂直方向の開口面を形成することが可能な構成となり、有用である。
【0097】
また、係る構成の製造方法としては、略
図5の説明内の製造方法の説明における装飾物Sである照明装置Sを、飾りSあるいは追加的な案内表示Sとする製造方法となる。
【0098】
図8は、本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物2とその製造方法1の構成において、係る装飾機能付き面係着案内表示物2が、面係着着脱表示材96によって構成される構成の例である。
図8(a)は、本発明に係る装飾機能付き面係着案内表示物2の正面図であり、
図8(b)、
図8(c)、
図8(d)は、断面図による説明図である。
図8(a)に係る装飾機能付き面係着案内表示物2は、面係着着脱表示材96と装飾物Sである照明装置Sから成る構成の例である。
【0099】
図8(a)の構成の例における面係着着脱表示材96は、マグネットシートである面係着着脱基材95と、係る表示可能領域11を備えて、裏面が粘着材によって係着可能な面係着表示材10でもある表示シート93から成る構成の例である。
係る面係着着脱表示材96は面係着着脱基材95である、マグネットなどの面に、装飾物Sである照明を、裏面が粘着材である面係着表示材10でもある、表示シート93の裏面と、係るマグネットである面係着着脱基材95とを挟み込む様にして一緒に係着させて設ける複重構造である構成の例である。
係る構成の例は、粘着等によって面係着着脱基材95と表示シート93の間に、照明装置Sを挟み込んで合わせて係る面係着着脱基材95に係着することによって、係る照明装置Sの明かりが係る面係着表示材10の表示可能領域11を背面から明るく照らすことによって、また、特に、係る面係着表示材10の表示可能領域11の強調したい部分、例えば、
図8(a)の構成の例の表示可能領域11に表示されている「A○店」を、例えば暗くなった店舗の前や、自動車に貼った店の名前等を目立つように浮き上がらせて、認知され易くすることが可能であり、また、係る装飾機能付き面係着案内表示物2がマグネット等の面係着着脱表示材96からなる構成であるので、自由に着脱可能に扉等必要なところに設置することが可能であるので、必要に応じて付け替えたり、場所を替えたりすることが可能であり有用である。
【0100】
尚、係る装飾機能付き面係着案内表示物2を、自動車に設ける構成の例においては、係る照明装置Sの配線が、自動車の走行時に風圧によって暴れない様に、露出部分を極力少なくするなり、車体に貼付する等の対策が必要である。
図8(a)の構成の例においては、
図1(a)の構成の例と同様に、二本の係る照明装置Sが、係る「A○店」の背面側に設けられており、係る「A○店」を背面からの光によって装飾可能とする構成の例である。
係る面係着案内表示物は、表示可能領域11を備え、
図8(a)の構成の例においては、係る表示可能領域11は、「A○店」が表示されている側の面であり、係る面係着表示材10の表面に広告等の情報を表示する部分であり、基本的な構成としては面係着表示材10の表示側全面をその領域とすることとなる。
【0101】
係る面係着案内表示物は、係る表示可能領域11を備えたビニール素材等の素材の裏面に、粘着材等を備え、略全面的にマグネット等の面係着着脱基材95に係着して設けられた構成であり、係る面係着着脱基材95の着脱可能な磁力等の係着力によって、係る面係着案内表示物を着脱可能に設置することが可能で、且つ、係る装飾物Sである照明装置Sによって、係る案内表示を、目立たせることが可能な構成であり、有用である。
特に、係る装飾機能付き面係着案内表示物2が、自動車である構成の例においては、係る照明装置Sが面係着表示材10でもある表示シート93の下に配置されるので、係る照明装置Sに、係る自動車の進行による風の抵抗が直接当たることが無く、有用である。
【0102】
また、係る製造方法としては、係る表示シート93の、背面の任意の自由な位置に、係る装飾物Sである照明装置Sを係着させ、係る照明装置Sを備えた面係着表示材10を、係る面係着着脱基材95に、係る面係着表示材10の裏面の略全体で係着する製造方法としても良いし、あるいは、係る照明装置Sは、係る面係着着脱基材95に先に、予め両面テープなどで仮止め等した後に、その上から係る表示シート93を設ける製造方法としても良い。
また、係る照明装置Sの電気配線は、図面には示されていないが、係る表示シート93と面係着着脱基材95との間に配線する構成としても良いし、係る面係着着脱基材95に、係る配線の穴を予め設けて、係る面係着着脱基材95の裏側を、係る配線を通す構成としても良い。
【0103】
但し、係る配線を係る表示シート93と面係着着脱基材95との間に配線する構成においては、係る配線の凹凸が係る面係着表示材10の表面に現れるので、意匠的に好ましくない場合は、
図8(d)の構成の例の様に、係る表示シート93と面係着着脱基材95との間に背面シート状部材98を備え、係る背面シート状部材98に切れ込みあるいは穴あるいは隙間である背面隙間99を備えて設けて、係る隙間の間に、係る照明装置Sあるいはコードを設ける構成として、係る照明装置Sあるいはコードの表示可能領域11に対する凹凸を少なくする構成としても良い。
【0104】
図8(b)は、係る照明装置Sを設けた部分の係る照明装置Sの長手方向側から見た縦断面図であり、係る照明装置Sを、上側に表示シート93、係る照明装置Sの下側に面係着着脱基材95で挟み込んだ構成の例を示している。
図8(c)の構成の例は、係る照明装置Sに、係る表示シート93が係る照明装置Sの上側の略全面的に密着する様にして係る表示シート93が設けられた構成の例を示す、係る照明装置Sの短手方向側から見た縦断面図である。
係る構成とすることによって、シンプルに係る照明装置Sを係る面係着表示材10に合わせて設けることが可能であり、有用である。
【0105】
特に、
図8(c)の様に、表示シート93を係る照明装置Sに設ける構成の例においては、
図8(a)の構成の例の照明装置Sの短手方向の略両端付近で、係る表示シート93に切れ目を設ける構成とすることによって、係る照明装置Sの端部で、係る表示シート93が皺になるのを抑制することが可能な構成であり、有用である。
【0106】
但し、
図8(c)の様に、凸状に設けられた係る照明装置Sに、係る表示シート93を設ける場合、
図8(a)の照明装置Sの例の様に、略直線的な構成の例の場合は、比較的施工し易い構成ではあるが、
図2の構成の例の様に、係る照明装置Sが例えば、略逆U字状の様に曲折している構成の例においては、略表示シート93を
図8(c)の構成の例の様に、係る照明に密着する様にして設ける構成とすると、係る表示シート93に歪が発生して皺が発生したり、その歪を除く為に、係る表示シート93に切り込みを設ける等する必要があり、施工的にも難しい面があり、より意匠性を改善し、且つ、施工性をアップさせることが可能な構成として、有用である。
【0107】
図8(d)の構成の例の様に、背面シート状部材98を備えた構成とすることによって、係る照明の凹凸を減らす構成とすることが可能であり、また、
図2の構成の例の様に、略U字状や、略コの字状、ジグザグ状などの、直線ではない異形あるいは不規則な配置の照明装置Sを設ける構成においては、意匠的にも凹凸を少なく、施工もし易く、有用な構成である。
【0108】
尚、係る背面シート状部材98の素材については、係る面係着着脱基材95に、係る背面シート状部材98の略全面で係着可能なゴムでも良いし、発泡性の樹脂やゴムである構成としても良いし、自己吸着性シートでも良いし、マグネットシートでも良いし、面ファスナーでも良いし、また、木や、アクリルやポリアミド等のプラスチック、ガラス等の板材としても良いし、色も、黒でも、赤でも、蛍光色でも、透明でも、半透明でも良く、その他、限定せず、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、特に、係る背面シート状部材98は、透明な素材とすることによって、係る面係着表示材10の表示可能領域11をより広く明るくすることが可能な構成であり、有用である。
【0109】
また、係る照明装置Sは、LED(発光ダイオード)でもEL(エレクトロルミネセンス)でも白熱灯でも蛍光灯でも、ネオン管でも良く、その他、限定せず、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
特に、係る装飾機能付き面係着案内表示物2が、自動車である構成の例においては、係る照明装置Sが表示シート93の下に配置され、背面シートによって、係る照明装置Sによる凹凸もなだらかになるので、係る照明装置Sの凹凸によって、係る自動車の進行による風の抵抗が軽減可能で、つまり、係る照明装置Sの配置の自由度も増し、有用である。
【0110】
図9の構成の例は、
図8に示される装飾機能付き面係着案内表示物2の構成の例において、係る照明装置Sが備えられる位置に合わせて、表示シート93にスリット20が設けられた構成の例であり、
図9(a)の構成の例が、係る構成の例の正面図であり、
図9(b)が、係るスリット20に設けられた照明装置Sを長手方向から見た縦断面図であり、
図9(c)が、係る照明装置Sの短手方向の端部を横から見た縦断面図の構成の例である。
【0111】
係る装飾機能付き面係着案内表示物2の構成の例は、「A○店」等と記載された係る表示可能領域11を備えて、且つ、例えば粘着剤等を裏面に備えて、係る略裏面全体で係着可能な表示シート93が、任意の位置にスリット20を備えて、係るスリット20に設けられた二本の照明装置Sによって、係る表示シート93が係る表示シート93の略面直方向に開口したスリット20である面直開口部40を備えて、係る面係着着脱基材95に、係る表示シート93が係る表示シート93の裏面の略全面にて係着し、係る照明装置Sが、係る「A○店」を上下から照らした構成の例である。
【0112】
係る構成とすることによって、係る表示シート93は、背面の粘着材等によって、面係着着脱基材95に係着され、係るスリット20からの照明の光で、係る表示可能領域11の文字やデザインの強調したい部分を照らし、強調可能な構成の例であり、有用である。
係る構成によって、例えば、店舗等の窓や扉や自動車に貼付された案内表示や看板を、照明の光で、特に強調したい店名等の部分をピンポイントで強調可能であり、有用である。
【0113】
また、自動車の扉等に設ける際には、走行時の風の抵抗を避ける為に、例えば、自動車の進行方向に対して、係る面直開口部40を風下側にして係る照明を設けるか、あるいは、係る照明装置Sの長手方向と進行方向を略同一な構成として、自動車の進行による風の抵抗を少なくする構成としても有用である。
また、係る製造方法としては、係る表示シート93の、任意の自由な位置に、スリット20を設け、係るスリット20に係る装飾物Sである照明装置Sを係着させ、係る照明装置Sを備えた表示シート93を、係る面係着着脱基材95に、係る表示シート93の裏面の略全体で係着する製造方法としても良いし、また、係る照明装置Sは、係る面係着着脱基材95に先に、予め両面テープなどで設けた後に、その上から係る表示シート93を、係るスリット20の位置を合わせながら設ける製造方法としても良い。
【0114】
また、係る照明装置Sの電気配線は、図面には示されていないが、係る表示シート93と面係着着脱基材95との間に配線する構成としても良いし、係る面係着着脱基材95に、係る配線の穴を予め設けて、係る面係着着脱基材95の中を、係る配線を通す構成としても良い。
【0115】
図10の構成の例は、複数の面係着表示材10が、互いに略接して面係着着脱基材95に設けられ、係る略接した面係着表示材10の端部を、係る面係着表示材10の面直方向に開口し、係る開口部である面直開口部40から覗くようにして設けられた照明装置Sの照明の光によって、係る表示可能領域11を照らす構成の例である。
【0116】
図10(a)が、係る構成の例の正面図、
図10(b)が係る構成の例の面直開口部40の正面から見た縦断面図、
図10(c)が、係る構成の例の照明装置Sの短手方向から見た縦断面図である。
係る構成の有用性としては、主には
図3の構成の有用性と略同様の効果があり、
図9の構成の有用性との相違について、
図9の構成の例の面係着表示材10が、スリット20を備えることによって係る照明装置Sを設けることによって、係る照明装置Sがより目立ち難い、という有用性があるのに対し、
図10の構成においては、加工あるいは施工性の点で比較的容易であるという有用性があり、また、係る照明装置S側に設けている面係着表示材10のデザインを変える等も可能であり、自由度の高さにおいても、有用性を発揮するものである。
係る照明装置Sの短手方向の端部に、例えば、
図6(a)の上側のスリット20にある様に、切り込みを入れて係る照明装置Sの凹凸による面係着表示材10の皺を軽減する構成としても良い。
【0117】
また、係る製造方法としては、複数の表示シート93を準備し、照明装置Sによって照らされる側の表示シート93、つまり、本構成の例においては、「A○店」と書かれた表示シート93を面係着着脱基材95に係着させ、照明装置Sを、「A○店」と書かれた表示シート93を照らしたい位置に光が当たるよう、係る照明装置Sを係る表示シート93の外側に設け、係る表示シート93の辺に略接する様に、係る照明装置Sの上から、他の表示シート93を、面係着着脱基材95に設ける方法としても良いし、あるいは、他の表示シート93に、係る照明装置Sを係着させてから、係る照明装置Sを設けられた表示シート93を、係る先に面係着着脱基材95に設けられた表示シート93に略接する様にして設ける方法としても良いし、また、あるいは、まず、係る照明装置Sを裏側に設けた表示シート93を面係着着脱基材95に設けて、係る本構成の例においては、「A○店」と書かれた表示シート93を面係着着脱基材95に係着させ、更にその下側の辺に略接する様にして、係る照明装置Sと表示シート93を設ける方法としても良い。
【0118】
図11の構成の例は、複数の表示シート93が、互いに一部を重複する様にして面係着着脱基材95に設けられ、係る重複した重複方向に下側の表示シート93の上に、照明装置Sの一部または全部が載り、係る重複したもう一枚の上側の表示シート93である後付け係着表示材18が、係る照明装置Sの上から係る2枚の表示シート93で照明装置Sを挟むようにして設けられた構成の例であり、
図11(a)が、係る構成の例の正面図、
図11(b)が係る構成の例の面直開口部40の正面から見た縦断面図、
図11(c)が、係る構成の例の照明装置Sの短手方向から見た縦断面図であり、また、係る照明装置Sは、係る重複する様にして面係着面保持材23に設けられて、重複方向に下側の表示シート93の上に、照明装置Sが載った構成の例であるが、係る照明装置Sは、係る重複方向に下側の面係着面保持材23の辺の外に設けられ、係る面係着面保持材23のみが、重複する構成としても良い。
【0119】
係る重複した後付け係着表示材18の端部を、係る表示シート93の面直方向に開口し、係る開口部である面直開口部40から覗くようにして設けられた照明装置Sの、係る照明の光によって、係る表示可能領域11を照らす構成の例である。
係る構成の有用性としては、主には
図3あるいは
図4の構成の有用性と略同様の効果があり、
図4の構成と比較すると、
図11の構成においては、係る表示シート93を重複する様にして設ける構成であるので、係る後付け係着表示材18が多少ずれても、係る面係着着脱基材95が見えることが無いので、施工性の容易さにおいても、有用性があるものである。
【0120】
また、係る製造方法としては、複数の表示シート93を準備し、照明装置Sによって照らされる側の表示シート93、つまり、本構成の例においては、「A○店」と書かれた表示シート93を面係着着脱基材95に係着させ、照明装置Sを、「A○店」と書かれた表示シート93を照らしたい位置に光が当たるよう、係る照明装置Sを係る表示シート93の任意の位置に、係る照明装置Sの一部または全部を載せるようにして設け、係る照明装置Sの上から、他の表示シート93を、面係着着脱基材95に設ける方法としても良いし、あるいは、他の表示シート93に、係る照明装置Sを係着させてから、係る照明装置Sを設けられた表示シート93を、係る先に面係着着脱基材95に設けられた表示シート93に重複する様にして設ける方法としても良い。
【0121】
図12の構成の例は、
図3の構成の例のスリット20に、装飾物Sとしての照明装置Sと合わせて、飾りSを設けた構成の例である。
図12(a)が、係る正面図、
図12(b)が係る構成の例の面直開口部40の正面から見た縦断面図、
図12(c)が、係る構成の例の照明装置Sの短手方向から見た縦断面図である。
図12(a)において、係る下側のスリット20による面直開口部40には、
図3の構成と同様、照明装置Sが設けられており、係る照明装置Sの両端の外側の係るスリット20に、照明装置Sとは別の装飾物Sが2つ設けられている構成の例である。
【0122】
係る、左側の装飾物Sは、花の飾りSが係るスリット20に挿入して表示シート93の裏面に係着されて設けられている構成の例であり、右側の装飾物Sは、追加的な案内表示Sとして、「3割引」という追加的な案内表示Sが、係るスリット20に設けられている構成の例である。
係る「3割引」という案内表示は、係るスリット20の右端に、棒を挿入して、係る表示シート93の裏面に係着されて設けられ、係る棒に札状に「3割引」と設けられている構成の例である。
係る札状に設けられた「3割引」という表示は、係る
図12(a)の構成の例においては、可撓性のシートに記入された「3割引」という可撓性のシートを、二つ折りにして、略筒状に形成して、係るスリット20の右端に設けられた棒に着脱可能に挿入して、係る表示を変更可能とした構成の例であり、係る構成とすることによって、日によって、「2割引」としたり、他の特典内容を記入して付け替えることも可能であり、有用である。
【0123】
係る札状の追加的な案内表示Sは、この様に、係るスリット20に自立的に設けられた札でも良いし、係るスリット20から、吊設的に設けられた札としても良く、その他、限定せず、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
この様に、装飾物Sとして飾りSや追加的な案内表示Sを係るスリット20あるいは面直開口部40に設ける構成とすることによって、係る面係着表示材10の表示可能領域11に記載された文字等を際立たせ、例えば、店舗の窓や、扉に貼付された案内表示の特定の文字等をピンポイントで狙って装飾可能で、係る案内表示等への目を引く構成とすることが可能であり、集客効果を高め、有用である。
【0124】
また、係るスリット20に設けられた棒状の部材を、棒状の照明装置Sとして、係る照明装置Sに例えば、係る札状の「3割引」を記載した札を設ける構成としても良く、係る構成とすることによって係る追加的な案内表示Sを、明るく目立たせることが可能な構成となり、目を引くことによる宣伝あるいは集客効果を向上させることが可能な構成となり、有用である。
尚、係る上側のスリット20に設けられた照明装置Sの両端部にあたる表示シート93にスリット20が設けられていることによって、係るスリット20をコの字型である構成として、係る照明装置Sの凸形状による皺を減少させることが可能な構成となり、しっかりと係る表示シート93を面係着着脱基材95に密着させて係着可能となる構成であり、有用である。
【0125】
係るスリット20に設けた装飾物Sの凸形状による係る表示シート93の皺を防止する為のスリット20は、
図12(a)の構成の例の上側のスリット20の様に、コの字形に設けても良いし、係る照明装置Sや装飾物Sの形状に合わせて、略V字型でも、略W型でも、略U字型でも、その他、適宜、設定すればよく、係る形状は限定せず、また、
図10や
図11の構成の例の様な複数の表示シート93から成る構成においても同様に有用である。
【0126】
また、
図12(a)において、係る下側の面直開口部40より下側に設けられた表示シート93の背面には、背面シート状部材98が備えられ、係る背面シート状部材98が、装飾物Sである照明装置Sあるいは飾りSあるいは追加的な案内表示Sによって形成される、係る表示可能領域11に現れる凸形状をなだらかにすることが可能であり、係る装飾物Sによる表示可能領域11の意匠性を乱すことが無く、有用である。
また、係る構成の製造方法としては、略
図9の説明内の製造方法の説明における装飾物Sである照明装置Sを、飾りSあるいは追加的な案内表示Sとする製造方法となる。
【0127】
尚、上記一連の本図の構成の例において、
面係着表示材10は、表側の面に表示可能領域11を備えて、裏側の面が面係着材94である、マグネットシートまたは面ファスナーまたは自己吸着シートまたは粘着シートであり、略裏側の面全体で、磁着、あるいは吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは融着、あるいは静電気による吸着によって、前記面係着面保持材23に係着可能であり、その他、限定せず、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
【0128】
また、それぞれの特徴を備えた面係着材94は、係るそれぞれの特徴に合わせて係着可能な面係着面保持材23あるいは面係着着脱基材95等に係着する材であり、例えば、係る面係着材94が、マグネットシートであれば、面係着面保持材23は係るマグネットシートが係着可能な鉄の扉や自動車、壁、柱、板等であり、係る面係着材94が、自己吸着シートや粘着シートであれば、面係着面保持材23は自己吸着シートや粘着シートが係着可能な略平滑な面を備えた素材である構成であり、係る面係着材94が面ファスナーであれば面係着面保持材23は面ファスナーを備えた構成であり、係る面係着材94が静電気による吸着である構成である場合は、面係着面保持材23は係る静電気により係着可能な構成とするものである。
【0129】
特に、係る面係着表示材10が、着脱可能に係着可能である面係着着脱表示材96は、表示可能領域11を備えて、係る裏面が、面係着着脱基材95であるマグネットシートまたは面ファスナーまたは自己吸着シートによる構成である。
面係着着脱基材95は、面係着材94のうち、着脱可能な面係着材94であり、マグネットシートでも良いし、自己吸着シートでも良いし、面ファスナーでも、静電気により係着可能な構成でも良く、その他、本願発明の特徴的な作用、効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
【0130】
尚、係る面係着着脱表示材96は、係る面係着着脱基材95に直接案内表示を印刷等して記載することによって表示可能領域11を設ける構成としても良いし、面係着着脱基材95に、別の表示可能領域11を備えた粘着材等で係着可能なビニール等で構成される面係着表示材10を貼付した構成としても良い。
また、表示シート93は、面係着表示材10であり、主に面係着材94に設けられた面係着表示材10を、表示シート93と呼称するものである。
また、表示シート93を備えた面係着材94もまた、面係着表示材10である。
【0131】
また、表示可能領域11は、面係着表示材10の表面に案内表示や広告等の情報を表示する部分であり、基本的な構成としては面係着表示材10の表側全面またはその一部をその領域とすることとなる。
また、面係着面保持材23は、面係着表示材10を、係る面係着表示材10の裏側に備えられた面係着材94にて略全面的に係着して係る面係着表示材10と装飾物Sの位置を保持する為の、例えば扉や、壁、柱、ガラス等の仕切りや、自動車などの面であり、その他、限定せず、本願発明の特徴的な作用、効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
【0132】
また、自己吸着シートは、被着体に対して、素材自体が吸着し、粘着剤や糊を使用せずに貼り付けが可能なシートであり、微細な吸盤による吸着、ジェル状による吸着でも良く、その他本願発明の特徴的な作用、効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
【0133】
また、係る面係着表示材10あるいは面係着材94の素材は、可撓性のシート状の素材であり、マグネットシートでも、面ファスナーでも、自己吸着シートでも、粘着シートでも良く、裏面の略全面で係着可能な、テント生地やメッシュ生地等の布状部材、網状部材、他各種繊維素材、各種ゴムや各種樹脂シート製、綿、麻等の天然素材、紙製、ポンジ、麻布、ターポリン、金属メッシュ等の金属、ガラス繊維、また、色も透明、蛍光、光っても良く、その他、必要に応じた強度、機能を有し、本発明と同一の作用効果を発揮できる範囲内でその素材を限定しない。
【0134】
また、スリット20形状は、一の字、コの字、エの字、Uの字形状でも、波型、V字、W字、T字、Y字等、その他、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる範囲内で変更することができるものである。また、必要に応じてスリット20には任意の幅を持たせることも可能である。
また、装飾物Sも、飾りSの花でも良いし、その店の商品に関連する飾りSでも良いし、追加的な案内表示Sでも良いし、限定しない。
【産業上の利用可能性】
【0135】
本発明は、扉や壁や柱やあるいは、自動車等の案内表示の装飾や照明機能が発揮でき、飲食店や各種イベントの看板や自動車等の移動体の案内として広く利用でき、看板や案内の強調したい部分を、光による強調の自由度が高く、目立たせることを可能とする魅力的な発明品となり、産業上利用可能性は極めて高いと思慮されるものである。
【符号の説明】
【0136】
1 装飾機能付き面係着案内表示物の製造方法
2 装飾機能付き面係着案内表示物
10 面係着表示材
11 表示可能領域
18 後付け係着表示材
19 発光部
20 スリット
23 面係着面保持材
40 面直開口部
93 表示シート
94 面係着材
95 面係着着脱基材
96 面係着着脱表示材
98 背面シート状部材
99 背面隙間
S 装飾物・照明装置・飾り・追加的な案内表示
【手続補正書】
【提出日】2021-02-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装飾物(S)を保持する保持手段を有する装飾機能付き面係着案内表示物(2)であって、
表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)とした可撓性のシート状の素材を備え、
裏側に背面シート状部材(98)を備え、前記可撓性のシート状の素材と前記背面シート状部材(98)は互いの向かい合った略全面にて互いに係着され、
前記装飾物(S)は照明装置(S)であり、
前記照明装置(S)は、背面隙間(99)に設けることが可能であり、
前記背面隙間(99)は、前記背面シート状部材(98)に設けられた切れ込みあるいは穴または、前記背面シート状部材(98)と前記背面シート状部材(98)の間の隙間であり、
前記照明装置(S)は、前記可撓性のシート状の素材を透過して前記表示可能領域(11)の任意の位置を光で装飾可能であることを特徴とする装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項2】
装飾物(S)を保持する保持手段を有する装飾機能付き面係着案内表示物(2)であって、可撓性のシート状の素材から成り、前記可撓性のシート状の素材は、
表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)として裏側の面の略面全体で係着可能な可撓性のシート状の素材である面係着表示材(10)であり、1以上のスリット(20)を任意の位置に備えるか、
または複数の面係着表示材(10)が接するかあるいは一部を重複して設けられ、
前記スリット(20)、または前記複数の面係着表示材(10)が接するか一部を重複して設けられた辺に、前記装飾物(S)を備え、
前記面係着表示材(10)は、表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)とし、裏側の面が面係着材であり、裏側の略面全体で、粘着、あるいは貼着、あるいは接着によって、面係着面保持材(23)に係着可能で、
前記スリット(20)、あるいは前記複数の面係着表示材(10)が接するか一部を重複して設けられた辺、または面直開口部(40)の内側の、前記面係着表示材(10)の粘着面あるいは接着面の任意の部分に、接着効果除去材を設け、前記接着面あるいは粘着面の接着機能を無くして装飾物(S)を収容可能であり、
前記面直開口部(40)は、前記スリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部を前記面係着表示材(10)の面直方向に開口させた開口部であり、
前記装飾物(S)は、飾りまたは追加的な案内表示または照明装置(S)であり、
前記スリット(20)部に保持される装飾物(S)で案内表示を装飾可能であることを特徴とする装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項3】
前記装飾物(S)が、照明装置(S)であり、前記照明装置(S)を、
前記面係着表示材(10)の裏側の面に設けて、前記照明装置(S)によって前記スリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部を前記面係着表示材(10)の面直方向に開口させた面直開口部(40)を保持し、前記照明装置(S)からの光で、表示可能領域(11)を照らすことを特徴とする請求項2に記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項4】
前記面直開口部(40)から、前記照明装置(S)が突き出して設けられて、表示可能領域(11)を照らすこと可能であることを特徴とする請求項2に記載の装飾機能付き面係着案内表示物。
【請求項5】
前記面直開口部(40)から、突き出して設けられた前記照明装置(S)に、追加的な案内表示を、備えたことを特徴とする請求項4に記載の装飾機能付き面係着案内表示物。
【請求項6】
前記スリット(20)または前記面直開口部(40)に、筒状部材を備え、該筒状部材に装飾物を抜き差し可能に装飾可能であることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項7】
前記スリット(20)または前記面直開口部(40)に、発泡部材を備え、該発泡部材に装飾物を抜き差し可能に装飾可能であることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項8】
前記スリット(20)または前記面直開口部(40)に、水を保持可能に筒状部材または発泡部材を備え、生け花を生けることが可能であることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項9】
前記装飾物(S)が、飾りまたは追加的な案内表示であり、
前記飾りまたは追加的な案内表示を、前記面係着表示材(10)の裏側の面にて、前記面係着面保持材(23)または他の前記面係着表示材(10)との間で挟持して保持して、前記スリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部から突き出す様にして設けられた前記飾りまたは追加的な案内表示が、前記表示可能領域(11)を装飾することを特徴とする請求項2から請求項9のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項10】
前記装飾機能付き面係着案内表示物(2)が、装飾物(S)を備えたことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項11】
前記装飾機能付き面係着案内表示物(2)が、面係着面保持材(23)に係着されたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項12】
前記装飾機能付き面係着案内表示物(2)が、略裏側の面全体で、磁着、あるいは吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは融着、あるいは静電気による吸着によって、面係着面保持材(23)に係着可能であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項13】
前記装飾機能付き面係着案内表示物(2)の背面が、粘着材または接着剤であり、面係着面保持材(23)に係着可能であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項14】
前記可撓性のシート状の素材からなる面係着表示材(10)の背面が、粘着材または接着剤であり、面係着面保持材(23)に係着されたことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項15】
前記可撓性のシート状の素材からなる面係着表示材(10)または背面シート状部材(98)が、背面の略全面に、着脱可能な面係着材(94)である、面係着着脱基材(95)を備え、面係着面保持材(23)に着脱可能に係着可能であることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項16】
前記装飾機能付き面係着案内表示物(2)が、前記面係着面保持材(23)に面係着表示材(10)に設けられた前記スリット(20)に前記装飾物(S)を備えて、
前記面係着表示材(10)の裏側の面の面係着材によって、略裏側の面全体で、磁着、あるいは吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは融着、あるいは静電気による吸着によって、前記面係着面保持材(23)に係着されたことを特徴とする請求項2から請求項15のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項17】
前記可撓性のシート状の素材からなる面係着表示材(10)が、表側の面の全部又は一部に表示可能領域(11)を備えた粘着シートであることを特徴とする請求項1から請求項19のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項18】
前記装飾物(S)が照明装置(S)であり、前記照明装置(S)を前記可撓性のシート状の素材からなる面係着表示材(10)の裏側の面に設けて、前記照明装置(S)によって前記面係着表示材(10)のスリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部を前記面係着表示材(10)の面直方向に開口させた面直開口部(40)を保持し、前記照明装置(S)からの光で、表示可能領域(11)を照らすことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項19】
前記可撓性のシート状の素材からなる面係着表示材(10)が、着脱可能に係着可能である、面係着着脱表示材(96)であるマグネットシートまたは面ファスナーまたは自己吸着シートであることを特徴とする請求項1から請求項18のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【手続補正書】
【提出日】2021-05-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装飾物(S)を保持する保持手段を有する装飾機能付き面係着案内表示物(2)であって、
表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)とした可撓性のシート状の素材を備え、裏側に背面シート状部材(98)を備え、前記可撓性のシート状の素材と前記背面シート状部材(98)は互いの向かい合った略全面にて互いに係着され、
前記装飾物(S)は照明装置(S)であり、
前記照明装置(S)は、背面隙間(99)に設けることが可能であり、
前記背面隙間(99)は、前記背面シート状部材(98)に設けられた切れ込みあるいは穴または、前記背面シート状部材(98)と前記背面シート状部材(98)の間の隙間であり、
前記照明装置(S)は、前記可撓性のシート状の素材を透過して前記表示可能領域(11)の任意の位置を光で装飾可能であることを特徴とする装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項2】
装飾物(S)を保持する保持手段を有する装飾機能付き面係着案内表示物(2)であって、可撓性のシート状の素材から成り、前記可撓性のシート状の素材は、
表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)として裏側の面の略面全体で係着可能な可撓性のシート状の素材である面係着表示材(10)であり、1以上のスリット(20)を任意の位置に備えるか、
または複数の面係着表示材(10)が接するかあるいは一部を重複して設けられ、
前記スリット(20)、または前記複数の面係着表示材(10)が接するか一部を重複して設けられた辺に、前記装飾物(S)を備え、
前記面係着表示材(10)は、表側の面の全部又は一部を表示可能領域(11)とし、裏側の面が面係着材であり、裏側の略面全体で、粘着、あるいは貼着、あるいは接着によって、面係着面保持材(23)に係着可能で、
前記スリット(20)、あるいは前記複数の面係着表示材(10)が接するか一部を重複して設けられた辺、または面直開口部(40)の内側の、前記面係着表示材(10)の粘着面あるいは接着面の任意の部分に、接着効果除去材を設け、前記接着面あるいは粘着面の接着機能を無くして装飾物(S)を収容可能であり、
前記面直開口部(40)は、前記スリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部を前記面係着表示材(10)の面直方向に開口させた開口部であり、
前記装飾物(S)は、飾りまたは追加的な案内表示または照明装置(S)であり、
前記スリット(20)部に保持される装飾物(S)で案内表示を装飾可能であることを特徴とする装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項3】
前記装飾物(S)が、照明装置(S)であり、前記照明装置(S)を、
前記面係着表示材(10)の裏側の面に設けて、前記照明装置(S)によって前記スリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部を前記面係着表示材(10)の面直方向に開口させた面直開口部(40)を保持し、前記照明装置(S)からの光で、表示可能領域(11)を照らすことを特徴とする請求項2に記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項4】
前記面直開口部(40)から、前記照明装置(S)が突き出して設けられて、表示可能領域(11)を照らすこと可能であることを特徴とする請求項2に記載の装飾機能付き面係着案内表示物。
【請求項5】
前記面直開口部(40)から、突き出して設けられた前記照明装置(S)に、追加的な案内表示を、備えたことを特徴とする請求項4に記載の装飾機能付き面係着案内表示物。
【請求項6】
前記スリット(20)または前記面直開口部(40)に、筒状部材を備え、該筒状部材に装飾物を抜き差し可能に装飾可能であることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項7】
前記スリット(20)または前記面直開口部(40)に、発泡部材を備え、該発泡部材に装飾物を抜き差し可能に装飾可能であることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項8】
前記スリット(20)または前記面直開口部(40)に、水を保持可能に筒状部材または発泡部材を備え、生け花を生けることが可能であることを特徴とする請求項2から請求項7のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項9】
前記装飾物(S)が、飾りまたは追加的な案内表示であり、
前記飾りまたは追加的な案内表示を、前記面係着表示材(10)の裏側の面にて、前記面係着面保持材(23)または他の前記面係着表示材(10)との間で挟持して保持して、前記スリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部から突き出す様にして設けられた前記飾りまたは追加的な案内表示が、前記表示可能領域(11)を装飾することを特徴とする請求項2から請求項8のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項10】
前記装飾機能付き面係着案内表示物(2)が、前記面係着面保持材(23)に備えられた面係着表示材(10)に設けられた前記スリット(20)に前記装飾物(S)を備えて、
前記面係着表示材(10)の裏側の面の面係着材によって、略裏側の面全体で、磁着、あるいは吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは融着、あるいは静電気による吸着によって、前記面係着面保持材(23)に係着されたことを特徴とする請求項2から請求項9のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項11】
前記装飾機能付き面係着案内表示物(2)が、面係着面保持材(23)に係着されたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項12】
前記装飾機能付き面係着案内表示物(2)が、略裏側の面全体で、磁着、あるいは吸着、あるいは粘着、あるいは貼着、あるいは接着、あるいは融着、あるいは静電気による吸着によって、面係着面保持材(23)に係着可能であることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項13】
前記装飾機能付き面係着案内表示物(2)の背面が、粘着材または接着剤であり、面係着面保持材(23)に係着可能であることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項14】
前記可撓性のシート状の素材からなる面係着表示材(10)の背面が、粘着材または接着剤であり、面係着面保持材(23)に係着されたことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項15】
前記可撓性のシート状の素材からなる面係着表示材(10)または背面シート状部材(98)が、背面の略全面に、着脱可能な面係着材(94)である、面係着着脱基材(95)を備え、面係着面保持材(23)に着脱可能に係着可能であることを特徴とする請求項1から請求項14のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項16】
前記可撓性のシート状の素材からなる面係着表示材(10)が、表側の面の全部又は一部に表示可能領域(11)を備えた粘着シートであることを特徴とする請求項1から請求項15のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項17】
前記装飾物(S)が照明装置(S)であり、前記照明装置(S)を前記可撓性のシート状の素材からなる面係着表示材(10)の裏側の面に設けて、前記照明装置(S)によって前記面係着表示材(10)のスリット(20)または前記面係着表示材(10)の端部を前記面係着表示材(10)の面直方向に開口させた面直開口部(40)を保持し、前記照明装置(S)からの光で、表示可能領域(11)を照らすことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。
【請求項18】
前記可撓性のシート状の素材からなる面係着表示材(10)が、着脱可能に係着可能である、面係着着脱表示材(96)であるマグネットシートまたは面ファスナーまたは自己吸着シートであることを特徴とする請求項1から請求項17のいずれかに記載の装飾機能付き面係着案内表示物(2)。