(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022020212
(43)【公開日】2022-02-01
(54)【発明の名称】カット表作成装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 5/91 20060101AFI20220125BHJP
【FI】
H04N5/91
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020123583
(22)【出願日】2020-07-20
(71)【出願人】
【識別番号】515285512
【氏名又は名称】ノースショア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100205659
【弁理士】
【氏名又は名称】齋藤 拓也
(74)【代理人】
【識別番号】100145713
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 竜太
(72)【発明者】
【氏名】石井 龍
【テーマコード(参考)】
5C053
【Fターム(参考)】
5C053FA14
5C053FA23
5C053LA06
(57)【要約】
【課題】よりカットとして好ましい画像を抽出するカット表作成装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】動画像からカット表100を作成するカット表作成装置1であって、動画像を取得する動画像取得部11と、取得した動画像に含まれる被写体から所定の被写体を抽出する抽出部13と、抽出された被写体を含む動画像の所定のカットを特定する特定部14と、特定されたカットをサムネイル101として時系列で並べたカット表100を作成するカット表作成部16と、作成されたカット表100を出力する出力部17と、を備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動画像からカット表を作成するカット表作成装置であって、
動画像を取得する動画像取得部と、
取得した前記動画像に含まれる被写体から所定の被写体を抽出する抽出部と、
抽出された被写体を含む前記動画像の所定のカットを特定する特定部と、
特定されたカットをサムネイルとして時系列で並べたカット表を作成するカット表作成部と、
作成されたカット表を出力する出力部と、
を備えるカット表作成装置。
【請求項2】
前記特定部は、前記動画像のシーンの切り替えタイミングを特定する請求項1に記載のカット表作成装置。
【請求項3】
前記特定部は、前記動画像のシーン中の文字の表示を開始するカットを特定する請求項1又は2に記載のカット表作成装置。
【請求項4】
前記カット表作成部は、カットに含まれる文字の大きさに基づいて、サムネイルの大きさを変更してカット表を作成する請求項3に記載のカット表作成装置。
【請求項5】
前記特定部は、前記動画像に含まれる人物の表情に基づいて所定のカットを特定する請求項1から4のいずれかに記載のカット表作成装置。
【請求項6】
前記カット表作成部は、前記サムネイルにリンクする、前記動画像の前記サムネイルを含む所定の時間的な長さのショートムービーを作成する請求項1から5のいずれかに記載のカット表作成装置。
【請求項7】
作成された前記ショートムービーの再生中に前記サムネイルと置き換える前記カットの指定を取得する指定取得部をさらに備え、
前記カット表作成部は、取得された前記カットの指定に基づいて、指定された前記カットに前記サムネイルを置き換える請求項6に記載のカット表作成装置。
【請求項8】
作成されたカット表の並べ順の変更を取得する変更取得部をさらに備え、
前記カット表作成部は、取得された変更に基づいて、前記サムネイルの並び順を変更する請求項1から7のいずれかに記載のカット表作成装置。
【請求項9】
動画像からカット表を作成するカット表作成装置としてコンピュータを動作させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
動画像を取得する動画像取得部、
取得した前記動画像に含まれる被写体から所定の被写体を抽出する抽出部、
抽出された被写体を含む前記動画像の所定のカットを特定する特定部、
特定されたカットをサムネイルとして時系列で並べたカット表を作成するカット表作成部、
作成されたカット表を出力する出力部、
として機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カット表作成装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、動画像に含まれるカットの変わり目を表にしたカット表が知られている。例えば、CMに含まれる複数のカットを並べたカット表が知られている。カット表は、動画像の構成を表として簡易に示すものであり、動画像の編集時に用いられる。カット表は、動画像に含まれるシーンの切り替えタイミング等を1カットとして作成される。このような、カットを検出するAV信号記録装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、カットの変わり目を検出して、ディスプレイに検出されたカットを表示している。このように複数のカットを自動的に検出することは、カット表を作成する上で有用である。一方、カット表とする場合には、シーンの変わり目以外に最適なカットとなる場合もある。そこで、よりカットとして好ましい画像を抽出することができれば好適である。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、よりカットとして好ましい画像を抽出するカット表作成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、動画像からカット表を作成するカット表作成装置であって、動画像を取得する動画像取得部と、取得した前記動画像に含まれる被写体から所定の被写体を抽出する抽出部と、抽出された被写体を含む前記動画像の所定のカットを特定する特定部と、特定されたカットをサムネイルとして時系列で並べたカット表を作成するカット表作成部と、作成されたカット表を出力する出力部と、を備えるカット表作成装置に関する。
【0007】
また、前記特定部は、前記動画像のシーンの切り替えタイミングを特定するのが好ましい。
【0008】
また、前記特定部は、前記動画像のシーン中の文字の表示を開始するカットを特定するのが好ましい。
【0009】
また、前記カット表作成部は、カットに含まれる文字の大きさに基づいて、サムネイルの大きさを変更してカット表を作成するのが好ましい。
【0010】
また、前記特定部は、前記動画像に含まれる人物の表情に基づいて所定のカットを特定するのが好ましい。
【0011】
また、前記カット表作成部は、前記サムネイルにリンクする、前記動画像の前記サムネイルを含む所定の時間的な長さのショートムービーを作成するのが好ましい。
【0012】
また、前記カット表作成装置は、作成された前記ショートムービーの再生中に前記サムネイルと置き換える前記カットの指定を取得する指定取得部をさらに備え、前記カット表作成部は、取得された前記カットの指定に基づいて、指定された前記カットに前記サムネイルを置き換えるのが好ましい
【0013】
また、カット表作成装置は、作成されたカット表の並べ順の変更を取得する変更取得部をさらに備え、前記カット表作成部は、取得された変更に基づいて、前記サムネイルの並び順を変更するのが好ましい。
【0014】
また、本発明は、動画像からカット表を作成するカット表作成装置としてコンピュータを動作させるプログラムであって、前記コンピュータを、動画像を取得する動画像取得部、取得した前記動画像に含まれる被写体から所定の被写体を抽出する抽出部、抽出された被写体を含む前記動画像の所定のカットを特定する特定部、特定されたカットをサムネイルとして時系列で並べたカット表を作成するカット表作成部、作成されたカット表を出力する出力部、として機能させるプログラムに関する。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、よりカットとして好ましい画像を抽出するカット表作成装置及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の一実施形態に係るカット表作成装置によって作成されるカット表を示す概略図である。
【
図2】一実施形態のカット表作成装置の。構成を示すブロック図である。
【
図3】一実施形態のカット表作成装置におけるカット表の作成画面を示す画面図である。
【
図4】一実施形態のカット表作成装置における動作の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の一実施形態に係るカット表作成装置1及びプログラムについて、
図1から
図4を参照して説明する。
まず、カット表の概略について説明する。
【0018】
カット表は、例えば、動画像を構成するカットの一部を時系列に並べることにより、動画像の内容を表として簡易的に示すものである。カット表は、一例として、CM等を構成するカットを並べた表である。カット表には、動画像に含まれるシーンの切り替え、特定の被写体の抽出等により特定されたカットが配置される。カット表は、例えば、動画像の編集時等に用いられる。
【0019】
カット表100には、
図1に示すように、カットを示す複数のサムネイル101と、サムネイル101に含まれる文字情報102と、音楽及びセリフを含む音声情報103とが示される。複数のサムネイル101、文字情報102、及び音声情報103は、例えば、それぞれ縦方向に並べて配置される。サムネイル101には、該当するシーンの開始時間及び終了時間が別途示される。また、サムネイル101には、シーンの順序を示す番号が示される。
【0020】
次に、カット表作成装置1の構成について説明する。
カット表作成装置1は、動画像からカット表100を作成する装置である。カット表作成装置1は、
図2に示すように、動画像取得部11と、動画像格納部12と、抽出部13と、特定部14と、カット情報格納部15と、カット表作成部16と、出力部17と、指定取得部18と、変更取得部19と、を備える。
【0021】
動画像取得部11は、例えば、CPUが動作することにより実現される。動画像取得部11は、動画像を取得する。具体的には、動画像取得部11は、CM動画等、カット表100を作成する対象となる動画像を取得する。
【0022】
動画像格納部12は、例えば、ハードディスク等の記録媒体である。動画像格納部12は、取得された動画像を格納する。
【0023】
抽出部13は、例えば、CPUが動作することにより実現される。抽出部13は、取得した動画像に含まれる被写体から所定の被写体を抽出する。抽出部13は、例えば、動画像に含まれる文字を被写体として抽出する。また、抽出部13は、例えば、動画像に含まれる人物を被写体として抽出する。
【0024】
特定部14は、例えば、CPUが動作することにより実現される。特定部14は、抽出された被写体を含む動画像の所定のカットを特定する。特定部14は、例えば、動画像のシーンの切り替えタイミングを特定する。具体的には、特定部14は、場面の変換タイミング、文字情報102の表示タイミング、及び人物の表情の変わり目を所定のカットとして特定する。また、特定部14は、特定したカットを含むシーンの開始時刻及び終了時刻を含む時刻情報、カットに含まれる文字情報102、並びに音声及びセリフを含む音声情報を特定する。本実施形態において、特定部14は、例えば、動画像のシーン中の文字の表示を開始するカットを特定する。また、特定部14は、動画像に含まれる人物の表情に基づいて所定のカットを特定する。特定部14は、例えば、目の輝度の変化及び歯の位置に基づいて、正面を向いた人物の笑顔を含むカットを特定する。
【0025】
カット情報格納部15は、例えば、ハードディスク等の記録媒体である。カット情報格納部15は、特定部14によって特定されたカット、時刻情報、及び音声情報を格納する。
【0026】
カット表作成部16は、例えば、CPUが動作することにより実現される。カット表作成部16は、特定されたカットをサムネイル101として時系列で並べたカット表100を作成する。カット表作成部16は、例えば、
図3に示すように、特定されたカット、文字情報102、及び音声情報を含むカット表100が作成する。また、カット表作成部16は、サムネイル101にリンクする、動画像のサムネイル101を含む所定の時間的な長さのショートムービーを作成する。カット表作成部16は、例えば、カットの時刻の前後の所定時間のショートムービーを作成する。カット表作成部16は、例えば、カット表100の各サムネイル101へのマウスオーバーにより、リンクされたショートムービーを再生可能なカット表100を作成する。カット表作成部16は、例えば、マウスオーバーにより、半秒ごとに再生可能なショートムービーを作成する。カット表作成部16は、例えば、動画像に含まれる文字をOCR(Optical character recognition)を用いて認識する。また、カット表作成部16は、例えば、動画像に含まれる音声について、音声認識プログラムを用いて認識する。
【0027】
出力部17は、例えば、CPUが動作することにより実現される。出力部17は、作成されたカット表100を出力する。出力部17は、例えば、外部の端末で表示可能にカット表100を出力する。
【0028】
指定取得部18は、例えば、CPUが動作することにより実現される。指定取得部18は、作成されたショートムービーの再生中にサムネイル101と置き換えるカットの指定を取得する。指定取得部18は、例えば、ショートムービーの再生中に、マウスのクリックを受け付けることにより、置き換えるカットの指定を受け付ける。指定取得部18は、例えば、サムネイル101としてより相応しいと希望されたカットの指定を受け付ける。
【0029】
変更取得部19は、例えば、CPUが動作することにより実現される。変更取得部19は、作成されたカット表100の並べ順の変更を取得する。変更取得部19は、例えば、シーンの再生順序を変更する指示について、カット表100の並べ順の変更として取得する。
【0030】
以上のカット表作成部16、指定取得部18、及び変更取得部19によれば、カット表作成部16は、取得されたカットの指定に基づいて、指定されたカットにサムネイル101を置き換える。すなわち、カット表作成部16は、指定取得部18によって取得されたカットの指定に基づいて、サムネイル101の画像を指定されたカットの画像に置き換える。カット表作成部16は、例えば、
図3のカット表100の作成画面におけるサムネイル101について、指定されたカットのサムネイル101に置き換える。また、カット表作成部16は、取得された変更に基づいて、サムネイル101の並び順を変更する。カット表作成部16は、例えば、
図3のカット表100の作成画面におけるカット表100の順序を変更する。
【0031】
次に、本実施形態に係るカット表作成装置1の動作の流れについて、
図4を参照して説明する。
まず、動画像取得部11は、カット表100を作成する対象となる動画像を取得する(ステップS1)。次いで、抽出部13は、被写体を抽出する(ステップS2)。次いで、特定部14は、抽出された被写体を含むカットを特定する(ステップS3)。次いで、カット表作成部16は、カット表100を作成する(ステップS4)。
【0032】
次いで、カットの変更が実施されるか否かが判断される(ステップS5)。カットの変更が実行される場合(ステップS5:YES)、処理は、ステップS6に進む。一方、カットの変更が実行されない場合(ステップS5:NO)、処理は、ステップS8に進む。
【0033】
ステップS6において、指定取得部18は、変更するカットの指定を取得する。次いで、カット表作成部16は、取得したカットの指定に基づいて、カット表100のサムネイル101を変更する(ステップS7)。次いで、処理は、ステップS8に進む。
【0034】
ステップS8において、カットの順序を変更するか否かが判断される。カットの順序が変更される場合(ステップS8:YES)、処理は、ステップS9に進む。一方、カットの順序が変更されない場合(ステップS8:NO)、処理は、ステップS11に進む。
【0035】
ステップS9において、変更取得部19は、カットの順序の変更内容を取得する。次いで、カット表作成部16は、カットの順序を変更したカット表100を作成する(ステップS10)。次いで、処理は、ステップS11に進む。
【0036】
ステップS11において、出力部17は、作成されたカット表100を出力する。以上により、本フローによる処理は終了する。
【0037】
次に、プログラムについて説明する。
カット表作成装置1に含まれる各構成は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせによりそれぞれ実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
【0038】
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、表示プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0039】
以上の一実施形態に係るカット表作成装置1及びプログラムによれば、以下の効果を奏する。
(1)動画像からカット表100を作成するカット表作成装置1であって、動画像を取得する動画像取得部11と、取得した動画像に含まれる被写体から所定の被写体を抽出する抽出部13と、抽出された被写体を含む動画像の所定のカットを特定する特定部14と、特定されたカットをサムネイル101として時系列で並べたカット表100を作成するカット表作成部16と、作成されたカット表100を出力する出力部17と、を備える。
また、動画像からカット表100を作成するカット表作成装置1としてコンピュータを動作させるプログラムであって、コンピュータを、動画像を取得する動画像取得部11、取得した動画像に含まれる被写体から所定の被写体を抽出する抽出部13、抽出された被写体を含む動画像の所定のカットを特定する特定部14、特定されたカットをサムネイル101として時系列で並べたカット表100を作成するカット表作成部16、作成されたカット表100を出力する出力部17、
として機能させる。
これにより、所定の被写体に基づいてカットを特定することができるので、カット表100の作成を容易にすることができる。また、所定の被写体をカット対処としてカット表100を作成するので、よりカットとして好ましい画像を抽出することができる。
【0040】
(2)特定部14は、動画像のシーンの切り替えタイミングを特定する。これにより、より好ましいカットを示すカット表100を作成することができる。
【0041】
(3)特定部14は、動画像のシーン中の文字の表示を開始するカットを特定する。これにより、より重要なカットを逃すことなくカット表100に示すことができる。
【0042】
(4)特定部14は、動画像に含まれる人物の表情に基づいて所定のカットを特定する。これにより、カットの質を向上することができる。
【0043】
(5)また、カット表作成部16は、サムネイル101にリンクする、動画像のサムネイル101を含む所定の時間的な長さのショートムービーを作成する。これにより、シーンに含まれる動画の内容を合わせて確認することができる。
【0044】
(6)また、カット表作成装置1は、作成されたショートムービーの再生中にサムネイル101と置き換えるカットの指定を取得する指定取得部18をさらに備え、カット表作成部16は、取得されたカットの指定に基づいて、指定されたカットにサムネイル101を置き換える。これにより、より好ましいカットに変更することができるので、より好ましいカット表100を作成することができる。
【0045】
(7)また、カット表作成装置1は、作成されたカット表100の並べ順の変更を取得する変更取得部19をさらに備え、カット表作成部16は、取得された変更に基づいて、サムネイル101の並び順を変更する。これにより、動画の編集をより容易にすることができる。
【0046】
以上、本発明のカット表作成装置1及びプログラムの好ましい各実施形態につき説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態において、カット表作成部16は、カットに含まれる文字の大きさに基づいて、サムネイル101の大きさを変更してカット表100を作成してもよい。例えば、カット表作成部16は、文字の大きさに応じて、カット表100のサムネイル101の大きさを拡大してカット表100を作成してもよい。また、カット表作成部16は、サムネイル101に含まれる、抽出対象となる人物の大きさに基づいて、サムネイル101の大きさを拡大してカット表100を作成してもよい。これにより、カット表100をより見やすくすることができる。
【0047】
また、上記実施形態において、特定部14は、対象となる被写体について、エッジがより明瞭なカットを特定してもよい。例えば、特定部14は、対象となる被写体のエッジ部分において、所定値以上の空間周波数成分を有するカットを特定してもよい。具体的には、特定部14は、文字をより明瞭に識別できる画像について、カットの中から特定してもよい。また、特定部14は、対象となる人物の顔の輪郭をより明瞭に識別できる画像について、カットの中から特定してもよい。
【0048】
また、上記実施形態において、カット表作成部16は、変更取得部19によって取得された順番で動画像を作成してもよい。出力部17は、作成された動画像を出力してもよい。これにより、順番の変更された動画像を閲覧することができるようになる。したがって、より編集しやすいカット表100を提供することができる。
【符号の説明】
【0049】
1 カット表作成装置
11 動画像取得部
13 抽出部
14 特定部
16 カット表作成部
17 出力部
18 指定取得部
19 変更取得部
100 カット表
101 サムネイル