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▶ 笹嶋 直人の特許一覧

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  • 特開-墓仏壇 図1
  • 特開-墓仏壇 図2
  • 特開-墓仏壇 図3
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  • 特開-墓仏壇 図6
  • 特開-墓仏壇 図7
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022020533
(43)【公開日】2022-02-01
(54)【発明の名称】墓仏壇
(51)【国際特許分類】
   A47G 33/02 20060101AFI20220125BHJP
【FI】
A47G33/02 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020136504
(22)【出願日】2020-07-20
(71)【出願人】
【識別番号】520305889
【氏名又は名称】笹嶋 直人
(72)【発明者】
【氏名】笹嶋 直人
(57)【要約】      (修正有)
【課題】仏壇等と墓を合体させた墓仏壇を提供する。
【解決手段】遺骨の入った位牌10個程度を、正面向き横広に、総体ブラケットに取り付け、これを仏壇等の内部前面に、鎮座固定する。総体ブラケットと仏壇等は、脱着可能な接合で、清掃や緊急時には外して持ち出せる。家に置く墓仏壇であり、神々しさ、尊厳を醸し出す形状装飾で作製する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
墓仏壇は、ご先祖の遺骨を家の中にある仏壇等に入れて、我が家の墓として扱うために、実際に遺骨を入れた位牌を、仏壇等の内部前面に、正面向き横広に並べ固定したものである。これが発明の目的、骨幹である。
製品には、ほぼ似ている物、部分的に似ている物など多数あるが、墓仏壇発明の目的、骨幹に沿って作製されているものは墓仏壇である。
以上159字の内容が特許請求の範囲、部分である。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の概要】
【0002】
墓地に有る墓を廃墓して、遺骨の入った位牌を仏壇等の中にいれ、新規に我が家の墓とすることが最良であると判断。仏壇等と墓を合体させた墓仏壇を発明するに至った。合体の要領は、遺骨の入った位牌10個程度を、正面向き横広に、総体ブラケットに取り付け、これを仏壇等の内部前面に、鎮座固定する方法である。位牌の中には常時、遺骨缶があり、出し入れ可能である。総体ブラケットと仏壇等は、脱着可能な接合で、清掃や緊急時には外して持ち出せるような工作である。
家に置く墓仏壇であり、神々しさ、尊厳を醸し出す形状装飾で作製する。
【発明の背景】
【0003】
墓が有るからではなく、墓が墓地に有るからである、管理、清掃、建立、廃墓、移墓等の問題や悩みが金銭絡みで、老若問わず重くのし罹ってきている。墓にあっても、外見はきれいだが、遺骨の入っている収納室までは手が届いていない。因に、中の遺骨は既に誰のか全く不明。夏は灼熱、冬は極寒梅雨時は内面グチャグチャ、長雨降れば中、満水、変な虫があちこち徘徊、髪の毛が生え、草の根が絡んで何とも異様に不気味だ、素手を入れる気もしない。生きている人間が、ご先祖様のために造った地獄、安らかにとは程遠い。澄み切った青き天、花咲き乱れる地上、それなのに何で土の中の穴蔵に押し込め、石の蓋するのか理解できない。こんな所に、ご先祖様を入れては置けない。この思いが、発明の背景である。
【発明が解決する事項】
【0004】
一般の方々が理想的とする墓とはどんなものものなのか、そのニーズが問題点であり解決すべき事項であるとして、「墓はこうあるべきだ」の6項目を上げてみた。
1 毎日、普段着で、子供、高齢、身障者も苦労なく、かつ、天候、交通に、全く影響されない、お参りができるそんな墓。
2 盆、正月、法事では、ご先祖様を上座に家族で団欒、そんな墓
3 葬式・法事等の催事が、式場頼らず、都合のよい日にできるそんな墓。
4 緊急や長期不在に持ち出せて、避難先まで一緒に行けるそんな墓。
5 墓の建立、廃墓、移墓、管理の問題、悩みは、全く発生しないそんな墓
6 テレビ画像、絵画などの墓と違い、ご先祖様を身近に実感できるそんな墓。
この6項目は、一般の方々が求め、欲する、そんな墓である。
墓仏壇の発明は、求め欲する、そんな墓を実際に実現したのである。
【墓仏壇製作に要する技術部分】
【0005】
○墓仏壇に、神々しさ、威厳を如何に持たせるか。
○仏壇等と墓部の脱着可能な固定方法を如何するか。
○部品生産は、早く大量生産化するのには、如何にするか。
○使用者でも可能な作業内容にするには如何にするか。
○大小多々ある仏壇等の巾に、対応した台座製作を如何にするか。
○両親のみに対応した小型墓仏壇の要求を、如何にするか。
○小型墓仏壇で位牌を多く設置したいとする要求を如何にするか。
以上の7項目である。
【技術部分への対応】
【0006】
威厳ある墓仏壇の製作は業者の自由製作。
仏壇部と墓部の脱着は凹凸部を上から嵌め込み、四角筒の留め金をスライドさせて固定・解除を行う。指定しない。
部品の多くは、硬質プラスチックで、大量生産性を得る。製造段階において結合できる部分は結合し、組立て時間の短縮を図る。
結合する部分を少なくしたキット内容品と、明確な作業手順の作成により、使用者による取り付けを可能にする。
仏壇の巾に合わせた台座の作製は、当初、台座を長く長く製造し、必要の長さにカットする方法で対応する。指定しない。
小型墓仏壇は、出窓にも置ける程度の大きさを考慮して、一部、部品の縮小を図る。
小型墓仏壇で位牌の設置を多くしたい要望は、上に階段を増加して対応。
【キット内容品の諸元等と作業】
【0007】
キット内容品は、遺骨缶、遺骨缶収納容器、観覧席型台座、台座保持用ブラケット、階段状曲がり金、欄干、仏壇側保持金、携行バック他消耗品である。
○遺骨缶は、ある程度の衝撃にも破壊しないつくりが望ましい。遺骨収拾先まで行き、満座の中で見られるもの、品位あるつくりが望ましい。
φ2.5cm×6cm円筒、アルミ材、下底は閉塞、上部は押し蓋
○遺骨缶収納容器は、小型の位牌である。台座に接着固定する。墓仏壇としての威厳、尊厳のメーンである。美的な装飾を要する。
3.5cm×10cm角柱、空洞、木材又はプラ製、
○観覧席型台座は、2段、長さ38cm×厚さ5mm×巾5cm木材又はプラ製。台座には位牌型容器が上段4個、下段5個が接着固定。仏壇等の巾により、個数は変化する。
位牌が指定場所に、垂直に取付けるため指定枠をつけて製造する。枠の高さは1,5cm、角。
位牌が台座に取り付いた状態でドンドン長く製造することができれば、指定枠を取り付ける必要はない、要検討。
○欄干は、視覚的に重要位置にあり、美的な装飾を要す。上下の台座に接着固定。プラ製。
○保持用ブラケットは、仏壇の側壁に脱着可能な取り付け。ブラケットの両端は仏壇側壁に接触できるまで長めに作製している。現物合わせで対応。
アルミ材、木材、硬質プラスチック。
○上下段合わせた位牌の高さを変更するのは階段状曲がり金の交換である。
○仏壇側保持金は、ブラケットの両端を保持するもので、仏壇側壁に接着固定となる。ブラケット両端と接着固定した保持金は脱着可能となる。
○携行バックはキット内容品を入れるものである。が、避難の際、取り外して避難所に運ぶため、運搬を踏まえた形状。一例は段ボール製のスーツケース型もある。
上記は、机上のもので、叩き台である。指定ではない。特許の範疇でもなく業者の自由作製である。
【発明によって起こる問題点と処置】
【0008】
位牌型容器の置く場所が足りない。古い仏壇でも墓部は取り付けできるか。
処置は、可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図面は精密な図面ではなく概要図である、縮尺は概ね1/2ある。記載してある寸法は、主たる部分で、あくまで参考である。特許の範疇ではない。
図1】 平面図
図2】 正面図
図3】 側面図
図4】 欄干図
図5】 保持金図
図6】 台座図
図7】 位牌・遺骨缶図
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7