(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022021351
(43)【公開日】2022-02-03
(54)【発明の名称】ステアリングキャップ
(51)【国際特許分類】
B62D 1/06 20060101AFI20220127BHJP
【FI】
B62D1/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020124809
(22)【出願日】2020-07-22
(71)【出願人】
【識別番号】712006400
【氏名又は名称】丸山 徹
(72)【発明者】
【氏名】丸山徹
【テーマコード(参考)】
3D030
【Fターム(参考)】
3D030DB53
(57)【要約】
【課題】
従来のステアリングカバーは装着するのにかなりの力が必要で、使い勝手が悪かった。
【解決手段】
ステアリングホイール(1)の運転者側(2)の外延部(3)をカバーし、続いては内延部(4)までしかカバーしていない長さを(a)とした時、反運転手側(5)は長さ(a)より短い長さ(b)しかカバーしないステアリングカバー(6)を構築する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステアリングホイール(1)の運転者側(2)の外延部(3)をカバーし、続いては内延部(4)までしかカバーしていない長さを(a)とした時、反運転手側(5)は長さ(a)より短い長さ(b)しかカバーしないステアリングカバー(6)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ステアリングカバーに関する特許である。
【背景技術】
【0002】
ステアリングカバーには様々な工夫がなされてきた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許文献1 特開2010-120474
特許文献2 特願2020-109451
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のステアリングカバーは装着するのにかなりの力が必要で、使い勝手が悪かった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ステアリングホイール(1)の運転者側(2)の外延部(3)をカバーし、続いては内延部(4)までしかカバーしていない長さを(a)とした時、反運転手側(5)は長さ(a)より短い長さ(b)しかカバーしないステアリングカバー(6)を構築する。
【0006】
運転者側(2)とは、運転者がいる側の事、反運転手側(5)とはその運転手側の反対の事、又、外延部(3)とは円周の外側の部分の事、内延部(3)とはその内側の事を、言葉の定義のための図として
図2に示した。
【0007】
すなわち
図3に沿って具体例を説明すると、本願のステアリングカバー(6)を装着すると、ステアリングホイール(1)は正面からは直接見えないとしても(
図3の左)、背面側からは直接見えることも事も十分にあり得る。(
図3の右)
【0008】
従来のステアリングカバーは装着するのにかなりの力が必要で、使い勝手が悪かった。
その理由は、ステアリングホイール全体をカバーすることを目的としているためにステアリングカバーの幅が広く大きすぎてスムースに装着できなかったからである。
しかし実は、ステアリングカバーの装着形態を維持するにはステアリングカバーをそれほど幅広く大きくする必要はないのである。
【0009】
もう少し詳細に検討すると、装着形態を維持するために機能している部分はステアリングカバーの外延部(3)の分だけであり、内延部分(4)は単に素材自体の伸縮する力でステアリングホイールに接しているだけで、強い力で接しているわけではない。
すなわち一般のステアリングホイールを装着した状態で、ステアリングホイールの外延部分(3)はそのままで、内延部分(4)を切り取ったとしても装着状態はそのままキープされるであろう。
この事から、ステアリングカバーの内延部分(4)はステアリングホイールを見えなくさせる事が主な機能であり、装着状態を維持するには重要な部分ではない事がわかる。
【0010】
そこで、もともと反運転手側(5)は見えづらい場所なので、本願のステアリングカバー(6)のカバーする反運転者側(5)の範囲は、外延部(3)に相当する場所だけをカバーすれば良い事にし、内延部(3)をカバーする事にはこだわらないで、より設置し易くすることを目指すこととし、(b)<(a)とした。
【0011】
では、反対側に指が触って不快感を生じる可能性があろうが、これはステアリングカバーの太さを増やす事や、設置のし易さを許せる分だけカバーする範囲を広げる事で、ある程度解消されるであろう。
【0012】
これ故、ほぼ半分はステアリングホイールにあたかも帽子を被せているような状態なので、正式パーツ名としての本願のタイトルはステアリングキャップとする。しかし、本願はステアリングカバーの範疇のものなので、本願の説明を分かりやすくするために、従来から一般に使われているステアリングカバーという用語で説明した。
【発明の効果】
【0013】
効果は装着しやすい事である。
すなわち、いろいろなデザインを楽しむ事がより容易になる。
【0014】
以下先行技術の特許文献1 特開2010-120474と比較して説明する。
先行技術の
図2に照らして言うと、本願で言う長さ(b)に相当する部分は似ているけれど、本願で言う長さ(a)に相当する部分は、運転者側(2)の内延部分(4)にとどまらず、反運転手側(5)の内延部分(4)まで伸びているので、本願とは異なる発明である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】は、
図3の左の正面図に示した断面線(8)の処の断面図による本願の説明図
【
図2】は、言葉の定義のための説明図で、上は側面図、下は正面図又は背面図
【
図4】は、実施例2の正面図、装着時背面図、断面図を示した。
【発明を実施するための形態】
【0016】
実施形態を提示する。
【実施例0017】