(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022021686
(43)【公開日】2022-02-03
(54)【発明の名称】キャビネット
(51)【国際特許分類】
A47B 55/00 20060101AFI20220127BHJP
A47B 61/04 20060101ALI20220127BHJP
【FI】
A47B55/00
A47B61/04 501A
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020125434
(22)【出願日】2020-07-22
(71)【出願人】
【識別番号】000000413
【氏名又は名称】永大産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】藤井 寛子
(72)【発明者】
【氏名】河本 春香
【テーマコード(参考)】
3B067
【Fターム(参考)】
3B067AA09
3B067DA02
3B067DA03
(57)【要約】
【課題】美観を向上させることができるキャビネットを提供する。
【解決手段】本実施の形態に係るキャビネット1は、箱状のキャビネット本体2と、一面を前記キャビネット本体2の上面に向けて該上面を上側から覆う天板3と、前記一面の周縁部における周方向の少なくとも一部を余して前記一面を全面的に覆うようにして、前記天板3に固定されており、該天板3よりも厚く、前記キャビネット本体2の内側から前記上面にネジ留めされる補強板31と、前記上面から上向きに立ち上がっており、前記一部が載置されることによって前記天板3を下側から支持する支持部12とを備えることを特徴とする。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
箱状のキャビネット本体と、
一面を前記キャビネット本体の上面に向けて該上面を上側から覆う天板と、
前記一面の周縁部における周方向の少なくとも一部を余して前記一面を全面的に覆うようにして、前記天板に固定されており、該天板よりも厚く、前記キャビネット本体の内側から前記上面にネジ留めされるネジ留め板と、
前記上面から上向きに立ち上がっており、前記一部が載置されることによって前記天板を下側から支持する支持部と
を備えることを特徴とするキャビネット。
【請求項2】
前記支持部は前記周方向に連続的に設けられており、前記ネジ留め板を目隠しすることを特徴とする請求項1に記載のキャビネット。
【請求項3】
前記キャビネット本体は、正面が開放された矩形箱状をなし、前記天板は矩形状をなし、前記天板の前記正面の側の一辺部は前記ネジ留め板に覆われておらず、前記正面よりも前側に突出しており、前記キャビネット本体に取り付けられ、前記正面を開閉し、閉じられている場合に上端が前記一辺部の前記一面に間隔を隔てて対向する開戸を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャビネット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、キャビネットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、キャビネット本体と天板とを備えるキャビネットが提案されている。
特許文献1に記載されているキャビネット(文中「店舗用カウンタ」)の場合、キャビネット本体は矩形箱状をなす。キャビネット本体の上面は全面的に開放されている。天板(文中「天板本体」)の一面には枠体が貼り付けられている。枠体は、2本の長い枠材と2本の短い枠材とを矩形状に配し、2本の長い枠材の間に更に1本の枠材を架け渡すことによって形成されている。枠体の適宜の位置にはナットが埋設されている。
【0003】
キャビネット本体には2本の横桟が固定されている。各横桟は、キャビネット本体の両側面の上端間に架け渡されている。天板は、2本の横桟に枠体が載置され、横桟を貫通したボルトが枠体のナットに螺合することによって、キャビネット本体に固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
キャビネットの意匠性を向上させる目的で、薄い天板を用いることが望まれている。
しかしながら、薄い天板は変形しやすい。故に、キャビネット本体への固定時に枠体を介して天板に加わる外力によって、天板が歪む虞がある。天板が歪んだ場合、天板の上面が平坦にならないので、キャビネットの美観が損なわれる。
【0006】
本開示の目的は、美観を向上させることができるキャビネットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施の形態に係るキャビネットは、箱状のキャビネット本体と、一面を前記キャビネット本体の上面に向けて該上面を上側から覆う天板と、前記一面の周縁部における周方向の少なくとも一部を余して前記一面を全面的に覆うようにして、前記天板に固定されており、該天板よりも厚く、前記キャビネット本体の内側から前記上面にネジ留めされるネジ留め板と、前記上面から上向きに立ち上がっており、前記一部が載置されることによって前記天板を下側から支持する支持部とを備えることを特徴とする。
【0008】
本開示にあっては、キャビネット本体が箱状をなす。
天板の一面にはネジ留め板が固定されている。ネジ留め板は天板よりも厚く、天板の一面を全面的に覆うようにして、天板に固定されている。天板はネジ留め板によって補強される。
ただし、天板の一面の周縁部における周方向の少なくとも一部は、ネジ留め板に覆われていない。
【0009】
天板は、ネジ留め板が固定されている面がキャビネット本体の上面に向くようにして、キャビネット本体の上面を上側から覆う。天板の下面の周縁部におけるネジ留め板に覆われていない部分は、キャビネット本体の上面から上向きに立ち上がっている支持部に載置されることによって、下側から支持される。
【0010】
ネジ留め板の適宜の位置に、キャビネット本体の上面を下側から貫通したネジが打ち込まれることによって、ネジ留め板がキャビネット本体の内側からキャビネット本体の上面にネジ留めされる。この結果、天板がキャビネット本体に固定される。
天板はネジ留め板によって補強されるので、天板に加わる外力によって天板が歪むことが抑制される。
しかしながら、天板の歪みを完全に防止することは困難なので、天板のキャビネット本体への固定によって、天板に、部分的にキャビネット本体から浮き上がっているような歪みが生じることがある。
【0011】
ところで、キャビネット本体の上面が開放されておらず、ネジ留め板が天板の下面の大半を覆っているので、キャビネット本体の上面とネジ留め板とが互いに対向している範囲は広い。故に、ネジ留め位置の制限は緩い。
従って、浮き上がっている部分の近傍においてネジ留め板をキャビネット本体の上面に更にネジ留めすることによって、天板をキャビネット本体に引き付けることができる。この結果、天板の歪みを解消することができる。
以上の結果、天板の上面を平坦にすることができるので、キャビネットの美観を向上させることができる。
【0012】
本実施の形態に係るキャビネットは、前記支持部は前記周方向に連続的に設けられており、前記ネジ留め板を目隠しすることを特徴とする。
【0013】
本実施の形態にあっては、支持部が天板の周方向に連続的に設けられており、ネジ留め板を目隠しする。故に、ネジ留め板が露出することによってキャビネットの美観が損なわれる虞がない。
【0014】
本実施の形態に係るキャビネットは、前記キャビネット本体は、正面が開放された矩形箱状をなし、前記天板は矩形状をなし、前記天板の前記正面の側の一辺部は前記ネジ留め板に覆われておらず、前記正面よりも前側に突出しており、前記キャビネット本体に取り付けられ、前記正面を開閉し、閉じられている場合に上端が前記一辺部の前記一面に間隔を隔てて対向する開戸を更に備えることを特徴とする。
【0015】
本開示にあっては、キャビネット本体が矩形箱状をなす。
キャビネット本体の正面は開放されている。開戸はキャビネット本体に取り付けられ、キャビネット本体の正面を開閉する。
天板は矩形状をなす。天板の一辺部はネジ留め板に覆われておらず、キャビネット本体の正面よりも前側に突出している。
【0016】
開戸が閉じられている場合、開戸の上端が天板の一辺部の下面に間隔を隔てて対向する。開戸の上端と天板の一辺部の下面との間に形成される間隙により、キャビネットがくびれを有しているように見える。故に、キャビネットの意匠性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0017】
本開示のキャビネットによれば、キャビネットの美観を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】実施の形態に係るキャビネットの分解斜視図である。
【
図3】全ての開戸が閉じている場合のキャビネットの斜視図である。
【
図4】
図3におけるIV-IV線による部分断面図である。
【
図5】
図3におけるIV-IV線による断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、図において矢符で示す上下、前後、及び左右を使用する。
【0020】
図1は、実施の形態に係るキャビネットの分解斜視図である。
図2は、キャビネットの斜視図である。
図中1はキャビネットであり、キャビネット1は3つのキャビネット本体2と天板3とを備える。
各キャビネット本体2は矩形箱状をなす。キャビネット本体2の正面は全面的に開放されている。
【0021】
図2に示すように、3つのキャビネット本体2は、夫々の正面を前向きにして、左右方向に互いに隣接している。3つのキャビネット本体2は、夫々の上面が互いに面一になるようにして、ダボ継ぎ又はビス留め等によって、互いに固定されている。
【0022】
左側のキャビネット本体2の正面は、2つの開戸11によって観音開きに開閉される。中央のキャビネット本体2も同様である。
右側のキャビネット本体2においては、右側面も全面的に開放されている。右側のキャビネット本体2の正面及び右側面は、2つの開戸11によって開閉される。
【0023】
図1における開戸11の図示は省略してある。
図2においては、全ての開戸11が開いている。
図3は、全ての開戸11が閉じている場合のキャビネット1の斜視図である。
【0024】
天板3は、一方向に長い矩形状をなし、長手方向が左右に向き、一面が下に向くようにして用いられる。天板3の長さは、3つのキャビネット本体2の左右方向の長さの和よりも長い。天板3の幅は、各キャビネット本体2の前後方向の長さよりも長い。
図1及び
図2には、キャビネット本体2から天板3が取り外されている状態が示されている。
【0025】
図4は、
図3におけるIV-IV線による部分断面図であり、キャビネット本体2の上面近傍を示す。
天板3の下面には、補強板31(ネジ留め板)が固定されている。補強板31は、例えば補強板31の一面に塗布された接着剤によって、天板3に貼り付けられている。なお、補強板31の天板3への固定方法は、接着剤による貼り付けに限定されない。
【0026】
図1、
図2、及び
図4に示すように、補強板31は矩形状をなし、天板3の前辺部及び左右両辺部を余して天板3の下面を覆い、天板3を補強する。
補強板31は天板3より厚い。例えば、天板3は厚さ6mmのセラミック材であり、補強板31は厚さ12mmの木材(無垢材又は木質材)である。
【0027】
図5は、
図3におけるIV-IV線による断面図である。ただし、天板3及び補強板31の図示は省略してある。
図1、
図2、
図4、及び
図5に示すように、左側のキャビネット本体2における上面の左辺部、3つのキャビネット本体2夫々における上面の前辺部、及び右側のキャビネット本体2における上面の右辺部にわたって、支持部12が設けられている。支持部12は、各キャビネット本体2の上面から上向きに立ち上がっている。支持部12のキャビネット本体2の上面からの突出量は、補強板31の厚さよりも僅かに(例えば0.5mm)大きい。
【0028】
天板3は、3つのキャビネット本体2夫々の上面をまとめて覆う(
図3参照)。天板3の下面の前辺部及び左右両辺部が支持部12に載置され、天板3は支持部12に下側から支持される。
【0029】
ここで、左側のキャビネット本体2の構成を詳述する。
キャビネット本体2は、天壁21、底壁22、左右2枚の側壁23、及び背壁24を備える。これらは、ダボ継ぎ又はビス留め等によって、互いに固定されている。天壁21、底壁22、及び側壁23夫々は矩形板を用いてなる。天壁21に対して各側壁23が縦勝ちに配されており、背壁24が横勝ちに配されているので、天壁21の上面及び各側壁23の上端面が、キャビネット本体2の上面を構成している。
図5に示すように、背壁24は、矩形板241と補強枠242とを備える。矩形板241は薄い。補強枠242は、矩形板241の周縁に沿って矩形板241に固定されており、矩形板241を補強する。
【0030】
図2及び
図5に示すように、キャビネット本体2の正面を開閉する2つの開戸11は、2枚の側壁23に、図示しない蝶番を用いて取り付けられている。天壁21の前端面には、閉じられた開戸11を受け止める図示しない戸当たりが設けられている。
開戸11は矩形板状をなす。
図4に示すように、開戸11の上端面の上下方向の位置は、天壁21の上面の上下方向の位置と略同じである。
【0031】
天板3の前辺部は、キャビネット本体2の正面よりも前側に突出している。開戸11が閉じられている場合、開戸11の上端面は、天板3の前辺部の下面に、間隔を隔てて対向する。この間隔は、支持部12のキャビネット本体2の上面からの突出量と同程度である。
天壁21には複数の貫通孔211が設けられている。天板3の補強板31は、各貫通孔211を貫通したネジ13により、天壁21の下側から天壁21にネジ留めされている。
図5におけるネジ13及び貫通孔211の図示は省略してある。
【0032】
図1、
図2、及び
図5に示すように、キャビネット本体2の内側に形成される収納空間は、2枚の棚板14によって上下に仕切られている。
物品は、棚板14に載置されるか、又は底壁22に載置されることによって、収納空間に収納される。
開戸11を閉めることによって、キャビネット本体2に収納されている物品を目隠しすることができる。
中央のキャビネット本体2の構成は、左側のキャビネット本体2の構成と同じである。
【0033】
図1及び
図2に示すように、右側のキャビネット本体2の構成は、右側の側壁23が存在しないことと、背壁24が1枚の矩形板を用いてなることとを除けば、左側のキャビネット本体2の構成と略同じである。
ただし、天壁21に対して側壁23及び背壁24夫々が縦勝ちに配されているので、天壁21の上面、側壁23の上端面、及び背壁24の上端面が、キャビネット本体2の上面を構成している。
【0034】
右側のキャビネット本体2において、右側面を開閉する開戸11は、背壁24に、図示しない蝶番を用いて取り付けられている。天壁21の右端面にも、閉じられた開戸11を受け止める図示しない戸当たりが設けられている。
天板3の右辺部は、キャビネット本体2の右側面よりも右側に突出している(
図3参照)。右側面を開閉する開戸11が閉じられている場合、開戸11の上端面は、天板3の右辺部の下面に、間隔を隔てて対向する。この間隔は、支持部12のキャビネット本体2の上面からの突出量と同程度である。
【0035】
右側のキャビネット本体2の内側に形成される収納空間は、背壁24に平行な仕切り板15によって前後に仕切られていると共に、側壁23に平行な図示しない仕切り板によって左右に仕切られている。この仕切り板と側壁23との間、及び仕切り板15と背壁24との間に、収納空間を上下に仕切る棚板14が夫々複数枚架け渡されている。
仕切り板15及び前述の仕切り板は、何れも天壁21及び底壁22夫々に固定されており、これらを補強するリブとして機能する。
【0036】
キャビネット1は、例えば玄関からリビングに向けて延びる廊下に配される。3つのキャビネット本体2夫々において、底壁22が廊下の床面41から上方に離隔するようにして、床面41から立ち上がる壁面42に背壁24が固定されている(
図5参照)。故に、キャビネット1が床面41の不陸の悪影響を受ける虞がない。
【0037】
以上のようなキャビネット1によれば、補強板31の適宜の位置に、キャビネット本体2の上面を下側から貫通したネジ13が打ち込まれることによって、補強板31がキャビネット本体2の内側からキャビネット本体2の上面にネジ留めされる。この結果、天板3がキャビネット本体2に固定される。
天板3は補強板31によって補強されるので、天板3に加わる外力によって天板3が歪むことが抑制される。
しかしながら、天板3の歪みを完全に防止することは困難なので、天板3のキャビネット本体2への固定によって、天板3に、部分的にキャビネット本体2から浮き上がっているような歪みが生じることがある。
【0038】
ところで、キャビネット本体2の上面が開放されておらず、補強板31が天板3の下面の大半を覆っているので、キャビネット本体2の上面と補強板31とが互いに対向している範囲は広い。故に、ネジ留め位置の制限は緩い。
従って、浮き上がっている部分の近傍(特に、浮き上がっている部分の真下)において補強板31をキャビネット本体2の上面にネジ留めすることによって、天板3をキャビネット本体2に引き付けることができる。この結果、天板3の歪みを解消することができる。
以上の結果、天板3の上面を平坦にすることができるので、キャビネット1の美観を向上させることができる。
【0039】
支持部12は天板3の前辺部及び左右両辺部に、周方向に連続的に設けられている。支持部12のキャビネット本体2の上面からの突出量が補強板31の厚さよりも僅かに大きいので、補強板31がキャビネット本体2の上面に接触して支持部12の上端面と天板3の下面との間に隙間が生じる虞はない。故に、支持部12は前側及び左右両側から補強板31を目隠しする。
支持部12は天板3の後辺部に設けられていないが、壁面42が後側から補強板31を目隠しする。
以上の結果、補強板31が露出することによってキャビネット1の美観が損なわれる虞がない。
【0040】
開戸11が閉じられている場合、開戸11の上端が天板3の前辺部(又は右辺部)の下面に間隔を隔てて対向する。開戸11の上端と天板3の前辺部(又は右辺部)の下面との間に形成される間隙により、キャビネット1がくびれを有しているように見える。故に、キャビネット1の意匠性を向上させることができる。
【0041】
6枚の開戸11が、右側のキャビネット本体2の右側面を開閉する開戸11から左側のキャビネット本体2の開戸11まで連続した意匠(例えば連続した木目)を有している場合、特に全ての開戸11が閉じられているときにキャビネット1の意匠性が向上される。
【0042】
なお、キャビネット1は床面に載置されてもよい。この場合、キャビネット本体2は壁面42に固定されていなくてもよい。
補強板31は、天板3の下面の4辺部を余して天板3の下面を覆っていてもよい。この場合、3つのキャビネット本体2夫々における上面の後辺部にも支持部12が設けられていることが望ましい。
本実施の形態のキャビネット1は左右方向に長いので、例えば部屋を仕切るカウンタとして用いられてもよい。
【0043】
キャビネット1を構成するキャビネット本体2の個数は、3つに限定されない。キャビネット本体2の個数は1つ、2つ、又は4つ以上でもよい。
キャビネット本体2は矩形箱状に限定されない。例えば、キャビネット本体2の個数が1つである場合、キャビネット本体2は、各円板状の天壁及び底壁と、周方向の一部が開放されている円周面状の側壁とを備える箱状でもよい。この場合、天板3及び補強板31夫々は円形状をなす。
【0044】
補強板31の素材は、ネジ留めに適した素材であれば、特に限定されない。天板3の素材も限定されず、補強板31の素材と同じであってもよい。
【0045】
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0046】
1 キャビネット
12 支持部
2 キャビネット本体
3 天板
31 補強板(ネジ留め板)