(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022021946
(43)【公開日】2022-02-03
(54)【発明の名称】旅行商品提示システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20120101AFI20220127BHJP
G16H 20/00 20180101ALI20220127BHJP
【FI】
G06Q30/06 330
G16H20/00
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020125862
(22)【出願日】2020-07-22
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-02-17
(71)【出願人】
【識別番号】517397660
【氏名又は名称】株式会社Fun Group
(74)【代理人】
【識別番号】110002790
【氏名又は名称】One ip特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】三戸 格
(72)【発明者】
【氏名】相馬 知明
【テーマコード(参考)】
5L049
5L099
【Fターム(参考)】
5L049BB22
5L099AA15
(57)【要約】
【課題】渡航に必要な健康検査を旅行者に受けさせることができるようにする。
【解決手段】旅行商品提示システムであって、渡航先に対応付けて渡航前に必要な旅行者の健康検査を記憶する検査記憶部と、旅行商品を渡航先に対応付けて記憶する旅行商品記憶部と、旅行商品を提示する提示部と、旅行商品に対応する渡航先についての健康検査をレコメンドするレコメンド部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
渡航先に対応付けて渡航前に必要な旅行者の健康検査を記憶する検査記憶部と、
旅行商品を前記渡航先に対応付けて記憶する旅行商品記憶部と、
前記旅行商品を提示する提示部と、
前記旅行商品に対応する前記渡航先についての前記健康検査をレコメンドするレコメンド部と、
を備えることを特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項2】
請求項1に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、旅行者が前記旅行商品を選択した時、前記旅行商品の購入決済前、及び前記旅行商品の購入決済後の少なくとも何れかに、前記健康検査をレコメンドすること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、オンライン及び郵送で行うことのできる前記健康検査のための商品を提示すること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の旅行商品提示システムであって、
前記健康検査を行う検査機関の住所を記憶する検査機関記憶部をさらに備え、
前記レコメンド部は、旅行者の住所から最寄りの検査機関を特定し、特定した前記検査機関を提示すること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、前記渡航先に応じて前記健康検査が必要か否かを出力すること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、前記健康検査とともに、帰航後に行う前記健康検査をレコメンドすること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の旅行商品提示システムであって、
前記健康検査による結果に応じて前記旅行商品のキャンセル時の返金を保証する保証サービスを提示する保証提示部をさらに備えること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項8】
請求項1乃至7に記載の旅行商品提示システムであって、
前記健康検査の結果を取得する検査結果取得部と、
前記渡航先に応じて前記健康検査の結果を提出する検査結果提出部と、
をさらに備えることを特徴とする旅行商品提示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、旅行商品提示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、渡航先の病院に関する情報を提供すること、また、英文診断書を発行する病院についての情報を提供することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
国によっては所定の検査で異常がないことを証明しなければ渡航ができないことがある。しかしながら、特許文献1のシステムでは、渡航に必要となる検査を事前に知ることが難しい。
【0005】
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、渡航に必要な健康検査を旅行者に受けさせることにできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、旅行商品提示システムであって、渡航先に対応付けて渡航前に必要な旅行者の健康検査を記憶する検査記憶部と、旅行商品を前記渡航先に対応付けて記憶する旅行商品記憶部と、前記旅行商品を提示する提示部と、前記旅行商品に対応する前記渡航先についての前記健康検査をレコメンドするレコメンド部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、渡航に必要な健康検査を旅行者に受けさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施形態に係る旅行商品提示システムの全体構成例を示す図である。
【
図2】管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。
【
図3】管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。
【
図4】本実施形態の旅行商品提示システムにおける処理の流れを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<発明の概要>
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、たとえば、以下のような構成を備える。
[項目1]
渡航先に対応付けて渡航前に必要な旅行者の健康検査を記憶する検査記憶部と、
旅行商品を前記渡航先に対応付けて記憶する旅行商品記憶部と、
前記旅行商品を提示する提示部と、
前記旅行商品に対応する前記渡航先についての前記健康検査をレコメンドするレコメンド部と、
を備えることを特徴とする旅行商品提示システム。
[項目2]
項目1に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、旅行者が前記旅行商品を選択した時、前記旅行商品の購入決済前、及び前記旅行商品の購入決済後の少なくとも何れかに、前記健康検査をレコメンドすること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
[項目3]
項目1又は2に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、オンライン及び郵送で行うことのできる前記健康検査のための商品を提示すること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
[項目4]
項目1又は2に記載の旅行商品提示システムであって、
前記健康検査を行う検査機関の住所を記憶する検査機関記憶部をさらに備え、
前記レコメンド部は、旅行者の住所から最寄りの検査機関を特定し、特定した前記検査機関を提示すること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
[項目5]
項目1乃至4のいずれか1項に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、前記渡航先に応じて前記健康検査が必要か否かを出力すること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
[項目6]
項目1乃至5のいずれか1項に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、前記健康検査とともに、帰航後に行う前記健康検査をレコメンドすること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
[項目7]
項目1乃至6のいずれか1項に記載の旅行商品提示システムであって、
前記健康検査による結果に応じて前記旅行商品のキャンセル時の返金を保証する保証サービスを提示する保証提示部をさらに備えること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
[項目8]
項目1乃至7に記載の旅行商品提示システムであって、
前記健康検査の結果を取得する検査結果取得部と、
前記渡航先に応じて前記健康検査の結果を提出する検査結果提出部と、
をさらに備えることを特徴とする旅行商品提示システム。
【0011】
<システムの概要>
図1は、本発明の一実施形態に係る旅行商品提示システムの全体構成例を示す図である。本実施形態の旅行商品提示システムは、旅行商品を旅行者に提示するものである。本実施形態では、旅行者に対して旅行商品を販売する販売システムであることを想定するが、他のオンラインサービスで販売している旅行商品を検索して提示する検索システムであってもよい。
【0012】
本実施形態の旅行商品提示システムは、管理サーバ2を含んで構成される。管理サーバ2は、ユーザ端末1と通信ネットワーク3を介して通信可能に接続される。通信ネットワーク3は、たとえばインターネットであり、公衆電話回線網や携帯電話回線網、無線通信路、イーサネット(登録商標)などにより構築される。
【0013】
ユーザ端末1は、旅行者が旅行商品に関する情報を閲覧するためのコンピュータである。ユーザ端末1は、例えば、スマートフォンやタブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどである。本実施形態では、旅行者はユーザ端末1を操作して管理サーバ2にアクセスし、旅行商品を購入することもできる。
【0014】
管理サーバ2は、旅行商品を提供するコンピュータである。管理サーバ2は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、あるいはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。
【0015】
<管理サーバ>
図2は、管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。管理サーバ2は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワーク3に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。なお、後述する管理サーバ2の各機能部は、CPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現され、管理サーバ2の各記憶部は、メモリ202及び記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
【0016】
図3は、管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。
管理サーバ2は、
旅行商品を渡航先に対応付けて記憶する旅行商品記憶部231と、
渡航先に対応付けて渡航前に必要な旅行者の健康検査を記憶する検査記憶部232と、
オンライン及び/又は郵送により健康検査を行う検査サービスを記憶する検査サービス記憶部233と、
健康検査を行う検査機関の住所を記憶する検査機関記憶部234と、
旅行商品を提示する提示部211と、
旅行商品に対応する渡航先についての健康検査をレコメンドするレコメンド部212と、
健康検査による結果に応じて旅行商品のキャンセル時の返金を保証する保証サービスを提示する保証提示部213と、
旅行商品、健康検査サービス、及び保証サービスの少なくともいずれかを販売する販売部214と、
健康検査の結果を取得する検査結果取得部215と、
渡航先に応じて健康検査の結果を提出する検査結果提出部216と、
を備えることができる。
【0017】
旅行商品記憶部231は、旅行商品に関する情報(以下、旅行商品情報という。)を記憶する。旅行商品情報には、旅行商品を特定する商品IDに対応付けて、渡航先、渡航手段、宿泊先、販売期間、価格などが含まれる。なお、旅行商品情報には、旅行商品に関する各種の情報を含めることができる。
【0018】
検査記憶部232は、健康検査に関する情報(以下、検査情報という。)を記憶する。検査情報には、渡航先に対応付けて、検査の種類、検査結果に対する条件、及び検査結果の提出方法を含めることができる。渡航先は、地域や国などを指定することができる。検査の種類には、例えば、PCR(Polymerase Chain Reaction)検査やワクチン接種、抗体検査、抗原検査などがありうる。条件は、例えば、渡航前72時間以内に検査を受けることなど、検査の時期に対する条件であってもよいし、検査方法や使用薬剤などに対する条件であってもよい。提出方法は、例えば、例えば総領事館や大使館、ESTAなど行政機関や民間機関の窓口への提出を含み、オンライン形態であってもオフライン形態であってもよい。
【0019】
検査サービス記憶部233は、検査サービスに関する情報(以下、検査サービス情報という。)を記憶する。検査サービス情報には、検査の種類、サービスの名称、提供者及び申し込み方法、ならびに、検査結果を受け取るまでの標準時間などが含まれる。
【0020】
検査機関記憶部234は、検査機関に関する情報(以下、検査機関情報という。)を記憶する。検査機関情報には、検査機関の名称、住所、空き状況、ならびに、検査結果を受け取るまでの標準時間などが含まれる。
【0021】
提示部211は、旅行商品記憶部231から旅行商品情報を読み出してユーザ端末1に送信することができる。提示部211は、例えば、ユーザ端末1から渡航先や旅行時期に関する条件を受け付け、条件に見合う旅行商品情報を検索することができる。
【0022】
レコメンド部212は、提示部211が提示した旅行商品情報に含まれる渡航先に対応する健康検査をレコメンドすることができる。レコメンド部212は、オンライン及び郵送で行うことのできる健康検査のための商品を提示することができる。この場合、レコメンド部212は、旅行商品情報に含まれる渡航先に対応する検査サービス情報を読み出してユーザ端末1に送信することができる。
【0023】
渡航前のPCR検査等の健康検査を必要とする国と必要としない国とが存在するため、渡航先に応じて必要な国については事前の検査をレコメンドすることができる。また、渡航は禁止されなくとも、事前にPCR検査を行うことによって行動規制が免除されるような施策のある国などでは、事前に検査を受けることで旅行をより楽しむことができる。このような場合にも、PCR検査等の事前健康検査を必要としてレコメンドすることができる。
【0024】
また、レコメンド部212は、健康検査を行っている検査機関での受診をレコメンドすることもできる。この場合、レコメンド部212は、例えば、旅行者の住所から最寄りの検査機関を特定し、特定した検査機関を提示することができる。レコメンド部212は、旅行者の住所を取得し、取得した住所からの距離の近い検査機関情報を検索し、検索した検査機関情報をユーザ端末1に送信することができる。旅行者の住所は、ユーザ端末1で入力を受け付けるようにしてもよいし、旅行者に関する情報を管理サーバ2が管理するようにしてもよい。
【0025】
レコメンド部212は、旅行者が旅行商品を選択した時、旅行商品の購入決済前、及び旅行商品の購入決済後の少なくとも何れかに、健康検査をレコメンドすることができる。また、管理サーバ2が、旅行者ごとにカスタマイズされた情報提供を行うマイページ提供部を備える場合、レコメンド部212は、旅行者によるマイページの閲覧時に健康検査をレコメンドするようにしてもよい。マイページ提供部が、旅行者が閲覧した旅行商品、旅行者が過去に購入した旅行商品などを提供しているときに、レコメンド部212は、当該旅行商品に対応する健康検査をレコメンドすることができる。また、提示部211が、渡航先の候補となる国や地域などに関する情報を表示しているときに、レコメンド部212は、当該渡航先の候補に対応する検査情報に基づいて、当該渡航先に必要となる健康検査をレコメンドすることもできる。また、管理サーバ2が、スマートフォンに対するプッシュ通知や、電子メールによる情報配信、チャットサービスによるメッセージ送信などにより旅行者に対して情報を送信する情報送信部を備える場合に、レコメンド部212は、情報送信部が送信する情報に健康検査をレコメンドするメッセージを追加することもできる。
【0026】
また、レコメンド部212は、渡航先に応じて健康検査が必要か否かを出力するようにしてもよい。
【0027】
また、レコメンド部212は、複数回の健康検査をレコメンドするようにしてもよい。例えば、レコメンド部212は、渡航前と帰航後との両方に行うための健康検査サービスをレコメンドすることができる。
【0028】
また、レコメンド部212は、例えば、72時間前検査を必要とするような渡航先である場合には、オンラインサービスのタイムラグを考慮すると検査結果を提出できない可能性があるような場合に、標準時間が検査情報の条件を満たすかどうかにより、検査サービスをレコメンドするか、検査機関をレコメンドするかを決定するようにしてもよい。また、検査機関の予約代行サービスを付帯させてもよい。
【0029】
保証提示部213は、旅行商品の付帯サービスとして、健康検査の結果により渡航ができない場合に、旅行商品をキャンセルし、返金を行うための保証サービスを提示することができる。保証提示部213は、その他の旅行保険など各種の保証サービスを提示することもできる。
【0030】
販売部214は、いわゆるオンラインショッピングの形態で旅行商品、健康検査サービス、及び保証サービスを販売することができる。販売部214による販売処理には、例えば、ショッピングカート機能や決済サービスなども含まれるものとし、これらは一般的な手法を採用することができる。また、販売部214は、複数回の健康検査サービスを販売することができる。例えば、販売部214は、渡航前と帰航後との両方に行うための健康検査サービスを販売することができる。販売部214は、健康検査サービスを単体で販売することができる。また、旅行商品が、健康検査と旅行とをパッケージにしたものである場合には、健康検査サービス付きの旅行商品を販売するようにしてもよい。この場合、健康検査サービスが付帯されていない旅行商品と、健康検査サービスが付帯されている旅行商品とが提供部211により提示された場合に、レコメンド部212は、渡航先に必要な健康検査サービスが付帯された旅行商品を旅行者にお薦めするようにすることができる。
【0031】
検査結果取得部215は、健康検査サービスのサーバや検査機関のホストコンピュータなどから検査結果を取得するようにしてもよいし、ユーザ端末1から検査結果の入力を受け付けるようにしてもよい。検査結果は、例えば、電子データとしてもよいし、結果を示す書類を撮影した画像データであってもよい。
【0032】
検査結果提出部216は、検査情報に含まれる提出方法に応じて健康検査の結果の提出代行を行うことができる。
【0033】
<動作>
図4は、本実施形態の旅行商品提示システムにおける処理の流れを説明する図である。
【0034】
ユーザ端末1が渡航先や渡航時期などの条件を指定したリクエストを管理サーバ2に送信し(S301)、管理サーバ2は、渡航先及び渡航時期に応じて旅行商品情報を検索するとともに(S302)、旅行商品情報に含まれている渡航先に対応する検査情報を検索し(S303)、検査情報がなければ(S304:NO)、旅行商品情報をユーザ端末1に送信する(S305)。
【0035】
管理サーバ2は、検査情報が存在する場合には(S304:YES)、検査情報に含まれる検査の種類に対応する検査サービス情報を読み出し(S306)、検査サービス情報の標準時間が検査情報の条件を満たすときには(S307:YES)、検査サービス情報を旅行商品情報に付帯させてユーザ端末1に送信する(S308)。検査サービス情報の標準時間が検査情報の条件を満たさないときには(S307:NO)、管理サーバ2は、検査情報に含まれる検査の種類に対応する検査機関情報を読み出し(S309)、検査機関情報を旅行商品情報に付帯させてユーザ端末1に送信する(S310)。
【0036】
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
【符号の説明】
【0037】
1 ユーザ端末
2 管理サーバ
3 通信ネットワーク
211 提示部211
212 レコメンド部
213 保証提示部
214 販売部
215 検査結果取得部
216 検査結果提出部
231 旅行商品記憶部
232 検査記憶部
233 検査サービス記憶部
234 検査機関記憶部
【手続補正書】
【提出日】2020-10-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
渡航先に対応付けて渡航前に必要な旅行者のPCR検査、抗体検査、又は抗原検査を記憶する検査記憶部と、
旅行商品を前記渡航先に対応付けて記憶する旅行商品記憶部と、
前記旅行商品を提示する提示部と、
前記旅行商品に対応する前記渡航先についての前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査をレコメンドするレコメンド部と、
を備えることを特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項2】
請求項1に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、旅行者が前記旅行商品を選択した時、前記旅行商品の購入決済前、及び前記旅行商品の購入決済後の少なくとも何れかに、前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査をレコメンドすること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、オンライン及び郵送で行うことのできる前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査のための商品を提示すること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の旅行商品提示システムであって、
前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査を行う検査機関の住所を記憶する検査機関記憶部をさらに備え、
前記レコメンド部は、旅行者の住所から最寄りの検査機関を特定し、特定した前記検査機関を提示すること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、前記渡航先に応じて前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査が必要か否かを出力すること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査とともに、帰航後に行う前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査をレコメンドすること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の旅行商品提示システムであって、
前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査による結果に応じて前記旅行商品のキャンセル時の返金を保証する保証サービスを提示する保証提示部をさらに備えること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項8】
請求項1乃至7に記載の旅行商品提示システムであって、
前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査の結果を取得する検査結果取得部と、
前記渡航先に応じて前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査の結果を提出する検査結果提出部と、
をさらに備えることを特徴とする旅行商品提示システム。
【手続補正書】
【提出日】2020-12-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
渡航先に対応付けて渡航前に必要な旅行者のPCR検査、抗体検査、又は抗原検査を記憶する検査記憶部と、
旅行商品を前記渡航先に対応付けて記憶する旅行商品記憶部と、
前記旅行商品を提示する提示部と、
旅行者が前記旅行商品を選択した時に、当該旅行商品に対応する前記渡航先についての前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査をレコメンドするレコメンド部と、
を備えることを特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項2】
請求項1に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、前記旅行商品の購入決済前、及び前記旅行商品の購入決済後の少なくとも何れかに、前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査をレコメンドすること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、オンライン及び郵送で行うことのできる前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査のための商品を提示すること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の旅行商品提示システムであって、
前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査を行う検査機関の住所を記憶する検査機関記憶部をさらに備え、
前記レコメンド部は、旅行者の住所から最寄りの検査機関を特定し、特定した前記検査機関を提示すること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、前記渡航先に応じて前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査が必要か否かを出力すること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の旅行商品提示システムであって、
前記レコメンド部は、前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査とともに、帰航後に行う前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査をレコメンドすること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の旅行商品提示システムであって、
前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査による結果に応じて前記旅行商品のキャンセル時の返金を保証する保証サービスを提示する保証提示部をさらに備えること、
を特徴とする旅行商品提示システム。
【請求項8】
請求項1乃至7に記載の旅行商品提示システムであって、
前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査の結果を取得する検査結果取得部と、
前記渡航先に応じて前記PCR検査、抗体検査、又は抗原検査の結果を提出する検査結果提出部と、
をさらに備えることを特徴とする旅行商品提示システム。