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特開2022-22037ネット付き上達練習球mini用手動式バッティング練習機
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  • 特開-ネット付き上達練習球mini用手動式バッティング練習機 図1
  • 特開-ネット付き上達練習球mini用手動式バッティング練習機 図2
  • 特開-ネット付き上達練習球mini用手動式バッティング練習機 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022022037
(43)【公開日】2022-02-03
(54)【発明の名称】ネット付き上達練習球mini用手動式バッティング練習機
(51)【国際特許分類】
   A63B 69/40 20060101AFI20220127BHJP
【FI】
A63B69/40 501R
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020137128
(22)【出願日】2020-07-22
(71)【出願人】
【識別番号】598108124
【氏名又は名称】中鉢 照雄
(72)【発明者】
【氏名】中鉢 照雄
(57)【要約】      (修正有)
【課題】正面から、速いボールを、打者の操作で、飛んで来るような構造を付与し、フリーバッティングの、練習が一人で可能な、バッティング上達練習球mini用手動式バッティング練習機を提供する。
【解決手段】ネット枠中段に設けた、フレーム8に、ボール受け具27、連動用ピン51を設けたアーム15を、回転可動するように設け、その後方側面に、アーム固定用バー4と、連動開閉板用バー9を、回転可動するように設け、その後方に、パイプ固定バー28を設け、ゴムバンド張り調整受け具2を設けた、フレーム用支柱1で、前記フレーム8を固定する。連動開閉板台31と、連動開閉板29を設け、パイプ34の中間部に、パイプ固定バンド33を設け、パイプ固定バー28上部で固定する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1)ボール受け具27を、上部に回転可動に設けたアーム15の中間に、連動用ピン51を設けアーム固定用バー4と、連動開閉板用バー9を、フレーム8に、回転可動に設ける。
2)フレーム8の前部を、ネット枠中断に設け、フレーム8の後部を、鞘管状に設けたフレーム用支柱1に設け、前記1の下部を、ネット枠下段後部に設ける。
3)フレーム8後部に、パイプ固定バー28を設け、連動開閉板台31と連動開閉板29を、パイプ34の下部に設ける。
4)パイプ34にパイプ固定バンド33を設け、パイプ固定バー28に設け、前記28の下部と連動開閉板用バー下部の間に、リターンスプリング36を設ける。
5)アーム15の下部と、フレーム用支柱1の中間部に設けた、ゴムバンド受け具2の間に、ゴムバンド3を設ける。アーム固定用バー4の上部を、フック状に設け、その下部と、フレーム8の前部側面に、リターンスプリング17を設ける。アーム15と、アーム固定用バー4の間のフレーム8下部に、アームストッパー調整ボルト11を設け、フレーム8の側面に、連動開閉板用バーストッパー12を設け、反対側面に、アームストッパー14を設け、アーム固定用バーストッパー13を設ける。
6)アーム15の下部に、アーム用ワイヤー22を設け、ネット枠中断と下段に滑車23を設け、アーム用ワイヤー22を通す。アーム固定用バー4下部に、解除ワイヤー5を設け、ネット枠中段と下段に、滑車6設け、解除ワイヤー5を通す。
7)ネット枠下段と、ベース台46の間に幅止バー43を設け、ベース台46に、ワイヤーずれ止め付き滑車44を設け、アーム用ワイヤー22を通し、ワイヤー取っ手45を端部に設ける。
8)アーム固定用バー解除ワイヤー5と、リターンゴム49を設けた解除ハンドル47を、ベース台46に、回転可動、着脱可能に設け、解除ハンドル47のストッパー48を左右に設ける。
9)ネット縦枠下部左右に、補助バー50を設け、ネット枠上部左右に、ネット枠コーナー受け具38を設ける。前記38に、縦横回転可動可能の、ネット受け棒自在受け具41を設け、下部に、ネット受け棒固定具40を設ける。ネット受け棒39にネット42を設ける。
以上の構成よりなるネット付き上達練習球mini用手動式バッティング練習機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転可動するボール受け具を設けた、アームとアームストッパー用バー、連動開閉板用バー、連動開閉板を設けたパイプ等を、フレームに設け、ネット枠中段と、フレーム用支柱に設ける。ベース台に、ワイヤーずれ止め付き滑車と、解除ハンドル等を設け、ネット枠下段と、ベース台の間に、幅止めバーを設ける。ネット縦枠上部左右に、ネット受け棒自在受け具と、その下部に、ネット受け棒固定具を設け、ネット受け棒に、ネットを設ける。アーム下部に、ゴムバンド、ワイヤー、滑車を設け、ワイヤー端部に、取手を設ける。アームストッパー用バー下部に、ワイヤー、滑車を設け、ワイヤー端部を、解除ハンドルに設けた、バッティング上達練習球mini用手動式バッティング練習機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の、バッティング練習機は、電池式で、トスバッティング用だった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは次のような欠点があった。従来の練習機は、ボールが、下方向から、ポーンと緩いスピードで、飛んで来たのを打っていたが、短時間で簡単に打てるようになる。結果、飽きがきて、使わなくなる。本発明は、トスバッティング、フリーバッティングの練習ができるのが、バッティング技術向上に最適と考えなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ネット枠下段後部に、鞘状に設けた伸縮可能の、フレーム用支柱1を設け、前記1の中間部にゴムバンド張り調整受け具2をもうける。フレーム8の後端部を、フレーム用支柱1の上部に設け、フレーム8の前部に、フレーム方向調整ボルトナット19を設け、ネット枠中断に、フレーム固定ねじ21を設けた、フレーム取り付け具20を設ける。
【0005】
フレーム8後部に、ルーズホールを設け、パイプ固定バー28を、パイプ固定バー用ボルトナット35で設け、フレーム8中間部には、アームストッパー用バー4と、連動開閉板用バー9を、心棒ボルトナット10で、回転可動可能に設ける。フレーム8に、連動開閉板用バーストッパー12と、下部に、アーム用ストッパー調整ボルト11を設け、反対側面に、アーム15用のアームストッパー14を設ける。
【0006】
フレーム8の前部に、アーム15をアーム心棒ボルトナット16で、回転可動に設け、アーム15の、上部に、ボール受け具27を、回転可動可能に、ボール受け具心棒ボルトナット26で設けアーム15と、ボール受け具27が、直線状になるように、アーム15とボール受け具27に、ストッパー25を設ける。アーム15の上部背面に、ボール高さ調整用ボルトナット24を設け、アーム15の中間部側面に、連動用ピン51を設ける。
【0007】
パイプ34の下部側面と、間隔をあけた前面に、開口部を設け、連動開閉板台31を、パイプ下部に設け、前記31に、連動開閉板29を、連動開閉板用ねじ32で回転可動するように設け、連動開閉板用台31と連動開閉板29に、リターンスプリング30を設け、パイプ固定用バンド33を、パイプ固定バー28で固定する。
【0008】
連動開閉板用バー9の下部と、パイプ固定バー28下部に、リターンスプリング36を設ける。アームストッパー用バー4上部と、フレーム8前部に、リターンスプリング17を設け、アームストッパー用バー下部に、アームストッパー用バー解除ワイヤー5を設け、ネット枠中段下段に、滑車6を設ける。
【0009】
ゴムバンド張り調整受け具2と、アーム15下部の間に、ゴムバンド3を設け、アーム15下部にアーム用ワイヤー22を設け、ネット枠中断下段に、滑車23を設け、アーム15下部と、前記滑車23の間のアーム用ワイヤー22に、両端にフックを設けた、ワイヤーリターン用ゴムバンド52を設け、片端は、ネット枠下段に設ける。
【0010】
ネット枠下段と、ベース台46の間に、幅止めバー43を設け、ベース台46に、ワイヤーずれ止め付き滑車44、アーム用ワイヤー22の端部に、ワイヤー取っ手45を設け、回転可動着脱可能に、解除ハンドル47を設け、前記47のストッパー48とリターンゴム49を設ける。
【0011】
ネット縦枠の上部左右に、縦横回転可動可能の、ネット受け棒自在受け具41を設け、その下部に、ネット受け棒固定具40を設け、ネット受け棒39に、ネット42を設ける。本発明は、以上の構成よりなる、バッティング上達練習球mini用手動式バッティング練習機である。
【発明の効果】
【0012】
ボールの高さ速さの調整ができ、自分のタイミングで、近距離からボールを、正面から出す事ができるので、ボールに対する感覚反射神経等が鍛えられ、速いボールにも対応が出来るようになり、バッティング技術の向上に期待が出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
ネット枠下段後部に、鞘管状に設けた伸縮可能の、フレーム用支柱1を設ける。前記1を、伸ばすか縮めるかで、フレーム8の角度が変わるため、ボールの高さを調整出来る。前記1の中間部に、ゴムバンド張り調整受け具2を設ける。前記2は、ねじ式で、ボー速さを、調整出来るので、トスバッティング、フリーバッティングの練習が出来る。フレーム8の、後部をフレーム用支柱1に設け、前記8の前端に、フレーム方向調整ボルトナット19を設け、ネット枠中段に、フレーム取り付け具20を設ける。前記19を緩め、フレーム用支柱1を移動する事によって、ボールの方向が決まり、狭い場所での、左右のバッターボックスが確保出来る。
【0014】
フレーム8後部に、ルーズホールを設け、パイプ固定バー28下部をボルトナット35で、ルーズホールに設け、フレーム8の中間部に、アーム固定用バー4と、連動開閉板用バー9を、心棒ボルトナット10で、回転可動可能に設け、前記4と、前記9のストッパー13と、ストッパー12をフレーム8に設ける。アーム固定用バー4の上部に、リターンスプリング17を設け、連動開閉板用バー9の下部に、リターンスプリング36を設ける。
【0015】
アーム固定用バー4と、連動開閉板用バー9の前部に、アーム15をフレーム8に、回転可動にアーム心棒ボルトナット16で設け、アーム15上部に、ボール受け具27を、回転可動に、ボール受け具心棒ボルトナット26で設ける。ボール受け具27と、アーム15の回転側面部に、ボール受け具ストッパー25を、ボール受け具27と、アーム15が直線状で止まる様に設ける。
【0016】
アーム15上部背面に、ボール高さ調整ボルト24を設け、アーム15の中間部側面に、連動用ピン51、下部に、ゴムバンド3とアーム用ワイヤー22を設ける。ボールを、ストックするパイプ34の背面下部に開閉板用の開口部を設け、それからボール1個分の間隔をあけ、前面上部にも開口部を設け、パイプ34の下部に、連動開閉板台31を設け、前記31の上に連動開閉板29を連動開閉板用ねじ32で、回転可動する様に設け、前記31と前記29に、リターンスプリング30を設ける。パイプ34に、パイプ固定用バンド33を設け、パイプ固定バー28に固定する。
連動開閉板29の下板は、L状で、1片は、連動開閉板用バー9の先端部の接点部に、片方は、パイプ34の背面下部に設けた開口部から内面へ、上板は下板と一体で、下板からボール1個分立ち上げたクランク状で、パイプ34の前面に設けた開口部まで伸びている連動開閉板29の下板の一片を連動開閉板用バー9で、後方へ押すと下板が開き、ボールが落ちて、ボール受け具27に乗り、上板は、連動で、パイプ34の外側から内側へ移動して、ボールの落ちるのを止める。従って、ボールを一球一球ボール受け具27に落とすのが可能になる。
【0017】
アーム15の下部と、フレーム用支柱1に設けた、ゴムバンド張り調整受け具2の間に、ゴムバンド3を設け、前記2は、ねじ式で、ボールの速さの微調整が可能である。アーム15下部にアーム用ワイヤー22を設け、ネット枠中断と下段に設けた滑車23に、前記アーム用ワイヤー22を通し、ベース台46に設けた、ワイヤーずれ止め付き滑車44も通した、前記アーム用ワイヤー22の端部に、ワイヤー取っ手45を設け ネット枠下段と、ベース台46の間に、一定の距離を保持する、幅止めバー43を設ける。
【0018】
アーム固定用バー解除ワイヤー5と、リターンゴム49を設けた、解除ハンドル47をベース台46に回転可動着脱可能に設け、解除ハンドル47用のストッパー48も設ける。ワイヤー取って45を引くと、アーム用ワイヤー22が、滑車23を通して、方向を変え、アーム15を後方に傾かせ、前記15に設けた、連動用ピン51が、アーム固定用バー4と、連動開閉板用バー9に接して、アーム15が、アームストッパー14に接すると、アーム固定用バー4は、アーム15を固定して、連動開閉板用バー9は、連動開閉板29の下板を開き、ボールをボール受け具27へ落とす。上板は、次のボールを押さえる。
【0019】
解除ハンドル47に設けた、アーム固定用バー解除ワイヤー5は、ネット中断、下段に設けた滑車6で、方向を変えて、アーム固定用バー4の下部に設けられ、打者は、解除ハンドル47を、足で操作することで、アーム固定用バー4が起こされ、連動ピン51から外れ、ゴムバンド3の、張力の反動で、アーム15が勢いよく、起き上がり、アームストッパー調整ボルト11で、急に止まり、その反動でボール受け具27が、ボールを、押し飛ばす事が可能になる。
【0020】
アーム用ワイヤー22の戻る時の負荷は、アーム15の下部に設けたアーム用ワイヤー22と、ネット枠中断に設けた滑車23の間に、ワイヤーリターン用ゴムバンド51を設ける事で、アーム15に掛る、アーム用ワイヤー22の負荷が軽減されるので、速いボールを、飛ばす事ができる。
【0021】
ネット縦枠の上部左右に、ネット枠コーナー受け具38を設け、前記38に、縦横回転可動可能の、ネット受け棒自在受け具41を設け、その下部に、ネット受け棒固定具40を設ける。ネット42をネット受け棒39が差し込まるように、袋状に設け、ネット42に、ネット受け棒39を設け、前記39を、ネット受け棒自在受け具41に設け、ネット受け棒39の端部を、ネット受け棒固定具40に設ける事で、ネット受け棒39が固定され、天井、壁面部のネット42を、張る事ができる。また、ネット受け棒固定具40から、ネット受け棒39を外す事で、簡単に折り畳む事ができ、ネット受け棒39を、ネット受け棒自在受け具41から外す事で、ネット42を畳むのも簡単である。
【0022】
ボールのサイズは、直径約42mm 重さ、5g 材質 EVAで、このボールをスチール製の極細バット、直径22mm、重さ、750g~1100g、長さ、820mm、で練習する事で、ボールを捕える、感覚、反射神経が、鍛えられ、バッティング技術の向上に期待ができる。本発明は、以上の構造である。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】 本発明の総体斜視図。
図2】 本発明の器具部斜視図。
図3】 本発明のネット枠一部斜視図。
【符号の説明】
【0024】
1…フレーム用支柱 2…ゴムバンド張り調整受け具 3…ゴムバンド 4…アームストッパー用バー 5…アームストッパー用バー解除ワイヤー 6…滑車 7…ネット枠下段8…フレーム 9…連動開閉板用バー 10…心棒ボルトナット 11…アーム用ストッパー調整ボルト 12…ストッパー 13…ストッパー 14…アームストッパー 15…アーム 16…アーム心棒ボルトナット 17…リターンスプリング 18…ネット枠中段 19…フレーム方向調整ボルトナット 20…フレーム取り付け具 21…フレーム取り付け具固定ねじ 22…アーム用ワイヤー 23…滑車 24…ボール高さ調整ボルト 25…ボール受け具ストッパー 26…ボール受け具心棒ボルトナット 27…ボール受け具 28…パイプ固定バー 29…連動開閉板 30…リターンスプリング 31…連動開閉板台 32…連動開閉板用ねじ 33…パイプ固定用バンド 34…パイプ 35…パイプ固定用バーボルトナット 36…リターンスプリング 37…ネット枠 38…ネット枠コーナー受け具 39…ネット受け棒 40…ネット受け棒固定具 41…ネット受け棒自在受け具 42…ネット 43…幅止バー 44…ワイヤーずれ止め付き滑車 45…ワイヤー取っ手 46…ベース台 47…解除ハンドル 48…ストッパー 49…リターンゴム 50…補助バー 51…連動用ピン 52…ワイヤーリターン用ゴムバンド 53…極細バット
図1
図2
図3