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特開2022-22152不揮発性メモリ記憶装置の寿命および故障を判断するための電子装置およびその方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022022152
(43)【公開日】2022-02-03
(54)【発明の名称】不揮発性メモリ記憶装置の寿命および故障を判断するための電子装置およびその方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 12/00 20060101AFI20220127BHJP
   G08G 1/16 20060101ALN20220127BHJP
【FI】
G06F12/00 550Z
G06F12/00 597U
G08G1/16 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】30
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021119169
(22)【出願日】2021-07-19
(31)【優先権主張番号】10-2020-0092622
(32)【優先日】2020-07-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0079984
(32)【優先日】2021-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516082420
【氏名又は名称】シンクウェア コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】THINKWARE CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】キム デウォン
【テーマコード(参考)】
5B160
5H181
【Fターム(参考)】
5B160NA02
5H181AA01
5H181BB04
5H181BB11
5H181BB17
5H181CC03
5H181CC04
5H181CC11
5H181CC14
5H181EE12
5H181LL09
(57)【要約】
【課題】多様な実施形態は、不揮発性メモリ記憶装置の寿命および故障を判断するための電子装置およびその方法を提供する。
【解決手段】多様な実施形態に係る電子装置およびその方法は、記憶装置の接続に応答して記憶装置の故障を判断し、記憶装置が故障であれば記憶装置の交換のための案内メッセージを出力し、記憶装置が正常であれば記憶装置が自体的に状態を把握する機能を備えるかどうかを確認し、記憶装置に機能が備わっていれば、記憶装置から受信される状態情報に基づいて記憶装置の寿命を確認し、記憶装置に機能が備わっていなければ、記憶装置の寿命を推定し、寿命に基づいて記憶装置の交換のための案内メッセージを出力するように構成される。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
不揮発性メモリ記憶装置の装着および分離が可能な電子装置の方法であって、
前記記憶装置の接続を感知する段階、
前記記憶装置の寿命を推定する段階、および
前記寿命に基づいて前記記憶装置の交換のための案内メッセージを出力する段階
を含む、
方法。
【請求項2】
前記記憶装置の識別情報を検出する段階、
前記識別情報に基づき、前記記憶装置が自体的に状態を把握する機能を備えているかどうかを確認する段階、および
前記記憶装置に前記機能が備わっていれば、前記記憶装置から受信される状態情報に基づいて前記記憶装置の寿命を確認する段階
をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記寿命を推定する段階は、
前記記憶装置に前記機能が備わっていなければ、前記寿命を推定する、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記電子装置は、
前記記憶装置に記録されるデータを一時記録するように構成される記録バッファを含み、
前記寿命を推定する段階は、
前記記録バッファを利用して前記記憶装置にデータを記録する段階、および
前記記録バッファに記録されたデータ量がバッファ閾値を超えれば、前記案内メッセージを生成する段階
を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記案内メッセージを生成する段階は、
前記データ量を利用して前記寿命を推定する段階、および
前記寿命に基づいて前記案内メッセージを生成する段階
を含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記電子装置または前記記憶装置のうちの少なくとも1つには、
前記記憶装置に記録されているデータ量に関する記録があり、
前記寿命を推定する段階は、
前記データ量に基づいて推定される記録量が記録閾値以上であれば、前記案内メッセージを生成する段階
を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記記録量は、
前記データ量と前記記憶装置に対して定められたWAF(write amplification factor)との乗によって推定される、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記案内メッセージを生成する段階は、
前記記録量を利用して前記寿命を推定する段階、および
前記寿命に基づいて前記案内メッセージを生成する段階
を含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記寿命を推定する段階は、
前記記録量が前記記録閾値未満であれば、前記記憶装置にデータを記録する段階、および
前記データの記録終了時に前記記録を更新する段階
をさらに含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記記憶装置の接続に応答して前記記憶装置の故障を判断する段階、および
前記記憶装置が故障であれば、前記案内メッセージを出力する段階
をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記故障を判断する段階は、
前記記憶装置に記録保護モードが設定されていれば、前記記憶装置が故障であると判断する段階
を含み、
前記記録保護モードは、
前記記憶装置の寿命が終われば、前記記憶装置に設定される、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記故障を判断する段階は、
前記記憶装置に記録されたデータのファイルそれぞれに対して無欠性を確認して非正常的なファイルのカウントを確認する段階、および
前記カウントがカウント閾値を超えれば、前記記憶装置が故障であると判断する段階
を含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記電子装置は、
前記記憶装置に前記データを前記ファイルで記録しながら、前記ファイルそれぞれに対する検証値を記録し、
前記無欠性は、
前記検証値を利用して確認される、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
不揮発性メモリ記憶装置の装着および分離が可能な電子装置であって、
前記記憶装置との接続のために構成される接続端子、および
前記接続端子に接続され、前記接続端子を通じて前記記憶装置にデータを記録するように構成されるプロセッサ
を含み、
前記プロセッサは、
前記記憶装置の寿命を推定し、
前記寿命に基づいて前記記憶装置の交換のための案内メッセージを出力するように構成される、
電子装置。
【請求項15】
前記プロセッサは、
前記記憶装置の識別情報を検出し、
前記識別情報に基づき、前記記憶装置が自体的に状態を把握する機能を備えるかどうかを確認し、
前記記憶装置に前記機能が備わっていれば、前記記憶装置から受信される状態情報に基づいて前記記憶装置の寿命を確認するように構成される、
請求項14に記載の電子装置。
【請求項16】
前記プロセッサは、
前記記憶装置に前記機能が備わっていなければ、前記寿命を推定するように構成される、
請求項15に記載の電子装置。
【請求項17】
前記記憶装置に記録されるデータを一時記録するように構成される記録バッファ
をさらに含み、
前記プロセッサは、
前記記録バッファを利用して前記記憶装置にデータを記録し、
前記記録バッファに記録されたデータ量がバッファ閾値を超えれば、前記案内メッセージを生成するように構成される、
請求項14に記載の電子装置。
【請求項18】
前記プロセッサは、
前記データ量を利用して前記寿命を推定し、
前記寿命に基づいて前記案内メッセージを生成するように構成される、
請求項17に記載の電子装置。
【請求項19】
前記プロセッサは、
前記記憶装置に記録されているデータ量に関する記録を確認し、
前記データ量に基づいて推定される記録量が記録閾値以上であれば、前記案内メッセージを生成するように構成される、
請求項14に記載の電子装置。
【請求項20】
前記記録を有する使用記録データベース
をさらに含む、
請求項19に記載の電子装置。
【請求項21】
前記記憶装置が、
前記記録を有している、
請求項19に記載の電子装置。
【請求項22】
前記記録量は、
前記データ量と前記記憶装置に対して定められたWAF(write amplification factor)との乗によって推定される、
請求項19に記載の電子装置。
【請求項23】
前記プロセッサは、
前記記録量を利用して前記寿命を推定し、
前記寿命に基づいて前記案内メッセージを生成するように構成される、
請求項19に記載の電子装置。
【請求項24】
前記プロセッサは、
前記記録量が前記記録閾値未満であれば、前記記憶装置にデータを記録し、
前記データの記録終了時に前記記録を更新するように構成される、
請求項19に記載の電子装置。
【請求項25】
前記プロセッサは、
前記記憶装置の接続に応答して前記記憶装置の故障を判断し、
前記記憶装置が故障であれば、前記案内メッセージを出力するように構成される、
請求項14に記載の電子装置。
【請求項26】
前記プロセッサは、
前記記憶装置に記録保護モードが設定されていれば、前記記憶装置が故障であると判断するように構成され、
前記記録保護モードは、
前記記憶装置の寿命が終われば、前記記憶装置に設定される、
請求項25に記載の電子装置。
【請求項27】
前記プロセッサは、
前記記憶装置に記録されたデータのファイルそれぞれに対して無欠性を確認して非正常的なファイルのカウントを確認し、
前記カウントがカウント閾値を超えれば、前記記憶装置が故障であると判断するように構成される、
請求項25に記載の電子装置。
【請求項28】
前記プロセッサは、
前記記憶装置に前記データを前記ファイルで記録しながら、前記ファイルそれぞれに対する検証値を記録し、
前記検証値を利用して前記無欠性を確認するように構成される、
請求項27に記載の電子装置。
【請求項29】
不揮発性メモリ記憶装置の装着および分離が可能な電子装置の方法であって、
前記記憶装置の接続に応答して前記記憶装置の故障を判断する段階、
前記記憶装置が故障であれば、前記記憶装置の交換のための案内メッセージを出力する段階、
前記記憶装置が正常であれば、前記記憶装置の寿命を推定する段階、および
前記寿命に基づいて前記記憶装置の交換のための案内メッセージを出力する段階
を含む、
方法。
【請求項30】
前記寿命を推定する段階は、
前記記憶装置の識別情報を検出する段階、
前記識別情報に基づき、前記記憶装置が自体的に状態を把握する機能を備えるかどうかを確認する段階、
前記記憶装置に前記機能が備わっていれば、前記記憶装置から受信される状態情報に基づいて前記記憶装置の寿命を確認する段階、および
前記記憶装置に前記機能が備わっていなければ、前記寿命を推定する段階
を含む、
請求項29に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
多様な実施形態は、不揮発性メモリ記憶装置の寿命および故障を判断するための電子装置およびその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
不揮発性メモリ記憶装置は、その容量と速度が迅速に発展しており、これによって電子装置に装着されながら広く用いられている。記憶装置は、物理的/電気的特性によって書き込み動作と消去動作の寿命が定められており、その使用頻度に伴って寿命が短縮する。また、寿命が特定の値以下しか残っていない場合、記憶装置は正常に作動しなくなる。例えば、記憶装置の平均書き込み速度が遅くなったり、記憶装置にデータが正常に記録されなかったりといった現象が起こることがある。HDD(hard disk drive)またはSSD(solid state drive)のような記憶装置には、自体的に状態を把握する機能が備えられているため、これに基づいて状態情報を提供しながら利用者が記憶装置を交換できるようにする。しかし、SD(secure digital)カードまたはUSBメモリ(USB flash drive)のような記憶装置には、このような機能が備えられていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
多様な実施形態は、装着される不揮発性メモリ記憶装置の寿命および故障を判断するための電子装置およびその方法を提供する。
【0004】
多様な実施形態は、自体的に状態を把握する機能が備わっていない不揮発性メモリ記憶装置の寿命および故障を判断するための電子装置およびその方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
多様な実施形態は、不揮発性メモリ記憶装置の装着および分離が可能な電子装置およびその方法を提供する。
【0006】
多様な実施形態に係る電子装置の方法は、記憶装置の接続を感知する段階、前記記憶装置の寿命を推定する段階、および前記寿命に基づいて前記記憶装置の交換のための案内メッセージを出力する段階を含んでよい。
【0007】
多様な実施形態に係る電子装置の方法は、記憶装置の接続に応答して前記記憶装置の故障を判断する段階、前記記憶装置が故障と判断されれば、前記記憶装置の交換のための案内メッセージを出力する段階、前記記憶装置が正常と判断されれば、前記記憶装置の寿命を推定する段階、および前記寿命に基づいて前記記憶装置の交換のための案内メッセージを出力する段階を含んでよい。
【0008】
多様な実施形態に係る電子装置は、記憶装置との接続のために構成される接続端子、および前記接続端子と接続し、前記接続端子を通じて前記記憶装置にデータを記録するように構成されるプロセッサを含み、前記プロセッサは、前記記憶装置の寿命を推定し、前記寿命に基づいて前記記憶装置の交換のための案内メッセージを出力するように構成されてよい。
【発明の効果】
【0009】
多様な実施形態によると、電子装置に装着される不揮発性メモリ記憶装置の寿命および故障を判断することができる。このとき、自体的に状態を把握する機能を備えた記憶装置に対し、電子装置は、記憶装置からの状態情報に基づいて記憶装置の寿命を確認することができる。これだけでなく、自体的に状態を把握する機能が備わっていない記憶装置に対し、電子装置は、記憶装置の寿命を推定することができる。すなわち、電子装置は、装着される記憶装置の類型に関係なく、記憶装置の寿命および故障を判断することができる。したがって、電子装置は、記憶装置の寿命および故障に基づき、記憶装置の交換時期を利用者に正確に知らせることができる。これにより、記憶装置の使用の効率性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】多様な実施形態における、電子装置の概略図である。
図2】第1実施形態における、電子装置のプロセッサを詳細に示した図である。
図3図2のデータ処理部を示した例示図である。
図4】第2実施形態における、電子装置のプロセッサを詳細に示した図である。
図5】多様な実施形態における、電子装置の方法を示した図である。
図6】一実施形態における、図5の記憶装置の故障を判断する段階を示した図である。
図7】他の実施形態における、図5の記憶装置の故障を判断する段階を示した図である。
図8】また他の実施形態における、図5の記憶装置の故障を判断する段階を示した図である。
図9】一実施形態における、図5の記憶装置の寿命を推定する段階を示した図である。
図10】他の実施形態における、図5の記憶装置の寿命を推定する段階を示した図である。
図11】また他の実施形態における、図5の記憶装置の寿命を推定する段階を示した図である。
図12】多様な実施形態における、電子装置を装着した車を示した図である。
図13図12の電子装置を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本文書の多様な実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
【0012】
図1は、多様な実施形態における、電子装置100の概略図である。
【0013】
図1を参照すると、多様な実施形態に係る電子装置100は、不揮発性メモリ記憶装置10との装着および分離が可能なように実現されてよい。例えば、記憶装置10は、SD(secure digital)カードまたはUSB(universal serial bus)メモリ(USB flash drive)のうちの少なくとも1つを含んでよい。このような電子装置100は、カメラモジュール110、接続端子120、通信モジュール130、入力モジュール140、出力モジュール150、センサモジュール160、メモリ170、またはプロセッサ180のうちの少なくとも1つを含んでよい。一実施形態において、電子装置100の構成要素のうちの少なくとも1つが省略されてもよいし、少なくとも1つの他の構成要素が追加されてもよい。一実施形態において、電子装置100の構成要素のうちの少なくとも2つが1つの統合された回路で実現されてもよい。例えば、電子装置100は、ブラックボックス(black box)、スマートフォン(smart phone)、携帯電話、コンピュータ、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(personal digital assistants)、PMP(portable multimedia player)、タブレットPC、ゲームコンソール(game console)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、IoT(internet of things)デバイス、またはロボット(robot)のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0014】
カメラモジュール110は、電子装置100で映像を撮影してよい。このとき、カメラモジュール110は、電子装置100の予め定められた位置に設置され、映像を撮影してよい。これにより、カメラモジュール110は、映像信号を収集してよい。例えば、カメラモジュール110は、レンズ、少なくとも1つのイメージセンサ、またはフラッシュのうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0015】
接続端子120は、電子装置100と外部装置102または記憶装置10とを物理的に接続させてよい。このために、接続端子120は、少なくとも1つのコネクタを含んでよい。例えば、コネクタは、HDMI(登録商標)コネクタ、USBコネクタ、SDカードコネクタ、またはオーディオコネクタのうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0016】
通信モジュール130は、電子装置100と外部装置102との通信を実行してよい。通信モジュール130は、電子装置100と外部装置102との間に通信チャネルを樹立し、通信チャンネルを介して外部装置102との通信を実行してよい。ここで、外部装置102は、衛星、基地局、サーバ、または他の電子装置のうちの少なくとも1つを含んでよい。通信モジュール130は、有線通信モジュールまたは無線通信モジュールのうちの少なくとも1つを含んでよい。有線通信モジュールは、接続端子120を介して外部装置102と有線接続して有線通信してよい。無線通信モジュールは、近距離通信モジュールまたは遠距離通信モジュールのうちの少なくとも1つを含んでよい。近距離通信モジュールは、外部装置102と近距離通信方式で通信してよい。例えば、近距離通信方式は、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、Wi-Fi direct、または赤外線通信(IrDA;infrared data association)のうちの少なくとも1つを含んでよい。遠距離通信モジュールは、外部装置102と遠距離通信方式で通信してよい。ここで、遠距離通信モジュールは、ネットワーク190を介して外部装置102と通信してよい。例えば、ネットワーク190は、セルラネットワーク、インターネット、またはLAN(local area network)やWAN(wide area network)のようなコンピュータネットワークのうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0017】
入力モジュール140は、電子装置100の少なくとも1つの構成要素が使用する信号を入力してよい。入力モジュール140は、プロセッサ180が使用する命令またはデータを利用者から受信して信号を発生させてよい。このとき、入力モジュール140は、オーディオ信号を収集してよい。例えば、入力モジュール140は、マイクロホン(microphone)、マウス(mouse)、またはキーボード(keyboard)のうちの少なくとも1つを含んでよい。一実施形態において、入力モジュール140は、タッチを感知するように設定されたタッチ回路(touch circuitry)、またはタッチによって発生する力の強度を測定するように設定されたセンサ回路のうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0018】
出力モジュール150は、電子装置100の情報を出力してよい。出力モジュール150は、情報を視覚的に表示するための表示モジュール、または情報をオーディオ信号で出力するためのオーディオ出力モジュールのうちの少なくとも1つを含んでよい。例えば、表示モジュールは、ディスプレイ、ホログラム装置、またはプロジエクタのうちの少なくとも1つを含んでよい。一例として、表示モジュールは、入力モジュール140のタッチ回路またはセンサ回路のうちの少なくとも1つと組み立てられてタッチスクリーンとして実現されてよい。例えば、オーディオ出力装置は、スピーカまたはレシーバのうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0019】
センサモジュール160は、電子装置100の内部の動作状態(例:電力または温度)または外部の環境状態に対応する電気信号またはデータ値を生成してよい。例えば、センサモジュール160は、レーダ(radar)センサ、LIDARセンサ、ジェスチャセンサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、マグネチックセンサ、加速度センサ、グリップセンサ、近接センサ、カラーセンサ、IR(infrared)センサ、生体センサ、温度センサ、湿度センサ、または照度センサのうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0020】
メモリ170は、電子装置100の少なくとも1つの構成要素が使用する多様なデータを記録してよい。例えば、メモリ170は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのうちの少なくとも1つを含んでよい。データは、少なくとも1つのプログラム、およびこれと関連する入力データまたは出力データを含んでよい。プログラムは、メモリ170に少なくとも1つの命令を含むソフトウェアとして記録されてよく、例えば、オペレーティングシステム、ミドルウェア、またはアプリケーションのうちの少なくとも1つを含んでよい。
【0021】
プロセッサ180は、メモリ170のプログラムを実行し、電子装置100の少なくとも1つの構成要素を制御してよい。これにより、プロセッサ180は、データ処理または演算を実行してよい。このとき、プロセッサ180は、メモリ170に記録された命令を実行してよい。プロセッサ180は、接続端子120に接続され、接続端子120を通じて記憶装置10にデータを記録してよい。ここで、プロセッサ180は、データをファイル(file)で記録してよい。一方、記憶装置10との接続中に、プロセッサ180は、記憶装置10の寿命および故障を判断してよい。さらに、プロセッサ180は、記憶装置10の寿命または故障否に基づき、記憶装置10の交換のための案内メッセージを出力してよい。ここで、プロセッサ180は、出力モジュール150から案内メッセージを出力してよい。一例として、プロセッサ180は、案内メッセージをテキストまたは発光信号のうちの少なくとも1つによって表示モジュールに表示してもよいし、オーディオ出力モジュールから案内メッセージをオーディオ信号で出力してもよい。これにより、電子装置100の利用者は、案内メッセージによって記憶装置10の交換の必要性を決定し、必要な場合に記憶装置10を交換することができる。
【0022】
図2は、第1実施形態における、電子装置100のプロセッサ180を詳しく示した図である。図3は、図2のデータ処理部210の例示図である。
【0023】
図2を参照すると、第1実施形態に係る電子装置100のプロセッサ180は、電子装置100に装着される記憶装置10に接続され、データ処理部210、記録バッファ220、装置識別部230、サポート情報データベース240、使用記録データベース250、バッファ確認部260、無欠性確認部270、状態確認部280、または寿命推定部290のうちの少なくとも1つを含んでよい。図2において、プロセッサ180のすべての構成要素がプロセッサ180の内部に構成されるものと示されているが、これに制限されることはない。すなわち、プロセッサ180の構成要素の一部は、プロセッサ180の外部に構成されてもよい。
【0024】
データ処理部210は、記憶装置10に記録されるデータを処理してよい。このとき、データ処理部210は、カメラモジュール110、入力モジュール140、センサモジュール160、メモリ170、または通信モジュール130のうちの少なくとも1つから受信される信号またはデータを処理してよい。例えば、電子装置100が、車用ブラックボックスや車用ビデオレコーダ(car video recorder)のようなカメラモジュール110が取得したイメージデータをエンコードする映像記録装置の場合、データ処理部210は、図3に示すように、イメージシグナルプロセッサ(image signal processor:ISP)311、ビデオエンコーダ321、アナログデジタルコンバータ(analog-to-digital convertor)313、オーディオエンコーダ323、マルチプレクサ(multiplexer:MUX)330を含んでよい。イメージシグナルプロセッサ311は、カメラモジュール110に受信されるアナログの映像信号をデジタルの映像データに変換し、ビデオエンコーダ321は、デジタルの映像データをビットで表現する。アナログデジタルコンバータ313は、入力モジュール140のマイクロホンに受信されるアナログのオーディオ信号をデジタルのオーディオデータに変換し、オーディオエンコーダ323は、デジタルのオーディオデータをビットで表現する。マルチプレクサ330は、映像データとオーディオデータをともに記録バッファ220に出力してよい。ここで、マルチプレクサ330は、映像データとオーディオデータをマルチメディアデータとして統合して記録バッファ220に出力してよい。
【0025】
記録バッファ220は、記憶装置10に記録されるデータを一時記録するように構成されてよい。このために、記録バッファ220は、データ処理部210と記憶装置10の間に配置されてよい。また、記録バッファ220は、データ処理部210から出力されるデータを記録してよい。これにより、記憶装置10は、記録バッファ220に記録されたデータをインポートして記録してよい。このとき、記憶装置10の寿命が十分に残っている場合は、記憶装置10での平均書き込み速度が正常範囲内を保ち、記録バッファ220に記録されたデータ量もバッファ閾値以下を保つようになる。ところが、記憶装置10の寿命が十分に残っていない場合には、記憶装置10内で記録セル(cell)を復旧したり、他のセルに再配置(relocation)したりするために記憶装置10での平均書き込み速度が正常範囲以下となり、記録バッファ220に記録されたデータ量はバッファ閾値を超えるようになる。
【0026】
装置識別部230は、記憶装置10の接続に応答して記憶装置10を識別してよい。このとき、装置識別部230は、記憶装置10から、記憶装置10の識別情報を検出してよい。ここで、記憶装置10の識別情報は、記憶装置10の製造社情報(例:OEM(original equipment manufacturing)コード)、製品情報(例:製品名(product name)または製品コード(product code))、および固有識別子(例:シリアルナンバー(serial number))を含んでよい。
【0027】
サポート情報データベース240は、電子装置100に装着可能な記憶装置10に関するサポート情報を記録していてよい。一例として、サポート情報データベース240は、電子装置100の内部に構成されてよい。図2において、サポート情報データベース240は、プロセッサ180の内部に構成されるものと示されているが、これに制限されることはない。すなわち、図には示されていないが、サポート情報データベース240は、プロセッサ180の外部、例えば、メモリ170に構成されてよい。他の例として、図には示されてないが、サポート情報データベース240は、電子装置100の外部に構成されてよい。ここで、サポート情報データベース240は、電子装置100と通信可能なサーバ(図示せず)に構成されてよい。サポート情報データベース240は、記憶装置10の識別情報に対応して該当の記憶装置10のサポート情報を記録してよい。サポート情報は、記憶装置10に自体的に状態を把握する機能が備えられているか、または記憶装置10に対して製造社が定めた最大記録量のうちの少なくとも1つを含んでよい。記憶装置10が自体的に状態を把握する機能は、ヘルス状態モニタリング(health status monitoring)機能とも呼ばれる。最大記録量は、TBW(terabyte written)とも呼ばれ、WAF(write amplification factor)が1であるときの最大記録量をテラバイト(terabyte)単位で表現してよい。WAFは、記憶装置10のデータ記録方式および特性に応じて記憶装置10に対して定められた値であってよい。例えば、WAFは、記憶装置10を使用する電子装置100のアプリケーションおよびファイルシステム(file system)の実現方式に応じて実験的または理論的に導き出されてよい。
【0028】
使用記録データベース250は、電子装置100に装着された記憶装置10の使用記録を記録していてよい。第1実施形態によると、使用記録データベース250は、電子装置100の内部に構成されてよい。図2において、使用記録データベース250は、プロセッサ180の内部に構成されるものと示されているが、これに制限されることはない。すなわち、図には示されていないが、使用記録データベース250は、プロセッサ180の外部、例えば、メモリ170に構成されてよい。使用記録データベース250は、記憶装置10の識別情報に対応して該当の記憶装置10の使用記録を記録してよい。使用記録は、記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録を含んでよい。
【0029】
バッファ確認部260は、記録バッファ220に記録されたデータ量を確認してよい。このとき、バッファ確認部260は、記録バッファ220に記録されたデータ量がバッファ閾値を超えるかどうかをモニタリングしてよい。
【0030】
無欠性確認部270は、記憶装置10に記録されたデータのファイルそれぞれに対する無欠性を確認してよい。このとき、記憶装置10は、データをファイルで記録しながら、ファイルのそれぞれの検証値を記録してよい。例えば、検証値は、ハッシュ(hash)値またはファイルチェックサム(file check sum)で表現されてよい。ここで、検証値は、データ処理部210で生成されてよい。例えば、電子装置100が車用ブラックボックスや車用ビデオレコーダ(car video recorder)のようなカメラモジュール110で取得したイメージデータをエンコードする映像記録装置の場合、検証値は、マルチプレクサ330で生成されてよい。しかし、記憶装置10の寿命が終われば、記憶装置10に記録されているファイルに文字化け現象が起こり、これによって該当のファイルの検証値が変更する場合がある。したがって、無欠性確認部270は、ファイルの検証値を利用してファイルそれぞれに対する無欠性を確認してよい。このとき、無欠性確認部270は、ファイルそれぞれを、正常的なファイルまたは非正常的なファイルに区分してよい。
【0031】
状態確認部280は、記憶装置10の状態を確認してよい。また、状態確認部280は、自体的に状態を把握する機能を備える記憶装置10から状態情報を取得してよい。
【0032】
寿命推定部290は、記憶装置10の故障を判断してよい。寿命推定部290は、状態確認部280によって記憶装置10に記録保護(write protection)モードが設定されているかどうかを確認し、これに基づいて記憶装置10の故障を判断してよい。ここで、記録保護モードは、記憶装置10の寿命が終われば、記憶装置10に設定されてよい。したがって、寿命推定部290は、記憶装置10に記録保護モードが設定されていれば、記憶装置10が故障であると判断してよい。一方、寿命推定部290は、無欠性確認部270によって確認された非正常的なファイルのカウント(count)に基づいて記憶装置10の故障を判断してよい。すなわち、状態確認部280は、カウントがカウント閾値を超えていれば、記憶装置10が故障であると判断してよい。これにより、記憶装置10が故障であると判断されれば、寿命推定部290は、出力モジュール150から記憶装置10の故障による案内メッセージを出力してよい。
【0033】
また、寿命推定部290は、記憶装置10の寿命を推定してよい。サポート情報データベース240によって記憶装置10が自体的に状態を把握する機能を備えることが確認されれば、寿命推定部290は、状態確認部280により、記憶装置10から受信される状態情報に基づいて記憶装置10の寿命を確認してよい。一方、サポート情報データベース240によって記憶装置10が自体的に状態を把握する機能を備えていないことが確認されれば、寿命推定部290は、記憶装置10の寿命を推定してよい。寿命推定部290は、バッファ確認部260によって記録バッファ220に記録されたデータ量を確認し、これに基づいて記憶装置10の寿命を推定してよい。一方、寿命推定部290は、使用記録データベース250によって記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録を確認し、これに基づいて記憶装置10の寿命を推定してよい。ここで、寿命推定部290は、記憶装置10に対してデータを記録することを終えるときに、使用記録データベース250で記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録を更新してよい。このとき、寿命推定部290は、記憶装置10に記録されているデータ量と記憶装置10に対して定められたWAFの乗によって記憶装置10の寿命を推定してよい。これにより、寿命推定部290は、記憶装置10の寿命を推定し、寿命に基づいて記憶装置10の交換のための案内メッセージを出力モジュール150から出力してよい。
【0034】
図4は、第2実施形態における、電子装置100のプロセッサ180を詳しく示した図である。
【0035】
図4を参照すると、第2実施形態に係る電子装置100のプロセッサ180は、電子装置100に装着される記憶装置10に接続され、データ処理部210、記録バッファ220、装置識別部230、サポート情報データベース240、バッファ確認部260、無欠性確認部270、状態確認部280、または寿命推定部290のうちの少なくとも1つを含んでよい。図4において、プロセッサ180のすべての構成要素がプロセッサ180の内部に構成されるものと示されているが、これに制限されることはない。すなわち、プロセッサ180の構成要素の一部は、プロセッサ180の外部に構成されてもよい。このとき、第2実施形態の構成要素は、第1実施形態の構成要素とほぼ類似するため、これについての詳細な説明は省略する。ただし、第1実施形態では電子装置100が使用記録データベース250を含んでいるが、第2実施形態では記憶装置10が使用記録データベース450を含んでいる。
【0036】
使用記録データベース450は、記憶装置10の使用記録を記録していてよい。第2実施形態によると、使用記録データベース450は、記憶装置10の内部に構成され、該当の記憶装置10の使用記録だけを記録していてよい。使用記録データベース450は、該当の記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録を記録してよい。
【0037】
図5は、多様な実施形態における、電子装置100の方法を示した図である。
【0038】
図5を参照すると、段階510で、電子装置100は、記憶装置10との接続を感知してよい。プロセッサ180は、接続端子120に接続されており、記憶装置10が電子装置100に装着されれば、記憶装置10は接続端子120に接続されるようになる。これにより、プロセッサ180は、接続端子120を通じて記憶装置10の接続を感知してよい。
【0039】
段階520で、電子装置100は、記憶装置10の故障を判断してよい。一実施形態によると、プロセッサ180は、記憶装置10に記録保護モードが設定されているかどうかに基づいて記憶装置10の故障を判断してよい。これについては、図6を参照しながらより詳しく説明する。他の実施形態によると、プロセッサ180は、記憶装置10に記録されたデータのファイルに対する無欠性に基づいて記憶装置10の故障を判断してよい。これについては、図7を参照しながらより詳しく説明する。また他の実施形態によると、プロセッサ180は、記憶装置10に対する記録保護モードの設定状況とファイルに対する無欠性との組み合わせに基づいて記憶装置10の故障を判断してよい。これについては、図8を参照しながらより詳しく説明する。このとき、記憶装置10が故障であると判断されれば、プロセッサ180は、記憶装置10の故障による案内メッセージを出力モジュール150から出力してよい。この反面、記憶装置10が正常であると判断されれば、プロセッサ180は、段階530に進んでよい。
【0040】
段階530で、電子装置100は、記憶装置10の識別情報を検出してよい。プロセッサ180は、記憶装置10から、記憶装置10の識別情報を検出してよい。ここで、記憶装置10の識別情報は、記憶装置10の製造社情報、製品情報、および固有識別子を含んでよい。
【0041】
段階540で、電子装置100は、記憶装置10から、記憶装置10の寿命を確認できるかどうかを判断してよい。プロセッサ180は、記憶装置10の識別情報を利用しながら、サポート情報データベース240から、記憶装置10が自体的に状態を把握する機能を備えるかどうかを確認してよい。このとき、記憶装置10が自体的に状態を把握する機能を備える場合、プロセッサ180は、記憶装置10から寿命を確認することができると判断してよい。記憶装置10が自体的に状態を把握する機能を備える場合、記憶装置10は、状態情報を提供してよい。ここで、状態情報は、ヘルス状態命令(health status command)とも呼ばれる。一方、記憶装置10が自体的に状態を把握する機能を備えていない場合、プロセッサ180は、記憶装置10からは寿命を確認することができないと判断してよい。
【0042】
段階540で、記憶装置10から寿命を確認することができると判断されれば、段階542で、電子装置100は、記憶装置10から記憶装置10の寿命を確認してよい。プロセッサ180は、記憶装置10から状態情報を受信し、状態情報に基づいて記憶装置10の寿命を確認してよい。この後、段階544で、電子装置100は、記憶装置10の寿命を使用閾値と比較してよい。プロセッサ180は、記憶装置10の寿命の残りが使用閾値を超えるかどうかを判断してよい。段階544で記憶装置10の寿命の残りが使用閾値以下であると判断されれば、段階546で、電子装置100は、案内メッセージを出力してよい。プロセッサ180は、記憶装置10の交換のための案内メッセージを出力モジュール150から出力してよい。ここで、プロセッサ180は、記憶装置10の寿命が表示されるように案内メッセージを生成してよい。
【0043】
段階540で記憶装置10からは寿命を確認することができないと判断されれば、段階550で、電子装置100は、記憶装置10にデータを記録し、記憶装置10の寿命を推定してよい。または、段階544で記憶装置10の寿命の残りが使用閾値を超えると判断されれば、段階550で、電子装置100は、記憶装置10にデータを記録し、記憶装置10の寿命を推定してよい。一実施形態によると、プロセッサ180は、記録バッファ220を利用して記憶装置10にデータを記録しながら、記録バッファ220に記録されたデータ量に基づいて記憶装置10の寿命を推定してよい。これについては、図9を参照しながらより詳細に説明する。他の実施形態によると、プロセッサ180は、記憶装置10にデータを記録する前に、記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録に基づいて記憶装置10の寿命を推定してよい。これについては、図10を参照しながらより詳細に説明する。また他の実施形態によると、プロセッサ180は、記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録と記録バッファ220に記録されたデータ量との組み合わせに基づいて記憶装置10の寿命を推定してよい。これについては、図11を参照しながらより詳細に説明する。このとき、プロセッサ180は、記憶装置10の寿命に基づき、記憶装置10にデータを記録してもよく、記憶装置10にデータを記録せずに記憶装置10の交換のための案内メッセージを出力してもよい。
【0044】
図6は、一実施形態における、図5の記憶装置10の故障を判断する段階520を示した図である。
【0045】
図6を参照すると、段階610で、電子装置100は、記憶装置10に記録保護モードが設定されているかどうかを判断してよい。ここで、記録保護モードは、記憶装置10の寿命が終われば、記憶装置10に設定されてよい。プロセッサ180は、記憶装置10に記録保護モードが設定されているかどうかを判断し、これに基づいて記憶装置10の故障を判断してよい。
【0046】
段階610で記憶装置10に記録保護モードが設定されていると判断されれば、段階620で、電子装置100は、案内メッセージを出力してよい。このとき、プロセッサ180は、記憶装置10が故障であると判断し、案内メッセージを出力してよい。プロセッサ180は、記憶装置10の故障による案内メッセージを出力モジュール150から出力してよい。
【0047】
一方、段階610で記憶装置10に記録保護モードが設定されていなければ、電子装置100は、段階530に進んでよい。このとき、プロセッサ180は、記憶装置10が正常であると判断してよい。
【0048】
図7は、他の実施形態における、図5の記憶装置10の故障を判断する段階520を示した図である。
【0049】
図7を参照すると、段階710で、電子装置100は、記憶装置10に記録されたデータの各ファイルに対して無欠性を確認してよい。このとき、記憶装置10は、データをファイルで記録しながら、ファイルそれぞれに対する検証値を記録してよい。例えば、検証値は、ハッシュ値またはファイルチェックサムで表現されてよい。ここで、検証値は、データ処理部210で生成されてよい。例えば、電子装置100が車用ブラックボックスや車用ビデオレコーダ(car video recorder)のようなカメラモジュール110が取得したイメージデータをエンコードする映像記録装置の場合、検証値は、マルチプレクサ330で生成されてよい。しかし、記憶装置10の寿命が終われば、記憶装置10に記録されるファイルに対して文字化け現象が起こり、これによって該当のファイルの検証値も変更される。したがって、プロセッサ180は、該当のファイルの検証値を利用しながら、該当のファイルに対して無欠性を確認してよい。すなわち、プロセッサ180は、該当のファイルの検証値を利用しながら、該当のファイルが記録バッファ220に記録された内容と同じであるかどうかを確認してよい。
【0050】
段階720で、電子装置100は、該当のファイルが正常であるかを判断してよい。プロセッサ180は、該当のファイルの無欠性に基づき、該当のファイルが正常なファイルであるか非正常的なファイルであるかを判断してよい。すなわち、プロセッサ180は、該当のファイルが記録バッファ220に記録された内容の正常なファイルであるか、または文字化け現象が発生した非正常的なファイルであるかを判断してよい。
【0051】
段階720段階で該当のファイルが非正常的であると判断されれば、段階730で、電子装置100は、非正常的なファイルに対するカウントを増加させてよい。プロセッサ180は、カウントを1だけ増加させてよい。この後、段階740で、電子装置100は、カウントをカウント閾値と比較してよい。このとき、プロセッサ180は、カウントがカウント閾値を超えるかどうかを判断してよい。
【0052】
段階740でカウントがカウント閾値を超えると判断されれば、段階750で、電子装置100は、案内メッセージを出力してよい。このとき、プロセッサ180は、記憶装置10が故障であると判断し、案内メッセージを出力してよい。プロセッサ180は、記憶装置10の故障による案内メッセージを出力モジュール150から出力してよい。
【0053】
一方、段階740でカウントがカウント閾値以下であると判断されれば、段階760で、電子装置100は、記憶装置10に次のファイルが存在するかどうかを判断してよい。すなわち、プロセッサ180は、記憶装置10のすべてのファイルに対して無欠性を確認したかどうかを判断してよい。
【0054】
段階760で記憶装置10に次のファイルが存在すると判断されれば、電子装置100は、段階710に戻ってよい。この後、電子装置100は、段階710~760のうちの少なくとも一部の実行を繰り返してよい。プロセッサ180は、段階740でカウントがカウント閾値を超えると判断されるか、段階760で次のファイルが存在しないと判断されるまで、段階710~760のうちの少なくとも一部を繰り返してよい。
【0055】
一方、段階760で次のファイルが存在しないと判断されれば、電子装置100は、段階530に進んでよい。このとき、プロセッサ180は、記憶装置10が正常であると判断してよい。すなわち、記憶装置10のすべてのファイルに非正常的なファイルがカウント閾値以下で存在する場合、プロセッサ180は、記憶装置10が正常であると判断してよい。
【0056】
図8は、また他の実施形態における、図5の記憶装置10の故障を判断する段階520を示した図である。
【0057】
図8を参照すると、段階800で、電子装置100は、記憶装置10に記録保護モードが設定されているかどうかを判断してよい。このとき、段階800は、図6の段階610と類似するため、これについての詳細な説明は省略する。
【0058】
段階800で記憶装置10に記録保護モードが設定されていると判断されれば、段階850で、電子装置100は、案内メッセージを出力してよい。このとき、プロセッサ180は、記憶装置10が故障であると判断し、案内メッセージを出力してよい。プロセッサ180は、記憶装置10の故障による案内メッセージを出力モジュール150から出力してよい。
【0059】
一方、段階800で記憶装置10に記録保護モードが設定されていなければ、段階810で、電子装置100は、記憶装置10に記録されたデータの各ファイルに対して無欠性を確認してよい。このとき、段階810~860は、図7の段階710~760と類似するため、これについての詳細な説明は省略する。これにより、段階840で、カウントがカウント閾値を超えると判断されれば、段階850で、電子装置100は、案内メッセージを出力してよい。このとき、プロセッサ180は、記憶装置10が故障であると判断し、案内メッセージを出力してよい。一方、段階860で、記憶装置10のすべてのファイルに対して無欠性を確認したと判断されれば、電子装置100は、段階530に進んでよい。このとき、プロセッサ180は、記憶装置10が正常であると判断してよい。すなわち、記憶装置10に記録保護モードが設定されておらず、記憶装置10のすべてのファイルに非正常的なファイルがカウント閾値以下で存在する場合、プロセッサ180は、記憶装置10が正常であると判断してよい。
【0060】
図9は、一実施形態における、図5の記憶装置10の寿命を推定する段階550を示した図である。
【0061】
図9を参照すると、段階910で、電子装置100は、記憶装置10にデータを記録してよい。プロセッサ180は、記録バッファ220を利用して記憶装置10にデータを記録してよい。記録バッファ220は、データ処理部210と記憶装置10との間で、記録バッファ220は、データ処理部210から出力されるデータを一時記録してよい。これにより、記憶装置10は、記録バッファ220に記録されたデータをインポートして記録してよい。このとき、記憶装置10の寿命が十分に残っている場合には、記憶装置10における平均書き込み速度が正常範囲内に保たれ、記録バッファ220に記録されたデータ量もバッファ閾値以下に保たれるようになる。この反面、記憶装置10の寿命が十分に残っていない場合には、記憶装置10内で記憶セル(cell)を復旧したり、他のセルに再配置(relocation)したりするために記憶装置10での平均書き込み速度が正常範囲以下となり、記録バッファ220に記録されたデータ量はバッファ閾値を超えるようになる。
【0062】
段階910で記憶装置10にデータを記録しながら、段階920で、電子装置100は、記録バッファ220に記録されたデータ量を確認してよい。このとき、プロセッサ180は、記録バッファ220に記録されたデータ量がバッファ閾値を超えるかどうかをモニタリングしてよい。
【0063】
段階920で、記録バッファ220に記録されたデータ量がバッファ閾値を超えると判断されれば、段階930で、電子装置100は、案内メッセージを出力してよい。このとき、プロセッサ180は、記憶装置10の寿命の残りが使用閾値以下であると見なし、案内メッセージを出力してよい。プロセッサ180は、記憶装置10の交換のための案内メッセージを出力モジュール150から出力してよい。例えば、プロセッサ180は、記録バッファ220に記録されたデータ量を利用して記憶装置10の寿命を推定し、記憶装置10の寿命が表示されるように案内メッセージを生成してよい。
【0064】
一方、段階920で、記録バッファ220に記録されたデータ量がバッファ閾値以下であると判断されれば、段階940で、電子装置100は、記憶装置10にデータを記録することを終了するかどうかを判断してよい。プロセッサ180は、記憶装置10にデータを記録することによって終了するためのイベントが発生するかどうかをモニタリングしてよい。
【0065】
段階940で、記憶装置10にデータを記録することを終了しないと判断されれば、電子装置100は、段階910に戻ってよい。この後、電子装置100は、段階910~940のうちの少なくとも一部の実行を繰り返してよい。プロセッサ180は、段階920で記録バッファ220に記録されたデータ量がバッファ閾値を超えると判断されるか、段階940で記憶装置10にデータを記録することを終了しなければならないと判断されるまで、段階910~940のうちの少なくとも一部を繰り返してよい。一方、段階940で、記憶装置10にデータを記録することを終了しなければならないと判断されれば、電子装置100は、記憶装置10にデータを記録することを終了してよい。
【0066】
図10は、他の実施形態における、図5の記憶装置10の寿命を推定する段階550を示した図である。
【0067】
図10を参照すると、段階1010で、電子装置100は、記憶装置10の使用記録が存在するかどうかを判断してよい。一例として、電子装置100が使用記録データベース250を記録している場合、プロセッサ180は、記憶装置10の識別情報を利用しながら、使用記録データベース250に記憶装置10に対する使用記録が存在するかどうかを判断してよい。すなわち、プロセッサ180は、使用記録データベース250に、記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録があるかどうかを判断してよい。他の例として、記憶装置10が使用記録データベース450を記録している場合、プロセッサ180は、使用記録データベース450に、記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録があるかどうかを判断してよい。
【0068】
段階1010で記憶装置10の使用記録が存在しないと判断されれば、段階1020で、電子装置100は、記憶装置10の使用記録のためのレコードを生成してよい。一例として、電子装置100が使用記録データベース250を記録している場合、プロセッサ180は、使用記録データベース250に、記憶装置10の識別情報に対応するレコードを生成してよい。他の例として、記憶装置10が使用記録データベース450を記録している場合、プロセッサ180は、使用記録データベース450にレコードを生成してよい。この後、電子装置100は、段階1050に進んでよい。
【0069】
一方、段階1010で記憶装置10の使用記録が存在すると判断されれば、段階1030で、電子装置100は、記憶装置10に記録されているデータ量に基づいて推定される記録量を記録閾値と比較してよい。このとき、プロセッサ180は、記憶装置10に記録されているデータ量と記憶装置10に対して定められたWAFの乗によって記録量を推定してよい。この後、プロセッサ180は、記録量が記録閾値以上であるかを判断してよい。ここで、記録閾値は、該当の記憶装置10に対して製造社が定めた最大記録量、例えば、TBWから定められてよい。記憶装置10の寿命が十分に残っている場合は、記録量はTBWよりも小さく、したがって記録閾値はTBWよりも小さい値が定められてよい。
【0070】
段階1030で記憶装置10の記録量が記録閾値以上であると判断されれば、段階1040で、電子装置100は、案内メッセージを出力してよい。このとき、プロセッサ180は、記憶装置10の寿命の残りが使用閾値以下であると見なし、案内メッセージを出力してよい。プロセッサ180は、記憶装置10の交換のための案内メッセージを出力モジュール150から出力してよい。例えば、プロセッサ180は、記憶装置10に記録されているデータ量または記憶装置10の記録量を利用して記憶装置10の寿命を推定し、記憶装置10の寿命が表示されるように案内メッセージを生成してよい。
【0071】
一方、段階1030で記憶装置10の記録量が記録閾値未満であると判断されれば、段階1050で、電子装置100は、記憶装置10にデータを記録してよい。または、段階1020で記憶装置10のレコードを生成した後、段階1050で、電子装置100は、記憶装置10にデータを記録してよい。このとき、プロセッサ180は、記録バッファ220を利用して記憶装置10にデータを記録してよい。
【0072】
段階1060で、電子装置100は、記憶装置10にデータを記録することを終了するかどうかを判断してよい。プロセッサ180は、記憶装置10にデータを記録することによって終了するためのイベントが発生するかどうかをモニタリングしてよい。
【0073】
段階1060で記憶装置10にデータを記録することを終了しないと判断されれば、電子装置100は、段階1050に戻ってよい。この後、電子装置100は、段階1050および段階1060の実行を繰り返してよい。段階1060で記憶装置10にデータを記録することを終了しなければならないと判断されるまで、段階1050および1060を繰り返してよい。
【0074】
一方、段階1060で記憶装置10にデータを記録することを終了しなければならないと判断されれば、段階1070で、電子装置100は、記憶装置10に記録されているデータ量を記録した後、記憶装置10にデータを記録することを終了してよい。このとき、段階910で記憶装置10の使用記録が存在すると判断されれば、プロセッサ180は、記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録に、記憶装置10の使用記録を更新してよい。一方、段階920で記憶装置10のレコードが生成された場合、プロセッサ180は、記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録をレコードに入力してよい。一例として、電子装置100が使用記録データベース250を記録している場合、プロセッサ180は、使用記録データベース250に、記憶装置10の識別情報に対応して記憶装置10に記録されているデータ量を記録してよい。他の例として、記憶装置10が使用記録データベース450を記録している場合、プロセッサ180は、使用記録データベース450に、記憶装置10に記録されているデータ量を記録してよい。
【0075】
図11は、また他の実施形態における、図5の記憶装置10の寿命を推定する段階550を示した図である。
【0076】
図11を参照すると、段階1110で、電子装置100は、記憶装置10の使用記録が存在するかどうかを判断してよい。段階1110で記憶装置10の使用記録が存在しないと判断されれば、段階1120で、電子装置100は、記憶装置10の使用記録のためのレコードを生成してよい。一方、段階1110で記憶装置10の使用記録が存在すると判断されれば、段階1130で、電子装置100は、記憶装置10に記録されているデータ量に基づいて推定される記録量を記録閾値と比較してよい。このとき、段階1110~1130は、図10の段階1010~1030と類似するため、これについての詳細な説明は省略する。
【0077】
段階1130で、記憶装置10の記録量が記録閾値以上であると判断されれば、段階1150で、電子装置100は、案内メッセージを出力してよい。このとき、プロセッサ180は、記憶装置10の寿命の残りが使用閾値以下であると見なし、案内メッセージを出力してよい。プロセッサ180は、記憶装置10の交換のための案内メッセージを出力モジュール150から出力してよい。例えば、プロセッサ180は、記憶装置10に記録されているデータ量または記憶装置10の記録量を利用して記憶装置10の寿命を推定し、記憶装置10の寿命が表示されるように案内メッセージを生成してよい。
【0078】
一方、段階1130で記憶装置10の記録量が記録閾値未満であると判断されれば、段階1141で、電子装置100は、記憶装置10にデータを記録してよい。または、1120段階で記憶装置10のレコードを生成した後、段階1141で、電子装置100は、記憶装置10にデータを記録してよい。このとき、プロセッサ180は、記録バッファ220を利用して記憶装置10にデータを記録してよい。
【0079】
段階1141で記憶装置10にデータを記録しながら、段階1143で、電子装置100は、記録バッファ220に記録されたデータ量を確認してよい。このとき、プロセッサ180は、記録バッファ220に記録されたデータ量がバッファ閾値を超えるかどうかをモニタリングしてよい。
【0080】
段階1143で記録バッファ220に記録されたデータ量がバッファ閾値を超えると判断されれば、段階1150で、電子装置100は、案内メッセージを出力してよい。このとき、プロセッサ180は、記憶装置10の寿命の残りが使用閾値以下であると見なし、案内メッセージを出力してよい。プロセッサ180は、記憶装置10の交換のための案内メッセージを出力モジュール150から出力してよい。例えば、プロセッサ180は、記録バッファ220に記録されたデータ量を利用して記憶装置10の寿命を推定し、記憶装置10の寿命が表示されるように案内メッセージを生成してよい。
【0081】
一方、段階1143で記録バッファ220に記録されたデータ量がバッファ閾値以下であると判断されれば、段階1160で、電子装置100は、記憶装置10にデータを記録することを終了するかどうかを判断してよい。プロセッサ180は、記憶装置10にデータを記録することによって終了ためのイベントが発生するかどうかをモニタリングしてよい。
【0082】
段階1160で、記憶装置10にデータを記録することを終了しないと判断されれば、電子装置100は、1141段階に戻ってよい。この後、電子装置100は、段階1141、段階1143、段階1150、および段階1160段階のうちの少なくとも一部の実行を繰り返してよい。プロセッサ180は、段階1143で記録バッファ220に記録されたデータ量がバッファ閾値を超えると判断されるか、段階1160で記憶装置10にデータを記録することを終了しなければならないと判断されるまで、段階1141、段階1143、段階1150、および段階1160のうちの少なくとも一部を繰り返してよい。
【0083】
一方、段階1160で記憶装置10にデータを記録することを終了しなければならないと判断されれば、段階1170で、電子装置100は、記憶装置10に記録されているデータ量を記録した後、記憶装置10にデータを記録することを終了してよい。このとき、段階1170は、図10の段階1170と類似するため、これについての詳細な説明は省略する。
【0084】
多様な実施形態によると、電子装置100に装着される不揮発性メモリ記憶装置10の寿命および故障を判断する。このとき、自体的に状態を把握する機能を備えた記憶装置10に対し、電子装置100は、記憶装置10からの状態情報に基づいて記憶装置10の寿命を確認してよい。これだけでなく、自体的に状態を把握する機能を備えていない記憶装置10に対し、電子装置100は、記憶装置10の寿命を推定してよい。ここで、電子装置100は、記憶装置10の書き込み特性、例えば、記憶装置10の平均書き込み速度または記憶装置に記録されているデータ量に基づいて記憶装置10の寿命を推定してよい。すなわち、電子装置100は、装着された記憶装置10のタイプとは関係なく、記憶装置10の寿命および故障を判断することができる。したがって、電子装置100は、記憶装置10の寿命および故障に基づき、記憶装置10の交換時期を利用者に正確に知らせることができる。これにより、記憶装置10の使用の効率性を高めることができる。
【0085】
多様な実施形態は、不揮発性メモリ記憶装置10の装着および分離が可能な電子装置100の方法を提供する。
【0086】
多様な実施形態によると、電子装置100の方法は、記憶装置10の接続を感知する段階、記憶装置10の寿命を推定する段階、および寿命に基づいて記憶装置10の交換のための案内メッセージを出力する段階を含んでよい。
【0087】
多様な実施形態によると、電子装置100の方法は、記憶装置10の識別情報を検出する段階、識別情報に基づいて記憶装置10が自体的に状態を把握する機能を備えるかどうかを確認する段階、および記憶装置10に機能が備わっていれば、記憶装置10から受信される状態情報に基づいて記憶装置10の寿命を確認する段階をさらに含んでよい。
【0088】
多様な実施形態によると、寿命を推定する段階は、記憶装置10に機能が備わっていなければ、寿命を推定してよい。
【0089】
多様な実施形態によると、電子装置100は、記憶装置10に記録されるデータを一時記録するように構成される記録バッファ220を含んでよい。
【0090】
多様な実施形態によると、寿命を推定する段階は、記録バッファ220を利用して記憶装置10にデータを記録する段階、および記録バッファ220に記録されたデータ量がバッファ閾値を超えれば、案内メッセージを生成する段階を含んでよい。
【0091】
多様な実施形態によると、案内メッセージを生成する段階は、記録バッファ220に記録されたデータ量を利用して寿命を推定する段階、および寿命に基づいて案内メッセージを生成する段階を含んでよい。
【0092】
多様な実施形態によると、電子装置100または記憶装置10のうちの少なくとも1つには、記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録が存在してよい。
【0093】
多様な実施形態によると、寿命を推定する段階は、記憶装置10に記録されているデータ量に基づいて推定される記録量が記録閾値以上であれば、案内メッセージを生成する段階を含んでよい。
【0094】
多様な実施形態によると、記録量は、記憶装置10に記録されているデータ量と記憶装置10に対して定められたWAF(write amplification factor)との乗によって推定されてよい。
【0095】
多様な実施形態によると、案内メッセージを生成する段階は、記録量を利用して寿命を推定する段階、および寿命に基づいて案内メッセージを生成する段階を含んでよい。
【0096】
多様な実施形態によると、寿命を推定する段階は、記録量が記録閾値未満であれば、記憶装置10にデータを記録する段階、およびデータの記録終了時に記録を更新する段階をさらに含んでよい。
【0097】
多様な実施形態によると、電子装置100の方法は、記憶装置10の接続に応答して記憶装置10の故障を判断する段階、および記憶装置10が故障であれば、案内メッセージを出力する段階をさらに含んでよい。
【0098】
多様な実施形態によると、故障を判断する段階は、記憶装置10に記録保護モードが設定されていれば、記憶装置10が故障であると判断する段階を含んでよい。
【0099】
多様な実施形態によると、記録保護モードは、記憶装置10の寿命が完了すれば、記憶装置10に設定されてよい。
【0100】
多様な実施形態によると、故障を判断する段階は、記憶装置10に記録されたデータのファイルのそれぞれに対して無欠性を確認して非正常的なファイルのカウントを確認する段階、およびカウントがカウント閾値を超過すれば、記憶装置10が故障であると判断する段階を含んでよい。
【0101】
多様な実施形態によると、電子装置100は、記憶装置10にデータをファイルで記録しながら、ファイルそれぞれに対する検証値を記録してよい。
【0102】
多様な実施形態によると、無欠性は、検証値を利用して確認されてよい。
【0103】
多様な実施形態は、不揮発性メモリ記憶装置10の装着および分離が可能な電子装置100を提供してよい。
【0104】
多様な実施形態によると、電子装置100は、記憶装置10との接続のために構成される接続端子120、および接続端子120に接続され、接続端子120を通じて記憶装置10にデータを記録するように構成されるプロセッサ180を含んでよい。
【0105】
多様な実施形態によると、プロセッサ180は、記憶装置10の寿命を推定し、寿命に基づいて記憶装置10の交換のための案内メッセージを出力するように構成されてよい。
【0106】
多様な実施形態によると、プロセッサ180は、記憶装置10の識別情報を検出し、識別情報に基づいて記憶装置10が自体的に状態を把握する機能を備えるかどうかを確認し、記憶装置10が機能を備えていれば、記憶装置10から受信される状態情報に基づいて記憶装置10の寿命を確認するように構成されてよい。
【0107】
多様な実施形態によると、プロセッサ180は、記憶装置10に機能が備わっていなければ、寿命を推定するように構成されてよい。
【0108】
多様な実施形態によると、電子装置100は、記憶装置10に記録されるデータを一時記録するように構成される記録バッファ220をさらに含んでよい。
【0109】
多様な実施形態によると、プロセッサ180は、記録バッファ220を利用して記憶装置10にデータを記録し、記録バッファ220に記録されたデータ量がバッファ閾値を超えれば、案内メッセージを生成するように構成されてよい。
【0110】
多様な実施形態によると、プロセッサ180は、記録バッファ220に記録されたデータ量を利用して寿命を推定し、寿命に基づいて案内メッセージを生成するように構成されてよい。
【0111】
多様な実施形態によると、プロセッサ180は、記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録を確認し、記憶装置10に記録されているデータ量に基づいて推定される記録量が記録閾値以上であれば、案内メッセージを生成するように構成されてよい。
【0112】
一実施形態によると、電子装置100は、記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録を有する使用記録データベース250をさらに含んでよい。
【0113】
他の実施形態によると、記憶装置10は、記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録を有していてよい。
【0114】
多様な実施形態によると、記録量は、記憶装置10に記録されているデータ量と記憶装置10に対して定められたWAF(write amplification factor)との乗によって推定されてよい。
【0115】
多様な実施形態によると、プロセッサ180は、記録量を利用して寿命を推定し、寿命に基づいて案内メッセージを生成するように構成されてよい。
【0116】
多様な実施形態によると、プロセッサ180は、記録量が記録閾値未満であれば、記憶装置10にデータを記録し、データの記録終了時に記憶装置10に記録されているデータ量に関する記録を更新するように構成されてよい。
【0117】
多様な実施形態によると、プロセッサ180は、記憶装置10の接続に応答して記憶装置10の故障を判断し、記憶装置10が故障であれば、案内メッセージを出力するように構成されてよい。
【0118】
多様な実施形態によると、プロセッサ180は、記憶装置10に記録保護モードが設定されていれば、記憶装置10が故障であると判断するように構成されてよい。
【0119】
多様な実施形態によると、記録保護モードは、記憶装置10の寿命が完了すれば、記憶装置10に設定されてよい。
【0120】
多様な実施形態によると、プロセッサ180は、記憶装置10に記録されたデータのファイルのそれぞれに対して無欠性を確認して非正常的なファイルのカウントを確認し、カウントがカウント閾値を超過すれば、記憶装置10が故障であると判断するように構成されてよい。
【0121】
多様な実施形態によると、プロセッサ180は、記憶装置10にデータをファイルで記録しながら、ファイルそれぞれに対する検証値を記録し、検証値を利用して無欠性を確認するように構成されてよい。
【0122】
図12は、多様な実施形態における、電子装置100を装着した車を示した図である。図13は、図12の電子装置100を示した図である。
【0123】
図12および図13を参照すると、多様な実施形態に係る制御装置2100(例:図1の電子装置100)は、車に装着されてよい。このとき、車は、自律走行車2000であってよい。
【0124】
多様な実施形態によると、制御装置2100は、メモリ2122(例:図1のメモリ170)とプロセッサ2124(例:度1のプロセッサ180)を含むコントローラ2120、センサ2110(例:図1のセンサモジュール160)、無線通信装置2130(例:図1の通信モジュール130)、LIDAR2140(例:図1のセンサモジュール160)、およびカメラモジュール2150(例:図1のカメラモジュール110)を含んでよい。
【0125】
多様な実施形態によると、コントローラ2120は、車の製造社により、製造時に構成されてもよいし、製造後に自律走行の機能実行のために追加で構成されてもよい。または、製造時に構成されたコントローラ2120のアップグレードによる持続的な付加機能の実行のための構成が含まれてよい。
【0126】
コントローラ2120は、車内の他の構成として含まれたセンサ2110、エンジン2006、ユーザインタフェース2008、無線通信装置2130、LIDAR2140、およびカメラモジュール2150に制御信号を伝達してよい。また、図には示されていないが、車の走行と関連する加速装置、ブレーキシステム、操向装置、またはナビゲーション装置にも制御信号を伝達してよい。
【0127】
多様な実施形態によると、コントローラ2120は、エンジン2006を制御してよく、例えば、自律走行車2000が走行中の道路の制限速度を感知して走行速度が制限速度を超えないようにエンジン2006を制御したり、制限速度を超過しない範囲内で自律走行車2000の走行速度を加速するようにエンジン2006を制御したりしてよい。また、付加的に車の外部の環境をセンシングモジュール2004a、2004b、2004c、2004dが感知してセンサ2110に伝達すれば、コントローラ2120はこれを受信し、エンジン2006または操向装置(図示せず)を制御する信号を生成して車の走行を制御してよい。
【0128】
コントローラ2120は、車の前方に他の車や妨害物が存在する場合には走行車を減速するようにエンジン2006またはブレーキシステムを制御してよく、速度の他にも、軌跡、運行経路、操向角度を制御してよい。または、コントローラ2120は、車の走行車線や走行信号などのようなその他の外部環境の認識情報に応じて必要な制御信号を生成して車の走行を制御してよい。
【0129】
コントローラ2120は、自体的な制御信号を生成する他に、周辺の車または中央サーバとの通信を実行して受信した情報に基づいて周辺装置を制御するための命令を送信することによって車の走行を制御することも可能である。
【0130】
また、コントローラ2120は、カメラモジュール2150の位置が変更されたり画角が変更されたりする場合に車または車線を正確に認識することが困難になることがあるため、これを防ぐために、カメラモジュール2150のキャリブレーション(calibration)を実行するように制御する制御信号を生成してもよい。したがって、コントローラ2120は、カメラモジュール2150によってキャリブレーション制御信号を発生させることにより、自律走行車2000の動きによって発生する振動または衝撃などによってカメラモジュール2150の装着位置が変更したとしても、カメラモジュール2150の正常な装着位置、方向、画角などを持続して維持することができる。コントローラ2120は、予め格納されたカメラモジュール2150の最初の装着位置、方向、画角情報と自律走行車2000の走行中に測定されるカメラモジュール2150の最初装着位置、方向、画角情報などが閾値値以上に変化する場合、カメラモジュール2150のキャリブレーションを実行するように制御信号を発生してよい。
【0131】
多様な実施形態によると、コントローラ2120は、メモリ2122とプロセッサ2124を含んでよい。プロセッサ2124は、メモリ2122に記録されたソフトウェアを、コントローラ2120の制御信号にしたがって実行させてよい。具体的に、コントローラ2120は、多様な実施形態に係る不揮発性メモリ記憶装置(例:図1の記憶装置10)の寿命および故障を判断するためのデータおよび命令はメモリ2122に記録し、命令はここに開示された1つ以上の方法を実現するためにプロセッサ2124によって実行されてよい。
【0132】
このとき、メモリ2122は、不揮発性のプロセッサ2124で実行可能な記録媒体に格納されてよい。メモリ2122は、適切な内/外部装置を利用してソフトウェアとデータを格納してよい。メモリ2122は、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ハードディスク、ドングルと接続されたメモリ2122装置で構成されてよい。
【0133】
メモリ2122は、オペレーティングシステム(OS:Operating system)、ユーザアプリケーション、実行可能な命令を少なくとも格納してよい。メモリ2122は、アプリケーションデータや配列データ構造を格納してもよい。
【0134】
プロセッサ2124は、マイクロプロセッサまたは適切な電子的プロセッサであって、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってよい。
【0135】
プロセッサ2124は、コンピュータ装置の組み合わせによって実現されてよく、コンピューティング装置は、デジタル信号プロセッサ、マイクロプロセッサであるか、これらの適切な組み合わせによって構成されてよい。
【0136】
また、多様な実施形態によると、制御装置2100は、少なくとも1つ以上のセンサ2110によって自律走行車2000の内/外部の特徴をモニタリングして状態を感知してよい。
【0137】
センサ2110は、少なくとも1つ以上のセンシングモジュール2004で構成されてよく、センシングモジュール2004は、感知の目的に応じて自律走行車2000の特定の位置に実現されてよい。自律走行車2000の下部、後端、前端、上端、または測端に位置してもよいし、車の内部部品またはタイヤなどに位置してもよい。
【0138】
これにより、センシングモジュール2004は、車の内部情報として、エンジン2006、タイヤ、操向角度、速度、車の重さなどのように走行と関連する情報を感知してよい。また、少なくとも1つ以上のセンシングモジュール2004は、加速度センサ2110、ジャイロスコープ、イメージセンサ2110、RADAR、超音波センサ、LiDARセンサなどで構成されてよく、自律走行車2000の動き情報を感知してよい。
【0139】
センシングモジュール2004は、外部情報として、自律走行車2000が位置する道路の状態情報、周辺車の情報、天気などの外部環境状態に関する特定のデータを受信し、これによる車のパラメータを感知することも可能である。感知された情報は、一時的または長期的に、目的に応じてメモリ2122に格納してよい。
【0140】
多様な実施形態によると、センサ2110は、自律走行車2000の内/外部で発生する情報を収集するためのセンシングモジュール2004の情報を統合して収集してよい。
【0141】
制御装置2100は、無線通信装置2130(例:通信モジュール130)をさらに含んでよい。
【0142】
無線通信装置2130は、自律走行車2000同士の無線通信を実現するために構成される。例えば、利用者のモバイルフォンまたは他の無線通信装置2130、他の車、中央装置(交通制御装置)、サーバなどと自律走行車2000が通信できるようにしてよい。無線通信装置2130は、無線信号を接続無線プロトコルによって送受信してよい。無線通信プロトコルは、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)、Long-Term Evolution(LTE)、Code Division Multiple Access(CDMA)、Wideband Code Division Multiple Access(WCDMA(登録商標))、Global Systems for Mobile Communications(GSM)であってよいが、これに制限されることはない。
【0143】
また、多様な実施形態によると、自律走行車2000は、無線通信装置2130によって車同士の通信を実現することも可能である。すなわち、無線通信装置2130は、車と車の(V2V)通信(vehicle-to-vehicle communication)により、道路上の他の車および他の車との通信を実行してよい。自律走行車2000は、走行警告や交通情報のような情報を車間の通信によって送受信してよく、他の車に情報を要請したり、要請を受信したりすることも可能である。例えば、無線通信装置2130は、V2V通信をDSRC(dedicated short-range communication)装置またはC-V2V(Celluar-V2V)装置で実行してよい。また、車同士の通信の他に、車でない事物(例えば、歩行者が携帯する電子機器など)との通信(V2X:Vehicle to Everything communication)が無線通信装置2130によって実現されてもよい。
【0144】
また、制御装置2100は、LIDAR装置2140を含んでよい。LIDAR装置2140は、LIDARセンサによってセンシングされたデータを利用して自律走行車2000周辺の客体を動作中に探知してよい。LIDAR装置2140は、探知された情報をコントローラ2120に送信し、コントローラ2120は、探知情報に基づいて自律走行車2000を動作させてよい。例えば、コントローラ2120は、探知情報に低速走行する前方車が存在する場合、エンジン2006を通じて車が減速するように命令してよい。または、車が進入するカーブに沿って進入速度を落とすように命令してもよい。
【0145】
制御装置2100は、カメラモジュール2150をさらに含んでよい。コントローラ2120は、カメラモジュール2150が撮影した外部イメージから客体情報を抽出し、これに関する情報をコントローラ2120が処理するようにしてよい。
【0146】
また、制御装置2100は、外部環境を認識するためのイメージング装置をさらに含んでよい。LIDAR2140の他に、RADAR、GPS装置、走行距離測定装置(Odometry)、およびその他のコンピュータビジョン装置が利用されてよく、これらの装置が必要に応じて選択的または同時に動作することにより、より精密な感知が可能となるようにする。
【0147】
自律走行車2000は、述した制御装置2100に対する利用者の入力のためのユーザインタフェース2008をさらに含んでよい。ユーザインタフェース2008は、適切な相互作用によって利用者が情報を入力するようにしてよい。例えば、タッチスクリーン、キーパッド、操作ボタンなどで実現されてよい。ユーザインタフェース2008は、入力または命令をコントローラ2120に送信し、コントローラ2120は、入力または命令に対する応答として車の制御動作を実行してよい。
【0148】
また、ユーザインタフェース2008は、自律走行車2000外部の装置として、無線通信装置2130を介して自律走行車2000との通信を実行してよい。例えば、ユーザインタフェース2008は、モバイルフォン、タブレット、またはその他のコンピュータ装置と連動可能であってよい。
【0149】
さらに、多様な実施形態によると、自律走行車2000がエンジン2006を含むものと説明したが、他のタイプの推進システムを含むことも可能である。例えば、車は、電気エネルギーによって運行されてよく、水素エネルギーまたはこれらを組み合わせたハイブリッドシステムによって運行されてもよい。したがって、コントローラ2120は、自律走行車2000の推進システムによる推進メカニズムを含み、これによる制御信号を各推進メカニズムの構成に提供してよい。
【0150】
以下、図13を参照しながら、多様な実施形態に係る不揮発性メモリ記憶装置(例:図1の記憶装置10)の寿命および故障を判断するための制御装置2100の詳細構成についてより詳しく説明する。
【0151】
制御装置2100は、プロセッサ2124を含む。プロセッサ2124は、汎用単一または多重チップマイクロプロセッサ、専用マイクロプロセッサ、マイクロ制御器、プログラム可能ゲートアレイなどであってもよい。プロセッサは、中央処理装置(CPU)と呼ばれてよい。また、多様な実施形態によると、プロセッサ2124は、複数のプロセッサの組み合わせとして使用されることも可能である。
【0152】
制御装置2100は、メモリ2122も含む。メモリ2122は、電子情報を記録することのできる任意の電子コンポーネントであってもよい。メモリ2122も、単一メモリの他に、メモリ2122の組み合わせを含んでよい。
【0153】
多様な実施形態によると、不揮発性メモリ記憶装置(例:図1の記憶装置10)の寿命および故障を判断するためのデータおよび命令語2122aは、メモリ2122に記録されてもよい。プロセッサ2124が命令語2122aを実行するときに、命令語2122aと命令の実行に必要なデータ2122bの全部または一部がプロセッサ2124上にロード2124a、2124bされてもよい。
【0154】
制御装置2100は、信号の送信および受信を許容するための送信器2130a、受信器2130b、またはトランシーバ2130cを含んでもよい。1つ以上のアンテナ2132a、2132bは、送信器2130a、受信器2130b、または各トランシーバ2130cに電気的に接続されてもよいし、追加でアンテナを含んでもよい。
【0155】
制御装置2100は、デジタル信号プロセッサ(DSP)2170を含んでもよい。DSP2170を利用することで、車がデジタル信号を迅速に処理できるようにしてよい。
【0156】
制御装置2100は、通信インターフェース2180を含んでもよい。通信インターフェース2180は、他の装置を制御装置2100と連結するための1つ以上のポート、および/または通信モジュールを含んでもよい。通信インターフェース2180は、利用者と制御装置2100が相互作用できるようにしてよい。
【0157】
制御装置2100の多様な構成は、ともに1つ以上のバス2190によって連結してもよく、バス2190は、電力バス、制御信号バス、状態信号バス、データバスなどを含んでもよい。プロセッサ2124の制御にしたがい、構成は、バス2190を介して相互に情報を伝達し、目的とする機能を実行するようにしてよい。
【0158】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)および前記OS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを格納、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0159】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ格納媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で格納されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されてよい。
【0160】
多様な実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。このとき、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な格納手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令語が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0161】
本文書の多様な実施形態およびこれに使用された用語は、本文書に記載された技術を特定の実施形態だけに対して限定するためのものではなく、該当の実施例の多様な変更、均等物、および/または代替物を含むものと理解されなければならない。図面の説明と関連し、類似する構成要素に対しては類似する参照符号を付与した。単数の表現は、文脈上で明らかに異なるように意味しない限り、複数の表現を含んでよい。本文書において、「AまたはB」、「Aおよび/またはBのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはC」、または「A、B、および/またはCのうちの少なくとも1つ」などの表現は、ともに羅列される項目のすべての可能な組み合わせを含んでよい。「第1」、「第2」、「1番目」、または「2番目」などの表現は、該当の構成要素を順序または重要度とは関係なく修飾するものであり、ある構成要素を他の構成要素と区分するために使用されるものに過ぎず、該当の構成要素を限定するためのものではない。ある(例:第1)構成要素が他の(例:第2)構成要素に「(機能的にまたは通信的に)連結されて」いるか「接続されて」いると記載されるときには、前記ある構成要素が前記他の構成要素に直接に連結されている場合はもちろん、他の構成要素(例:第3構成要素)を介して連結されている場合も含まれる。
【0162】
本文書で使用される用語「モジュール」は、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアで構成されたユニットを含み、例えば、ロジック、論理ブロック、部品、または回路などの用語と互換的に使用されてよい。モジュールは、一体で構成された部品、または1つまたはそれ以上の機能を実行する最小単位またはその一部であってよい。例えば、モジュールは、ASIC(application-specific integrated circuit)で構成されてよい。
【0163】
多様な実施形態によると、記載した構成要素のそれぞれの構成要素(例:モジュールまたはプログラム)は、単数または複数の個体を含んでよい。多様な実施形態によると、上述した該当の構成要素のうちの1つ以上の構成要素または段階が省略されてもよいし、1つ以上の他の構成要素または段階が追加されてもよい。大体的にまたは追加的に、複数の構成要素(例:モジュールまたはプログラム)は、1つの構成要素として統合されてよい。このような場合、統合された構成要素は、複数の構成要素それぞれの構成要素の1つ以上の機能を、統合以前に複数の構成要素のうちの該当の構成要素によって実行されるときと同一または類似するように実行してよい。多様な実施形態によると、モジュール、プログラム、または他の構成要素によって実行される段階は、順次的に、並列的に、反復的に、または発見的に実行されても、段階のうちの1つ以上が他の順序で実行されても、省略されても、または1つ以上の他の段階が追加されてもよい。
【符号の説明】
【0164】
10:記憶装置
100:電子装置
102:外部装置
110:カメラモジュール
120:接続端子
130:通信モジュール
140:入力モジュール
150:出力モジュール
160:センサモジュール
170:メモリ
180:プロセッサ
190:ネットワーク
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