特開 2022-22571 差込み易いファイルポケット

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2022022571

(43)【公開日】2022-02-07

(54)【発明の名称】差込み易いファイルポケット

(51)【国際特許分類】

   B65D 33/00 20060101AFI20220131BHJP

   B42F 7/00 20060101ALN20220131BHJP

【ＦＩ】

B65D33/00 C

B42F7/00 E

【審査請求】有

【請求項の数】2

【出願形態】ＯＬ

(21)【出願番号】P 2020111014

(22)【出願日】2020-06-28

(71)【出願人】

【識別番号】518393779

【氏名又は名称】佐藤 京子

(72)【発明者】

【氏名】佐藤 京子

【テーマコード（参考）】

2C017

3E064

【Ｆターム（参考）】

2C017QA01

3E064AA05

3E064BA21

3E064EA12

3E064HM01

3E064HN11

3E064HP04

(57)【要約】      （修正有）

【課題】入れ口を容易に差込み易くしたクリアファイルやファイルポケット、チャック付き袋を提供する。
【解決手段】ファイルポケットの差し込み口を内側に折り込み、折り込み部の中に色を付けた厚みがあるテープを入れ込むと、内側に折り込みの山が多少保護され開口部にカーブ（山）が出来ることにより差し込み易くなる。チャック付き袋やクリアファイル、クリアフォルダーなども、開口部がくっついて入れにくいことが解消される。また差し込み口の中に色付きのテープが入っているので、開口部が見つけ易くなり、探す手間が減る。
【選択図】図３

【特許請求の範囲】

【請求項1】

プラスチック製の袋やファイル類の開口部がぴったりくっ付いていて、開けにくいことがあるので、入れ口を指が差し込める位の切り込みを入れ、内側に折り込み、折り込んだ中に色を付けた厚みがあるテープを張り込むと、開口部が探しやすくなり、内側に折り込んで出来るカーブ（山）が多少保護され、入れやすさが持続することを実現した。

【請求項2】

チャック付き袋A.については、食品などが入っている場合が多く、入れ口を指が差し込める位の切り込みを入れ内側に折り込むと、切り込みを入れ内側に折り込んだ部分が空き、不衛生になるので、６．空いた折り込み部を塞ぐ為に一枚薄いプラスチックで覆う。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、入れ口を容易に差込み易くしたクリアファイルやファイルポケット、チャック付き袋に関するものである。

【背景技術】

【0002】

クリアファイルやファイルポケット、チャック付き袋は差し入れ口がくっ付いて差し入れにくい物であった。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0003】

【特許文献1】特開２０１８－２０９２５９号公報

【非特許文献】

【0004】

【非特許文献1】佐藤 京子著 「取り出しやすい大容量のカードケース」特許出版 ２０１８年

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0005】

解決しようとする問題点は、従来の大容量のカードファイルは取り出し口がファイル内側の綴じ部にあり出し入れしにくく、またポケットの入れ口が土台にくっついて入れにくい物である。チャック付き袋は切り取り線をハサミでカット後チャックを閉じ、次に袋を開ける際、入れ口がくっつきファスナーを開けにくいことがある。

【課題を解決するための手段】

【0006】

本発明は、ファイルポケットの差し込み口を内側に折り込み（２．内側に折り込んだカードポケット）、折り込み部の中に色を付けた厚みがあるテープを入れ込む（６．カードポケット折り込み部に入れるテープ）と、内側に折り込みの山が多少保護され開口部にカーブ（F．折り曲げられた山）が出来ることにより差し込み易くしたことを最も主要な特徴とする。

【発明の効果】

【0007】

クリアポケットの開口部がぴったりくっ付いていて、開けにくく、差し込みにくかったが開口部の先に小さなカーブが出来るので差し込み易くなった。折り込む中に、色を付けた厚みがあるテープを入れ込んで、差し込み口にカーブ（山）が出来るので、Aのチャック付き袋やBのクリアファイル、Cのクリアフォルダーなどの開口部がくっついて入れにくいことが解消される。また差し込み口の中に色付きのテープを入れるので、開口部が見つけ易くなり、探す手間が減るなどの利点がある。

【図面の簡単な説明】

【0008】

【図1】図１は差し込み易くしたカードポケットの実施方法を示した説明図である。

【図2】図２は差し込み易くする為に折り曲げられた山の実施方法を示した説明図である。

【図3】図３は開けやすくしたチャック付き袋の実施方法を示した説明図である。

【図4】図４は差し込み易くしたクリアファイルの実施方法を示した説明図である。

【図5】図５は差し込み易くしたクリアフォルダーの実施方法を示した説明図である。

【発明を実施するための形態】

【0009】

プラスチック製のチャック付き袋やファイル類の開口部がぴったりくっ付いていて、開けにくい事があるので 入れ口を指が差し込める位の切り込みを入れ内側に折り込む事により、入れやすくすることを実現した。

【符号の説明】

【0010】

Ｋ－１ カードファイルの断面
1 カードポケットの土台
２ 内側に折り込んだカードポケット
３ カード類
４ 接着部分
５ 重ねた場合の綴じ部分
６ カードポケット折り込み部に入れるテープ
Ｋ－２ カードファイルの拡大
F 折り曲げられた山
A チャック付き袋
７ チャック部
８ 表袋の切り込部分
９ 内側に折り込む
１０ 折り込み部に入れるテープ
１１ 折り込んだ部分の留め部分
１２ 空いた折り込み部を塞ぐ為に一枚薄いプラスチックで覆う
B クリアファイル
１３ クリアファイルの切り込部分
C クリアフォルダー
１４ クリアフォルダーの切り込部分

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】