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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022022819
(43)【公開日】2022-02-07
(54)【発明の名称】照明器具
(51)【国際特許分類】
   F21V 23/00 20150101AFI20220131BHJP
   F21S 8/04 20060101ALI20220131BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20220131BHJP
【FI】
F21V23/00 120
F21S8/04 110
F21Y115:10
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020117423
(22)【出願日】2020-07-07
(71)【出願人】
【識別番号】519322163
【氏名又は名称】深セン市兆馳照明股▲フン▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Shenzhen MTC Lux Co., Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110000822
【氏名又は名称】特許業務法人グローバル知財
(72)【発明者】
【氏名】周 礼華
(72)【発明者】
【氏名】張 軍
(72)【発明者】
【氏名】王 興華
(72)【発明者】
【氏名】楊 光
(72)【発明者】
【氏名】黄 国強
(72)【発明者】
【氏名】沈 漫シン
(72)【発明者】
【氏名】劉 国珠
(72)【発明者】
【氏名】李 時林
(72)【発明者】
【氏名】陳 麟
(72)【発明者】
【氏名】段 暁丹
【テーマコード(参考)】
3K014
【Fターム(参考)】
3K014AA01
(57)【要約】
【課題】電源装置の薄型化を図ることができ、かつ安全性の高い照明器具を提供する。
【解決手段】長尺状に形成され吊ボルトを用いて天井材に取り付けられる器具本体と、器具本体に取り付けられる光源ユニットを備え、器具本体は、天井材と反対側に、長手方向に沿って収容凹部が設けられ、収容凹部の底面部には吊ボルトを通すための孔が設けられる。また、光源ユニットは、複数のLED光源が実装されたLED基板と、LED光源に電力供給する電源装置と、LED光源が収容凹部の外側を向くようにしてLED基板を取り付け、収容凹部の内側を向くようにして電源装置を取り付けるための取付部材と、LED基板を覆うように取付部材に取り付けられ拡散性を有するカバー部材を有する。そして、電源装置は、光源ユニットを器具本体に取り付けた状態で、吊ボルトとの干渉を避ける凹部が装置筐体に形成されたことを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺状に形成され吊ボルトを用いて天井材に取り付けられる器具本体と、前記器具本体に取り付けられる光源ユニットを備え、
前記器具本体は、
前記天井材と反対側に、長手方向に沿って収容凹部が設けられ、該収容凹部の底面部には前記吊ボルトを通すための孔が設けられ、
前記光源ユニットは、
複数のLED光源が実装されたLED基板と、
前記LED光源に電力供給する電源装置と、
前記LED光源が前記収容凹部の外側を向くようにして前記LED基板を取り付け、前記収容凹部の内側を向くようにして前記電源装置を取り付けるための取付部材と、
前記LED基板を覆うように前記取付部材に取り付けられ拡散性を有するカバー部材、
を有し、
前記電源装置は、前記光源ユニットを前記器具本体に取り付けた状態で、前記吊ボルトとの干渉を避ける凹部が装置筐体に形成されたことを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記吊ボルトとの干渉を避ける凹部は、前記電源装置の長手方向に延べる長孔であることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記吊ボルトとの干渉を避ける凹部は、前記電源装置の長手方向に延べる矩形であることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
【請求項4】
前記電源装置は、少なくとも1つの吊ボルトとの干渉を避けることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の照明器具。
【請求項5】
長尺状に形成され吊ボルトを用いて天井材に取り付けられ、前記天井材と反対側に長手方向に沿って収容凹部が設けられる器具本体と、前記器具本体に取り付けられる光源ユニットを備える照明装置において、
前記光源ユニットは、
複数のLED光源が実装されたLED基板と、
前記LED光源に電力供給する電源装置と、
前記LED光源が前記収容凹部の外側を向くようにして前記LED基板を取り付け、前記収容凹部の内側を向くようにして前記電源装置を取り付けるための取付部材と、
前記LED基板を覆うように前記取付部材に取り付けられ拡散性を有するカバー部材、
を有し、
前記電源装置は、前記光源ユニットを前記器具本体に取り付けた状態で、前記吊ボルトとの干渉を避ける凹部が装置筐体に形成されたことを特徴とする光源ユニット。
【請求項6】
前記吊ボルトとの干渉を避ける凹部は、前記電源装置の長手方向に延べる長孔であることを特徴とする請求項5に記載の光源ユニット。
【請求項7】
前記吊ボルトとの干渉を避ける凹部は、前記電源装置の長手方向に延べる矩形であることを特徴とする請求項5に記載の光源ユニット。
【請求項8】
前記電源装置は、少なくとも1つの吊ボルトとの干渉を避けることを特徴とする請求項5~7の何れかに記載の光源ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、構造物に取り付けて使用する照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
天井直付け型の照明器具においては、デザイン性や機能性の点から、装置の薄型化に対するニーズは強く存在する。しかしながら、例えば、取付ねじを用いて天井に取り付けられる天井直付け型の照明器具においては、取付ねじのねじ頭を配置するためのスペースが必要であるため、器具全体の高さ寸法が大きくなってしまい、装置の薄型化を図ることが困難であるという問題がある。
【0003】
そこで、吊ボルトを通すための孔が設けられた収容凹部を備える器具本体と、LED基板と取付部材と電源装置とを有する光源ユニットとを備え、取付部材は、吊ボルト及び電源装置が配置される収容部を有し、電源装置は、光源ユニットを器具本体に取り付けた状態で収容部内における吊ボルトと干渉しない位置に配置される照明器具が知られている(特許文献1を参照)。この照明器具によれば、天井からの突出量を低く抑えることができるとする。
しかしながら、上記特許文献1に開示された照明器具は、光源ユニットにおいて、電源装置の配置について工夫するものであるが、電源装置の形状については十分な工夫がなされていないため、吊ボルトを通すための孔が設けられる位置によっては、電源装置を配置するスペースが十分に与えられず、電源装置の薄型化が図られず、結果として、天井からの突出量を低く抑えることができなくなってしまうという問題がある。
また、電源装置を配置するスペースを確保するため、吊ボルトを通すための孔の数を減らすと、取付強度が不足することになり、安全性の点で問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2014-78423公報(特許第5453503号公報)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
かかる状況に鑑みて、本発明は、電源装置の薄型化を図ることができ、かつ安全性の高い照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべく、本発明の照明器具は、長尺状に形成され吊ボルトを用いて天井材に取り付けられる器具本体と、器具本体に取り付けられる光源ユニットを備え、器具本体は、天井材と反対側に、長手方向に沿って収容凹部が設けられ、収容凹部の底面部には吊ボルトを通すための孔が設けられる。また、光源ユニットは、複数のLED光源が実装されたLED基板と、LED光源に電力供給する電源装置と、LED光源が収容凹部の外側を向くようにしてLED基板を取り付け、収容凹部の内側を向くようにして電源装置を取り付けるための取付部材と、LED基板を覆うように取付部材に取り付けられ拡散性を有するカバー部材を有する。そして、電源装置は、光源ユニットを器具本体に取り付けた状態で、吊ボルトとの干渉を避ける凹部が装置筐体に形成されたことを特徴とする。
【0007】
電源装置自体に吊ボルトとの干渉を避ける凹部が形成されることにより、収容凹部に別途吊ボルトを配置するスペースを設ける必要がなくなり、省スペース化が図られる。また、電源装置に形成された凹部が吊ボルトとの干渉を避けるため、電源装置をより長い長尺状に形成することが可能となり、電源装置の薄型化を図ることが可能になる。また、吊ボルトの固定位置は、固定に必要な箇所に必要な数設けることができるため、安全性が高い構造とすることができる。なお、凹部は貫通孔であってもよい。
【0008】
本発明の照明器具において、吊ボルトとの干渉を避ける凹部は、電源装置の長手方向に延べる長孔であることでもよい。凹部が長孔とされることにより遊びが設けられ、照明器具の取付作業が容易となる。
【0009】
本発明の照明器具において、吊ボルトとの干渉を避ける凹部は、電源装置の長手方向に延べる矩形であることでもよい。一般に吊ボルトの固定位置は、天井の仕様によって異なるが、吊ボルトとの干渉を避ける凹部が電源装置の長手方向に延べる矩形とされることにより、多様な固定位置に対応することができる。
【0010】
本発明の照明器具において、電源装置は、少なくとも1つの吊ボルトとの干渉を避けることを特徴とする。したがって、電源装置は、2つ以上の吊ボルトとの干渉を避けることでもよい。
【0011】
本発明の光源ユニットは、長尺状に形成され吊ボルトを用いて天井材に取り付けられ、天井材と反対側に長手方向に沿って収容凹部が設けられる器具本体と、器具本体に取り付けられる光源ユニットを備える照明装置において、光源ユニットは、複数のLED光源が実装されたLED基板と、LED光源に電力供給する電源装置と、LED光源が収容凹部の外側を向くようにしてLED基板を取り付け、収容凹部の内側を向くようにして電源装置を取り付けるための取付部材と、LED基板を覆うように取付部材に取り付けられ拡散性を有するカバー部材を有し、電源装置は、光源ユニットを器具本体に取り付けた状態で、吊ボルトとの干渉を避ける凹部が装置筐体に形成される。
【0012】
本発明の光源ユニットにおいて、吊ボルトとの干渉を避ける凹部は、電源装置の長手方向に延べる長孔であることでもよい。
【0013】
本発明の光源ユニットにおいて、吊ボルトとの干渉を避ける凹部は、電源装置の長手方向に延べる矩形であることでもよい。
【0014】
本発明の光源ユニットにおいて、電源装置は、少なくとも1つの吊ボルトとの干渉を避けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明の照明器具によれば、電源装置の薄型化を図ることができ、かつ安全性の高い照明器具とできるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】実施例1の照明器具の説明図
図2】実施例1の照明器具本体の底面図
図3】実施例1の光源ユニットの外観図
図4】実施例2の光源ユニットの外観図
図5】実施例3の照明器具の説明図
図6】実施例4の光源ユニットの外観図
図7】実施例5の光源ユニットの平面イメージ図
図8】実施例6の光源ユニットの平面イメージ図
図9】従来技術の照明器具の説明図
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本発明の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
【実施例0018】
図1は、実施例1の照明器具の説明図であり、(1)は天井に取り付けた状態の右側面イメージ図、(2)は底面図を示している。また、図2は、照明器具本体の底面図を示している。
図1(1)に示すように、照明器具1は、照明器具本体2及び光源ユニット3から成る。照明器具本体2は、図1(2)に示す照明器具本体2の長手方向に沿って、図1(1)に示す収容凹部21が設けられている。図2に示すように、収容凹部21の底面部には吊ボルト5を通すための孔(22a~22d)が設けられおり、照明器具1は、図1(1)に示すように、天井材4に吊ボルト5を使用して取り付けられている。孔(22a~22d)は、例えば孔(22a,22d)に吊ボルト5を取り付けることでもよいし、孔(22b,22c)に吊ボルト5を取り付けることでもよい。
光源ユニット3は、LED基板31、カバー部材32、電源装置33、LED光源34及び取付部材36から成る。LED基板31には複数のLED光源34が実装されている。電源装置33は、複数のLED光源34に点灯電力を供給するものであり、凹部(35a,35b)が形成されている。LED基板31及び電源装置33は、取付部材36を用いて照明器具本体2に取り付けられている。取付部材36とカバー部材32は一体成形されている。
【0019】
図3は、実施例1の光源ユニットの外観図であり、(1)は平面イメージ図、(2)は正面イメージ図、(3)は右側面図を示している。
図3(1)に示すように、光源ユニット3には、複数のLED光源34に点灯電力を供給するための電源装置33が設けられており、電源装置33には、凹部(35a,35b)が形成されている。凹部(35a,35b)は平面視で長円形状の長孔とされ吊ボルト5を固定するための遊びが設けられた形状となっている。図3(2)に示すように、凹部(35a,35b)は貫通孔ではなく、凹み形状となっているが、後述する実施例2のように貫通孔が形成されていることでもよい。なお、説明の便宜上、図3(1)及び(2)では図示していないが、図3(3)に示すように、光源ユニット3にはLED基板31及び取付部材36が設けられ、LED基板31上には、LED光源34が配列されている。LED基板31、LED光源34及び取付部材36を図示しない点は、実施例2について説明する図4(1)及び(2)、実施例3について説明する図5(1)、実施例4について説明する図6(1)、実施例5について説明する図7、実施例6について説明する図8においても同様である。
【0020】
図9は、従来技術の照明器具の説明図であり、(1)は天井に取り付けた状態の右側面図、(2)は電源装置の配置イメージ図を示している。図9(2)に示すように、照明器具本体200には、収容凹部210の底面部に吊ボルト5を通すための孔(22a~22d)が設けられ、照明器具10は、図9(1)に示すように、天井材4に吊ボルト5を使用して取り付けられる。かかる点については、実施例1の照明器具と同様である。しかしながら、実施例1では、図9(2)に示す部位6が含まれるように電源装置33が配置されていたが、従来技術の照明器具10では、電源装置330が孔(22c,22d)と干渉しないように配置されている。そのため、照明器具10は、装置の薄型化を図ることが難しく、図9(1)に示すように、電源装置330の厚みT21を厚い構造とせざるを得なくなる。その結果、収容凹部210の凹み部についても、より深い構造とする必要があり、照明器具本体200と光源ユニット300を含めた照明器具10全体の厚みT22についてもより厚みのある構成とすることとなる。
【0021】
これに対して、実施例1の照明器具1では、図3(1)に示すように、電源装置33に凹部(35a,35b)が形成されているため、吊ボルト5が挿し込まれる位置を避けて電源装置33を配置する必要がなく、電源装置33を配置するスペースにゆとりが生まれることになる。したがって、後述する実施例6のように、電源装置33自体をより薄く、かつ長尺の構成とすることも可能になる。これにより、電源装置33の薄型化を図ることが可能となる。
すなわち、図1(1)に示すように、電源装置33の厚みT11を電源装置330よりも薄い構造とできることにより、収容凹部21の凹み部についてもより浅い構造とすることができる。したがって、照明器具本体2と光源ユニット3を含めた照明器具1全体の厚みT12についてもより薄型の構成とすることができる。また、吊ボルト5が挿し込まれる位置や本数は変わらないため、固定強度を低下させることなく、安全性の高い照明器具として利用可能である。
【実施例0022】
図4は、実施例2の光源ユニットの外観図であり、(1)は平面イメージ図、(2)は正面イメージ図、(3)は右側面図を示している。
図4(1)に示すように、光源ユニット3aには、複数のLED光源34に点灯電力を供給するための電源装置33aが設けられており、電源装置33aには、凹部(35c,35d)が形成されている。しかしながら、実施例1の光源ユニット3とは異なり、実施例2の光源ユニット3aでは、図4(2)に示すように、凹部(35a,35b)は凹み形状ではなく、貫通孔となっている。凹部(35a,35b)が貫通孔とされることにより、より長い形状の吊ボルト5についても利用可能となる。
【実施例0023】
図5は、実施例3の照明器具の説明図であり、(1)は光源ユニットの平面イメージ図、(2)は照明器具を天井に取り付けた状態の右側面イメージ図を示している。
図5(1)に示すように、光源ユニット3bには、複数のLED光源34に点灯電力を供給するための電源装置33bが設けられており、電源装置33bには、平面視で長円形状の凹部(35e,35f)が形成されている。図5(1)及び(2)に示す凹部(35e,35f)の短径φは、図5(2)に示すように、吊ボルト5にナット7が取り付けられた際のナット7の外径φよりも大きく設けられている。したがって、ナット7が凹部(35e,35f)により形成される空間に配置されたとしても、ナット7は凹部(35e,35f)に干渉することのない構造となっている。
【実施例0024】
図6は、実施例4の光源ユニットの外観図であり、(1)は光源ユニットの平面イメージ図、(2)は右側面図を示している。
図6(1)に示すように、光源ユニット3cには、複数のLED光源34に点灯電力を供給するための電源装置33cが設けられており、電源装置33cには、平面視で長円形状の凹部(35a,35b,35g,35h)が形成されている。凹部(35a,35b,35g,35h)が形成されることにより、電源装置33cの形状をカバー部材32の長手幅に近い大きさとすることができ、これにより、図6(2)に示すように、電源装置33cや取付部材36cをより薄型のものとすることができる。また電源装置33cを長尺のものとすることにより、光源ユニット3cの撓みが防止でき強度を向上させることができる。
【実施例0025】
図7は、実施例5の光源ユニットの平面イメージ図を示している。なお、図7においては説明のため、照明器具本体に光源ユニットを取り付けた際の孔(22a~22d)の位置を図示している。
図7に示すように、光源ユニット3dには、複数のLED光源34に点灯電力を供給するための電源装置33dが設けられており、電源装置33dには、平面視で矩形状の凹部35iが形成されている。凹部35iは、孔(22c,22d)が設けられた位置を包摂するように設けられているため、1つの凹部で吊ボルト5との干渉を避けることが可能である。また、凹部が矩形状とされることにより、実施例1の電源装置33における凹部(35a,35b)等と比較して、形状がシンプルとなり、作製コストを低減できる。
【実施例0026】
図8は、実施例6の光源ユニットの平面イメージ図を示している。なお、図8においては説明のため、照明器具本体に光源ユニットを取り付けた際の孔(22a,22b,22d)の位置を図示している。
図8に示すように、光源ユニット3eには、複数のLED光源34に点灯電力を供給するための電源装置33eが設けられており、電源装置33eには、凹部35aが形成されている。実施例1の電源装置33とは異なり、孔22dの位置には凹部が形成されていない。このように、電源装置の形状によっては、必ずしも2つ以上の孔の位置に凹部を形成する必要はなく、1つの孔の位置をカバーするように凹部を設けることでもよい。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明は、天井直付け型の照明器具に有用である。
【符号の説明】
【0028】
1,1b,10 照明器具
2,200 照明器具本体
3,3a~3e,300 光源ユニット
4 天井材
5 吊ボルト
6 部位
7 ナット
21,210 収容凹部
22,22a~22d 孔
31 LED基板
32 カバー部材
33,33a~33e,330 電源装置
34 LED光源
35,35a~35i 凹部
36,36c 取付部材
T 厚み
φ 径
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2021-08-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺状に形成され吊ボルトを用いて天井材に取り付けられる器具本体と、前記器具本体に取り付けられる光源ユニットを備え、
前記器具本体は、
前記天井材と反対側に、長手方向に沿って収容凹部が設けられ、該収容凹部の底面部には前記吊ボルトを通すための孔が設けられ、
前記光源ユニットは、
複数のLED光源が実装されたLED基板と、
前記LED光源に電力供給する電源装置と、
前記LED光源が前記収容凹部の外側を向くようにして前記LED基板を取り付け、前記収容凹部の内側を向くようにして前記電源装置を取り付けるための取付部材と、
前記LED基板を覆うように前記取付部材に取り付けられ拡散性を有するカバー部材、
を有し、
前記電源装置は、前記光源ユニットを前記器具本体に取り付けた状態で、前記吊ボルトとの干渉を避ける凹部が装置筐体に形成され、かつ、装置筐体の長手幅が前記カバー部材の長手幅と略同等とされたことを特徴とする照明器具。
【請求項2】
前記吊ボルトとの干渉を避ける凹部は、前記電源装置の長手方向に延べる長孔であることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記吊ボルトとの干渉を避ける凹部は、前記電源装置の長手方向に延べる矩形であることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
【請求項4】
長尺状に形成され吊ボルトを用いて天井材に取り付けられ、前記天井材と反対側に長手方向に沿って収容凹部が設けられる器具本体と、前記器具本体に取り付けられる光源ユニットを備える照明装置において、
前記光源ユニットは、
複数のLED光源が実装されたLED基板と、
前記LED光源に電力供給する電源装置と、
前記LED光源が前記収容凹部の外側を向くようにして前記LED基板を取り付け、前記収容凹部の内側を向くようにして前記電源装置を取り付けるための取付部材と、
前記LED基板を覆うように前記取付部材に取り付けられ拡散性を有するカバー部材、
を有し、
前記電源装置は、前記光源ユニットを前記器具本体に取り付けた状態で、前記吊ボルトとの干渉を避ける凹部が装置筐体に形成され、かつ、装置筐体の長手幅が前記カバー部材の長手幅と略同等とされたことを特徴とする光源ユニット。
【請求項5】
前記吊ボルトとの干渉を避ける凹部は、前記電源装置の長手方向に延べる長孔であることを特徴とする請求項に記載の光源ユニット。
【請求項6】
前記吊ボルトとの干渉を避ける凹部は、前記電源装置の長手方向に延べる矩形であることを特徴とする請求項に記載の光源ユニット。