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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022023207
(43)【公開日】2022-02-07
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G02F 1/13357 20060101AFI20220131BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20220131BHJP
   G02F 1/1335 20060101ALI20220131BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20220131BHJP
   F21Y 115/30 20160101ALN20220131BHJP
【FI】
G02F1/13357
F21S2/00 435
F21S2/00 431
F21S2/00 433
F21S2/00 432
G02F1/1335
F21Y115:10
F21Y115:30
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021179776
(22)【出願日】2021-11-02
(62)【分割の表示】P 2018510253の分割
【原出願日】2017-02-17
(31)【優先権主張番号】P 2016075681
(32)【優先日】2016-04-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニーグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001357
【氏名又は名称】特許業務法人つばさ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山本 岳志
(72)【発明者】
【氏名】三浦 光樹
(72)【発明者】
【氏名】吉松 朋之
【テーマコード(参考)】
2H291
2H391
3K244
【Fターム(参考)】
2H291FA25Z
2H291FA38Z
2H291FA42Z
2H291FA52Z
2H291FA74Z
2H291FA75Z
2H291FA85Z
2H291FA86Z
2H291LA40
2H391AA15
2H391AB04
2H391AB08
2H391AC23
2H391AC53
2H391AD27
2H391AD36
2H391EA14
2H391EA26
3K244AA01
3K244BA26
3K244BA50
3K244CA03
3K244DA01
3K244DA02
3K244EC02
3K244EC07
3K244EC12
3K244GA01
3K244GA02
3K244GA03
3K244GA05
3K244GA10
3K244LA01
(57)【要約】
【課題】照明光の面内均一性を損なわずに更なる薄型化を図ることの可能な表示装置を提供する。
【解決手段】本開示の一実施形態の表示装置は、発光装置および表示パネルユニットを備えている。発光装置は、導光板、光源および反射板を有している。ここで、導光板は、光入射端面と、光入射端面と直交する方向に延在する複数の凸部を含む光出射面と、光出射面と対向する裏面とを有している。光源は、光入射端面に沿って配置されている。反射板は、導光板の裏面と対向して配置されている。表示装置は、さらに、導光板の裏面および反射板に接して配置され、導光板と反射板とを互いに固定するとともに光散乱部として機能するドットパターンを有している。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明光を出射する発光装置と、
前記発光装置と重なり合うように配置され、前記照明光を利用して画像を表示する表示パネルユニットと
を備え、
前記発光装置は、
光入射端面と、前記光入射端面と直交する方向に延在する複数の凸部を含む光出射面と、前記光出射面と対向する裏面とを有する導光板と、
前記光入射端面に沿って配置された光源と、
前記裏面と対向して配置された反射板と、
前記裏面および前記反射板に接して配置され、前記導光板と前記反射板とを互いに固定するとともに光散乱部として機能するドットパターンと
を有する
表示装置。
【請求項2】
前記表示パネルユニットは、
前記照明光を変調することにより前記画像を表示する表示パネルと、
前記表示パネルと前記光出射面の間に配置された輝度向上フィルムと、
前記表示パネルおよび前記輝度向上フィルムに接して配置され、前記表示パネルと前記輝度向上フィルムとを互いに接着もしくは粘着するとともに光拡散部として機能する第1固定層と
を有する
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記輝度向上フィルムと前記光出射面との間には、空隙が設けられている
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記凸部は、帯状となっている
請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記発光装置は、前記光源を複数有している
請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記導光板は、樹脂基板によって構成されている
請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記導光板は、ガラス基板によって構成されている
請求項1に記載の表示装置。
【請求項8】
前記光源は、LEDで構成されている
請求項5に記載の表示装置。
【請求項9】
前記第1固定層は、ヘイズ糊で構成されている
請求項2に記載の表示装置。
【請求項10】
前記表示パネルユニットは、前記輝度向上フィルムと前記光出射面との間に配置された第2固定層を更に有する
請求項2に記載の表示装置。
【請求項11】
前記複数の凸部は、前記第2固定層の屈折率よりも屈折率の高い材料で構成されている
請求項10に記載の表示装置。
【請求項12】
前記凸部は、帯状となっており、
前記第1固定層は、前記輝度向上フィルムと前記複数の突起との間の光学的な干渉を緩和する機能を含む
請求項10に記載の表示装置。
【請求項13】
前記輝度向上フィルムは、反射型偏光フィルムである
請求項2に記載の表示装置。
【請求項14】
前記反射型偏光フィルムは、光の干渉を利用し、S波をリサイクルし、入射光をP波に変換する
請求項13に記載の表示装置。
【請求項15】
前記輝度向上フィルムは、プリズムシートである
請求項2に記載の表示装置。
【請求項16】
前記第1固定層は、光散乱部として機能する
請求項2に記載の表示装置。
【請求項17】
前記導光板は、ガラス基板によって構成され、
前記光源は、LEDで構成されている
請求項5に記載の表示装置。
【請求項18】
前記導光板は、樹脂基板によって構成され、
前記光源は、LEDで構成されている
請求項5に記載の表示装置。
【請求項19】
前記凸部は、帯状となっており、
前記輝度向上フィルムと前記光出射面との間には、空隙が設けられている
請求項2に記載の表示装置。
【請求項20】
前記凸部は、帯状となっており、
前記表示パネルユニットは、前記輝度向上フィルムと前記光出射面との間に配置された第2固定層を更に有する
請求項2に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、エッジライト方式の発光装置を備えた表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、薄型化に適したエッジライト方式の発光装置が、表示パネルのバックライトとして多く用いられている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-93195号公報
【発明の概要】
【0004】
ところで、上記の発光装置を備えた表示装置では、更なる薄型化と製造コスト低減が要望されている。従って、更なる薄型化と製造コスト低減を図ることの可能な表示装置を提供することが望ましい。
【0005】
本開示の一実施形態の表示装置は、照明光を出射する発光装置と、発光装置と重なり合うように配置され、照明光を利用して画像を表示する表示パネルユニットとを備えている。発光装置は、導光板、光源および反射板を有している。ここで、導光板は、光入射端面と、光入射端面と直交する方向に延在する複数の凸部を含む光出射面と、光出射面と対向する裏面とを有している。光源は、光入射端面に沿って配置されている。反射板は、導光板の裏面と対向して配置されている。発光装置は、さらに、導光板の裏面および反射板に接して配置され、導光板と反射板とを互いに固定するとともに光散乱部として機能するドットパターンを有している。
【0006】
本開示の一実施形態の表示装置では、反射板が、光散乱部として機能するドットパターンによって導光板の裏面に貼り合わされている。これにより、拡散板が省略され得るとともに、反射板が導光板と一体となる。また、本開示では、導光板の光出射面に、光入射端面と直交する方向に延在する複数の凸部が設けられている。これにより、プリズムシートが省略され得るとともに、複数の凸部が導光板と一体となる。また、本開示では、光学シートが、光拡散部として機能する固定層によって表示パネルの裏面に貼り合わされている。これにより、拡散シートが省略されるとともに、光学シートが表示パネルと一体となる。
【0007】
本開示の一実施形態の表示装置によれば、反射板を、光散乱部として機能するドットパターンによって導光板の裏面に貼り合わせ、導光板の光出射面に、光入射端面と直交する方向に延在する複数の凸部を設け、さらに、光学シートを、光拡散部として機能する固定層によって表示パネルの裏面に貼り合わせるようにしたので、光学部品の点数を削減することができ、さらに、ドットパターンおよび固定層が機能を兼ねた分だけ薄型化することができる。従って、更なる薄型化と製造コスト低減を図ることができる。なお、本開示の効果は、ここに記載された効果に必ずしも限定されず、本明細書中に記載されたいずれの効果であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本開示の一実施の形態に係る表示装置の全体構成の一例を表す断面図である。
図2図1に示した発光装置の上面構成例を表す平面図である。
図3図1に示した発光装置の上面構成例を表す平面図である。
図4図1に示した表示装置の全体構成の一変形例を表す断面図である。
図5】本開示の表示装置を搭載したタブレット型端末装置(適用例1)の外観を表す斜視図である。
図6】本開示の表示装置を搭載した他のタブレット型端末装置(適用例1)の外観を表す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.実施の形態(表示装置)
2.表示装置の適用例
【0010】
<1.実施の形態>
[構成]
図1は、本開示の一実施の形態に係る表示装置1の全体構成例を表した断面図である。表示装置1は、例えば、照明光を出射する発光装置10と、発光装置と重なり合うように配置され、照明光を利用して画像を表示する表示パネルユニット20とを備えている。
【0011】
(発光装置10)
図2は、表示装置1の上面構成例を表した平面図である。発光装置10は、エッジライト方式の面発光装置である。発光装置10は、上面から照明光を出力するものであり、照明光によって表示パネルユニット20を背後から照明する。発光装置10は、例えば、導光板11、複数の光源12、反射板13およびドットパターン14を有している。
【0012】
導光板11は、導光板11の側面の1つである光入射端面11Aに配置された複数の光源12からの光を導光板11の上面である光出射面11Bに導くものである。導光板11は、例えば、ガラス基板、または、光透過性の樹脂基板によって構成されている。導光板11は、例えば、光入射端面11Aと、光出射面11Bと、光出射面11Bと対向する裏面11Cとを有している。導光板11は、導光板11の上面に配置される表示パネルユニット20に対応した形状、例えば、光入射端面11A、光出射面11Bおよび裏面11Cで囲まれた直方体状となっている。
【0013】
導光板11は、光出射面11Bに、所定のパターン化された形状を有している。具体的には、光出射面11Bは、光入射端面11Aと直交する方向に延在する複数の帯状凸部11aを含んでいる。複数の帯状凸部11aは、それぞれ、プリズム形状となっており、各帯状凸部11aの配列方向(各帯状凸部11aの延在方向と直交する方向)の発散角を狭めるようになっている。つまり、複数の帯状凸部11aは、プリズムシートと同様の機能を有している。複数の帯状凸部11aは、例えば、ガラス基板の上面を削ることにより形成される。複数の帯状凸部11aは、光透過性の樹脂基板に対して、光出射面11Bの形状を反転させた形状を有する金型をプレスすることにより形成されていてもよい。
【0014】
複数の帯状凸部11aは、例えば、光出射面11Bの全面に形成されており、例えば、光出射面11Bのうち、光入射端面11Aと接する端部から、光出射面11Bのうち、光入射端面11Aと対向する端面11Dと接する端部に亘って延在していてもよい。複数の帯状凸部11aは、例えば、光出射面11Bの一部だけに形成されていてもよい。複数の帯状凸部11aは、例えば、図3に示したように、光出射面11Bのうち、光入射端面11A近傍の領域を避けて形成されていてもよい。
【0015】
複数の光源12は、光入射端面11Aに沿って並んで配置されており、光入射端面11Aと平行な方向に延在する線状光源を構成している。各光源12は、光入射端面11Aに向かって光を出射するようになっており、例えば、光入射端面11Aとの対向面に発光スポットを有する発光素子からなる。そのような発光素子としては、例えば、LED、または、レーザダイオード(LD;Laser Diode)などが挙げられる。
【0016】
反射板13は、導光板11の背後(裏面11B)と対向して配置されている。反射板13は、導光板11の背後から漏れ出てきた光を導光板11側に戻すものであり、例えば、反射、拡散、散乱などの機能を有している。これにより、光源12からの射出光を効率的に利用することができ、また、正面輝度の向上にも役立っている。反射板13は、例えば、発泡PET(ポリエチレンテレフタレート)や銀蒸着フィルム、多層膜反射フィルム、白色PETなどからなる。
【0017】
ドットパターン14は、裏面11Cおよび反射板13に接して配置され、導光板11と反射板13とを互いに固定するとともに光散乱部として機能する。導光板11と反射板13とをドットパターン14によって接着することで、裏面11Cの多くが空気層と接することになる。これにより、裏面11Cにおいて全反射条件が概ね満たされるので、導光板11の内部に光を十分に伝播させ、光出射面11Bにおける輝度の不均一等が抑制される。従って、ドットパターン14は、拡散板として機能する。
【0018】
(表示パネルユニット20)
表示パネルユニット20は、表示パネル21、光学シート22および固定層23を有している。
【0019】
表示パネル21は、照明光を変調することにより画像を表示するものであり、例えば、液晶パネルにより構成されている。光学シート22は、表示パネル21と光出射面11Bとの間に配置されており、例えば、輝度向上フィルムを含んでいる。輝度向上フィルムは、導光板11から斜め方向に出射した光を正面方向に立ち上げるようになっており、正面輝度を高めることができるようになっている。輝度向上フィルムとしては、例えば、プリズムシートや、反射型偏光フィルムなどが挙げられる。プリズムシートは、例えば、プリズムによる二重反射および光の屈折を利用して、光線を集約させるものである。反射型偏光フィルムとは、光の干渉を利用し、S波をリサイクルし、入射光をP波に変換するものである。光学シート22は、輝度向上フィルムの他に、例えば、拡散板、拡散シートなどを含んでいてもよい。
【0020】
固定層23は、表示パネル21および光学シート22に接して配置されており、表示パネル21と光学シート22とを互いに接着もしくは粘着するとともに光拡散部として機能する。固定層23は、例えば、ヘイズ糊(拡散糊)で構成されている。従って、固定層23は、拡散シートとして機能する。
【0021】
ここで、本実施の形態では、光学シート22と光出射面11Bとの間には、空隙Gが設けられている。そのため、導光板11(具体的には、複数の帯状凸部11a)が、屈折率の比較的低い材料(例えば、樹脂材料)で構成されている場合であっても、空隙Gの屈折率と各帯状凸部11aの屈折率との差による屈折作用により、各帯状凸部11aの配列方向(各帯状凸部11aの延在方向と直交する方向)に対して十分な集光機能が得られる。
【0022】
なお、例えば、図4に示したように、光学シート22と光出射面11Bとの間(空隙Gに相当する箇所)に、固定層24が設けられていてもよい。固定層24は、光学シート22と光出射面11Bとに接して配置されており、光学シート22と導光板11とを互いに固定するとともに光散乱部として機能してもよい。このとき、導光板11(具体的には、複数の帯状凸部11a)は、固定層24の屈折率よりも屈折率の高い材料(例えば、ガラス)で構成されていることが好ましい。また、各帯状凸部11aから光漏れが生じるのを抑制する観点からは、各帯状凸部11aのうち、固定層24との接する部分が、できるだけ少なくなっていることが好ましい。例えば、各帯状凸部11aの先端部分だけが、固定層24に接していることが好ましい。
【0023】
[効果]
次に、本実施の形態の表示装置1の効果について説明する。
【0024】
本実施の形態では、反射板13が、光散乱部として機能するドットパターン14によって導光板11の裏面11Cに貼り合わされている。これにより、拡散板が省略され得るとともに、反射板13が導光板11と一体となる。また、本実施の形態では、導光板11の光出射面11Bに、光入射端面11Aと直交する方向に延在する複数の帯状凸部11aが設けられている。これにより、プリズムシートが省略され得るとともに、複数の帯状凸部11aが導光板11と一体となる。また、本実施の形態では、光学シート22が、光拡散部として機能する固定層23によって表示パネル21の裏面に貼り合わされている。これにより、拡散シートが省略されるとともに、光学シート22が表示パネル21と一体となる。
【0025】
以上のことから、本実施の形態では、光学部品の点数を削減することができ、さらに、ドットパターン14および固定層23が機能を兼ねた分だけ薄型化することができる。従って、更なる薄型化と製造コスト低減を図ることができる。
【0026】
本実施の形態では、光学シート22は、輝度向上フィルムを含んでいる。これにより、輝度向上フィルムと、複数の帯状凸部11aとが光学的に互いに干渉し合う虞がある。しかし、本実施の形態では、光学シート22と、表示パネル21との間には、光散乱部として機能する固定層23が設けられているので、輝度向上フィルムと、複数の帯状凸部11aとの光学的な干渉は固定層23によって緩和される。その結果、光出射面11Bにおける輝度の不均一等を抑制することができる。このように、本実施の形態では、固定層23が光散乱部として機能するので、拡散シートを省略することができる。従って、更なる薄型化と製造コスト低減を図ることができる。
【0027】
また、本実施の形態では、光学シート22と光出射面11Bとの間には、空隙Gが設けられている。これにより、導光板11(具体的には、複数の帯状凸部11a)が、屈折率の比較的低い材料(例えば、樹脂材料)で構成されている場合であっても、空隙Gの屈折率と各帯状凸部11aの屈折率との差による屈折により、各帯状凸部11aの配列方向(各帯状凸部11aの延在方向と直交する方向)において十分な集光作用が得られる。このように、本実施の形態では、各帯状凸部11aが十分な集光機能を有するので、光学シート22において、プリズムシートを省略することができる。従って、更なる薄型化と製造コスト低減を図ることができる。
【0028】
<2.表示装置の適用例>
以下、表示装置1の電子機器への適用例について説明する。電子機器としては、例えばテレビジョン装置,デジタルカメラ,ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラ等が挙げられる。換言すれば、表示装置1は、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
【0029】
図5は、表示装置1が適用されるタブレット型端末装置の外観を表したものである。図6は、表示装置1が適用される他のタブレット型端末装置の外観を表したものである。これらのタブレット型端末装置は、いずれも、例えば表示部210および非表示部220を有しており、この表示部210が表示装置1により構成されている。
【0030】
以上、実施の形態および適用例を挙げて本開示を説明したが、本開示は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々変形が可能である。なお、本明細書中に記載された効果は、あくまで例示である。本開示の効果は、本明細書中に記載された効果に限定されるものではない。本開示が、本明細書中に記載された効果以外の効果を持っていてもよい。
【0031】
また、例えば、本開示は以下のような構成を取ることができる。
(1)
照明光を出射する発光装置と、
前記発光装置と重なり合うように配置され、前記照明光を利用して画像を表示する表示パネルユニットと
を備え、
前記発光装置は、
光入射端面と、前記光入射端面と直交する方向に延在する複数の凸部を含む光出射面と、前記光出射面と対向する裏面とを有する導光板と、
前記光入射端面に沿って配置された光源と、
前記裏面と対向して配置された反射板と、
前記裏面および前記反射板に接して配置され、前記導光板と前記反射板とを互いに固定するとともに光散乱部として機能するドットパターンと
を有し、
前記表示パネルユニットは、
前記照明光を変調することにより前記画像を表示する表示パネルと、
前記表示パネルと前記光出射面の間に配置された光学シートと、
前記表示パネルおよび前記光学シートに接して配置され、前記表示パネルと前記光学シートとを互いに接着もしくは粘着するとともに光拡散部として機能する固定層と
を有する
表示装置。
(2)
前記光学シートは、輝度向上フィルムである
(1)に記載の表示装置。
(3)
前記光学シートと前記光出射面との間には、空隙が設けられている
(1)または(2)に記載の表示装置。
(4)
表示装置を備え、
前記表示装置は、
照明光を出射する発光装置と、
前記発光装置と重なり合うように配置され、前記照明光を利用して画像を表示する表示パネルユニットと
を有し、
前記発光装置は、
光入射端面と、前記光入射端面と直交する方向に延在する複数の凸部を含む光出射面と、前記光出射面と対向する裏面とを有する導光板と、
前記光入射端面に沿って配置された光源と、
前記裏面と対向して配置された反射板と、
前記裏面および前記反射板に接して配置され、前記導光板と前記反射板とを互いに固定するとともに光散乱部として機能するドットパターンと
を有し、
前記表示パネルユニットは、
前記照明光を変調することにより前記画像を表示する表示パネルと、
前記表示パネルと前記光出射面の間に配置された光学シートと、
前記表示パネルおよび前記光学シートに接して配置され、前記表示パネルと前記光学シートとを互いに接着もしくは粘着するとともに光拡散部として機能する固定層と
を有する
電子機器。
【0032】
本出願は、日本国特許庁において2016年4月5日に出願された日本特許出願番号第2016-075681号を基礎として優先権を主張するものであり、この出願のすべての内容を参照によって本出願に援用する。
【0033】
当業者であれば、設計上の要件や他の要因に応じて、種々の修正、コンビネーション、サブコンビネーション、および変更を想到し得るが、それらは添付の請求の範囲やその均等物の範囲に含まれるものであることが理解される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6