(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022023432
(43)【公開日】2022-02-08
(54)【発明の名称】駆動車輪
(51)【国際特許分類】
B60B 19/00 20060101AFI20220201BHJP
F16H 1/14 20060101ALI20220201BHJP
【FI】
B60B19/00 H
F16H1/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020126372
(22)【出願日】2020-07-27
(71)【出願人】
【識別番号】000191353
【氏名又は名称】新明工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100074273
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 英夫
(74)【代理人】
【識別番号】100173222
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 英二
(74)【代理人】
【識別番号】100151149
【弁理士】
【氏名又は名称】西村 幸城
(72)【発明者】
【氏名】濱嶋 竜也
【テーマコード(参考)】
3J009
【Fターム(参考)】
3J009DA18
3J009EA06
3J009EA16
3J009FA07
(57)【要約】
【課題】電気制御の容易化を図りつつ前後及び左右方向の移動の実現に寄与する駆動車輪を提供すること。
【解決手段】第1モータから出力される回転力により中央軸A1まわりに回転する中央車輪1と、中央車輪1の外周に設けられ、中央軸A1を中心とする円の接線と平行な外周軸A2まわりに回転し、かつ、相互に連動する複数の外周車輪2と、中央車輪1とは独立して動き、第2モータから出力される回転力により中央軸A1まわりに回転する回転体8と、中央車輪1に設けられ、回転体8及び複数の外周車輪2の一つと連動して自身の軸回りに回転する連動ギア22とを具備し、連動ギア22を、中央車輪1と回転体8の中央軸A1まわりの回転速度の差に応じて自身の軸回りに回転するように構成した。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1モータから出力される回転力により中央軸まわりに回転する中央車輪と、
中央車輪の外周に設けられ、中央軸を中心とする円の接線と平行な外周軸まわりに回転し、かつ、相互に連動する複数の外周車輪と、
中央車輪とは独立して動き、第2モータから出力される回転力により中央軸まわりに回転する回転体と、
中央車輪に設けられ、回転体及び複数の外周車輪の一つと連動して自身の軸回りに回転する連動ギアとを具備し、
連動ギアを、中央車輪と回転体の中央軸まわりの回転速度の差に応じて自身の軸回りに回転するように構成した駆動車輪。
【請求項2】
第1モータから出力される回転力を中央車輪に伝達するための第1間接的機構と、
第2モータから出力される回転力を前記回転体に伝達するための第2間接的機構とを具備した請求項1に記載の駆動車輪。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、無人搬送台車の車体に装着され、前後及び左右方向の移動を可能とする駆動車輪に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、下部に設けられた駆動車輪の回転によって移動する無人搬送台車として、駆動車輪を回転させるためのモータの正転・反転の切り替えに伴い、駆動車輪の回転方向が逆転し、これにより、台車の前進・後退の両方が可能となっているものがある。この無人搬送台車では、モータの正転・反転の切り替えを行うのみであり、電気制御は簡易であるが、前進と後退の2方向にしか移動できない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、全方向への移動が可能となるように、メカナムホイール等の全方向駆動車輪を設けた無人搬送台車も提案されているが、複雑な電気制御が必要になるという問題がある。
【0004】
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、電気制御の容易化を図りつつ前後及び左右方向の移動の実現に寄与する駆動車輪を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明に係る駆動車輪は、第1モータから出力される回転力により中央軸まわりに回転する中央車輪と、中央車輪の外周に設けられ、中央軸を中心とする円の接線と平行な外周軸まわりに回転し、かつ、相互に連動する複数の外周車輪と、中央車輪とは独立して動き、第2モータから出力される回転力により中央軸まわりに回転する回転体と、中央車輪に設けられ、回転体及び複数の外周車輪の一つと連動して自身の軸回りに回転する連動ギアとを具備し、連動ギアを、中央車輪と回転体の中央軸まわりの回転速度の差に応じて自身の軸回りに回転するように構成した(請求項1)。
【0006】
上記駆動車輪が、第1モータから出力される回転力を中央車輪に伝達するための第1間接的機構と、第2モータから出力される回転力を前記回転体に伝達するための第2間接的機構とを具備してもよい(請求項2)。
【発明の効果】
【0007】
本願発明では、電気制御の容易化を図りつつ前後及び左右方向の移動の実現に寄与する駆動車輪が得られる。
【0008】
すなわち、本願の各請求項に係る発明の駆動車輪では、第1モータ、第2モータのオン・オフ及び正転・逆転の切り替えといった比較的容易な電気制御により、例えばこの駆動車輪を設けた台車の前後及び左右方向の移動の実現に寄与することができる。
【0009】
請求項2に係る発明の駆動車輪では、間接的機構を設けたことにより、例えば中央車輪と回転体の中央軸まわりの回転速度を一致させるための調整を間接的機構のギア比の調整で比較的簡単に対応できるといったメリットがあり、第1、第2モータに関連する各部材の配置の自由度の向上を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】(A)及び(B)は、本発明の一実施の形態に係る駆動車輪の試作品の構成を概略的に示す斜視図である。
【
図2】(B)及び(C)は前記駆動車輪の背面図及び平面図、(A)は(C)のA-A線切断断面図である。
【
図3】(A)及び(B)は前記駆動車輪の縦断面図及び側面図である。
【
図4】前記駆動車輪の要部の構成を概略的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施の形態について以下に説明する。
【0012】
図1(A)及び(B)、
図2(B)及び(C)、
図3(B)に示す駆動車輪は、中央軸A1まわりに回転する中央車輪(非接地車輪)1と、中央車輪1の外周に設けられた複数の外周車輪(接地車輪)2とを具備し、中央車輪1の中央軸A1まわりの回転に伴い、複数の外周車輪2が順次接地するように構成してある。
【0013】
中央車輪1は、
図3(A)及び(B)に示すように、略ドーナツ状の二枚のラウンドプレート3、4(第1ラウンドプレート3、第2ラウンドプレート4)の外周部どうしを、スペーサを兼用する複数の連結ステー5で間隔をあけて連結して構成してあり、第1、第2ラウンドプレート3,4のそれぞれ内周側には滑り軸受(ブッシュ)6を介して第1、第2回転体(傘歯車)7,8を配し、回転体7,8は中央車輪1とは独立して中央軸A1まわりに回転するようにしてある。なお、分かり易さのため、
図1(A)では第2ラウンドプレート4の厚みを無くし、同図(B)では第1ラウンドプレート3の厚みを無くしてあるが、第1、第2ラウンドプレート3,4は、
図3(A)及び(B)に示すようにそれぞれ所定の厚みを有する。
【0014】
第1、第2回転体7,8の中央はシャフト9によって貫かれ、シャフト9と回転体7,8の間に設けた玉軸受10によって回転体7,8はシャフト9の軸回りに回転可能となっている。ここで、シャフト9の両端部は、ベースプレート11に相互に間隔をおいて固定された二つのブラケット12,13(第1ブラケット12、第2ブラケット13)に支持されている。
【0015】
また、回転体7,8の外側(回転体7,8を両側から挟む位置)にはそれぞれシャフト9に貫かれる歯付プーリである第1従動プーリ(第1従動回転体の一例)14,第2従動プーリ(第2従動回転体の一例)15が配され、シャフト9とプーリ14,15の間に設けた玉軸受10によってプーリ14,15はシャフト9の軸回りに回転可能となっている。
【0016】
図1(B)に示すように、第1従動プーリ14は、歯付プーリである第1主動プーリ(第1主動回転体の一例)16と、プーリ14,16に掛けられる歯付ベルト(タイミングベルト)である第1ベルト(第1回転力伝達体の一例)17とで一つのベルトドライブ機構(第1間接的機構の一例)を構成する(
図2(C)も参照)。
【0017】
ここで、本発明の駆動車輪の実施形態としては、第1主動プーリ16の回転軸に、図外の第1モータの出力軸を連動連結することが考えられるが、
図1(B)を含めた
図1~
図4には本発明の駆動車輪の試作品を示してあり、この試作品では、第1モータの代わりに第1ハンドル18を設け、その出力軸を第1主動プーリ16の回転軸に連動連結してある。すなわち、第1ハンドル18を回転させると第1主動プーリ16が回転し、この回転が第1ベルト17を介して第1従動プーリ14に伝達される。また、第1ハンドル18を逆回転させると第1従動プーリ14も逆回転する。
【0018】
図1(A)に示すように、第2従動プーリ15は、歯付プーリである第2主動プーリ(第2主動回転体の一例)19と、プーリ15,19に掛けられる歯付ベルト(タイミングベルト)である第2ベルト(第2回転力伝達体の一例)20とで一つのベルトドライブ機構(第2間接的機構の一例)を構成する(
図2(C)も参照)。
【0019】
ここで、本発明の駆動車輪の実施形態としては、第2主動プーリ19の回転軸に、図外の第2モータの出力軸を連動連結することが考えられるが、
図1(A)を含めた
図1~
図4には本発明の駆動車輪の試作品を示してあり、この試作品では、第2モータの代わりに第2ハンドル21を設け、その出力軸を第2主動プーリ19の回転軸に連動連結してある。すなわち、第2ハンドル21を回転させると第2主動プーリ19が回転し、この回転が第2ベルト20を介して第2従動プーリ15に伝達される。また、第2ハンドル21を逆回転させると第2従動プーリ15も逆回転する。
【0020】
一方、外周車輪2はそれぞれ、
図2(A)に示すように、中央軸A1を中心とする円の接線と平行な外周軸A2まわりに回転し、かつ、全ての外周車輪2は相互に連動して回転する。すなわち、
図4に示すように、各外周車輪2の両側面中央から、それぞれ複数(図示例では二つであるが三つ以上であってもよい)の噛合突起2aが側方に向かって突出しており、隣り合う外周車輪2の噛合突起2aどうしがやや角度を持った状態で噛み合い(キー結合し)、噛合突起2aによって外周車輪2の回転が相互に伝達されるように構成してある。
【0021】
また、
図2(A)及び
図3(A)に示すように、中央車輪1には、回転体7,8及び外周車輪2の一つと連動して自身の軸回りに回転する連動ギア22が複数(本例では
図2(A)に示すように四つ)設けられている。すなわち、連動ギア22は、中央車輪1の径内外方向に延びる軸回りに回転可能に配され、その一端部(中央車輪1の中央側の端部)は回転体7,8とかみ合う傘歯車22aとして構成され、他端部(中央車輪1の周縁側の端部)は、
図4に示すように、複数の外周車輪2のうちの一部の外周車輪2Aの側面に設けられた歯車2bにかみ合う歯車22bとして構成されている。図示例では、歯車2b及び歯車22bはピン歯車である。また、歯車2bを有する外周車輪2Aは、連動ギア22に対応する位置にのみ設けてあり、
図2(A)に示す例では、計16個ある外周車輪2のうち、四つのみが外周車輪2Aとなっている。なお、複数の外周車輪2Aは中央軸A1まわりに等間隔に分散配置するのが望ましい。
【0022】
次に、本例の駆動車輪の作動について説明する。
【0023】
(1)第1ハンドル18及び第2ハンドル21を回し(第1モータ及び第2モータを駆動し)、プーリ14,15を相互に同方向に同速度で中央軸A1まわりに回転させた場合、中央車輪1は回転し、各外周車輪2は回転しない。
【0024】
すなわち、この場合、第1従動プーリ14の回転に伴い、第1従動プーリ14に連結されている中央車輪1が第1従動プーリ14と同じ速度で中央軸A1まわりに回転する(
図3参照)。一方、第2従動プーリ15の回転に伴い、第2従動プーリ15に連結されている第2回転体8が第2従動プーリ15と同じ速度で回転する(なお、第2従動プーリ15は中央車輪1に連結されておらず、中央車輪1とは独立して動く)。そして、プーリ14,15が相互に同方向に同速度で中央軸A1まわりに回転する場合、中央車輪1に設けられた連動ギア22及び連動ギア22とかみ合う第2回転体8は相互に同方向に同速度で中央軸A1まわりに回転するため、連動ギア22は自身の軸まわりに回転しないので、連動ギア22に連動するように構成した外周車輪2も外周軸A2まわりに回転しない。なお、第1回転体7は、連動ギア22とかみ合っているので、連動ギア22と同じように中央軸A1まわりに回転する。
【0025】
また、この場合、第1ハンドル18及び第2ハンドル21の回転方向を逆転させると、中央車輪1の回転方向も逆転させることができる。
【0026】
(2)第1ハンドル18を停止した状態で、第2ハンドル21を回す(第1モータを駆動せず、第2モータを駆動する)と、中央車輪1は回転せず、各外周車輪2は回転する。
【0027】
すなわち、この場合、第1従動プーリ14は中央軸A1まわりに回転しないので、第1従動プーリ14に連結されている中央車輪1もこの中央車輪1に設けられた連動ギア22も中央軸A1まわりに回転しない(
図3参照)。これに対し、第2従動プーリ15は中央軸A1まわりに回転し、第2従動プーリ15に連結されている第2回転体8も中央軸A1まわりに回転する。そして、連動ギア22は中央軸A1まわりに回転せず、第2回転体8は回転する場合、第2回転体8とかみ合う連動ギア22は第2回転体8との回転速度の差に応じて自身の軸回りに回転するので、連動ギア22に連動するように構成した外周車輪2も外周軸A2まわりに回転する。なお、第1回転体7は、連動ギア22とかみ合っているので、連動ギア22の自身の軸回りの回転に伴って中央軸A1まわりに回転するのであり、例えば第1回転体7と連動ギア22のギア比と、第2回転体8と連動ギア22のギア比とが同一であれば、第1回転体7は第2回転体8と同じように中央軸A1まわりに回転することになる。
【0028】
また、この場合、第2ハンドル21の回転方向を逆転させると、外周車輪2の回転方向も逆転させることができる。
【0029】
以上のように構成した駆動車輪では、第1モータ、第2モータのオン・オフ及び正転・逆転の切り替えといった比較的容易な電気制御により、例えばこの駆動車輪を設けた台車の前後及び左右方向の移動の実現に寄与することができる。
【0030】
また、電気制御はやや複雑になるが、中央車輪1の中央軸A1まわりの回転と各外周車輪2の外周軸A2まわりの回転とが同時に行われるように制御してもよく、この場合は、全方向移動の実現にも寄与するものとなる。
【0031】
すなわち、上述の説明から理解されるように、中央車輪1の中央軸A1まわりの回転速度及び回転方向は、第1ハンドル18の操作(つまりは第1モータの駆動)によって制御することができ、この制御に第2ハンドル21の操作(つまりは第2モータの駆動)は無関係である。
【0032】
一方、各外周車輪2の外周軸A2まわりの回転速度及び回転方向は、第1ハンドル18及び第2ハンドル21の操作(第1、第2モータの駆動)によって制御することができ、詳しくは、第1従動プーリ14と第2従動プーリ15の回転速度の差、ひいては中央車輪1ないし連動ギア22と第2回転体8との回転速度の差に応じた回転を連動ギア22が行い、これに伴って外周車輪2の外周軸A2まわりの回転速度及び回転方向が決まるように構成してある。
【0033】
より具体的には、例えば第1従動プーリ14(中央車輪1、連動ギア22)が中央軸A1まわりに時計回りに回転し、その時計回りの回転速度が第2従動プーリ15(第2回転体8)よりも大きいとき(なお、第2従動プーリ15が停止しているときや中央軸A1まわりに半時計回りに回転しているときは常にこのときに該当する)、各外周車輪2が右方向に移動するように外周軸A2まわりに回転しているとすると、第1従動プーリ14(中央車輪1、連動ギア22)が反時計回りに回転し、その反時計回りの回転速度が第2従動プーリ15(第2回転体8)よりも小さい場合も、各外周車輪2は右方向に移動するように外周軸A2まわりに回転する。またこのとき、第1従動プーリ14(中央車輪1、連動ギア22)が中央軸A1まわりに時計回りに回転し、その時計回りの回転速度が第2従動プーリ15(第2回転体8)よりも小さいと、外周車輪2は左方向に移動するように外周軸A2まわりに回転するのであり、第1従動プーリ14(中央車輪1、連動ギア22)が中央軸A1まわりに半時計回りに回転し、その反時計回りの回転速度が第2従動プーリ15(第2回転体8)よりも大きくても、外周車輪2は左方向に移動するように外周軸A2まわりに回転する。つまり、本例では、各外周車輪2が、第1従動プーリ14(中央車輪1、連動ギア22)と第2従動プーリ15(第2回転体8)との中央軸A1まわりの回転速度の差に応じて外周軸A2まわりに回転するように構成している。
【0034】
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
【0035】
上記実施の形態では、プーリ14,15,16,19を歯付プーリとし、ベルト17,20を歯付ベルトとしているが、これらの部材に他のベルトドライブ機構を構成する部材を採用してもよい。また、第1モータ及び第2モータ(試作品では第1、第2ハンドル18,21)から出力される回転力を中央車輪1及び第2回転体8に伝達する間接的機構は、ベルトドライブ機構に限らず、例えばローラーチェーンドライブ機構を採用してもよく、この場合、プーリをスプロケットに、ベルトをチェーンに適宜変更すればよい。さらに、こうした間接的機構を設けず、第1モータ及び第2モータ(試作品では第1、第2ハンドル18,21)から出力される回転力を中央車輪1及び第2回転体8に直接伝達するダイレクトドライブ機構を採用してもよい。ただし、間接的機構を設ける方が、例えば中央車輪1と第2回転体8の中央軸A1まわりの回転速度を一致させるための調整を間接的機構のギア比の調整で比較的簡単に対応できるといったメリットがあり、第1、第2モータに関連する各部材の配置の自由度の向上を図ることもできる。
【0036】
歯車2b及び歯車22bは、ピン歯車に限らず、他の歯車機構であってもよい。
【0037】
本明細書で挙げた変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。
【符号の説明】
【0038】
1 中央車輪
2 外周車輪
2A 外周車輪
2a 噛合突起
2b 歯車(ピン歯車)
3 第1ラウンドプレート
4 第2ラウンドプレート
5 連結ステー
6 滑り軸受
7 第1回転体
8 第2回転体
9 シャフト
10 球軸受
11 ベースプレート
12 第1ブラケット
13 第2ブラケット
14 第1従動プーリ
15 第2従動プーリ
16 第1主動プーリ
17 第1ベルト
18 第1ハンドル
19 第2主動プーリ
20 第2ベルト
21 第2ハンドル
22 連動ギア
22a 傘歯車
22b 歯車(ピン歯車)
A1 中央軸
A2 外周軸