(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022023588
(43)【公開日】2022-02-08
(54)【発明の名称】転写装置及び転写方法
(51)【国際特許分類】
B65H 41/00 20060101AFI20220201BHJP
【FI】
B65H41/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020126624
(22)【出願日】2020-07-27
(71)【出願人】
【識別番号】000001225
【氏名又は名称】日本電産コパル株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000626
【氏名又は名称】特許業務法人英知国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】岡田 篤
(72)【発明者】
【氏名】小林 亮介
(72)【発明者】
【氏名】樋口 顕徳
【テーマコード(参考)】
3F108
【Fターム(参考)】
3F108JA03
(57)【要約】
【課題】被転写体が紙或いは冊子のようなものであっても、良質且つ効率的な転写を行えるようにする。剥離フィルムを剥離する際に、被転写体の後端でバリが生じないようにする。
【解決手段】転写装置は、被転写体の被転写面に転写膜が対面するように、転写膜と剥離フィルムとが積層された転写フィルムを供給すると共に、転写膜が転写された後の剥離フィルムを回収するフィルム供給・回収部と、被転写面に転写フィルムの転写膜を面状に押圧させて転写する転写部と、転写膜が被転写面に接触した状態の転写フィルムに対して、被転写面の一端側から他端側に向けて剥離フィルムを反転させ、転写膜から剥離フィルムを剥離する剥離部とを備え、剥離部は、被転写面の他端側に端部剥離部材を進入させ、剥離フィルムの剥離箇所を被転写面の他端側から一端側に向けて所定距離移動させる端部剥離部材進入部を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被転写体の被転写面に転写膜が対面するように、転写膜と剥離フィルムとが積層された転写フィルムを供給すると共に、転写膜が転写された後の剥離フィルムを回収するフィルム供給・回収部と、
前記被転写面に転写フィルムの転写膜を面状に押圧させて転写する転写部と、
転写膜が前記被転写面に接触した状態の転写フィルムに対して、前記被転写面の一端側から他端側に向けて剥離フィルムを反転させ、転写膜から剥離フィルムを剥離する剥離部とを備え、
前記剥離部は、
前記被転写面の他端側に端部剥離部材を進入させ、剥離フィルムの剥離箇所を前記被転写面の他端側から一端側に向けて所定距離移動させる端部剥離部材進入部を備えることを特徴とする転写装置。
【請求項2】
前記剥離部は、
前記被転写面に沿って剥離板を移動させ、剥離フィルムの剥離箇所を前記被転写面の一端側から他端側に向けて移動させる剥離板移動部を備えることを特徴とする請求項1記載の転写装置。
【請求項3】
前記フィルム供給・回収部は、前記剥離部の剥離動作前に、転写フィルム又は剥離フィルムに弛みを生成することを特徴とする請求項1又は2記載の転写装置。
【請求項4】
前記端部剥離部材進入部は、前記端部剥離部材を回転させて前記被転写面上に進入させる回動機構を備えることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項記載の転写装置。
【請求項5】
被転写体の被転写面に転写膜が対面するように、転写膜と剥離フィルムとが積層された転写フィルムを供給すると共に、転写膜が転写された後の剥離フィルムを回収するフィルム供給・回収工程と、
前記被転写面に転写フィルムの転写膜を面状に押圧させて転写する転写工程と、
転写膜が前記被転写面に接触した状態の転写フィルムに対して、前記被転写面の一端側から他端側に向けて剥離フィルムを反転させ、転写膜から剥離フィルムを剥離する剥離工程とを有し、
前記剥離工程は、
前記被転写面の他端側に端部剥離部材を進入させ、剥離フィルムの剥離箇所を前記被転写面の他端側から一端側に向けて所定距離移動させることを特徴とする転写方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、転写装置及び転写方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、剥離フィルムと転写膜からなる転写フィルムから、被転写体に転写膜を転写する転写方法としては、転写フィルムを、貼付ローラーを用いて被転写体に貼付し、剥離ローラーを用いて、剥離フィルムを剥離する方法が知られている。これによると、少なくとも転写フィルムの貼付開始時点では、貼付ローラーのみで転写フィルムを被転写体に押し付け、その押し付けた状態で貼付ローラーを移動させて転写フィルムを被転写体に貼付し、剥離ローラーは、貼付ローラーによる貼付開始点で転写フィルムに接触させ、剥離ローラーを移動させて剥離フィルムを剥離する(下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した従来技術によると、貼付ローラーを移動させることで、転写フィルムを被転写体に貼付させるので、被転写体が剛性のある基体である場合には、問題の無い転写フィルムの貼付が可能であるが、被転写体が紙或いは冊子のようなものの場合は、貼付ローラーの移動で被転写体が波打ったり捲れたりする可能性があり、良好な転写が行えない場合がある。
【0005】
また、剥離フィルムを剥がす際に、剥離ローラーを移動させながら、剥離フィルムを一方向に向けて剥離していき、剥離の最後には被転写体の後端で剥離フィルムを引き上げるようにしているので、被転写体の後端で転写膜をエッジに沿って切り取ることが難しく、被転写体の後端に転写膜のバリが生じ易くなる問題があった。
【0006】
本発明は、このような問題に対処するために提案されたものである。すなわち、被転写体が紙或いは冊子のようなものであっても、良質且つ効率的な転写を行えるようにすること、剥離フィルムを剥離する際に、被転写体の後端でバリが生じないようにすること、などが本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決するために、本発明は、以下の構成を具備するものである。
被転写体の被転写面に転写膜が対面するように、転写膜と剥離フィルムとが積層された転写フィルムを供給すると共に、転写膜が転写された後の剥離フィルムを回収するフィルム供給・回収部と、前記被転写面に転写フィルムの転写膜を面状に押圧させて転写する転写部と、転写膜が前記被転写面に接触した状態の転写フィルムに対して、前記被転写面の一端側から他端側に向けて剥離フィルムを反転させ、転写膜から剥離フィルムを剥離する剥離部とを備え、前記剥離部は、前記被転写面の他端側に端部剥離部材を進入させ、剥離フィルムの剥離箇所を前記被転写面の他端側から一端側に向けて所定距離移動させる端部剥離部材進入部を備えることを特徴とする転写装置。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】一次転写部とフィルム供給・回収部の説明図。
【
図4】剥離工程の説明図((a)転写膜を被転写体に接触させた状態、(b)転写フィルムの弛みを生成した状態、(c)剥離動作開始の状態、(d)剥離板を移動させている状態)。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
【0010】
図1及び
図2に示すように、転写装置1は、フィルム供給・回収部10と、転写部20と、剥離部30とを備えている。
【0011】
フィルム供給・回収部10は、載置台2上に載置された被転写体Mの被転写面に転写膜f1が対面するように、転写膜f1と剥離フィルムf2とが積層された転写フィルムFを供給すると共に、転写膜f1が転写された後の剥離フィルムf2を回収するものであり、
図1に示す進入ローラー11と排出ローラー12を備え、更に
図2に示すように、リボン供給ローラー13、転写フィルム供給ローラー14、リボン巻き取りローラー15、剥離フィルム巻き取りローラー16を備えている。ここでの、被転写体Mは、紙材又は紙材を重ねた冊子などである。
【0012】
リボン供給ローラー13は、リボンrが巻き回されていて、リボンrをプリントヘッド3に供給している。リボンrは、プリントヘッド3によって、転写フィルムFの転写膜f1に画像を形成するためのものであり、例えば、3色の着色材を含む。
【0013】
転写フィルム供給ローラー14は、転写フィルムFをプリントヘッド3及び被転写面上に供給するものである。転写フィルムFは、剥離フィルムf2をベースにして転写膜f1が積層されており、プリントヘッド3により転写膜f1にリボンrによって着色された画像が形成される。リボン巻き取りローラー15は、転写膜f1に画像を形成した後のリボンrを巻き取るものである。
【0014】
リボン供給ローラー13から供給されたリボンrは、補助ローラー17の位置で、プリントヘッド3によって転写フィルムF上に加熱されながら接触させられることで、画像が転写膜f1に形成される。転写膜f1に画像が形成された転写フィルムFは、剥離フィルム巻き取りローラー16の回転によって、進行方向に向かって移動し、被転写面上に供給される。ここでの進行方向は、進入ローラー11から排出ローラー12に向かう方向である。
【0015】
剥離フィルム巻き取りローラー16は、正回転することで転写フィルムFを進行方向に移動させ、転写膜f2を転写した後の剥離フィルムを巻き取って回収する。また、剥離フィルム巻き取りローラー16は、逆回転することで、後述する弛みを剥離フィルムf2に生成する。
【0016】
図2に示すように、フィルム供給・回収部10とプリントヘッド3によって、1次転写部1Aが形成されている。1次転写部1Aでは、前述したように、転写フィルムFの転写膜f1上にプリントヘッド3によってリボンrの着色画像層が転写される。
【0017】
図1における転写部20は、前述した1次転写部1Aによって画像が転写された転写膜f1を、被転写体Mの被転写面に2次転写する2次転写部1Bを構成している。転写部20は、載置台2上に位置する押圧体21を備えると共に、押圧体21を上下動させるアクチュエーター22を備えている。
【0018】
画像が形成された転写膜f1を被転写面に転写する際には、転写膜f1の画像が形成された位置が被転写面に対面するように、剥離フィルム巻き取りローラー16の回転で転写フィルムFを被転写体上に供給し、押圧体21を載置台2に向けて降下させ、所定の圧力で被転写面上の転写フィルムFを面状に押圧する。この際、押圧体21は加熱されていてもよい。転写フィルムFの転写膜f1が被転写面に押圧されると、この状態では、転写膜f1は剥離膜f2と共に、被転写面に貼り付けられる。その後、押圧体21は上昇して、被転写体Mに貼り付けられている転写フィルムFから離間した位置に退避する。
【0019】
剥離部30は、押圧体21が退避した後に、転写膜f1が被転写面に接触した状態の転写フィルムFに対して、被転写面の一端側(図示A側)から他端側(図示B側)に向けて剥離フィルムf2を反転させ、転写膜f1から剥離フィルムFを剥離する。
図1に示すように、剥離部30は、剥離板移動部31と端部剥離部材進入部32とを備えている。
【0020】
剥離板移動部31は、被転写面に沿って剥離板31Aを移動させ、剥離フィルムf2の剥離箇所を被転写面の一端側(図示A側)から他端側(図示B側)に向けて移動させる。剥離板31Aは、移動体31Bに固定されており、ねじ軸31Cを回転駆動することでガイド軸31Dに沿って移動体31Bを移動させる直動機構によって、被転写面に沿って往復移動する。
【0021】
剥離板移動部31の動作を
図3に示している。剥離板31Aは、転写フィルムFが押圧体21によって被転写面に押圧されている状態では、
図3(a)に示すように、被転写面から離れた位置に退避している。そして、
図3(b)に示すように、押圧体21が上昇すると、
図3(c)に示すように、剥離フィルムf2を反転させるように、剥離板31Aは、転写フィルムFの進入方向とは逆方向に移動して、剥離フィルムf2の剥離箇所を被転写面の一端側から他端側に向けて移動させる。
図3において、載置台2上の被転写体Mは、固定部材23によって四隅が固定されている。剥離板31Aは、固定部材23の間に挿入されて、被転写面上を移動して、剥離フィルムf2を剥離する。
【0022】
端部剥離部材進入部32は、
図1に示すように、被転写面の他端側に端部剥離部材32Aを進入させ、剥離フィルムf2の剥離箇所を被転写面の他端側(図示B側)から一端側(図示A側)に向けて所定距離移動させる。端部剥離部材進入部32は、端部剥離部材32Aを回転させて被転写面上に進入させる回動機構32Bを備えている。回転機構32Bは、端部剥離部材32Aの支持軸を正逆回転させることで、端部剥離部材32Aを被転写面上に進入する位置と載置台2の下に退避する位置とで往復動させる。
【0023】
端部剥離部材32Aによる剥離フィルムf2の剥離は、部分的剥離であり、剥離板31Aによって、剥離フィルムf2が全て剥離される前に、剥離板31Aが進入する側とは逆側から端部剥離部材32Aを進入させ、剥離フィルムf2を部分的に剥離しておく。
【0024】
以下、転写装置1を用いた転写方法を説明する。先ず、プリントヘッド3が転写フィルムFの転写膜f1に画像を形成する。このとき、リボン巻き取りローラー15及び剥離フィルム巻き取りローラー16が正回転し、転写フィルムFの画像が形成される部分とリボンrの色が転写される部分とを補助ローラー17の位置まで移動させ、プリントヘッド3が、リボンrを加熱しながら転写膜f1に接触することで、転写フィルムFの転写膜f1に画像が形成される。
【0025】
次に、剥離フィルム巻き取りローラー16が正回転して、画像が形成された転写フィルムFが被転写面上に移動される。その後、転写部20の押圧体21が降下して、被転写面に転写フィルムFの転写膜f1が押圧される。その後は、押圧体21が上昇し、押圧体21が退避した後に、剥離部30による剥離工程が行われる。
【0026】
剥離工程では、
図4(a)に示すように、転写フィルムFの転写膜f1が被転写面に接触している状態で、上流側では転写フィルム送りローラー17Aを正回転(送り)させ、下流側では剥離フィルム巻き取りローラー16を逆回転させることで、
図4(b)に示すように、転写フィルムF或いは剥離フィルムf2に弛みSを生成する。この弛みSの生成は、剥離板31Aと端部剥離部材進入部32の初期の剥離を円滑に行うための工程であるが、弛みSが無くても円滑な初期の剥離が可能な場合には省くことができる。
【0027】
次に、
図4(c)に示すように、剥離板移動部31を動作させ、剥離板31Aを被転写面上に移動させる。また、端部剥離部材進入部32を動作させ、端部剥離部材32Aを被転写面上に進入させる。この際、剥離板31Aの移動開始タイミングと端部剥離部材32Aの進入タイミングは、同時であってもよいし、異なるタイミングであってもよい。特に、端部剥離部材32Aの進入タイミングは、剥離板31Aの移動に干渉しないタイミングであって、剥離板31Aによる剥離フィルムf2の剥離が完了する前であれば、どのようなタイミングであっても良く、剥離板31Aが移動する前に端部剥離部材32Aを進入させても良い。
【0028】
端部剥離部材32Aは、被転写面上に進入することで、剥離フィルムf2の剥離箇所を被転写面の他端側(図示B側)から一端側(図示A側)に向けて所定距離だけ移動させる。そして、その部分的な剥離が行われた後は、
図4(d)に示すように、端部剥離部材32Aは被転写面上から退避し、その後に、剥離板31Aが被転写面上を移動して、剥離フィルムf2の剥離を進行させる。
【0029】
この際、前述した弛みSを生成しておくことで、剥離板31Aが移動すると、
図4(d)に示すように、剥離箇所において剥離フィルムf2が略180°反転した状態になって転写膜f1から引き剥がされる。これによって、転写膜f1の共離れを防いで円滑な剥離フィルムf2の剥離が可能になる。
【0030】
被転写面に転写された転写膜f1から剥離フィルムf2が完全に剥離されたら、剥離フィルム巻き取りローラー16が回転して、剥離フィルムf2を巻き取って回収する。
【0031】
以上説明した転写装置1及びその転写方法によると、転写部20が転写フィルムFを被転写面に面状に押圧することで、被転写面に転写膜f1を転写しているので、従来技術の貼付ローラーを用いる転写と比較して、転写の所要時間を短縮することができ、また、被転写体Mが紙材や冊子のようなものであっても、被転写体Mを破損させること無く、良質な転写が可能になる。
【0032】
更に、転写後の剥離フィルムf2の剥離に関しては、端部剥離部材32Aを予め被転写面上に進入させて、端部を部分的に剥離しておくことで、剥離板31Aによって剥離フィルムf2の全体を剥離する際に、端部でのバリの発生を抑止することができる。この際、端部剥離部材32Aを回転機構によって被転写面上に進入させているので、スペース効率良く端部剥離部材進入部32を配備することができる。
【0033】
また、剥離板31Aは、剥離箇所において剥離フィルムf2を約180°反転させた状態で転写膜f1から引き剥がすので、転写膜f1の共離れを抑止して、円滑に剥離フィルムf2の剥離が可能になり、また、被転写体Mが紙材や冊子のようなものであっても、被転写体Mを破損させること無く、円滑な剥離フィルムf2の剥離が可能になる。
【0034】
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0035】
特に、前述した1次転写部1Aについては、リボンrとプリントヘッド3による画像形成に換えて、インクジェットなど、各種の画像形成手段を採用することができる。また、固定部材23によって、被転写体Mを載置台2上に固定する例を示しているが、これに換えて他の固定手段を採用することができる。
【符号の説明】
【0036】
1:転写装置,2:載置台,3:プリントヘッド,
10:フィルム供給・回収部,11:進入ローラー,12:排出ローラー,
13:リボン供給ローラー,14:転写フィルム供給ローラー,
15:リボン巻き取りローラー,16:剥離フィルム巻き取りローラー,
17:補助ローラー,
17A:転写フィルム送りローラー
20:転写部,21:押圧体,22:アクチュエーター,23:固定部材,
30:剥離部,31:剥離板移動部,
31A:剥離板,31B:移動体,31C:ねじ軸,31D:ガイド軸,
32:端部剥離部材進入部,32A:端部剥離部材,32B:回転機構,
F:転写フィルム,f1:転写膜,f2:剥離フィルム,r:リボン,
M:被転写体,S:弛み