(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022023846
(43)【公開日】2022-02-08
(54)【発明の名称】窓際2モードハンガー
(51)【国際特許分類】
A47G 29/00 20060101AFI20220201BHJP
D06F 57/12 20060101ALI20220201BHJP
【FI】
A47G29/00 B
D06F57/12 B
A47G29/00 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021133696
(22)【出願日】2021-07-10
(31)【優先権主張番号】P 2020138289
(32)【優先日】2020-07-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】595159703
【氏名又は名称】水口 久
(72)【発明者】
【氏名】水口 久
【テーマコード(参考)】
3K100
【Fターム(参考)】
3K100AC01
3K100AD10
3K100AE06
3K100AF13
3K100AG03
3K100AH07
3K100AH09
(57)【要約】
【課題】 本発明は窓の縦枠に簡便に取り付けて、縦枠付近を回転軸として窓側と壁側の往復水平半回転を行い、窓側と壁側の2モードで小物繊維製品の乾燥又は収納を行う窓際2モードハンガーを提供する。
【解決手段】 窓の縦枠を挟んで本体を着脱自在に係止すべく、上下に長い口金を持つ万力型縦枠係止手段と該係止手段から往復水平半回転を行いながら中間支持を行う水平回転ヒンジを介して該係止手段の片方の口金である鉛直フレーム部と垂直の方向に突出させて設けた細長い棒状のハンガー部とハンガー部から水平に突出させて設けたフレキシブルハンガー部とハンガー部に設けた片側解放スリットと該スリットに着脱自在に嵌め込んで使用する、スリット係合接続部を上縁部に持つ、洗濯ネットによるポケットハンガー部とハンガー部の周囲に繋げて設けた先行当接フレーム部から構成されることを特徴とした窓際2モードハンガー。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
窓の縦枠に簡便に取り付けて、縦枠付近を回転軸として窓側と壁側の往復水平半回転を行い、窓側と壁側の2モードで小物繊維製品の乾燥又は収納を行う窓際2モードハンガーであって、窓の縦枠を挟んでハンガー体を窓の縦枠に着脱自在に係止すべく、上下に長い口金を持った万力であり、少なくとも口金の固定口金側を、留めようとする縦枠に沿って鉛直方向に棒状に延び、口金としての挟み面側に、上下に距離をおいた2箇所の摩擦体による突起面を設けた鉛直フレーム部を特徴とした万力型縦枠係止手段と該万力型縦枠係止手段から、往復水平半回転を行いながら中間支持を行う水平回転ヒンジを介して水平方向に突出し、該万力型縦枠係止手段の鉛直フレーム部と垂直の、水平方向に接続させて設けたハンガー体から構成され、ハンガー体は、水平回転ヒンジから伸びる細長い棒状のハンガー部と該ハンガー部から吊り下げて設けた吊りピンチ又は吊りフック又はポケットハンガー又はそれらの組み合わせ、から構成されることを特徴とした窓際2モードハンガー。
【請求項2】
本発明を縦枠に取り付けた際の位置関係に於いて、ハンガー体の水平面に対して垂直の上下方向にハンガー体の側端部から、図に於いて水平回転ヒンジ盤Aと水平回転ヒンジ盤Bから成る水平回転ヒンジを介して鉛直フレーム部と移動口金体を縦枠側に突出させた万力型縦枠係止手段を設け、万力型縦枠係止手段は、縦枠前縁部の両側面を挟むべく平らな挟み面とした鉛直フレーム部と移動口金体とし、水平回転ヒンジから縦枠側に突出する鉛直フレーム部の根本付近に水平回転ヒンジの壁側縁部分に平行な通し穴を持つ小口キャップ部を設け、壁側縁部分に沿った姿勢でC型レール体を、レール軸を小口キャップ部の通し穴に合わせ、小口キャップ部に隣接させて水平回転ヒンジの壁側縁部分に沿って設け、小口キャップ部の通し穴に通してC型レール体内に小口キャップ部側に回転つまみが付いた長い雄ネジを設け、小口キャップ部との間がねじ作用で開閉する該雄ネジと対の雌ネジを持つ滑走体を該C型レール体内に該雄ネジに通してスライド自在に嵌めて設け、滑走体の縦枠側に滑走体から突出させて縦枠の散り部分に当接させるべく平らな挟み面を有する移動口金体を設け、鉛直フレーム部と移動口金体の双方の挟み面にはそれぞれゴム板等の摩擦体を設け、該双方の挟み面が万力の相対する口金となり、回転つまみを回して縦枠を挟み、同時に摩擦体の作用により曲げモーメント応力に拮抗してハンガー部が水平回転自在に安定して縦枠に留まることを特徴とした請求項1に記載の窓際2モードハンガー。
【請求項3】
ハンガーに吊るした洗濯物の窓又は壁又はカーテンへの接触を先行当接により回避すべく、軽量断面形を有し、環状に閉じた形状又は片持ち形状の先行当接フレーム部を1又は複数箇所、ハンガー部からハンガー部の水平外方向に繋げて設けることを特徴とした、請求項1又は2に記載の窓際2モードハンガー。
【請求項4】
マスクを吊るすハンガー部を含むハンガー体とブラケット状の万力型縦枠係止手段から成るハンガーと、該ハンガーの細長い棒状のハンガー部の概略中心線上に、上下方向に隙間が空きハンガー部の先端方向にオープンな長いスリットである、片側解放スリットを設け、繋げて使用する側に設けた該片側解放スリットに水平に滑り込ませて着脱自在に接続可能なスリット係合接続部との組み合わせから成る接続手段によりハンガー部から吊り下げて設けた、表面が拭き取り消毒が可能な滑面のウイルス遮断ケース又は洗濯ネットケース又は中に洗濯ネットケースの開口を揃えて入れ子状に装備した表面が拭き取り消毒が可能な滑面のウイルス遮断ケースによる1又は複数段のポケットハンガー部から構成されることを特徴とした請求項1又は2又は3に記載の窓際2モードハンガー。
【請求項5】
マスクやマスク用洗濯ネット、吊りピンチ等の吊り下げ物自体が重力により回転可能で、1箇所に複数の吊り下げ物が掛けられ、吊り下げ物の水平位置が簡単に変えられる、先端に吊るす物が外れることを阻止するべく円盤形等の押さえ板を有する、長めの片持ち吊り下げポールである、フレキシブルハンガー部をハンガー部から水平に突出させて1又は複数箇所設けることを特徴とした請求項1又は2又は3又は4に記載の窓際2モードハンガー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、窓の縦枠に簡便に取り付けて、縦枠付近を回転軸として窓側と壁側の往復水平半回転を行い、窓側と壁側の2モードで小物繊維製品の乾燥又は収納を行う窓際2モードハンガーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
住宅の窓に沿った空間は建築技術上、室内側に窓枠に囲まれた凹んだ空間が発生し、この窓の凹んだ空間(27)に蓋をするようにカーテンが設けられる事が多い。
窓の凹んだ空間は、日中は窓ガラス越しに紫外線を含んだ太陽光や天空光が差し込む。
近年、窓ガラスに於いては、UVカット効果のあるガラスやUVカット窓フイルムが開発されて普及してきている。しかし、窓を開ければそれらで減衰されない紫外線が得られ、窓の空き加減に応じた風も得られる。
カーテンはカーテンレール端部の固定リングからカーテン端部のフックを外すと外側から中央に向けて移動させて端部が少し開いた状態にすることもできる。
洗面所やバスルームの窓はカーテンの代わりに型ガラスが使われることが多い。
【0003】
窓の凹んだ空間(27)の上下左右には隣接の壁面と窓枠が直角に接する、出隅コーナー部分が存在し、その出隅コーナー部分は通常、枠厚20ミリ程度、通常チリと呼ばれる、壁面からの枠の出幅が10~15ミリ程度の木製窓枠が設けられることが多い。
窓枠には固定枠とケーシング枠の2種類がある。ケーシング枠の場合は室内側に壁面より飛び出た部分はケーシングと呼ばれるが本出願ではケーシングも含めて窓枠又は縦枠と表現する。
窓の凹んだ空間(27)の奥行は多用される一重サッシの場合、壁面から概略12センチ程度である。
窓の凹んだ空間には以上のような気象特性と空間特性がある。
出願人は既に、窓の凹んだ空間の空間特性を活用する、特願2020-43521窓枠利用のハンガーを開発した。現在、出願審査請求中である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許登録第5730154号公報
【特許文献2】特開第2001-149697号公報
【特許文献3】特開第平08-126571号公報
【特許文献4】実開第昭63-025992号公報
【特許文献5】特開第平11-076691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
(イ)屋外干しやベランダ干しは、紫外線を含む日射、通風、乾燥等の諸条件で物干し環境としては良いが微量な繊維製品の場合、量に対して屋外に出るアクションが億劫であったり、雨で濡れたり、風で吹き飛ばされたり、花粉や黄砂、PM2.5等の影響を受けたりその時々の気象に左右されがちである。ベランダ干しについては初めから住宅に於けるベランダの有無に左右されている。
室内干しは、天候や季節、時間を気にせず干すことができ、洗面室や自室等の身近な場所で手軽に干せる便利さがあるが、室内であるので乾くのに時間がかかり梅雨期には細菌による臭いの問題も時折見られた。
(ロ)窓とカーテンに挟まれた、窓の凹んだ空間(27)は、屋内でありながら窓越しに屋外と連続する、半屋外的と言うような気象の諸条件が得られ、それに加えて、温まったカーテン表面による熱サーマルや温室効果等の現象も生じていて日射がある間は洗濯物乾燥に適した空間であってそれを利用できないかという発明者自身の課題があった。
(ハ)前項の課題に関連して、カーテンや窓や壁は、埃が付いていて、洗濯物を接触させると、折角きれいに洗った洗濯物が台無しになる問題があった。
ただ、カーテンの新しさやカーテンの素材や干す物の種類によりさほど問題にならないケースも多く見られた。
本発明は上記(イ)、(ロ)、(ハ)の課題をそれぞれの微妙なニュアンスを統合した形で解決するものである。
構造的には、窓の凹んだ空間(27)は、左右に窓縦枠を持つので、そこを係止のよりどころとすれば半屋外的な気象を選択的に利用できるハンガーが得られるのではないかと考えられた。
本発明は、特願2020-43521窓枠利用のハンガーに窓側と壁側の往復水平半回転の要素を付加した発明であり、窓の縦枠に簡便に取り付けて、縦枠付近を回転軸として窓側と壁側の往復水平半回転を行い、窓側と壁側の2モードで小物繊維製品の乾燥又は収納を行う窓際2モードハンガーを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
窓の縦枠に簡便に取り付けて、縦枠付近を回転軸として窓側と壁側の往復水平半回転を行い、窓側と壁側の2モードで小物繊維製品の乾燥又は収納を行う窓際2モードハンガーであって、窓の縦枠を挟んでハンガー体を窓の縦枠に着脱自在に係止すべく、上下に長い口金を持った万力であり、少なくとも口金の固定口金側を、留めようとする縦枠に沿って鉛直方向に棒状に延び、口金としての挟み面側に、上下に距離をおいた2箇所の摩擦体による突起面を設けた鉛直フレーム部を特徴とした万力型縦枠係止手段と該万力型縦枠係止手段から、往復水平半回転を行いながら中間支持を行う水平回転ヒンジを介して水平方向に突出し、該万力型縦枠係止手段の鉛直フレーム部と垂直の、水平方向に接続させて設けたハンガー体から構成され、ハンガー体は、水平回転ヒンジから伸びる細長い棒状のハンガー部と該ハンガー部から吊り下げて設けた吊りピンチ又は吊りフック又はポケットハンガー又はそれらの組み合わせ、から構成されることを特徴とした窓際2モードハンガー。
【0007】
本発明を縦枠に取り付けた際の位置関係に於いて、ハンガー体の水平面に対して垂直の上下方向にハンガー体の側端部から、図に於いて水平回転ヒンジ盤Aと水平回転ヒンジ盤Bから成る水平回転ヒンジを介して鉛直フレーム部と移動口金体を縦枠側に突出させた万力型縦枠係止手段を設け、万力型縦枠係止手段は、縦枠前縁部の両側面を挟むべく平らな挟み面とした鉛直フレーム部と移動口金体とし、水平回転ヒンジから縦枠側に突出する鉛直フレーム部の根本付近に水平回転ヒンジの壁側縁部分に平行な通し穴を持つ小口キャップ部を設け、壁側縁部分に沿った姿勢でC型レール体を、レール軸を小口キャップ部の通し穴に合わせ、小口キャップ部に隣接させて水平回転ヒンジの壁側縁部分に沿って設け、小口キャップ部の通し穴に通してC型レール体内に小口キャップ部側に回転つまみが付いた長い雄ネジを設け、小口キャップ部との間がねじ作用で開閉する該雄ネジと対の雌ネジを持つ滑走体を該C型レール体内に該雄ネジに通してスライド自在に嵌めて設け、滑走体の縦枠側に滑走体から突出させて縦枠の散り部分に当接させるべく平らな挟み面を有する移動口金体を設け、鉛直フレーム部と移動口金体の双方の挟み面にはそれぞれゴム板等の摩擦体を設け、該双方の挟み面が万力の相対する口金となり、回転つまみを回して縦枠を挟み、同時に摩擦体の作用により曲げモーメント応力に拮抗してハンガー部が水平回転自在に安定して縦枠に留まることを特徴とした請求項2に記載の窓際2モードハンガー。
【0008】
ハンガーに吊るした洗濯物の窓又は壁又はカーテンへの接触を先行当接により回避すべく、軽量断面形を有し、環状に閉じた形状又は片持ち形状の先行当接フレーム部を1又は複数箇所、ハンガー部からハンガー部の水平外方向に繋げて設けることを特徴とした、請求項3に記載の窓際2モードハンガー。
【0009】
マスクを吊るすハンガー部を含むハンガー体とブラケット状の万力型縦枠係止手段から成るハンガーと、該ハンガーの細長い棒状のハンガー部の概略中心線上に、上下方向に隙間が空きハンガー部の先端方向にオープンな長いスリットである、片側解放スリットを設け、繋げて使用する側に設けた該片側解放スリットに水平に滑り込ませて着脱自在に接続可能なスリット係合接続部との組み合わせから成る接続手段によりハンガー部から吊り下げて設けた、表面が拭き取り消毒が可能な滑面のウイルス遮断ケース又は洗濯ネットケース又は中に洗濯ネットケースの開口を揃えて入れ子状に装備した表面が拭き取り消毒が可能な滑面のウイルス遮断ケースによる1又は複数段のポケットハンガー部から構成されることを特徴とした請求項4に記載の窓際2モードハンガー。
【0010】
マスクやマスク用洗濯ネット、吊りピンチ等の吊り下げ物自体が重力により回転可能で、1箇所に複数の吊り下げ物が掛けられ、吊り下げ物の水平位置が簡単に変えられる、先端に吊るす物が外れることを阻止するべく円盤形等の押さえ板を有する長めの片持ち吊り下げポールである、フレキシブルハンガー部をハンガー部から水平に突出させて1又は複数箇所設けることを特徴とした請求項5に記載の窓際2モードハンガー。
本発明は以上を特徴とする窓際2モードハンガーである。
【発明の効果】
【0011】
本発明の窓際2モードハンガーによれば以下のような有益な効果が得られる。
請求項1に記載の発明によれば、以下のような効果を有する。
(イ)本発明を窓の縦枠に取り付けると、縦枠付近を中心軸にして窓側と壁側へ、180°水平半回転させて振り分け、窓側では窓の凹んだ空間(27)に本体が半ば収まり、壁側では壁から若干離れた、壁に平行な恰好で本体が収まり、窓側に於いては窓越しの気象を利用して洗濯した小物繊維製品の短時間乾燥等を行う半エクステリアモード、壁側では窓側の気象条件の時節待ち中の室内干し又は展示収納を行うインテリアモードの2つのモードを持ったハンガーを得ることができて便利である。
(ロ)半エクステリアモードでは、窓の凹んだ空間(27)を活用して、屋外に設置したのと同じような紫外線を含む日射、通風等の気象条件を時節を見て室内側から利用でき、室内干しの欠点を解消し、全て室内からの操作で足りるので外へ出なくて済み、干すアクションが億劫でなく、布マスク、個別マスク用洗濯ネット、ハンドタオル、靴下、手袋等の小物繊維製品の短時間乾燥、直射日光に於いては補助的なUV殺菌ができて便利である。
(ハ)半エクステリアモードでは、窓が完全に閉まった状態では、雨で濡れたり、風で吹き飛ばされたり花粉や黄砂、PM2.5等の影響を受けず、天候や季節、時間を気にせずに干すことができて便利である。
(ニ)インテリアモードでは、小物繊維製品の通常の室内干しをはじめ、室内のカーテン横の目につく位置に設置されることになるので本発明全体が出掛ける時に携帯品を忘れないようにする、布マスク、個別マスク用洗濯ネット、ハンカチ、キーホルダー等の展示収納にも使えて便利である。
(ホ)万力型縦枠係止手段により建築に傷をつけないで、窓の縦枠への取り付け、取り外し、位置の移動が簡単に行なえて便利である。
(ヘ)本体の上下をひっくり返して左右の窓縦枠に使用可能であって便利である。
(ト)上下に延びる窓縦枠利用の為、設置高さ調整が自由にできて便利である。
(チ)色々な見付け巾の縦枠に対応できて便利である。
(リ)万力型縦枠係止手段の口金面位置から口金面に垂直方向に使用時の本体の重心がある為口金面に平行な方向に本体自重による曲げモーメント応力が生じ難く、さらに縦枠からずれ難く、ハンガー外れ難い支持構造を持っている。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、以下の効果を有する。
(イ)図に於いて水平回転ヒンジ盤Aと水平回転ヒンジ盤Bから成る水平回転ヒンジ盤としている為、盤同士は回転軸の周りに擦れ合う広い面を持つ為、水平支持の点で曲げモーメント応力に対する抵抗を大きくして長期のハンガー体の垂れ下がり変形を防ぐ効果を持っている。
(ロ)万力型縦枠係止手段は、上下に長い口金を持つ為、鉛直フレーム部と移動口金体の両方に於いて上下に距離をおいてそれらの挟み面表面から僅かに突出する上下2箇所のハンガー支持点により、曲げモーメント応力に拮抗しハンガー体が水平を保って、安定してハンガー体を窓縦枠に係止することができる。
(ハ)上記(ロ)に加え、ハンガー支持点にゴム板による摩擦体を設けているので、万力構造のネジの締め付けと距離をおいて設けた2箇所のハンガー支持点と摩擦体の三者相乗効果により縦枠に強固に安定して係止することができる。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、以下の効果を有する。
(イ)カーテンや窓や壁は、表面に埃が付いていて洗濯物を接触させると折角きれいに洗った洗濯物が台無しになる問題があったが、先行当接フレームにより洗濯物をカーテンや窓や壁から少し離して接触を防ぎその問題を解決することができて便利である。
(ロ)カーテンの埃の程度や干す物の種類、その時々の目隠しの必要度に応じ、カーテンを
図3の(a)、(b)に示す2つのカーテンとの位置関係から選択できるようにしているのでユーザーのライフスタイルに対応できて便利である。
(ハ)軽量断面形を特徴とする為、ハンガー体の総重量を無意味に増やさないで済む。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2又は3に記載の発明の効果に加え、以下の効果を有する。
(イ)洗濯ネットケースによるポケットハンガー部は本発明に、使用済みの布マスクをポケットハンガー部に順次収納し、溜まったら外してそのまま洗濯し、そのまま元の場所で干すことができ、乾燥したら前面のフレキシブルハンガー部に移して展示収納し、外出時に布マスクをそこから外して持ち出し、帰宅したら使用済みの布マスクをポケットハンガー部に収納する、布マスクの循環管理機能を持たせることが出来て便利である。
(ロ)カーテンや窓や壁は表面に埃が付いていて洗濯物を接触させると折角きれいに洗った洗濯物が台無しになる問題があったが、目の細かい洗濯ネットケースによるポケットハンガー部はカーテンや窓や壁と概略平行に設けられる為、本発明に於いてはそれらと接触し難く、仮に触れても内側の洗濯物は埃から守られるシェルター効果もあり便利である。
また、洗濯ネットケースは、毎回洗濯の段階で中の小物繊維製品と共に洗剤を用いて洗濯されることになる為、繰り返し殺菌され清潔を保つことができる。
(ハ)フレキシブルハンガー部に吊りピンチを吊り下げている本発明の実施形態に於いては、中が空の洗濯ネットによるポケットハンガー部を埃シェルターとして利用することが出来て便利である。
(ニ)洗濯ネットケース以外のマスク管理ケースは新しい不織布マスク等の使用前準備収納にも使え便利である。また、透明素材を使ったマスク管理ケースは収納物ごと時々紫外線に当てることができ、清潔を保つことができる。
(ホ)洗濯ネットケースによるポケットハンガー部それ自体は、中に入れた小物繊維製品の目隠し効果もあるので下着類を干す場合に便利である。
(ヘ)上部にスリット係合接続部を持つ為、ハンガー部の片側解放スリットに水平に差し込んで行う着脱が簡単で楽である。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1又は2又は3又は4に記載の発明の効果に加え、以下の効果を有する。
(イ)吊りピンチやマスク、個別マスク用洗濯ネット等の吊り下げ物の姿勢を重力により常に下向きにしておくことが出来て右枠取り付けと左枠取り付けでは本体を裏返して取り付ける本発明にとって便利である。
(ロ)下に垂れ下がる面状のポケットハンガー部の使用、不使用を含めて、メインのハンガーであるポケットハンガー部とサブのハンガーであるフレキシブルハンガー部から吊り下げられた吊り下げ物の間隔を吊り下げ点を滑らすことで調整できて便利である。
(ハ)長めのポールであるので1箇所のフレキシブルハンガー部に複数の吊り下げ物を吊り下げることが出来て便利である。
(ニ)汎用使用ができる吊りピンチが各フレキシブルハンガー部に各1個ずつ予め付いているので、マスクやマスク用洗濯ネット等の吊りリング体を持った吊り下げ物以外のハンカチ、タオル等の小物繊維製品の吊り下げに広く対応できて便利である。
(ホ)前方から楽に掛け外しが出来て便利である。
【0016】
使用方法
1.本発明を使う時は、先ず、設置希望部分の窓(1)の縦枠(2)を万力型縦枠係止手段(5)で挟み、ネジを回して締め付けて本体を固定する。
窓(1)の縦枠(2)では、右枠と左枠は本体を裏返しにして両方に取り付けることができる。裏返した際には、ポケットハンガー部(10)が下を向くようにスリット係合接続部(8)の片側解放スリット(21)への差し込み状態を上下反転させて調整する。
洗濯物を直射日光に当てる目的で利用する場合は、左右の縦枠のうち1日での日照時間の多い方に取り付ける。
建築の軒等の影響で縦枠(2)の下の方が日照を受けやすい。
特に紫外線殺菌で利用する場合、窓(1)がUVカット効果のある窓の場合は日射が強く風の弱い頃合いを見て目的部分の窓(1)を開けて使用する。
2.本発明を半エクステリアモードで使う場合は窓(1)の縦枠(2)を中心に本体を窓側に回転させ、窓用の先行当接フレーム部(20)が窓ガラス面に軽く当たった、
図5、
図6に示すような、窓(1)と平行な本体姿勢で本発明を使用し、本発明をインテリアモードで使う場合は窓(1)の縦枠(2)を中心に本体を壁側に回転させ、壁面用の先行当接フレーム部(20)が軽く壁に当たった、
図4に示すような、壁(3)と平行な本体姿勢で本発明を使用する。
3.半エクステリアモードでのカーテン(28)への対応は、カーテン(28)の埃の状態、外部からの視線の遮断等の意向に応じて
図6に示す本発明の先端方向又は
図5に示す胴体方向の先行当接フレーム部(20)の当接部分を使って対応する。
4.インテリアモードではカーテンから顔を出した、室内で目につく存在となる為、小物繊維製品の室内乾燥以外に出かける時に忘れないようにするマスクやハンカチ、キーホルダーなどの展示収納に使用する。
5.使用済みの布マスクをポケットハンガー部(10)に順次収納し、溜まったら外してそのまま洗濯し、そのまま元の場所で干すことができ、乾燥したら前面のフレキシブルハンガー部(23)に移して展示収納し、外出時に布マスクをそこから外して持ち出し、帰宅したら使用済みの布マスクをポケットハンガー部(10)に収納する、布マスクの循環管理機能を利用すると便利である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】 本発明、実施例のインテリアモードでの状態を示す斜視図である。
【
図2】 本発明、実施例のエクステリアモードでの状態を示す斜視図である。
【
図3】 本発明、実施例の半エクステリアモードの状態を示す住宅の窓部分の説明平面図であり、(a)は当該部分のカーテンを開けての使用状態を示し、(b)はカーテンと窓の間に挟んでの使用状態を示す。
【
図4】 図面の上下を左に90回転させて表した、本発明、実施例のインテリアモードと半エクステリアモードの窓、壁、窓の凹んだ空間との位置関係を示す説明平面図であり、実線はインテリアモード、破線は半エクステリアモードを示す。
【
図5】 本発明、実施例の万力型縦枠係止手段部分の背面側の様子を示す斜視図である。
【
図6】 本発明、実施例の回転つまみ及び長い雄ネジの斜視図である。
【
図7】 本発明、実施例の滑走体及び移動口金体の斜視図である。
【
図8】 図面の上下を左に90回転させて表した、本発明、実施例のA-A断面図である。
【
図9】 本発明、実施例のインテリアモードの状態でのポケットハンガー部を省略した平面図である。
【
図10】 本発明、実施例のインテリアモードの状態でのポケットハンガー部を省略した底面図である。
【
図11】 本発明、実施例のインテリアモードの状態でのポケットハンガー部を省略した正面図である。
【
図12】 本発明、実施例のインテリアモードの状態でのポケットハンガー部を省略した背面図である。
【
図13】 本発明、実施例のインテリアモードの状態でのポケットハンガー部を省略した左側面図である。
【
図14】 本発明、実施例のインテリアモードの状態でのポケットハンガー部を省略した右側面図である。
【
図15】 本発明、実施例のB-B拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について実施例に従って説明する。
【実施例
】
図1、
図2に示すように、窓(1)の縦枠(2)に簡便に取り付けて、縦枠付近を回転軸として窓(1)側と壁(3)側の往復水平半回転を行い、窓(1)側と壁(3)側の2モードで小物繊維製品の乾燥又は収納を行う窓際2モードハンガーであって、窓(1)の縦枠(2)を挟んでハンガー体(24)を窓(1)の縦枠(2)に着脱自在に係止すべく、上下に長い口金を持った万力であり、少なくとも口金の固定口金側を、留めようとする縦枠(2)に沿って鉛直方向に棒状に延び、口金としての挟み面側に、上下に距離をおいた2箇所の摩擦体(18)による突起面を設けた鉛直フレーム部(4)を特徴とした万力型縦枠係止手段(5)と該万力型縦枠係止手段から、往復水平半回転を行いながら中間支持を行う水平回転ヒンジ(6)を介して水平方向に突出し、該万力型縦枠係止手段の鉛直フレーム部(4)と垂直の、水平方向に接続させて設けたハンガー体(24)から構成され、ハンガー体(24)は、水平回転ヒンジ(6)から伸びる細長い棒状のハンガー部(7)と該ハンガー部から吊り下げて設けた吊りピンチ(9)又は吊りフック又はポケットハンガー又はそれらの組み合わせ、から構成されることを特徴としている。
実施例では、
図1に示すように、水平回転ヒンジ(6)は、水平回転ヒンジ盤A(6a)と水平回転ヒンジ盤B(6b)から構成されている。
【0019】
図1、
図2、
図5に示すように、本発明(29)を縦枠(2)に取り付けた際の位置関係に於いて、ハンガー体(24)の水平面に対して垂直の上下方向にハンガー体(24)の側端部から、図に於いて水平回転ヒンジ盤A(6a)と水平回転ヒンジ盤B(6b)から成る水平回転ヒンジ(6)を介して鉛直フレーム部(4)と移動口金体(17)を縦枠(2)側に突出させた万力型縦枠係止手段(5)を設け、万力型縦枠係止手段(5)は、縦枠前縁部の両側面を挟むべく平らな挟み面とした鉛直フレーム部(4)と移動口金体(17)とし、水平回転ヒンジ(6)から縦枠側に突出する鉛直フレーム部(4)の根本付近に水平回転ヒンジ(6)の壁側縁部分に平行な通し穴(11)を持つ小口キャップ部(12)を設け、壁側縁部分に沿った姿勢でC型レール体(13)を、レール軸を小口キャップ部(12)の通し穴(11)に合わせ、小口キャップ部(12)に隣接させて水平回転ヒンジ(6)の壁側縁部分に沿って設け、小口キャップ部(12)の通し穴(11)に通してC型レール体(13)内に小口キャップ部(12)側に回転つまみ(14)が付いた長い雄ネジ(15)を設け、小口キャップ部(12)との間がねじ作用で開閉する該雄ネジと対の雌ネジ(19)を持つ滑走体(16)を該C型レール体内に該雄ネジに通してスライド自在に嵌めて設け、滑走体(16)の縦枠(2)側に滑走体(16)から突出させて縦枠の散り部分に当接させるべく平らな挟み面を有する移動口金体(17)を設け、鉛直フレーム部(4)と移動口金体(17)の双方の挟み面にはそれぞれゴム板等の摩擦体(18)を設け、該双方の挟み面が万力の相対する口金となり、回転つまみ(14)を回して縦枠(2)を挟み、同時に摩擦体(18)の作用により曲げモーメント応力に拮抗してハンガー部(7)が水平回転自在に安定して縦枠(2)に留まることを特徴としている。
【0020】
図1、
図2に示すように、ハンガーに吊るした洗濯物の窓(1)又は壁(3)又はカーテン(28)への接触を先行当接により回避すべく、軽量断面形を有し、環状に閉じた形状又は片持ち形状の先行当接フレーム部(20)を1又は複数箇所、ハンガー部(7)からハンガー部の水平外方向に繋げて設けることを特徴としている。
実施例では、全区間、縦が8ミリ、横が2ミリ程度の縦に細長い矩形断面形状の先行当接フレーム部(20)とし、ハンガー部としては用いない部分として、ハンガー体(24)を出来るだけ軽くしようとしている。
実施例では、環状に閉じた形状の先行当接フレーム部(20)を正面側と背面側の2箇所に設けている。
【0021】
図1、
図2に示すように、マスクを吊るすハンガー部を含むハンガー体(24)とブラケット状の万力型縦枠係止手段(5)から成るハンガーと、該ハンガーの細長い棒状のハンガー部の概略中心線上に、上下方向に隙間が空きハンガー部の先端方向にオープンな長いスリットである、片側解放スリット(21)を設け、繋げて使用する側に設けた該片側解放スリットに水平に滑り込ませて着脱自在に接続可能なスリット係合接続部(8)との組み合わせから成る接続手段(25)によりハンガー部から吊り下げて設けた、表面が拭き取り消毒が可能な滑面のウイルス遮断ケース又は洗濯ネットケース又は中に洗濯ネットケースの開口を揃えて入れ子状に装備した表面が拭き取り消毒が可能な滑面のウイルス遮断ケースによる1又は複数段のポケットハンガー部(10)から構成されることを特徴としている。
図1、
図2に示すように、実施例では目の細かい洗濯ネット素材によるポケットハンガー部(10)を設けている。
図8に示すように、洗濯ネット素材を縫い合わせ、縫い目で縦に分れて水平方向から出し入れする複数段のポケットを持つ構造で、水平方向の片側は閉じ、もう片側を開口とし、開口側は上下まとめて1本のファスナー(31)で開閉できるようにしている。ポケットハンガー部(10)の上部には、上部を表側裏側に均等な厚みが出るように水平に折り返して多重に折り曲げ、厚み部分の真ん中をまとめて水平に縫い合わせ絞って蝶形の断面を形成し、該蝶形断面及び断面下方の直線断面部分とでできるT型断面でスリット係合接続部(8)を形成している。蝶形の断面部分は上下方向に掴み代が取れる大きさなので持ち手(26)の機能も併せ持っている。
【0022】
図1、
図2に示すように、マスクやマスク用洗濯ネット、吊りピンチ(9)等の吊り下げ物自体が重力により回転可能で、1箇所に複数の吊り下げ物が掛けられ、吊り下げ物の水平位置が簡単に変えられる、先端に吊るす物が外れることを阻止するべく円盤形等の押さえ板を有する、長めの片持ち吊り下げポールである、フレキシブルハンガー部(23)をハンガー部(7)から水平に突出させて1又は複数箇所設けることを特徴としている。
実施例では、3箇所ある吊り下げポールに吊りピンチを吊り下げて設けている。
吊り下げポールを長く設け、吊りピンチを根元に寄せて先端付近でマスクやマスク用洗濯ネットの吊り下げができるようにしている。マスクやマスク用洗濯ネットの吊り下げを行わない時は吊りピンチを先端に動かして使用する。
【0023】
水平回転ヒンジ(6)は、万力型縦枠係止手段に付けた水平回転ヒンジ盤A(6a)とハンガー体に付けた水平回転ヒンジ盤B(6b)を2層又は3層に重ね合わせ、それぞれの中心部付近で回転自在に繋げた構造を持っている。
図15に示すように、本発明の実施例では、水平回転ヒンジ盤Aの中心部付近に差し込み円形穴を設け、該穴に嵌る径の断面が円形の棒状の軸体を中心部付近に持つ水平回転ヒンジ盤Bの軸体を該円形穴に通して回転自在バックル構造を形成すべく、軸体の先端部分の両外側に1対のカギ突起形状を設け、カギ突起形状の中央位置の軸体先端部分から根本側にV型断面の割れ目を設け、先端に材料の弾性力を利用して嵌めた状態で復元力で回転自在に外側に開き抜けないように固定するストッパーを形成すべく該割れ目を挟んだ両側の軸体の胴体部分の弾性力を利用した回転自在バックル構造で繋げている。
繋ぎ方は回転バックル構造の他ボルトとナット型の独立した連結軸体で繋いでもよい。
本発明の実施例の水平回転ヒンジ(6)は、扁平で径の大きなヒンジ盤としている。これはヒンジ部分の迎角方向の曲げモーメント応力に対する抵抗を大きくして長期のハンガー体の垂れ下がり変形を防ぐ効果を持っている。
【0024】
図4に示すように、窓側の、窓の凹んだ空間と縦枠をはさんでその反対側の壁側の空間は、水平断面の壁面線がクランク状にずれている。普通の一重サッシの場合はおよそ12センチ程度ずれている。
本発明は縦枠に設置するので、そのクランク形状の出隅部分に取り付けることとなる。
本発明を縦枠付近を軸に半回転させて当接フレームを窓のガラス面又は壁面に軽く当接した状態の本体姿勢を出来るだけ窓面又は壁面に平行で美しく納まるように、回転軸の位置からクランク状に折れたハンガー体デザインを設け、ハンガー体の水平形状のプロポーションに、
図4に示すように、A+12センチ=2B+Cの関係を持たせた。
Aはハンガー部の中心線から壁面への最接近距離、実施例1では8センチ程度、Bは回転軸位置からクランク状に折れて繋がるハンガー体の折れる点までの距離、実施例1では2.2センチ程度、Cはハンガー部の中心線から窓ガラス面への最接近距離、実施例1では15センチ程度である。
本発明は、180°水平半回転の際、クランク状にずれて納まる平面形状を持つので、窓面と壁面の両方に適切な恰好で軽く当接できる。
引き違いサッシの場合は窓に向かって右側の障子が手前方向に来るようになっているので、右側の窓縦枠に取り付けた場合、今まで述べたパターンで平行に収まるが、左側の窓縦枠に取り付けた場合は、4センチ程度窓ガラスの位置が後退するので、平行ではなく、やや傾いて納まるが問題は生じない。
【0025】
実施例に係る本発明の材質は水平回転ヒンジ(6)の嵌め込み回転部分を堺に、万力型縦枠係止手段(5)側は材料の強度優先でABS樹脂、ハンガー体(24)側は材料の軽さ優先でポリプロピレンでそれぞれ一体成型により制作されている。
万力型縦枠係止手段(5)の口金部分の摩擦体(18)はゴム板により構成している。洗濯ネットケースはポリエステル製の目の細かい洗濯ネット素材で構成している。
【符号の説明】
【0026】
1 窓
2 縦枠
3 壁
4 鉛直フレーム部
5 万力型縦枠係止手段
6 水平回転ヒンジ
6a 水平回転ヒンジ盤A
6b 水平回転ヒンジ盤B
7 ハンガー部
8 スリット係合接続部
9 吊りピンチ
10 ポケットハンガー部
11 通し穴
12 小口キャップ部
13 C型レール体
14 回転つまみ
15 長い雄ネジ
16 滑走体
17 移動口金体
18 摩擦体
19 雌ネジ
20 先行当接フレーム部
21 片側解放スリット
22 押さえ板
23 フレキシブルハンガー部
24 ハンガー体
25 接続手段
26 持ち手
27 窓の凹んだ空間
28 カーテン
29 本発明
30 マスク
31 ファスナー