(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022024107
(43)【公開日】2022-02-08
(54)【発明の名称】床手入れツール
(51)【国際特許分類】
A47L 13/52 20060101AFI20220201BHJP
A47L 13/38 20060101ALI20220201BHJP
【FI】
A47L13/52 101
A47L13/38 A
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021187974
(22)【出願日】2021-11-18
(62)【分割の表示】P 2020528898の分割
【原出願日】2018-12-04
(31)【優先権主張番号】62/594,185
(32)【優先日】2017-12-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】510250467
【氏名又は名称】エコラボ ユーエスエー インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100173107
【弁理士】
【氏名又は名称】胡田 尚則
(74)【代理人】
【識別番号】100146466
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 正俊
(74)【代理人】
【識別番号】100191444
【弁理士】
【氏名又は名称】明石 尚久
(72)【発明者】
【氏名】エリック アール.バルツ
(57)【要約】 (修正有)
【課題】床手入れツールセットの提供。
【解決手段】床手入れツールセット10は、ほうき、およびほうきによって動かされた物質を受容するための容器を含む。使用していない時に、ツール12、24をまとめるために、クリップ40を使用して、ハンドル14、26を一時的に相互に接続する。クリップ40は、ハンドル26に動作可能に接続されたハウジング42を備え、第1または第2のハンドルの一部分を受容するための凹状部分50を含む。また、磁石などを含み、ツール12、24の一方のハンドルを引き付け、保持する。クリップは、永続的な方法でもう一方のツールに取り付けられ得るが、取り外し可能である。ツール12、24はまた、相互作用し、別の接続位置を提供するグリップ部分を含み得る。クリップ40はまた、壁に取り付けられることも可能であり、略逆的にされ、表面に吊り下げることもできる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
細長いハンドル、及び前記ハンドルの第1の端部に第1の床手入れツールヘッドを備える、第1の床手入れツールと、
細長いハンドル、及び前記ハンドルの第1の端部に位置付けられた第2の床手入れツールヘッドを備える、第2の床手入れツールと、
前記第1または第2の床手入れツールの前記ハンドルに取り付けられたクリップであって、前記クリップが、前記ハンドルに動作可能に接続されたハウジングを備え、前記ハウジングが、前記第1または第2のハンドルの一部分を受容するための凹状部分を含み、少なくとも1つの保持要素が、前記凹状部分内に前記第1または前記第2のハンドルの1つを保持するように、前記凹状部分に関連付けられている、クリップと
を備える、床手入れツールセット。
【請求項2】
前記クリップが、前記第2の床手入れツールに取り付けられており、前記クリップの前記凹状部分が、前記第1の床手入れツールの前記ハンドルの一部分を受容するように構成されている、請求項1に記載の床手入れツールセット。
【請求項3】
前記少なくとも1つの保持要素が、前記クリップハウジングに対して動作可能に位置付けられた少なくとも1つの磁石を備える、請求項1または2に記載の床手入れツールセット。
【請求項4】
前記少なくとも1つの磁石が、前記凹状部分の最も内側の点に、またはその近くに位置付けられている、請求項3に記載の床手入れツールセット。
【請求項5】
前記少なくとも1つの磁石が、互いに概ね向かい合って位置付けられており、前記凹状部分に対して内部に面している第1および第2の磁石を備える、請求項3に記載の床手入れツールセット。
【請求項6】
前記第1および第2の床手入れツールの前記ハンドルが、スチールを含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の床手入れツールセット。
【請求項7】
前記クリップが、前記凹状部分の反対側にあるフックを備える、請求項1~6のいずれか一項に記載の床手入れツールセット。
【請求項8】
前記第1の床手入れツールヘッドが、ほうきを備え、前記第2の床手入れツールが、容器を備える、請求項1~7のいずれか一項に記載の床手入れツールセット。
【請求項9】
前記第1の床手入れツールハンドルの第2の端部に位置付けられた装着部材をさらに備える、請求項1~8のいずれか一項に記載の床手入れツールセット。
【請求項10】
前記第2の床手入れツールの前記第2の端部に位置付けられているグリップをさらに備え、前記グリップが、前記第1の床手入れツールの前記装着部材と交差する延長部を備え、請求項9に記載の床手入れツールセット。
【請求項11】
前記グリップが、前記延長部の反対側にある細長いハンド部分を含み、前記細長いハンド部分が、使用者の手の輪郭にフィットするように構成されている、請求項10に記載の床手入れツールセット。
【請求項12】
組み合わせにおける、細長いハンドルを備える第1の床手入れツール、および細長いハンドルを備える第2の床手入れツールであって、前記組み合わせが、
前記第1および第2の床手入れツールを一時的に接続するためのクリップを備え、前記クリップが、
前記第1または第2の床手入れツールの前記ハンドルを囲むハウジングと、
前記ハウジングの第1の端部から延在する凹状表面と、
前記ハウジングの第2の端部の略下方に面するフックと、
前記第1および第2の床手入れツールを一時的に接続するために、前記凹状表面に対して動作可能に位置付けられた保持要素と、を備える、組み合わせ。
【請求項13】
前記保持要素が、前記ハウジング内に磁石を備える、請求項12に記載の組み合わせ。
【請求項14】
前記磁石が、前記凹状表面の開口部の反対側に位置付けられている、請求項13に記載の組み合わせ。
【請求項15】
前記保持要素が、前記凹状表面の反対側の前記ハウジング内の第1および第2の磁石を備える、請求項12に記載の組み合わせ。
【請求項16】
前記ハウジングが、前記第1または第2の床手入れツールの前記ハンドルの一部分の周りに互いに取り付けられた第1および第2のセクションを備える、請求項12に記載の組み合わせ。
【請求項17】
吊り下げ要素をさらに備え、前記吊り下げ要素が、前記クリップの前記ハウジングの前記第2の端部に動作可能に接続可能である、請求項12に記載の組み合わせ。
【請求項18】
細長いハンドル、及び前記ハンドルの第1の端部に第1の床手入れツールを備える、第1の床手入れツールと、
細長いハンドル、及び前記ハンドルの第1の端部に第2の床手入れツールを備える、第2の床手入れツールと、
前記第2の床手入れツールの前記ハンドルの一部分に取り付けられたクリップであって、前記クリップは、前記ハンドルに取り付けられたハウジングと、第1の端部から延在する略凹状部分と、前記凹状部分に関連付けられた保持要素と、ノッチまたはフックを有する第2の端部と、を備える、クリップと、を備える、床手入れツールセットであって、
前記クリップが、前記第1の床手入れツールの前記ハンドルを、少なくとも部分的に前記クリップの前記凹状部分内に取り外し可能に取り付け、かつ少なくとも部分的に、前記保持部材によって保持されることにより、前記第1および第2の床手入れツールを接続する、床手入れツールセット。
【請求項19】
前記保持要素が、前記クリップの前記凹状部分の反対側の内側に第1および第2の磁石を備え、前記第1の床手入れツールの前記ハンドルが、スチールを含む、請求項18に記載の床手入れツールセット。
【請求項20】
前記第1の床手入れツールが、ほうきを備え、前記第2の床手入れツールが、容器を備える、請求項18に記載の床手入れツールセット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
この出願は、2017年12月4日に出願された「米国仮特許出願第62/594,185号」に対する「35U.S.C.§119」に基づく優先権を主張する。この優先権特許出願は、これらに限定されないが、本明細書、特許請求の範囲、および要約、ならびにあらゆる図、表、付録、または図面を含むが、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、概して、床手入れおよび清掃の分野に関する。より具体的には、排他的にではないが、本発明は、床清掃に使用される補完的な床手入れツールに関する。
【背景技術】
【0003】
床手入れツール、例えば、モップ、ほうき、および床清掃に使用される他のツールは、種々の家庭および商業的状況において使用される。一般に補完的ツールと称され得るいくつかのツールは、ほうきおよびちりとり/ロビー皿ツールセットを含み、それはちりとりに取り付けられているハンドルを含むことができる。別のハンドルを含むほうきは、ゴミ、ほこり、粒子状物質、クズまたはその他をちりとりに掃き入れて別の容器に廃棄するために使用される。
【0004】
ほうきおよびちりとりを相互に保つために、それらは、つなぎ留められるか、取り付けられるか、または他の方法で一緒に保持されることがある。既知のシステムは、構成要素を取り付けるために設計が不十分なクリップおよび方法を有する傾向があり、これは、それらが一緒に留まるのを妨げる可能性がある。構成要素を分離すると、構成要素の一方または両方を誤って位置付ける可能性が高くなり、構成要素の使用効率を大幅に低下させる。
【0005】
なおさらに、既知のシステムは、便利な方法で格納できない場合がある。構成要素は、壁に対して、もしくは隅に支えられ得るか、またはフックもしくは他の壁取り付け具に、露出して吊り下げられ得る。
【0006】
したがって、当技術分野では、補完的な使用を有する複数の床手入れツールを組み合わせるためのシステム、方法、および/または装置が必要である。また、当技術分野では、効率的な方法でそれらを一緒に保つ補完的ツールを格納するのを助けるシステム、方法、および/または装置が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本開示の主目的、特徴、および/または利点は、この分野における問題を解決することである。
【0008】
本開示の別の目的、特徴、および/または利点は、補完的な床手入れツールを接続するための改善されたシステム、方法、および/または装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の態様によれば、床手入れツールセットが提供される。床手入れツールセットは、ハンドルの第1の端部に位置付けられた第1の床手入れツールヘッドを有する細長いハンドルを備える第1の床手入れツールと、細長いハンドルおよびハンドルの第1の端部に位置付けられた第2の床手入れツールヘッドを備える第2の床手入れツールと、第1または第2の床手入れツールのハンドルに取り付けられたクリップと、を備え、当該クリップは、ハンドルに動作可能に接続されたハウジングを備え、当該ハウジングは、第1または第2のハンドルの一部分を受容するための凹状部分、および凹状部分に関連付けられ、凹状部分内に第1または第2のハンドルの1つを保持する少なくとも1つの保持要素を備える。
【0010】
ある実施形態は、当該クリップが、第2の床手入れツールに取り付けられ、かつクリップの凹状部分は、第1の床手入れツールのハンドルの一部分を受容するように構成されることを含む。
【0011】
さらなる実施形態は、少なくとも1つの保持要素が、クリップハウジングに対して動作可能に位置付けられた少なくとも1つの磁石を備えることを含む。
【0012】
なおさらなる実施形態は、少なくとも1つの磁石が、凹状部分の最も内側の点に、またはその近くに位置付けられることを含む。
【0013】
さらに実施形態は、少なくとも1つの磁石が、互いに概ね向かい合って位置付けられ、また凹状部分に対して内部に面する第1および第2の磁石を備えることを含む。
【0014】
なおさらに実施形態は、第1および第2の床手入れツールのハンドルが、スチールを含むことを含む。
【0015】
よりさらなる実施形態は、クリップが、凹状部分の反対側のフックを備えることを含む。
【0016】
さらに多くの実施形態は、第1の床手入れツールヘッドが、ほうきを備え、第2の床手入れツールが、容器を備えることを含む。
【0017】
なおさらに多くの他の実施形態はさらに、第1の床手入れツールハンドルの第2の端部に位置付けられた装着部材を備える。
【0018】
さらにより多くの別の実施形態は、第2の床手入れツールの第2の端部に位置付けられたグリップを備え、当該グリップは、第1の床手入れツールの装着部材と交差する延長部を備える。
【0019】
さらなる実施形態は、グリップが、延長部の反対側の細長いハンド部分を含み、当該細長いハンド部分が使用者の手の輪郭にフィットするように構成されることを含む。
【0020】
本開示のさらなる態様によれば、細長いハンドルを備える第1の床手入れツールと、細長いハンドルを備える第2の床手入れツールの組み合わせが提供される。その組み合わせは、第1および第2の床手入れツールを一時的に接続するためのクリップを含み、当該クリップは、第1または第2の床手入れツールのハンドルを囲むハウジングと、ハウジングの第1の端部から延在する凹状表面と、
ハウジングの第2の端部の略下向きに面したフックと、第1および第2の床手入れツールを一時的に接続するために、凹状表面に対して動作可能に位置付けられた保持要素と、を備える。
【0021】
組み合わせのさらなる実施形態は、保持要素がハウジング内に磁石を備えることを含む。
【0022】
組み合わせの実施形態はさらに、磁石が凹状表面の開口部の反対側に位置付けられることを含む。
【0023】
組み合わせのなおさらなる実施形態は、保持要素が、凹状表面の反対側のハウジング内に第1および第2の磁石を備えることを含む。
【0024】
組み合わせのさらにさらなる実施形態は、ハウジングが、第1または第2の床手入れツールのハンドルの一部分の周りで互いに取り付けられた第1および第2のセクションを備えることを含む。
【0025】
組み合わせのなおさらにさらなる別の実施形態は、その吊り下げ要素を含み、当該吊り下げ要素が、クリップのハウジングの第2の端部に動作可能に接続可能である。
【0026】
本開示のなおさらなる態様によれば、床手入れツールセットが提供され、かつハンドルの第1の端部に、第1の床手入れツールを有する細長いハンドルを備える第1の床手入れツールと、ハンドルの第1の端部に、第2の床手入れツールを有する細長いハンドルを備える第2の床手入れツールと、第2の床手入れツールのハンドルの一部分に取り付けられたクリップと、を備え、当該クリップが、ハンドルに取り付けられたハウジングと、第1の端部から延在する略凹状部分と、凹状部分に関連付けられた保持要素と、ノッチまたはフックを有する第2の端部と、を備え、クリップが、クリップの凹状部分内に第1の床手入れツールのハンドルを少なくとも部分的に取り外し可能に取り付けることにより、また、少なくとも部分的に、保持部材によって保持されることにより、第1および第2の床手入れツールを接続する。
【0027】
床手入れツールセットの実施形態は、保持要素が、クリップの凹状部分の反対側の内側に第1および第2の磁石を備え、第1の床手入れツールの当該ハンドルがスチールを含むことを含む。
【0028】
床手入れツールセットのさらなる実施形態は、当該第1の床手入れツールが、ほうきを備え、当該第2の床手入れツールが、容器を備えることを含む。
【0029】
本発明のこれらのならびに/または他の目的、特徴、および利点は、当業者にとって明らかであろう。本発明は、これらの目的、特徴、および利点に、またはそれによって限定されるものではない。単一の実施形態が、ありとあらゆる目的、特徴、または利点を必ずしも提供するとは限らない。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】本開示の態様による床手入れツールセットの斜視図である。
【
図2】
図1の床手入れツールセットの構成要素を分離した図である。
【
図5】本開示のツールセットで使用するためのクリップ組立体の斜視図である。
【
図6】本開示の態様によるクリップ組立体の分解立体図である。
【
図7】本開示のさらなる態様による床手入れツールセットの斜視図である。
【
図8】
図7の床手入れツールセットの構成要素を分離した図である。
【
図11】本開示のツールセットで使用するための別のクリップ組立体の、さらなる態様を示している斜視図である。
【
図12】本開示の態様によるクリップ組立体の分解立体図である。
【
図13】床手入れツール組立体を装着するための装着パックおよびレールの斜視図である。
【0031】
本発明の様々な実施形態について、図面を参照して詳細に説明するが、いくつかの図を通して同様の参照番号は同様の部分を表す。様々な実施形態への言及は、本発明の範囲を限定するものではない。本明細書で表される図は、本発明による様々な実施形態に限定するものではなく、本発明の例示的な説明のために提示される。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下の定義および導入事項は、本発明の理解を容易にするために提供される。別段定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術および科学用語は、本発明の実施形態が関連する当業者によって共通して理解されるものと同じ意味を有する。
【0033】
「a」、「an」、および「the」という用語は、文脈からそうでないことが明確に示されていない限り、複数の参照対象を含む。同様に、「または」という単語は、文脈が明確にそうでないことを示さない限り、「および」を含むことを意図している。「または」という単語は、特定のリストの任意の1つの部材を意味し、またそのリストの部材の任意の組み合わせも含む。
【0034】
本明細書で使用される「発明」または「本発明」という用語は、特定の発明の単一の実施形態を指すものではなく、明細書および特許請求の範囲に説明されるすべての可能な実施形態を包含する。
【0035】
本明細書で使用される「約」という用語は、それに限定されないが、質量、体積、時間、距離、波長、周波数、電圧、電流、および磁界を含む、定量化可能なすべての変数に関して、例えば典型的な測定技術および器具を介して生じ得る数量でのバリエーションを参照する。さらに、現実の世界で使用される固体および液体の取り扱い手順を考慮すると、組成物を作製する、または方法などを実行するために使用される成分の製造、供給元、または純度の違いに起因する可能性が高い、特定の不注意による誤差および変動がある。「約」という用語によって修飾されているか否かにかかわらず、特許請求の範囲は、その量の同等物を含む。
【0036】
「構成された」という用語は、特定のタスクを実行する、または実行することができる、または特定の構成を採用するように構築された装置、システム、または他の構造を説明する。「構成された」という用語は、構築、配置、適合、製造などの他の類似の語と互換的に使用され得る。
【0037】
例えば、第1、第2、垂直、水平、上部、底部、上、下、前、後、端部、側部、凹状、凸状などの用語は、提示される図に従って参照される。これらの用語は、説明の目的でのみ使用され、これらの用語が特許請求の範囲に明示的に含まれていない限り、限定的ではない。物体、または物体の組み合わせの配向は、本発明の範囲から逸脱することなく変化し得る。
【0038】
本発明の装置、システム、および方法は、本明細書で説明される本発明の構成要素を備え、本質的にそれからなり、またはそれからなってもよい。「から本質的になる」という用語は、さらなる構成要素またはステップが、特許請求の範囲の装置、システム、および方法の基本的かつ新規な特性を実質的に変更しない場合のみ、装置、システム、および方法が、さらなる構成要素またはステップを含み得ることを意味する。
【0039】
以下の実施形態は、当業者に、本発明を実施させるのを可能にするのに十分に詳細に説明されるが、しかしながら他の実施形態が利用され得る。本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、機械的、手順的、および他の変更が行われ得る。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって、そのような特許請求の範囲が権利を与えられる等価物の完全な範囲に沿ってのみ定義される。
【0040】
本開示は、床手入れツールの態様、実施形態などを提示する。具体的には、しかし排他的ではなく、床手入れツールは、当該ツールを格納またはそうでなく移動するために互いに取り付けられ得る補完的なスタイルのツールであり得る。例えば、そのような補完的なツールは、互いに組み合わせて使用され得るツールであるため、使用していない時にツールが確実に一緒に留まることが利点となるであろう。したがって、ツールが使用される時に、ツールが容易に見つけられ、素早く、また効率的に使用され得る。そのようなツールの例としては、ほうき、およびちりとりなどの容器が挙げられ得るが、これらに限定されない。ツールは、ほうきを使用して、粒子状物質、ゴミなどの物質を掃くために使用され、その後、ほうきが、その物質をちりとり容器に移動し、その後により大きな容器に排出されることにおいて、補完的である。ツールは互いに組み合わせて使用されるため、それらは補完的であると見なされる。したがって、本開示の態様および実施形態は、そのような補完的ツールの組み合わせを維持する方法を提供する。
【0041】
図1~
図4は、本開示の態様による、互いに接続および切断されている補完的ツールの様々な図を示す。特定のタイプの補完的ツールが図示されているが、これらは本開示を限定するものではなく、本開示の態様は、それが取り付けられ、またはそうでなければ格納をするのが所望される略任意タイプのツールが使用され得ることが熟考され、また想定される。
【0042】
したがって、図は床手入れツールセット10を示す。床手入れツールセット10は、第1および第2の床手入れツール12、24を含む。第1の床手入れツール12はほうきであるように示されている。第1の床手入れツール12は、第1の端部15および第2の端部19を有する細長いハンドル14を含む。細長いハンドル14の第1の端部15に、またはその近くに、ツールヘッド16がある。ツールヘッド16は、毛18が取り付けられたフレーム17を含む。この場合も、ほうきが第1の床手入れツール12として示されているが、略任意タイプの床手入れツールが利用され得ることが想定されるべきである。そのような床手入れツールの例は、共同所有の「米国特許出願第14/996,993号」に見出され得、これは参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。床手入れツールはまた、「米国特許出願第14/996,993号」に開示されたものとは別の方法でハンドルに接続され得る。例えば、ツールヘッドは、ねじなしで接続され得、また代わりに、スナップボタン(例えば、テントポールファスナで使用されるスナップボタン)または他のテントポールクリップなどのファスナによって接続可能であり得る。他のスナップ、クリップ、および機械的ファスナを使用して、ハンドルと、1つのツールヘッドまたは複数のツールヘッドを接続し得る。
【0043】
細長いハンドル14の第2の端部19には、装着部材20がある。対応する「米国特許出願第14/996,993号」に開示されるように、装着部材20は、パック部材または他の格納構成要素に装着されるように利用され得る。これについては、本明細書でさらに詳細に説明される。また、第2の端部19の近くには、グリップタイプのオーバーモールド部分21が示されている。オーバーモールド部分21は、細長いハンドルの一部分の上にゴムまたはプラスチックをオーバーモールドするのを含み得る。これは、装着部材20の取り付け手段を提供するか、そうでなければ、第1の床手入れツール12のためのグリップまたは握り部分を提供し得る。例えば、ハンドルは、アルミ、スチール、その組み合わせ、または他の剛性材料を備え得る。また、第2の床手入れツール24とのさらなる接続部分を提供するために、本明細書に開示されるように使用されるであろう、装着部材20の孔22が示される。
【0044】
第2の床手入れツール24は、第1の床手入れツール12によって掃引されるか、さもなければ取り囲まれるゴミ、粒子状物質、または他の物質を受容するためのちりとりまたは他の容器部材であるように示されている。第2の床手入れツール24はまた、第1の端部27および反対側の第2の端部35を有する細長いハンドル26を含む。第1の床手入れツール12のハンドルと同様のハンドルは、アルミ、スチール、アルミスリーブを有するスチール、プラスチックスリーブを有するスチール、他の鉄材料、または他の組み合わせを含み得る。例えば、スチールスリーブは、アルミ製ハンドル内の長さで位置付けられ得る。スチールスリーブは、床手入れツールのグリップ部分をハンドルに取り付けるために使用されるリベットに、またはその近くに取り付けられ得、かつハンドルの長さに関して途中まで、またはハンドルの長さに完全に延在し得る。容器28は、第1の端部27に、またはその近くに位置付けられている。それらの容器部材は、ゴミまたは他の粒子状物質を受容するために使用される、ハウジング30を含む。ハンドル26は、ヒンジまたはヨーク29などによってハウジング30に動作可能に取り付けられている。既知であるが、ヨークが使用され、ハウジング30とハンドル26の間の枢動取り付けを可能にし、容器28を当該ハンドル26に旋回可能またはヒンジ式に接続されるようにすることができる。これにより、床手入れツールセット10により操作性および/または格納性が向上するだろう。容器28はまた、開口部31を含み、傾斜路32が、概ねそこから延在する。傾斜路は、床または他の表面に向かって延在する表面を提供し、粒子状物質が、開口部31のものになるように容器28の中に向けられることを可能にする。容器は、多くの形態のサイズ、形状などを採り得、示されているものは本開示で限定されるものではないことを理解されたい。
【0045】
概ね細長いハンドル24の第2の端部35に位置付けられているのは、グリップ部分34である。グリップ部分34は、細長いハンドル24の少なくとも一部分を覆うためにオーバーモールドされた、またはそうでなければキャップタイプの部材を含み得る。グリップ24の遠位端には、くちばしまたは延長部36およびハンド部分37がある。理解されるように、くちばし部分36は、第1の床手入れツール12の装着部材20の孔22と略嵌合するか、そうでなければ相互作用するように構成されている。ハンド部分37は、使用者の手に概ね対応するための凹凸部である。これにより、床手入れツールセットとその構成要素を使用する際の快適性と人間工学的なより大きな利点が可能となるだろう。しかしながら、ハンド部分37が所望される必要はなく、そうでなければ一般的に、第2の床手入れツール24の使用を可能にするために任意の形状または形態を採り得る。
【0046】
第1および第2の床手入れツール12、24の細長いハンドル14、26は、剛性材料を含み、これは、スチールを含み得る。なおさらに、細長いハンドル14、26の一方または両方が、プラスチック、他の金属(例えば、アルミ)、ゴムなどの外層によって囲まれたスチールの内層を備えることが熟慮される。第1および第2の床手入れツール12、24の細長いハンドル14、26の一方または両方にスチールをこのように組み込むことは、本明細書に示され、また説明される方法で当該補完的スタイルツールを組み合わせるのに有用であろう。
【0047】
例えば、本開示の一態様は、第1または第2の床手入れツールのハンドルの1つに取り付けられ、またはそうでなく位置付けられたクリップ40の組み込みを含む。これは、ハンドルの長手方向長さに沿った略任意の場所に配置され得る。
図1~
図4に示されるように、クリップ40は、第2の床手入れツール24の細長いハンドル26の上に、およびその周りに概ね位置付けられる。しかしながら、クリップ40はまた、その構成要素が略反転された状態で第1の床手入れツール12のハンドル14上に位置付けられ得ることを理解されたい。クリップ40は、
図1および
図4に示されるものなどの第1および第2の床手入れツール12、24を少なくとも一時的に取り付けるか、または別の方法で固定するための独特の態様を提供する。そのような取り付けは、ツールのより良い格納および/または輸送を可能にし、補完的ツールがその使用のためのセットのままであるように、第1および第2の床手入れツールの組み合わせを維持する。さらに、理解されるように、クリップ40は、第1および第2の床手入れツール12、24を容易に分離できるようにし、その使用がクリップの使用などによって禁止またはそうでなければ否定されないようにするだろう。
【0048】
したがって、
図1~
図4に示され、さらに
図5および
図6に詳細に示されるように、クリップ40が提供される。クリップ40は、ハウジング42を含む。
図5および
図6に示されるように、ハウジング42は、例えば、ねじまたは他の機械的接続によって互いに接続された第1の部分43および第2の部分44を含み得る。クリップハウジング42の第1および第2の部分43、44は、ハウジングの構成要素を一緒に接続するための配向および方向を提供するように、第1のハウジング43の溝またはスロット46を介して接続され得る。クリップ40の第1の部分43はまた、第1または第2の床手入れツールのハンドルを取り囲むまたは少なくとも部分的に取り囲むなどのための、孔47を含む。図はハンドルを略実質的に取り囲む孔を示しているが、孔47は、開いているか、そうでなければ第1または第2の床手入れツールの細長いハンドルへ取り付けられているクリップの形態を採り得ることを理解されたい。
【0049】
クリップ40は、一般に、第1の端部48および第2の端部49を含む。第1の端部48に位置付けられ、ハウジング42の第1および第2の部分43、44の両方の一部分として示されているのは、凹状部分または凹状表面50である。凹状部分50は、対向する第1および第2の側51、52、および最も内側のセクションまたはポイント53を含む。第1の側、第2の側、および最も内側のセクションは、凹状部分50の略U字型構成要素を備える。クリップ40の第1の端部48の凹状性質は、クリップが位置付けられていない反対側の細長いハンドルを取り囲むか、または少なくとも部分的に取り囲むための形状および受容部分を提供する。例えば、
図1~
図4に示されるように、クリップは第2の床手入れツールハンドルに位置付けられ、凹状部分は第1の床手入れツールのハンドルの一部分を受容するように延在されている。しかしながら、開示されたように、これは逆にすることができる。凹状部分は、構成要素が使用され、分離されることができる時まで、第1の床手入れツール12のハンドル14を受容し、また少なくとも一時的に保持するように構成されている。
図6に示されるように、クリップ40の凹状部分50内に第1の床手入れツールハンドル14を補助および保持するために、磁石56、57が含まれる。磁石56、57は、第1のハウジング部分43内の1つまたは複数の溝またはスロット46内に封入され、第2のハウジング部分44によって封入され得る。磁石は、第1の床手入れツール12のハンドル14のスチールと相互作用して、クリップ40と第1の床手入れツール12との間に磁気的接続/引力を提供するだろう。そのような磁気引力は、小さな力で打ち勝つことができ、かつ打ち勝って、床手入れツールを互いに分離することができる。ただし、引力は、ツールが使用されていない時など、第1と第2の床手入れツール間の一時的な接続を提供するだろう。したがって、凹状部分50および磁石が協働して、第1の床手入れツールのハンドルを、第2の床手入れツール24の凹状部分50内に保持し、床手入れツールを床手入れツールセット10として一時的に接続する。
【0050】
磁石の他に、さらなる保持機構が使用され得る。例えば、フック&ループ、接着剤、フック、スナップ、摩擦嵌合、機械的ファスナなどが、ハンドルとクリップの間で利用され、セットの補完的ツールを接続し得る。なおさらに、磁石は、クリップの反対側のツールのハンドル内に含まれ得、磁石は、ハンドル内の磁石とクリップ内の磁石との間に引力を有し、それらの間の接続を提供するように配向される。
【0051】
クリップ40のさらなる態様は、フックまたはノッチ部材54を含む。フックまたはノッチ部材54は、概ねハウジング42の第2の端部49に、またはその近くに位置付けられる。そのようなフックまたはノッチ部分は、ゴミ容器、壁、吊り下げ装置などの構成要素のリップまたはリップ様表面を受容するために使用され得る。これにより、床手入れツールセット10を吊り下げる構成要素を提供する。したがって、フックまたはノッチ部分は、サイズ、深さなどが多様になり得る。なおさらに、第2の端部49には、パックコネクタ55がある。パックコネクタ55は、クリップ40を、本明細書に図示および説明されるように、パック部材93に接続するために利用され得る。これは、使用されていない時などに、床手入れツールセット10を吊り下げるためのさらなる場所を提供する。
【0052】
なおさらに、クリップ40は、ハウジング42の第1および第2の部分43、44を接続し、そこに接続するためのねじ穴58を含み得る。細長いハンドルの1つへのクリップハウジング42の取り付けを提供するために、さらなるねじまたはその孔が含まれ得る。
【0053】
したがって、
図1~
図4は、接続と切断の様々な段階における床手入れツール12、24を示す。
図2と
図3に示されるように、ツールが補完的に使用される場合などは、ツールが切断されている。
図1と
図4は、互いに概ね接続されているツールを示し、これらのツールは、格納またはその他の使用されない構成である場合がある。第1の床手入れツール12のハンドル14は、クリップ40の凹状部分50内に入れ子にされ、または部分的に入れられ、そして、そのような磁石を使用することによってその中に維持され得る。第2の接続点は、第2の床手入れツール24のグリップ34および第1の床手入れツール12の装着部材20によって示される。開示されるように、グリップ34は、くちばしまたは他の延長部分36を含む。これは、装着部材20の孔22に相互作用するか、さもなければ挿入されるように構成される。孔22へのくちばし36のそのような挿入は、接続のためのさらなる安定性を提供するために、第1および第2の床手入れツール間の第2の接続点を提供するだろう。
【0054】
図7~
図10は、本開示の態様による床手入れツールセット60のさらなる態様および/または実施形態を示す。
図7~
図10に示される床手入れツールセット60は、本明細書で先に示され、説明されたものと同じ特徴の多くを含む。これは、第1および第2の床手入れツールおよびその構成要素の使用を含む。しかしながら、先に開示されたように、床手入れツールセット60と床手入れセット10の間の1つの変更は、クリップ65の使用である。クリップ65は、本明細書で先に示され、説明されたクリップ40のそれと概ね同じ方法で使用される。しかしながら、クリップ65は、先に示され、説明されたクリップとは異なるさらなる態様および/または実施形態を含む。
図11および
図12により詳細に示されるクリップは、ハウジング66を含む。ハウジングは、第1の部分67および第2の部分68を含む。図面から理解されるように、クリップ65のハウジング部分は、クリップ65の長さに沿って略長手方向に分割されている。この長手方向の分割は、第1および第2のハウジング部分67、68が、第1または第2の床手入れツールの一方のハンドルの周りに略接続されることを可能にする。ハウジングは、孔80内のねじによるなどで、ハンドルの周りで互いに接続され得る。図示されているように、1つ以上のねじがあり得る。
【0055】
しかしながら、クリップ65は、本明細書で先に示され、説明されたものと同じまたは同様の特徴の略多数を含む。例えば、ハウジング66は、第1および第2のハウジング部分の接続によって作られるハンドル孔69を含む。クリップ65の第1の端部70および反対側の第2の端部71がある。一般に、第1の端部70に、またはその近くには、凹状部分または凹状表面72がある。凹状部分は、第1の床手入れツール12に関して示されたような細長いハンドルを受容することができるようなサイズおよび構成である、略U字形またはそのタイプの領域である。したがって、サイズおよび形状は、図に示されるものに限定されない。凹状部分72は、第1の側および反対側の第2の側73、74ならびに最も内側のセクション75を含む。
図12に示されるように、第1および第2のハウジング部分67、68が分離されると、第1および第2のハウジング部分の間に作られるノッチ78があり、ノッチ78の中に磁石79が位置付けられ、それは略円筒形であるように示される。磁石79は、ノッチ78内の第1と第2のハウジングセクションの間、および凹状部分72の最も内側のセクション75に、またはその近くに嵌合するように構成される。磁石79は、凹状部分内に位置付けられた床手入れツールのハンドルと相互作用し、そこに引力を提供して、ハンドルを凹状部分内に少なくとも一時的に接続および保持するだろう。したがって、磁石は、多くの形状、形態、および/またはサイズを採ることができるが、一般的には、ハンドルに吸着力を与えて、それに付着させるために使用される。
【0056】
クリップ65の他の態様は、概してクリップ65の第2の端部71にあるフックまたはノッチ76を含む。クリップはまた、第2の端部にもコネクタ部分77を含む。したがって、クリップ65は、ハンドルに接続するために使用され、ハンドルのスチールの間に引力を提供する。言及したように、スチールはスチール外面でもあり、または磁石に引き付けられるアルミ製ハンドルの内側のスチールスリーブでもあり得る。
【0057】
なおさらに、
図7~
図10に示される床手入れツールセット60は、第2の接続点を提供し、その安定性を提供するために、第1の床手入れツール12の装着部材20の孔22と相互作用し、および/またはそれを受容するためにくちばし36を有するグリップ34を含む。
【0058】
したがって、クリップ40、65を使用して、補完的なスタイルの床手入れツールを互いに接続し、補完的なツールを互いに接続して、ツールセットの使用および/または格納のさらなる効率を提供することができるその既知の組み合わせを提供するために使用され得る床手入れツールセットを作る。本明細書で述べられるように、クリップ40、65は、パック93、103などの吊り下げ機構に取り付けられ、使用されていない床手入れツールセット10、16を格納することができる。したがって、
図13~
図16は、「米国特許出願第14/996,993号」に示され、また説明されているさらなる態様を提供し、それは、その全体がすべての意図および目的のために、参照により本明細書に組み込まれる。
図13は、ツールセットを格納するか、さもなければ吊るすために、クリップ40、65のコネクタ55、77に取り付けるために使用され得る装着組立体90を開示している。図示されるように、レール91には、パック部材93が取り付けられている。レール91は、レール91の上部および下部から上方向および下方向に延在されたチャネルを含む。パック93は、レール91のその部分に対してパック93をスライドする、その裏側にノッチを含む。パック93上に見出されるノッチの数によって、パックがレール91の下に延在している、またはパックがレールシステムの略上方に位置付けられるなどの様々な方法によって位置付けられることが可能になることに留意されたい。さらに、パック93は、例えば、ボール&ソケット方法によって、クリップの一部分を受容するための受容ポケットを含む。したがって、装着組立体90は、パック93が取り付けられたレール91を含む。レール91は、パック93のノッチと相互作用してパックをレール91の上およびその周りにスライドさせることができるチャネル部分92を含む。例えば、パック本体94を含むパック93は、第1のノッチ99、第2のノッチ100、第3のノッチ101、および第4のノッチ102を含むことができる。ノッチは、ノッチがノッチにおいてレール上に嵌合し、レールに対してスライド可能なように、レール突起と同様に離間される。さらに、ノッチの間隔は、レールに対して様々な構成でパックを位置付けることを可能にする。これは、
図13に示されるように、パックがレールの略下方に位置付けられることも含む。しかしながら、これは一般に3つの異なる構成を提供するか、またはレールシステムに対してパックを隠す。理解できるように、レールに対するパックの様々な高さは、床手入れツールセット10の千鳥配置を可能にすることができる。さらに、パック本体94は、受容部分またはポケット95を含む。さらに、第1、第2、および第3の受容部分96、97、および98があってもよい。受容部分は、その中に位置付けられるクリップと相互作用することができる。
図14~
図16は、単一パック103を含む装着部材の別の態様を示す。単一パックは、パック93と組み合わせて、または、単一ツールまたはツール構成要素を、レールに、または壁上の場所に取り付ける時などには、スタンドアローン方式で使用することができる。例えば、この単一パックは、レールへの取り付けのために壁に接着されるレールとは独立して使用することができる。それにより、そのような単一パックは、レールを使用せずに、特定の表面または位置に接着剤または機械式ファスナを使用して取り付けられるなどにより、単一使用用途の場合に、スタンドアローンで装着され得る。パックはまた、レール91で使用される時に、レール91と相互作用するためのノッチ106、107を含むだろう。これは、パックがレール上を所望の特定位置にスライドすることを可能にする。ポケット105は、装着部材20との相互作用するのを、またはクリップ40、65の接続55、77が、床手入れツールセットをそこに装着するのを可能にする。
【0059】
さらに、パックには溝がなくてもよく、接着剤または機械的手段/ファスナ(例えば、ねじ、ピン、釘など)により壁に直接装着され得る。
【0060】
したがって、本開示のクリップおよび他の態様は、ツールを組み合わせるために使用されてきた従来のクリップまたは他の手段を超える多数の利点および/または改善を提供する。クリップは、細長いハンドルも有し得る別のツールと併せて、またはそうでなければ、それと補完的な方法で使用され得る、ツールのハンドルのいずれか1つに容易に取り付けることができる。したがって、クリップは既存のツールとともに使用するために改造することができ、清掃または床手入れタイプツールに限定されないこともある。ツールの取り付けは、他の利益の中でも特に、そのようなツールの置き違えや分離に関連する問題を克服する。
【0061】
したがって、説明を行う前に、補完的ツールを相互に接続するための装置、システム、および方法を含む床手入れツールセットの態様および実施形態が含まれている。これまでの説明は、例示および説明の目的で提示され、排他的または使いつくされたリストであることを意図するものではなく、または開示された正確な形態に対する開示に限定することを意図するものではない。当業者にとって明らかな他の代替的なプロセス、システム、および組立体は、本開示の一部分に見なされることが考えられる。本開示は、図示され、また説明されたように、多くの利点を含むことが理解される。
【手続補正書】
【提出日】2021-11-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0061】
したがって、説明を行う前に、補完的ツールを相互に接続するための装置、システム、および方法を含む床手入れツールセットの態様および実施形態が含まれている。これまでの説明は、例示および説明の目的で提示され、排他的または使いつくされたリストであることを意図するものではなく、または開示された正確な形態に対する開示に限定することを意図するものではない。当業者にとって明らかな他の代替的なプロセス、システム、および組立体は、本開示の一部分に見なされることが考えられる。本開示は、図示され、また説明されたように、多くの利点を含むことが理解される。
以下の項目[1]~[20]に、本発明の実施形態の例を列記する。
[1]
細長いハンドル、及び前記ハンドルの第1の端部に第1の床手入れツールヘッドを備える、第1の床手入れツールと、
細長いハンドル、及び前記ハンドルの第1の端部に位置付けられた第2の床手入れツールヘッドを備える、第2の床手入れツールと、
前記第1または第2の床手入れツールの前記ハンドルに取り付けられたクリップであって、前記クリップが、前記ハンドルに動作可能に接続されたハウジングを備え、前記ハウジングが、前記第1または第2のハンドルの一部分を受容するための凹状部分を含み、少なくとも1つの保持要素が、前記凹状部分内に前記第1または前記第2のハンドルの1つを保持するように、前記凹状部分に関連付けられている、クリップと
を備える、床手入れツールセット。
[2]
前記クリップが、前記第2の床手入れツールに取り付けられており、前記クリップの前記凹状部分が、前記第1の床手入れツールの前記ハンドルの一部分を受容するように構成されている、項目1に記載の床手入れツールセット。
[3]
前記少なくとも1つの保持要素が、前記クリップハウジングに対して動作可能に位置付けられた少なくとも1つの磁石を備える、項目1または2に記載の床手入れツールセット。
[4]
前記少なくとも1つの磁石が、前記凹状部分の最も内側の点に、またはその近くに位置付けられている、項目3に記載の床手入れツールセット。
[5]
前記少なくとも1つの磁石が、互いに概ね向かい合って位置付けられており、前記凹状部分に対して内部に面している第1および第2の磁石を備える、項目3に記載の床手入れツールセット。
[6]
前記第1および第2の床手入れツールの前記ハンドルが、スチールを含む、項目1~5のいずれか一項に記載の床手入れツールセット。
[7]
前記クリップが、前記凹状部分の反対側にあるフックを備える、項目1~6のいずれか一項に記載の床手入れツールセット。
[8]
前記第1の床手入れツールヘッドが、ほうきを備え、前記第2の床手入れツールが、容器を備える、項目1~7のいずれか一項に記載の床手入れツールセット。
[9]
前記第1の床手入れツールハンドルの第2の端部に位置付けられた装着部材をさらに備える、項目1~8のいずれか一項に記載の床手入れツールセット。
[10]
前記第2の床手入れツールの前記第2の端部に位置付けられているグリップをさらに備え、前記グリップが、前記第1の床手入れツールの前記装着部材と交差する延長部を備え、項目9に記載の床手入れツールセット。
[11]
前記グリップが、前記延長部の反対側にある細長いハンド部分を含み、前記細長いハンド部分が、使用者の手の輪郭にフィットするように構成されている、項目10に記載の床手入れツールセット。
[12]
組み合わせにおける、細長いハンドルを備える第1の床手入れツール、および細長いハンドルを備える第2の床手入れツールであって、前記組み合わせが、
前記第1および第2の床手入れツールを一時的に接続するためのクリップを備え、前記クリップが、
前記第1または第2の床手入れツールの前記ハンドルを囲むハウジングと、
前記ハウジングの第1の端部から延在する凹状表面と、
前記ハウジングの第2の端部の略下方に面するフックと、
前記第1および第2の床手入れツールを一時的に接続するために、前記凹状表面に対して動作可能に位置付けられた保持要素と、を備える、組み合わせ。
[13]
前記保持要素が、前記ハウジング内に磁石を備える、項目12に記載の組み合わせ。
[14]
前記磁石が、前記凹状表面の開口部の反対側に位置付けられている、項目13に記載の組み合わせ。
[15]
前記保持要素が、前記凹状表面の反対側の前記ハウジング内の第1および第2の磁石を備える、項目12に記載の組み合わせ。
[16]
前記ハウジングが、前記第1または第2の床手入れツールの前記ハンドルの一部分の周りに互いに取り付けられた第1および第2のセクションを備える、項目12に記載の組み合わせ。
[17]
吊り下げ要素をさらに備え、前記吊り下げ要素が、前記クリップの前記ハウジングの前記第2の端部に動作可能に接続可能である、項目12に記載の組み合わせ。
[18]
細長いハンドル、及び前記ハンドルの第1の端部に第1の床手入れツールを備える、第1の床手入れツールと、
細長いハンドル、及び前記ハンドルの第1の端部に第2の床手入れツールを備える、第2の床手入れツールと、
前記第2の床手入れツールの前記ハンドルの一部分に取り付けられたクリップであって、前記クリップは、前記ハンドルに取り付けられたハウジングと、第1の端部から延在する略凹状部分と、前記凹状部分に関連付けられた保持要素と、ノッチまたはフックを有する第2の端部と、を備える、クリップと、を備える、床手入れツールセットであって、
前記クリップが、前記第1の床手入れツールの前記ハンドルを、少なくとも部分的に前記クリップの前記凹状部分内に取り外し可能に取り付け、かつ少なくとも部分的に、前記保持部材によって保持されることにより、前記第1および第2の床手入れツールを接続する、床手入れツールセット。
[19]
前記保持要素が、前記クリップの前記凹状部分の反対側の内側に第1および第2の磁石を備え、前記第1の床手入れツールの前記ハンドルが、スチールを含む、項目18に記載の床手入れツールセット。
[20]
前記第1の床手入れツールが、ほうきを備え、前記第2の床手入れツールが、容器を備える、項目18に記載の床手入れツールセット。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
細長いハンドル、及び前記ハンドルの第1の端部に第1の床手入れツールヘッドを備える、第1の床手入れツールと、
細長いハンドル、及び前記ハンドルの第1の端部に位置付けられた第2の床手入れツールヘッドを備える、第2の床手入れツールと、
前記第1または第2の床手入れツールの前記ハンドルの一方に取り付けられたクリップであって、前記クリップが、前記ハンドルに動作可能に接続されたハウジングを備え、前記ハウジングが、前記第1または第2の床手入れツールの前記ハンドルの他方の一部分を受容するための、前記ハウジングの第1の端部から延在する凹状部分を含み、少なくとも1つの保持要素が、前記凹状部分内に前記第1または前記第2の床手入れツールの前記ハンドルの他方を保持するように、前記凹状部分に含まれる、クリップと
を備え、
前記クリップが、前記ハウジングの第2の端部から延在するパックコネクタを更に含み、
前記第1の床手入れツールの前記ハンドルの第2の端部は、装着部材をさらに備え、前記第2の床手入れツールの前記第2の端部は、グリップをさらに備え、前記グリップは、前記クリップが取り付けられていない第1または第2の床手入れツールの前記ハンドルが前記凹状部分に保持されたときに前記第1の床手入れツールの前記装着部材と交差する延長部を備え、そして、前記グリップは、前記第2の床手入れツールの前記ハンドルの少なくとも一部分を覆う、床手入れツールセット。
【請求項2】
前記クリップが、前記第2の床手入れツールに取り付けられており、前記クリップの前記凹状部分が、前記第1の床手入れツールの前記ハンドルの一部分を受容するように構成されている、請求項1に記載の床手入れツールセット。
【請求項3】
前記少なくとも1つの保持要素が、前記ハウジングに対して動作可能に位置付けられた少なくとも1つの磁石を備える、請求項1または2に記載の床手入れツールセット。
【請求項4】
前記少なくとも1つの磁石が、前記凹状部分の最も内側の点に、またはその近くに位置付けられている、請求項3に記載の床手入れツールセット。
【請求項5】
前記少なくとも1つの磁石が、互いに概ね向かい合って位置付けられており、前記凹状部分に対して内部に面している第1および第2の磁石を備える、請求項3に記載の床手入れツールセット。
【請求項6】
前記第1および第2の床手入れツールの前記ハンドルが、スチールを含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の床手入れツールセット。
【請求項7】
前記クリップが、前記ハウジングの前記第2の端部にフックを更に備える、請求項1~6のいずれか一項に記載の床手入れツールセット。
【請求項8】
前記第1の床手入れツールヘッドが、ほうきを備え、前記第2の床手入れツールが、容器を備える、請求項1~7のいずれか一項に記載の床手入れツールセット。
【請求項9】
前記グリップが、前記延長部の反対側にある細長いハンド部分を含み、前記細長いハンド部分が、使用者の手の輪郭にフィットするように構成されている、請求項1~8のいずれか一項に記載の床手入れツールセット。
【請求項10】
組み合わせにおける、細長いハンドルを備える第1の床手入れツール、および細長いハンドルを備える第2の床手入れツールであって、前記組み合わせが、
前記第1および第2の床手入れツールを一時的に接続するためのクリップを備え、前記クリップが、
前記第1または第2の床手入れツールの前記ハンドルを囲むハウジングと、
前記ハウジングの第1の端部から延在する凹状表面と、
前記ハウジングの第2の端部の略下方に面するフックと、
前記ハウジングの前記第2の端部から延在するパックコネクタと、
前記第1および第2の床手入れツールを一時的に接続するために、前記凹状表面に対して動作可能に位置付けられた保持要素と、を備え、
前記第1の床手入れツールの前記ハンドルの第2の端部は、装着部材をさらに備え、前記第2の床手入れツールの前記第2の端部は、グリップをさらに備え、前記グリップは、前記第1および第2の床手入れツールが互いに一時的に接続されたときに前記第1の床手入れツールの前記装着部材と交差する延長部を備え、そして、前記グリップは、前記第2の床手入れツールの前記ハンドルの少なくとも一部分を覆う、組み合わせ。
【請求項11】
前記保持要素が、前記ハウジング内に磁石を備える、請求項10に記載の組み合わせ。
【請求項12】
前記磁石が、前記凹状表面の最も内側の点、またはその近くに位置付けられている、請求項11に記載の組み合わせ。
【請求項13】
前記保持要素が、前記ハウジング内に、互いに概ね向かい合って位置付けられ、また前記凹状部分に対して内部に面する第1および第2の磁石を備える、請求項10に記載の組み合わせ。
【請求項14】
前記ハウジングが、前記第1または第2の床手入れツールの前記ハンドルの一部分の周りに互いに取り付けられた第1および第2のセクションを備える、請求項10に記載の組み合わせ。
【請求項15】
吊り下げ要素をさらに備え、前記吊り下げ要素が、前記クリップの前記ハウジングの前記第2の端部に動作可能に接続可能である、請求項10に記載の組み合わせ。
【請求項16】
細長いハンドル、及び前記ハンドルの第1の端部に第1の床手入れツールを備える、第1の床手入れツールと、
細長いハンドル、及び前記ハンドルの第1の端部に第2の床手入れツールを備える、第2の床手入れツールと、
前記第2の床手入れツールの前記ハンドルの一部分に取り付けられたクリップであって、前記クリップは、前記ハンドルに取り付けられたハウジングと、前記ハウジングの第1の端部から延在する略凹状部分と、前記凹状部分に含まれる保持要素と、前記ハウジングの第2の端部にあるノッチまたはフックと、を備える、クリップと、を備える、床手入れツールセットであって、
前記クリップが、前記第1の床手入れツールの前記ハンドルを、少なくとも部分的に前記クリップの前記凹状部分内に取り外し可能に取り付け、かつ少なくとも部分的に、前記保持部材によって保持されることにより、前記第1および第2の床手入れツールを接続し、
前記クリップが、前記ハウジングの前記第2の端部から延在するパックコネクタを更に含み、
前記第1の床手入れツールの前記ハンドルの第2の端部は、装着部材をさらに備え、前記第2の床手入れツールの前記第2の端部は、グリップをさらに備え、前記グリップは、前記第1の床手入れツールの前記ハンドルが少なくとも部分的に前記凹状部分内に取り外し可能に取り付けられたときに前記第1の床手入れツールの前記装着部材と交差する延長部を備え、そして、前記グリップは、前記第2の床手入れツールの前記ハンドルの少なくとも一部分を覆う、床手入れツールセット。
【請求項17】
前記保持要素が、互いに概ね向かい合って位置付けられ、また前記凹状部分に対して内部に面する第1および第2の磁石を備え、前記第1の床手入れツールの前記ハンドルが、スチールを含む、請求項16に記載の床手入れツールセット。
【請求項18】
前記第1の床手入れツールが、ほうきを備え、前記第2の床手入れツールが、容器を備える、請求項16に記載の床手入れツールセット。
【外国語明細書】