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  • 特開-消臭滅菌乾燥機 図1
  • 特開-消臭滅菌乾燥機 図2
  • 特開-消臭滅菌乾燥機 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022024269
(43)【公開日】2022-02-09
(54)【発明の名称】消臭滅菌乾燥機
(51)【国際特許分類】
   D06F 58/00 20200101AFI20220202BHJP
   A61L 2/10 20060101ALI20220202BHJP
   A61L 2/20 20060101ALI20220202BHJP
   A61L 2/06 20060101ALI20220202BHJP
   F26B 9/06 20060101ALI20220202BHJP
   F26B 3/04 20060101ALI20220202BHJP
   A61L 101/10 20060101ALN20220202BHJP
【FI】
D06F58/00 A
A61L2/10
A61L2/20 100
A61L2/06
F26B9/06 R
F26B3/04
A61L101:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020120447
(22)【出願日】2020-07-14
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ニュースリリース(令和1年12月26日発行) 株式会社CommPlusBizウェブサイト(令和2年1月8日掲載)
(71)【出願人】
【識別番号】718006006
【氏名又は名称】金 國哲
(72)【発明者】
【氏名】金 國哲
【テーマコード(参考)】
3B168
3L113
4C058
【Fターム(参考)】
3B168AA24
3B168AB24
3B168AB42
3B168AD02
3B168BA78
3B168JM02
3L113AA01
3L113AB02
3L113AC07
3L113AC11
3L113AC52
3L113AC67
3L113AC75
3L113AC85
3L113BA10
3L113BA11
4C058AA03
4C058AA05
4C058BB04
4C058BB06
4C058BB07
4C058CC07
4C058CC08
4C058JJ14
4C058JJ26
4C058KK02
4C058KK23
(57)【要約】      (修正有)
【課題】空気と光テクノロジーを利用して、殺菌、消毒、消臭、分解まで確実な滅菌効果を得られる消臭滅菌乾燥機を提供する。
【解決手段】寝具類及び衣類を内部に収容する空間を有するハウジング2と、ハウジング内で寝具類及び衣類を広げて掛けるためのラック5,6と、温度センサーG,Hと、熱気流の循環パイプ11と、熱風を生成する熱風機1とLED式紫外線(UV-C)照射及び紫外線方式オゾン発生装置3と、扉8と、オゾン排出用のダクトとで構成した消臭滅菌乾燥機。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
消臭滅菌乾燥機であって、
寝具類及び衣類を内部に収容する空間を有するハウジングと、ハウジング内で寝具類及び衣類を広げて掛けるためのラックと温度センサーと、熱気流の循環パイプと、熱風を生成する熱風機とLED式紫外線(UV-C)照射及び紫外線方式オゾン発生装置と、扉と、オゾン排出用のダクトとを備えてことを特徴とする消臭滅菌乾燥機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、寝具類及び衣類を、空気と光テクノロジーを利用して、殺菌、消毒、消臭、分解まで確実な効果を得る消臭滅菌乾燥機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ウイルスによる感染症が人の健康や社会構成を脅かす要因となり、人間の社会に悪影響を与える事例が後を絶たない昨今、気密性の高いマンションの他、住居文化の変化に伴い寝具類及びカーペットの清潔さがより高く求められている。
近年は寝具類の水洗いのようなクリーニングが、専門のクリーニング店のみではならず、コインランドリーでも水洗い可能となり、さらに、ダニや細菌などの除去や死滅までも出来ると伝えられている。
【0003】
しかし、水洗い後の乾燥機による乾燥プロセスによって、ダニや細菌が除去又は死滅するということについて、一部の死滅や除去は可能だが、全体的に死滅、除去することはできないという欠点があった。
【0004】
寝具類やカーペットを滅菌するという目的に対して、この欠点は大きな障害である。具体的には、乾燥機内で、細菌、カビ、ダニやダニの卵などを完全い殺菌、死滅されるまでに必要とする高温と時間に至らないことが事実であり、滅菌までには到達できないなどの問題があった。
【0005】
この改善策として、高温の蒸気を利用することにより確実な殺菌、消毒は可能になる。しかしながらこの方法でも、水洗いにより環境汚染の問題や消臭の問題が残る。また、脱臭や殺菌に有効であることが広く知られているオゾンを利用し、殺菌、消毒を行う事は可能である。しかしながら、室内で、さらに、ふとんの内部にオゾンを直接与えるには、オゾンが人体に与える影響を考えて低濃度で行う必要があるため、その効果に対する確信は得られない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003-038897
【0007】
【特許文献2】特開平11-179095
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
解決しようとする課題は、寝具類及びカーペットの殺菌、消毒、消臭、分解まで確実な滅菌効果を得られることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、消臭滅菌乾燥機内にて、熱気流、紫外線(UV-C)、オゾンを使用することにより、寝具類及びカーペットを滅菌できることを最も重要な特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の消臭滅菌乾燥機は、ハウジング内に寝具類及び衣類を広げて掛けて、熱気流による1次ステップの殺菌及び死滅を行った後、紫外線(UV-C)照射により浮遊菌までも殺菌する2次ステップと同時に2~4ppmの高濃度オゾンを発生させ、対象物の内側まで殺菌、消毒、消臭、分解する3次ステップにより、滅菌できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】消臭滅菌乾燥機の平面図。(実施例1)
図2】消臭滅菌乾燥機の正面図。(実施例1)
図3】消臭滅菌乾燥機の裏面図。(実施例1)
【発明を実施するための形態】
【0012】
ハウジング内部にて、熱気流と紫外線(UV-C)とオゾンによって滅菌するという目的を、熱気流の発生、紫外線(UV-C)の照射及びオゾンの発生を実現した。
【実施例0013】
図1は、本発明装置の1実施例の平面図であって、図2は、同様の正面図である。また、図3は、1実施例の裏面図である。
【0014】
表1は、ハウジング内部で熱気流が発生し、ハウジング内部に大きな温度のムラが無い事を実現したものである。
【表1】
【0015】
1熱風発生装置と、9熱風吹込口と、10熱風吹出口と、11熱気流循環パイプと、12制気口と13ダクトが2ハウジングの外側に設けられ連結されている形状である。
【0016】
2ハウジング内部には、3紫外線(UV-C)照射及びオゾン発生装置と、4装置ホルダーと、5縦ラックと6横ラックが設けられた形状である。
【0017】
2ハウジング内部には、温度センサ―A~Fが、外部には温度センサーG~Hが設けられ、2ハウジング側面には15温度表示パネルが設けられ、熱気流の発生状況を確認できる形状である。
【0018】
8扉は、脱着可能な形状であり、また、扉を外し14ダクト制気口を利用して作業完了後残りのオゾンなどを13ダクトを通して一斉に排出することが出来る形状である。
【産業上の利用可能性】
【0019】
寝具類及びカーペットなどに潜んでいるウイルス、細菌、カビ、ダニ、ダニの卵など有害物質を滅菌する自然環境を守る新概念クリーニング事業に適用できる。
【符号の説明】
【0020】
1熱風機
2ハウジング
3紫外線(UV-C)照射及びオゾン発生装置
4装置ホルダー
5縦ラック
6横ラック
7ふとんを広げて掛けた模様
8扉
9熱風吹込口
10熱風吹出口
11熱気流循環パイプ
12制気口バルブ
13ダクト
14ダクト制気口バルブ
15温度表示パネル
Aハウジング内温度センサー1
Bハウジング内温度センサー2
Cハウジング内温度センサー3
Dハウジング内温度センサー4
Eハウジング内温度センサー5
Fふとん内温度センサー6
G熱風吹出口温度センサー7
H熱風吹込口温度センサー8
図1
図2
図3