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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022024659
(43)【公開日】2022-02-09
(54)【発明の名称】販売システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20220202BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20220202BHJP
【FI】
G06Q30/06
G06Q30/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020127375
(22)【出願日】2020-07-28
(71)【出願人】
【識別番号】520076587
【氏名又は名称】中村 千鈴
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】中村 義一
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB09
5L049BB44
5L049BB65
(57)【要約】
【課題】利用者にとって利用し易い販売システムを提供すること。
【解決手段】販売システムでは、商品を購入する者(即ち、利用者)は、店舗等において、商品等に添付されたNFCタグ1にNFC機能を有するスマホ3をかざして、商品の情報を取得する。つまり、NFCタグ1とNFC機能を有するスマホ3と利用して商品を選び、インターネット(即ち、ネット)経由で商品を購入する。購入された商品は、指定された場所(例えば、ロッカー)に配送される。商品の配送が完了すると、店舗側から利用者に通知される。利用者が商品を受け取ると、店舗側に通知される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
販売する商品に関する商品情報又は前記商品情報のネットワークにおける所在を示す所在情報を記憶した、NFC機能を有する端末又はNFCタグ又は二次元バーコードにより構成された情報提示部と、
情報端末側に設けられて、前記情報提示部又は前記ネットワークのサーバから、前記商品情報を取得するように構成された情報取得部と、
を用いる販売システムであって、
前記情報端末の前記情報取得部により、前記情報提示部又は前記サーバから、前記商品情報を取得する第1ステップと、
前記情報端末の表示部に、前記情報取得部によって取得された前記商品情報を表示する第2ステップと、
前記情報端末にて、前記商品情報に対応した前記商品の購入が指示された場合には、前記指示された商品を、購入する商品として確定する第3ステップと、
前記購入が確定した商品を配送する配送場所が指示された場合には、前記商品を前記配送場所に配送するための処理を行う第4ステップと、
前記購入が確定した商品の代金の支払いが指示された場合には、前記代金の支払いを行うための処理を行う第5ステップと、
を有する、販売システム。
【請求項2】
請求項1に記載の販売システムであって、
前記情報端末の表示部に表示する前記商品情報として、前記情報端末を用いて前記表示する情報の種類を事前に選択できるように構成された事前情報設定部と、
前記情報端末の前記情報取得部によって前記商品情報を取得した場合には、前記情報端末の表示部に、前記事前情報設定部にて設定した情報を表示するように構成された設定表示部と、
を備えた販売システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の販売システムであって、
前記情報提示部は、前記商品情報を表示する値札又は当該値札の近傍に配置されており、
且つ、前記値札には、前記商品の値段を表示しないように構成された、
販売システム。
【請求項4】
請求項1から3までのいずれか1項に記載の販売システムであって、
前記商品の配送場所として、事前に複数の配送場所を設定した配送用マップを記憶した事前マップ設定部と、
前記商品の配送場所を指定する場合には、前記配送用マップを用いて前記配送場所を選択できるように構成されたマップ選択部と、
を備えた販売システム。
【請求項5】
請求項1から4までのいずれか1項に記載の販売システムであって、
前記情報端末によって、店舗内にて前記商品又は前記商品の近傍に配置された前記情報提示部から前記商品情報が読み取られた場合に、前記店舗内における地図情報を示す集荷用マップに前記商品の前記店舗内における位置をマーキングする商品位置設定部と、
前記商品を集荷する場合には、前記集荷用マップを用いて前記集荷する商品の位置を表示できるように構成されたマップ表示部と、
を備えた販売システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、NFC等のタグなどを利用して、各種の商品を販売することができる販売システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、消費者が商品を購入する方法として、例えばインターネットによる通信販売が広く利用されている。(例えば、下記特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-187303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、インターネットによって販売サイトにアクセスして商品を購入する場合には、通常、パーソナルコンピュータ(即ち、パソコン)やスマートフォン(即ち、スマホ)の画面を見て購入する商品を決定するので、実際の商品がどのようなものかが分かりづらいという問題があった。
【0005】
そのため、インターネットを利用して商品を購入する際に、商品の販売システムを利用しにくいという問題があった。
本開示は、利用者にとって利用し易い販売システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の販売システムは、情報提示部と情報取得部とを備えている。
情報提示部は、販売する商品に関する商品情報又は前記商品情報のネットワークにおける所在を示す所在情報を記憶した、NFC機能を有する端末又はNFCタグ又は二次元バーコードにより構成されている。
【0007】
情報取得部は、情報端末側に設けられて、前記情報提示部又は前記ネットワークのサーバから、前記商品情報を取得するように構成されている。
さらに、販売システムは、第1~第5ステップを有する。
【0008】
第1ステップでは、前記情報端末の前記情報取得部により、前記情報提示部又は前記サーバから、前記商品情報を取得する。
第2ステップでは、前記情報端末の表示部に、前記情報取得部によって取得された前記商品情報を表示する。
【0009】
第3ステップでは、前記情報端末にて、前記商品情報に対応した前記商品の購入が指示された場合には、前記指示された商品を、購入する商品として確定する。
第4ステップでは、前記購入が確定した商品を配送する配送場所が指示された場合には、前記商品を前記配送場所に配送するための処理を行う。
【0010】
第5ステップでは、前記購入が確定した商品の代金の支払いが指示された場合には、前記代金の支払いを行うための処理を行う。
このような構成により、商品を購入しようとする利用者は、例えば商品やその近傍などに配置された情報提示部や情報提示部によって案内されたサーバから、商品の情報を取得して、その情報に基づいて商品を購入することができる。また、購入した商品を希望する場所に配送してもらうことができる。さらに、商品の代金をキャッシュレスで支払うことができる。
【0011】
つまり、本開示の販売システムは、商品を購入する利用者にとって非常に利用し易いという顕著な効果がある。
(2)本開示では、事前情報設定部と設定表示部とを設けてもよい。
【0012】
事前情報設定部は、前記情報端末の表示部に表示する前記商品情報として、前記情報端末を用いて前記表示する情報の種類を事前に選択できるようにしてもよい。設定表示部は、前記情報端末の前記情報取得部によって前記商品情報を取得した場合には、前記情報端末の表示部に、前記事前情報設定部にて設定した情報を表示するようにしてもよい。
【0013】
この構成によって、商品を購入する利用者は、希望する情報を選択して表示できるので、利用者にとって利便性が高いという利点がある。
(3)本開示では、前記情報提示部は、前記商品情報を表示する値札又は当該値札の近傍に配置し、且つ、前記値札には前記商品の値段を表示しないようにしてもよい。
【0014】
この構成によって、商品の値段を容易に変更できるので、販売者にとっては便利である。また、値段を表示しないことにより、利用者の興味を引きやすいという利点がある。
(4)本開示では、事前マップ設定部とマップ選択部とを設けてもよい。
【0015】
事前マップ設定部は、前記商品の配送場所として、事前に複数の配送場所を設定した配送用マップを記憶してもよい。マップ選択部は、前記商品の配送場所を指定する場合には、前記配送用マップを用いて前記配送場所を選択できるように構成してもよい。
【0016】
この構成によって、商品の配送を容易に行うことができるという利点がある。
(5)本開示では、商品位置設定部とマップ表示部とを設けてもよい。
商品位置設定部では、前記情報端末によって、店舗内にて前記商品又は前記商品の近傍に配置された前記情報提示部から前記商品情報が読み取られた場合に、前記店舗内における地図情報を示す集荷用マップに前記商品の前記店舗内における位置をマーキングしてもよい。マップ表示部では、前記商品を集荷する場合には、前記集荷用マップを用いて前記集荷する商品の位置を表示できるようにしてもよい。
【0017】
この構成によって、商品の集荷を容易に行うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】第1実施形態の販売システムの構成を示す説明図。
図2】定額決済におけるスマホの表示画面を示す説明図。
図3】まとめて決済におけるスマホの表示画面を示す説明図。
図4】(a)はNFCタグとスマホとクラウドを用いて商品を購入する場合の概略を示す説明図、(b)はNFCタグと二次元バーコードと電子棚札とを示す説明図。
図5】第2実施形態における商品の情報の表示方法を示す説明図。
図6】(a)は従来の荷札を示す説明図、(b)は第3実施形態における値段の無い値札を示す説明図。
図7】第4実施形態においてマーキングマップを示す説明図。
図8】第5実施形態においてスマホに表示される商品の情報を示す説明図。
図9】インバウンドの観光客の販売システムの利用方法を示す説明図。
図10】第6実施形態において大規模な店舗等での利用者の販売システムの利用方法を示す説明図。
図11】売約済みの商品に貼り付けられる購入済みシールを示す説明図。
図12】第7実施形態において店舗以外の場所での商品の販売方法を示す説明図。
図13】ポスターに貼り付けたNFCタグを利用した商品の販売方法を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本開示の販売システムの実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
本第1実施形態の販売システムでは、図1に示すように、商品を購入する者(即ち、利用者)は、店舗等において、NFCタグ1及びNFC機能を有する情報端末であるスマートフォン(即ち、スマホ)3を利用して商品を選び、インターネット(即ち、ネット)経由で商品を購入する。
【0020】
購入された商品は、指定された場所に配送される。商品の配送が完了すると、店舗側から利用者に通知される。利用者が商品を受け取ると、店舗側に通知される。
以下、この販売システムについて、詳細に説明する。
【0021】
[1-1.販売システムの具体的な手順]
まず、販売システム(従って、販売方法)の具体的な利用手順について説明する。なお、以下の販売システムを、NFC販売と称することもある。
【0022】
(1)図1に示すように、商品の値札に貼り付けられているNFCタグ1にスマホ3を近づけて(即ち、かざして)、近距離無線通信によってNFCタグ1からデータを入手する。
【0023】
このデータとしては、商品に関する情報(即ち、商品情報)や、商品情報のネットワークにおける所在を示す所在情報(例えば、店舗等の事業者が運営するホームページのURL)が挙げられる。なお、URLとは、周知のように、「Uniform Resource Locator」の略である。
【0024】
(2)これにより、スマホ3の表示画面(即ち、スマホ画面)には、NFCタグ1又はホームページから入手されたデータに基づいて、図2に示すように、例えば、商品の写真や商品名や価格等の商品の説明の表示と、購入確認のための表示とが行われる。
【0025】
なお、表示される商品の説明としては、NFCタグ1から得られた情報や、ホームページから得られた情報が挙げられる。
また、購入確認のための表示として、スマホ画面には、図2に示すように、例えば、〈購入〉、〈検討〉、〈キャンセル〉の三つのボタンが表示される。
【0026】
よって、利用者は、いずれかのボタンを押すことにより、購入に関する意思表示を行うことができる。なお、検討ボタンは、一定の時間をオーバーすると削除され、キャンセル扱いになる。
【0027】
スマホ3には、図2に示すように、買物に便利な〔定額決済〕の機能と、図3に示すように、退店後等に操作可能な〔まとめて決済〕の機能が有る。つまり、このような機能を有するソフトウェアが格納されている。
【0028】
なお、〔定額決済〕では、個別の商品毎に購入等の決済が可能であり、〔まとめて決済〕では、複数の商品を一括して決済することが可能である。
(3)購入ボタンが押されると、購入した商品の支払いのステップに進む。支払方法(即ち、決済方法)としては、従来のキャッシュレスによる各種の支払方法を採用できる。例えばクレジットカード等のカード類を利用した決済、コンビニでの決済など採用できる。また、振込PAYによる決済も可能である。
【0029】
この振込PAYとは、キャッシュレスによる代金の支払を、振込を利用して行う支払システムである。具体的には、NFC機能を有するスマホ3を利用することにより、キャッシュレスによる代金の支払を、振込により実現するものである。この場合、例えば、店舗等には、振込先のデータ(例えば店舗側の銀行口座)を記憶したNFCタグ1等が配置されており、利用者は、スマホ3によってこのNFCタグ1等のデータを読み取って、自身の銀行口座から店舗側の銀行口座に代金の支払いを行うことができる。
【0030】
なお、振込PAYの場合には即時、クレジットカード等の場合には、数日後に商品代金が店舗に入金される。
(4)前記決済の前(又は決済の後)に、購入された商品の配送先を指定する。
【0031】
配送先としては、店舗が指定した場所が挙げられる。また、利用者が配送先を指定することもできる。例えば図1に示すように、自宅の宅配ボックス5や、共用のロッカー等を指定できる。この場合は、利用者等は、前もって地図(即ち配送用マップ)上に印をつけた場所を指定できる。
【0032】
(5)店舗の指定した場所への商品の配送が完了した場合、あるいは、利用者が指定した場所への商品の配送が完了した場合には、店舗側から利用者のスマホ3に、配送完了の通知メールが届く。また、通知メールとともに、スマホ3によって通知音を鳴らして、配送完了を報知してもよい。なお、通知メールは、配送を行った者のタブレット端末やスマホ3等から、送信することができる。
【0033】
(6)また、配送先が共用のロッカーの場合、配送完了の通知と同時に、ロッカーナンバーとロッカーのキー解除ナンバーが利用者のスマホに表示される。
従って、利用者は、ロッカーのキーを解除して商品を受け取ることができる。
【0034】
(7)利用者の受け取りが完了した場合には、受け取りが完了したことを示す連絡が店舗側に通知される。例えば、ロッカーに配置された電子制御装置がインターネットに接続されている場合には、ロッカーの開錠を検知して、荷物の受け取りが完了したとして、メール等によって、所定の通知先(例えば、店舗側)に通知することができる。
【0035】
[1-2.販売システムにおける補足説明]
次に、前記販売システムの説明を補足する。
a)この販売システムでは、図4(a)に示すように、NFC機能付きのスマホ3を使用する。
【0036】
前記販売システムでは、取引を開始する場合には、NFC機能によりダイレクトで商品の販売を行うキャリア(事業者)のプラットフォーム(クラウド)に接続できる。
従って、クラウドにおけるサーバ7から、商品に関する情報を取得して、スマホ3の表示画面に表示することができる。
【0037】
<NFC機能>
ここで、NFCについて説明する。
NFCとは、近距離無線通信技術の国際標準規格のことであり、RFIDに属する1つの技術である。つまり、NFCは、Wi-Fi(ワイファイ)(登録商標)やBluetooth(ブルートゥース)(登録商標)と同じ無線通信の技術である。なお、周知のように、NFCは、「Near Field Communication」の略であり、RFIDは、「Radio Frequency Identification」略である。
【0038】
NFCでは、電磁誘導方式の13.56MHzの周波数帯(HF帯)を使用しており、通信範囲は、超近距離である。例えば、5cm以内の実質3cm程度である。但し、NFCは、接続設定する必要がなく、触れるだけで接続し情報伝達する。
【0039】
NFCの特徴的な機能は、ワンタッチ(触れるだけ)で機器認証ができ、Wi-FiやBluetoothのように、無線通信ができることである。NFCで通信するには、つなぎたい製品同士がそれぞれNFCの機能を有することが必要である。最近のスマホ3は、NFCの機能を有している。
【0040】
なお、NFCは、ISO/IEC 18092(NFC IP-1)とISO/IEC 21481(NFC IP-2)など、非接触ICカード国際規格にも対応した、通信プロトコルの国際標準規格である。
【0041】
b)この販売システムでは、図4(b)に示すように、商品に関する情報を記憶したICチップのタグであるNFCタグ1等を利用する。
なお、NFCタグ1に代えて、NFC機能付きタブレットやスマホ3でも利用できる。また、QRコード(登録商標)等の二次元バーコード9も利用できる。或いは、NFC機能付きの電子棚札11を利用することもできる。
【0042】
<NFCタグ>
ここで、NFCタグ1について説明する。
NFCタグ1は、NFC非接触型ICチップのタグであり、このNFCタグ1には、例えば商品に関する情報、商品を販売する店舗等のホームページのURLなどが記憶されている。
このNFCタグ1にNFC機能付きのスマホ3を近づけることによって、スマホ3は、NFCタグ1に記憶されている各種の情報(即ち、登録データ)を読み取ることができる。
【0043】
NFCタグ1の登録データとしては、例えば、下記の<1>~<4>等が挙げられる。
<1>商品情報(商品名、商品の内容、商品の価格)
<2>店舗の名前(系列)
<3>店舗の銀行口座
<4>店舗のアドレス
[1-3.効果]
本第1実施形態では、上述した構成によって、店舗等において実際に商品を確認して、その商品が気に入った場合には、スマホ3を例えば値札に配置されたNFCタグ1に近づけることによって、NFCタグ1から又は(NFCタグ1によって案内された)店舗等のホームページから、商品に関する説明等の商品情報を取得することができる。
【0044】
そして、商品情報を表示したスマホ画面から、商品の購入や検討やキャンセルを選択することができ、商品を購入する場合には、クレジットカードや振込PAY等によって、代金を支払うことができる。
【0045】
また、代金を支払った商品は、例えば利用者が希望する所定の配送場所(例えばロッカー)に配送されるので、その配送場所から商品を受け取ることができる。
このような構成によって、利用者は、実際に商品を確認してから商品を購入できるので、安心して買い物ができるという顕著な効果がある。つまり、利用者とって非常に利用し易い販売システムである。
【0046】
また、利用者は、その場で商品を購入するだけでなく、一旦検討ボタンによって商品の購入を保留しておき、例えばホテルや旅館に戻ってから、商品の購入を、個別に又は一括して判断することができる。従って、本当に購入したいものだけを購入できるという利点がある。
【0047】
さらに、利用者は、その場で商品を購入した場合や、ホテルや旅館に到着して購入した場合でも、商品を持って旅行を続ける必要がないという利点がある。つまり、利用者は、手ぶらで旅行を続けることができるので、旅行が非常に楽である。
【0048】
一方、商品を販売する店舗側にとっても、店舗に同じ商品を多く配置する必要がないので、商品を配置するスペースが少なくて済むという利点がある。また、商品を補給して陳列する際の手間を軽減できるという効果もある。
【0049】
[2.第2実施形態]
本第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、以下では主として第1実施形態との相違点について説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
【0050】
本第2実施形態は、図5に示すように、スマホ3の表示画面に、予め設定した特定の表示(即ち、NFC個別表示)を行うことができるシステムである。以下、具体的に説明する。
【0051】
NFCタグ1に、店舗等の事業者のホームページのURLが記憶されている場合において、NFCタグ1にスマホ3をかざすと、事業者のホームページに導かれ、商品等のデータが表示される。
【0052】
クラウド上(即ち、インターネットに接続されたサーバ7上)には、膨大なデータがあるが、通常は、利用者が必要な一般的なデータが表示される。
ところで、膨大なデータの中には、各個人毎で表示して欲しいデータがあると考えられる。そこで、本第2実施形態では、一般的なデータに加えて、個別のデータを追加表示することができるように構成されている。
【0053】
例えば、食品データの場合には、スマホ画面に、一般的なデータとして、下記のように、名称、品名、内容、価格を表示することができる。
名称:焼菓子
品名:クッキー
内容:100g
価格:1,000円
賞味期限:20-12
これに加えて、下記のように、個別データの選択画面が表示される。即ち、□のチェック欄(即ち□欄)と各項目とが表示される。
【0054】
□原産地
□アレルギー情報
□カロリー(100gあたり)
□添加物
□ハラル認証
□遺伝子組換え
従って、これらの項目の□欄に、例えば「?」を入れると、その項目の内容が一般的なデータと共に表示される。
【0055】
なお、次回以降は、選択された個別データが、一般的データに加えて共に表示される。
このように、本第2実施形態では、利用者が選択した個別データを表示することができるので、利用者にとって必要な情報を速やかに取得できるという効果がある。
【0056】
[3.第3実施形態]
本第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、以下では主として第1実施形態との相違点について説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
【0057】
本第3実施形態では、図6に示すように、値札に値段を表示しないシステム(即ち、価格表示無値札に関するシステム)である。以下、具体的に説明する。
図6(a)に示すように、並べられた商品の値札には、一般的に商品名と価格が表示されている。そのため、NFCタグ1を貼り付ける値札にも、商品名と価格を表示することが考えられる。
【0058】
それに対して、本第3実施形態では、図6(b)に示すように、戦略的に、価格が表示されていない値札にNFCタグ1を貼り付ける。
NFCタグ1には、その商品に関連した情報や事業者のホームページのURL等の情報が記憶されている。従って、スマホ3によって、値札に貼り付けてあるNFCタグ1のデータを読み込むことで、商品に関連した情報(例えば、価格)を読み込むことができる。また、ホームページにアクセスすることにより、そのホームページから価格やその他の情報を取得して、スマホ3の表示画面に各種の情報を表示することができる。
【0059】
このように、本第3実施形態では、NFCタグ1に保存された価格等のデータや、クラウドのサーバ7に保存された価格等のデータを表示でき、しかも、位置(お店、地区)や時間により、価格の変更が可能である。これは大きな利点であり、ネット販売では難しい販売手法である。
【0060】
また、価格表示の無い値札は、消費者の興味を引くことが考えられるので、価格表示のあるものよりも販売確率は高くなる可能性がある。
[4.第4実施形態]
本第4実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、以下では主として第1実施形態との相違点について説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
【0061】
本第4実施形態では、商品を配送する場合には、配送用マップなどを利用して、商品を配送することができる。以下、具体的に説明する。
店舗等において、NFC販売で購入された商品は、利用者に受渡しが行われる場所に配送される。この場所(即ち、配送先)は、例えばNFCタグ1に入力されている。
【0062】
店舗やショッピングモールの場合、通常は、配送先は、レジや出口近くのロッカーである。受渡場所(即ち配送先)は、利用者のスマホ3に表示されて説明される。
購入された商品(即ち注文商品)は、店員によって、受渡場所に運ばれる(例えば移送料金は無料)。
【0063】
購入から受渡しまでは時間を要するが、受渡しの準備が整い次第、店舗側から利用者(即ち、利用者のスマホ3)に通知される。
利用者は、配送場所を変更する事もできる。
【0064】
配送場所を変更して配送してもらう場所の設定は、下記の二通りある。
一番目は、自宅や会社事務所等、利用者が任意に設定する場所。
二番目は、NFC販売の事業者(キャリア)が作成した配送用マップ(即ちマーキングマップ)より選択した場所。
【0065】
<マーキングマップ>
ここで、マーキングマップについて説明する。
図7に示すように、マーキングマップとは、NFC販売の配送をより効率的に運用する為に、事業者が作成するマップである。
【0066】
利用者は、マーキングマップを利用する事で、NFC販売のより便利な活用ができる。
マーキングマップは、公共、共用のロッカーや預り所を示したマップである。
事業者は、用意されたマップにロッカーや預り所の場合を独自でマーキングしてマーキング番号と名称を付与する。ここでは、住所による登録ではなく、マップ上にマーキングする登録を行う。
【0067】
マーキング番号は、事業者が決めた全国通し番号である。
名称は、「羽田空港第1ビル出国口横ロッカー」の様に、利用者が認識できる名称である。以下、その例を挙げるが、左側の番号が全国通し番号である。
【0068】
32546 - 羽田空港第1ビル出国口横ロッカー
25417 - イオン○○店東駐車場出入口前ロッカー
65982 - JR九州福岡駅筑紫口預り所
利用者は、マーキングマップが表示されたスマホ3により、マーキング番号を入力して配送先を指定する。
【0069】
利用者がマーキング番号を入力すると、名称も同時に表示されるので、入力ミスの確認ができる。
配送者は、マーキングマップのポイントされた場所を頼りに配送するので、住所は必要がない。
【0070】
なお、配送者のマーキングマップには、住所の他に座標(北緯と東経)が登録されている。
<ショッピングモールや大型スーパーでの活用法>
次に、ショッピングモールや大型スーパーにおいて、マーキングマップを活用する場合について説明する。なお、この場合には、マーキングは自動的に行われる。
【0071】
ショッピングモールや大型スーパーの従業員は、NFC販売で注文(購買)された商品を、商品の収集用のボックスに入れる為に商品を集める。
しかし、広い店内では商品を集めるのは大変な作業であるので、店舗内マーキングマップ(即ち、集荷用マップ)を採用できる。
【0072】
現在、屋内位置情報サービスを利用した店舗内マップが存在する。例えば、Wi-Fiやビーコン、RFID等を使った測位の手法を用いて、屋内の位置情報を確立させる。なお、位置情報の誤差10cm高性能の商品もある。
【0073】
ここでは、NFC販売において、スマホ3を商品や商品の近傍(例えば、商品が確認できるような位置:例えば、商品から1m以内)に配置されたNFCタグ1にかざして、NFCタグ1の情報を読み取った時に、スマホ3の位置情報に基づいて、その位置で集荷用マップに商品の位置を示すマーキングを入れる。従って、利用者が、NFC販売で購入した全ての商品の位置情報が、集荷用マップにマーキングされる。
【0074】
この集荷用マップとは、店舗(例えば、ショッピングモールや大型スーパー)において、商品の配置された棚等の位置や通路などを表示した地図である。
そして、スマホ3でNFCタグ1の情報を読み取った際には、スマホ3の位置情報(従って、商品の位置情報)と、商品の情報(例えば、商品名や商品の画像)と、スマホ3の使用者の情報とが関連づけられて、集荷用マップを管理する装置(例えば、サーバ)等に記憶される。
【0075】
そして、従業員が例えば店舗内において商品を集荷(即ち、回収)する際には、従業員が使用する情報端末(例えば、タブレット端末)の表示画面に集荷用マップが表示される。この集荷用マップには、商品の位置や商品の情報(例えば、商品名や商品の写真等の情報)などが表示されるので、集荷用マップを見れば、商品の位置や商品の情報、さらには商品の配送先が分かるようになっている。
【0076】
なお、配送先は、店舗側にて予め決められていてもよいが、利用者によって選択できるようにしてもよい。
従って、従業員は、マーキングされた集荷用マップを頼りに、商品を回収し集荷用のボックスに入れ、商品を、所定のレジやロッカー等の配送先に配送することができる。
【0077】
本第4実施形態では、上述したようなマーキングマップを用いることにより、迅速且つ確実に、商品を集荷して、配送先に配送することができる。
[5.第5実施形態]
本第5実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、以下では主として第1実施形態との相違点について説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
【0078】
本第5実施形態は、NFC販売を、インバウンドの観光客(即ち、外国からの観光客)に適用した例である。
インバウンドの観光客(即ち、利用者)が、商品の値札に貼り付けられたNFCタグ1にスマホ3をかざすことにより、例えば図8に示すように、そのNFCタグ1に記憶された商品に関する情報が、スマホ3の表示画面に表示される。或いは、NFCタグ1に記憶された店舗のホームページのURLに基づいて、そのホームページを管理するサーバ7から商品に関する情報を取得して、スマホ3の表示画面に表示する。
【0079】
図8に示すように、表示画面には、例えば、商品の画像、商品の日本語による情報、予め翻訳言語が設定された商品の情報の翻訳文、日本円による商品の価格、予め通貨が設定された商品の価格情報の翻訳文などが表示される。また、上述した購入ボタン、検討ボタン、キャンセルボタン等が表示される。
【0080】
商品の情報は、例えばインターネットの翻訳サービスを利用して自動的に翻訳して表示できる。また、通貨は、利用者の希望に応じて(例えば、利用者の母国に応じて)、商品を購入したレートで自動的に換算して表示できる。
【0081】
図9に示すように、利用者がスマホ3によって商品を購入した場合には、商品の受取先として、上述したマーキングマップ等を利用して、空港ターミナルやフェリーターミナル等のロッカー13を指定できる。なお、その際には、受取日時(即ち、配送期限)等を指定できる。
【0082】
一方、店舗側は、商品が購入された場合には、その商品を、指定されたロッカー13に、配送期限までに配送する。例えば、店舗側から配送を依頼された配送業者は、商品をロッカー13に入れて鍵をかける。
【0083】
配送業者は、指定のターミナルのロッカー13の番号(即ち、ロッカーナンバー)とキー解除の暗証番号を、利用者のスマホ3にメールする。
従って、利用者は、国内旅行の最終日等に、指定のターミナルのロッカー13に行き、メールによって送信された暗証番号を用いて、ロッカー13を開けて、荷物を受け取ることができる。
【0084】
受け取った後は、ロッカー13の電子制御装置によって、店舗に受領メールが送信される。つまり、ロッカー13が開錠された場合には、そのことが店舗側に通知される。
本第5実施形態では、インバウンドの利用者は、店舗で商品を見て購入した場合でも、その商品を持ち歩く必要がなく、例えば帰国する際に、ロッカー13から受領すればよいので、非常に便利である。
【0085】
[6.第6実施形態]
本第6実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、以下では主として第1実施形態との相違点について説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
【0086】
本第6実施形態は、NFC販売を、ショッピングモールや大型スーパーにおいて利用した例である。
a)最近は、ショッピングモールも大型化して、利用者はモール内で半日以上過ごすことが標準になりつつある。それに伴い、買い物の量も多くなり、購入した荷物を一旦車に収納して再び売り場に戻るパターンもまれでない。しかし、重い買い物の荷物を持ちながらのショッピングは大変である。
【0087】
それに対して、本第6実施形態では、以下のようにして、そのような場合の課題を解消できる。
本第6実施形態では、図10に示すように、利用者は、ショッピングモール等の店舗などで、NFCタグ1及びスマホ3を利用して、第1実施形態と同様に、商品を選び、ネットで購入する。
【0088】
購入された商品は、店舗側に委託された者(即ち、配送者)によって、ショッピングモールや大型スーパー内の指定されたボックス(即ち、受取用のロッカー13)に配達されて保管される。
【0089】
ボックスへの商品の配達が完了すると、利用者のスマホ3に、配送者からの配達完了のメールが通知される。通知される内容は、受取用のロッカー13の位置、ロッカーナンバー、キー解除の暗証番号等である。
【0090】
利用者が商品を受け取ると、店舗に通知される。つまり、ロッカー13が開錠されると、そのことが店舗側に通知される。なお、希望により自宅への配送も可能である。
b)また、ショッピングモール等の店舗において商品が一つしかない場合には、利用者がNFC販売で商品を購入した場合でも、他の利用者がその商品を持ってレジで直接に購入する可能性がある。
【0091】
そのような場合には、図11に示すように、利用者が、NFC販売で購入予定の商品に、売約済みのシールを貼る方法がある。これによって、購入したい商品を確保することができる。
【0092】
或いは、多数のぬいぐるみ等の商品が陳列されている場合に、ある商品が気に入ることがある。この場合も、購入予定の商品に、売約済みのシールを貼ってもよい。
本第6実施形態は、NFC販売を、ショッピングモールや大型スーパーにおいて利用した場合に、購入した重い荷物等を持って歩く必要がなく、手ぶらでショッピングが可能である。つまり、利用者にとって非常に便利なシステムである。
【0093】
[7.第7実施形態]
本第7実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、以下では主として第1実施形態との相違点について説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
【0094】
本第7実施形態は、NFC販売を、商品を無店舗で販売する場合に適用した例である。
NFC販売は、店舗に限らず、商品の現物さえあれば、あらゆる場所で疑似店舗を構築できる。また、現物が無くても、ポスター等の画像やカタログからの購入も可能である。つまり、NFC販売は、店舗と無関係の場所で活用することができる。以下、具体的に説明する。
【0095】
<店舗以外に現物がある場合>
図12に示すように、商品の現物(例えば、ぬいぐるみや特産品)が存在すれば、その商品自体やその商品の周囲等に、NFCタグ1を貼り付ける。
【0096】
利用者は、そのNFCタグ1にスマホ3をかざすことにより、第1実施形態と同様に、商品を購入することができる。
商品の代金は、第1実施形態のように、購入ボタンを押すことにより行うことができる。また、現物の注文品が届いた後に行うことができる。
【0097】
商品を販売する場所は、何処でも可能である。例えば、テーマパーク、水族館、映画館、駅、城、博物館、動物園等で販売が可能であり、販売したい商品を用意して、商品や値札等にNFCタグ1を貼り付けるだけでよい。
【0098】
本第7実施形態では、利用者は、現地でNFCタグ1を利用して商品を選び、ネットで購入できる。購入された商品は、指定したロッカー13や自宅(例えば、宅配ボックス5)に配達される。配達が完了すると利用者に通知される。利用者が受け取ると店舗に通知される。
【0099】
<ポスター等の場合>
商品の現物が存在しなくても、看板やポスターにNFCタグ1を貼り付けることにより、NFC販売が可能である。
【0100】
また、ポスターに表示された特産品等の商品の購入だけではなく、図13に示すように、スポーツやコンサートのポスターから、入場券等のチケット15などを購入する事もできる。
【0101】
例えば、スポーツのポスターにチケット15を販売するためのNFCタグ1を貼り付ける。利用者は、そのNFCタグ1にスマホ3をかざすことにより、第1実施形態と同様に、商品(ここではチケット15)を購入することができる。
【0102】
商品の代金は、第1実施形態のように、購入ボタンを押すことにより行うことができる。また、現物の注文品が届いた後に行うことができる。
つまり、従来は、ポスターを見てチケット15を購入したいと思っても、今までできなかったのは、ネット購入は煩わしかったのが原因と考えられる。
【0103】
それに対して、この場合には、ポスターに貼り付けられたNFCタグ1を利用する事で、ストレス無しに、手軽にチケット15を入手できる。
一方、販売する方にとっては、ポスター毎に価格や販売時間を設定できるので、ネット販売では難しかった差別化ができる。
【0104】
チケット15はチケットセンターで受け取ることができる。また、自宅に郵送することもできる。
商品の代金は、第1実施形態のように、購入ボタンを押すことにより行うことができる。また、現物の注文品が届いた後に支払うようにしてもよい。
【0105】
<カタログの場合>
店舗内に配置されたカタログも、NFC販売に活用できる。
店舗には、その業種に特化した専用のカタログがあり、そのカタログに表示されている商品又は商品の近傍に、NFCタグ1が貼り付けられている。
【0106】
従って、利用者は、そのカタログのNFCタグ1にスマホをかざすことにより、その商品を選び、第1実施形態と同様にして、その商品を購入することができる。
なお、商品在庫がその店舗に無い場合には、後日、店舗にその商品を受け取りにくるようにしてもよい。なお、自宅への発送も可能である。
【0107】
[8.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
【0108】
(1)例えば、前記各実施形態では、NFCタグやNFC機能を有するスマホを用いたが、二次元バーコードと二次元バーコードを読み取り可能なスマホを用いてもよい。
この場合には、二次元バーコードには、商品情報や(商品情報を有する)ホームページの所在情報が記憶されているので、二次元バーコードを読み取ることによって、前記各実施形態と同様に、スマホに商品情報を表示することができる。
【0109】
なお、NFCタグに代えて、NFC機能を有する電子棚札やNFC機能を有する各種の端末(例えば、各種の情報端末)を利用できる。
(2)前記各実施形態の販売システムは、各実施形態において商品を販売する販売方法として構成できる。
【0110】
(3)上記各実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
【符号の説明】
【0111】
1:NFCタグ、3:スマホ、5:宅配ボックス、13:ロッカー
図1
図2
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図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13