(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022024938
(43)【公開日】2022-02-09
(54)【発明の名称】語学学習教材
(51)【国際特許分類】
G09B 3/02 20060101AFI20220202BHJP
A63H 33/00 20060101ALI20220202BHJP
G09B 19/08 20060101ALN20220202BHJP
【FI】
G09B3/02
A63H33/00 302E
G09B19/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020136020
(22)【出願日】2020-07-16
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
(71)【出願人】
【識別番号】520301456
【氏名又は名称】江口 裕子
(72)【発明者】
【氏名】江口 裕子
【テーマコード(参考)】
2C150
【Fターム(参考)】
2C150BA01
2C150BA21
2C150BA63
(57)【要約】 (修正有)
【課題】英語学習を楽しく低年齢児から取り組め、文字と単語の発音やスペリングのルールの関連性がやさしく理解でき、記憶効率を上げた自発的学習が可能となる視覚、聴覚からの情報インプットを駆使した繰り返し作業を取り入れる学習方法を提供する。
【解決手段】詞にアルファベットの読み、発音をセットして、作り歌、リズム、ダンスを聞いたり、歌ったり繰り返す聴覚からの脳へのインプット環境下において、シート1に表示されたアルファベット大文字、小文字配列表及び絵単語セット表を見て視覚による識別、判断力を伴い単語頭文字や小文字空き部分2にマジックテープを貼る、剥がす作業を繰り返す。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート1上に記憶したい部分を空き2にして配置し、着脱面とする。もう一方の着脱面反対側部分に記憶したい事項4を表記する。前記着脱面2ともう一方の着脱面3を貼り合わせると記憶事項が完成した形で表記される。着脱面3を剥がすと未完成の形で表示される。この作業を繰り返すことで記憶効果を上げる方法。
【請求項2】
シート1上の記憶したい文字4、事項または関連事項を文に読み込み上記請求項1の作業と同時に見る、聞く、読むを繰り返すことで記憶効率を上げる方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は学習教材において、視聴覚情報の脳へのインプット環境のもとに、貼る剥がす繰り返し作業を通して記憶効率を上げ記憶を定着する教材、玩具製法及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の記憶学習方法において貼る、剥がす繰り返し作業と同時に内容を含んだ歌詞、文を聞く、読む学習方法の教材はなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】発音をめぐる冒険(放送大学教材) 1118048-1-1211
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の記憶学習の習熟度を高めるためには大変な読み書きの努力を要した。今日、この努力をすることが学習者にとって困難になっている。且つ幼少期の学習方法にあっていない。もっと五感を使った学習方法である興味を与える表現、ルールを理解しやすい表示、作業経験的遊びを取り入れた学習方法で楽しく自発的に取り組め学習効果を上げることができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の英語学習教材用シートにおいては、シート上に記憶したい小文字をアルファベット大文字小文字セット配列表に貼っておく。絵単語表の頭文字に接着したい部分として空かしておき、歌でアルファベットを読み、発音と単語の発音を聞いたり歌ったりする。これに伴い前記の適切な小文字を絵単語表の空き部分に貼る。完成したシートを確認し、またアルファベット表の適切な小文字部分に貼る、この作業を26文字にお行い繰り返す。
【発明の効果】
【0007】
上記の記憶したい文字をアルファベット小文字とし、アルファベットの大文字と小文字部分を空きにしてセットにしたものをアルファベット大文字小文字セット配列表とする。一方単語の頭文字を記憶したい部分として空きにして26単語をそれぞれ絵柄を付け配置し絵単語セット表示表とする。この表示によって大文字と小文字の認識、小文字を頭文字に持つ単語への発展性や、アルファベットの読み方と発音、単語の発音のフォニックスのルールの関連性が分かり易く、記憶学習が効果的にできる。
【0008】
また、記憶したい部分をアルファベット表から選び出し適切な単語の頭文字の空き部分に当てはめる。この作業を可逆的に繰り替えすとアルファベットの形、単語のスペリングを視覚からとらえることが出来る。そして記憶したい部分は第一次的に空きを埋めることで完成した形を繰り返し確認することになり記憶の定着が出来る。前記の自主的な作業、完成した形の確認からフォニックスの文字と発音の関連性のルールの記憶学習を楽しく効果的にする。また、記憶したい小文字部分や単語を歌の歌詞にして、曲をつけて繰り返し聞く歌うことを上記の作業に伴い行うことで、文字、単語の正しい発音、アクセントを聴覚から取り入れ、同時に文字、単語のセット表示、作業経験的記憶学習方法で低年齢児にも対応できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
シート上に絵と単語の頭文字を空きにしてセットとして配置し、絵単語セット表とする。また、アルファベット大文字と小文字を空きにしてセットとして配列し、大文字小文字セット配列表とする。
【0010】
詞に曲、リズム、ダンスを伴い聞いたり、歌ったり繰り返す。この聴覚からの情報インプット環境の下で適切なアルファベット小文字を絵単語セット表の空き部分やアルファベット大文字小文字セット配列表の空き部分に貼ってそれぞれの表を完成する。
【0011】
シート1の材料は、布シート、紙シート、ホワイトボード、ブラックボード、プラスチックパネル、マグネットボード等、くっつき離れる性質を有するもので代用できる。そしてもう一方の着脱マギックテープ面3裏面に記憶したい文字、絵、事項が期されている4も糊が付いたもの、マグネットタイプ、マジックテープが使用できる。
【0012】
また、シート1上へもう一方の着脱マジックテープ面3を張ったり剥がしたりする接着時点でのICインプット、それに対するICアウトプット方法やアルファベット大文字小文字セット配列表5、絵単語セット配列表6の完成図、未完成図に対してセンサーによるアウトプット対応の方法がある。センサーにはICメロディ、タッチセンサー、光センサー、振動センサーがあり音声で反応表示する方法もある。
【実施例0013】
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
図1において、布シート1上部に絵単語表6を配置し、その単語の頭文字2を空きにしてマジックテープの片側を縫い付ける。布シート1下部にアルファベット大文字小文字セット配列表5の小文字2を空きにしたその部分に前記のマジックテープを縫い付ける。アルファベット小文字をもう一方のマジックテープ裏4のくっつく機能のないアルファベット小文字を書き込み
図2の3のように絵単語表1に3を貼る。また、
図1アルファベット表の2に前記の剥がした3を貼る。この作業を繰り返す。
アルファベット大文字小文字セットを配列することで英語の単語構成文字の全てを把握する。また、大文字それぞれに対する小文字の対応を確認する。また、絵と英単語をセット表示することでその英単語の頭文字が何であるかに着目する。これらシート上の視覚情報を脳にインプットすることで文字から単語への関心を誘導することが出来る。詞、リズム・ダンスで聴覚情報を脳にインプットする有効な場を設定することになり、この環境の下で英単語を構成する文字の発音の仕方や書き方のルールフォニックスを覚える取り組みを容易にする。
そして、記憶したい適切な小文字をアルファベット表から選び出し、単語表の単語の頭文字を空き部分に貼る。また剥がしてアルファベット表小文字に貼る。この繰り返し作業を歌を歌ったりリズム・ダンスをする中で行い、アルファベットの読み、発音、単語の発音が張り付けた完成シート図ヒントとなり自発的な学習の取り組みで記憶効率を上げる。そしてリズム・ダンスの活用、図柄、貼る、剥がすの繰り返し作業が英単語の発音読み方、スペリングのルールの関連性を理解しやすく楽しく習得でき、低年齢児にも対応できる記憶の定着を図る方法となる。