IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 坂上 功の特許一覧

<>
  • 特開-エネルギーサイクルシステム 図1
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022024943
(43)【公開日】2022-02-09
(54)【発明の名称】エネルギーサイクルシステム
(51)【国際特許分類】
   B01D 53/62 20060101AFI20220202BHJP
   B07B 4/02 20060101ALI20220202BHJP
   B01D 53/82 20060101ALI20220202BHJP
   C01B 32/05 20170101ALI20220202BHJP
【FI】
B01D53/62
B07B4/02 ZAB
B01D53/82
C01B32/05
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020138287
(22)【出願日】2020-07-28
(71)【出願人】
【識別番号】517406401
【氏名又は名称】坂上 功
(72)【発明者】
【氏名】坂上 功
【テーマコード(参考)】
4D002
4D021
4G146
【Fターム(参考)】
4D002AA09
4D002AC01
4D002BA06
4D002BA09
4D002BA20
4D002CA07
4D002DA06
4D002EA07
4D002EA13
4D002FA10
4D002HA08
4D021FA02
4D021GA02
4D021GA12
4D021HA10
4G146AA01
4G146AB01
4G146AD34
4G146BA09
4G146BA48
4G146BC03
4G146BC43
4G146CB01
4G146DA02
4G146DA23
4G146DA25
4G146DA28
4G146DA42
4G146DA45
4G146DA46
(57)【要約】      (修正有)
【課題】産業廃棄ガスとして、地球温暖化に影響を及ぼす二酸化炭素を用いたエネルギーサイクルシステムを提供する。
【解決手段】産業廃棄ガス中の二酸化炭素をMg炉に送風して、マグネシウム燃焼反応させて、炭素と酸化マグネシウムに分解し、燃焼熱で発電し、燃えカスを風力分離して、炭素は燃焼に再利用、酸化マグネシウムは、太陽光によるパルスレーザー照射で還元して、MgとO2に分離して、MgはMg炉へ戻し、O2は大気へ放出する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
石炭火力発電のように、CO2排出する装置などで、排ガスをタンクに集めて、CO2は重いので、下方置換により、底に溜まり易く、タンク下方からある流量で、別の複数のタンクに、送風し、CO2濃度の高いタンクを、多く作り、Mg炉に送風し、マグネシウムを燃やすと、CO2を分解して、CとMgOの燃えカスとなります。
このMgの燃焼熱エネルギーを利用して、火力発電の原理で発電し、Mg炉は、中間にMgを敷き詰め、炉底に燃えカスが溜まる様に、炉底を絞って、出口を狭めて、ある程度カスが溜まったら、シュートに落とし込む。CO2送風は、絞り込み炉底と中間Mgの間に、送風する。
CとMgOの混合粉末は、シュートから、落下させて、落下中に強力な送風機で、飛ばして、比重が違うので、落下位置が違うことを利用して、分離する。それぞれ集めて、コンベアーなどの運搬装置で、C、Mgと再利用する。MgOは、集めて、頑丈なタンクで、太陽光による、パルスレーザーを照射して、還元する。この還元方法は、東工大矢部グループによる、Mgエネルギーサイクル理論によります。
送風のタイムラグなど、窒素排出などの自然放出、窒素はCO2よりも軽いので、タンク上部より放出すればよい。
この様に、植物が光合成で、CO2を吸収し有機物を生成しO2を排出する様に、本システムにおいて、Mgエネルギーサイクル理論を利用して、CO2を吸収して火力発電により、電気エネルギーを得て、酸素を放出する。あたかも人工光合成であるような、一連の流れのシステムを特許請求の範囲とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は産業廃棄される二酸化炭素の処理に関する
【背景技術】
【0002】
現在工場もしくは、石炭火力発電などから排出する、二酸化炭素の処理は、自然に放出されるだけで、地球温暖化の原因とされている。この二酸化炭素を利用して、マグネシウムエネルギーサイクル理論より燃焼反応させて、発電して、エネルギーを供給しながら二酸化炭素を分解して酸素を放出する。
【先行文献】
【0003】
CO2とMgの燃焼実験より
Mgエネルギーサイクル理論(東工大矢部グループによる)
下方置換法
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
産業廃棄による排ガス二酸化炭素放出による地球温暖化問題
【課題を解決するための手段】
【0005】
二酸化炭素を放出する装置などより、排ガスをタンクに一時的に集めて、マグネシウムと燃焼反応させて、炭素と酸化マグネシウムに分解し、炭素は燃焼へ再利用、MgOは太陽光によるパルスレーザー照射で、還元してMgとO2に分解し、MgはMg炉へ再利用、O2は自然放出。
【発明の効果】
【0006】
ただ放出し地球温暖化の原因とされている二酸化炭素を分解し、再利用し、酸素を放出しマグネシウム火力発電にて電気エネルギー得て地球温暖化問題を解決する一助になる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
二酸化炭素を放出する装置などより、排ガスをタンクに一時的に集めて、二酸化炭素収集法として、下方置換法で、CO2は質量が重いので、下に沈み易い性質を利用して、タンク下方よりダクトより送風して、複数の別のタンクにCO2濃度を高めて集めて、この時一つ目のタンクの中央に接続し、タンク上部より質量の軽いN2を放出する。複数のタンクも同様にし、CO2濃度を高めて行き、下方置換する静止時間も、タイムラグを考慮しながら送風し、極力純粋なCO2を集めて、Mg炉に送風する。Mg炉では、炉中間部にMgを敷き詰め下部より、CO2を送風させて、Mgを燃焼反応にて、CO2を分解する。CとMgOの灰が炉底に集まるように、炉底を絞り込み蓋をして、ある程度集まったところで、シュートに落とし込み、シュートより落下させて、落下途中で、強力な送風機で飛ばして、質量の違いから落下位置が違うことを利用して、分離する。CとMgOを別々に収集して、Cは燃焼などに、再利用して、MgOは強靭なタンクに集め、太陽光によるパルスレーザーを照射して還元して、MgとO2に分解し、O2は自然放出し、Mgはコンベアーなどの運搬装置でMg炉へと再利用する。
【産業上の利用の可能性】
【0008】
石炭火力発電などの、排ガスより二酸化炭素を集め、分解をマグネシウムとの燃焼反応で行い、その時の熱エネルギーを利用して、Mg炉火力発電で、電気エネルギーを得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】 イメージフロー図 二酸化炭素を排ガスとして、排出する装置から、二酸化炭素を集めて、下方置換法より二酸化炭素濃度を高めて、Mg炉に送風して、MgとCO2を燃焼反応させて、燃えカスを炉底に集めて、シュートに落とし込み落下させて、強風の送風機で飛ばして、MgOとCの灰混合粉末を、落下位置が違うことを利用して、分離する。Cは燃焼用に再利用、MgOは強靭なタンクに集めて、太陽光によるパルスレーザー照射で、MgとO2に分離する。MgはMg炉へコンベアーなどの運搬装置で投入し、再利用、O2は自然放出など、一連の流れをイメージ図にしました。
図1
【手続補正書】
【提出日】2021-11-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
CO2を排出する設備よりCO2を集めて、Mgと燃焼反応させて、CとO2に分解し、炭素は再利用へ、酸素は大気へ放出、Mgとの燃焼反応熱で蒸気タービンにて火力発電する、この一連のシステム