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特開2022-25931順番待ち管理装置、順番待ち管理方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022025931
(43)【公開日】2022-02-10
(54)【発明の名称】順番待ち管理装置、順番待ち管理方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220203BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020129131
(22)【出願日】2020-07-30
(71)【出願人】
【識別番号】000002299
【氏名又は名称】清水建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100161506
【弁理士】
【氏名又は名称】川渕 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(72)【発明者】
【氏名】山崎 元明
(72)【発明者】
【氏名】白石 理人
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC18
(57)【要約】      (修正有)
【課題】待機者の順番待ちの管理が効率的に行われるようにする順番待ち管理装置、順番待ち管理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】順番待ち管理システムにおいて、順番待ち管理装置200は、順番待ちの待機順に、待機者を一意に特定可能な待機者特定情報を含む待機者情報を対応付けて記憶部203に記憶させる待機管理部221と、記憶部203に記憶された待機者情報に基づいて、待機場所における所定の表示面において待機者ごとの待機位置に対応する表示位置に、対応の待機者の待機者特定情報を含む待機案内画像が表示されるように表示装置を制御する表示制御部222とを備える。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
順番待ちの待機順に、待機者を一意に特定可能な待機者特定情報を含む待機者情報を対応付けて記憶部に記憶させる待機管理部と、
前記記憶部に記憶された待機者情報に基づいて、待機場所における所定の表示面において待機者ごとの待機位置に対応する表示位置に、対応の待機者の待機者特定情報を含む待機案内画像が表示されるように表示装置を制御する表示制御部と
を備える順番待ち管理装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、待機順に応じて定められた前記待機位置に対応する表示位置に前記待機案内画像が表示されるように制御する
請求項1に記載の順番待ち管理装置。
【請求項3】
前記待機管理部は、ユーザ端末から送信された順番待ち登録要求に応じて、当該順番待ち登録要求が受信されるまでにおいて最後尾であった待機順に続く待機順に、当該順番待ち登録要求の送信元のユーザ端末に対応する待機者特定情報を含む待機者情報を対応付けて前記記憶部に記憶させる
請求項1または2に記載の順番待ち管理装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、最後尾に次ぐ待機順に対応する表示位置にて登録用画像が表示されるように制御し、
前記登録用画像は、前記ユーザ端末が読み取ることで、前記ユーザ端末に前記順番待ち登録要求を送信させる制御情報のコードを含む
請求項3に記載の順番待ち管理装置。
【請求項5】
順番待ちの待機順に、待機者を一意に特定可能な待機者特定情報を含む待機者情報を対応付けて記憶部に記憶させる待機管理ステップと、
前記記憶部に記憶された待機者情報に基づいて、待機場所における所定の表示面において待機者ごとの待機位置に対応する表示位置に、対応の待機者の待機者特定情報を含む待機案内画像が表示されるように表示装置を制御する表示制御ステップと
を含む順番待ち管理方法。
【請求項6】
コンピュータを、
順番待ちの待機順に、待機者を一意に特定可能な待機者特定情報を含む待機者情報を対応付けて記憶部に記憶させる待機管理部、
前記記憶部に記憶された待機者情報に基づいて、待機場所における所定の表示面において待機者ごとの待機位置に対応する表示位置に、対応の待機者の待機者特定情報を含む待機案内画像が表示されるように表示装置を制御する表示制御部
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、順番待ち管理装置、順番待ち管理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
遊技場の床に埋め込んだ表示装置により避難誘導用の画像を表示させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第99/29382号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えばテーマパークのアトラクションの乗車や、店舗での飲食あるいは商品購入などで客が多数の場合、客は順番待ちをすることになる。順番待ちの方法としては、従来であれば行列を作って並んだり、もしくは整理券のようなものを配布して行列を作らずに順番を管理することが行われている。このような客(待機者)の順番待ちについて効率的に管理できるようにすることが好ましい。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、待機者の順番待ちの管理が効率的に行われるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決する本発明の一態様は、順番待ちの待機順に、待機者を一意に特定可能な待機者特定情報を含む待機者情報を対応付けて記憶部に記憶させる待機管理部と、前記記憶部に記憶された待機者情報に基づいて、待機場所における所定の表示面において待機者ごとの待機位置に対応する表示位置に、対応の待機者の待機者特定情報を含む待機案内画像が表示されるように表示装置を制御する表示制御部とを備える順番待ち管理装置である。
【0007】
また、本発明の一態様は、順番待ちの待機順に、待機者を一意に特定可能な待機者特定情報を含む待機者情報を対応付けて記憶部に記憶させる待機管理ステップと、前記記憶部に記憶された待機者情報に基づいて、待機場所における所定の表示面において待機者ごとの待機位置に対応する表示位置に、対応の待機者の待機者特定情報を含む待機案内画像が表示されるように表示装置を制御する表示制御ステップとを含む順番待ち管理方法である。
【0008】
また、本発明の一態様は、コンピュータを、順番待ちの待機順に、待機者を一意に特定可能な待機者特定情報を含む待機者情報を対応付けて記憶部に記憶させる待機管理部、前記記憶部に記憶された待機者情報に基づいて、待機場所における所定の表示面において待機者ごとの待機位置に対応する表示位置に、対応の待機者の待機者特定情報を含む待機案内画像が表示されるように表示装置を制御する表示制御部として機能させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、待機者の順番待ちの管理が効率的に行われるようになるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本実施形態における順番待ち管理システムの全体的な構成例を示す図である。
図2】本実施形態における順番待ち案内表示の一例を示す図である。
図3】本実施形態における順番待ち登録画面、登録結果画面の一例を示す図である。
図4】本実施形態におけるアラーム設定画面、アラーム通知画面の一例を示す図である。
図5】本実施形態における順番待ち管理装置の構成例を示す図である。
図6】本実施形態における待機者情報テーブルの一例を示す図である。
図7】本実施形態における順番待ち管理装置が待機者情報テーブルの管理に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。
図8】本実施形態における順番待ち管理装置が床面の表示に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。
図9】本実施形態における順番待ち管理装置が、ユーザ端末での順番待ち状況ページの表示に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
<実施形態>
図1は、本実施形態の順番待ち管理システムの全体的な構成例を示している。同図の順番待ち管理システムは、例えばテーマパークあるいは遊園地等における或る1つのアトラクションに搭乗するための客(待機者の一例)の順番待ちについての管理を行う。
客は、アトラクションに搭乗するにあたり、入口ENTから待機場所WAとしての区画に入場する。入口ENTは、待機場所WAの各所において複数が設けられてよい。
この場合の待機場所WAは、建物内であってもよいし屋外であってもよい。また、待機場所WAは、壁、パーテーション、白線表示などにより、明確にエリアが規定されていてもよいし、例えば場所の案内表示看板などが設置されることで大まかなスペースの明示がなされているだけでもよい。待機場所WAでは、客は行列に並んで順番待ちをする。客は、自分が行列の先頭まで移動し、アトラクションに搭乗できる順番になると、搭乗口GTを通ってアトラクションに搭乗する。
【0012】
待機場所WAの床面FLは表示面となっている。表示面としての床面FLには、表示装置300が画像を表示させることができる。
床面FLでの表示のための表示装置300の構成としては特に限定されないが、例えば床面FLに設置した平面のディスプレイデバイスを表示装置300が駆動するようにされた構成であってよい。この場合のディスプレイデバイスの構成についても特に限定されないが、例えば液晶ディスプレイデバイス、有機ELディスプレイデバイス、LEDディスプレイデバイス等を挙げることができる。表示装置300は、床面FLに表示を行う機能を有していれば、特に構成や種類の限定は無い。
また、床面FLにおける表示は、例えばプロジェクタとしての表示装置300により、床面FLをスクリーンとして画像光を投射させて行うようにされてもよい。
また、待機場所WAの床面FL上の情報表示は、床面FL全体に表示されてもよいし、床面FLの一部分に表示されてもよい。また、待機場所WAの床面FL上の情報表示は、床面FLにおいて、部分的に複数箇所に表示されていてもよい。
【0013】
本実施形態では、床面FLにて、順番待ちをする客VSに向けた順番待ち案内表示が行われる。具体的に、順番待ち案内表示として、床面FLにおいては、順番待ちをする客VSに並んでもらうべき待ち位置(待機位置)ごとに対応して待機案内画像PG(PG-1~PG-5)が表示される。
同図においては、5つの待機案内画像PG-1~PG-5が表示された状態が示されている。5つの待機案内画像PG-1~PG-5が表示された状態は、現状において、5人の客VS(VS-1~VS-5)が順番待ちの行列をしている状況に対応する。待機案内画像PG-1~PG-5の順で1番から5番の待ち順(待機順)に対応する。この場合の待機案内画像PG-1~PG-5は、床面FLにて、順次、行列を形成していくように配置されるように表示される。待機案内画像PG-1~PG-5は、それぞれ1人の客VSが対応する。
待機順が1番から5番の客VS-1~VS-5は、それぞれ、待機案内画像PG-1~PG-5が表示された位置に立って順番待ちをする。この結果、待機順が1番から5番の客VS-1~VS-5は、待機場所WAにて行列を形成するようにして順番待ちすることができる。
【0014】
また、順番待ち案内表示として、床面FLにおいて、行列の最後尾に対応して表示される待機案内画像PG-5の次の順番に対応する位置には、登録用画像PRが表示される。登録用画像PRは、行列の最後尾に続いて行列に並んで順番待ちをしようとする客に向けて表示される画像である。登録用画像PRは、自己の表示された位置により客が順番待ちをする位置を案内する。また、登録用画像PRには、客が順番待ち登録をするのに利用するコードが含まれる。順番待ち登録は、待機場所WAにて順番待ちの誘導を受けられるようにするために、客が自分の所持するユーザ端末100を操作して行う登録である。
ユーザ端末100は、例えばスマートフォンやタブレット端末等であってよい。ユーザ端末100の順番待ち登録機能は、ユーザ端末100にインストールされた順番待ち登録アプリケーションによって実現される。あるいは、本実施形態における順番待ち登録の機能は、例えばSaaS(Software as a Service)等のクラウドサービスが提供するアプリケーションに、ユーザ端末100のウェブブラウザからアクセスすることで実現されるようにしてもよい。
【0015】
ここで、上記のように1番から5番の待機順の客VS(VS-1~VS-5)が順番待ちをしている状態のもとで、新たに、順番待ちをしようとする2人一組の客VS-6、VS-7が待機場所WAに入場してきた。待機場所WAに入場した客VS-6、VS-7は、表示されている登録用画像PRの位置にまで赴き、以下に説明するようにして順番待ち登録を行う。
なお、順番待ち登録は、1人の客が行うことも可能であるし、2名以上のグループによる客についてまとめて行うことも可能である。ここでは、2名の客VS-6、VS-7がグループとしてまとめて順番待ち登録を行う場合を例に挙げる。
また、客VS-6、VS-7によるグループは、順番待ち登録を行うにあたり、客VS-6、VS-7のうちの一方の所持するユーザ端末100を用いればよい。ここでは、客VS-6が、自分の所持するユーザ端末100を用いて、客VS-6、VS-7のグループ単位の順番待ち登録を行う場合を例に挙げる。
【0016】
図2(A)は、床面FLの順番待ち案内表示における後尾側の状況を示している。具体的に同図においては、登録用画像PRと、その2つまで前の待機順に対応して表示されている待機案内画像PG-5、PG-4とが示されている。待機案内画像PGにおいては、それぞれ、登録番号と残り人数とが表示されている。登録番号は、現在においてアトラクションの順番待ちをする待機者として登録した客ごとに固有となるように付された番号である。残り人数は、対応の待機案内画像PGより前で順番待ちをしている客の数(即ち、対応の待機案内画像PGより前の待機案内画像PGの数)を示している。
【0017】
同図の登録用画像PRにおいては、例えば「最後尾」との文字が表示されている。登録用画像PRは、「最後尾」との文字の表示により、客VS-6、VS-7が登録用画像PRの位置にて順番待ちで並んだ場合に、当該登録用画像PRの位置が最後尾となることを案内する。
【0018】
また、登録用画像PRにおいては、コードCDが表示されている。コードCDは、ユーザ端末100が読み取る。コードCDは、ユーザ端末100に順番待ち登録に応じた処理を実行させる制御情報をコード化したものである。なお、登録用画像PRにおいて、コードCDとともに、客に、ユーザ端末100にコードCDを読み取らせてもらうよう案内する表示が行われてよい。
コードCDの形式例としては、2次元バーコードなどが考えられるが、上記の制御情報のコード化の機能を満たすものであれば、任意の画像、コード、文字情報などであってよい。
【0019】
客VS-6は、自分のユーザ端末100で順番待ち登録アプリケーションを起動させる。ユーザ端末100のカメラ機能やスキャン機能を利用して、ユーザ端末100にコードCDを読み取らせる操作を行う。ユーザ端末100は、コードCDを読み取ったことに応じて、順番待ち登録画面を表示させる。
図2(B)の床表示の説明については後述する。
【0020】
図3(A)は、ユーザ端末100にて表示される順番待ち登録画面の一例を示している。順番待ち登録画面は順番待ち登録の操作が行われる画面である。順番待ち登録画面においては、順番待ちに登録する客の人数(登録人数)の数値を入力する入力ボックスBX1が設けられている。この場合、客VS-6は、入力ボックスBX1に対して「2」を入力する操作を行う。
また、同図の順番待ち登録画面においては、登録ボタンBT1が配置されている。登録ボタンBT1は、入力ボックスBX1に入力した数値に応じた登録人数分の順番待ち登録を指示する操作が行われるボタンである。客VS-6は、入力ボックスBX1に対して「2」を入力したうえで、登録ボタンBT1に対する操作を行う。
【0021】
登録ボタンBT1が操作されたことに応じて、ユーザ端末100における表示は、順番待ち登録画面から登録結果画面に遷移する。
図3(B)は、登録結果画面の一例を示している。登録結果画面は、順番待ち登録の結果を客に示す画面である。同図の登録結果画面においては、登録人数エリアAR1、単位登録結果エリアAR2(AR2-1、AR2-2)が配置される。
登録人数エリアAR1においては、今回の順番待ち登録によって待機者として登録された客の人数(登録人数)が示される。同図においては、登録人数が2名であることが示されている。
【0022】
単位登録結果エリアAR2は、1名ごとの待機者に対応する順番待ちの登録結果が示される。同図においては、2名の待機者が登録されたことに応じて、2つの単位登録結果エリアAR2(AR2-1、AR2-2)が配置されている。
1の単位登録結果エリアAR2においては、登録番号、残り人数、及び予想搭乗時刻が示されている。
単位登録結果エリアAR2における登録番号は、今回の順番待ち登録によって、対応の待機者としての客に付された登録番号を示す。
単位登録結果エリアAR2における残り人数は、現在の行列において、対応の待機者より前の順番で順番待ちをしている待機者の数を示す。
単位登録結果エリアAR2における予想搭乗時刻は、対応の待機者がアトラクションに搭乗できることが予想される時刻を示す。なお、単位登録結果エリアAR2において、予想搭乗時刻に代えて、対応の客VSがアトラクションに搭乗できるまでの待ち時間が示されるようにしてよい。
【0023】
また、1の単位登録結果エリアAR2においては、URLコピーエリアAR21とURLコードエリアAR22が配置されている。
URLコピーエリアAR21とURLコードエリアAR22は、以下のようにして順番待ち情報ページのURL(Uniform Resource Locator)を提供するエリアである。
順番待ち状況ページは、順番待ち登録された待機者に、対応の順番待ち状況を提供するウェブページである。
図示は省略するが、順番待ち状況ページにおいては、登録番号、残り人数、予想搭乗時刻等が示される。順番待ち状況ページにおいて表示される残り人数や予想搭乗時刻は、時間経過により行列が進行していくことに応じて、現在に対応する最新の人数、時刻を示す。
URLコピーエリアAR21は、例えばタップ操作されることで、ユーザ端末100に順番待ち状況ページのURLをコピーさせるボタンとして機能する。待機者は、ユーザ端末100がコピーしたURLを、メールやSNSのメッセージ機能などを用いて、同伴の待機者のユーザ端末100に送信することができる。同伴の待機者のユーザ端末100は、送信されたURLを受信することにより、順番待ち状況ページのURLが取得できたことになる。
また、URLコードエリアAR22は、順番待ち状況ページのURLのコードを表示するエリアである。同図では、URLコードエリアAR22においてURLが2次元コードで示された例を挙げているが、例えばバーコードなどの他のコード形式であってもよい。
【0024】
ユーザ端末100は、コードを撮像して読み取るコードリーダ機能を有している。同伴の待機者は、URLコードエリアAR22にて表示されたコードを、自分の所持するユーザ端末100に読み取らせることで、自分のユーザ端末100が順番待ち状況ページのURLを取得することができる。同伴者のユーザ端末100は、上記のようにして取得されたURLにアクセスすることで、自分のユーザ端末100にて順番待ち状況ページを表示させることができる。
【0025】
また、例えば単位登録結果エリアAR2におけるURLコピーエリアAR21、URLコードエリアAR22以外の部分に対するタップ操作(即ち、単位登録結果エリアAR2自体をタップする操作)が行われることに応じて、操作された単位登録結果エリアAR2の待ち順に対応する順番待ち状況ページが表示されるようにしてよい。グループにおいて自分のユーザ端末100を操作して順番待ち登録を行った客VSは、自分に対応する単位登録結果エリアAR2自体をタップする操作を行うことで、自分に対応する順番待ち状況ページを表示させることができる。
【0026】
なお、順番待ち状況ページは、待機者ごとに用意されるのではなく、グループ単位に対応して用意されてよい。グループ単位に対応する順番待ち状況ページは、対応のグループに含まれる待機者ごとの順番待ち状況(登録番号、残り人数、予想搭乗時刻等)が示される内容を有するものであってよい。
この場合には、例えば登録結果画面(図3(B))における単位登録結果エリアAR2以外の所定の箇所にて、各1つのグループ単位に対応するURLコピーエリアとURLコードエリアとを表示させてよい。グループに属する待機者としての客VSは、順番待ち登録の操作を行った同じグループの客VSから、自分のユーザ端末100にURLを送信してもらうか、自分のユーザ端末100により、URLコードエリアに表示されたコードを読み取らせることにより、グループ単位に対応する順番待ち状況ページのURLを取得することができる。
【0027】
順番待ち状況ページのURLは、例えば、順番待ち管理装置200が発行するようにされてよい。順番待ち管理装置200は、1の登録された待機者ごとに個別にURLを発行するようにされる。そのうえで、順番待ち状況ページのURLが、送受信あるいはコードの読み取りによって、対応の待機者のユーザ端末100にて取得されるようにすることで、通常では、対応の待機者の順番待ち状況ページに他の待機者がアクセスできないようにすることができる。
【0028】
上記のように順番待ち登録が行われたことに応じて、床面FLの順番待ち案内表示における後尾の状況は、図2(A)から図2(B)に遷移する。
つまり、今回の順番待ち登録前においては最後尾であった待機案内画像PG-5にさらに後続するようにして、2つの待機案内画像PG-6、PG-7が配置される。待機案内画像PG-6、PG-7は、それぞれ、今回の順番待ち登録により登録された2名の待機者としての客に対応する。待機案内画像PG-6、PG-7は、それぞれ、待機案内画像PG-5に後続するものとして定められた待ち位置にて表示される。この結果、待機案内画像PGにより示される行列の最後尾は、待機案内画像PG-5から2つ後ろの待機案内画像PG-7に変更される。登録用画像PRは、最後尾となったPG-7の次の待ち位置にて表示される。
【0029】
今回順番待ち登録をした2名の客VS-6、VS-7は、それぞれ、新たに表示された待機案内画像PG-6、PG-7において表示されている登録番号が、ユーザ端末100の登録結果画面における単位登録結果エリアAR2に表示された登録番号と同じであることを確認する。これにより、客VS-6、VS-7は、自分たちが順番待ちのために並ぶ位置が、待機案内画像PG-6、PG-7の表示された位置であることを把握できる。そこで、客VS-6、VS-7は、それぞれ、待機案内画像PG-6、PG-7が表示された位置にて順番待ちをするようにされる。
【0030】
ここで、例えば行列の先頭で待っていた客VS-1が搭乗できることとなって、搭乗口GTを通っていった。このように客VS-1が行列から抜けたことに応じて、これまで表示されていた待機案内画像PG-1は消去され、残る待機案内画像PG-2~PG-7、登録用画像PRが、それぞれ1つ前の行列の待ち位置に移動するようにして表示が変化する。このように表示が変化することで、順番待ちをしている客VSには、自分の登録番号の待機案内画像PGが1つ前の待ち位置に移動したように見えることになる。そこで、客VSは、それぞれ、自分の登録番号の待機案内画像PGが表示されている1つ前の待ち位置に移動するようにして行列を進めていくことができる。
【0031】
また、上記のようにして順番待ちをしているときに、自分のユーザ端末100を操作して順番待ち登録を行った客VSは、例えば自分の待ち順に対応する単位登録結果エリアAR2に対するタップ操作を行うことで、自分の待ち順に対応する順番待ち状況ページを表示させることができる。順番待ち状況ページにおいては、例えば前述のように、登録番号と、現在における客VSの前で順番待ちをしている客の人数(残り人数)、現在における予想搭乗時刻あるいは待ち時間等が表示されてよい。
このようなユーザ端末100における順番待ち状況ページの表示にあたり、ユーザ端末100は、操作された単位登録結果エリアAR2に対応してリンクが貼られていたURLにアクセス要求を順番待ち管理装置200に送信する。アクセス要求を受信した順番待ち管理装置200は、現在において順番待ち登録している待機者の情報(待機者情報)を参照して、アクセス要求に含まれる登録番号により示される待機者の前で順番待ちをしている客の残り人数、予想搭乗時刻(あるいは待ち時間)等を算出する。順番待ち管理装置200は、登録番号と、算出された残り人数及び予想搭乗時刻等を含む順番待ち状況ページを生成し、生成された順番待ち状況ページをユーザ端末100に送信する。ユーザ端末100は、受信された順番待ち状況ページを表示させる。
【0032】
また、順番待ち登録を行った客VSの同伴者は、前述のようにして取得された順番待ち状況ページのURLに自分のユーザ端末100をアクセスさせることで、自分のユーザ端末100にて、自分の待ち順に対応する順番待ち状況ページを表示させることができる。
今回の順番待ち登録の例の場合であれば、順番待ち登録の操作を行った客VS-6は、自分の所持するユーザ端末100にて表示されている単位登録結果エリアAR2のタップ操作を行って、自分の待ち順に対応する順番待ち状況ページを表示させることができる。
また、客VS-6の同伴者である客VS-7は、客VS-6のユーザ端末100からのURLの送信またはコードの読み取りにより取得されたURLに、自分のユーザ端末100をアクセスさせることで、自分のユーザ端末100にて、自分の待ち順に対応する順番待ち状況ページを表示させることができる。
これにより、客VS-6と客VS-7は、順番待ちをしている間に別々に行動していたとしても、自分の待ち順に対応する行列の進み具合(順番待ち状況)を、自分のユーザ端末100にて表示させた順番待ち状況ページを見て把握することができる。
【0033】
このようにして、本実施形態においては、順番待ちをしている客VSが床面FLにて表示される待機案内画像PGの案内に従うことで、行列に並びながら順番待ちをすることができる。
そのうえで、本実施形態の順番待ち管理システムにおいては、待機案内画像PGが床面FLとしての表示面において画像として表示されるものであることから、床面FLにて表示される待機案内画像PGの位置を自在に変更することができる。これにより、本実施形態の順番待ち管理システムにおいては、行列のパターン形成について高い自由度を得ることができる。
【0034】
例えば、本実施形態の順番待ち管理システムは、待機場所WAの床面FLの大きさ、形状等に適合させて行列のパターンを自由に形成することができる。
また、本実施形態の順番待ち管理システムは、待機順において前後する関係にある待機案内画像PGの間の距離について、待機順が前後の客VS同志が煩わしさを覚えにくいような距離であるとか、感染症予防に応じた適切な距離(ソーシャルディスタンス)を保たせることが容易に可能となる。具体的には、各待機案内画像PGの間隔、表示位置、待機案内画像PG自体の大きさ等を変更することで所望の距離を確保できる。
そのうえで、例えば待機順において前後する関係にある待機案内画像PGの間の床面FLにて、待機者に対して、他の待機者と十分な間隔を保ってもらうことを案内する表示が行われてよい。このような案内の表示は、待機者に向けた文字によるメッセージであってもよいし、所定の態様によりソーシャルディスタンス等の距離を指示可能な標識のようなものであってもよい。また、案内の表示は、文字と標識の組み合わせであってもよい。
【0035】
また、客VSは、順番待ちをしている間は、順番待ち登録アプリケーションが動作する自分のユーザ端末100を操作して、自分の登録番号等が示される順番待ち状況ページを表示させ、いつでも自分の登録番号を確認することができる。そして、待機案内画像PGにおいては、対応の客VSに付与された登録番号が表示されている。
これにより、本実施形態の順番待ち管理システムにおいて、客VSは、順番待ちをしている間に、自分の待機案内画像PGの位置(すなわち、従来の行列であればその客VSが並んでいるべき位置)から安心して離れることも可能となる。客VSが待機案内画像PGの位置から離れたとしても、待機案内画像PGには客VSの登録番号が表示されていることから、後ろの客によって行列が詰められたり、他の客が横から入ってくるようなこともない。用事を済ませた客VSは、空いている状態にある自分の待機案内画像PGの位置に戻ってくることができる。
例えば、順番待ちをしていてトイレに行きたくなったような場合であっても、本実施形態の場合であれば、トイレに行った後も並び直すことなく、自分の待機案内画像PGのところに戻ってくることができる。また、待ち時間が相当に長い場合には、客VSは、自分の待機案内画像PGから離れて、例えば飲食、買い物などを済ませてくるなどして、待ち時間を有効に利用することが可能になる。
【0036】
なお、上記のように客VSが自分の待機案内画像PGの位置から離れられるようになることで、客VSは、長い待ち時間のアトラクションの行列から離れ、その待ち時間の間に、別の待ち時間の短いアトラクションに並んで乗車するというようなことが可能となる。このように或るアトラクションの行列にて順番待ち登録していながら、他のアトラクションに乗るという行為は、不正であるとの考え方を採ることができる。この場合には、例えば、同じ客VSが複数の順番待ち登録を同時に重複して行えないように制御することで、上記の不正を防止可能となる。
【0037】
また、例えば上記のように順番待ち登録をした客VSが自分の待機案内画像PGの位置から離れてもよい状況では、客VSが順番待ちをしている間において、残り人数や、現在時刻から予想搭乗時刻までの残り時間(以下、単に「残り時間」とも記載する)が設定値に至ったことに応じてアラーム通知が行われるようにされてよい。
アラーム通知は、例えば順番待ち管理装置200が、順番待ち登録の操作が行われたユーザ端末100に対して送信する。
また、アラーム通知のトリガとなる残り人数や残り時間は、予め固定的に設定されてよいが、順番待ち登録を行った客が、順番待ち登録アプリケーションに対する操作によって設定できるようにされてよい。
【0038】
図4(A)は、順番待ち登録アプリケーション上で表示されるアラーム設定画面の一例を示している。アラーム設定画面は、アラーム通知のトリガとなる残り人数や残り時間を客VSが設定する操作を行う画面である。
同図のアラーム設定画面においては、残り人数設定エリアAR31と残り時間設定エリアAR32とが配置されている。残り人数設定エリアAR31は、アラーム通知のトリガとなる残り人数を設定する操作が行われるエリアである。残り時間設定エリアAR32は、アラーム通知のトリガとなる残り時間を設定する操作が行われるエリアである。この場合、客VSは、アラーム通知のトリガとして、残り人数と残り時間とのいずれかを選択して設定できる。
客VSは、アラーム通知のトリガとして、残り人数を設定する場合には、残り人数設定エリアAR31における入力ボックスBX31に、アラーム通知のトリガとなる残り人数の値を入力する操作を行ったうえで、設定ボタンBT31を操作する。同図の残り人数設定エリアAR31においては、現在の残り人数が示されている。
また、客VSは、アラーム通知のトリガとして、残り時間を設定する場合には、残り時間設定エリアAR32における入力ボックスBX32に、アラーム通知のトリガとなる残り時間の値を入力する操作を行ったうえで、設定ボタンBT31を操作する。同図の残り時間設定エリアAR32においては、現在の残り時間が示されている。
【0039】
設定ボタンBT31が操作されたことに応じて、ユーザ端末100は、アラーム設定要求を順番待ち管理装置200に送信する。順番待ち管理装置200は、受信されたアラーム設定要求に含まれるトリガ情報を、アラーム設定要求の送信元のユーザ端末100が対応するユーザIDに対応付けて記憶する。トリガ情報は、上記のようにアラーム設定画面に対する操作によって設定された残り人数の値、あるいは残り時間の値である。
順番待ち管理装置200は、順番待ち登録された待機者ごとの待機順が変更された際に、待機者ごとに残り人数を特定する。また、順番待ち管理装置200は、特定された残り時間と後述の行列処理時間情報記憶部232が記憶する情報を利用して残り時間を算出する。
順番待ち管理装置200は、自己が記憶するトリガ情報のうちから、上記のようにして得られた残り人数または残り時間に至った値を有するトリガ情報を特定する。順番待ち管理装置200は、特定したトリガ情報に対応付けられたユーザIDに対応するユーザ端末100にアラーム通知を送信する。
【0040】
なお、同図では、アラーム通知のトリガとして、残り人数と残り時間とのうちからいずれか一方を選択的に設定可能とされているが、予め、いずれか一方のみが設定可能とされていてもよい。この場合には、アラーム設定画面において、残り人数設定エリアAR31と残り時間設定エリアAR32とのうちで、設定可能なトリガに対応する一方のみが配置されてよい。
また、アラーム通知は複数回行われてよい。この場合には、例えば「あと30分」、「あと20分」、「あと10分」、「あと5分」であるとか、「残り200人」、「残り100人、「残り50人、「残り30人」などといったように、所定時間おき、あるいは所定人数おきに複数回のアラーム通知が繰り返されてもよい。この場合、ユーザ端末100に対するユーザの操作によるアラーム通知のトリガ設定にあたっては、例えば1回目のアラーム通知に対応する残り人数の値、あるいは残り時間を設定したうえで、2回目以降のアラーム通知について、何人おきとするのか、あるいは何分おきとするのかといった間隔を設定できるようにしてよい。
【0041】
順番待ち管理装置200は、アラーム通知としてプッシュ通知を送信するようにされてよい。ユーザ端末100は、受信したプッシュ通知を実行する。そのうえで、例えば客VSがプッシュ通知に対する操作等を行うことで、ユーザ端末100にてアラーム通知画面が表示されるようにしてよい。
図4(B)は、アラーム通知画面の一例を示している。同図のアラーム通知画面は、通知のトリガが残り人数である場合の例である。同図においては、登録番号と、現在の残り人数とが表示されている。また、同図のアラーム通知画面においては、現在の残り時間も併せて示されている。
【0042】
図5は、順番待ち管理装置200の構成例を示している。同図の順番待ち管理装置200は、通信部201、制御部202、及び記憶部203を備える。
通信部201は、ユーザ端末100、表示装置300、カメラ400等と通信を実行する。
制御部202は、順番待ち管理装置200における各種の制御を実行する。制御部202は、待機管理部221及び表示制御部222を備える。
【0043】
待機管理部221は、客VS(待機者)の順番待ちに関する管理を行う。待機管理部221は、ユーザ端末100からの順番待ち登録要求に応じて、順番待ち登録要求に含まれるユーザIDに対応する登録番号を生成する。待機管理部221は、ユーザIDと、生成した登録番号(対応の待機者を一意に特定可能な待機者特定情報の一例)を含む待機者情報を生成する。待機管理部221は、生成した待機者情報を、最後尾の待機順に対応させて待機者情報テーブル記憶部231に記憶させる。
また、待機管理部221は、待機者のユーザ端末100からの都度の順番待ち状況ページのURLへのアクセス要求に応じて、該当の客VSとしての待機者についての順番待ち状況ページを生成し、生成した順番待ち状況ページをユーザ端末100にて表示させる。この際、待機管理部221は、順番待ち状況ページにて予想搭乗時刻を含める場合には、行列処理時間情報記憶部232に記憶される情報に基づいて予想搭乗時刻を推定する。
また、待機管理部221は、待機者のユーザ端末100に対してアラーム通知が行われるように制御することができる。
表示制御部222は、床面FLにて待機案内画像PGや登録用画像PR等の表示が行われるように表示装置300を制御する。
【0044】
記憶部203は、順番待ち管理装置200に対応する各種の情報を記憶する。記憶部203は、待機者情報テーブル記憶部231、行列処理時間情報記憶部232、及びトリガ情報テーブル記憶部233を備える。
待機者情報テーブル記憶部231は、待機者情報テーブルを記憶する。
行列処理時間情報記憶部232は、行列処理時間情報として、行列における残り人数と残り時間の関係についての過去の事例(履歴)の情報を記憶する。行列処理時間情報記憶部232が記憶する情報は、後述のように、予想搭乗時刻の推定に用いられる。
トリガ情報テーブル記憶部233は、トリガ情報テーブルを記憶する。トリガ情報テーブルは、図示は省略するが、順番待ち登録された待機者のユーザIDにトリガ情報を対応付けた構造である。1のユーザIDに対応付けられたトリガ情報は、前述のように、アラーム設定画面に対する操作によって設定された残り人数の値、あるいは残り時間の値であり、客VSへのアラーム通知の制御に用いられる。
【0045】
図6は、待機者情報テーブル記憶部231が記憶する待機者情報テーブルの一例を示している。同図は、前述の客VS-6、VS-7の2名のグループが順番待ち登録を行った結果が反映された内容例を示している。
待機者情報テーブルは、待機順ごとに対応して1の待機者に対応する待機者情報が格納される構造である。
なお、同図の待機者情報テーブルにおいては、待機者情報テーブルにおいて、予め「1」から所定の最大値「N」までの待機順の範囲が規定されている例を示しているが、待機順の最大値については特に制限が設けられなくともよい。
【0046】
1の待機者に対応する待機者情報は、1の待機順に各1つの登録番号とユーザIDとを対応付けた構造である。
待機者情報における登録番号は、対応の待機者に対応付けられるものとして生成された登録番号である。
また、待機者情報におけるユーザIDは、順番待ち登録を行った客(待機者)のユーザIDである。待機者情報におけるユーザIDは、対応の順番待ち登録に用いられたユーザ端末100から送信された順番待ち登録要求から取得されたものである。このため、客が順番待ち登録にあたって、グループ単位による2以上の登録人数を指定した場合、順番待ち登録要求に応じて新規に待機者情報テーブルに記憶される複数の待機者情報は、共通のユーザIDを格納する。
【0047】
同図において、待機順6、7の待機者情報は、2名のグループ単位による客VS-6、VS-7に対応する。待機順6、7の待機者情報におけるユーザIDは、例えば客VS-6のユーザ端末100から送信された順番待ち登録要求に含まれていたユーザIDが共通に格納されている。
【0048】
このように、ユーザIDが共通となる複数の待機者情報は、同じグループに含まれる複数の待機者に対応しているものとして扱うことができる。つまり、例えば待機管理部221は、待機者情報テーブルにおける待機者情報のユーザIDを参照することで、待機者のグループ構成を認識することができる。グループ構成の認識結果は、例えばアトラクションの定員に対してどのように待機者を振り分けて搭乗させるかの判定に利用することができる。
【0049】
なお、トリガ情報を、対応の待機者のユーザIDを格納する待機者情報に格納するようにしてもよい。この場合、トリガ情報テーブル記憶部233は省略されてよい。
【0050】
また、待機者情報に格納されるユーザIDと前述の順番待ち状況のURLとを対応付けてよい。具体的には、例えば待機者情報に順番待ち状況のURLをさらに格納してよい。これにより、待機者情報におけるユーザIDとURLとが対応付けられる。つまり、待機者としての客VSごとあるいはグループ単位ごとに順番待ち状況ページが対応付けられる。このようにグループ単位ごとに順番待ち状況ページが対応付けられることで、順番待ち状況ページに対して、或る待機者に対応する順番待ち状況ページに、他のグループの客VSのユーザ端末100がアクセスできないようにセキュリティ機能を与えることができる。
【0051】
図7のフローチャートを参照して、本実施形態の順番待ち管理装置200が待機者情報テーブルの管理に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS101:順番待ち管理装置200において、待機管理部221は、ユーザ端末100から送信された順番待ち登録要求が受信されたか否かについて判定する。
【0052】
ステップS102:順番待ち登録要求が受信されると、待機管理部221は、新規の滝者の待機者情報が格納されるように待機者情報テーブルを更新する。
この際、待機管理部221は、受信された順番待ち登録要求が示す登録人数を認識する。待機管理部221は、認識した登録人数に応じた数の登録番号を発行する。待機管理部221は、発行した登録番号のそれぞれと、受信された順番待ち登録要求に含まれているユーザIDとを対応付けた待機者情報を生成する。発行した登録番号が複数である場合、待機管理部221は、複数の登録番号ごとに共通のユーザIDが対応付けられた複数の待機者情報を生成する。
待機管理部221は、待機者情報テーブルにおいて、これまで最後尾であった待機順に続く、今回の登録人数分に対応する待機順ごとに、生成した待機者情報を1つずつ格納する。
【0053】
このような処理は、例えば、前述の客VS-6、VS-7の順番待ち登録との対応では、以下のようになる。つまり、待機管理部221は、客VS-6、VS-7に対応する2名の登録人数に対応させて「12A47」と「12A48」の2つの登録番号を発行する。待機管理部221は、発行した2つの登録番号のそれぞれに、順番待ち登録要求に含まれていた同じユーザIDを対応付けることで、2つの待機者情報を生成する。
客VS-6、VS-7に対応する順番待ち登録要求が受信されたとき、待機者情報テーブルにおいて待機者情報が格納されている最後尾の待機順は「5」である。そこで、この場合の待機管理部221は、登録番号として「12A47」を格納する待機者情報を、待機順「6」に対応付けて待機者情報テーブルに格納する。また、待機管理部221は、登録番号として「12A48」を格納する待機者情報を、待機順「7」に対応付けて待機者情報テーブルに格納する。
このようにして、待機者情報テーブルにおいて、客VS-6、VS-7の2名に対応する2つの待機者情報が新規に登録される。
【0054】
ステップS103:待機管理部221は、現在の残り人数の取得と予想搭乗時刻の推定とを行う。
待機管理部221は、待機者情報テーブル記憶部231に記憶される待機者情報テーブルを参照して、現在の残り人数を取得する。また、待機管理部221は、取得された残り人数と、行列処理時間情報記憶部232に記憶された行列処理時間情報とを利用して予想搭乗時刻を推定する。
【0055】
ステップS104:待機管理部221は、ステップS102による順番待ち登録の結果を示す登録結果通知を、順番待ち登録要求の送信元のユーザ端末100に送信する。
ユーザ端末100は、受信された登録結果通知に基づいて、図3(B)に例示した登録結果画面を表示させる。図3(B)に例示した登録結果画面との対応では、登録結果通知には登録人数、登録された待機者ごとの登録番号、残り人数、予想搭乗時刻等の情報が含まれる。登録結果通知に含まれる情報のうち、登録人数と登録番号はステップS102により取得され、残り人数と予想搭乗時刻はステップS103により取得されたものである。
【0056】
ステップS105:ステップS104の処理の後、あるいはステップS101にて順番待ち登録要求が受信されないと判定された場合、待機管理部221は、脱行列者が検出されたか否かについて判定する。
脱行列者は、行列に並んで順番待ちしていた待機者(客)のうち、アトラクションに搭乗できることとなったために、搭乗口GTに移動したことで行列から抜けた待機者である。
脱行列者の数を把握することが行列の進み具合を把握することになり、脱行列者の数を検出する機構を用意することが必要となる。
【0057】
脱行列者の検出は、例えば以下のようにして行われる。カメラ400は、搭乗口GTにおける待機者の状態を撮像した撮像画像を順番待ち管理装置200に送信している。待機管理部221は、受信された撮像画像を解析することにより、アトラクションへの搭乗のために行列から抜けて搭乗口GTに進んでいく人の移動の有無(脱行列者の有無)を検出する。待機管理部221は、脱行列者が有ると検出した場合には、1回のアトラクションへの搭乗に応じて搭乗口GTに進んだ脱行列者の数についても検出する。検出された脱行列者の数は、待機者情報テーブル記憶部231が記憶する待機者情報テーブルの更新に利用される。
ステップS105にて脱行列者が検出されないと判定された場合には、ステップS101に処理が戻される。
【0058】
なお、脱行列者の検出は、カメラ400に限定されるものではなく、例えば、人感センサ、ゲートセンサ等の検出出力を利用して待機管理部221が行うようにされてよい。あるいは、係員などが目視で確認して脱行列者をカウントする操作を待機管理部221が検知するようにされてよい。
また、係員やカメラ400により、行列から搭乗口に移動した最終の脱行列者の床表示の登録番号(最終離脱登録番号)を把握し、把握された最終離脱登録番号が順番待ち管理装置200の待機管理部221に通知されるようにする。待機管理部221は、通知された最終離脱登録番号を、例えば図6の待機者情報テーブルに記録する。待機管理部221は、例えば、待機者情報テーブルにおける、前回記録された最終離脱登録番号から今回記録された最終離脱登録番号までにおける待機者に基づいて、脱行列者の数を検出することができる。また、待機管理部221は、登録番号を通し番号として待機者ごとに割り付ける場合には、前回の最終離脱登録番号の値と今回の最終離脱登録番号の値との減算結果を利用するなど、脱行列者の数を計算により求めることも可能である。
【0059】
ステップS106:待機管理部221は、ステップS105により脱行列者を検出した場合、検出された脱行列者に応じた待機者情報を削除して、待機者情報テーブルを更新する。
具体的に、図5の待機者情報テーブルの内容のもとで、ステップS106により検出された脱行列者の数が「2」である場合には、待機管理部221は、待機者情報テーブルから、待機順「1」、「2」のそれぞれに対応付けられた待機者情報(登録番号、ユーザID)を削除する。待機管理部221は、残る待機順「3」~「7」に対応付けられていた5つの待機者情報を、新たに待機順「1」~「5」に対応付けるように待機者情報テーブルを更新する。ステップS106の処理の後は、ステップS101に処理が戻される。
【0060】
図8を参照して、本実施形態の順番待ち管理装置200が、床面FLの表示に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS201:順番待ち管理装置200において表示制御部222は、待機者情報テーブルが更新されるのを待機する。待機者情報テーブルは、図7のステップS102またはステップS105の処理が行われたことに応じて更新される。
【0061】
ステップS202:ステップS201にて待機者情報テーブルの更新が行われたと判定された場合、表示制御部222は、更新後の待機者情報テーブルに基づいて新たな床表示データを生成する。
ステップS202にて生成される表示データは、更新後の待機者情報テーブルの待機順に対応付けられた待機者情報が格納する登録番号を示す待機案内画像PGと、1つの登録用画像PRを、床面FLのそれぞれの待機順に応じた待ち位置にて表示するものとなる。
【0062】
ステップS203:表示制御部222は、ステップS202にて生成された表示データにより床面FLでの表示が行われるように表示装置300を制御する。
【0063】
これにより、ステップS102により待機者情報テーブルが更新された場合に応じては、床面FLにて、図2(A)から図2(B)への遷移として例示したように表示が行われる。つまり、床面FLにおいては、新たに順番待ち登録した客VSの人数(登録人数)に応じた数の待機案内画像PGが、これまでの最後尾の待機案内画像PGに続く待ち位置ごとに新たに表示される。また、新たに表示された待機案内画像PGに続く待ち位置にて登録用画像PRが表示される。
また、ステップS105により待機者情報テーブルが更新された場合に応じては、アトラクションに搭乗するために行列から抜けて搭乗口GTに移動した客に対応する待機案内画像PGが消去される。そして、残る待機案内画像PGと登録用画像PRが、搭乗口GTに移動した客の数に応じて進んだ待機順に対応する待ち位置に移動するようにして表示される。
【0064】
図9のフローチャートを参照して、本実施形態の順番待ち管理装置200が、ユーザ端末100での順番待ち状況ページの表示に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS301:順番待ち管理装置200において、待機管理部221は、ユーザ端末100からのアクセス要求が受信されるのを待機する。
ステップS302:アクセス要求には、送信元のユーザ端末100が順番待ち登録に際して取得した登録番号が含まれている。なお、個人単位での登録の場合にはその個人の登録番号がアクセス要求に含まれてよく、グループ単位での登録の場合には、グループに含まれる登録番号のうちのいずれかが、代表として例えば最も若い登録番号がアクセス要求に含まれてよい。待機管理部221は、アクセス要求が受信されると、受信されたアクセス要求に含まれる登録番号を取得する。
【0065】
ステップS303:待機管理部221は、残り人数と予想搭乗時刻とを取得する。待機管理部221は、待機者情報テーブルからステップS202により取得された登録番号を格納する待機者情報の待機順を特定する。待機管理部221は、特定した待機順より前の待機順に基づいて、現在の残り人数を求める。このようにして、待機管理部221により残り人数が取得される。
また、待機管理部221は、行列処理時間情報記憶部232に記憶される情報のうち、取得された残り人数に対応する過去の残り時間の情報を利用して、予想搭乗時刻を推定する。このようにして、待機管理部221により予想搭乗時刻が取得される。
【0066】
ステップS304:待機管理部221は、ステップS302により取得した登録番号と、ステップS303により取得した残り人数と予想搭乗時刻とが示される順番待ち状況ページを生成する。
ステップS305:待機管理部221は、ステップS304により生成された順番待ち状況ページを、アクセス要求の送信元のユーザ端末100に送信する。ユーザ端末100は、受信した順番待ち状況ページを表示する。
【0067】
<変形例>
以下、本実施形態の変形例について説明する。以下に説明する変形例は適宜組み合わされてよい。
[第1変形例]
上記実施形態において、待機案内画像PG、登録用画像PRが円形である例を挙げているが、待機案内画像PG、登録用画像PR等の形状については限定されない。例えば、待機案内画像PG、登録用画像PRは、楕円形や四角形であってもよいし、デザイン性を考慮したような形状であってもよい。
また、待機案内画像PG、登録用画像PRは、例えば、幾何学的形状に限定されず、例えばテーマパークやアトラクション等に関連するキャラクタやアイテムなどの絵柄とともに登録番号等が表示されるようにした態様であってもよい。
また、例えば、時間経過に応じてキャラクタの表情が変化したり、或るキャラクタから他のキャラクタに変化するといったように、床表示画像(待機案内画像PG、登録用画像PR)における少なくとも一部について、時間経過に応じて態様が変化するようにされてもよい。
【0068】
このためには、例えば順番待ち管理装置200が、床表示画像(待機案内画像PG、登録用画像PR)として利用可能な画像情報を格納する画像データベースを記憶する。画像データベースに格納される画像情報は、それぞれ形状、色、キャラクタ、アニメーション動作等を表した表示用の画像データを含む。また、時間経過等の条件に応じて変化する床表示画像に対応する画像情報には、画像を変化させるための表示制御情報を含む。そのうえで、待機者情報テーブル記憶部231が記憶する待機者情報テーブルが格納する待機者情報には、対応の待機案内画像PGに利用される画像情報を示す画像情報IDを対応付ける。
表示制御部222は、或る1つの待機順に対応する待機案内画像PGの表示にあたり、対応の待機順の待機者情報に対応付けられた画像情報IDにより示される画像情報を画像データベースから読み出す。表示制御部222は、読み出した画像情報の画像データを床面FLにおいて該当の待機順が対応する位置に表示する。画像情報に表示制御情報が含まれる場合、表示制御部222は、表示制御情報に従って表示する画像を変化させる。
【0069】
[第2変形例]
本実施形態において、待機案内画像PG、登録用画像PR等が表示される表示面としては床面FLに限定されない。例えば、本変形例においては、客の行列に沿うようにして設けられた壁面において待機案内画像PGと登録用画像PRとが表示されるようにしてよい。
本変形例においては、客の待ち位置として定めた床面の位置ごとに対応した間隔で、待機案内画像PGと登録用画像PRとが壁面にて表示される。また、本変形例においても、待機案内画像PGにおいては、登録番号や残り人数(あるいは残り時間)等が表示される。また、登録用画像PRにおいては、コードCDが表示される。
また、壁面に表示される登録用画像PRに登録用画像PRとしては、例えば縦長の形状としたり、キャラクタの立ち姿を表示させたりしてもよい。
【0070】
この場合、順番待ち登録をしようとする客VSは、壁面において表示される登録用画像PRが対応する待ち位置にて、登録用画像PR内に表示されるコードCDをユーザ端末100に読み取らせて順番待ち登録の操作を行うことができる。また、順番待ち登録を行って順番待ちしている客が、自分の登録番号が表示された待機案内画像PGに対応する待ち位置にて並ぶようにすることで、適切に行列が形成される。また、本変形例においても、待機案内画像PGにて登録番号が表示されていることから、客は、例えば待ち位置から離れたとしても、また自分の待機案内画像PGが表示されている待ち位置に戻ってくることができる。
例えば客が順番待ちをしている場所が道路などであるために床面にて画像を表示させることが難しい場合がある。このような場合に、本変形例のように壁面に登録用画像PRを表示させることで、客の順番待ちを管理することができる。
【0071】
[第3変形例]
上記実施形態においては、行列を形成する客VSの待ち位置が予め定められており、待機案内画像PGは、定められた待ち位置に対応して配置されるように表示されていた。この場合、客VSの待ち位置は、待機案内画像PGが表示された位置に制限される。これに対して、本変形例においては、客VSは、待機場所WAにおける任意の位置を自分の待ち位置として順番待ちしてよい。また、客VSは、待機場所WAにおいて移動し、自分の待ち位置を変更してよい。本変形例においては、このような待機場所WAにおける客VSの位置の移動に応じて追随するようにして表示される。本変形例の場合、登録用画像PRは、例えば入口近傍における所定位置に固定的に表示されてよい。
本変形例は、待機場所WAが比較的広いフリースペースとなっており、そこに待っている人が特に整列せずに待っているような環境に活用できる。例えば、客が待機する態様の1つとして、客に整理券を配布したうえで、整理券を持っている客が入場口等の近辺で特に並ぶことなく待機してもらうようにする場合がある。本変形例であれば、整理券を配布しなくとも、客に順番待ち登録を行ってもらうことで、客は同じように並ばずに待機できる。
【0072】
本変形例の順番待ち管理システムにおいては、例えばカメラ400に加えて、待機場所WAに滞在する客VSを撮像する所定数のカメラ(待機場所内カメラ)が備えられる。順番待ち管理装置200の待機管理部221は、待機場所内カメラの撮像画像から、例えば順番待ち登録により待機者情報を新規に登録した待機者としての客の個人認識を行う。個人認識により認識された個人の情報(個人情報)は、待機者情報に対応付けられる。
【0073】
表示制御部222は、待機者情報テーブルに格納される待機者情報ごとに対応して以下のように待機案内画像PGを表示する。つまり、表示制御部222は、待機場所内カメラによる撮像画像を解析して、待機者情報に対応付けられた個人情報に一致する個人を特定し、特定された個人の待機場所WAにおける位置を特定する。表示制御部222は、特定した位置にて、対応の待機案内画像PGが表示されるように表示データを生成し、生成した表示データによる床面FLの表示が行われるように表示装置300を制御する。
なお個人の位置の特定は、上記の例のようにカメラ400を利用する他、例えば、ビーコン、無線タグ、GPS(Global Positioning System)などを利用して、ユーザ端末100の位置を特定することにより行われるようにされてよい。
【0074】
このような制御によって、順番待ち登録を行って待機場所WAに存在する客VSの足下にて、自分に対応する待機案内画像PGが表示される。また、このように表示される待機案内画像PGは、待機場所WAにおける客VSが移動した場合には、客の移動に追随するようにして移動して表示される。
これにより、本変形例においては、順番待ち登録を行った客VSは、待機場所WAにおいて移動を伴いながら任意の場所で順番待ちすることができる。
【0075】
[第4変形例]
順番待ち管理装置200は、例えばそれぞれが所定の機能を有する複数の装置に分割されたうえで、例えばネットワーク経由での通信を介して相互に連携することで、これまでに説明した各種機能を実現するようにされてよい。
【0076】
[第5変形例]
本実施形態の順番待ち管理システムは、アトラクションの搭乗に対応する順番待ちの管理への適用に限定されない。例えば本実施形態の順番待ち管理システムは、飲食店の待ち行列、レジ待ち、イベント等の入場受け付け、窓口チケット販売等の順番待ち等をはじめ、各種の順番待ちの状況に適用されてよい。
【0077】
なお、上述のユーザ端末100、順番待ち管理装置200等としての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のユーザ端末100、順番待ち管理装置200等としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。
また、順番待ち管理装置200をクラウド上で仮想的に構築される仮想ネットワークのコンピュータシステムとして構築してもよい。
【符号の説明】
【0078】
100 ユーザ端末、200 管理装置、201 通信部、202 制御部、203 記憶部、221 待機管理部、222 表示制御部、231 待機者情報テーブル記憶部、行列処理時間情報記憶部232、300 表示装置、400 カメラ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9