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▶ 佐尾 和貴の特許一覧

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  • 特開-ペーパーホルダー 図1
  • 特開-ペーパーホルダー 図2
  • 特開-ペーパーホルダー 図3
  • 特開-ペーパーホルダー 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022027357
(43)【公開日】2022-02-10
(54)【発明の名称】ペーパーホルダー
(51)【国際特許分類】
   A47K 10/36 20060101AFI20220203BHJP
   A47K 10/38 20060101ALI20220203BHJP
   B65D 25/52 20060101ALI20220203BHJP
【FI】
A47K10/36 N
A47K10/38 Q
B65D25/52 C
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020139675
(22)【出願日】2020-07-30
(71)【出願人】
【識別番号】520318203
【氏名又は名称】佐尾 和貴
(72)【発明者】
【氏名】灰山 季久雄
(72)【発明者】
【氏名】佐尾 和貴
【テーマコード(参考)】
3E062
【Fターム(参考)】
3E062AA01
3E062AB13
3E062DA02
3E062LA01
3E062LA05
3E062LA06
3E062LA13
3E062LA19
3E062LA23
(57)【要約】      (修正有)
【課題】特に高齢者や手指の不自由な人にとってペーパーの先端が取り出しやすく、細菌やウイルスからの防策がされているペーパーホルダーを提供する。
【解決手段】ロールペーパーを箱の中に収納し、ペーパーの先端を箱の上部に取り付けた2枚の形状の異なる上フタと下フタとの間に通し、片方の角に取り付けたカッターへ導きペーパーの先端を斜め下方へ引っ張るとペーパーが連続的にカットできる。ホルダーの形状を箱型にすることでペーパーが密閉されるためペーパーが有害な細菌やウイルスに感染することを防止し、外部からペーパーが全く見えないので、トイレのイメージが払拭される。シンプルなデザイン、形状により、宣伝、広告の媒体としても大いに活用可能である。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロールペーパーを立方体の箱の中に収納する。
完全密閉型のペーパーホルダーである。
【請求項2】
箱(1)の上部に設けた。形状の異なる2枚のフタ(上フタ…フラット、下フタ(3)…ラウンド)の間にペーパーの先端を通しペーパーのロールバック(巻き取り)を止める機能を考案。ペーパーの連続取り出しを可能とした。
【請求項3】
請求項1に関連、箱型にすることによりペーパーのトイレ以外への用途が広がると同時にペーパーが外気に直接触れない為、細菌やコロナウイルス等の感染が予防可能。
【請求項4】
箱のデザイン、カラー等のアイディア工夫によっては、広告、宣伝の媒体として利用できる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はトイレット用ペーパーホルダーの使い勝手の改善、用途の拡大、最近、コロナウイルスからの感染予防につなげる技術である。
【背景技術】
【0002】
従来より、トイレ用ペーパーホルダーは、ペーパー先端の取り出しが困難であり、特に高齢者や手指の不自由な方のみならず、健常者でも不便を感じていた。
【0003】
一旦ペーパーを取り出し、切った後、次の切れ目がすぐには見つからず探すのに苦労する。ペーパーのロールバック(巻き戻り)防止の技術がなかった。
【0004】
既存のペーパーホルダーは、外気に直接さらされている状態にあり、有害な細菌やウイルスへの防御ができておらず、ウイズコロナウイルス時代を迎えた今、有害物資の汚染防止技術が必要である
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007-223647
【特許文献2】特開2011-50510
【特許文献3】特開2013-244080
【特許文献1】
【0006】
【非特許文献1】意匠登録158542
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
既存のペーパーホルダーは、ペーパーの先端(取り出し口)が簡単に取り出せない。
仮にペーパーが取り出せても、次にはペーパーのロールバック(巻き取り)の為、ペーパーの先端が見つからず先端を探すのに苦労する
【0008】
本発明はペーパーホルダーの形状、デザインを根本的に変更、箱型にすることで、ロールペーパーのトイレット以外への利用拡大及び外気に直接触れない為、細菌、ウイルスへの汚染予防の効果を、可能ならしめる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るペーパーホルダーは、ペーパーの先端をワンタッチで簡単に取り出せること及びペーパーのロールバック(巻き取り)を確実に止める技術である。その為には常にペーパーの先端が手でつかめる程度の長さがカッターの奥にあることが重要。且つロールバック(巻き取り)を止めるための手法、即ち箱の上部に取り付けられた形状の異なる2枚のフタ(フラット、ラウンド形状)の間にペーパーを挟むことで、面圧によりロールバックが防げペーパーの継続的な取り出しができる
【発明の効果】
【0010】
本発明は、既存のペーパーホルダーに比べ、箱本体に一切手を触れることなく、ワンタッチでペーパーの先端を取り出せ、且つその後も継続的にペーパーを取り出すことができる。
【0011】
箱型ホルダーにすることで、トイレのイメージが払拭され、あらゆる場所、あらゆる用途に利用される可能性があり、安価で経済的な資源として地球温暖化防止に役立つ。
又、箱にペーパーを密閉しているため、ペーパーが直接外気に触れないので、細菌やウイルスの感染が予防でき、これからのウイズコロナウイルス時代に極めて有益な物件である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明に係るペーパーホルダーの立体図(透視図)である。
図2】ペーパー出し入れ時の立体図(透視図)である。
図3】ペーパー先端の取り出し立体図(模式図)である。
図4】ペーパーロックシステム側面図(模式図)である。
図1
図2
図3
図4