IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 有限会社ウイ・ビーシーエスの特許一覧

特開2022-27369ロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車
<>
  • 特開-ロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車 図1
  • 特開-ロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車 図2
  • 特開-ロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車 図3
  • 特開-ロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車 図4
  • 特開-ロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車 図5
  • 特開-ロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022027369
(43)【公開日】2022-02-10
(54)【発明の名称】ロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車
(51)【国際特許分類】
   B08B 11/00 20060101AFI20220203BHJP
   B08B 1/00 20060101ALI20220203BHJP
   B08B 7/04 20060101ALI20220203BHJP
   B08B 3/02 20060101ALI20220203BHJP
【FI】
B08B11/00 A
B08B1/00
B08B7/04 A
B08B3/02 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020145059
(22)【出願日】2020-07-29
(71)【出願人】
【識別番号】597056523
【氏名又は名称】有限会社ウイ・ビーシーエス
(72)【発明者】
【氏名】宇井 嘉史
(72)【発明者】
【氏名】宇井 千代太郎
【テーマコード(参考)】
3B116
3B201
【Fターム(参考)】
3B116AA08
3B116AB03
3B116BA02
3B116BB02
3B116BB21
3B116CC03
3B201AA08
3B201AB03
3B201BA02
3B201BB02
3B201BB21
3B201BB94
3B201CB22
3B201CC11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ロールスクリーンや映写幕に損傷を与えることなく、車両上で効率よく洗浄可能な洗浄装置を提供する。
【解決手段】ロールスクリーンをロールに巻いたシート状洗浄対象物を洗浄する洗浄装置を積載した車両において、スクリーンの取り付け器具を除いた洗浄対象物ロール体と洗剤液と導入させて、回転、摺動によってシート状洗浄対象物に付着している汚れを落とす回転可能な両端部蓋付パイプ状円形駆動体2と、前記蓋付パイプ状円形記駆動体から取り出した洗浄対象物ロール体をシート状洗浄対象物に展延して、表面を噴射による清掃できるウォータージェット機器付き吊し下げ立掛け作業枠と、洗浄済ロール体を乾燥させる温風乾燥装置と、洗浄液タンクと処理液回収タンクとを車両の積み台上に適切に配置されているロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の窓に掛けられる幕に使用されるロールスクリーンをロールに巻いたシート状洗浄対象物を洗浄する洗浄装置を積載した車両において、車両の積台上効率的に操作できるようにスクリーンの取り付け金具を除いた洗浄対象物ロール体を、回転可能な蓋付パイプ状円形駆動体に洗剤と導入させて、回転、摺動によってシート状洗浄対象物に付着している汚れを落とす回転可能な両端部蓋付パイプ状円形駆動体と、前記蓋付パイプ状円形記駆動体から取り出した洗浄対象物ロール体をシート状洗浄対象物に展延して、表面を水噴射による清掃できるウォータージェット機器付き吊し下げ立掛け作業枠と、洗浄済ロール体を乾燥させる乾燥装置と、洗浄液タンクと処理液回収タンクとに配置されていることを特徴とするロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車。
【請求項2】
車両に積載されている蓋付パイプ状円形駆動体は、スクリーンシートを巻いたロール体の汚れ付着シート表面を、蓋付パイプ状円形駆動体の回転によって洗剤液を内部に浸透させ、その回転軸と直角な方向の落下によってシート面の洗剤液の移動を容易にするように、パイプ筒状内部の表面に直径10~30mmの半円パイプ状バーを2~4箇所にパイプ全長に亘って張り付けた、直径100~300mm、長さ2000~3000mmの樹脂製パイプにして、前記樹脂製パイプ内に洗浄液体を1~50L導入して、回転速度を10~60回転/分での回転操作できる機構構造になっていることを特徴とする請求項1に記載のロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車。
【請求項3】
スクリーンの表面の汚れを落とす蓋付パイプ状円形駆動体の洗浄機器において、上部位置一方口から洗浄液を導入する洗浄液ボックスを配置し、洗浄液導入後の蓋付パイプ状円形駆動体の駆動は、洗浄対象物ロール体に接しながらその回転軸を中心に回転・摺動させて、パイプ状円形駆動体の回転作動によってスクリーンシートを巻いたロール体内部の汚れ付着シート表面に洗剤液を浸透させるとともに、その回転軸と直角な方向の落下によってシート表面の汚れへ洗剤液の移動を容易になるように両端蓋付パイプ状円形駆動体の内部構造にして、洗浄操作後のロールスクリーンにおけるスクリーン表面を水洗浄による操作では、ロールスクリーンのロール体を揺動又は振動操作できるように、各ロール体内部に洗浄水の流れ込みできるように回転と振動を行い、洗浄廃水は蓋付パイプ状円形洗浄機器の下部の他方口から排出するできる処理廃液ボックスを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車。
【請求項4】
ロール体をシート状にした平坦表面を1~20L/分の洗浄用水を高圧噴射できるウォータージェット機器による洗浄・清掃操作において、車両に積載されているウォータージェット器具付き立掛け作業枠は、縦1000~1500mm、横1000~3000mmの金属製角形枠体であり、上部からスクリーンのシートを吊し下げて処理可能状態にして、洗浄後のロール体は平坦シート状にした表面に高圧噴射によって洗浄・清掃できるように、上部からスクリーンのシートを吊し下げて処理できる角形枠組体にしていることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載のロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車。
【請求項5】
ロールスクリーン洗浄装置積載車内におけるロールスクリーンのロール体の汚れ付着シート表面洗浄操作に対する蓋付パイプ状円形駆動体とウォータージェット器具付き立掛け作業枠と自然乾燥装置と洗浄液タンクと処理液回収タンクとを配置できる面積を持つ車両の積載台を所有して、ロールスクリーンにおけるロールに巻いたシート状洗浄対象物のスクリーン表面を洗浄する操作において、ロール体の回転、揺動、振動の駆動を可能になるようにロールスクリーン洗浄装置である蓋付パイプ状円形駆動体を積載車の中心部に設置して、その周辺にウォータージェット器具付き立掛け作業枠と自然乾燥装置を配置して、パイプ状円形駆動体での導入口の上部に洗浄液を注入する洗浄液ボックスを取り付け、駆動体の下部に処理液を排出するボックスを具することができて、車両の積載台が4~6平方メートル面積のスペースで種々機器を設置できる車両であることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載のロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の窓に掛けられるロールスクリーン、映像投影用の映写幕(スクリーン)等の展延性を有する洗浄対象物の洗浄に適した洗浄装置を車両に積載しているものであり、家屋その他の建物の窓等に設けられるロールスクリーン状幕体を洗浄対象として、設置場所付近の屋外で簡単に洗浄できるロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動的にロールスクリーンを洗浄し、作業能率の向上と、均質な作業ができるロールスクリーンの洗浄装置並びにロールスクリーンの洗浄用車両を提供するにおいて、ロールスクリーンの洗浄装置は、適宜の機枠に対し、ロールスクリーンユニットにおけるスクリーン本体を洗浄する洗浄ユニットが具えられ、この洗浄ユニットは、洗浄用車両にスクリーン本体の送り方向上流側に洗浄剤を噴出する洗浄スプレーボックスを配置し、更にその近傍に吸引ボックスを具えたものが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
建物の室内には、窓部の遮光や室内の仕切りの目的で、カーテンやロールスクリーンなどが設けられている。使用を経るにつれ、汚れてくることから、その都度洗浄することが行われている。家事作業として家庭内で対応することができるが、カーテン等が多量に設備されている公共施設、病院、宿泊施設においては、専門の洗浄業者に作業を委ねることが多い。
ロールスクリーン、代替品の用意はほとんど無いから、その後の洗浄、更に取り付けるまでの作業を、短時間で完了させることを要求するものであり、かかる要求に応えるとなると、現場での洗浄作業が最も効率的な方法が提案されている(特許文献2参照)。
【0004】
ロールスクリーン型網戸の、網の巻取り・巻戻しを行う度に自動的に清掃するために、ロールスクリーン型網戸の網巻取用ロールの近傍に、この網の表裏両側より挟むようにして外表面が粘着性を有する内外ロールを回動自在にして窓枠に支持する方法が提案されている(特許文献3参照)。
【0005】
手軽に効率的にブラインドの洗浄を行うことができる装置及び方法として、対向した一対の長さ方向側壁、長さ方向側壁の対向した両端を連結するように取り付けられた一対の横断方向側壁、及び底壁によって形成された、上面が開放した矩形の受槽と、受槽の内部に、長さ方向側壁と平行に等間隔に配置されたN個の隔壁と、隔壁によって形成される空間が連通するように、隔壁に配置された小孔と、側壁の所定箇所に設けられたプラグ付き排水口とを備えているブラインド洗浄装置が提供される(特許文献4参照)。
【0006】
一般に建築物の窓に遮光のために取り付けられるブラインドは、スラットと呼ばれる羽板を複数、所定の間隔をあけて昇降自在吊り下げ、羽板の傾斜角度を調節することにより、遮光量を調節できるようになっている。ブラインドは、長期間の使用により羽板に埃が堆積するなどして汚れる。このように汚れたブラインドを洗浄する装置として、超音波による振動エネルギーを利用した洗浄装置である。超音波を利用する洗浄装置の場合、洗剤を混ぜた洗浄液中での超音波洗浄だけではブラインドに汚れが残る、結局視認による点検を行い、汚れが残っている場合は、その部分を束子やスポンジ等で人手に頼って擦り洗いする必要があり、作業効率の点で改善がもたれている(特許文献5参照)。
【0007】
以上のように、また、建物の室内には、窓部の遮光や室内の仕切りの目的で、カーテンやブラインドが一般であって、そのブラインドの洗浄装置が通常である。最近はロールスクリーンが採用されており、洗浄装置が期待されている。ロールスクリーンの洗浄装置は、ロールスクリーンのシートをブラシで擦り洗いする洗浄装置はあるが、ブラシによる擦り洗いの際、羽板の端部を捲り上げて羽板を損傷させてしまう虞があった。ロールスクリーンのシートをブラシで擦り洗いする洗浄装置が一般であるが、ブラシによる擦り洗いの際、羽板の端部を捲り上げて羽板を損傷させてしまう虞があった。十分な洗浄が難しい。簡単で、コンパクトな洗浄装置が期待されている。また現場で即座に洗浄を期待することが多い。車両に積載するものも存在するが、煩雑で時間を要する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2010-42366号公報
【特許文献2】特許第3593571号公報
【特許文献3】実開平6-28193号公報
【特許文献4】特開2013-244149号公報
【特許文献5】特開2000-201860号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、上述の事情に鑑み、車両積載の装置は、軽量でコンパクトであって、作業効率がよく、洗浄対象物を損傷させずに短時間に洗浄可能な洗浄装置を車両に積載させているものを提供することを課題としている。これらの種々の背景を考慮してなされたものであって、ほぼ自動的にロールスクリーンを洗浄し、作業能率の向上と、均質な作業ができるロールスクリーンの洗浄用車両の開発を試みたものである。
【0010】
本発明は、このような状況に鑑みて開発されたものであって、手軽に効率的にロールスクリーンの清掃すなわち洗浄を行うことができるロールスクリーン洗浄装置及び該装置を使用するロールスクリーン洗浄方法を提供することを目的としている。そこで、上述の事情に鑑み、作業効率がよく、洗浄対象物を損傷させずに洗浄可能な洗浄装置を提供することを課題としている。これらの種々の背景を考慮してなされたものであって、ほぼ短時間にロールスクリーンを洗浄し、洗浄効率の高く、作業能率の向上と、均質な作業ができるロールスクリーンの洗浄装置の開発を試みた。
【0011】
上記したロールスクリーンの洗浄用車両の洗浄装置は、洗浄タンク内に羽根板を降ろしたロールスクリーンを吊り下げて入れる構造を有するので、設置に当たってはロールスクリーンの横幅以上のスペースが必要であった。また、洗浄タンクはロールスクリーンがシート表面を降ろした状態で収容できるようにするために、相当の深さを有するよう形成されていた。洗浄用車両での装置が大型化せず、省スペースで設置できるコンパクトなロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
建物の窓に掛けられる幕に使用されるロールスクリーンをロールに巻いたシート状洗浄対象物を洗浄する洗浄装置を積載した車両において、車両の積台上効率的に操作できるようにスクリーンの取り付け金具を除いた洗浄対象物ロール体を、回転可能な蓋付パイプ状円形駆動体に洗剤と導入させて、回転、摺動によってシート状洗浄対象物に付着している汚れを落とす回転可能な両端部蓋付パイプ状円形駆動体と、前記蓋付パイプ状円形記駆動体から取り出した洗浄対象物ロール体をシート状洗浄対象物に展延して、表面を水噴射による清掃できるウォータージェット機器付き吊し下げ立掛け作業枠と、洗浄済ロール体を乾燥させる乾燥装置と、洗浄液タンクと処理液回収タンクとに配置されているロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車である。
【0013】
車両に積載されている蓋付パイプ状円形駆動体は、スクリーンシートを巻いたロール体の汚れ付着シート表面を、蓋付パイプ状円形駆動体の回転によって洗剤液を内部に浸透させ、その回転軸と直角な方向の落下によってシート面の洗剤液の移動を容易にするように、パイプ筒状内部の表面に直径10~30mmの半円パイプ状バーを2~4箇所にパイプ全長に亘って張り付けた、直径100~300mm、長さ2000~3000mmの樹脂製パイプにして、前記樹脂製パイプ内に洗浄液体を1~50L導入して、回転速度を10~60回転/分での回転操作できる機構構造になっている。
【0014】
スクリーンの表面の汚れを落とす蓋付パイプ状円形駆動体の洗浄機器において、上部位置一方口から洗浄液を導入する洗浄液ボックスを配置し、洗浄液導入後の蓋付パイプ状円形駆動体の駆動は、洗浄対象物ロール体に接しながらその回転軸を中心に回転・摺動させて、パイプ状円形駆動体の回転作動によってスクリーンシートを巻いたロール体内部の汚れ付着シート表面に洗剤液を浸透させるとともに、その回転軸と直角な方向の落下によってシート表面の汚れへ洗剤液の移動を容易になるように両端蓋付パイプ状円形駆動体の内部構造にして、洗浄操作後のロールスクリーンにおけるスクリーン表面を水洗浄による操作では、ロールスクリーンのロール体を揺動又は振動操作できるように、各ロール体内部に洗浄水の流れ込みできるように回転と振動を行い、洗浄廃水は蓋付パイプ状円形洗浄機器の下部の他方口から排出するできる処理廃液ボックスを備えている。
【0015】
ロール体をシート状にした平坦表面を1~20L/分の洗浄用水を高圧噴射できるウォータージェット機器による洗浄・清掃操作において、車両に積載されているウォータージェット器具付き立掛け作業枠は、縦1000~1500mm、横1000~3000mmの金属製角形枠体であり、上部からスクリーンのシートを吊し下げて処理可能状態にして、洗浄後のロール体は平坦シート状にした表面に高圧噴射によって洗浄・清掃できるように、上部からスクリーンのシートを吊し下げて処理できる角形枠組体にしている。
【0016】
ロールスクリーン洗浄装置積載車内におけるロールスクリーンのロール体の汚れ付着シート表面洗浄操作に対する蓋付パイプ状円形駆動体とウォータージェット器具付き立掛け作業枠と自然乾燥装置と洗浄液タンクと処理液回収タンクとを配置できる面積を持つ車両の積載台を所有して、ロールスクリーンにおけるロールに巻いたシート状洗浄対象物のスクリーン表面を洗浄する操作において、ロール体の回転、揺動、振動の駆動を可能になるようにロールスクリーン洗浄装置である蓋付パイプ状円形駆動体を積載車の中心部に設置して、その周辺にウォータージェット器具付き立掛け作業枠と自然乾燥装置を配置して、パイプ状円形駆動体での導入口の上部に洗浄液を注入する洗浄液ボックスを取り付け、駆動体の下部に処理液を排出するボックスを具することができて、車両の積載台が4~6平方メートル面積のスペースで種々機器を設置できる車両である
【発明の効果】
【0017】
本考案によれば、ロールスクリーン洗浄装置積載車は、ロールスクリーンを使用している現場で洗浄が可能であり、車両には汚れを落とす工程においてパイプ状円形駆動体が、洗浄対象物のロール体に接しながらその回転軸を中心に回転・摺動されて、パイプ状円形駆動体の回転によって洗剤液を内部に浸透させると共に、その回転軸と直角な方向の落下によって洗剤液の移動を容易にし、合理的に洗浄作業が行うことができる。洗浄でほぼ脱水状態にあるロールスクリーンを乾燥装置で乾燥させる。優れた作業性と、均一な表面の均一処理が可能となる。短時間に簡潔にスクリーンシート表面を洗浄と乾燥して、確実なスクリーン清掃と乾燥が行うことができる。
【0018】
このような特徴を有するため、本発明によるにロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車においては、常に洗浄対象物を通常の洗濯機のように回転状態で洗浄するようにすることにより、洗浄対象物のスクリーン表面を損傷させることなく洗浄対象物を洗浄することができる。移動用洗浄装置積載車での車両に積載している洗浄装置及び洗浄方法によれば、短時間に現場で手を汚すことなく、手軽にかつ効率的にロールスクリーンを洗浄することが可能となる。
【0019】
本発明によれば、ロールスクリーン状幕体の移動用洗浄装置積載車において汚れを落とす作業においてパイプ状円形駆動体は、洗浄対象物のロール体に接しながらその回転軸を中心に回転・摺動されて、スクリーンシートを巻いたロール体の汚れ付着シート表面を、パイプ状円形駆動体の回転によって洗剤液を内部に浸透させ、その回転軸と直角な方向の落下によってシート面の洗剤液の移動を容易にするために、合理的に洗浄作業が行うことができる。洗浄でほぼ脱水状態にあるロールスクリーンを乾燥装置で乾燥させ且つ滅殺菌をも行うことができる。スクリーン自体を積極的に駆動するもので、優れた作業性と、一定の回転速度にすることにより均一な表面の均一処理が可能となる。更に乾燥風によりスクリーンシート表面を乾燥して、確実で清爽なスクリーン本体の乾燥物が得られることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】ロールスクリーン洗浄装置積載車の全体の斜視図である。
図2】ロールスクリーン洗浄装置積載車で、回転可能なパイプ状円形駆動体に洗浄対象物を入れて、駆動させている状態を示した斜視図である。
図3】ロールスクリーン洗浄装置積載車のパイプ状円形駆動体内面と洗浄状態を少し模式的に表した図面である。
図4】ロールスクリーン洗浄装置積載車の車内でウォータージェット噴射による清掃する状態を示した図である。
図5】ロールスクリーン洗浄積載車の車内洗浄部装置の操作手順図である。A:ロールスクリーンを挿入時状態 B:装置の駆動状態
図6】ロールスクリーン洗浄積載車の車内洗浄部装置内でのロールスクリーンを回転洗浄する状態断面図である。A:ロールスクリーンと洗浄注入した状態図 B;回転洗浄状態図
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に本発明による洗浄装置の一実施例について、図1にロールスクリーン洗浄装置の全体の斜視図である。図2にロールスクリーン洗浄装置の一部、主に洗浄対象物を擦り洗いする回転可能なパイプ状円形駆動体を示した斜視図である。図3に洗浄装置のパイプ状円形駆動体内面と洗浄状態を少し模式的に表した面である。図4に洗浄装置の噴射による清掃する工程を示した図であり、添付の図1~6を参照しつつ説明する。
【実施例0022】
図1に示すように病院などの建物の窓に掛けられるロールスクリーンをロールに巻いたシート状洗浄対象物を洗浄する洗浄装置を積載した車両において、スクリーンの取り付け器具を除いた洗浄対象物ロール体と洗剤液と導入させて、回転、摺動によってシート状洗浄対象物に付着している汚れを落とす回転可能な両端部蓋付パイプ状円形駆動体と、前記蓋付パイプ状円形記駆動体から取り出した洗浄対象物ロール体をシート状洗浄対象物に展延して、表面を噴射による清掃できるウォータージェット機器付き吊し下げ立掛け作業枠と、洗浄済ロール体を乾燥させる温風乾燥装置と、洗浄液タンクと処理液回収タンクとを車両の積み台上に適切に配置されているロールスクリーン洗浄装置積載車であった。
【0023】
図3、5,6に示すように、車両に積載されている蓋付パイプ状円形駆動体は、スクリーンシートを巻いたロール体の汚れ付着シート表面を、パイプ状円形駆動体の回転によって洗剤液を内部に浸透させ、その回転軸と直角な方向の落下によってシート面の洗剤液の移動を容易にするように、パイプ内部の表面に直径20mmの半円パイプ状バーを3箇所にパイプ全長に張り付けた、直径200mm、長さ2500mmの樹脂製パイプで、回転速度を30回転/分で回転させた。
【0024】
車両に積載されているウォータージェット器具付き立掛け作業枠は、図4に示すように縦1000mm、横2500mmの金属製枠体であり、上部にスクリーンシートを吊し下げて、シート状平坦表面をブラシローラで撫でて、洗浄用水を高圧噴射できるウォータージェット機器にて7L/分の水流によって清掃できるようにした。
【0025】
図4に示すようにロールスクリーン洗浄装置積載車内におけるロールスクリーンのロール体の汚れ付着シート表面洗浄工程に対する蓋付パイプ状円形駆動体とウォータージェット器具付き立掛け作業枠と洗浄液タンクと処理液回収タンクとに車台に配置して、ロールスクリーンにおけるロールに巻いたシート状洗浄対象物のスクリーン表面を洗浄する操作において、ロールスクリーンのロール体の回転、揺動、または振動可能なように蓋付パイプ状円形駆動体をロールスクリーン洗浄装置積載車の中心部に設置して、その周辺にウォータージェット器具付き立掛け作業枠と温風乾燥装置を配置して、パイプ状円形駆動体の上部に洗浄液を導入する洗浄液ボックスを取り付け、車体下部に処理液を吸引するボックスを具えて、車両の積み台が4.5平方メートルになっている車両であった。この車両によって関係する顧客の場所に赴き、室内のロールスクリーンを外して、洗浄して3時間以内に清掃されたロールスクリーンを関係個所に掛けなおした。
【実施例0026】
コンビニストアーの窓に掛けられるロールスクリーンをロールに巻いたシート状洗浄対象物を洗浄する洗浄装置を積載した車両において、実施例1と同様にスクリーンの取り付け器具を除いた洗浄対象物ロール体と洗剤液と導入させて、回転、摺動によってシート状洗浄対象物に付着している汚れを落とす回転可能な両端部蓋付パイプ状円形駆動体と、前記蓋付パイプ状円形記駆動体から取り出した洗浄対象物ロール体をシート状洗浄対象物に展延して、表面を噴射による清掃できるウォータージェット機器付き吊し下げ立掛け作業枠と、洗浄済ロール体を乾燥させる温風乾燥装置と、洗浄液タンクと処理液回収タンクとを車両の積み台上に適切に配置されている汎用ロールスクリーン洗浄装置積載車であった。
【0027】
車両に積載されている蓋付パイプ状円形駆動体は、図7に示すようにスクリーンシートを巻いたロール体の汚れ付着シート表面を、パイプ状円形駆動体の回転によって洗剤液を内部に浸透させ、その回転軸と直角な方向の落下によってシート面の洗剤液の移動を容易にするように、パイプ内部の表面に直径10mmの半円パイプ状バーを3箇所にパイプ全長に張り付けた、直径200mm、長さ2000mmの樹脂製パイプで、回転速度を15回転/分で回転させた。
【0028】
車両に積載されているウォータージェット器具付き立掛け作業枠は、図8に示すように縦1000mm、横1500mmの金属製枠体であり、上部にスクリーンシートを吊し下げて、シート状平坦表面をブラシローラで撫でて、洗浄用水を高圧噴射できるウォータージェット機器にて7L/分の水流によって清掃できるようにした。
【0029】
ロールスクリーン洗浄装置積載車内におけるロールスクリーンのロール体の汚れ付着シート表面洗浄工程に対する蓋付パイプ状円形駆動体とウォータージェット器具付き立掛け作業枠と温風乾燥装置と洗浄液タンクと処理液回収タンクとに車台に配置して、ロールスクリーンにおけるロールに巻いたシート状洗浄対象物のスクリーン表面を洗浄する操作において、ロールスクリーンのロール体の回転、揺動、または振動可能なように蓋付パイプ状円形駆動体をロールスクリーン洗浄装置積載車の中心部に設置して、その周辺にウォータージェット器具付き立掛け作業枠を配置して、パイプ状円形駆動体の上部に洗浄液を導入する洗浄液ボックスを取り付け、車体下部に処理液を吸引するボックスを具えて、車両の積み台が5平方メートルになっている車両であった。この車両によって関係する顧客コンビニの場所に赴き、室内のロールスクリーンを外して、洗浄して2時間以内に清掃されたロールスクリーンを関係個所窓に掛けなおした。
【実施例0030】
実施例1と同様に、建物の窓に掛けられるロールスクリーンの展延性を有するロールに巻いたシート状洗浄対象物を洗浄する洗浄装置において、図に示すようにスクリーンの取り付け器具を除いた洗浄対象物ロール体2本を回転可能なパイプ状円形駆動体に挿入して、洗浄装置となるパイプ状円形駆動体は直径200mm、長さ2000mmのポリ塩化ビニル樹脂製パイプで、内部の表面に半径15mmの半円パイプ状バーを3箇所にパイプ全長に張り付けて、後部の上部から洗剤と水との洗浄液体を50L導入させて、図3に示すように回転、摺動によってシート状洗浄対象物に付着している汚れを落とした。
【0031】
また図に示すように、汚れを落とす工程においてパイプ状円形駆動体の操作は、洗浄対象物のロール体に接しながらその回転軸を中心に回転・摺動されて、スクリーンシートを巻いたロール体の汚れ付着シート表面を、パイプ状円形駆動体の回転によって洗剤液を内部に浸透させると共に、その回転軸と直角な方向の落下によってシート面の洗剤液の移動を容易にするために、直径200mm、長さ2000mmのポリ塩化ビニル樹脂製パイプで、内部の表面に半径15mmの半円パイプ状バーを3箇所にパイプ全長に張り付けた前記パイプ状円形駆動体は、回転速度を20回転/分で10分間回転操作を行い、その後図4に示すように汚れを落とした洗浄液を排水して廃液タンクに収めて、前記パイプ状円形駆動体内で、洗浄水で洗剤を洗い流した。これを取り出して次の工程に移した。前パイプ状円形記駆動体から取り出した洗浄対象物ロール体をシート状洗浄対象物に展延して吊し下げて、表面をウォータージェットでの噴射による清掃する工程と、それに続く自然乾燥する工程とからなるロールスクリーンの洗浄を行った。
【0032】
最後にスクリーン幅の立掛け作業枠に吊し下げたシート状平坦面に展延された洗浄対象物の表面をブラシローラで撫でながら、洗浄用水を使用したウォータージェットで5L/分の高圧噴射によるシート状平坦面の全面を10分間清掃したが、そのまま吊り下げて自然乾燥させて、元の位置に使用するようにした。なおロール体の汚れ付着シート表面洗浄工程に対し、ロールスクリーンにおけるスクリーン表面を洗浄する操作において、図に示すようにロールスクリーンのロール体の揺動または振動可能なように各ロール面に洗浄液が流れ込むように回転を行い、洗浄装置におけるパイプ状円形駆動体の上部に洗浄液を導入する洗浄液ボックスを配置し、その近傍に処理液を排水する廃液タンクを具えた。
【符号の説明】
【0033】
M ロールスクリーン洗浄装置積載車
1 ロールスクリーン(ロール体)
2 パイプ状円形駆動体
3 洗浄対象物ロール体
4 シート状洗浄物
5 半円パイプ状バー
6 洗浄液
8 廃液タンク
9 ブラシローラ
10 電動モータ
11 ウォータージェット
12 洗浄液
13 回転軸
14 圧力調整コック
15 蓋
16 水
17 排水口
18 電動ポンプ
19 掛け金具
20 排水
21 立掛け作業枠
22 シート状作業枠
23 車体
図1
図2
図3
図4
図5
図6