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▶ 横田 幸男の特許一覧

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  • 特開-マスク 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022028576
(43)【公開日】2022-02-16
(54)【発明の名称】マスク
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/11 20060101AFI20220208BHJP
   A62B 18/02 20060101ALI20220208BHJP
【FI】
A41D13/11 Z
A62B18/02 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020141260
(22)【出願日】2020-08-03
(71)【出願人】
【識別番号】520323366
【氏名又は名称】横田 幸男
(72)【発明者】
【氏名】横田 幸男
【テーマコード(参考)】
2E185
【Fターム(参考)】
2E185AA07
2E185BA20
2E185CC32
(57)【要約】
【課題】冬期間空気の乾燥を防ぐ目的で飴、ガム等を口に入れる際マスクをずらさなければならない。また夏期では常にマスクをしていると熱中症になる恐れもある。
【解決手段】本体部2の左右両端部に耳かけ部3が取り付けられたマスク1において、本体部2には、左右方向にスリット4が設けられ、スリット4の形成部位がマスク1をかけたまま開閉可能に構成され、スリット4における端部の上下縁部には、閉じる方向に弾性力を生じさせる開閉部が形成されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部の左右両端部に耳かけ部が取り付けられたマスクにおいて、
前記本体部には、左右方向にスリットが設けられ、前記スリットの形成部位が当該マスクをかけたまま開閉可能に構成され、前記スリットにおける端部の上下縁部には、閉じる方向に弾性力を生じさせる開閉部が形成されているマスク。
【請求項2】
前記開閉部は、前記上下縁部にそれぞれ取り付けられた線状または帯状の一対の弾性体を備えて構成され、
前記各弾性体は、左右片側が接合されると共に、反対側がヒンジを介して交差して当該ヒンジから突出するつまみが形成されて、前記つまみをつまむことによって前記開閉部が開くように構成されている請求項1記載のマスク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マスクを改良したものである。
【背景技術】
【0002】
マスクは自らの飛沫の拡散を防ぎかつ他人の飛沫の吸引等を防ぐのみで実用上は十分であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-84388号公報(第5-12頁、図1-5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冬期間空気の乾燥を防ぐ目的で飴、ガム等を口に入れる際マスクをずらさなければならない。また夏期では常にマスクをしていると熱中症になる恐れもある。この点は無視できない点である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決すべく、本願のマスクは、本体部の左右両端部に耳かけ部が取り付けられたマスクにおいて、前記本体部には、左右方向にスリットが設けられ、前記スリットの形成部位が当該マスクをかけたまま開閉可能に構成されている。
【0006】
また、本願のマスクは、前記スリットにおける端部の上下縁部に、閉じる方向に弾性力を生じさせる開閉部が形成されている。
【0007】
また、本願のマスクの前記開閉部は、前記上下縁部にそれぞれ取り付けられた線状または帯状の一対の弾性体を備えて構成され、前記各弾性体は、左右片側が接合されると共に、反対部がヒンジを介して交差して当該ヒンジから突出するつまみが形成されて、前記つまみを摘まむことによって前記開閉部が開くように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明のマスクでは、マスクをずらす必要がなく、上記問題点を解決出来る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】マスク1の開閉部が閉じている図である。
図2】マスク1の斜視図である。
図3】マスク1を内側から見た図である。
図4】マスク1の開閉部が開いている図である。
図5】マスク1Aの開閉部が閉じている図である。
図6】マスク1Aの開閉部が開いている図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係るマスクの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。最初に、マスク1について説明する。マスク1は、図1に示すように、本体部2および耳掛け部3を備えている。本体部2は、不織布、ガーゼ、冷感素材等の各種の素材を用いて、例えば長方形状に形成されている。耳掛け部3は、本体部2の両端に取り付けられている。なお、各図に示すマスク1の形状は、一例であって、本体部2および耳掛け部3を一体化するなど、適宜変更することが出来る。
【0011】
また、マスク1の本体部2には、図1~3に示すように、スリット4が設けられ、スリット4における端部の上下縁部に、閉じる方向に弾性力を生じさせる開閉部が形成されている。開閉部は、上下縁部にそれぞれ取り付けられた線状(または帯状)の一対の弾性体5を備えて構成され、各弾性体5は、左右片側(図1における右側)が接合されると共に、反対側(図1における左側)がヒンジ6を介して交差してヒンジ6から突出するつまみ7が形成されており、図4に示すように、このつまみ7をつまむことによって開閉部が上下方向に開くように構成されている。
【0012】
このマスク1は、かけた状態のままスリット4に形成された開閉部における弾性体5のつまみ7をつまむことによって開閉部を上下方向に開くことで、水分補給や簡単な食物を得ることが出来る。このため、上記問題点を解決することが出来る。
【0013】
次に、マスク1Aについて説明する。マスク1Aは、図5に示すように、スリット8における端部の上下縁部に、閉じる方向に弾性力を生じさせる開閉部が形成されている。開閉部は、上下縁部にそれぞれ取り付けられた線状(または帯状)の一対の弾性体9を備えて構成され、各弾性体9は、両端部が接合されており、図6に示すように、指先で両端部を押さえて、中心部に向けて押すことによって開閉部が上下方向に開くように構成されている。
【0014】
このマスク1Aは、かけた状態のままスリット8に形成された開閉部における弾性体9の両端部を指先で押さえて中心部に向けて押して開閉部を上下方向に開くことで、水分補給や簡単な食物を得ることが出来る。このため、上記問題点を解決することが出来る。
【符号の説明】
【0015】
1 マスク
2 本体部
3 耳掛け部
4 スリット
5 弾性体
6 ヒンジ
7 つまみ
1A マスク
8 スリット
9 弾性体
図1
図2
図3
図4
図5
図6