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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022028621
(43)【公開日】2022-02-16
(54)【発明の名称】ダクトレス吹上型エアーカーテン装置
(51)【国際特許分類】
   F24F 9/00 20060101AFI20220208BHJP
   F24F 8/108 20210101ALI20220208BHJP
   F24F 7/003 20210101ALI20220208BHJP
【FI】
F24F9/00 A
F24F9/00 E
F24F9/00 K
F24F8/108 110
F24F8/108 210
F24F7/003
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021121517
(22)【出願日】2021-07-26
(31)【優先権主張番号】P 2020142132
(32)【優先日】2020-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】506197576
【氏名又は名称】島田 康子
(72)【発明者】
【氏名】島田 康子
(57)【要約】
【課題】
人の飛沫によるウイルスや細菌を防ぐには、現状は透明の樹脂板や樹脂シートで人と人の間を仕切る方式が主流であるが、レストランや劇場等その場の雰囲気を大切にする場所には不向きであった。その点、空気で仕切ることのできるエアーカーテンが良いが、現状は主に建物の出入り口に門型装置で固定設置され上から下に吹き出す方式のため、吹き出した空気を飛散させないようにコントロールするにはダクトを介した空気循環で大型の装置なっていた。
【解決の手段】
これらの課題を解決するため、本発明は、エアーカーテン装置から噴出する空気の壁を下からの上への吹上型にして、フードやダクトをなくすことにより、人と人を空気の壁で仕切る小型のエアーカーテン装置にした。換気の悪い場所では、エアーカーテンから排出された空気をダクトレスで換気扇や空気清浄機まで送風機で誘導することにより利用できる範囲広げることに成功した。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
人から排出されるウイルスや細菌の空気感染を防ぐ手段として、エアーカーテン噴出装置からエアーカーテンの空気の壁を下から上に噴出する装置であり、人に直接エアーカーテンを吹き付けるのでなく、人と人を仕切り、人から人に空気を介して感染するウイルスや細菌を人から人に接触しないようにするダクトレス吹上型エアーカーテン装置。
【請求項2】
請求項1のダクトレス吹上型エアーカーテン装置において、送風機にシロッコファンを使ったダクトレス吹上型エアーカーテン装置。
【請求項3】
請求項1のダクトレス吹上型エアーカーテン装置において、送風機にクロスフローファンを使ったダクトレス吹上型エアーカーテン装置。
【請求項4】
請求項1のダクトレス吹上型エアーカーテン装置において、送風機にプロペラファンを使ったダクトレス吹上型エアーカーテン装置。
【請求項5】
請求項1のダクトレス吹上型エアーカーテン装置において、送風機に斜流フアンを使ったダクトレス吹上型エアーカーテン装置。
【請求項6】
請求項1のダクトレス吹上型エアーカーテン装置において、送風機にターボフアンを使ったダクトレス吹上型エアーカーテン装置。
【請求項7】
請求項1のダクトレス吹上型エアーカーテン装置において、エアーポンプからエアーカーテン噴出用空気を送るダクトレス吹上型エアーカーテン装置。
【請求項8】
請求項1のダクトレス吹上型エアーカーテン装置において、人を仕切る対象の人が装着して使用する携帯型のダクトレス吹上型エアーカーテン装置。
【請求項9】
請求項1のダクトレス吹上型エアーカーテン装置において、人とにとの間に噴出するエアーカーテンを横向きに噴出するようにしたダクトレス吹上型エアーカーテン装置。
【請求項10】
請求項1のダクトレス吹上型エアーカーテン装置において、携帯可能な充電池又は乾電池で稼働するダクトレス吹上型エアーカーテン。
【請求項11】
請求項1のダクトレス吹上型エアーカーテンにおいて、エアーカーテン噴出のための空気取り入れ口に空気清浄機能をつけたダクトレス吹上型エアーカーテン装置。




















【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
感染症の空気感染を防ぐため、人と人をエアーカーテンの空気の壁で仕切るダクトレス吹上型エアーカーテン装置。
【背景技術】
【0002】
新型コロナウイルスの空気感染防止策は現状樹脂板や樹脂シートの間仕切りが主流である。
【0003】
建物の出入り口に門型に設置し、エアーカーテン装置の送風機から空気を上か下へ噴出して空気の壁を作る特許文献1、特開平5-106898のエアーカーテンがある。
【0004】
建物の出入り口に門型に設置し、エアーカーテン装置の送風機から空気を床面から平行に噴出して空気の壁を作る特許文献2、特開2007―10184のエアーカーテンもある。
【0005】
建物の出入り口に門型に設置し、エアーカーテン装置の送風機から空気を床面に対して平行に噴出してエアーカーテンを作り反対側の側部で吸い込んでダクトを経由して再度噴出してエアーカーテンを作る特許文献3、特開2017―67440のエアーカーテン装置がある。
【0006】
更に、建物の出入り口に設置し、エアーカーテン装置の送風機から空気を床面に対して平行に噴出して、反対側の側部で吸い込んでダクトを経由し、再びエアーカーテン装置の送風機からエアーカーテンの空気を噴出して、空気の壁を作る特許文献4、特開2000―249382のエアーカーテン装置がある。
【0007】
吹き出された空気をダクトレスで換気扇に排出する特許文献5、特開平11-248237ダクトレス空調装置もある
【0008】
特許文献1、特開平5-106898のエアーカーテン、特許文献2のエアーカーテン、特許文献3のエアーカーテン装置、特許文献4のエアーカーテン装置があるが、これらは、建物の中と外を上部、或いは側部からエアーカーテン装置の送風機にて空気を噴出して空気の壁のエアーカーテンを作り建物内の空調目的で設置されるため、建物の出入り口に設置固定された装置である。
【0009】
また、吹き出された空気をダクトレスで搬送する特許文献5、平11-248237室内空調システム、同システムを用いた室内空調方法及び空調ユニットがあるが、これは、人と人をエアーカーテンで仕切るものでなく、室内にまんべんなく循環させるものがある。
【0010】
特許文献6の特開2004-309101の角形槽の内に発生したガスや煙をエアーで囲んでフードで吸引してダクトを通して排気するものもある。
【0011】
エアーカーテンとはエアーカーテン装置からカーテン状に噴出させた空気の壁のことである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開平5-106898号公報
【特許文献2】特開2007―10184号公報
【特許文献3】特開2017―67440号公報
【特許文献4】特開2000―249382号公報
【特許文献5】特開平11-248237号公報
【特許文献6】特開2004-309101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
現在、人の飛沫によるウイルスや細菌を、人から人に空気感染を防ぐ手段として樹脂板や樹脂シート等の仕切りがあるが、レストランや劇場等美観や雰囲気を大切にする場所では課題があった。
【0014】
特許文献1、特開平5-106898号公報に記載のエアーカーテンは室内の冷気や暖気を室外に流れ出るのを防ぐ目的で設計されており、人と人の間を空気の壁で仕切り、人の飛沫によるウイルスや細菌を防ぐことは出来ない課題があった。
【0015】
特許文献2、特開2007―10184号公報のエアーカーテン、特許文献3、特開2017―67440号公報エアーカーテン装置、特許文献4、特開2000―249382号公報も同様でダクトを介してエアーカーテンの空気を循環しているため、簡易に移動設置、又は携帯して人と人を仕切ることはできない課題があった。
【0016】
また、エアーカーテン装置から噴出された空気を他の人に触れさせないように室外や空気清浄装置に搬送しなければならないが、ダクトを介するためエアーカーテン装置が大型になり簡単に移動設置ができなかった。そこで、ダクトを使わない特許文献5,特開平11-248237号公報室内空調システム、同システムを用いた室内空調方法及び空調ユニットの方法のダクトレス空気搬送システムがあるが、室内の空気循環を目的としているものであり、人と人を空気の壁のエアーカーテンで仕切ことができない課題があった。
【0017】
レストランや劇場等において、場所の美観や雰囲気を出来るだけを損なわず、人から人の間を仕切るエアーカーテン装置は美観や雰囲気を壊すことがないように小型で簡単に移動や設置ができなければならない課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上記の課題を解決するため、レストランや劇場等雰囲気を失うことがなく人と人を仕切ることができるエアーカーテン装置を実現するため、図3のダクトレス吹上型エアーカーテン装置2でエアーカーテンを図3の3のように下から上に吹き出すようにした。
【0019】
ダクトレス吹上型エアーカーテン装置2でエアーカーテンを図3の3のように下から上に吹き出すようにした結果、エアーカーテン装置のダクトをなくすることができ移動、設置が簡易にできるようになった。
【0020】
ダクトレス吹上型エアーカーテン装置2の送風装置の送風ファンは限定しないが小型で軽量且つ静音でなければならないのでシロッコファン又はクロスフローファンが好ましい。
【0021】
図3のダクトレス吹上型エアーカーテン装置2と換気扇5の距離が遠くて換気が不十分であれば、送風機3で適切に換気扇5に誘導すると良い。
【0022】
図7の複数のダクトレス吹上型エアーカーテン装置2から噴出されるエアーカーテンを図7の送風機3のように換気扇まで誘導しても良い。また、換気扇でなく空気清浄機に誘導しても良い。
【0023】
更に、図8のように複数のダクトレス吹上型エアーカーテン装置2から噴出されるエアーカーテンを送風機3と第2送風機4のように複数台の送風機で換気扇5まで誘導しても良い。
【0024】
図9の携帯型ダクトレス吹上型エアーカーテン装置図9のように人の前面に装着して人と人を仕切るようにした携帯可能な携帯型ダクトレス吹上型エアーカーテン装置としても良い。
【0025】
図9のような携帯型のダクトレス吹上型エアーカーテン装置の送風用ファンはプロペラファンが好ましいが、エアーカーテン装置とは別に、携帯したエアーポンプにてエアーカーテンの空気を携帯型のダクトレス吹上型エアーカーテン装置に送ってエアーカーテンを噴出させても良い。
【0026】
舞台と観客等を仕切る大型のダクトレス吹上型エアーカーテン装置として図10プロペラフアンを利用したダクトレス吹上型エアーカーテン装置10にしても良い。
【0027】
ダクトレス吹上型エアーカーテン装置は図4の送風機のファンは限定しないがモーター音が静かな2-1のシロッコファンや、2-2のようなクロスフローファン又はプロペラファンが好ましい。
【0028】
エアーカーテンとはダクトレス吹上型エアーカーテンから噴出される空気の壁のことであり、人と人の間にエアーカーテンを吹き上げることで人と人の間をエアーカーテンの空気の壁で仕切ることが目的なので、エアーカーテンの幅11は人の顔全体をカバーできる長さ以上で、人と人の間にあって人に直接あたらない図12の12の厚みのエアーカーテンが好ましい。
【発明の効果】
【0029】
樹脂の板やシート等で仕切る方法は、レストランや劇場等その場の雰囲気が大切な場所では不向きであったが、ダクトレス吹上型エアーカーテン装置は小型で設置や携帯が可能になったことで美観や雰囲気を失うことがなくなった。
【0030】
樹脂の板や樹脂のシートで仕切る方法は、仕切られている付近の換気が、仕切り板や仕切りのシートで還流が阻害される傾向があるが、本発明は人と人を仕切ると同時にエアーカーテンの空気を吹き上げているのでサーキュレーターのような効果で換気を助けることができる。
【0031】
従来のエアーカーテン装置は室内の出入り口に門型に設置され、その出入り口の上から下にエアーカーテンを噴出して空気の壁を作るものであったため、設備が大型になるため、簡単に移動できない課題があった。本発明はエアーカーテンを下から上に吹き上げることにより空気を循環させるダクトをなくすことができ小型化が可能になりエアーカーテン装置を適宜に移動、携帯させることができるようになった。
【0032】
エアーカーテンを噴出する装置を下から上への吹上式にして噴出された空気を換気扇、又は、空気清浄機にダクトレスで誘導する仕組みにした結果ダクト設備や設置にかかるコストをなくすことができた。
【0033】
本発明のダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装置のエアーカーテンの空気を下から上に吹き上げることにより、乾電池や蓄電池で稼働させることができるほどの軽量、小型化ができるようになった。その結果、仕切りたい人の近くに、携帯することができるようになった。その効果としてお店等で販売員がお客様に商品説明するような場面でも、マスクやフェースマスクで顔を覆う必要がなくなった。
【0034】
図8のように多くの人が集まる場所に置いて利用するダクトレス吹上型エアーカーテン装置の場合は、人の顔より高く吹き上げられたエアーカーテンの空気は送風機3や第2の送風機4で換気扇5に誘導するシステムで解決できた。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1】人と人の間に置かれたダクトレス吹上型エアーカーテン装置の設置図
図2】ダクトレス吹上型エアーカーテン装置に送風機を組み合わせた設置図
図3】ダクトレス吹上型エアーカーテン装置と送風機と換気扇の設置図
図4】ダクトレス吹上型エアーカーテン装置に使用される送風ファンの図
図5】ダクトレス吹上型エアーカーテン装置と換気扇の位置図
図6】ダクトレス吹上型エアーカーテン装置と送風機と換気扇の位置図
図7】複数のダクトレス吹上型エアーカーテン装置と送風機の位置図
図8】複数のダクトレス吹上型エアーカーテン装置と複数の送風機の位置図
図9】携帯型ダクトレス吹上型エアーカーテン装置図
図10】プロペラフアンを利用したダクトレス吹上型エアーカーテン装置の図
図11】ダクトレス吹上型エアーカーテン装置斜視図
図12】ダクトレス吹上型エアーカーテン装置の断面図
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
【0037】
図3の2は本発明に係るダクトレス吹上型エアーカーテン装置である。従来のエアーカーテンは室内と外気を遮断することを大きな目標にしていたため、建物の出入り口に設置され、出入り口の上や側面から空気を噴出するものが多かった。しかし、当発明は、人の口や鼻から噴出された飛沫によるウイルスや細菌が空気中に浮遊して、人から人に感染するのを極力防ぐことを目的にしているため、エアーカーテン装置2から噴出するエアーカーテンの空気の壁を少なくとも人の首より上に吹き上げることにより人と人の間にエアーカーテンの空気の壁を作り人から人に飛沫感染するウイルスや細菌を防ぐ為の、ダクトレス吹上型エアーカーテン装置である。ダクトレス吹上型エアーカーテン装置2の送風ファンは限定しないが、小型で軽量且つ静音でなければならないのでシロッコフアン又はクロスフローファン或いはプロペラファンが好ましい。
【0038】
建物内の換気状況が良好でない場合は、図3のダクトレス吹上型エアーカーテン2から噴出されたエアーカーテンの空気を送風機3で換気しやすい方向に再度吸い上げ換気扇5に誘導することにした。送風機は天井などから吊り下げても良い。その場合、図3ダクトレス吹上型エアーカーテン装置2の送風機のファンは限定しないが小型で軽量且つ静音でなければならないのでシロッコフアン又はクロスフローファンが好ましい。
【0039】
図5はレストランや会議室或いは応接室等テーブルを介してお互いが座っている間にダクトレス吹上型エアーカーテン装置2を設置した図である。テーブルを介して座って会食や会議をする状態の時、人と人が、お互いの飛沫で感染しないようにエアーカーテンの空気の壁で仕切って換気扇5に排出した図である。
【0040】
図6は換気扇5がダクトレス吹上型エアーカーテン装置2から排出されたエアーカーテンの空気を良い状態で排気できない場合に送風機3で換気扇5に誘導する図である。
【0041】
図7はレストランや会議室等において、図7の複数のダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装置2から噴出されたエアーカーテンの空気を送風機3で換気扇5に誘導する図である。
【0042】
図8は、比較的に大きなレストランや会議室等の図であり、図8のダクトレス吹上型エアーカーテン装置2から換気扇5まで距離がある場合や換気が悪い場合において、ダクトレス吹上型エアーカーテン装置2から吹き上げられたエアーカーテンを、送風機3で受け更に第2の送風機4を介して換気扇5まで誘導する図である。
【0043】
図9は携帯型のダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装置の図である。
図9のダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装2置を携帯型にして、人が直接携帯して人と人を仕切るようにした時の図である。ダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装置を人が直接身体に携帯することにより、人の口や鼻からでた飛沫8の感染を防ぐものである。この場合、ダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装置のエアーカーテンはダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装置2以外の場所からエアーポンプで送ってエアーカーテンとして噴出しても良い。
【0044】
以上のように、人と人の間や、舞台と観客のあいだ、或いはレストランや飲食店での会食時の、人と人の間に適宜に本発明のダクトレス吹上型エアーカーテンを設置することによりウイルスや細菌に感染された人から空気を介して他の人に感染するのを軽減することができる。
【0045】
ダクトレス吹上型エアーカーテンをできるだけ小型化して移動可能にすることによりレストランや飲食店又は劇場や舞台等の雰囲気を壊すことのないように簡易に設置できるようになった。
【0046】
図9のように小型化して人に装着して使う図9のダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装置9も可能になった。
【0047】
更に、その場の雰囲気を向上させる方法として、図3の送風機4などに照明やディスプレーを付けても良い。
【0048】
また、ダクトレス吹上型エアーカーテン装置から噴出されるエアーカーテンの空気の方向に、人がいなくて感染の可能性のない場合は、ダクトレス吹上型エアーカーテン装置のエアーカーテンの噴出方向を横向きに噴出しても良い。
【0049】
ダクトレス吹上型エアーカーテン装置から噴出されるエアーカーテンは人と人の間を仕切るためのものであるから、吹き上げる空気の幅は、なるべく人の顔の幅より大きく、且つ、噴出されるエアーカーテンが直接仕切る対処の人に触れないようなエアーカーテンのほうが良い。
【0050】
図11はダクトレス吹上型エアーカーテン装置の斜視図である。12-2のエアーカーテン用の空気取り入れ口から空気を取り入れ12-4と12-5の整流板で吹き上げるエアーカーテンの空気を上に吹き上げるようにした図である。
【0051】
図12はダクトラス吹上型エアーカーテン装置の断面図である。12-2の空気取り入れ口から入ったエアーカーテンの空気はファンによって噴出口の整流板12-4と12-5により上に噴出するように誘導され吹き上げるエアーカーテンを形成する。
【0052】
12-4と12-5の整流板はエアーカーテンの空気を誘導するものだが、特に12-4の整流板はファンから遠くに設置して、12-5の整流板はファンの近くまで伸バスことにより、ファンから発生したエアーカーテンの風を出来るだけ効率よく上に噴出するようにした。
【0053】

エアーカーテンとはダクトレス吹上型エアーカーテン装置からカーテン状に噴出される空気の壁のことである。

【産業上の利用可能性】
【0054】
人の飛沫よるウイルスや細菌の感染を防ぐ方法として、現状は樹脂板かシートの仕切りで遮断していますが、レストランや劇場等のその場の美観や雰囲気が大切な場所では、その美観や雰囲気を壊す課題があった。そこで、樹脂板や樹脂シートの仕切りでなく、目に見えない空気のエアーカーテンで人と人を簡単に仕切ることができる本発明は美観や雰囲気を失わない人と人を仕切る感染対策として有効である。
【0055】
本発明の、ダクトレス吹き上げ型にしたことによりダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装置を小型化、軽量化して、人が携帯できるようになるので、例えば物品の販売員が自分の顔の前面をバリアできるように装備、装着することにより移動しながら、お客様に商品説明ができる。携帯型の場合は充電池又は乾電池と合わせて使用すると良い。
【0056】
テレビなどの業界に於いても、出演者同士の飛沫よるウイルスや細菌の感染防止のエアーカーテンとしても良い。ダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装置を人の目に入らないように床面の下やテーブルの下に設置して、噴出するエアーカーテン遮らないように床面やテーブルにエアーカーテンの通る穴を開けて、エアーカーテンの空気を噴出させても良い。
【0057】
会議室や応接室などの人の飛沫よるウイルスや細菌の染防止のエアーカーテンとしても利用できる。ダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装置をテーブルの下に設置して噴出する空気を遮らないようにテーブルに穴をあけてテーブルの穴からエアーカーテンの空気を噴出させてダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装置を人の目に入らないようにしても良い。
【0058】
ダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装置から排出した空気が他の人に触れ感染しないような場所であれば、ダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装置から噴出するエアーカーテンの空気を人の側面から噴出させても良い。
【0059】
エアーカーテンとはダクトレス吹き上げ型エアーカーテン装置から噴出される空気の壁のことである。
【符号の説明】
【0060】
1 人
2 ダクトレス吹上型エアーカーテン装置
2-1 シロッコファン
2-2 クロスフローファン
3 送風機
4 第2の送風機
5 換気扇
8 人の口や鼻からでた飛沫
9 携帯型ダクトレス吹上型エアーカーテン装置
10 プロペラファンのダクトレス吹上型エアーカーテン装置
10-1 プロペラファン
11 ダクトレス吹上型エアーカーテン装置から噴出されるエアーカーテンの幅の長さを 示す矢印
12 ダクトレス吹上型エアーカーテン装置から噴出されるエアーカーテンの厚みの長さを示す矢印
12―1 ダクトレス吹上型エアーカーテン装置の外装
12-2ダクトレス吹上型エアーカーテン装置の空気取り入れ口
12-3ダクトレス吹上型エアーカーテン装置のクロスフローファン
12-4ダクトレス吹上型エアーカーテン装置から噴出されるエアーカーテンの空気の流れを制御する整流板1
12-5ダクトレス吹上型エアーカーテン装置から噴出されるエアーカーテンの空気の流れを制御する整流板2


































図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12