IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社Lightの特許一覧

<>
  • 特開-ユーザのマッチング方法 図1
  • 特開-ユーザのマッチング方法 図2
  • 特開-ユーザのマッチング方法 図3
  • 特開-ユーザのマッチング方法 図4
  • 特開-ユーザのマッチング方法 図5
  • 特開-ユーザのマッチング方法 図6
  • 特開-ユーザのマッチング方法 図7
  • 特開-ユーザのマッチング方法 図8
  • 特開-ユーザのマッチング方法 図9
  • 特開-ユーザのマッチング方法 図10
  • 特開-ユーザのマッチング方法 図11
  • 特開-ユーザのマッチング方法 図12
  • 特開-ユーザのマッチング方法 図13
  • 特開-ユーザのマッチング方法 図14
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022029337
(43)【公開日】2022-02-17
(54)【発明の名称】ユーザのマッチング方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220209BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020132634
(22)【出願日】2020-08-04
(71)【出願人】
【識別番号】520292888
【氏名又は名称】株式会社Light
(74)【代理人】
【識別番号】110002790
【氏名又は名称】One ip特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】金 靖征
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザ間のマッチング方法において、ユーザ間のマッチングの精度を向上させる仕組みを提供する。
【解決手段】ネットワークで接続される、複数のユーザ端末を仲介するサーバ端末により提供される、ユーザ間のマッチング方法であって、サーバ端末は、複数のユーザ端末のうち、第1のユーザに関連する第1ユーザ端末及び第2のユーザに関連する第2のユーザ端末に対し、マッチングを成立させる処理を実行し、前記第1のユーザ端末及び前記第2のユーザ端末に対し、動画セッションによる会話を開始させる処理を実行し、前記動画セッションにおいて、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザの会話を促進させるためのファシリテーションを実行し、前記ファシリテーションは会話テーマを提示することを含み、前記第2のユーザに関連して事前に提供された情報に基づいて、会話テーマを生成する。
【選択図】図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークで接続される、複数のユーザ端末を仲介するサーバ端末により提供される、ユーザ間のマッチング方法であって、
サーバ端末は、
複数のユーザ端末のうち、第1のユーザに関連する第1ユーザ端末及び第2のユーザに関連する第2のユーザ端末に対し、マッチングを成立させる処理を実行し、
前記第1のユーザ端末及び前記第2のユーザ端末に対し、動画セッションによる会話を開始させる処理を実行し、
前記動画セッションにおいて、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザの会話を促進させるためのファシリテーションを実行し、
前記ファシリテーションは会話テーマを提示することを含み、前記第2のユーザに関連して事前に提供された情報に基づいて、会話テーマを生成する、
マッチング方法。
【請求項2】
前記会話テーマに対する前記第1のユーザの回答に応じて、さらに会話テーマを提示することを含む、請求項1に記載のマッチング方法。
【請求項3】
前記会話テーマに対する前記第1のユーザの回答に応じて、さらにゲームを提供することを含む、請求項1に記載のマッチング方法。
【請求項4】
前記事前に提供された情報は、前記動画セッションに先駆けて、前記第2のユーザにより共有された会話テーマを含む、請求項1に記載のマッチング方法。
【請求項5】
前記事前に提供された情報は、前記動画セッションと異なる動画セッションにおいて提供された会話テーマを含む、請求項1に記載のマッチング方法。





















【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザのマッチング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザ間のマッチングを促進するためのアプリケーションが普及している。ユーザ間のマッチングとして、交流を目的とした趣味の合うユーザ同士のマッチング、学習を目的とした教師役と生徒役ユーザのマッチング、出会いや結婚を目的とした男女のマッチング等が挙げられる。
【0003】
例えば、特許文献1において、遠隔地にいる男女会員同士のマッチングを、通信ネットワーク上で管理サーバの管理下で自宅や外出先の端末を利用して実施可能にする方法が開示されている。また、特許文献1には、通信ネットワークを介して接続されたユーザ端末にビデオ装置を設置し、個人データに基づく紹介が行なわれた後に、各ユーザ端末間で、ビデオカメラで撮影した交際希望者のビデオ画像を相互に送信し合う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002-15052号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、個人データに基づきマッチングが行い、ビデオ通話によりユーザ間の会話が実施される点で、ユーザがオフラインで出会うマッチング方法と比較して、会うことによるリスクを低減する効果を実現し得るものの、単にビデオ通話による会話の場を提供するだけでは、会話が盛り上がらず、会話自体がうまく進行しない可能性が懸念される。
【0006】
そこで、本発明は、ユーザ間のマッチング方法において、ユーザ間のマッチング精度を向上させる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様における、ネットワークで接続される、複数のユーザ端末を仲介するサーバ端末により提供される、ユーザ間のマッチング方法であって、サーバ端末は、複数のユーザ端末のうち、第1のユーザに関連する第1ユーザ端末及び第2のユーザに関連する第2のユーザ端末に対し、マッチングを成立させる処理を実行し、前記第1のユーザ端末及び前記第2のユーザ端末に対し、動画セッションによる会話を開始させる処理を実行し、前記動画セッションにおいて、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザの会話を促進させるためのファシリテーションを実行し、前記ファシリテーションは会話テーマを提示することを含み、前記第2のユーザに関連して事前に提供された情報に基づいて、会話テーマを生成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザ間のマッチング方法において、ユーザ間のマッチング精度を向上させる仕組みを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の第一実施形態に係る、マッチングシステムを示すブロック構成図である。
図2図1のサーバ端末100を示す機能ブロック構成図である。
図3図1のユーザ端末200を示す機能ブロック構成図である。
図4】サーバ100に格納されるユーザデータの一例を示す図である。
図5】サーバ100に格納されるファシリテーションデータの一例を示す図である。
図6】サーバ100に格納される履歴データの一例を示す図である。
図7】本発明の第一実施形態に係る、マッチング方法に係るフローチャートの一例である。
図8】本発明の第一実施形態に係る、マッチング方法のうち、マッチング処理に係るフローチャートの一例である。
図9】本発明の第一実施形態に係る、マッチング方法のうち、マッチング処理に係るフローチャートの他の一例である。
図10】本発明の第一実施形態に係る、マッチング方法のうち、マッチング処理に係るフローチャートのさらに他の一例である。
図11】本発明の第一実施形態に係る、マッチング方法のうち、ファシリテーション処理の詳細に係るフローチャートの一例である。
図12】本発明の第一実施形態に係る、マッチング方法のうち、ファシリテーション処理の詳細に係るフローチャートの他の一例である。
図13】本発明の第一実施形態に係る、ファシリテーション処理の詳細に係る処理のうち、テーマの生成に係る概念図の一例である。
図14】本発明の第一実施形態に係る、ファシリテーション処理の詳細に係る処理のうち、テーマの生成に係る概念図の他の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。
【0011】
(実施形態1)
<構成>
図1は、本発明の第一実施形態に係るマッチングシステムを示すブロック構成図である。本システム1は、ユーザ1に関連するユーザ端末200と、ユーザ2に関連する端末300と、を仲介するサーバ端末100と、により構成される。本実施形態においては、ユーザ1を男性ユーザ、ユーザ2を女性ユーザを例に、以下説明を行う。
【0012】
サーバ端末100と、ユーザ端末200及びユーザ端末300とは、ネットワークNWを介して接続される。ネットワークNWは、インターネット、イントラネット、無線LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等により構成される。
【0013】
サーバ端末100は、男性ユーザ及び/または女性ユーザからの要求に基づいてユーザ間のマッチングを行う処理を行い、メッセージや動画のセッションを確立し、ファシリテーション処理を提供する装置であり、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、或いはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。本実施形態においては、説明の便宜上サーバ端末として1台を例示しているが、これに限定されず、複数台であってもよい。
【0014】
ユーザ端末200は、女性ユーザとの出会いを希望する男性ユーザであって、サーバ端末100により提供されるサービスを利用するユーザが所有する、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末等の情報処理装置であるが、スマートフォンや携帯電話、PDA等により構成しても良い。
【0015】
ユーザ端末300は、男性ユーザとの出会いを希望する女性ユーザであって、サーバ端末100により提供されるサービスを利用するユーザが所有する、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末等の情報処理装置であるが、スマートフォンや携帯電話、PDA等により構成しても良い。
【0016】
本実施形態では、システム1は、サーバ端末100と、ユーザ端末200及びユーザ端末300とを有し、男性ユーザ及び女性ユーザが各々、ユーザ端末200、ユーザ端末300を利用して、サーバ端末100に対する操作を行う構成として説明するが、サーバ端末100がスタンドアローンで構成され、サーバ端末自身に、求職者または求人者が操作を行う機能を備えても良い。
【0017】
図2は、図1のサーバ端末100の機能ブロック構成図である。サーバ端末100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。
【0018】
通信部110は、ネットワークNWを介してユーザ端末200及びユーザ端末300と通信を行うための通信インターフェースであり、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信規約により通信が行われる。
【0019】
記憶部120は、各種制御処理や制御部130内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、記憶部120は、ユーザに関連する各種データを格納する、ユーザデータ格納部121、ユーザ間の会話を促進するためのファシリテーション機能に関連する各種データを格納する、ファシリテーションデータ格納部122、及びユーザ間で実施されたメッセージ、動画を介した会話上で利用されたファシリテーション機能等の履歴を格納する、履歴データ格納部123等を有する。ここで、記憶部120は、ユーザ端末200、ユーザ端末300と通信を行ったデータを一時的に記憶することもできる。なお、各種データを格納したデータベース(図示せず)が記憶部120またはサーバ端末100外に構築されていてもよい。
【0020】
制御部130は、記憶部120に記憶されているプログラムを実行することにより、サーバ端末100の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等から構成される。制御部130の機能として、ユーザ端末200またはユーザ端末300からの入力を受け付ける指示受付部131、ユーザに関連する各種データを参照し、処理する、ユーザデータ管理部132、及びユーザ間のマッチング処理等を実行するマッチング処理部133等を有する。この指示受付部131、ユーザデータ管理部132、マッチングデータ処理部133等は、記憶部120に記憶されているプログラムにより起動されてコンピュータ(電子計算機)であるサーバ端末100により実行される。
【0021】
指示受付部131は、サーバ端末100が提供し、ユーザ端末200またはユーザ端末300において、ウェブブラウザまたはアプリケーションを介して表示される画面等のユーザインターフェースを介して、ユーザが所定の入力を行ったとき、ユーザ端末200またはユーザ端末300から通信部110を介して指示を受付ける。
【0022】
ユーザデータ管理部132は、ユーザに関連する各種データ(例えば、ユーザID、ユーザの基本情報、スケジュール情報、テーマ情報、評価情報、及び相手ユーザ情報等)を管理し、処理を行う。
【0023】
マッチング処理部133は、ユーザ間のマッチング処理、メッセージセッションの確立、動画セッションの確立、ユーザ間の会話のファシリテーション等の処理を行う。
【0024】
図3は、図1のユーザ端末200を示す機能ブロック構成図である。ユーザ端末200は、通信部210と、表示操作部220と、記憶部230と、制御部240とを備える。
【0025】
通信部210は、ネットワークNWを介してサーバ端末100と通信を行うための通信インターフェースであり、例えばTCP/IP等の通信規約により通信が行われる。
【0026】
表示操作部220は、求職者が指示を入力し、制御部240からの入力データに応じてテキスト、画像等を表示するために用いられるユーザインターフェースであり、ユーザ端末200がパーソナルコンピュータで構成されている場合はディスプレイとキーボードやマウスにより構成され、ユーザ端末200がスマートフォンまたはタブレット端末で構成されている場合はタッチパネル等から構成される。この表示操作部220は、記憶部230に記憶されている制御プログラムにより起動されてコンピュータ(電子計算機)であるユーザ端末200により実行される。
【0027】
記憶部230は、各種制御処理や制御部240内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、RAMやROM等から構成される。また、記憶部230は、サーバ端末100との通信内容を一時的に記憶している。
【0028】
制御部240は、記憶部230に記憶されているプログラムを実行することにより、ユーザ端末200の全体の動作を制御するものであり、CPUやGPU等から構成される。
【0029】
なお、サーバ端末100に表示操作部の機能を備える構成としても良く、この場合、ユーザ端末200を備えない構成としても良い。
【0030】
なお、ユーザ端末300の機能構成についても、ユーザ端末200と実質同一であるので、説明を省略する。
【0031】
図4は、サーバ100に格納されるユーザデータの一例を示す図である。
【0032】
図4に示すユーザデータ1000は、ユーザに関連する各種データを格納する。ここで、ユーザは、男性ユーザ及び女性ユーザを含む。図4において、説明の便宜上、一ユーザ(ユーザID「10001」で識別されるユーザ)の例を示すが、複数のユーザの情報を格納することができる。ユーザに関連する各種データとして、例えば、ユーザの基本情報(ユーザの氏名、ユーザネーム、性別、年齢、職業、年収、住所、Eメールアドレス等の連絡先、SNSアカウント情報等、趣味、嗜好、希望条件、(料金プランが設定されている場合は)料金プラン等)、ユーザのスケジュール情報(会話を希望する/可能な日時)、テーマ情報(会話したいテーマ及び/または質問(「モード」ともいう))、ユーザの評価情報(相手ユーザからフィードバックされる、相性、会話の内容、人物像等の評価)、及びユーザと会話した相手ユーザ等の情報を格納することができる。
【0033】
図5は、サーバ100に格納されるファシリテーションデータの一例を示す図である。
【0034】
図5に示すファシリテーションデータ2000は、サーバ100が提供するマッチングサービスによって提供される、ユーザ間の会話を促進するためのファシリテーションに関する機能に関連する各種データを格納する。図5において、ファシリテーションデータ2000として、例えば、ユーザによって選択可能な、会話のテーマに関するテーマデータ、全てのユーザ間の会話に共通する(デフォルトとして提供される)質問の項目に関する質問データ、及びユーザ間の会話を促進するためのゲームコンテンツ等のゲームデータ等の情報を格納することができる。
【0035】
図6は、サーバ100に格納される履歴データの一例を示す図である。
【0036】
図6に示す履歴データ3000は、図5に示すファシリテーションデータと関連して、ユーザ間の会話において実際に提供されたテーマ、質問(及び回答)、ゲームの履歴に関する情報が格納される。また、これらの履歴に関する情報とともに、ファシリテーションに対するユーザ間のマッチング効果を測定可能な、例えば、ユーザの評価に関する情報があわせて格納されていてもよい。
【0037】
図7は、本発明の第一実施形態に係る、マッチング方法に係るフローチャートの一例である。
【0038】
ここで、本システム1を利用するために、ユーザ1(本例では男性ユーザ)及びユーザ2(本例では女性ユーザ)は各々、ユーザ端末200、ユーザ端末300の各々のウェブブラウザまたはアプリケーション等を利用してサーバ端末100にアクセスし、初めてサービスを利用する場合は、ユーザの基本情報等を入力することで、アカウントを取得し、既にアカウントを取得済の場合は、IDとパスワードを入力する等の所定の認証を受けてログインすることで、サーバ100によって提供されるマッチングサービスが利用可能となる。この認証後、ウェブサイト、アプリケーション等を介して所定のユーザインターフェースが提供され、図7に示すステップS101へ進む。
【0039】
まず、ステップS101の処理として、サーバ端末100のマッチング処理部133は、ユーザ1及びユーザ2のマッチングを成立させる処理を行う。本処理の詳細については、図8乃至図10を用いて後に説明する。
【0040】
次に、ステップS102の処理として、サーバ端末100の指示受付部131は、ユーザ1のユーザ端末200から、動画セッションによる会話を開始するための要求を、通信部110を介して受信し、ステップ103の処理として、マッチング処理部133は、ユーザ2のユーザ端末300に対して、動画セッションによる会話要求を送信する。
【0041】
次に、ステップS104の処理として、マッチング処理部133は、ユーザ端末200及びユーザ端末300間の動画セッションによる会話を確立する処理を行う。動画セッションを確立する処理に際しては、動画セッションによる会話を開始する要求に対してユーザ2による承諾があったことを条件として会話セッションを確立することとしてもよい。また、ステップS102乃至S104の処理と関連して、ユーザ1(男性ユーザ)による会話要求の代わりに、ユーザ2(女性ユーザ)による会話要求に起因して、動画セッションによる会話を確立させることとしてもよい。動画セッションが確立されると、各々のユーザは、ユーザインターフェース画面上に相手ユーザの動画像を見ながら、音声による会話を行うことができる。
【0042】
動画セッションが確立されると、ステップS105の処理として、マッチング処理部133は、ユーザ1及びユーザ2の会話を促進するためのファシリテーションを行う処理を実行する。
【0043】
ここで、マッチング処理部133は、ファシリテーションとして、例えば、ファシリテーションデータ2000を参照し、ユーザ間の会話テーマを各ユーザ端末のユーザインターフェース画面に表示させる処理を行う。会話テーマとして、例えば、「お互いのことを知ろう」、「一緒にお酒を飲もう」等が挙げられる。テーマに関連づけて、または、テーマの代わりに、質問を表示させてもよい。質問として、「あなたはどこに住んでいますか」、「あなたの好きなお酒は何ですか」等が挙げられる。ここで、テーマと質問は関連するものでよく、事前に設定された、「お互いにことを知ろう」というテーマ(「モード」ともいう)に関連して、所定の質問リストの中から一または複数の質問(例えば、「あなたはどこに住んでいますか」)が表示され、質問について回答を促すこととしてもよい。また、ユーザに親近感を抱いてもらうため、各々ユーザ端末のユーザインターフェース画面上にキャラクタ画像を表示させ、キャラクタ画像と関連づけてテキストまたは音声によってテーマ及び/または質問を出力させてもよい。
【0044】
また、動画セッション中に、各々ユーザ端末のユーザインターフェース画面上にファシリテーション機能に関連するアイコンを表示させ、ユーザによるアイコンの選択に応じて、アイコンに紐づく機能を起動させてもよい。ファシリテーション機能としては、会話テーマの表示、質問の表示、ゲームのプレイ等が挙げられる。また、マッチング処理部133は、事前に設定されたテーマ(モード)等によって決定される、所定の進行に基づいて、ユーザに対し、ユーザインターフェース画面に表示されるキャラクタを介して、所定のアイコンを選択するようサジェストすることもできる。例えば、動画セッションにおいて、まず、質問アイコンをハイライトさせ、質問を複数するよう促し、一定時間経過後に、ゲームアイコンをハイライトさせ、ユーザ間の相性を測定するためのゲームをプレイするよう促すことができる。
【0045】
次に、ステップS106として、動画セッションによる会話が進行後、所定時間経過後、または、ユーザによる会話終了要求に基づいて、マッチング処理部133は、動画セッションを終了させる処理を実行する。
【0046】
動画セッションが終了すると、ステップS107として、マッチング処理部133は、ユーザ1及びユーザ2の、ユーザ端末200及びユーザ端末300の各々に対し、評価入力用の画面を提供し、指示受付部131は、通信部110を介して、各ユーザ端末から評価入力を受け付ける。評価として、相手ユーザに対する全体的な評価(例えば、5段階のレーティングによる評価)及び相手ユーザに対する定性的な評価(相性、人物像等)等が挙げられる。ここで、相手ユーザの評価に紐づけて、例えば、「聞き上手」、「話好き」、「明るい」、「落ち着いている」等のタグを表示し、選択させる入力方式としてもよい。これにより、ユーザの人物像をタグと紐づけて評価情報として管理することができる。
【0047】
そして、ステップS108として、サーバ端末100のユーザデータ管理部132は、各ユーザにより入力された、相手ユーザに対する評価に基づいて、ユーザデータ1000の、各ユーザの評価情報を更新する処理を実行する。
【0048】
以上により、本実施形態によれば、ユーザ間のマッチングから動画セッションによる会話を通じて、シームレスにユーザ間の心理的距離を近づけることができ、ファシリテーションを通じて、ユーザ間の会話を促進することで、マッチング成立の精度を向上させることができる。
【0049】
図8は、本発明の第一実施形態に係る、マッチング方法のうち、マッチング処理に係るフローチャートの一例である。以下、図7に示すマッチング処理の詳細の一例を説明する。
【0050】
まず、ステップS201の処理として、サーバ端末100の指示受付部131は、通信部110を介して、ユーザ1のユーザ端末200及びユーザ2のユーザ端末300の各々から、スケジュール共有を受け付ける。ここで、スケジュールとは、そのユーザが動画セッションによる会話が可能な日時をさす。ここで、スケジュール共有は、本例においては、ユーザ1及びユーザ2の双方のユーザからなされる形態を示すが、ユーザ1及びユーザ2のいずれか一方からなされてもよい。スケジュール共有がなされると、ユーザ1のユーザ端末200のユーザインターフェース画面に、ユーザ1のスケジュールとマッチする女性ユーザ一覧が表示され、例えば、ユーザ2の顔写真の画像やプロフィール情報が表示される。
【0051】
次に、ステップS202の処理として、サーバ1の指示受付部131は、所望のユーザ(本例では、ユーザ2)について、ユーザ1のユーザ端末200から、通信部110を介してマッチング要求を受け付ける。ユーザ1からマッチング要求を受け付けると、サーバ端末100のマッチング処理部は、ユーザ2のユーザ端末300に対し、マッチング要求を送信する。
【0052】
次に、ステップS203の処理として、サーバ1の指示受付部131は、ユーザ2のユーザ端末300から、通信部110を介してマッチング要求に対する承諾の旨回答を受け付ける。ユーザ2がマッチング要求に承諾しない場合は、拒絶の旨回答を受け付けることとしてもよい。
【0053】
ユーザ2からマッチング要求に対する承諾の旨回答を受け付けるとマッチング成立となり、マッチング処理部133は、ユーザ端末200及びユーザ端末300に対して、メッセージセッションを確立させる処理を実行させる。例えば、マッチング処理部133は、ユーザ端末200及びユーザ端末300のユーザインターフェース画面に、テキストによるメッセージを交換するためのチャット用のユーザインターフェースを表示させる処理を行う。
【0054】
メッセージセッションが確立されると、続いて、ステップS205の処理として、マッチング処理部133は、所定の一または複数の質問を、ユーザ端末200に対して送信する。ここで、質問は、ファシリテーションデータ2000に予め格納された質問(デフォルトとして設定された質問)であってよく、ユーザ2(女性ユーザ)の質問として、「なぜわたしを選んだのですか」といった、女性ユーザから男性ユーザに対して共通的になされるような質問であってよい。また、質問について、上記の通り、予め決められた質問であってもよいし、デフォルトとして設定された質問に基づいて、ユーザ2によってカスタマイズされ、ユーザデータ1000に格納された質問であってもよい。
【0055】
次に、ステップS206として、ユーザ1は、ユーザ端末200を介して、質問に対する回答を入力することで、指示受付部131は、ユーザ端末200から回答を、通信部110を介して受け付け、マッチング処理部133は、ユーザ端末300に対して回答を送信する。ユーザ2は、送信された回答を確認し、ユーザ1がどのようなユーザであるか知ることができる。
【0056】
以上のように、本例によれば、各ユーザは、動画セッションによる会話の前に、相手ユーザがどのようなユーザであるかを知ることができ、動画セッションによる会話にスムーズに移行することができるとともに、動画セッションによる会話を促進することができる。
【0057】
図9は、本発明の第一実施形態に係る、マッチング方法のうち、マッチング処理に係るフローチャートの他の一例である。
【0058】
まず、ステップS301の処理として、サーバ端末100の指示受付部131は、通信部110を介して、ユーザ2のユーザ端末300から、モード及びスケジュール共有を受け付ける。ここで、モードとは、動画セッションによる会話に先駆けて、事前に設定された会話テーマであり、例えば、「お互いのことを知りたい」、「一緒にお酒を飲みたい」といったテーマが挙げられる。モード及びスケジュール共有がなされると、ユーザ1のユーザ端末200のユーザインターフェース画面に、ユーザ1のスケジュールとマッチする女性ユーザ一覧が表示され、例えば、ユーザ2の顔写真の画像やプロフィール情報とともにモード(会話テーマ)が表示される。
【0059】
次に、ステップS302の処理として、サーバ1の指示受付部131は、所望のユーザ(本例では、ユーザ2)について、ユーザ1のユーザ端末200から、通信部110を介してマッチング要求を受け付ける。ユーザ1からマッチング要求を受け付けると、サーバ端末100のマッチング処理部は、ユーザ2のユーザ端末300に対し、マッチング要求を送信する。
【0060】
次に、ステップS303の処理として、サーバ1の指示受付部131は、ユーザ2のユーザ端末300から、通信部110を介してマッチング要求に対する承諾の旨回答を受け付ける。ユーザ2がマッチング要求に承諾しない場合は、拒絶の旨回答を受け付けることとしてもよい。
【0061】
ユーザ2からマッチング要求に対する承諾の旨回答を受け付けるとマッチング成立となり、マッチング処理部133は、ユーザ端末200及びユーザ端末300に対して、メッセージセッションを確立させる処理を実行させる。例えば、マッチング処理部133は、ユーザ端末200及びユーザ端末300のユーザインターフェース画面に、テキストによるメッセージを交換するためのチャット用のユーザインターフェースを表示させる処理を行う。
【0062】
メッセージセッションが確立されると、続いて、ステップS305の処理として、マッチング処理部133は、所定の一または複数の質問を、ユーザ端末200に対して送信する。ここで、質問は、ファシリテーションデータ2000に予め格納された質問(デフォルトとして設定された質問)であってよく、ユーザ2(女性ユーザ)の質問として、「なぜわたしを選んだのですか」といった、女性ユーザから男性ユーザに対して共通的になされるような質問であってよい。また、質問について、上記の通り、予め決められた質問であってもよいし、デフォルトとして設定された質問に基づいて、ユーザ2によってカスタマイズされ、ユーザデータ1000に格納された質問であってもよい。ここで、本例においては、質問内容として、モードに関連付けられた質問が予め設定されてもよい。例えば、「お互いのことを知りたい」というモードに対して、質問内容として、当該モードに関連付けられた一または複数の質問(例えば、「あなたはどこに住んでいますか」、「あなたの趣味はなんですか」)が設定されていてもよい。
【0063】
次に、ステップS306として、ユーザ1は、ユーザ端末200を介して、質問に対する回答を入力することで、指示受付部131は、ユーザ端末200から回答を、通信部110を介して受け付け、マッチング処理部133は、ユーザ端末300に対して回答を送信する。ユーザ2は、送信された回答を確認し、ユーザ1がどのようなユーザであるか知ることができる。
【0064】
以上のように、本例によれば、各ユーザは、動画セッションによる会話の前に、相手ユーザがどのようなユーザであるかを知ることができ、動画セッションによる会話にスムーズに移行することができるとともに、動画セッションによる会話を促進することができ、さらに、ユーザが事前に設定した会話テーマに基づく質問が提供されるので、ユーザは、相手ユーザについて、会話したい内容に関連した事前情報を得ることができるので、動画セッションによる会話をよりスムーズに進行させることができる。
【0065】
図10は、本発明の第一実施形態に係る、マッチング方法のうち、マッチング処理に係るフローチャートの一例である。以下、図7に示すマッチング処理の詳細の一例を説明する。
【0066】
まず、ステップS401の処理として、サーバ端末100の指示受付部131は、通信部110を介して、ユーザ1のユーザ端末200及びユーザ2のユーザ端末300の各々から、サービスに対するログイン要求を受け付ける。ログイン要求がなされ、各ユーザがログインすると、ユーザ1のユーザ端末200のユーザインターフェース画面に、現在ログイン中(オンライン中)の女性ユーザ一覧が表示され、例えば、ユーザ2の顔写真の画像やプロフィール情報が表示される。
【0067】
次に、ステップS402の処理として、サーバ1の指示受付部131は、所望のユーザ(本例では、ユーザ2)について、ユーザ1のユーザ端末200から、通信部110を介してマッチング要求を受け付ける。ユーザ1からマッチング要求を受け付けると、サーバ端末100のマッチング処理部は、ユーザ2のユーザ端末300に対し、マッチング要求を送信する。
【0068】
次に、ステップS403の処理として、サーバ1の指示受付部131は、ユーザ2のユーザ端末300から、通信部110を介してマッチング要求に対する承諾の旨回答を受け付ける。ユーザ2がマッチング要求に承諾しない場合は、拒絶の旨回答を受け付けることとしてもよい。
【0069】
ユーザ2からマッチング要求に対する承諾の旨回答を受け付けるとマッチング成立となり、マッチング処理部133は、ユーザ端末200及びユーザ端末300に対して、ステップS404として、メッセージセッションを確立させる処理を実行させる。例えば、マッチング処理部133は、ユーザ端末200及びユーザ端末300のユーザインターフェース画面に、テキストによるメッセージを交換するためのチャット用のユーザインターフェースを表示させる処理を行う。
【0070】
メッセージセッションが確立されると、続いて、ステップS405の処理として、マッチング処理部133は、所定の一または複数の質問を、ユーザ端末200に対して送信する。ここで、質問は、ファシリテーションデータ2000に予め格納された質問(デフォルトとして設定された質問)であってよく、ユーザ2(女性ユーザ)の質問として、「なぜわたしを選んだのですか」といった、女性ユーザから男性ユーザに対して共通的になされるような質問であってよい。また、質問について、上記の通り、予め決められた質問であってもよいし、デフォルトとして設定された質問に基づいて、ユーザ2によってカスタマイズされ、ユーザデータ1000に格納された質問であってもよい。
【0071】
次に、ステップS406として、ユーザ1は、ユーザ端末200を介して、質問に対する回答を入力することで、指示受付部131は、ユーザ端末200から回答を、通信部110を介して受け付け、マッチング処理部133は、ユーザ端末300に対して回答を送信する。ユーザ2は、送信された回答を確認し、ユーザ1がどのようなユーザであるか知ることができる。
【0072】
以上のように、本例によれば、スケジュールに捉われずにオンライン中のユーザに対してリアルタイムに会話を行うことができ、各ユーザは、動画セッションによる会話の前に、相手ユーザがどのようなユーザであるかを知ることができ、動画セッションによる会話にスムーズに移行することができるとともに、動画セッションによる会話を促進することができる。
【0073】
図11は、本発明の第一実施形態に係る、マッチング方法のうち、ファシリテーション処理の詳細に係るフローチャートの一例である。
【0074】
図7で説明したマッチング方法のうち、ファシリテーション処理において、例えば、図11に示すように、ステップS501の処理として、マッチング処理部133は、ファシリテーションとして、ユーザ2(本例では女性ユーザ)のユーザデータ1000のテーマ情報を参照し、上記ステップS301において、会話する相手のマッチング前にそのユーザによって提供されたモード(例えば、「お互いのことを知りたい」、「一緒にお酒を飲みたい」といったテーマ)を参照する。
【0075】
続いて、ステップS502の処理として、マッチング処理部133は、参照した、ユーザのモードに基づいて会話内容としてのテーマを生成する。例えば、ユーザのモードが「一緒にお酒を飲もう」であった場合、マッチング処理部133は、ファシリテーションデータ2000に格納される質問データから、モードに関連するテーマとしてユーザ間の会話を盛り上げるよう質問項目を生成する。例えば、「好きなお酒は何ですか?」、「お酒はどれくらいの頻度で飲みますか?等の質問を生成することが考えられる。生成された質問は、上記ユーザ間の動画セッションにおいて、各々ユーザ端末のユーザインターフェース画面上にファシリテーション機能に関連するアイコンを表示させ、ユーザによるアイコンの選択に応じて、アイコンに紐づく機能を起動させてもよい。本例においては、ユーザが質問アイコンを選択することで、生成したテーマ(質問)が表示される。
【0076】
ここで、図13に示すように、ファシリテーションとして、質問テーマは体系化されて、質問データとして格納されてもよい。例えば、マッチング処理部133は、テーマ1としての質問を提供し、ユーザの反応または回答に基づいて、テーマ2またはテーマ3の質問を提供することができる。例えば、マッチング処理部133は、ユーザ1に対して、テーマ1として、「どんなお酒が好きですか?」という質問を提供し、ユーザ1より、「ビールが好きです」という回答を受け付けた場合、テーマ3として、「どの銘柄のビールが好きですか?」といった質問を提供することができる。または、「ワインが好きです」という回答があった場合、テーマ2として、「赤ワインが好きですか?白ワインが好きですか?」といった質問を提供することもできる。また、マッチング処理部133は、ユーザ1からの反応が鈍い場合(例えば、回答に悩む等、沈黙が続いた場合)やユーザ2の好みと異なる回答があった場合、次のテーマに移行したり、テーマを変更することもできる。ここで、回答等はユーザにより音声により認識することもできるし、ユーザインターフェース画面に表示される選択肢に対する入力内容を取得することもできるし、回答の受付方法は一つの方法に限定されない。また、ユーザによる、ユーザインターフェース画面に表示されるアイコン(質問アイコン等)の選択に応じて、一の質問から次の質問へ移行させることもできる。
【0077】
また、ここで、図14に示すように、ファシリテーションとして、質問テーマとその他のファシリテーション機能(例えば、ゲーム)とが体系化されて、ファシリテーションデータとして格納されてもよい。本例によれば、マッチング処理部133は、一または複数のテーマ(質問)をユーザに対し提供したのち、ゲームを提供することができる。例えば、図14の例によれば、マッチング処理部133は、テーマ1からテーマ3へと質問を提供したのち、ユーザの回答内容、反応またはアイコン選択に応じて、ユーザ間の相性を試すためのゲーム1を提供することができる。
【0078】
図12は、本発明の第一実施形態に係る、マッチング方法のうち、ファシリテーション処理の詳細に係るフローチャートの他の一例である。
【0079】
図7で説明したマッチング方法のうち、ファシリテーション処理において、例えば、図12に示すように、ステップS601の処理として、マッチング処理部133は、ファシリテーションとして、ユーザ2(本例では女性ユーザ)のマッチングデータを参照する。マッチングデータとして、ユーザデータ1000の、評価情報及び相手ユーザ情報、また、履歴データ3000の、質問履歴データ及びゲーム履歴データ等が挙げられ、マッチング処理部133は、ユーザが、どのユーザに対して、どの質問を行い、またはどのゲームをプレイすることで、マッチング精度が高まったか(すなわち、高評価につながったか)、を解析する。マッチングデータは、特定のユーザから別の特定のユーザに対するデータに基づくデータでよいし、特定のユーザ間に限定されない、一般ユーザとしてのマッチングデータであってもよい。また、サーバ端末100は、一または複数のユーザの基本情報(趣味、年齢、嗜好、希望条件等)及び一または複数のテーマ(質問)といった入力情報に対する、評価情報といったフィードバック情報に基づいて、機械学習により学習モデルを生成することもできる。この学習モデルに基づいて、特定の女性ユーザとの会話において、どのような質問を提供すれば会話が盛り上がり、マッチング精度が高まるか、予測することができる。
【0080】
続いて、ステップS602の処理として、マッチング処理部133は、参照した、マッチングデータに基づいて会話内容としてのテーマを生成する。例えば、マッチングデータを参照し、特定の女性ユーザが、過去にお酒の会話によって会話が盛り上がり、マッチング精度が高まったとの解析結果に基づいて、マッチング処理部133は、ファシリテーションデータ2000に格納される質問データから、例えば、「好きなお酒は何ですか?」、「お酒はどれくらいの頻度で飲みますか?等の質問を生成することができる。または、特定の女性が、前回の動画セッションにおいて、お酒に関する質問を通じた会話が盛り上がらず、その女性からの評価内容が低評価であった場合、お酒以外のテーマを生成することもできる。また、上記学習モデルに基づいて、20代でスポーツを趣味とする女性ユーザとの会話において、「好きなスポーツは何ですか?」等の質問を生成することができる。
【0081】
以上のように、ファシリテーション機能として、ユーザから得られた事前情報に基づいて、ユーザ間の会話が盛り上がるような仕組みを提供することができる。
【0082】
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換および変更を行なって実施することが出来る。これらの実施形態および変形例ならびに省略、置換および変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0083】
1 マッチングシステム 100 サーバ端末、110 通信部、120 記憶部、130 制御部、200 ユーザ端末、300 ユーザ端末、NW ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14