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特開2022-29923情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022029923
(43)【公開日】2022-02-18
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/12 20120101AFI20220210BHJP
【FI】
G06Q50/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020133531
(22)【出願日】2020-08-06
(71)【出願人】
【識別番号】514028695
【氏名又は名称】株式会社トレタ
(74)【代理人】
【識別番号】100158850
【弁理士】
【氏名又は名称】明坂 正博
(72)【発明者】
【氏名】中村 仁
(72)【発明者】
【氏名】名取 一博
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC23
5L049CC24
(57)【要約】
【課題】利便性の高い情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置は、ユーザ端末から送信される位置情報及び利用人数情報を含む検索条件を受け付ける検索条件受付部と、店舗の位置情報及び店舗の空席情報が店舗ごとに関連付けられた第1情報を参照し、検索条件受付部が受け付けた検索条件に基づいて、位置情報で示される位置から所定範囲内、かつ利用人数分の空席が存在する店舗を検索する検索部と、検索部で検索された店舗の情報をユーザ端末へ送信する店舗情報送信部と、ユーザ端末から送信される店舗の予約を受け付ける予約受付部と、提供可能なメニューが店舗ごとに関連付けられた第2情報を参照し、予約受付部が予約を受け付けた店舗に関連付けられたメニューをユーザ端末へ送信するメニュー送信部と、ユーザ端末から送信されるメニューの注文を受け付ける注文受付部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末から送信される位置情報及び利用人数情報を含む検索条件を受け付ける検索条件受付部と、
店舗の位置情報及び前記店舗の空席情報が店舗ごとに関連付けられた第1情報を参照し、前記検索条件受付部が受け付けた検索条件に基づいて、前記位置情報で示される位置から所定範囲内、かつ前記利用人数分の空席が存在する店舗を検索する検索部と、
前記検索部で検索された店舗の情報を前記ユーザ端末へ送信する店舗情報送信部と、
前記ユーザ端末から送信される前記店舗の情報から選択された前記店舗の予約を受け付ける予約受付部と、
提供可能なメニューが前記店舗ごとに関連付けられた第2情報を参照し、前記予約受付部が予約を受け付けた店舗に関連付けられたメニューを前記ユーザ端末へ送信するメニュー送信部と、
前記ユーザ端末から送信されるメニューの注文を受け付ける注文受付部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記空席情報に含まれる席の状態を管理する空席管理部を備え、
前記空席管理部は、
前記予約受付部が前記ユーザ端末から送信される店舗の予約を受け付けると、前記利用人数分だけ前記席の状態を予約状態に変更することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記予約受付部は、
前記席の状態が空席状態である席数が所定数以下、又は前記席の状態が空席状態である席数の割合が所定値以下となると、予約の受付を停止することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記空席管理部は、
前記店舗の席の状態が空席状態である席数が所定数以下、又は前記店舗の席の状態が空席状態である席数の割合が所定値以下となると、前記空席状態である席数が所定数以下、又は空席状態である席数の割合が所定値以下となった店舗の全ての席の状態を空席状態以外の状態へ変更することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記予約を受け付けたユーザの来店を受け付ける来店受付部を備え、
前記空席管理部は、
前記来店受付部が、前記ユーザの来店を受け付けると前記予約状態とした前記席の状態を来店状態に変更することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記空席管理部は、
前記予約を受け付けた時刻から第1所定時間内に前記予約を受け付けたユーザの来店が前記来店受付部で受け付けられない場合、前記予約状態とした前記席の状態を空席状態に変更することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
ユーザの退店を受け付ける退店受付部を備え、
前記空席管理部は、
前記退店受付部が、前記ユーザの退店を受け付けると、前記退店したユーザの席の状態を来店状態から空席状態に変更することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
注文から提供までの時間が前記メニューごとに関連付けられた第3情報を参照し、前記予約受付部が前記店舗の予約を受け付けた時刻から第2所定時間内に提供可能なメニューを抽出するメニュー抽出部を備え、
前記メニュー送信部は、
前記メニュー抽出部が抽出した前記メニューを前記ユーザ端末へ送信する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記検索部は、
推奨時間帯が前記店舗ごとに関連付けられた第4情報を参照し、前記予約受付部が前記店舗の予約を受け付けた時間及び前記推奨時間帯に応じて、前記店舗を検索することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項10】
無断キャンセルを行ったユーザに対し、テーブルチャージに相当する金額又は前記注文受付部が受け付けたメニューに対応する金額を前記ユーザへ請求する請求部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項11】
無断キャンセルを行った回数に応じて、前記無断キャンセルを行ったユーザの利用を停止する利用停止部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記予約受付部が前記店舗の予約を受け付けると、前記店舗の予約を送信したユーザが他の予約を入れていないかを判定し、該判定結果に応じて、前記店舗の予約を受け付けない予約管理部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記送信部は、
前記予約受付部が前記店舗の予約を受け付けると、前記店舗からのメッセージが前記予約を行ったユーザのユーザ端末3へ送信することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記注文受付部は、
前記店舗の予約時間から第3所定時間前になると前記メニューの注文を受け付けることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記第1情報には、
前記店舗の座席の配置を表示させる情報が前記店舗ごとに関連付けて記憶され、
前記店舗情報送信部は、
前記検索部で検索された店舗に関連付けられた座席の配置を表示させる情報を前記ユーザ端末へ送信することを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項16】
検索条件受付部が、ユーザ端末から送信される位置情報及び利用人数情報を含む検索条件を受け付ける工程と、
検索部が、店舗の位置情報及び前記店舗の空席情報が店舗ごとに関連付けられた第1情報を参照し、前記検索条件受付部が受け付けた検索条件に基づいて、前記位置情報で示される位置から所定範囲内、かつ前記利用人数分の空席が存在する店舗を検索する工程と、
店舗情報送信部が、前記検索部で検索された店舗の情報を前記ユーザ端末へ送信する工程と、
予約受付部が、前記ユーザ端末から送信される前記店舗の情報から選択された前記店舗の予約を受け付ける工程と、
メニュー送信部が、提供可能なメニューが前記店舗ごとに関連付けられた第2情報を参照し、前記予約受付部が予約を受け付けた店舗に関連付けられたメニューを前記ユーザ端末へ送信する工程と、
注文受付部が、前記ユーザ端末から送信されるメニューの注文を受け付ける工程と、
を有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項17】
コンピュータを、
ユーザ端末から送信される位置情報及び利用人数情報を含む検索条件を受け付ける検索条件受付部、
店舗の位置情報及び前記店舗の空席情報が店舗ごとに関連付けられた第1情報を参照し、前記検索条件受付部が受け付けた検索条件に基づいて、前記位置情報で示される位置から所定範囲内、かつ前記利用人数分の空席が存在する店舗を検索する検索部、
前記検索部で検索された店舗の情報を前記ユーザ端末へ送信する店舗情報送信部、
前記ユーザ端末から送信される前記店舗の情報から選択された前記店舗の予約を受け付ける予約受付部、
提供可能なメニューが前記店舗ごとに関連付けられた第2情報を参照し、前記予約受付部が予約を受け付けた店舗に関連付けられたメニューを前記ユーザ端末へ送信するメニュー送信部、
前記ユーザ端末から送信されるメニューの注文を受け付ける注文受付部、
として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
PCやスマートフォンを利用する従来の飲食店の予約システムでは、数週間から数日前までに予約を行い、座席を確保してからその店舗を訪問する必要がある。通常、このような予約システムでは、当日の予約を受け付けておらず、ユーザは当日に飲食店を利用したい場合、飲食店に電話をして座席に空きがあるかを確認する必要がある。
しかしながら、飲食店へ電話をして予約が可能か否かを問い合わせることは、ユーザにとって非常に手間がかかるとともに、飲食店も電話対応をしなければならず、双方にとって煩雑かつ非効率なものとなっている。
【0003】
このため、店舗に関する情報を記憶する店舗情報記憶部と、ユーザが利用するユーザ端末から送信される位置情報と時間情報とを含む空席状況情報の要求を受け付ける空席状況情報要求受付処理部と、受け付けた空席状況情報要求における位置情報と時間情報とを用いて範囲を特定する範囲特定処理部と、特定した範囲における店舗を特定する店舗特定処理部と、特定した店舗が利用する店舗端末に対して、受け付けた空席状況情報要求の一部または全部を通知する空席状況情報通知処理部と、前記店舗端末から該店舗の空席状況を示す情報を受け付け、その一部または全部をユーザ端末に対して通知する空席状況情報回答処理部とを有する空席状況情報提供システムが提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
このような空席状況情報提供システムでは、ユーザ(ユーザ端末)からの要求があった場合に、それが店舗(店舗端末)に通知されるので、店舗は空席がある、またはできそうでかつ対応可能な場合に、空席状況を提供すればよく、無駄な空席状況の情報を記憶することがないので記憶容量の節約になるとともにネットワークトラフィックの軽減にも繋がる、としている。
【0005】
しかしながら、上記空席状況情報提供システムでは、ユーザ近くの予約可能な飲食店が表示されるものの、飲食店についてからメニューを注文する必要がある。このため、入店して直ぐにドリンクや料理を提供して欲しいと考えるユーザのニーズに応えることができず、利便性に未だ改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2014-85806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、利便性の高い情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、ユーザ端末から送信される位置情報及び利用人数情報を含む検索条件を受け付ける検索条件受付部と、店舗の位置情報及び店舗の空席情報が店舗ごとに関連付けられた第1情報を参照し、検索条件受付部が受け付けた検索条件に基づいて、位置情報で示される位置から所定範囲内、かつ利用人数分の空席が存在する店舗を検索する検索部と、検索部で検索された店舗の情報をユーザ端末へ送信する店舗情報送信部と、ユーザ端末から送信される店舗の予約を受け付ける予約受付部と、提供可能なメニューが店舗ごとに関連付けられた第2情報を参照し、予約受付部が予約を受け付けた店舗に関連付けられたメニューをユーザ端末へ送信するメニュー送信部と、ユーザ端末から送信されるメニューの注文を受け付ける注文受付部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、利便性の高い情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。
図2】実施形態に係るサーバのハード構成の一例を示す図である。
図3】実施形態に係るサーバの記憶装置に記憶されているデータベースの一例を示す図である。
図4】実施形態に係るデータベースに記憶されているデータの一例を示す図である。
図5】実施形態に係るサーバの機能構成の一例を示す図である。
図6】実施形態に係るユーザ端末のハード構成及び機能構成の一例を示す図である。
図7】実施形態に係る店舗端末のハード構成及び機能構成の一例を示す図である。
図8】実施形態に係るユーザ端末の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
図9】実施形態に係るサーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図10】実施形態に係るサーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図11】実施形態に係るサーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図12】実施形態に係るサーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図13】実施形態に係るサーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図14】実施形態に係るサーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図15】実施形態に係るサーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図16】実施形態の変形例5に係るサーバの機能構成の一例を示す図である。
図17】実施形態の変形例5に係るサーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
図18】実施形態の変形例8に係るユーザ端末の表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
図19】実施形態の変形例8に係るサーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
[実施形態]
図1は、実施形態に係る情報処理システム1の概略構成の一例を示す図である。初めに、図1を参照して情報処理システム1の構成について説明する。情報処理システム1は、サーバ2(情報処理装置)と、このサーバ2とネットワーク5を介して接続されたユーザ端末3及び店舗端末4とを備える。なお、情報処理システム1が備えるサーバ2、ユーザ端末3及び店舗端末4の数はそれぞれ任意である。例えば、サーバ2を2以上備え、分散処理を行うようにしてもよい。
【0013】
(サーバ2)
図2は、サーバ2(情報処理装置)のハード構成の一例を示す図である。図2に示すように、サーバ2は、通信IF200A、記憶装置200B、CPU200Cなどを備える。
【0014】
通信IF200Aは、外部端末と通信するためのインターフェースである。
【0015】
記憶装置200Bは、例えば、HDDや半導体記憶装置である。記憶装置200Bには、サーバ2で利用する情報処理プログラムや各種データベースが記憶されている。なお、本実施形態では、情報処理プログラムや各種データベースは、サーバ2の記憶装置200Bに記憶されているが、USBメモリなどの外部記憶装置やネットワークを介して接続された外部サーバに記憶し、必要に応じて参照やダウンロード可能に構成されていてもよい。
【0016】
図3は、記憶装置200Bに記憶されているデータベースの一例である。図3に示すように、記憶装置200Bには、ユーザデータベース1(以下、ユーザDB1)、店舗データベース2(以下、店舗DB2)、空席情報データベース3(以下、空席情報DB3)、予約データベース(以下、予約DB4)などが記憶されている。また、図4は、各種データベースに記憶されている情報(データ)の一例を示す図である。なお、本実施形態では、複数のデータベースを備えているが一つのデータベースとして記憶装置200Bに記憶してもよい。また、必ずしもデータベースとして記憶装置200Bに記憶されていなくともよい。また、ユーザDB1から予約DB4の情報をどのように関連付けて記憶装置200Bに記憶するかは任意である。
【0017】
(ユーザDB1)
図4(a)に示すように、ユーザDB1には、本情報処理システムの利用者であるユーザの情報、例えば、ユーザID(以下、UID)、ログイン用パスワード(以下、PW)、氏名、性別、年齢、生年月日、住所、過去予約した飲食店などの情報がユーザU1ごとに記憶されている。住所はユーザU1の住所である。過去予約した飲食店は、ユーザU1が過去に予約した飲食店のIDである。また、ユーザU1が過去に予約した飲食店のIDごとに、訪問回数、キャンセル回数、無断キャンセル回数などの情報が関連付けられている。訪問回数は、ユーザU1が過去に予約した飲食店を訪問した回数である。キャンセル回数は、ユーザU1が過去に予約した飲食店の予約をキャンセルした回数である。無断キャンセル回数は、ユーザU1が過去に予約した飲食店の予約を無断でキャンセルした回数である。なお、以下の説明では無断キャンセルを「No Show」ともいう。
【0018】
(店舗DB2)
図4(b)に示すように、店舗DB2には、本情報処理システムに登録されている飲食店の情報、例えば、店舗ID(以下、RID)、ログイン用パスワード(以下、PW)、店舗名、ジャンル、住所、位置情報、連絡先、メニューなどの情報が店舗ごとに記憶されている。ジャンルは、フランス料理、和食、中華、カフェ、創作など、店舗の業態のジャンルの情報である。住所は、店舗の所在地である。位置情報は、本実施形態では、店舗の所在地の緯度・経度の情報であるが、店舗の位置を特定できれば緯度・経度以外の情報であってもよい。連絡先は、店舗の電話番号などである。メニューは、料理名やドリンク名である。また、メニューごとに、種別、料金、提供時間、料理の画像などの情報が関連付けられている。種別は、料理、ドリンクなどメニューの種別である。料金は、メニューの料金である。提供時間は、注文を受けてからメニューを提供するまでの目安の時間である。画像は、メニューの写真画像などの情報である。なお、画像が無い場合「-」となる。
【0019】
(空席情報DB3)
図4(c)に示すように、空席情報DB3には、本情報処理システムに登録されている飲食店の空席情報、例えば、座席ID、席数、状態、予約ID(YID)、店内位置が店舗ごとに記憶されている。席数は、座席の席数(1人席、2人席、4人席など)である。状態は、座席の状態であり、本実施形態では、予約、来店、空席のいずれかとなる。なお、図4(c)では簡略化のため、座席IDに対して状態及び予約IDが一つだけ関連付けられているが、実際には時間帯ごとに状態及び予約IDが関連付けられている。例えば、座席IDがT001の座席に異なる時間帯に2以上の予約がある場合には、該異なる時間帯ごとに座席IDであるT001に状態及び予約IDが関連付けられる。店内位置は、店内における座席の位置(例えば、入り口付近、窓際、中央、カウンタなど)である。なお、予約IDについては予約DB4で説明する。
【0020】
(予約DB4)
図4(d)に示すように、予約DB4には、ユーザU1による店舗の予約の情報が記憶される。具体的には、予約DB4には、予約ID(YID)に関連付けて、座席を予約したユーザU1のユーザID、利用人数、予約時間(何年何月何時何分~何年何月何時何分)などの情報が記憶される。利用人数は、来店予定の人数である。予約時間は、ユーザU1が店舗に滞在を予定する時間である。なお、店舗滞在時間が不明の場合、来店予定時間だけを記憶してもよい。また、予め設定した第3所定時間(例えば、2時間や3時間)が来店時間からの滞在時間として自動的に記憶されるようにしてもよい。また、ユーザU1が予めメニューを注文している場合、注文したメニュー及び注文数の情報が予約IDに関連付けて記憶される。
【0021】
CPU200Cは、サーバ2を制御し、図示しないROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えている。
【0022】
図5は、実施形態に係るサーバ2の機能構成の一例を示す図である。図5に示すように、サーバ2は、受信部201(検索条件受付部、予約受付部、注文受付部、来店受付部、退店受付部)、送信部202(メニュー送信部、店舗情報送信部)、記憶装置制御部203、検索部204、メニュー抽出部205、空席管理部206などの機能を有する。なお、図5に示す機能は、サーバ2のROM(不図示)に記憶された情報処理プログラムをCPU100Cが実行することにより実現される。
【0023】
受信部201は、ネットワーク5を介してユーザ端末3及び店舗端末4から送信される情報を受信する。例えば、受信部201(検索条件受付部)は、ユーザ端末3から送信されるユーザ端末3の位置情報及び利用人数情報を含む検索条件を受信する(受け付ける)。また、受信部201(予約受付部)は、ユーザ端末3から送信される店舗の予約を受信する(受け付ける)。また、受信部201(注文受付部)は、ユーザ端末3から送信されるメニューの注文情報を受信する(受け付ける)。また、受信部201(来店受付部)は、店舗端末4から送信されるユーザU1の来店情報を受信する(受け付ける)。また、受信部201(退店受付部)は、店舗端末4から送信されるユーザU1の退店情報を受信する(受け付ける)。
【0024】
送信部202は、ネットワーク5を介してユーザ端末3及び店舗端末4へ情報を送信する。例えば、送信部202(店舗情報送信部)は、検索部204で検索された店舗の情報をユーザ端末3へ送信する。また、送信部202(メニュー送信部)は、メニュー抽出部205が抽出したメニューをユーザ端末3へ送信する。
【0025】
記憶装置制御部203は、記憶装置200Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部203は、記憶装置200Bへの情報の書き込みや読み出しを行う。
【0026】
検索部204は、店舗の位置情報及び店舗の空席情報が店舗ごとに関連付けられた第1情報が記憶された店舗DB2及び空席情報DB3を参照し、受信部201が受信した検索条件に基づいて、ユーザ端末3の位置から所定範囲内(本実施形態では徒歩15分圏内)、かつ利用人数分の席数の座席でかつ空席が存在する店舗を検索する。より具体的には、検索部204は、ユーザ端末3の位置から徒歩15分圏内で、かつ検索条件に含まれる利用人数分の席数の座席の空席がある店舗を検索する。なお、検索部204は、徒歩15分圏内の店舗を検索する場合、歩く速度(例えば、80m/分)×15分の範囲(距離)内に存在する店舗を検索するようにしてもよい。また、徒歩15分圏内はあくまで一例であり、所定範囲内は、徒歩15分圏内に限られない。例えば、所定範囲内を徒歩30分圏内としてもよいし、ユーザ端末3の位置から1km圏内などとしてもよい。なお、検索部204は、利用人数分の席数の座席の空席が存在する店舗を検索する際に、ユーザ端末3から検索条件を受信した時間に利用人数分の席数の座席の空席が存在する店舗を検索するようにしてもよいし、ユーザ端末3から検索条件を受信した時間から所定時間後(例えば、15分)に利用人数分の席数の座席の空席が存在する店舗を検索するようにしてもよい。
【0027】
メニュー抽出部205は、注文から提供までの時間がメニューごとに関連付けられた第3情報が記憶された店舗DB2を参照し、受信部201(予約受付部)が店舗の予約を受け付けた時刻から第2所定時間内(例えば、来店後すぐに提供できるように15分以内など)に提供可能なメニューを抽出する。
【0028】
空席管理部206は、空席情報DB3に記憶されている店舗の空席情報に含まれる席の状態を管理する。例えば、空席管理部206は、受信部201(予約受付)がユーザ端末3から送信される店舗の予約を受け付けると、予約を受け付けた店舗の座席IDに関連付けられた状態を予約状態に変更し、予約状態に変更した座席の座席IDに予約IDを関連付けて空席情報DB3に記憶させる。
【0029】
また、受信部201(予約受付)がユーザ端末3から送信される店舗の予約を受け付けると、記憶装置制御部203により、予約IDに関連付けて、座席を予約したユーザU1のユーザID、利用人数、予約時間(何年何月何時何分~何年何月何時何分)などの情報が予約DB4に記憶される。また、ユーザU1が予めメニューを注文している場合、記憶装置制御部203により、注文したメニュー及び注文数の情報が予約IDに関連付けて予約DB4に記憶される。
【0030】
また、空席管理部206は、受信部201(来店受付部)がユーザU1の来店を受信すると、来店したユーザU1のために予約状態とした座席の状態を来店状態に変更する。具体的には、来店したユーザU1が提示する予約IDに関連付けて記憶されている座席IDの状態を来店状態に変更する。また、空席管理部206は、予約を受け付けた時刻から第1所定時間内(例えば、20分以内(本実施形態では、徒歩15分圏内の店舗を候補として提示するため、第1所定時間を20分程度とすることが好ましい))に予約を受け付けたユーザU1の来店が受信部201で受信されない場合、予約状態とした座席の状態を空席状態に変更する。
【0031】
また、空席管理部206は、ユーザU1の退店を受信部201(退店受付部)が受け付けられると、退店したユーザU1の座席の状態を来店状態から空席状態に変更する。具体的には、退店したユーザU1の予約IDに関連付けて記憶されている座席IDの状態を空席状態に変更する。
【0032】
なお、サーバ2に入力装置(例えば、キーボード、タッチパネルなど)及び表示装置(例えば、液晶モニタや有機ELモニタなど)を備えるようにしてもよい。
【0033】
(ユーザ端末3)
図6は、実施形態に係るユーザ端末3のハード構成及び機能構成の一例を示す図である。図6(a)は、ユーザ端末3のハード構成の一例を示す図、図6(b)は、ユーザ端末3の機能構成の一例を示す図である。ユーザ端末3は、携帯端末(例えば、スマートフォンやタブレット端末)などであり、飲食店を予約するユーザU1により操作される。図6(a)に示すように、ユーザ端末3は、通信IF300A、記憶装置300B、入力装置300C、表示装置300D、CPU300E、GPSセンサ300Fなどを備える。
【0034】
通信IF300Aは、他の装置(実施形態では、サーバ2)と通信するためのインターフェースである。
【0035】
記憶装置300Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体記憶装置(SSD(Solid State Drive))である。記憶装置300Bには、ユーザ端末3の識別子及び情報処理プログラムなどが記憶されている。なお、識別子は、サーバ2がユーザ端末3に対して新たに付与してもよいし、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスなどを利用してもよい。
【0036】
入力装置300Cは、例えば、タッチパネルなどであり、ユーザU1は、入力装置300Cを操作して、情報処理システム1の利用に必要な情報(例えば、検索条件、予約、注文などの情報)を入力することができる。
【0037】
表示装置300Dは、例えば、液晶モニタや有機ELモニタなどである。表示装置300Dは、情報処理システム1の利用に必要な画面(例えば、後述の図8に示す画面)を表示する。
【0038】
CPU300Eは、実施形態に係るユーザ端末3を制御するものであり、図示しないROM及びRAMを備えている。
【0039】
GPSセンサ300Fは、GPS衛星から送信されるGPS信号に基づいて、ユーザ端末3の現在位置(例えば、緯度及び経度)を算出する。算出された現在位置の情報(位置情報)は、送信部302からネットワーク5を介してサーバ2へ送信される。なお、GPS衛星からの発信される電波を受信できない地下などでは、ユーザ端末3の通信に利用している基地局の位置情報を利用するようにしてもよい。また、加速度センサ、ジャイロ、地図とのマッチングなどの技術によって、自律的に位置を推定する機能を有するようにしてもよい。その他、IPアドレスによる位置推定やWi-Fiを利用した位置推定を利用するようにしてもよい。
【0040】
図6(b)に示すように、ユーザ端末3は、受信部301、送信部302、記憶装置制御部303、操作受付部304、表示装置制御部305などの機能を有する。なお、図6(b)に示す機能は、CPU300Eが、記憶装置300Bに記憶されている情報処理プログラムを実行することで実現される。
【0041】
受信部301は、サーバ2から送信される情報を受信する。
【0042】
送信部302は、入力装置300Cを利用して入力された情報やGPSセンサ300Fが算出した位置情報に識別子を付与してサーバ2へ送信する。
【0043】
記憶装置制御部303は、記憶装置300Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部303は、記憶装置300Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
【0044】
操作受付部304は、入力装置300Cでの入力操作を受け付ける。
【0045】
表示装置制御部305は、表示装置300Dを制御する。具体的には、表示装置制御部305は、表示装置300Dを制御して実施形態に係る情報処理システム1の利用に必要な画面(例えば、後述の図8に示す画面)を表示させる。
【0046】
(店舗端末4)
図7は、実施形態に係る店舗端末4のハード構成及び機能構成の一例を示す図である。図7(a)は、店舗端末4のハード構成の一例を示す図、図7(b)は、店舗端末4の機能構成の一例を示す図である。店舗端末4は、PC(Personal Computer)や携帯端末(例えば、タブレット端末)などであり、飲食店の店員などであるユーザU2により操作される。なお、店舗端末4は、専用端末であってもよい。図7(a)に示すように、店舗端末4は、通信IF400A、記憶装置400B、入力装置400C、表示装置400D、CPU400Eなどを備える。
【0047】
通信IF400Aは、他の装置(実施形態では、サーバ2)と通信するためのインターフェースである。
【0048】
記憶装置400Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体記憶装置(SSD(Solid State Drive))である。記憶装置400Bには、店舗端末4の識別子及び情報処理プログラムなどが記憶されている。なお、識別子は、サーバ2が店舗端末4に対して新たに付与してもよいし、IP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレスなどを利用してもよい。
【0049】
入力装置400Cは、例えば、キーボード、タッチパネルなどであり、ユーザU2は、入力装置400Cを操作して、情報処理システム1の利用に必要な情報(例えば、予約客の入店や退店などの情報)を入力することができる。
【0050】
表示装置400Dは、例えば、液晶モニタや有機ELモニタなどである。表示装置400Dは、実施形態に係る情報処理システム1の利用に必要な画面を表示する。
【0051】
CPU400Eは、実施形態に係る店舗端末4を制御するものであり、図示しないROM及びRAMを備えている。
【0052】
図7(b)に示すように、ユーザ端末3は、受信部401、送信部402、記憶装置制御部403、操作受付部404、表示装置制御部405などの機能を有する。なお、図7(b)に示す機能は、CPU400Eが、記憶装置400Bに記憶されている情報処理プログラムを実行することで実現される。
【0053】
受信部401は、サーバ2から送信される情報を受信する。
【0054】
送信部402は、入力装置400Cを利用して入力された情報に識別子を付与してサーバ2へ送信する。
【0055】
記憶装置制御部403は、記憶装置400Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部403は、記憶装置400Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
【0056】
操作受付部404は、入力装置400Cでの入力操作を受け付ける。
【0057】
表示装置制御部405は、表示装置400Dを制御する。具体的には、表示装置制御部405は、表示装置400Dを制御して実施形態に係る情報処理システム1の利用に必要な画面を表示させる。
【0058】
(表示画面例)
図8は、実施形態に係るユーザ端末3の表示装置300Dに表示される画面の一例を示す図である。以下、図8を参照してユーザ端末3の表示装置300Dに表示される各画面について説明する。なお、以下の説明では同一の構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0059】
図8(a)は、ユーザ端末3の表示装置300Dに表示される候補店情報要求の入力画面の一例である。図8(a)に示すように、入力画面には、ユーザ端末3の現在位置の周辺地図(MAP)1001、利用人数1002、利用人数を変更するための加算ボタン1003、減算ボタン1004が表示される。
【0060】
図8(b)は、予約可能な候補店の一覧を示す候補店情報画面の一例である。図8(b)に示すように、候補店情報画面には、予約条件(予約時間及び人数)及び予約可能な店舗の件数1011、予約可能な店舗名1012の一覧が表示される。また、各店舗名には、各店舗までの移動時間及び各店舗に対して予約要求を行うための予約ボタン1013が表示される。図8(b)に示すように、予約可能な店舗名1012の一覧は、ユーザ端末3からの距離が近いものから昇順に表示される。なお、予約可能な店舗名1012をどのような優先順位で表示するは任意であり、必ずしも距離が近いものから昇順に表示する必要はない。また、予約時間は、検索部204が検索した利用人数分の席数の座席の空席が存在する時間である。
【0061】
なお、図8(b)に示す候補店情報画面に、予約可能な店舗名1012の一覧に加えて、予約可能な店舗の位置及びユーザU1の位置を示した地図を表示させるようにしてもよい。また、図8(b)では、現在位置から店舗名1012までの徒歩時間(分)が表示されているが、現在位置から店舗までの距離を表示するようにしてもよい。なお、現在位置から店舗までの距離は、ユーザ端末3の現在位置(緯度・経度)と店舗の位置情報(緯度・経度)に基づいて算出される。また、徒歩時間は、現在位置から店舗までの距離を80m/分の速度(一般的な歩行速度)で除算することで算出してもよい。
【0062】
図8(c)は、確定した予約内容を示す予約情報通知画面の一例を示す図である。図8(c)に示すように、予約情報通知画面には、予約情報、例えば、予約時間、予約を行ったユーザU1の氏名、予約人数1021などの情報及び予約キャンセルボタン1022が表示される。ユーザU1は、予約キャンセルボタン1022を選択することで予約をキャンセルすることができる。
【0063】
図8(d)は、予約した店舗までのルートを示すナビゲート画面確定の一例を示す図である。図8(d)に示すように、ナビゲート画面確定には、ユーザU1の現在位置から予約した店舗までのルートを案内するための地図(MAP)1031、予約した店舗名及び住所1032、メニュー注文ボタン1033、予約票(予約IDの情報が含まれたバーコードやQRコード(登録商標)など)を提示するためのボタン1034、お店(店舗)への連絡用ボタン1035(例えば、連絡用ボタン1035をタップすると電話がかかる)、予約キャンセルボタン1036などが表示される。ユーザU1は、メニュー注文ボタン1033を選択することで、予約した店舗に到着するまでにメニューの注文を行うことができる。また、ユーザU1は、予約キャンセルボタン1036を選択することで予約時間から第1所定時間内であれば予約をキャンセルすることができる。
【0064】
(情報処理システム1で実行される処理)
図9図15は、サーバ2で実行される処理の一例を示すフローチャートである。以下、図9図15を参照して、サーバ2で実行される処理について説明するが、図1図8を参照して説明した構成と同一の構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0065】
(利用者登録処理)
図9は、サーバ2で実行される利用者登録処理の一例を示すフローチャートである。以下、図9を参照して、サーバ2で実行される利用者登録処理について説明する。なお、ユーザ端末3には、本実施形態に係る情報処理システム1で利用するプリケーションプログラム(情報処理プラグラム)が既にインストールされているものとする。
【0066】
(ステップS101)
ユーザU1は、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、図4(a)に示すようなユーザU1の情報、例えば、氏名、性別、年齢、生年月日、住所などの情報を入力する。入力された情報は、操作受付部304で受け付けられる。受け付けられた属性情報は、送信部302からサーバ2へと送信される。
【0067】
(ステップS102)
サーバ2の受信部201は、ユーザ端末3から送信された情報を受信する。受信部201で受信された情報は、記憶装置制御部203により、ユーザIDに関連付けて記憶装置200BのユーザDB1に記憶される。
【0068】
(検索処理)
図10は、サーバ2で実行される検索処理の一例を示すフローチャートである。以下、図10を参照して、サーバ2で実行される検索処理について説明する。
【0069】
(ステップS201)
ユーザU1は、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、ユーザ端末3の表示装置300Dに図8(a)に示す画面を表示させる。ユーザU1は、ユーザU1は、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、利用人数を入力する。入力された利用人数は、操作受付部304で受け付けられる。受け付けられた利用人数は、GPSセンサ300Fで算出された位置情報(ユーザ端末3の現在位置)とともに、検索条件として送信部302からネットワーク5を介してサーバ2へ送信される。サーバ2の受信部201は、ユーザ端末3から送信された検索条件を受信する。
【0070】
(ステップS202)
検索部204は、店舗の位置情報及び店舗の空席情報が店舗ごとに関連付けられた情報が記憶された店舗DB2を参照し、受信部201が受信した検索条件に含まれる位置情報に基づいて、ユーザ端末3の位置から所定範囲内(例えば、徒歩15分圏内)の店舗を検索する。なお、上述したように所定範囲は、任意に設定可能であり、例えば、何km圏内で設定できるようにしてもよい(なお、徒歩の場合、距離を歩く速度(例えば、80m/分)で除算してもよい)。
【0071】
(ステップS203)
検索部204は、店舗の空席情報が店舗ごとに関連付けられた情報が記憶された空席情報DB3を参照し、ステップS202で検索した店舗から受信部201が受信した検索条件に含まれる利用人数分の席数の座席の空席が存在する店舗を検索する。
【0072】
なお、本実施形態では、検索部204は、ユーザ端末3の位置情報に基づいて、所定範囲内(本実施形態では、徒歩15分圏内)に存在する店舗を検索した後、この検索した後の店舗から利用人数分の席数の座席の空席が存在する店舗を検索している。このような順序で検索を行うことにより、効果的に利用人数分の予約が可能な店舗を検索することができ、サーバ2の処理負荷を低減することができる。
【0073】
(ステップS204)
送信部202は、検索部204で検索された店舗の情報をユーザ端末3へ送信する。送信部202から送信された店舗の情報は、ユーザ端末3の受信部301で受信され、表示装置制御部305により図8(b)に示す画面が表示装置300Dに表示される。
【0074】
(予約受付処理)
図11は、サーバ2で実行される予約受付処理の一例を示すフローチャートである。以下、図11を参照して、サーバ2で実行される予約受付処理について説明する。
【0075】
(ステップS301)
ユーザU1は、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、ユーザ端末3の表示装置300Dに表示された図8(b)に示す画面から予約したい店舗の予約ボタン1013を選択すると、該選択が操作受付部304で受け付けられる。受け付けられた操作は、予約要求として送信部302からネットワーク5を介してサーバ2へ送信される。送信部302から予約要求が送信されると、表示装置制御部305により図8(c)に示す画面が表示装置300Dに表示される。サーバ2の受信部201は、ユーザ端末3から送信された情報を受信する。
【0076】
(ステップS302)
空席管理部206は、受信部201(予約受付)がユーザ端末3から送信される店舗の予約要求を受け付けると、予約を受け付けた店舗の座席IDに関連付けられた状態を予約状態に変更し、予約状態に変更した座席の座席IDに予約IDを関連付けて空席情報DB3に記憶させる。より具体的には、空席管理部206は、検索部204で検索され、ユーザU1に提示された店舗のうち予約が行われた店舗の利用人数分の空席が存在する座席の状態を予約状態に変更し、予約状態に変更した座席の座席IDに予約IDを関連付けて空席情報DB3に記憶させる。また、記憶装置制御部203は、予約IDに関連付けて、座席を予約したユーザU1のユーザID、利用人数、予約時間(何年何月何時何分~何年何月何時何分)などの情報を予約DB4に記憶する。
【0077】
(ステップS303)
空席管理部206により座席の状態が予約状態に変更されると、送信部202は、予約ID及び予約の情報(予約情報の氏名、予約時間、予約人数などの情報)を予約確定情報としてユーザ端末3及び店舗端末4へ送信する。送信部202から送信された予約ID及び予約の情報は、ユーザ端末3の受信部301及び店舗端末4の受信部401で受信される。ユーザ端末3の受信部301が予約ID及び予約の情報を受信すると、表示装置制御部305により図8(d)に示す画面が表示装置300Dに表示される。また、店舗端末4の受信部401が予約ID及び予約の情報を受信すると、予約が入った旨が表示装置400Dに表示されるなどしてユーザU2に報知される。これより、ユーザU2は、ユーザU1から予約が入ったことを確認することができる。
【0078】
(注文受付処理)
図12は、サーバ2で実行される注文受付処理の一例を示すフローチャートである。以下、図12を参照して、サーバ2で実行される注文受付処理について説明する。
【0079】
(ステップS401)
ユーザU1は、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、ユーザ端末3の表示装置300Dに表示された図8(d)に示す画面からメニュー注文ボタン1033を選択すると、該操作が操作受付部304で受け付けられる。受け付けられた操作は、メニュー要求として送信部302からネットワーク5を介してサーバ2へ送信される。
【0080】
(ステップS402)
サーバ2の受信部201は、ユーザ端末3から送信されたメニュー要求を受信する。受信部201がメニュー要求を受信すると、メニュー抽出部205は、注文から提供までの時間がメニューごとに関連付けられた第3情報が記憶された店舗DB2を参照し、受信部201(予約受付部)が店舗の予約を受け付けた時刻から第2所定時間内(本実施形態では15分以内)に提供可能なメニューを抽出する。
【0081】
(ステップS403)
送信部202は、メニュー抽出部205が抽出したメニューをユーザ端末3へ送信する。
【0082】
(ステップS404)
送信部202から送信されたメニューは、ユーザ端末3の受信部301で受信され、表示装置制御部305により表示装置300Dに表示される。ユーザU1は、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、ユーザ端末3の表示装置300Dに表示されたメニューから注文したいメニューを選択すると、該操作が操作受付部304で受け付けられる。受け付けられた操作は、注文として送信部302からネットワーク5を介してサーバ2へ送信される。サーバ2の受信部201は、ユーザ端末3から送信された注文を受信する。
【0083】
(ステップS405)
受信部201が注文を受信すると、記憶装置制御部203は、注文したメニュー及び注文数の情報を予約IDに関連付けて予約DB4に記憶する。
【0084】
(ステップS406)
送信部202は、受信部201が注文したメニューを店舗端末4へ送信する。店舗端末4の受信部401がメニューを受信すると、メニューの注文があったことが表示装置400Dに表示されるなどしてユーザU2に報知される。これより、注文されたメニューがユーザU1の来店までに準備される。
【0085】
なお、図12の説明では、ステップS403において、送信部202は、メニュー抽出部205が抽出したメニューをユーザ端末3へ送信しているが、ステップS403の処理を行わずに、送信部202は、受信部201が予約を受け付けた店舗に関連付けられたメニューをユーザ端末3へ送信し、ユーザU1が注文から提供までの時間に関係なく店舗のメニューを注文できるようにしてもよい。
【0086】
(来店処理)
図13は、サーバ2で実行される来店処理の一例を示すフローチャートである。以下、図13を参照して、サーバ2で実行される来店処理について説明する。
【0087】
(ステップS501)
ユーザU2は、ユーザU1(予約客)が店舗に来店するとユーザU1から予約票(予約IDの情報が含まれる)の提示を受ける。例えば、ユーザU1は、ユーザ端末3の表示装置300に表示される図8(d)の画面からボタン1034を選択し、予約票をユーザ端末3の表示装置300Dに表示させる。ユーザU2は、ユーザ端末3の表示装置300Dに表示された予約票(予約IDの情報が含まれるバーコードやQRコード(登録商標)など)を読み取り機等で読み取る。読み取られた予約票の情報は、送信部402からネットワーク5を介してサーバ2へ送信される。
【0088】
(ステップS502)
サーバ2の受信部201は、店舗端末4から送信された予約票の情報を受信する。受信部201が予約票の情報を受信すると、空席管理部206は、来店したユーザU1のために予約状態とした席の状態を来店状態に変更する。具体的には、来店したユーザU1が提示する予約IDに関連付けて記憶されている空席情報DB3の座席IDの状態を来店状態に変更する。
【0089】
(退店処理)
図14は、サーバ2で実行される退店処理の一例を示すフローチャートである。以下、図14を参照して、サーバ2で実行される退店処理について説明する。
【0090】
(ステップS601)
ユーザU1が退店すると、ユーザU2は、退店処理を行う。具体的には、ユーザU2は、店舗端末4の入力装置400Cを操作してユーザU1が退店したことを入力する。該操作は、操作受付部404で受け付けられる。受け付けられた操作は、退店情報(例えば、退店したユーザU1のユーザIDなどの情報)として送信部402からネットワーク5を介してサーバ2へ送信される。
【0091】
(ステップS602)
サーバ2の受信部201は、店舗端末4から送信された退店情報を受信する。受信部201が退店情報を受信すると、空席管理部206は、退店したユーザU1の席の状態を来店状態から空席状態に変更する。具体的には、退店したユーザU1の予約IDに関連付けて記憶されている空席情報DB3の座席IDの状態を空席状態に変更する。
【0092】
(No Show処理)
図15は、サーバ2で実行されるNo Show処理(無断キャンセル処理)の一例を示すフローチャートである。以下、図15を参照して、サーバ2で実行されるNo Show処理について説明する。
【0093】
(ステップS701)
空席管理部206は、予約時間から第1所定時間(本実施形態では20分以内)が経過したか否かを判定する。第1所定時間が経過している場合(YES)、空席管理部206は、ステップS702の処理を実行する。第1所定時間が経過していない場合(NO)、空席管理部206は、No Show処理を終了する。
【0094】
(ステップS702)
空席管理部206は、予約のキャンセルがあったか否かを判定する。具体的には、空席管理部206は、予約を受け付けたユーザU1のために予約状態とした席の状態が既に空席状態であるか否かを判定する。予約状態とした席の状態が既に空席状態である場合(YES)、空席管理部206は、第1所定時間内に予約のキャンセルが行われたとしてNo Show処理を終了する。また、予約状態とした席の状態が空席状態でない場合(NO)、空席管理部206は、ステップS703の処理を実行する。
【0095】
(ステップS703)
空席管理部206は、予約を受け付けたユーザU1のために予約状態とした席の状態を空席状態に変更する。また、送信部202は、予約をキャンセルした旨を店舗端末4及びユーザ端末3へと送信する。
【0096】
(ステップS704)
空席管理部206は、無断キャンセルの情報を、無断キャンセルを行ったユーザU1のユーザIDに関連付けてユーザDB1に記憶させる。記憶装置制御部203は、無断キャンセルの情報を、無断キャンセルを行ったユーザU1のユーザIDに関連付けてユーザDB1に記憶する。
【0097】
(ステップS705)
サーバ2は、ペナルティ処理を実行する。例えば、サーバ2は、第1所定時間内に来店しなかったユーザU1、換言するとNo Show(無断キャンセル)を行ったユーザU1に対してキャンセル料を請求する(例えば、キャンセル料を請求する請求部をサーバ2に備えてもよい)。キャンセル料は、例えば、テーブルチャージに相当する金額(例えば、500円程度の少額とすることが好ましい)やメニューが注文されている場合には、注文されたメニューに相当する金額であってもよい。この場合、ユーザU1の決済情報(予め登録したクレジットカード番号及びセキュリティコードなど)を予めサーバ2や他のサーバなどに登録しておき、キャンセル料がユーザU1の予め登録されたクレジットカードを利用して自動的に決済されるようにしてもよい。なお、その他のペナルティ処理として、No Show(無断キャンセル)を行った回数が所定回数(例えば、3回)を超えると、サービスを利用できなくなるようにしてもよい(例えば、該当ユーザU1によるサービスの利用を停止する利用停止部を備えてもよい(例えば、サーバ2へのログインの認証を行わない、店舗の検索を行わないなどにより実現できる))。ここで、ペナルティ処理については、利用規約等において、無断キャンセルがあった場合にキャンセル料やサービスを利用できなくなる旨について、事前にユーザU1の合意を得ていることが好ましい。
【0098】
なお、上記説明では、検索条件に予約時間が含まれていなかったが、検索条件に予約時間が含まれるようにしてもよい。この場合、ユーザU1がユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、検索条件として利用人数及び予約時間を入力すると、ユーザ端末3から検索条件として、ユーザ端末3の位置情報、利用人数及び予約時間の情報がサーバ2へと送信される。サーバ2の受信部201が上記検索条件を受信すると、検索部204は、ユーザ端末3の位置から徒歩15分圏内で、かつ検索条件に含まれる予約時間に利用人数分の席数の座席の空席がある店舗を検索する。
【0099】
以上のように、実施形態に係るサーバ2は、ユーザ端末3から送信されるユーザ端末3の位置情報及び利用人数情報を含む検索条件を受け付ける受信部201(検索条件受付部)と、店舗の位置情報及び店舗の空席情報が店舗ごとに関連付けられた第1情報を記憶した店舗DB2及び空席情報DB3参照し、受信部201部が受け付けた検索条件に基づいて、ユーザ端末3の位置から所定範囲内(本実施形態では、徒歩15分圏内)、かつ利用人数の空席が存在する店舗を検索する検索部204と、検索部204で検索された店舗の情報をユーザ端末3へ送信する送信部202(店舗情報送信部)と、ユーザ端末3から送信される店舗の情報から選択された店舗の予約を受け付ける受信部201(予約受付部と)、提供可能なメニューが店舗ごとに関連付けられた第2情報を記憶した店舗DB2を参照し、受信部201が予約を受け付けた店舗に関連付けられたメニューをユーザ端末3へ送信する送信部202(メニュー送信部)と、ユーザ端末3から送信されるメニューの注文を受け付ける受信部201(注文受付部)とを備える。
このように、サーバ2は、ユーザ端末3の位置から所定範囲内(例えば、徒歩15分圏内)の店舗を検索するので利便性に優れる。また、来店前に該当飲食店のメニューを注文することができるので、店舗に来店してからドリンクや料理などのメニューが提供されるまでの時間を短縮することができ利便性が高まる。また、ユーザU1がメニューを注文することで、ユーザU1のNO Show(無断キャンセル)を抑制する効果が期待できる。
【0100】
また、実施形態に係るサーバ2は、空席情報に含まれる席の状態を管理する空席管理部206を備える。空席管理部206は、受信部201(予約受付部)がユーザ端末3から送信される店舗の予約を受け付けると、利用人数分の席数の座席の状態を予約状態に変更する。
このように、自動で店舗の座席の予約処理が行われるので利便性に優れる。
【0101】
また、実施形態に係るサーバ2は、予約を受け付けたユーザU1の来店を受け付ける受信部201(来店受付部)を備える。空席管理部206は、受信部201(来店受付部)が、ユーザU1の来店を受け付けると予約状態とした座席の状態を来店状態に変更する。
このように、ユーザU1の来店を店舗端末4から受け付けると自動で店舗の座席の状態が来店状態となるので利便性に優れる。
【0102】
また、実施形態に係るサーバ2の空席管理部206は、予約を受け付けた時刻から第1所定時間内(本実施形態では20分以内)に予約を受け付けたユーザU1の来店が受信部201(来店受付部)で受け付けられない場合、予約状態とした座席の状態を空席状態に変更する。
このように、ユーザU1が第1所定時間内に来店しない場合、自動で店舗の座席の状態が空席状態となるので利便性に優れる。
【0103】
また、実施形態に係るサーバ2は、ユーザU1の退店を受け付ける受信部201(退店受付部)を備える。空席管理部206は、受信部201(退店受付部)が、ユーザU1の退店を受け付けると、退店したユーザU1の座席の状態を来店状態から空席状態に変更する。
このように、ユーザU1の退店を店舗端末4から受け付けると自動で店舗の座席の状態が空席状態となるので利便性に優れる。
【0104】
また、実施形態に係るサーバ2は、注文から提供までの時間がメニューごとに関連付けられた第3情報を記憶した店舗DB2を参照し、受信部201(予約受付部)が店舗の予約を受け付けた時刻から第2所定時間内(本実施形態では、15分内)に提供可能なメニューを抽出するメニュー抽出部205を備える。そして、送信部202(メニュー送信部)は、メニュー抽出部205が抽出したメニューをユーザ端末3へ送信する。
このように、来店後直ぐに提供できるメニューを抽出してユーザU1に提示するので、ユーザU1は、店舗に入店して直ぐに注文したメニューの提供をうけることができるので利便性が向上する。
【0105】
[実施形態の変形例1]
なお、上記実施形態において、受信部201(予約受付部)は、座席の状態が空席状態である座席数が所定数未満、又は座席の状態が空席状態である座席数の割合が所定値未満となると、予約の受付を停止するように構成してもよい。
このように構成することで、座席の管理を一席ごとに行うことなく、ある程度店舗の席が埋まると予約の受付を停止することができるので利便性が向上する。
【0106】
また、上記実施形態において、受信部201(予約受付部)は、座席の状態が空席状態である座席数が所定数以上、又は座席の状態が空席状態である座席数の割合が所定値以上となると、予約の受付を開始するように構成してもよい。
このように構成することで、座席の管理を一席ごとに行うことなく、ある程度店舗の席が空席となると予約の受付を開始することができるので利便性が向上する。
【0107】
[実施形態の変形例2]
また、上記実施形態において、空席管理部206は、店舗の座席の状態が空席状態である座席数が所定数未満、又は店舗の座席の状態が空席状態である座席数の割合が所定値未満となると、空席状態である座席数が所定数未満、又は空席状態である座席数の割合が所定値未満となった店舗の全ての座席の状態を空席状態以外の状態へ変更するように構成してもよい。この場合、店舗の全ての座席の状態が空席状態以外の状態となるので、受信部201(予約受付部)による予約の受付が停止される。
このように構成しても、座席の管理を一席ごとに行うことなく、ある程度店舗の座席が埋まると予約の受付を停止することができるので利便性が向上する。
【0108】
また、上記実施形態において、空席管理部206は、店舗の座席の状態が空席状態である座席数が所定数以上、又は店舗の座席の状態が空席状態である座席数の割合が所定値以上となると、空席状態である座席数が所定数以上、又は空席状態である座席数の割合が所定値以上となった店舗の全ての座席の状態を空席状態へ変更するように構成してもよい。この場合、店舗の全ての座席の状態が空席状態となるので、受信部201(予約受付部)による予約の受付が開始される。
このように構成しても、座席の管理を一席ごとに行うことなく、ある程度店舗の座席が空席となると予約の受付を開始することができるので利便性が向上する。
【0109】
[実施形態の変形例3]
また、上記実施形態において、店舗をお勧めする時間帯である推奨時間帯を店舗IDに関連付けた第4情報を店舗DB2に記憶してもよい。推奨時間帯は、営業時間及びジャンルに応じて決定される。例えば、ランチ、ディナーをやっているお店であれば、昼(11-14時)及び夜(17-22時)などが推奨時間帯となる。業態がカフェであれば、14-16時が推奨時間帯となる。また、検索部204は、推奨時間帯が店舗ごとに関連付けられた上記第4情報が記憶された店舗DB2を参照し、受信部201(予約受付部)が店舗の予約を受け付けた時間及び推奨時間帯に応じて店舗を検索する。
このように構成することで、予約時間に応じて、店舗を推奨することができ、夕食の時間帯にパン屋やケーキ屋など夕食時には行かないような店舗が提示されなくなるため利便性が向上する。なお、該機能をユーザU1が利用するか否かを設定できるようにしてもよい。
【0110】
[実施形態の変形例4]
また、上記実施形態において、ユーザ端末3のGPSセンサ300Fで算出される位置とは異なる位置をユーザU1が検索条件として入力できるように構成してもよい。この場合、サーバ2の検索部204は、ユーザ端末3の位置ではなく、ユーザU1が入力したから所定範囲内(本実施形態では徒歩15分圏内)、かつ利用人数の空席が存在する店舗を検索する。なお、位置の入力方法としては、地名や駅名による入力の他、ユーザ端末3の表示装置300Dに地図を表示し、表示装置300Dに表示された地図上の位置をタップ操作させて位置を入力するようにしてもよい。
このように構成することで、例えば、現時点では、「銀座」にいるが、「渋谷」で入れる店舗を探したい場合や、今は新宿にいるが渋谷で友人と落ち合って食事に行く、電車や車、タクシー等に乗って移動中の場合に、目的地(移動先)を入力して店舗を検索することができ、利便性が向上する。
【0111】
[実施形態の変形例5]
また、上記実施形態において、No Show(無断キャンセル)を抑制するために、同じユーザU1が同日同時間帯に2以上の予約を入れることができないように構成してもよい。以下、同じユーザU1が同日同時間帯に2以上の予約を入れることができない実施形態について説明する。
【0112】
図16は、実施形態の変形例5に係るサーバ2の機能構成の一例を示す図である。図16に示すように、実施形態の変形例5に係るサーバ2は、予約管理部207の機能を更に備える。なお、受信部201(検索条件受付部、予約受付部、注文受付部、来店受付部、退店受付部)、送信部202(メニュー送信部、店舗情報送信部)、記憶装置制御部203、検索部204、メニュー抽出部205、空席管理部206の機能については、図5を参照して説明したので重複する説明を省略する。
【0113】
予約管理部207は、受信部201がユーザ端末3から送信される予約要求を受信すると、予約DB4を参照し、ユーザ端末3のユーザU1の予約状況を確認する。具体的には、予約管理部207は、予約DB4を参照し、予約時間と同日同時間帯(例えば、予約要求の送信時刻又は受信時刻から所定時間(例えば30分)以内、また予約時間が指定されている場合は予約時間から所定時間(例えば30分)内)に他の予約を入れていないかを判定する。ユーザU1が他の予約を入れている場合、予約管理部207は、ユーザU1に予約を行わせない。また、ユーザU1が他の予約を入れていない場合、予約管理部207は、ユーザU1の予約を受け付ける。
【0114】
(予約受付処理)
図17は、本変形例5に係るサーバ2で実行される予約受付処理の一例を示すフローチャートである。以下、図17を参照して、サーバ2で実行される予約受付処理について説明する。
【0115】
(ステップS801)
ユーザU1は、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、ユーザ端末3の表示装置300Dに表示された図8(b)に示す画面から予約したい店舗の予約ボタン1013を選択すると、該選択が操作受付部304で受け付けられる。受け付けられた操作は、予約要求として送信部302からネットワーク5を介してサーバ2へ送信される。送信部302から予約要求が送信されると、表示装置制御部305により図8(c)に示す画面が表示装置300Dに表示される。サーバ2の受信部201は、ユーザ端末3から送信された情報を受信する。
【0116】
(ステップS802)
予約管理部207は、受信部201(予約受付)がユーザ端末3から送信される店舗の予約要求を受け付けると、予約DB4を参照し、予約時間と同日同時間帯(例えば、予約要求の送信時刻又は受信時刻から所定時間(例えば30分)以内、また予約時間が指定されている場合は予約時間から所定時間(例えば30分)内)に他の予約を入れていないかを判定する。ユーザU1が他の予約を入れている場合(YES)、サーバ2は、ステップS805の処理を実行する。また、サーバ2は、ユーザU1が他の予約を入れていない場合(NO)、ステップS803の処理を実行する。
【0117】
(ステップS803)
空席管理部206は、ユーザ端末3から送信された予約要求に含まれる店舗の座席IDに関連付けられた状態を予約状態に変更し、予約状態に変更した座席の座席IDに予約IDを関連付けて空席情報DB3に記憶させる。より具体的には、空席管理部206は、検索部204で検索され、ユーザU1に提示された店舗のうち予約が行われた店舗の利用人数分の空席が存在する座席の状態を予約状態に変更し、予約状態に変更した座席の座席IDに予約IDを関連付けて空席情報DB3に記憶させる。また、記憶装置制御部203は、予約IDに関連付けて、座席を予約したユーザU1のユーザID、利用人数、予約時間(何年何月何時何分~何年何月何時何分)などの情報を予約DB4に記憶する。
【0118】
(ステップS804)
空席管理部206により座席の状態が予約状態に変更されると、送信部202は、予約ID及び予約の情報(予約情報の氏名、予約時間、予約人数などの情報)を予約確定情報としてユーザ端末3及び店舗端末4へ送信する。送信部202から送信された予約ID及び予約の情報は、ユーザ端末3の受信部301及び店舗端末4の受信部401で受信される。ユーザ端末3の受信部301が予約ID及び予約の情報を受信すると、表示装置制御部305により図8(d)に示す画面が表示装置300Dに表示される。また、店舗端末4の受信部401が予約ID及び予約の情報を受信すると、予約が入った旨が表示装置400Dに表示されるなどしてユーザU2に報知される。これより、ユーザU2は、ユーザU1から予約が入ったことを確認することができる。
【0119】
(ステップS805)
予約管理部207は、予約時間と同日同時間帯に他の予約を入れていること(エラー情報)を、予約要求を送信したユーザ端末3へ送信するよう指示する。送信部202は、予約管理部207の指示に基づき、予約時間と同日同時間帯に他の予約を入れていることを、予約要求を送信したユーザ端末3へ送信する。送信部202から送信されたエラー情報は、ユーザ端末3の受信部301で受信される。また、受信部301がエラー情報を受信すると、表示装置制御部305により同日同時間帯に他の予約を入れていること(エラー情報)を示す画面が表示装置300Dに表示される。なお、他の予約を入れていることに加えて、予約をしたい場合には、他の予約をキャンセルするよう促す旨を提示するようにしてもよい。
【0120】
また、上記説明では、予約管理部207は、受信部201が予約要求を受信すると同日同時間帯に他の予約を入れているか否かを判定しているが、予約管理部207は、受信部201が検索条件を受信すると予約時間と同日同時間帯(例えば、検索条件の送信時刻又は受信時刻から所定時間(30分)以内、また予約時間が指定されている場合は予約時間から所定時間(例えば30分)内)に他の予約を入れていないかを判定し(ユーザIDから判定が可能である)、予約時間と同日同時間帯に他の予約を入れている場合、店舗の検索ができないように構成してもよい。この場合も、既に他の予約を入れていること(エラー情報)を示す画面が表示装置300Dに表示されることが好ましい。
【0121】
また、予約管理部207は、受信部201が予約要求を受信すると予約時間と同日同時間帯に他の予約を入れているか否かを判定しているが、同日同時間帯については考慮せずに、同じユーザU1が他の予約を入れているか否かだけを判定し、他の予約を入れている場合、それ以上の予約を入れることができないように構成してもよい。
【0122】
上記のように、本実施形態の変形例5に係るサーバ2は、予約DB4を参照し、ユーザU1の予約状況を確信して、同じユーザU1が同日同時間帯に2以上の予約を入れることができないようにする予約管理部207を備えている。このため、同日同時間帯に複数店舗を予約し(とりあえず予約だけしておき)、一店舗だけ訪問して、他はNo Showという使い方をすることができなくなり、No Showを効果的に抑制することが期待できる。
【0123】
[実施形態の変形例6]
また、上記実施形態において、予約が受け付けられると予約を受けた店舗からのメッセージが予約を行ったユーザU1のユーザ端末3へ送信されるように構成してもよい。この場合、図11のステップS303において、予約が入った旨が表示装置400Dに表示されると、ユーザU2は、店舗端末4の入力装置300Cを操作して、予約を行ったユーザU1のユーザ端末3へメッセージ、例えば、「担当は○○です。ご来店をお待ちしています。」といったメッセージを入力及び送信できるように構成してもよい。
【0124】
また、店舗への来店者への接客を行うスタッフの情報を店舗端末400の記憶装置300B又はサーバ2の記憶装置200Bへ登録し、予約時間帯に接客可能なスタッフを自動的に割当て、該スタッフの氏名で「担当は○○です。ご来店をお待ちしています。」といったメッセージが予約を行ったユーザU1のユーザ端末3へ送信されるように構成してもよい。
【0125】
なお、ユーザ端末3にインストールされたアプリケーションソフトウェアによりユーザ端末3の表示装置300Dにメッセージが表示されるように構成してもよいし、登録されているユーザU1のメールアドレスへメッセージが送信されるように構成してもよいし、登録されているユーザU1の電話番号に基づいてSMS(ショートメッセージサービス)によりメッセージが送信されるように構成してもよい。
【0126】
[実施形態の変形例7]
また、上記実施形態において、ユーザU1が時間を指定して予約した場合、予約時間の所定時間前(例えば、予約時間の30分前)になると、図12を参照して説明した料理の注文受付処理が可能となるようにしてもよい。また、予約時間の所定時間前(例えば、予約時間の30分前)になると、サーバ2から料理の注文が可能になった旨(例えば、「事前のご注文が可能になりました」などメッセージ)をユーザ端末3へ送信するように構成してもよい。この場合においても、ユーザ端末3にインストールされたアプリケーションソフトウェアによりユーザ端末3の表示装置300Dにメッセージが表示されるように構成してもよいし、登録されているユーザU1のメールアドレスへメッセージが送信されるように構成してもよいし、登録されているユーザU1の電話番号に基づいてSMS(ショートメッセージサービス)によりメッセージが送信されるように構成してもよい。
【0127】
なお、図12でも説明したように、ステップS403において、送信部202は、メニュー抽出部205が抽出したメニューをユーザ端末3へ送信しているが、ステップS403の処理を行わずに、送信部202は、受信部201が予約を受け付けた店舗に関連付けられたメニューをユーザ端末3へ送信するようにしてもよい。
【0128】
[実施形態の変形例8]
また、上記実施形態において予約時に座席を指定することができるように構成してもよい。この際、ユーザ端末3の表示装置300Dに店舗のフロアマップ(座席の配置(レイアウト))を表示し、ユーザU1が空席となっている座席を指定して予約ができることが好ましい。以下、このような実施形態について説明する。
【0129】
実施形態の変形例8では、サーバ2の記憶装置200Bには、店舗のフロアマップが店舗ID(RID)に関連付けて記憶されている。また、フロアマップに表示される各座席には対応する座席IDが関連付けられており、フロアマップに表示される各座席の状態が空席情報データベース3(以下、空席情報DB3)に記憶されている座席の状態(空席、予約、来店)と連動するように構成されている。なお、RIDに、テーブル(四角)、円卓など、座席の種類を関連付けるようにしてもよい。このような構成により、例えば、フロアマップに表示される座席が空席であれば予約可、空席でなければ予約不可とすることができる。なお、店舗のフロアマップの登録は情報処理システム1の利用に必須ではないため、必ずしも全てのRIDに関連付けて店舗のフロアマップが記憶されているわけではなく、店舗のフロアマップが関連付けられていない店舗も存在する。店舗のフロアマップが関連付けられていない店舗では、ユーザ端末3の表示装置300Dにフロアマップを表示した座席の指定予約は行うことができない。
【0130】
(表示画面例)
図18は、実施形態の変形例8に係るユーザ端末3の表示装置300Dに表示される画面の一例を示す図である。以下、図18を参照してユーザ端末3の表示装置300Dに表示される各画面について説明する。なお、以下の説明では同一の構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、図18では、検索条件(予約時間(21:15開始)、利用人数(4名)、位置情報)に基づいて検索部204により検索された店舗の情報がユーザ端末3の表示装置300Dに表示された状態から説明を始める。
【0131】
図18(a)は、ユーザ端末3の表示装置300Dに表示される候補店情報画面の一例である。図18(a)に示すように、候補店情報画面には、検索条件(21:15開始、4名)1000、ユーザ端末3の現在位置の周辺地図(MAP)1001、検索された店舗の情報(店舗情報)1040が表示される。店舗情報1040内には、店舗の座席指定予約が可能であることを示す座席指定予約可ボタン1041、店舗名1042、予約時間を指定する予約時間指定ボタン1043a~1043cなどが表示される。ユーザU1は、店舗情報1040を左右にスライドさせて予約したい店舗を選択することができる。なお、図18では、予約時間は15分刻みで表示されているが、15分刻みに限られるものではなく任意に設定が可能である。例えば、店舗端末4を利用して店舗ごと何分刻みで表示させるかを設定可能であってもよい。
【0132】
図18(b)は、図18(a)において、座席指定予約可ボタン1041を選択操作した際に表示されるフロアマップ表示画面の一例である。図18(b)に示すように、フロアマップ表示画面には、検索条件(21:15開始、4名)1000、座席を指定せずに予約を行うためのボタン1051、フロアマップ1052、表示装置300Dに表示されているフロアを切り替える切替ボタン1053などが表示される。また、フロアマップ1052には、店舗の座席レイアウトが表示され、利用人数分が予約可の席と予約不可の席(予約済、来店中、人数分(本変形例では4名)の席が無いなど)とは異なる態様で表示される。図18(b)に示す例では、着色及び斜線(選択禁止マーク)表示により利用人数分が予約不可の席1054aが表示され、白抜き表示により利用人数分が予約可の席1054bが表示されているが、必ずしも図18(b)に示す例に限られず、利用人数分が予約可の席と予約不可の席(予約済、来店中、人数分(本変形例では4名)の席が無いなど)とが判別できる態様で表示されていればよい。
【0133】
図18(c)は、座席を指定するための座席指定画面の一例である。図18(c)に示す座席指定画面では、ユーザU1による座席の指定のために図18(b)で説明したフロアマップ1052の一部が拡大表示された状態となっている。また、右上には、図18(b)で説明したフロアマップ1052の縮小図1061が表示される。ユーザU1が図18(c)の座席指定画面において、予約を希望する座席を選択操作等により指定すると、指定された座席の表示態様が変化する。図18(c)に示す例では、白抜きから着色状態に変化する。また、選択操作等により指定された座席の情報が枠1063内に表示される(座席の情報は、空席情報DBから取得される)。また、ユーザU1がボタン1064を選択操作すると、表示装置300Dの表示画面が図18(d)の予約確定画面へと遷移する。
【0134】
図18(d)は、予約確定画面の一例を示す図である。上述したように、図18(c)において、ユーザU1がボタン1064を選択操作すると、図18(d)の予約確定画面が表示される。図18(d)では、店舗の画像1071(例えば、店舗DB2でRIDに関連付けられた画像のいずれか)及び予約条件1072が表示される。予約条件1072には、予約時間1072a、人数1072b、指定した座席1072cなどの情報が含まれる。ユーザU1がまた、ユーザU1がボタン1073を選択操作すると図18(d)に表示された予約条件で予約が確定する。
【0135】
(予約受付処理)
図19は、実施形態の変形例8に係るサーバ2で実行される予約受付処理の一例を示すフローチャートである。以下、図19を参照して、サーバ2で実行される予約受付処理について説明する。
【0136】
(ステップS901)
ユーザU1は、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、ユーザ端末3の表示装置300Dに表示された図18(a)に示す画面で、店舗情報1040を左右にスライドさせて予約したい店舗を選択する。ユーザU1が店舗を選択すると、該選択が操作受付部304で受け付けられる。受け付けられた選択操作の情報は、送信部302からネットワーク5を介してサーバ2へ送信される。送信された選択操作の情報は、サーバ2の受信部201で受信される。
【0137】
(ステップS902)
サーバ2は、受信部201で受信した選択操作の情報が、席指定「有」の操作であるか、席指定「無」の操作であるかを判定する。席指定「有」の操作である場合、サーバ2はステップS903の処理を実行する。席指定「無」の操作である場合、サーバ2はステップS905の処理を実行する。
【0138】
(ステップS903)
サーバ2の送信部202は、選択された店舗の店舗IDに関連付けられたフロアデータを送信する。フロアマップの情報は、ユーザ端末3の受信部301で受信され、表示装置制御部305により図18(b)に示すフロアマップ表示画面が表示装置300Dに表示される。なお上述したように、フロアマップに表示される各座席には対応する座席IDが関連付けられており、フロアマップに表示される各座席の状態が空席情報データベース3(以下、空席情報DB3)に記憶されている座席の状態(空席、予約、来店)と連動するように構成されている。このため、図18(b)に示すように利用人数分(本変形例では4名)が予約可の席1054bと予約不可の席1054a(予約済、来店中、利用人数分(本変形例では4名)の席が無いなど)とが判別できる態様で表示される。
【0139】
(ステップS904)
ユーザU1は、フロアマップ1052を拡大表示させるなどして図18(c)に示す座席指定画面において、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、予約を希望する座席を選択操作等により指定する。ユーザU1が予約を希望する座席を選択すると、該選択操作が操作受付部304で受け付けられ、指定された座席の表示態様が変化する。次いで、ユーザU1がユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、ボタン1064を選択操作すると、該選択操作が操作受付部304で受け付けられ、送信部302からサーバ2へ送信され、サーバ2の受信部201で受信される。なお、表示装置300Dの表示画面が図18(d)の予約確定画面へと遷移する。
【0140】
(ステップS905)
ユーザU1は、図18(d)に示す予約確定画面において、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、ボタン1073を選択操作する。ユーザU1がボタン1073を選択操作すると、該選択操作が操作受付部304で受け付けられ、該選択操作が送信部302からサーバ2へ送信される。サーバ2の受信部201で受信される。
【0141】
(ステップS906)
空席管理部206は、受信部201がユーザ端末3から送信される選択操作を受信すると、席の状態を予約状態に変更し、予約状態に変更した座席の座席IDに予約IDを関連付けて空席情報DB3に記憶させる。より具体的には、ステップS904で座席が指定されている場合(S902のYES)には、空席管理部206は、指定された座席の状態を予約状態に変更し、予約状態に変更した座席の座席IDに予約IDを関連付けて空席情報DB3に記憶させる。また、座席が指定されていない場合(S902のNO)には、空席管理部206は、利用人数分の空席が存在する座席の状態を予約状態に変更し、予約状態に変更した座席の座席IDに予約IDを関連付けて空席情報DB3に記憶させる。また、記憶装置制御部203は、予約IDに関連付けて、座席を予約したユーザU1のユーザID、利用人数、予約時間(何年何月何時何分~何年何月何時何分)などの情報を予約DB4に記憶する。
【0142】
(ステップS907)
空席管理部206により座席の状態が予約状態に変更されると、送信部202は、予約ID及び予約の情報(予約情報の氏名、予約時間、予約人数などの情報)を予約確定情報としてユーザ端末3及び店舗端末4へ送信する。送信部202から送信された予約ID及び予約の情報は、ユーザ端末3の受信部301及び店舗端末4の受信部401で受信される。ユーザ端末3の受信部301が予約ID及び予約の情報を受信すると、表示装置制御部305により図8(d)に示す画面が表示装置300Dに表示される。また、店舗端末4の受信部401が予約ID及び予約の情報を受信すると、予約が入った旨が表示装置400Dに表示されるなどしてユーザU2に報知される。これより、ユーザU2は、ユーザU1から予約が入ったことを確認することができる。
【0143】
その他、上記実施形態及び変形例1~8は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、実施形態及び変形例1~8を各々組み合わせて実施してもよい。
【符号の説明】
【0144】
1 情報処理システム
2 サーバ(情報処理装置)
200A 通信IF
200B 記憶装置
200C CPU
201 受信部(検索条件受付部、予約受付部、注文受付部、来店受付部、退店受付部)202 送信部(メニュー送信部、店舗情報送信部)
203 記憶装置制御部
204 検索部
205 メニュー抽出部
206 空席管理部
207 予約管理部
3 ユーザ端末
300A 通信IF
300B 記憶装置
300C 入力装置
300D 表示装置
300E CPU
300F GPSセンサ
301 受信部
302 送信部
303 記憶装置制御部
304 操作受付部
305 表示装置制御部
4 店舗端末
400A 通信IF
400B 記憶装置
400C 入力装置
400D 表示装置
400E CPU
401 受信部
402 送信部
403 記憶装置制御部
404 操作受付部
405 表示装置制御部
5 ネットワーク
DB1 ユーザデータベース
DB2 店舗データベース
DB3 空席情報データベース
DB4 予約データベース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19