(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022030345
(43)【公開日】2022-02-18
(54)【発明の名称】A4サイズを超える用紙の保管方法、及び綴じ込みファイル
(51)【国際特許分類】
B42F 7/00 20060101AFI20220210BHJP
【FI】
B42F7/00 A
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020134308
(22)【出願日】2020-08-07
(71)【出願人】
【識別番号】520298628
【氏名又は名称】有限会社オペックスエンタープライズ
(74)【代理人】
【識別番号】100195752
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 一正
(72)【発明者】
【氏名】宮上 浩幸
【テーマコード(参考)】
2C017
【Fターム(参考)】
2C017QA00
2C017QB02
2C017QB04
2C017QB06
2C017QD05
2C017QF00
(57)【要約】
【課題】A4サイズを超える用紙を折り畳むことなく見た目も良く保管することを課題とする。
【解決手段】A4サイズを超える用紙と略同一サイズの第1表紙1と、A4サイズを超える用紙と略同一サイズの第2表紙2と、第1表紙1の第1の一辺1Aと第2表紙2の第1の一辺2Aとをつなぐ幅Aを有する背表紙3と、背表紙3の内側に設けたファイル綴じ具4と、第1表紙1の第1の一辺1Aに直交する第2の一辺1C近傍における第2表紙2側に設けた第1表紙側固定部材13と、第2表紙2の第1の一辺2Aに直交する第2の一辺2Cから延伸する、第2表紙2の第2の一辺1Cの長さと略同一の追加表紙5と、を備え、追加表紙5は、前記幅Aと略同一幅の表紙部51と、表紙部51から連続して所定の長さを有する固定部52と、固定部52に第1表紙側固定部材13と係合する位置に追加表紙側固定部材53と、を有したことを特徴とする綴じ込みファイル10とした。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
A4サイズを超える用紙を綴じる綴じ込みファイルであって、
前記A4サイズを超える用紙と略同一サイズの第1表紙と、
前記A4サイズを超える用紙と略同一サイズの第2表紙と、
前記第1表紙の第1の一辺と前記第2表紙の第1の一辺とをつなぐ幅Aを有する背表紙と、
前記背表紙の内側に設けたファイル綴じ具と、
前記第1表紙の前記第1の一辺に直交する第2の一辺近傍における前記第2表紙側に設けた第1表紙側固定部材と、
前記第2表紙の前記第1の一辺に直交する第2の一辺から延伸する、前記第2表紙の前記第2の一辺の長さと略同一の追加表紙と、を備え、
前記追加表紙は、前記幅Aと略同一幅の表紙部と、前記表紙部から連続して所定の長さを有する固定部と、当該固定部に前記第1表紙側固定部材と係合する位置に追加表紙側固定部材と、を有したことを特徴とする綴じ込みファイル。
【請求項2】
前記A4サイズを超える用紙がA3サイズである場合、前記第1表紙及び前記第2表紙はともに略長方形であり、
前記第1表紙の前記第1の一辺及び前記第2表紙の前記第1の一辺はともに、長手方向の一方の端部における一辺であり、
前記第1表紙の前記第2の一辺及び前記第2表紙の前記第2の一辺はともに、短手方向の一方の端部における一辺であることを特徴とする請求項1に記載の綴じ込みファイル。
【請求項3】
前記追加表紙の前記表紙部には、名称記載部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の綴じ込みファイル。
【請求項4】
前記第1表紙側固定部材及び前記追加表紙側固定部材はともに、磁石からなることを特徴とする請求項1-3のいずれかに記載の綴じ込みファイル。
【請求項5】
前記第1表紙側固定部材及び前記追加表紙側固定部材はともに、面ファスナーからなることを特徴とする請求項1-3のいずれかに記載の綴じ込みファイル。
【請求項6】
A4サイズを超える用紙の保管方法であって、
前記A4サイズを超える用紙と略同一サイズの第1表紙と、
前記A4サイズを超える用紙と略同一サイズの第2表紙と、
前記第1表紙の第1の一辺と前記第2表紙の第1の一辺とをつなぐ幅Aを有する背表紙と、
前記背表紙の内側に設けたファイル綴じ具と、を備えた綴じ込みファイルを準備し、
前記綴じ込みファイルの前記ファイル綴じ具にA4サイズを超える用紙を綴じた後、
前記背表紙を上にし、前記第1表紙における前記第1の一辺に対向する第3の一辺、及び前記第2表紙における前記第1の一辺に対向する第3の一辺を下にして保管することを特徴とするA4サイズを超える用紙の保管方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、A4サイズを超える用紙の保管に関し、その保管方法及び綴じ込みファイルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
事務用書類は、多くがA列に統一されている。例えば、A4サイズの書類が最も多く、整理するためのA4用の綴じ込みファイルも多く市販されている。A4を超える用紙を保管するための綴じ込みファイルも市販されている。しかしながら、例えば、A3サイズの用紙をA3用の綴じ込みファイルに綴じた後、そのファイルを保管に際して棚にファイルを寝かすことが多い。
また、通常よく行われているように、A3サイズの用紙をA4サイズに折り畳んでA4ファイルに綴じ込むと、綴じ込んだA3サイズの用紙を見るために折り畳んだ状態から開く作業が必要になるとともに、折目から破けたりして不具合がある。
【0003】
特許文献1には、A3判等の大判の用紙を折り返してA4サイズのファイルに収納する事項が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許文献1:特開 2013-086344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のものは、多くの枚数の大判(A4サイズを超える)の用紙を収納するのは困難であるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決して、A4サイズを超える用紙を折り畳むことなく見た目も良く保管することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明は、A4サイズを超える用紙を綴じる綴じ込みファイルであって、
前記A4サイズを超える用紙と略同一サイズの第1表紙と、
前記A4サイズを超える用紙と略同一サイズの第2表紙と、
前記第1表紙の第1の一辺と前記第2表紙の第1の一辺とをつなぐ幅Aを有する背表紙と、
前記背表紙の内側に設けたファイル綴じ具と、
前記第1表紙の前記第1の一辺に直交する第2の一辺近傍における前記第2表紙側に設けた第1表紙側固定部材と、
前記第2表紙の前記第1の一辺に直交する第2の一辺から延伸する、前記第2表紙の前記第2の一辺の長さと略同一の追加表紙と、を備え、
前記追加表紙は、前記幅Aと略同一幅の表紙部と、前記表紙部から連続して所定の長さを有する固定部と、当該固定部に前記第1表紙側固定部材と係合する位置に追加表紙側固定部材と、を有したことを特徴とする綴じ込みファイルを提供するものである。
【0008】
この構成により、A4サイズを超える用紙を綴じた綴じ込みファイルを立てて保管することができ、折り畳むことなく見た目も良く保管することができる。
【0009】
綴じ込みファイルであって、前記A4サイズを超える用紙がA3サイズである場合、前記第1表紙及び前記第2表紙はともに略長方形であり、
前記第1表紙の前記第1の一辺及び前記第2表紙の前記第1の一辺はともに、長手方向の一方の端部における一辺であり、
前記第1表紙の前記第2の一辺及び前記第2表紙の前記第2の一辺はともに、短手方向の一方の端部における一辺である構成としてもよい。
【0010】
この構成により、A3サイズ用紙を綴じた綴じ込みファイルを立てて保管することができ、折り畳むことなく見た目も良く保管することができる。
【0011】
綴じ込みファイルであって、前記追加表紙の前記表紙部には、名称記載部を備えた構成としてもよい。
【0012】
この構成により、綴じ込みファイルに綴じられている書類が何なのかを棚に保管されている状態で把握することができる。
できる。
【0013】
綴じ込みファイルであって、前記第1表紙側固定部材及び前記追加表紙側固定部材はともに、磁石からなる構成としてもよい。
【0014】
この構成により、磁石の吸着状態を解除するだけで、容易に綴じ込みファイルを開くことができる。
【0015】
綴じ込みファイルであって、前記第1表紙側固定部材及び前記追加表紙側固定部材はともに、面ファスナーからなる構成としてもよい。
【0016】
この構成により、面ファスナーの吸着状態を解除するだけで、容易に綴じ込みファイルを開くことができる。
【0017】
また、上記課題を解決するために本発明は、A4サイズを超える用紙の保管方法であって、
前記A4サイズを超える用紙と略同一サイズの第1表紙と、
前記A4サイズを超える用紙と略同一サイズの第2表紙と、
前記第1表紙の第1の一辺と前記第2表紙の第1の一辺とをつなぐ幅Aを有する背表紙と、
前記背表紙の内側に設けたファイル綴じ具と、を備えた綴じ込みファイルを準備し、
前記綴じ込みファイルの前記ファイル綴じ具にA4サイズを超える用紙を綴じた後、
前記背表紙を上にし、前記第1表紙における前記第1の一辺に対向する第3の一辺、及び前記第2表紙における前記第1の一辺に対向する第3の一辺を下にして保管することを特徴とするA4サイズを超える用紙の保管方法を提供するものである。
【0018】
この構成により、A4サイズを超える用紙を折り畳むことなく、見た目も良く保管することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明のA4サイズを超える用紙の保管方法、及び綴じ込みファイルにより、A4サイズを超える用紙を折り畳むことなく見た目も良く保管することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の実施例1における綴じ込みファイルを説明する図である。
【
図2】本発明の実施例1における綴じ込みファイルの名称記載部を説明する図である。
【
図3】本発明の実施例1におけるA4サイズを超える用紙の保管方法を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0021】
本発明の実施例1について、
図1~
図3を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1における綴じ込みファイルを説明する図である。
図2は、本発明の実施例1における綴じ込みファイルの名称記載部を説明する図である。
図3は、本発明の実施例1におけるA4サイズを超える用紙の保管方法を説明する図である。
【0022】
(綴じ込みファイル)
実施例1における綴じ込みファイル10は、A3サイズの用紙を対象としたものであり、略A3サイズの長方形の第1表紙1と、略A3サイズの長方形の第2表紙2と、第1表紙1の長手方向の一方の端部における一辺と第2表紙2の長手方向の一方の端部における一辺とをつなぐ幅Aを有する背表紙3と、を有している。第1表紙1、第2表紙2、及び背表紙3はいずれも厚紙で構成されているが、合成樹脂で構成されていてもよい。
【0023】
背表紙3の内側、つまり、当該綴じ込みファイル10を閉じたときに第1表紙1と第2表紙とが対向する側、にファイル綴じ具4を設けている。ファイル綴じ具4は、市販されているものが利用可能であり、2つの穴を明けた用紙に2本の係合片を貫通させて複数の用紙を綴じるものである。
【0024】
第2表紙2の短手方向の一方の一辺には、第2表紙2の長手方向の長さと略同一の追加表紙5が延伸している。追加表紙5は、第2表紙2からそのまま続いていてもよいし、第2表紙2に追加表紙5を接着して延伸させたものであってもよい。追加表紙5は、背表紙3の幅Aと略同一幅Aの表紙部51と、表紙部51から連続して所定の長さを有する固定部52とを有している。固定部52の所定の長さは、後述する追加表紙側固定部材53a、53b、53cが最低限取付けられる長さであればよい。
【0025】
第1表紙1の短手方向の一方の端部における一辺近傍における第2表紙側(綴じ込みファイル10を閉じたときに第1表紙1と第2表紙とが対向する側)に第1表紙側固定部材13a、13b、13cを有している。また、固定部52には第1表紙側固定部材13a、13b、13cとそれぞれ係合する位置に追加表紙側固定部材53a、53b、53cを有している。実施例1においては、第1表紙側固定部材13a、13b、13cと追加表紙側固定部材53a、53b、53cとを、いずれも磁石で構成しており、綴じ込みファイル10を閉じたときに、両方の磁石が吸着して第1表紙1と追加表紙52とが固定される。
【0026】
追加表紙52の表紙部51の表側には、名称記載部55を備えることができるように、透明樹脂製の袋状の差込部54が設けられている。名称記載部55に、当該綴じ込みファイル10に綴じられている用紙類の包括的な名称を記載することで、後述するように、綴じ込みファイル10を棚100に収容した場合に明確に何のファイルかを把握することができる。その際、後述のように、綴じ込みファイル10は、立てて棚100に収容するため、名称記載部55には縦書きで名称を記載するとよい。
【0027】
なお、実施例1においては、A3サイズを対象とした綴じ込みファイル10としたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、B4サイズやB3サイズなどを対象とした綴じ込みファイルであってもよく、さらに正方形の形状を有するA4サイズを超える用紙であってもよく、広くA4サイズを超える用紙を対象とした綴じ込みファイルであればよい。その場合でもA4サイズやそれ以下のサイズの用紙を綴じることを否定するものではなく、A4サイズを超える用紙とA4サイズ以下のサイズの用紙とを混在させて綴じることができる。
【0028】
A3サイズ以外のA4サイズを超える用紙を対象にする場合は、第1表紙1及び第2表紙2はともに長方形でなくてもよく、少なくとも前記A4サイズを超える用紙と略同一サイズであればよい。その際、背表紙3は、第1表紙1の第1の一辺1Aと第2表紙2の第1の一辺2Aとをつなぐ位置に配置できる。また、追加表紙5は、第2表紙2の第1の一辺1Aに直交する第2の一辺2Cに延伸していればよい。さらに、第1表紙側固定部材13a、13b、13cは、第1表紙1の第1の一辺1Aに直交する第2の一辺1C近傍における第2表紙側に設ければよい。
【0029】
また、実施例1においては、用紙に明けた2つの穴に2本の係合片を貫通させて複数の用紙を綴じるタイプのファイル綴じ具4を設けるように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、複数の用紙を両方から把持するタイプのファイル綴じ具を設けるように構成してもよい。
【0030】
さらに、実施例1においては、第1表紙側固定部材13と追加表紙側固定部材53とが、それぞれ3個ずつ有する構成としたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、1個ずつ有する構成としてもよいし、4個以上ずつ有する構成としてもよい。また、1個ずつ有する構成にする場合、長い短冊状の固定部材としてもよい。
【0031】
(A4サイズを超える用紙の保管方法)
まず、綴じ込みファイル10を準備する。次に、綴じ込みファイル10に、A3サイズの用紙を綴じた後、
図3に示すように、背表紙3を上にし、第1表紙1における長手方向の他方の端部における一辺(第1表紙における第1の一辺に対向する第3の一辺)1B、及び第2表紙2における長手方向の他方の一辺(第2表紙における第1の一辺に対向する第3の一辺)2Bを下にして保管する。保管する場所は、棚100であってよいし、別の保管庫であってもよい。その際に、名称記載部55は手前にくるように保管すると、名称記載部55に記載された名称により、当該綴じ込みファイル10に綴じられている用紙類が何なのかを明確に把握することができる。また、棚10の高さ方向の長さは、自由に変更可能となっているものがほとんどなので、A4サイズを超える用紙を立てて保管する場合も高さを容易に設定することができる。
【0032】
このとき、綴じ込みファイル10に綴じる用紙は、A3サイズでなくてもよい。例えば、A4サイズの用紙を綴じたものであってもよい。用紙がB4やB3サイズの場合は、用紙サイズにあった綴じ込みファイルを準備して、当該サイズの用紙を綴じた後、背表紙3を上にし、第1表紙1における長手方向の他方の一辺1B及び第2表紙2における長手方向の他方の一辺2Bを下にして保管する。
【0033】
このように保管することで、用紙を折り畳むことなく、見た目も良く保管することができる。従来は、例えば、A3サイズの用紙が綴じられたA3ファイルを横向きに積み重ねて保管していたが、どのファイルに何が綴じられているかが把握できばかりでなく、多くのファイルが積み重ねられていると、下のファイルが取り出しにくく、見栄えも悪くなっていた。
【0034】
なお、実施例1においては、A3サイズの用紙を綴じられる綴じ込みファイル10を準備して、当該綴じ込みファイル10にA3サイズの用紙を綴じた後、背表紙3を上にし、第1表紙1における長手方向の他方の一辺1B及び第2表紙2における長手方向の他方の一辺2Bを下にして保管するように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、追加表紙5を備えない従来のA3サイズ用のファイル(
図3における20a、20b、20c)にA3サイズ用紙を綴じた後、立てて保管するようにしてもよい。
【0035】
このように、実施例1においては、A4サイズを超える用紙を綴じる綴じ込みファイルであって、
前記A4サイズを超える用紙と略同一サイズの第1表紙と、
前記A4サイズを超える用紙と略同一サイズの第2表紙と、
前記第1表紙の第1の一辺と前記第2表紙の第1の一辺とをつなぐ幅Aを有する背表紙と、
前記背表紙の内側に設けたファイル綴じ具と、
前記第1表紙の前記第1の一辺に直交する第2の一辺近傍における前記第2表紙側に設けた第1表紙側固定部材と、
前記第2表紙の前記第1の一辺に直交する第2の一辺から延伸する、前記第2表紙の前記第2の一辺の長さと略同一の追加表紙と、を備え、
前記追加表紙は、前記幅Aと略同一幅の表紙部と、前記表紙部から連続して所定の長さを有する固定部と、当該固定部に前記第1表紙側固定部材と係合する位置に追加表紙側固定部材と、を有したことを特徴とする綴じ込みファイルにより、綴じ込みファイルを立てて保管することができ、A4サイズを超える用紙を折り畳むことなく見た目も良く保管することができる。
【0036】
また、A4サイズを超える用紙の保管方法であって、
前記A4サイズを超える用紙と略同一サイズの第1表紙と、
前記A4サイズを超える用紙と略同一サイズの第2表紙と、
前記第1表紙の第1の一辺と前記第2表紙の第1の一辺とをつなぐ幅Aを有する背表紙と、
前記背表紙の内側に設けたファイル綴じ具と、を備えた綴じ込みファイルを準備し、
前記綴じ込みファイルの前記ファイル綴じ具にA4サイズを超える用紙を綴じた後、
前記背表紙を上にし、前記第1表紙における前記第1の一辺に対向する第3の一辺、及び前記第2表紙における前記第1の一辺に対向する第3の一辺を下にして保管することを特徴とするA4サイズを超える用紙の保管方法により、A4サイズを超える用紙を折り畳むことなく、見た目も良く保管することができる。
つまり、第1表紙側固定部材13a、13b、13c、及び追加表紙側固定部材53a、53b、53cがいずれも面ファスナーで構成され、綴じ込みファイルを閉じた際に、第1表紙側固定部材13aと追加表紙側固定部材53aとが吸着し、第1表紙側固定部材13bと追加表紙側固定部材53bとが吸着し、第1表紙側固定部材13cと追加表紙側固定部材53cとが吸着して追加表紙と第2表紙が固定される。これにより、綴じ込みファイルを立てて保管しても第1表紙と第2表紙とが開くことはない。