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  • 特開-店舗評価サーバ及び評価システム 図1
  • 特開-店舗評価サーバ及び評価システム 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022030372
(43)【公開日】2022-02-18
(54)【発明の名称】店舗評価サーバ及び評価システム
(51)【国際特許分類】
   G16H 20/00 20180101AFI20220210BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20220210BHJP
   G06Q 30/06 20120101ALI20220210BHJP
【FI】
G16H20/00
G06Q50/10
G06Q30/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020134359
(22)【出願日】2020-08-07
(71)【出願人】
【識別番号】500017678
【氏名又は名称】株式会社ソフトウェア・ファクトリー
(74)【代理人】
【識別番号】100106563
【弁理士】
【氏名又は名称】中井 潤
(72)【発明者】
【氏名】西村 英士
【テーマコード(参考)】
5L049
5L099
【Fターム(参考)】
5L049BB21
5L049CC17
5L049CC23
5L099AA15
(57)【要約】
【課題】利用客が感染症対策を十分に行っている店舗を把握し易く、簡単に安全な店舗を選択できるようにする。
【解決手段】ネットワークを介して受け入れた感染症対策に関する店舗情報に基づき、店舗の感染症対策に関する評価を行い、評価結果を地図上に表示した地図データを作成する店舗評価サーバ。評価結果を点数化して表示してもよく、シンボル化して表示してもよい。上記店舗評価サーバと、このサーバとネットワークを介して通信し、前記地図データを表示する端末とで店舗評価システムを構築することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して受け入れた感染症対策に関する店舗情報に基づき、該店舗の感染症対策に関する評価を行い、該評価結果を地図上に表示した地図データを作成することを特徴とする店舗評価サーバ。
【請求項2】
前記評価結果を点数化して表示することを特徴とする請求項1に記載の店舗評価サーバ。
【請求項3】
前記評価結果をシンボル化して表示することを特徴とする請求項1に記載の店舗評価サーバ。
【請求項4】
請求項1、2又は3に記載の店舗評価サーバと、
該サーバとネットワークを介して通信し、前記地図データを表示する端末とを備えることを特徴とする店舗評価システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗評価サーバ及び評価システムに関し、特に、感染症対策に関する店舗の評価情報を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を防止するため、小売店や飲食店において、マスクの着用や検温、店舗内の消毒、換気等の感染症対策を行っている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、店舗の感染症対策は店舗毎に様々であり、利用客が十分な対策がなされていない店舗に入店してしまうおそれがある。一方、インターネット等を介して感染症対策に関する情報を公開している店舗であっても、その実態は実際に来店しないと確認することができないという問題もある。
【0004】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、利用客が感染症対策を十分に行っている店舗を把握し易く、簡単に安全な店舗を選択できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の店舗評価サーバは、ネットワークを介して受け入れた感染症対策に関する店舗情報に基づき、該店舗の感染症対策に関する評価を行い、該評価結果を地図上に表示した地図データを作成することを特徴とする。
【0006】
本発明に係る店舗評価サーバによれば、該店舗の感染症対策に関する評価を地図上に表示した地図データを提供することができるため、利用客は、所有する携帯端末等を介し、感染症対策を十分に行っている店舗を把握し易く、簡単に安全な店舗を選択することができる。これによって、本気でコロナ対策に取り組んでいる店舗を応援し、安全な店舗を広く需要者に知らせ、需要者は安心して店舗を訪れることができる。
【0007】
上記店舗評価サーバにおいて、前記地図データ上において評価結果を点数化して表示することで、利用客には、より信頼性の高い評価がなされていると感じさせることができる。また、評価結果をシンボル化して表示することで、利用客は迅速に安全な店舗を選択することができる。
【0008】
また、本発明は、店舗評価システムであって、上記店舗評価サーバと、該サーバとネットワークを介して通信し、前記地図データを表示する端末とを備えることを特徴とする。本発明によれば、上記発明と同様に、利用客は、所有する携帯端末等を介し、感染症対策を十分に行っている店舗を把握し易く、簡単に安全な店舗を選択することができる。
【発明の効果】
【0009】
以上のように、本発明によれば、利用客が感染症対策を十分に行っている店舗を把握し易く、簡単に安全な店舗を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明に係る店舗評価システムの一実施の形態を示す概略図である。
図2図1に示す端末の表示画面であって、地図データの表示例である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1に示すように、本発明に係る店舗評価システム1は、店舗の担当者等及び利用客等からネットワークを介して受け入れた感染症対策に関する店舗情報に基づき、その店舗の感染症対策に関する評価を行い、評価結果を地図上に表示した地図データを作成する店舗評価サーバ(以下、単に「サーバ」という。)2と、このサーバ2とネットワーク4を介して通信する端末3(利用客用)と、端末5(店舗用)で構成される。
【0013】
サーバ2は、店舗名や店舗位置、業種を含む店舗情報と、店舗で現在実施している感染症対策に関する情報に基づく評価結果を紐づけて蓄積し、地図データ上の店舗位置に評価結果を表示する。
【0014】
端末3は、利用客が所有するスマートフォン等の携帯端末であって、店舗情報と、店舗で現在実施している感染症対策に関する情報とをサーバ2に提供するためのアプリケーションが実装され、サーバ2が作成する地図データを表示する機能も有する。
【0015】
端末5は、店舗の担当者等が所有するスマートフォン等の携帯端末であって、店舗で現在実施している感染症対策に関する情報等をサーバ2に提供するためのアプリケーションが実装される。
【0016】
次に、上記構成を有する店舗評価システム1の動作について、図1及び図2を参照しながら説明する。
【0017】
店舗の担当者等は端末5を用いて、例えば、東京都の新コロナウイルス感染拡大防止対策を適切に守っているかを、自らサイトの評価チェックシートにより情報やコメントをサーバ2に登録する。登録する内容は、店員のマスクの着用、利用客のマスクの着用義務、検温、東京都の推奨ポスターがあるかなどである。
【0018】
利用客は、上記店舗側が登録した情報を見て来店し、店舗側の感染拡大防止対策がチェックシートに記入した内容やコメントと違っていたような場合には、上記店舗情報に自らの評価を追記する。これに対して、店舗側の反論コメント等をさらに追記するなどして、店舗や利用客が互いに持っている情報を追記して、その店舗の感染拡大防止対策に関する情報を作り上げていく。そして、点数や★印での評価は、追記の都度AI等を用いてサーバ2側で判断し、点数や★を地図データ上に表示する。端末3はこの編集後の地図データ2にアクセス可能になる。
【0019】
この地図データの一例を図2に示す。同図より、平均点も★印も店舗Aが最も優れている。利用客は、利用しようとしている店舗A~Cのうち、平均点が最も高く、★印が最も多い店舗Aを利用することが好ましいことが判る。
【0020】
尚、本実施の形態においては、評価対象を店舗としたが、店舗以外にも病院、学校、美術館等種々の施設を対象とすることができる。また、上記評価方法以外の評価方法であってもよく、シンボルも★印以外に種々のものを用いることができる。さらに、評価結果に加え、図2に示したように、飲食店における個室の有無をロゴで○個(個室有り)を表示すると、さらに利用者にとって便利である。
【符号の説明】
【0021】
1 店舗評価システム
2 サーバ
3 端末(利用客用)
4 ネットワーク
5 端末(店舗用)
図1
図2