IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ぐるなびの特許一覧

特開2022-30587情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム
<>
  • 特開-情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム 図1
  • 特開-情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム 図2
  • 特開-情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム 図3
  • 特開-情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム 図4
  • 特開-情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム 図5
  • 特開-情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム 図6
  • 特開-情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム 図7
  • 特開-情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム 図8
  • 特開-情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム 図9
  • 特開-情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム 図10
  • 特開-情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム 図11
  • 特開-情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム 図12
  • 特開-情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム 図13
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022030587
(43)【公開日】2022-02-18
(54)【発明の名称】情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20220210BHJP
【FI】
G06Q30/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020134701
(22)【出願日】2020-08-07
(71)【出願人】
【識別番号】500175565
【氏名又は名称】株式会社ぐるなび
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100181869
【弁理士】
【氏名又は名称】大久保 雄一
(72)【発明者】
【氏名】滝 久雄
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB02
(57)【要約】
【課題】出店対象の特定エリアを活性化させ、かつ出店者の出店効果を高めることが可能な情報提示システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】情報提示システムは、複数のエリアと複数の店舗とをそれぞれ関連付けて記憶する第1記憶部と、店舗で使用される食材と当該食材を提供可能な食材提供者とを関連付けて記憶する第2記憶部と、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記第1記憶部から抽出される前記特定エリアに関連付けられた店舗と、前記第2記憶部から抽出される当該店舗に関連付けられた食材提供者とを出力する出力処理部と、を備える。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のエリアと複数の店舗とをそれぞれ関連付けて記憶する第1記憶部と、
前記各店舗と当該店舗で使用される食材と当該食材を提供可能な食材提供者とを関連付けて記憶する第2記憶部と、
前記複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記第1記憶部から抽出される前記特定エリアに関連付けられた店舗と、前記第2記憶部から抽出される当該店舗に関連付けられた食材提供者とを出力する出力処理部と、
を備える情報提示システム。
【請求項2】
前記特定エリアに関連付けられた店舗を前記第1記憶部から抽出する第1抽出処理部と、
前記第1抽出処理部により抽出される前記店舗で使用される食材を提供可能な食材提供者を前記第2記憶部から抽出する第2抽出処理部と、
をさらに備え、
前記出力処理部は、前記第1抽出処理部により抽出される前記店舗と、前記第2抽出処理部により抽出される前記食材提供者とを、前記特定エリアにおける出店候補として出力する、
請求項1に記載の情報提示システム。
【請求項3】
前記第1抽出処理部は、前記特定エリアに対応する特定駅が最寄り駅として登録された店舗を抽出する、
請求項2に記載の情報提示システム。
【請求項4】
前記第1抽出処理部は、前記特定エリアの利用者の属性に基づいて店舗を抽出する、
請求項2又は3に記載の情報提示システム。
【請求項5】
前記第2抽出処理部は、前記第1抽出処理部により抽出される前記店舗に前記食材を提供している食材提供者を抽出する、
請求項2~4のいずれかに記載の情報提示システム。
【請求項6】
前記第2抽出処理部は、前記第1抽出処理部により抽出される前記店舗に前記食材を提供していない食材提供者を抽出する、
請求項2~4のいずれかに記載の情報提示システム。
【請求項7】
前記第2抽出処理部は、前記第1抽出処理部により抽出される前記店舗で使用される食材を提供可能な食材提供者であって、当該店舗と最寄り駅が同一である食材提供者を抽出する、
請求項2~6のいずれかに記載の情報提示システム。
【請求項8】
前記第2抽出処理部は、前記第1抽出処理部により抽出される前記店舗で使用される食材を提供可能な食材提供者であって、当該店舗と同一の鉄道沿線にある食材提供者を抽出する、
請求項2~6のいずれかに記載の情報提示システム。
【請求項9】
前記第1抽出処理部は、前記特定エリアで開催されるイベントの内容に基づいて店舗を抽出する、
請求項2~8のいずれかに記載の情報提示システム。
【請求項10】
利用者から前記特定エリアの選択操作を受け付ける受付処理部をさらに備え、
前記第1抽出処理部は、前記利用者により選択される前記特定エリアに対応する店舗を抽出し、
前記出力処理部は、前記出店候補を前記利用者に提示する、
請求項2~9のいずれかに記載の情報提示システム。
【請求項11】
複数のエリアと複数の食材提供者とをそれぞれ関連付けて記憶する第1記憶部と、
前記各食材提供者と当該食材提供者が提供可能な食材を使用する店舗とを関連付けて記憶する第2記憶部と、
前記複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記第1記憶部から抽出される前記特定エリアに関連付けられた食材提供者と、前記第2記憶部から抽出される当該食材提供者に関連付けられた店舗とを出力する出力処理部と、
を備える情報提示システム。
【請求項12】
複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記複数のエリアと複数の店舗とをそれぞれ関連付けて記憶する第1記憶部から、前記特定エリアに関連付けられた店舗を抽出する第1抽出ステップと、
前記特定エリアが選択された場合に、前記各店舗と当該店舗で使用される食材と当該食材を提供可能な食材提供者とを関連付けて記憶する第2記憶部から、前記第1抽出ステップにより抽出される店舗に関連付けられた食材提供者を抽出する第2抽出ステップと、
前記第1抽出ステップにより抽出される前記店舗と、前記第2抽出ステップにより抽出される前記食材提供者とを出力する出力ステップと、
を一又は複数のプロセッサーにより実行する情報提示方法。
【請求項13】
複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記複数のエリアと複数の食材提供者とをそれぞれ関連付けて記憶する第1記憶部から、前記特定エリアに関連付けられた食材提供者を抽出する第1抽出ステップと、
前記特定エリアが選択された場合に、前記各食材提供者と当該食材提供者が提供可能な食材を使用する店舗とを関連付けて記憶する第2記憶部から、前記第1抽出ステップにより抽出される食材提供者に関連付けられた店舗を抽出する第2抽出ステップと、
前記第1抽出ステップにより抽出される前記食材提供者と、前記第2抽出ステップにより抽出される前記店舗とを出力する出力ステップと、
を一又は複数のプロセッサーにより実行する情報提示方法。
【請求項14】
複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記複数のエリアと複数の店舗とをそれぞれ関連付けて記憶する第1記憶部から、前記特定エリアに関連付けられた店舗を抽出する第1抽出ステップと、
前記特定エリアが選択された場合に、前記各店舗と当該店舗で使用される食材と当該食材を提供可能な食材提供者とを関連付けて記憶する第2記憶部から、前記第1抽出ステップにより抽出される店舗に関連付けられた食材提供者を抽出する第2抽出ステップと、
前記第1抽出ステップにより抽出される前記店舗と、前記第2抽出ステップにより抽出される前記食材提供者とを出力する出力ステップと、
を一又は複数のプロセッサーに実行させるための情報提示プログラム。
【請求項15】
複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記複数のエリアと複数の食材提供者とをそれぞれ関連付けて記憶する第1記憶部から、前記特定エリアに関連付けられた食材提供者を抽出する第1抽出ステップと、
前記特定エリアが選択された場合に、前記各食材提供者と当該食材提供者が提供可能な食材を使用する店舗とを関連付けて記憶する第2記憶部から、前記第1抽出ステップにより抽出される食材提供者に関連付けられた店舗を抽出する第2抽出ステップと、
前記第1抽出ステップにより抽出される前記食材提供者と、前記第2抽出ステップにより抽出される前記店舗とを出力する出力ステップと、
を一又は複数のプロセッサーに実行させるための情報提示プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
イベントの主催者は、イベントを開催する場合に当該イベントに出店可能な飲食店などの店舗を選定する。例えば、駅に隣接する施設において食のイベントを開催する場合、主催者は、当該駅の周辺で営業を行っている飲食店を調べて出店依頼を行う。従来、前記イベントの開催を効率的に行うことが可能なシステムも提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-308385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のイベントでは、主催者の意向に沿った飲食店が出店される場合がある。この場合に、当該イベントに対する人々の関心が低いと、イベント開催地域を活性化させ、出店者の出店効果を高めることが困難になる。
【0005】
本発明の目的は、出店対象の特定エリアを活性化させ、かつ出店者の出店効果を高めることが可能な情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る情報提示システムは、複数のエリアと複数の店舗とをそれぞれ関連付けて記憶する第1記憶部と、前記各店舗と当該店舗で使用される食材と当該食材を提供可能な食材提供者とを関連付けて記憶する第2記憶部と、前記複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記第1記憶部から抽出される前記特定エリアに関連付けられた店舗と、前記第2記憶部から抽出される当該店舗に関連付けられた食材提供者とを出力する出力処理部と、を備える。
【0007】
また本発明に係る情報提示システムは、複数のエリアと複数の食材提供者とをそれぞれ関連付けて記憶する第1記憶部と、前記各食材提供者と当該食材提供者が提供可能な食材を使用する店舗とを関連付けて記憶する第2記憶部と、前記複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記第1記憶部から抽出される前記特定エリアに関連付けられた食材提供者と、前記第2記憶部から抽出される当該食材提供者に関連付けられた店舗とを出力する出力処理部と、を備える。
【0008】
本発明に係る情報提示方法は、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記複数のエリアと複数の店舗とをそれぞれ関連付けて記憶する第1記憶部から、前記特定エリアに関連付けられた店舗を抽出する第1抽出ステップと、前記特定エリアが選択された場合に、前記各店舗と当該店舗で使用される食材と当該食材を提供可能な食材提供者とを関連付けて記憶する第2記憶部から、前記第1抽出ステップにより抽出される店舗に関連付けられた食材提供者を抽出する第2抽出ステップと、前記第1抽出ステップにより抽出される前記店舗と、前記第2抽出ステップにより抽出される前記食材提供者とを出力する出力ステップと、を一又は複数のプロセッサーにより実行する方法である。
【0009】
また本発明に係る情報提示方法は、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記複数のエリアと複数の食材提供者とをそれぞれ関連付けて記憶する第1記憶部から、前記特定エリアに関連付けられた食材提供者を抽出する第1抽出ステップと、前記特定エリアが選択された場合に、前記各食材提供者と当該食材提供者が提供可能な食材を使用する店舗とを関連付けて記憶する第2記憶部から、前記第1抽出ステップにより抽出される食材提供者に関連付けられた店舗を抽出する第2抽出ステップと、前記第1抽出ステップにより抽出される前記食材提供者と、前記第2抽出ステップにより抽出される前記店舗とを出力する出力ステップと、を一又は複数のプロセッサーにより実行する方法である。
【0010】
本発明に係る情報提示プログラムは、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記複数のエリアと複数の店舗とをそれぞれ関連付けて記憶する第1記憶部から、前記特定エリアに関連付けられた店舗を抽出する第1抽出ステップと、前記特定エリアが選択された場合に、前記各店舗と当該店舗で使用される食材と当該食材を提供可能な食材提供者とを関連付けて記憶する第2記憶部から、前記第1抽出ステップにより抽出される店舗に関連付けられた食材提供者を抽出する第2抽出ステップと、前記第1抽出ステップにより抽出される前記店舗と、前記第2抽出ステップにより抽出される前記食材提供者とを出力する出力ステップと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムである。
【0011】
また本発明に係る情報提示プログラムは、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記複数のエリアと複数の食材提供者とをそれぞれ関連付けて記憶する第1記憶部から、前記特定エリアに関連付けられた食材提供者を抽出する第1抽出ステップと、前記特定エリアが選択された場合に、前記各食材提供者と当該食材提供者が提供可能な食材を使用する店舗とを関連付けて記憶する第2記憶部から、前記第1抽出ステップにより抽出される食材提供者に関連付けられた店舗を抽出する第2抽出ステップと、前記第1抽出ステップにより抽出される前記食材提供者と、前記第2抽出ステップにより抽出される前記店舗とを出力する出力ステップと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、出店対象の特定エリアを活性化させ、かつ出店者の出店効果を高めることが可能な情報提示システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本発明の実施形態に係る情報提示システムの構成を示すブロック図である。
図2図2は、本発明の実施形態に係る情報提示システムにおけるエリア別店舗情報DBの一例を示す図である。
図3図3は、本発明の実施形態に係る情報提示システムにおける店舗別食材情報DBの一例を示す図である。
図4図4は、本発明の実施形態に係る情報提示システムにおける食材提供者情報DBの一例を示す図である。
図5図5は、本発明の実施形態に係る情報提示システムで表示される検索条件設定ページの一例を示す図である。
図6図6は、本発明の実施形態に係る情報提示システムで表示される検索結果ページの一例を示す図である。
図7図7は、本発明の実施形態に係る情報提示システムで実行される情報提示処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図8図8は、本発明の実施形態に係る情報提示システムで表示される検索結果ページの一例を示す図である。
図9図9は、本発明の実施形態に係る情報提示システムで表示される検索結果ページの一例を示す図である。
図10図10は、本発明の実施形態に係る情報提示システムで表示される検索結果ページの一例を示す図である。
図11図11は、本発明の実施形態に係る情報提示システムで表示される検索結果ページの一例を示す図である。
図12図12は、本発明の他の実施形態に係る情報提示システムにおけるエリア別食材提供者情報DBの一例を示す図である。
図13図13は、本発明の他の実施形態に係る情報提示システムで表示される検索結果ページの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0015】
[情報提示システム1]
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る情報提示システム1は、情報提示装置2と一又は複数の利用者端末3とを含む。情報提示装置2及び利用者端末3は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。
【0016】
情報提示装置2は、利用者の要求に応じて検索対象を検索し、検索結果を利用者に提示する情報処理装置である。前記検索対象は、例えば飲食店などの店舗、食材を提供する食材提供者などである。前記利用者は、例えばイベントを開催する主催者である。前記食材提供者は、例えば農家、食材生産者、食材小売店などである。前記イベントは、例えば既存店の飲食店、食材提供者などがイベント開催期間に一時的に出店する食に関するイベントである。なお、前記イベントは、食に関するイベントに限定されない。また、前記イベントは、現在開催中のイベントであってもよいし、開催予定のイベントであってもよい。
【0017】
利用者端末3は、前記利用者によって操作される情報処理装置である。例えば、利用者は、利用者端末3を操作して、前記イベントの出店候補の飲食店及び食材提供者を検索する。前記利用者は、情報提示装置2から検索結果を取得すると、所望の飲食店及び食材提供者に対して出店依頼を行ってイベントを開催する。これにより、イベント開催地域の活性化及び出店した飲食店、食材提供者の宣伝、売上拡大などの効果を得ることができる。
【0018】
本実施形態では、情報提示装置2単体が本発明に係る情報提示システムに相当するが、本発明に係る情報提示システムは、情報提示装置2及び利用者端末3のうち一又は複数の構成要素を含むものであってもよい。例えば、情報提示装置2及び利用者端末3のうち複数の構成要素が協働して後述する各種の情報提示処理(図7参照)を分担して実行する場合には、その処理を実行する複数の構成要素を含むシステムを本発明に係る情報提示システムとして捉えることが可能である。例えば、情報提示装置2及び利用者端末3が本発明に係る情報提示システムを構成してもよいし、利用者端末3単体が本発明に係る情報提示システムを構成してもよい。
【0019】
[情報提示装置2]
図1に示されるように、情報提示装置2は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、及び通信I/F24などを備えるサーバーコンピューターである。なお、情報提示装置2は、1台のコンピューターに限らず、複数台のコンピューターが協働して動作するコンピューターシステムであってもよい。また、情報提示装置2で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサーによって分散して実行されてもよい。情報提示装置2は、本発明の情報提示システムの一例である。
【0020】
通信I/F24は、情報提示装置2を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して利用者端末3などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0021】
操作表示部23は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
【0022】
記憶部22は、各種の情報を記憶する半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリーなどを含む不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部22には、エリア別店舗情報データベース221(以下、エリア別店舗情報DB221という。)、店舗別食材情報データベース222(以下、店舗別食材情報DB222という。)、食材提供者情報データベース223(以下、食材提供者情報DB223という。)などが含まれる。図2はエリア別店舗情報DB221の一例を示す図であり、図3は店舗別食材情報DB222の一例を示す図であり、図4は食材提供者情報DB223の一例を示す図である。
【0023】
図2に示されるように、エリア別店舗情報DB221は、複数のエリアと複数の店舗とをそれぞれ関連付けて記憶する。具体的には、エリア別店舗情報DB221には、エリア、店舗、最寄り駅などの情報が登録される。前記エリアは、駅、地域などの名称である。前記店舗は、飲食店の名称である。前記最寄り駅は、前記飲食店の最寄り駅の名称である。なお、前記エリアが駅である場合、前記エリアと前記最寄り駅とが同一の駅であってもよいし、異なる駅であってもよい。例えば、飲食店G1に関連付けられたエリアが、駅ST1であってもよいし駅ST1とは異なる駅であってもよい。
【0024】
各エリアには、一又は複数の飲食店が関連付けられて登録されている。例えば、エリアとして登録される「駅ST1」には、飲食店G1、G2、G3、G4が関連付けられている。この場合、飲食店G1、G2、G3、G4は、駅ST1の周辺に位置する飲食店である。また、エリアとして登録される「地域A」には、飲食店G5、G6、G7が関連付けられている。この場合、飲食店G5、G6、G7は地域A内に位置する飲食店である。エリア別店舗情報DB221には、予め、例えば情報提示装置2の管理者、各飲食店の管理者などにより、各飲食店の所在地(住所)に基づいてエリア、店舗、最寄り駅などの情報が登録される。エリア別店舗情報DB221の各情報は、適宜、追加、変更、削除などが行われる。エリア別店舗情報DB221は、本発明の第1記憶部の一例である。
【0025】
図3に示されるように、店舗別食材情報DB222は、複数の飲食店と各飲食店で使用される食材と当該食材を提供可能な食材提供者とを関連付けて記憶する。具体的には、店舗別食材情報DB222には、店舗、食材、食材提供者などの情報が登録される。前記食材は、飲食店で使用される食材の名称である。具体的には、前記食材は、飲食店で提供可能なメニューに使用される食材の名称である。前記食材提供者は、前記食材を提供可能な提供者であり、農家、食材生産者、食材小売店などの名称である。各飲食店には、一又は複数の食材が関連付けられて登録されている。例えば、飲食店G1には、食材F11、F12、F13が関連付けられている。また各食材には、一又は複数の食材提供者が関連付けられて登録されている。例えば、食材F11には、食材提供者E1、E2が関連付けられている。店舗別食材情報DB222に登録される食材提供者は、飲食店に現に食材を納入している提供者であってもよいし、飲食店に現に食材を納入していない提供者であってもよい。すなわち、前記食材提供者は、前記食材を商品として扱っており、飲食店などに提供可能であればよい。例えば、食材提供者E1、E2のそれぞれは、食材F11を現に飲食店G1に納入していてもよいし納入していなくてもよい。食材提供者E1、E2のそれぞれは、食材Fを商品として飲食店、消費者などに提供(販売)可能であればよい。また、店舗別食材情報DB222に登録される食材提供者は、飲食店と同一の地域に位置する食材提供者であってもよいし、飲食店と最寄り駅が同一の食材提供者であってもよい。
【0026】
店舗別食材情報DB222には、予め、例えば情報提示装置2の管理者、各飲食店の管理者、各食材提供者の管理者などにより、店舗、食材、食材提供者などの情報が登録される。店舗別食材情報DB222の各情報は、適宜、追加、変更、削除などが行われる。店舗別食材情報DB222は、本発明の第2記憶部の一例である。
【0027】
図4に示されるように、食材提供者情報DB223は、食材提供者に関する情報を記憶する。具体的には、食材提供者情報DB223には、食材提供者、食材、最寄り駅などの情報が登録される。前記食材は、食材提供者が提供可能な食材の名称である。具体的には、前記食材は、食材提供者が生産、販売などを行う商品の名称である。各食材提供者には、一又は複数の食材が関連付けられて登録されている。前記最寄り駅は、前記食材提供者の最寄り駅の名称である。
【0028】
食材提供者情報DB223には、予め、例えば情報提示装置2の管理者、各食材提供者の管理者などにより、食材提供者、食材、最寄り駅などの情報が登録される。食材提供者情報DB223の各情報は、適宜、追加、変更、削除などが行われる。
【0029】
なお、他の実施形態として、エリア別店舗情報DB221、店舗別食材情報DB222、及び食材提供者情報DB223などの情報の一部又は全部が、情報提示装置2からアクセス可能なサーバーに記憶されてもよい。この場合、情報提示装置2の制御部21は、前記サーバーから各種の情報を取得して、後述の情報提示処理(図7参照)などの各処理を実行してもよい。
【0030】
また、記憶部22には、後述の検索条件設定ページP1(図5参照)、検索結果ページP2(図6参照)などのデータも記憶される。
【0031】
さらに、記憶部22には、制御部21に後述の情報提示処理(図7参照)を実行させるための情報提示プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記情報提示プログラムは、CD又はDVDなどのコンピューター読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、情報提示装置2が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。
【0032】
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより情報提示装置2を制御する。
【0033】
ところで、従来のイベントでは、主催者の意向に沿った飲食店が出店される場合がある。この場合に、当該イベントに対する人々の関心が低いと、イベント開催地域を活性化させ、出店者の出店効果を高めることが困難になる。これに対して、本実施形態に係る情報提示システム1によれば、出店対象の特定エリアを活性化させ、かつ出店者の出店効果を高めることが可能である。
【0034】
具体的に、制御部21は、図1に示されるように、登録処理部211、受付処理部212、店舗抽出処理部213、食材提供者抽出処理部214、出力処理部215などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記情報提示プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部21に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記情報提示プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
【0035】
登録処理部211は、複数のエリアと複数の店舗とをそれぞれ関連付けてエリア別店舗情報DB221(図2参照)に登録する。例えば、登録処理部211は、登録画面において情報提示装置2の管理者、各飲食店の管理者などによりエリア、店舗、最寄り駅などの情報が入力されると、これらの情報を互いに関連付けてエリア別店舗情報DB221に登録する。
【0036】
また、登録処理部211は、飲食店で使用される食材と当該食材を提供可能な食材提供者とを関連付けて店舗別食材情報DB222(図3参照)に登録する。例えば、登録処理部211は、登録画面において情報提示装置2の管理者、各飲食店の管理者、各食材提供者の管理者などにより店舗、食材、食材提供者などの情報が入力されると、これらの情報を互いに関連付けて店舗別食材情報DB222に登録する。
【0037】
また、登録処理部211は、食材提供者に関する情報を食材提供者情報DB223(図4参照)に登録する。例えば、登録処理部211は、登録画面において情報提示装置2の管理者、各食材提供者の管理者などにより食材提供者、食材、最寄り駅などの情報が入力されると、これらの情報を互いに関連付けて食材提供者情報DB223に登録する。
【0038】
受付処理部212は、利用者から飲食店を検索するための検索条件を設定するユーザー操作を受け付ける。具体的には、受付処理部212は、利用者から、複数のエリアの中から特定のエリア(特定エリア)を選択する操作を受け付ける。前記利用者は、例えばイベントの主催者である。前記利用者は、例えばイベントを開催する開催場所を特定エリアとして設定する。図5には、検索条件を入力する検索条件設定ページP1の一例を示している。受付処理部212は、検索条件設定ページP1を利用者端末3に表示させる。検索条件設定ページP1には、エリア(イベント開催場所)の入力欄K11と、イベント開催日の入力欄K12とが含まれる。図5には、利用者がエリアとして「駅ST1」を設定した例を示している。利用者が前記エリア及び前記イベント開催日を設定すると、受付処理部212は、当該設定操作を受け付けて、前記エリア(特定エリア)及び前記イベント開催日の情報を取得する。受付処理部212は、本発明の受付処理部の一例である。
【0039】
店舗抽出処理部213は、エリア別店舗情報DB221(図2参照)から前記イベントの出店候補の飲食店を抽出する。具体的には、店舗抽出処理部213は、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、エリア別店舗情報DB221から前記特定エリアに関連付けられた飲食店を抽出する。例えば特定エリアとして「駅ST1」が選択された場合に、店舗抽出処理部213は、エリア別店舗情報DB221から、駅ST1が関連付けられた飲食店G1、G2、G3、G4を抽出する。また例えば特定エリアとして「地域A」が選択された場合に、店舗抽出処理部213は、エリア別店舗情報DB221から、地域Aが関連付けられた飲食店G5、G6、G7を抽出する。店舗抽出処理部213は、本発明の第1抽出処理部の一例である。
【0040】
食材提供者抽出処理部214は、店舗別食材情報DB222(図3参照)から前記イベントの出店候補の食材提供者を抽出する。具体的には、食材提供者抽出処理部214は、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、店舗別食材情報DB222(図3参照)から、店舗抽出処理部213により抽出される飲食店に関連付けられた食材提供者を抽出する。具体的には、食材提供者抽出処理部214は、店舗抽出処理部213により抽出される飲食店で使用される食材を提供可能な食材提供者を店舗別食材情報DB222から抽出する。例えば特定エリアとして「駅ST1」が選択された場合に、食材提供者抽出処理部214は、店舗別食材情報DB222(図3参照)から、店舗抽出処理部213により抽出される飲食店G1、G2、G3、G4に関連付けられた食材提供者を抽出する。例えば、飲食店G1が客に提供する一又は複数のメニューに食材F11、F12、F13を使用している場合に、食材提供者抽出処理部214は、食材F11を商品として扱っている食材提供者E1、E2と、食材F12を商品として扱っている食材提供者E3、E4と、食材F13を商品として扱っている食材提供者E5とを抽出する。このようにして、食材提供者抽出処理部214は、飲食店G1、G2、G3、G4に関連付けられた食材提供者E1~E17を抽出する。食材提供者抽出処理部214は、本発明の第2抽出処理部の一例である。
【0041】
出力処理部215は、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、エリア別店舗情報DB221から抽出される前記特定エリアに関連付けられた飲食店と、店舗別食材情報DB222から抽出される当該飲食店に関連付けられた食材提供者との情報を出力する。具体的には、出力処理部215は、店舗抽出処理部213により抽出される飲食店と、食材提供者抽出処理部214により抽出される食材提供者とを含む検索結果を、前記特定エリアにおける出店候補として出力する。出力処理部215は、本発明の出力処理部の一例である。
【0042】
図6には、検索結果ページP2の一例を示している。出力処理部215は、検索結果ページP2を利用者端末3に表示させる。検索結果ページP2には、検索条件と、出店候補リストとが含まれる。出力処理部215は、前記出店候補リストにおいて、前記特定エリアに関連付けられた飲食店(図2参照)を候補店舗として表示させ、当該飲食店に関連付けられた食材提供者(図3参照)を候補食材提供者として表示させ、当該飲食店に関連付けられた食材(図3参照)を表示させる。
【0043】
また、検索結果ページP2には、検索条件を変更する操作を受け付ける条件変更ボタンK21が含まれる。例えば、利用者は、条件変更ボタンK21を押下して、前記特定エリア、前記イベント開催日などの検索条件(図5参照)を変更する。
【0044】
利用者は、利用者端末3に表示される検索結果ページP2を確認すると、例えば、候補店舗に挙げられた飲食店と、候補食材提供者に挙げられた食材提供者とに、イベントへの出店依頼を行う。
【0045】
他の実施形態として、食材提供者抽出処理部214は、店舗抽出処理部213により抽出された飲食店に対応する複数の食材提供者のうち、当該飲食店における主要な食材を提供する食材提供者を抽出してもよい。例えば、飲食店G1が食材F13を主要な食材として使用している場合には、食材提供者抽出処理部214は、飲食店G1に関連付けられた食材提供者E1~E5のうち、食材F13を提供可能な食材提供者E5を抽出する。この場合、出力処理部215は、飲食店G1と食材提供者E5とを出店候補として出力する。
【0046】
[利用者端末3]
図1に示されるように、利用者端末3は、制御部31、記憶部32、操作表示部33、及び通信I/F34などを備える。利用者端末3は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピュータのような情報処理装置である。
【0047】
具体的に、イベントの主催者(利用者)は、利用者端末3において所定のURLを入力することにより、情報提示装置2から検索条件設定ページP1(図5参照)のデータを取得して、操作表示部33に検索条件設定ページP1を表示させる。そして、利用者は、エリア(イベント開催場所)、イベント開催日などの条件を入力して、当該条件に合致する飲食店及び食材提供者を検索し、検索結果として提示された飲食店及び食材提供者にイベントへの出店依頼を行う。
【0048】
通信I/F34は、利用者端末3を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して情報提示装置2などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
【0049】
操作表示部33は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
【0050】
記憶部32は、各種の情報を記憶する半導体メモリー、HDD、SSD、又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部32には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTP等の通信プロトコルに従って情報提示装置2等の外部装置との間で通信処理を制御部31に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、情報提示装置2との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。
【0051】
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより利用者端末3を制御する。
【0052】
具体的に、制御部31は、記憶部32に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部311として機能する。ブラウザ処理部311は、情報提示装置2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部33に表示させ、操作表示部33に対する操作を情報提示装置2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、利用者端末3は、制御部31によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、情報提示装置2の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部31に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
【0053】
例えば、利用者端末3では、情報提示システム1で提供される情報提示サービスの情報検索サイトに対応する所定のURLへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部31が、情報提示装置2から前記情報検索サイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部33に前記情報検索サイトのウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のURLへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、利用者端末3に情報提示装置2に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、利用者端末3の利用者が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部33に前記情報検索サイトのウェブページが表示される。そして、利用者は、利用者端末3を操作することにより、前記情報検索サイトの検索条件設定ページP1(図5参照)において所望の検索条件を設定して飲食店及び食材提供者の検索を要求し、検索結果ページP2(図6参照)を閲覧することができる。
【0054】
[情報提示処理]
以下、図7を参照しつつ、情報提示装置2の制御部21によって実行される情報提示処理について説明する。例えば、情報提示装置2の制御部21は、利用者から検索条件を設定するユーザー操作を受け付けることにより前記情報提示プログラムの実行を開始することによって、前記情報提示処理の実行を開始する。なお、制御部21は、利用者端末3からのアクセスごとに前記情報提示処理を個別に並行して実行してもよい。
【0055】
なお、本発明は、前記情報提示処理に含まれる一又は複数のステップを実行する情報提示方法の発明として捉えることができる。前記情報提示方法は、本発明の情報提示方法の一例である。
【0056】
なお、ここで説明する前記情報提示処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。また、前記情報提示処理における各ステップは、同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部21によって前記情報提示処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、他の実施形態では、複数のプロセッサーによって前記情報提示処理における各ステップが分散して実行されてもよい。
【0057】
ステップS11において、制御部21は、利用者により選択される特定エリアの情報を取得する。具体的には、制御部21は、検索条件設定ページP1(図5参照)において、利用者から飲食店及び食材提供者を検討するための検索条件を設定するユーザー操作を受け付けると、当該検索条件に含まれるエリア(イベント開催場所)の情報(特定エリア)を取得する。
【0058】
次にステップS12において、制御部21は、エリア別店舗情報DB221(図2参照)に、前記特定エリアに関連付けられた飲食店(対象店舗)が含まれるか否かを判定する。エリア別店舗情報DB221に前記対象店舗が含まれる場合(S12:Yes)、処理はステップS13に移行する。一方、エリア別店舗情報DB221に前記対象店舗が含まれない場合(S12:No)、処理はステップS11に戻る。
【0059】
ステップS13において、制御部21は、エリア別店舗情報DB221から前記特定エリアに関連付けられた飲食店を抽出する。例えば特定エリアとして「駅ST1」が選択された場合に、制御部21は、エリア別店舗情報DB221から、駅ST1に関連付けられた飲食店G1、G2、G3、G4を抽出する。ステップS13は、本発明の第1抽出ステップの一例である。
【0060】
次にステップS14において、制御部21は、店舗別食材情報DB222(図3参照)に、前記抽出された飲食店(対象店舗)に関連付けられた食材提供者(対象食材提供者)が含まれるか否かを判定する。店舗別食材情報DB222に前記対象食材提供者が含まれる場合(S14:Yes)、処理はステップS15に移行する。一方、店舗別食材情報DB222に前記対象食材提供者が含まれない場合(S14:No)、処理はステップS11に戻る。
【0061】
ステップS15において、制御部21は、店舗別食材情報DB222から前記抽出された飲食店(対象店舗)に関連付けられた食材提供者を抽出する。例えば前記対象店舗として飲食店G1、G2、G3、G4が抽出された場合に、制御部21は、店舗別食材情報DB222から、飲食店G1、G2、G3、G4に関連付けられた食材提供者E1~E17を抽出する。ステップS15は、本発明の第2抽出ステップの一例である。
【0062】
次にステップS16において、制御部21は、エリア別店舗情報DB221から抽出した前記特定エリアに関連付けられた飲食店と、店舗別食材情報DB222から抽出した当該飲食店に関連付けられた食材提供者との情報を出力する。例えば、制御部21は、エリア別店舗情報DB221から抽出した飲食店G1、G2、G3、G4と、店舗別食材情報DB222から抽出した食材提供者E1~E17とが互いに関連付けられた検索結果ページP2(図6参照)を利用者端末3に表示させる。ステップS16は、本発明の出力ステップの一例である。
【0063】
次にステップS17において、制御部21は、利用者から検索条件の変更操作を受け付けたか否かを判定する。制御部21が利用者から検索条件の変更操作を受け付けた場合(S17:Yes)、処理はステップS1に戻る。制御部21が利用者から検索条件の変更操作を受け付けない場合(S17:No)、処理は終了する。
【0064】
以上説明したように、本実施形態に係る情報提示システム1は、複数のエリアと複数の飲食店とをそれぞれ関連付けて記憶するエリア別店舗情報DB221(第1記憶部)と、飲食店で使用される食材と当該食材を提供可能な食材提供者とを関連付けて記憶する店舗別食材情報DB222(第2記憶部)とを備える。そして、情報提示システム1は、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、エリア別店舗情報DB221から抽出される前記特定エリアに関連付けられた飲食店と、店舗別食材情報DB222から抽出される当該飲食店に関連付けられた食材提供者とを出力する。これにより、例えばイベントの主催者である利用者は、イベント開催場所である駅、地域などのエリアを入力することにより、イベントの出店候補の飲食店を把握することができる。また、出店候補の飲食店に関連する食材提供者を把握することができる。このため、利用者は、出店候補の飲食店にイベントへの出店依頼を行うことができる。さらに、利用者は、前記飲食店に加えて、食材提供者に対してもイベントへの出店依頼を行うことができる。よって、飲食店と当該飲食店に関連する食材提供者とにイベントに出店してもらうことにより、イベント開催地域を活性化することができる。また、飲食店及び食材提供者は、宣伝、売上拡大などの効果を得ることができる。
【0065】
また、情報提示装置2は、利用者による一度の検索操作によって飲食店及び食材提供者の情報をまとめて提示することができるため、飲食店及び食材提供者を別々に検索する場合と比較して情報提示装置2及び利用者端末3間の通信トラフィックの低減、及びコンピュータリソースの有効利用が可能となる。
【0066】
本発明の情報提示システム1は、上述の実施形態に限定されない。情報提示システム1は、以下に示す形態であってもよい。
【0067】
本発明の他の実施形態として、情報提示装置2の制御部21(店舗抽出処理部213)は、利用者によって特定エリアとして特定の駅(特定駅)が選択された場合に、前記特定駅に関連付けられた飲食店のうち、前記特定駅が最寄り駅として登録された飲食店を抽出してもよい。例えば、特定エリア(特定駅)として「駅ST1」が選択された場合に、店舗抽出処理部213は、駅ST1に関連付けられた飲食店G1、G2、G3、G4のうち、前記特定駅と同一の「駅ST1」が最寄り駅(図2参照)として登録された飲食店G1、G2、G3を抽出し、飲食店G4を除外する。
【0068】
この場合、制御部21(出力処理部215)は、図8に示す検索結果ページP2を利用者端末3に表示させる。図8に示す検索結果ページP2には、前記候補店舗として、飲食店G1、G2、G3が表示される。これにより、飲食店がイベントに出店する可能性を高めることができる。
【0069】
また、制御部21(食材提供者抽出処理部214)は、店舗抽出処理部213により抽出される飲食店で使用される食材を提供可能な食材提供者であって、当該飲食店と最寄り駅が同一である食材提供者を抽出してもよい。食材提供者抽出処理部214は、図4に示す食材提供者情報DB223を参照して食材提供者の最寄り駅を判定する。食材提供者抽出処理部214は、店舗抽出処理部213により抽出される飲食店G1に関連付けられた食材提供者E1~E5のうち、飲食店G1の最寄り駅と同一の駅(ここでは「駅ST1」)が関連付けられた食材提供者E1~E3を抽出する。なお、食材提供者抽出処理部214は、店舗抽出処理部213により抽出される飲食店で使用される食材を提供可能な食材提供者であって、前記特定駅が最寄り駅として登録された食材提供者を抽出してもよい。これにより、食材提供者がイベントに出店する可能性を高めることができる。
【0070】
また、制御部21(食材提供者抽出処理部214)は、店舗抽出処理部213により抽出される飲食店で使用される食材を提供可能な食材提供者であって、当該飲食店と同一の鉄道沿線にある食材提供者を抽出してもよい。また、食材提供者抽出処理部214は、店舗抽出処理部213により抽出される飲食店で使用される食材を提供可能な食材提供者であって、前記特定駅を含む鉄道路線と同一の鉄道路線にある食材提供者を抽出してもよい。これにより、飲食店及び食材提供者の最寄りの鉄道沿線を利用する利用客を、イベントに呼び込むことができ、また、イベントをきっかけとして飲食店及び食材提供者の利用客を増やすことができる。
【0071】
本発明の他の実施形態として、情報提示装置2の制御部21(食材提供者抽出処理部214)は、店舗抽出処理部213により抽出される飲食店に関連付けられた食材提供者のうち、当該飲食店に現に食材を納入している食材提供者を抽出してもよい。例えば、飲食店G1に関連付けられた食材提供者E1~E5のうち、食材提供者E1は食材F11を飲食店G1に納入しており、食材提供者E2は食材F11を飲食店G1に納入しておらず、食材提供者E3は食材F12を飲食店G1に納入しており、食材提供者E4は食材F12を飲食店G1に納入しておらず、食材提供者E5は食材F13を飲食店G1に納入している場合には、食材提供者抽出処理部214は、食材提供者E1、E3、E5を抽出し、食材提供者E2、E4を除外する。
【0072】
この場合、制御部21(出力処理部215)は、図9に示す検索結果ページP2を利用者端末3に表示させる。図9に示す検索結果ページP2において、例えば飲食店G1に対応する前記候補食材提供者に食材提供者E1、E3、E5が表示され、食材提供者E2、E4が除外される。同様に、検索結果ページP2において、例えば飲食店G2に対応する前記候補食材提供者に食材提供者E6、E10が表示され、食材提供者E7、E8、E9、E11が除外される。この構成によれば、現在取引関係にある飲食店と食材提供者とをまとめて宣伝することができ、双方の売上拡大を図ることができる。
【0073】
また本発明の他の実施形態として、制御部21(食材提供者抽出処理部214)は、店舗抽出処理部213により抽出される飲食店に関連付けられた食材提供者のうち、当該飲食店に現に食材を納入していない食材提供者を抽出してもよい。例えば、飲食店G1に関連付けられた食材提供者E1~E5のうち、食材提供者E1は食材F11を飲食店G1に納入しており、食材提供者E2は食材F11を飲食店G1に納入しておらず、食材提供者E3は食材F12を飲食店G1に納入しており、食材提供者E4は食材F12を飲食店G1に納入しておらず、食材提供者E5は食材F13を飲食店G1に納入している場合、食材提供者抽出処理部214は、食材提供者E2、E4を抽出し、食材提供者E1、E3、E5を除外する。
【0074】
この場合、制御部21(出力処理部215)は、図10に示す検索結果ページP2を利用者端末3に表示させる。図10に示す検索結果ページP2において、例えば飲食店G1に対応する前記候補食材提供者に食材提供者E2、E4が表示され、食材提供者E1、E3、E5が除外される。同様に、検索結果ページP2において、例えば飲食店G2に対応する前記候補食材提供者に食材提供者E7、E8、E9、E11が表示され、食材提供者E6、E10が除外される。この構成によれば、例えば、飲食店G1と食材提供者E2、E4とをマッチングすることができる。
【0075】
また本発明の他の実施形態として、制御部21(出力処理部215)は、検索結果ページP2において、飲食店及び食材提供者に関する情報を表示させてもよい。例えば図11に示すように、出力処理部215は、前記出店候補リストにおいて、店舗情報及び提供者情報を含めてもよい。前記店舗情報は、例えば飲食店のホームページのリンク情報であり、前記提供者情報は、例えば食材提供者のホームページのリンク情報である。出力処理部215は、利用者により前記リンク情報が選択された場合に、対応するホームページを利用者端末3に表示させる。これにより、利用者は、前記ホームページを閲覧して飲食店及び食材提供者の詳細情報を取得することができる。
【0076】
なお、図11に示す検索結果ページP2は、店舗抽出処理部213が、駅ST1に関連付けられた飲食店G1、G2、G3、G4のうち、前記特定駅と同一の「駅ST1」が最寄り駅(図2参照)として登録された飲食店G1、G2、G3を抽出し、食材提供者抽出処理部214が、飲食店G1、G2、G3に関連付けられた食材提供者のうち、飲食店G1、G2、G3に現に食材を納入している食材提供者E1、E3、E5、E6、E10、E12、E13を抽出した場合の例を示している。
【0077】
本発明の他の実施形態として、情報提示装置2の制御部21(店舗抽出処理部213)は、前記特定エリアの利用者の属性に基づいて飲食店を抽出してもよい。前記利用者の属性は、例えば利用者の年齢、性別、家族構成(ファミリー、独身)などである。例えば前記特定エリアとして「駅ST1」が選択された場合において、駅ST1を利用する利用者層のうちファミリー層の割合が高い場合に、店舗抽出処理部213は、エリア別店舗情報DB221において、駅ST1に関連付けられた飲食店のうち、ファミリー層向けの飲食店を抽出する。また、例えば前記特定エリアとして「駅ST1」が選択された場合において、駅ST1を利用する利用者層のうち高齢者層の割合が高い場合に、店舗抽出処理部213は、エリア別店舗情報DB221において、駅ST1に関連付けられた飲食店のうち、高齢者層向けの飲食店を抽出する。これにより、駅ST1を利用する利用者層に適した飲食店及び食材提供者をイベントに出店させることが可能になる。
【0078】
本発明の他の実施形態として、情報提示装置2の制御部21(店舗抽出処理部213)は、前記特定エリアで開催されるイベントの内容に基づいて飲食店を抽出してもよい。例えば、前記イベントが食に関するイベントの場合、前記イベントの内容は、イベントで来訪者に提供するメニューであり、例えばラーメン、海鮮、カレー、イタリアンなどである。例えば、前記特定エリアで開催されるイベントがイタリアンフェアである場合、店舗抽出処理部213は、イタリアンメニューを提供可能な飲食店を抽出する。
【0079】
本発明の他の実施形態として、情報提示装置2の制御部21(店舗抽出処理部213)は、前記特定エリアに関連付けられた飲食店のうち、イベントの開催時期に応じた飲食店を抽出してもよい。例えば、店舗抽出処理部213は、前記特定エリアに関連付けられた飲食店のうち、利用者により入力されるイベント開催日(図5参照)の時期に応じた飲食店を前記出店候補として抽出する。例えば、店舗抽出処理部213は、前記特定エリアに関連付けられた飲食店のうち、利用者により入力されたイベント開催日の季節のメニューを提供する飲食店を前記出店候補として抽出する。
【0080】
上述の実施形態では、制御部21は、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、エリア別店舗情報DB221(図2参照)から前記特定エリアに関連付けられた飲食店を抽出し、店舗別食材情報DB222(図3参照)から前記抽出された飲食店に関連付けられた食材提供者を抽出しているが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態として、制御部21は、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、エリア別食材提供者情報DB224(図12参照)から前記特定エリアに関連付けられた食材提供者を抽出し、店舗別食材情報DB222(図3参照)から前記抽出された食材提供者に関連付けられた飲食店を抽出してもよい。
【0081】
図12はエリア別食材提供者情報DB224の一例を示す図である。図12に示されるように、エリア別食材提供者情報DB224は、複数のエリアと複数の食材提供者とをそれぞれ関連付けて記憶する。具体的には、エリア別食材提供者情報DB224には、エリア、食材提供者、最寄り駅などの情報が登録される。前記エリアは、駅、地域などの名称である。前記食材提供者は、飲食店で提供可能なメニューに使用される食材を提供可能な提供者であり、農家、食材生産者、食材小売店などの名称である。前記最寄り駅は、前記食材提供者の最寄り駅の名称である。
【0082】
この実施形態では、制御部21は、以下のように情報提示処理を実行する。
【0083】
例えば、制御部21は、利用者により選択される特定エリア(「駅ST1」)の情報を取得する。次に、制御部21は、エリア別食材提供者情報DB224(図12参照)に、前記特定エリアに関連付けられた食材提供者(対象食材提供者)が含まれるか否かを判定し、エリア別食材提供者情報DB224に前記対象食材提供者が含まれる場合に、エリア別食材提供者情報DB224から前記特定エリアに関連付けられた食材提供者を抽出する。ここでは、制御部21は、駅ST1に関連付けられた食材提供者E1、E2、E3、E7を抽出する。
【0084】
次に、制御部21は、店舗別食材情報DB222(図3参照)に、前記抽出された食材提供者(対象食材提供者)に関連付けられた飲食店(対象店舗)が含まれるか否かを判定し、店舗別食材情報DB222に前記対象店舗が含まれる場合に、店舗別食材情報DB222から前記抽出された食材提供者(対象食材提供者)に関連付けられた飲食店を抽出する。ここでは、制御部21は、店舗別食材情報DB222から、食材提供者E1、E2、E3、E7に関連付けられた飲食店G1、G2を抽出する。
【0085】
そして、制御部21は、エリア別食材提供者情報DB224から抽出した前記特定エリアに関連付けられた食材提供者と、店舗別食材情報DB222から抽出した当該食材提供者に関連付けられた飲食店との情報を出力する。例えば、制御部21は、エリア別食材提供者情報DB224から抽出した食材提供者E1、E2、E3、E7と、店舗別食材情報DB222から抽出した飲食店G1、G2とが互いに関連付けられた検索結果ページP2(図13参照)を利用者端末3に表示させる。なお、図13に示すように、検索結果ページP2には、候補食材提供者が提供可能な食材であって、候補店舗が使用する食材の情報が含まれてもよい。
【0086】
なお、この実施形態では、上述した各実施形態に示した構成を適用することも可能である。例えば、制御部21は、前記特定エリアに対応する特定駅が最寄り駅として登録された食材提供者を抽出してもよい。また制御部21は、前記特定エリアの利用者の属性に基づいて食材提供者を抽出してもよい。また制御部21は、前記特定エリアで開催されるイベントの内容に基づいて食材提供者を抽出してもよい。
【0087】
また制御部21は、抽出した前記食材提供者から前記食材を仕入れている飲食店を抽出してもよい。また制御部21は、抽出した前記食材提供者から前記食材を仕入れていない飲食店を抽出してもよい。また制御部21は、抽出した前記食材提供者が提供する食材を使用する飲食店であって、当該食材提供者と最寄り駅が同一である飲食店を抽出してもよい。また制御部21は、抽出した前記食材提供者が提供する食材を使用する飲食店であって、当該食材提供者と同一の鉄道沿線にある飲食店を抽出してもよい。
【0088】
このように、本発明に係る情報提示システムは、複数のエリアと複数の食材提供者とをそれぞれ関連付けて記憶するエリア別食材提供者情報DB224と、前記各食材提供者と当該食材提供者が提供可能な食材を使用する店舗とを関連付けて記憶する店舗別食材情報DB222と、前記複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、エリア別食材提供者情報DB224から抽出される前記特定エリアに関連付けられた食材提供者と、店舗別食材情報DB222から抽出される当該食材提供者に関連付けられた店舗とを出力する出力処理部215と、を備えるシステムとして捉えてもよい。
【0089】
また、本発明に係る情報提示システムは、複数のエリアのうち利用者から特定エリアの選択操作を受け付ける受付処理部212と、前記利用者により選択される前記特定エリアに対応する、店舗及び食材提供者を出力する出力処理部215と、を備えるシステムとして捉えてもよい。ここで、前記店舗は、前記食材提供者が提供可能な食材を使用する店舗であってもよい。また前記食材提供者は、前記店舗が使用する食材を提供可能な食材提供者であってもよい。
【0090】
また、本発明に係る情報提示システムは、複数のエリアと複数の店舗とをそれぞれ関連付けて記憶するエリア別店舗情報DB221と、前記各店舗と当該店舗で使用される食材と当該食材を提供可能な食材提供者とを関連付けて記憶する店舗別食材情報DB222と、前記複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、エリア別店舗情報DB221から抽出される前記特定エリアに関連付けられた店舗と、店舗別食材情報DB222から抽出される当該店舗に関連付けられた食材提供者とを出力する出力処理部215と、を備えるシステムとして捉えてもよい。
【0091】
また、本発明に係る情報提示方法は、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記複数のエリアと複数の店舗とをそれぞれ関連付けて記憶するエリア別店舗情報DB221から、前記特定エリアに関連付けられた店舗を抽出することと、前記特定エリアが選択された場合に、前記各店舗と当該店舗で使用される食材と当該食材を提供可能な食材提供者とを関連付けて記憶する店舗別食材情報DB222から、前記抽出される店舗に関連付けられた食材提供者を抽出することと、抽出される前記店舗及び前記食材提供者を出力することと、を一又は複数のプロセッサーにより実行する方法として捉えてもよい。
【0092】
また、本発明に係る情報提示方法は、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記複数のエリアと複数の食材提供者とをそれぞれ関連付けて記憶するエリア別食材提供者情報DB224から、前記特定エリアに関連付けられた食材提供者を抽出することと、前記特定エリアが選択された場合に、前記各食材提供者と当該食材提供者が提供可能な食材を使用する店舗とを関連付けて記憶する店舗別食材情報DB222から、前記抽出される食材提供者に関連付けられた店舗を抽出することと、抽出される前記食材提供者及び前記店舗を出力することと、を一又は複数のプロセッサーにより実行する方法として捉えてもよい。
【0093】
また、本発明に係る情報提示プロセッサーは、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記複数のエリアと複数の店舗とをそれぞれ関連付けて記憶するエリア別店舗情報DB221から、前記特定エリアに関連付けられた店舗を抽出することと、前記特定エリアが選択された場合に、前記各店舗と当該店舗で使用される食材と当該食材を提供可能な食材提供者とを関連付けて記憶する店舗別食材情報DB222から、前記抽出される店舗に関連付けられた食材提供者を抽出することと、抽出される前記店舗及び前記食材提供者とを出力することと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムとして捉えてもよい。
【0094】
また、本発明に係る情報提示プログラムは、複数のエリアに含まれる特定エリアが選択された場合に、前記複数のエリアと複数の食材提供者とをそれぞれ関連付けて記憶するエリア別食材提供者情報DB224から、前記特定エリアに関連付けられた食材提供者を抽出することと、前記特定エリアが選択された場合に、前記各食材提供者と当該食材提供者が提供可能な食材を使用する店舗とを関連付けて記憶する店舗別食材情報DB222から、前記抽出される食材提供者に関連付けられた店舗を抽出することと、抽出される前記食材提供者及び前記店舗を出力することと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムとして捉えてもよい。
【符号の説明】
【0095】
1 :情報提示システム
2 :情報提示装置
3 :利用者端末
211 :登録処理部
212 :受付処理部
213 :店舗抽出処理部
214 :食材提供者抽出処理部
215 :出力処理部
221 :エリア別店舗情報データベース
222 :店舗別食材情報データベース
223 :食材提供者データベース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13